Vol.23 06初ロクマル&シイラ釣行

June 14, 2006 

 トップのベストシーズンを迎えつつある琵琶湖。しかしベストシーズンとは言え、グッドサイズのバスをトップで仕留めようと思うと、やはり曇天または雨天がベスト。晴天でも出ないことはないのですが、確率的にはかなり下がってしまい、ちょっと厳しいのが正直なところ。

 かわって晴天になれば晴天になるほどトップでの反応がよくなる魚が、これまたこれからの時期にベストシーズンを迎える海のシイラ。このターゲットはとにかく晴れれば晴れるほどルアーへの反応がよくなり、雨が降ったり、雲が厚くなってきたり、波気が出たりすると途端に泳層が下がってしまうようでルアーへの反応が悪くなってしまいます。

 朝のうちは晴れの天気予報となった6月14日(水)、チームアウトローリーダーの江川君とともに和歌山県中紀にある小浦一文字で今シーズン初のショアからのシイラゲーム。昨シーズンは不調に終わった同場所でのシイラですが、今シーズンはまずまずの様子。私の友人もすでに何本かキャッチしており、この日は大潮、波も穏やかとシイラ狙いではまずまずの条件なので期待大で、前夜からちょっと興奮状態です。

 朝3時の一番船はこのところ調子がいい情報が流れていた影響かルアーアングラーで満員。一文字に着くや否や、まずは釣り場の確保、そしてタックルの準備。この日準備したタックルはシイラ狙いでは定番であるトップウオータータックルとプロトタイプの1ozヘッドを装着したワインドタックルの2セットを準備。夜明けと同時にキャスト開始。まずはシイラを寄せるべくトップからスタートすると、開始早々、私のトップにシイラがチェイスしてくるものの寸前の所でUターン、ハイさよなら〜。開始早々のチェイスに「今日はいいかも」と思ったのですが、後はひたすらキャストを続けるもののうんともすんとも反応なし。シイラの姿も全くなし。

 お昼を過ぎる頃から風も吹き始め波気も出てくる。休み休みながらも午後5時の迎えの最終船が来るまで頑張ったのですが、朝イチのワンチェイス以降はまったく反応なしでシイラの姿も一切見られず。陸に上がってから渡船屋さんに話しを聞くと、2、3日前までは調子がよかったとのことですが、この日は一文字全体でも上がっていたシイラはたった2本。私かもしくは江川君の普段の行ないが悪いためでしょうか? どうもシイラが一文字を避けて回遊していた気がします。(データ)

June 17, 2006

 6月17日(土)は愛知よりお越しの阪野さんと石川さんをゲストに迎えてのガイド。朝イチはトップエリアへ。3人でカコーン、カコーンといつものスーパースプークの小さい方で探りを入れるものの反応なし。薄曇り、凪ぎと出そうな雰囲気だったのですが・・・。

 ポイントを移動しようとした所、湖流の流れを感じすかさずBRUSHで南郷堰の放水量をチェックすると全開放水の文字。湖流が動いたときに爆発することが多い南エリアのポイントに一目散に向かうことに。ポイントに入るとファインダーにはベイトとなるブルーギルの群れ。3人でジグヘッドリグをキャスト開始。なんとなく釣れそうだなと思っていると、まずは石川さんが40アップをキャッチ、続けて阪野さんもドーンと49cmをキャッチ! なかなかいい感じです。

 その後もコンスタントにヒットが続き、夕まずめ、阪野さんは51cmをキャッチ。石川さんも40アップをもう1本追加したのですが、この日、石川さんは明らかにグッドサイズとわかるバスを3発・・・。次回リベンジということで、阪野さん、石川さん、1日お疲れ様でした。(データ)

June 18, 2006

 6月18日(日)は兵庫よりお越しの山本さんをゲストに迎えてのガイド。朝イチはトップからスタートするものの船頭が40アップを1本キャッチしたのみ。天気は晴天。粘っても難しいと判断し、すかさず前日調子のよかった南エリアへ移動。若干濁りが入っているぎりぎり許容範囲。ジグヘッドでネチネチ狙って船頭が47cmと40アップをキャッチ。バスがいるのは間違いない。

 昼食休憩後、再度南エリアのポイントに入り一発狙いでひたすら粘ると山本さんに35cm。そして立て続けに来たのは待ちに待ったサイズ! 山本さん愛用のラグゼサーミス444Sがバットから曲がり、強めに設定したドラグからラインが出て行く。ネットを持った船頭がかなり緊張していたのとは対照的に冷静にファイトを続ける山本さん。無事ランディングに成功したバスはセキネガイド今シーズン初のロクマル!

 この1尾ですっかりイケイケモードになった山本さん、7インチワームテキサスリグで50アップもキャッチ! ロッドはもちろん愛用のラグゼサーミス676。一見、ちょっとコワモテ顔の山本さんもこの日はちょっとニコニコ顔でした。山本さん、1日お疲れ様でした。(データ)

June 19, 2006

 6月19日(月)は愛知よりお越しの北川さんと山本さんをゲストに迎えてのガイド。この日は朝から晴天、むぎわら帽子を被ってのスタート。朝イチはトップからスタートするもののやはり天気がよ過ぎ、しかも風が出てくる始末。早々に見切り南エリアに移動。クランク&テキサスで探りを入れることに。なかなかバイトがない中、かひたすら粘っていると山本さんにヒット! ジャンプしたバスはまずまずのサイズ。しかし無念の・・・。

 気を取りなおして釣り再開。なかなか反応がないまま時間だけが過ぎてゆく。ライトリグパターンを試してみるものの、濁りが強くなっている影響かどうもイマイチ。しかしその沈黙を破ったのは北川さん。ファットペッパーでヒット! クランクロッドがグイグイと曲がっている! でも無念の・・・。

 夕まずめ、少し風が弱まったのを見計らってトップで勝負。船頭がスーパースプークの小さい方で48.5cm。山本さんもバスジェットJrでキャッチ。そして北川さんにどばーんとヒット! しかし無念の・・・嗚呼〜。なかなかよさそうなサイズでした・・・。北川さん、山本さん、1日お疲れ様でした。(データ)

June 21, 2006

 6月21日(水)は1週間前に行った和歌山県の小浦一文字にショアシイラを狙ってリベンジ釣行。今回はチームアウトローリーダー江川君に加えて、釣り好き度なら私と同等かそれ以上、某ショップ店長の浦さんを助っ人に迎えての釣行。この日も午前3時の一番船で一文字へ。

 この日も晴天、凪ぎ。前回以上の絶好のシイラコンディション。暗いうちのタチウオタイムを楽しんで後、夜明けとともにシイラタイムスタート。

 開始早々助っ人の浦さんがワインドでシイラをキャッチ。続けて江川君も。そして私にも鮮やかなブルーの魚体がヒット!! 果して・・・この続きは近日中の週間ルアーニュース健太がゆくにて。(データ)

 なかなか釣果が安定してくれない今シーズンの琵琶湖。パターンが日ごとにかってしまい、なかなか楽をさせてくれません。それでもなんとかゲストの方にロクマルをキャッチしていただきました。スポーニングで体力を消耗したバスもジワジワと回復してきている様子。回復組のバスが多くなれば、もう少しルアーへの反応もよくなってくれると思うのですが・・・。では、また。

使用タックル
トップウオーター
ロッド がまかつ・ラグゼサーミス364
リール シマノ・ニューメタニウムXT右ハンドル
ライン サンヨーナイロン・アプロードGT-Rウルトラ20lb
ルアー ヘドン・スーパースプークJr、ティファ・マイケルビッグほか(フックはがまかつトレブル13NSに交換)
クランクベイト&テキサスリグ
ロッド がまかつ・ラグゼサーミス676
リール シマノ・ニューメタニウムXT右ハンドル
ライン サンヨーナイロン・アプロードGT-R FC12lb
ルアー ティムコ・ファットペッパー、7inワーム
ジグヘッドリグ
ロッド がまかつ・ラグゼサーミス444S
リール ダイワ・セルテート2500
ライン サンヨーナイロン・アプロードGT-R FC5lb
ジグヘッド がまかつ・ラウンド25 1.8g #2
ルアー 4inワーム(プロト)
シイラ(トップウオーター)
ロッド がまかつ・ラグゼソルテージ・チータ100XXH
リール シマノ・ツインパワー6000HG
ライン サンヨーナイロン・アプロードソルトマックスタイプジグ2.5号
ショックリーダー サンヨーナイロン・アプロードソルトマックスショックリーダータイプF40lb(1ヒロ、FGノットで接続)
ルアー アトール・シイラ用トップウオーター
シイラ(ワインド)
ロッド がまかつ・ラグゼソルテージ・チータ110MH
リール シマノ・ツインパワー5000HG
ライン サンヨーナイロン・アプロードソルトマックスタイプジグ2.5号
ショックリーダー サンヨーナイロン・アプロードソルトマックスショックリーダータイプF40lb(1ヒロ、FGノットで接続)
ジグヘッド オンスタックルデザイン・ZZヘッド10Z(プロト)
フック がまかつ・アウトバーブ140 #1/0
ルアー オンスタックルデザイン・マナティ105
偏光グラス タレックス・イーズグリーン、ディープグレー

関根健太(せきね・けんた)

琵琶湖では白馬の王子様号を駆るバスフィッシングガイド。嵐山フィッシングエリアではトラウトゲームの伝道師。海へ行ったら青物、シーバス、根魚、アジ、サバ、イカからタイやヒラメの舞い踊り、グチ、ホウボウのカラオケ大会まで何でもこなすオールラウンドプレーヤー。テレビ、雑誌、新聞でマルチアングラーとして活躍するその正体は、子供の頃からの釣り好きがとことん煮詰まった筋金入りのプロアングラー。1971年生まれ。滋賀県大津市在住。スポンサーとガイドのお客さん募集中。


関根健太オフィシャルホームページ


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お知らせ
06/06/27
近日発売の週刊ルアーニュースの連載「健太がゆく」に和歌山小浦一文字のショアシイラレポート掲載。
06/06/09
サンTVフィッシングライフ、清水和行さんと神戸港のベイチヌ。7月上旬放送予定。
06/06/02
ケンタが白馬の王子様号でご案内する琵琶湖のバスフィッシングガイド、7月末までの予約受け付け中
06/05/17
6月か7月発売の地球丸ソルトウオーターに登場予定。神戸港でグッドサイズのベイチヌキャッチ! 指導は清水和行さん。

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06/06/23
琵琶湖ガイド情報
6月18日(日)、昨日の状況から、よりコンディションのよいエリアを探して釣っていく事に。しかしながら昨日の雨の影響か、バイトが少なくなっている感じ。そんな中、アジャストしていくと、49cmながら2kgを振り切る魚が混じり始め、これまた少ない貴重なバイトを取っていきました。(全部読む)

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