Vol.25 ヘビテキ&ハネラバ炸裂中!

June 30, 2006 

 水温の上昇にともないバスのポジションがどんどん沖へ沖へ移動、水通しのよいボディウオーター周辺に生えるウィードエリアにどんどんバスが集まりつつあるようです。このような状況になると強いのがヘビーテキサス、ハネラバ。この夏も例外ではなく、この二つが次々にビッグバスをキャッチしつつあります。

 6月30日(金)は兵庫よりお越しの吉岡さんをゲストに迎えてのガイド。普段は陸っぱりの釣りを楽しむことが多い吉岡さん。今回がバスボート初挑戦。頑張りましょう〜。

 朝イチはポツポツ雨が降るベタ凪ぎ。絶好のトップコンディションだったのですが、なぜか不発。最近こんなことが多いような・・・。深追いは禁物。早々に見切り、沖のウィードエリアへ移動しハネラバパターンへ。まずは船頭が44cmをキャッチ。開始早々、吉岡さんの「当たった」の声。1発目のバイトは乗せることができず。しかし直後にきた2発目のバイトはしっかり合わせ47cmをキャッチ。

 その後もひたすらラバージグをキャスト。ポロポロとヒットは続いたのですが、30cm台で終了しました。吉岡さん、1日お疲れ様でした。(データ)

July 01, 2006

 7月1日(土)は大阪よりお越しの大在家さん、清田さんをゲストに迎えてのガイド。朝イチはポツポツと雨もよう。清田さんの希望でビッグベイト&トップパターンからスタート。まずは船頭がキャストしていたACミノー7インチのバスのチェイス! お、出る出ると思っていると、清田さんのキャストするバスジェットにバシャ!と40アップ! 念願のトップで釣れて喜ぶ清田さん。

 しかし、後が続かず早々にハネラバパターンに切りかえ。勢いに乗った清田さんがハネラバ初挑戦にも関わらずいきなり48cmをキャッチ。しかし大在家さんも黙ってはいない。根気よくラバージグを跳ね続けドンときたのは50アップ! グッドコンディションの1本です。

 すっかりハネラバの威力に魅了されたお2人。その後もひたすらハネハネ。40cm前後のバスがコンスタントにヒットしてきました。大在家さん、清田さん、1日お疲れ様でした。(データ)

July 02, 2006

 7月2日(日)はビワコオープン第3戦の開催日。今回は密かにライバル心メラメラの杉戸プロのスポンサーである、シマノさんが冠スポンサーの大会。私自身、昨年の同時期に開催されたトーナメントでは優勝しており、シーズン的にも決して苦手ではない時期。シマノさんの冠スポンサーが決ってからは杉戸プロに対してもことあるごとにかなり本気で優勝宣言をしていたので、かなり気合を入れてトーナメントに挑みました。

 第1戦、第2戦は比較的守りモードでの試合展開でしたが、今回はビッグフィッシュ率の高いヘビーテキサスとハネラバの2タックルをメインにしたかなり攻めモード。特にハネラバの方は杉戸さんの十八番テクニックということもあり、私なりに磨きをかけてきたハネラバで杉戸さんに一泡吹かせようと思っていたのですが・・・。

 トーナメント当日。朝イチはまずはハネラバからスタートするものの30分反応なし。昨日まで魚探にびっしり映っていたベイトの量が減っているのがどうも気になり少しポイント移動。ウィードの濃いエリアに入りヘビーテキサスを撃ち込んでいくと、2投目にキロフィッシュをキャッチ。約30分でリミットメイクを完了するものの、この時点での推定ウエイトは3500g前後。あとは入れかえのみ。サーミス677でひたすらハネラバを繰り返す。

 この頃から湖上は見る見る荒れもようの天候に。それでもひたすらハネハネ。台風なみの突風が吹きだしてもハネハネ。まわりのボートが避難し始めてもハネハネ。そうこうしているうちに天気も回復に向かい、いつの間にか晴れ間も見えだしてくる。黙々とハネラバを繰り返すこと数時間。ウエイインまで1時間を切ったそのとき、フォール中のラバージグにズドーン!と待ちに待った重量感のあるバイト。渾身の力でフッキング、一気にランディングに持ち込んだバスは2キロフィッシュ!

 あと1本入れかえできればと思い時間ギリギリまで粘ったのですが、残念ながら入れかえできたバスはこの1本だけでした。ウエイインの結果は4720gで3位。今期初のお立ち台ですし、まあ自分としてはまずまずの成績だったのですが、なんと杉戸さんが準優勝。表彰式のインタビューで「健ちゃんに勝ててよかった〜」と連呼する杉戸さんの嬉しそうな顔を見ると、ほんのちょっぴりだけ悔しかったですね。なにはともあれ今回の3位入賞で残り2戦を残して年間ランキングも3位に。上位2名とはかなり差がありますが、あきらめずに少しでも上位を狙っていくつもりです。(データ)

July 03, 2006

 7月3日(月)は愛知よりお越しの村上さん親子をゲストに迎えてのガイド。以前から私のガイドを利用していただいている村上さん。最初に来ていただいたときは中学1年生だった息子さんの武さんも今では大学生。なんとも月日が流れるのは早いものです。

 まずはトップからスタートするものの船頭のスーパースプークJrに1本出たのみ。早々に見切り、へビーテキサスとハネラバの2タックルを準備しボディウオーターに近いウィードエリアへ。まずは状況を調べるべくヘビテキ、ハネラバを交互にキャストを続けていた船頭がハネラバで50アップをキャッチ。ハネラバがいいのかな?と思っていたらお父さんがヘビーテキサスで45アップをキャッチ!

 武さんも負けてはいない、ハネラバでまずは40アップをキャッチし、さらに45アップも追加。その後もポロポロとヒットは続いた1日でした。お2人とも1日お疲れ様でした。(データ)

July 04, 2006

 7月4日(火)は兵庫よりお越しの倉垣さん、脇さんをゲストに迎えてのガイド。この日は朝から真夏を思わせるような晴天。しかし、いつもハイテンションの倉垣さんは、この日も暑さに負けず元気一杯。一方、冷静な脇さんは密かに闘志を燃やしている様子。そんなお2人の狙いはビッグバスオンリー! お2人とも愛用のサーミス677にまずはヘビーテキサスをセットして真夏の様相を見せる湖へ。

 ベタ凪ぎの中、比較的ウィードの濃いエリアに入り、ひたすらヘビーテキサスを打ち込んでいく。まずは船頭が40アップをキャッチし、続けて脇さんにヒット!サーミス677をいい感じで曲げながらキャッチしたのは56cm。脇さんにとって初の50アップ。

 しかしこの日の脇さんは何かが違う。続けてきたバイトはフッキングした瞬間、一瞬、手からロッドがスリップするほどの衝撃。引きも並みではない様子。ネットを入れた船頭もびっくりのビッグバスはセキネガイド今シーズン2本目の60アップである660.5cm! 初の50アップ、60アップを立て続けにキャッチし喜ぶ脇さん、自分のレコードを抜かれて微妙な表情をする倉垣さん、見ていて面白いお2人の関係でした。


 しかし倉垣さんも負けてはいない。ヘビーテキサスで52cmをキャッチし一安心。その後、少し風が吹き出してからはハネラバにチェンジ。これも大当たり。お2人とも50アップを1本ずつ追加し、45アップ、40アップも多数キャッチ。ヘビーテキサス、ハネラバの爆発力を実感した1日でした。倉垣さん、脇さん、1日お疲れ様でした。(データ)

 その後も琵琶湖ではヘビーテキサス、ハネラバが炸裂しています。続きは近日中に。では、また。

使用タックル
トップウオーター
ロッド がまかつ・ラグゼサーミス364
リール シマノ・ニューメタニウムXT右ハンドル
ライン サンヨーナイロン・アプロードGT-Rウルトラ20lb
ルアー ヘドン・スーパースプークJr(フックはがまかつトレブル13NSに交換)
ヘビーテキサスリグ
ロッド がまかつ・ラグゼサーミス677
リール シマノ・ニューメタニウムXT右ハンドル
ライン サンヨーナイロン・バルカン沖釣伝説5号
フック がまかつ・ワーム316 #3/0
ルアー ブラッシュホッグ
ハネラバ
ロッド がまかつ・ラグゼサーミス677
リール シマノ・ニューメタニウムXT右ハンドル
ライン サンヨーナイロン・バルカン沖釣伝説4号
ルアー がまかつ・コブラ27 3/8oz(改)
トレーラー ブラッシュホッグ
偏光グラス  タレックス・イーズグリーン、ディープグレー

関根健太(せきね・けんた)

琵琶湖では白馬の王子様号を駆るバスフィッシングガイド。嵐山フィッシングエリアではトラウトゲームの伝道師。海へ行ったら青物、シーバス、根魚、アジ、サバ、イカからタイやヒラメの舞い踊り、グチ、ホウボウのカラオケ大会まで何でもこなすオールラウンドプレーヤー。テレビ、雑誌、新聞でマルチアングラーとして活躍するその正体は、子供の頃からの釣り好きがとことん煮詰まった筋金入りのプロアングラー。1971年生まれ。滋賀県大津市在住。スポンサーとガイドのお客さん募集中。


関根健太オフィシャルホームページ


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お知らせ
06/07/12
サンTVフィッシングライフ、清水和行さんと香川県高松市の溜め池をフロッグで攻略成功!! 8月放送予定。
06/07/11
ケンタが白馬の王子様号でご案内する琵琶湖のバスフィッシングガイド、8月末までの予約受け付け中
06/05/17
6月か7月発売の地球丸ソルトウオーターに登場予定。神戸港でグッドサイズのベイチヌキャッチ! 指導は清水和行さん。

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06/07/03
下野正希プロ私設応援団
何を思ったか、7月2日に開催されたビワコオープン第3戦に急きょ参加した下野プロ。予定通り北山田沖で50cmオーバーをキャッチしたまではよかったけど、その後は強風と雨にやられて赤野井湾に逃げ込み、キーパーをそろえただけで終わったそうです。(全部読む)
06/07/10
琵琶湖ガイド情報
先週末は、すでに皆さんもご存知の通り、ビワコーオープン第3戦シマノカップ絡みのお仕事で、いつもながらへビーな週末となりました。7月1日(土)、この日はツカティ(塚本謙太郎)とテスト&撮影のお仕事で朝から湖上へ。すると、ガイド中の下野プロとバッティング。この日もデカイやつを釣っていました。話をしていると、なんと明日のシマノカップに出場するとのこと。これまた面白いことになりました。あえてシマノカップに出る下野プロですから、ネタの一つにはなりますよね〜!!(全部読む)

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