琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2016/03)

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16/03/31

■クックパッド開設(滋賀報知新聞ネット版)
=県公式キッチン=
◇県
 日本最大の料理レシピネットサービス「クックパッド」に、滋賀県公式キッチンが開設された。
 クックパッド公式キッチンとは、クックパッド株式会社が運営するサービスで、投稿レシピ数は平成二十八年二月時点で二百三十万品以上。月間利用者数は、二十〜三十歳代の女性を中心に六千万人を超えている。
 この中で「滋賀のおいしいコレクション」では、毎月、旬の食材と産地レポート、レシピなどをあわせて紹介している。おすすめレシピとして、近江牛ライスロール、ビワマスの弁当、えび豆、日野菜のばら寿し、焼き信長ねぎのあんかけなど。

■琵琶湖の食文化ふなずし守れ 土産物店「至誠庵」、ネットで資金募る(産経ニュース)
 クラウドファンディングでふなずしづくりを応援しませんか−。大津市の「至誠庵」は、インターネット上でふなずしづくりの事業拡大のための資金を募っている。ネット上で呼びかけることで、ふなずし文化を全国に広める狙いもある。
 至誠庵は石山寺山門前にある創業50年の湖魚販売の土産物店。ふなずしや湖魚のつくだ煮のほか、ふなずしをトッピングして焼き上げた「ふなずしパイ」などユニークな商品が注目を集めている。ただ、家族経営のため販売数が限られ、事業拡大のための資金確保が難しいのが実情だ。
 そこで滋賀銀行(大津市)は、クラウドファンディングで資金を集めることを提案。出資者を募るサイト「セキュリテ」上で投資を呼びかけることになった。集まった資金は、原材料の購入費やふなずしを使った菓子などの新商品の開発費にあてられる。さらに学生アルバイトも雇い、若者にふなずし文化の良さを広めたい考えだ。
 1口2万円(別途取扱手数料あり)からで、231口を募集。ふなずしの切り身と湖魚のつくだ煮の特製セットがプレゼントされる。
 井上裕子社長(53)は「ふなずしは歴史の古い食文化。応援してもらうことで、ふなずしのコアなファンを作っていきたい」と話している

■彦根で桜開花 4月1日から「まつり」(ChunichiWeb滋賀)
 彦根地方気象台は三十日、敷地内のソメイヨシノ(標本木)が開花したと発表した。平年より三日早く、昨年より一日早い。一週間後に満開になる見込みだという。
 この日の最高気温は彦根市で一八・四度、大津市で一九・二度など県内全域で四月中下旬並みの気候。彦根城周辺では歩行者らが、ちらほらと咲き始めた桜に足を止め、写真を撮る姿が見られた。
 市内で飲食店を営む高田賀代子さん(60)は「やっと咲いてくれた。桜を見にいろいろな所に出掛けたいですね」と笑みを浮かべていた。
 一日からは「彦根城桜まつり」も始まり、物産品の販売や、午後六〜九時まで夜桜のライトアップも楽しめる。(中村千春)

■春お待たせ 彦根(YomiuriOnLine滋賀)
 彦根地方気象台は30日、桜の開花を発表した。平年に比べて3日、昨年比では1日早い開花となった。約1週間で満開になるという。
 この日、県内は高気圧に覆われて晴天となり、朝から気温も上昇。彦根市内の最高気温は18.4度(平年13.2度)と4月中旬並みの暖かさとなった。
 この陽気に桜のつぼみも一気に開花。彦根城堀端の桜もちらほらと花をつけ、観光客らの目を楽しませていた。

16/03/30

■滋賀で桜開花、平年より3日早く(京都新聞電子版)
 春の陽気に包まれた30日、滋賀県彦根地方気象台は桜の標本木が開花したと発表した。昨年より1日、平年より3日早い開花となった。
 同気象台によると、県の最高気温は大津市が19・2度、彦根市が18・4度と、4月中下旬並みを記録した。
 大津市本丸町の膳所城跡公園では、約100本のソメイヨシノが2〜3分咲き。桜の木の下では、ボールで遊ぶ子どもらや散歩を楽しむ地域住民でにぎわっていた。来週末に見頃を迎えるという。
 大津市真野普門1丁目から家族と訪れた介護士の田村道子さん(30)は「今朝、婚姻届を出してきました。桜にも祝福されているようです」と喜んでいた。

■メタウォーターは琵琶湖流域下水道「湖西浄化センター」汚泥燃料化施設の完成を発表(財経新聞)
一般家庭約3,800世帯分の温室効果ガス削減に貢献
 メタウォーター<9551>(東1)は、滋賀県琵琶湖流域下水道 「湖西浄化センター汚泥燃料化事業」を受託し、13年5月から汚泥燃料化施設の建設を進めてきたが、このほど施設が完成したことを発表した。
 同事業は、湖西浄化センターに加え、大津市水再生センターで発生する下水汚泥を炭化物として資源化するもので、施設の設計・建設および運転・維持管理をメタウォーターがDBO方式で受託。燃料化事業として滋賀県では初となる。
 これまで産業廃棄物として処理されていた下水汚泥をエネルギー資源としてリサイクルすることで、従来の焼却・溶融施設と比べて、二酸化炭素の排出量を年間で約11,651トン(一般家庭 約3,800世帯分)削減する。
 同社は、同事業を通じて地域の持続的発展に寄与し、また一層の温室効果ガス削減を目指して、再生可能エネルギーの導入拡大に努めるとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

■県名変更論も出たが…「シガ」の呼び名は7世紀から(京都新聞電子版)
 ブランド力が低いとして、昨年に県名変更まで議論された「滋賀県」。琵琶湖を抱え、「水が潤沢にある豊かな土地」との意味もあるとされる県名の定着は、明治初期までさかのぼる。
 1871(明治4)年、廃藩置県の公布で既に創設されていた大津をはじめ、彦根や水口など8県ができた。すぐに大津県と長浜県に統合され、翌年、大津県が滋賀県、長浜県が犬上県へと改称。同年秋に2県が合併して滋賀県となった。その後の一時期、現在の福井県の一部にあたる敦賀や大飯など4郡を編入し、滋賀県が日本海に面していた時期もある。
 大津市歴史博物館(大津市)によると、そもそも地名としての「シガ」の成立は少なくとも、7世紀ごろまでさかのぼることができる。文献では続日本紀の717年の記載に「志我」とあり、日本書紀にも「志賀」と記されている。万葉集の中にも、多くの歌が残されている。
 歴史ある地名だが、全国的に認知度が低いことから、昨年の県議会では「県名を変更しては」との提案もされた。県は、昨年6月の県政世論調査に県名を変えるべきかどうかの質問項目を加えたところ、82・8%の人が「変える必要はない」と回答。6・5%だった「変えるべき」を突き放した。
 結果的に、県民の愛着が確認された県名変更騒動。今後も、滋賀県は長い歴史を刻んでいく。

■ガソリン、3週連続上げ=1カ月半ぶり113円台(jiji.com)
 資源エネルギー庁が30日発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの店頭価格(28日時点)は、全国平均で前週比0.4円高の113.3円となった。3週連続の値上がりで、113円台は2月半ば以来、1カ月半ぶり。原油価格の上昇を受け、石油元売り各社が前週までに卸価格を引き上げており、小売価格への転嫁が進んだ。
 都道府県別では、鳥取(1.5円高)、山梨(1.4円高)など39都府県で値上がり。値下がりは北海道(0.2円安)など5道府県で、横ばいが3県。調査を担当する石油情報センターは、原油価格の上昇を受けて「来週もガソリンは値上がりするだろう」と予想している。

■レギュラーガソリン、反転の兆し…3週連続値上がりで113.3円(Responce)
資源エネルギー庁が3月30日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、3月28日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.4円値上がりし、1リットル当たり113.3円となった。
原油価格の底入れ観測もあり、レギュラーガソリンの3週連続の値上がりとなった。
地域別では、中国で0.8円、中部で0.7円、近畿で0.5円、関東と東北、四国、九州・沖縄で0.3円値上がり、北海道では0.2円値を下げた。
ハイオクガソリンは前週比0.4円高の124.1円、軽油は0.2円高の97.5円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、3月30日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は103.9円/リットル(前週比+0.1円)、ハイオクは114.5円/リットル(同−0.4円)、軽油は83.9円/リットル(同±0円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

16/03/28

■刺し網漁法を体験(滋賀報知新聞ネット版)
=沖島を知るイベント=
◇近江八幡
 ここは沖島沖のびわ湖上。子どもが手にしているのは、鮒寿司に使われる獲れたてのニゴロブナ。沖島の漁師らの指導で19日、刺し網漁法の体験会が開かれ、市内外から親子づれなど23人が参加した。
 参加者らは、沖島漁業会館で同漁法について説明を聞いた後、5艘(そう)の漁船に分乗して沖合いの漁場に向い、仕掛けてあった刺し網を引き上げた。網には大きなニゴロブナがたくさんかかっており、とれるたびに歓声を上げていた。
 沖島町離島振興推進協議会では現在、島の活性化に取り組んでおり、徐々に来島者が増えている。今回の体験会は、島の主産業であるびわ湖の漁業への理解と後継者不足の解消につながればとの思いで催された。

■県内1月の水鳥が2万8000羽増加 越冬地、中国から移動か(ChunichiWeb滋賀)
 県は、1月に琵琶湖岸など県内の水辺で観測した水鳥が、前年より2万8000羽ほど多い19万8389羽だったと発表した。調査対象種が現在と同じになった2009年以降最多となった。
 四十二種を観測。クイナ科のオオバンが昨年より二万四千羽ほど増えて八万四千八百六十九羽で過去最多に。種別でも最も多かった。昨年同様、南湖に大きな群れが見られ、ここ数年増加傾向が続いている。調査に協力した日本野鳥の会滋賀保護研究部によると、中国で冬を越していた鳥の越冬地域が移ってきたとみられる。
 一方で、コハクチョウは二百七十三羽で前年から百八十八羽減少。暖冬の影響で、より北の新潟などの地域で越冬したという。同じく暖冬の影響でホシハジロやキンクロハジロは二千羽前後増えた。
 保護研究部の植田潤さん(46)は「オオバンは群れで動く。国内でも広い水面と水生植物などの餌が豊富な琵琶湖を目指してやってきている」と話した。
 環境省の全国調査の一環。一月十日前後に内湖や河川などを含めた県内百八十カ所で、野鳥保護観察団体の協力のもと三百人態勢で調査した。(堀尾法道)

■マスマス大きく、米原でビワマスの稚魚放流(YomiuriOnLine滋賀)
 滋賀県米原市の天野川支流で27日、市民ら約100人がビワマスの稚魚約1万5000匹を放流した。
 米原市の天野川ビワマス遡上プロジェクトの一環で4回目。放流したのは、近くの県醒井養鱒場で孵化したもののほか、市民らが昨秋のイベントで持ち帰った卵を自宅の冷蔵庫で孵化させた3〜5センチの稚魚。
 天野川支流の同市上丹生の丹生川に集まった市民は、同市ビワマス応援大使を務めるお笑い芸人「ファミリーレストラン」の2人と一緒に、バケツ中の稚魚を丁寧に川に放った。子どもたちは「大きくなって帰ってきてね」と声をかけて元気に泳ぐ姿を見守っていた。放流後、参加者にはビワマスのあら汁が振る舞われた。
 家族5人で参加した近くの会社員西木晶子さん(30)は「子どものころは、たくさんのホタルが舞い、魚釣りを楽しみました。その環境を子どもたちに取り戻してやりたい」と話していた。
 稚魚は3〜5年後、35〜45センチに成長し、産卵のために川を遡上する。市ビワマス倶楽部によると、琵琶湖から約6キロ上流まで遡上する姿が確認されたという。

16/03/27

■琵琶湖大橋、旧回数券使えません 4月1日値下げ(京都新聞電子版)
 琵琶湖大橋有料道路の通行料金が4月1日から値下げされるのに伴い、現行の回数通行券が3月末で使えなくなる。一日平均約3万3千台の通行車両のうち半数が回数券を利用しており、多くの未利用券が利用者の手元にあると見られる。26日から値下げ後の新回数券を販売する滋賀県道路公社は「旧券は払い戻しを行っており、4月からは必ず新券を利用してほしい」と呼びかけている。
 琵琶湖大橋の回数券は普通車や軽自動車などの車種別に、1冊に11枚の通行券をつづった11回券をはじめ、60回券、100回券の計3種類がある。同公社によると、通勤客を中心に日常の通行路として大橋を利用する車が多く、2014年は通行車両の49・2%を回数券利用が占めた。
 通行料の値下げに合わせて回数券価格も改定され、普通車100回券の場合、1通行あたりの単価が現行の163・1円から122・3円になる。通行ごとに料金ブースで差額を返金するのは困難なことから、同公社は現行の回数券を3月末で一律使用不可にし、4月1日からは新回数券だけが利用できるようにする。
 また、ミニバイクなど軽車両は、通行料金が利用が20円から10円と半額になるため、4月以降は回数券を廃止する。
 新回数券は現行回数券を販売していたコンビニエンスストアなど県内41カ所で26日から販売する。現行回数券の払い戻しは同大橋有料道路管理事務所(守山市今浜町)、道の駅びわ湖大橋米プラザ(大津市今堅田3丁目)、同公社本社(同市松本1丁目)の3カ所で9月30日まで受け付けている。問い合わせは県道路公社経営企画課TEL077(524)0141。

■琵琶湖での安全祈願し大津で「比良八講」 延暦寺の僧侶ら練り歩く(産経ニュース)
 湖国に本格的な春の到来を告げる天台宗の法要「比良八講」が26日、大津市内で営まれた。延暦寺の僧侶や比良山系の修験者らが市街地を練り歩いたり、琵琶湖を往来する船に乗り込んだりして、山と湖の恵みに感謝を表すとともに湖上での安全を祈願した。
 比良八講は、平安時代から続くとされる伝統行事。一度は途絶えたが、昭和30年に復活した。
 3月上旬、日吉大社での安全祈願祭で幕を開け、比良山系・打見山での「お水取り」などを経てこの日を迎えた。山々から琵琶湖に吹き下ろす強い冬の季節風「比叡おろし」が収まる頃に行われることから、「比良の八講(荒)、荒れ仕舞」と呼ばれ、この行事が終われば琵琶湖周辺は春本番を迎えるとされる。
 この日朝、大津市長等の本福寺を出発した僧侶や修験者らの一行約50人は、ほら貝の音とともに中心部の商店街などを練り歩き、大津港へ。旅客ターミナルに設けられた祭壇で、山田能裕・延暦寺長臈をはじめとする僧侶らが般若心経を唱え、湖上交通の無事故を祈った。
 一行はこのあと、信者ら約330人とともに同港を発着する琵琶湖の観光船「ビアンカ」に乗り込み、船上でも法要。打見山でくんだ湧き水を湖に注いで湖水の浄化を祈願したほか、湖面に紙塔婆を浮かべて水難者の冥福(めいふく)を祈った。

■山伏ら春告げる比良八講 大津の琵琶湖(ChunichiWeb滋賀)
 湖国に春の訪れを告げる伝統行事「比良八講」が二十六日、大津市の琵琶湖一帯であった。
 平安時代に始まった法要を起源とし、慰霊や琵琶湖の浄化を願う行事として一九五五(昭和三十)年から続き、今年で六十二回目。
 午前八時半ごろ、比叡山延暦寺の僧侶や山伏ら約五十人が市内の本福寺を出発。ほら貝や尺八を響かせながら大津港まで一キロほどを練り歩き、参拝者三百人と観光船に乗り込んだ。船上では、先祖の名前などを書いた「紙塔婆(かみとうば)」千枚を湖に投じて故人をしのぶとともに、湖上の安全や浄化を願った。
 初めて参加したという市内の主婦福島良枝さん(73)は「琵琶湖がキラキラしていて、祝福されているみたい。感謝の気持ちをあらためて感じました」と話していた。(中村千春)

■春告げる比良八講 大津(YomiuriOnLine滋賀)
 先祖や水難者を供養し、水源となる比良山などの山々と琵琶湖に感謝する伝統行事「比良八講」が26日、大津市で行われた。
 平安時代、比叡山の僧侶が比良山中で行っていた法要が起源といい、比良八講が終われば山からの冷たい風がやみ、湖国に春が訪れるとされる。
 天台宗総本山・比叡山延暦寺の僧侶ら約60人が、法螺貝や尺八の音色を響かせながら大津港に到着。桟橋で山田能裕・延暦寺長臈(85)らが般若心経を唱え、湖上交通の安全を祈った。
 その後、僧侶や信者ら約360人が観光船「ビアンカ」に乗り、藤波源信・大阿闍梨(57)が比良山系で採取した「法水」を湖に注いで水の浄化を祈願。紙塔婆を湖面に放って水難者や先祖の供養も行った。

16/03/26

■春告げる炎、天高く 滋賀・比良八講(京都新聞電子版)
 湖国に春を告げる「比良八講」が26日、大津市内で営まれた。延暦寺の僧侶や修験者らがホラ貝の音を響かせながら市中を練り歩き、護摩法要などで湖上交通の安全や湖水の浄化を祈った。
 早朝、僧侶ら約40人が同市長等3丁目の本福寺を出発。長等商店街で見送った立入道夫さん(61)は「八講をお迎えすると春を感じる。まだ寒い日もあり、早く暖かくなってほしい」と手を合わせた。
 大津港や湖上で法要を行った一行は同市南小松の雄松崎に移動し、しめ縄で仕切られた湖畔の道場に到着した。煩悩を断つ作法などに続き、藤波源信大阿闍梨(あじゃり)を導師に護摩たきが行われ、比良山に向かって煙や炎が立ち上った。
 比良八講は延暦寺の僧侶が平安時代に比良山中で始めたとされる法要で、長く途絶えていたが1955年に再興。「荒れじまい」と言われ、行事を境に比良山系からの強風がやむとされる。

■滋賀県、スポーツ行政を一元化 琵琶湖保全再生課を新設(京都新聞電子版)
 滋賀県は25日、4月1日付で発令する職員の人事異動と新たな組織体制を発表した。新たに設ける県民生活部にスポーツ行政を一元化して担うスポーツ課を設置し、職員29人で8年後の国体に向けた施設整備や競技力の向上を進める。新設の琵琶湖保全再生課は兼務を含み11人体制で発足する。
 知事部局に関連する異動規模は前年より63人多い1388人。退職者は144人、新規採用は139人で、いずれも前年並みとなる。
 県民生活部にはスポーツ担当の理事と文化担当の管理監を置く。これまで教育委員会事務局が担っていたスポーツ担当の部署を知事部局に置き、障害者スポーツなども所管する。
 課長補佐級以上に女性を29人登用し、管理職の女性は112人となる。管理職に占める女性の割合は前年から0・3ポイント増の10・8%となる。

16/03/25

■GW、後半3連休に混雑激しく 高速道路の渋滞予測(47NEWS)
 高速道路各社は25日、ゴールデンウイーク期間(4月28日〜5月8日)の渋滞予測を発表した。後半3連休に混雑が激しくなる見込みで、ピークは下りが5月3日、上りが3〜5日。
 最長距離は、下りでは3日朝の関越自動車道花園インターチェンジ(IC、埼玉)付近と中央自動車道相模湖IC(神奈川)付近でいずれも45キロ、上りでは4日夜の神戸淡路鳴門自動車道舞子トンネル(兵庫)出口付近の55キロと予測している。
 10キロ以上の渋滞は、昨年より56回多い計352回発生する見通し。中日本高速道路は「昨年は天候が悪く利用が伸びなかったが、今年は例年並みと予想した」としている。

■アユ産卵激減、原因は餌不足 2012年の琵琶湖(京都新聞電子版)
 琵琶湖で2012年にアユの産卵が激減した原因について、滋賀県は、春先の餌不足によって産卵期の9〜10月に親魚が少なかった可能性が高い、との調査結果を明らかにした。
 県は毎年、琵琶湖の各河川でアユの産卵量調査をしているが、12年は前年の約108億粒から約7億粒まで激減。平年値のわずか6%にとどまり、県は人工河川に親魚を追加放流するなど対応に追われた。
 その後の県水産試験場(彦根市)の調査では、体長と体重の値から計算して栄養状態を示す「肥満度」が、12年は極端に低い時期があったことを確認した。肥満度は02年以降、冬から夏にかけて常に「2」を超えているが、同年の3月下旬は「1・82」まで低下。過去30年で最低の値を記録していた。餌を与えない実験では小型の個体が死んでしまう数値で、絶食後に餌を与えても、半数近くが体力を回復できない水準だと分かった。
 琵琶湖の水質調査では同年1〜4月に、ミジンコなど餌になる動物プランクトンが例年より少ない状態が観測されており、アユの肥満度低下につながったとみられるという。県水産課は「今後は肥満度を継続的に観察し、アユの状態把握に努めたい。異変をキャッチした際は、迅速に対策を取る」としている。

16/03/24

■ガソリン2週連続で値上がり、平均1リットル112円90銭に 埼玉では2円60銭も上昇(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が24日発表した22日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、14日の前回調査より80銭高い112円90銭と、2週連続で値上がりした。アジアで指標となるドバイ原油が上昇したため、石油元売り会社が卸価格を引き上げたため。
 調査した石油情報センターはガソリン価格について、「原油価格は横ばいだが、石油元売り会社が先週まで卸価格を引き上げた影響で、来週も小幅に値上がりする」と分析する。
 地域別では40都道府県で上昇し、上げ幅は埼玉県の2円60銭が最も大きく、神奈川県の2円50銭、秋田県の2円20銭、群馬県の1円80銭が続いた。また、5県で下落し、下げ幅は鳥取県の50銭が最も大きく、高知県の40銭、山形県の20銭が続いた。

■レギュラーガソリン、2週連続の値上がりで112.9円(Responce)
資源エネルギー庁が3月24日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、3月22日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.8円値上がりし、1リットル当たり112.9円となった。
原油価格の底入れ観測もあり、レギュラーガソリンの2週連続の値上がりとなった。
地域別では、関東で1.3円、北海道で1.0円、東北で0.9円、中部で0.7円、中国で0.6円、九州・沖縄で0.5円、近畿で0.4円、四国で0.1円、全エリアで値上がりした。
ハイオクガソリンは前週比0.7円高の123.7円、軽油は0.2円高の97.3円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、3月24日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は103.8円/リットル(前週比+1.2円)、ハイオクは114.9円/リットル(同+1.9円)、軽油は83.9円/リットル(同+1.1円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■琵琶湖大橋新料金 4月1日からスタート(滋賀報知新聞ネット版)
=現行回数券払い戻し中=
◇県
 県道路公社は、四月一日から琵琶湖大橋(大津市―守山市)の新料金がスタートするのに伴い、二十六日から新料金による回数通行券を販売する。販売場所は、琵琶湖大橋有料道路管理事務所(琵琶湖大橋料金所横の事務所)、道の駅びわ湖大橋米プラザ(大津市堅田三丁目)、コンビニエンスストアなどで販売している。
 また、現行の回数通行券は、四月一日午前零時以降は使用できなくなる。このため、払い戻しを九月三十日まで実施している。払い戻し期間終了後は、払い戻しは一切できない。窓口は、琵琶湖大橋有料道路管理事務所、道の駅びわ湖大橋米プラザ、県道路公社本社(大津市松本一丁目)となっている。

■クックパッドに県公式キッチン 「滋賀の食材に関心持って」 郷土料理から創作料理まで(産経ニュース)
 国内最大の料理レシピサイト「クックパッド」に、滋賀の食材を使ったレシピを集めた「滋賀県公式キッチン」が開設された。内容は昔ながらの郷土料理から斬新な創作料理まで幅広く、レシピに興味を持ったユーザーに滋賀の食材を使ってもらう狙いがある。
 クックパッドは、クックパッド株式会社が運営するレシピサイト。投稿レシピ数は230万品以上、月間利用者数は6千万人を超え、タレントや自治体などが公式キッチンでレシピなど食に関する情報を発信している。
 県ではこれまでもホームページ「滋賀のおいしいコレクション」で県産食材を使ったレシピを紹介していたが、「より多くの人に見てもらいたい」とクックパッド社から提案があり、クックパッドにも掲載することになった。
 掲載されるレシピは県内のホテルや飲食店のシェフや農家が考案したもので、約200品。エビと大豆を炊き合わせた「えび豆」や発酵食品「ふなずし」などの郷土料理、県産「魚のゆりかご水田米」を近江牛と合わせた「近江牛ライスロール」、琵琶湖の固有種ビワマスをふんだんに使った「ビワマスのお弁当」などが並ぶ。
 閲覧回数はこれまでに3万回を超え、県は今後もレシピを追加していくという。県食のブランド推進課の担当者は「より多くの人にレシピを活用してもらい、滋賀の食材に関心を持ってもらいたい」と話している。
 アドレスはhttp://cookpad.com/kitchen/14374779

16/03/23

■ふなずし振興へファンド 滋賀銀、支援小口資金募る(京都新聞電子版)
 滋賀特産の珍味・ふなずしの生産支援に向け、インターネット上で市民から小口資金を募る「クラウドファンディング」が誕生した。立ち上げを支援した滋賀銀行が23日発表した。
 湖国産品を対象とする小口ファンドは近江牛や淡水真珠など多彩に広がっており、滋賀銀は特産品のブランド化と地場産業の振興につなげる。
 大津市の石山寺近くに店を構え、昔ながらの製法でふなずしを作っている至誠庵(大津市)と、ファンド運営のミュージックセキュリティーズ(MS、東京都)が組成した。資金は原料のニゴロブナを仕込む生産設備の増強などに充てる。
 ファンドは1口2万円で募集額は462万円。出資者にはふなずしの切り身と湖魚のつくだ煮セットを贈る。
 滋賀銀が業務提携しているMS社が、湖国産品などで小口ファンドを立ち上げるのは今回で18件目。金融機関の融資とは異なり、一般投資家から広く出資を募ることで、企業や商品のPRやファンの開拓といった幅広い効果が期待できる。

■琵琶湖の全層循環 今津沖で確認(滋賀報知新聞ネット版)
=例年と比べ1か月遅く=
◇県
 県琵琶湖環境科学研究センターはこのほど、琵琶湖の表層の水と低層の水が完全に混ざり合う「全層の循環」を例年と比べて一か月遅く確認したと発表した。今津沖の北湖第一湖盆で調査した。
 琵琶湖における全層の循環は、水温低下と季節風の影響により、上層と下層の水が混ざり合い、表層から底層までの溶存酸素濃度と水温が同程度になる。これにより、低下している湖底の溶存酸素濃度が回復する。
 同センターによると、十四日の時点で、今津沖中央定点の表層の溶存酸素濃度は一リットル当たり一〇・八ミリグラム、底層で一〇・一ミリグラムと、同程度だった。
 また、北湖第一湖盆中央でも、表層は一リットル当たり一〇・一ミリグラム、底層で一〇・三ミリグラムと同程度で、溶存酸素濃度の回復が確認された。

■国立環境研の一部、滋賀移転へ 2017年度目標(asahi.com滋賀)
 22日に決定した政府機関の地方移転に関する基本方針を受け、国立環境研究所(茨城県つくば市)の一部が県琵琶湖環境科学研究センター(大津市柳が崎)に移転することが決まった。今後、両者で準備チームを発足させ、2017年度の移転を目指す。
 移転が決まったのは、国立環境研究所の湖沼環境分野で、分室をセンター内に設置する。琵琶湖研究で培った水質や生態系に関する研究を、これまでの研究所の研究と連携させる。研究員5〜10人程度が茨城から滋賀へ拠点を移すことを目指す。
 県は昨年8月に誘致に手を挙げる方針を示していた。三日月大造知事は「環境に特化した滋賀らしく、滋賀ならでは移転」と歓迎した。
 基本方針では、東京一極集中の改善に向け、京都府に文化庁を全面移転することなど、23機関50件の地方移転を決定した。

16/03/22

■滋賀に湖沼環境研究の拠点 政府機関の地方移転(京都新聞電子版)
 滋賀県には、国立環境研究所(茨城県つくば市)の湖沼環境研究分野の拠点が設置される。同研究所は霞ケ浦(茨城県)をメーンフィールドに湖沼の環境研究を進めてきたが、大津市内に地元機関と連携する分室を設け、琵琶湖での調査研究を進める。
 分室は県の琵琶湖環境科学研究センター(大津市柳が崎)内に設置。2016年度に両機関共同で準備チームを発足させる。県側は研究員ら5〜10人規模の移転を求めてきた。滋賀県の三日月大造知事は「滋賀ならではの機関の移転が認められたことに喜んでいる。水質調査で互いの知見やデータの比較ができるのでは」と話した。

■琵琶湖で不明男性、遺体で発見(京都新聞電子版)
 滋賀県高島市安曇川町下小川の琵琶湖で、21日から行方不明になっていた福井県勝山市北郷町、会社員の男性(43)が22日午前8時15分ごろ、沖島の南南西800メートルで遺体で見つかった。
 高島署によると男性はライフジャケットを着用しており、外傷はなかったという。
 男性は21日、琵琶湖でカヌーに乗っていたが、「風で流されて岸に戻れない」と119番通報していた。

■26日〜海津大崎「桜花見船」運行(滋賀報知新聞ネット版)
=オーミマリン彦根港支店=
◇彦根
 オーミマリン彦根港支店(彦根市松原町)は、二十六日から四月二十日まで毎日、びわ湖海津大崎のさくらを湖上から巡る花見船を運航する。
 海津大崎の湖岸は、道路沿い約四キロにわたり古木のさくら並木が連なるさくらの名所として知られ、「さくら名所百選」や「琵琶湖八景」の一つに選ばれ、ソメイヨシノ約八〇〇本が一斉開花する光景は、見事で毎年、大勢の花見客でにぎわう。
 花見船は、百花繚乱の景色を湖上から眺め、陸上とはまた違う美しいさくら並木の回遊を楽しむ趣向。
 運行は、マキノ桟橋から一日五便(所要時間一時間十五分、乗船料大人三、〇〇〇円、小学生一、五〇〇円)、彦根港から同三便(所要時間二時間四十五分、大人三、五〇〇円、小学生一、七五〇円)。湖岸の桜並木散策もある。彦根港からの乗船では、花見弁当(一、二〇〇円)の予約も可。問い合わせは、同支店(TEL0749―22―0619)へ。

■琵琶湖でカヌー男性不明 「風で流された」通報(京都新聞電子版)
 21日午後2時ごろ、滋賀県高島市安曇川町下小川付近の琵琶湖で、カヌーに乗っていた福井県勝山市北郷町、会社員の男性(43)から「風で流されて岸に戻れない」と119番通報があった。
 高島署と市消防本部が午後6時15分まで捜索したが見つからなかった。22日朝から捜索を再開する。

16/03/21

■琵琶湖でカヌーの男性行方不明、「風で沖に流され…」電話後に(産経ニュースWEST)
 21日午後2時ごろ、滋賀県高島市安曇川町下小川の琵琶湖で、カヌーに乗っていた福井県勝山市の会社員の男性(43)から「風で沖に流されて、自力で岸に戻れない」と携帯電話で119番があった。
 滋賀県警高島署と高島市消防本部によると、男性は同日、同市内の駐車場に車を置き、1人でカヌーに乗り、同市鵜川の白鬚神社を目指していたが、強風で沖に流されたとみられる。ライフジャケットを着用していると話していたが、午後2時5分ごろを最後に電話がつながらなくなったという。
 高島市では同日、強風注意報が出ていた。

■陽光きらめく琵琶湖、ヨット疾走 高校生セーリング大会(京都新聞電子版)
 連休最終日の21日、滋賀県内は朝から快晴となり、各地の行楽地などは多くの人でにぎわった。琵琶湖上では高校生のセーリング大会が開かれ、まぶしく光る湖面を疾走するヨットが、湖上スポーツの本格的なシーズン入りを告げていた。
 彦根地方気象台によると、21日の県内の最高気温は大津市で13・2度、彦根市で11・0度とおおむね平年並みだったが、日中は日差しが強く、湖岸の公園などではサングラス姿の人も見られた。
 大津市柳が崎の琵琶湖沖合では高校生のセーリング競技レースが21日までの3日間、開催された。近畿や北陸の14校のほか、東日本大震災の被災地、岩手県宮古市の宮古商業高からも参加。計63艇のヨットの帆を広げ、湖面を吹き抜ける風をつかんで縦横に走り抜けていた。

■琵琶湖舞台の映画、PRポスター決定 6月に劇場公開(京都新聞電子版)
 琵琶湖を舞台に、滋賀県民の出資や出演で作品づくりを進めてきた映画「マザーレイク」の製作委員会は、公募ポスターの中からPRに使う作品を発表した。黄金色に輝く琵琶湖を強調した作品が大賞を受賞し、チラシなどにも活用される。劇場公開日は6月4日に決まった。
 映画は、琵琶湖に住む謎の生物「ビワッシー」の存在を追う少年の成長を描いた物語。昨年12月〜2月にポスター用の作品を募り、県内外から30点の応募があった。大賞は、大分県宇佐市のデザイナー渡邊康昭さんが受賞。夏の夕暮れの中、湖岸で遊ぶ少年2人の姿を写した提供素材を用い、「あの日僕らがみたものは真実か、幻か」とのメッセージも添えて映画のミステリアスな雰囲気を表現した。
 滋賀県庁での表彰式でプロデューサー兼俳優の戸田有三さんが「これまで映画は青のイメージが強かったが、琵琶湖の別の魅力を伝えてくれる」と評した。映画は完成間近で、公開日には県内と京都の6映画館で上映が決まっているという。

16/03/20

■栗東水口道路が開通 名神に接続(ChunichiWeb滋賀)
 国道1号の渋滞解消を目的としたバイパス「栗東水口道路」(湖南市菩提寺−栗東市小野)が十九日午後、開通した。長さは四・一キロ。名神高速道路の新しいインターチェンジ「栗東湖南IC」(栗東市六地蔵)に接続しており、同インターも同時開通した。
 国土交通省滋賀国道事務所によると、名神高速道路の栗東インター近くの国道1号交差点は渋滞が慢性化していた。新たにできた栗東湖南ICは栗東インターの東約一・二キロにある。開通した栗東水口道路から名神に入ることができるため、渋滞の緩和が期待できるという。京都、大阪方面にのみ接続できる。
 開通に先立ち、同日午前、栗東市六地蔵の路上で記念式典があった。関係者がテープカットし、住民らが路上を歩いたり記念撮影したりした。式典は国道1号水口道路の甲賀市水口町名坂−同水口町泉間が十七日までに四車線に拡幅されたことを祝う意味もある。
 地域高規格道路の整備促進期成同盟会長を務める甲賀市の中嶋武嗣市長は「湖南地域はもとより日本で一番重要な国道幹線であり、さらなる飛躍の機会にしたい」と述べた。
 来場した近くの無職男性(67)は、栗東水口道路が草津方面までさらに延伸され、県が整備する「山手幹線」や京滋バイパスにつながる計画があることに触れ「渋滞緩和へ、早期に整備してほしい」と求めた。(井上靖史)

16/03/19

■琵琶湖以外にも滋賀には魅力 忍者と百人一首デザインの文具発売(産経ニュース)
 滋賀の魅力をアピールしようと、文具の製造・販売を手がけるコクヨグループ「コクヨ工業滋賀」(滋賀県愛荘町)は、忍者をモチーフにしたふせんと、百人一首の読み札をデザインした便箋(びんせん)を19日から発売する。
 同社はこれまで、琵琶湖をモチーフにしたクリップやマスキングテープなどの「びわこ文具」を販売。しかし、「琵琶湖以外にも滋賀の魅力はたくさんある」として、今回は滋賀の「歴史」をテーマにした文具を考案した。
 ふせんは、滋賀の歴史にたびたび登場した忍者を連想させる「手裏剣」バージョンと「忍び刀」バージョンがある。それぞれ3柄20枚ずつで1セット。
 一方、便箋は大津市の近江神宮が「かるたの聖地」となっていることから、百人一首の読み札をもとにデザインし、殿や姫など4種の絵柄で全16枚入り。縦8・5センチ、横6センチで五・七・五・七・七の短歌を書くのにちょうどよいサイズという。
 ふせんも便箋も琵琶湖・淀川水系のヨシ紙を使用。メーカー小売り希望価格はふせんが350円、便箋が250円(いずれも税抜き)。県内の主要な文具店や土産売り場、コクヨグループ直営の通販サイトなどで購入できる。

■栗東水口道路、きょう開通(YomiuriOnLine滋賀) 
◇国道1号 渋滞緩和へ
 名神高速道路の竜王インターチェンジ(IC)―栗東IC間で工事が進められていた「栗東湖南IC」(栗東市六地蔵)と、同ICに接続する国道1号「栗東水口道路」(湖南市菩提寺〜栗東市小野、4・1キロ)が、19日午後4時から開通する。
 新設の栗東湖南ICは、京都方面のみ進入できる。また、栗東水口道路につながる国道1号「水口道路」の甲賀市水口町名坂―同町泉間3・5キロも同日までに4車線化工事が完了する。
 栗東市内の国道1号と国道8号とが合流する地点は、湖南市方面から大津・草津両市に向かう車や、名神・栗東ICに入る車などが集中する交通の要衝。そのため、近くにある国道1号林西交差点付近では最大3・7キロ(2014年6月)の渋滞が起きていた。
 栗東水口道路を利用すると、野洲川を渡って名神・栗東湖南ICへ進入できるため、京都、大阪方面への車が分散する。これに伴い国道1号上の渋滞が大幅に緩和されると期待されている。

16/03/18

■琵琶湖で直径5ミリ以下微細プラスチック見つかる 京大調査(産経ニュース)
 生態系への悪影響が懸念される直径5ミリ以下の微細なプラスチックが、琵琶湖の広い範囲で浮遊しているとの調査結果を京都大の田中周平准教授(環境工学)らの研究チームがまとめた。これまで日本周辺の海域で確認されていたが、関西地方の「水がめ」となる琵琶湖での確認は初。
 川や湖岸から流れ込んだ買い物袋などのごみが、紫外線や波で砕かれて拡散したとみられ、回収不能な状態になった。
 直径5ミリ以下のプラスチックは「マイクロプラスチック」と呼ばれ、魚や鳥がのみ込み、生態系に悪影響を及ぼす懸念が国際社会で高まっている。
 研究チームは、昨年10〜12月に琵琶湖の中央付近を除く27カ所で調査を実施。表層水1立方メートル当たりから平均0・35個のマイクロプラスチックが見つかった。湖底では、乾燥した泥10グラム当たり平均4・6個見つかった。大阪湾の13カ所で昨年11〜12月に同様の調査をすると、表層水では平均0・94個、湖底の泥では平均8個だった。
 プラスチックの表面は穴が多く開いており、化学物質を吸着する性質がある。大阪湾の付着物を調べると、発がん性が疑われる有機フッ素化合物「ペルフルオロヘキサン酸」が1グラム当たり1800ナノグラム(ナノは10億分の1)検出された。水をはじくためフライパンや化粧品に用いられる化学物質という。
     ◇
 京都大の田中周平准教授の話 「今回見つかったマイクロプラスチックは、下水処理場を通ったごみではなく、ポイ捨てされたごみが由来と考えている。琵琶湖は週末になるとバーベキューなどのレジャーで訪れる人が多く、調査中も湖面に浮かぶペットボトルをよく見かけた。魚が誤ってプラスチックの破片を食べると、その魚を食べる人間にも影響が出るかもしれない。下流に住む京都や大阪の住民が水を使っていることを考えて、ポイ捨てをなくすよう啓発することが大事だ」

16/03/17

■滋賀舞台の映画で地元元気に! 県内オールロケ 「マザーレイク」(滋賀報知新聞ネット版)
=ポスター決まり、PR本格化=
◇全県
 オール滋賀ロケで行われた、琵琶湖を舞台に少年の成長を描いたヒューマンドラマである映画「マザーレイク」(県、滋賀報知新聞社など後援)で、映画「マザーレイク」の会が全国公募していたメインポスターのデザインが決定した。
 公募には県内を中心に約三十点が寄せられ、審査の結果、大分県宇佐市のデザイナー、渡邊康昭さんの作品が選ばれた。ポスターのデザインは、夕日に照らされて、金色に輝く雄大な湖面をバックに、二人の少年が水辺にたたずむ構図。
 渡邊さんは、豊かな文化を育んできた琵琶湖の特徴を留意するとともに、「(映画の見どころは)ファンタジー、冒険だけでなく、ミステリアスな雰囲気が出るよう、シンプルにまとめた」とのコメントを寄せた。
 表彰式には、瀬木直貴監督も出席し、作品の出品者に感謝した。
 同映画には、内田朝陽、鶴田真由、滋賀出身の高橋メアリージュン、別所哲也、川本勇、ファミリーレストラン、大和田伸也らが出演。六月四日、五日の県内先行ロードショーは、出演者と監督による舞台挨拶が全劇場で行われる。公開劇場は、大津アレックスシネマ、水口アレックスシネマ、イオンシネマ草津、イオンシネマ近江八幡、彦根ビバシティシネマの五館。

■しが生物多様性大賞に積水栗東工場など(ChunichiWeb滋賀)
 県と滋賀経済同友会が生物多様性に関わる優れた活動をたたえる「しが生物多様性大賞」に、積水化学工業滋賀栗東工場(栗東市)と、琵琶湖ホテル(大津市)が中心となる「里山の食彩プロジェクト」が選ばれた。
 同工場は、製造段階で発生するプラスチック部材を農業団体に提供し、琵琶湖から魚が遡上(そじょう)するための水路に活用。琵琶湖ホテルは、生産者団体らと協力し、地元の棚田米を食事に提供することで、生産する里山環境を守ることに貢献している。
 十五日に県公館であった表彰式で、滋賀栗東工場の武克己工場長は「製品の一部が生物多様性保全の一助になれば幸い」と話し、琵琶湖ホテルの稲地利彦社長は「お客さまが関心を持つきっかけになることを目指してきた」と喜んだ。
 また琵琶湖で外来魚駆除のための釣り大会を主催する団体「琵琶湖を戻す会」が特別賞を受賞した。(堀尾法道)

■産油国の増産凍結協議、4月17日にドーハで(asahi.com)
 石油輸出国機構(OPEC)の議長国カタールのサダ・エネルギー産業相は16日、産油国で原油の増産凍結を話し合う会合を4月17日に同国の首都ドーハで開くと発表した。ロイター通信が報じた。
 OPEC加盟国のサウジアラビア、カタール、ベネズエラに、ロシアを加えた4カ国は2月、ほかの産油国の同意を条件に、産油量を1月の水準に据え置くことで合意した。これまで世界の産油量のシェアで7割強にあたる約15カ国の産油国が支持しているという。これを踏まえ、4月の会合では増産凍結に向けた具体案を話し合う見通しだ。
 この報道を受け、3月16日のニューヨーク商業取引所は、産油国間で原油の生産調整が進むとの期待感を背景に買いが優勢となり、原油先物相場が大幅に反発した。原油取引の国際的な指標となる米国産WTI原油の先物価格は、前日より2・12ドル(5・8%)高い1バレル=38・46ドルで取引を終えた。国際指標のひとつである北海ブレント原油の先物価格も16日、1バレル=40ドル台を回復した。(ミュンヘン=寺西和男、ニューヨーク=畑中徹)

16/03/16

■ガソリン4週ぶり値上がり 原油高で112円10銭(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が16日発表した14日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、7日の前回調査より10銭高い112円10銭となり、4週ぶりの値上がりとなった。
 ロシアなど主要産油国で過剰供給が改善されるとの期待感から、原油価格が上昇したことが影響した。調査した石油情報センターは「同様の傾向が続き、来週も値上がりする」とみている。
 地域別では20都道府県で値上がりし、上げ幅は北海道が1円50銭で最も大きく、宮城と奈良の90銭、秋田と徳島の80銭が続いた。一方、19府県が下落し、鳥取が1円70銭、兵庫が70銭、島根が60銭などの値下がりだった。千葉や神奈川など8県は横ばいだった。
 ハイオクは10銭上昇し、123円ちょうどだった。軽油は前回と同じ97円10銭。灯油は18リットル(一般的なタンク1個分)当たりで1円値下がりして1098円だった。

■レギュラーガソリン112.5円、6年11月ぶりの低水準…最安は埼玉の107.2円(Responce)
資源エネルギー庁が3月2日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、2月29日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.5円値下がりし、1リットル当たり112.5円となった。
レギュラーガソリンの小売価格が113円を下回るのは、2009年3月30日の調査以来、6年11か月ぶり。
地域別では、中国で1.0円、中部と東北で0.6円、関東と九州・沖縄で0.5円、近畿で0.2円、四国で0.1円値下がり。北海道は0.2円値上がりとなった。全国最安となる埼玉県の107.2円をはじめ、すでに10道県で110円を下回っている。
ハイオクガソリンは123.4円、軽油は97.7円、いずれも前週比0.5円安となった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、3月2日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は101.7円/リットル(前週比+0.7円)、ハイオクは111.4円/リットル(同−0.9円)、軽油は83.3円/リットル(同−1.6円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

16/03/15

■「琵琶湖の深呼吸」、暖冬で1カ月遅め 表層と深層、酸素濃度同じに(産経ニュース)
 琵琶湖の北湖で14日、表層と深層の湖水の酸素濃度がほぼ同じになる「全循環」が確認されたと、県が発表した。この現象は水中全体の酸素が入れ替わることから、「琵琶湖の深呼吸」とも呼ばれる。この現象が起こる例年1月〜2月中旬ごろ、湖底部分に酸素が十分供給され、生物のすみやすい環境に回復する。しかし、今年度は暖冬の影響で1カ月程度遅れており、昭和54年度に調査開始以降、平成18年度に次いで2番目の遅さとなった。
 県は毎月3〜4回、高島市今津沖の北湖の2〜7地点で、水面から50センチの表層と、水深90メートル付近の深層にある水の状態を調査。14日の調査では、このうち2地点で表層の水、深層の水がともに酸素濃度が1リットルあたり10ミリグラムを超え、同程度の酸素濃度になったことが確認された。
 北湖では、例年春頃から気温の上昇とともに表層の水温が上昇。深層の水との間に温度差が生じることによって、表層と深層で別々に循環し深層まで酸素が行き渡らなくなる。深層水は徐々に酸素濃度が下がり、10〜12月にその年度の最低値を記録する。
 酸素濃度が1リットル当たり2ミリグラムを下回ると「貧酸素」状態になったとされ、湖底に生息するエビや貝類などが酸欠状態に陥る。だが、その後は寒さで冷えた表層水が深層に沈んで全循環が起こり、湖底部分も生物が住みやすい環境に回復。湖の生命にとって大切なサイクルとされている。
 今年度は正月に暖冬傾向が続き表層水がなかなか冷えず、全循環が遅れた。県琵琶湖政策課の担当者は「全循環が起こらなければ、琵琶湖の環境への影響が懸念される。確認できてほっとしている」と話している。

■「琵琶湖の深呼吸」2番目の遅さ 暖冬が影響(ChunichiWeb滋賀)
 県は十四日、琵琶湖の北湖の水に含まれる酸素濃度が表面から湖底付近までほぼ同じになる「全循環」を確認したと発表した。調査を始めた一九七九年度以降、毎年確認されているが、二〇〇六年度の三月十九日に次ぎ、二番目に遅い。暖冬が影響したとみられる。
 全循環は「琵琶湖の深呼吸」とも言われる冬場の現象。通常は一〜二月に見られる。
 県琵琶湖環境科学研究センターなどによると、職員が十四日に高島市今津町の沖合約四キロ付近の二カ所で、水深約九十メートルの湖底付近と、湖面の表面付近の酸素濃度を測定したところ、いずれも一リットル当たり約一〇ミリグラムだった。
 酸素濃度は表面付近と湖底の日照の差などによって、春から秋にかけて差が拡大。湖底付近ほど貧酸素状態になりやすい。だが冬に入って水温が七度ほどまで冷やされると、冷たい水が重さで湖底付近まで下がるため混ざり合って全循環する。
 今冬は一、二月が暖冬傾向だったため循環が遅れたもようだという。全循環が遅れることによる漁獲量などへの影響は、はっきりしていない。(井上靖史)

■「琵琶湖の深呼吸」、2番目に遅い記録(asahi.com滋賀)
佐藤常敬
 酸素を多く含んだ湖面近くの水が湖底の水と混ざり合う琵琶湖の全循環が14日、確認された。県が発表した。例年1〜2月に起こる現象で、1979年からの観測史上、2007年の3月19日に次いで遅かった。県は今後、琵琶湖の生物への影響がないか、調査を増やしたいとしている。
 全循環とは、冬に琵琶湖の表層の水が冷やされて、下層に沈み込み、下層の水が上昇して上層と下層の水が混ざり合う現象。酸素を多く含んだ表層の水が湖底に届くことで、生物がすみやすい環境になり、「琵琶湖の深呼吸」と呼ばれる。
 県琵琶湖政策課によると、県琵琶湖環境科学研究センターが琵琶湖の中でも水深が最も深いとされる高島市沖約3キロの地点で底層(水深約90メートル)、表層(水深50センチ)の水中の酸素量を示す「溶存酸素濃度」を週1回ほど調べている。水1リットルあたりの酸素がいずれも10〜11ミリグラムになったときに全循環が起こったと判断しているが、7日の段階では表層で10・8ミリグラム、底層で5・4ミリグラムだった。14日に調べたところ、いずれも約10ミリグラムとなったという。

16/03/14

■琵琶湖の深呼吸やっと確認 全循環、07年以来の遅さ(京都新聞電子版)
 滋賀県は14日、琵琶湖で表層の水と湖底の水が完全に混ざり合う「全循環」を確認したと発表した。深い湖底まで酸素が行き届く年に一度の貴重な現象で、例年1〜2月に確認できていたが、今年は暖冬の影響で遅れていた。
 この日、琵琶湖環境科学研究センター(大津市)が、高島市今津沖の「第一湖盆」と呼ばれる北湖の最も深い一帯を調査。水深約90メートルの2地点で、湖底付近の溶存酸素濃度が湖水1リットルあたり10・1〜10・3ミリグラムを記録し、表層の濃度とほぼ同じ値となったことから判断した。
 全循環の大幅な遅れは2007年以来。同年の秋から冬にかけて同湖盆の湖底が低酸素化し、イサザやスジエビの大量死が見つかっている。同センター環境監視部門の田中明夫部門長は「台風なども湖中に大きな影響を与えるので、全循環の遅れと低酸素化の関係は明らかになっていないが、今後も継続して調べたい」と話した。

■琵琶湖保全再生課を新設 滋賀県組織改編、スポーツ課も(京都新聞電子版)
 滋賀県は14日、2016年度からの新たな県庁組織の体制を発表した。「琵琶湖保全再生課」を設け、昨年の琵琶湖保全再生法制定を受けた計画策定への対応を強化する。24年の国体開催とスポーツに関する取り組み全般を充実させるため「スポーツ課」を知事部局に置く。
 部の再編では、08年度に発足した知事直轄組織を廃止し、既存の総合政策部と新設する県民生活部とで所属の課を振り分ける。スポーツ課は国体・全国障害者スポーツ大会の準備を進め、障害者や高齢者のスポーツ振興、体育施設の管理運営も担う。
 4月から知事が任命する新教育長の下で組織を運営する予定の教育委員会では、学校教育課をなくして高校教育課と幼小中教育課に再編し、重点を置く「学ぶ力」の向上や地域色を生かした教育に取り組む。
 東日本大震災の被災地支援のため、福島県と岩手県への職員派遣(計10人)は新年度も続ける。今後、県の海外PRに力を入れるため、初めて外務省へ職員派遣する。発表した三日月大造知事は「政策を実現、実行する年であり、果敢に挑むための組織づくり、人事を行いたい」と述べた。

16/03/13

■湖上きらり、春を告げる びわ湖開き(ChunichiWeb滋賀)
 大津市で十二日、湖国に春を告げる「第六十一回びわ湖開き」があり、澄み渡った青空の下、約三十隻の遊覧船やクルーザーが湖上をパレードした。
 一日船長になった女優吉岡里帆さん(23)が、勢いよくドラをたたいて出港を合図。吉岡さんらが乗船した遊覧船「ミシガン」を、花火や市消防音楽隊のファンファーレが盛大に見送った。
 吉岡さんはNHKの連続テレビ小説「あさが来た」で、ヒロインあさの娘千代の友人田村宣(のぶ)役を演じているが、昨年三月まで一年間、同市の大津プリンスホテルでアルバイトをしていた。
 吉岡さんは「大津とのご縁を感じてうれしい。琵琶湖は広く澄み渡っていてとても上品ですね」と、クルーズを満喫した様子だった。船上では、近江神宮の神職による湖上の安全祈願や、水草を食べて湖を守ってくれる淡水魚「ワタカ」五百匹の放流もあった。
 開会式で三日月大造知事は「琵琶湖は多くの人の癒やしや祈りの場であることが認められ、日本遺産に認定された。これからも魅力を磨いていきたい」と述べた。
 琵琶湖でのイベントは、三月二十六日に浄水祈願の行事「比良八講」、四月からは瀬田川リバークルーズの運航、八月はびわ湖大花火大会などが予定されている。(浅野有紀)

■春めく湖国(YomiuriOnLine滋賀)
 湖国に春が来た――。県内に晴れ間が広がった12日、風物詩となっている琵琶湖一帯での「びわ湖開き」や、「左義長まつり」など催しが各地で開かれ、穏やかな日差しの中、家族連れらでにぎわった。
◇琵琶湖観光幕開け 女優・吉岡さん花添える
 高気圧に覆われたこの日、早朝は冷え込んだが、日中の最高気温は大津市で11・5度、長浜市で11・2度、彦根市で10・3度と平年並みの陽気に包まれた。
 「びわ湖開き」が行われた大津港沖の琵琶湖では、約30隻の観光船などによる湖上パレードが行われ、湖国の春の観光シーズンのスタートに花を添えた。
 大津市のびわ湖大津館で開かれた式典では、びわ湖大津観光協会の下條弘会長が「貴重な観光資源を全国に発信するべく努めたい」とあいさつ。三日月知事は「琵琶湖の価値を更に磨き、全国、世界の人に知ってもらえるような取り組みをしていきたい」とし、越直美市長は「外国人観光客が増える中、湖上交通の魅力をより打ち出していく」と、湖を活用した観光振興に意欲をみせた。
 びわ湖開きには、約950人の市民らが参加。一日船長になった、NHK連続テレビ小説「あさが来た」に出演中の女優・吉岡里帆さん(23)が観光船「ミシガン」から「黄金の鍵」(長さ1・7メートル)を湖に投げ入れ、〈春の扉〉を開けた。
 京都市出身の吉岡さんは、寄港した大津プリンスホテルで昨年3月までアルバイトをしていたと言い、「花火大会を眺めたこともあります。バイトをしながら、たくさんのことを学んだ。思い出して泣きそうになりました」と感慨深げに振り返り、「船から琵琶湖を見たらとてもぜいたくな気分になれる。ぜひ多くの人に訪れてもらいたい」とPRしていた。(池内亜希)
◇マッセマッセ、勇壮に 近江八幡・左義長まつり
 近江八幡市の日牟礼八幡宮一帯では、国選択無形民俗文化財の「左義長まつり」が始まった。
 左義長は戦国時代、安土城下で始まり、織田信長も参加したとされる伝統の祭り。旧市街の各地区が約2か月かけて、昆布やスルメ、大豆などを使った今年の干支・申の飾りなどを左義長に取り付けて完成させた。
 この日、八幡宮に計13基の左義長が集結。午後2時過ぎに巡行がスタートし、若者らが「チョウヤレ、チョウヤレ」「マッセ、マッセ」と威勢の良い声を上げながら一帯を練り歩いた。
 13日は午前から夕方まで八幡宮一帯を回り、午後8時から八幡宮で、左義長を燃やす「奉火」が行われる。(小宮宏祐)
◇闇を包む幻想の火 大津
 大津市内の琵琶湖岸5地域では午後7時から、ヨシでできたたいまつ計約330本が一斉に点火された。
 水質保全に対する意識を高めてもらうのが狙い。ヨシ原は、魚や野鳥の生息場所になるだけでなく水質浄化の役割も担っている。毎年この時期に各地域の実行委が主催しており、冬から春にかけて刈り取られたヨシを束ねた高さ約3メートルのたいまつを使用した。
 大津湖岸なぎさ公園サンシャインビーチでは、たいまつ約100本を約3メートル間隔に並べ、和太鼓が鳴り響く中で点火。夜闇にゆらめく炎の列は湖岸を照らして幻想的な雰囲気を演出し、観光客らの目を楽しませた。(松久高広)
◇野生の蘭、多様な顔 高島
 山野に自生する野生の蘭「春蘭」の中から、変わり種を見つけて育ててきた湖西蘭友会の「第30回春蘭展」(読売新聞大津支局など後援)が、高島市の今津東コミュニティセンターで始まった。13日まで。入場無料。
 春蘭は、色鮮やかで香りも強い洋ランとは異なり、色も香りも淡いのが特徴。春に花を咲かせるので、この名がついた。
 会場には、世代交代を繰り返しながら10年以上も咲き続けている年代ものを含め、136点が並んでいる。
 野生の蘭は最近、シカの食害の深刻な影響を受けているが、平島昭会長(64)は「この展覧会で、自然が生み出したものに、これだけ多様な顔があることを知ってほしい」と話している。(宮明敬)

■晴天のもとびわ湖開き(asahi.com滋賀)
 琵琶湖に春の訪れを告げる「びわ湖開き」(びわ湖大津観光協会など主催)が12日、あった。市民ら約950人が参加。晴れわたる青空の下、観光船など31隻が琵琶湖上をパレードして、迎える観光シーズンの安全を祈願した。
 今年で61回目。びわ湖大津館(大津市柳が崎)であった開会式では、NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」で、ヒロインの娘の親友・田村宜役を演じる吉岡里帆さん(23)が、大型観光船ミシガンの1日船長に任命された。その後、吉岡さんは三日月大造知事や越直美大津市長らと一緒に船上へ。安全祈願した後、春の扉を開くという意味を込めて「黄金の鍵」(長さ170センチ、重さ6キロ)を船上から投下した。水草を食べて環境改善につながるとされるワタカの稚魚500匹も放流した。
 吉岡さんは昨年春まで大津プリンスホテルでアルバイトをしていて、琵琶湖をよく見ていたという。「船長として琵琶湖に来る人の安全を守らなければという思いで、鍵を投下しました。きれいな琵琶湖にたくさんの人が遊びに来てほしい」と話していた。

■琵琶湖全循環、今春大幅遅れ 暖冬で湖面冷却不足(京都新聞電子版)
 酸素を豊富に含んだ表層の水が、湖底の水と完全に混ざり合う琵琶湖の「全循環」が今年は遅れていることが12日までにわかった。例年は1〜2月に確認されるが3月に入っても湖底の一部で水が混ざりきっていない。大幅な遅れは2007年以来で、当時は秋に湖底の低酸素化が報告されており、研究者が注意深くデータの収集を続けている。
 冬場の琵琶湖では、外気で冷やされた表層の水や雪解け水が湖底へ沈み込み、対流が起きて上下の水が混ざり合う。酸素をたっぷり含んだ水が深い湖底まで届けられる年に一度の機会で、全循環は「琵琶湖の深呼吸」とも呼ばれる。
 毎年、琵琶湖環境科学研究センター(大津市)が、「第一湖盆」と呼ばれる水深約90メートルの北湖湖底などを調べて判断している。例年は1月下旬から2月中旬に、湖底付近の1リットルあたりの溶存酸素濃度が各調査地点で一様に10ミリグラムを超える。だが、今年は濃度が回復しきらず、3月4日の調査では7地点の値が同4・5ミリグラムから9・3ミリグラムまでの間にとどまった。同湖盆をのぞく湖底全体の9割以上では、水の循環が確認できているという。
 原因は暖冬とみられる。今冬は県内で降雪が極端に少なく、冬場の気温も平年より1〜2度高かった。同センターの焦春萌専門研究員は「湖面冷却が不足したため、水深の深い地点では水温の低い水の塊がまだ残っている」と説明する。
 07年も記録的な暖冬で全循環が3月下旬までずれ込み、同年冬には、低酸素化の進んだ第一湖盆でイサザやスジエビの大量死が報告された。湖底の低酸素化は猛暑や台風通過の有無、植物プランクトンの増殖などにも左右されることがわかっており、同センターは「全循環の遅れている今年はより注意が必要」とし、調査を続けていくという。

16/03/12

■輝く鍵、春が来た びわ湖開き、吉岡里帆さん一日船長(京都新聞電子版)
 湖国に春の訪れを告げる「びわ湖開き」が12日、大津市沖の琵琶湖で行われた。NHK連続テレビ小説「あさが来た」に出演中の女優吉岡里帆さん(23)=京都府出身=が、一日船長として遊覧船ミシガンに乗り込み、春の扉を開くという「黄金の鍵」を投下した。
 観光シーズンの幕開けに合わせ、湖を訪れる観光客の安全を願い、水の恵みに感謝する恒例行事。同市のびわ湖大津観光協会などが主催した。
 穏やかな晴天の下、ミシガンは午前10時すぎに柳が崎湖畔公園港を出発。近江神宮の神職が湖上安全祈願を行った後、船長帽姿の吉岡さんが、三日月大造県知事や越直美大津市長と、長さ約1・7メートル、重さ約6キロの鍵を「よいしょ」と船上から放った。ミシガンの周囲には観光船やヨット、ボートなど約30隻が集結し、湖上パレードを盛り上げた。

16/03/10

■エルニーニョ、夏に終息=弱まる傾向続く−気象庁(jiji.com)
 気象庁は10日、太平洋赤道域東部の海面水温が平年を上回るエルニーニョ現象が昨年12月ごろにピークを迎えた後、次第に弱まっていると発表した。夏(6〜8月)に平常の状態に戻る見込み。その後、海面水温が平年を下回るラニーニャ現象に転じるかは、はっきりしないという。

16/03/09

■ガソリン、7年ぶり安値=全国平均112円(jiji.com)
 資源エネルギー庁が9日発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの店頭価格(7日時点)は、全国平均で前週比0.5円安の112.0円と3週連続で値下がりした。2009年3月末以来、約7年ぶりの安値水準。原油価格の下げ止まりを受け、一部の石油元売りが卸価格を引き上げたが、店頭価格への反映は進まなかった。

■レギュラーガソリン112.0円、3週連続の値下がり…最安は高知の105.7円(Responce)
資源エネルギー庁が3月9日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、3月7日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.5円値下がりし、1リットル当たり112.0円となった。
レギュラーガソリンの値下がりは3週連続。昨年同時期の小売価格は139.9円。原油価格の下落を背景に1年間で27.9円の値下がりとなっている。
地域別では、関東で0.7円、近畿と中国で0.6円、九州・沖縄と四国で0.5円、中部と東北で0.4円値下がり。北海道は0.8円値上がりとなった。全国最安は高知県の105.7円、すでに14府県で110円を下回っている。
ハイオクガソリンは前週比0.5円安の122.9円、軽油は0.6円安の97.1円となった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、3月9日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は101.0円/リットル(前週比−0.7円)、ハイオクは110.7円/リットル(同−0.7円)、軽油は83.8円/リットル(同+0.5円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

16/03/07

■栗東湖南IC開通 記念ウォーク開催(滋賀報知新聞ネット版)
◇栗東
 栗東水口道路(国道1号バイパス)の湖南市菩提寺〜栗東小野間(延長四・一キロ)の十九日開通に伴い、これに接続する名神高速道路の栗東湖南インターチェンジの運用が開始される。
 同インターは大阪方面の出入りしかできないハーフインター。当日は、午前十時から栗東市六地蔵地先の自動車道上で開通式典が行われた後、午後四時から開通する。
 なお、これに先立ち関連イベントとして、記念ウォークが同日午前九時から開催される。コースは、栗東湖南ICから式典イベント会場までの約二キロ。当日は午前八時半から受け付けを始める。クイズを答えながらゴールをめざし、記念品がもらえる。小学生は保護者同伴。ペット(介助犬、盲導犬除く)を連れて参加できない。問い合わせは栗東市役所内の事務局(077−551−0120)へ。

■ウナギぷるぷる「湖魚おいしい」  滋賀・長浜で催し(京都新聞電子版)
 湖国の郷土料理を味わう催し「グルメの集い」が6日、滋賀県長浜市湖北町尾上の朝日漁業会館で開かれ、京阪神などから訪れた約170人が、ウナギやアユなどの琵琶湖の幸に舌鼓を打った。
 地域の食文化や湖魚をPRしようと、朝日漁業組合などでつくる実行委員会が毎年開いている。
 参加者は、短冊状のウナギと野菜などをすき焼きのように煮た湖北地方の郷土料理「ウナギのじゅんじゅん」をメーンに、稚アユの天ぷらやイサザのつくだ煮などを味わった。
 家族で訪れた長浜小5年川瀬理乃さん(11)は「じゅんじゅんは初めて食べたけど、ウナギがぷるぷると軟らかくておいしかった」と話していた。

■ふなずし39点を食べ比べ 彦根で品評会(ChunichiWeb滋賀)
 家庭で漬けたふなずしを食べ比べる品評会が、彦根市船町の日本料理店「源八」で開かれた。自慢の一品を持ち寄った参加者たちは、独特の甘酸っぱい香りが漂う中で箸を進めた。伝統食のふなずしが若い世代にも受け継がれるようにと、漬け方の講習会を開く市民グループ「あめのうお倶楽部」が主催。十五年目の今回は、県内各地から三十九点の出品があった。
 参加者たちは四つのテーブルに分けて並べたふなずしを、五点満点の「絶品!」から零点の「絶句!」まで六段階で評価した。ビールや日本酒を片手に、うまみや香り、食感などを判断していた。
 各テーブルの上位と下位の計八品は、代表者らが最終審査した。全体の上位三点に加え、幅広い味が魅力の一つだと実感してもらうために最下位も表彰した。県内八小学校の児童が授業で漬けたふなずしも試食した。
 彦根市の藤原良子さん(63)は「日照時間や発酵の仕方で味が違ってくる。少し酸味があるのが好み」と話していた。 (河辺嘉奈子)

16/03/06

■東北〜九州、気温上昇4月並みに 熊本・八代では夏日記録(京都新聞電子版)
 日本列島は6日、南からの暖かい空気が入った影響で、東北から九州の広範囲で4月並みの気温となった。熊本県八代市では5月中旬並みの最高気温25・3度を観測し、夏日となった。7、8日も全国的に平年を上回る状態が続く見込みだ。
 気象庁によると、6日は、九州や近畿、南からの山越えが吹き下ろす「フェーン現象」になった北陸で、20度台まで上がる地点が続出した。
 長崎県島原市では24・9度で夏日に迫った。ほかにも福岡県大牟田市24・5度、鹿児島県阿久根市24・4度、新潟県上越市24・0度、富山県魚津市23・4度、大津市20・7度などはことし最高の気温になった。

16/03/04

■湖国思い浮かぶ癒やしの6曲 大津の女性CD発売(京都新聞電子版)
 キーボードやピアノの演奏家福谷さちこさん=大津市青山8丁目=が、初のCD「滋賀の風景」を発売した。漁港や棚田など滋賀の特徴的な風景をピアノやアフリカの民族楽器カリンバの音色で表現し、「癒やされる」と評判を呼んでいる。
 福谷さんは京都市出身で、2006年に大津市内に越してきた。学生時代から趣味で作曲をしてきたが、滋賀の情景に魅せられ次々に曲ができたためアルバムを作ったという。
 曲は「朽木の森」「湖西の棚田」「菅浦漁港」など6曲。ゆったりとした曲調が多く「ほっとする」「目覚まし時計代わりに聴いている」といった感想が寄せられているという。福谷さんは「現地に行けない人も音でイメージを膨らませてもらえたら」と話す。
 1500円で、島村楽器大津パルコ店や高島市マキノ物産会館で販売中。動画投稿サイト「ユーチューブ」でも一部を公開している。

16/03/03

■新たな脅威、琵琶湖に外来ナマズ 県水産試験場が生態調査(京都新聞電子版)
 琵琶湖の生態系の新たな脅威となっている特定外来生物「チャネルキャットフィッシュ」(アメリカナマズ)について、滋賀県水産試験場(彦根市)が生態の解明を進めている。同ナマズは瀬田川や南湖で捕獲が相次ぎ、捕らえた個体の大型化が報告されている。今後、効率的な駆除へ向けてさらにデータを集めていくという。
 同ナマズは北米原産。成魚は体長1メートルを超えることもあり、エビや小魚を食べる。鋭いヒレを持つため、漁網にかかった際に漁師が負傷するなど被害も出ている。県内では2001年に長浜市沖の琵琶湖で初めて発見され、11年には幼魚が見つかり、繁殖も懸念されている。
 近年は特に瀬田川での増加が目立っている。同試験場によると、14年度は35匹、15年度も25匹が捕獲された。捕獲個体を調べてみると、12年の平均体長は25・6センチだったが、15年は同41・5センチと年々大型化していることがわかった。
 同試験場では、15年度に衛星利用測位システム(GPS)を使った調査や飼育実験に取り組んできた。捕獲個体に発信器を付けて瀬田川に放流する調査では、日中は水深5、6メートルの下流にいるが、日が暮れると上流の浅い水域に移動していることを確認。えさを求めて移動しているとみられるという。
 捕獲地点の川底の地形も調べ、岩礁地帯が多いこともわかった。調査を担当した臼杵崇広専門員は「今後は季節による移動や、産卵、繁殖行動などのデータも集め、効率的な駆除技術の開発につなげていきたい」と話している。

■北湖のアユ資源、8500万〜1億4300万尾 県水産試験場が成果発表(ChunichiWeb滋賀)
 彦根市八坂町の県水産試験場で二日、水産技師が年に一度、日ごろの調査研究を発表する「水産談話会」があった。冬場のホンモロコの生態やセタシジミの肥満度を上昇させる技術、醒井養鱒(ようそん)場(米原市)での養殖ビワマスブランド化の取り組みなど、二十二題が紹介された。職員、漁業関係者ら五十人が訪れ、熱心に耳を傾けた。
 琵琶湖の北湖でアユ資源の推定尾数の調査を初めて試みた結果の発表では、二〇一五年六月時点で八千五百九十二万〜一億四千三百二十万尾だったことが報告された。
 アユは、琵琶湖での漁獲量のおよそ半分を占める。これまで産卵数を数えたり、アユの稚魚「氷魚(ひうお)」の生息状況や魚群探知機などによる調査と過去のデータを比べ、資源変動が激しいと推察されてきた。
 今回は、一一年に県が導入した調査船「琵琶湖丸」に装備した科学計量魚群探知機を使った。水中に超音波を発射し、魚に反射した強度を測定することで、尾数を推定できるという。海洋では活用されてきたが、水深が浅い内水面で利用する例は珍しいという。
 県水産試験場では、北湖で三日間かけて日中に収録したデータを解析し、尾数を導き出した。発表した寺井章人さんは「精度の向上は課題だが、アユ資源予測技術の開発に必要な手法として有効だと示すことができた」と話していた。(河辺嘉奈子)

16/03/02

■ガソリン平均価格112円50銭 2週連続値下がり(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が2日発表した2月29日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、2月22日の前回調査より50銭安い112円50銭となり、2週連続で値下がりした。
 調査した石油情報センターによると、原油価格の下落を受けて、石油元売りが調査の前週に卸価格を引き下げたことが主因。足元では原油価格の反発により卸価格を引き上げた元売りもあり、「来週は小幅な値上がりになる」とみている。
 地域別では、41都府県で下落した。下げ幅は岡山が1円80銭で最も大きく、山形1円40銭、山口1円30銭と続いた。値上がりは北海道、岩手、滋賀の3道県だった。福島、富山、和歌山の3県は横ばいだった。
 ハイオクは50銭下がり、123円40銭。軽油も50銭下落し、97円70銭だった。灯油は18リットル(一般的なタンク1個分)当たりで2円値下がりして1104円となった。

■レギュラーガソリン112.5円、6年11月ぶりの低水準…最安は埼玉の107.2円(Responce)
資源エネルギー庁が3月2日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、2月29日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.5円値下がりし、1リットル当たり112.5円となった。
レギュラーガソリンの小売価格が113円を下回るのは、2009年3月30日の調査以来、6年11か月ぶり。
地域別では、中国で1.0円、中部と東北で0.6円、関東と九州・沖縄で0.5円、近畿で0.2円、四国で0.1円値下がり。北海道は0.2円値上がりとなった。全国最安となる埼玉県の107.2円をはじめ、すでに10道県で110円を下回っている。
ハイオクガソリンは123.4円、軽油は97.7円、いずれも前週比0.5円安となった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、3月2日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は101.7円/リットル(前週比+0.7円)、ハイオクは111.4円/リットル(同−0.9円)、軽油は83.3円/リットル(同−1.6円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■南米原産種、琵琶湖北部に拡大 ナガエツルノゲイトウ(京都新聞電子版)
 琵琶湖での大量繁茂が課題になっている特定外来生物のナガエツルノゲイトウが、滋賀県長浜市湖北町海老江や竹生島など北湖の北部にも拡大していることが、1日の琵琶湖外来水生植物対策協議会で報告された。繁殖力が旺盛で、水路や農地への拡大も懸念されることから、協議会では駆除を急ぐことを確認した。
 滋賀県によると、ナガエツルノゲイトウは2004年に彦根市薩摩町の神上沼で初確認された。これまでは、琵琶湖東岸は同市の矢倉川、西岸は高島市安曇川町北船木がそれぞれ分布の北限だったが、15年度には東岸側は長浜市の海老江や豊公園、南浜、早崎、竹生島、米原市の蓮池で確認された。西岸では高島市の藁園や針江、饗庭でも見つかった。
 生育規模は蓮池で約1360平方メートルに広がっているが、他は人手で駆除が可能な範囲にとどまっているという。分布域の拡大について、県自然環境保全課は「南米原産種だが、琵琶湖の水温に順応している。近年の温暖化も繁茂に寄与していることは否めない」とみている。
 北湖では、高島市や米原市で同じ特定外来生物のオオバナミズキンバイも確認されている。このため、駆除などの対策を協議する同協議会に彦根、長浜、高島、米原4市も参加することが決まった。この日の協議会では、参加者から「刈り取った水草を焼却前に乾燥させる場所の確保に協力してほしい」「水草の特性を広く県民に知ってもらうことが必要だ」などの意見が出された。

■春なのに 雪景色(YomiuriOnLine滋賀)
 強い冬型の気圧配置の影響で、県内は1日、甲賀市信楽町で氷点下3・1度、米原市で同2・2度などと冷え込み、長浜、彦根、高島市などで7〜9センチの積雪を記録。大津市でも建物の屋根などが、うっすらと雪に覆われた。
 近江八幡市では、観光名所「八幡堀」も雪化粧。堀に架かる白雲橋の欄干も白くなり、登校中の子どもたちが、雪を手にとってはしゃいでいた。(小宮宏祐)

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