琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2015/01)

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15/01/31

■大型観光船:ミシガンの魅力を知ろう 来月8、11日に見学ツアー(毎日jp滋賀)
 琵琶湖の大型観光船「ミシガン」をドックで見学できるツアーが2月8、11の両日開かれる。運航する琵琶湖汽船(本社・大津市浜大津、川戸良幸社長)は「普段は見られない船底の構造なども知ることができる貴重な機会」と話している。完全予約制で定員は先着各40人。
 ミシガンは1982年に就航した全長59メートル、重量1038トンの観光船。南湖で水深2〜3メートルの浅瀬を...

■琵琶湖と淀川、手を組んで環境保全の共同研究を 大阪と滋賀の機関が連携協定(産経ニュースWEST)
 琵琶湖・淀川水系の環境保全をテーマに共同で研究を進めようと、滋賀県琵琶湖環境科学研究センターと大阪府立環境農林水産総合研究所が30日、包括連携協定を締結した。双方が研究対象とする琵琶湖と淀川が一つの同じ水系であることから、共同研究の推進でより効果的な成果をねらう。
 同センターは、琵琶湖などの水質調査に関するノウハウを蓄積してきた。一方、同研究所では、微小粒子状物質「PM2・5」の成分分析に関し先進的な取り組みをおこなっている。
 協定では、琵琶湖・淀川水系を取り巻く水や大気など広域的なテーマの研究に取り組む際、互いの技術を役立てたり、所有する設備を貸し借りしたりする。
 この日は、大阪市北区の大阪府立国際会議場で調印式を開催。センターの内藤正明センター長と研究所の大河内基夫理事長が協定書に調印した。
 このあと、双方の研究員がそれぞれの研究成果を報告。センターの一瀬諭さんは、琵琶湖に生息するプランクトンの種類の約30年間の変遷と水質に及ぼす影響を詳細にまとめた。
 一方、研究所の上原一彦さんは、激減していた淀川のシンボル魚「イタセンパラ」を復活させるためにおこなった放流などの取り組みを紹介。上原さんは「琵琶湖・淀川水系の環境も身近な取り組みの積み重ねによって大きく改善される。今回の協定で両機関の強みを互いに引き出し、新しい一歩に結びつけたい」と話した。

15/01/30

■湖岸幻想、蜃気楼浮かぶ 大津、冷え込み厳しく(京都新聞電子版)
 琵琶湖の対岸の建物が水に浮かんでいるように見える蜃気楼(しんきろう)が29日、大津市島の関のなぎさ公園から見られた。
 蜃気楼の一種で「浮島現象」と呼ばれる。冬型の気圧配置による厳しい冷え込みで湖上の空気の上下に温度差が生じるため起きる。
 午前10時ごろ、対岸の守山市の湖岸沿いにあるマンションや商業施設の下に、上下が逆転した蜃気楼の揺らめく帯が生じ、湖に浮かぶように見えた。
 彦根地方気象台によると、この日の大津市は寒気が流れ込んだ影響で最低気温が0・3度と冷え込んだ。

■琵琶湖の眺望キープへ 湖岸の大規模建築物、色や形を規制で合意(産経ニュース)
 滋賀県内の広域的な景観形成について考える県景観審議会が29日、県庁で開かれた。琵琶湖岸付近で大規模建築物の色彩や形状を規制する条例を統一して整備することで県と全13市が合意したと報告された。このうち大津市などすでに条例が整備されている自治体を含め、今後県と各市が具体的な規制内容や運用開始の時期などについて協議を重ね、条例が未整備の自治体での条例議決などを目指す。
 琵琶湖岸を持つ自治体同士が規制の足並みをそろえることで、対岸の眺望の美しさを維持するねらいだ。
 規制の対象となるのは、都市計画で定められた用途地域を除く湖岸地域。高さ13メートル以上の大規模な建物を新築したり改修したりする際は、対岸から見た景観への影響調査の実施を義務づける。背景となる山々に溶け込めない色や形状の建物を規制する方向で、詳細な規定を検討していく。
 また、景観条例の対象外となる屋外広告物についても、湖岸地域では電光掲示板や光の点滅、鮮やかな色彩などを規制するよう、各自治体の屋外広告物条例に規定も盛り込む。ただし、商業地域などの市街化区域が湖岸の大部分を占める大津市は、にぎわい創出による地域活性化などのため、規制対象に含まれない。
 これら2つの方針は、21日の県と13市による景観行政団体協議会幹事会議で決定。審議会長の藤本英子・京都市立芸術大美術学部教授はこの日の会合で「取り組みが非常に濃い内容になった」と述べ、今後の運用に期待を寄せた。

15/01/29

■琵琶湖岸の建物規制強化  眺望保全へ滋賀県と13市合意(京都新聞電子版)
 琵琶湖と周囲の自然、名所が調和した景観を保つため、滋賀県と県内13市が湖岸の大規模な建築物の色や形状、看板に対する規制を強化する方針で合意し、29日に県景観審議会で報告された。景色が良い「視点場」を設定し、対岸の湖岸沿いの建物が眺望を阻害しないよう指導するほか、点滅する看板を禁止する。ただし、大津市南部など市街地は対象外で、実施時期は県と市町で協議する。
 県は1985年施行の「風景条例」で湖岸の景観保全を進めてきたが、2004年制定の景観法で各市が「景観行政団体」として独自に規制する動きが広がり、市域を超えた統一的な基準を策定しようと、12年から県と各市でつくる協議会で検討してきた。
 合意した基準の対象区域は湖岸から200〜300メートルの「琵琶湖景観形成地域」で、各市の都市計画で用途を定めている市街地は除く。
 新たに設定した視点場は、「近江八景」などを参考に66カ所あり、このうち「浮御堂から眺める琵琶湖と三上山」など20カ所は重要な眺望景観とした。視点場から対岸を眺め、半径5キロの扇形のエリア内に建築物(高さ13メートル以上)を建てたり改修したりする場合、景観への影響を合成画像で調べ、基準以下の色彩に抑えたり、敷地を緑化したりするよう指導する。
 屋外広告物規制では電光表示板を原則禁止する。点滅させたり画像がある看板は湖岸の市街地以外で新設、更新できなくなる。色の鮮やかさや看板の高さも基準を厳しくする。
 県は規則の改正などの手続きを進め、各市でも準備を進める。現時点では4月に高島市が屋外広告の新基準を導入する予定以外、具体的なめどはなく、県都市計画課は「なるべく早く導入できるよう調整していく」としている。

■花粉の飛散ピーク、昨年より10日ほど早めに(YomiuriOnLine)
 スギやヒノキの花粉が飛散するピーク時期について、環境省は29日、今春は前年に比べて10日ほど早まるとする予測を発表した。
 最も早いのは九州地方で2月下旬。関東、北陸、東海、近畿、中国、四国地方は3月上旬から中旬、甲信地方は3月上旬から下旬、東北地方は3月下旬から4月上旬にピークを迎える見込み。花粉の飛散量は前年に比べて、東日本を中心に多くなると予測している。

■ハクチョウ:首に糸? 愛鳥家ら「オクちゃん心配」−−高島(毎日jp滋賀)
高島市安曇川町の松ノ木内湖で、首に糸のようなものが巻き付いたオオハクチョウの幼鳥が見つかった。釣り糸か漁の網か。何が巻き付いているかははっきりしないが、水中で水草などの餌を探していた際にからまった可能性が高いという。愛鳥家らは「オク...

■もえぎ野公園ため池 18年ぶり「かいぼり」 社会 外来種駆除し生態系保護(タウンニュース)
 もえぎ野公園の生態環境を守ろうと、青葉土木事務所はため池のかいぼり(水抜き)を行い、1月23日に生物を一斉捕獲した。ブラックバスなどの外来生物を駆除し、在来生物のみ池に戻される予定だ。
 今回のかいぼりでは、ブラックバス92匹とブルーギル約350匹、そのほかコイや金魚などの本来池に生息していなかった生物が捕獲された(数値は23日時点速報値)。在来生物は、テナガエビとトウヨシノボリが数匹ずつと多数のタニシが見つかっている。同事務所の担当者は「池の状況は想定していた以上に悪かった。できれば全て捕り切りたいが、難しい」と話す。
 同公園では、数年前までモツゴなどの小魚が多く、それらを捕食するカワセミも繁殖していた。しかし、この2年ほどはカワセミも姿を見せていないという。住民の「池の生態系がおかしくなっているのでは」との声が高まり、今回の実施に至った。
 住民の声を受け、同事務所では昨年5月と6月に区内4つの池で生態調査を実施。同公園のため池には在来の小型水生生物がほとんどいないことが分かった。他の池ではモツゴなどが多数見つかっている。
モラル改善へ
 同公園では1997年、ため池に観察デッキが設置され、その工事と併せてかいぼりを実施。その時にも、ブラックバスやコイなどの外来生物は駆除された。見学に訪れていた岩戸襄二さん(68)は「放流する人は1匹くらい良いだろうと思っているのでは」とモラルの低さを嘆いた。同事務所は今後、「放流禁止」の看板を設置するなど啓発活動を行うという。
 今回捕獲した生物は、事務所玄関での展示などで公開する。外来生物は処分され、水位が戻る3月中旬以降に在来生物のみ池に戻す。ため池は2月末までは、水を抜いた状態を保ち生物の捕獲作業を続け、3月下旬に元の状態に戻る予定だという。

15/01/28

■ガソリン4年ぶり安値 原油安で、27週連続下落(47NEWS)
 経済産業省資源エネルギー庁が28日発表した26日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、19日の前回調査より3円40銭安い136円20銭だった。原油価格が下がったためで、2011年1月11日(135円90銭)以来約4年ぶりの安値水準となった。値下がりは27週連続。
 灯油も約4年ぶりの安値を記録した。一般的なタンクの18リットル当たり1507円で、54円値下がりした。
 石油輸出国機構の減産見送りや、世界経済の先行き懸念で世界的に原油価格の下落傾向が続いている。調査した石油情報センターは「ガソリンは来週も値下がりする」と予想している。

■レギュラーガソリン、前週比3.4円安の136.2円…4年ぶりの低水準(Responce)
資源エネルギー庁が1月28日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、1月26日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から3.4円下落し、1リットル当たり136.2円となった。
レギュラーガソリンの値下がりは28週連続で、137円を下回るのは2011年1月11日以来、約4年ぶり。2か月前と比較し22.1円安となるなど、価格下落が加速している。
地域別では、北海道で4.0円、近畿と九州・沖縄で3.8円、東北で3.5円、中部で3.4円、中国で3.3円、関東と四国で3.0円と、全エリアで3円以上値を下げた。
ハイオクガソリンは前週比3.4円安の147.1円、軽油は3.2円安の117.1円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、1月28日のレギュラーガソリンの全国平均価格は124.1円/リットル、ハイオクは135.1円/リットル、軽油は102.9円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■琵琶湖疏水に観光船 3月28日から試験運航(産経ニュース)
 琵琶湖の水を京都に引いた人工水路「琵琶湖疏水(そすい)」への観光船就航を目指すプロジェクトで、大津市や京都市などでつくる実行委員会は、試験運航を3月28日に始める計画を発表した。桜のシーズンに合わせて運航、2月5日から乗船モニターを募集する。
 計画によると、試験運航は3月28日〜5月6日の土・日・祝日の16日間、屋根付きの船(8人乗りでうち2人は操船者)を使って実施する。運航コースは、大津−蹴上間(所要時間約60分、7・8キロ)▽大津−山科間(同30分、4・2キロ)▽山科−蹴上間(同30分、3・6キロ)−の計3ルートを設定。1日各4便を運航する。
 乗船モニターは、本格運航に向けて課題を検証するため募集する。対象は小学生以上(小学生は保護者同伴)で、アンケートに協力してもらう。参加費は、大津−蹴上間=2千円▽大津−山科間=千円▽山科−蹴上間が1500円。いずれも小学生は半額。
 琵琶湖疏水は、水道用水の確保や水力発電などを目的として明治期に築かれた約30キロの水路。昭和26年まで物資の運搬船が往来していた。
 今回の航路となる「第1疏水」沿いは、桜や紅葉が楽しめる名所として知られるが、ルートの半分に当たる約4キロがトンネル。このため課題も多く、委員会ではトンネル内の演出や安全性の確保の方法などについて検討を進めてきた。
 京都市役所で開かれた共同記者会見には、両市長や京阪電鉄の担当者らが出席した。「まだあまり知られていない疏水沿いの美しさを多くの人に感じてもらいたい」と京都市の門川大作市長。大津市の越直美市長は「市民ともども通船の復活を待ち焦がれていた。歴史遺産と自然風景を楽しんでほしい」と話した。
 乗船モニターの申し込み方法など、問い合わせはJTB西日本京都支店(電)075・365・7721。

■JR湖西線、強風で一時運転見合わせ 6500人に影響(京都新聞電子版)
 JR湖西線は27日、強風のため、午後7時15分ごろから堅田−近江舞子間で約2時間半、近江舞子−近江今津間で約3時間にわたり運転を見合わせた。上下計13本が運休または部分運休し、約6500人に影響した。

15/01/27

■西川貴教さん、滋賀にイナズマロックフェスの収益金寄付−今年の開催日は誕生日(びわ湖大津経済新聞)
 滋賀出身のT.M.Revolution・西川貴教さんが、滋賀県公館(大津市京町4)と草津市役所を表敬訪問し、昨年開催した「イナズマロックフェス」の収益の一部を寄付し、今年の開催日を誕生日の9月19日・20日と発表した。
 同フェスは西川さんが発起人となり、琵琶湖の水質保全と地域振興をテーマに掲げ、2009年より草津市烏丸半島で開催している県下最大の大型野外ライブイベント。昨年はフリーエリアを含めて2日間で過去最高動員となる約10万人の観衆が訪れた。
 西川さんは県公館で、三日月大造県知事に250万円とチャリティーオークション38万6,323円の目録を手渡した。三日月知事は「イナズマフェスには毎回参加している。『今このままでいいのか。できることはないのか』というメッセージをもらっている。同世代なので共に新しいまちづくりをしていきたい」と述べた。西川さんは「県外からの参加も多く、ありがたく思うと共に、県民みんながつながっている、参加していると言えるものになれば。県全体を強化していけば、おのずと他県よりも明るく活気づいていくと思う。10回目の節目へ向かってのカウントダウンとして大成功させたい」と意欲を見せた。
 続いて、2013年より取り組む「近江米プロジェクト」に携わる湖南農業高校と長浜農業高校の生徒らとも交流した。「近江米プロジェクト」は、県外来場者が多い「イナズマロック フェス」の特性を生かし、滋賀県の魅力を県内外へ広くPRしようという試み。昨年は滋賀県産の新品種「みずかがみ」の栽培に、フェス公式キャラクター「タボくん」と地元の農業高校生が初めて取り組んだ。タボくんと高校生たちの育てた米は、同フェスで販売するカレーライスの米として提供されたほか、全国規模で開催される消費者の食べ比べによる米の品評会でも優秀な成績を収めており、近江米新ブランドの認知に貢献している。
 草津市役所では橋川渉市長に50万円の寄付金の目録が手渡され、市長は「音楽を通しての恩返しありがとう。びわ湖・草津市の環境のために大切に使わせていただきたい。地元の一大イベントとして全国から来てもらえるようになった」と感謝を述べた。西川さんが「インフラの充実のために『イナズマ専用道路』や2日間の参加者のためのキャンプ場を作ってはどうか」と提案したところ、市長も「前向きに検討する」と答える一幕もあった。西川さんは「イナズマの開催が誕生日になり、故郷滋賀で迎えられることが本当にうれしい」とほほ笑んだ。

■全国の湖沼で魚介類減少、外来魚が脅威(HuffingtonPost)
全国の代表的な23湖沼の過去50年間の資源量の変化を農林水産省の漁獲統計データで解析し、ワカサギやコイ、ウナギ、シジミ、エビなど魚介類の生息数が減少傾向にあることを、国立環境研究所の松崎慎一郎(まつざき しんいちろう)研究員と角谷拓(かどや たく)主任研究員が明らかにした。資源量の減少や不安定化を引き起こす人為的要因のうち、魚食性外来魚の侵入の影響が最も大きいことを突き止めた。湖沼の資源量の現状と傾向を定量的に示した初めての研究で、湖沼生態系の管理や改善の手がかりになると期待される。1月19日付の米生態学会誌Ecological Applicationsオンライン版に発表した。
漁業資源を持続的に利用するには、資源量の状態や傾向を正確に把握し、影響する要因を知ることが重要だが、湖沼などの内水面の資源量を定量的に把握した研究は世界的にほとんどなかった。研究グループは、農林水産省の1958年からの「漁業・養殖業生産統計(毎年実施)」と「漁業センサス(5年ごとに実施)」の2つの統計に着目した。これらの統計データにはかなりの欠損値が含まれるが、欠損値を補完できる状態空間モデルと呼ばれる統計手法で、23湖沼ごとに漁獲物全体の相対資源量の長期的な変化をたどった。
過去10年(1998-2008年)、過去20年(1988-2008年)、過去30年(1978-2008年)の3期間における相対資源量の変化率と安定性を湖沼ごとに解析した。湖沼によって資源量の盛衰は異なっていたが、多くの湖沼で、資源量の減少傾向が浮かび上がった。過去10年間では17湖沼、過去20年間では19湖沼、過去30年間では15湖沼で相対資源量が減少した。半分以上の13湖沼では、いずれの期間でも相対資源量が減少していた。
人為的要因として、富栄養化、湖岸改変、外来魚の3つの影響を検討した。富栄養化は全リン濃度を、湖岸改変はコンクリート護岸率を指標とした。外来魚は、生態系への影響が大きい魚食性の外来魚7種(オオクチバス、ブルーギル、チャネルキャットフィッシュ、カムルチー、ニジマス、ブラウントラウト、カワマス)を対象とした。解析の結果、魚食性外来魚の侵入が資源量の減少と不安定化につながっており、魚食性外来魚の機能群数(類似した生態や機能を持つ種のグループ、7種の外来魚を5つの機能群に分類)が増加するほど資源量が減っていた。一方、富栄養化や湖岸改変が資源量へ及ぼす影響は小さかった。
松崎慎一郎研究員は「日本の多くの湖沼で魚介類は減少傾向にある。魚食性の外来魚は湖沼生態の脅威で、駆除に加えて、新たな侵入の防止を優先するのが望ましい。各湖沼で種ごとの動態研究が今後、必要になる。内水面の漁業資源の持続的な利用に向けて、社会経済的な分析や将来ビジョン設計なども含めて、より多面的に研究を進めたい」と話している。

■西川貴教さん、イナズマロック収益寄付 琵琶湖保全に(京都新聞電子版)
 滋賀県出身で滋賀ふるさと観光大使を務める歌手の西川貴教さんが26日、大津市の県公館を訪問し、草津市で昨年9月に開催した野外音楽祭「イナズマロックフェス」の収益の一部を県に寄付した。
 同フェスは西川さんが2009年から企画しており、6年目の昨年は全国から過去最多の10万人を集めた。寄付は、「琵琶湖の保全のために」と初回から続けている。
 西川さんは三日月大造知事に約289万円の目録を手渡し、「フェス10年目に向かい、一年を通して県内各地でイベントを開き、もっと県民が参加できる形に変えていきたい」と語った。今年は9月19、20日に開催することも報告した。
 同フェスで提供するカレー用の米づくりを担当している湖南農業高と長浜農業高の生徒7人とも会い、生徒たちから「プロジェクトを企画してもらい感謝しています。今年は田植えや収穫にぜひ来て」と伝えられた。
 西川さんは草津市役所も訪ね、50万円を寄付した。

■TMR西川貴教さん、290万円を寄付「琵琶湖の保全に」(産経ニュースWEST)
 滋賀県内最大の音楽イベント「イナズマロックフェス」を昨年9月に開いたミュージシャンの西川貴教さんが26日、三日月大造知事を表敬訪問。収益の一部など約290万円を琵琶湖保全のために県へ寄付した。
 イベントは、野洲市出身で滋賀ふるさと観光大使も務める西川さんが「音楽で地元にお返ししたい」と、平成21年から毎年開催。昨年は「琵琶湖の水を守ろう」をテーマに、西川さんやNMB48などのアーティストやタレントが出演し、約10万人が訪れた。
 この日は県公館で、西川さんが三日月知事に寄付目録を手渡した。三日月知事が「年々盛り上がりが大きくなっている。イベントを作ってきた西川さんらに感謝したい」と述べると、西川さんは「もっと滋賀を楽しいまちにしてほしい。僕も協力したい」と応じた。
 7回目となる今年は、9月19、20日に草津市の烏丸半島芝生広場で開催予定。西川さんは「10回を目指し、より多くの人に楽しんでもらえるイベントにしたい」と意気込みを示した。

■西川貴教さん290万円寄付 音楽フェス収益(YomiuriOnLine滋賀)
◇琵琶湖の保全に
 県出身のミュージシャンで、「滋賀ふるさと観光大使」を務める西川貴教さんが26日、県公館に三日月知事を訪ね、昨年9月13、14両日に草津市の烏丸半島で開かれた野外音楽イベント「イナズマロックフェス2014」の収益の一部など約290万円を、琵琶湖の環境保全のために寄付した。
 同フェスは2009年に始まり、6回目の昨年も各日約5万人のファンを集めた。収益の一部やチャリティーオークションの売り上げを寄付し続けており、累計約1630万円に達した。
 西川さんは、今年も9月19、20両日に開催する予定を報告。「一年を通してイベントを開くなど、県全体をつなぐ新たな取り組みもしたい」と語った。三日月知事は「年々盛り上がり、女性や県外の来場者も多い。志は大切に使わせてもらいます」と応じていた。
 西川さんはこの日、フェスで提供するカレーライスなどの米を栽培している県立湖南農業高(草津市)と県立長浜農業高(長浜市)の生徒とも交流を深めた

■琵琶湖疏水の通船復活 花見の季節に試験運航 2月から乗船モニター募集(産経ニュース)
 大津市と京都市を結ぶ人工水路「琵琶湖疏水(そすい)」に観光船として船の運航を復活させようと計画を進めている両市などは26日、本格実施を前に、花見のシーズンに合わせて、3月28日から試験運航を実施すると発表した。2月5日から乗船のモニターとなる市民や観光客らを募集する。(吉国在)
     ◇
 計画によると、試行事業は、3月28日から5月6日までの土日・祝日の16日間、屋根付きの8人乗りの船(うち2人は操船者)を使って実施する。
 コースは、大津−蹴上間(運航時間約60分、約7・8キロ)、大津−山科間(同30分、約4・2キロ)、山科−蹴上間(同30分、約3・6キロ)の3ルートを設定、1日各4便を運航する。
 本格実施に向けた課題を検証するためモニターを募集。対象は小学生以上で、アンケートに協力することが条件。小学生は保護者同伴に限られる。
 参加費は大津−蹴上間が2千円、大津−山科間が千円、山科−蹴上間が1500円。小学生はそれぞれ半額。申し込み方法などの問い合わせはJTB西日本京都支店(電)075・365・7721へ。
 琵琶湖疏水は水道用水の確保や水力発電などを目的に明治期に完成した約30キロの水路。昭和26年まで物資の運搬船が往来していた。
 航路となる「第1疏水」の沿道は桜や紅葉が楽しめる名所として知られるが、ルートの半分にあたる約4キロにトンネルが存在。トンネル内の安全や虫対策といった課題も多く、両市や民間企業などで作る実行委員会がトンネル内の演出方法や安全性の確保などについて検討を行っていた。
 この日、京都市中京区の市役所で開かれた共同記者会見には両市長や京阪電鉄の担当者らが出席。門川大作京都市長は「まだあまり知られていない沿道の美しさを多くの人に感じてもらいたい」。越直美大津市長は「大津市民ともども通船の復活を待ち焦がれていた。歴史遺産と自然風景を楽しんでもらえれば」と話した。

■琵琶湖疏水の船下り復活 観光の起爆剤に期待(asahi.com滋賀)
波多野陽
 近代日本を代表する土木事業の一つ「琵琶湖疏水(そすい)」で、人や物資を運んできた船下りが今春、64年ぶりに復活することになった。試験運航を26日に発表した大津、京都の両市長は、明治維新で落ち込んだ京都に活力をもたらした疏水に、現代の観光の起爆剤としての期待をかけた。
 越直美・大津市長は「大津市民の長い間の願いがついに実現した。世界の人たちに琵琶湖から京都へ続く自然を堪能してもらいたい」と語った。門川大作・京都市長は「京都の人口が急減した時、先人は疏水で『地方創生』を実現した。疏水の開通125周年にこの事業ができて意義深い」と語った。
 試験運航で使われる船は8人乗り(乗客は6人)の屋根付きのモーターボート。3コースあり、1日4便ずつ運航する。始点の大津や山科周辺では疏水沿いに桜並木があり、試験運航中には見頃を迎えそうだ。越市長は「疏水は大津市で一番桜がきれいな場所。最高の時期に試験運航が実現できた」と話した。

■琵琶湖疏水の復活「うれしい知らせ」 市民団体(asahi.com滋賀)
佐藤常敬
 「琵琶湖疏水」で通船を復活させようと、1985年から活動を続けてきた大津市の市民団体「びわこ疏水とさざなみの道の会」。会の中心メンバーで日本画家の鈴木靖将さん(70)=大津市長等1丁目=は「会ができて30年の節目の年に本当にうれしい知らせ」と喜んだ。
 試験運航ながら「復活」のかげには、同会の活動があった。
 市内の高層マンション建設反対運動を通じて、大津京など市内に貴重な文化遺産が点在することに気づいた。その一つが明治時代に建造された琵琶湖疏水だった。

15/01/26

■外来魚とどう向き合う 河川の生態系保全を討論 札幌(どうしんウエブ)
 道内河川の生態系保全をテーマにした討論会「どうなる?どうする?ニジマス・ブラウントラウト」が25日、札幌市中央区で開かれ、釣りの愛好者や研究者ら約200人が参加した。オショロコマなどの在来種を脅かす一方で、釣り人に人気がある外来種のニジマスやブラウントラウトとどう向き合うかを考えた。
 北海道生物多様性保全活動連携支援センターなどの主催事業「北海道淡水魚保護フォーラム」の一環として開催。今回は外来種の規制に当たる道の担当者や研究者、釣り愛好者ら6人が討論し、ニジマスとブラウントラウトの利用と規制のあり方を探った。
 国立環境研究所の五箇(ごか)公一主席研究員は「グローバル化と貿易自由化という経済的潮流がさらなる外来生物問題を生み出している」とし、国を挙げて対策を強化する必要性を指摘。
 道環境生活部の武田敏朗主幹は両魚種について、道生物多様性保全条例に基づき、川への放流など自然界に放すことを禁じる指定外来種に選ぶかどうか検討していることを報告。「釣りを通じて地域振興に取り組む市町村もあり、慎重に対応したい」と述べた。
 釣り愛好者の団体「ニジマス未来プロジェクト」の三浦幸浩さん=函館市=は、野放図な放流を防ぐルールをつくり、釣りと生態系保全を両立させたいと提案。「市民や釣り人、研究者、行政が話し合う場が必要だ」と訴えた。(西依一憲)

■ヨシすっきり 春準備(YomiuriOnLine滋賀)
 大津市雄琴の琵琶湖岸で25日、ヨシ刈りが行われ、地元の小中学生や公募に応じた市民ら約700人が参加した。
 水鳥や魚の生育場所で、水質浄化の機能もあるヨシ原を保全しようと、市が1990年度から毎年この時期に実施している。枯れた古いヨシを刈り取ることで、春の芽吹きを促す効果もある。
 参加者は軍手や長靴を着用し、約4000平方メートルの群生地に分散。前週の雨で所々がぬかるんでおり、背丈より高いヨシをかき分けるようにして、ゆっくりと足を踏み入れた。刈り取り役の子どもたちは、保護者から「手、気をつけてよ」と声をかけられ、根元に向けて慎重に鎌を振った。
 作業は約1時間で終わり、市立雄琴小5年、治田晃希君(11)は「鎌を使ったのは初めてだったけどうまくできた。琵琶湖の水のために役に立つと聞いてうれしい」と話していた。
 刈り取ったヨシは束ねてたいまつにし、3月14日の「びわ湖開き」の際、市内7か所でともされる。(岡本久美子)

15/01/25

■湖岸快走、さわやか 滋賀でレイクサイドマラソン(京都新聞電子版)
 「びわ湖レイクサイドマラソン」が25日、大津市のなぎさ公園から草津市の烏丸半島間のコースで開催された。さわやかな青空の下、ランナーたちは景色を楽しみながら琵琶湖岸を駆け抜けた。
 3月に催されるびわ湖毎日マラソンの関連行事で、スポーツや琵琶湖の環境への関心を高めてもらおうと県や県教委が開いている。6回目の今年から、15キロコースに代わりハーフマラソンを新設。12キロから延長した13・5キロコースと合わせて、県内を中心に約1800人が参加した。
 スタート地点のなぎさ公園サンシャインビーチ(大津市由美浜)では、10〜70代の参加者が集まり、号砲を合図に次々にスタート。沿道の声援に手を振ったりしながら、ゴールを目指して快走した。

■全国の湖沼の漁業資源、30年で45%減の原因(YomiuriOnLine)
 全国の主な23の湖沼のうち15湖沼の漁業資源量は、過去30年間(1978〜2008年)で平均45・1%減少したとみられると、国立環境研究所(茨城県つくば市)が22日発表した。
 チームは「外来魚侵入が原因とみられる」としている。米専門誌電子版に論文が掲載された。
国立環境研究所 湖沼の漁業に関しては、農林水産省が統計をまとめているがデータがない部分があり、資源量評価には使われていなかった。同研究所の松崎慎一郎研究員らは、データのない部分を補う計算手法に着目。1954〜2008年の間に、ワカサギやコイ、エビなどの漁業資源量がどれだけ変化したかを計算した。
 このうち数値のばらつきの小さい過去30年以内の漁業資源量を計算したところ、涸沼(鉾田市、茨城町、大洗町)と北潟湖(福井、石川県)で減少の度合いが大きかった。
 原因について推計した結果、ブラックバスやブルーギルなどの外来魚侵入の影響が最も大きく護岸改変や水質の富栄養化は小さかったという。
 松崎研究員は「外来魚の対策や管理を優先的に講じる必要がある」と話している。

■びわ湖トライアスロン、6月初開催 障害者ジュニア部門も(京都新聞電子版)
 滋賀県近江八幡市の琵琶湖や広大な干拓地などを舞台にしたトライアスロン大会「びわ湖トライアスロンin近江八幡」が、6月14日に初めて開かれる。車いす使用者と視覚障害者を除く障害のある中高生を対象に、全国で初となる障害者のジュニア部門も設けられる。
 はちまん青年経営者会や県トライアスロン協会などでつくる実行委員会が、2024年の滋賀国体の競技誘致に向けて開催することにした。
 大会はオリンピックと同じスイム1・5キロ、バイク40キロ、ラン10キロ。それぞれの距離を短くしたジュニア部門(18歳未満)も設け、障害者のジュニア部門も同時に実施する。
 スイムは同市の宮ケ浜一帯の琵琶湖、バイクは大中の湖干拓地や西の湖周辺、ランは長命寺半島の湖岸道路などをコースとする。
 小林正樹副実行委員長は「毎年の大会開催と宿泊施設などの整備を積み重ね、国体誘致につなげたい。琵琶湖で泳ぐ魅力や近江八幡の観光を全国に発信したい」と意欲を語った。
 参加には日本トライアスロン連合への登録が必要(中高生不要)で、4月30日まで、大会ホームページなどで申し込みを受け付ける。詳細は実行委事務局TEL0748(47)2045。

■「琵琶湖の環境保全を」滋賀銀行員や家族ら、ニゴロブナなど4千匹の稚魚放流(産経ニュース)
 琵琶湖の生態系を守ろうと、滋賀銀行は24日、草津市下物町の烏丸半島で琵琶湖固有種のニゴロブナとワタカの放流式をおこなった。行員やその家族らが約4千匹の稚魚を湖に放した。
 滋賀銀は環境省の絶滅危惧種に指定されている両種の稚魚を平成19年に放流し始め、これまでに4万匹以上を琵琶湖に放してきた。
 式ではまず、大道良夫頭取がニゴロブナの稚魚を放流。その後行員らが湖岸に並び、バケツに入った稚魚を次々に放った。子供たちは稚魚に「元気でね」と声を掛けていた。放流に参加した甲賀市の吉治尚洋さん(25)は「銀行の業務だけでなく、琵琶湖の環境保全という形でも地域に貢献していきたい」と話していた。

■琵琶湖で大きく育ってね 草津、ニゴロブナなど放流(ChunichiWeb滋賀)
 滋賀銀行によるニゴロブナ、ワタカ放流式が二十四日、草津市下物町の琵琶湖岸であった。
 社員とその家族ら二百八十人が参加。参加者がバケツに入った稚魚四千匹を琵琶湖に放すと、稚魚は沖に向けて元気よく泳いでいった。
 琵琶湖固有種のニゴロブナとワタカは絶滅危惧種に指定されており、同行が二〇〇七年から社会貢献の一環で放流している。一四年度はこの日の四千匹を含めて五万匹を放流する。(山内晴信)

■湖で仲間増やしてね(YomiuriOnLine滋賀)
◇滋賀銀 ワタカなど放流
 滋賀銀行(本店・大津市)の本支店行員や家族ら約200人が24日、草津市下物町の烏丸半島で琵琶湖固有種のニゴロブナとワタカ計4000匹を放流した。
 同行は環境保全活動の一環で、固有種を養殖している県水産振興協会(草津市)に資金提供し、2008年から延べ24万4250匹のニゴロブナ、同18万1000匹のワタカを放流。ニゴロブナはふなずしの材料として、ワタカは異常繁殖するオオカナダモなどの水草を食べることで知られるが、いずれも環境省が絶滅危惧種に指定している。
 この日は大道良夫頭取が「1987年に109トンの漁獲量があったニゴロブナは97年に18トンまで減ったが、2013年には39トンと回復傾向にある。琵琶湖の保全や生態系を守る活動をこれからも続けたい」とあいさつ。参加者は、体長約10センチに育ったニゴロブナ3000匹と約5センチのワタカ1000匹の稚魚が入ったバケツを岸へ運び、次々と湖に放した。今年中にニゴロブナ3万7500匹、ワタカ1万2500匹を放すという。
 参加した小学2年の上田楓君(8)は「大きく育っていっぱい仲間を増やしてね」と話していた。

15/01/24

■琵琶湖に車転落、25メートル沖の湖底で発見 52歳男性自殺か(産経ニュースWEST)
 22日午後10時55分ごろ、大津市浜大津の大津港で、ライトバンが琵琶湖に転落したのを近くに住む男性(46)が目撃し、110番通報した。大津署や同市消防局が捜索に当たり、23日朝、岸から約25メートル沖の湖底(深さ4・5メートル)で車を発見、車内で京都市内の男性会社員(52)が死亡しているのがみつかった。死因は水死。同署は、男性が自殺を図った疑いが強いとみて調べている。

15/01/23

■ガソリン26週連続値下がり 各所で安値の継続願う声(紀南新聞ONLINE)
 ガソリン価格の値下がりが26週連続で続いている。経済産業省資源エネルギー庁が21日に発表した、19日現在のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前の週の13日と比べて3円60銭安い139円60銭だった。新宮市でもレギュラー139円を掲げるスタンドが登場している。
 同庁は平成2年から毎週月曜日に調査、水曜日に公表している。値下がりの原因として中央各紙では、世界的な景気低迷やアメリカの供給過剰があると伝えている。調査機関の日本エネルギー経済研究所石油情報センターは「来週以降も値下がりが続く」と分析している。
 ガソリンの値下がりは新宮市にも波及している。国道42号沿いの市内ガソリンスタンドでは、セルフ式でレギュラー139円を掲げる店も登場。陸送距離や人口比率を考えると値下げは難しいという紀南地方特有の要因を考えれば、全国平均並での提供は破格とも言える。なお、フルサービス式のスタンドでは145円前後で推移している。
 新宮市内でガソリンスタンドを営む経営者の一人は、「値下がりはわれわれにとってもありがたい。ガソリンに関しては仕入れ値に応じて価格を設定するので利益には響かないが、ガソリンが下がれば洗車やオイル交換の頻度など、そのほかの消費が増える。ガソリンの価格が上がるとサイフのひもがどうしても固くなってしまう」と話した
 また、路線・観光バスや瀞峡ウオータージェット船を運営する熊野交通新宮営業所でも喜びの声が聞かれた。正確には同社のバスや船は軽油を使用するためガソリンとは若干状況が違うが、同じように値下がりが続いている。バスと船の全てを合わせて年間で約100万リットル、単純計算で1日当たり約2740リットル使用(厳密には繁忙期と閑散期で違う)するため、わずかな値下がりでも効果は大きい。「確かに経営的に見ればほんの少しは楽になったと思うが、現状ではまだまだ。今までが異常な値段が続いていて、実入りを削って何とかしのいでいたが、やっと正常な値段に戻り始めたといったところ。路線バスに関しては平成9年から運賃を上げず、どうにかやってきた経緯ある。さらなる値下がりと、安値の継続を心から願う」と話していた。

■マザーレイク滋賀応援基金:「プリウス」で琵琶湖保全 販売会社、売り上げ一部を県に寄付(毎日jp滋賀)
 「滋賀トヨタ自動車」と「ネッツトヨタ滋賀」の社長、平田昭夫さん(70)が22日、県庁を訪れ、ハイブリッド車「プリウス」の売り上げの一部57万4000円をマザーレイク滋賀応援基金に寄付した。琵琶湖の環境保全に使われる。
 両社は2009年から、プリウス1台を...

■明るい色彩、奇抜な形状の建物…損なわれつつある琵琶湖岸「景観」 滋賀県と全13市が統一規制整備へ(産経ニュースWEST)
 琵琶湖沿岸の景観を守るため、滋賀県と県内全13市が、湖岸付近で大規模建築物の色彩や形状を規制する条例を、統一して整備する方針を固めたことが23日、分かった。琵琶湖の大きな魅力は、背景の山並みを含めた「対岸の風景」。湖岸を持つ自治体同士が足並みをそろえて規制することで眺望の美しさを維持する。今後、具体的な規制内容や運用開始の時期について協議を重ね、各自治体で条例議決を目指す。
 湖や河川の景色を保全するため、これだけ多数の自治体が連携して建築規制に乗り出すのは珍しい。
 13市はいずれも景観政策に独自権限を持つ「景観行政団体」に指定されている。同県はすでに景観条例(風景条例)を定めているが、景観行政団体の条例が県条例に優先するため、各市で条例内容を整備する必要があった。
 近年、湖岸地域に明るい色彩や奇抜な形状の建物ができ始め、「琵琶湖の美しい風景が損なわれる」との指摘が出ていた。
 県都市計画課によると、現行の県条例をベースに、高さ13メートル以上の大規模な建物を新築したり改修したりする際は、対岸から見た景観への影響調査を義務づける。背景となる山々に溶け込めないような色や形状の建物を規制する方向で、詳細な規定を検討している。
 また、県と各市は景観条例の対象外となる屋外広告物についても、湖岸地域では電光掲示板や光の点滅、鮮やかな色彩などを規制するよう、各自治体の屋外広告物条例に規定を盛り込むことも決めた。
 これら2つの方針は、21日の県景観行政団体協議会幹事会議で合意した。自治体の枠を超えた景観保全をめぐっては、これまでに愛知県犬山市と岐阜県各務原市が木曽川を隔てた景観を守るために規制を強めた例がある。
 国土交通省景観・歴史文化環境整備室の担当者は「行政の枠組みにとらわれない広域的連携で、非常に先進的な取り組みでは」と話している。

■琵琶湖大橋、有料か無料か 県が維持管理2案提示(asahi.com滋賀)
 借入金完済を控え、今後も有料とするか、無料にするかで議論が続く琵琶湖大橋(全長約1・4キロ)について、県は無料化した場合と、有料を継続した場合の橋の維持管理方法案2案を関係市に示した。無料化なら基金を新たに作って周辺道路を含む整備や維持管理の費用にあて、料金徴収を続ける場合はETCの導入などで値下げをする、などとしている。
 橋は約350億円かけて1964年に建設。橋を管理する県道路公社は借入金を返済できる状況で、昨年度の外部監査で「徴収を続ける意義は乏しい」と指摘された。無料化すべきだとする県道路公社と、維持管理費分の徴収を続けたい県、周辺道路整備のため有料道路の枠組みを残したい関係4市との間で意見が分かれている。
 2案は大津、守山、栗東、野洲市などとつくる「琵琶湖大橋有料道路のあり方に関する研究会」で19日、明らかにされた。県が昨秋利用者に実施したアンケート結果を分析するなどして作成したという。

■伊庭内湖で「水鳥観察会」越冬に来た渡り鳥(滋賀報知新聞ネット版)
=31日 能登川博物館=
◇東近江
 能登川博物館は、三十一日に伊庭内湖に越冬のため北から渡ってくる鳥たちを観察する「水鳥観察会」の参加者を、募集している。
 国際的に重要な湿地及びそこに生息・生育する動植物の保全を促進することを目的とする「ラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)」の採択を記念して設置された二月二日の「世界湿地の日」に合わせて、県下で開催される「第二十二回びわ湖一斉水鳥観察会」(主催=琵琶湖ラムサール条約連絡協議会・公益財団法人淡海環境保全財団、共催=能登川博物館など)の一環として開催。
 能登川水車とカヌーランドに集合後、午前九時半から日本野鳥の会滋賀の石井秀憲さんと観察する。正しい双眼鏡の使い方や、観察マナー、水鳥の見分け方なども学ぶ。
 伊庭内湖では、県鳥のカイツブリをはじめ、絶滅危惧増大種のチュウヒ、希少種ノスリ、準絶滅危惧種ミサゴを含む三十六種の水鳥が確認されている。
 琵琶湖に飛来する水鳥の観察を通じて、琵琶湖の自然環境や生態系、環境保護などについて理解を深めてもらう。
 定員は三十人。参加無料。所有者は双眼鏡持参。小雨決行、荒天中止。参加申し込みと問い合わせは、能登川博物館(0748―42―6761)へ。

■ワカサギ激減!外来魚によって全国の湖沼から食用魚が半減(ハザードラボ)
 国立環境研究所が過去50年間にわたって、全国の湖沼について生態系の変化を調べたところ、食用の魚介類が2008年までの30年間で半減していることがわかった。水質悪化よりもブラックバスなどの外来魚が増えたことが原因とみて、外来魚の侵入防止や駆除を進めるよう対策を呼びかけている。
 この研究は国立環境研究所の松崎慎一郎研究員らのチームによって行われたもの。研究チームは、琵琶湖や猪苗代湖など全国23の湖沼における食用の魚やエビ、貝類などの資源が過去50年間でどのように変化したかについて調べた。
 その結果、2008年までの過去10年間では17湖沼、20年間では19湖沼、30年間では15湖沼で食用魚介類の資源量が減少。平均減少率は、各期間でそれぞれ48.7%、42.2%、45.1%と、いずれも半減していることがわかった。
 研究チームでは、その原因について水質変化と、コンクリートによる護岸工事の影響、外来魚の侵入の3つの側面から分析したところ、ブラックバスやブルーギルなどといった魚食性の外来種が増えると、相対的に食用魚介類の数が減少することが判明した。
 松崎研究員は「日本の湖沼にはもともと魚食性の魚が少ないことから、在来種と特性が異なる外来魚の増加は、水質悪化より深刻な影響を与える。外来魚の侵入防止や駆除を優先させる必要がある」と訴えている。
 なおこの論文は、米生態学術誌「Ecological Applications」電子版に掲載された。

15/01/22

■17湖沼の漁獲量減少:水質悪化よりも外来魚の影響大きく(毎日jp)
 全国の湖沼の多くで、食用の魚介類が2008年までの10年間で半減し、ブラックバスなどの外来種の増加が主な原因となっているとの研究結果を、国立環境研究所(茨城県つくば市)のチームが22日に発表した。松崎慎一郎研究員は「水質悪化などより影響が大きく、外来種の侵入防止や駆除を優先させる必要がある」と訴える。
 チームは、全国の湖沼のうち農林水産省による過去の統計データがある琵琶湖(滋賀県)や霞ケ浦(茨城県)、十和田湖(青森県・秋田県)など大型湖沼23カ所を調べた。漁獲量や年間漁業日数などから、ワカサギやコイ、エビ、シジミなど食用の在来種(21種)の総量を推定。その結果、98年から08年の10年間で総量が減った湖沼数は17カ所に上った。その減少率は平均48.7%だった。
 減少の原因を分析したところ、(1)外来魚の生息種類数(2)コンクリート護岸率(3)水質の指標となるリン濃度−−のうち、護岸率やリン濃度は必ずしも総量の増減と一致しなかった一方、外来種の生息種類数が増えると、それに伴って減る傾向がみられたという。
 分析の対象にした外来種は、ブラックバスやブルーギル、カワマスなど魚を食べる7種。外来種の種類数の増加が食用の在来種に与える影響について、松崎研究員は「外来種の種類が増えると生息域も広がり、それだけ在来種が食べられたり、エサを奪われたりして減ったのではないか」と説明している。【相良美成】

■「三方よし」の精神でビワマス育て、外来魚釣りや草刈り、エコ金融商品も人気…琵琶湖の環境を守る滋賀銀行(産経ニュースWEST)
 滋賀県を地盤にする滋賀銀行は、行員が琵琶湖を守る姿勢が鮮明だ。自宅で固有種のビワマスを卵からふ化させ、放流する取り組みを進め、生態系を破壊するブラックバスなどの外来魚釣りなどに尽力する。また窓口を利用せずインターネットやATM(現金自動預払機)で申し込むと、紙の削減分をビオトープづくりに積み立てる定期預金も発売し、環境保全を本業にも役立てている。売り手と買い手がともに満足し、社会貢献にもつなげる近江商人の「三方よし」の精神が琵琶湖を守る取り組みに脈々と息づく。(藤原直樹)
冷蔵庫でビワマス育成
 ビワマスは琵琶湖と河川を回遊するサケ科の淡水魚で体長40〜50センチ。大きいものは70センチを超えることもある。秋の産卵期には、雨天時に群れで河川を遡上(そじょう)することから「アメノウオ」とも呼ばれている。
 ピンク色の身はサーモンよりもあっさりとしており美食家から人気があるが、生息数が少なく漁獲量が限られるため、滋賀県北部の一部の飲食店でしか食べることができない。
 このためビワマスが回遊する天野川の地元、滋賀県米原市が平成23年から「ビワマス遡上プロジェクト」をスタート。滋賀銀は創立80周年を記念し、25年からこの活動に参加している。
 25年は、11月上旬ごろにビワマスの卵3千個を各職場や支店に配布。約2300人の行員のうち、616人がペットボトルなどに卵を自宅に持ち帰った。ビワマスの卵は10度程度の水温を保たないとふ化しないため、家庭での飼育場所は冷蔵庫になる。
 卵は同12月下旬ごろにふ化し始めた。稚魚は最初は腹部の袋に蓄えた栄養だけで成長するが、袋がなくなるとえさが必要になる。きれいな水の環境でしか育たないため、こまめな水の入れ替えも重要だ。
 26年3月ごろには2センチ程度まで成長。外敵から捕食される確率が下がるため、行員らが生まれ故郷の天野川に放流した。初年度は卵3千個から1600匹の放流に成功。今年度も継続してビワマスの育成に取り組んでいる。
 活動を担当するCSR室の辰巳勝則室長は「自宅の冷蔵庫で育てないといけないので家族を説得するのが大変。でも、しばらくすると愛着が出るのか、みんな名前をつけたりして喜んで世話をしている」と笑う。
釣りで外来魚駆除
 滋賀県と琵琶湖は切っても切れない関係だ。このため滋賀銀は琵琶湖の環境を守る活動を以前から続けている。
 琵琶湖では近年、ブラックバスやブルーギルなどの外来魚が急増し、琵琶湖の生態系に影響が出ている。滋賀県などが中心となって駆除を進めているが、釣った魚をリリース(放流)する「バス釣り」を楽しむ釣り人が多く成果は上がっていない。
 そこで滋賀銀は平成22年に行員がボランティアで外来魚釣りに乗り出した。釣った魚はもちろん滋賀県が設置する「外来魚回収ボックス」に入れて駆除する。昨年は行員176人が参加して計5546匹の外来魚を釣り上げた。
 琵琶湖では魚だけでなく、外来植物の増加も問題となっている。特に中南米原産のオオバナミズキンバイは、ちぎれた茎からでも再生するほど繁殖力が強く、琵琶湖で大量繁殖し、生態系や水質に悪影響を与えている。
 滋賀銀は昨年6月、行員75人が琵琶湖岸のオオバナミズキンバイ除去作業に参加した。行員らは地元住民らと協力し、重機で刈り取ったオオバナミズキンバイを乾燥させ、袋詰めにした。オオバナミズキンバイの茎や葉は大きいため重労働になるが、ボランティアで汗を流した。
定期預金でビオトープ
 琵琶湖の環境保全に協力する滋賀銀だが、本業の金融商品にも活用している。
 定期預金を申し込む際に窓口ではなくATM(現金自動預払機)やインターネットで申し込むと、1回の預金ごとに7円を滋賀銀が独自に積み立てる定期預金「エコプラス定期」を平成5年から提供している。
 この7円は申し込み時に不要になる紙代に相当しており、積み立てられた金額は滋賀県内の小中学校がビオトープを作るための資金として寄付している。
 子供たちの環境教育に生かされるとあって、この定期預金は顧客から好評。25年度までに累計226万件の利用実績があり、滋賀銀は同県内29の小中学校に計1379万円を寄付している。
 辰巳室長は「滋賀銀には売り手と買い手がともに満足し、社会貢献もできるのがよい商売であるという近江商人の『三方よし』の精神が受け継がれている。これからも琵琶湖の環境を守るために貢献したい」と話している。
 ◇会社データ
 本店=大津市浜町1−38
 設立=昭和8年10月1日
 資本金=330億円(平成25年3月)
 事業内容=普通銀行業務
 貸出金=2兆8294億円(25年3月末)
 従業員数=2280人

■琵琶湖のアユを難病から救え 県が治療薬認可を国に提案(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖で捕獲、養殖されるアユが外来の病気に苦しめられている。病原侵入の経緯は不明で打開策も限られており、関係者は頭を抱える。県は新たな治療法確立に向け国などへ働き掛けを強める。
 問題となっているのは一九九一年に県内で初めて感染が確認された冷水病と、二〇〇八年に確認されたエドワジエラ・イクタルリ感染症。いずれも細菌の感染で発症する。それぞれ北米産のサケ類とナマズが感染源とされているが、琵琶湖に入ってきた経緯は分かっていない。
 冷水病は胴体に穴が開いたりあごが欠けたりし、死んでしまうことも。エドワジエラ・イクタルリ感染症は湿疹のような赤い模様が現れる。
 不健康なアユには商品価値がないため、県水産試験場(彦根市)には、いずれかの病気を疑う養殖業者から毎年、三十件程度の検査依頼がある。担当者は「養殖場の判断で検査しない例もある。全体の感染規模は把握できない」と懸念する。
 関係者を悩ませるのは治療法の少なさだ。国の認可を受けて一般養殖場で使える冷水病治療薬は一つだけで、エドワジエラ・イクタルリ感染症はなし。水温を二八度程度まで上げると、冷水病の病原は死滅するというが、エドワジエラ・イクタルリ感染症の病原は逆に活発になるという厄介な点もある。
 県水産課によると、水産試験場などの独自研究でアユの別の病気の承認薬「フロルフェニコール」がこの二つの病気にも効果があると分かってきた。ただ、承認薬は特定の病気のみしか使えない上、淡水魚の養殖市場は規模が小さいこともあって、国の認可を受けるための申請は進んでいない。
 養殖現場からは現在の冷水病の承認薬の効果がいまひとつとの声もあるといい、県はフロルフェニコールのこの二つの病気への使用認可を政府へ政策提案している。水産課の担当者は「一日も早く治療薬を認可してもらえるよう国に働き掛けていくしかない。メーカーの申請にもできる限り協力していく」と話した。(山内晴信)

■近江八幡で6月にトライアスロン大会 参加者募集(asahi.com滋賀)
 トライアスロンの全国規模の大会が6月14日、近江八幡市で開かれる。琵琶湖で泳ぎ、干拓地の田園風景を自転車で駆け抜け、湖畔を走るコースで、参加者らに市の魅力を発信することを目指す。地元商工会議所や県トライアスロン協会などでつくる実行委が参加を受け付けている。
 観光や町の活性化などに効果が望めることから昨年11月に実行委をつくり、10年後の滋賀県で開催される国体も視野に入れながら準備を進めてきた。
 大会は国民休暇村がある同市沖島町の宮ケ浜水泳場を発着点に、スイム1・5キロ、バイク40キロ、ラン10キロの「オリンピックディスタンス」(51・5キロ)で競う。実行委によると、年代別や中高生などの部門別のほか、国内大会で初となる障害がある中高生対象の「パラジュニア」の部(計約13キロ)を設けた。選手は国内外から募り、合計520人を見込んでいる。
 ランなどのコースは当初、旧市街を計画したが、交通規制や渋滞などが心配され、市街地を避けたコースになった。実行委の小林正樹副委員長は「まず実績づくり。大会を続けるうちに、コースの見直しも考えたい」と話している。
 募集は4月30日まで(定員になりしだい終了)。ボランティア約500人も募っている。問い合わせは実行委事務局(まちづくり会社まっせ内0748・47・2045)。大会ホームページ(http://www.try-8.com/)でも案内している。

15/01/21

■明治期の元料理旅館、再生へ 琵琶湖岸に立地、「地域の拠点に」(京都新聞電子版)
 滋賀県高島市今津町今津の琵琶湖岸に建つかつての料理旅館「福田屋」の建物を改装し、地域のにぎわいを取り戻す新たな拠点として再生する取り組みが進んでいる。建物を買い取った大阪市の企業は、宿泊施設やレストランを設ける構想で作業を進め、2016年以降に完成の予定という。
 市教委などによると、福田屋は今津港がある「浜通り」に面し、江戸末期から明治初期に開業したとみられる。旧陸軍の饗庭野演習場(現陸上自衛隊饗庭野演習場)に近いため、将校らが利用したほか、戦後は進駐軍の宿泊所としても使われたという。
 料理旅館は約7年前までに廃業したが、指定管理者として市新旭水鳥観察センターを運営する「モアイ」が13年夏に買い取り、改修を進めることにした。
 建物は木造2階建て。建築様式から1階と2階西側が明治初めに造られたとみられる。昭和初期に建てられたという2階東側の棟の客室からは、琵琶湖の風景を一望できる。
 工事は昨年10月に始まった。すでに屋根瓦をふき直し、傷んだ土壁や床などを解体している。少しずつ解体しながら建物の魅力を探そうと、高島市や京都市の有志ら4人が作業を進める。土壁の中からは魚の購入記録とみられる年代不明の古い文書も見つかった。自宅でも古民家再生に取り組む林業平井崇さん(41)=高島市安曇川町中野=は「琵琶湖が見えるロケーションが素晴らしく、建物の凝った造りもいい」と話す。
 改装工事ではかつての外観や間取りを生かし、1階東側にはレストランを設け、客室も復活させる方針という。

■ガソリン、130円台 26週連続、最長の下落(47NEWS)
 経済産業省資源エネルギー庁が21日発表した19日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、13日の前回調査より3円ちょうど安い139円60銭だった。下落は26週連続となり、比較可能な1990年以降で最長記録を更新した。
 原油の価格下落が影響した。140円を割ったのは、2012年8月6日以来、約2年5カ月ぶりとなった。
 新興国の経済成長が鈍化し、世界の原油消費量は今後も伸び悩むとみられ、原油価格の下落が続いている。調査した石油情報センターは、ガソリンは来週も値下がりすると予測している。

■レギュラーガソリン、2年5か月ぶりの130円台(Responce)
資源エネルギー庁が1月21日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、1月19日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から3.0円下落し、1リットル当たり139.6円となった。
レギュラーガソリンの値下がりは27週連続で、140円を下回るのは2012年8月6日以来、約2年5か月ぶり。2か月前と比較し19.5円安となるなど、価格の下落が加速している。
地域別では、東北で3.3円、中部で3.2円、九州・沖縄で3.1円、近畿と北海道で3.0円、関東で2.9円、中国で2.7円、四国で1.7円と、全エリアで大きく値を下げた。
ハイオクガソリンは150.5円、軽油は120.3円、いずれも前週より3.0円安だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、1月21日のレギュラーガソリンの全国平均価格は127.1円/リットル、ハイオクは138.7円/リットル、軽油は108.0円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■ガソリン価格、過去最長の26週連続値下がり、140円下回る(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が21日発表した19日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週(13日)と比べ3円安い139円60銭だった。平成2年の調査開始以来、過去最長の26週連続の値下がり。約2年5カ月ぶりに140円を下回り、全47都道府県で150円を下回った。
 世界経済の減速懸念や米国のシェールオイルの生産増などを背景とした原油安が原因。原油価格は下落傾向が続いているため、調査を行う石油情報センターは「来週以降も値下がりが続く」とみている。
 都道府県別の値下がり幅は石川の5円10銭が最大で、岩手の4円20銭、山形の4円10銭、沖縄の3円90銭が続いた。
 軽油は120円30銭、灯油は86円70銭だった。

■ルアー針刺さったコハクチョウの死骸 上田の千曲川河川敷(信毎Web)
 長野県上田市岩下の千曲川河川敷で、両足に釣り用ルアーの針が刺さったコハクチョウ1羽の死骸が見つかったことが20日、分かった。県上小地方事務所林務課などによると、針が原因で死んだかどうかは不明だが、同課は「釣り用資材は持ち帰るというマナーを守ってほしい」としている。
 19日朝に近くを散歩していた県上田養護学校の男性職員(49)や生徒らが、コハクチョウが送電線にぶつかって河川敷に落ちるのを目撃。連絡を受けた同課職員や上田市の県鳥獣保護員、小柳守男さん(77)らが現場に着いた時には既に死んでいた。
 小柳さんによると、死んでいたのは幼鳥で、一つのルアーに付いた2本の針がそれぞれ両足に刺さっていた。コハクチョウは川の浅瀬で餌をついばむため、落ちていたルアーが刺さった可能性があるという。
 同課によると、コハクチョウは高病原性鳥インフルエンザの感染リスクが高いとされ、死骸は簡易検査などをして焼却された。検査結果は陰性だったという。
 上小漁業協同組合は、魚に引っ張られたり、岩に引っ掛かったりして糸が切れるとルアーの回収は難しいとした上で、「組合のホームページや遊漁客に配る地図で(回収を)呼び掛ける必要があるかもしれない」と話している。
 小柳さんは「針が刺さって自由に餌を食べられず、衰弱して電線にぶつかったのだろう。せめてハクチョウが飛来する場所だけでもルアーの使用を控えてほしい」と話している。

■ヨシ保全へ覚書締結 伊藤園と滋賀県(滋賀報知新聞ネット版)
=「お茶で琵琶湖を美しく。」キャンペーン 茶飲料売上の一部を県に寄付=
◇全県
 飲料メーカーの株式会社伊藤園と滋賀県は十八日、琵琶湖の環境保全に向けた覚書を締結した。今月十三日から始まり三月三十一日まで近畿二府四県で実施されている“「お茶で琵琶湖を美しく。」キャンペーン”のロゴ入りブランド茶飲料商品の売り上げの一部を県に寄付し、ヨシ群落保全事業の推進に役立てる。
 東近江市伊庭町の能登川水車資料館で、伊藤園関西地域営業本部常務執行役員の相澤博元本部長と三日月大造知事が覚書に調印。相澤本部長は「キャンペーンは七年目です。十年、二十年と継続できるようにがんばりたい。飲料でたくさん水を使うので、県といっしょに琵琶湖を守っていきたい」と思いを語った。三日月知事は「食べ物、飲み物の源になる琵琶湖の水をもたらすヨシ群落の再生、維持、保全の活動にいただく。大切に積み重ねていきたい」と感謝した。
 キャンペーン期間中、ペットボトルのパッケージに琵琶湖のイラストと「Mother Lake」のロゴをあしらった商品を販売し、テレビなどメディアを使って広くPRする。三日月知事も「関西広域連合の会合にも持っていきましょう」と意欲を示した。
 同社では、社員らによるヨシ刈りや美化活動も毎年行われている。この日の伊庭内湖でのヨシ刈り体験は雪のため中止となったが、二月七日に社員による活動が予定されている。

15/01/20

■琵琶湖大橋:無料、利用者7割望む−−県アンケ(毎日jp滋賀)
およそ7割が通行料を無料とし、維持管理を税金でまかなうべきだと回答した。 アンケートは昨年10〜11月、はがきとインターネットで計629人が回答した。 琵琶湖大橋や周辺道路の整備については、70・5%が「これ以上の整備は不要」と回答。年...

■琵琶湖大橋、6割が無料化望む 滋賀県が利用者調査(京都新聞電子版)
 琵琶湖大橋(大津市−守山市)利用者の約6割が通行料の無料化を望んでいるとする調査結果を滋賀県がまとめた。料金徴収を続けても通行料で整備してもよい区間は同大橋本体に限るべきとする意見が4割を超えており、県は19日、沿線4市や有識者を交えて開いた研究会で、有料を継続する場合でも道路整備区間の限定や料金値下げの必要があるとする考えを示した。
 調査は昨秋に実施。栗東市林から大津市真野普門町までの15・4キロに及ぶ「琵琶湖大橋有料道路」に橋通行料を充てている是非や、今後の維持管理費をどう負担するかなどを問い、629人から回答を得た。
 大橋を含む有料道路区間の「道路建設」と「維持管理」をともに税金で賄うべきとして無料化を望む意見が357人(57・2%)で最多。ともに通行料で負担すべきとする回答は104人(16・6%)、「道路建設のみ通行料で賄う」が69人(11%)、「維持管理のみ通行料で」は60人(9・6%)だった。
 道路建設に通行料を充てるとした184人に、整備してもいい範囲を尋ねたところ、「大橋だけに限る」と113人(43・5%)が回答。半数近くが15キロの有料道路全体の整備のために通行料を負担することに異議を示した。
 県は、この日の「琵琶湖大橋有料道路のあり方に関する研究会」で、無料開放した場合と料金徴収を続けた場合の道路整備と管理の手法案を提示。無料化後は大橋を管理する県道路公社の資金で基金をつくり、道路整備と管理に充てる▽有料継続時は引き続き通行料で道路整備費を賄うが、対象は大橋本体とその前後区間に限定し、料金値下げも検討する−とした。
 研究会は2月に意見をまとめ、県は本年度中に無料化か否かを決める予定。
 琵琶湖大橋の無料化をめぐっては、建設時の借金を返済できるだけの資金があり料金徴収の根拠がないと主張する県道路公社と、道路整備の財源が失われるとして有料継続を求める沿線市で意見が分かれている。

■外来魚食べて生態系守ろう 料理人らの活動広がる(asahi.com滋賀)
 琵琶湖の生態系に深刻な影響を与える外来魚。根絶を目指す県は駆除を進め、捕獲された魚は肥料に姿を変えている。そんな話を聞いた料理人が「せっかくの命。食べた方が魚も喜ぶ」とスズキ目のブラックバスを「ビワスズキ」と言い換えて調理し、提供する活動の輪が少しずつ広がっている。
 昨年11月、大津市であったイベントで「ビワスズキを食べる会」の水色ののぼりがはためいていた。売っていたのはサンドイッチ「ビワピタ」。カレーソースを絡ませたブラックバスのフライと、キャベツ、聖護院カブ、カラシ菜など季節の野菜がピタパンに挟み込んである。
 考案した長浜市の料理人近藤祥元(よしゆき)さん(47)と京都市の飲食店店員大原綾香さん(29)は「ブラックバスはちゃんと料理すれば臭みもなく、肉厚でおいしい魚。食べてもらえばきっとわかる」と自信を見せる。

15/01/19

■琵琶湖保全の覚書、伊藤園と滋賀県が締結(産経ニュース)
 飲料メーカー「伊藤園」と県は18日、琵琶湖の環境を守るための覚書を締結した。伊藤園は全国各地で環境保全に取り組んでおり、今回は、商品の売り上げの一部を県に寄付して琵琶湖のヨシ群の保全に活用してもらうほか、社員が湖岸の清掃活動をおこなう。
 同社は、静岡県の富士山や北海道の積丹半島で清掃活動をするなど環境保全に積極的に取り組んでいる。県内では、大津、守山両市に営業所があることなどから、毎年、琵琶湖の環境保全のため「お茶で琵琶湖を美しく」と銘打ったキャンペーンを展開。今年は今月13日から3月31日までのキャンペーン期間中、近畿2府4県で販売した主力商品「お〜いお茶」シリーズの売り上げの一部を県に寄付するほか、社員らが湖岸のヨシ群の手入れやゴミ拾いなどをおこなう。
 また、同社は期間中、ペットボトルのパッケージに琵琶湖をあしらった商品を販売し、テレビCMなどで取り組みをPRする。
 この日、東近江市伊庭町の能登川水車資料館での締結式で、三日月大造知事と伊藤園関西地域営業本部の相沢博元本部長が覚書を交わした。三日月知事は「琵琶湖の水を大切にする取り組みに感謝したい」と話した。県は、寄付金を琵琶湖のヨシ群の保全活動に活用する。

■「鯉についての四方山話」(滋賀報知新聞ネット版)
=県立琵琶湖博物館=
◇草津
 県立琵琶湖博物館(草津市)は年始から、「鯉の滝登り」に象徴されるように、古くから縁起のよい魚とされているコイにスポットあてた水族トピック展示「鯉についての四方山話」を開催している。三月十八日まで。
 展示では、コイの生物学的な解説を中心に紹介し、水槽でのコイの生体展示のほか、コイについての様々な解説を行っている。

15/01/18

■琵琶湖汽船新企画「汽船deおでん」−びわ湖大津館でおでん食べ放題(びわ湖大津経済新聞)
 琵琶湖汽船(大津市浜大津5)は現在、びわ湖大津館(柳が崎)レストランでおでんの食べ放題が付いた新企画「汽船deおでん」を提供している。
 大津港から高速船ランシング号に乗り、同館最寄りの柳が崎湖畔公園港に75分間停留する運行をセットにしたもの。同グループ京阪電車(石山坂本線)の人気企画「おでんde電車」と開催期間を合わせて実施するユニークな企画。
 電車企画は予約が取れないほどの人気ぶりだが、汽船企画はおでんの食べ放題という差別化を図っており「電車の予約が取れなかった場合の受け皿として、びわ湖の夜景も楽しんでいただければ」と船舶営業部お客様サービスセクションの森香子さん。森さんは、電車のキャラクター「おでんでん」に対して汽船の新キャラクター「でんこちゃん」の発案者でもある。朝日放送のアニメ「がんばれおでんくん」もコラボキャラクターとして使用している。
 おでんの具材は、大根、ちくわ、玉子、牛すじなどに加え、変り種として滋賀名産の赤こんにゃくやミニトマト、ホタテ貝など10種類を用意する。セットメニューとして、レストランの定番であるじゃがいものフリッターや漬物、ごはんの食べ放題、ドリンク券4枚と乗船前に振舞われる滋賀の地酒のワンカップか缶ビール1本が付いている。
 料金は3,500円。提供期間は月曜を除く3月15日まで。大津港18時26分発、20時10分着。最大定員40人。要予約。

■ヨシ刈り:市民ら30人 水鳥の生息環境を保護−−近江八幡・西の湖岸(毎日jp滋賀)
 水鳥の生息環境を守ろうと、近江八幡市北之庄町の西の湖岸で17日、市民ら約30人がヨシ刈りをした。
 西の湖周辺で水鳥の観察や環境保護活動をしている市民団体「市民自然観察会」が、水鳥が...

■コイヘルペス研究の子孫、琵琶博に里帰り 三重に譲渡の12匹(京都新聞電子版)
 コイヘルペスを研究するため、滋賀県草津市の琵琶湖博物館が三重県の施設に譲ったコイの子孫が、再び同館に戻ってきた。新年の企画展で公開され、約10年ぶりの里帰りとして話題になっている。
 2004年に全国各地でコイヘルペスによる大量死が相次いだ。特に被害が大きかった日本在来のマゴイを病理学的に調べるため、三重県の水産総合研究センター増養殖研究所が、琵琶湖博物館で展示されていた親魚6匹を譲り受けた。
 同館の水槽は琵琶湖の水をろ過して使っており、感染を食い止めていた。未感染が保証されているマゴイは全国的にも少なく、貴重だったという。実験で、マゴイは養殖型のヤマトゴイよりもヘルペスに感染しやすいことが確認された。
 今回、企画展「鯉(こい)についての四方山(よもやま)話」を開催するため、コイの子ども12匹を、親魚の「故郷」である同館に返してもらった。現在同館が飼育しているコイはいずれも20歳以上で、若返りを図る狙いもある。12匹のうち、体長40センチほどの大きな2匹を企画展で公開している。同館の松田征也学芸員は「コイヘルペスの研究に貢献できてうれしい。子孫が帰ってきたのも感慨深いですね」と話す。
 ほかにコイの骨格標本や、養殖の歴史を解説するパネルなどを展示している。3月18日まで。有料。

■生物の楽園取り戻せ 琵琶湖、新水質基準導入へ調査(ChunichiWeb滋賀)
 県は、生き物でにぎわう環境を琵琶湖に取り戻そうと、新年度から新たな水質基準の導入に向けて本格的な調査、研究を始める。狙いは2つ。湖内の有機物量を正確に把握する指標を見いだすことと、生物にとって最適な環境を探ることだ。全国的にも先駆的な取り組みで、環境省なども注目している。
 県の湖沼水質保全計画では、琵琶湖に注ぐ水の汚濁を抑え、湖内の水質改善を目指してきた。流れ込む水をきれいにすれば琵琶湖の水質も良くなるという論理で、排水規制などを展開。結果、窒素やリンは減り、赤潮などの原因となる富栄養化は収まって透明度も上がった。
 ところが、有機物の量を推計する化学的酸素要求量(COD)は思うように減らない。県の調査では、一九八四(昭和五十九)年以降、流入水のCODは着実に低下しているにもかかわらず、湖内のCODは高止まりしたままだ。
 県琵琶湖政策課の小松直樹主席参事は、時代や生活の変化で微生物などが分解しづらい難分解性有機物が増えていることを理由に挙げ「CODでは有機物の総量を正確にとらえられない」と指摘。目指すはニゴロブナやセタシジミなどでにぎわう琵琶湖であり、実現に近づくには生物にとって最適な有機物量を推定するための新たな指標が必要になる。
 そこで県が考えるのは、湖水を高温で加熱し発生する二酸化炭素量で有機物量を測る全有機炭素濃度(TOC)の導入だ。難分解性も含め、有機物の総量を把握でき、有機物の循環や食物連鎖の状況を調べる“入り口”になる。
 県では九七年から実験的に湖内のTOCを調べており「傾向をつかむには期間が短い」(小松主席参事)が「CODよりは流入する水と湖内の値が離れていない」と言う。
 環境省水環境課の柳田貴広課長補佐は、TOCを導入した自治体は把握していないとした上で「さまざまなデータを収集することは意味がある。結果を見ながら意見やアドバイスができれば」と協力的に話す。
 TOC導入に向け県が設置した有識者懇話会でも肯定的な意見が多いが「基準値をどう作っていくか」といった課題もある。今後も懇話会でアイデアをもみ、新年度予算が成立した後、具体的な検討に入る。(井本拓志)

15/01/17

■美鈴湖のワカサギ釣り復活(YomiuriOnLine長野)
 松本市三才山の美鈴湖でワカサギ釣りが約20年ぶりに解禁された。かつてはスケートと共に湖に多くの人を呼びこんだ冬の観光資源復活に、地元は熱い期待を寄せる。(諏訪泉)
 美鈴湖は、標高1000メートルの山峡の湖。もともとは農業用水を確保するためのため池として築かれた。浅間温泉からも近く、1960年〜70年代に夏はキャンプ、冬季はスケートとワカサギ釣りで人気を集めた。長野国体が行われた1978年に35万人の観光客が訪れてからは減少に転じ、今は10万人を割っている。
 ワカサギ釣りは、90年代の湖水を抜いて行った改修工事や、ブラックバスなど外来魚の増加で資源量が減少、放流も行われなくなり同年代には途絶えた。
 復活に取り組んだのは、湖畔にあるウテナ荘代表の小沢源司さん(42)。2001年に遊漁券販売の権利を引き継いだ小沢さんは当初、ヘラブナとブラックバスの釣り場として営業を開始。しかし、冬は結氷して釣りができない。小学生の頃、母とスケートに来て間に合わせの枝で穴釣りを楽しんだ思い出もあり、年中楽しめる場所にと考えた。
 09年頃に北海道・網走湖から卵を購入したが失敗。12年からは諏訪湖漁協から毎年2000万粒の卵を購入し放流。電気ショッカーや刺し網などで、ワカサギを食べるブラックバスなどの駆除を続けてきた。
 1月2日の解禁日には約30人が訪れ、最高260匹を釣り上げた。3連休最終日の12日には約130人に上った。25年ぶりに訪れたという安曇野市の男性(65)は「冬場に釣りができる場所が近くに復活してうれしい」と顔をほころばせた。
 湖を取り巻く環境は厳しい。09年に国民宿舎レイクサイド美鈴が休業、11年に浅間温泉国際スケートセンターが閉鎖となった。美鈴湖活性化に取り組む「あしのたの会」会長の柳沢義一さん(85)は「冬は湖に人がおらず寂しかった。これをきっかけに昔のにぎわいが戻ってくるんじゃないか」と期待。会として、カーリングやスケートを楽しめる天然リンクの復活を市に提案していく意向だ。
 「まだまだ赤字だが、冬のレジャースポット復活への種まきと思っている」と小沢さん。現在は桟橋からの穴釣りだが、「氷が厚くなれば、氷上の穴釣りもできる」と意気込んでいる。
 1日券は1000円(小学生以下は無料)。ワカサギ釣りは2月中旬まで。

■118番通報 「海のもしも」周知に課題 間違いなど非有効通報が99%(紀南新聞ONLINE)
 18日は海上保安庁が定める「118番の日」だが、通報の99%以上が「間違え電話」や「いたずら」「着信時即断」となっており、運用開始後15年目を迎え、引き続き周知が課題となっている。
 同庁によると平成26年中に受信した118番通報は50万5335件。このうち99・05%に上る50万600件が、本来期待されている通報以外のものだったという。同庁では「海のもしもは118番」と、番号および緊急通報制度のPRをしているが、110番通報などに比べて非有効件数が極めて少ないのが現状。
 非有効の詳しい統計はないが、同庁によると間違いで多いのは番号案内(117番)や天気予報(177番)など。札幌市や周辺に「011−8××−」の番号があり、「0の押し忘れによる掛け違い」もあるという。
 有効分では事故や故障など船舶海難が1494件、海中への転落や磯場での孤立など人身事故が1080件、密漁や浮流油情報など海難関係以外の事件等が2181件あり、人命救助や事件解決につながっている。
 同庁では▽海難人身事故に遭遇した、または目撃した▽油の排出等を発見した▽不審船を発見した▽密航・密輸事犯等の情報を得たなどの時は、「いつ」「どこで」「何があった」などを簡潔に落ち着いて通報して−と呼び掛けている。

■特急サンダーバード、強風で遅れ 米原経由に変更、JR西日本(福井新聞ONLINE)
 JR西日本によると17日、湖西線で強風が見込まれるため、次の特急サンダーバード号は琵琶湖線米原駅経由に運転経路を変更する。このため、30〜40分の遅れが見込まれる。
【大阪⇒北陸方面】サンダーバード17号(大阪駅11時42分発)〜33号(大阪駅17時12分発)まで
【北陸方面⇒大阪】サンダーバード18号(大阪駅13時37分着)〜36号(大阪駅19時07分着)まで
 また、下りの特急サンダーバードの2本に折り返し遅れが出ている。サンダーバード25号(富山行き) は約20分遅れで出発。米原経由のため到着時間は50〜60分遅れとなる。サンダーバード27号、31号も同様に約20分遅れで出発した。35号は30分、39号は20分、41号は30分遅れで出発した。

15/01/16

■琵琶湖の微生物を巨大アートに 成安造形大准教授が制作(京都新聞電子版)
 琵琶湖に生息するプランクトンに魅せられ、それをモチーフにした鉄の巨大なアート作品を、成安造形大(大津市)の准教授が作り続けている。3年前に作ったプランクトンの一種「イカダモ」のモニュメントは大学内の琵琶湖を望む場所に置かれ、水中から突如上陸したエイリアンのように静かにたたずんでいる。
 宇野君平さん(40)。2012年春、作品のモチーフ探しのため訪れた琵琶湖博物館(滋賀県草津市)で何気なく顕微鏡からプランクトンをのぞいた。「形が宇宙船のようで映画のスターウォーズの世界みたい」と衝撃を受けた。紙でいくつかの種類を試作。通常4個の細胞で構成し、細長いとげを持つイカダモを選んだ。
 体長は0・01〜0・03ミリ前後。ミクロの世界に生きる微生物を、同博物館発行の図鑑を基に約2カ月がかりで高さ3・6メートル、幅8メートル、奥行き1・2メートルの巨大なモニュメントに仕立てた。琵琶湖固有種のビワクンショウモのレリーフも鉄で作り、その年に県立近代美術館(大津市)であった展覧会に併せて出展した。
 作品は昨年末に大学内のガーデンギャラリーに飾られた。道路からも見え、羽根を広げたような黄緑色の物体が異彩を放っている。「芸術家の仕事は、目に見えないものを見えるようにすること」と信念を語る。
 現在、3作目となるツヅミモの巨大彫刻の制作に取りかかっている。中央のくびれと二つの半円形が特徴の微生物で、試行錯誤を重ね模型を作り終えた。3月から和歌山県立近代美術館で開くグループ展に出品するため作業を進めている。
 プランクトンとの出会いをきっかけに琵琶湖博物館で毎夏、子ども向けのワークショップを開き、スケッチや粘土での立体づくりを教えている。多様で美しく、生命の起源であるプランクトンに「好奇心を持ってほしい」との願いからだ。
 創作活動を通じて謎の多い琵琶湖の微生物の世界に触れ、感じることがある。「アートは意味づけをして理屈を付けるものだが、プランクトンは本当に分からないことだらけ。それが魅力だから作ってみたくなります」

15/01/15

■大阪でフィッシングショー 2月7、8日(紀伊民報AGARA)
 釣り具メーカーなど145社が出展して5万人以上の来場が見込まれる「フィッシングショーOSAKA2015」が2月7、8日の午前9時〜午後5時、大阪市住之江区のインテックス大阪3号館と6号館で一般公開される。入場料は一般1400円(前売り1200円)、中学生以下は無料。大阪釣具協同組合主催。
 うきうきイベントホールとなる3号館では「こどもお祭り広場」と銘打って楽しいゲームが用意される。ぶるぶると震える魚の形をしたぬいぐるみを釣り上げる「釣り堀ゲーム」(1回200円)や「福袋釣り」(同)「キンギョすくい」(同)などがあり、家族連れでも1日楽しめる。
 お楽しみ大抽選会は、抽選券付き手提げ袋(500円)を購入するとくじを1回引くことができる。空くじなしで釣り具や電化製品などの景品が当たる。恒例の釣り具即売会や体験魚拓教室、フィッシングスクール、救命胴衣無料点検、マグロ解体の実演などもある。
 前売り券はローソンやファミリーマートなどのコンビニエンスストアで買うこともできる。問い合わせは、大阪釣具協同組合(06・6531・0987)へ。

■米FRB、原油安の影響に懸念も 景況報告を発表(47NEWS)
 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は14日、全米12地区の連邦準備銀行の昨年11月中旬から12月下旬にかけての景況報告(ベージュブック)を発表した。エネルギー関連産業の多いダラス地区が原油価格の下落に伴って「成長がやや鈍った」とするなど、地元経済への影響に懸念が示された。
 一方で、ガソリン安に後押しされて消費が拡大した例も報告され、FRBは経済活動が大半の地区で「緩慢」か「緩やか」なペースで拡大したと評価した。「今後数カ月で成長がやや加速する」と予想した調査先が大部分を占めた。

■ガソリン、2年5カ月ぶり安値 25週連続下落(47NEWS)
 経済産業省資源エネルギー庁が15日発表した13日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、5日の前回調査より2円60銭安い142円60銭だった。原油価格が下落しているためで、2012年8月13日以来、2年5カ月ぶりの安値となった。
 値下がりは25週連続。比較可能な1990年以降で、最長の下落期間である06年9月からの25週に並んだ。
 灯油は、18リットル当たりで42円値下がりして1608円だった。1リットル換算で89円30銭となり、約2年5カ月ぶりに90円を下回った。
 調査した石油情報センターは、来週も値下がりが続くと予測している。

■レギュラーガソリン、前週比2.6円安の142.6円…2年5か月ぶりの低水準(Responce)
資源エネルギー庁が1月15日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、1月13日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から2.6円下落し、1リットル当たり142.6円となった。
レギュラーガソリンの値下がりは26週連続で、143円を下回るのは2012年8月13日以来、約2年5か月ぶり。1か月前と比較し9.8円安となるなど、価格の下落が加速している。
地域別では、近畿で3.3円、四国で3.1円、北海道で2.9円、中部で2.7円、中国で2.6円、東北と九州・沖縄で2.4円、関東で2.1円と、全エリアで大きく値を下げた。
ハイオクガソリンは2.5円安の153.5円、軽油は2.4円安の123.3円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、1月15日のレギュラーガソリンの全国平均価格は130.1円/リットル、ハイオクは141.9円/リットル、軽油は109.0円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■ガソリン価格2円60銭安で142円台に 2年5カ月ぶり安値、25週連続下げ(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が15日発表した13日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週(5日)と比べ2円60銭安い142円60銭で、約2年5カ月ぶりの低水準となり、全47都道府県で一斉に値下がりした。値下がりは25週連続で、過去最長タイ記録。47都道府県の一斉値下がりは5週連続となった。
 世界経済の減速懸念や米国のシェールオイルの生産増などを背景とした原油安が進み、元売り各社が卸価格を引き下げているのが主な要因。原油価格は下落が続いているため、調査を行う石油情報センターは「来週以降も値下がりが続く」とみており、過去最長記録を更新する見通しだ。
 都道府県別の値下がり幅は福井の5円10銭が最大で、高知の4円90銭、岡山の4円60銭、京都の4円40銭が続いた。
 軽油は123円30銭、灯油は89円30銭だった。

15/01/14

■菜の花と比良山系の冠雪、競演 滋賀(京都新聞電子版)
 早咲きの菜の花「カンザキハナナ」が、滋賀県守山市今浜町の第1なぎさ公園で見ごろを迎えている。黄色い花と、琵琶湖対岸の比良山系の白い冠雪が、見事なコントラストを描いている。
 同公園の花畑約4千平方メートルに約1万2千本のカンザキハナナが栽培されている。管理する市シルバー人材センターによると、昨年末から咲き始め、開花ペースは例年並み。現在は五分咲きで、2月末ごろまでが見ごろという。
 比良山系をバックに黄色い花が風に揺れる早春の風景を撮影しようと、花畑は写真愛好家や観光客らでにぎわっている。大津市里から訪れた平尾隆さん(66)と妻の和子さん(65)は「雪山と菜の花が一緒に撮れる場所はここぐらい」と、盛んにシャッターを切っていた。入場無料。

15/01/13

■ピエリ守山は“廃墟モール”から復活できる? 来店客の評判は(NIKKEI TRENDY)
 2014年12月17日にリニューアルオープンした、滋賀県守山市の大型商業施設「ピエリ守山」が順調なスタートを切っている。
 オープン初日は平日にもかかわらず、施設前に約2000人が並び、約4万3000人が来店。以降も大勢の客で賑わい、特に「ZARA」「ジーユー」「クリスピークリームドーナツ」「バーガーキング」などが人気を集めた。来店手段はクルマが7割以上を占めると見られるが、地元はもちろん京都ナンバーのクルマも多く、懸念されていた琵琶湖以西からの集客も順調なようだ。
 京都市左京区からクルマで来たという30代ファミリーは「京都にはオールドネイビーの店がない。普段は滋賀竜王のアウトレットで買っているが、以前からピエリのオープンが待ち遠しかった。またゆっくり来たい」とにこやかに話す。
 京都市伏見区からクルマで1時間かけて来た母娘連れも「イオンモール草津や三井アウトレットパークにもよく行くが、ピエリ守山にはH&Mが入っているので来た。河原町にもH&Mの大型店がオープンしたが、駐車できないのでこっちのほうが便利」という。
将来的には温浴施設やホテルを作る構想も!
 ピエリ守山は琵琶湖湖畔に建ち、風光明媚な立地にあるのも強み。館内の飲食店やテラスからは琵琶湖大橋や対岸の比叡山、比良山地の山並みを望め、四季折々の景色が楽しめる。
 オープンに際して守山市の宮本和宏市長は「この地はかつて昭和天皇が宿泊した由緒あるホテルがあった景勝地。守山の繁栄の象徴の地に、再び中核施設がオープンしたことは地元にとって明るいニュースと喜んでいる。地方再生の先駆けとなるよう多くの客で賑わってほしい」と期待を寄せた。
 また、再開発を手がけた不動産会社サムティの森山茂会長も「湖畔の立地を生かし、従来のSCとはまったく趣の異なるものを作った。ようやく復活できたが、これからがはじまり。二度と灯を消さないよう、もっとバリューを上げたい。将来的には温浴施設やホテルを作ることも考えている」と、抱負を語った。
 オープニングセレモニーには、ピエリ守山のオリジナルキャラクターも登場。一見、華々しい幕開けとなったが、実は来店客の目にも明らかな不安要素が館内のあちこちに残ったままだ。
 バーゲンシーズン直前の開業は見切り発車の感も否めず、オープン景気がいつまで続くのかすら予測できない。“明るい廃墟”と揶揄(やゆ)されたことで一躍有名になったピエリ守山だが、本当に汚名返上できるのか。 「“廃墟モール”ピエリ守山が改装オープン、なぜ海外人気ブランドが続々出店?」に続き、オープン直後の施設の中身を詳しくレポートする。
国内セレクトショップがない!? ファストファッションには長蛇の列
 まず注目は、リニューアルオープンの目玉でもある1・2階中央の外資ファストファッションゾーン。H&Mをはじめ、ZARAや「GAP」など海外の人気SPAブランドが集積し、全店舗面積の3分の1を占めるという一大ゾーンだ。サーキットモールのど真ん中にGAP、ZARA、H&M、オールドネイビーが大型店を構え、左右どちらの通路からも出入りできる施設構造になっている。
 なかでもH&MとZARAは店内にエスカレーターとエレベーターを設けた2層のメゾネットタイプで、商業施設のテナントとしては国内最大級の広さ。2階からも出入りできるので、そのシャワー効果で買い物客の回遊性向上を狙う。インディテックスグループは初めて、ZARAと姉妹ブランドの「ストラディバリウス」「ベルシュカ」が隣接して出店。サムティの森山会長が「心斎橋か表参道を持ってきた」と豪語する通り、1階東側の通路には都心の商業ビルに引けを取らない売り場が広がっている。
 ピエリ守山と競合するイオンモール草津や三井アウトレットパーク滋賀竜王をも凌駕(りょうが)するこのゾーンにはオープン初日、大勢の客が押し寄せていた。H&Mとオールドネイビーでギフトカードなどが数量限定でプレゼントされたため、それぞれ500人ほどが開店前に殺到。その後もレジ待ち客が長蛇の列を作るなど、人気の高さをうかがわせた。
 飲食ゾーンに海外の人気ブランドが出店しているのも見逃せない。2007年に日本上陸し、国内に87店舗を展開する世界第2位のハンバーガーチェーン「バーガーキング」のほか、2010年に日本再上陸した米国発プレッツェルチェーン「アンティ・アンズ」、そして米国発の人気ドーナツチェーン「クリスピー・クリーム・ドーナツ」が滋賀1号店をオープン。それぞれイートインスペースを備え、琵琶湖サイドに店を構えるバーガーキングでは景色も同時に楽しめる。
 一方、ピエリ守山には大手ショッピングモールに出店している国内の常連ブランドがきわめて少ない。2階に「ジーユー」の大型店、1階に「アズール・バイ・マウジー」がレディス、メンズ、キッズを展開するほかは、クロスカンパニーの「セブンデイズ サンデイ」とバロックジャパンの「ロデオクラウン・ワイルドボウル」が滋賀初出店、マルキュー系の「リズリサ」「ロイヤルパーティ」が関西初出店。カジュアル専門店「ライトオン」「マックハウス」は県内に複数店展開しているため、別業態や店名を変えて出店している。ただし、セレクトショップ系のテナントは1店舗もない。
 これについてサムティは「競合他店と差別化を図るため」と説明するが、国内の大手アパレルが二の足を踏んだのではないかと思われる。海外ブランドと異なり、国内ブランドは一度失敗したショッピングモールへの出店に慎重だ。「外資は並びのブランドやマーケット規模、立地で出店を決めるが、国内企業は評判を気にする。不評のショッピングモールに出店するのはなかなか決裁が下りないのでは」と業界関係者は明かす。
ショッピングモールでは珍しい屋内動物園「めっちゃさわれる動物園」
 ファストファッションゾーンの次に注目したいのが、屋内動物園の「めっちゃさわれる動物園」。名称通り、動物と直接触れ合える施設で、市内を拠点に移動動物園を運営する「堀井動物園」が開設した初の常設動物園だ。
 ジャングル風に演出した園内では鳥類や爬虫類のほか、ワニやライオンなどの猛獣も飼育しており、フクロウやインコ、トカゲなどには気軽に触れられる。料金は高校生以上1000円、小人600円、0〜2歳は無料と手ごろ。「閑散としていた時期にも子供を遊ばせるためによく来店していた」(草津市の30代女性)という家族連れが少なくないことから、人気を集めることだろう。ショッピングモールの屋内に常設動物園が開設されるのも珍しい。
 ショッピングモールの最近のトレンドとして、地域特性や立地環境に合わせ、モノだけでなくコト消費を狙った施設づくりがある。ピエリ守山でも、リゾート立地を生かしてアウトドア体験施設を導入し、競合施設との差別化を図る。
 まずフットサル施設運営のJFCが展開するF.C. JATSスタジアム「フットサルポイント」を導入し、屋外に人工芝のフットサルコート3面を開設した。2015年春にはバーベキュー施設も併設される。
 さらに、2015年4月にはフィールドアスレチック施設「びわこスカイアドベンチャー」(仮称)も開業する。約8381平方メートルの敷地に高さ4メートルと8メートルのアスレチックコースと、琵琶湖を眺めながら滑走するジップライン、8メートルの高さからダイブするミニジャンパーも登場する予定だ。
 また、館内の琵琶湖側にはカフェや飲食スペースを設けており、2階のテラス席では琵琶湖の自然を感じながら食事を楽しめる。行楽シーズンには地元客だけでなく、観光客の集客も見込めるだろう。
優先すべきは、地元客の信頼回復
 琵琶湖畔を代表する風光明媚な立地に人気の海外ブランドの集積、触れ合い動物園や体験型アウトドア施設の導入と、廃墟から復活したピエリ守山には話題が多い。これまでの経緯を間近で見守り、店舗が次々と撤退していくなかでも足を運んでいた地元客にとっては待望の再オープンとなった。
 京都市の30代夫婦は「前回の開業時はタイミングが悪かったのでは。面白い店があれば客は来ると思う。子供を連れてクルマで遊びに来るには便利だし、有料の琵琶湖大橋を渡ってでもまた来たい」と好意的。イオンモール草津のある草津市から来た若い家族も「洋服はイオンモールか三井アウトレットパークで買っていたが、今日はオールドネイビーを見にきた。もう少し落ち着いたら、ほかの店も見に来たい」と話す。
 一方、立地やテナントに対する厳しい意見も聞かれた。大津市の40代主婦は「ここは場所が悪いので、わざわざ来る感がある。イオンモールやアウトレットの近くにあればついでに行く気になるが、気軽には来られない」、またH&M目当てで来店した京都市の女性も「イオンモール京都桂川や三井アウトレットパークは飲食が充実しているのでよく行くが、ここは店数自体少ない。以前からそうだが、アウトレット店や倉庫みたいな店もあり、イメージが悪い」と話す。
 実際、館内にはシャッターが閉まったままの区画が目立つ。約140店舗のうち、2015年春オープン予定のテナントは9店舗、期間限定店が5店舗、交渉中も含めて空白の区画が約13区画。営業中の店舗のなかにも簡単な什器に商品を並べただけの、通常のショッピングモールにはあり得ない店舗も見受けられる。運営者側の話によると「テナントは順次入れ替えていく。不足している業種にもアプローチし、2015年のゴールデンウィークまでには全店オープンする予定」という。様子見だった国内の大手アパレルとも交渉中のようだ。
 それでも、一度裏切られたという思いを抱く地元客の不安はぬぐえない。「以前も近日オープンの張り紙がしてあったが、オープンせずそのまま閉館になった。今回もホンマかなって思う。2階はテナントの顔ぶれがあまり変わっていないし、フードコートも期待外れ」と、30代夫婦は肩を落とす。そして「滋賀にはこれくらいのゆるい感じが合ってるのかなと」と苦笑いしていた。
 ショッピングモールは買い物や飲食の場としてだけでなく、遊びや憩いの場としてあるいは地域コミュニティの場として、地元に根ざした存在であることが求められている。“脱・廃墟”をめざし、再オープンしたピエリ守山にとって、まず最優先すべきは地元客の信頼回復だ。再び失望感を与えないためにも、魅力あるテナントを早期に導入し、全館レベルで楽しめる施設づくりが急がれる。

■琵琶湖に魚増えるためには 最新の研究発表(asahi.com滋賀)
 生き物を育む琵琶湖を取り戻そうと、研究成果を発表する「淡海の未来を拓(ひら)く〜試験研究機関の挑戦〜」が12日、草津市下物町の琵琶湖博物館であった。アユやホンモロコを通した琵琶湖の現状についての報告があり、約100人が聴き入った。
 最新の研究を知ってもらおうと毎年開催。今回は、昨春にそれぞれ魚や水質、農業などを中心に研究してきた県内8機関が連携して課題を解決する「琵琶湖環境研究推進機構」が新設されたことから、機構のテーマ「在来魚介類のにぎわい復活」に沿った取り組みを紹介した。
 琵琶湖博物館の藤岡康弘・上席総括研究員は100年以上にわたる漁獲量の変化をまとめ、どうすれば魚を増やせるかと問題提起した。統計が残る主要10種類を比較し、「琵琶湖の漁獲量は(窒素やリンが増えて)富栄養化した1960〜80年代に増え、現在は明治時代と同程度まで減り、種類も大幅に減った。原因は種類によって異なり、それぞれの原因に応じた対策が必要だ」と指摘した。

15/01/12

■美鈴湖 ワカサギ釣れた! 松本 約20年ぶりの復活に歓声(信毎Web)
 外来魚などの影響で20年ほど途絶えていたワカサギ釣りが2日に解禁された松本市三才山の美鈴湖が、釣りファンでにぎわっている。中には1日で300匹を釣り上げる人もおり、「また釣れた!」と歓声も。3連休初日の10日は家族連れなど50人以上が訪れた。
 美鈴湖は標高1千メートルにあり、すでに全面結氷。しかし、まだ氷の厚みが足りないため、釣り人は3カ所の浮桟橋から糸を垂らした。8日に小学校3年生の孫と訪れた松本市蟻ケ崎の長岡弘さん(67)は「子どものころ、友だちと2時間かけて歩いて来て、スケートをして疲れたらワカサギ釣りをした」と昔を懐かしみながら次々と釣り上げていた。
 美鈴湖は1970年代までワカサギの穴釣りの名所だったが、外来魚にワカサギが食べられるなどした影響で釣れなくなった。湖での営業権を持つ「ウテナ荘」(小沢源司代表)が2012年にワカサギ復活を決意して、約2千万粒の卵をふ化させて稚魚を放流。刺し網、投網などで外来魚の駆除を徹底する一方で、毎年稚魚の放流も続けた。当初は効果が出なかったが、ようやくこの冬からワカサギが釣れるようになった。
 「一時はあきらめかけたが、釣れるようになって本当によかった」と小沢代表。「まだワカサギの数が少ないので、本格的な復活に向け、さらに取り組みを続けたい」としている。
 今後の冷え込みで厚さが15センチ以上になれば氷上での穴釣りも解禁する予定。営業時間は午前7時〜午後4時まで。大人1日千円で小学生以下は無料。2月中旬ごろまで楽しめそうという。[写真・文 吉沢正志]

■ワカサギ釣り、20年ぶりに復活 松本の美鈴湖(asahi.com長野)
佐藤孝之
 湖面が凍った松本市三才山の美鈴湖で、約20年ぶりにワカサギ釣りができるようになった。繁殖した外来魚に食べられるなどして姿を消したが、湖畔のウテナ荘(小沢源司社長)が数年前から、冬の風物詩の復活に取り組んできた。11日は約70人が氷に開けた穴に釣り糸をたらし、プルプルッと伝わるあたりを楽しんだ。
 美鈴湖は農業用のため池で、1990年代前半まで結氷するとワカサギ釣り客でにぎわった。その後、湖水を抜いた改修工事やブラックバスなどの外来魚が増えた影響でワカサギはほぼ全滅した。ウテナ荘はヘラブナとバス釣りをメインに営業してきた。
 だが地元には「昔のワカサギ釣りは楽しかった」との声が根強いことから、小沢社長はワカサギ釣りの復活を決意。2012年から毎年2千万粒の卵を諏訪湖漁協から購入し、孵化(ふか)に挑んできた。13年にはルアーでのバス釣りを禁止。県水産試験場の協力も得て、外来魚の駆除も進めてきた。

15/01/10

■「諏訪湖パール」第1号 直径3、4ミリの真珠初確認(信毎Web)
 水質浄化の働きがある二枚貝イケチョウガイを使い、諏訪湖で真珠養殖に取り組む諏訪地域の環境団体「諏訪湖クラブ」が、湖で育てた貝の中に小さな真珠が二つあるのを9日までに見つけた。2011年の養殖開始以来、真珠が確認されるのは初めて。共に直径3〜4ミリと小粒だが、実験を担当した信州大山岳科学研究所の宮原裕一准教授(48)は「計画が一歩前進した。『諏訪湖パール』第1号ができた」と喜んでいる。
 イケチョウガイは琵琶湖水系の固有種。浄化能力が高く、淡水真珠養殖の母貝にも使われる。諏訪湖では、湖水の浄化を進めつつ、得られた真珠を化粧品に配合するなどの構想を描き、11年に養殖がスタート。貝の中に、真珠の核になる貝の身の一部を入れた上で湖内のいけすなどに放流。現在は60余の個体を育てている。
 今回の真珠は、11年3月から育ててきた二つの貝の中に一つずつあった。昨年12月上旬、貝に核を入れ直す作業をしていたところ、たまたま発見。作業は、貝が弱ってしまわないよう殻を極力開かないため、ほかにも真珠ができた貝が見つかる可能性があるという。
 ただ、真珠が見つかった貝のうち一つは、昨年12月下旬に死んでしまった。当面はもう一つの真珠が大きくなるか見守る。ほかの貝は少なくとも3年間は養殖を続け、死んだ時点で随時、真珠の有無を確かめる。
 宮原准教授によると、真珠を大きくするには貝自体の成長が不可欠だが、今回真珠が見つかった貝は、養殖開始から3年余で1〜2センチしか大きくなっていなかった。通常の淡水真珠養殖は3〜4年で、諏訪湖ではもっと長い時間が必要といい、今後は餌となるプランクトンの確保などが課題になりそうだ。
 宮原准教授は「ひとまず、よく真珠をつくってくれた。養殖に時間がかかるが、諏訪湖のシンボルになるよう研究を続けたい」としている。

■水質悪化の中国・洞庭湖を滋賀県の技術で「第二の琵琶湖」に(産経ニュース)
 水質の悪化が深刻な中国・湖南省の洞庭湖一帯で、水質改善や農業推進を目指す滋賀県と同省の連携プロジェクトが始動した。今年から3カ年計画でプロジェクトを進め、県が琵琶湖で蓄積した水質改善の技術や環境保全型農業のノウハウなどを同省に提供。県庁を訪れた湖南省視察団は「洞庭湖を第二の琵琶湖にしたい」と期待している。
 滋賀県と湖南省は、ともに大きな湖がある縁で昭和58年に友好協定を締結。協定締結から30周年を迎えた平成25年には、環境保全や農業技術分野での相互交流を進める覚書を交わした。今回のプロジェクトは、この覚書に基づいて実施される。
 洞庭湖は面積2820平方キロと、琵琶湖(670平方キロ)の4倍以上の広さを持つ。湖岸や湖につながる河川一帯の経済発展に伴い、工業排水や農業排水などのために水質汚染が進み、漁業などにも深刻な影響が出ている。
 一方、琵琶湖では、工業排水や生活排水が原因で昭和50年代に赤潮が発生するなど水質悪化が深刻に。これを受け、湖を守る県民運動が高まり、県は赤潮の原因となる「リン」を含んだ合成洗剤の販売・使用を禁止することなどを盛り込んだ「琵琶湖条例」を制定。下水道の整備も進め、水質の改善に成功した。
 プロジェクトでは、湖南省が今年から3年間、洞庭湖周辺にある3つの農村をモデル地区に指定。滋賀県の技術導入を図りながら、下水の浄化や、農業排水を循環利用したり肥料や農薬を軽減させたりする環境保全型の農業の普及に取り組む。モデル地区で成果が上がれば、湖全体にこの取り組みを広げる方針だ。
 今月5日に県庁を訪れた湖南省の視察団は、洞庭湖周辺の現状や課題について説明。県側からも、琵琶湖でのさまざまな取り組みについて話した。視察団は9日まで滞在し、県内の浄水施設や農業排水の循環利用システムなどを見学した。
 湖南省の担当者は「琵琶湖での経験やノウハウのうち、洞庭湖に合うものを探し、中身のあるプロジェクトにしたい」と話した。視察団への説明役を務めた県琵琶湖環境科学センターの青木幸一副センター長も「3年後に成果が出るよう一緒に頑張りたい」と意気込んでいる。

15/01/09

■春にかけ終息か=エルニーニョ現象−気象庁(jiji.com)
 気象庁は9日、太平洋赤道域東部の海面水温が平年を上回るエルニーニョ現象が続いているとみられるが、春(3〜5月)にかけて終息に向かう可能性が高いと発表した。昨年12月の日本や世界の天候への影響は、はっきりしなかったという。
 監視海域の海面水温は昨年の4月から基準値を上回り、夏に弱いエルニーニョ現象が発生したと推定される。しかし、プラス幅は11月に1.0度まで拡大した後、12月は縮小に転じて0.9度となった。

■真冬の琵琶湖で心身鍛える 滋賀大空手道部が寒稽古(産経ニュース)
 真冬の琵琶湖で心身を鍛える滋賀大空手道部の寒稽古が8日、彦根市松原町の松原水泳場でおこなわれた。男女部員14人が寒空の下、冷たい水に浸(つ)かりながら掛け声とともに突きなどの「形」を繰り出した。
 半世紀以上続く同部の伝統行事。部員らは同市馬場の大学キャンパスから約1キロを走って湖岸に到着。突きや蹴(け)りなどでウオーミングアップしたあと水に入り、腰まで浸かる辺りで円陣を組み、突きを繰り返して気合いを入れた。
 引き続き、新成人部員が抱負を叫びながら湖に飛び込む恒例行事もおこなわれ、3人が挑戦。このうち女子部員は「男子に負けないくらい強くなる」と叫んでいた。
 彦根地方気象台によると、この日の彦根の最高気温は5・6度(平年7・2度)。稽古を終えた部員らは岸に上がると、冷えた体をたき火で暖めていた。

■荒波に負けず琵琶湖で気合 滋賀大空手道部員ら寒稽古(ChunichiWeb滋賀)
 滋賀大空手道部の寒稽古が8日、彦根市松原町の琵琶湖であり、寒空の中で湖水に腰までつかった学生たちが気合を入れて心身を鍛錬した。
 部伝統の新年行事で、今年は1〜4年の男女部員14人に加え、合気道部の3人も参加。OBやマネジャーの部員たちが見守る中、松原水泳場の砂浜で準備運動し、横一列になって正拳突きをしながら荒波の湖へ歩を進めた。
 部員らは沖合10メートル付近で円になり、「エイッ、エイッ」と勇ましい掛け声を発しながら1人10回ずつ再度拳を突いた。3年の勝間勇介主将(22)は「波が高く3年間で一番厳しい稽古だったが、気が引き締まった」とすがすがしい表情で話した。
 稽古に続いて新成人の部員3人が、「1年間健康に過ごす」「もう少し精神的に大人になる」「男子に負けないくらい強くなる」と、参加者を前に誓いを立てて勢いよく湖に飛び込んだ。
 彦根地方気象台によると、稽古時の気温は4.4度。身を震わせて浜に上がった部員らはたき火で体を温めていた。(曽田晋太郎)

■滋賀大空手道部などが琵琶湖で寒稽古(asahi.com滋賀)
 彦根市松原町の松原水泳場で8日午後、滋賀大学経済学部の空手道部員と合気道部員が恒例の寒稽古(かんげいこ)をした。1〜3年生の部員17人が、寒風の中、大きな波の寄せる琵琶湖に入り、掛け声とともに突きの型などを繰り返した。
 50年以上続く行事。この日は晴れたが、午後1時過ぎの気温は5・6度(彦根地方気象台調べ)。部員たちはたき火で体を温めた後、2回にわたり腰の深さまで湖水に入り、円陣を作って声を上げた。最後に新成人が1人ずつ誓いの言葉を叫んで水に飛び込んだ。空手道部1年生の本後圭太郎さん(19)は「すごく寒かった。波も強く、流されそうだった」と話していた。

15/01/08

■中国の湖水質改善へ、琵琶湖の環境保全ノウハウ(YomiuriOnLine)
 滋賀県は友好協定を結ぶ中国・湖南省とともに、稲作の起源地とされる長江流域の洞庭湖で、滋賀の排水処理技術など環境保全のノウハウを導入するプロジェクトを始めることになった。
 洞庭湖は琵琶湖の約4倍、約2600平方キロ・メートル。周辺は穀倉地帯だが、汚水処理設備が発達しておらず、近年、農地用の埋め立て拡大などで農業排水が流入し、生活排水でもリンが増えるなど水質が悪化している。漁獲量が減り、カワイルカなどの希少生物も減少傾向にあるという。
 県と湖南省は1983年に協定を結び、官、民で様々な交流を続けている。湖南省が洞庭湖の保全事業を企画し、琵琶湖の水質を改善した実績のある県に、参画を依頼した。事業費約1億円は中国政府が負担。県側は、琵琶湖環境科学研究センター(大津市)を窓口に助言や協議する。県内企業にとっては、技術や設備を中国に広めやすくなるといった効果が期待される。
 今後、モデル地区に農村2か所を選定。水質悪化の一因となる肥料の散布量を抑えるため、肥料を土中に植え付ける田植え機や、生活排水の浄化槽を滋賀から紹介し、効果を検証するという。
 5日から湖南省・中南林業大の趙運林副校長ら8人が県を訪問。さっそく琵琶湖の水質改善の歴史や洞庭湖の現状について、県の担当者と意見交換した。9日まで県内に滞在し、県農業技術振興センターや農地を視察する。
 趙副校長は「双方の専門家の協力によって円満な成功を祈る」とあいさつ。内藤正明・同研究センター長も「プロジェクトが中国での先進的事例になり、環境と経済が両立した発展につながれば」と述べた。(小野圭二郎)

15/01/07

■ガソリン店頭価格 24週連続値下がり 原油価格下落で(産経ニュース)
 世界的な原油価格の下落が、ガソリンなど石油製品の国内店頭価格にも反映されている。経済産業省資源エネルギー庁が7日発表した、5日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前回(昨年12月22日)より3円90銭安い145円20銭。24年8月以来、約2年4カ月ぶりの低水準となった。
 値下がりは24週連続で、47都道府県すべてで4週連続の値下がりとなった。足下の原油価格の下落が続いているため、調査を行う石油情報センターは「来週以降も値下がりが続く」とみている。
 都道府県別で最も安いのは埼玉の138円80銭で、最も高いのは高知の155円。値下がり幅は秋田の5円80銭が最大で、群馬の5円60銭、香川の5円50銭、福島の5円40銭が続いた。
 軽油は125円70銭で24週連続、灯油も91円70銭で19週連続の値下がりなった
 一方、7日の東京商品取引所の中東産原油先物相場は欧米原油安を受け、大幅続落し、取引の中心となる6月決済物は節目の4万円を割り込んだ。中心取引ベースで4万円の大台を割ったのは平成22年9月以来約4年4カ月ぶり。清算値は前日比2040円安の1キロリットル当たり3万9450円だった。

■レギュラーガソリン、2012年11月以来の145円台…1か月で10円下落(Responce)
資源エネルギー庁が1月7日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、1月5日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は2週間前の調査から3.9円下落し、1リットル当たり145.2円となった。
レギュラーガソリンの値下がりは25週連続で、145円台は2012年11月26日以来、約2年1か月ぶり。1か月前と比較し10.1円安となるなど、価格の下落が加速している。
地域別では、東北で4.8円、四国で4.3円、関東と中部で4.1円、北海道で4.0円、中国で3.8円、九州・沖縄で3.5円、近畿で3.4円と、全エリアで大きく値を下げた。
ハイオクガソリンは4.0円安の156.0円、軽油は3.6円安の125.7円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、1月7日のレギュラーガソリンの全国平均価格は133.8円/リットル、ハイオクは144.4円/リットル、軽油は112.8円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■NY原油急落、終値47ドル台 5年8カ月ぶり安値(47NEWS)
【ニューヨーク共同】6日のニューヨーク原油先物相場は、根強い需要低迷懸念から4営業日続落し、指標の米国産標準油種(WTI)2月渡しの終値は前日比2・11ドル安の1バレル=47・93ドルと約5年8カ月ぶりの安値に急落した。
 このところの株価下落で原油安が世界経済に及ぼす悪影響が急速に意識される中、7日に発表される米週間石油統計は在庫の増加を示すとの見方から、売り注文が広がった。
 市場関係者は「需給が緩んだ状態が当面続くとの見方が多い」と話しており、価格の下落に歯止めがかかる兆しはみえない。

15/01/06

■菜の花:琵琶湖岸、黄色に染まった公園(毎日jp)
 滋賀県守山市の琵琶湖岸で、早咲きの菜の花「カンザキハナナ」が見ごろを迎え、一面を黄色く染めている。同市の「第1なぎさ公園」には、約1万2000本のカンザキハナナが植えられており、対岸に冠雪した比良山系の山並みが望めることから、アマチュアカメラマンや家族連れらが盛んにカメラに収めていた。
 菜の花が植えられ始めたのは1995年からで、市シルバー人材センターの会...

15/01/03

■滋賀県内各地で大雪 イベント中止相次ぐ(京都新聞電子版)
 滋賀県内は元日から大雪に見舞われ、大津市内では2日、幹線道路などの渋滞や新春イベントの中止が相次ぐなど、市民生活に影響が出た。

 15センチの積雪を記録した大津市では、名神高速道路の通行止めが同日午後に解除されると、大津インターチェンジへ続く周辺の県道や国道で、帰省客とみられる他府県ナンバーなどの車が渋滞の列をつくった。
 新年恒例の催しも相次いで中止となった。毎年、1千人近い市民ランナーが集う「新春びわこ健康マラソンIN大津なぎさ」(同実行委、京都新聞主催)は会場のなぎさ公園の積雪で取りやめとなった。
 瀬田川に多彩なボートが並ぶ「新春初漕ぎ会」も、漕艇場周辺の凍結などを考慮し中止となった。

■雪で年明け大荒れ 交通や人出に影響(ChunichiWeb滋賀)
 全国的に大荒れの天気となった二〇一五年の年明け。県内でも強い冬型の気圧配置となり、全域で積雪があった。交通網が打撃を受け、初売りなどの人出にも影響した。
 彦根地方気象台によると、三日昼前まで全域で雪が降り続く。二日午後から、北部のほぼ全域と東近江市に大雪警報を発令している。
 同日午後四時現在の二十四時間降雪量は、長浜市余呉町柳ケ瀬で四七センチ、米原市朝日は三九センチ、高島市今津町弘川で三一センチ、彦根市城町で二五センチ。県内九カ所全ての観測地点で氷点下となり、東近江市桜川東町と甲賀市土山町で今季最低を記録した。
 この影響で一日夜から二日にかけ、名神高速道路の養老ジャンクション(JCT)−米原JCT間の下り線、栗東インターチェンジ(IC)−京都東IC間の上下線、新名神高速道路の亀山JCT−草津JCT間の上下線、京滋バイパスの瀬田東IC−宇治西IC間が九〜二十二時間にわたり通行止めになった。
 県警高速隊によると、二日午後五時半現在、高速道路で雪による事故が二十件。三日以降はUターンラッシュが本格化するとみられるが、中日本高速の担当者は「二日夜の積雪でさらに影響が出る可能性もある」とした。
 鉄道は一日午前九時五十分ごろ、高島市マキノ町のJR湖西線の架線が凍った影響で、普通電車が三時間ほど立ち往生。風雪による遅延も目立った。
 県によると、県内では雪による目立った被害はないが、大津市で予定されていたボートの初こぎなど一部のイベントは中止に。同市の商業施設の男性店員は「客数が前年比で二割ほど少ない。雪の影響が大きい」と肩を落とした。(山内晴信、河辺嘉奈子、安永陽祐、中村千春)

■県内で元日から大雪 交通混乱、イベント中止も(asahi.com滋賀)
 元日から2日にかけて、県内全域は大雪に見舞われた。長浜市余呉町柳ケ瀬では最大134センチ、米原市43センチ、彦根市29センチと、各地で今季最高の積雪を記録。大津市など南部でも正月早々から交通が乱れた。
 名神高速道路や新名神高速道路などでは、積雪によって通行止めになった区間が相次いだ。新名神の金勝山トンネル付近では、長時間にわたって車が滞留し、30代の男女4人が体調不良を訴え、病院に搬送された。
 西日本高速道路は2日未明、改正災害対策基本法に基づき、新名神高速と名神高速、京滋バイパスの3区間計93・5キロを車の強制移動ができる区間に指定。乗用車やオートバイなど7台を移動した。県警高速隊によると、1日午前8時半〜2日午後5時に県内の高速道路で計44件の軽傷、物損事故があった。

15/01/02

■大雪「通行止め」相次ぐ、京都・滋賀の高速道路 Uターンラッシュに影響も(産経ニュースWEST)
 強い冬型の気圧配置に伴う雪の影響で、関西の各高速道路は1日夜から2日にかけ、名神高速の京都東IC(インターチェンジ)−栗東IC間など、京都府や滋賀県で通行止めが相次いだ。雪による通行止めは3日にかけて続くと予想されており、Uターンラッシュにも影響が出そうだ。
 2日午前9時現在の通行止め区間は、名神高速の京都東IC−栗東IC間と、米原JCT(ジャンクション)−養老JCT間、新名神高速の草津JCT−亀山JCT間。
 また、京滋バイパスの瀬田東JCT−宇治西JCT間、京都縦貫自動車道の長岡京IC−園部IC間でも通行止めが続いている。
 中日本高速道路は「気象予測をチェックし、やむえ得ず運転する場合は、冬用タイヤやタイヤチェーンの早めの装着を」と呼びかけている。
 大阪管区気象台によると、近畿では3日昼にかけ、北部を中心に大雪が予測されている。

15/01/01

■紀伊半島一周高速道実現へ 2015年度は2カ所44.3`供用開始(熊野新聞オンライン)
 国体開催の今年9月に向けて南紀田辺―すさみ間の近畿自動車道紀勢線で工事が進んでいる。那智勝浦道路の那智勝浦―太地(市屋)も同じく本年度内供用開始にむけて工事が進んでおり、紀伊半島一周高規格道路の実現に向けて、計44.3`が完成見込みとなる。
 大阪府松原市から三重県多気町に至る沿岸部の高速道路(延長約340`)は、観光や農林水産業の振興、地域経済活性化や大規模災害発生時の国道42号の代替道路など防災面でも期待される。未事業化区間は串本町サンゴ台―那智勝浦町市屋、熊野市久生屋町―新宮(新宮紀宝道路を除く)など約40`となる。
工事着手、事業化している主な高速道路
◎近畿自動車道紀勢線(南紀田辺―すさみ)
 紀の国わかやま国体開催の9月開通に向け、現在供用している南紀田辺インターチェンジ(IC)から延伸工事が進んでいる。延長約38`。ICは上富田、白浜、日置川、すさみ西、すさみを予定している(全て仮称)。田辺以北で進む4車線化工事と同様、完成は4車線を想定しているが国は2車線で暫定供用を開始したいとしている。
◎那智勝浦道路
 那智勝浦町市屋(太地IC)から新宮市三輪崎をつなぐ延長15.2`。うち新宮市三輪崎から那智勝浦町川関(那智勝浦IC)までの8.9`は2008年に供用を開始している。残す川関―市屋間6.3`は10年から工事着手しており、15年度の開通を目指して現在、工事の最盛期を迎えている。
◎すさみ串本道路
 すさみ町江住から串本町サンゴ台をつなぐ延長19.2`。南海トラフの巨大地震などで津波被害が予想される国道42号の代替路確保、救急医療施設へのアクセス困難地域の解消、産業振興を図り、2014年4月に事業化している。
◎新宮紀宝道路
 2013年5月に熊野川河口大橋を含めた新宮紀宝道路が事業化した。新宮市あけぼのから紀宝町神内までの延長2.4`(新宮0.8`、紀宝1.6`)。熊野川氾濫や巨大地震に備え、道路の複数確保、地域の高次医療施設の連携強化、慢性的な渋滞が発生している国道42号のバイパス機能を目指す。
◎熊野道路
 熊野道路は紀勢自動車道、熊野尾鷲道路と一体となった一般国道で、2014年度に事業化。南海トラフ巨大地震に備え、広域的防災道路ネットワークの強化が主な目的。熊野市大泊から熊野IC(仮称)を経由し、同市久生屋町(東紀州広域防災拠点に接続)に至る延伸約6.7`。

■新春びわこマラソン、積雪の影響で中止(京都新聞電子版)
 大津市のなぎさ公園一帯で2日に開催予定だった「第36回新春びわこ健康マラソンIN大津なぎさ」(同実行委、京都新聞主催)は、積雪の影響で中止になった。

■美しき琵琶湖の“光”に、淡水真珠復活へ 滋賀・近江八幡(京都新聞電子版)
 琵琶湖の淡水真珠が今年、本格的な復活へ動き出す。滋賀県近江八幡市の西の湖では地元漁協が取り組んできた母貝の養殖が順調に進み年内に新たな真珠の出荷が始まる見通しだ。琵琶湖の真珠養殖の「発祥の地」とされる草津市の内湖でも母貝から今年初めて真珠を取り出す。守山市でも養殖実験が進んでいる。一時は絶滅にひんした淡水真珠の復活は、琵琶湖の環境回復の象徴として期待を集めそうだ。
 琵琶湖の淡水真珠養殖は現在の草津市で1930年に始まったとされる。その後、西の湖などに拡大。母貝に核を入れてから出荷までに3年かけるため、層が厚く色に深みが生まれることが内外で高く評価され、生産量は70年から72年にかけて年6トンを超えた。しかし水草の大量繁茂や水環境の悪化などが原因で母貝であるイケチョウガイが生育不良になり生産量が激減。海外産の安い商品の流入もあり、近年は年50キロ以下で低迷し2013年は12キロにまで落ち込んだ。
 このため養殖関係者らは約20年前からイケチョウガイの品種改良に着手。琵琶湖の水質改善や水草の除去も進められたため、滋賀県真珠養殖漁業協同組合が2009年から本格的な養殖を再開した。順調な生育が確認されており、今年は万を持して出荷を始める予定だ。
 同組合は出荷に向け「琵琶パール」を商標登録。ブランド化にも手を打った。齋木勲組合長(74)は「身につける人が自慢できる商品にしたい。事業環境は整いつつある。これからの課題は後継者育成」と話す。
 草津市志那町の平湖と柳平湖でも真珠復活の取り組みが進む。地元住民でつくる「志那町真珠専門小委員会」と市が2012年から進める実験で、今年6月には柳平湖の養殖棚に沈めた母貝100個を開け、3年かけて育てた真珠を初めて取り出す。委員長の藤田繁一さん(68)は「真珠ができることが確かめられれば、フナなど在来魚の復活も期待できる。身近な湖の再生につなげたい」と意気込む。
 守山市の赤野井湾でも、市民団体「夢・びわ湖」が14年5月から真珠養殖の実験を始めた。琵琶湖初のアオコが発生するなど水質が悪い地域の一つとされてきたが、イケチョウガイの稚貝は順調に生育。12月には核入れ作業を行った。代表の辻ひとみさん(67)は「二枚貝には水質を浄化する機能がある。湖をきれいにして、さらに真珠も取れるのなら夢が膨らむ」と話す。

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