Vol.34 日仏友好3日連続ガイド

October 02, 2006

 10年に渡るガイドキャリアで、これまで私のフィッシングガイドにお越しなられたゲストはすべて日本の方だったのですが、ひょんなことで、なんとはるばるフランスからお越しのパトリックさん、デニスさんのお2人をゲストとして迎えてガイドすることに。

 なんでもメインゲストのパトリックさんはこれまで世界50カ国以上釣り歩き、IGFAのレコードも複数持ち、著書も多数ありとヨーロッパーでは著名なアングラーらしく、魚釣りを日々の糧とする私もどんな釣りをするのか非常に興味深々。何はともあれ琵琶湖のバスフィッシングの素晴らしさを少しでも伝え、アングラーの同士の日仏友好関係が結ばれるよう3日間のガイドを頑張ってきました。

 10月2日(月)ガイド初日は朝からあいにくの冷たい雨。前日は神戸観光を楽しんでいたパトリックさんとデニスさん、初日のガイドは超のんびりの午後2時スタート。とりあえずゲストのご希望は、自ら開発に携わっているフランス製のルアー「セビルルアー」で琵琶湖バスをキャッチしたいらしく、パトリックさんはソルト用(?)のビッグベイト、本来ならカメラマンとして同行していたはずのデニスさんもなぜかペンシルベイトをロッドに結んでいざ出撃。南湖西岸のトップエリアに入り流していくことに。

 パトリックさんは豪快にビッグベイトをどばーん! どう考えても今の琵琶湖では難しいルアーチョイス。英語による通訳の人に「そのルアーではちょっと難しいですよ。適度のサイズのルアーにかえてください」と伝えてもらっても、なんでもアメリカのレイクフォークで釣りをしたときはこのルアーでいい思いをしたらしく、頑としてアドバイスを受けてもらえない。ひたすらどばーん!

 一方、デニスさんは適度な大きさのペンシルを使用していたために早々に琵琶湖初バスをキャッチ。でもデニスさんはカメラマンだったはずなのですが・・・。結局、この後は船頭がフランス製のポッパーで子バスを数本キャッチして終了となりました。ヤバイです、このままでは日仏アングラー間の友好関係が・・・・。(データ)

October 03, 2006

 10月3日(火)ガイド2日目は朝から快晴。急激な天候回復に出船前から厳しいかも?と予想していると、悪い予想は案の定当たるもので、かなり厳しい状況。本来ならワームを使用したスローな釣りに切りかえたい状況だったのですが、「セビルルアー」は基本的にハードルアーが中心のために、なんとかハードルアーでキャッチするべく各エリアをランガン。

 トリプルフックを装備したルアーがぎりぎり通せるような、かなりウィードが濃いエリアに入り、お2人に琵琶湖ジャストサイズのペンシルベイトをキャストしてもらうと、パトリックさんが40アップを含め30cm後半のサイズをポロポロとキャッチ。夕まずめにはさらにもう1本、40アップを追加し、少しごきげんモードに。日仏アングラー間の友好関係に少し光が・・・。(データ)

October 04, 2006

 最終日の10月4日(水)、この日は朝から曇天、しかもベタナギ。朝からなんとなく釣れそうと感じたこの日、やはり朝から好調にヒット! 通訳兼セキネケンタの助っ人役(?)として同船して頂いたNさんがフランス製のペンシルでキャッチした40アップを皮切りに、Maxサイズは45cmだったものの40アップを8本、35cm以下多数をすべてフランス製のペンシル&ポッパーでキャッチ。パトリックさん、デニスさんともかなりの満足モードだった様子。

 私自身もこの日35歳の誕生日ということをお2人がご存じで、昼食を取っていたアングラーズインで「ハッピーバースデー」を熱唱してもらったり、帰り際には数多くのフランス製ルアーをいただいたりと非常に思い出深いガイドになりました。(データ)

 おそらく世界中にはパトリックさんのようなアングラーは大勢いるのでしょうね。これまでどちらかと言えば国内の釣りにこだわっていた私ですが、今回のガイドを機に少し世界にも目を向けたいと思い始めた今日この頃です。では、また。

■使用タックル
トップウオーター
ロッド がまかつ・ラグゼサーミス364
リール シマノ・ニューメタニウムXT(右ハンドル)
ライン サンヨーナイロン・FX-R20lb
ルアー セビルルアー(フランス製)・ペンシルベイト、ポッパーほか
偏光グラス タレックス・イーズグリーン、グレーO.A.

関根健太(せきね・けんた)

琵琶湖では白馬の王子様号を駆るバスフィッシングガイド。嵐山フィッシングエリアではトラウトゲームの伝道師。海へ行ったら青物、シーバス、根魚、アジ、サバ、イカからタイやヒラメの舞い踊り、グチ、ホウボウのカラオケ大会まで何でもこなすオールラウンドプレーヤー。テレビ、雑誌、新聞でマルチアングラーとして活躍するその正体は、子供の頃からの釣り好きがとことん煮詰まった筋金入りのプロアングラー。1971年生まれ。滋賀県大津市在住。スポンサーとガイドのお客さん募集中。


関根健太オフィシャルホームページ


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