Vol.43 2006年の締めくくりはエリア

December 23, 2006

 冬の真っ只中、みなさまいかがお過ごしでしょうか? 釣りには行かれていますか? 大掃除のついでにタックルの片付けも終了し、のんびりコタツモードという方もおられるかと思いますが、私は年末が近付いても週末は嵐山FAに通う日々を続けています。

 12月23日(土)は21日に新設したビキナーズエリアが炸裂。年末年始にかけて多くなるビキナーのカップルや親子連れさんでも簡単にトラウトをキャッチしてもらえるよう既存のエリアの一部をネットで仕切り、小型のレインボーを多めに放流したのですが、このレインボー達がいい仕事をしてくれました。朝、夕まずめは表層付近。日中はボトム付近で1日中コンスタントにヒット。ルアーはやはりスプーンが強いようです。(データ)

December 24, 2006

 12月24日(日)クリスマスイブですが私は朝から嵐山FAへ。朝イチは冷え込みが厳しくトラウト達も少し反応が悪かったのですが、気温の上昇とともにルアーを追い始めてくれました。

 ビキナーズエリアはあいかわらず好調でしたが、既存エリアのアドバンテージエリアでの型狙いも好調。次々に40〜45cmクラスのレインボートラウトが上がりエリアロッドをバットから曲げる引きに多くのお客様が歓声を上げていました。隣接するウエーディング専用エリア、レイク嵐山では夕まずめにラッシュ。こちらはさらに大型の50cmクラスのレインボーも上がっていたようです。(データ)

December 30, 2006

 12月30日(土)は2006年最後の嵐山FAへ。前日に降った雪の影響で朝イチはうっすらと雪化粧となったこの日の嵐山FA。でもトラウトたちは元気にルアーを追ってくれました。パターン的には水温低下と正月休みに入ったためにいつもより多い来場者の影響かタナは完全にボトム。午前と午後、それぞれ行った放流時は表層付近でもヒットしてきましたが、それ以外はほとんどボトムオンリーでのヒットだったようです。ヒットルアーは2〜3gまでのスプーン。カラーは、ホワイト、ピンク、グリーン、ブラックなどが当たっていました。

 私も合間を見てロッドを振ってみました。2.3gのスプーンをボトムまで沈めて、スロー気味にリールのハンドル3回転。アタリがなければ再びボトムまでスプーンを沈め、またリールを3回転。このようにスプーンを引いてくるタナをボトムからあまり離れないようにするのがこの時期のボトム狙いのコツ。アタリも水深プラス軟らかいエリアロッドを使用する影響でロッドにまでコツンとはなかなかきてくれません。リールのハンドルが時折重たくなるときがあるのですが、これがアタリです。ロッドを振り上げる通常のアワセではなく、リールのハンドルを一気に巻く、巻きアワセでフッキングを行います。フッキングに成功したトラウトのシャープな引き&ジャンプをエリアロッドで堪能。これがなかなか楽しいのです。何回かのバイトをフッキングミスするものの、なんとかフックアップに成功。無事レインボートラウトをキャッチ。私にとって06シーズンラストフィッシングとなりました。(データ)

 今年も残すところあとわずかとなりました。みなさんにとって今年はどんな1年でしたか? フルタイムガイド、フルタイムアングラーが生業の私にとっては、年始は福井県小浜沖でのジギングからスタートし、トラウトインストラクター、琵琶湖でのバスフィッシングガイド、ビワコオープンフル参戦、関西圏の旬なソルトターゲットを追っての各メディア取材、原稿執筆、トラウト&サーモンを狙って北海道に春と秋に2回、大好きなエギング見聞を深めるために波照間島、沖縄本島、松山沖のタチウオジギング、浜名湖でキビレポッパーなどなど時間とお金が許す限り各地に遠征に行ってきました。まさに魚釣りで始まり、魚釣りで終る1年間でした。

 もちろん自然相手の魚釣り。釣れる日もあれば釣れない日もあり、今さらながら大好きな魚釣りでゴハンを食べていくことの難しさ、たいへんさを強く実感しました。しかし同時に楽しさとやりがいをこれほど実感した1年はありませんでした。可能であれば一生、この仕事でゴハンを食べていきたいと切に思う今日この頃です。

 来る新年は私にとっては年男となる亥年です。このイノシシという動物、私は非常に大好きです。猪突猛進とはまさに私の性格にぴったりとくる言葉です。自分の大好きな魚釣りに対してはとにかく猪突猛進、何事にも真っ直ぐ、イノシシのように頑張っていきたいと思っています。最後になりましたが、みなさまにとりまして来る新年に素晴らしい魚釣りと出会えることを心よりお祈り申し上げます。

関根健太

■使用タックル
トラウト
ロッド がまかつ・ラグゼTファイン510-FLソリッドファースト
リール ダイワ・ルビアス2004
ライン サンヨーナイロン・トラウトスーパーリミテッド2.5lb
ルアー がまかつ・エリアスプーンスタンダード2.7g、スミス・イサ2.3g
偏光グラス タレックス・イーズグリーン、グレーO.A.

関根健太(せきね・けんた)

琵琶湖では白馬の王子様号を駆るバスフィッシングガイド。嵐山フィッシングエリアではトラウトゲームの伝道師。海へ行ったら青物、シーバス、根魚、アジ、サバ、イカからタイやヒラメの舞い踊り、グチ、ホウボウのカラオケ大会まで何でもこなすオールラウンドプレーヤー。テレビ、雑誌、新聞でマルチアングラーとして活躍するその正体は、子供の頃からの釣り好きがとことん煮詰まった筋金入りのプロアングラー。1971年生まれ。滋賀県大津市在住。スポンサーとガイドのお客さん募集中。


関根健太オフィシャルホームページ


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お知らせ
06/12/29
ケンタが白馬の王子様号でご案内する琵琶湖のバスフィッシングガイド、12月29日からは冬季休業中。それでも行きたいという方はご相談を……。
06/12/20
京都舞鶴周辺のショアサゴシ。近日発売の週刊ルアーニュースに掲載。
06/12/17
嵐山フィッシングエリアで週末インストラクター実施中。2月末まで土日は可能な限り嵐山FAにいる予定。ケンタがいるかどうかの確認は嵐山FAのホームページで。
06/12/15
和歌山日ノ御碕沖でモンゴウイカのボートエギング。KBS京都ほかフィッシングナウで2月放送予定。

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06/12/30
琵琶湖ガイド情報
寒くなるわ〜、家の用事はまったく進まないわ〜で、年末は釣りにでる時間は取れそうにありません。となると最後のかわら版原稿は、前回のジギングで終わりか!?となるとそうではありません。24日(日)、クリスマスイブになんと琵琶湖に出ていました。というわけで、2006年最後の釣りは、きちんとバス釣りで締めくくりましたよ〜!!(全部読む)

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