琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2015/02)

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15/02/28

■「イトヨの里」に外来魚 本願清水の池、密放流か(ChunichiWeb福井)
 県絶滅危惧種に指定されている淡水魚イトヨがいる大野市糸魚町の国指定天然記念物「本願清水(しょうず)イトヨ生息地」で昨年十月、コクチバスの稚魚一匹が発見された。肉食性が強いブラックバスの一種。イトヨを保護・PRする本願清水イトヨの里では密放流の可能性が高いとみており「法に触れる犯罪行為」と憤っている。
 発見されたコクチバスの稚魚は体長五センチ。昨年十月十三日に水中観察窓から職員が見つけた。外来魚に詳しい森誠一館長(日本魚類学会自然保護委員長)を通じて、写真を専門家が確認してコクチバスと分かった。
 地下水が沸く本願清水の池(九百平方メートル)には市民の保護活動で増やした約五千匹のイトヨが生息する。二〇〇一年に施設がオープンして以来、特定外来生物が発見されたのは初めて。
 長谷川幸治副館長は「本願清水とつながる用水路から稚魚が入り込んだとは考えにくく、人為的と思っている」と話す。
 市漁協の協力で水中にわなを仕掛け、刺し網での捕獲も試みているが、捕まえられてない。他のコクチバスは未発見だが、昨年十一月に体長約一七センチのヤマメが刺し網に入り、密放流が最近あったのでないかとの見方を強めた。昨年十二月には放流禁止を訴える看板を立てた。
 コクチバスは北米原産。外来生物法で特定外来生物に指定され飼育や運搬・輸送も禁止されている。イトヨが食べられかねない事態だけに、長谷川副館長は「本願清水は大野の湧水文化の象徴。いたずらでも許されない」と憤る。
 本願清水イトヨの里では二十八日午後一時から、特定外来生物をテーマにした公開講座を開く。長谷川副館長が経緯を報告。大野市和泉地区の九頭竜ダムで、繁殖したコクチバスの駆除活動に取り組む奥越漁協の新井俊成組合長による実態説明などがある。(尾嶋隆宏)

■琵琶湖疏水船下り応募1万人超(YomiuriOnLine京都)
 京都市と大津市の間を流れる琵琶湖疏水(そすい)の第1疏水で3月から観光船の試験運航を始める「琵琶湖疏水船下り実行委員会」は27日、第1期(3月28日〜4月19日乗船分)の乗船モニターに、定員の20倍を超す1万2258人の応募があったと発表した。
 今月5〜22日に募集。定員576人に対し、計6297件の応募があり、倍率は21・3倍だった。今後、抽選が行われ、当選者には、JTB西日本京都支店から予約確認書などが発送される。
 第2期(4月25日〜5月6日乗船分)の乗船モニターの応募は、3月1〜22日に受け付ける。観光船は期間中の土曜、日曜、祝日の計8日間、運航される。定員576人で、対象は小学生以上。料金は大津―蹴上(けあげ)(山科区)が2000円、山科―蹴上が1500円、大津―山科が1000円で、小学生はそれぞれ半額となる。
 問い合わせは、JTB西日本京都支店(075・365・7720)へ。

15/02/27

■「国体までに開通」 那智勝浦道路の残り6.3キロ(紀伊民報AGARA)
 国土交通省近畿地方整備局は25日、2015年度の事業計画予定を公表した。和歌山県新宮市と那智勝浦町を結ぶ那智勝浦道路(総延長15・2キロのうち8・9キロは開通済み)の全線開通時期については、9月下旬開催のわかやま国体までと示した。これまでは「15年度中」としていた。事業費は48億〜54億円を付けるとしている。
 新宮市熊野川町を通る奥瀞道路の5・2キロも、開通時期を国体開催までと初めて示した。国の当初予算では19億〜22億円を整備に充てる。
 秋の国体開催までの供用開始を目指す近畿自動車道紀勢線田辺―すさみ間(38キロ)整備事業には439億〜488億円を計上する見込み。
 ほかにすさみ串本道路(すさみ町江住―串本町サンゴ台、19・2キロ)や新宮紀宝道路(新宮市―三重県紀宝町、2・4キロ)の整備事業などにも予算を付ける。
 那智勝浦道路が国体までに開通されることについて地元の寺本真一・那智勝浦町長は「一日も早い開通という紀南地域住民の要望を受け止めてもらった。国道42号の交通混雑の緩和、大地震時の救援ルートの確保、観光振興や産業の活性化につながると思う。そして和歌山国体の開催に花を添えられると期待する。引き続き紀伊半島一周の整備に向けて要望していきたい」とコメントした。
京奈和道は間に合わず 第二阪和国道も
 紀ノ川筋を通る京奈和自動車道の紀北西道路、和歌山市と大阪府南部を結ぶ第二阪和国道の和歌山岬道路について、県が要望していた紀の国わかやま国体(9月開幕)までの開通に間に合わない見通しとなった。国土交通省近畿地方整備局が25日、仁坂吉伸知事を訪問して説明した。
 京奈和自動車道は和歌山市から奈良県を経由し、京都市までの高規格道路。このうち、紀北西道路は和歌山市の近畿自動車道紀勢線に設置する和歌山ジャンクションと紀の川市の紀の川インターチェンジをつなぐ予定の12・2キロ。第二阪和国道は和歌山市と大阪府阪南市を結ぶ高規格道路で、和歌山岬道路は和歌山市の大谷ランプ│大阪府岬町の深日ランプの7・2キロ。
 国土交通省は15年度中の開通を目指していたが、用地買収や工事用仮設道路の借地交渉の遅れから、いずれも16年度中に延期することになった。近畿地方整備局の伊勢田敏道路部長から説明を受けた仁坂知事は「(国体までの開通が)悲願だったが、やむを得ない。しかし、工事が進んでいる所は国体までに部分開通してほしい」と要望した。
 那智勝浦道路や近畿自動車道紀勢線田辺―すさみなどが、国体までの開通にめどが立ったことについては「大変ありがたい」と述べた上で「特に南の方の高速道路は命の道でもあるので、事業をさらに進め、未事業化区間も事業化してほしい」と話した。

■那智勝浦道路や奥瀞2期 「国体までの開通」国が示す 太地から医療センターは12分短縮(紀南新聞ONLINE)
 国土交通省近畿地方整備局は25日、平成27年度の直轄事業計画の見通しを発表した。那智勝浦道路の那智勝浦インターチェンジ(IC)から那智勝浦町市屋まで6・3キロと、奥瀞道路2期5・2キロが、今年秋の紀の国わかやま国体(9月26日開幕)に合わせ開通する見通しが示された。
 那智勝浦道路は新宮市三輪崎から同町市屋まで計15・2キロのうちの未開通区間。平成18年に事業化され、工事が進んでいる。市屋側の出入り口は、太地町役場から3・5キロの距離にある。国道42号の同町森浦〜那智勝浦町湯川間は、実質的に迂回(うかい)することができない区間で、開通により渋滞時などの救急搬送状況が格段に向上する。
 市屋側は、国道42号から約200メートル離れた県道235号「南平野下里停車場線」に接続される。出入り口に近い「市屋第一トンネル」周辺では、開通に向けて工事が急ピッチで進む。
 開通により太地町役場から新宮市立医療センターまで約30分かかっているのが、18分に短縮される。三軒一高太地町長は「国体までにできると国が発表したことはありがたい。救急車の運用にとって命の道、これが一番助かる。観光面でも入り込み増加が期待できる」と語る。また、「紀伊半島一周道路の整備に弾みがついた」として、今後、一周道路整備に伴い自治体間の役割分担や各種機能の広域化が進むとの見通しを示した。
 寺本眞一那智勝浦町長は「国道42号の交通混雑の緩和、大地震時の救援ルート確保、観光振興や産業の活性化など地域の発展、そして国体の開催に花を添えられるものと期待している」と話した。
 一方、奥瀞道路2期工事は平成19年度に事業化。昭和56年度に事業化し平成20年度に開通した1期工事(6・3キロ)の西側の区間。完成で北山村から新宮市街地までの所要時間が現在に比べて15分、1期工事整備前に比べて30分程度短縮される見込み。
 奥田貢北山村長は「昭和30年代から50年間の永きにわたり運動を続けてきた悲願の道路。ようやく完成することが現実のものとなり村民にとって大きな喜び。この道路が、地域の発展と安全・安心に大きく寄与することを期待している」とコメントした。
 このほか事業計画見通しでは、新宮紀宝道路、すさみ串本道路、熊野川の河川改修と激甚災害特別緊急事業についても概要が示された。

■西大津バイパスの一部、最高速度70キロに(asahi.com滋賀)
 国道161号西大津バイパス(大津市)の一部区間の最高速度規制が3月10日から、時速60キロから70キロに引き上げられる。
 県警交通規制課によると、70キロになるのは同バイパス上り線(高島市方面)の藤尾北ランプ―西大津バイパス終点間の9・7キロと、下り線(京都市方面)の坂本北インター―近江神宮ランプ間の5・3キロ。
 同バイパスは一般道だが、県警は高速道路並みの条件がそろった高規格道路としている。これまでの速度調査で80キロ前後で走行する車が多かったことや、昨年約1300人に実施したアンケートで「規制速度を上げるのが妥当」とする回答が7割近かったことなどから、滋賀国道事務所や公安委員会と協議して速度の引き上げを決めたという。

15/02/26

■「近江県」に知事乗り気?…「議論していく」(YomiuriOnLine滋賀)
 地方創生は県名の見直しから――?
 25日の滋賀県議会一般質問で、ブランド力向上に向けて議員が「滋賀県」から「近江県」への改称を提案し、三日月知事が「県民の幅広い意見を聞きながら議論していきたい」と応じる一幕があった。
 滋賀には「江州」「淡海」などの別名もあり、旧国名にちなんだ近江牛や近江米、「湖国」をもじった県の認定ブランド「ココクール」など、呼び方も様々。民間調査会社「日経リサーチ」の調査では、「近江」の認知度は旧国名88のうち29位で、47都道府県中37位の「滋賀県」より高いという。
 質問に立った奥村芳正県議(自民党県議団)は「いろいろありすぎて県のイメージがつかみづらくなっている」とし、「歴史があり知名度も高い『近江』に統一し、近江県に変えるのも一つの方法では」と尋ねた。三日月知事は「県民が愛着を持つ滋賀という県名は非常に重いが、議論を深めることは対外的な発信にもつながる」と答え、検討の余地はあるとの認識を示した。
 県名変更には、国会で関連法を可決した後、県民の投票で過半数の賛成を得る必要がある。(小野圭二郎)

■「滋賀県」より「近江県」の方が知名度高い? 県名変更をめぐる議論沸騰(産経ニュースWEST)
 「滋賀県」か「近江県」か−。全国の都道府県の中で知名度が低いという悩みを抱える滋賀県で、県名の変更を求める議論が起こっている。県議会では、近江牛や近江米などのブランド人気から「近江県」を推す声も。ただ、県名変更には住民投票などの手続きが必要で、実現するかどうかは不透明だ。
 日経リサーチ社の「地域ブランド戦略サーベイ2013」によると、「都道府県がどの辺りにあるか知っている」と回答した人の割合で示す「認知度」で、滋賀県は37位と同率最下位という不名誉な結果に。その一方、旧国名に対する認知度では、「近江」は88カ国中29位と中位にランクインした。
「思いきって琵琶湖県は?」
 25日の県議会本会議では、自民党県議が「県外の人にとって『近江』は、県職員が思っている以上に知名度が高い」として、近江県への変更を提案した。
 県名変更をめぐる議論は、これまでも県議会でたびたび浮上し、平成2年には「思い切って『琵琶湖県』にしてはどうか」などという声も上がった。
 しかし、県が平成22年2月、県民を対象に行ったアンケートでは、72・6%が「現在の県名に愛着がある」、78・4%が「県名は今のままがよい」と回答。また、実際に県名変更となると、国会で過半数の賛成を得た上で、県内の有権者を対象にした住民投票で過半数の賛成が必要となる。
 三日月大造知事は「長い間愛着を持たれてきた『滋賀』という県名は非常に重い。ただ、県名についてさまざまな視点から議論を深めることは、県民のアイデンティティーを見つめ直すきっかけになる」と話している。

■「滋賀」県名変更しては? 認知度低く議会で提案(京都新聞電子版)
 滋賀県議会の2月定例会議一般質問で25日、「滋賀」のブランド力の低さから「県名を変更しては」とする提案が出た。同様の提案は前知事時代の2009年にもあり、三日月大造知事は現県名の重要性を強調しつつ、議論を深めることに一定の理解も示した。再三の県名変更提案の背景には、滋賀よりも「近江」の認知度が高い現状がある。
 県によると、民間調査会社の日経リサーチが13年3月に公表した調査結果で、「滋賀」の認知度は全国37位にとどまったが、「近江」は全国88の旧国名中、29位だった。県名や旧国名を聞いて住んでみたいかを「居住意向」としてランク付けした項目でも「滋賀」の34位に対し、「近江」は19位と上位に入った。
 近江牛や、戦国時代など歴史の舞台としての近江の認知度は高いが「それが滋賀だと認知されていない」(県企画調整課)とみる。同じ問題意識から、09年11月の県議会でも別の議員が「近江県」への変更を提案している。
 ただ、実際に県名を変えるには、高いハードルが伴う。国会で県名変更の特別法をつくり、住民投票で県内有権者の過半数の同意を得る必要がある。県が10年に県民153人から回答を得た県名変更の可否を問うアンケートでは、111人(72・6%)が現県名に愛着を感じ、8割近くが今の県名でよいと答えている。
 この日の一般質問でも、三日月知事はこのアンケート結果に触れながら「滋賀の県名は非常に重い」と強調。一方で、「県民のアイデンティティーを見つめ直すよいきっかけになり、対外的な発信にもつながる」とし、県民の意見を聞きながら議論を進める意向を示した

■4車線化に着手へ 湖西道路、坂本北−真野IC(ChunichiWeb滋賀)
 国土交通省が二〇一五年度に取り組む新規事業候補が二十五日決まり、県内は湖西道路(国道161号)の坂本北インターチェンジ(IC)−真野IC(六・六キロ、いずれも大津市)の四車線化(片側二車線)に着手する見通しとなった。
 161号のうち京都方面から坂本北までは一三年六月に四車線化が実現。しかし以北は片側一車線に絞られるため、特に朝夕の渋滞がひどく、県と大津市が国に拡幅を求めてきた。正式に決定すれば、一五年度は主に四車線化の調査設計に当たる。既に用地買収は済んでおり数年掛けて拡張が進められる。(井上靖史)

15/02/25

■ガソリン値上がり、2週連続 原油上昇を反映(47NEWS)
 経済産業省資源エネルギー庁が25日発表した23日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、16日の前回調査より2円50銭高い137円90銭だった。値上がりは2週連続。今月中旬に原油相場が上昇したことを反映した。
 昨秋からの原油価格の急落で、世界の石油生産量が減ったとして、需給が引き締まるとの観測が広がっており、調査した石油情報センターは「ガソリンは来週も値上がりする」と予想している。
 地域別では、46都道府県で値上がりし、高知だけが横ばい。上げ幅が最も大きかったのは神奈川の4円20銭で、岡山の4円ちょうど、福島の3円80銭が続いた。

■ガソリン価格、2週連続の値上がり(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が25日発表した23日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週(16日)と比べ2円50銭高い137円90銭となり、2週連続の値上がりとなった。都道府県別では高知を除く46都道府県で値上がり。
 世界経済の減速懸念や米国のシェールオイルの生産増などを背景に昨年秋から急落した原油価格が上昇に転じ、元売り各社が卸価格を引き上げた。調査を行う石油情報センターは「来週も値上がりする」とみている。
 都道府県別の値上がり幅は神奈川の4円20銭が最大で、岡山の4円、福島の3円80銭、静岡の3円60銭が続いた。
 軽油は117円90銭、灯油は83円30銭で、いずれも2週連続の値上がりとなった。

■レギュラーガソリン、前週比2.5円高の137.9円…2週連続の値上がり(Responce)
資源エネルギー庁が2月25日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、2月23日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から2.5円上昇し、1リットル当たり137.9円となった。
レギュラーガソリンの値上がりは、2週連続。2週間で一気に4.4円の上昇となった。
地域別では、中国で3.0円、北海道で2.8円、関東で2.7円、東北で2.6円、中部と九州・沖縄で2.4円、近畿で2.2円、四国で1.1円と、全エリアで値を上げた。
ハイオクガソリンは前週比2.4円高の148.7円、軽油は2.0円高の117.9円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、2月25日のレギュラーガソリンの全国平均価格は129.5円/リットル(前週比+2.6円)、ハイオクは140.0円/リットル(同+3.0円)、軽油は104.6円/リットル(同+1.8円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■潜水ロボ「淡探」を処分 運用15年、老朽化で(ChunichiWeb滋賀)
 県琵琶湖環境科学研究センターは、自律型潜水ロボット「淡探(たんたん)」の本年度中の処分を決めた。これまで湖底からのガス噴出現象の撮影や固有種の魚イサザの大量死の発見など湖底調査に貢献したが、運用開始から十五年が経過し、老朽化が進んでいた。今後は有索遠隔操作探査ロボット「ROV」を活用するという。
 淡探は約二億七千万円掛けて製造され、二〇〇〇年三月に運用開始。淡水赤潮の原因となるプランクトンの分布調査や湖底生物の撮影などに活用されてきた。全長二メートル、高さ七十五センチ、幅七十五センチの筒型で重量は百八十キロあり、最大深さ百十メートルまで潜航可能。ビデオカメラやデジタルカメラ、水中顕微鏡のほか、水温や深度、溶存酸素などを測定する計器を備え、事前に入力された指示に従い自動で水中作業を行う。
 一回の調査費は事前調整を含めて三百五十万円ほど。年間で一千万円ほどの費用が掛かっていた。財政難により〇八年度からは県費での運用を停止し、以降は大学との共同研究などで年一、二回ほどの使用にとどまっていた。一二年度からはセンターで保管されており、一四年度から三年間の研究計画では今後とも淡探を使用する調査は予定されていない。
 三年間稼働しておらず、再び調査に使用するためにはコンピューターや計器類などを一新しなければならないが、琵琶湖の環境保全に取り組むNPO法人びわ湖トラストは、調査などを目的に淡探の引き取りを検討しており、県と交渉を進める。(安永陽祐)

15/02/24

■イナズマロックフェス×ブランディア 出演アーティストによる「豪華チャリティーオークション」 の収益が累計1,325,400円となりました!(DreamNews)
株式会社デファクトスタンダード(本社:東京都大田区、代表取締役社長:尾嶋崇遠)が運営する、中古ブランド品を取り扱うインターネットオークションサイト「ブランディアオークション(http://auction.brandear.jp/)」の累計収益金が1,325,400円となりましたことをご報告いたします。収益金はすべて、イナズマロックフェスを通じ、琵琶湖の環境保全を目的に、滋賀県に寄付いたしました。
 「水の未来に、声を上げろ。」をスローガンに掲げ、2009年から毎年開催されている「イナズマロックフェス」。
 ブランディアはイナズマロックフェスのスローガンに賛同し、コラボレーション企画としてイベント出演者が出品するチャリティオークションを2013年から2回に渡り開催しています。
 2014年度(開催期間2014年11月4日〜2015年2月18日)の収益金は400,193円に上り、この金額はすべて琵琶湖の環境保全を目的に、滋賀県に寄付されます。
【ブランディアオークションについて】
 ブランディアオークション(http://auction.brandear.jp/)は中古ブランド品専門のインターネットオークションサイトです。
 出品数は22万点(本日時点)を超えており、単独の店舗としては、国内最大級の品揃えを誇ります。
 ブランディアオークションを通じ、環境やエコに対して少しでも興味を持っていただけるよう、今後もさまざまな企画を提供していく予定です
【参考URL】
「イナズマロックフェス2014」
オフィシャルサイト:http://inazumarock.com/
オフィシャルツイッター:http://twitter.com/irf_official
オフィシャルフェイスブック:http://www.facebook.com/InazumaRock

■琵琶湖・赤野井湾の保全、記録映画に 住民らの姿追う(京都新聞電子版)
 琵琶湖で最も水質が悪いとされる赤野井湾(滋賀県守山市)の再生に取り組む住民たちの姿を追ったドキュメンタリー映画の制作が進んでいる。監督は、代表作に米軍占領下の沖縄で日本復帰運動を率いた瀬長亀次郎(元衆議院議員、故人)氏を描く「カメジロー 沖縄の青春」(1998年)がある島田耕さん(84)=大津市荒川。80年代の琵琶湖総合開発で湾内に設置された消波堤の問題などを盛り込んでおり、「琵琶湖への関心を高めてほしい」と3月の完成を目指す。
 映画づくりのきっかけになったのは、元守山市議の吉川忠司さん(75)=同市金森町=が2013年8月に出した本。市議時代から取り組んできた湾についての調査、研究をまとめた。島田さんが読み、「赤野井湾から琵琶湖の環境を考えるのは、映画の企画として面白い」と制作を提案。フリーカメラマンの林耕一さん(65)=八幡市=ら知人に協力を呼びかけ、計5人で地元NPOや中学生の活動を取材、撮影してきた。
 地元漁師への取材では、半世紀前までは魚の大群が島のように押し寄せる姿を表現する「魚島(うおじま)」という言葉があったほど魚が捕れたが、水質悪化や近年の外来水草の繁茂の影響で、漁獲高が減っていることを聞いた。それでも、かつての湾を取り戻し、次世代に引き継ごうと、稚魚の放流や水草の駆除に奮闘する姿を目の当たりにした。
 取材を進める中で、見えてきた課題もある。真珠養殖棚を波から守るなどの目的で、国が1986年に湾沿岸から約900メートル沖に設置した消波堤(全長600メートル)だ。吉川さんらは湖の流れを妨げ、水質悪化の一因になっているとみて、撤去を求めて2月中にも市に提言を行う。市は湖流に影響を与えている可能性を調べるよう県に求めている。県は「消波堤と水質悪化の因果関係は分からず、真珠養殖棚を守るという役目は今も続いており、撤去は難しい」としている。
 映画のタイトルは「赤野井湾から古代湖びわ湖の再生を考える」で、30分程度にまとめ、地元で上映会を開きたいとしている。

15/02/23

■ピエリ守山/グランドオープン第2弾で11店が新規オープン(流通ニュース)
滋賀県守山市の商業施設「ピエリ守山」は2月に、グランドオープン第2弾として、11店を新規オープンする。
14日に、1階にファションフロアに、レディス・メンズのデイリースタイルブランド「HVC」、ナチュラルテイストのデイリーウェア「LIME.INC」、LIKE USEDをテーマに古着のVINTAGE感と、LAカジュアルをリアルタイムに取り入れたレディスの「SpRay PREMIUM」が出店した。
サービスでは、1階にリラクゼーションの「いやし処らく+charm」が出店。お菓子専門店の「SONRISA」もオープンした。
2月中旬には、飲食部門を強化。2階レストランパークにカフェレストラン「キッチンおはな」、ステーキ専門店「ステーキ食べたい! OH!MY BEEF!」、熟成牛たん専門店「名代 熟成牛たん 京都なり田や」がオープンした。
2月下旬には、韓国料理、カフェの「Korean Cafe Deloca Slow Garden」がオープンする予定だ。
3月上旬には、1階にレディス・メンズ・雑貨を展開するLAのデニムブランド「GUESS」が出店。3月中旬には、2階レストランパークに、ビュッフェレストラン「豆乃畑」がオープンする計画だ。
2月2日から、ピエリ守山の公式キャラクターとして、ブラックバスをモチーフにした「バスコ」が加わり、オープン前から活躍する「アユちゃん」、「ナズマ館長」と共にツイッターでの情報発信を開始している。
ピエリ守山 http://pieri.sc/

■外来種指定、進まぬ北海道内 来年3月にずれ込みも(どうしんウエブ)
 道の生物多様性保全条例に基づき、生態系に悪影響を与える動植物を自然界に放すことを禁止する「指定外来種」の選定作業が遅れている。参考にする環境省の「侵略的外来種リスト(仮称)」の正式な策定が遅れ、道の作業も止まっているためだ。選定時期は当初目標の今年3月から、来年3月ごろにずれ込みそうだ。
 同条例に基づく具体的な指定外来種の選定作業は、大学教授らでつくる道の外来種対策検討委員会が2014年7月に着手。同年夏ごろとみられた同省策定のリストを踏まえて、同年11月までに候補種のリストを挙げることを確認していた。
 しかし、同省のリスト作成が遅れ、道の委員会での議論も行われていない状態だ。同省の正式なリストは今年の3月末に発表となる見込みで、委員会の議論はその後に再開する。
 指定外来種は、アライグマなど本来道内に生息しない外来種をまとめた「北海道ブルーリスト」に載る860種から選ぶ。道内の釣り関係団体などが指定に反対しているニジマスについて、道は放流を禁止する指定外来種に入れることも検討している。
 一方、国のリストでニジマスは、適切に管理すれば産業として利用しても良いとする「産業管理外来種」に分類される見通し。道生物多様性保全課は「道と国の見解が違うと、道民が混乱する。選定は国のリスト作成を待って、慎重に進めたい」とする。

15/02/22

■太公望 まなざし真剣 新潟・朱鷺メッセで釣り具の見本市(新潟日報モア)
 釣り具の新製品を集めた見本市「にいがたフィッシングショー」が21日、新潟市中央区の朱鷺メッセで始まった。魚の種類に合わせ、さまざまな竿(さお)やリールなどがずらりと並べられ、来場者は新製品を手に取って感触を確かめていた。
 見本市は本間釣具店(新潟市西区)が主催。会場には釣り具メーカーなど約90社が出展した。
 アユ用の竿のブースでは、訪れた人が担当者から説明を受けながら、長さが9メートル前後ある竿のしなり具合を確かめていた。有名釣りインストラクターのトークショーやマグロの解体ショー、釣り教室も行われた。
 新潟市中央区の会社員(34)は「新製品について、メーカーに直接質問できて良かった」と満足そうだった。
 22日まで。午前10時〜午後5時。入場無料。

■ホンモロコ釣果初調査 滋賀県水産試験場職員ら、伊庭内湖で(京都新聞電子版)
 琵琶湖の固有魚、ホンモロコの産卵場所として知られる滋賀県東近江市の伊庭内湖一帯で、釣り客の釣るホンモロコの量を県水産試験場(彦根市)の職員らのグループが初めて調査し、論文にまとめた。釣り客の実態はこれまで分かっておらず、保全を考えるうえで重要なデータになるとしている。
 最盛期に350トン超あったホンモロコの漁獲量は、現在10トン程度に落ち込んでいる。美味で知られ、特に春に産卵のため接岸する子持ちは珍重される。伊庭内湖一帯では、漁業者が2012年から春の産卵期の1カ月を禁漁にしてホンモロコの資源保護に取り組み、近年は増加傾向にある。
 同試験場の亀甲武志主査らは12、13年の3〜5月に伊庭内湖や周辺河川に通い、目視で釣り客の数を調べ、多い日は70〜80人に釣果などを聞き取り調査した。入漁料や規制がなく、沿岸の広範囲を自由に出入りする釣り客の把握は難しく、調査回数を多くして精度を高めたという。
 集めたデータから期間中に釣ったホンモロコの個体数を算出し、総重量を推定したところ、2012年は3・1〜3・3トン、13年は1〜1・1トンとなった。
 12、13年は禁漁開始前の11年の3倍程度の産卵数が確認されており、釣り客の影響を考慮しても禁漁効果はあるとしている。ただ、釣り客も含めた資源保護の在り方を考えるため、今後も調査を続けるという。
 論文は日本水産学会の学会誌に掲載され、同学会のホームページで公開されている。亀甲主査は「多くの人に論文を読んでもらい、ホンモロコの置かれている現状を知ってほしい」と話す。

■琵琶湖大橋、有料継続か無料化か 県の判断時期は(asahi.com滋賀)
佐藤常敬
 有料継続か、無料化か――。琵琶湖大橋(1・4キロ)をめぐり、県、関係市、県道路公社で綱引きが続いている。無料化するのがスジとする道路公社。有料継続で橋の維持管理費を確保したい県。周辺道路の整備費も料金に頼り続けようとする周辺市。3月に結論を出すとしていた知事の政治判断の時期は6月にずれ込む可能性が出てきた。
 4日、大津市であった「琵琶湖大橋有料道路のあり方に関する研究会」の最終会合。「結論を出せない」と、座長の塚口博司立命館大教授が議論を打ち切った。大津市、守山市などの周辺4関係市と公社、県の担当者らが集まった会の最終会合で、無料化か、有料継続か意見を一本化し、知事に報告するはずだったが、両論併記で報告する幕切れとなった。

15/02/20

■「水槽サポーター制度」検討 琵琶湖博物館の収入確保へ(ChunichiWeb滋賀)
 県議会二月定例会議は十九日、本会議を再開、三会派の議員が代表質問した。三日月大造知事は、県立琵琶湖博物館(草津市)の収入確保を狙いに、水槽管理の資金を支援してくれる人の名前を掲示する「水槽サポーター制度」を新年度に導入する方向で検討していることを明らかにした。また、福祉施設の運営などに関する条例案三議案と諮問案件一議案の追加提案もした。
 目片議員の質問に答えた。
 博物館によると、水槽五十五の中から任意の水槽を支援してもらい、“お礼代わり”に名前を掲示する。兵庫県の姫路市水族館も実施しており、一件三〜五万円に設定している。琵琶湖博物館には今後、バイカルアザラシを水槽展示する計画もあるという。
 このほか、企業から協賛金を募って従業員の利用料金を割り引くなど「メンバーシップ制度」も検討中。
 琵琶湖博物館では、人権費を除く管理運営・事業費が五億八千万円(二〇一三年度)。入館料などの収入は二億一千二百万円にとどまっており、目片議員は経営的視点をさらに高めるよう求めた。
 【中学校の給食】県内の公立中学校の完全給食実施率は55%(一三年五月現在)。全国の86%を下回ることが明かされた。河原恵県教育長は「早急に(拡大に)取り組まねばならないと考えている」と述べた。目片議員に答えた。(井上靖史、井本拓志)

15/02/19

■琵琶湖博物館にサポーター制度導入へ 水槽管理費募る(京都新聞電子版)
 滋賀県の三日月大造知事は19日の県議会2月定例会議で、2015年度から展示を更新する琵琶湖博物館(草津市下物町)について、水槽の管理費を企業や個人から募る「サポーター制度」を導入する考えを明らかにした。新たな収入源の確保に加え、展示生物への愛着を高めて繰り返し来館するファンを増やすのが狙いで、寄付者には入館料割引など特典も設ける。
 同博物館には現在、淡水の生き物を展示する水槽が55ある。計画では、お気に入りの生き物がいる水槽ごとに寄付を募り、餌代などに充てる。寄付した企業や個人の名前プレートを水槽に掲げ、入館料割引や催しの優待などの特典も予定。大口寄付には水槽の命名権を与える「ネーミングライツ制度」導入も検討する。
 16年の開館20周年に向けて県が総額30億円をかけて行う展示の更新では、アザラシでは唯一淡水で暮らすバイカルアザラシの展示も計画する。寄付の募集は、16年夏を予定する第1期リニューアル工事完了に間に合うように始める方針。
 同様のサポーター制度を昨夏導入した京都市動物園では、1口10万円で餌代の寄付を受け付けたり、支援の提案とその資金を募ったりする4種の支援制度がある。これまで餌代には小口の募金も含め約100万円が、「提案型」にはゾウの繁殖プロジェクト支援として金融機関から1億円が寄せられている。
 琵琶湖博物館総務課は「自分が育てている生き物という実感を持ってもらうことで、来館者増加につなげたい」としている。

15/02/18

■女子大生の競技用ボートが転覆、作業船と接触 大津の瀬田川、両足に軽傷(産経ニュースWEST)
 18日午後4時5分ごろ、大津市唐橋町の瀬田川で、橋脚補修工事のため付近をパトロールしていた作業船と、競技用ボートが接触。弾みでボートが転覆し、乗っていた部活動中の女子大生(19)が川に投げ出された。女子大生は自力で約10メートル泳いで川岸に上がったが、両足に軽いけが。作業船を操縦していた男性(74)は「ボートに全く気づかなかった」と話しており、滋賀県警大津署が原因を詳しく調べている。
 同署によると、女子大生は1人乗りの競技用ボートで川を南下していた。ボートのオールと作業船のスクリューが接触し、バランスを崩したという。
 現場は琵琶湖の最南端から南に約500メートル。

■ガソリン7カ月ぶりに値上がり 原油相場が今月上旬に上昇(47NEWS)
 経済産業省資源エネルギー庁が18日発表した16日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、9日の前回調査より1円90銭高い135円40銭だった。値上がりは昨年7月14日調査以来30週(約7カ月)ぶり。昨秋ごろから急落していた原油相場が、今月上旬に上昇したことを反映した。
 レギュラーガソリンの全国平均小売価格は、昨年7月に169円90銭の高値をつけて以降、29週連続で値下がりし、前回調査では133円50銭と約4年2カ月ぶりの安値になっていた。
 原油相場が上昇したのは急落で世界の油田開発が鈍り、将来の供給量が減るとの観測が広がったためだ。

■ガソリン価格、30週ぶりに値上がり 原油価格に底入れ感(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が18日発表した16日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週(9日)と比べ1円90銭高い135円40銭となり、30週(約7カ月)ぶりの値上がりとなった。都道府県別では41都道府県で値上がり、2県で横ばい、4県で値下がりとなった。
 世界経済の減速懸念や米国のシェールオイルの生産増などを背景に昨年秋から急落した原油価格に底入れ感が表われ、元売り各社が卸価格を引き上げた。調査を行う石油情報センターは「来週も値上がりする」とみている。
 都道府県別の値上がり幅は長野の4円10銭が最大で、青森の4円、福島の3円80銭、栃木の3円70銭が続いた。
 軽油は115円90銭、灯油は82円10銭で、いずれも約7カ月ぶりの値上がりとなった。

■レギュラーガソリン、前週比1.9円高の135.4円…7か月ぶりの値上がり(Responce)
資源エネルギー庁が2月18日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、2月16日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から1.9円上昇し、1リットル当たり135.4円となった。
レギュラーガソリンの価格が前週から値上がりするのは、2014年7月14日の調査以来、7か月ぶり。
地域別では、東北で3.1円、北海道で2.9円、関東で2.6円、中国で2.3円、中部で1.6円、近畿で1.2円、九州・沖縄で0.5円、四国で0.1円と、全エリアで値を上げた。
ハイオクガソリンは前週比1.9円高の146.3円、軽油は1.5円高の115.9円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、2月18日のレギュラーガソリンの全国平均価格は126.9円/リットル(前週比+3.3円)、ハイオクは137.0円/リットル(同+4.6円)、軽油は102.8円/リットル(同+2.6円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■危機の琵琶湖固有種 生態系の貴重さ、再認識を(京都新聞電子版)
滋賀本社 川辺晋矢
 琵琶湖のいまを、さまざまな角度から見つめたい−。そんな思いで、新年から始まった年間連載「琵琶湖 遠近」の取材を続けている。約400万年の歴史を持つ世界有数の古代湖は豊かな生物相を誇る一方で、固有種の多くが危機にさらされている。身近すぎる自然だからこそ、気付きにくい価値を再確認する時期ではないかと感じている。
 「20年以上シジミ漁を続けてきたが、今季が一番ダメージが大きい」。昨年12月、瀬田川のシジミ漁に同行した際、漁師の吉田守さん(69)が漏らした。昨夏、藻の一種カワシオグサが湖底を覆い、稚貝の多くが死滅した。オオカナダモなどの水草は船が進めないほど茂り、操業もままならなかったという。吉田さんは「次は何が起きるか予想もできない」と嘆いた。
 琵琶湖固有種のセタシジミは最盛期だった1957年に約6千トン捕れたが、2012年の漁獲高はわずか28トンに激減した。ニゴロブナ、ホンモロコなど他の固有種も、同様に厳しい状況が続く。赤潮に悩まされた1970年代と比べ、水質は一定改善したものの、一度減った生き物は簡単には戻ってこない。
 砂地を好むセタシジミの場合、枯れた水草がヘドロとなって湖底にたまるなど生息環境が悪化しているのが原因。湖岸開発の影響も大きいとみられ、吉田さんは「長い年月をかけて命を育んできた湖から、この数十年で貴重な生態系が一気に失われつつある。人の都合で荒らしてしまっていいものか」と指摘する。
 そもそも琵琶湖の生態系はどれほど貴重なのか。その地域にしか生息しない固有種は60種を超える。1千種以上というバイカル湖(ロシア)などには劣るものの、日本の他の湖はせいぜい1、2種。固有種の多くが、漁獲の対象になっているのも特徴だ。
 琵琶湖博物館学芸員の金尾滋史さんは「古代湖の多くが大自然の中にあるなか、琵琶湖は開かれた地にあり、人の暮らしと密接に関わってきたのが一番の魅力では」と語る。多彩な漁法や、ふなずしなど独特の食文化を育んできただけでなく、万葉集に登場するなど芸術の対象としても親しまれてきた。
 ただ、距離の近さは危険もはらんでいる。ブラックバスや、湖面を覆い尽くすオオバナミズキンバイといった近年脅威となっている外来種は、人の手によって放流された可能性が高いという。
 湖国では、全ての小学5年生が学習船「うみのこ」で琵琶湖へ繰り出し、その恵みについて学ぶ。一方で、大人がその価値を再認識する機会は少ない。「大人版の『うみのこ』があっても面白いですよね」と金尾さん。漁獲が減り、食卓と湖とのつながりまで薄れてきた今だからこそ、自然と人を結ぶ取り組みが求められている。

■琵琶湖博物館、希少魚保護へ譲渡 京都の水族館や動物園に(京都新聞電子版)
 滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)が希少な淡水魚の保存を目指し、京都水族館(京都市下京区)や京都市動物園(左京区)と連携を強めている。同博物館で育てているアユモドキなど絶滅危惧種を譲渡し、飼育の手法なども伝授。「絶滅を防ぐ最後のとりでとして、各施設に分散しながら守りたい」とする。
 京都水族館への譲渡は昨年から始まり、▽地蔵川(米原市)産のハリヨ▽桂川(南丹市)産のアユモドキ▽滋賀で絶滅し大阪に生息するニッポンバラタナゴ▽京都で絶滅したミナミトミヨに近い種のムサシトミヨ−の4種を譲った。ニッポンバラタナゴはすでに展示、ほかの3種も公開が検討されている。
 2012年開館の京都水族館から、希少種の保全に力を入れるためと要望されたのがきっかけだった。琵琶湖博物館の元飼育員で、写真家を経て現在は京都水族館に勤める関慎太郎さん(42)が仲介。博物館側も、絶滅のリスクを減らすため複数施設での飼育が必要と快諾した。
 市動物園には、12年にイチモンジタナゴが移された。過去に動物園近くの平安神宮の池から琵琶湖博物館が譲り受けた魚の子孫で、新年度に完成する展示コーナー「京都の森」で公開される予定。
 琵琶湖博物館の松田征也学芸員(54)は「他館はライバルでもあるが、多様な種を守るという目標は同じ。種の保存には、まず地域の方に知ってもらうことが大切で、展示施設の役割は大きい」と話す。

15/02/17

■琵琶湖で激増のチャネルキャットフィッシュは食いしん坊北米マナズ 滋賀県が本格駆除検討(産経ニュースWEST)
 ブラックバスやブルーギルなどの外来魚に脅かされている琵琶湖の固有種に、新たな天敵が現れた。ナマズの一種、チャネルキャットフィッシュ(アメリカナマズ)だ。原産地の北米では食用に広く流通しているが、琵琶湖でも捕獲数がここ数年増えており、湖内で繁殖している可能性も。貪欲な食性から生態系に悪影響を及ぼすと懸念されており、滋賀県は本格的な駆除を検討している。
 チャネルキャットフィッシュはカナダ南部からメキシコ北部の湖沼や河川に生息し、成魚は体長1メートルに達する。日本には昭和40年代に食用として持ち込まれ、霞ケ浦(茨城県)などで養殖されていたが、逃げ出したり放流されたりして各地で繁殖。これに伴い、背や胸の鋭いヒレで、漁業者がけがをしたり漁網が破られたりするなど、深刻な漁業被害が相次いでいる。
 また、肉食で在来の生態系を大きく損ねることなどから、環境省は平成17年、外来生物法の「特定外来生物」に指定。飼育や放流などが禁じられた。
 滋賀県水産試験場によると、県内では13年に琵琶湖で初めて1匹が見つかり、琵琶湖とそれに続く瀬田川での捕獲数は25年が18匹、26年41匹と年々増加している。稚魚も捕獲されたことから、担当者は「琵琶湖に持ち込まれた経緯は分からないが、湖内で繁殖が進んでいる恐れが十分にある」と指摘する。
 琵琶湖ではこれまで、ブラックバス(オオクチバス)やブルーギルが固有種の生息を脅かす存在として知られ、県と漁業者が駆除に取り組んでいる。水中に電気を流して浮かび上がった魚のうち外来魚だけを取り除いたり、外来魚を対象にした釣り大会を開いたりした結果、18年に1914トンだったこれら2種の推定生息量は、25年には916トンまで減った。
 しかし、チャネルキャットフィッシュについては習性などに不明な部分が多く、水産試験場は有効な駆除方法の調査に着手する。腐った魚も食べるという貪欲ぶりに着目し、エサでおびきよせる方法なども検討。「漁業者の継続的な協力が得られるような駆除方法のマニュアルを作りたい」としている。

15/02/16

■琵琶湖南湖の水草除去強化 大量発生、生態系に悪影響(京都新聞電子版)
 琵琶湖の南湖で昨年夏、大量の水草が発生し、悪臭による苦情が相次いだのを受け、滋賀県は2015年度から除去対策を強化する。根こそぎで刈り取る区域を従来の南湖中央部以外にも広げ、新たな刈り取り船を購入して機動力を高めることで、水質悪化による生態系への悪影響を抑える。
 南湖の水草は毎年春から夏にかけて繁茂し、湖水の流れが滞ったり湖底の酸素濃度が低下したりして魚介類の成育を妨げ、漁船の航行にも支障をきたしている。県はこれまで湖岸での表層刈り取り(水深1・5メートル)や南湖中央部では根こそぎ除去を行い、ホンモロコが稚魚から成長して北湖へ移る経路を確保するための刈り取りを進めてきた。
 昨年夏はコカナダモを中心に3年ぶりの大量繁茂となり、大津市の上水道の取水口周辺にも及んで水道水からカビ臭がするとの苦情も寄せられた。このため15年度からは「南湖集中水草対策事業」として、同市の大津港やなぎさ公園沿い、堅田や雄琴地区の湖岸などで表層刈り取りの場所を追加する。同市柳が崎の北東側、草津市北山田町の西側の沖合は夏までに根こそぎ除去し、湖岸への漂着を防ぐ。
 水草の刈り取り事業費として15年度一般会計当初予算案に2億1千万円を計上した。県琵琶湖環境部は「これまでの対策を検証しながら、南湖の生態系の再生につなげたい」としている。

■ヨシ配合ノートに「買うエコ大賞」 滋賀県産の環境配慮商品(京都新聞電子版)
 環境に配慮した滋賀県産の商品の普及を目指して創設された「買うエコ大賞」の第1回受賞商品が決まり、16日、県農業教育情報センター(大津市)で表彰式が行われた。大賞には、琵琶湖のヨシを配合したノートなどの文具シリーズ「ReEDEN(リエデン)」が選ばれた。
 同賞は一般社団法人「滋賀グリーン購入ネットワーク」(同市)が創設。環境への配慮や、湖国独自の風土を生かしている点などが評価の対象になる。昨夏に20点の応募があり、一次審査を通過した6点を一般投票にかけ、大賞を決めた。
 リエデンは、琵琶湖の水環境を保つ役割を担う一方で刈り取り後の活用が課題になっているヨシに注目し、ノートなどの原料に用いた。製造するコクヨ工業滋賀(愛荘町)の社員が毎年、ヨシ刈りに励んでいる点も評価された。県知事賞は、県産ヒノキの間伐材を使った学校用の机と椅子(事業者=ウッドワーク滋賀堤木工所)、同ネットワーク会長賞には、競走馬の調教用ゼッケンで作るバッグ(同=サンキューファインホース夢プロジェクト)が選ばれた。
 表彰式では、各賞を受賞した関係者に賞状と記念品が贈られた。記念のシンポジウムも開かれた。

■びわ湖毎日マラソン:環境キャンペーン 瀬田川ぐるっとウォーク 琵琶湖岸みんなできれいに(毎日jp滋賀)
3月1日に開かれる「第70回びわ湖毎日マラソン大会」(日本陸連、毎日新聞社など主催)のコースの一部を歩く「瀬田川ぐるっとウォーク」が15日、大津市内で開かれた。県内外から455人が参加し、湖岸や瀬田川の景色を楽しみながら、ごみを拾い、環境への関心を高めた。 琵琶湖周辺の豊かな自然を感じてもらうと同時に、環境や健康に対する意識も持ってもらおうと、大津市などが...

■職員ら自作のふなずし品評会=滋賀県(jiji.com)
 滋賀県や県漁業協同組合連合会の職員らが自ら漬けた「ふなずし」を持ち寄り、味を競う品評会が、大津市内で開かれた。独特の発酵臭が漂う中、56人がふなずしを食べ比べながら互いの親交を深めた。
 ふなずしは県の郷土料理。ご飯に漬けて発酵させて作る「なれずし」の一つで、独特の酸味が特徴だ。県では主に、琵琶湖の固有種「ニゴロブナ」を使用する。
 品評会は、県水産課の呼び掛けで2011年度から毎年実施されている。六つのテーブルに分かれて行った「予選」では、誰が作ったか分からないようにふなずしが並び、参加者がそれぞれ7点満点で採点。各テーブルで1位となった六つのふなずしについて、4人の審査員が採点した結果、農政水産部の青木洋部長のふなずしが優勝した。

■新「うみのこ」県概要 琵琶湖水質調査へ実験室(YomiuriOnLine滋賀)
<17年度就航へ>
 県内の小学5年生が乗り込んで琵琶湖について学ぶ県の環境学習船「うみのこ」の新船の概要がまとまった。少子化を受け、定員を60人減らして180人とする一方、実験室や水中音波探知機(ソナー)の新設などで学習設備を拡充。2017年度の就航を目指す。
 現行船は1983年に就航。県内全小学校を対象に、5年生が複数校ずつ1泊2日の日程で大津、長浜などに寄港しながら、採水してプランクトンを観察したり、手こぎ船の操船を体験したりする。就航から30年を超え、県は約30億円で新造を決めた。
 新船は現行船と同じ大きさ(全長約65メートル、幅約12メートル)だが、スクリューをディーゼルエンジン式から電動式に変え、二酸化炭素排出量を削減。強風対策で満載喫水を約1・5メートル(現行1メートル)と深くし、1層多い5層構造とするため、総重量約1200トン(同928トン)、延べ約2000平方メートル(同約1330平方メートル)とする。
 新設する実験室(約15平方メートル)では顕微鏡などを備え、水質調査などを実施。甲板のソナーは水深などが測定できる。甲板が手狭になるため、現行船では5隻搭載している手こぎ船を降ろし、寄港地周辺で保管し、操船体験をする。
 宿泊室12部屋の1部屋あたりの定員は10〜16人(現行20人)。食堂を広げて学習室と兼ね、現行の学習室を交流用の多目的室にする。県教委は今年度内に概略設計をまとめ、新年度に本格的な新造に着手する予定。(小野圭二郎)

15/02/15

■船外機盗んだ疑いでブラジル国籍の男3人逮捕(産経ニュースWEST)
 琵琶湖の漁港に係留中の作業船から船外機を盗んだとして、滋賀県警守山署などは、窃盗容疑で三重県に住むブラジル国籍の男3人(30〜50歳)を逮捕したと発表した。1人は容疑を否認している。
 3人の逮捕容疑は、昨年9月下旬、琵琶湖にある同県長浜市内の漁港で、係留中の作業船から船外機3基(43万円相当)を盗んだとしている。
 同署などは昨年12月4日、野洲市の漁港で船外機を盗んだとして窃盗容疑でブラジル国籍の男3人を逮捕しており、捜査を進める中で今回の犯行が判明。3人のうち2人を窃盗容疑で再逮捕し、新たに1人を逮捕した。

■三重・鈴鹿市の釣具店で店員に傷害の疑い 少年を逮捕(メ〜テレ)
14日夕方、三重県鈴鹿市の釣具店で万引きをしたとして取り押さえられそうになった少年が、刃物で店員にけがをさせた疑いで逮捕されました。
強盗致傷などの疑いで逮捕されたのは、無職の少年(18)です。警察の調べによりますと、少年は14日午後4時すぎ、鈴鹿市西條町の釣具店で釣りの仕掛けなど約5000円分を盗んだとして、取り押さえようとした店員ともみ合いになりました。その際、少年は持っていた刃渡り約9センチの折りたたみナイフを取り出し、店員が指に全治10日間のけがをしました。少年の事件当時の所持金は700円でした。調べに対し少年は「釣具をほしかったが、お金がないので盗んだ」などと容疑を認めているということです。

■琵琶湖の魚で親子料理教室(産経ニュース)
 琵琶湖で取れた魚を使った親子料理教室が28日と3月1日、草津市野路の市民交流プラザで開かれる。主催の県水産課は、15日まで参加者を募集している。
 琵琶湖の自然や地元の漁業について親子で理解を深めてもらおうと、同課が企画した。食育インストラクターの古沢みどりさんが講師を務め、コアユの天ぷらやセタシジミのご飯、イサザのみそ汁など、琵琶湖産の魚介類を使った料理の調理法を指導。作った料理は地元の漁師と試食し、魚や料理などを話題に歓談も楽しんでもらう。
 対象は、小・中学生と保護者。両日とも午前10時〜午後2時で、定員は各8組(1組4人まで)で、応募多数の場合は抽選。参加費無料。申し込み方法などの問い合わせは同課(電)077・528・3873。

15/02/14

■死体遺棄容疑:母親を琵琶湖に…50歳次女逮捕(毎日jp)
 母親の遺体をキャリーケースに入れて大津市の琵琶湖に捨てたとして、滋賀県警は14日、三重県伊賀市緑ケ丘中町、薬剤師、松生(まついき)多恵子容疑者(50)を死体遺棄容疑で逮捕した。松生容疑者は次女で、「間違いありません」と容疑を認めているという。
 逮捕容疑は、同居していた母澄子さん(79)の遺体をキャリーケースに入れ、今月1日夜に遺棄したとしている。
 キャリーケースは3日午前、琵琶湖に注ぐ盛越(もりこし)川の河口付近で見つかり、現場近くの防犯カメラに映っていた軽乗用車の画像などから松生容疑者が浮上した。
 県警大津署によると、松生容疑者は実母の澄子さんと2人暮らし。父親(84)は介護施設に入っており、1月28日に病死したという。司法解剖で澄子さんが死亡した時期も同日ごろとみられる。
 松生容疑者は澄子さんについて「半年前ごろから寝たきりの状態だったが、父親が亡くなる前に死亡した」という趣旨の供述をしているといい、同署が死亡の経緯なども調べている。【村瀬優子】

■琵琶湖に遺棄、容疑の50歳女逮捕 ケース内遺体は79歳母親(京都新聞電子版)
 大津市晴嵐1丁目の盛越川河口付近で高齢女性の遺体が入ったキャリーケースが見つかった事件で、滋賀県警捜査1課と大津署は14日、母親の遺体を琵琶湖に捨てたとして死体遺棄の疑いで、三重県伊賀市緑ケ丘中町、女性の次女で薬剤師松生(まついき)多恵子容疑者(50)を逮捕した。
 逮捕容疑は、2月1日夜、母親の澄子さん(79)の遺体を入れたキャリーケースを大津市内の琵琶湖に遺棄した疑い。同署によると、松生容疑者は「間違いありません」と容疑を認め、遺体の処理に困ったという趣旨の供述をしている。遺体は伊賀市内でケースに詰め、大津市内まで車で運んだという。現場周辺の目撃情報や防犯カメラの解析結果から松生容疑者の車を特定した。
 同署の説明では、松生容疑者は自宅で母親と同居しており、「母親は半年くらい前から寝たきりで歩けなくなった」と供述している。これまでの調べでは遺体の胃に内容物はなく、体の汚れもひどいなど生前の衛生状態は良くなかったとみられ、同署は介護の実態や遺体を遺棄した動機などを調べる。

■遺棄容疑で50歳次女逮捕 ケース内遺体は79歳母親(47NEWS)
 大津市の川でキャリーケースに入った女性の遺体が見つかった事件で、大津署などは14日、死体遺棄の疑いで、三重県伊賀市、女性の次女の薬剤師松生多恵子容疑者(50)を逮捕した。
 大津署によると、女性は松生容疑者と2人暮らししていた母親澄子さん(79)と判明。松生容疑者は「母親は半年ぐらい前から寝たきり状態になった」と供述。遺体の処理に困って捨てたとの趣旨の説明もしており、大津署は、死亡の経緯や死因を調べている。
 逮捕容疑は、2月1日夜、死亡した澄子さんをキャリーケースに入れ、軽乗用車で伊賀市内から大津市内に運び、琵琶湖に遺棄した疑い。

■琵琶湖に79歳母の遺体入りバッグ遺棄…娘逮捕(YomiuriOnLine)
 大津市内の河口付近にあったキャリーバッグから女性の遺体が見つかった事件で、滋賀県警は14日、三重県伊賀市緑ヶ丘中町、薬剤師松生(まついき)多恵子容疑者(50)を死体遺棄の疑いで逮捕した。
 遺体は松生容疑者の母澄子さん(79)と判明。「死んでいたので遺棄した」と容疑を認めている。
 発表では、松生容疑者は2月1日夜、大津市晴嵐(せいらん)の盛越(もりこし)川河口に近い琵琶湖岸で、澄子さんの遺体が入ったバッグを遺棄した疑い。
 澄子さんは約半年前から寝たきり状態だったという。県警は澄子さんが死亡した経緯についても事情を聞く。

■スーツケースの女性遺体、琵琶湖に遺棄容疑 次女を逮捕(asahi.com)
 大津市晴嵐(せいらん)1丁目の盛越(もりこし)川の河口付近にあったスーツケースから女性の遺体が見つかった事件で、滋賀県警は14日、三重県伊賀市緑ケ丘中町の薬剤師、松生(まついき)多恵子容疑者(50)を死体遺棄の疑いで逮捕し、発表した。多恵子容疑者は「死んでいたので遺棄した」と容疑を認めているという。女性が死亡した経緯についても事情を聴く。
 大津署によると、女性は松生澄子さん(79)で、多恵子容疑者は澄子さんの次女。1日夜、澄子さんの遺体が入ったスーツケースを、盛越川近くの琵琶湖に遺棄した疑いがある。
 澄子さんは、多恵子容疑者と2人暮らし。澄子さんは半年ほど前から寝たきり状態で、多恵子容疑者が介護していたという。澄子さんの夫は1月28日に入院中の病院で病死している。澄子さんの死亡推定日時は同日ごろで、県警は関連を調べている。
 遺体は今月3日、川に浮かんでいたスーツケースの中から見つかった。ひざを抱えた状況で入れられており、目立った外傷はなかった。背骨が数カ所折れていたが、折れた時期や原因は不明という。県警は似顔絵や着衣などの情報を公開して捜査を続けていた。

■西大津バイパスの一部、3月10日から制限速度70キロに(京都新聞電子版)
 国道161号西大津バイパス(大津市)の規制速度が3月10日から、一部で時速60キロから時速70キロに引き上げられる。2013年に全線4車線化され、実際の通行速度が時速80キロ前後に上がっていることから、滋賀県警交通規制課などが見直しを検討していた。
 引き上げるのは、上り線の藤尾北ランプ−同バイパス終点の9・7キロと、下り線の湖西自動車道坂本北ランプ−近江神宮ランプの5・3キロ。藤尾北ランプ−下阪本ランプの上下線8キロでは、安全確保のため原付バイクや自転車の通行を禁止する。
 検討では速度調査に加え、大津市役所や高島市の道の駅などでアンケート調査も実施。規制速度引き上げを希望する意見が多かったという。同課は「同バイパスは構造上スピードが出やすい。規制を引き上げることで、ドライバーに速度を守ってもらえたら」と期待している。

■瀬田川散策路、ぐるっと開通 工事25年(asahi.com滋賀)
 琵琶湖近くの瀬田川周辺で整備が進められていた散策路の工事が、着工から25年を経て終了し、14日に開通式典がある。最後の工事となった大津市南郷1丁目の橋が完成。南側の「瀬田川洗堰(あらいぜき)」と北側の「瀬田の唐橋」が散策路でつながり、ぐるっと8・2キロを一周できるようになる。
 国土交通省琵琶湖河川事務所によると、14日開通するのは長さ128・5メートル、幅3メートルの「南郷ほたる橋」。瀬田川から水路が分流する場所で、川沿いを散策する際、国道へ回り道をしなければならなかった。2011年度に着工し、約1億8千万円をかけて完成。ホタルが舞った環境を取り戻したい、との願いから公募で名づけられた。
 散策路は1989年度に整備が始まった。国が施工した4・6キロ区間で総事業費約27億円。残りは県が近江八景「瀬田の夕照」にちなんだ歩道「夕照の道」を整備するなどした。

15/02/13

■船の海難減、人身増加 和歌山県内の海の事故(紀伊民報AGARA)
 和歌山県の田辺、和歌山の両海上保安部は、昨年県内で発生した船の事故と人身事故をまとめた。船の事故は前年より15隻少ない61隻で、過去5年間では2011年の52隻に次いで少なかった。人身事故は前年より15人増の95人で、全体の約4割がマリンレジャーによる事故だった。
 船の事故61隻中、田辺海上保安部管内は18隻(前年比14隻減)、死者・行方不明者はなかった。和歌山海上保安部管内では43隻(1隻減)、死者・行方不明者は4人(2人増)。
 船種別で最多が水上オートバイやモーターボートなどのプレジャーボートで36隻。ほかに貨物船9隻、漁船7隻、作業船や台船などの「その他」が9隻。プレジャーボートの事故は前年より10隻減少した。
 事故種別では衝突が25隻でトップ。次いで機関故障9隻、乗り上げ8隻、燃料切れなどの「運航阻害」7隻など。火災は3隻あった。事故の約8割は操船ミス、見張り不十分、居眠りなど人為的な原因で起こった。
 人身事故95人のうち、田辺管内が41人(3人増)、死者・行方不明者は15人(4人減)。和歌山管内は54人(12人増)、死者と行方不明者は16人(1人増)。
 最も多いのは自殺(未遂を含む)で前年より3人減の15人。次いで釣りの事故13人、乗船中の負傷13人、乗船中の病気10人、マリンレジャー以外で誤っての海中転落9人、遊泳中8人、サーフィン中7人など。
 釣り中の事故による死者・行方不明者は3人で、うち2人が救命胴衣を着ていなかった。
 マリンレジャーに伴う事故者は40人で前年より9人増えた。40人中31人が県外者だった。
 田辺海上保安部は「安全指導や啓発活動を進めた結果、小型船舶の事故が減少した。京阪神からのマリンレジャー愛好者の事故が多いので、今後も救命胴衣の着用徹底や安全な小型船舶の運航を呼び掛け、海難の防止対策を強化していく」と話している。

■外来種対策、全国で条例 環境省が行動計画(日本経済新聞Web刊)
 環境省は12日、日本の生態系や健康などを脅かす外来生物(外来種)の被害を防ぐ初めての行動計画を専門家会合で示した。2020年までに全47都道府県で外来種に関する条例を制定するなど8つの目標を掲げた。同省は計画に合わせ、国内の生態系に被害を及ぼす恐れのある外来種として約430種を選んだ。
 行動計画では20年までの目標として、「外来種」という言葉の意味の認知度を現状の60%から80%に引き上げたり、外来種の分布を把握しネットで公開したりすることなども盛り込んだ。17年度に進捗状況を確認し、19年度に計画を見直す方針。
 外来種のリストでは、国内他地域から流入した外来種も含む動植物約430種を選定。具体的には東南アジア原産のジャワマングースや南米原産のヒアリ、オーストラリア原産のセアカゴケグモなどを挙げた。
 対象となる動植物を「日本への定着阻止」「適切な管理が必要」など対策別に3つのグループに分け、国や自治体が侵入の監視や駆除の強化につなげる。
 外来種の被害防止を目的とした行動計画は、名古屋市で10年に開いた国連の生物多様性条約第10回締約国会議で採択した生態系保全に関する「愛知目標」で、各国に策定を求めていた。

15/02/12

■ガソリン4年2カ月ぶりの133円台に下落 29週連続、これで下げ止めとの声も(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が12日発表した9日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週(2日)と比べ80銭安い133円50銭。29週連続の値下がりで、過去最長記録を更新した。133円台となるのは約4年2カ月ぶり。
 前週まで8週連続で全47都道府県で一斉に値下がりしていたが、高知と山口は横ばいとなった。
 世界経済の減速懸念や米国のシェールオイルの生産増などを背景に昨年秋から急落した原油価格は、底打ちの気配が出始めている。元売り各社が卸価格を引き上げるようになったため、調査を行う石油情報センターは「来週は値上がりに転じる可能性がある」とみている。
 都道府県別の値下がり幅は石川の2円が最大で、大阪の1円90銭、鳥取の1円80銭、滋賀の1円70銭が続いた。
 軽油は114円40銭、灯油は81円20銭だった。

■レギュラーガソリン、値下がり続く…2010年末以来の133円台(Responce)
資源エネルギー庁が2月12日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、2月9日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.8円下落し、1リットル当たり133.5円となった。
レギュラーガソリンの値下がりは30週連続で、133円台は2010年12月20日の調査以来、4年2か月ぶり。
地域別では、北海道で1.3円、中部で1.1円、近畿で1.0円、東北で0.8円、関東と九州・沖縄で0.7円、中国で0.5円、四国で0.4円と、全エリアで値を下げた。
ハイオクガソリンは144.4円、軽油は114.4円。いずれも前週より0.8円値を下げた。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、2月12日のレギュラーガソリンの全国平均価格は123.6円/リットル(前週比+1.0円)、ハイオクは132.4円/リットル(同−0.8円)、軽油は100.2円/リットル(同−0.4円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■琵琶湖大橋:市長会「無料化反対」相次ぐ 県の決定に遅れも(毎日jp滋賀)
大津、守山両市を結ぶ琵琶湖大橋の無料化について、三日月大造知事は10日、大津市内で県市長会と意見交換した。市長会側からは無料化に反対する意見が相次ぎ、県側は今年度内としていた方針決定が来年度にずれ込む可能性を示した。 橋の無料化を...

■県の琵琶湖保全に役立てて!東近江市の藤野商事が寄付(滋賀報知新聞ネット版)
=環境啓発商品売り上げの一部=
◇全県
 自動車関連事業を県内で展開する藤野商事(本社・東近江市五個荘簗瀬町、藤野滋代表取締役)は、県の環境政策に役立ててもらおうと、平成二十五年十月から同二十六年九月までの自動車点検売り上げの一部約二十二万円を県のマザーレイク滋賀応援基金へ寄付した。同社の取り組みは今年で六年目。
 原資となるのは、「点検を受ければ受けるほど琵琶湖がきれいになる」のキャッチフレーズで、環境意識の高い自動車ユーザーの賛同を得て実施している同社の自動車整備点検「安心ECО点検」。
 料金支払いと引き換えに会員ポイントが付与され、一定のポイントがたまれば、県内の特産品や環境こだわり商品と交換できる。ポイントのうち五%は「びわこECО」として、一ポイント一円に換算して、年度ごとにまとめて県へ寄付している。
 環境保全への働きかけを積極的に進める同社はこのほか、廃食油を軽油代替燃料(BDF)として再利用する「菜の花プロジェクト」への参加や、環境負荷の小さい製品・サービスを購入するグリーン購入、周辺道路の清掃を定期的に行う「淡水エコフォスター」への登録などに取り組んでいる。

15/02/11

■4.5%増の5300億円 3年連続増の県新年度予算案(滋賀報知新聞ネット版)
=教育や水環境ビジネスなど 三日月カラー盛り込む=
◇全県
 県は十日、平成二十七年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比四・五%増の五千三百八十六億円で、三年連続でプラス予算となった。これは、消費税引き上げに伴う市町交付金の増加のほか、学習船建造などの大型事業が押し上げたため。なお、特別会計は二千百五十七億円(前年度当初比一〇・五%増)、企業会計は三百九十三億円(同二・九%増)となった。三日月大造知事は「草の根自治の発展、共生社会の実現、滋賀の力を生かした経済・雇用政策を推進していきたい」と意欲を語った。
 一般会計の主な歳入をみると、県税は前年度当初比七・七%増の一千五百二十憶円を見込んでいる。これは、円安基調を背景に製造業の業績が好調に推移しているほか、法人事業税や地方消費税の引き上げに伴うものだ。
 また、国から地方へ交付される地方交付税は、県の法人二税(法人県民税、法人事業税)などの増収により財政不足が縮減するため、前年度当初比一・七%減の一千百四十億円に減額されるとみている。
 この一方で、地方消費税率引き上げに伴う市町交付金の増加、地域医療介護総合確保基金事業、学習船「うみのこ」建造などへの対応で百二十七億円の財源不足が生じた。
 このため、貯金に当たる財政調整基金三十六億円(取り崩し後の残高百五億円)、県債管理基金二十六億円(同七十七億円)、福祉教育振興基金十億円(同七十三億円)を取り崩した。それでも五十五億円不足するため、借金に当たる県債を発行して充てた。
 なお、県債残高は、臨時財政対策債(注)を含めて前年度当初比百三十三億円増の一兆八百四十二億円に膨らむ見通し。県民一人当たりに換算すると七十六万五千三百八十四円(前年度当初比九千三百六十三円増)となる。なお、県は「臨時財政対策債を除く実質的な県債残高は六千五百十三億円で、六年連続で減少傾向にある」と説明している。
 歳出は、▽子ども・若者・女性が輝く社会実現▽琵琶湖環境▽文化とスポーツ―など七分野に重点配分した。主なものは次の通り。
 ▽(新)教科指導力ステップアッププロジェクト三千三百万円▽(新)学ぶ力を育てる土曜学習支援四百三十万円▽うみのこ新船建造十億九千四百万円▽県立高校再編十八億四千七百万円▽医療・介護連携拠点機能整備二千万円▽(新)南湖集中水草対策六千三百万円▽琵琶湖博物館再構築七億二千万円▽国体主会場整備(仮称・彦根総合運動公園)一億二千九百万円▽ウォーターバレー滋賀・水環境ビジネス推進一千九百万円▽新生美術館整備一億七百万円▽(新)空き団地への移住を図るリノベーション支援一千五百万円▽危機管理センター整備十三億二千百万円▽(新)高齢者を振り込め詐欺から守るシルバーガード推進四百二十万円▽近江八幡署などの警察署移転新築整備二十二億円。
 (注)臨時財政対策債は本来国が地方交付税として交付するものだが、財源が不足していることから、地方が国に代わって借金しているもの。同債の元利償還金は将来的に地方交付税に算入されることになっている。

■琵琶湖大橋のあり方検討(滋賀報知新聞ネット版)
=無料・有料で両論併記 研究会が方針案=
◇全県
 有料道路である琵琶湖大橋の今後のあり方について、無料化も含めて検討する研究会がこのほど開かれ、方針案について有料と無料の両論併記を盛り込むことに決めた。方針案修正を加えられた後、三日月大造知事に提出される。県は三月末までに、方針を決定する。
 研究会では、厳しい道路財源に配慮して料金徴収を望む関係四市(大津、守山、栗東、野洲市)と、継続する法的根拠がないと主張する県道路公社、経済同友会、県トラック協会などの意見に分かれている。
 この検討は、道路建設に伴う借入金など未償還額の一括完済が可能な場合、道路料金の徴収を続けるのは不可能とした、外部監査(昨年三月、六月)の指摘を受けて始まったもの。専門家や関係する自治体、団体で構成する研究会が昨夏設けられ、五回にわたって検討を重ねてきた。
 研究会では、無料化した場合と、料金徴収を続けた場合の道路整備、管理の手法の提示を県から受けた。
 それによると、琵琶湖大橋を無料開放した場合、これまで通行料金で賄ってきた年平均約三・五億円の維持管理費を県税で負担することになり、他の道路整備や維持管理に影響を与える可能性がある。このため、道路公社から引き継がれる財産を原資に、基金を造成するなどの財源確保が望ましい、とするもの。
 一方、料金徴収を続ける場合、通行料金で整備する区間は、琵琶湖大橋本体と利用者五割以上が通行する直近の道路区間に限るとした。また、ETC導入、料金値下げについても検討すべきとした。

■琵琶湖大橋の無料化議論 県が判断先送りを示唆(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖大橋の料金徴収のあり方をめぐる議論で県は十日、年度内に示すとしていた有料継続か無料化かの判断の先送りを示唆した。有識者らでつくる研究会が方向性を打ち出せなかったためという。
 大津市内であった臨時市長会で美濃部博土木交通部長が「(研究会の結論が)両論併記になったことでもう少し議論が必要な場合もある」と説明。「二月の県議会定例会議でまとまらなければ、六月に予定されている定例会議で何とか取りまとめたい」と述べた。
 三日月大造知事も出席し「政治的判断が必要なので政治的環境を整えたい。少し時間をいただきたい」と理解を求めた。各市長は結論先送りに一定の理解を示した。(山内晴信)

15/02/10

■シマノ、純利益最高の512億円 14年12月期(日本経済新聞Web刊)
 シマノが10日発表した2014年12月期の連結決算は、純利益が前の期比46%増の512億円となり、過去最高益を更新した。自転車部品は主力の欧米市場が堅調で、中国など新興国市場でもスポーツタイプの伸びが続いた。増産効果に加え、円安による外貨建て保有資産の為替差益も利益を押し上げた。
 売上高も23%増で過去最高の3331億円となった。部門別では自転車部品が26%増えた。円建てベースの海外向け製品が、為替の円安が進んで価格競争力が高まったことも販売拡大の追い風になった。
 釣り具は国内で夏の悪天候が響いたものの、販売は前の期を上回った。海外も堅調だった。
 15年12月期は中国など新興国市場の拡大が続き、売上高が前期比7%増の3550億円、純利益は3%増の530億円を見込む。
 スポーツタイプの中高価格帯の製品需要増に対応して、下関工場を2カ年で120億円かけて増強する。金額ベースでみた同工場の生産規模を1.5倍に拡大する計画だ。

■世界遺産も凍った…和歌山・那智の滝、3年ぶりに(asahi.com)
杉山敏夫
 世界遺産に登録されている和歌山県那智勝浦町の那智の滝(落差133メートル)で10日朝、流れ落ちる水のしぶきが岩に凍りついた。熊野那智大社が午前6時半に測ったところ、滝つぼ付近で零下0・5度。直径約10メートルある滝つぼも3分の2が氷に覆われた。那智の滝が凍ったのは3年ぶりという。
 三重県伊勢市から来た介護士小川満記(みき)さん(23)は「朝早く来てラッキーでした。那智の滝が凍るなんて信じられない」と、びっくりした様子だった。(杉山敏夫)

■紀南各地で氷点下 田辺市街地で雪舞う(紀伊民報AGARA)
 紀伊半島の上空約5500メートルに氷点下30度以下の強い寒気が流れ込んだ影響で9日、和歌山県紀南地方各地で氷点下が観測された。田辺市街地も雪が舞う寒い一日となった。
 和歌山地方気象台によると、紀南で最も気温が下がったのは龍神村龍神(田辺市)の氷点下3度で、中辺路町栗栖川(同)と西川(古座川町)も氷点下1・3度となった。新宮の0・1度と潮岬(串本町)の0・5度は今季最低だった。南紀白浜も0・1度と冷え込んだ。
 田辺市街地は0・7度(田辺市消防本部調べ)まで下がった。
 今回の寒気のピークは9日午後で、10日も冬型の気圧配置は続くが、次第に緩んでくるという。10日の潮岬の最高気温は9度、最低気温2度と予想されている。

■滋賀県一般会計5385億円 15年度当初予算案(京都新聞電子版)
 滋賀県は10日、一般会計5385億5千万円と13特別会計、3企業会計を合わせた総額7935億8200万円の2015年度当初予算案を発表した。人口減少を見据えた県内の活力づくりに重点を置き、一般会計は前年度当初を4・5%上回って3年連続で増加した。17日開会の県議会2月定例会議に提案する。
 就任後初となる通年予算案を編成した三日月大造知事は「将来の財政負担も意識し、知事選で掲げた政策実現へあらゆる分野に種火はともせた」と述べた。
 主な歳出は、子育て環境の充実へ全小中学校で35人学級を可能にする費用に31億6800万円を計上。若者の流出などに歯止めをかける市町提案施策を支援する事業を創設し、2100万円を盛り込んだ。戦国時代の史跡が多い特性を生かし、国内外の戦国ファンを呼び込む事業には490万円を充てる。
 エネルギー・環境分野では、中小企業に省エネ装置や太陽光、燃料電池などの導入を促す事業に5100万円を盛り込んだ。間伐材を地域のエネルギー源として利用するための施設整備には3700万円を計上。セタシジミやホンモロコなど琵琶湖在来種の減少を踏まえ、2300万円をかけて原因解明や生息環境の再生を進める。琵琶湖博物館(草津市)の展示リニューアルにも取りかかる。
 歳入は、景気の回復基調を背景に法人県民税と法人事業税の法人2税を前年度当初比7・9%増の計407億円と見積もるが、地方交付税の減少などで使い道が自由な一般財源は24億円減る見込み。このため、財政調整基金など2基金を計62億円取り崩すほか、県の借金に当たる県債を前年度当初より97億円多い455億円分発行する。
 この結果、国が後年に交付税で返済を賄う臨時財政対策債を含めた15年度末の負債総残高は33億円増えて1兆842億円に達する。

■滋賀から福井への国道、一時通行止め(京都新聞電子版)
 滋賀県長浜市西浅井町塩津浜以北の国道8号と、高島市マキノ町野口以北の国道161号は、10日早朝から通行止めとなった。雪で福井県敦賀市−南越前町の国道8号で車200台以上が一時立ち往生し、通行止めになったため。
 北陸道の木之本インターチェンジ(IC)−敦賀ICも9日夜から10日朝まで通行止めとなった。

■滋賀県琵琶湖環境科学研究センターの新調査船「びわかぜ」竣工(産経ニュース)
 滋賀県琵琶湖環境科学研究センターの新しい水質実験調査船「びわかぜ」が完成し、大津市今堅田の杢兵衛(もくべえ)造船所で竣工(しゅんこう)式が開かれた。びわかぜは、センターがおこなう琵琶湖での研究や調査などで活用される。
 センターは現在、水質調査をおこなう「みずすまし2世」と、主に湖底の様子を調査・撮影する「はっけん号」の2隻の調査船を所有。しかし、ともに老朽化が進み、維持費の軽減も考慮して1隻体制とすることとし、両船の機能を兼ね備えた新しい調査船の建造を昨年2月から進めてきた。
 完成したびわかぜは全長28・12メートルで総重量71トン。水質調査ができる採水器や湖底の様子を撮影できるカメラなどを搭載。さらに、太陽光パネルを装着し、船内の照明に要する全電力をまかなう。船名は、昨年9〜10月に公募し、同県東近江市の今堀道明さん(63)の案が選ばれた。「琵琶湖上を吹くさわやかな風の中を調査する船は、さわやかであってほしいという願いをこめた」という。
 竣工式では、今堀さんに賞状が手渡され、試乗会には、今堀さんも参加。三日月大造知事らとともに、新しい船の性能や乗り心地を確かめた。

15/02/09

■滋賀・琵琶湖岸で「しぶき氷」 全観測点で氷点下(京都新聞電子版)
 強い寒気の影響で9日、滋賀県内では彦根地方気象台の観測地点9カ所全てで氷点下を記録。高島市今津では氷点下2・6度まで下がり、今冬最も厳しい冷え込みとなった。
 琵琶湖では冷たい強風が湖面を吹き抜け、湖岸ではこの時期ならではの「しぶき氷」が見られた。風で打ち寄せられた波が岸で砕け草木をぬらして凍り付く現象。木の枝やヨシの茎がガラス細工のような造形をなし、陽光を受けて輝いていた。同気象台によると、10日午後までは強い風と寒さが続くという。

■漁業者減少 10年間で18漁協が解散(NHK NEWS WEB)
漁業者の減少に伴って、平成24年度までの10年間で全国18の漁協が法律で定める組合員の人数を確保できないとして解散していたことが、全漁連=全国漁業協同組合連合会のまとめで分かりました。
農林水産省の調査によりますと、全国の漁業就業者は、おととしの時点でおよそ18万人と前回の調査から5年間で18%減るなど急速に減少を続けていて、担い手を確保する取り組みが求められています。
農林水産省が去年12月に発表した漁業センサスによりますと、海での漁業に従事する漁業就業者は、おととし11月時点で18万985人と、前回の調査から5年間でおよそ4万人、率にして18.4%減りました。
これは過去最少を更新し、統計を取り始めた昭和29年と比べて、およそ4分の1になりました。
漁業者の減少により、全国各地で解散する漁協が相次いでいます。漁協の活動などを定めた水産業協同組合法では、正組合員が20人未満になった場合、漁協を解散することが定められていて、全漁連によりますと、平成24年度までの10年間で全国18の漁協が20人を下回るおそれがあることを理由に解散したということです。また、同じ理由で合併したケースは、この10年で53件あり、漁業者の減少に伴って漁協の再編が進む結果になっています。
一方、神奈川県逗子市の漁協では、およそ3年前、正組合員が20人を下回るおそれが出たため、市の広報誌を通じて組合員を初めて公募しました。
市内に住み、年間90日以上海に出て研修を受けることが条件で、漁業の経験のない女性を含めておよそ10人が応募し、組合員数は34人まで増えています。
このほか、漁業者を目指す人を募集して最長3年間の研修期間中に1か月15万円ほどを支給する制度を設ける自治体もあり、漁業者を確保する取り組みが各地で続けられています。
海洋生物の生態に詳しい独立行政法人水産大学校の村瀬昇教授は「現在、漁業者は高齢者が多く、後継者が見つからずに世代交代がうまくいかなくなるのではと懸念している。漁業が衰退すると国産の魚や貝、海藻が私たちの手に入りにくくなると思うので、漁業の魅力をもっと伝えて担い手を確保することが大事だと思う」と指摘しています。
「漁業者急減で海に異変も」
漁業者の減少によりウニ漁が盛んな山口県では、ウニを取る人が少なくなり、餌にしている海藻を食べる被害が各地で報告されています。
水産庁によりますと、平成17年に全国の自治体を対象にアンケートを行った結果、北海道から九州までの15の道府県でウニが原因とみられる海藻の被害が確認されています。
山口県ではムラサキウニという種類のウニがアラメという海藻を食べる被害が相次いで報告されていて、ムラサキウニの生息数が増加していると考えられています。
独立行政法人水産大学校が山口県の沿岸で平成20年に行った調査では、50センチ四方の広さの海底からおよそ20個のウニが見つかり、高い密度で生息していることが確認されています。
一方で県の沿岸部ではウニと同じ海藻を食べるサザエやアワビが今シーズン、深刻な不漁になっていて、日本海に面した萩市では例年の半分ほどしか取れないということです。
萩市の市場でのサザエの水揚げ量は、この10年で25%少なくなり、アワビはおよそ半分に減っていて、地元の漁協の組合員も昨年度に1970人と、この10年でおよそ30%減っています。
水産大学校は、漁業者が減ってウニを取る人が少なくなったことでムラサキウニが増えた結果、同じ海藻を食べるアワビやサザエの生息数が減ったのではないかとみています。
水産大学校や地元の漁協などではムラサキウニを見つけて駆除する取り組みを行っていて、以前のように海藻が生い茂る豊かな海にすることで漁獲量の回復を目指しています。

15/02/08

■ヨシ保全へ火入れ 滋賀・高島の琵琶湖岸(京都新聞電子版)
 琵琶湖の水を浄化する役割を担うヨシの群落を燃やし、生育環境を整える「火入れ」の作業が7日、滋賀県高島市新旭町針江の琵琶湖岸で行われた。
 ヨシの新芽が出る前に、群落内の雑草などを焼いて取り除く恒例の行事。市が催し、環境保全活動などに取り組む市内の11団体から約30人が参加した。
 新旭町の湖周道路東側の約2ヘクタールでは、参加団体のメンバーが昨年12月に刈り取ったヨシが置かれ、南側からバーナーで火を付けていった。
 炎が広がると、短く刈られた後の古いヨシとともに燃え、約1時間で群落を焼き終えた。参加者らは火が燃え広がらないようにバケツで水をかけたりしながら、新たなヨシの成長を願っていた。

■ワカサギ釣り楽し 滋賀・余呉湖にぎわう(京都新聞電子版)
 滋賀県長浜市余呉町の余呉湖で、冬恒例のワカサギ釣りがピークを迎えている。7日には県内をはじめ近畿、東海地方などから多くの愛好家や家族連れが訪れ、旬の釣りを楽しんだ。
 地元の余呉湖漁協が毎年11月20日前後から3月末までワカサギ釣りを解禁しており、同漁協が卵から育てて放流したワカサギを、湖畔にある江土桟橋と川並桟橋の2カ所から釣ることができる。
 この日は開場と同時に約200人が訪れた。日中はこの時期としては暖かく、来場者はゆったりと釣り糸を垂らし、ワカサギが掛かるのを楽しんでいた。親子4人で訪れた米原市の小学5年生、奥村駿一君(8)は「釣れた時のことを考えながら待つのが楽しい」と笑顔で話した。
 午前6時〜午後5時。遊漁料は大人1400円、小中学生800円。同漁協TEL0749(86)3033。

■菜の花のじゅうたん 守山でフェスタ(ChunichiWeb滋賀)
 満開を迎える菜の花畑の魅力を楽しむ催し「2015もりやま菜の花フェスタ」が7日、守山市今浜町の第1なぎさ公園であった。
 公園の4000平方メートルの花畑では1万2000本の菜の花 が見頃を迎えている。背後に見える琵琶湖、比良山系と併せて景観を楽しんでもらおうと、守山商工会議所が毎年催している。
 この日も多くのカメラマンが訪れ、真剣な表情でカメラのシャッターを切っていた=写真。花の生産者らは、菜の花を使ったケーキなどを販売。来場者が物珍しそうに商品について尋ねる場面もあった。(山内晴信)

15/02/07

■<食卓ものがたり> 氷魚(大津市)(ChunichiWeb)
 夜明け前、極寒の湖面が銀色に輝く。一月下旬の琵琶湖沖。堅田漁業協同組合(大津市)副組合長の今井政治(まさじ)さん(65)が伝統漁法の定置網「エリ」を引き揚げると、ライトの明かりに「氷魚」の群れが踊った。
 体長二〜五センチほどの流線形。昨秋生まれたばかりのアユの子どもたちだ。氷のように透き通った体から、琵琶湖の漁師らがそう呼ぶ。「琵琶湖のダイヤモンド」と称され、全国の川に放流したり養殖したりするための種苗として、生きたまま出荷される。
 いかに傷つけず弱らせないか。妻の美鶴さん(62)がエリに沿うように巧みに舟を操り、今井さんと長男の健さん(39)が網をたぐる。目の細かい網ですくい、舟のいけすへ。「よく肥えている。いい氷魚だ」。今井さんの顔がほころぶ。親子舟のこの日の水揚げは約五十キロ。まずまずの成果だ。
 戦後、ブームとなったアユの友釣り。その需要を琵琶湖が支えた。友釣りは、縄張りに入った魚を攻撃するアユの本能を利用する。琵琶湖博物館(滋賀県草津市)学芸員の桑原雅之さん(55)らによると、氷魚を育てた琵琶湖産は「おとりのアユをよく追う」と人気に。漁獲高も「アユの湖と言っていいほど豊富」で、一時は国内の全放流量の七〜八割を占めた。
 だが水質悪化や産卵場所の減少に加え、感染症の冷水病が広がったことが追い打ちをかけ、一九八七年に八百十二トンあった種苗用の漁獲量は一割程度にまで落ち込んでいる。
 廃業する漁師も増え、エリは最盛期の半分近い八十基。厳しい環境が続くものの、健さんは三年ほど前、後を継ぐことを決めた。
 「今年の湖産はいい」。全国の太公望から聞こえる便りが何よりの励み。氷魚漁は三月ごろまで続く。(文・写真、山本真嗣)
◆味わう
 氷魚は湖国の冬の味覚として、古くから家庭で親しまれてきた。琵琶湖の旬の魚を加工・販売する「魚富商店」(大津市)店主竹端尚さん(42)によると、ポピュラーな食べ方は塩でゆでるだけの釜揚げ=写真。ゆでたてを一口食べると、小さくてもしっかりとしたうま味が口の中に広がった。店ではしょうゆと砂糖で甘辛く炊くつくだ煮を販売。全国から予約が来る。
 琵琶湖博物館では15日まで、水槽で生きた氷魚の姿を見ることができる。問い合わせは魚富商店=電077(572)1029、博物館=電077(568)4811=へ。

15/02/06

■俊足の「びわかぜ」完成 滋賀県の新琵琶湖調査船(京都新聞電子版)
 琵琶湖の水質などを調べる滋賀県の新しい調査船「びわかぜ」が完成し、6日、大津市今堅田1丁目の杢兵衛(もくべえ)造船所で関係者に披露された。波の影響を抑える形状の船首や広い作業スペースを備えているのが特徴で、安定航行しながら効率よく調査できるという。
 アルミ合金製で全長約28メートル、総トン数71トン。県の保有する水質調査船「みずすまし2世」、実験調査船「はっけん号」の老朽化を受け、県が約4億700万円で建造した。最大速力は時速約55キロを誇り、大津港から琵琶湖の北端まで約1時間半で到着できる。喫水が浅いため、湖岸に近い地点も航行できる。スピードと浅瀬への対応力という従来の2船の特徴を兼ね備える。
 この日は三日月大造知事や、公募で命名者となった東近江市乙女浜町の今堀道明さん(63)ら関係者約40人が参加し、試乗会を行った。新船を運用する琵琶湖環境科学研究センターの内藤正明センター長は「琵琶湖の抱える課題解決に向け、水質や生態系の調査に活用したい」と話した。今後、水深90メートル近くの水を採取できる採水器など調査器材を搭載し、12日から運用を始める。

■本体ブロックの設置完了 新宮港湾内防波堤工事 来年3月の完成目指す(紀南新聞ONLINE)
 新宮港湾内の佐野地先で工事が続いていた、防波堤のケーソン設置工事が3日、完了した。設置のため新宮港に停泊していた超大型のクレーン船も同日に、大阪府堺市に帰港。今後はケーソン内に砂を入れてふたを閉め上部にコンクリートを打設、外海側に消波ブロック(通称テトラポット)を沈める。
 県東牟婁振興局新宮建設部港湾課によると、同防波堤工事は、和歌山県が工事主体となり平成23年度に着工。平成27年度末(来年3月末)までに、約150メートルの完成を目指している。総事業費は約41億円。
 工事の手順として、海底に沈めた土台の上に、ケーソンと呼ばれる中空の鉄筋コンクリートブロック(高さ16メートル、幅13・3メートル、長さ18・5メートル、重さ2442トン)を8函(かん)据え付け。このケーソンを吊(つ)り上げるために超大型クレーン船「第28吉田号」が入港していた。起重機船(きじゅうきせん)と呼ばれ、吉田号は3000トンを吊り上げられる。
 今回の吉田号入港以前に、ケーソン5函の据え付けが完了しており、今回は残る3函を置いた。上部コンクリート打設までで一応の完成と捉えており、消波ブロックを沈めるのは来年度以降になる可能性もあるという。先に設置した5台の部分にはすでに消波ブロックが設置されている。
 なお、新宮港は国際ターミナル化を目指しており、県は年間を通して入港しやすい港を目指し、静穏度(港湾内の年間における波高が穏やかな日の確立を数値化したもの)を高める工事を進めている。このため、(平成27年2月の時点で)新宮港湾内に4基の防波堤設置を計画。新宮港第一期工業用地の造成に着手したころと同時期である昭和46年から設置工事に着手しており、今回の防波堤工事ですでに4基目となる。大きな港で通常目標とされる波の静穏度は97・5%となっており、これにできるだけ近づけるべく工事を進めているという。現在の新宮港の静穏度は調査中のため不明だが、同課は「すでに90%以上はあるはず」と話している。

■伊庭内湖の冬の主たち(滋賀報知新聞ネット版)
=第22回びわ湖一斉水鳥観察会=
◇東近江
 琵琶湖ラムサール条約連絡協議会と公益財団法人淡海環境保全財団による「第22回びわ湖一斉水鳥観察会」が、特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約「ラムサール条約」の採択を記念して設置された「世界湿地の日」(2月2日)に合わせて、先月30日と2月1日、琵琶湖湖岸を中心とした7会場で開かれた。
 会場となった東近江市の伊庭内湖(能登川水車とカヌーランド)では、親子や愛好家など26人が参加。日本野鳥の会滋賀の石井秀憲さんや龍谷大学非常勤講師の須川恒さんらの指導で正しい双眼鏡の使い方や観察の仕方、水鳥の習性や特徴を学び、観察を続けた。雪がちらつき、昨年ほどの種類(約36種)は発見できなかったが、絶滅危惧種でタカ科の「チョウヒ」のほか、「ヨシガモ」などのカモ類が多く見られ、参加者は「きれい」などと見とれていた。
 観察の後は、湿地の重要さなどを訴えた京都大学農学部森林科学科4回生の川上哲平さんの講演なども行われ、参加者は熱心に聞き入っていた。

15/02/05

■大津女性遺体、警察が似顔絵公開(京都新聞電子版)
 大津市晴嵐1丁目の盛越川河口付近で高齢女性の遺体が入ったキャリーケースが見つかった事件で、大津署は5日、身元が分かっていない女性の似顔絵と着衣のイラストを公表した。県警のホームページにも掲載し、情報提供を求めている。
 同署によると、女性は身長155センチぐらいで推定年齢は70歳以上。髪は肩ほどの長さで白髪交じり。左目元に染みがあった。血液型はAB型だった。胸に大きく「SB」のロゴが書かれた紺色七分丈シャツ、両側に白の2本線が入った黒のジャージーズボンを着用していた。情報提供は大津署TEL077(522)1234。

■もえぎ野公園ため池 外来種増え生態系に変化 「かいぼり」調査まとまる(タウンニュース)
 もともといる生物の生態環境を守ろうと、1月23日に行われたもえぎ野公園ため池のかいぼり(水抜き)。青葉土木事務所は、その際に捕獲した生物の集計を行い、外来生物の増加によりため池の生態系に影響が出ていることを明らかにした。
 土木事務所では調査結果をうけ「外来種の食害により在来種のモツゴなどの小さな魚類が著しく減少し、カワセミの飛来減少など生態系の変化につながった」としている。今後は生き物の放流禁止を訴える看板を設置するなど、啓発を強めていく。担当者は「もともとの環境は手を入れて守っていくもの。自宅で飼育しているカメや魚などを池に放すことはしないでほしい」と呼びかけている。
 今回、捕獲した外来生物はブラックバス92匹、ブルーギル384匹、ミシシッピーアカミミガメ3匹、コイ13匹、錦鯉3匹、金魚2匹、ヘラブナ75匹、カワリヌマエビ属5匹、アメリカザリガニ6匹、ニゴイ1匹で、合計584匹となった。在来生物はトウヨシノボリ6匹、テナガエビ5匹、モクズガニ2匹と多数のヒメタニシを捕獲した。
 調査に協力した横浜市環境科学研究所は、この結果を「想定していたとおり」と話す。2010年の調査で確認されていたモツゴがいなくなったことは「ブルーギルやブラックバスの影響」と分析。「放流は生態系に影響を与えてしまう。マナーを守って池を利用することが大切」としている。
「再びカワセミを」
 同公園に隣接するもえぎ野町内会の杉浦一夫会長によると、以前は姿を見せていたカワセミが2年ほど見つかっておらず「カワセミの写真を撮っていた人たちから、調査を望む声が強まっていた」と話す。今後はモラル向上のため、町内会でも呼びかけを行っていく予定。「在来生物が増えてカワセミにも戻ってきてもらいたい」と願っている。
 今回の調査結果は、2月6日(金)に行われる公園愛護会のつどいで報告されるほか、土木事務所内でポスター展示を行い、一般にも公開される。

■課題はトンネルの暗闇と虫!? サクラ・紅葉名所の琵琶湖疏水に観光船計画(産経ニュースWEST)
 明治期に琵琶湖の湖水を京都市に流すため築かれた人工水路「琵琶湖疏水(そすい)」に観光船を運航させる計画を、京都市や大津市などが進めている。3月末には試験運航を始める予定で、5日から有料の乗船モニターの募集が始まった。航路の半分以上は真っ暗なトンネルで夏場には虫の大量発生も懸念されるが、水路沿いの景観は美しく、新たな観光資源として期待が集まる。
屋根付きボートで
 観光船を計画しているのは京都市や大津市、JR西日本、京阪電鉄などでつくる実行委員会。3月28日〜5月6日の土日祝日の16日間、8人乗りの屋根付きボート(乗客6人)で試験運航する。
 大津−蹴上間(運航時間60分、7・8キロ)▽大津−山科間(同30分、4・2キロ)▽山科−蹴上間(同30分、3・6キロ)−の3コースを設定。乗船モニターは有料(大津−蹴上間で2千円)で募集し、アンケートをとって課題を検証する。
トンネル耐震工事も?
 琵琶湖疏水は、大津市と京都市を結ぶ人工水路で、明治23年に完成した第一疏水と、同45年にできた第二疏水の総称。水道用水や水力発電、灌漑(かんがい)用水として利用された。明治維新による東京遷都で勢いを失った京都に、再び活力を呼び戻そうと建設が構想された。
 米や酒などの物資を運ぶ運搬船も盛んに往来したが、鉄道の発展によって次第に廃れ、昭和26年9月を最後に船便は途絶えた。
 航路となる疏水沿いはサクラや紅葉の名所として知られ、迎賓館赤坂離宮を手がけた建築家、片山東熊氏が設計した近代建築「旧九条山浄水場ポンプ室」など、風情のある産業遺産も残る。
 最大の課題は、コースの半分を占める約4キロのトンネル。トンネルの耐震性に問題はないというが、改めて補強工事が必要になる可能性もある。
 真っ暗なトンネル内部での運航方法を検討中で、梅雨時から夏場にかけて大量発生するトビケラなどの虫対策も課題になる。
京都と大津の観光一体化
 観光政策に詳しい京都府立大の宗田好史教授(都市計画)は「琵琶湖疏水自体が近代の産業遺産として価値が高く、京都市と大津市の観光を一体化させる試みとして非常に意義が大きい。京都だけでなく大津の観光客も増えるのではないか」と話している。
 乗船モニターの申し込みの詳細は、JTB西日本京都支店と、京都市上下水道局、大津市役所の各ホームページから。

■琵琶湖大橋の無料化に懸念「県全体の道路整備に影響」(滋賀報知新聞ネット版)
=市長会 要望書提出へ=
◇全県
 琵琶湖大橋を無料化するかどうか、県は三月末までに方針を示す。建設費の一括返済が可能であれば無料化すべきとする「道路無料公開の原則」がある中で、守山市などの関係自治体を中心に、「琵琶湖大橋の維持、修繕に充ててきた通行料がなくなり、県の道路財源で賄うことになれば、他の地域の道路整備に大きな影響が出る」と、反対意見が根強い。
 昭和三十九年に供用開始された琵琶湖大橋有料道路の区間は、栗東市林から大津市真野普門町までの十五・四キロ。借入金である建設費など総事業費三百八十億円の返済は通行料金で賄っており、計画では平成三十三年には返済が終わり、無料となる。
 しかし、県の外部監査(昨年三月、六月)では、県道路公社の財政に余裕があれば、債務返済を前倒しし、早期に無料化すべきと指摘した。これを受けて県は昨夏から、今後の在り方について検討する研究会を五回開催した。
 これに対して無料化の流れに懸念を示すのが、関係四自治体(大津市、守山市、野洲市、栗東市)などで、「県の道路整備費を琵琶湖大橋につぎ込むと、その他の地域の道路整備に支障が出る」「無料化になれば県税から近江大橋と琵琶湖大橋で毎年五億円の維持費が必要」「利用者増加に伴う交通渋滞が発生する」などの意見が相次ぐ。
 このため、県内市長で構成される県市長会は今月十日、大津市内で協議の場をもち、出された意見を要望書にまとめ、県へ提出することにしている。
 ちなみに、一昨年十二月、無料化された近江大橋(大津市―草津市間)では、一部の市から無料化に慎重な意見が出たが、ほとんど議論ないまま実施された。周辺の交通量は現在、無料化以前と比べて一・五倍に増え、交通渋滞が慢性化しており、県は道路改良など解消に向けた対応に迫られている。

■琵琶湖大橋は有料?無料? 議論まとまらず 滋賀県、今年度中に方針決定(産経ニュースWEST)
 琵琶湖の東西両岸を結ぶ「琵琶湖大橋」(滋賀県守山市今浜町−大津市今堅田)の料金徴収の是非を議論する研究会が4日、大津市内で開かれた。徴収を継続するか無料化に踏み切るか意見が分かれたため、研究会は結論を出さず、双方のメリットとデメリットを併記した報告書をまとめることにした。滋賀県は報告内容を参考に、今年度中をめどに方針を決める。
 研究会は、有識者や経済団体、橋の両岸に当たる守山、大津両市などで構成。琵琶湖大橋の料金徴収のあり方について「再考すべきだ」とした包括外部監査結果を受け、昨年8月以降、議論を重ねてきた。
 琵琶湖大橋は現在、普通車1台当たり200円の通行料金を徴収し、橋の工事費や維持管理費などに充てている。橋を設置・管理する県道路公社の借金残高は63億6千万円程度で、公社が蓄える損失補填(ほてん)引当金(111億3700万円)を充てれば、一括償還が可能だ。
 しかし、料金を無料にすれば、継続して必要な維持管理費の財源を新たに確保しなければならず、他の道路の整備への影響も懸念される。
 これまでの議論では、主に経済関係者が「利用者はこれ以上の整備を求めていない」と無料化を主張。一方、地元自治体は「無料にした場合、発生が懸念される交通渋滞などの課題を解決すべきだ」などとして料金徴収の継続を求めており、最終回のこの日も意見がまとまらなかった。
 座長の塚口博司・立命館大教授は「有料か無料かは多数決で決める問題ではない」と述べ、双方のメリットとデメリットを記した報告書をまとめることを決めた。報告書は、県のホームページなどで公表される。

■無料化、結論出ず 琵琶湖大橋の料金徴収(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖大橋の料金徴収の在り方を考える研究会の第五回会合が四日、大津市内であり、有料継続か無料化かの方向性を打ち出さないまま、それぞれの効果や課題を列挙することで議論を終えた。県は市長会や県議会の意見を踏まえ、年度内に結論を出す。
 事務局の県がこれまでの議論を基に論点を整理。無料化は七割の県民が望み、周辺の交通量増加も一・二倍程度に収まるとの試算を紹介する一方、年間三億五千万円の維持管理費に財源確保が必要とした。
 一方、有料継続では橋の出入り口で起きている渋滞解消のための車線増設が可能になると紹介。増設に通行料を充てることに理解も得やすいとし、現行料金なら九〜十四年で償還できるとした。また、橋の維持管理のみを目的とした有料継続は国から認められない可能性が高いこともあらためて説明された。
 これらを受け、一部委員から「無料化の社会実験を」などの意見が上がったものの、座長の塚口博司立命館大教授(都市交通計画)が「研究会だけで決められない要素もあり、両論併記にするべきではないか」とまとめた。
 琵琶湖大橋は一九六四年開通。周辺道路を含む建設費用の返済はまだ終えていないが、災害など不測の事態に対応するために確保している百十億円を充てれば即完済できる。
 返済を終えた有料道路は無料化が定められており、昨年八月に研究会を設けて議論を進めてきた。(井上靖史)

15/02/04

■琵琶湖大橋通行料、研究会結論出さず 滋賀県、年度内にも判断(京都新聞電子版)
 琵琶湖大橋本体を含む「琵琶湖大橋有料道路」(滋賀県栗東市林−大津市真野普門町間15・4キロ)について、通行料徴収を続けるべきかを議論していた滋賀県の研究会は4日、徴収継続か無料開放かの結論は出さず、双方の長所・短所を併記する「まとめ」をつくって協議を終えた。県は「まとめ」を基に、本年度内をめどに結論を出すとしている。
 黒字超過が続いている同有料道路の今後について、研究会は大きく分けて(1)料金徴収の根拠となっている「建設有料事業」を終了して無料開放(2)渋滞解消などを目的に新たな道路建設事業を追加して料金徴収を継続−があるとした。
 (1)の場合、利用者の料金負担はなくなるが、渋滞緩和のための道路建設費を100億円と仮定すると最大8億円、有料道路区間の維持に年間3・5億円をそれぞれ県の税金で負担する必要があると試算。県道路公社の財産を活用し、県内の道路整備全体に影響が出ない方法を検討すべきとした。維持管理費として50円程度を徴収する「維持管理有料制度」への移行も考えられるが「国許可の適用条件が厳しく、困難と言わざるを得ない」とした。
 (2)の場合は維持管理費を引き続き料金で賄えるが、大橋本体1・4キロの通行だけに料金を払っているという利用者の意識が高いことから、追加できる道路建設区間は大橋両端部分の拡幅に限られ、他の区間は税金での負担が必要になると指摘。料金は自動料金収受システム(ETC)を導入するなどして値下げする必要性を示した。
 有料道路区間沿線の4市や経済界代表、学識者らでつくる研究会は、この日も料金徴収の継続か無料開放かで意見が分かれた。座長を務めた塚口博司立命館大教授は「多数決をとるわけにいかず、両論併記にならざるを得ない。長所・短所をしっかり書くのがベターな選択だ」とした。

■遺棄の高齢女性、死後1週間ほど 琵琶湖岸で発見(京都新聞電子版)
 大津市晴嵐1丁目の盛越川河口付近で高齢女性の遺体が入ったキャリーケースが見つかった事件で、滋賀県警が女性の遺体を司法解剖した結果、死後1週間ほどたっていたことが4日、大津署への取材で分かった。死因は特定できず、同署は今後、血液や体の組織などの詳しい分析を進める。
 県警によると、女性の死亡推定時刻は1月28日ごろ。遺体には明確に殺人を疑わせる跡はなかった。女性は推定年齢が70歳以上という。背骨を数カ所骨折しており、死後、キャリーケースに入れられる際に骨折したとみられる。
 背中には床ずれの跡があり、寝たきりだった可能性があるという。胃に内容物はなく、体の汚れもひどいなど生前の衛生状態はよくなかったという。県警は行方不明者リストとの照会などで身元の特定を進める。
 一方、発見現場付近で1月18日、今回のキャリーケースに似たケースが目撃されていたことが、地元住民への取材で分かった。目撃した男性(39)によると、18日は周辺でマラソン大会が開催され、男性は会場に向かう途中、藻が絡まったような緑がかった青色のケースが浮いていたという。
 県警が発表した死亡推定日は28日ごろのため、目撃したケースが今回のケースなら、犯人がケースを拾い上げて遺体を詰め、再び投棄した可能性もある。

■那智勝浦道路に15億円超 国の補正予算 国土強靭化分も(紀南新聞ONLINE)
 総額3兆1180億円の国の平成26年度補正予算案が3日夜、参議院本会議で自民・公明両党などの賛成多数によって可決、成立した。昨年4月の消費税率引き上げで低下した消費の底上げを図るとともに、災害復旧、復興の更なる災害危機対応にも力を入れていく。成立に伴い、二階俊博衆議院議員(和歌山3区)、三ツ矢憲生衆議院議員(三重5区)から、国土交通省事業に関する「個所付け」の情報が入った。
 和歌山県側では、今年9月に行われる「紀の国わかやま国体」や、大規模災害の救援・復旧活動に備え、早期的な完成が待望されている道路の整備・拡張事業のほか、災害復興予算として、新たな予算分配があった。三重県側では国道42号のほか、紀宝町浅里の小淵地区内の復旧治山事業費などが認められた。
 主な項目は次の通り。金額には事業開始が翌年度以降になる分(ゼロ国債)を含む。
【共通】
▽熊野川(新宮市〜三重県紀宝町間)河川激甚災害対策特別緊急事業=22億5000万円
【和歌山県】
▽近畿自動車道紀勢線(田辺〜すさみ間38キロ)=30億円
▽那智勝浦道路(那智勝浦町川関〜市屋間6・3キロ)=15億1400万円
▽国道42号防災・震災対策(新宮市〜和歌山市)=2億9000万円
▽国道42号老朽化対策(新宮市〜和歌山市)=2億4100万円
【三重県】
▽熊野尾鷲道路(2期)=2億5000万円
▽国道42号交差点改良等(鵜殿・紀宝歩道整備)=2億1000万円
▽国道42号防災・震災対策(松阪市〜紀宝町)=8000万円
▽同・老朽化対策(同)=1億2000万円
▽復旧治山事業費(紀宝町浅里)=8900万円。

■琵琶湖疏水通船復活」試行事業の概要について(SankeiBiz)
京都市では,大津市や民間事業者を含めた関係団体で構成する「琵琶湖疏水船下り実行委員会」を平成26年12月に設置し,大津・蹴上間の通船事業の本格実施に向け,課題を検証し,実施内容の具体化を図ることを目的とした,「琵琶湖疏水通船復活」試行事業について検討を続けて参りました。
この度,試行事業の概要及び乗船者モニターの募集内容について,下記のとおり取りまとめましたので,お知らせいたします。
     記
1 事業趣旨
琵琶湖疏水の通船の復活は,明治期の先人たちが築き上げた貴重な産業遺産である琵琶湖疏水が市民生活や産業・文化を支えてきた建設の意義を改めて認識いただくことや,京都市と大津市を繋ぐ新たな観光資源を創出することにより,琵琶湖疏水沿線の大津・山科・岡崎地域の更なる活性化の源となることに寄与する事業である。
今回行う試行事業は,通船の復活に向け,民間事業者を含む実行委員会が主体的に行うもので,事業を実施する中で,課題を抽出し,乗船者モニターからいただいた御意見を踏まえ,本格事業をより充実した事業とするために実施するものである。
2 実施期間
平成27年3月28日(土)〜5月6日(水・祝)の期間中の土,日,祝日のみ16日間
3 事業内容
(1)実施コース
・コース          
 1.大津〜山科〜蹴上
 2.大津〜山科
 3.山科〜蹴上
・運行時間・距離
 1.約60分・7.8km
 2.約30分・4.2km
 3.約30分・3.6km
・乗船場 - 下船場
 1.大津(大津分所敷地内) - 蹴上(旧九条山浄水場ポンプ室前)
 2.大津(大津分所敷地内) - 山科(安朱橋東詰)
 3.山科(安朱橋東詰) - 蹴上(旧九条山浄水場ポンプ室前)
・便数・参加費*
 1.各コース4便(午前2便・午後2便)※荒天時は運休 2,000円(1,000円)
 2.1,000円(500円)
 3.1,500円(750円)
*参加費は,大人1人当たりの金額(消費税込)であり,(  )内は小学生料金である。
(2)乗船者モニター募集
対象者は,以下の条件を満たす方を募集する。
・ 小学生以上(小学生は保護者同伴に限る。)
・ アンケートに御協力いただける方
※ 琵琶湖疏水通船復活に向けて,幅広い御意見を頂く観点からモニターを募集,1便につき6名
(3)募集方法
第1期分
受 付 :JTB西日本 京都支店(FAX又は郵送)
募集期間:平成27年2月5日(木)〜2月22日(日)
乗船日 :3月28日(土)〜4月19日(日)の8日間
3月28日(土)・29日(日)、4月4日(土)・5日(日)・11日(土)・12日(日)・18日(土)・19日(日)
第2期分
受 付 :JTB西日本 京都支店(FAX又は郵送)
募集期間:平成27年3月1日(日)〜3月22日(日)
乗船日 :4月25日(土)〜5月6日(水・祝)の8日間
4月25日(土)・26日(日)・29日(水・祝)、5月2日(土)・3日(日)・4日(月・祝)・5日(火・祝)・6日(水・祝)
4 事業主体
  琵琶湖疏水船下り実行委員会(運航は琵琶湖汽船株式会社)

■ガソリン、4年1カ月ぶり安値 全国平均価格(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が4日に発表した2日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、1月26日の前回調査より1円90銭安い134円30銭と、2010年12月20日(133円70銭)以来約4年1カ月ぶりの安値水準となった。値下がりは28週連続。
 国際的な原油価格の下落は一服気味だが、これまでの卸価格の値下がりを、給油所が小売価格に反映させているという。調査した石油情報センターは「来週もやや値下がりが見込まれるが、その後は上昇に転じる可能性もある」と予想する。
 地域別では、8週連続して全ての都道府県で値下がりした。

■レギュラーガソリン、2か月で23円の値下がり…前週比1.9円安の134.3円(Responce)
資源エネルギー庁が2月4日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、2月2日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から1.9円下落し、1リットル当たり134.3円となった。
レギュラーガソリンの値下がりは29週連続で、134円台は2011年1月5日以来、4年1か月ぶり。2か月前と比較し23.1円安となるなど、価格下落が加速している。
地域別では、北海道で2.7円、四国で2.5円、東北で2.4円、中部で2.1円、中国で2.0円、九州・沖縄で1.9円、近畿と関東で1.6円と、全エリアで大きく値を下げた。
ハイオクガソリンは145.2円、軽油は115.2円。いずれも前週より1.9円値を下げた。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、2月4日のレギュラーガソリンの全国平均価格は122.6円/リットル(前週比−1.5円)、ハイオクは133.2円/リットル(同−1.9円)、軽油は100.6円/リットル(同−2.3円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■NY原油急上昇、終値53ドル 1カ月ぶり高値(ChunichiWeb)
 【ニューヨーク共同】3日のニューヨーク原油先物相場は急上昇し、指標となる米国産標準油種(WTI)3月渡しが前日比3・48ドル高の1バレル=53・05ドルで取引を終えた。4営業日続伸で約1カ月ぶりの高値水準となった。
 この日は英石油大手BPが設備投資を削減すると伝わり、世界的な原油の供給過剰感が後退した。米国で採掘装置の稼働数が減り原油の供給が減るとの観測も相場を押し上げた。一時は54・24ドルまで上昇した。
 WTIは1月29日に一時43ドル台まで値下がりした後、1週間足らずで約10ドル反発した。

■県の新水質実験調査船 船名は「びわかぜ」に(滋賀報知新聞ネット=東近江市 今堀道明さん命名=
◇全県
 県は、六日竣工の新水質実験調査船の船名を「びわかぜ」(全長二十八メートル、総トン数七十一トン)に決めた。
 県に寄せられた二百六十作品のうちから、東近江市の今堀道明さん(63)の作品が選ばれた。今堀さんは「湖上を吹くさわやかな風の中で調査する船は、さわやかであってほしいという願いを込めました。また、一日のうちの時間や季節によって、異なる風の中をひたむきに調査し続ける勇姿をイメージして名づけました」としている。
 琵琶湖環境科学研究センター(大津市)の新しい調査船「びわかぜ」は、約四億円を投じて、昨年二月から建造工事が進められてきた。
 琵琶湖の水質やプランクトンの発生状況を把握するとともに、研究の基盤となる様々なデータを入手する。構造的には、琵琶湖の船舶としては初めて船首バルブを採用し、さらに四サイクルエンジンを搭載したことにより、航行速度と燃費が向上した。

■わあーいるいる!水鳥観察会(滋賀報知新聞ネット版)
=世界湿地の日にちなみ 西の湖畔でウォッチング=
◇近江八幡
 ラムサール条約が採択(一九七一年二月二日)されたのを記念して設置された「世界湿地の日」にちなんで先月三十一日、近江八幡市安土町下豊浦の西の湖畔にある同市安土B&G海洋センターで水鳥観察会が開かれた。二十二回目のびわ湖一斉の観察会で、市内外から約四十人が参加した。
 午前九時半から開かれた観察会では、自然観察指導員の説明に耳を傾け、びわ湖がラムサール条約に登録(一九九三年)されている意義や国境を渡る水鳥は、世界の親善大使でもあり、自然環境が保全されているバロメーターの役割を担っている認識を深めた。
 また、水鳥は餌の取り方で「水面採餌」と「潜水採餌」の二つに分類され、水面からの飛び上がり方や足の位置の違いなどを学んだ。
 このあと、西の湖畔に移動し、双眼鏡や望遠鏡を使って水面やよし原の水鳥を探して観察した。
 この日は、時折、小雪が舞う冷え込みと強風のあいにくの天候に見舞われ、湖面に浮かぶ水鳥は少なかったが、風や高波を除けてよし原に身を寄せるマガモやキンクロハジロ、カンムリカイツブリなどが観察出来た。また、風に任せて湖上を飛び交うミサゴ(タカの一種)も見られた。
 お父さんと初めて参加した中嶋彩乃さん(蒲生西小五年)は「カイツブリは知っていたが、カルガモやマガモ、ホシハジロを見ることが出来た。こんなに種類がいるとは知らなかった」と話していた。

■琵琶湖景観 対岸に配慮(YomiuriOnLine滋賀)
◇県と13市、新建築基準
 県と県内13市は、2市以上にまたがる広い範囲の景観を対象に、琵琶湖岸で基準を超える高さの建物を建設する場合、事業者に対岸を含めて遠方から見た景観への影響を調査するよう義務づける方針で合意した。今後、統一基準に基づいて、各自治体が景観計画や条例を整備する。(小野圭二郎)
 景観整備や規制は元々、県が一括して担ってきた。2004年に景観法などが施行された後、全13市が景観行政団体となったため、独自に建築物の基準を定められるようになったが、自治体間で基準にばらつきがあった。特に琵琶湖の場合、対岸への配慮も重要になり、県と13市で協議会を設立、話し合いを重ねてきた。
 対象は、現行法で定めのない広域的な視点に立ち、保全すべき景観がある地点や地域とした。琵琶湖と比叡山(大津市)が一望できる烏丸半島(草津市)のほか、三井の晩鐘や堅田の落雁など古くから伝わる「近江八景」や、県の「琵琶湖八景」を基に、66か所を調査の視点に選定。事業者の調査結果は立地を予定する市と、景観に影響が生じうる市で審査。住民の意見を募り、必要に応じて県景観審議会などに諮り、仕様や外観を変えるといった指導を検討する。
 現在、県や各市の景観計画では、湖岸から200〜300メートルの一帯で、建築物の高さは原則、13メートル以下。これより高い建築計画を立てる場合、新しい基準では500メートル〜5キロ離れた場所から見た場合の景観への影響調査が義務づけられる。さらに、屋外広告物についても、湖岸一帯で電光表示板の設置を原則禁止する、といった規制を設ける方針で合意した。
 一方、湖岸でも、住宅地や商業地などの用途地域は対象外となっている。県都市計画課は「経済的な発展を妨げないといった事情も考えなくてはならないが、今後は用途地域での規制が課題になる」としている。

■「琵琶湖の深呼吸」今年も 酸素濃度ほぼ均一化(ChunichiWeb滋賀)
 県は二日、湖水に含まれる酸素濃度が表面付近から湖底付近までほぼ同じになる「全循環」を確認したと発表した。「琵琶湖の深呼吸」ともいわれる冬場の現象。時期は平年並みという。
 琵琶湖政策課によると、高島市の今津沖で水深約九十メートルと表面付近の酸素濃度を測定したところ、ともに一リットル当たり約一〇ミリグラムだった。
 酸素濃度は日照の差などにより春から秋にかけて表面付近と湖底付近で差が広がり、冬に値が近づく。県によると、この一年は「貧酸素」の目安の二ミリグラム未満は一度もなく、生物にとって良好な環境が維持された。(井上靖史)

■新生うみのこ、実験室など機能充実(asahi.com滋賀)
 就航30年をこえた県の学習船「うみのこ」について、県教委は3日、新しい船の概要を県議会の文教警察常任委員会に報告した。実験室新設など学習機能を高め、動力の電化で環境にも配慮する「スーパーエコシップ」だ。今年度中に基本設計を終え、新年度には建造に乗り出す。
 新しい船は全長約65メートル、総重量約1200トンで、延べ床面積は現在の約1330平方メートルから約2千平方メートルに増える。食堂に8人用の机を備えて、学習にも活用する。顕微鏡などを備えた実験室もつくる。
 宿泊定員は現在の240人が180人になる。児童数の減少で当初もっとしぼる計画だったが、大阪や京都など下流域にある府県の児童との交流を増やす。

15/02/03

■新「うみのこ」、ネット環境整備へ 滋賀県の学習船(京都新聞電子版)
 滋賀県の学習船「うみのこ」の新船の概要が3日までにまとまった。現船の4層から5層構造になり、学習用スペースを増やしIT機器を活用した授業を行えるようにする。災害時用の防災倉庫も設け、被災者や救援物資の輸送力を高める方針で、3年後にはより進化した船が見られそうだ。
 うみのこは県内の全小学5年生を対象にした宿泊体験型の「びわ湖フローティングスクール」で使われている。現船は1983年に就航し、老朽化している。
 計画では、新船は喫水を深くし、総トン数は現船の1・2倍の約1200トンを見込む。食堂を兼ねる184席の学習室と水質検査などに用いる実験室を新たに設ける。船内LANを敷いてパソコンやタブレット端末を使える環境も整える。児童の宿泊定員は少子化などを踏まえ、240人から180人に減らす方針。
 また、船の最下層に設ける防災倉庫には救命胴衣を常備し、大災害発生時には学習航海を中断して緊急輸送に活用する。1回あたり最大で544人を運べるほか、飲料水や食料など物資のみを運搬する場合は140トン分を積める。カッター艇は搭載せず、寄港地に置いて使う方式に変える。
 この日、県議会文教・警察常任委員会で県教委が概要を示した。2015年度から2カ年で造り、17年度に就航予定。総工費は約30億円。

■大津の琵琶湖岸、キャリーケースに遺体 高齢女性か(京都新聞電子版)
 3日午前10時25分ごろ、大津市晴嵐1丁目の琵琶湖岸の盛越川河口付近で、キャリーケースが浮いているのを、国の委託で湖岸を点検中の会社員男性(57)が発見し、110番した。大津署で中を調べたところ、70〜90代とみられる身元不明の女性の遺体が見つかった。同署が死体遺棄事件として捜査している。
 同署によると、女性は身長約155センチ、やせ形で白髪交じりだった。目立った外傷はなく、ケースの中に膝を抱えるような格好で入れられており、青の長袖シャツ、黒のジャージーズボン、おむつを着用していた。ケースは青色で縦70センチ、横50センチ、幅30センチで、鍵がかかっていた。身元がわかる所持品はなかったという。
 同署は身元の特定を急ぐとともに4日に司法解剖して死因を調べる。
 盛越川の河口付近はほとんど水の流れがなく、どこで捨てられたのかは分かっていない。
 河口の南側にある建設会社の役員(67)は「2階から河口を見ると、青っぽいケースが岸に引き上げられ、そばに発見者とみられる男性がいた。まさか遺体が入っているとは思わなかった」と驚いていた。近くのマンションに住む女性(55)は「付近は朝から晩までジョギングや犬の散歩をする人がたくさん通るが、夜中は人通りが途絶え、車も少ない」と不安げに話した。現場はJR石山駅から北東約400メートルの大津湖岸なぎさ公園の南端付近。

■スーツケースに高齢女性の遺体 大津の盛越川(asahi.com)
 3日午前10時25分ごろ、大津市晴嵐(せいらん)1丁目を流れる盛越(もりこし)川の河口付近でスーツケースが浮いている、と河川監視員の男性(57)から110番通報があった。警察官がかぎのかかったケースを回収し、大津署で開けたところ、高齢女性の遺体が入っていたという。滋賀県警は死体遺棄容疑で捜査を始めた。
 大津署によると、女性は70〜90歳で、身長は約155センチ。白髪交じりの髪の長さは肩まであり、青色の長袖シャツ、黒いジャージー姿だった。はだしで、紙おむつをつけていた。目立った外傷はなく、死後数日たっているとみられる。所持品は見つかっていない。大津署は4日に司法解剖して死因を調べる。
 一方で、スーツケースが見つかった河口付近は、JR琵琶湖線石山駅から約500メートル東の琵琶湖にそそぐ川幅約15メートルの地点。ケースの大きさは高さ約70センチ、幅50センチ、奥行き31センチで、青色の樹脂製という。同署は現場付近で捨てられたのか、流れ着いたのかについても捜査する。近くに住む男性(67)によると、日中は車や人の通行は多いが、夜は少なくなるという。「近くで遺体が見つかるなんて……」と驚いていた。

■キャリーケースから遺体 大津の川、70〜90代女性か(ChunichiWeb)
 3日午前10時25分ごろ、大津市晴嵐の盛越(もりこし)川でキャリーケースが浮いているのを通りかかった滋賀県守山市の会社員男性(57)が見つけ、岸に引き上げて通報した。大津署員が開けたところ、70〜90代とみられる女性の遺体が見つかった。同署は死体遺棄事件として捜査している。
 署によると、遺体に目立った外傷はなく、ひざを抱えるような形で入っていた。腐敗は進んでおらず、4日に司法解剖して死因を調べる。身長155センチのやせ形で白髪交じり。青色の長袖シャツと黒色のジャージーズボン姿で、歯がなく、服の下は紙おむつをしていた。両足ははだしだった。
 ケースは青色の樹脂製で、高さ70センチ、幅50センチ、奥行き31センチ。鍵が掛かっていた。現場はJR琵琶湖線(東海道線)石山駅の東北約400メートルで、琵琶湖に注ぐ河口付近。

■「琵琶湖の深呼吸」今冬も 北湖で「全循環」を確認(産経ニュース)
 琵琶湖の北湖で、表層と深層の湖水の酸素濃度がほぼ同じになる「全循環」が確認されたと、県が2日発表した。この現象は、水中全体の酸素が入れ替わることから、「琵琶湖の深呼吸」とも呼ばれる冬の風物詩。この時期、湖底部分に酸素が十分供給され、生物のすみやすい環境に回復する。確認された時期は昨年度より約2週間早く、平年並みだった。
 県は毎月3、4回、高島市今津沖の北湖7地点で、水面から50センチの表層と、水深90メートル付近の深層にある水の状態を調査。2日の調査では、このうち2地点で表層水と深層水とも酸素濃度が1リットル当たり10ミリグラムを超え、同程度の酸素濃度になったことが確認された。
 北湖では、例年春頃から気温の上昇とともに表層の水温が上昇。深層水との間に温度差が生じることによって、表層と深層で別々に水が循環するようになり、深層まで酸素が行き渡らなくなる。このため、深層水は徐々に酸素濃度が下がり、10〜12月にその年度の最低値を記録する。
 酸素濃度が1リットル当たり2ミリグラムを下回ると「貧酸素」状態になったとされ、湖底に生息するエビや貝類などが酸欠状態に陥る。
 しかしその後、寒さで冷えた表層水が深層に沈んで全循環が起こり、湖底部分も生物が住みやすい環境に回復する。これが、湖の生命にとって大切なサイクルと位置づけられている。
 今年度は台風が襲来し、湖水をかき混ぜる役割を果たしたため、10〜12月でも酸素濃度の最低値は1リットル当たり3・5ミリグラムで、貧酸素にはならなかった。

15/02/02

■琵琶湖の「深呼吸」確認 全循環現象、平年並み(京都新聞電子版)
 滋賀県は2日、高島市今津沖の琵琶湖北湖で、底層の水中の酸素濃度が表層と同程度になる全循環を確認したと発表した。「琵琶湖の深呼吸」と呼ばれる現象で、確認時期としては平年並みという。
 琵琶湖北湖は最深部が約100メートルある。水深40メートルから湖底にかけての水温は年間を通じて7度ほどと低いが、夏に温められる表層の水は比重が軽く、冷たい水との間に層ができ、混ざり合わなくなる。逆に水温の下がる冬になると、酸素を多く含んだ表層の水が下へ降りて混ざり合い、生物が生きやすい条件が整う。
 深さ約90メートルの今津沖2地点はこの日、水温が上から下までほぼ一定になり、酸素濃度も1リットルあたり10・6〜11・0ミリグラムとほぼ均一の値を示したため、調査した琵琶湖環境科学研究センター(大津市)が全循環したと判断した。

■朝から大賑わい 余呉湖のワカサギ釣り(ChunichiWeb滋賀)
 長浜市余呉町の余呉湖でワカサギ釣りがシーズンを迎えた。雪が舞った1日も、朝から家族連れなど大勢の人が訪れ、釣りを楽しんでいた。
 ワカサギは余呉湖漁協が人工河川で産卵、ふ化させ、昨年春に1億匹以上を放流。今年は例年より雪が少なく水温変動が少ないため、釣果は安定しているという。大きさは4〜10センチほどで多いときは1人で1日700匹以上釣り上げる人もいる。
 大津市から訪れた志賀中2年内田夏樹君(14)は「初めてだけど次々と釣れておもしろい。はまりそうです」と満足そうだった。
 ワカサギ釣りは3月いっぱいまで。(中村千春)

15/02/01

■びわ湖一斉水鳥観察会:「いろんなカモ見つけた」(毎日jp滋賀)
世界湿地の日」(2日)に合わせ、大津、近江八幡、東近江各市の琵琶湖岸で31日、「びわ湖一斉水鳥観察会」が開かれた。雪が断続的に降るあいにくの空模様となったが、親子連れなどが双眼鏡をのぞきながら、見つけた鳥の名前を調べていた。1日も烏丸 ...

■17年琵琶湖に通うオオワシ「おばあちゃん」(asahi.com滋賀)
新井正之
 今冬も湖北の空に、美しい雄姿が舞う。黒褐色に白い縁取りの翼を広げると2メートルを越える、国天然記念物のオオワシ。越冬地の南限とされる長浜市湖北町の山をねじろにするメスは、17年続けて琵琶湖にやって来た。ファンたちは親しみを込めて「おばあちゃん」と呼び、ずっとその姿が見られることを願っている。
 オオワシは国内最大の猛禽(もうきん)類。ロシア・カムチャツカ半島などオホーツク海沿岸で繁殖し、北海道などで越冬する。
 湖北野鳥センター(同市湖北町)によると、琵琶湖でオオワシが観察されたのは25年以上前から。今年は11月28日に飛来が確認された。体の模様の特徴などから、これまで確認されてきたのと同じオオワシだ。03年からセンター近くの山本山をすみかにしている。メスと判断されるのは大きく黄色いくちばしの形からだという。

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