琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2016/05)

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16/06/02

■県議会スマホ視聴可能(滋賀報知新聞ネット版)
=6月定例会から=
◇県
 県議会は、六月定例会(一日〜二十二日)から議場の審議の模様を、スマートフォンやタブレット端末へ映像配信を始めた。この取り組みは、より多くの県民に議会の審議を見てもらい、県政への関心を高めてもらおうとするもので、近畿二府四県の議会では大阪府議会に続いて二例目。
 アクセス方法は、県議会ホームページのスマートフォンサイト(http://www.shigaken-gikai.jp/index_s.asp)から入る。

16/06/01

■ガソリン価格、12週上昇で119.9円に 原油価格の上昇続く(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が1日発表した5月30日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、23日の前回調査より70銭高い119.9円だった。値上がりは12週連続で、1月4日以来、約5カ月ぶりの高値水準となった。
 原油価格の上昇を受け、石油会社が特約店向け卸価格を引き上げたことが反映された。40都府県で値上がりした。調査した石油情報センターの担当者は、来週のガソリンについて「卸価格の上昇が続くとみられ、値上がりするだろう」と予想している。
 ハイオクは70銭高い130.7円。軽油が30銭高い100.8円。

■ガソリン12週連続値上がり、レギュラー前週比0.7円高の119.9円(Responce)
資源エネルギー庁が6月1日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、5月30日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.7円値上がりし、1リットル当たり119.9円となった。レギュラーガソリンの値上がりは12週連続。
地域別では、関東で1.3円、中部で1.0円、四国で0.8円、九州・沖縄で0.7円、東北で0.4円、近畿で0.3円、中国で0.2円値上がり、北海道では0.1円値を下げた。
ハイオクガソリンは前週比0.7円高の130.7円、軽油は0.3円高の100.8円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、6月1日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は112.8円/リットル(前週比+2.0円)、ハイオクは122.8円/リットル(同+1.7円)、軽油は86.8円/リットル(同−0.4円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■外来魚駆除釣り大会 おさかな守って活用 親子連れ210人、63キロ釣り上げ 大津(毎日jp滋賀)
 釣り上げた外来魚の再放流禁止を啓発して琵琶湖の豊かな生態系を守ろうと「春の外来魚駆除釣り大会」が5月28日、大津市の大津港一帯で開かれた。親子連れなど約210人がブルーギルやブラックバスなどを狙って糸を垂らし、約4時間で計約63キロを釣り上げた。
 参加者には釣りざおが貸し出され、外来魚駆除などを目的とした団体「琵琶湖を戻す会」が推奨するウキの仕掛けで小エビをエサに使った。ほとんどが10センチ程度の小型ブルーギルだったが、20センチオーバーの「大物」も釣れていた。この日に釣れた外来魚は回収され、野菜作りの堆肥(たいひ)として利用されるという。
 弟の知輝さん(6)と一緒にブルーギルを釣り上げた市立瀬田小4年の澤稜太さん(9)は「苦労して釣り上げたのでうれしい。これで琵琶湖の環境が良くなるなら、また参加したい」と笑顔を見せていた。【田中将隆】

■県の調査で判明 ゲンゴロウ、湖国では絶滅(滋賀報知新聞ネット版)
=絶滅危惧種は176種=
◇県
 水田などで生息する水生昆虫、ゲンゴロウが県内で絶滅していることが、県の二〇一五年度の調査でわかった。
 県は、県内における野生生物の生息状況を把握するため、一九九七年度から継続して「生きもの総合調査」に取り組んでおり、五年ごとに「滋賀県レッドデータブック」として取りまとめて公表している。
 「大切にすべき野生生物」のカテゴリーは、絶滅の危機にある「絶滅危惧種」〜注意が必要な「その他重要種」の六段階、絶滅種の計七項目で分類され、今回の選定では前回比(二〇一〇年版)百五十一種増の千二百八十八種だった。
 このうち、圧迫要因が引き続き作用すれば、その種の存続は困難とされる「絶滅危惧種」は、前回比八種増の百七十六種。絶滅種は前回比七種増の十五種だった。
 この中で絶滅のおそれがある野生生物として、県の鳥であるカイツブリや、固有種であるニゴロブナ、セタシジミなど県民になじみ深い生物が、前回の二〇一〇年度版と同様に選定されている。
 担当の県自然環境保全課は、絶滅または減少が懸念される野生生物が増えていることについて「調査が進んで様子が明らかになってきたことが大きい。複雑な要因が絡んで環境悪化だけが原因とはいえないが、生育環境がよくなったともいえない」としている。

16/05/30

■夫の急死で継いだふなずし店 ネットで新規開拓(asahi.com滋賀)
仲大道
 創業51年のふなずし店を切り盛りする女性店主が、新規事業に挑もうとしている。ふなずしをもっと知ってもらおうと、インターネットで資金を集めるクラウドファンディングで資金を募集。パイやクッキーの開発を進めるほか、生産量を増やしてさらに多くの客に届けたいという。
 店主は井上裕子さん(53)。1965年創業のふなずし店「至誠庵(しせいあん)」(大津市石山寺3丁目)の3代目だ。14年前に急死した夫の誠さん(当時45)の跡を継ぎ、義母(88)とともに経営する。
 京都市東山区出身。ふなずしが何かも知らずに25年前に嫁いで以降、家族とともにふなずしづくりにいそしんできた。夫が亡くなり、当時小学校低学年だった2人の息子を育てなければならず「継ぐ以外に選択肢はありませんでした」。

16/05/29

■原油価格はドカーンと下がるのに、ガソリンがそれほど値下がりしないのはなぜか?(産経ニュース)
 ゴールデンウィーク(GW)にクルマでお出かけした人も、多かったのではなかったのではないだろうか。ガソリン価格が7年ぶりの安値水準になり、多くのドライバーが喜んだはずだ。全国平均でみると、直近の高値である平成26年夏に比べレギュラーガソリンは3割も値を下げた。だが、この間、ガソリンの原料となる原油は5割以上も値下がりしている。原油安の割にガソリンが値下がりしないのはなぜなのか、探ってみた。
     ◇
 「満タンで買う人が多いです」。都内のガソリンスタンドの店員はこう話す。首都圏のセルフスタンドではレギュラーガソリンが、1リットル当たり100円程度で売られている店が多い。逆にガソリンが高かったころは1000円、2000円と金額を指定して買う人が多かったという。
 経済産業省資源エネルギー庁が18日発表した16日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前回調査(9日時点)より80銭高い118円80銭だった。値上がりは10週連続。とはいえ、直近の高値である26年7月14日時点の169円90銭と比べると、3割も安い水準だ。
 ガソリン安の原因は、原油価格の下落にある。国際指標となるニューヨーク原油先物相場(WTI)は17日、前日比0・59ドル高の1バレル=48・31ドルで取引を終えた。26年7月中旬のWTIは100ドル超で推移していたため、足元の価格は5割以上も安い。
 ガソリンは輸入した原油を精製して作られる。JXエネルギーや出光興産といった石油元売りは、直近の原油市況などを参考にガソリンスタンドへの卸価格を毎週決めている。原油安を受け、卸売価格が下げられているため、店頭価格も値下がりしているのだ。
 ただ、原油の下げ幅ほど、ガソリンの店頭価格は下がっていない。
 ガソリンのコストは「8割以上は原料となる原油が占めている」(石油元売り幹部)という。原油が値下がりすれば、その分、ガソリンがもっと安くなってもおかしくはない。
 そうならない理由は、ガソリンにかけられている「税金」にある。ガソリン価格の実に6割程度が税金なのだ。つまり原料費や製造費、人件費などからなるガソリンの本体価格は4割に過ぎない。
 ガソリンは原油が輸入された段階で石油石炭税がかかり、製品になる段階ではガソリン税が課せられる。さらに消費者に販売される段階で、消費税も上乗せされる。
 例えば、ガソリンの本体価格が1リットル50円だと仮定する。これに石油石炭税が1リットルあたり2円80銭、ガソリン税が同53円80銭ほど上乗せされ、合計で106円60銭となる。これに消費税8%が課せられ、店頭価格は115円13銭だ。
 仮に原油価格が半値となり、ガソリンの本体価格も半分の25円になったとする。しかし、税金が上乗せされた店頭価格は88円13銭となり、23%しか下がらない計算だ。税金の割合が高いため原油安で本体価格が50%下がっても、全体では値下げ幅が縮小してしまうのだ。
 ガソリンならではの特殊な事情もある。消費税は、ガソリン税や石油石炭税も含めた販売価格に上乗せされている。つまり、税金に税金が課せられる二重課税(タックス・オン・タックス)になっている。ガソリン1リットル当たりのタックス・オン・タックスは、4円53銭にもなる。
 26年4月に5%から8%となった消費税は、29年4月には10%に引き上げられる予定だ。ガソリン価格に占める税金の割合はさらに高まる。原油価格が下がればガソリンも値下がりするが、原油安の恩恵は今まで以上に薄まることになる。(大柳聡庸)

16/05/28

■初夏の使者“ハマヒルガオ” 滋賀・彦根で見頃(京都新聞電子版)
 滋賀県彦根市新海町の新海浜で、ハマヒルガオが見頃を迎えている。砂浜を彩る薄紫色の小さな花が、琵琶湖に初夏の訪れを告げている。
 ハマヒルガオはヒルガオ属の多年草で、海岸や砂浜などに群生している。新海浜で草抜きなどの手入れをしている地元のボランティア団体「ネイチャーズ新海浜」によると、4月下旬に咲き始めたという。
 新海浜のハマヒルガオは、県が指定しているハマゴウ・ハマエンドウの保護区に隣接して群生しており、約1400平方メートルに直径約5センチの花が寄り添うように咲いていた。6月初旬まで楽しめるという。

16/05/26

■ハマヒルガオ 見ごろ迎えて 薄紫のトランペット 彦根(毎日jp滋賀)
 彦根市新海町の琵琶湖岸にある砂浜「新海浜」でハマヒルガオの花が見ごろになり、ウインドサーフィンや散歩で訪れる人たちを楽しませている。
 新海浜は人工的につくられた砂浜で、ハマヒルガオは長さ約70メートル、幅約25メートルにわたって群生。地元ボランティアの自然保護団体「ネイチャーズ新海浜」の世話人を務める宇野道雄さん(81)によると当初は一画に自生しただけだったが、ボランティアが外来種の雑草の草引きなどで世話をして繁殖面積を広げたという。
 今年は4月14日ごろから咲き始め、現在は直径4〜5センチの薄紫色の花があちこちで咲いている。見ごろは今月末まで続くという。【西村浩一】

■河口湖で不明の男性、遺体で発見 ボードから転落、気軽さで高まる人気(産経ニュース)
 富士河口湖町長浜の河口湖で24日午後、ボードに立って釣りをしていた男性が湖に転落して行方不明になっていた事故で、25日午前9時10分ごろ、富士五湖消防本部水難救助隊のダイバーが水深約5・4メートルの湖底で男性の遺体を発見した。 富士吉田署によると、男性は神奈川県鎌倉市の会社役員、勝部八郎さん(49)。勝部さんは24日午後3時50分ごろ、「スタンドアップパドルボード(SUP=サップ)」と呼ばれるボードに立ち、1人で釣りをしていて、何らかの理由で転落したものとみられる。 同署と県警ヘリ、消防が25日午前9時に捜索を再開した直後に発見された。勝部さんはライフジャケットを着用していなかった。
     ◇
 富士北麓にある湖上スポーツの体験施設によると、SUPは少しの練習で楽しめ、「ニュースポーツで久々のヒット商品」といわれるほど、人気が高まっている。使用時に空気を入れる持ち運び式もあるという。 サーフィンボードよりも横幅が大きく、安定感のあるボードに立って乗り、カヌーのパドルを使って漕ぐスポーツ。上達者なら時速10キロ以上で進むことも可能だという。 海上でも楽しめるが、湖面が穏やかな河口湖、山中湖などは初心者の練習に最適で、東京などから近いため、SUPを目当てに体験施設を訪れる人も増えている。 体勢を崩して落水することも多いため、こうした施設では参加者にライフジャケット着用を義務づけているという。

16/05/25

■ガソリン価格、11週値上がりで119円台乗せ 4カ月半ぶりの高値(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が25日発表した23日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、16日の前回調査より40銭高い119.2円だった。値上がりは11週連続で、1月4日以来、約4カ月半ぶりの高値水準となる。原油価格の上昇が、店頭価格にも波及している。
 都道府県別では値上がりは34府県、最も上昇したのは岡山の2円40銭で、次いで青森の2円20銭。値下がりは11都道県で、下げ幅が最も大きかったのは長崎の90銭だった。高知、鳥取の2県は横ばい。
 調査した石油情報センターの担当者は、来週のガソリン価格について「石油元売り大手は卸価格を1〜2円引き上げることを特約店に通知しているので、値上がりするだろう」と予想している。
 ハイオクは40銭高い130円ちょうど。軽油が10銭高い100.5円だった。

■ガソリン11週連続値上がり、レギュラー前週比0.4円高の119.2円(Responce)
資源エネルギー庁が5月25日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、5月23日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.4円値上がりし、1リットル当たり119.2円となった。レギュラーガソリンの値上がりは11週連続。
地域別では、近畿と東北で0.6円、中部で0.5円、九州・沖縄で0.2円、関東と中国で0.1円値上がり、北海道は0.2円値下がり、四国は前週と同価格だった。
ハイオクガソリンは前週比0.4円高の130.0円で、4か月半ぶりの130円台到達。軽油は0.1円高の100.5円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、5月25日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は110.8円/リットル(前週比+0.5円)、ハイオクは121.1円/リットル(同±0円)、軽油は87.2円/リットル(同−0.5円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■琵琶湖の大自然、100キロ歩いて体感 10月15、16日にチャリティーイベント(産経ニュース)
 琵琶湖の魅力を多くの人に知ってもらおうと、湖の周りを歩き参加費の一部を環境保全などにあてる「びわ湖チャリティー100km歩行大会」が10月15、16日に開かれる。主催の実行委員会は、大会の参加者と、当日の大会運営をサポートするボランティアを募集している。
 大会を立ち上げたのは、県内の企業経営者ら。平成25年、石川県で開かれたチャリティー形式の100キロ歩行イベントに参加した際に「滋賀で開催すれば、琵琶湖の良さを体感できるイベントになる」と考えたことがきっかけ。
 翌年に第1回大会を開催し、223人が参加、うち128人が完歩。2回目は366人が参加し250人が完歩した。3回目となる今回は500人の参加を目指し、合わせて当日にチェックポイントで受け付けなどを行うボランティアスタッフ150人も募集している。参加条件は高校生以上で携帯電話を持っていること。
 コースは、長浜市の豊公園を出発して湖東部の湖岸ルートを歩き、雄琴温泉(大津市)をゴールとする約100キロ。7つのチェックポイントを設けており、参加者はそれぞれのチェックポイントを開設時間内に通過しなければならない。
 参加費は1万5千円(ボランティアは2千円)。収益の一部は琵琶湖の環境保全団体などに寄付される。定員500人(先着順)で、8月31日まで受け付ける。実行委員長の小林幹雄さん(44)は「参加者に琵琶湖の大自然を感じながら歩いてもらい、いずれは滋賀の『顔』になるようなイベントにしていきたい」と意気込んでいる。問い合わせは、大会事務局(電)077・551・2500。
食材の魅力、ランチでPR 守山の飲食店、販売へ
 「びわ湖チャリティー100km歩行大会」を盛り上げようと、守山市古高町の飲食店「お食事処みふく」が、県産の食材をふんだんに使った「びわ100ランチ」を考案した。6月から同店で販売を始めるほか、大会当日に完歩者やボランティアスタッフらに弁当形式にして配られる。
 ランチは、琵琶湖の模様入りの信楽焼の皿を使用。琵琶湖型にかたどった県産米「みずかがみ」のご飯を中央に置き、周囲にはビワマスのスモークや、近江牛の冷しゃぶ、スジエビのかき揚げなど県産の食材を使ったおかずが盛りつけられている。さらに、デザートとして、草津市の県立湖南農業高食品科3年の生徒たちが考案した、同市産の野菜「愛彩菜(あいさいな)」入りのミルクレープとくず餅がセットになっている。
 みふくの店長、三上千奈美さん(45)は「自然豊かな滋賀の農水産物をおいしく食べてもらい、滋賀の食材の魅力をPRするとともに琵琶湖の保全につなげたい」。デザート開発に携わった湖南農業の野々村果林さん(17)は「愛彩菜のぴりっとした味とスイーツの甘みは意外な組み合わせだけどよく合います」とPRしている。ランチは1800円(税込み)。要予約で、問い合わせは、お食事処みふく(電)077・581・0329。

■初夏の風に揺れる 守山でハマヒルガオ見頃(ChunichiWeb滋賀)
 守山市今浜町の第一なぎさ公園で自生のハマヒルガオが見頃を迎えている。琵琶湖岸二百メートルにわたって淡いピンク色の花が顔を出し、初夏の風に揺れている。
 ヒルガオ科の多年草でラッパ状の花を咲かせるのが特徴。海浜植物で淡水の浜に咲くのは珍しいという。
 地元住民らが三十年ほど前から花を管理。台風や護岸工事による砂浜の質の変化で、年々少なくなっている花を増やそうと、苗を移植したり、イベントで種を配って参加者に育ててもらうなど保護活動に励んでいる。
 近所の主婦今井真弓さん(64)は「暑い中、一生懸命咲いているのがすごい。かわいさに癒やされます」とカメラを手にほほ笑んでいた。今月いっぱい楽しめそう。(中村千春)

■首脳通過時に通行止め 25日、伊勢志摩の一般道(ChunichiWeb三重)
 伊勢志摩サミットで、県警は二十四日、来日する首脳の移動に伴い、二十五日に予定している交通規制の時間帯を発表した。
 二十五日は首脳たちの会場入りが予定されており、会場の賢島がある志摩市内や伊勢市内の一般道で午後以降、県内の高速道路でも夕方以降、規制が予定されている。
 一般道は首脳一人の車列の通過につき十五分程度、通行止め。高速道路は車列が通過する前後のインターチェンジやサービスエリアで本線への流入が三十〜四十分間、規制される。ただし、高速の規制は荒天などで首脳たちがヘリで移動できない場合に限る。
 県警はサミット当日を含む二十五〜二十八日の四日間、交通規制を予定しており、期間中の高速道路の通行止め情報を、日本道路交通情報センターのツイッター(アカウント名「サミット高速道路交通情報」)で提供する。(添田隆典)

16/05/24

■台風、なぜまだゼロ? 7〜9月に集中発生の恐れ(asahi.com)
 例年なら遅くても5月までには発生する「台風1号」が、今年はまだできていない。7月に発生した1998年以来、18年ぶりの遅さになる。気象庁によると、台風1号の発生が遅い年は、7〜9月にまとまってできる傾向があるという。集中的に日本に接近や上陸をすれば水害が起こりやすくなる。
 同庁によると、24日現在で台風発生の兆候はみられないという。太平洋東部の赤道付近の海面水温が平年よりも高い状態が続く「エルニーニョ現象」が2014年夏から続いていたが、今月にも終息する見通し。終息する年は台風1号の発生が遅くなる傾向があるという。そうした年はこの時期、インド洋の海面水温が上昇して積乱雲が発生し、一帯の気圧が低くなる。それに伴って、台風の発生場所のフィリピン近海が高気圧に覆われるようになり、台風ができにくくなる。
 気象庁アジア太平洋気象防災センターの石原洋予報官は「発生が遅くても年間発生数は結果的にほぼ平年並みになることが多く、台風が多い7〜9月にまとまって発生する可能性がある」と指摘する。
 2001年は5月11日に発生し、統計がある1951年以降で過去7番目に遅かった。7〜9月に台風が計16個発生し、9月に台風15号が関東地方を直撃して死者も出た。(小川崇)

■カモの親子もびっくり 滋賀県内、3日連続で真夏日(京都新聞電子版)
 滋賀県内は24日も高気圧に覆われ、東近江市で最高気温30・5度を記録して3日連続の真夏日となるなど厳しい暑さとなった。
 彦根地方気象台によると、各地の最高気温は彦根市31・0度、大津市30・6度、長浜市30・2度。7月中旬から下旬の暑さで、いずれも今年最高を観測した。
 大津市は今年初めて真夏日となった。同市萱野浦のロイヤルオークホテル・スパ&ガーデンズでは、毎年ホテルの中庭で産卵・子育てするカモが、今年も21日に11羽のひなをかえした。強い日差しが照りつける中、ひなは親の後を追って水場で泳いだり、テーブルの下の日陰で寄り添って暑さをしのいだりしていた。
 同気象台によると、25日は県内は湿った空気の影響で雲が広がり、時々雨が降るという。

■滋賀県で光化学スモッグ注意報発令 今年初、大津市など(京都新聞電子版)
 滋賀県は24日午後3時から4時半にかけて、本年度初となる光化学スモッグ注意報を大津市南部と草津市、栗東市に発令した。
 県内で同注意報が発令されたのは2013年8月以来。草津市内にある測定局で、1時間当たりのオキシダンド濃度が基準値の0・12ppmを超えた。
 光化学スモッグは日差しが強く風が弱い日に発生しやすい。県は注意報発令時には屋外での運動を控えるよう呼び掛けている。

16/05/23

■ゲンゴロウ、湖国「絶滅」 滋賀県レッドデータブック(京都新聞電子版)
 かつて滋賀県内のため池や水田に数多く生息していた水生昆虫のゲンゴロウが、県がまとめた「レッドデータブック」の最新版で「絶滅種」とされた。県内では1990年代に確認されたのが最後という。専門家は、池の護岸整備や外来種による捕食など生息環境が悪化したのが原因としている。
 ゲンゴロウは、コウチュウ目ゲンゴロウ科で、体長4センチ前後。水草の豊富な池沼や湿地に生息する。2015年版のレッドデータブックによると、ため池の管理放棄や護岸工事で産卵場所となる水草が減ったことや、アメリカザリガニなどによる捕食が要因としている。幼虫のときに生息する水田で餌となるオタマジャクシなどが減っているのも影響しているという。
 昆虫類の調査をとりまとめた琵琶湖博物館の八尋克郎総括学芸員は「長年、詳細にため池を調べてきたが確認できず、基準に沿って絶滅種と判断した」と残念がる。同じ科のシャープゲンゴロウモドキも今回絶滅種となり、ゴガタノゲンゴロウなども絶滅危惧種となっている。
 県レッドデータブックは5年ごとに改訂しており、今回は前回より151種多い1439種を選定した。植物と昆虫を中心に増えており、「生態系の基盤である植物と、それに依存する消費者の昆虫の危機的な変化を反映している」と警鐘と鳴らしている。絶滅種は7増の15種。絶滅危惧種は176種で、植物ではサギスゲ、哺乳類ではニホンカモシカ、昆虫ではギフチョウなどが新たに入った。
 同ブックは97年に発行が始まった。県内の研究者ら約80人でつくる生きもの調査委員会が集めた資料や現地調査をもとにまとめている。

■県内初、東近江30度観測 彦根地方気象台(毎日jp滋賀)
 22日の県内は好天に恵まれて気温が上がり、彦根地方気象台によると、東近江で今年県内初の真夏日となる30・0度を観測した。大津も29・3度と今年最高。23日は更に気温が上がり大津31度、彦根30度と予想している。

■湖風味方に“真夏”の戦い 滋賀・守山で琵琶湖ヨットレース(京都新聞電子版)
 琵琶湖のヨットレース「YANMAR CUP 2016 in BIWAKO」が22日、滋賀県守山市の琵琶湖大橋北周辺で開かれた。東近江市で最高気温30.0度を記録して県内で今年初の真夏日となる中、参加者は強い日差しを受けながら湖上を進んだ。
 琵琶湖でのマリンスポーツの活性化とヨット競技の普及を目指して同実行委員会などが主催し、今年で2回目。クルーザークラスとレーサークラスの2部門(いずれも総距離約10キロ)があり、京滋などから約300人61艇が出場した。
 参加者は、ロサンゼルス五輪金メダリストのラッセル・クーツさんの合図でスタート。ゆるやかな風を受けながらヨットを走らせた。初めて観戦した洛星中2年の辻寛史さん(13)は「激しい競争かと予想していたが、意外とのんびりしていて和やかに楽しめた」と話していた。
 県内はこの日、広く高気圧に覆われて気温が上昇。大津市29・3度、長浜市28・3度、高島市今津町27・7度など各地で今年最高を観測した。23日も県内は晴れる見込みで、彦根地方気象台は大津市で最高気温31度、彦根市は30度になると予想している。

■除去水草、処理場満杯で頭悩ます 滋賀県、民間の知恵募る(京都新聞電子版)
 琵琶湖に繁茂するコカナダモなどの水草除去を進める滋賀県が、刈り取った水草の処理に頭を痛めている。現在は1カ所に集めて肥料にしているが、近年の刈り取り量の増加で、2〜3年後には処理場が満杯になってしまうためだ。県は水草の刈り取りや処理に関する企業や大学などの技術開発を資金支援する事業を打ち出し、民間発の知恵で打開策を見いだそうとしている。
琵琶湖の水質改善で増加
 約1ヘクタールの広大な広場に、重機が入れるスペースを残して高さ1・2メートルほどの茶色い山が幾筋も築かれている。土のように見える山は、時間をかけて天日干しされた水草だ。県が漁業者らに委託して刈り取った水草は、県内9カ所の漁港などに陸揚げされた後、トラックで近江八幡市津田町にあるこの処理場に集められている。
 県が除去している水草は大きく分けて、オオバナミズキンバイなど特定外来生物に指定されている水草と、コカナダモやクロモなどその他の水草の2種類がある。特定外来生物は拡散を厳密に防ぐ必要があるため、原則として焼却処分しているが、その他は全量を処理場で肥料に変え、県民に無料配布している。
 肥料にしている水草の刈り取り量は2011年度までは3千トン前後で推移していたが、12年度に5千トンを突破。15年度は6297トンに達した。近年の琵琶湖の水質改善で湖水の透明度が増し、水草にとっては生育環境が良くなっていることが要因といい、本年度は8千トンを超える刈り取りを見込んでいる。
 水分が90%超という水草を肥料にするには、天日に干して水分を飛ばさなければならない。「無料配布できるようになるまでには少なくても2年以上はかかる。作業スペースの確保を考慮すると、2〜3年後には処理場が満杯になる」(県琵琶湖政策課)という。
 刈り取りや運搬など水草対策に必要な費用も増大している。15年度は2億7700万円を費やし、本年度は3億円を突破すると見込む。処理場を増やすことも検討したが、肥料化の過程ではどうしてもにおいが出る。住宅近接地での新設は難しく、山間につくるにしても運搬費用がかさんでしまう。
 「これまでにはない水草対策の考案」(同)に向けて県は、水草のより効率的な除去技術や、肥料化に変わる水草の有効利用、資源として流通させる仕組みなどのアイデアを民間から公募(6月24日まで)し、その技術開発や実証実験に必要な経費を、500万円を上限に半額補助する事業を打ち出した。想定するのは、水草を原料にしたバイオガス発電や肥料化の高速化技術などで「現時点で数グループから問い合わせがある」という。
 夏場に悪臭を放ち、漁船などの航行を妨げる水草への対処は、琵琶湖を抱える県が永続的に付き合い続けなければならない課題と言える。県は「民間の知恵で、課題を強みに変えられるような対策を確立したい」としている。

16/05/22

■湖岸、感謝込めきれいに 県民ごみゼロ大作戦 大津(毎日jp滋賀)
 県ごみの散乱防止に関する条例に定められている「環境美化の日(5月30日)」を前に、大津市の琵琶湖岸などで21日、多くの人が清掃活動に取り組む「県民ごみゼロ(530)大作戦」があった。 1992年度から、県民総参加で5月下旬から30日を挟んで6月...

16/05/21

■世界的自転車メーカー会長がビワイチ体験(ChunichiWeb滋賀)
 世界的な自転車メーカー「ジャイアント」の劉金標(リュウキンヒョウ)会長(81)ら幹部が二十日、守山市を訪れ、自転車で琵琶湖を一周する「ビワイチ」の一部を体験した。
 劉会長のほか羅祥安(ラショウアン)社長(67)、三日月大造知事、宮本和宏市長らが参加。同社の直営店があるリゾートホテル「ラフォーレ琵琶湖」を出発し、近江八幡市の長命寺港では守山市が社会実験を行っている「漁船タクシー」に乗船。守山漁港から再び自転車に乗り、ラフォーレに戻った。総走行距離は約二十二キロという。
 「サイクリストの聖地」と呼ばれる、しまなみ海道を走ったこともある劉会長は「琵琶湖の景色など、とても満足した。みなさんと一緒に歴史を書くように走っているようだった」と上々の評価を与えた。漁船タクシーについては「初めて乗った。サイクリングだけでなく、こういう遊び方もあるのかと感じた」と話した。
 宮本市長は「天気に恵まれ、ビワイチの素晴らしさを感じてもらえたと思う」と笑顔を見せた。三日月知事も「日本一、世界一になれるビワイチをもっとPRしていける自信と確信を得た」と振り返った。
 市によると、ジャイアントの直営店が三月にラフォーレ内にできたことを受け、幹部の来日に合わせて琵琶湖のサイクリングを体験してもらうプランが持ち上がった。漁船タクシーの社会実験は、本年度も七〜十一月の休日に行う予定という。(鈴木啓紀)

■「ビワイチ」に来てね 台湾ジャイアント幹部に漁船タクシーPR(産経ニュース)
 琵琶湖を自転車で一周する「ビワイチ」の挑戦者を台湾から呼び込もうと、守山市は20日、台湾にある世界最大級の自転車メーカー「ジャイアント」の劉金標会長(81)らを招き、湖岸のサイクリングや漁船で人と自転車を運ぶ「漁船タクシー」を体験してもらう催しを開いた。
 台湾はサイクリング愛好家が100万人以上に上るとされる自転車大国。愛好家に実際に体験してもらうことでビワイチをPRし、観光振興につなげようと企画した。ジャイアントの店舗が同市内のリゾートホテル「ラフォーレ琵琶湖」にあるなど、同市と同社はゆかりが深いことなどから実現した。劉会長や宮本和宏市長ら約40人は、長命寺港(近江八幡市)までの湖岸沿い約15キロを自転車で走行した後、漁船タクシーに乗船。琵琶湖に浮かぶ唯一の有人島「沖島」や琵琶湖大橋などの景色を楽しみながら、約1時間かけ木浜漁港(守山市)に到着した。
 劉会長は「サイクリングだけでなく、船での観光も楽しめて面白かった」と話し、宮本市長は「ビワイチと漁船タクシーを組み合わせることで、みなさんに琵琶湖やビワイチの素晴らしさを実感してもらえた」と話した。
 漁船タクシーは、初心者や時間がない人にも手軽に「ビワイチ気分」を楽しんでもらおうと、漁船で湖上を移動しコースを短縮する試み。同市が昨年度から試験的に始めた。昨年秋と今春に計8日間行った際は、利用者から「琵琶湖を一周する自信はないが、これなら手軽に挑戦できる」などと好評だったという。

16/05/19

■びわ湖バラバラ殺人・死体遺棄 発生から8年(滋賀報知新聞ネット版)
=情報提供を求め街頭活動 報奨金300万円(上限)継続=
◇近江八幡
 びわ湖バラバラ事件発生から八年が経過したが、捜査の進展が難しいことから一般市民に事件解決に結びつく情報提供を呼びかける街頭活動が事件発生日の十七日、遺体が遺棄された可能性が高い湖岸に近いJR安曇川駅と流れ着いた遺体の一部が発見された近江八幡市のJR近江八幡駅で行われた。
 事件は、平成二十年五月十七日、同市牧町のびわ湖岸で釣りをしていた人が人の右足が漂流しているのを見つけ通報。近江八幡署に捜査本部が置かれ捜査が始まった。
 六月二十三日までに左足(同市佐波江町)、頭部(東近江市栗見新田)、足首からつま先までの左足(大津市下坂本五丁目藤ノ木川内)、左手(草津市下笠町)、右手(同市北山田町)が発見されDNAが一致。死因は首を絞められたことによる窒息死と判定されたことから「びわ湖バラバラ事件」として本格的な捜査が始まったが、被害者の身元確認が出来ていないことや一般市民から捜査本部に寄せられた六三六件の情報の中に、事件に直接関係する有力情報はなく、捜査は難航している。現在、被害者や犯人の特定に結びつく有力な情報を提供した人には上限三百万円の捜査特別報奨金がつけられている。 
 発見された被害者の頭部の検証により、向かって右目尻下にできものがあることや鼻骨が骨折していたこと、上の前歯四本がなかったことなどが判明。得られた情報をもとに似顔絵が作成され公開されている。男性は、三〇から五〇歳ぐらいで身長一七〇センチ以上、小太り、血液型はO型。
 午前七時半からJR近江八幡駅で行われた街頭活動には、捜査員、同署署員ら二十三人が出て、通勤、通学の駅利用者に「身元不明の被害者のあなたの情報が必要です」の呼びかけと被害者の特徴を記したチラシを配り、情報の提供を求めた。

16/05/18

■今週のガソリン価格はリッター118・8円 10週連続上昇、4カ月ぶり高値に(産経ニュース) 
 経済産業省資源エネルギー庁が18日発表した16日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、9日の前回調査よりも80銭高い118.8円だった。値上がりは10週連続で、1月12日以来、約4カ月ぶりの高水準となる。
 県別では40都道府県で値上がり。滋賀の2.7円が最大の上げ幅だった。値下がりは栃木など4県、秋田など3県は横ばい。
 ハイオクは80銭高の129.6円。軽油は50銭高の100.4円となった。灯油は18リットル当たり2円高の1121円。
 石油情報センターの担当者は、「石油元売り各社は卸価格の引き上げを特約店に再度通知しているため、次週も値上がりするだろう」と予想している。

■ガソリン10週連続値上がり、レギュラー前週比0.8円高の118.8円(Responce)
資源エネルギー庁が5月18日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、5月16日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.8円値上がりし、1リットル当たり118.8円となった。レギュラーガソリンの値上がりは10週連続。
地域別では、北海道で1.9円、近畿で1.4円、中部と四国、中国で0.9円、九州・沖縄で0.8円、関東で0.7円、東北で0.5円と、全エリアで値上がりした。
ハイオクガソリンは前週比0.8円高の129.6円、軽油は0.5円高の100.4円で4か月ぶりに100円台となった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、5月18日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は110.3円/リットル(前週比+0.9円)、ハイオクは121.1円/リットル(同+1.6円)、軽油は87.7円/リットル(同+0.8円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■びわ湖大津館・柳が崎周辺 元迎賓館、今は憩いの場に(毎日jp滋賀)
かつて国内外の著名人を迎えたという迎賓館・旧琵琶湖ホテル(大津市柳が崎)。現在も複合施設・びわ湖大津館としてその姿を残し、周辺には「柳が崎湖畔公園」が広がる。湖岸を遊歩道づたいに北に歩くと、釣り人たちの姿が見えた。胴付き長靴を履き、下半身は湖につかる人も。眺めていると1人の男性の釣りざおに魚がかかった。...釣りが趣味で、4月ごろから柳が崎に通っているといい、「最近はここばっかり。やっぱり景色が...

■勝浦漁協を再建へ 公設民営の市場に 施設は町が保有(紀南新聞ONLINE)
 勝浦漁業協同組合(片谷匡組合長)は経営悪化により、民間ファンド「地域経済活性化支援機構」(東京都千代田区)の支援を受けることが発表された。17日に和歌山市内で行われた会見では勝浦漁協の片谷組合長、和歌山県漁業組合連合会の木下吉雄会長、那智勝浦町寺本眞一町長、機構の代表者2人が出席。支援申し込みに至った経緯や支援の方向性などが示された。
 今回の支援事業により、勝浦漁協は卸売市場での運営権を県漁連に、所有する不動産を那智勝浦町にそれぞれ売却し(金額は非公表)、債務の返却資金に充てる。残る債務は機構が買い取り、一部を債権放棄、保障解除するなどの対応を行う予定。これにより、勝浦漁協は事実上解散し、町が開設権を持ち販売などの運営を県漁連が持つ「公設民営」の漁協に再編される。事業や不動産の譲渡は今年10月1日までに行われる。
 支援申し込みの経緯には、遠洋マグロ漁船大型化のための貸付債権が漁業の不振や魚価の低迷などにより不良債権化したことや、製氷冷凍事業の不振、水揚高減少にともなう手数料収入の減少などの要因があったと同機構は説明。
 再生計画では、販路拡大や加工販売によるブランド化、県外船の誘致活動を展開するなどして、販売事業収益の維持拡大に努めるほか、県漁連や町、市場関係者により構成される「市場運営委員会(仮称)」を設け、経営管理体制の強化も図っていくことなどが示されている。
漁協「苦渋の決断」 町は再建に意欲
 勝浦漁協の丸山一郎参事は今回の決定に対し、「組合としては非常に大きな決断。苦しい思いがあった」と心境を語る。勝浦漁協によると、2015年3月期の売上高は3億400万円。営業利益は5600万円で単年度では利益を確保している。しかし利益のほとんどが、11億7100万円(同月期)の債務超過への返還に充てられる状況が続いており、試算では完済までに約50年かかるとされていた。丸山参事は「ここは県外船がほとんど。利益を生み出してくれる漁業者に対して還元ができない状況が続いていた。勝浦に揚げてよかったと思えるような市場にしなければ、という思いがあり申請に踏み切りました」と決断の背景にあった思いを述べた。
 また、寺本眞一町長は取材に対し「マグロ漁は観光と並ぶ、本町の基幹産業。町としてもここで決断して新しいものにしていかなければという思いがあった。まさに最後のチャンス。これを機にしっかりと再構築していきたい」と述べ、衛生管理型の市場の整備などを視野に入れた再建に意欲を見せた。
勝浦漁協
 1949年設立(大正年間にスタートした勝浦漁業会が母体)。今年3月末現在で正組合員が98人、準組合員が50人。今回の再生支援により、今年10月をめどに沿岸漁業者を対象とする新漁協を設立し、主にその指導事業にあたる予定となっている。

■日本有数のマグロ基地 勝浦漁協が経営不振で解散(紀伊民報AGARA)
 はえ縄漁の生マグロ水揚げ全国一を誇る和歌山県那智勝浦町の勝浦漁業協同組合が経営不振のため、政府系ファンドの「地域経済活性化支援機構」(東京都)から再生支援を受けることになった。漁協は10月1日をめどに、地方卸売市場の土地と建物を町に、販売事業を県漁業協同組合連合会に売却。勝浦漁協は解散し、漁業権管理などの事業は、設立予定の新漁協に移す予定。事業は切れ目なく継続され、従業員の雇用も維持される。
 地域経済活性化支援機構によると、漁協への支援は全国初。地域経済の活性化に不可欠と判断して決定したという。同機構による支援は、前身の「企業再生支援機構」を含めると80件目で、県内では2件目になる。
 勝浦漁協は1949年に設立。漁協の水揚げ高の9割以上がはえ縄漁の生マグロで、長年全国トップの水揚げを誇っている。
 漁協は70年ごろ、遠洋マグロ漁船大型化を目的に組合員への資金貸し付け枠を拡大。しかし、漁の不振や魚価低迷などで組合員の経営が悪化し廃業が相次いだため、多くが不良債権になった。
 売上高は92年度には186億円あったが、2004年度には70億円台、13年度には61億円に減少。漁協は経営再建に取り組んできたが、15年3月期決算では11億7千万円の債務超過となり、支援を受けることにした。
 機構は勝浦漁協に対し、事業再生計画策定を支援するとともに、金融機関や関係機関などとの利害調整をする。漁協は卸売市場の不動産を町に、販売事業を県漁連に売却して一部弁済し、残りの債券は機構が買い取って放棄などする。
 卸売市場は、町から許可を得て県漁連が運営する形を取る。県漁連は加工販売による魚価の向上や県外船の誘致、販路開拓などを進めたいという。

■日本の水産業は大丈夫か…和歌山・勝浦漁協、債務超過で存続断念 地域経済活性化支援機構が再生支援(産経ニュースWEST)
 和歌山県の勝浦漁協地方卸売市場を運営する「勝浦漁業協同組合」などは17日、和歌山市内で記者会見し、同漁協が約11億7千万円の債務超過に陥り、地域経済活性化支援機構などによる再生支援を受けることが決定したと、発表した。同漁協は存続を断念して解散、今年10月をめどに市場などは那智勝浦町に譲渡、県漁業協同組合連合会が事業を引き継ぐ。
 同漁協は昭和24年の設立で、平成4年のピーク時には水揚げ高186億円を記録。特に日本有数の水揚げを誇る生マグロについては「紀州勝浦産」としてのブランドも確立した。
 一方で、昭和45年ごろから遠洋マグロ漁業の不振や、プラザ合意後の円高などで組合員の経営状況が悪化。倒産・廃業が相次ぎ、貸し付けなどが不良債権化していたほか、水揚げの減少も影響したとしている。
 今後は、同機構が、事業再生計画の策定を支援。関係機関の利害調整を行うとともに、金融機関などから債権を買い取る。事業や不動産は県漁連や町が引き継ぐことから、組合員や市場の運用に影響はないとしている。
 この日の記者会見で、同漁協の片谷匡・組合長は「今ある漁協の再建よりも、漁業者の負託に応えられる生マグロの市場を早期に活性化、発展させる道が最善と判断した」と述べた。
 また、寺本真一・那智勝浦町長は「勝浦市場は町にとっては観光産業と並ぶ基幹産業で、地域経済活性化のために必要不可欠。より安心・安全な水産物を提供できるよう、経営体質の強化を図る」などとした。

■マグロ不振の勝浦漁協、官民ファンドが再生支援(YomiuriOnLine関西発)
世界的乱獲で漁獲量減、債務超過に
 全国有数のマグロの漁獲高を誇ってきた「勝浦漁業協同組合」(和歌山県那智勝浦町)が遠洋漁業の不振などで債務超過に陥り、中小企業などの再生を支援する官民ファンド「地域経済活性化支援機構」(東京都千代田区)が17日、同漁協の再生支援を決めたと発表した。同機構が漁協を支援するのは初めて。
 同漁協によると、勝浦漁港の漁獲高の約9割がマグロで、「紀州勝浦産生まぐろ」の名称でブランド化を進めてきた。ピークの1992年度には漁獲高が約186億円に上ったが世界的な乱獲などで漁獲量が減少、2013年度には約61億円に落ち込み組合員の廃業も相次いだ。15年3月期決算で11億7000万円の債務超過となり、同機構への支援申し込みを決めた。
 同機構によると、同漁協が運営する卸売市場の土地、建物を那智勝浦町に売却するなどし、市場は同県漁業協同組合連合会(県漁連)が運営。新たな販路開拓などで競争力の向上を目指す。
 同機構の関係者とともに17日、和歌山市内で記者会見した勝浦漁協の片谷匡組合長は「漁獲高が減り、経営を立て直すのが難しくなった」と語った。県漁連の木下吉雄会長は「『勝浦のマグロ』のブランドをさらに高めるため全力で取り組みたい」と話した。
 同機構は中小企業の事業再生や地域経済の活性化を目的に13年に発足した株式会社で、前身は経営破綻した日本航空を支援した「企業再生支援機構」。

■琵琶湖殺人遺棄、情報を 近江八幡署(YomiuriOnLine滋賀)
◇チラシ配り呼びかけ
 2008年、琵琶湖岸で切断された男性の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、近江八幡署の捜査本部は17日、JR安曇川、近江八幡駅前でチラシを配り、情報提供を呼びかけた=写真=。
 遺体は、東近江市から大津市にかけて脚部や頭部、手首などが相次いで見つかった。最高300万円の捜査特別報奨金制度が適用され、636件の情報が寄せられているが、身元の特定には至っていない。
 捜査本部は、遺体は高島方面の琵琶湖で遺棄された可能性が高いとして、両駅前で男性の似顔絵や30〜50歳とする推定年齢、血液型(O型)などを記したチラシ計1500枚を配布。
 近江八幡駅前では23人が参加し、布施久昭・近江八幡署長は「必ず犯人を捕まえるとの思いで粘り強く捜査を続けている。皆さんからの情報が、解決に結びつくと確信している」と話していた。

16/05/17

■被害者の情報提供を 琵琶湖バラバラ殺人事件(京都新聞電子版)
 2008年5〜6月に滋賀県近江八幡市などの琵琶湖岸で男性の切断遺体が見つかった「琵琶湖バラバラ殺人事件」の発生から丸8年となった17日、滋賀県警はいまだ身元がわからない被害者の情報提供を呼び掛けるチラシを、JR近江八幡駅前などで配った。
 県警によると、被害者の年齢は30〜50歳、身長170センチ以上で体型は小太り、血液型はO型という。左の目尻にできものがあり、生前に鼻を骨折し、上の前歯が4本なかったことが分かっている。湖の流れから、湖西地域から遺棄された可能性が高いという。
 16日までに計636件の情報が寄せられたが、身元特定には至っていない。有力情報の提供者には最高300万円が支払われる。
 この日は近江八幡駅と高島市のJR安曇川駅で、捜査員ら約30人が通勤客に被害者の似顔絵や特徴を記したチラシを手渡した。捜査本部がある近江八幡署の布施久昭署長は「ささいなことでもいいので情報を寄せてほしい」と話していた。
 捜査本部フリーダイヤル(0120)320027。

■ふなずし:名産守れ 173人出資 大津・至誠庵CF(毎日jp滋賀)
大津市で50年以上ふなずしを手作りする「至誠庵(しせいあん)」が生産拡大を目指し、インターネットのクラウドファンディング(CF)で1口2万円の出資を募ったところ、目標の231口を2週間で達成した。異例...

16/05/16

■沖島に新名所(滋賀報知新聞ネット版)
=桟橋に「沖島 願い鐘」=
 近江八幡市沖島町の沖島港に完成した桟橋に「沖島 願いの鐘」が設置された。新桟橋の工事を請け負った(株)日吉が、沖島の発展に願いを込めて寄贈した。鐘(青銅製)は桟橋をくぐるアーチ状の飾り枠(鉄製)の頂点に撞木(しゅもく)とともに吊り下げられている。鐘は誰でも自由に打ちならすことができ、厳かで気品ある音色が港に響いている。新しい写真スポットとして、増加中の来島者の人気を集めそう。

16/05/15

■初ガツオ、近海水揚げ激減…韓国“爆漁”1.6倍、インドネシア・米も激増(産経ニュース)
 日本沿岸のカツオ漁の不振が続いている。和歌山県の主要港では、およそ10年間で水揚げ量は10分の1程度まで激減している。東南アジア諸国の乱獲が一因との見方もあるが、明確な理由は不明で、関係者は不安を募らせる。漁の不振による価格高騰で、旬の初ガツオが手軽に味わえない状況もみられ、影響は広がりをみせている。(小泉一敏)
◆イベント中止
 「数年前から数が少なくなり、大きさも小ぶりになっている」
 大阪の台所として親しまれる「黒門市場」で鮮魚店を営む平沢和孝さん(25)は、ため息をつく。黒潮にのって北上する初ガツオを和歌山県や鹿児島県から仕入れているが、今年は平年より1・5倍程度高い1キロあたり1200〜1600円で推移しているという。
 同市場で30年にわたり鮮魚の卸売りをしている滝元孝志さん(56)も異変を感じている。この時期に扱う量が、ここ数年、減少してきているという。滝元さんは「値段も高く、初ガツオを食べる習慣そのものが廃れていくのではないか」と懸念する。
 地元で「ケンケン」と呼ばれる引き縄漁がさかんな和歌山県。最盛期は3〜5月で、例年ならば、どの港も活気づくが、漁業関係者によると、一度の漁で数匹しかとれない日もあるという。「ケンケンかつお」を前面に売り出す同県すさみ町は今年、4月に開く恒例の「かつおまつり」を中止した。
 同県水産試験場資源海洋部によると、県内主要3港(串本、すさみ、田辺)の3〜5月のカツオ水揚げ量は、平成15年は1167トンあったが、26年は72トンと10分の1以下まで減少。昨年は回復したが、135トンと低迷している。
◆乱獲が一因?
 カツオは水温20度以上の海を好み、東南アジアなどの中西部太平洋を回遊し、水温が上昇する春の時期に日本近海にやってくると考えられている。
 ただ、世界的な魚食ブームも手伝って、東南アジアを中心にカツオ漁をする国が増加。水産庁などによると、多くが一本釣りの日本と違って、魚の大きさにかかわらず根こそぎ捕獲する巻き網漁が主流だという。同部の担当者は「本来は豊富な漁業資源として利用されてきた。乱獲の可能性はあるが、はっきりと解明はされていない」と話す。
 日本や東南アジアの国々でつくる中西部太平洋まぐろ類委員会によると、周辺海域のカツオ漁獲量は、2001(平成13)年は約111万トンだったが、13(同25)年には約181万トンを記録。日本近海で漁獲量が減る中で、約1・6倍増加している。
 近海漁業者でつくる全国近海かつお・まぐろ漁業協会の担当者は「東南アジア地域での巻き網漁は脅威だ。将来的に完全にとれなくなるのではないか」と危機感を募らせている。

■あなたも「外来魚釣り上げ名人」に(滋賀報知新聞ネット版)
=県が年間通じた参加者募る=
◇県
 県琵琶湖政策課は、「外来魚釣り上げ名人」事業の参加者を募っている。
 同事業は、年間を通じて外来魚の釣り上げ駆除に協力してもらおうというもので、今年度の実施期間は一日〜十二月三十一日まで。来年度は約一年間の予定だ。
 内容的には、期間内に釣り上げた外来魚(ブラッグバス、ブルーギル)の重量により、個人は三キログラム、団体(チーム)は五十キログラムを単位として初段から名人までの十階級を設定する。
 名人と認められるのは、計測した重量の集計で三百キログラム越えの個人、五百キログラム越えの団体(チーム)で、三年連続の名人は殿堂入りとなり三日月大造知事から感謝状が交付される。
 参加希望者は、郵送(〒520―8577 大津市京町4―1―1 滋賀県琵琶湖政策課レジャー対策係)、電話(077―528―3485)、FAX(077―528―4847)などで申し込む。随時受け付け中。

■ホンモロコ復活へ 琵琶湖全域で自主禁漁期間(ChunichiWeb滋賀)
 漁獲量が激減していた琵琶湖の固有種ホンモロコが、復活の兆しを見せている。東近江市の伊庭(いば)内湖で続けられてきた自主禁漁期間を設ける対策が成果を挙げ、今年は琵琶湖全域に同様の取り組みが広がることになった。「ホンモロコを幻の魚にしてはならない」と関係者の苦闘が続いている。
 「頭の先からしっぽまでおいしい。懐かしい味、琵琶湖の恵みですね」
 先月中旬、伊庭内湖に近い能登川博物館であった炭火焼きホンモロコの試食会で近くの団体職員八谷啓子さん(50)が舌鼓を打った。
 ホンモロコは琵琶湖沿岸や内湖で生まれ育ち、秋から冬にかけて沖合に移る。暖かくなると、生まれた場所に帰って卵を産むとされる。一年で体長一〇センチ余りに育った産卵期のホンモロコは、古くから春の味覚として親しまれてきた。
 伊庭内湖は水温が高めで湧き水が多く、魚の餌になるプランクトンが豊富。天然ホンモロコの約三割が伊庭内湖に由来するとされ、“魚のゆりかご”の役目を果たしている。
 ホンモロコ全体の漁獲量は一九七〇(昭和四十五)年ごろにピークを迎え、最盛期には推計で年間三百五十トンを誇った。ところが、九五年ごろを境に落ち込み、二〇〇四年は五トンにまで激減。環境省は〇七年、絶滅危惧種に指定している。
 なぜ減ったのか。県水産課主査の亀甲(きっこう)武志さんは自然環境の変化に加え、人為的な水位操作を理由の一つに挙げる。ホンモロコの産卵場所は浅瀬にある柳やヨシの根元などが多いため、琵琶湖の水位が下がると卵が干上がってしまうという。
 漁業を抑えてでも、産卵期のホンモロコを守れないか−。伊庭内湖周辺の漁師でつくる能登川漁業協同組合は一二年四月から、一カ月間にわたる自主禁漁を開始。他地域に先駆けた取り組みで、効果はすぐさま表れた。
 県水産試験場の調査によると、禁漁期間を設けて以降、伊庭内湖に産み付けられる卵の数は約三倍に増えた。亀甲さんは「能登川漁協は外来魚駆除にも積極的。琵琶湖全体の漁獲量を回復させる参考になる」と評価する。
 伊庭内湖での成功に習い、今年は琵琶湖全域の漁師が五月から二カ月間、自主的にホンモロコを禁漁するよう申し合わせている。
 能登川漁協組合長の伊関照男さんは「やってきたことが無駄ではなかった」と喜ぶ。一方で「禁漁はあくまで漁師の自主的なもので、一般の遊漁者には制限がない。地域によって禁漁期間をずらすなど、課題も多い」と先を見据えている。
◆もっと食べたい
 「コイ科の魚で最もおいしい」と言われるホンモロコ。試食会でいただいた天然ものの炭焼きは、クセがなく上品な味わい。京都の料亭で高級食材として提供されているという解説にもうなずける。
 漁獲量の復活傾向を受け、東近江市では地元の漁協や料理飲食組合が協力して特産品化を進めているところ。市民の胃袋に届く量も増えそうだ。もっと食べたい。できれば安く。(杉浦正至)

16/05/14

■土台残し公園に、市民らが案 休館中の大津・琵琶湖文化館(京都新聞電子版)
 湖上の城のように浮かぶ休館中の滋賀県立琵琶湖文化館(大津市打出浜)を巡り、県に続いて同市も活用意向がないことが13日までに分かった。耐震化などに費用がかかり、琵琶湖の占用許可が厳しいため。行政がお手上げの中、まちづくりを考える市民らが、建物を撤去し土台だけを残して公園にするユニークな案をまとめ、消えゆく流れに「待った」をかけている。
 文化館は1961年に博物館として開館。建設費1億5千万円のうち9千万円を大津市や、長浜市出身でヤンマー創業者の故山岡孫吉氏らの寄付でまかなった。2008年春に建物の老朽化や県の財政難から休館。仏教美術を中心とした収蔵品は新生美術館に移すため、オープン予定の19年度末までは保管機能を果たすことになっている。
 問題は博物館としての位置付けが終わってから。県などによると、埋め立て地でなく湖中に建っているため、原則、公共的な使い方でなければ河川法と港湾法に基づく許可が下りず、琵琶湖に戻す必要が生じるという。加えて現在の建物を使い続けるには耐震化やバリアフリー工事などで多額の改修費がかかり、三日月大造知事は昨年7月の県議会で「活用は難しい」との考えを表明した。
 県から施設利用の照会を受けた大津市も4月上旬に「活用意向はない」と文書で回答。ただ、活用策を検討してきた市中心市街地活性化協議会の「湖岸デザインプロジェクト」の審議結果を尊重するよう記した。
 有識者でつくる同プロジェクト会議が3月末にまとめた報告書によると、天守閣と石垣のような建物部分を県が撤去し、土台だけを残す方法が経費も抑えられる、と指摘。市が公園として占有し、カフェや展望デッキなどを設け、湖岸をつなぐにぎわいの場として活用するよう提言している。
 同プロジェクトリーダーを務めるまちづくり大津の秋村洋取締役(47)は「琵琶湖に戻しては今後何もできない。『ビワイチ』(琵琶湖一周サイクリング)や『ランナーズステーション』の拠点になり得るなど活用のポテンシャルが高いことを行政に伝え、一緒に考えていきたい」と話す。
 県文化財保護課は「提言の中身をまず確認し、県として可能か判断したい」としている。

■琵琶湖と共生する滋賀独自の農林水産業(滋賀報知新聞ネット版)
=「世界農業遺産」認定へ推進会議 平成30年度の申請目指す=
◇県
 県は十日、伝統的な漁業や、豊かな生きものを育む水田づくりなど、琵琶湖と共生する独自の農林水産業システムの「世界農業遺産」認定を目指して、第一回世界農業遺産プロジェクト推進会議(座長=竹歳一紀・龍谷大学教授)を開いた。
 県内の農林水産業の現状は十分評価されておらず、担い手の減少、高齢化による農業技術や資源、生物多様性の維持が懸念されている。このため、世界農業遺産の登録により、県産物の付加価値化、観光資源としての活用につなげ、農林水産業を健全な姿で次世代に引き継ぐのが狙い。
 世界農業遺産とは、社会や環境に適応しながら何世代にもわたり形づくられてきた農業上の土地利用、伝統的な農業と、それに関わって育まれた文化、ランドスケープ、生物多様性などが一体となった世界的に重要な農業システムを国連食糧農業機関(FAO・本部ローマ)が認定する仕組み。世界で十五か国三十六地域、日本で八地域が認定されている。
 推進会議では、県から認定に向けた取り組みとして、県・市町からなる準備会、県・地方機関・大学関係などで構成する推進会議、大学などの研究機関と連携しながら、今年度は調査・検討、ストーリー磨き、来年度は情報発信と運動を展開し、平成三十年度の農水省の承認とFAO申請へつなげる。

16/05/12

■公衆無線LANサービス「びわ湖Free Wi-Fi」サービス拡大へ(びわ湖大津経済新聞)
 滋賀県内で整備が進められているびわ湖「Free Wi-Fi(無料公衆無線LAN)」のポータルサイトが4月27日に公開された。
 「びわ湖Free Wi-Fi」は、県内在住者および国内外の観光客の利便性を高めるために、誰でもが無料でWi-Fiを利用できるよう滋賀県無料Wi-Fi整備促進協議会が市町や企業・店舗と連携して整備を進めてきた取り組み。利用できる場所には同サービスのシンボルマークが表示されている。旅行中の目的地の情報検索や現地からの発信のツールとしてや、災害時の情報提供手段としての活用も期待されている。
 スポットでの接続方法は、Wi-Fi対応のモバイル端末でネットワークID「Biwako_Free_Wi-Fi」に接続し、画面の指示に従い手続きを進める。手続きが終了するとインターネットが利用可能になる仕組み。
 ポータルサイトでは、「びわ湖Free Wi-Fi」が使える場所が地図上に表示されるほか、その場所の情報も掲載。海外からの観光客をはじめとする多くの利用者を見込み、日本語に加えて、英語、簡体表記の中国語、繁体表記の中国語、韓国語の5言語に対応。2月末には県内で「びわ湖Free Wi-Fi」を利用できる場所が500カ所を突破、現在はさらに設置箇所が増えており、ポータルサイトにも順次追加していく。
 滋賀県無料Wi-Fi整備促進協議会の中野秀人さんは「どこでも手軽にインターネットにつなげられるのはとても便利。びわ湖Free Wi-Fiを利用できる観光スポットもあるので、県内に住んでいる方はもちろん、県外から滋賀に来られた方にも利用いただき滋賀県で見つけた良いところを発信できるツールとして活用してほしい。もっと滋賀県の魅力が外に発信できれば」と期待を寄せる。
 同Wi-Fi」の問い合わせは滋賀県無料Wi-Fi整備促進協議会(TEL 077-528-3382)まで。

16/05/11

■龍神で27メートルの強風 西川では時間雨量40ミリ(紀伊民報AGARA)
 日本列島は10日から11日にかけ、前線と低気圧の影響で大荒れの天気となり、和歌山県紀南地方でも龍神(田辺市龍神村)で11日午前0時47分に最大瞬間風速27・7メートルを記録するなど、広範囲にわたって強い風が吹いた。
 気象庁によると、前線を伴った低気圧が日本海を北東に進み、暖かく湿った空気が流れ込んだため、東・西日本では大気が非常に不安定な状態となった。
 和歌山地方気象台によると、各地とも日付が変わってすぐに風が最も強くなった。和歌山市が全国で最も強く、午前0時半に最大瞬間風速35・1メートルを記録した。紀南地方では龍神のほか、栗栖川(田辺市中辺路町)で19・9メートル、潮岬(串本町)で19・3メートル、新宮で18・7メートル、白浜で13・4メートル、西川(古座川町)で13・3メートルと強かった。
 雨も強く、1時間の時間雨量は西川で10日午後9時ごろに40ミリを記録したほか、日置川(白浜町)で29・5ミリ、栗栖川で28・5ミリ、色川(那智勝浦町)で27・5ミリ、白浜で26・5ミリ、新宮で22ミリ、本宮(田辺市本宮町)で20・5ミリだった。

■ガソリン、9週連続で値上がり レギュラー118円乗せ(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が11日発表した9日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、2日の前回調査より20銭高い118円ちょうどだった。値上がりは9週連続。
 調査した石油情報センターは「来週も小幅な値上がり」と予想した。4月末にかけて原油価格が上昇した分が、大型連休を経て小売価格に転嫁されるとみている。
 地域別では33道県で値上がりした。上げ幅は北海道と長崎の1円50銭が最大で、三重の1円20銭、山梨の90銭が続いた。
 値下がりしたのは8都県で、青森と愛知がいずれも80銭安くなり、最も下落した。秋田や京都など6府県は横ばいだった。
 ハイオクは20銭上がり、128円80銭だった。軽油は99円90銭で横ばいだった。灯油は18リットル(一般的なタンク1個分)当たり2円高い1119円となった。

■レギュラーガソリン、前週比0.2円高の118円…9週連続値上がり(Responce)
資源エネルギー庁が5月11日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、5月9日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.2円値上がりし、1リットル当たり118.0円となった。レギュラーガソリンの値上がりは9週連続。
地域別では、北海道で1.5円、四国と九州・沖縄で0.3円、関東と中国、東北、中部、近畿で0.1円、全エリアで値上がりした。
ハイオクガソリンは前週比0.2円高の128.8円、軽油は前週と同じ99.9円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、5月11日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は109.4円/リットル(前週比+0.7円)、ハイオクは119.5円/リットル(同±0円)、軽油は86.9円/リットル(同−0.3円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■初夏の水面、アユ遡上 滋賀・高島(京都新聞電子版)
 新緑の季節になり、琵琶湖に注ぐ河川でアユの遡上(そじょう)が最盛期を迎えている。滋賀県高島市の安曇川下流に設けられたやなでは、6〜8センチのアユの群れが水しぶきの中を飛び跳ねている。
 琵琶湖で越冬したアユの群れは、河川の上流や琵琶湖沖合で成長する。川に上ったアユは石に付いた藻類を食べて大きくなり、秋の産卵期に下流に下りてくる。
 同市安曇川町北船木の北船木漁協では、3月中頃から遡上が見られた。小さな魚は日光を反射して銀色にきらめきながら、ジャンプを繰り返していた。
 やなで捕れたアユは放流用や食用のほか、15日に行われる葵祭のため上賀茂神社(京都市北区)に献上している。河口からやな場の上流50メートルは一般の漁獲は禁止されている。

16/05/07

■琵琶湖にパラグライダー墜落、74歳が死亡(YomiuriOnLine)
 7日午後2時5分頃、滋賀県長浜市高橋町沖約100メートルの琵琶湖で、同県彦根市西今町の保険代理店経営・内片祥三さん(74)が操縦するプロペラ付きのモーターパラグライダーが墜落した。
 内片さんは県警の警備艇などに救助されたが、約1時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。死因は溺死だった。
 県警長浜署によると、内片さんは友人2人と現場付近を訪れ、午後1時50分頃から1人で琵琶湖の3〜4メートル上空を飛んでいたという。
 当時、長浜市内の風速は1・2メートルと穏やかだった。内片さんは約10年前から趣味でパラグライダーを楽しんでいたという。

■モーターパラグライダーが墜落、男性死亡 滋賀・長浜(京都新聞電子版)
 7日午後2時5分ごろ、滋賀県長浜市高橋町の琵琶湖岸から約100メートル沖合の湖上に、彦根市西今町、保険代理店業の男性(74)が操縦するモーターパラグライダーが墜落した。湖北地域消防本部の水難救助隊員らが救助したが、男性は約1時間10分後に搬送先の病院で死亡が確認された。
 長浜署によると、男性は現場近くのさいかち浜から飛び立ち、3〜4メートル上空から湖面に墜落したとみられるという。死因は溺死。飛行歴は約10年といい、同署が墜落原因を調べている。
 現場はモーターパラグライダーで人気の場所。4月23日にも現場近くで墜落事故があり、男性が重体となった。

■パラグライダーが琵琶湖に墜落 男性死亡(ChunichiWeb)
 7日午後2時5分ごろ、滋賀県長浜市高橋町の沖合100メートルの琵琶湖上に、同県彦根市西今町の保険代理店経営内片祥三さん(74)の操縦するモーターパラグライダーが墜落した。警備艇に救助されたが、死亡が確認された。死因は溺死。
 長浜署などによると、墜落現場は水深1・4メートル。内片さんは水中に沈んでおり、救命胴衣は着けていなかった。この日は昼前から数人の仲間と練習していたといい、仲間が通報した。
 仲間の男性は「20〜30メートルの低い高度を飛んでいたとき、突然、エンジン音が聞こえなくなり、滑らかに着水するように落ちた」と話した。署が墜落した原因を調べている。
 モーターパラグライダーは1人乗りで、プロペラ付きエンジンを背負って飛ぶ。内片さんは飛行歴10年以上のベテランだった。
 付近では4月23日にもモーターパラグライダーが墜落。操縦していた長浜市の会社員男性(41)が一時、意識不明の重体となったがその後に回復した。

■琵琶湖にパラグライダー墜落、74歳の男性死亡(asahi.com)
 7日午後2時すぎ、滋賀県長浜市の琵琶湖に自営業の内片(うちかた)祥三さん(74)=同県彦根市=が操縦するモーターパラグライダー(1人乗り)が墜落した。県警の警備艇などが出動し、内片さんは病院に運ばれたが、死亡が確認された。
 長浜署によると、内片さんは10年ほどのモーターパラグライダー歴があり、7日は午後2時前から飛行していた。事故当時は3〜4メートルの高さで飛んでいたとみられ、墜落を目撃した知人が110番通報した。

16/05/06

■びわ湖大花火大会、今年は8月8日開催(京都新聞電子版)
 滋賀の夏を彩る「びわ湖大花火大会」の実行委員会は、今夏の大会を8月8日開催と決めた。「虹色の旅へ。滋賀・びわ湖」をテーマに、大津市の大津港沖からスターマインなど約1万発の花火を打ち上げる。有料観覧席の前売り券は7月1日から販売する。
 大会はびわこビジターズビューローなどでつくる実行委が毎年催している。今年のテーマは県などが昨秋から始めた湖国の観光プロモーション「虹色エモーション」にちなんでいて、滋賀の多彩な旅の魅力を花火で表現する。
 打ち上げは午後7時半から約1時間。荒天時は8月12日に延期する。有料観覧席は大津港管理用道路や周辺の緑地などに計約1万7千席を設ける。前売り券3900円、当日券4400円。大会詳細や前売り券販売場所は決まり次第、大会のホームページで発表する。

■ガソリン価格8週連続で上昇 神奈川2.2円高で全国最大の上昇(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が6日発表した2日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、4月25日の前回調査より70銭高い117円80銭だった。8週連続値上がりし、1月12日以来の高値水準となった。
 原油価格の上昇を受け、石油元売り各社が特約店向け卸価格を1.5〜2円程度引き上げたことが店頭に波及した。
 調査した石油情報センターでは「店頭への価格転嫁がさらに進み、来週も値上がりする」と予想している。
 地域別にみると値上がりは37都府県で、上昇幅は神奈川の2円20銭が最も大きかった。横ばいは三重、秋田、兵庫の3県。値下がりしたのは7道県だった。下落幅が最も大きかったのは長崎の1円30銭だった。
 ハイオクは70銭高い128円60銭。軽油は40銭高い99円90銭で、灯油が20銭高い62円10銭だった。

■レギュラーガソリン、前週比0.7円高の117.8円…8週連続値上がり(Responce)
資源エネルギー庁が5月6日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、5月2日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.7円値上がりし、1リットル当たり117.8円となった。レギュラーガソリンの値上がりは8週連続。
地域別では、四国で1.1円、関東で0.9円、九州・沖縄と中国で0.8円、東北で0.6円、中部と近畿で0.4円値上がり。北海道は0.3円値を下げた。
ハイオクガソリンは前週比0.7円高の128.6円、軽油は0.4円高の99.9円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、5月6日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は108.7円/リットル(前週比−0.1円)、ハイオクは119.5円/リットル(同±0円)、軽油は87.2円/リットル(同+1.6円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■文化庁 日本遺産「琵琶湖とその水辺景観」(滋賀報知新聞ネット版)
=竹生島など5件を追加認定=
◇全県
 文化庁は、県内の日本遺産「琵琶湖とその水辺景観」として新たに西教寺(大津市)、石山寺(同)、彦根城(彦根市)、竹生島(長浜市)、菅浦の湖岸集落景観(同)の五件を追加認定した。
 日本遺産とは、地域の文化財や伝承をつないでストーリー化し、観光資源として活用する新制度。
 「琵琶湖とその水辺景観」は、県内で和の暮らしと祈りを映す「水の文化」が受け継がれていることから、「祈りと暮らし」をテーマに、大津と彦根、東近江、近江八幡、米原、高島の六市の構成文化財二十件が昨年四月に認定されている。今回の追加認定で長浜市が加わったことで、計二十五件の日本遺産が琵琶湖一円を囲むことになる。
 日本遺産を生かした観光振興については、県と関係市、ビジターズビューロー、県文化財保護協会による推進協議会が昨年七月設立され、ウェブサイトやパンフレット、関連土産商品の認定、フォーラム開催による情報発信、ボランティアガイド養成などによる受け入れ環境の整備に取り組んでいる。
 なお、今回追加された五件の概要は次の通り。
【石山寺(大津市)】日本を代表する古典文学「源氏物語」の着想を得たところとして有名。紫式部は、石山寺で十五夜の月が琵琶湖に映える姿を見て、「もののあわれ」を主題とする物語の着想を得たと伝わる。琵琶湖と水がもつ神秘的な力を表す景観が、見る者の心象を表す景観でもあるということができる。
【彦根城(彦根市)】かつては琵琶湖や内湖に接して築かれた「水城」であった。堀は琵琶湖や内湖に通じており、城下町への物資の輸送路としても利用されていた。堀沿いに残る船着場跡、船頭や漕ぎ手の屋敷跡、船町という地名から、彦根城の堀によって水に関わった当時の人々の暮らしぶりを読み取ることができる。
【菅浦の湖岸集落景観(長浜市)】奥琵琶湖の急峻な地形に囲まれた独自の景観で、周囲から隔絶されたかのように見えるが、地形的には港として大変恵まれており、湖上交通の重要な港として知られていた。中世にまでさかのぼる集落運営のしくみとともに維持されてきた水辺の暮らしが今も息づく、重要文化的景観。
【西教寺(大津市)】延暦寺、三井寺とともに、天台山総本山と呼ばれており、琵琶湖を天台薬師の池とする浄土の信仰を集めている。客殿(重文)は、もとは豊臣秀吉の伏見城にあった旧殿で、京都法勝寺伝来の秘仏薬師如来坐像(重文)も祀られている。客殿から眺める庭園には、琵琶湖の形を模した池がしつらえられており、客殿の薬師如来とあわせて、水の浄土に対する信仰の形をしている。
【竹生島(長浜市)】古くから水の神の宿る島として崇められ、航行の安全を守る神としても振興を集めている。現在では、琵琶湖に浮かぶパワースポットの島として広く知られており、水と祈りを体感できる。

16/05/05

■6月の劇場公開に向けて 映画 「マザーレイク」試写会(滋賀報知新聞ネット版)
=瀬木監督「湖国に生まれた喜び感じて」=
◇全県
 琵琶湖を舞台に少年少女の成長を描いた映画「マザーレイク」(県、滋賀報知新聞社などの後援)の試写会が大津市内で開かれ、関係者や報道陣に公開された。
 同映画は、世界的な写真賞を受賞した藤居亮介の里帰り展から始まる。彼が向かったのは琵琶湖博物館に展示された首長竜の想像図。それは、巨大化した外来魚とも淡水のほ乳類とも言われ正体不明だったが、かつては「ビワッシー」ともてはやされた。亮介は、実は生きたビワッシーの目撃者だったが、一切の思いを封印していた。そんな亮介は、想像図を目の前にして、少年時代の出来事を回想するのだった…。
 試写会のあと、会見した瀬木直貴監督は「琵琶湖は私たちの命の水であり、血液そのものだ。このようなふるさとに生まれた喜びを、この映画を通じて感じてほしい」と、湖国の子どもたちへPRした。
 試写会に出席した三日月知事は「滋賀県の魅力をはじめ、いろいろなものを表現してもらえた」と、喜びを語った。
 出演は、内田朝陽、鶴田真由、別所哲也、川本勇、大和田伸也ら。六月四日、五日の県内先行ロードショーは、出演者と監督の舞台挨拶が全劇場で行われる。公開劇場は、大津アレックスシネマ、水口アレックスシネマ、イオンシネマ草津、イオンシネマ近江八幡、彦根ビバシティシネマの五館。

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