琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2016/04)

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16/04/29

■大津市が湖岸でイベント 自転車貸し出しも実施(asahi.com滋賀)
奥令、山下寛久
 大津市は29日から5月1日までの3日間、大津市島の関の琵琶湖岸にある「おまつり広場」で、飲食や音楽が楽しめるイベント「なぎさカフェ」を開く。
 都市再生課によると、県にゆかりのあるアーティスト計4組や、県内9高校の軽音楽部が特設ステージで演奏。飲食店10店が出店し、湖を眺めながらパンやピザ、ビール、コーヒーなどが楽しめる。
 また、電動アシスト自転車20台を貸し出すサービス「びわちゃり」を試験的に実施する。1時間100円。JR大津駅、おまつり広場、なぎさのテラス(打出浜)の3カ所で借りたり、返却したりできる。自転車は本体にGPS機能と通信機能を搭載。得られた位置情報を分析し、今後の利用者のニーズ把握に生かしたいとしている。

16/04/28

■大津の湖岸でなぎさカフェ(滋賀報知新聞ネット版)
=29日から3日間=
◇大津
 大津市は二十九日から五月一日までの三日間、湖岸のなぎさ公園おまつり広場でなぎさカフェ事業を実施する。期間中は、県に縁のあるアーティストや高校軽音楽部のステージ(午後一時〜同五時)や、オープンカフェ&マルシェ(十店程度)、電動サイクルのレンタサイクル二十台(午前九時〜午後六時)を設置する。

16/04/27

■GWのガソリン価格は7年ぶりの安値水準に 今週で7週上昇でも(産経ニュース)
 今年のゴールデンウイーク(GW、大型連休)は、ガソリン価格が7年ぶりの安い水準となりそうだ。
 経済産業省資源エネルギー庁が27日発表した25日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、18日の前回調査より50銭高い117円10銭。原油価格の上昇を受け7週連続の値上がりとなったものの、前年の同時期に比べて20円程度安い。
 来週もガソリン価格は小幅に値上がりする見通しだが、ガソリン安は自動車で遠出する行楽客には恩恵となりそうだ。

■レギュラーガソリン、3か月ぶりの117円台…7週連続値上がり(Responce)
資源エネルギー庁が4月27日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、4月25日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.5円値上がりし、1リットル当たり117.1円となった。
レギュラーガソリンの値上がりは7週連続。1月18日の調査以来、約3か月ぶりの117円台となった。
地域別では、四国で2.0円、中部で0.9円、関東と近畿で0.4円、九州・沖縄で0.2円、中国で0.1円値上がり。一方、東北は0.2円、北海道は0.1円、それぞれ値を下げた。
ハイオクガソリンは前週比0.4円高の127.9円、軽油は0.1円高の99.5円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、4月27日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は108.8円/リットル(前週比+1.4円)、ハイオクは119.5円/リットル(同+1.4円)、軽油は85.6円/リットル(同+0.6円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

16/04/26

■GW渋滞予想 南進ピークは30日、5月4日(紀伊民報AGARA)
 和歌山県警交通規制課は、ゴールデンウイーク期間中(29日〜5月8日)の交通渋滞予想を発表した。運転時のこまめな休憩、全座席シートベルト着用などを呼び掛けている。交通情報は日本道路交通情報センター(050・3369・6630)、県警交通管制センター(073・476・1620)でも確認できる。
 主要道路の渋滞予想は次の通り。
【南進】
 阪和道の海南インターチェンジ(IC)―広川南IC
 29日午前8時〜午後1時=10キロ
 30日午前8時〜午後1時=25キロ
 5月1日午前8時〜午後1時=5キロ
 3日午前7時〜午後3時=20キロ
 4日午前7時〜午後3時=25キロ
 5日午前9時〜午後2時=5キロ
 白浜町アドベンチャーワールド入り口付近(県道南紀白浜空港線など)
 30日午前7時〜午後5時=10キロ
 5月1日午前7時〜午後5時=5キロ
 3日午前7時〜午後5時=10キロ
 4日午前7時〜午後5時=10キロ
【北進】
 阪和道の和歌山北IC―泉佐野ジャンクション
 30日午後4時〜8時=5キロ
 5月1日午後4時〜8時=5キロ
 3日午後4時〜8時=5キロ
 4日午後3時〜10時=15キロ
 5日午後3時〜10時=15キロ
 8日午後3時〜7時=5キロ
 阪和道印南IC―広川南IC
 30日午後4時〜9時=20キロ
 5月1日午後3時〜8時=15キロ
 3日午後4時〜8時=5キロ
 4日午後4時〜9時=20キロ
 5日午前11時〜午後9時=15キロ
 8日午後4時〜7時=5キロ
 阪和道南紀田辺IC―印南IC
 5月4日午後3時〜7時=5キロ
 5日午後1時〜6時=10キロ
 県道南紀白浜空港線の田鶴交差点付近
 30日午後5時〜10時=5キロ
 5月1日午後5時〜10時=5キロ
 3日午後5時〜10時=5キロ
 4日午後5時〜10時=5キロ
 8日午後5時〜10時=5キロ

■熊野灘の捕鯨文化が日本遺産に(紀伊民報AGARA)
 文化庁は25日、日本文化や伝統を語る上で必要な地域の文化財や伝承、風習などの物語を認定する「日本遺産」に、和歌山県太地町など4市町の熊野灘を対象地域にした「鯨とともに生きる」を選んだと発表した。これを受け、県や関係市町、団体などが協議会を設置し、観光客誘致に向けた取り組みを推進する。
 「日本遺産」は、地域の歴史的魅力や特色を通じて、日本の文化や伝統の物語を認定する制度で、文化庁が昨年度に始めた。物語に不可欠な文化財を整備し、発信することで、観光面などでの活性化を目指す。
 有識者で設置する、文化庁の審査委員会が興味深さや斬新さ、日本遺産を生かした地域づくりの将来ビジョンがあるかなど5項目を総合的に判断して選び、文化庁が決定した。今回は全国から67件の申請があり、19件を選んだ。
 県は串本町、太地町、那智勝浦町、新宮市を対象地域にした「鯨とともに生きる」と、和歌山市と海南市を対象地域にした「御三家紀州徳川家の『父母状』を継承する街」を申請。「御三家」は認定されなかった。
 「鯨とともに生きる」は、鯨船が登場する河内祭の御舟行事(串本町)、古座鯨方の拠点だった潮岬の鯨山見(同)、太地のくじら踊(太地町)、鯨供養碑(同)、三輪崎の鯨踊(新宮市)など19の文化財を基に、熊野灘で古式捕鯨が産業として定着発展した背景と、受け継がれた捕鯨文化を示す物語。具体的には、クジラは日本人の信仰対象で、いまも祭りや伝統芸能、食文化などが受け継がれていることなどの内容。
 認定を受け、県、県観光連盟、関係4市町、市町の観光協会、三輪崎郷土芸能保存会、古座川河内祭保存会などが5月に協議会を設置する予定。協議会は国に「日本遺産魅力発信推進事業」の補助金を要望し、案内板の整備や「日本遺産ガイド」の養成、ガイド本やサイト作成など、観光客増に向けた取り組みを進めたいという。
 仁坂吉伸知事は26日の定例記者会見で、対象地域の周遊旅行を企画したい考えを示した。その上で、太地町などで続く反捕鯨活動に対しては「鯨を殺すな、食べるなという人たちでも、祖先は捕鯨文化の下にいる。思想は自由だが、われわれがこういう文化を持って懸命に生きてきたことに対する尊敬の念はあってしかるべきだ。彼らの文化レベルが高ければ、古式捕鯨文化が脈々と息づいてきた日本遺産の意義は分かってもらえるはずだ」と話した。
 文化庁は初年度、18件を認定しており、計37件となった。県内からは「鯨とともに生きる」が初の認定となる。
捕鯨への理解進めば 認定喜ぶ関係者
 古式捕鯨発祥の地である太地町や串本町では「(捕鯨に対する)外国人の理解が深まれば」などと認定を喜んだ。
 太地町漁協の貝良文参事(56)は「認定は大変ありがたい。認定された内容の通りで、自分たちは昔から鯨に感謝をしながら『いただきます』の精神で生きてきた。そのことを日本遺産という形で認めていただき、日本だけでなく、世界にも広がっていけばうれしい」。太地町の三軒一高町長(68)も「町が目指している『鯨の学術研究都市』をつくる上で大変意義のあることだと思う。この地域の人たちが、生きるために必死に続けてきた歴史や文化への理解が外国でも進むことを期待したい」と話した。
 串本町の田嶋勝正町長(57)は「継承されてきた文化がこうして日本遺産に登録され、認められたことは大変うれしい。今後はより一層、多くの人に知ってもらえる方策を考えていきたい」と抱負を述べた。

■琵琶湖外来魚駆除大会 一般参加呼び掛け(びわ湖大津経済新聞)
 草津市烏丸半島多目的広場で5月29日、「琵琶湖外来魚駆除の日」に合わせて外来魚駆除の釣り大会が開催される。
 毎年5月の最終日曜に行われる「琵琶湖外来魚駆除の日」は、外来魚が増えている琵琶湖の問題を発信しようと2000年からスタート。1990年前半まではボテジャコやモロコといった小魚が捕れていたが、90年代後半からは外来魚ばかりが目立つようになってきたという。
 主催者の高田昌彦さんは「1人でも多くの人に琵琶湖の現状を知ってほしい」と話す。「現在は3000匹から4000匹に在来魚が1匹釣れるかどうかというくらい琵琶湖は外来魚ばかり。特に4月5月は繁殖期の時期なので1匹でも多く外来魚を釣りたい。このイベントを通して1人でも多く理解者が増えれば」と期待を込める。企業のCSR活動としての参加も多い。
 釣りざおと仕掛けセットと餌を用意し、未経験者でも気軽に参加できるようにしている。釣った魚は主催者が回収。釣り大会のほかにも琵琶湖の魚試食会、地引き網体験、魚の解剖、淡水魚の展示なども行われる。
 開催時間は、外来魚釣り大会=10時〜16時、琵琶湖幸の試食会=11時30分〜12時30分、地引き網体験=13時〜14時、外来魚生態観察(当日13時30分までに要予約、保護者同伴)=14時〜15時、淡水魚比較展示=10時〜15時30分。問い合わせ先は高田さん(TEL 090-8527-3752)まで。

■日本遺産、県内で新たに5カ所(ChunichiWeb滋賀)
 文化庁が二十五日に発表した二〇一六年度の日本遺産に関連し、一五年度に県提案で認定された「琵琶湖とその水辺景観−祈りと暮らしの水遺産」の構成要素に竹生島(長浜市)や彦根城(彦根市)など五カ所が追加された。同日の定例会見で三日月大造知事は「ストーリーがさらに充実した」と滋賀の魅力向上へ期待を込めた。
 追加されたのは、ほかに菅浦の湖岸集落景観(長浜市)、西教寺、石山寺(いずれも大津市)。県が各市と相談して追加申請していた。遺産の構成要素は七市二十六カ所となった。
 県によると、竹生島が古くから水の神の宿る島としてあがめられてきたこと、彦根城がかつて琵琶湖や内湖に接して築かれた「水城(みずじろ)」であったことなどが追加された理由。県は二〇一七年度に日本遺産を生かした「水の文化ぐるっと博」を開催する準備を進めている。
 竹生島が構成要素に加わったことに長浜市の藤井勇治市長は「日本遺産『びわ湖とその水辺景観』の魅力が信仰面と歴史面で高まり、より多くの観光客を誘致できると確信している」と喜んだ。
 一方、同じ竹生島に関して、長浜市が単独で申請した「神を斎(いつ)く観音霊場・竹生島」は落選。市は今後、申請内容を精査した上で単独認定を目指して取り組む。甲賀市が三重県伊賀市と申請した「忍びの里−忍者の真の姿を追え!」と、甲賀市が愛知県瀬戸市、常滑市など他県五市町と申請した「炎と土の結晶−日本六古窯−」も認められなかった。(井上靖史)

■長浜も「琵琶湖景観」入り 日本遺産(YomiuriOnLine滋賀)
◇菅浦湖岸集落など仲間に
 日本遺産「琵琶湖とその水辺景観―祈りと暮らしの水遺産」に、長浜市が構成団体に加わり、文化財など5件の追加認定が決まった。
 「琵琶湖とその水辺景観」は文化庁が昨年度、大津、彦根など6市から琵琶湖唯一の有人島・沖島(近江八幡市)や湧き水を利用した「川端」がある高島市針江・霜降の景観など21件を認定。
 今回、長浜市が加わったことで、古くから水の神が宿る島とあがめられた竹生島、山々と琵琶湖に囲まれたような菅浦の湖岸集落景観が追加された。他市では彦根市の彦根城、大津市の石山寺と西教寺が入った。
 認定を受け、三日月知事は25日、「長浜市が加わり、琵琶湖周辺の日本遺産ということがよりわかりやすくなった」と評価。同市の藤井勇治市長も「信仰や歴史面の魅力が増し、より観光客を誘致できる」と喜んだ。
 県は来年度、日本遺産を巡る「水の文化ぐるっと博」(仮称)を開催予定で、今年度は旅行会社にツアー商品開発を働きかける。

■竹生島と菅浦、日本遺産追加 長浜市も構成団体に(asahi.com滋賀)
 文化庁が25日発表した「日本遺産」で、昨年認定された「琵琶湖とその水辺景観―祈りと暮らしの水遺産」を形づくる文化財として、長浜市の竹生島と菅浦(すがうら)の湖岸集落景観、大津市の西教寺、石山寺、彦根市の彦根城の計5件が追加認定された。同遺産を構成する文化財は計26件となり、構成団体は長浜市が新たに加わり、県と7市になった。
 追加された5件については、認定前に準備が整わず、県などが文化庁に追加申請していた。

16/04/25

■年間会員対象 エリ漁ツアー(滋賀報知新聞ネット版)
=琵琶博が募集=
◇草津
 琵琶湖博物館(草津市)は五月十五日、二十九日、倶楽部LBМ(年間観覧券)会員限定イベントとして、「漁師さんと行くエリ漁ツアー」を開催する。
 当日は午前九時十五分に同博物館うみっこ広場に集合し、烏丸半島船着き場から漁船で琵琶湖大橋付近のエリへ向かい、守山漁協の漁師から説明を受けたり、実際に網の引き揚げを見学・体験する。帰港後、湖魚料理やまかないご飯に舌鼓を打つ。
 大人三千円、中学生以下千五百円。各日二十人(抽選)。申し込みは、開催の十日前までに電子メール(event@lbm.go.jp)または往復はがきに参加希望日、参加希望者全員の氏名、年齢、住所、電話番号、会員番号を記入し、〒520−0001草津市下物町一〇九一、琵琶湖博物館「エリ漁ツアー」担当(077−568−4811)へ。

■滋賀・瀬田川で祭 セタシジミ漁獲量回復願う 家族連れらイベント堪能(産経ニュース)
 琵琶湖の固有種「セタシジミ」への理解を深めようと、大津市の「瀬田の唐橋」周辺の瀬田川で24日、「セタシジミ祭」が開かれた。参加した家族連れらはシジミ漁や放流を体験したほか、振る舞われたシジミ汁を堪能した。
 セタシジミは殻が厚く、身は肉厚でうまみが多いのが特徴。浅瀬から水深15メートルにかけて生息しており、昭和40年代までは漁獲量も多く、瀬田川一帯は主要な漁場だった。
 しかし、昭和47年から平成9年にかけて行われた琵琶湖総合開発事業などの影響で水質が悪化。セタシジミの漁獲量は昭和32年の6072トンをピークに減少し、昭和61年には300トンを割り込んだ。
 このため、瀬田町漁業協同組合などが語呂合わせで4月23日を「シジミの日」と定め、この日に近い日曜・祝日にセタシジミ祭をほぼ毎年行っている。
 今年は約100人が参加。セタシジミの漁獲量回復を願って稚貝を瀬田川に放流したほか、漁船で沖合まで出て、サオを使ったシジミ漁を体験した。
 セタシジミ祭実行委員長の吉田守・瀬田町漁業協同組合長(70)は「漁協でも放流しているが、水質の悪化などで年々漁獲量が減っている。参加してくれた方々が一人でも多く、琵琶湖や瀬田川の環境保全を意識してくれたら」と話していた。

16/04/24

■ホンモロコを主役に つながりシリーズ第4回(滋賀報知新聞ネット版)
=世界一おいしいコイ科の魚=
◇東近江
 漁獲量が急激に減ったものの、地元漁協などの取り組みで、近年、再び漁獲できるようになってきた琵琶湖固有種の魚「ホンモロコ」に焦点を当てた講演会・試食イベントが十六日、東近江市立能登川図書館・博物館で開かれた。
 市森と水政策課と河辺いきものの森が、市の豊かな自然を身近に感じてもらおうと、昨年八月から始めた体験型の勉強会「つながりシリーズ 鈴鹿から琵琶湖まで」の最終回(第四回目)として開催。地元住民や親子など約四十人が参加した。
 元滋賀県水産試験場長でびわ湖の森の生き物研究会の藤岡康弘さの講演で少しずつ分かってきたホンモロコの生態を学んだあと、旬の天然ホンモロコを参加者自らが素焼きにして、湖魚の魅力をその味から学んだ。
 臭みがなく、上品な味わいが特徴のホンモロコは、骨も柔らかく、最盛期の漁獲のほとんどが、京都の高級料亭などに出荷されていたほど。外来魚などの影響で漁獲量が急減したが、水質資源の確保や外来魚駆除などの地域の取り組みで、近年は増加傾向にある。
 子どものころ住んでいた草津市で、ホンモロコをよく食べていたと話す能登川地区在住の八谷啓子さん(50)は「懐かしくて、とても新鮮。頭からしっぽまで食べられて美味しい」と、琵琶湖のめぐみを堪能していた。

■ホンモロコ、イサザ…琵琶湖の幸、味わって 大津で朝市(京都新聞電子版)
 堅田漁港で水揚げされた琵琶湖の鮮魚を販売する「湖族の朝市」(堅田漁業協同組合主催)が23日、大津市本堅田2丁目の堅田漁業会館で開かれ、市民らでにぎわった。
 同朝市は毎年4月末に開催。パックの中でピチピチと跳ねるほど生きのいいホンモロコやキラキラと魚体が光るワカサギ、イサザなどが並ぶと、すぐに行列ができ30分ほどでほとんどが売り切れた。しじみ汁の振る舞いもあり、家族連れらが湖を眺めながらおいしそうに味わっていた。
 同漁協の佐野高典代表理事組合長(67)は「今年はアユもモロコも大きく、よく捕れた。多くの人に喜んでもらってよかった」と話していた。

16/04/23

■琵琶湖にパラグライダー墜落 長浜、男性重体(ChunichiWeb)
 23日午前11時40分ごろ、滋賀県長浜市高橋町の沖合300メートルの琵琶湖上に、同市南田附町の会社員小林リチャードさん(41)操縦のモーターパラグライダーが墜落した。近くにいたボートに助けられたが、意識不明の重体。
 仲間の男性(64)によると、この日は小林さんを含め県内外の愛好者5人ほどで一緒に練習していた。事故当時、現場付近は晴天で、風はほとんど吹いていなかったという。
 長浜署によると、現場近くにいた女性が、きりもみ状態で降下する様子を目撃し、通報した。同署が墜落した原因を調べている。
 モーターパラグライダーは1人乗りで、プロペラ付きエンジンを背負って飛ぶ。小林さんはパラグライダー歴15〜20年の上級者だった。

■琵琶湖にパラグライダー墜落、男性が重体 滋賀(京都新聞電子版)
 23日午前11時40分ごろ、滋賀県長浜市高橋町沖約300メートルの琵琶湖にエンジン付きパラグライダーが墜落し、操縦していた同市南田附町、会社員小林リチャードさん(41)が全身を強く打ち意識不明の重体となった。長浜署によると、小林さんは他の愛好者4人と同市の浜辺を拠点にして午前9時ごろから順番に飛行していたが、旋回と上昇を繰り返す飛行中に湖面に墜落したという。小林さんはパラグライダー歴約20年で、同署が墜落の原因を調べている。

■パラグライダー墜落、意識不明の重体 滋賀・長浜の琵琶湖(産経ニュースWEST)
 23日午前11時40分ごろ、滋賀県長浜市高橋町の沖合約300メートルの琵琶湖上に、モーターパラグライダーが墜落した。操縦していた同市南田附町の会社員、小林リチャードさん(41)が付近にいたボートに救助されたが、意識不明の重体。
 長浜署によると、午前11時ごろに近くの浜から離陸し、友人らとグループで飛んでいた。目撃者は同署に「空中で回りながら落ちた」と話している。小林さんは飛行経験約5年の上級者だったという。同署が墜落した原因を調べている。
 モーターパラグライダーはエンジンとプロペラがあり、平地から離陸できる。

16/04/22

■野生ミドリガメ、800万匹生息推計 在来種の8倍(asahi.com)
 国内で野生化して生態系に影響を与えているおそれがあるアカミミガメ(ミドリガメ)について、環境省は22日、国内に約800万匹が生息するとの推計を発表した。今後の駆除事業などの基礎データとして活用する。
 環境省は北海道と沖縄県などを除く全国各地で、1平方キロメートルごとにカメがすみやすい環境がどのくらいあるのかや、過去の捕獲調査などから割り出した生息密度をもとに個体数を解析。甲羅の長さが10センチ以下の子ガメを除き、全国に約790万匹のミドリガメが生息するとした。
 この数字は日本在来のニホンイシガメの個体数の約8倍に上る数。ミドリガメは水草などを食べることから、生態系に深刻な影響を与えている可能性があるという。飼いきれずに野外に捨てられたり、捨てられたカメが繁殖したりしたことで増えたとみられる。
 環境省は、飼育や販売が原則禁止される特定外来生物にミドリガメを指定する方針で、今後も駆除などの対策を進める。ただ、特定外来生物の指定前から飼っている場合は飼い続けられるため、「カメは捨てずに最後まで世話してほしい」と呼びかける。(小坪遊)

■野生ミドリガメ、推定800万匹生息…食害深刻(YomiuriOnLine 16/04/22)
 環境省は22日、ペットとして人気の高い北米原産の外来種ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)が、国内の自然界に推定約800万匹生息しているとの調査結果を発表した。
 野生のミドリガメの生息数が明らかになるのは初めて。
 同調査によると、北海道や南西諸島を除く全国に、甲羅の長さ10センチ以上のミドリガメ790万9000匹が生息し、98万匹とされる在来種のニホンイシガメの8倍にのぼった。関東平野や大阪周辺など、都市部やその近くの河川やため池に多いとみられる。
 ミドリガメが水草のみを食べた場合、毎週約320トンの水草が消失することになり、同省は「在来種の生息域を奪うだけでなく、貴重な水生植物が相当損なわれている」とみている。ミドリガメは1950年代からペットとして輸入された。レンコンの芽を食い荒らすなどの食害が深刻で、同省は2020年をめどに輸入を禁止する。

■全国に外来種カメ約800万匹 環境省が生息数推定(47NEWS)
 環境省は22日、「ミドリガメ」の名で知られる外来種ミシシッピアカミミガメの野外での生息数は全国で約800万匹に上るとの推定結果を発表した。人間が、ペットとして飼えなくなったカメを捨てるなどしたことで爆発的に増えたとみられる。環境省は輸入規制や野外での防除など対策を強化する考えだ。
 解析した長谷川雅美・東邦大教授は「もともと1匹もいなかったカメが多くすみ着き、他の動物に影響を与えることが懸念される」と指摘した。
 全国の分布情報から、生息に適した面積を集計した。生息適地は、関東平野、濃尾平野、大阪平野、瀬戸内、有明海周辺に多いことが分かった。

■カツオ水揚げ、ようやく増加 串本、全体的には不漁傾向(紀伊民報AGARA)
 春のカツオ漁シーズンを迎え、和歌山県串本町串本の串本漁港では、ようやくまとまった量が水揚げされるようになった。しかし、不漁傾向は続いており、漁業関係者にとっては厳しい状況が続いている。
 県内のカツオ漁は、黒潮に乗って北上する「初ガツオ」の春と、東北沖から南下する「戻りガツオ」の秋が主なシーズン。近年は全体的にカツオの来遊量が減り、不漁傾向が続いている。
 和歌山東漁協串本支所によると今年の春の漁シーズンは3月から始まり、1日当たりの水揚げ量は数百キロ〜1トン台で推移。4月に入り3日が1・1トン、4日が1・3トン、5日が1・9トン、6日が1・3トンなどだったが、10日に3・7トンを水揚げし、17日に5トン、18日は今季最高の9トンを記録した。その後も19日が6・4トン、20日が4トン、21日が3・7トンと、ようやくまとまった量が揚がり始めている。
 しかし、年間で平均600〜800トン、多い年は約1300トン捕れた以前と比べると減少しており、昨年は過去最低の約100トン。4月だけだと約60トンだった。今年の4月は21日現在で約43トンとなっている。同支所は「以前は1日10トンや20トン揚がるのが普通だった。春のピークである5月上旬までにどれだけ量が増えるか。秋のシーズンにも多く揚がってくれたらいいのだが」と話している。
 現在水揚げされているサイズは、6段階あるうち一番小さい「小小」(1〜1・3キロ)と小さい方から2段階目の「小」(1・4〜1・9キロ)が多い。漁場は串本沖で、多い時は約150隻の船が出て漁をしている。串本町が発祥とされる「ケンケン漁」で捕れた2〜4・5キロのカツオのうち、条件を満たす品質の物を仲買人が選別し「しょらさん鰹(かつお)」の認証シールを貼って売り出している。

■カツオ不漁で低金利融資 県が漁業者に補助(紀伊民報AGARA)
 和歌山県は、近年のカツオの不漁を受け、本年度も漁業者に対し、低金利貸し付け対策をすると発表した。県信漁連の融資に県が金利を補助する。
 カツオの不漁が続いていて、2012年から4年連続の発動。今回の対象は、最近1年間の水揚げ高が、過去3年の平均より減少した漁業者で、これまでより緩和した。

 融資限度額は法人は2千万円、個人は1千万円。基準金利は1・4%だが、県が補助するため、0・1%で貸し付ける。償還期限は6年以内で、うち元金返済開始日までの据置期間は2年以内。受付期間は5月9日から来年2月28日まで。
 県によると、カツオは2004年ごろから不漁傾向にあり、03年に県内で2880トンあった漁獲量は、04年に955トンになり、直近のデータがある14年には375トンまで落ち込んだ。田辺、すさみ、串本の主要3港でみると、03年に1263トンあったのが、04年には半分以下の562トンになり、15年は過去最少の148トンしかなかった。
 県は、中西部太平洋での台湾や中国、アメリカの大型巻き網漁船による大量捕獲が大きな原因とし、国に対策の提案を続けている。国から要望を受けた国際機関「中西部太平洋まぐろ類委員会」は、集魚装置の使用規制や和歌山県沿岸の調査などをしている。
 県はカツオ休漁中の受け皿として、15年10月に規則改正し、トローリングの遊漁船業ができるようにした。効率的に漁獲ができるよう、カツオの漁場探索マップ提供や、集魚する浮き魚礁の設置なども進めている。

■青色照明で安らぎ感じて 琵琶湖大橋に試験設置(ChunichiWeb滋賀)
 大津市と守山市を結ぶ琵琶湖大橋に三月下旬、心を落ち着かせる効果があるとされる青色の照明が試験的に設置された。橋上からの自殺を防ぐのが目的だが、橋を管理する県道路公社の担当者は「青色照明で歩行者が安らぎを感じてもらい、橋のウオーキングを楽しんでほしい」と橋の魅力向上にも期待している。
 照明は青色発光ダイオード(LED)で、東行き車線の水面から二十六メートルの最も高い部分の歩道に十機設置した。県警や市などによると、橋上からは年間数件の自殺があり、大津市堅田地区の住民から要望を受け、県道路公社が大津市、大津北署と協議して対策を検討していた。
 転落を防ぐ柵や網の設置も検討したが、橋の景観を悪くするのではと慎重論もあったという。青色照明には心を落ち着かせる効果があるとする研究もあり、景観への影響も少ないことから採用した。同公社の担当者は「少しでも効果があるなら」という思いだったという。
 同様の例としては、JR西日本が十年前から順次、近畿地方の踏切百七十カ所に青色照明を設置。青色光の鎮静効果で無理な横断を抑え、踏切事故防止につなげるのが狙いで、県内の踏切にも導入されている。
 JRの担当者は「明確な数字は出ないが、一定の効果はある」としている。(野瀬井寛)

16/04/21

■深刻化するカツオ不漁…「このままでは漁師いなくなる」頭を抱える漁業関係者(産経ニュースWEST)
 深刻化するカツオの不漁に和歌山県内の漁業関係者も頭を抱えている。
 「今は漁に出ても、行って帰ってくるだけ。何も取れないよ」。すさみ町のカツオ漁師、長野博さん(75)はため息交じりに語り、大きく肩を落とした。
 長野さんはひき縄を使った「ケンケン漁」で知られるすさみ漁港で約50年、カツオ漁に打ち込んできた。かつては、カツオ漁期(2〜5月中旬)だけで1年の収入を得ていたが、現在では漁だけでは生活ができなくなっているという。
 そればかりか、漁に出ても全くカツオが取れない日もあるといい、漁船の燃費ばかりにコストがかかっている状態だと嘆く。「何とか対策を取らないと、伝統のケンケン漁がなくなってしまうかもしれない。すさみ町の漁師にとって、ケンケン漁は誇り。何としても残したい」と語った。
 和歌山南漁協すさみ支所によると、3月末時点で同支所に所属するカツオ漁師は100人程度。同支所の担当者は、「約30年前は700人もカツオ漁師がいて港もにぎわった。今は人も船も少なくなって寂しい。漁師の平均年齢も70歳前後で、減る一方だ」と話す。その上で、「漁師だけでは生活ができず、若い人は別の職を探している。伝統は残したいが、このままでは、漁師がいなくなってしまう」と危機感をあらわにした。

■カツオ不漁に和歌山県が支援策 低金利で融資「経営持ち直しを」(産経ニュース)
 近年、漁獲量が著しく減少しているカツオ漁の漁業関係者に対し、県は20日、県信用漁業協同組合連合会(信漁連)の融資を低金利で受けられるようにする支援策を発表した。不漁の影響で資金繰りに追い込まれる漁業関係者もいるといい、県は「カツオ漁は県にとって大切な産業。今回の支援で漁業関係者に経営を持ち直してほしい」と呼びかけている。
 県沖は豊富な漁場として知られるが、平成26年には、前年から700トン以上も減少し、375トンにとどまった。県全体の漁獲量の半分近くを占め、ひき縄を使った伝統的な「ケンケン漁」が盛んに行われている田辺やすさみ、串本の主要3漁港でも同様で、昨年にはこの3漁港でのケンケン漁の漁獲量が過去最低の148トンにまで落ち込んでいる。
 県によると、カツオの漁獲量の減少の背景には、世界的な「魚食ブーム」が背景にあり、太平洋の中西部では近年、米国や中国、台湾といった各国の大量漁獲が進んでいるという。
 こうした状況から、資金繰りに苦しむ漁業関係者も増え、廃業に追い込まれるケースもあるといい、漁業関係者に経営を立て直してもらおうと、県が支援策を取りまとめた。
 具体的には、最近1年間の水揚げ高が過去3年間の平均と比べて減少した漁業関係者が信漁連から、必要な運転資金を借り入れる場合の金利1・4%のうち、大半の1・3%を県が補助。低金利に抑えることで、融資を受けやすくするという。
 県では、このほか、減収に備えてもらうため、漁業関係者に「漁業共済」などの共済制度の活用も積極的に呼びかけていく考えだ。

16/04/20

■ガソリン価格が6週連続値上がり 全国平均116円60銭に(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が20日発表した18日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、11日の前回調査より30銭高い116円60銭だった。原油価格の底打ち傾向の影響が続き、6週連続の値上がりとなった。調査した石油情報センターは「来週も上がる」と予想している。
 地域別では、33都府県で値上がりした。上げ幅は大阪の2円70銭が最大で、高知の2円40銭、徳島の1円90銭が続いた。
 熊本は1円50銭値上がりした。同センターは「地震が影響したとはいえない」とみている。
 値下がりは北海道と8県で、神奈川が1円ちょうど安と最も下落した。愛知は70銭安、岡山は50銭安だった。青森や鹿児島など5県は横ばいとなった。
 ハイオクは30銭値上がりし、127円50銭だった。軽油は20銭上昇し、99円40銭。灯油は18リットル(一般的なタンク1個分)当たり3円値上がりして1115円だった。

■レギュラーガソリン116.6円、6週連続の値上がり(Responce)
資源エネルギー庁が4月20日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、4月18日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.3円値上がりし、1リットル当たり116.6円となった。レギュラーガソリンの値上がりは6週連続。
地域別では、四国で1.5円、近畿で1.1円、九州・沖縄で0.6円、東北で0.3円、中国で0.1円値上がり。一方、中部は0.2円、北海道は0.1円値下がり。関東は横ばいだった。
ハイオクガソリンは前週比0.3円高の127.5円、軽油は0.2円高の99.4円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、4月20日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は107.4円/リットル(前週比−0.1円)、ハイオクは118.1円/リットル(同−0.8円)、軽油は85.0円/リットル(同−1.3円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰受賞 近畿大学農学部環境管理学科 細谷和海教授(News2u.net)
近畿大学農学部(奈良市中町)環境管理学科教授の細谷和海が、平成28年度(2016年度)「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰を受賞いたします。本日、平成28年(2016年度)4月20日(水)に新宿御苑インフォメーションセンター(東京都)にて表彰式が開催されます。
【本件のポイント】
●自然環境の保全、なかでも淡水魚類の分類学、保全生物学および外来種に関する分野に対し顕著な功績が認められ受賞
●細谷教授は、淡水魚類の希少種の保護や外来種の影響・対策の分野の研究において、我が国における先導的役割を果たし、自然環境の調査研究および普及啓発活動に尽力
【本件の概要】
受  賞:平成28年度「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰
受賞部門:調査・学術研究部門
受 賞 者:近畿大学 農学部 環境管理学科 教授 細谷 和海(ほそや かずみ)
■日 時:平成28年(2016年)4月20日(水) 14:00〜15:30
■会 場:新宿御苑インフォメーションセンター(東京都新宿区内藤町11番地)
■主 催:環境省 自然環境局 国立公園課 国立公園利用推進室
【「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰】
環境省では、自然環境の保全に関し、顕著な功績があった者(又は団体)を表彰し、これを讃えるとともに、自然環境の保全について国民の認識を深めることを目的に、平成11年度(1999年度)から毎年、『「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰』を行っています。本表彰は【保全活動部門】、【生き物環境づくり・みどり部門】、【自然ふれあい部門】、【調査・学術研究部門】の4部門からなり、細谷教授は【調査・学術研究部門】を受賞しました。
【功績概要】
教授の細谷和海は、淡水魚類の分類学、保全生物学および外来種に関する分野を中心に研究に従事し、「環境省レッドデータブック汽水・淡水魚部会」の座長や、「ラムサール条約登録湿地選定委員会」の委員を務めました。また、在来魚を捕食し、在来の自然生態系を破壊することで問題となっているブラックバスを特定外来種の指定に携わり、「淡水魚類の希少種の保護」や「外来種の影響・対策の分野の研究」において、我が国における先導的役割を果たすなど、自然環境の調査研究及び普及啓発活動に尽力しています。
【細谷 和海 教授(農学博士) 略歴】
学歴
・京都大学 農学部水産学科卒業
・京都大学 大学院農学研究科博士課程修了
主な職歴
・水産庁養殖研究所育種研究室 室長
・水産庁中央水産研究所魚類生態研究室 室長
・近畿大学農学部水産学科 教授
・近畿大学農学部環境管理学科 教授 現在に至る
現在の専門分野
・魚類学
・保全生物学
現在の研究課題 
・淡水魚の系統分類学的研究
・琵琶湖固有種の起源に関する進化学的研究
・希少魚の保護・増殖に関する研究
・外来生物の防除に関する研究
・田んぼの生き物に関する生態学的研究
【関連リンク】
農学部 環境管理学科 教授 細谷 和海
http://www.kindai.ac.jp/meikan/888-hosoya-kazumi.html
関連URL:http://nara-kindai.unv.jp/

■水しぶきに“サクラ”咲く 滋賀・安曇川でウグイ遡上(京都新聞電子版)
 産卵期を迎えたウグイが、滋賀県高島市の安曇川に遡上(そじょう)している。琵琶湖で育った約30センチの魚の群れが、水の勢いに逆らいながら次々と飛び跳ね、上流を目指している。
 ウグイは、コイ科の淡水魚。桜の開花と重なる産卵期に黒色の胴体に3本の赤い線が現れ、「サクラウグイ」とも呼ばれる。
 同市安曇川町の北船木漁協のヤナ場では、3月下旬から遡上が見られた。漁獲したウグイは養殖業者や地域住民に販売しているという。

16/04/19

■湖岸彩るノウルシ 高島で見頃(ChunichiWeb滋賀)
 高島市新旭町で、ノウルシが見頃となり、淡い黄色が琵琶湖岸二キロほどを華やかに彩っている。
 トウダイグサ科の多年草で、葉の先端付近の葉が黄色く、花が咲いているように見えるのが特徴。葉や茎から出る白い液に触るとかぶれることから「野漆」の名がついた。環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されている。近所に住む森山昌善さん(77)、美栄子さん(70)夫妻は「春らんまんって感じですね。景色がいいのでお気に入りの散歩コースです」とほほ笑んでいた。
 ノウルシは五月中旬まで見られるという。(中村千春)

16/04/18

■休暇村近江八幡でしじみ狩り(滋賀報知新聞ネット版)
=29日午前10時半〜=
◇近江八幡
 休暇村近江八幡の西館前に広がる宮ヶ浜水泳場で二十九日午前十時半から「しじみ狩り」が開かれる。
 親子限定の参加で無料。事前の予約不要。びわ湖の砂浜や川原で行われていたしじみ狩りを復活して楽しむイベントで、しじみ汁とおにぎりの販売や模擬店も出る。熊手、バケツ等は持参する。

■県5施設で楽々インターネット ワイファイを無料提供(ChunichiWeb滋賀)
 観光客への利便性を向上させようと、県は県庁本館の県民サロンなど五つの県立施設で、無線でインターネット接続できる「無料Wi−Fi(ワイファイ)」のサービスを始めた。災害を見据えた通信環境の強化も狙いの一つで、使える場所を年度内にさらに七カ所増やすという。
 県施設で使用可能となったのは、ほかに長浜市の奥びわスポーツの森(管理事務所周辺)、近江八幡市の安土城考古博物館(エントランスホール)、草津市の琵琶湖博物館(ミュージアムレストラン)、大津市のびわこ文化公園(北駐車場)。
 提供する電波は「Biwako Free Wi−Fi(ビワコ・フリー・ワイファイ)」。使用可能な場所で電波を受信し、画面の表示に従ってメールを送信すると、無料でインターネット接続が可能となるパスワードが返信されてくる。
 無料接続を連続して使える時間は二十四時間。日本語のほかに、英語や中国語など六言語に対応する。運営費は発信ポイントを設置する施設がサービスの一環として負担する。
 無料Wi−Fiは誘客サービスの拡充につながるとして、県内で徐々に整備が進んできた。県によると、大津、彦根、近江八幡、長浜、高島の五市の公共施設が設置しており、民間も含めると今年二月末時点で県内に約五百カ所に設けられている。(井上靖史)

■春のじゅうたん 大津市(YomiuriOnLine滋賀)
 大津市の琵琶湖岸にある「なぎさ公園」でシバザクラが見頃を迎え、市民らがピンクのじゅうたんに見入っている=写真=。見頃は今月末まで。
 同市におの浜の遊歩道「なぎさのプロムナード」約300メートル沿いに5万株が植えられている。劣化が進んでいたため、今年は初めて7割ほど植え替えた。
 市公園緑地協会は「日本最大の湖を見ながら散策してほしい」とPRしている。問い合わせは、同協会(077・527・1555)へ。(猪股和也)

■水運再興の業績たたえ記念碑 琵琶湖に汽船初就航、一庭啓二(ChunichiWeb滋賀)
 明治初期、琵琶湖に初めて蒸気船を就航させ船長を務めた一庭啓二(一八四四〜一九一一年)の業績をたたえようと、大津市長等の泉福寺に記念碑が完成し、十七日に除幕式があった。住職の竺(じく)文彦さん(68)は「一庭は今日の大津の基礎を固めた人物。地元の人にもっと広く知ってほしい」と今後の研究や街おこしへの活用を期待している。
 竺さんが昨夏、亡くなった信徒の名簿「過去帳」の中から偶然、一庭の名を発見したのがきっかけ。寺の信徒だったことが判明したのを受け、設置の準備を進め、命日に合わせて除幕式を開いた。
 一庭は京都の質屋に生まれ、大津にあった水運業者「船屋」に養子入りした。幕末のペリー来航などを知り、琵琶湖にも近代的な汽船を運航しようと決意。加賀・大聖寺藩士の石川嶂(しょう)とともに長崎で学び、技術者を集めたとされ、一八六九(明治二)年、わずか三カ月の工期で琵琶湖で初の木造蒸気船「一番丸」を完成させた。
 以降、琵琶湖沿岸の各藩が蒸気船を競って建造するようになったとされ、大阪や堺を拠点とする海運の発展で衰退していた大津に再び活気を取り戻すきっかけになったという。
 除幕式で講演した琵琶湖汽船の川戸良幸社長(61)は「東海道線が滋賀を通り滋賀が発展したのも、一庭が琵琶湖の水運を活性化させたからでは」と話す。
 一庭については今回見つかった過去帳で東京で没したとされることも分かったが、足跡など詳しく分かっていない部分も多い。市歴史博物館の樋爪修館長(63)は「妨害もあった中で近代化を実現した先駆者」と功績をたたえた上で「過去帳は非常にわくわくする発見。研究で何かわかれば今後ぜひ報告したい」と意欲を示した。(野瀬井寛)

■琵琶湖に蒸気船の一庭啓二碑 大津の寺で除幕式(asahi.com滋賀)
杉浦奈実
 明治時代、琵琶湖に初めて蒸気船を就航させた実業家、一庭啓二(いちばけいじ、1844〜1911)の記念碑の除幕式が17日、大津市長等2丁目の泉福寺であった。市歴史博物館の樋爪修館長と琵琶湖汽船の川戸良幸社長が、啓二や琵琶湖の水運について話し、参加者は大津の偉人に思いをはせた。
 一庭は豊臣秀吉に特権を与えられて以降、琵琶湖の湖上運送を担った集団「大津百艘(そう)船」のメンバー。長崎などで造船技術を学んで1869(明治2)年に外輪式蒸気船「一番丸」をつくり、大津―海津間に航路を開いた。
 樋爪館長によると、当時、蒸気船に和船を結んで引航し、蒸気船を「上等」、和船を「下等」とランク分けして人や荷物を運んだ記録があるという。
 同寺は、旧町名の「船頭町」にあり、周辺にはかつて多くの船頭が住んでいた。一庭が門徒だった縁で、竺(じく)文彦住職(68)が大津ゆかりの偉人について広く知ってほしいと記念碑建立を決めた。記念碑は高さ45センチ、幅30センチほど。寺の門前にあり、道路から見ることができる。
 川戸社長は「20代の熱意ある若者が琵琶湖の近代水運の起点となった。彼がここ大津で暮らしていたという目印ができてうれしい」と話した。(杉浦奈実)

16/04/17

■近畿でも強風の影響 通行止めなど交通規制相次ぐ 琵琶湖ではカヌー男性救助も(産経ニュースWEST)
 前線を伴った低気圧による強風の影響で、西日本各地の鉄道や高速道路などで17日早朝から運休や通行止めが相次いだ。
 JR西日本は北陸線の特急サンダーバード(大阪−金沢)と、しらさぎ(名古屋・米原−金沢)の上下電車34本を運休、2本を部分運休とした。
 また、湖西線では近江塩津駅(滋賀県長浜市)の風速計が規制値を超えたため、約1時間運転を見合わせた。このため敦賀発大阪行き上り快速電車が最大77分遅れるなどした。
 関西空港と対岸の大阪府泉佐野市を結ぶ連絡橋でも、JR西と南海電鉄が運行を見合わせ、車道については、西日本高速道路がオートバイを通行止めとした。
 一方、滋賀県近江八幡市沖島町の琵琶湖沖合では16日午後9時50分ごろ、カヌーに1人で乗っていた京都市の配管工の男性(35)が「風が強くて動けなくなり、帰れない」と友人の男性(33)に連絡。友人が119番した。消防が救助に向かい、約1時間後に沖島の岸に上がっていた男性を救助した。けがなどはなかったという。
 滋賀県警近江八幡署によると、男性は同日午後6時ごろ、同市沖島町宮ケ浜の「休暇村近江八幡」付近を出発。沖島を1周して帰ろうとしたが、沖島の沖合でカヌーが動かなくなり、さらに島に流されたため、自力で岸に上がって友人に連絡した。
 気象庁によると、17日早朝から福井、兵庫、和歌山3県の一部で暴風警報、その他の府県でも強風注意報が出されるなど、西日本各地も風雨に見舞われ荒れた天気となった。

■景観百選7カ所入れ替え 滋賀・草津、再開発で姿変わる(京都新聞電子版)
 滋賀県草津市はこのほど、特色ある風景を集めた「くさつ景観百選」で、一般公募を基に7カ所を入れ替えた。再開発などで見られなくなった景観が出てきたためで、古い町並みや湖岸の風景などが新たに加わった。
 くさつ景観百選は2013年度に作成した。草津川跡地の整備や市街地の再開発などで姿を変えた7カ所の代わりに、新たな景観を一般公募した。20カ所の応募があり、市景観審議会が選定した。
 古い歴史を有する「志那町、石垣のあるまちなみ」や、現代的な「光り輝く草津駅西口」などが追加された。琵琶湖周辺の「真珠の養殖風景」や「びわ湖ヨシ松明(たいまつ)まつり」も選ばれた。
 パンフレットを1500部作成し、市役所などで配布している。見られなくなった景観を含め、市ホームページでも紹介している。

16/04/16

■大工で漁師、無心の絵画 高島(YomiuriOnLine滋賀)
◇永田さん 独学で初の個展
 大工と漁師の仕事のかたわら、岩絵の具で湖西の自然を描き続けてきた永田幸男さん(72)(高島市安曇川町)の初の本格的個展が15日、地元のギャラリー藤乃井で始まった。21日まで。入場無料。
 永田さんは中学卒業後、扇子の骨作りに6年間従事したが、需要の激減で大工見習いに。以来、建築関係の仕事と琵琶湖や安曇川での漁で生計を立ててきた。
 子どもの頃から、絵を描くのは、駆けっこと並んで得意だったが、本格的に画業に目覚めたのは、30歳を過ぎてから。美術教師に絵のパネル制作を頼まれたのがきっかけで、日本画の巨匠・東山魁夷への憧れがよみがえり、絵筆をとるようになったという。
 当初は、湖西在住の高名な日本画家に批評を求めることもあったが、ほとんど独学で学び続けてきた。「一つの色に何十種類もの違いがあり、微妙な色合いを出せるのが日本画の魅力」と語る。
 今回は描きためてきた作品の中から、18点を展示した。森や湖の静寂を感じさせるものが多いが、植物のタデを真っ赤に描いた奔放な大作もある。
 「ふだんは、がんと闘う妻や潜水事故で体が不自由になった長男のことで頭がいっぱい。ただ、絵を描いている時だけ、無心になれる」と、永田さんは話している。
 問い合わせは同ギャラリー(0740・32・0150)へ。

16/04/15

■手塩にかけたシバザクラ開花 大津・なぎさ公園(京都新聞電子版)
 昨秋から本格的に手入れに取り組んでいる大津市におの浜4丁目のなぎさ公園のシバザクラが、薄いピンクの花を咲かせ始め、園内を散歩する住民らの目を楽しませている。
 公園を管理する大津市公園緑地協会によると、シバザクラは約5万株あり、園内の12区画約1250平方メートルに植えられている。近年はボランティア団体の世話が追いつかず、雑草が増え、花が弱っていたという。
 同協会は、2013年に1区画を使って土壌改良と苗の植え替えを試験的に実施。土の代わりに砕いた廃瓦と腐葉土を混ぜると雑草が育ちにくく花付きが良くなった。15年11月から9区画で改良作業をして、4月上旬から開花した。
 今週末に見頃を迎える。咲きそろうと赤紫のじゅうたんのように見える。今季は13年に改良した区画と未改良の計3区画でじゅうたん状になるという。ボランティア団体リーダーの藤本進次郎さん(69)は「今春はすべてがじゅうたん状にならないが、一輪一輪を楽しんでほしい」と話した。

■麗しき湖畔 高島(YomiuriOnLine滋賀)
 高島市新旭町の琵琶湖畔で、ノウルシが色づき、黄色いじゅうたんで覆われたような光景が広がっている。
 湿地に生える高さ30〜50センチの多年草。茎を切ると白い液が出て、かぶれることがあり、この名がついた。
 色づいているのは、茎の先端に密生する葉の一部。今年は気温が高い日が続いたせいか、色づきが早く、湖周道路沿いの桜との色の対比もまだ楽しめる。
 木道を歩いて観賞できる「新旭浜園地」では、カメラを抱えた人の姿も目立ち始め、愛知県から電車でやってきた高須洋子さん(72)は「清楚な鮮やかさがいい」と感心していた。
 びわ湖高島観光協会によると、今月20日過ぎまで楽しめそうだという。

■来たれ!外来魚釣り上げ名人 県が段位認定(asahi.com滋賀)
郡司達也
 県は5月から、琵琶湖の外来魚を釣り上げた量に応じて段位を贈る「外来魚釣り上げ名人」制度を始める。個人なら年間300キロ、団体なら500キロ超えで名人となり、3年連続の名人なら「殿堂入り」。知事から感謝状を贈る。「外来魚駆除をライフスタイルとして、楽しく継続的に協力してもらえる人を増やしたい」という。
 県によると、琵琶湖の外来魚の推定生息量は、2006年の1914トンから徐々に減少し、現在は900トンほど。だが、北米原産のブラックバスやブルーギルが繁殖してニゴロブナやホンモロコなどの在来種が加速度的に減少し、従来の生態系を脅かし続けている。
 県はこれまでに釣った外来魚を再放流(リリース)しないよう、湖岸各地に回収ボックスやいけすを設けている。さらにリリース禁止を徹底しようと、名人制度を始めることにした。
 個人と団体の部の2部門で参加でき、期間内に釣り上げた外来魚の重量を記録して月ごとに集計報告書を提出。自己申告だが、釣り上げた外来魚は必ず回収ボックスなどに投入し、その番号を報告する必要がある。個人は30キロ、団体は50キロ釣り上げるごとに1段ずつ段位が上がる10階級を設定し、年間成績に応じて初段〜九段、名人の称号を贈る。
 参加者には、外来魚回収用の小袋、ウェットティッシュ、報告用紙、返信用封筒を配布。希望者には重量を量るためのバネ量りの貸し出しもある。年齢、人数に制限はないが、小学生以下は保護者の同意が必要。初年度は12月末までの開催。来年度以降は期間の拡大も検討している。問い合わせは県琵琶湖政策課(077・528・3485)へ。(郡司達也)

16/04/14

■堅田湖族 にぎわい市(滋賀報知新聞ネット版)
=24日=
◇大津
 堅田湖族にぎわい市が二十四日、五月二十二日、湖族の郷資料館(大津市)と浮御堂(同)一帯で開催される。会場では、地元農家の新鮮野菜、仰木の棚田米、湖魚の佃煮、和菓子などの屋台が出る。二十四日は「本福寺のぼたんと老松」の鑑賞会、五月二十二日は「居初氏の庭園天然図画亭」見学会がある。
 申し込みと問い合わせは、堅田観光協会(077−572−0425)、湖族の郷資料館(077−574−1685)へ。

■沖島おこしに外部の目 移住隊員1人募る…近江八幡市(YomiuriOnLine滋賀)
 近江八幡市は、国内の湖沼で唯一の有人島として知られる沖島で活動する「地域おこし協力隊」の隊員1人を募っている。“外からの視点”を生かし、島民と一丸となって豊かな自然に囲まれた島の魅力発信などに携わってもらい、活性化につなげる。(小宮宏祐)
 沖島は、湖岸から約1・5キロ沖に浮かぶ琵琶湖最大の島。人口は約300人で、島民の6割が漁業に従事している。歴史的に湖上交通の要衝として独自の文化を育んできたが、若者の流出などで高齢化率は50%を超えており、将来も島のコミュニティーを維持していくことが、喫緊の課題になっている。
 協力隊員の基本業務は、漁業の振興のほか、おきしま通船の運航業務など離島航路の維持、ファンクラブや遊覧船事業を進める地元の「沖島町離島振興推進協議会」への参画の3点。島民らと連携し、島のPRや活性化に向けた取り組みも担ってもらう。
 必須となる基本業務のうち、漁業振興と離島航路維持は選択できる。
 応募対象は、20〜40歳位。過疎などに該当しない地域の在住者で、生活の拠点を島内に移せる人。
 勤務期間は、委嘱日から1年ごとの更新で最大3年間。市の非常勤職員として月額16万6000円の報酬が支給される。任期中に船舶免許を取得してもらう。
 申し込みは5月13日までで、書類選考や面接などが行われる。
 市政策推進課の担当者は「島の人と協力し、島に『新しい風』を吹き込んでくれる人に来てもらいたい」と話している。
 問い合わせは、同課(0748・36・5527)へ。

16/04/13

■ガソリン平均価格、5週連続で値上がり(YomiuriOnLine)
 資源エネルギー庁が13日発表した全国のレギュラーガソリンの平均価格(11日時点、1リットルあたり)は、前週より1・7円高い116・3円となり、5週連続で値上がりした。今年1月中旬(117・2円)以来、約3か月ぶりの水準だ。
 原油価格の上昇で石油元売り各社がガソリンスタンドへの卸売価格を引き上げ、小売価格にも転嫁された。
 ただ、外国為替市場で円高・ドル安傾向が続いており、原油の輸入価格は抑えられつつある。このため、日本エネルギー経済研究所は来週の価格を「横ばい」と予想している。
 ハイオクは127・2円で1・7円、軽油は99・2円で0・9円それぞれ前週より値上がりした。

■レギュラーガソリン116.3円、5週連続の値上がり…2週間で3円上昇(Responce)
資源エネルギー庁が4月13日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、4月11日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から1.7円値上がりし、1リットル当たり116.3円となった。
一時期は1バレルあたり30米ドルを下回っていたWTI原油価格が40米ドル超えまで反騰した影響もあり、レギュラーガソリンは5週連続で値上がり。ここ2週間で3.0円上昇している。
地域別では、関東と東北で2.0円、中国で1.6円、九州・沖縄と近畿で1.5円、四国で1.4円、中部で1.3円、北海道で1.0円、全エリアで1円以上値上がりした。
ハイオクガソリンは前週比1.7円高の127.2円、軽油は0.9円高の99.2円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、4月13日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は107.5円/リットル(前週比+0.3円)、ハイオクは118.9円/リットル(同+0.9円)、軽油は86.3円/リットル(同+1.8円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■琵琶湖の赤野井湾、再生追う 大津で記録映画上映へ(京都新聞電子版)
 琵琶湖で最も水質が悪いとされる赤野井湾(滋賀県守山市)の再生に取り組む住民たちの姿を追った記録映画「Report びわ湖・赤野井湾2015」の初の上映会が17日、大津市浜大津の明日都浜大津で催される。監督の島田耕さん(85)=同市荒川=は「琵琶湖の環境を考えるきっかけになれば」と話す。
 代表作に米軍占領下の沖縄で日本復帰運動を率いた故瀬長亀次郎氏を描いた「カメジロー 沖縄の青春」(1998年)がある島田さんは、元守山市議の吉川忠司さんが湾の歴史や水質について書いた本を読み、「赤野井湾から琵琶湖の環境を考えるのは面白い」と企画した。
 地元の子どもを招いて水質調査を行うNPOのメンバーや、外来水草オオバナミズキンバイの駆除を行う漁師らの姿を2年余りにわたって取材。2015年6月に完成させた。水質悪化の一因として、国が1986年に沿岸に設置した消波堤(全長600メートル)のあり方についても問題提起している。
 上映は午前10時と午後3時の2回。参加費500円。主催は大津市の市民団体「びわ湖の水と環境を守る会」。問い合わせは島田さんの携帯電話090(9885)7578。

16/04/12

■沖島の活性化へ 地域おこし協力隊員(滋賀報知新聞ネット版)
=漁師めざして定住を 近江八幡市が1人募集=
◇近江八幡
 近江八幡市は、沖島が抱えている課題の解決に取り組む「地域おこし協力隊員」を募集している。
 沖島は、日本で唯一、淡水湖に浮かぶ有人島で、人口は現在、約三百人。島の主産業である漁業は、外来魚の増加やびわ湖の環境の変化等により漁獲量が減少。島民の六割が漁師であるが、高齢化や若者の島外流出等による後継者不足が深刻な課題となっており、島民の生活やコミュニティを維持していく不安材料になっている。
 この状況の打開に平成二十五年七月、国の離島振興対策実施区域に追加され沖島の活性化をめざした行政支援が進められている。また、地元においても自治会や各種団体でつくる「沖島町離島振興推進協議会」が設立され、観光をはじめとする沖島の魅力の発信や島民の増加策などに取り組んでおり、来島者の増加など成果が生まれている。
 同隊員の募集は、島活性化への取り組みの一環で、島に一年以上居住してもらい島民の一員としての活躍を託す。
 島での業務は、(1)漁師になって漁業の振興に努める(2)自治会運営の「おきしま通船」や離島航路の維持など、湖上航路に関する業務のいずれかを選択して就労する。また、同協議会の一員として離島振興の業務に携わることを基本とし、このほか、島のPR活動などにも取り組む。
 市の非常勤職員の待遇で月額一六万六千円の報酬と別途に協力隊員活動費を支給する。住居は市が提供(有償)する。協力隊員として最長三年間務め、その後は定住を求めている。
 募集対象は、政令都市または三大都市圏および地方都市に在住する二十歳から概ね四十歳までで、沖島町に住民票を移せる人。
 採用は一人で、応募書類による選考の結果、作文と面接試験で決定する。五月十三日締め切り。
 応募に関する問い合わせは、同市政策推進課宛のeメール(010202@city.omihachiman.lg.jp)で受け付ける。

■ビワパールで草津市をPR ふるさと納税のお礼に(asahi.com滋賀)
八百板一平
 その輝きから「月の涙」と呼ばれる琵琶湖産の淡水真珠(ビワパール)を通じて草津市をPRしようと、市は市内の湖で育った真珠を使ったアクセサリーを、ふるさと納税のお礼の品に加えた。関係者は「草津のまちと琵琶湖の真珠を知ってもらうきっかけにしたい」と話している。
 ふるさと納税は、市内外の人や企業などから寄付を募り、市の事業に活用する制度。草津市は、子育て支援や教育環境の充実、防犯や防災、地球温暖化防止などの11項目の使い道を設けて寄付を募っている。1万円以上の寄付者にお礼の品を用意しており、新年度から品数を増やした。
 淡水真珠と草津市の縁は大正時代にさかのぼる。市は国内の淡水真珠の養殖の発祥の地とされ、養殖が盛んだったが、価格の安い海外産に押されるなどして衰退。市農林水産課によると、現在、市内の養殖業者は1軒だけだという

16/04/10

■講演や試食でホンモロコを学ぶ(滋賀報知新聞ネット版)
=16日 能登川図書館=
◇東近江
 河辺いきものの森は、琵琶湖の固有種ホンモロコについて学ぶ「川・湖に育まれた食文化〜ホンモロコを主役に〜」を十六日午後一時半から、東近江市立能登川図書館・博物館ホールで開く。
 漁獲量が急激に減ったものの、地元漁協などの取り組みで近年再び漁獲できるようになったホンモロコに焦点を当てる。
 びわ湖の森の生き物研究会の元県水産試験場長・藤岡康弘さんの講演会と、炭火で焼いた旬のホンモロコの試食がある。
 定員は先着五十人。料金は三百円。申し込みと問い合わせは、河辺いきものの森(TEL0748―20―5211)まで。

16/04/09

■シバザクラ見頃 大津の琵琶湖岸(産経ニュースWEST)
 大津市におの浜の「大津湖岸なぎさ公園」で、シバザクラが見頃を迎えている。濃いピンクの花がじゅうたんのように広がっており、散歩などに訪れた人たちを楽しませている。見頃は5月上旬ごろまで。
 同公園では、約1250平方メートルにシバザクラが咲き誇る。公園を管理する市公園緑地協会によると、今年は暖かい日が続いたことから、例年より早い4月上旬から開花。現在は7〜8分咲きで、数日で満開になるという。
 シバザクラは同公園の開園当初から植えられているが、今年は、一部のシバザクラを植え直した。そのため花付きがまばらな部分もあるが、2〜3年かけて一面のシバザクラが楽しめるようになるという。
 大津市和邇春日の主婦、中村世津子さん(68)は「来年はさらにきれいになると思うと楽しみ。湖岸をシバザクラの名所にしてほしい」と話していた。

■ふるさと納税で淡水真珠 草津市が返礼品に(ChunichiWeb滋賀)
 草津市のふるさと納税の返礼品に、四月から市内産の淡水真珠を使ったジュエリーが加わった。市内のデザイナーがオーダーメードやセミオーダーメードで仕上げる一品で、ふるさと納税限定モデルという。市はこのほか、返礼品を昨年度の八十二品から百三十六品に増やし、寄付の増加に期待を掛けている。
 真珠の返礼品は二十万、三十万、五十万円の三コースで選択できる。二十万、三十万円コースはやや小粒な真珠をピアスやペンダントに、五十万円コースは直径九〜一二ミリの大粒な真珠を、客の希望に合わせて指輪やネックレスに仕上げる。
 ジュエリーを提供するのは、草津市西大路町の宝石店「マイヨジョーヌ」の西田裕胡(ゆうこ)さん(50)=甲賀市出身。一九九五年に同店を創業し、海外の展示会に出展したり、東京・銀座の路面店に商品を置いたりしている。
 市内産の真珠は、琵琶湖内湖の柳平湖や平湖で養殖されている。核を入れない製法で、形はまばらだが真珠層が厚く、照りが良いものが多いという。色も白色からピンク色、オレンジがかった色などさまざまだ。水質汚染などが原因で養殖業は衰退の一途をたどったが、地元住民らが近年、復活を目指し活動を続けている。
 西田さんは三年前に県内各地で養殖される琵琶湖の淡水真珠に出合い、「これを世に出したい」と製品化に取り組んでいる。「このパールの魅力に引かれた方に、ぜひ着けてもらいたい」と話している。(鈴木啓紀)

■外来魚、釣り人に段位 滋賀県、琵琶湖保全へ駆除強化 300キロ超で「名人」(産経ニュース)
 県は来月から、琵琶湖の生態系に悪影響をもたらす外来魚を駆除した釣り人に、釣った量に応じて段位を認定する「外来魚釣り上げ名人事業」を始める。琵琶湖ではブラックバス(オオクチバス)などの外来魚は減少傾向にあるが、外来魚が原因とみられる漁業被害は後を絶たない。駆除を活発化させるとともに、外来魚のリリース禁止を定着させたい考え。
 ブラックバスやブルーギルは、昭和40年代ごろから琵琶湖で繁殖。強い生命力で増え続けるとともに、ホンモロコやニゴロブナなどの固有種や在来種を食べるため、生態系への影響が懸念されている。
 一方で、ブラックバスやブルーギルは釣り人らに人気の魚だが、食用はあまり一般的ではなく、釣ってもリリースされるケースが多かった。県はこうした事態を受け、平成15年度から条例で外来魚のリリースを禁止。湖岸には回収いけすや回収ボックスを設置し、釣った外来魚を入れるよう呼びかけている。
 取り組みは功を奏し、琵琶湖に生息するブラックバスとブルーギルを合わせた外来魚推定生息量(県調査)は、16年度が1820トンだったのが25年度に916トンとなるなど減少傾向にある。県は「農業・水産業基本計画」で、32年度に600トンまで減らすことを目指している。
 今回の事業では、登録者は釣った魚の種類や重さを報告書に記入し、毎月県へ提出。期間内に釣った外来魚の重さで、個人は30キロ、団体(チーム)は50キロ単位で段位が認定される。
 個人の部では30〜60キロが初段、61〜90キロが2段、300キロ超えが名人として、それぞれ認定証が交付される。3年連続名人になれば殿堂入り。知事から感謝状が贈られる。
 今年度の実施期間は5月1日〜12月31日で、県は登録者を募集している。参加無料。希望者には、バネばかりも貸し出している。
 県琵琶湖政策課は「外来魚の駆除をライフスタイルに取り入れ、継続して楽しく、やりがいをもってチャレンジしていただきたい」としている。
 問い合わせは、県琵琶湖政策課(電)077・528・3485。

16/04/08

■琵琶湖の島で協力隊員を 滋賀・近江八幡市、都市部から募る(京都新聞電子版)
 滋賀県近江八幡市は、少子高齢化が進む琵琶湖の島、沖島に住んで漁業振興や島の活性化に取り組む地域おこし協力隊員を募集している。
 沖島は日本で唯一の淡水湖の有人島。かつて800人を超えた人口は約300人にまで減少し、その半分を高齢者が占める。島の基幹産業で、県内一の水揚げを誇る漁業は後継者不足が深刻な課題となっている。2013年に離島振興法の対象地域になり、島民でつくる離島振興推進協議会や同市が人口増に向け島の魅力発信に取り組んでいる。
 隊員は同市の非常勤職員として、島の漁業の活性化や島民の足である通船の運航、同協議会が行う沖島ファンクラブなどの事業に携わる。任期は18年度末まで。応募条件は20歳以上40歳以下で、政令指定都市や三大都市圏などの都市部在住者。要普通自動車免許。また任期中に船舶免許の取得が必要。
 履歴書と所定の応募用紙に記入し、住民票の写しを添えて〒523−8501 同市役所政策推進課へ郵送する。5月13日必着。問い合わせは同課TEL0748(36)5527か電子メール010202@city.omihachiman.lg.jp。

■目指せバス駆除「名人」 県、琵琶湖で段位認定(YomiuriOnLine滋賀)
◇3年連続で殿堂入り やりがい求め挑戦を
 来たれ、バス釣り愛好家――。琵琶湖のブラックバスとブルーギルの駆除に向け、県は5月から釣った魚の量に応じて釣り人に段位を認定する事業を始める。最高位は「外来魚釣り上げ名人」の称号を与え、3年連続獲得すると殿堂入り。特技を生かして固有種保護に一役買ってもらう。(岡本久美子)
 ブラックバスとブルーギルは1980〜90年代から量が増え始め、ふなずしに使われるニゴロブナなどの固有種を捕食。漁獲量や生態系への影響が懸念されている。
 県はこれまで漁業団体と協力して駆除を推進。釣り愛好家向けには、県条例で釣った外来魚の再放流を禁止するとともに、回収用のボックスやいけすを約100か所設置するなどして協力を呼びかけてきた。
 これらの結果、推定生息数は2006年の1914トンから13年は916トンに減少。ただ、元々琵琶湖に存在しないはずの生き物であり、「減ったといえど、ゼロを目指す」として、継続して挑戦できる今回の認定事業を始めることにした。
 年度ごとに初段から名人まで個人30キロ、団体(人数制限なし)50キロ刻みで10階級を設定。名人になるには個人で300キロ超、団体は500キロ超を釣り上げる必要がある。
 参加するには、登録用紙を県琵琶湖政策課(〒520・8577大津市京町4の1の1)に提出し、報告用紙や回収用の袋などを受け取る。釣った魚は量を計測後、回収ボックスやいけすへ。回収場所の番号と魚の量を報告用紙に記録し、月ごとに集計する。量りは無料貸し出しがある。
 年齢制限はなく、年度途中からの参加もOK。同課は「駆除の手を緩めれば外来魚は一転して増加し、固有種の減少が加速する恐れもある。義務ではなく、自ら挑戦するやりがいを感じてもらいながら、駆除を進めたい」としている。

■ふるさと納税で琵琶湖の真珠 滋賀・草津市(京都新聞電子版)
 滋賀県草津市の琵琶湖内湖で育った淡水真珠を使い、地元のデザイナーがふるさと納税の特典としてアクセサリーを作ることになった。「輝きに深みのある琵琶湖パールの魅力を広めたい」と意気込む。
 草津市西大路町のアクセサリーデザイナー西田裕胡さん(50)。
 琵琶湖の真珠業者は減少しており、草津市は養殖の実験とブランド化を進めている。ふるさと納税でも「草津らしい特典を」と西田さんに協力を求めた。
 20万、30万、50万円の納税額に応じ、それぞれピアスやペンダントにして贈る。50万円の特典は10ミリ前後の大粒真珠で、依頼者の要望を受けてデザインする。
 西田さんは20年ほど前から宝石のデザイナーを始め、3年前から平湖(草津市)や西の湖(近江八幡市)の真珠を取り入れるようになった。
 アコヤガイを母貝にした海水真珠に対し、イケチョウガイの淡水真珠は大粒で厚みがあり、独特の光沢を放つ。真円形に育てる海水真珠に比べて形状に個体差があり、西田さんは「どの子も個性的」と魅了された。
 3月から東京・銀座の工芸品店の一角に、琵琶湖真珠のスペースを開設するなど、県外でも発信している。「日本一の琵琶湖で貝に抱かれながら育つ真珠は、まさに母性の象徴」と表現する。
 西田さんは「琵琶湖真珠には歴史があり、養殖業者さんが尽力して受け継いできた。商品として出口を作ることで、昔のように復活させたい」と語る。

■海津大崎、桜見ごろ 9、10日交通規制(asahi.com滋賀)
新井正之
 「日本のさくら名所100選」の一つ、高島市マキノ町海津の海津大崎の桜が見ごろを迎えた。多くの見物客が予想される9、10の両日、周辺が交通規制される。
 海津大崎の桜は約800本が約4キロの琵琶湖岸の道にピンクのトンネルをつくる。今年は3日に標準木が開花し、陽気に誘われて一気にほぼ満開になった。
 規制は両日とも午前9時半〜午後5時。同市の海津東口から長浜市西浅井町大浦の二本松までの県道が東行きの一方通行になる。国道161号の海津交差点は一般車両が海津東口方面へ進入できない。期間中、JRマキノ駅前から海津大崎並木口まで臨時シャトルバスが運行される。問い合わせは、びわ湖高島観光協会(0740・33・7101)へ。(新井正之)

16/04/07

■春の交通安全運動 15日まで 事故防止へ出発 大津(毎日jp滋賀)
 春の全国交通安全運動が始まった6日、大津市浜大津5の大津港で県警などによるオープニング式が開かれた。15日までの期間中、交通事故防止に向け、街頭啓発やパトロールなどを実施する。
 式には警察官や県トラック協会の関係者ら計約120人が参加した。渡辺国佳県警本部長が「できるだけ多くの警察官を街頭に立たせて悪質な違反を徹底的に取り締まる」とあいさつ。ひかり保育園=大津市大萱3=の園児29人が「思いやり運転をしてください。スピードを出し過ぎないでください。シートベルトをしてください」と呼び掛けた。その後園児らに見送られ、白バイやパトカーなど計29台が出発した。
 県警交通企画課によると、県内の人身交通事故は5日現在、1407件で前年同期比220件減、死者数も17人で同2人減っている。同課の前田智宏総括管理官は「地域の方々と密に連係し、交通事故を1件でも少なくできるよう取り締まりと啓発活動を強化したい」と話している。【森野俊】

■琵琶湖 嫌われ中の外来種、求む釣り名人 「300キロ以上」滋賀県募る、殿堂入りも(毎日jpめっちゃ関西)
湖岸の外来魚回収ボックスには「釣り上げ名人」参加募集ののぼりが=大津市で、北出昭撮影
 琵琶湖の外来魚繁殖に頭を痛める滋賀県が5月から、年間の釣り上げ量に応じて釣り人に段位を贈る。300キロ以上で「釣り上げ名人」となり、3年連続で名人になれば「外来魚釣り上げの殿堂」入りする。担当者は「琵琶湖の生態系を守る名人を目指してほしい」と呼び掛けている。
 琵琶湖では北米原産のブラックバスやブルーギルが1960年代半ばから増え始め、県水産試験場の推定では2006年に1914トンでピークを迎えた。県は漁師に補助金(1キロ当たり380円)を出して年170〜540トンを駆除。電気ショックで産卵期の親魚を浮かび上がらせて捕獲したり、条例で再放流(リリース)を禁じ、回収ボックスを設置するなどしてきた。
 これらの対策の成果で、現在は外来魚がピークから半減したとされるが、琵琶湖固有種のニゴロブナやホンモロコの漁獲量が70〜80年代と比べ10分の1に激減するなど深刻な影響は続く。法令で密放流やリリースは禁止されているが、これらを徹底する目的で名人認定制度を考案した。
 県琵琶湖政策課に参加を申し込むと、集計報告書などが送られ、釣り上げた量と、釣った魚を入れた回収ボックスの番号を毎月報告する。重量は自主申告だが、回収員が定期的にボックス内の重量を調べる。団体での登録も可能。
 今年度は5月から12月末までに釣った量に応じ、個人は30キロ単位、団体は50キロ単位で初段から名人(団体は500キロ以上)まで10階級を認定する。
 担当者によると、大きなブラックバスは1匹約3キロ、小さなブルーギルは100グラム程度で、「名人になるには1日1〜2キロで半年かかる。ハードルは低くないので、やりがいがあるはず」という。問い合わせは同課(077・528・3485)。【北出昭】

■琵琶湖のオオバン、原因不明の激増 最多の8万5千羽(京都新聞電子版)
 琵琶湖で、クイナ科の水鳥オオバンが増え続けている。毎年冬場に琵琶湖一帯で行う「ガンカモ類等生息調査」で、今年は過去最多となる約8万5千羽を確認した。従来は高島市や長浜市の沖など限られた地域でしか群れは見られなかったが、2013年ごろから琵琶湖全域に姿を現すようになった。越冬のため飛来する渡り鳥だが、大幅増の理由は不明という。
 今年の調査は1月に日本野鳥の会滋賀などが湖岸と内湖、河川など計180地点で実施した。42種の約19万8400羽を確認したが、そのうち4割以上がオオバンだった。
 オオバンは黒い体と白いくちばしが特徴。雑食性で外来種の水草もえさにする。近年の同調査では9年連続で最多の水鳥となり、07年の約2万羽と比べると、約4倍に増加した。
 湖北野鳥センター(長浜市)によると、琵琶湖では1970年代後半に見られるようになり、当初は数百〜数千羽が確認できた程度だったという。中国からの飛来が増えているとの説もあるが正確な理由は不明。琵琶湖で繁殖する群れもあるとみられ、繁殖期の生息状況調査も検討している。
 生態系への影響は目に見える形ではないが、同センターは「他の水鳥との関係で影響が出ているかもしれない。今後も調査を継続したい」としている。

■来たれ新人漁師 県が育成を支援(asahi.com滋賀)
杉浦奈実
 琵琶湖で漁師をしませんか――。県は、琵琶湖の漁師の育成支援に乗り出す。漁師志望の人のための相談、受け入れ窓口を設置して、現役漁師を「親方」として紹介。10日間程度の現場体験もあっせんし、後継者不足解消の一助にしたい考えだ。
 県水産課によると、これまで琵琶湖で漁師になるには、それぞれが個人的に受け入れてくれる漁師を探さなければならず、つてがないと難しかった。また、受け入れ側も不慣れな未経験者に教えるのは負担が大きく、二の足を踏む面があったという。
 そこで県は「しがの漁業技術研修センター(仮称)」を整備。漁師になりたい人の窓口となって、まず10日間程度の体験研修をあっせん。受け入れ先の「親方」となる漁師を紹介するとともに、漁師に委託料を支払う。新年度予算に約690万円を計上した。

16/04/06

■ガソリン4週連続値上がり 原油底打ち感で114円台へ(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が6日発表した4日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、3月28日の前回調査より1円30銭高い114円60銭だった。原油価格の底打ち傾向を受け、4週連続で値上がりした。
 石油元売りは給油所への卸価格を引き上げている。調査した石油情報センターは来週の小売価格について「卸価格引き上げの影響が残り、小幅に上昇する」と予想している。
 地域別に見ても、47都道府県が全て値上がりした。上げ幅は岡山が3円40銭で最も大きく、山形が2円70銭、富山は2円50銭と続いた。全ての都道府県が上昇したのは2014年7月以来、1年9カ月ぶり。
 ハイオクは1円40銭値上がりし125円50銭で、軽油は80銭上昇し98円30銭となった。灯油は18リットル(一般的なタンク1個分)当たり8円値上がりして1106円だった。

■レギュラーガソリン、前週比1.3円高の114.6円…4週連続値上がり(Responce)
資源エネルギー庁が4月6日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、4月4日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から1.3円値上がりし、1リットル当たり114.6円となった。
原油価格の底入れ観測もあり、レギュラーガソリンの4週連続の値上がりとなった。
地域別では、中国で2.0円、中部で1.8円、北海道で1.7円、四国で1.5円、九州・沖縄で1.4円、関東と東北で1.2円、近畿で0.9円、全エリアで値上がりした。
ハイオクガソリンは前週比1.4円高の125.5円、軽油は0.8円高の98.3円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、4月6日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は107.2円/リットル(前週比+3.3円)、ハイオクは118.0円/リットル(同+3.5円)、軽油は84.5円/リットル(同+0.6円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■滋賀県、太っ腹! 県施設で無料Wi−Fi提供開始、観光客をおもてなし(産経ニュースWEST)
 県は6日から、県立施設で無料Wi−Fi(ワイファイ)サービスを始めると発表した。観光客の利用の多い施設でおもてなしの環境を整えるとともに、災害時に指定避難場所となる施設の通信環境を強化することが狙い。
 対象となるのは、びわこ文化公園・北駐車場(大津市)▽県庁本館・県民サロン(同)▽奥びわスポーツの森・管理事務所周辺(長浜市)▽琵琶湖博物館・ミュージアムレストラン(草津市)▽安土城考古博物館・エントランスホール(近江八幡市)−の5エリア。それぞれ、「Biwako Free Wi−Fi」のシンボルマークを提示し、利用可能なスポットであることを知らせる。
 日本語、英語、韓国語など6言語で対応。SNSのアカウントでログインする「SNS認証方式」とメールを送信してゲストコードを返信してもらう「メール認証方式」の2通りがある。
 担当者は「観光客に手軽にインターネットを利用してもらい、滋賀県の観光施設の魅力を発信してもらいたい」と話している。
 問い合わせは、県情報政策課((電)077・528・3381)。

■黒い羽根に白いくちばし…オオバン、琵琶湖で“爆増”(産経ニュース)
 県が今年1月、琵琶湖で行った水鳥の生息数調査で、黒い羽根を持つクイナ科の「オオバン」の観測数が過去最多となったことが分かった。オオバンは近年増加傾向にあり、観測数は9年前に比べて4倍超。調査した担当者は「琵琶湖が国内最大の越冬地になっていると言っても過言ではない」としている。
 調査は1月9〜11日、琵琶湖岸全域と周囲の内湖や河川など計180カ所で「日本野鳥の会滋賀」のメンバーを中心に延べ300人体制で実施。その結果、42種19万8389羽の水鳥が観測された。
 観測数が最も多かったのはオオバンで、8万4869羽。次いで、キンクロハジロ(1万7413羽)▽ヒドリガモ(1万6173羽)▽マガモ(1万5707羽)−などだった。
 とりわけオオバンは近年著しく増加しており、9年前の平成19年(2万231羽)と比べると4倍超。27年(6万271羽)と比べても2万羽以上増えている。分布は昨年に続き、大津市南部湖岸に大きな群れが見られ、全体の分布は南部に偏っていた。
 オオバンはツルの仲間で、全長30〜40センチの真っ黒な体と白いくちばしが特徴。ユーラシア大陸の北部などに広く生息し、冬になると南下する。
 近年は中国の個体群が減少傾向にあるといい、調査に関わった日本野鳥の会滋賀保護研究部の植田潤さん(46)は「明確な理由は分からないが、中国で越冬していたオオバンが琵琶湖に移り住むようになったのでは」と推測する。
 一方、コハクチョウの観測数は273羽で、27年(461羽)より200羽近く減った。暖冬の影響で、新潟県など滋賀より北の地域で越冬するコハクチョウが多かったとみられる。

16/04/05

■カツオ漁、ようやく本格化 紀南の3漁港(紀伊民報AGARA)
 和歌山県紀南地方各地でカツオのケンケン漁がようやく本格化してきた。3月下旬からまとまった水揚げがあり、「すさみケンケン鰹」でブランド化を進める和歌山南漁協すさみ支所では4日に約3トンの漁獲があった。ただ、全体的な量が少なく、むらがあるため、今後の見通しは分からないという。
 県水産試験場によると、今年の主要3漁港(串本、すさみ、田辺)の水揚げは1月が1・4トン、2月も0・1トンと非常に少なかった。本格化するはずの3月に入っても低調だったが、下旬から水揚げが続くようになり同月は15・5トンを水揚げした。ただ、3月の水揚げとしては、春漁の過去最低だった2014年(72トン)の5・6トンより多いが、2番目に少なかった15年(136トン)の35・5トンよりは少ない。
 近年、全体的にカツオの来遊量が減り、04年から不漁傾向が続いている。県水産試験場は「ここ1週間ぐらいはまとまった水揚げが続いているが、ピークの4月中旬〜5月上旬までにどれだけ伸ばせるか。今後の動向に期待している」と話している。

■今季もカツオ漁「さっぱり」…アジア諸国乱獲か(YomiuriOnLine)
 太平洋沿岸のカツオ漁が今季も不漁続きだ。
 3月から初ガツオのシーズンを迎えたが、水揚げ量が伸びず、和歌山県では恒例イベントが中止になった。アジア諸国などによる大量捕獲が原因とみられ、国内の各漁業団体が資源管理を担う国際機関に漁獲規制を求める行動を始めた。
◆廃業の危機
 「昨季もひどかったが、今季もさっぱり。漁の主役がこの状態では、廃業する漁師も出るかもしれん」
 小型漁船の両側にさおを設置してカツオを釣る「引き縄漁」の最大拠点、和歌山県串本町にある和歌山東漁協。河田洋・業務部長は、競りにかかるカツオの少なさに顔を曇らせた。
 脂ののった秋の戻りガツオに対し、春の初ガツオは身が引き締まっているのが特徴だ。
 だが、県内の漁獲高はここ10年で10分の1程度に減り、2015年は過去最低の148トンに。「ケンケンかつお」のブランド名で知られる同県すさみ町は今年、「来場者に提供するカツオが確保できない」と、恒例のかつおまつりを中止した。

■琵琶湖周辺の5施設に公衆無線LANスポット「びわ湖 Free Wi-Fi」(ImpressケータイWatch)
 ワイヤ・アンド・ワイヤレスは、滋賀県のWi-Fi整備事業を受託し、県内の5つの施設で公衆無線LANスポット「びわ湖 Free Wi-Fi」を提供する。サービス開始は4月6日から。
 「びわ湖 Free Wi-Fi」は、国内外の観光客向けに通信環境を提供する、無料の公衆無線LANサービス。びわこ文化公園、奥びわスポーツの森、琵琶湖博物館、安土城考古博物館、滋賀県庁本館県民サロンの5つの施設がエリアとして整備される。

16/04/03

■外来魚釣り、名人認定 滋賀県、駆除促進へ段位(京都新聞電子版)
 滋賀県は5月から、琵琶湖の外来魚を駆除する取り組みの一環として、年間で釣り上げた重さに応じて「名人」など階級を認定する「外来魚釣り上げ名人事業」を始める。個人の部は子どもも参加でき、多くの人に挑戦を呼び掛けている。
 琵琶湖の外来魚は減少傾向にあるが、13年の推定生息量は916トン。県は駆除を目的にした釣り大会などを催してきたが、単発のイベントになりがちで、「継続的な活動を応援できる取り組みを」と発案した。
 対象はブラックバスとブルーギルで、捕獲法は釣りに限る。個人の部と、チームで参加できる団体の部がある。参加希望者はまず県に登録し、回収用の袋や報告用紙を受け取る。挑戦は休日などいつでも可能で、釣った外来魚は湖岸に設置されている回収ボックスやいけすに入れる。釣り上げた重さと使ったボックスの番号を日ごとに記録し、毎月、県へ報告。県はボックス内の外来魚を定期的に回収しており、報告量と照らし合わせる。
 初年度は5月1日〜12月31日に実施。個人の部の認定は、年間釣り上げ量が30〜60キロの「初段」から始まり、30キロ刻みで段が上がる。最高位の「名人」は年間300キロ以上。3年連続で名人となれば殿堂入りし、感謝状が送られる。県琵琶湖政策課は「名人はかなり高いハードルを設定した。いろんな年代の人に挑戦してほしい」としている。問い合わせは同課TEL077(528)3485。

■環境保全へ、ごみ実数調査 琵琶湖岸や守山の河川(京都新聞電子版)
 滋賀県守山市の認定NPO法人「びわこ豊穣の郷」が3月から、市内の川や琵琶湖岸の清掃活動の際、捨てられているごみの実数の調査を始めた。東京の環境保全団体が各地の団体と連携して6〜11月に行う全国調査に先行した取り組みで、滋賀県内でも実数の調査例はほとんどないという。メンバーは「環境を守る対策を考える材料にしたい」と話す。
 全国調査は「全国川ごみネットワーク」が水辺のごみが生き物や自然界に与える影響を探ろうと、国内で初めて計画している「水辺のごみ見っけ!〜全国水辺のごみ調査〜」。約200団体の参加を目指し、5月から募集を始める。
 びわこ豊穣の郷は月1回、地元の目田川の清掃をするなど美化活動を続けており、全国調査の計画を知った理事長の長尾是史(ただし)さん(74)が協力を申し出た。清掃活動をしながら集めたごみの数を調べることにし、3月中旬に琵琶湖岸で実施した「赤野井湾・小津袋クリーン大作戦」の中で、メンバーや自治会員ら86人で初めて取り組んだ。
 調査対象はペットボトル、レジ袋、カップ型飲料容器の3種類。ほかのごみも含めて122袋分が集まった。この時はすべての袋を開けて数えるのは大変だったため、無作為に選んだ5袋を調べ、その平均値に122を掛けて全体の概数とした。ペットボトル1732本、レジ袋244枚、カップ型飲料容器1269個だった。
 2回目は約50人が参加した3月下旬の目田川でのイベントの際に調査し、実数を数えた。ペットボトル1本、レジ袋15枚、カップ型飲料容器はゼロだった。調査方法や結果は同ネットワークに伝えており、全国調査の参考にしてもらう。
 メンバーは「数として出すと意識が高まる」と話し、今後の調査は概数とせずにあくまで実数で行うという。長尾さんは「ごみとなる商品などの製造、流通、消費の各段階でどう対策をとればよいのか考えるきっかけになれば」と話している。

16/04/02

■小型船舶でのライフジャケット着用義務付け範囲を拡大へ…動きやすいジャケットを開発(Responce)
国土交通省は、小型船舶におけるライフジャケット着用義務範囲を拡大すると発表した。
国交省と水産庁は、「小型船舶安全対策検討委員会」と「ライフジャケットの着用推進等に関する会議」の合同会議を開催した結果、2017年夏ごろに、小型船舶におけるライフジャケットの着用義務範囲を拡大することを決めた。
これまでは「水上オートバイの乗船者」、「12歳未満の小児」、「1人で漁を行う乗船者」にライフジャケットの着用が義務付けられていた。2017年夏ごろから、これまで努力義務としていた「船室の外にいるすべての乗船者」が着用義務対象となるように制度を整備する。
また、より着やすく動きやすいライフジャケットの開発・普及などについて検討する。周知活動については、ポスターやリーフレットの配布に加え、自治体との協力や動画を活用した方法なども検討していく。
意見公募手続きを経て、義務範囲拡大のために必要な法令改正手続きを行う。

■琵琶湖大橋値下げ 普通車200円から150円(京都新聞電子版)
 琵琶湖大橋有料道路の通行料金が1日から値下げされた。料金所での目立った混乱や周辺道路の激しい渋滞はみられず、通勤の乗用車や物流のトラックが慌ただしく往来した。
 通行料金は普通車200円から150円に改定された。徴収した料金は橋の補強や周辺の道路拡幅に充てる。
 通勤時間帯の午前8時前後には、滋賀県守山市今浜町の料金所から橋の中央にかけて車が連なった。県道路公社では「例年の年度初めの混雑と変わらない状況だった」としている。
 料金所では3月末で無効となった旧料金の回数券を出し、説明を聞いて現金で支払う人もみられた。隣接する管理事務所では古い回数券の払い戻しに列ができた。
 旧回数券の払い戻しは9月30日まで、管理事務所や道の駅びわ湖大橋米プラザ(大津市今堅田3丁目)などで受け付けている。

16/04/01

■これが琵琶湖の厄介者!漁業被害もたらす外来水草、北部でも繁殖確認…滋賀県などが除去へ(産経ニュースWEST)
 7年前に琵琶湖南部(南湖)で初めて確認された外来植物「オオバナミズキンバイ」が、湖北部(北湖)でも確認されたことが滋賀県などの調査で分かった。強い繁殖力で湖の生態系に影響を及ぼし、深刻な漁業被害ももたらす水草で、放置すれば湖全体に蔓延(まんえん)する可能性もある。危機感を募らせた県や周辺自治体などでつくる対策協議会は、除去に乗り出した。
 協議会によると、繁殖が確認されたのは同県米原市や高島市の湖岸など4カ所で規模は約15〜70平方メートル。順次除去しているという。
 琵琶湖のオオバナミズキンバイは、平成21年に赤野井湾(守山市)で初めて確認された。南湖で急速に繁殖し、21年の生育面積は142平方メートルだったが、26年は4万6300平方メートルと約300倍に拡大。しかしこれまで北湖では、本格的な繁殖の報告はなかった。
 北湖に広がった明確な理由は分からないが、ちぎれた葉からでも芽を出す強い繁殖力を持つことから、鳥が運んだり釣り人の道具に付着して運ばれたりした可能性があるという。
 深刻な事態を受け、北湖沿岸の彦根、長浜、高島、米原の4市は3月1日に協議会に加入。北湖で初めてとなる現地調査を進め、駆除している。今後、調査結果を分析し、駆除や被害防止の手法構築に役立てる。
 滋賀県立大環境科学部の野間直彦准教授は「オオバナミズキンバイの繁殖力は外来植物の中でも最強で最悪。除去をあきらめてしまったら琵琶湖の自然が全く別のものになってしまう。早急な手立てが必要だ」と警鐘を鳴らしている。
     ◇
 【オオバナミズキンバイ】中南米原産のアカバナ科の水草。浅瀬や水辺の陸地に生え、夏場は特に成長が盛んになる。国内では平成19年に兵庫県加西市で初めて確認された。ペット用の熱帯魚が輸入される際、一緒に持ち込まれたとみられる。繁殖力が強く、短期間で水面を覆いつくして生態系へ影響を及ぼすほか、琵琶湖では生い茂る水草が漁船のスクリューにからみつくなどして漁業被害にもつながっている。

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