琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2014/04)

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14/04/30

■和歌山県南部にまとまった雨 新宮で時間41.5ミリ(紀伊民報AGARA)
 低気圧などの影響から、和歌山県南部で28日から30日にかけて、まとまった雨が降った。新宮アメダス観測点で時間雨量41・5ミリを観測した。
 降り始めの28日午前9時から30日午前10時までの県南部の積算雨量は、新宮が282ミリで最も多かった。次いで色川(那智勝浦町)208・5ミリ▽西川(古座川町)204ミリ▽日置川(白浜町)164ミリ▽潮岬(串本町)141ミリ▽本宮(田辺市)139ミリ▽栗栖川(同)102ミリ▽南紀白浜98・5ミリ▽龍神(田辺市)96・5ミリ▽護摩壇山(同)87・5ミリ―となっている。時間雨量では色川で26ミリを観測している。
GW後半は晴れや曇り 
 和歌山地方気象台によると、いまのところ、大型連休後半の5月3〜6日は晴れや曇りで推移する模様。予想は3日が晴れ時々曇り、4日と5日が曇り時々晴れ、6日は晴れ時々曇りとなっている。

■ニジマス放流禁止? 道「指定外来種」選定の可能性(WEB TOKACHI)
 【十勝】ニジマスは放流できなくなる? 道が今年度から選定作業に入る「指定外来種」に、十勝でも釣りの対象として人気が高いニジマスが入る可能性があるとして、議論が起きている。釣り愛好者や養殖業者らからは「すでに生態系に組み込まれている」「ニジマス釣りは北海道の文化」などと指定に反対する意見が出るが、国が今年度まとめる「侵略的外来種リスト」に入る可能性も高く、道が専門家を交えて始める議論の行方が注目されている。
管内河川に放流されたニジマス。釣りの対象魚として人気が高く、「指定外来種」指定の議論が注目されている(4月)
 「指定外来種」は、道が昨年3月に制定した「北海道生物の多様性の保全等に関する条例」で規定。「生物多様性に著しい影響のある種」として指定されると、本来の生息地や生息地以外に放つことが禁止され、中止命令に違反すると罰則も定められている。
導入100年前
 道は今年3月に同条例に基づく「外来種対策基本方針」を発表し、「原則として明治時代以降に導入」など指定外来種候補の条件を示した。具体的な候補選びは、近く検討委員会を設置して作業に入る予定。道生物多様性保全課は「年度内に最初の指定を目指す。優先度、緊急性の高いものから取り組む」としている。
 ここでニジマスが指定されるかどうか注目される。ニジマスは北米原産の「外来種」だが、道内への導入は約100年前の1917(大正6)年と古い。十勝を含む道内各地で放流され、自然繁殖もしている。
 しかし、イトウやオショロコマなど在来種と産卵場所が競合することなどから、国は外来生物法で「生態系に悪影響を及ぼしうる」と「要注意」に分類。道も2010年作成の外来種リスト(ブルーリスト)で「A2(生態系に大きな影響を及ぼし、防除対策の必要性を検討)」と分類した。さらに道によると、国が現在作成中の「侵略的外来種リスト」に入る可能性も高いという。同課は指定外来種の選考は「ブルーリストと国のリストの両方を参考にする」としている。
養殖業者も懸念
 こうした状況に、釣り人らを中心に指定に反対する動きが起きている。道の基本方針に対するパブリックコメントでは、「100年前に導入されて市民権を得ている」「指定は社会的、経済的損失が大」「駆除は不可能」などの反対意見が多数寄せられた。
 このほか反対の署名約2万5000人分や請願書も道に届いた。一方、同コメントには「在来種が深刻な影響を受けており、一刻も早く無制限の放流を制限すべき」などと、指定に賛成する意見も届いている。
 約40年間、親水公園(札内川)と十勝川にニジマスを放流してきた釣り愛好団体「帯広ルアーアングラーズ」(会員38人)の加藤孝夫会長は「放流事業が禁止されれば大人だけでなく子供たちの楽しみまで減ってしまう」と指定に反対する。
 管内の養殖業者も影響を懸念する。約10万匹を飼養し、ニジマス料理も提供する山女魚園(清水)の太田博樹代表は「100%(ニジマスが養殖場から外に)逃げなくするのは難しい。指定されると(養殖)事業は難しい」と心配する。
「エリア限定で」
 一方、指定に反対しながらも地域や流域ごとの対応を求める意見もある。糠平湖でニジマスを放流するNPO法人ひがし大雪自然ガイドセンターの河田充代表は「豊かな自然、もともとの生態系を取り戻す大目標が現実的に達成できるなら、オショロコマと競合するエリアに限定しては賛成。ただそれだけで生態系が戻るわけでなく、丁寧な議論が必要」と指摘する。
 道は指定に当たっては、社会的・経済的影響や防除の実施可能性なども考慮するとする。十勝総合振興局環境生活課は「具体的な話はこれから。現段階では全く白紙」としている。

■ホンモロコ:産卵 「山匠」の養殖場、見学も受け付け−−東近江(毎日jp滋賀)
琵琶湖の冬の味覚であるホンモロコを養殖している東近江市百済寺本町の「山匠」(山本哲夫社長)の水槽で、今年の産卵が始まった。 ホンモロコは毎年4月10日ごろから6月末にかけて直径0・8ミリの卵を浮草などに産みつける。1匹で約2000個の卵を産む ...

■びわ湖大花火、今年は8月8日 官兵衛テーマ(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖の夏を彩る「びわ湖大花火大会」が八月八日に開催される。行政や企業などでつくる実行委員会が二十八日、発表した。NHKの大河ドラマにちなんで「軍師官兵衛の世界〜近江戦国絵巻」をテーマとし、約一万発を打ち上げる。
 大津市浜大津の会場に三十五万人が来場する見通し。県によると演出の詳細は今後詰めるが、スターマインや三〜十号玉など、さまざまな花火を打ち上げ、華やかな戦国絵巻を連想させる。
 有料観覧席は一万七千席。七月一日から販売する前売りは三千九百円、当日四千四百円。問い合わせは実行委事務局=電077(511)1530=へ。(井上靖史)

14/04/29

■嘉田滋賀知事、3選不出馬示唆 三日月氏を支援も(京都新聞電子版)
 滋賀県の嘉田由紀子知事が29日までに、任期満了に伴う7月の知事選に立候補しない可能性を、自らを支持する地域政党「対話でつなごう滋賀の会」の幹部らに伝えたことが分かった。知事選での連携を表明している民主党の三日月大造衆院議員との間で政策面の合意ができた場合は、事実上の後継候補として支援する意向で、5月7日に態度表明する。
 対話の会関係者によると、28日夜の幹事会に嘉田知事が出席した。2期8年の実績に達成感を示した上で、県内の首長との関係、家族の反対などを挙げて3選出馬に消極的な姿勢を示し、「政策を引き継いでほしい」と述べた。幹事からは立候補を強く求める意見があったという。
 嘉田知事は29日、取材に対して「出馬、不出馬いずれも熟慮中。出処進退は7日に公表する」と話した。自らが立候補せず三日月氏を支援することも「選択肢の一つ」とし、条件として「三日月さんが私の原子力政策を継承すると県民に思ってもらえるかがポイント」と述べ、自らがこだわってきた原発問題の政策で最終調整に入っていることを明かした。
 一方、三日月氏は同日、代表を務める党県連の幹事会後に記者会見し、「私の中では結論を決めている。5月7日に発表する」と述べるにとどめた。
 知事選には自民党と公明党が推薦する小鑓(こやり)隆史氏、共産党などが推薦する坪田五久男氏が立候補を表明している。

■滋賀の嘉田知事、3選不出馬意向 脱原発で三日月氏と調整(47NEWS)
 滋賀県の嘉田由紀子知事(63)が、2期目の任期満了に伴う7月13日投開票の知事選立候補を見送る意向を周囲に伝えていることが29日、関係者の話で分かった。出馬に意欲を示す民主党県連代表の三日月大造衆院議員(42)と脱原発を含めた政策合意を目指しており、実現すれば不出馬と三日月氏支援を表明する。
 嘉田氏は26日、大津市内での会合で5月7日に進退を明らかにすると明言。同席していた三日月氏と、滋賀に新たな政治グループを発足させることで一致した。関係者によると、嘉田氏は会合前後、「三日月氏と政策合意できれば3期目は辞退する」と周囲に伝えた。

■フィッシングスクール:人気琵琶湖ガイドが企画、参加者募集 ボート試乗(毎日jp滋賀)
琵琶湖でブラックバスやビワマスの釣り客をボートで案内する釣りガイド団体「琵琶湖遊漁船業協会」が来月18日午前10時〜午後3時、大津市今堅田3のびわ湖大橋米プラザで開く「びわ湖ガイドフィッシングスクール」の参加者を募集している。中学生以下が...

■滋賀県の嘉田知事、不出馬へ…「達成感がある」(YomiuriOnLine)
 滋賀県の嘉田由紀子知事(63)が、次期知事選(6月26日告示、7月13日投開票)に立候補しない意向を関係者に伝えていたことが分かった。
 知事選では、立候補に意欲を示す民主党県連代表の三日月大造衆院議員(42)を支援する考えという。
 嘉田氏は28日、関係者に対し、「2期8年の県政運営で達成感がある。若くて熱意のある三日月さんにバトンを渡し、政策を引き継いでもらいたい」などと伝えた。知事選には、自民、公明両党が推薦する経済産業省出身の小鑓(こやり)隆史氏(47)と、共産党が推薦する同党県常任委員の坪田五久男氏(55)がともに無所属での立候補を表明している。

14/04/27

■嘉田由紀子知事、出処進退は「7日に」…知事選(YomiuriOnLine)
 7月の滋賀県知事選を巡り、態度を明らかにしていない嘉田由紀子知事は26日、自らの出処進退について「5月7日に、私なりの決意を明らかにしたい」と明言した。
 元知事の武村正義氏が呼びかけ人となり、大津市内のホテルでこの日開いた嘉田知事の県政運営を検証する集会で発言した。集会には約300人が参加。武村氏に知事選について問われた嘉田知事は「熟慮中と言ってきたが、もう少し時間がほしい」と述べた後、5月7日の日付を示した。
 集会には、知事選への立候補を検討中の民主党県連代表の三日月大造衆院議員も出席した。嘉田知事は三日月氏に連携を呼びかけ、政治グループ「チームしが」の発足を提案。三日月氏は快諾した。両者が共同代表となり、5月7日にグループを発足させる見通しで、それぞれの支援者に参加を呼びかけるという。
 三日月氏は、原発問題や琵琶湖政策などで嘉田知事の政策を基本的に支持。自身の立候補については触れなかったが、武村氏は「2人の考え方はあまり違わない。三日月さんが嘉田さんに対抗して立候補する考えはないのでは」と総括した。(久米浩之)

■嘉田知事、7日に進退表明 三日月氏と候補一本化へ(ChunichiWeb滋賀)
 嘉田由紀子知事(63)は二十六日、今夏の知事選をめぐる自らの進退について、「連休明けの五月七日に」と日にちを指定し、態度を明らかにする意向を示した。出馬に意欲を示す民主党県連代表の三日月大造衆院議員(42)と臨んだ二回目の「嘉田県政を検証する県民の集い」で明言した。両氏は独自の政策研究集団「チームしが」を作ることで合意。候補一本化の方針も確認した。
 大津市内であった集いは、武村正義元知事による司会進行で、経済、福祉・教育、琵琶湖の環境政策、原発・防災、行財政改革の五テーマで議論を展開した。原発の海外輸出に三日月氏が国会で賛成したことを「じくじたる思いだった」と釈明する一方で原発を可能な限り早く減らしたいとする考えを表明。この他にも嘉田氏の政策と近く、自民、公明以外の政策研究集団を作ることになった。
 終盤、武村氏から進退を尋ねられた嘉田氏は即答はせず、両者が政策を調整した上で、五月七日にいずれかが立候補表明することを示唆。その場で自らの態度を明らかにするとした。
 集いは両氏の政策の共通点や違いを明確にする狙いで企画。知事選には自民公明推薦で元経済産業省官僚の小鑓隆史氏(47)、共産党県委員会推薦の元教諭坪田五久男氏(55)が既に立候補を表明している。
◆小鑓氏対抗へ危機感
 「新しい政治モデルで社会を動かしていかなければならない」。この日の集いで互いの結束の必要性を強調した嘉田、三日月両氏。両氏の間で候補の一本化を決めた背景には、国政で与党を担う自民、公明両党以外の勢力を結集しなければ、自公が推薦する小鑓氏に対抗できないという危機感がのぞく。
 両氏の本格的な交渉の始まりは三月上旬。民主の県連大会で三日月氏が立候補に向けた動きをちらつかせた時期にさかのぼる。民主内でも「勝てない選挙はやらない」といった意見が上がり、県議会派を中心に嘉田氏を推す声がもあったが、三日月氏は「政治家たる者一度口にしたことは曲げられない」と頑として翻意しなかった。
 両氏はこの時期から複数回にわたり会談。嘉田氏は三選のため民主と支持団体の連合を抱き込みたいと考えていたが、一昨年の衆院選で小沢一郎氏らと日本未来の党を結党し、民主と議席を争った過去がある。民主・連合の賛同は難しく、方や三日月氏も嘉田氏の後継者としての支援獲得を期待したため、議論がかみ合わなかった。
 しびれを切らしたのが自公以外の勢力から候補の擁立に意欲的な武村元知事ら。両氏の間に入り、統一候補を立てられるよう道筋を整えてきた。集いの前日になる二十五日夜には大津市のホテルで両氏と武村氏を交えた最後の会談を開き、一致できる政策を話し合った。この日「卒原発」「流域治水」など、嘉田氏が掲げてきた各政策の継続に言及し、後継となる意志をにじませた三日月氏。嘉田氏は進退を明言しなかったものの「自治のDNAのバトンを渡すことを考えている」とも話し、後継指名へ含みを持たせた。(知事選取材班)

14/04/26

■嘉田氏、三日月氏と知事選へ連携 7日進退表明(京都新聞電子版)
 7月の滋賀県知事選に向けて、進退を明確にしていない嘉田由紀子知事と出馬へ意欲を示している民主党の三日月大造衆院議員は26日、大津市内の会合で、知事選に向けて連携を深めるため、政策研究集団「チームしが」を発足させる考えで一致した。関係者によると嘉田、三日月両氏を共同代表とし、5月7日に発足させる。会合では2人とも立候補するかどうか明言しなかったが、嘉田氏は進退については7日に明らかにすると語った。
 会合は武村正義元知事の呼び掛けで、嘉田氏と三日月氏が県政課題について意見交換した。経済や福祉など5分野に関して、2人の考えに共通点が多いことをアピールする場となった。
 三日月氏は、県政に関する自らの理念や政策をまとめた資料を配った。原発問題に関しては嘉田氏と同じ「卒原発」を掲げ、嘉田氏の姿勢を評価した。衆院で原発輸出を可能にする協定の承認に賛成したことを問われると、「輸出は慎重であるべきだが、党の方針に従ってじくじたる思いで賛成した」と釈明した。
 嘉田氏は「武村さんから40年続いた自治のDNAのバトンをどう渡すかを考えないといけない」としてチームしが設立を表明し、三日月氏も「いい提案」と応じた。
 会合の最後に武村氏は「嘉田さんがもう一度やると決めれば三日月さんが対抗して出ることはなく、万が一、嘉田さんが辞めれば三日月さんが候補の1人になると思った」と述べ、嘉田、三日月両氏の連携に期待を示した。
 知事選には自民党と公明党が推薦する小鑓(こやり)隆史氏、共産党が推薦する坪田五久男氏が立候補を表明している。関係者によると、「チームしが」は主に自民の対抗軸を結集する狙いで、民主党県連や地域政党の対話でつなごう滋賀の会などに参加を呼び掛け、嘉田氏と三日月氏のどちらが立候補する状況でも連携する態勢を目指す。知事選だけでなく、来年の統一地方選やその後の国政選挙も視野に入れて活動するという。

■菜の花畑に笑顔も満開 GW初日の滋賀(京都新聞電子版)
 ゴールデンウイークの初日を迎えた26日、滋賀県内の行楽地は、陽気に誘われた大勢の人でにぎわった。
 彦根地方気象台によると、大津市で25・7度、彦根で23・8度の今年最高気温を記録するなど、県内各地で汗ばむほどの快晴となった。
 東近江市妹町の道の駅「あいとうマーガレットステーション」には、20万本が咲く菜の花畑の散策やイチゴ狩りを楽しむ約3千人の観光客が詰め掛けた。
 通信関連会社社長の堀勉さん(36)=大阪府門真市=は、妻と子ども2人と一緒に菜の花摘みを満喫。「仕事帰りに一面真っ黄色の畑が見え、ここを訪れたいと思っていた。チョウになった気分」と笑顔で話した。菜の花の見ごろは5月上旬まで。

14/04/25

■GW後半、例年並みの混雑 京都滋賀の渋滞予測(京都新聞電子版)
 京都府警と滋賀県警はゴールデンウイークの主要道路の渋滞予測をまとめた。高速道路、一般道ともピークは5月3〜5日で、例年並みの渋滞が見込まれる。
 名神高速道路は、上りが26、27日と2〜5日に大津インターチェンジ(IC)や瀬田東ジャンクション(JCT)を先頭に10〜40キロ、下りは3日が中国道西宮山口JCTを先頭に約40キロ、5日が栗東ICを先頭に30キロと予測。29日と3〜6日に栗東ICや京都東ICなどを先頭に10〜15キロを見込む。
 京滋バイパスの上りは2〜5日に笠取ICを先頭に10〜15キロ。下りは3、5日に宇治東ICを先頭に10キロ。京都縦貫自動車道の下りは3〜5日に丹波ICを先頭に5〜10キロ。
 府内の一般道は3〜5日に、国道1号の上りが滋賀県境を先頭に約8キロ、国道9号の下りが沓掛を先頭に約8キロの渋滞を予想する。県内の一般道は26日〜6日に、栗東市内の国道8号と大津市内の国道161号で4〜5キロを予測している。
 渋滞情報は日本道路交通情報センターTEL050(3369)6626=京都▽日本道路交通情報センターTEL050(3369)6625=滋賀。

■漁師困惑「カツオがいない」 水温低下や乱獲が原因か(熊野新聞オンライン)
 3月から5月はカツオ漁の最盛期に当たるが、和歌山県をはじめ、全国的にかつてない不漁となっている。3月の田辺、すさみ、串本漁港の水揚げは計5.6dで昨年の20分の1以下。これまで3月の水揚げは多い年で558.2d(1995年)、昨年は122.4dだった。
 4月は20日までで約8d。4月下旬の串本港では例年1日で1d〜2d弱水揚げがあるが、24日は500`ほどだった。
 カツオ4匹(12`)を水揚げした漁師は「今日は魚の顔を見られただけいい方。半分以上の船が収穫なしで帰って来ている。いつもなら12`は恥ずかしくて市場に来られない量」と話し、別の漁師は「1本当たれば3本、10本と掛かるが、1本目がなかなか掛からない」と嘆いた。
 県水産試験場の武田保幸・資源海洋部長は「沖合に魚影が少なく、5月に水揚げが増える可能性も厳しい。全国的に来遊しておらず、非常に深刻。確かな原因は分からないが、海水温低下と乱獲が考えられる。沿岸から沖合にかけて海水温が例年より1度低く、それがカツオの北上を妨げているのではないか」と話す。
 カツオ不漁は2004年から深刻化。田辺、すさみ、串本漁港の水揚げ量は1993年から2003年は年間で平均1200dあった。しかし04年から13年の年間平均は700dと大きく減少。11年には年間293.8dと記録的な不漁となったが、今年はそれをも下回る可能性が高い。
 黒潮源流域・太平洋中西部(フィリピン東側)での各国の巻き網漁は近年活発化しており、10万d以上水揚げしているのはアメリカ、台湾、韓国、フィリピン、インドネシア、パプアニューギニア。日本も23万dを捕獲している。
 国内でも本だしなどの調味料、缶詰、キャットフードなどとして活用されており、武田部長は「乱獲と不漁の関係は確かなことは言えないが、決して他国だけの問題ではない」と話した。

■来年9月までに開通 近畿道「田辺―すさみ」(紀伊民報AGARA)
 国土交通省近畿地方整備局は25日、近畿自動車道紀勢線田辺―すさみ間(38キロ)について、2015年9月26日から始まる「紀の国わかやま国体」に合わせて開通する見通しであると発表した。これまでは「15年度中」としていた。以前から「国体までの開通を」と要望し続けてきた地元自治体は喜んでいる。
 国は14年度予算で、田辺―すさみ間の事業費として332億500万円を計上。これは当初予算としては過去最大。これまでの工事進ちょく状況を踏まえ、国体までに開通できると判断した。現在は各地で架設工事が進むなど最盛期に入っている。
 田辺―すさみ間は暫定2車線で供用が始まり、将来的には4車線になる。通行料は無料。南紀田辺インターチェンジ(IC)以南では、上富田(上富田町朝来)▽白浜(白浜町十九渕)▽日置川(同町大古)▽すさみ西(すさみ町周参見)▽すさみ(同町江住)―の5カ所にICができる(いずれも仮称)。
 ただ、整備局は「見通しは標準的な工程を想定した場合の目安で、変更の可能性がある」とも説明している。
 今回の見通し発表について、田辺市の真砂充敏市長は「各自治体と関係機関が連携して実現するよう取り組んできた。物理的に間に合うのか心配していたので大変うれしい。国体も国体後も道を活用して地域振興や活性化につなげていきたい」と話した。
 上富田町の小出隆道町長は「喜ばしいことだ。高速道路なしに地域の発展はない。都市部との交流が活発になれば地域経済も上向くはず」と期待し、すさみ町の岩田勉町長は「まずは尽力してくれた関係者に感謝したい。高速道路は『命の道』と言われるが、人命だけでなく町が生き残っていくという意味もあると思う。これまで以上に町の活性化や防災力向上に取り組んでいきたい」と話した。
 紀伊半島を一周する高速道路をめぐっては、すさみ―串本間(19・2キロ)の事業が14年度に初めて予算がついた。新宮市と那智勝浦町を結ぶ道路(15・2キロ、一部開通済み)や、和歌山県と三重県にまたがる道路(2・4キロ)などでは事業が進んでいる。

■三日月氏への一本化の動き急浮上(滋賀報知新聞ネット版)
=方向性が出そうな26日の「県民の集い」=
◇全県
 六月二十六日告示、七月十三日投開票の知事選に向け、非自民勢力の結集を図ろうと、武村正義元県知事らの呼びかけで「第二回嘉田県政を検証する県民の集い」がこの二十六日午後三時半から五時(三時開場)まで、大津プリンスホテルで開催される。嘉田由紀子県知事と民主党県連代表の三日月大造衆院議員とが環境保全、原発問題、交通政策などについて語り合う。嘉田、三日月両氏の一本化が焦点になっているが、政界筋では「ここにきて当初予想された嘉田知事への一本化よりも、三日月氏に一本化し嘉田県政を継承する流れが強まってきた」との見方が急浮上している。【石川政実】
 県知事選に立候補を表明しているのは、自民・公明が推薦する新人で元経済産業省官僚の小鑓(こやり)隆史氏(47)、新人で共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)の二人だけで、肝心の嘉田由紀子知事(63)はいまだに進退を明らかにしていない。民主党県連代表の三日月大造氏(42)も立候補を検討しているが、嘉田氏との一本化調整のために、「熟慮」を余儀なくされている。
 このようなこう着状況を打開しようと、武村氏らの呼びかけで「嘉田県政を検証する県民の集い」が十三日に開催された。武村氏は「嘉田県政は手堅かった」と評価。
 今回の「県民の集い」は第二弾で、嘉田氏と三日月氏が県政・国政などの立場から原発問題の考え方などを語り合う。なお、「県民の集い」は事前申し込みが不要で、当日受け付けのみで、定員は先着三百人。参加費(資料代)五百円。
 この夏の知事選は、原発を再稼働させようとする経済産業省の出身である小鑓氏が出馬をするため、「卒原発」の嘉田知事に一本化すれば、原発問題が大きな争点となり、全国から注目の知事選になるとみられる。
 しかし、嘉田知事は家族の反対や組織がないことなどでいまも逡巡(しゅんじゅん)しており、「それならいっそのこと嘉田知事の政策を継承することを条件に三日月氏で一本化すればいい」との流れが浮上しているもの。
 いずれにせよ二十六日の「県民の集い」は、大きな方向性が出そうだ。

■びわ湖の水と環境を守る会:講演会 「水質改善、微妙な時期」 武村元知事が警鐘−−大津(毎日jp滋賀)
琵琶湖の保全に取り組む市民団体「びわ湖の水と環境を守る会」(西田清代表)は20日、大津市内で講演会を開き、約40人が参加した。武村正義元知事が講師を務め、知事時代の1979年に成立させた「琵琶湖富栄養化防止条例」など琵琶湖政策を振り返った ...

14/04/24

■琵琶湖汽船、「ぐるっとびわ湖島めぐり」を運航 長浜・大津鉄道連絡航路130周年で復活/滋賀(Travel Vision)
 琵琶湖汽船は5月10日から、定期航路「ぐるっとびわ湖島めぐり」の運航を始める。1884年(明治17年)に我が国初の鉄道連絡船として開設された長浜−大津間の航路が今年130周年を迎えることを記念し復活させる。11月30日までの土日祝休日に運航する。
 鉄道連絡線は明治17年5月15日、長浜−敦賀間と長浜−大垣間に鉄道が開通するとともに長浜と大津を結ぶ航路が開設された。太湖汽船会社が創立し蒸気船を運航、大阪や三宮などでは船車連絡きっぷが販売されていた。長浜と大津が鉄道で結ばれた明治22年まで運航していた。
 130周年記念企画のぐるっとびわ湖島めぐりは、琵琶湖の見どころ1日かけてクルージングする。日本で唯一淡水湖に浮かぶ有人島の沖島、北琵琶湖のパワースポットで知られる竹生島、見る角度によって島影が変化する多景島に上陸するほか、クルーズ案内人が同乗し琵琶湖に関するガイドを行う。滋賀県産ヒノキの間伐材で作った木製乗船札の復刻版を記念乗船券として発行するほか、琵琶湖の旬の食材を使い竹製ケースに入れた記念弁当も提供する。
 往路は9時30分に大津港を出港しおごと温泉港に寄港後、浮御堂と琵琶湖大橋、沖島(上陸見学)、沖の白石、竹生島(上陸見学)と巡って14時10分に長浜港に着く。復路は14時20分に長浜港を出て、多景島(上陸見学)、白鬚神社、琵琶湖大橋港とおごと温泉港に寄港し大津港には17時40分ごろに到着する。沖島や竹生島では40−50分、上陸できる。復路では時期によりサンセットクルーズも楽しめる。
 乗船料は、往復コースが大人8950円・小人6020円、往路コースは大人7820円・小人5500円(弁当代、拝観料や入島料を含む)。復路コースは大人3500円・小人1750円。乗船は予約制。20人以上の団体は平日運航も可。中高大学生には学生料金が適用される。

■琵琶湖八珍を味わって 新ブランドで勝負(日本経済新聞Web刊)
 琵琶湖で取れる「湖魚」を使った料理をもっと多くの人に食べてほしいと、滋賀県の経済団体などが、ビワマスやニゴロブナなど8種類の魚を「琵琶湖八珍」としてブランド化し、知名度アップに力を入れている。
 琵琶湖はビワマスやニゴロブナに加え、ホンモロコやイサザ、ビワヨシノボリといった固有種がいる。これにコアユ、ハス、スジエビを加えて八珍とし、刺し身や南蛮漬け、釜揚げなど料理法と一緒に紹介。島根県の「宍道湖七珍」を意識し、1つ多い八珍とした。
 ブランドを立ち上げたきっかけは、滋賀県立安土城考古博物館が昨年実施した調査。琵琶湖の特産物を使った料理185品の人気投票をしたところ、上位3位はうな丼やアユの塩焼き、シジミのみそ汁。伝統的な料理法は、ふなずしが6位に入って健闘した程度で、認知度が低い実態が浮き彫りになってしまった。
 そこで「まずは湖魚を食べてもらおう」と博物館と地元経済団体が取り組みを開始。3月には琵琶湖の湖上フォーラムを開き、参加した約90人にビワマスのすしなどを味わってもらった。
 安土城考古博物館の前副館長の大沼芳幸次長は「調理法が多いのは湖魚の強み。食べておいしさを知ってもらうだけでなく、琵琶湖の環境保全を考えるきっかけにしたい」と話している。〔共同〕

■1本化最後のステージ!?(滋賀報知新聞ネット版)
=26日に「第2回嘉田県政を検証するつどい」 =
◇全県
 六月二十六日告示、七月十三日投開票の知事選に向け、非自民勢力の結集を図ろうと、武村正義元県知事(元新党さきがけ代表)の呼びかけで嘉田由紀子県知事と民主党県連代表の三日月大造衆院議員と武村氏との鼎談(ていだん)が二十六日、大津市の大津プリンスホテルで行われる。同実行委員会事務局長の檜山真理氏は「個人的には非自民を結集(一本化)しないと県民は盛り上がらないと思う」と話している。【石川政実】
 県知事選に立候補を表明しているのは、自民・公明が推薦する新人で元経済産業省官僚の小鑓(こやり)隆史氏(47)、新人で共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)の二人だけで、肝心の嘉田由紀子知事(63)はいまだに進退を明らかにしていない。民主党県連代表の三日月大造氏(42)も立候補に前向きだが、嘉田氏との一本化調整のために、「熟慮」を余儀なくされている。
 このようなこう着状況を打開しようと、武村氏らの呼びかけで「嘉田県政を検証する県民のつどい」が十三日に開催された。武村氏は「嘉田県政は手堅かった」と評価。会場からは、嘉田氏に三選出馬を求める声が相次いだ。
 「県民のつどい」の第二弾が二十六日午後三時半から、開かれる。資料代五百円。当日受け付けで、先着三百人。
 ちょうどこの日の午前中は、連合系の「メーデー」が竜王町で開催されるだけに、三日月氏としてはメーデーの場で知事選の取り組みを発表したいところ。 また嘉田氏にとっては二十五日には臨時県議会が開催されるだけに、二十六日の「県民のつどい」は両氏にとって決定的な転機になりそうだ。
 このような中、「原発推進の自民党知事を誕生させるわけにはいかない。原発のない社会を目指す地方自治を嘉田さんにお願いしたい」と十三日から、主婦らが中心になって嘉田知事に三選出馬を要請する賛同署名運動を始めている。
 賛同署名呼びかけ人の一人である高谷順子氏は「出馬要請の賛同署名とメッセージは私の電話・FAX077―552―9192か、メール(miraij@hera.eonet.ne.jp)で二十五日までに送ってほしい。嘉田氏の出馬が決まれば、県内のおばさんたちが結集する『(仮称)滋賀のおばんずの会』を結成したい」と話す。
 一方、小鑓氏応援のため二十九日、大津市の大津プリンスホテルで開かれる「自民党県連政経パーティー」に石破茂同党幹事長が来県する。麻生太郎副総理など大物が続々と駆けつけている。
 坪田陣営では、選挙母体の明るい県政をつくる会の事務局会議を二十一日に開き,<1>キャラバン隊による街頭活動<2>県政の告発ツアー<3>県民要求のための現場訪問―などの運動方針を決めた。

■突風「比良おろし」の発生予測 京大研がシステム開発(京都新聞電子版)
 比良山系から琵琶湖へ吹き下ろす突風「比良おろし」の発生をスーパーコンピューターで予測するシステムを、京都大生存圏研究所(京都府宇治市)の古本淳一助教らのグループが開発した。鉄道ダイヤの乱れを少なくしたり、小中学校や船舶に注意を促したりするなど住民生活での活用に向け、精度の向上を目指している。
 比良おろしは大津市北部の南北約10キロ、東西数キロの範囲で秋から春にかけて吹く局地的な突風。最大瞬間風速は50メートルにもなり、JR湖西線で電車の運転見合わせをたびたび起こしている。1997年には比良駅で貨物列車が横転。2003年に7人が死亡したヨット転覆事故の一因にもなった。
 予測システムには標高10メートル刻みの地形、住宅・森・田畑など地表の詳しいデータが入力されている。気象庁から24時間先までの風向き、風速、気温、湿度の情報が入ると、スーパーコンピューターが50メートル四方ごとに、どこでどの程度の風が吹くかを予測できる。実際の観測記録とほぼ一致する結果を出すことにも成功した。ただ、起きる時期の予測で誤差が数時間あり、実用化には精度の向上が必要という。
 古本助教のグループは12年春からシステムの開発を始めた。比良おろしは吹く幅が数百メートル以下と狭い上、数分ごとに吹く場所が変わるため、把握が難しかったが、NTTドコモの協力で大津市北部20カ所に観測点を設けて風を測定。2年がかりでシステムを開発した。
 システムは結果をノートパソコンに表示でき、持ち運べる。精度が上がれば、湖西線の特急電車を早めに東海道線に迂回(うかい)させてダイヤの乱れを少なくできるほか、小学生を早めに下校させたり、琵琶湖を航行するヨットや漁船に注意を促すといった活用が期待できるという。古本助教は「地域の生活に活用してもらうために始めた研究。住民や行政の協力を得て比良おろしに負けないまちづくりに取り組めれば」と話している。

■ピンクのじゅうたん一面に 大津でシバザクラ見ごろ(ChunichiWeb滋賀)
 大津市におの浜のなぎさ公園のシバザクラが咲き誇り、さながらピンクのじゅうたんのよう。5万株にも及ぶ春の彩りが散策する市民らを楽しませている。
 ハナシノブ科の耐寒性多年草で花の大きさは直径1〜2センチ。いったんは荒れて花が少なくなったものの、2年前から市シルバー人材センターのボランティアが除草などに努め、湖岸約300メートルにわたって鮮やかさを取り戻した。
 好天に恵まれた23日、友人とお昼を食べながらくつろいでいた市内の主婦岡島知子さん(38)は「天気も良く花もきれいで気持ちいい。ご飯の味も格別」と笑顔だった。(中村千春)

14/04/23

■ガソリン価格、2週連続横ばい 先行きは小幅上昇も(47NEWS)
 経済産業省資源エネルギー庁が23日発表した21日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、前週(14日)と同じ1リットル当たり164円20銭だった。横ばいは2週連続だが、高値水準が続いている。
 調査した石油情報センターによると、原油高で輸入コストは上がったが、需要が低調で価格転嫁できない小売店も多く横ばいとなった。先行きについては、輸入コストがさらに上昇することに加え、大型連休で需要が増えることから、「小幅な値上がりの可能性がある」としている。
 都道府県別では、19府県が値上がりし、14都府県が横ばい、14道県が値下がりした。

■ガソリン価格、レギュラー164.2円…2週連続横ばい(Responce)
資源エネルギー庁が4月23日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、4月21日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は1リットル当たり164.2円、2週連続で横ばいだった。
地域別では、関東と近畿、九州・沖縄で0.1円上昇。北海道と中部、中国で0.1円下落。東北と四国は前週と同価格だった。
ハイオクガソリンは175.1円、軽油は142.6円。ともに前週から0.1円上昇した。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、4月23日のレギュラーガソリンの全国平均価格は157.2円/リットル、ハイオクは167.8円/リットル、軽油は133.0円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

14/04/22

■「三日月氏との会談、進退判断参考に」 滋賀・嘉田知事考え(京都新聞電子版)
 滋賀県の嘉田由紀子知事は22日の定例会見で、7月の知事選に向けて武村正義元知事が呼び掛け、26日に開かれる民主党の三日月大造衆院議員との意見交換について、「非自民の中でどう結集できるかという場になる」と述べ、琵琶湖保全や原発問題などで共通点を探り、進退判断の参考にするとの考えを示した。
 嘉田知事は「三日月さんがどういう政策を実現しようと思っているのかを聞きたい」と述べ、テーマとして琵琶湖保全などのほか、新幹線新駅を含む交通政策と流域治水政策を挙げ、「県民の前で議論することで、政局でなく政策の機運を高められたらと思う」と話した。

■「うみのこ」新船建造に本格着手 滋賀県の環境学習船(京都新聞電子版)
 滋賀県と県教委は本年度、環境学習船「うみのこ」の新船建造事業に本格的に着手する。本年度予算に設計費など3800万円を計上。幅広い環境学習を行うための新設備や災害時に活用できる備蓄スペースの設置なども検討し、1年間かけてまとめる。
 うみのこは1983年7月に就航、昨年で就航30年を迎えた。県内の全小学5年生を対象とする宿泊体験型の船上環境学習「びわ湖フローティングスクール」を行っており、これまでに県民の3分の1に当たる約48万人が乗船した。
 同規模の船の耐用年数は一般的に25年とされる。うみのこは淡水で運航することから30年をめどとして、新船建造に取り組むことにした。
 新船の設計にあたっては、現在の船上学習で行っている琵琶湖の透明度調べやプランクトンの観察などに加え、光熱・エネルギーなどの分野の環境学習もできる新設備、環境負荷のより少ないエンジンの搭載などを検討する。
 また現在の船は通路やエレベーターが狭く、特別支援学校の児童らがベッドや車いすで利用する場合に不便なことから、誰もが使いやすいユニバーサルデザインの観点を取り入れる。
 さらに、大規模災害時に活用できるよう、備蓄スペースを拡大し、災害備蓄品などを常備することも検討していく。
 総事業費は約30億円で、県教委の基金に3月末で約7億1千万円を積み立てている。来年度以降、2年間かけて造船、試験航海を行い、2017年春の就航を目指す。県教委学校教育課は「うみのこは県の環境学習のシンボル。より幅広い学習ができるよう整備したい」としている。

■シマノが今12月期の業績予想を増額修正(Searchina)
【経済ニュース】
 シマノ <7309> が22日引け後、今12月期の第1四半期業績を発表、業績予想を修正した。
 1Qの売上高は前年同期比19.6%増の756億9500万円、営業利益は同45.8%増の142億2700万円、純利益は同30.4%増の99億8000万円となった。
 自転車部品セグメントで暖冬により欧州売上が好調となったほか、日本ではスポーツタイプの自転車が売上拡大となり、大幅営業増益。釣り具セグメントは国内で安定した天候や長期連休の効果、新製品の好調などが寄与。欧米や豪州も順調に推移したことで、営業利益が前年同期の3倍近くに拡大したという。
 また、1Qの好業績もあり、同社は今期の業績予想を修正している。6月中間期の売上高を1382億円から1452億円(前年同期比9.1%増)に、営業利益は221億円から251億円(同18.2%増)に増額。純利益は154億円から174億円(同2.2%減)に上積み。通期予想も上方修正している。
 シマノの22日の終値は、140円安の9870円。(編集担当:片岡利文)

■第十三回「琵琶湖外来魚駆除の日」(EICネット)
こんにちは、いつもお世話になっております。琵琶湖を戻す会です。
4/20の外来魚駆除大会の結果は以下の通りでした。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/2014-04-20/2014-04-20b.html
参加者:77名(新規参加:50名)東京、静岡、愛知、滋賀、京都、大阪、奈良、兵庫より参加。
駆除重量:35.0kg
ご参加、ご協力して下さった皆様、ありがとうございました。
続きまして第十三回「琵琶湖外来魚駆除の日」のご案内をさせて頂きます。
琵琶湖の現状や外来魚問題を一人でも多くの方々に知っていただきたいとの願いから、毎年5月最終日曜日を「琵琶湖外来魚駆除の日」として琵琶湖や外来魚に関する様々なイベントを実施しています。今年も多くの方々にご参加していただけるよう色々なイベントを準備しました。ご自身に合ったイベントを見つけて、どうぞお気軽にご参加下さい。
開催日:2014年5月25日(日)・・・雨天決行(荒天中止)
時間:10:00〜16:00 駐車場の開門は8:30
※随時参加・随時解散といたします
会場:草津市烏丸半島多目的広場(琵琶湖博物館駐車場奥にある芝生の広場)
交通:車の場合
瀬田方面からの場合は南湖東岸の湖岸道路を北上し琵琶湖博物館の看板にしたがってお越し下さい。
公共交通機関の場合
JR琵琶湖線草津駅西口から琵琶湖博物館行きバスで22分、終点「琵琶湖博物館前」停留所からすぐ。
駐車場:琵琶湖博物館駐車場
料金:550円/1日 ※博物館の入場券があれば無料
参加費:大人200円、子供100円(保険料等の実費)
※子供(小学生以下のお子さま)は保護者の方と一緒にご参加下さい。
※なお団体でご参加いただける場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
プログラム:
◆プログラムは現時点での予定で、予告無く変更する場合があります◆
★外来魚を釣ろう!:10:00〜16:00(天候によっては短縮します)
外来魚駆除釣り大会 釣りを楽しみながらも外来魚しか釣れない琵琶湖の現状を知ってください。
数に限りはありますが、貸し竿やエサ・仕掛けを無料で準備しています。
※詳細はこちら→外来魚駆除大会
http://homepage2.nifty.com/mugituku/2014-05-25/2014-05-25a.html
★琵琶湖の魚を味わおう!:11:30〜12:30 なくなり次第終了
琵琶湖の幸の試食会「外来魚が食い荒らしている琵琶湖の幸はこんなに美味しいものだ」
ということを実感してください。もちろん無料です!
毎年あっという間に無くなってしまいますのでお早めに!
協力:守山湖岸振興会(予定)
★みんなで地引き網を引こう!:13:00〜14:00
地引き網体験 外来魚駆除のため皆さんの手で地引き網を引いてください。
網を引くために皆さんの協力が必要です!
協力:滋賀県漁業協同組合連合青年会(予定)
★魚の解剖に挑戦してみよう!:14:00〜15:00 受付は13:30で締め切ります
外来魚解剖教室 皆さん自身の手で釣った外来魚を解剖して、外来魚が何を食べているかなどを観察してもらっています。毎年子どもたちに大好評のイベントです。
※お子様が参加される場合は保護者同伴でお願いいたします。
協力:滋賀県水産試験場(予定)・大津漁業協同組合(予定)
★魚を見比べてみよう!:10:00〜15:30
淡水魚比較展示 琵琶湖に生息する生きた外来魚と在来魚を比較展示します。
生まれたばかりのブラックバスの稚魚の大群も展示します。
協力:琵琶湖博物館うおの会
主催:琵琶湖を戻す会
後援:滋賀県(予定)
協力
(順不同):滋賀県水産試験場(予定)
滋賀県水産課(予定)
滋賀県漁業協同組合連合青年会(予定)
大津漁業協同組合(予定)
山田漁業協同組合(予定)
琵琶湖博物館うおの会(予定)
滋賀県立琵琶湖博物館(予定)
協賛:全国ブラックバス防除市民ネットワーク(予定)
当イベントは、参加資格や事前申し込みの必要など一切ありません。個人での参加や飛び入り参加も大歓迎いたします。
会場は足場もよくトイレもありますので、ご家族・ご友人をお誘い合わせの上、大勢でのご参加をお待ちしております。
このイベントでは「BYスタンプラリー」のスタンプを受け付けています。
お問い合わせ先:琵琶湖を戻す会事務局
masahiko.takada@nifty.ne.jp
もしくは 琵琶湖を戻す会広報
ZXA00545@nifty.ne.jp
まで
琵琶湖を戻す会は農林水産省及び環境省から特定外来生物防除認定を受けています。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/prevention/prevention.html

■嘉田県政を検証する県民の集い:「非自民勢力結集」 大津で26日に(毎日jp滋賀)
 6月26日告示、7月13日投開票の知事選に向けて、現職の嘉田由紀子知事(63)と民主党県連代表の三日月大造衆院議員(42)を招いた集会が26日、大津市の大津プリンスホテルコンベンションホール「淡海」で開かれる。事前予約は不要で、当日は先着300人。
 13日に開かれた「嘉田県政を検証する県民の集い」の第2回で、武村正義元知事が呼びかけ人代表。武村氏の進行で、...

■その時、琵琶湖が動いた(NEWS立命)
琵琶湖縮む 消滅の可能性も
 地殻変動に合わせて11年間をかけ琵琶湖が20センチ以上移動し、およそ3センチ縮小した。この「大移動」は熊谷道夫氏(理工学部教授)率いる琵琶湖研究チームの湖底探査により判明した。さらに湖底の隆起している部分から、ベントと呼ばれる気泡状の水煙が拡大していることもこの調査で分かった。
【4月21日 NEWS立命=UNN】
 熊谷教授は、国土地理院が設置するGPS(衛星利用測位システム)のうち、琵琶湖周辺の6地点で2002年から11年間の変動を解析してきた。その結果、湖西側の高島市が東南方向に23.2センチ移動し、湖東側の彦根市も同方向に20.6センチ移動していたことを発見した。
 移動や縮小の原因には琵琶湖を挟む西岸断層帯と鈴鹿東縁断層帯の2つの断層の働きが関係している。これらが押し合うことによって移動や縮小が起こった。
 今、琵琶湖はゆっくりと縮んでいる。「湖底の濁度が琵琶湖の縮むスピードと関係ありそうだ」とおよそ30年間琵琶湖について研究している熊谷教授は話す。遠い将来、このままプレートが移動することで琵琶湖が消滅あるいは太平洋に到達し海となることも予想される。
 湖底からのベントという水煙の噴出が自立型水中ロボット「淡深」による撮影で判明した。2009年に初めて確認してから2012年まで、急激に水煙の噴出範囲が拡大してきている。琵琶湖周辺に配置されたGPSの情報と併せて解析することによって、琵琶湖収縮に伴ってベントが噴き出すことを明らかにした。しかし水煙の成分や、琵琶湖の生態系への影響はまだ解明されていない。現在、熊谷教授はこの水煙にまつわる謎を解明すべく調査を続けている。
 熊谷教授は「この琵琶湖の動きは何かの変化の兆しではないか」と慎重に述べた。近年日本で頻繁に起こる地震。地殻は活発に動いている。年間わずか3ミリ程度の移動とはいえ、着実に動きつつあるこの大きな湖の変化を無視することはできない。【角間圭亮・片山雅裕】

14/04/21

■嘉田知事・三日月氏・武村氏鼎談へ 滋賀県政検証で26日(京都新聞電子版)
 7月の滋賀県知事選に向けて、立候補するかどうかを明言していない嘉田由紀子知事と、出馬への意欲を示している民主党県連代表の三日月大造衆院議員が、武村正義元滋賀県知事の司会進行で県政の課題をテーマに鼎談(ていだん)する集いが、26日午後3時半から大津市におの浜4丁目の大津プリンスホテルで開かれる。
 武村氏が呼び掛け人代表となって今月13日に開催した「嘉田県政を検証する県民の集い」の2回目。今回は琵琶湖の保全と開発、原発問題、交通政策などをテーマに、国政と県政を担う当事者の立場から意見交換する予定。
 嘉田、三日月両氏が今回の知事選に関して直接、公開の場で話し合うのは初めてだが、集いの実行委員会事務局では、「2人を候補予定者として招くのではなく、特定の人の決起集会でもない」としている。すでに立候補表明している小鑓隆史氏=自民党、公明党推薦=と坪田五久男氏=共産党推薦=には参加を呼び掛けていないという。参加費500円。事前申し込み不要で先着300人。問い合わせは事務局担当の檜山真理さん携帯電話090(4036)4510。

■道の駅「妹子の郷」来夏開業 湖西道路の和邇IC(京都新聞電子版)
 大津市と国土交通省が湖西道路の和邇インターチェンジで整備を進めている道の駅「妹子(いもこ)の郷(さと)」(同市和邇中)の登録証が21日、市役所で滋賀国道事務所長から越直美市長に手渡された。道の駅として同省への登録はすでに完了し、2015年夏の開設を予定している。
 市によると、「妹子の郷」(約1万3600平方メートル)は、国と市が計約16億円かけて新設。名称は、遣隋使で知られる小野妹子の出身地が市北部とされていることから、市民からの公募で名付けられた。一般道からの出入りも可能で、市内では「びわ湖大橋米プラザ」(今堅田3丁目)に次ぐ2カ所目の道の駅となる。
 119台の駐車場を確保し、観光情報の発信と、地元産の野菜や加工品の販売を行い、市北部の地域振興を目指す。環境に配慮し、施設には滋賀県産の木材を使い、太陽光発電や電気自動車の充電設備を導入する。防災倉庫などを設け、災害時の拠点としての役割も担う。
 同日、市役所を訪れた日野雅仁滋賀国道事務所長は、「北陸と近畿を結ぶ幹線道路で立地も良い。地域の皆さんに育ててもらいたい」とあいさつ。越市長は「歴史や自然など市北部の特色を出して、多くの人に来てもらえる施設にしたい」と述べた。

■シンポジウム:学者・嘉田知事、環境に優しい先人の知恵紹介−−多賀(毎日jp滋賀)
 多賀町四手の「あけぼのパーク多賀」で20日、シンポジウム「今昔写真が語る多賀・彦根の暮らしと環境」があった。嘉田由紀子知事が環境社会学者として出席し、基調講演をした。
 嘉田知事は、琵琶湖博物館の学芸員時代に集めたという、琵琶湖の桟橋や民家の庭先など日常風景の写真を紹介。「1枚の写真から、時間や空間をうまく使って、環境に負担をかけない暮らしをしてきた先人の知...

■琵琶湖の環境整備訴える 武村元知事(ChunichiWeb滋賀)
 武村正義元知事による「びわ湖問題講演会」(びわ湖の水と環境を守る会主催)が二十日、大津市浜大津の明日都浜大津であり、自らの在職時や嘉田由紀子知事の治水政策を例に琵琶湖の環境整備の重要性を訴えた。
 武村元知事は琵琶湖の赤潮発生を受け、一九七九年に原因物質を含む合成洗剤の利用を禁じる富栄養化防止条例を制定。当時を「洗剤業者らは猛反対したが、琵琶湖のことを真剣に考えて取り組むしかなかった」と振り返った。
 現在の琵琶湖について「富栄養化は改善したが、水質は澄み切った状態に戻らず、藻や外来魚が繁殖した」と指摘。「琵琶湖を(埋め立てなどで)削ってきたのを反省し戻す努力を」と述べた。
 嘉田知事がダム建設を中止する方向で治水施策を進めていることには「私が知事のころはダムをやめるという発想はなかった。嘉田さんは偉い」と評価した。(山内晴信)

14/04/20

■ふなずし老舗再建着々 2年前廃業 高島の喜多品(YomiuriOnLine滋賀)
◇和菓子会社支援 早仕込みも導入
 滋賀を代表する逸品「ふなずし」の老舗で、2年前に創業約400年の歴史に一度は幕を下ろした「総本家 喜多品老舗」(高島市)が、昨冬から再建へと歩み始めた。大津市の和菓子製造販売会社「叶匠寿庵」の支援を受け、18代当主北村真里子さん(40)と夫・篤史さん(42)が、伝統を守りながら、新しい魅力づくりに挑んでいる。(生田ちひろ)
 琵琶湖の固有種・ニゴロブナで仕込むふなずしは、湖国ならではの味わいだ。「滋賀の食事文化研究会」の堀越昌子・京都華頂大教授(食物学)によると、田に水を張る春になると、琵琶湖からフナなどが回遊し、稚魚を育んだ。特にニゴロブナは田や川によくすみ着き、たんぱく源としても貴重で、それぞれの家で漬け込んできた歴史がある。
 喜多品は、江戸初期の1619年、伊勢から大溝藩(高島市)に移った藩主に従って高島に移り、料理をするまかない方としてふなずしを作ったのが起源とされる。以来、天然ものだけを使い、3年近くかけて出す味わいは、作家・宮本輝さんら多くの著名人にも愛された。
 手間暇かける製法は「百匁(め)百貫千日」という。1匹100匁(約375グラム)のニゴロブナが百貫(約375キロ)入るおけで、春に高島沖で揚がる子持ちのフナを2年間塩漬けし、飯に漬け替えて1年、発酵させる。飯漬けの後、酒かすに仕込んで臭いを抑えた「甘露漬鮒寿(ふなず)し」でも知られた。
 だが、天然のニゴロブナの漁獲量が減り、仕入れ難などのため、2012年4月に廃業に追い込まれた。老舗の危機に際し、支援を申し出たのが、財界の活動で真里子さんと旧知の間だった叶匠寿庵の芝田清邦会長(67)だった。資金や経営面でのサポートを約束し、「400年かけて作り上げた文化を絶やしてはならない」と後押しした。
 再開に向け、子持ちの3年ものに限らず、オスを赤米に漬ける「春雄鮒」や、醸成を8か月程度で仕上げる「早仕込み」などを導入。漬け置きができる商品の特性を生かし、1回の仕入れ量を増やして品数を確保し、安定供給できる基盤づくりにも着手した。新たに開発した商品は昨年末から、名神高速道路の大津サービスエリア上り線の「叶匠寿庵」の店舗と、京都市中京区の錦市場の塩干店「京一屋」で販売。軌道に乗りつつある。
 今後、醸成期間を変えた商品など幅を広げながら、来年には、元祖の甘露漬鮒寿しの販売を目指す。真里子さんは「再びこの場所でふなずしを作れると思わなかった。高島の風土で生まれる味を守り、より多くの方に親しんでもらいたい」と話している。

■湖岸の公園で花フェスタ 大津(YomiuriOnLine滋賀)
 大津市の大津湖岸なぎさ公園サンシャインビーチで19日、「おおつ花フェスタ2014・春の緑化フェアー」が始まった。20日まで。
 市民に花や緑に親しんでもらおうと、市公園緑地協会などが開催。会場には、専門店や個人店など、花の苗や鉢植えなどを販売する約45店舗が並び、多くの家族連れらでにぎわった。
 この日は、ガーデニング講師の吉川節子さん(58)による寄せ植え教室もあり、約30人が参加。参加者は、吉川さんの指導を受けながら、培養土を詰めたコンテナに、ミニバラやオステオスペルマムなど春らしい花を華やかに植えていった。吉川さんが「病気にかかりにくく、育てやすい花を選んだ。秋や来春も咲くはず」と話し、参加者は喜んで持ち帰っていた。
 20日も午前10時〜午後4時に行われる。先着100人に花の苗を無料配布するほか、出店者が寄贈した花の苗のオークションなどがある。(池内亜希)

14/04/19

■ブルーギル狙った駆除法を開発 県立大の富永教授(ChunichiWeb福井)
 県立大の富永修教授(57)=水産資源生物学=が、ラムサール条約登録湿地となっている「三方五湖」の一つ、三方湖(若狭町)に生息する特定外来魚「ブルーギル」を効率的に駆除する方法を開発した。越冬場所などに狙いを定めて“集中攻撃”する。三方五湖には貴重な固有種が生息するだけに、富永教授は「三方五湖の自然の再生や保全に向けて駆除方法の実用化を進めていく」と話している。
 県立大の研究を社会貢献に役立てることを狙いとする県事業の成果発表会が十八日、県庁で開かれ、富永教授が説明した。
 県水産課や県内水面総合センターによると、ブルーギルは三方五湖では三方湖と水月湖、菅湖で確認されている。このうち最も多く生息が確認されている三方湖では二〇〇九年度以降、本格的な駆除を開始。一一年度は一万一千九百四十匹を捕獲したが、一三年度は十一月末現在で千百五十三匹と減少傾向にある。
 ただ、同課は「繁殖力が強く安心できない」。富永教授も「現時点では大きな影響はないが、ほかの場所では在来種が一掃されたという事例もある」と指摘。コイ科の魚「タモロコ」など固有種を守るためには「これ以上増やさないことが大切」とし、駆除の研究を進めてきた。
 この結果、湧き水が注ぎ込んで水温が周囲より高い湖南西部で越冬することや、塩分濃度が比較的低い湖東部を主な産卵場所とすることが判明した。このため、冬は南西部にかご網を仕掛けて捕獲。夏ごろの産卵期は、卵を産み付けさせる人工の「産卵床」を東部に沈め、ふ化前に引き上げて繁殖を阻害する手法をそれぞれ提案している。
 富永教授は「効率よく安全に簡単に捕れるようにできると思う。かご網はすでに仕掛けているし、今後人工産卵床も取り付けたい」と話した。(桂知之)

■三方湖の外来魚駆除、県立大が効果的方法を開発(asahi.com福井)
堀田浩一
 若狭町の三方湖で繁殖している外来魚ブルーギルを効率的に駆除する方法を、県立大の研究グループが開発した。繁殖力が強く、根絶は難しいとされてきたが、「難敵」の駆除が進む可能性がある。
 三方湖を含む三方五湖は2005年、国際的に重要な湿地を保全する「ラムサール条約」に登録された。そのうち三方湖は唯一の淡水湖で魚種も豊富だが、09年に初めて外来魚のブルーギルが確認され、在来種への影響が心配されている。さらに、三方湖は水の透明度が低く、目視で親魚や稚魚、卵を見つけづらいため、駆除が進まなかった。
 県立大海洋生物資源学部の富永修教授らの研究グループは、11年から仕掛け網で捕獲したブルーギルに発信器をつけ、移動生態を調査した。その結果、水温が最も低くなる2月は、温かいわき水が流入して水温が高めになる湖南西部で越冬し、6〜8月に湖東で産卵することがわかった。

■三方湖のブルーギル対策 県立大、生息状況に応じ駆除を 福井(msn産経ニュース)
東で産卵、南西で越冬と判明
 県立大学は18日、三方湖(若狭町)で繁殖している外来魚、ブルーギルが東部で産卵し、南西部で越冬する生態が判明し、それに基づいた駆除が有効とする研究成果を発表した。海洋生物資源学部の富永修教授らによるもので、ラムサール条約登録湿地である三方五湖の環境保全への貢献が期待される。
      ◇
 三方湖のブルーギル捕獲数は平成21年度に589匹だったものが、22年度には3189匹と増加。捕獲機会の回数の違いもあるものの、23年度には約1万2千匹まで増加した。原因については、水草のヒシの大量発生との関連も指摘されている。
 富永教授らは、ブルーギルの生態や産卵状況を調べるため、三方湖10カ所に調査用のかごを沈め、水温や捕獲数を確認。さらに、12匹にセンサーを埋めて追跡調査を行った結果、産卵期の6、7月には東部で多くの稚魚が採取され、追跡調査の個体の大半も東部に移動していることが分かった。三方湖では晩春から夏にかけて西側から徐々に塩分濃度が高まる傾向があり、ブルーギルは東側で産卵場所を形成すると判明した。冬は湧水が流れ込み、水温が高くなる南西部で越冬することも分かった。
 調査結果を受け、富永教授は産卵期に東部、冬に南西部でかご網を仕掛けるなど、産卵阻害や集中した除去漁獲が有効と提言。「在来種の消滅を含め、甚大な被害が各地で報告されている。三方湖への侵入はまだ日も浅く、科学的な情報に基づく対策が緊急課題だ」と訴えている。

14/04/18

■模擬実験:琵琶湖の突風「比良おろし」を解明 京大(毎日jp)
 琵琶湖沿いを走るJR湖西線を度々運休させ、過去には列車の横転事故も引き起こした地域的な突風「比良おろし」のシミュレーション(模擬実験)に成功したと、京都大生存圏研究所の古本淳一助教らのグループが発表した。特定の条件下で比良おろしが頻発するメカニズムも判明したといい、研究グループは早めに突風を予測して列車を止めるなど、局地的予報に役立てることを目指している。
 比良おろしは比良山系から湖西線の蓬(ほう)らい−北小松間(約10キロ)周辺に吹き下ろす、風速15〜30メートル程度の強風。突風が吹くエリアの幅が500メートル〜1キロと狭いのが特徴だ。最大瞬間風速が50メートルを超えることもあり、1997年には比良駅で貨物列車が横転。2003年にはヨットの転覆で7人が犠牲になった。
 研究グループは地形や樹木などのデータを用意。スーパーコンピューターを使い、当初は気象庁から提供される5キロ刻みの風や気温などのデータを500メートル刻みに修正して入力したが、比良おろしは再現できなかった。そこで、気象データを50メートル刻みにして計算したところ、実際の観測記録と一致する「比良おろし」の再現に成功した。
 グループの東邦昭研究員は「比良山系の細かい谷の起伏が発生メカニズムに影響していることが分かった」と話す。観測では、日本海側から吹き込む風が、滋賀県北西部の比良山系の切れ目から入り込んだ後に比良おろしが頻発することも分かった。研究グループは今後、結果を予報に生かす研究を続けるという。【石川勝義】

■大森均の釣れ釣れ草(大阪日日新聞ネット版)
飼ってはいけません ブラックバスで逮捕状!?
 ブラックバスは、侵略的外来種だ。もともと北米が原産のこの魚は昭和6年、というから80年も昔に養殖を事業化しようとしてアメリカから持ち込まれた。事業化の道も、当時の圧倒的な学者たちの生態系の劇的変化説に押されて、頓挫した。
 そこで、芦ノ湖に持って行き、隠れるように放したことが日本におけるブラックバスの歴史の始まりになった。現在、東北地方以南のあらゆる河川湖沼に生息し、琵琶湖など各地で害魚論争を引き起こしている。
▽300万円以下の罰金
 ブラックバスの問題視されている食性を表現すると、「閉鎖系の生態系を維持する湖沼において、他の魚種の稚魚や、成魚ならモロコやタナゴまでも丸のみにする大食漢の暴れん坊」となってしまう。
 こんなイメージからその被害が過大に伝えられた感が拭えないが、とにかく、2006年に施行された「特定外来生物法」という法律では、オオクチバス(ブラックバス)はブルーギルと並んで特定外来生物に指定されてしまった。
 ウェブなどでブラックバスの飼育法などがアップされているが、実はこの法律により飼育および生きたままの運搬、輸入、野外に放つことが原則禁止になったことはあまり知られていない。
 この法を犯すと、懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金が科せられるらしい。例外的に学術研究などの目的で、農林水産省に正式に申請して許可を得れば飼育は可能とのこと。「行動を観察して釣果の向上につなげたいから…」と無許可で飼育すると、懲役や罰金が科せられる
▽彼女に見せたかった
 懲役や罰金が科せられるといっても、突然、刑事が逮捕状を持って「特定外来生物法遵反容疑で逮捕します!」なんて飼育している容疑者宅を訪れる−なんてことはない。と、思っていた。
 あるんです。飼育ではないが、生きたままの運搬という項目が抵触して平成21年に奈良県警吉野署は、大阪市の電気工事士を現行犯逮捕した。その容疑は「池原ダムで釣ったオオクチバス2尾を生きたまま、水を張ったクーラーボックスに入れ、車に運搬した疑い」という。
 動機は「釣った魚を彼女に見せたかった」という誰にでも起こりうるような内容だった。ご注意、ご注意。

■彦根新海浜のハマエンドウ・ハマゴウ保護区を指定(asahi.com滋賀)
 彦根市の新海浜に自生する希少植物のハマエンドウとハマゴウを守るため、県は群落のある浜辺1・6ヘクタールを、県の「ふるさと滋賀の野生動植物との共生に関する条例」に基づき生育地保護区に指定した。長年保護に取り組んできた地元団体のメンバーや住民らは「苦労が報われた」と喜んでいる。
 県自然環境保全課によると、琵琶湖には、本来海浜に生えるハマエンドウ、ハマゴウが自生して独自の進化を遂げてきた。種の多様性を伝える貴重な植物だが、環境の変化で危機にさらされているという。県内10カ所目で、保護区に指定されると、土地に手を入れたり、土石を採取したりすることが禁じられる。
 ハマエンドウは5〜7月に赤紫の花を開くマメ科の植物。県が絶滅危惧種に指定している。ハマゴウはクマツヅラ科で7〜9月に青紫の花をつける。県指定の「絶滅危機増大種」だ。

14/04/17

■琵琶湖畔で落語楽しもう 19日に「リブレ寄席」 滋賀(msn産経ニュース)
 琵琶湖畔で落語を楽しんでもらおうと、大津市今堅田の湖岸にあるマリーナクラブ「リブレ」で19日午後3時から、落語会「リブレ寄席」が開かれる。
 出演者は、文化庁の文化交流使として世界17カ国で英語落語を上演した桂かい枝さんら、上方落語の3人。かい枝さんは湖畔のロケーションを生かし、京から大坂へ向かう舟の上を舞台にした演目「三十石夢の通い路」を披露する。
 このほか、落語に欠かせない三味線や鳴り物について紹介するコーナーも。入場料2500円。定員20人。
 予約などの問い合わせはリブレ(電)077・573・5656。

■武村氏 「手堅い県政といえる」(滋賀報知新聞ネット版)
=嘉田県政の2期8年を検証=
◇全県
 嘉田県政二期八年を県民目線で検証し、次の県政の課題を明らかにすることで今夏の知事選を盛り上げようと、武村正義・元滋賀県知事らの呼び掛けによる「嘉田県政を検証する県民のつどい」がこのほど、ピアザ淡海(大津市)で開かれ、嘉田知事の三選を求める声が多く上がった。【高山周治】
琵琶湖政策、原発防災など評価
日本未来の党 「一番大きな失敗」
 この中で武村氏は「嘉田さんは、学者の知事で何ができるのか、女で何ができるか、よそ者で滋賀県のことが分かるか、という批判をされたが、学者であることで逆に普通の人が知事になっているよりも、冷静な判断、知的な判断をしたかもしれない」と振り返り、事例として県流域治水条例を挙げた。
 「天災は時として人知を超える。その時には防災ではなく減災しかできない。命だけは助ける。嘉田さんの長年のアプローチで生み出された全国で先例になる政策だと思う」と、評価した。
 さらに二点目は、財政の健全化について「女性は会計が堅実。男性の私なんかはお金を使い過ぎるとよく妻に怒られる。嘉田さんは規律を守り、九百億円の赤字を減らした」と、述べた。
 また、三点目に原子力防災の取り組みで、「よそから来て、県民より広い視野で眺められる人だからこそ思いついた。滋賀県に原発は一つもないが、隣の福井県で災害が起これば、ストレートに影響を受ける」とした。
 一方で、一昨年の衆院選での日本未来の党結党について、「一番大きな失敗だった。政治行動としてはバツ」と辛口評価し、議会との関係でも「八年間、コントロールできず、振り回された」と惜しんだ。
 最後に「嘉田県政八年は大変手堅い県政といえる。続いて出るのか出ないのかは私も分からないが、それについては一切コメントしない。ひとまず、八年間ご苦労様でしたとコメントして終わりたい」と締めくくった。
 続いて検証した県医師会会長の笠原吉孝氏、菜の花プロジェクトネットワークの代表、藤井絢子氏、県立大学教授の大橋松行氏は、在宅医療の推進、ダムに頼らない治水政策などを評価する一方、「市民の力を生かしきれていない」「高島市に不法投棄された放射能汚染木くず問題をきちんと公開すべき」など改める点も挙げた。
 会場からは熊谷もも高島市議が「放射性物質で汚染された木くずはショックだった」と、問題視した。
 また、栗東市のRD処分場問題に関わった高谷順子さんは「原発推進の自民党や原発輸出賛成の民主党の知事を誕生させるわけにはいかない。ぜひ、原発のない社会をめざす地方自治を嘉田さんにお願いしたい」と、三選を求めた。

■「嘉田さんの進退、東京でも関心」(滋賀報知新聞ネット版)
=元経産省官僚の古賀氏が対話の会総会で語る=
◇全県
 嘉田知事を支援する地域政党「対話でつなごう滋賀の会」(代表=清水鉄次県議)の総会が十二日、大津市内で開かれ、元経済産業省官僚の古賀茂明氏が基調講演を行い「嘉田さんがどうするか、東京でも非常に関心が高い。原発に反対する新潟県の泉田裕彦知事と並び、自民党政治(原発推進の)の歯止めになってほしいと考えている人はたくさんいる」と政府の原発政策を批判し、嘉田知事にエールを送った。概要は次の通り。【石川政実、高山周治】
エネルギー基本計画
避難体制なしの再稼働は疑問
 国を変えるには、衆参で勢力図を変えないといけない。それには二年かかる。そうなると、地方から始めるしかない。事故のあった福島県では、知事選が十一月ごろにある。原発推進の自民が候補者を探している。対抗する野党からは、有力な候補が出ていない。地方から変えるのはそう簡単でない。嘉田さんはどうするのか。東京では高い関心がもたれている。自民政治に歯止めをかける橋頭堡として、嘉田さんや新潟県の泉田知事に「がんばって」という人が東京で多い。
 政府は十一日、エネルギー基本計画を閣議決定した。一番の問題は、日本のエネルギー政策が最も遅れたものになるということだ。再生可能エネルギーについて、基本計画では目標を書かず、参考値で昔の目標(約二割)を注意書きで明記したにすぎない。
 ヨーロッパでは再生可能エネルギーが二〇%を超えた国がいっぱいある。原発が安いと言っているのは、先進国では日本だけだ。
 アメリカは原発先進国と思われているが、三十八年間、一基も新設がない。毎年、廃炉している。他のエネルギーと競争できないのだ。安全基準が厳しくなり、追加投資をしないといけないからだ。
 去年一年の間、世界で三基、原発が減った。三基新設し、六基廃炉した。一生懸命つくっても損をするから、つくらない。日本では一基五千億円。これで日本政府は世界最高水準といっている。しかしフィンランドは基準を強化し、コストは一基につき一兆円かかる。日本は安全基準が甘く、安上がりになっている。
 滋賀県の隣には、原発が立地する福井県があるが、万一、原発事故があれば、放射能が琵琶湖に降る可能性がある。琵琶湖は関西にとって大事な命の水。もしも放射能が降って水道の水が飲めなくなったらどうするのか。
 エネルギー基本計画では、再稼働を推進するといっている。(実効ある)避難体制なしで原発を動かすのは先進国では日本だけだ。国際原子力機関(IAEA)でも、避難対策を必ずやりなさいとしているのに。
 滋賀県が原発を止める動きの中で、重要な役割を果たせるかどうか。立候補を表明している経産省の後輩の小鑓(こやり)隆史さんはどうされるか分からないが、過去、経産省から知事選に出ると、原子力ムラの丸抱えになるケースがあった。いずれにせよ市民が主役になる社会の実現が何より大事になってくる。

14/04/16

■ウナギ、コンクリート護岸増えると漁獲減 東大調査(日本経済新聞Web刊)
 岸辺をコンクリートで固める護岸などをした割合が高い河川や湖沼ほど、ニホンウナギの漁獲量の減少が激しいとの解析結果を、東京大大気海洋研究所などのグループが16日までにまとめた。グループの東大大学院新領域創成科学研究科の板倉光さんは「ウナギの隠れ場所や餌が減り、生息環境が悪化したのだろう」としている。
 グループは、日本の主要なウナギ漁場だった9カ所の湖沼と18河川を対象に、環境省などのデータから護岸工事などで失われた自然の岸辺の割合(護岸率)とウナギ漁獲量の推移との関連を調べた。
 漁獲量は1960年以降、ほぼ全ての漁場で減少傾向にあり、護岸率が高いほど減り方が激しい傾向があった。18河川中、護岸率が61%と最も高かった球磨川(熊本県)は漁獲量の減少率が毎年平均14.7%と最も激しく、2位(護岸率45%)の緑川(熊本県)が減少率も2位(年11.7%)。護岸率が5%と最も低い四万十川(高知県)は、減少率が年1.3%と最低だった。
 湖沼でも、護岸率が97〜98%と自然の岸辺がほとんどなくなった茨城県の北浦や霞ケ浦、千葉県の手賀沼では、ウナギがほとんど取れなくなった。護岸率が54%と比較的低い琵琶湖(滋賀県)では、漁獲量の減少の程度はわずかだった。
 このうち霞ケ浦では、70年代半ばは護岸率が10%程度で漁獲量は年200トン近くあったが、護岸率が上がると漁獲は急激に減少。護岸率が95%を超えた90年代にはウナギはほとんど取れなくなり、護岸とウナギ減少の関係が明確に示された。
 グループの板倉さんは「水辺の自然環境を再生すれば、ウナギの生息を回復させることができるかもしれない」と話している。〔共同〕

■ガソリン価格、値上がり止まる…6週間ぶり(YomiuriOnLine)
 資源エネルギー庁が16日発表した14日時点の全国のレギュラーガソリン(1リットルあたり)の平均価格は前週と変わらない164・2円で、6週間ぶりに値上がりが止まった。
 ただ、価格水準は、5年半ぶりの高さが続いている。
 消費増税前の駆け込み購入の反動で販売が全国的に落ち込む一方、大型連休に向けて回復するとの期待感から、販売店が価格を据え置く動きがあるという。石油元売りから販売店への卸価格も据え置かれた。
 ハイオクは175円ちょうど、軽油は142・5円と共に横ばいだった。灯油(18リットルあたり、店頭)も前週と変わらず1919円だった。

■ガソリン価格、レギュラー164.2円…前週と変わらず(Responce)
資源エネルギー庁が4月16日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、4月14日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は1リットル当たり164.2円、前週と同価格だった。
地域別では、北海道で0.6円、九州・沖縄で0.2円、中部で0.1円上昇。四国で0.1円下落。東北と関東、中国、近畿は前週と同価格だった。
ハイオクガソリンは175.0円、軽油は142.5円。ともに前週と同価格だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、4月16日のレギュラーガソリンの全国平均価格は156.1円/リットル、ハイオクは166.9円/リットル、軽油は132.8円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

14/04/15

■シンポ:嘉田県政8年間振り返る 県民の集いに200人−−大津(毎日jp滋賀)
 7月に任期満了を迎える嘉田由紀子知事の2期8年の県政運営を振り返るシンポジウム「嘉田県政を検証する県民の集い」が13日、大津市で開かれ、約200人が参加した。
 元知事の武村正義さんらが主催。武村さんは嘉田知事について、「8年間、学者、女性、よそ者という批判に負けず、財政規律を守り、難しい課題に理路整然と取り組んだ」と評価した。一方、2012年衆院選での「日...

■嘉田県政の賛否、率直に 県民が分野別検証(ChunichiWeb滋賀)
 任期満了による知事選まで三カ月となった十三日、嘉田由紀子知事の二期八年を振り返る「嘉田県政を検証する県民のつどい」が大津市のピアザ淡海であり、原発稼働への慎重姿勢に評価の声が上がる一方、高校再編などに批判も出た。
 県政を考える有志の実行委員会主催で、武村正義元知事が基調講演。笠原吉孝県医師会長、NPO法人菜の花プロジェクトネットワークの藤井絢子代表、大橋松行県立大教授が分野別に政策を検証した。
 武村元知事は、県債残高を大幅に減らした実績やアール・ブリュットの推進を「男の知事では目が向かない」と評価。その上で「琵琶湖を保全する施策は継承された」と総括した。
 一方、一昨年の衆院選で国政政党の党首を兼務したことには「失敗の側面が強い」(武村元知事)と指摘。また、他の出席者からは「県立高校再編の説明が不十分」、「市民団体の活動を後押しし活用するべきだった」などという声も上がった。
 会場では原発に慎重なスタンスを取り続ける知事に賛同する意見が大勢。一方で高島市の鴨川河川敷に放置された木材チップの処理については情報開示の姿勢を疑問視する意見も上がった。嘉田知事は「原発への考え方に同調してくれる人が多かったのは特にありがたかった」と述べた。(井上靖史)

■嘉田県政の8年検証 武村元知事 大津で県民のつどい(YomiuriOnLine滋賀)
 知事選(6月26日告示、7月13日投開票)を前に、嘉田知事を招いて2期にわたる県政運営を議論する県民のつどいが13日、大津市内で開かれた。会場からは立候補を促す声が上がったが、嘉田知事はこの日も、依然として態度を明らかにしなかった。
 元知事の武村正義氏らの呼びかけで、県民に知事選を考える材料にしてもらうため開催。約200人が参加した。武村氏は講演で、嘉田知事が2012年末の衆院選で「日本未来の党」を結党し、卒原発を訴えて小沢一郎・衆院議員らと国政に挑戦した点に触れ、「同士の結集を図ろうとしたが唐突だった。政治行動としては失敗」と総括した。
 その一方で、ダムなどに頼らずに建築規制などで水害対策を図る「県流域治水条例」について、「人間の力では防げない大きな災害がある中で、最低限、命だけは助けようという減災の考え方に基づいたものだ」と評価した。さらに「隣の(福井県にある)原発の怖さを何度もアピールした点は評価する」と述べた。
 嘉田知事は「今はまだ結論を出せないが、貴重な意見を聴く場となった。判断の一助にする」と述べるにとどめた。参加者からは「もう一度、頑張ってはどうか」と続投を求める意見もあった。(久米浩之)

14/04/14

■嘉田県政2期8年を検証 武村氏ら呼び掛けつどい(京都新聞電子版)
 嘉田由紀子滋賀県知事の2期8年を振り返る「嘉田県政を検証する県民のつどい」が13日、大津市におの浜1丁目のピアザ淡海で開かれ、元知事の武村正義氏氏ら識者4人が、嘉田県政を総括した。
 武村氏らが個人の立場で呼び掛けた。
 基調講演で武村氏は、嘉田知事が進めた流域治水推進条例を「全国の先鞭(せんべん)になる政策」としたうえで「財政規律を守り、県の赤字を減らした点は高く評価すべき」と述べた。一方、2012年の衆院選前に小沢一郎氏と「日本未来の党」を結成したことについては「政治行動としては失敗」と指摘した。県議会への対応にも注文を付けた。
 県医師会長の笠原吉孝氏は在宅医療推進を評価、県立病院の効率的運営を課題に挙げた。NPO法人菜の花プロジェクトネットワーク代表の藤井絢子氏は地域の課題を丹念に探して政策に生かすべきとした。県立大教授の大橋松行氏は県北部での県立高統廃合の進め方に疑問を示した。
 嘉田知事は農業振興など県の施策を説明した。質疑では、原発政策について嘉田知事の姿勢に賛同する声や、高島市で見つかった放射性セシウムを含む木くずの県外撤去先の公開を求める声もあった。

■坪田氏が正式出馬表明 滋賀県知事選(京都新聞電子版)
 共産党滋賀県常任委員の坪田五久男氏(55)が14日、大津市内で記者会見し、滋賀県知事選(7月13日投開票)に無所属で立候補すると正式に表明した。同党県委員会や県労連などでつくる「明るい滋賀県政をつくる会」と同党は同日、坪田氏の推薦を決定した。今知事選での立候補表明は2人目。
 坪田氏は、「嘉田由紀子知事は安倍晋三政権にほとんどものを言わず、自民党政治の枠を超えていない」と指摘。県立高の統廃合を例に「県民の声を聞かない冷たい県政だ。県政の転換を目指す」とし、「滋賀を愛する者として、県民や県職員の皆さんとともに全力で頑張る」と訴えた。
 また、消費税増税を「弱い者いじめが許されていいのか」と批判。原発再稼働や環太平洋連携協定(TPP)などを挙げ、「安倍政権の暴走を止めなければ県民の暮らしは守れない」と強調した。
 坪田氏は近江八幡市安土町出身。滋賀大教育学部を卒業後、小中学校教諭などを経て現職。衆院選滋賀4区から3回、参院選滋賀選挙区から2回立候補しているが、知事選への立候補は初めて。

■神輿7基、琵琶湖渡る 日吉大社・山王祭船渡御(京都新聞電子版)
 湖国三大祭りの一つ、日吉大社(大津市坂本5丁目)の山王祭の例祭と船渡御(ふなとぎょ)が14日、営まれた。船渡御は大津市下阪本沖の琵琶湖上であり、7基の神輿(みこし)を台船に載せて、同乗した神職や甲冑(かっちゅう)武者姿の氏子らが五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。
 午後2時半、駕輿丁(かよちょう)と呼ばれる地元の男性たちが、同大社西本宮の拝殿に安置されていた7基の神輿を威勢良く担ぎ出した。参道を練り歩いた後、同市下阪本1丁目の七本柳と呼ばれる湖岸までトラックで移動。同3時40分すぎ、神輿を台船に載せて琵琶湖上へ出た。
 唐崎神社の沖合数百メートルでは、「粟津の御供(ごく)」の神事が行われ、粟(あわ)飯やタケノコなどの食べ物を神輿の神にささげた。神事を終えた台船が岸に着くと、再び駕輿丁らが神輿を担いで同大社に戻った。
 1カ月半にわたった山王祭は、15日の「酉(とり)の神事」と「船路の御供献納祭」で幕を下ろす。

14/04/13

■対決構図固まらず 滋賀県知事選、あと3カ月(京都新聞電子版)
 7月13日投開票の滋賀県知事選まで、13日でちょうど3カ月となる。今のところ立候補を決めているのは、自民党、公明党が推薦する前内閣官房参事官の小鑓隆史氏(47)と、共産党県委や県労連などでつくる「明るい滋賀県政をつくる会」が擁立する同党県常任委員の坪田五久男氏(55)の2人。現職の嘉田由紀子知事(63)は進退を明言しておらず、民主党県連代表の三日月大造衆院議員(42)も出馬に意欲を示すが表明はしていない。3カ月前になっても選挙の構図が定まらない異例の情勢となっている。
 3月4日に立候補表明した小鑓氏は自民の地方議員らと街頭活動やあいさつ回りを続けている。選挙母体の団体設立など着々と態勢を固めており、みんなの党、日本維新の会にも推薦を依頼した。相手が確定しない状況に小鑓氏は「不思議な感じはする」としながらも、「多くの人と直接会うことに努めるだけ。県政に停滞を感じている県民は多い」と意気込む。過去2回の知事選で連敗している自民は、政権奪還した一昨年の衆院選以降、一時ゼロだった県内の国会議席を5議席に回復させた勢いを生かす狙いで、29日に開く県連パーティーには石破茂幹事長を招いて引き締めを図る。
 「つくる会」は11日の全体会で坪田氏の擁立を決定した。独自候補にこだわってきた同会の辻義則代表は「環太平洋連携協定(TPP)への反対や脱原発などを訴え、県政を転換できる人に立候補を決意してもらえた」と歓迎する。共産県委の奥谷和美委員長も「やっと本格的なスタートラインに立てた」とし、「国政や県政に対する県民の不満は強まっている。つくる会と一体になり、県民の目線に立って論戦を展開する」と力を込めた。つくる会と共産県委は14日に坪田氏の推薦を決める予定で、選挙準備を加速させる。
 一方、嘉田知事は12日、自身を支援する地域政党・対話でつなごう滋賀の会の総会に出席したが、この日も3選出馬するかどうかに言及しなかった。2期8年の実績と今後の施策を記した冊子を配り、出馬に前向きな構えもみせた。終了後、記者団に「多様な声を聞かせてもらっている。最終判断するのはまだ早い」と、進退について明言しない理由を語った。
 総会で新役員人事を決めた同会の清水鉄次代表は「知事選と来年の統一地方選に向け組織強化を図った。嘉田知事が出る前提で準備を進めている」とした。そのうえで、「対話の会は、県政で民主と行動を共にしてきた」と、三日月氏の動きをけん制した。
 その三日月氏は、5日に開いた地元の党3区総支部定期大会でも「いましばし時間をいただき、最終熟慮する」と述べるにとどまった。あいさつした連合滋賀の山田清会長は、自民、公明が過半数を占める中央政界の現状について「中央とは違う県政運営ができないかと夢見ている」と三日月氏への期待を語った。ただ、県議の中には嘉田知事を支持する意見のほか、「2人が立てば共倒れになる」と危ぶむ声もある。党県連の今江政彦幹事長は、「さまざまなチャンネルでぎりぎりまで(嘉田氏側と)話をしたい」と話す。

■奥琵琶湖 桜色の並木道(YomiuriOnLine滋賀)
◇高島・海津大崎 住民が植え、守る
 奥琵琶湖の春を彩る「海津大崎の桜」(高島市マキノ町)が満開となり、快晴となった12日、大勢の行楽客が訪れ、畿内の平地では見納めとなる桜を楽しんだ。
 600本を超えるソメイヨシノが、湖岸沿いの道約4キロを染め上げるこの桜並木は、公益財団法人「日本さくらの会」が選定する「日本さくら名所100選」の一つ。
 約80年前、地元の人が植え始めたのをきっかけに植樹が盛んになり、並木に成長した。現在も「美しいマキノ・桜守の会」(中川達也会長、会員290人)が守り育てている。
 知人の勧めで関東からやって来たという主婦(59)は「雪がまだ残る山々とブルーの湖面に桜が映えて、とてもきれい」と感心していた。(宮明敬)

14/04/12

■琵琶湖博物館:新しい研究成果展示 20周年の改装計画−−草津(毎日jp滋賀)
 2016年の開館20周年に向け、全面リニューアルの準備を進めている県立琵琶湖博物館(草津市下物町)が、「新琵琶湖博物館創造基本計画」を策定した。新たな発見や環境問題などを分かりやすく伝え、大人の来館者が活用できる博物館を目指している。
 基本計画によると、新展示はA〜Cの3展示室と水族展示に分かれている。A展示室では400万年の琵琶湖の歴史を、地質学や化石...

■子供の歓声、満開の祝福 琵琶湖に浮かぶ沖島(asahi.com)
 琵琶湖の沖合1・5キロに浮かぶ沖島(滋賀県近江八幡市)に、満開のソメイヨシノとともに子どもたちの歓声が戻ってきた。約300人が暮らす周囲6・8キロの島で唯一の市立沖島小学校はこの春、2年ぶりに新入生を迎えた。
 新1年生の3人をいれても全校児童11人の小学校に桜が植えられたのは約20年前のこと。校舎の改築を機に、沖島町自治会が中心になって約20本の苗木を植樹した。現会長の西居英治さん(70)は「入学式といえば桜。入学を祝う気持ちだった」と振り返る。
 だが、約半世紀前には130人近くいた児童は減り続けた。昨年は新入生がおらず、なぜか桜も例年の2割ほどしか咲かなかった。野瀬薫校長(52)は「今年は入学を祝うように咲いてくれた。新入生は、湖に浮かぶ日本で唯一の学校で育つことに誇りを持ち続けてほしい」と語った。(奥令)

■大津観光PRに特化 フェイスブック新ページ(ChunichiWeb滋賀)
 大津市は十一日、観光PRに特化した、交流サイトフェイスブックのページを新設した。市は以前からフェイスブックページを運用しているが、市外からの誘客に重点を置くため、分離させた。
 新しいページでは、従来知られる市の観光名所に加え、仰木地区の棚田や琵琶湖岸など自然の風景、市民に人気の商店を紹介する。市が本年度、県外の民間企業から登用した檜垣敏観光プロデューサー(45)の視点で掲載スポットを選ぶのが特徴という。
 市観光振興課の担当者は「地元の人には当たり前の場所でも、外部の人には魅力的に見えることもある。ぜひ『いいね!』のボタンを押すなどして情報を拡散させてほしい」と話している。(山内晴信)

14/04/11

■琵琶湖岸鮮やか桜のトンネル 高島・海津大崎(京都新聞電子版)
 滋賀県高島市マキノ町の海津大崎の桜がほぼ満開となり、大勢の花見客が訪れている。
 海津大崎は「日本のさくら名所百選」にも数えられる桜の名所。湖岸を走る県道沿いに、約800本のソメイヨシノの並木が約4キロにわたって続き、春になると「花のトンネル」ができる。
 びわ湖高島観光協会によると、10日現在の開花状況は「満開近し」で、11日にも「満開」宣言が出そう。
 10日は午後になって一時しぐれるなどあいにくの天気となったが、夫婦や友人同士、県内外からバスで訪れた団体客らでにぎわった。並木を見上げながら徒歩で、また花見船に乗り湖上からと、思い思いに桜の眺めを楽しんでいた。
 週末の12、13両日は一帯で午前9時半から午後5時ごろまで交通規制が敷かれる。JRマキノ駅前から臨時のシャトルバスが出る。
 12日はくつき新本陣、13日はしんあさひ風車村の各道の駅一帯でも桜祭りが開かれる。びわ湖高島観光協会TEL0740(22)6108(日曜休み)。

■ダム湖に空いた“ブラックホール”、マニアが魅せられる滋賀「青土ダム」神秘の光景(msn産経ニュース)
ダムマニアたちによる「ダム鑑賞」が近年、盛り上がりをみせている。一部のマニアが熱い視線を注いでいるのが、滋賀県の青土(おおづち)ダムだ。
 大自然の風景の中にある巨大な人工建造物の「ダム」。重量感あふれるものもあれば、造形の美しさにほれぼれしてしまうものもあり、ダムマニアたちによる「ダム鑑賞」が近年、盛り上がりをみせている。そんな中、一部のマニアが熱い視線を注いでいるのが、琵琶湖につながる野洲川上流にある青土(おおづち)ダム(滋賀県甲賀市土山町)だ。
 ファンを魅了するのは「洪水吐(こうずいばき)」という、ダム湖から余分な水を流す放流設備の流入部分。「余水吐」「ダム穴」とも呼ばれ、升のような矩形(くけい)が一般的だが、ここの洪水吐は他にほとんど例のない半円状だ。それが2つも並び、放水時はダム湖の水面にぽっかりと2つの半円状の穴が開き、そこから水が流れ落ちていくという、まるで宇宙のブラックホールのような神秘の光景がながめられる。(小林宏之)
最大貯水量は「琵琶湖1センチ分」
 青土ダムは高度経済成長期(オリンピック景気)の昭和38年度に建設の予備調査が始まり、オイルショック時の49年度に事業着手、バブル景気初期の62年度に完成した。豪雨や台風による洪水から下流域を守る「治水」と、上水道や工業用水、農業用水などのための「利水」の役割を果たし、さらに発電設備も備える「多目的ダム」だ。
、岩石や土砂を積み上げた「ロックフィル」と呼ばれる型式で、堤の高さ43・5メートル、幅360メートルと、全国各地のダムと比べてそれほど巨大なわけでも型式が特殊なわけでもない。
 ダム湖にためられる水量は最大で730万立方メートル。そういわれてもピンとこないが、「琵琶湖全体を1センチ分すくい取った水量」とのこと。最近の実例でこの貯水能力を説明すると、昨年9月、全国で猛威をふるった台風18号襲来の際、毎秒約100立方メートル分の洪水調節機能を果たし、下流域で水位を14センチ下げるのに貢献したそうだ。
神々しい光景にみとれる
 その洪水吐を上からのぞいてみると−。直径約30メートルのすり鉢のような穴の側面を、湖水が滔々(とうとう)と滑り落ちていた。ごうごうと音を立てるわけではなく、静かに水が落ちているのだが、それでいて豪壮さを感じる。どこか神々しい光景で、ダムマニアが魅了されるのもわかる。
 「ただ、いつでも洪水吐から水が流れ落ちているわけではありません。ラッキーでしたね」。ダムのそばにある管理事務所の服部久長技師(49)が教えてくれた。
 洪水吐が機能するのは、ダム湖の水位が通常の「常時満水位」に達したときに限られる。降雨が少なかったり、ダム上流で農業用水が必要だったして、常にダム湖が“満タン”なわけではなく、年間ではむしろ洪水吐が機能していない日のほうが多いそうだ。
 この冬は雪が多く、雪解け水が多かったこと、青土ダムの上流にある野洲川ダムからの放流があることなど、好条件が重なったため、この光景にお目にかかれたらしい。
丸い洪水吐の上にあるものは?
 全国的にも珍しい半円状の洪水吐。でも、なぜこんな形なのか。
 「矩形の洪水吐の方が施工は簡単。わざわざこの形状を選んだのは、ダムの構造条件などから、狭いスペースで一定の流水量を確保したかった苦肉の策だったのではないか」
 日本ダム協会に尋ねると、こんな答えが返ってきた。当時の設計の判断はよく分かっていないが、おかげで世にも珍しいデザインの洪水吐となった。
 丸い穴に気を取られて初めは気付かなかったが、よく見ると、2つの洪水吐の上にそれぞれ矩形の構造物が乗っかっている。
 「これは、『非常用』の洪水吐なんです」と服部さん。丸い洪水吐でもさばききれないくらいダム湖の水位が増えた際、その8メートル上にある非常用の洪水吐から水を流す仕組み。こちらは、まだ一度も使われたことはないそうだ。
見に行くなら今!
 服部さんによると、現在の水量はここしばらく続く見込みで、当面はこの神秘的な光景を見ることができるそうだ。近畿地方ダム連絡協議会が発行しているダムカードもまだ残りがあり、管理事務所で配布している。まだ訪れたことのないダムマニアは急ぐべし!

■外来魚、抜本駆除に苦慮 「費用に効果見合わぬ」(TokyoWeb埼玉)
 河川の在来魚を食い荒らし、生態系に影響を及ぼす外来魚。県内でもコクチバスなど多くの外来魚が猛威をふるっているが、抜本的な駆除対策は進んでいない。駆除事業を行っている市町村は、現在はほとんどなく、「駆除してもまた増えるので、費用に見合わない」との指摘も。自治体側からは、国レベルでの対策を求める声が上がっている。 (堀祐太郎)
 総務省関東管区行政評価局が昨年末に実施した調査によると、外来魚の生息が確認された県内の市町村数はブルーギルが十三、オオクチバスが十二、コクチバスが十一。このうち駆除事業を行っている自治体はブルーギルがゼロ、オオクチバスとコクチバスは各一自治体のみだった。
 同局は自治体名を公表していないが、飯能市は二〇〇二年度から、入間川でオオクチバスとコクチバスなどの駆除を続けている。地元漁協に作業を依頼し、一三年度は十数万円をかけてコクチバス百三十八匹を捕獲した。ただ、市の担当者は「地元だけで捕っても、上流と下流からまたやってくる。抜本的な解決にはつながらない」と頭を抱える。
 一〇年度で駆除事業から撤退した秩父市の担当者も「捕っても捕っても同じところで捕れる状態だった。費用に効果が見合わない」と明かした。
 県によると、県内の河川でのアユやウグイなどの漁獲量は二〇〇〇年度は千二百八トンだったが、一〇年度は二百八十一トンと大きく下回った。外来魚だけが原因がどうかは不明だが、県漁業協同組合連合会の担当者は「特にコクチバスが増え続けている」と指摘。在来種が減ったことで釣り客も減り、小魚に限った遊漁券の売り上げは二十年前の十分の一に落ち込んだという。
 外来魚の駆除作業は煩雑で、人手と手間がかかる。網で捕獲しようとしても在来魚が交じるため、選別が必要になる。捕獲場所によってはボートを出さなければならない。財政事情が厳しい自治体にとっては、効果を上げられるほど十分な予算を充てることができないのが現状だ。
 県は一九九九年度から市町村に補助金を出す形で駆除対策を進めたが、二〇〇八年度で補助金制度を廃止。〇九〜一三年度は、国の補助金を活用できる緊急雇用対策として駆除事業を行った。五年間で約八千七百万円かけて捕獲したのは三万二千八百八十匹で、一匹当たり二千六百円かかった計算になる。
 県は本年度は県漁連に交付金を出す形で駆除事業を続けるが、予算はわずか五十四万円。総務省の調査に回答した市町村からは「自治体の対策では限界がある。国で対策を」との要望が出ている。
 環境省は農林水産省や国土交通省とも協議し、具体的な駆除対策を模索している。環境省の担当者は「予算は限られるが、新しい駆除法などを確立し自治体と連携した対策を講じたい」としている。

■滋賀県知事選、「つくる会」が坪田氏擁立へ(京都新聞電子版)
 任期満了に伴う滋賀県知事選(7月13日投開票)で、共産党県委員会や県労連などでつくる「明るい滋賀県政をつくる会」は10日までに、同党県常任委員の坪田五久男氏(55)を擁立する方針を固めた。
 同会は「知事選では脱原発、アベノミクスや環太平洋連携協定(TPP)の問題などが争点になる。政策通で、他の候補者と論戦が展開できる人物を擁立したいと考えた」としている。
 坪田氏は滋賀大教育学部卒。小中学校教諭などを経て現職。これまでに衆院選滋賀4区から3回、参院選滋賀選挙区から2回、いずれも共産党公認で立候補した。近江八幡市安土町在住。
 知事選には、前内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史氏(47)が立候補を表明し、自民党と公明党が推薦を決めた。民主党県連代表の三日月大造衆院議員(42)も立候補を視野に調整している。嘉田由紀子知事(63)は3選を目指すかどうかを明らかにしていない。

■7月の知事選、坪田五久男氏擁立へ(ChunichiWeb滋賀)
 任期満了による知事選(七月十三日投開票)で、労働組合などでつくる政治団体「明るい滋賀県政をつくる会」(辻義則共同代表)は、元中学校教諭で共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)=近江八幡市=を擁立する方針を固めた。十一日に正式決定し、十四日には坪田氏が記者会見に臨む。
 坪田氏は旧安土町出身で県立彦根東高、滋賀大教育学部卒。近江八幡市内の小中学校で教諭を務め、現在は共産党県委員会の国民運動部長。昨夏の参院選滋賀選挙区に立候補し落選した。知事選には無所属で立候補し、党県委員会の推薦を受ける見通し。
 知事選をめぐっては、自公両党推薦で元経済産業省官僚の小鑓(こやり)隆史氏(47)が立候補を表明。民主党県連代表の三日月大造衆院議員(42)も立候補を模索する。現職嘉田由紀子知事(63)は進退を明らかにしていない。(井上靖史、山内晴信)

■琵琶湖水上安全指導員に委嘱状(YomiuriOnLine滋賀)
 琵琶湖上を巡回し、レジャー客の危険な行為に目を光らせて指導する「水上安全指導員」の委嘱式が10日、県警本部で行われた。県内でボート教室や貸しボート屋、漁協などに携わる32人が県公安委員会から委嘱をうけた。任期は1日から2年間。
 式では、堀井とよみ県公安委員長が委嘱状を手渡し、「安全な琵琶湖のために、力を尽くしてほしい」とあいさつ。山本仁本部長も「琵琶湖には季節を問わずたくさんの観光客が来る。本格的なレジャーシーズンの前に注意を呼びかけてほしい」と話した。
 委嘱を受けた大津港近くでボート教室を運営する秋山幸広さん(52)は「琵琶湖は海よりは安全と侮っている人も少なくない。巡回を重ね、救命胴衣の着用やボートの安全運転を呼びかけていきたい」と話していた。(佐々木伶)

■琵琶湖の安全守って 県公安委、指導員32人委嘱(asahi.com滋賀)
 琵琶湖の安全を守る水上指導員の委嘱式が10日、県警本部であった。各署から指導員に推薦された漁協やヨットクラブ会員ら32人の代表に堀井とよみ県公安委員長が委嘱状を手渡した。
 山本仁本部長は、昨年琵琶湖で船舶事故が37件、死亡者が2人だったことに触れ「みなさんの協力で事故を減らしたい」とあいさつ。ボートの免許教室の経営者で指導員に選ばれた大津市浜大津3丁目の秋山幸広さん(52)は「琵琶湖をただの水たまりだと思ってなめている人が多い。事故なく安全に楽しんでもらえるよう指導に努めたい」と話した。
 委嘱された32人の任期は2年。琵琶湖の水上を巡回して、安全航行や救命胴衣の着用など指導にあたる。

■水上安全指導員に32人委嘱 県公安委、琵琶湖パトロール 滋賀(msn産経ニュース)
 琵琶湖の本格的なレジャーシーズンを前に、県公安委員会は10日、ボート教室経営者や漁業関係者ら32人を水上安全指導員に委嘱した。委嘱期間は2年間。
 県内で昨年発生した水上事故は37件で、死者は2人。指導員は湖上を定期的にパトロールし、レジャー客らに水上バイクの安全走行や救命胴衣の着用などを呼びかける。
 この日、県警本部で行われた委嘱式では、堀井とよみ公安委員長が「京都など県外からも多くの人が琵琶湖を訪れる。ルールを守ってもらえるよう指導を期待しています」と激励した。
 委嘱された大津市浜大津のボート教室経営者、秋山幸広さん(52)は「湖は海より安全と思っている人もいる。そうではないということをしっかり周知していきたい」と意気込みを話していた。

14/04/10

■春の味わい コアユ釣り(YomiuriOnLine滋賀)
 琵琶湖に注ぐ彦根市の芹川河口付近で、コアユ釣りが本格化してきた。県内外の釣り客が川岸で竿(さお)を繰り出し、のどかな春を楽しんでいる。
 コアユ(体長5〜10センチ)は、琵琶湖から河川に遡上(そじょう)してきており、釣り客はすりつぶしたシラスなどを寄せ餌にしてサビキ釣りをしている。芹川のほか、彦根港、米原市の天野川などでも楽しめる。釣り上げた魚は甘露煮や天ぷらにして味わう。
 釣り客によると、5月の大型連休頃までが最盛期で、1日に200〜300匹釣れる日もあるという。3時間で60匹を釣り上げた岐阜市の臼井伸之さん(79)は「芹川は水がきれいで、50年前から来ている。コアユは空揚げにして塩を振ると、ビールのつまみに最高」と話していた。(藤岡博之)

■海津大崎の桜が見ごろ(asahi.com滋賀)
 奥琵琶湖の岸辺約4キロをピンクに縁取る高島市マキノ町の海津大崎の桜が、見ごろを迎えた。「日本のさくら名所100選」にも名を連ねる並木は、地元の有志らでつくる「美しいマキノ・桜守の会」が保全活動を続けてきた。今年も満開に咲く花が、植えた先人の思いと住民たちの誇りを伝えている。
 「あすこの桜は立派な八重やった」
 水上勉の小説「櫻守」。主人公の庭師は死の直前、亡きがらを高島市マキノ町海津の桜の下に埋めてほしいと家族に言い残す。

14/04/09

■カツオがかつてない不漁 和歌山県沿岸(紀伊民報AGARA)
 和歌山県内でカツオがかつてないほどの不漁に見舞われている。3月の田辺、すさみ、串本漁港の水揚げ量は計5・6トンで昨年の20分の1以下。このため、すさみ町の「すさみケンケンかつおブランド委員会」が13日に町内で予定していた「ケンケンかつお祭り」は、中止になった。漁業関係者は「こんな年は初めて」と嘆いている。
 カツオが黒潮に乗って北上する3月から5月は初ガツオのシーズンとして水揚げ量が増える。だが、今年は県水産試験場(串本町)によると、田辺、すさみ、串本の3漁港で3月の水揚げ量は計5・6トンで、記録が残る1993年以降最低。それまで最低だった99年の51・6トンを大きく下回った。3漁港の3月のカツオ水揚げ量は、多い年で558・2トン(95年)、昨年は122・4トンだった。
 水産試験場の武田保幸・資源海洋部長は「漁業者への打撃は計り知れない」と話す。
 すさみケンケンかつおブランド委員会は毎年、初ガツオが水揚げされる4月にすさみ町内で「祭り」を開いてきた。ことし3月30日には町外で初めて、白浜町の漁業振興施設「フィッシャーマンズワーフ白浜」で開いたが、地元産の「ケンケンカツオ」ではなく他産地の一本釣りカツオを使って何とか開催した。
 すさみ町内でも13日に「祭り」を開き、カツオの試食会や早おろし選手権などをする予定だったが、かつてない不漁のため8日に中止を決めた。東日本大震災の影響で2011年に祭りを自粛したが、不漁による中止は初めて。
 「祭り」でケンケンカツオを提供する予定だった和歌山南漁協すさみ支所では、例年ならこの時期はカツオの水揚げが連日数トンあるが、8日の水揚げは27・4キロしかなかった。すさみ漁港の市場で1キロ当たりの平均浜値は、例年なら千円前後のところが3千〜4千円に高騰している。同支所は「船を出してもカツオの魚影がなく、燃料の高騰などで漁に出ても赤字になるだけ」と頭を抱えている。
 不漁の原因について、武田部長は「黒潮源流域のフィリピン沖で、巻き網漁によって大量に漁獲され、黒潮に乗って北上しないことも考えられる」と言っている。
 ブランド委員会の朝本紀夫委員長は「ケンケンカツオのブランド化を進め、ことしは白浜でも開催しただけに残念。来年以降は開催したいが、資源保護に向けて漁業者が一丸となって取り組む必要があるのではないか」と話している。

■ガソリン価格、レギュラー164.2円…増税後も上昇(Responce)
資源エネルギー庁が4月9日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、4月7日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は、1リットル当たり164.2円となり、前週に比べ0.1円上昇した。
レギュラーガソリンの価格上昇は5週連続。
地域別では、九州・沖縄で0.7円、東北と関東で0.1円上昇。北海道で0.5円、中部と中国で0.3円、四国で0.2円下落。近畿は前週と同価格だった。
ハイオクガソリンは前週と同じく175.0円、軽油は0.1円安の142.5円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、4月9日のレギュラーガソリンの全国平均価格は156.7円/リットル、ハイオクは167.8円/リットル、軽油は132.6円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

14/04/08

■琵琶湖の“厄介者”思わぬ財産に 外来水草は強力肥料(msn産経ニュースwest)
 琵琶湖で増殖し、生態系に影響を及ぼす外来の水生植物「オオバナミズキンバイ」を原料とした堆肥の製造に、立命館大の久保幹(もとき)教授(環境微生物学)が成功した。堆肥は良質で栄養価が高く、既存の化学肥料で栽培するより野菜の成育がよくなることを確認。本来は厄介者の水草が思わぬ“財産”となる形で、生態系の保護のほか、沿岸の環境改善、除去・処分費用の削減という「一石三鳥」の効果を生むとして実用化に期待がかかる。
驚異の生命力
 琵琶湖のオオバナミズキンバイは、南東部の滋賀県守山市の赤野井湾で平成21年に初めて確認された。もともとは水辺に捨てるなどされたとみられるが、ちぎれた茎からも根が出るほど生命力が極めて高く、猛暑だった昨夏は茎が1日で3センチも伸びたという。
 初確認後、豪雨や強風のたびに水流に乗るなどして分布域が爆発的に拡大。21年12月時点で140平方メートルだった生育面積は、4年間で約460倍の6万4800平方メートルに増えた。
 琵琶湖固有魚の産卵場所に繁茂して繁殖を妨げたり、太陽光を遮断して水中植物の成長の妨げになったりする恐れがあるほか、漁船の往来の邪魔になり漁業にも影響を及ぼしている。漁協やNPO団体が除去する一方、滋賀県や守山市などは今年度、対策協議会を設置。国は6月までに、生態系に害を及ぼす恐れのある外来種として「特定外来生物」に指定する見込みだ。
学連携で新アイデア
 除去したオオバナミズキンバイは産業廃棄物として扱われ、自治体が経費をかけて処分している。その中で、有効な活用法を探っていた守山市は、琵琶湖周辺でかつて水草を畑に敷いて肥料にしていたことに着目。昨年夏、久保教授に「肥料に転用できないか」とアイデアを持ちかけた。
 久保教授は、オオバナミズキンバイを3カ月間かけて乾燥、発酵させ、細かく粉砕。成分を分析したところ、肥料として必要な物質の窒素とリン酸、カリウムを多く含んでいることが分かった。これに米ぬかを混合して出来上がった堆肥を使ってコマツナを温室栽培したところ、既存の化学肥料に比べ、重さレベルで生育が1割アップしたことが確認された。
広がる夢
 守山市は今年度、この堆肥を使って露地栽培で野菜を育て、生育状況や安全性、出来栄えなどの実証調査を行う方針。問題がなければ商品化を目指す。
 生産態勢や販路が確立されれば堆肥の売却益が見込め、オオバナミズキンバイの除去費用に充てることも考えられる。原料として活用が増えれば除去が進み、生態系の保全につながる。
 久保教授は「化学肥料の原料となる原油やリン鉱石などは現在、ほぼ100%輸入に頼っている。厄介者扱いのオオバナミズキンバイが良質な肥料の原料となり、将来的に、日本の食料自給率の向上にも貢献できればうれしい」と話している。
 琵琶湖では近年、貴重な固有種の魚が外来魚に食い荒らされるなどして激減しており、オオバナミズキンバイの繁殖が、こうした傾向に追い打ちをかけることも心配される。生態系を守ろうと、滋賀県内では官民が協調して外来種を減らす取り組みが進んでいる。
オオバナミズキンパイ
 中南米原産のアカバナ科の水草。浅瀬や水辺の陸地に生え、夏場は特に成長が盛んになる。国内では平成19年に兵庫県加西市で初めて確認された。ペット用の熱帯魚が輸入される際、一緒に持ち込まれたとみられる。国内で古くからみられる「ミズキンバイ」と同じ仲間であることが名前の由来だが、ミズキンバイは環境省のレッドリストで絶滅危惧II類になっている。
琵琶湖の生態系脅かす外来種
 ブラックバスやブルーギルは、もともと釣り目的で持ち込まれたとみられ、昭和40年代以降、急速に増殖。県によると、琵琶湖に生息する外来魚は平成24年4月時点で1295トンにのぼると推定される。
 一方、ふなずしの原料となるニゴロブナの漁獲量は、24年には48トンで、昭和40年頃の1割弱に減少。ホンモロコは平成6年ごろまで200〜400トン程度で推移していたが、16〜19年には10トン未満になった。
 こうした傾向に歯止めをかけようと、県は14年度に捕獲量に応じて補助金を出す制度を設け、駆除を促進。ここ数年は、年間300〜400トンが駆除されていたが、昨年は台風18号の影響などで150トン程度にとどまった。
 捕獲したブラックバスやブルーギルは、ご当地バーガーや天ぷら料理の具材に使用。県内各地の飲食店や施設で、食材としての活用が進んでいる。

■本物の「鮒ずし」作りたい!材料の絶滅危惧種ニゴロブナ養殖成功させたお母ちゃん(JCASTテレビウオッチ)
 琵琶湖固有のニゴロブナでつくる鮒ずしは奈良時代からあったといわれるが、ニゴロブナが絶滅危惧種に指定され、いまは本物の鮒ずしを味わう機会もなくなった。ところが、滋賀県近江八幡市で鮒ずしの加工販売を行なう大島正子(51)がニゴロブナの養殖に成功した。
ようやく出荷したら「これはニゴロブナじゃないよ」
 ニコロブナの年間漁獲量は1988年には198トンあったが、現在は48トンにまで激減している。大島さんは米づくりをしていた両親の3人姉妹の長女として生まれ、京都のデザイン事務所で働き、グラフィックデザイナーの道を歩んでいた24歳のときに同業者と結婚した。ここまでは順調だったが、父親が食道がんで他界。長女だったことからデザイナーと米づくりの2足のわらじをはく羽目になった。しかし、米は作っても売れない時代で大赤字が続いた。
 そんなときに、「新潟では田んぼで錦鯉の養殖をしている」という話を聞き飛びついた。「鯉が育つなら鮒も育つはずだ」と、まず田んぼの池づくりを始めた。4か月かかって土を固め、水は琵琶湖と繋がっている西の湖から引き込み、業者から買ってきたニゴロブナの稚魚を放流した。
 養殖池に入り込んでくるブラックバスを手でつかんで駆除した。米ぬかを配合した餌代は年間100万円にのぼり、貯金はすぐ底をついた。しかし、養殖も3年がかりでようやく初出荷にこぎぎつけた。ところが、出荷するととんでもないことを言われた。「ニゴロブナではない」というのだ。鮒ずしはニゴロブナと他の鮒ではまったく味が違うが、稚魚の段階で見分けるのは難しい。
 二人三脚でやってきた夫から「次は天然の親魚を自分で育てるしかない」と言われた。自然の餌で育てようと、養殖場の田んぼをミジンコや赤虫、手長エビが繁殖しやすいように土壌改良し、葦も植えミニ琵琶湖づくりに取り組んだ。親魚を求め何度も漁師の元へと足を運びやっと手に入れた。
道の駅で直売!「うちのは川魚独特の臭みがまったくない本物です」
 そして5年、やっとニゴロブナの養殖に成功した。ようやく軌道に乗り始めたときに夫が肺がんのために45歳で他界する。ただ、孤立無援ではなく、2人の息子が支えとなった。
 現在、3つに区切った養殖池では1万7000匹ほどのニコロブナが育っている。春の今がちょうどニコロブナの漬けごろだ。大きな網を引き、魚を傷つけないように素早く水槽に移す。3日間、塩水の中を泳がせる。傷ついた魚の消毒と食べたものを全部吐かせるためだ。その後、塩漬けする。「大事な事は絶対に生きたままやるということです」という。
 6月に塩を洗い流し、一夜干しした後、うるち米のご飯をエラからたっぷり詰めて半年間、自然発酵させて鮒ずしができ上がる。近江八幡市内の道の駅「琵琶湖大橋プラザ」で直売している。「うちのは川魚独特の臭みがまったくない、本物の鮒ずしの味です」という。
 舘野晴彦(月刊『ゲーテ』編集長)「アイデアもすごいし行動力もある。すごい人ですね」
 岩上安身(フリージャーナリスト)「生態系を復活させちゃうんですからね」
 大島さんは成功の秘訣をこう語った。「素人でいること。知識や経験があったら、田んぼの池は作らず、メンテナンスのいらないコンクリートの池にしていたでしょう。素人でいたからいろんな疑問を持ち解決しながら養殖に繋がった」

■「妹子の郷」来年オープン 大津・湖西道の道の駅(ChunichiWeb滋賀)
 大津市和邇中の国道161号湖西道路に建設中の道の駅の名称が「妹子(いもこ)の郷(さと)」に決まった。県内では十七つ目で、湖西道路では初の「道の駅」となる。四日に国土交通省が認定した。
 市によると、昨年七月から整備が始まり、二〇一五年八月のオープンを目指す。駐車場を含めた敷地は一万三千六百平方メートル。市と国交省が協力して、レストランや特産物販売施設、観光情報コーナーのある道路情報施設などを造る。県産の木材を多く使用し、太陽光発電装置も導入して環境に配慮した建物にする。災害時には避難所としての役割も担う。
 琵琶湖や比良山に近く、ウオーターレジャーやウインタースポーツ、トレッキングなど近場で自然体験できる利点があり、リゾート地への連絡拠点としての機能も期待される。
 名称の「妹子の郷」は、一般公募百九十八通の中から決定。遣隋使で有名な小野妹子は近くの小野出身とされ、毎年祭りが開かれるなど地域で愛されており、地域の観光情報を発信する道の駅のイメージにも合致する。
 市商工労働政策課の担当者は「大津北部の振興拠点として、比良山や琵琶湖、地域の特産品の魅力を発信していきたい」と話している。(堀尾法道)

14/04/07

■湖岸に海辺の花 守り15年 彦根の住民ら「活動実った」(YomiuriOnLine滋賀)
◇ハマエンドウとハマゴウ 県が保護区指定
 県の絶滅危惧種の多年草「ハマエンドウ」が県内で唯一群生する彦根市新海(しんがい)町・新海浜の一部が、県の「生育地保護区」に指定された。海辺の植物だが、琵琶湖岸に生息していることは希少性が高く、同様に群生する絶滅危機増大種の低木「ハマゴウ」とともに一体的に保護する。地元住民が15年以上にわたり保護しており、長年の活動が実った。(生田ちひろ、藤岡博之)
 ハマエンドウはマメ科の多年草。主に海辺の砂浜で高さ15センチほどに育ち、新海浜では5月半ば頃から直径1〜2センチの赤紫色の花を付ける。現在、県内の群生地は新海浜のみという。
 ハマゴウは高さ50センチほどの低木で、7月頃に直径1〜2センチの青紫色の花を付ける。県内では同浜と近江八幡市の2か所しか群生が確認されていない。
 瀬戸口浩彰・京都大教授(植物学)によると、今より温暖だった縄文時代頃は海水面が高く、京都盆地まで大阪湾が入り込んでおり、ハマエンドウは瀬田川沿いに湖岸までたどり着いたらしい。かつては野洲川や安曇川などの河口付近にも群生していた。1960年代以降、護岸工事が行われるなどして、生息地が減少していった。
 国の「種の保存法」などによる保存対策の対象外となっており、県は独自策が必要と判断。2011年3月、ハマエンドウを絶滅危惧種(絶滅の恐れのある希少な野生動植物)、ハマゴウを絶滅危機増大種にそれぞれ指定した。さらに今年3月末には、「ふるさと滋賀の野生動植物との共生に関する条例」に基づき、両種が群生する新海浜の1・6ヘクタールを生育地保護区に指定した。
 指定により、建物の新増改築や宅地造成、土砂の採取や埋め立てなどの現状変更には県への届け出が必要になり、保護にそぐわない行為を禁止できる。県は2008年からハリヨ、ミツガシワ、ユキワリイチゲなどの保護区を指定しており、今回で10か所目。
 新海浜に両種が残った背景には、浜近くに住む同町の宇野道雄さん(79)を中心とする地元住民の活動があった。宇野さんは1998年頃から、浜を巡視し、バイクの乗り入れや踏み荒らしなどへの注意、雑草の駆除、防護柵の設置などを続けてきた。
 2011年には住民ら約20人でボランティア団体「ネイチャーズ新海浜」を結成。活動を強化しており、ハマエンドウの生息域が広がりつつある。県自然環境保全課は「住民の活動がなければ、残っていなかったかもしれない」としている。
 宇野さんは「大事な資源と認めてもらい、身が引き締まる思い。注目されると、保護の労力も増えるが、見に来る人が琵琶湖の環境を考えるようになってくれれば」と話している。

14/04/06

■出馬「遠くない時期で判断」 嘉田滋賀県知事「茶話会」スタート(京都新聞電子版)
 7月の滋賀県知事選を控え、嘉田由紀子知事が2期8年の県政の総括と今後の課題、展望について支援者らと話し合う「茶話会」が6日、始まった。
 嘉田知事は3選を目指すかどうかを明言しておらず、後援会主催で茶話会を開き、意見交換を通して判断するとしている。
 この日は大津市南小松と高島市新旭町の2カ所であり、それぞれ約20人が出席した。「マニフェストの完遂を目指してほしい」などの期待が示され、福祉や雇用などで県の対策を求める声が目立った。原発問題に関する意見も相次ぎ、「(嘉田氏が)国政、国際機関で力を出すやり方もある」との指摘もあった。
 嘉田知事はこれまでの実績を説明し、進退に関しては「あまり遠くない段階で判断したい」と述べた。

■3階建て製氷・貯氷施設 三輪崎漁港で8日竣工式 新宮市(熊野新聞オンライン)
 新宮市の三輪崎漁業協同組合(海野益生組合長)が昨年11月から三輪崎漁港市場横で建設を進めていた3階建ての製氷・貯氷施設が完成した。8日(火)午前10時から、田岡実千年市長ら出席の下、竣工(しゅんこう)式が行われる。
 漁業関係者が待望していた施設。隣にある旧施設は、築38年で老朽化が進んでいたことから、組合が6年ほど前から新築を望んでいた。総事業費は約7000万円。国の産地水産業強化支援事業補助金2分の1、市補助金4分の1を活用し、残りを組合で負担した。
 建物は高さ13.8bで、延べ床面積が79.29平方b。鉄骨3階建て。1階で氷を販売し、2階に氷を貯蔵する。3階で氷を作る。1日約1dペースで氷を作り、約3d貯氷できる。漁業関係者だけでなく一般の人も利用できる。
 氷の購入はカードも可能。1階部分にスクリュー搬出装置が設置されていて、着岸した漁船へ直接、氷を積み込める。

14/04/04

■汚染木くず:東電が4億円の賠償金 不法投棄関与の会社に(毎日jp)
 滋賀県高島市の琵琶湖畔に放射性セシウムに汚染された木くずが放置された事件で、不法投棄に関与したコンサルタント会社(東京都千代田区)に対し、東京電力が処理や輸送の費用として約4億円の賠償金を支払ったとみられることが、捜査関係者への取材で分かった。東電広報部は「賠償金は申請書類をもとに支払いを決定する仕組みだが、個別の案件については一切回答できない」としている。
 事件を巡っては、滋賀県などが廃棄物処理法と河川法違反の疑いでコンサルタント会社社長ら3人を刑事告発。県警が先月、東京都の社長宅などを家宅捜索している。賠償金の支払いは、押収した書類や東電への聞き取りなどで判明したという。
 一緒に告発された横浜市のNPO法人理事長によると、コンサルタント会社社長は木くずの搬出元とされる福島県本宮市の製材会社に「無償で処理する」と持ち掛け、処分や賠償請求手続きを代行。木くずを滋賀県の他、鹿児島、山梨、千葉、栃木の各県にも運び、農園に木材チップとして搬入したり無断で放置したりして処分費を浮かせていたという。【田中将隆】

■JR湖西線、強風で運転見合わせ 7千人に影響(京都新聞電子版)
 JR湖西線は4日、強風のため堅田−近江塩津間で午後1時10分ごろから同5時半ごろまで断続的に運転を見合わせた。上下線計25本が運休または部分運休し、米原経由に迂回(うかい)運転した特急「サンダーバード」を含む計45本が最大約4時間遅れ、約7千人に影響が出た。

■消費税不正還付の疑い、釣り具業者告発 輸出免税を悪用(asahi.com)
 中古釣り具の輸出販売会社「クレッシェンドインターナショナル」(東京都目黒区)が消費税約2200万円の不正還付を受けたとして、東京国税局が同社と高橋正人経営者(52)を消費税法違反(脱税)の疑いで東京地検に告発したことがわかった。輸出の際に消費税が還付される「輸出免税制度」を悪用し、4億数千万円分の仕入れを虚偽申告したとされる。同社は修正申告し、分割して納税するという。
 消費税は売り上げにかけた消費税額から、仕入れ時に負担した消費税額を差し引いて納める。輸出品は消費税を免除され、申告すれば国内で負担した消費税分が還付される。
 関係者や同社の説明によると、同社は国内の中古釣具店から日本製の釣りざおとリールを購入。インターネットのオークションで米国や豪州の釣りファンに1万〜5万円で転売していた。2012年2月までの2年間の仕入れ額は約5500万円だったのに、4億数千万円分を水増しした還付申告書を作成し、目黒税務署に申告。約2200万円の不正還付を受けたという。

■業者に東電賠償金4億 滋賀の汚染チップ(ChunichiWeb)
 東京電力福島第1原発の事故で放射性物質に汚染された木材チップが滋賀県高島市の河川敷に放置された問題で、チップの所有業者を代行した東京のコンサルティング会社が、チップの処分費用として東電から約4億円を受け取っていたことが同県や捜査関係者への取材で分かった。多額の公金が投入されながらチップは放置され、賠償制度を利用した悪質な行為の実態が浮き彫りになった。(安永陽祐)
 本紙が入手した滋賀県の告発状などによると、コンサル会社経営の男性は、放射能汚染で売れなくなった木材チップを所有していた福島県の製材業者と、東電への賠償請求業務を代行する契約を締結。2012年末ごろから東電への賠償請求手続きを始め、チップの処理と運搬費用として複数回にわたり計3億9900万円を受け取ったとみられる。
 だが、東電への請求書に記した最終処分業者は実際には木材チップを処理せず、別の業者を経て琵琶湖近くの鴨川河川敷や山梨県の民有地などに運び込まれ、放置された。
 東電の広報担当者は「損害賠償の支払いは必要書類を確認し、必要かつ合理的な範囲で支払っているが、個別の請求状況は回答できない」と話している。
 東電の賠償金支払い総額は3月28日時点で200万件、3兆6060億円に上り、そのほとんどが国からの交付金で賄われている。東電によると、不適正利用が疑われたケースについて告発した事案もあるという。
 鴨川河川敷では昨年3月ごろから、木材チップ計310立方メートルが無断で放置された。滋賀県の測定で最大で1キロ当たり3900ベクレルの放射性セシウムを検出。一般廃棄物として扱える基準値(1キロ当たり8000ベクレル)以下で、既に撤去、整地作業が完了している。
 県は今年3月、廃棄物処理法違反と河川法違反の疑いでコンサル会社の男性ら3人を刑事告発。滋賀県警は県内と東京、福島などの関係先数十カ所を家宅捜索した。
 男性は県による告発前の本紙の取材に対し「被災地の風評被害軽減のために仕事をしたが、放置は処理を仲介した業者が勝手にやったこと」と説明していた。
 安斎育郎立命館大学名誉教授(放射線防護学)の話 多額の賠償金の不適正利用を見過ごした東京電力のチェック態勢は、処理を業者に任せて後は知らないという対応で、無責任だ。処理を委託した放射性物質が最終的にどのように処理されたかを追跡して確認すべきだ。賠償金支払いが多すぎて追跡に限界があるなら第三者を入れた組織をつくることが同様のケースを防ぐため必要ではないか(中日新聞)

14/04/03

■ガソリン価格、レギュラー164.1円…W増税で5.1円アップ(Responce)
資源エネルギー庁が4月3日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、4月1日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は、1リットル当たり164.1円となり、前週に比べ5.1円上昇した。
レギュラーガソリンの価格上昇は4週連続。消費税が8%に上がったことに加え、新たに石油石炭税(温暖化対策税)が適用されたことで、5円超の大幅増となった。レギュラーガソリンの価格が164円台を記録したのは、2008年10月6日の調査以来、5年半ぶり。
地域別では、北海道で6.2円、中部で5.5円、中国と東北、近畿で5.2円、関東で5.1円、四国で4.9円、九州・沖縄で4.7円と、全エリアで大幅な値上がりとなった。
ハイオクガソリンは前週から5.2円高の175.0円、軽油は3.5円高の142.6円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、4月3日のレギュラーガソリンの全国平均価格は156.6円/リットル、ハイオクは167.7円/リットル、軽油は130.1円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■嘉田氏 6日から茶話会スタート(滋賀報知新聞ネット版)
=嘉田氏と三日月氏の一本化調整、本格化へ=
◇全県
 任期満了に伴う県知事選日程は、六月二十六日告示、七月十三日投開票に決まった。自民党県連は、元経産省官僚の小鑓(こやり)隆史氏(47)を擁立し、活発にあいさつ回りを展開している。一方、嘉田由紀子知事(63)はいまだ出処進退を明らかにしていない。四月からの茶話会などで判断したいとしている。片や民主党県連では、代表の三日月大造衆院議員(42)が出馬の意向を示しているため、嘉田氏との一本化調整を水面下で続けていると見られる。そこで嘉田、三日月両氏を中心に知事選動向を追ってみた。 【石川政実、高山周治】
定期大会民主各総支部「党の分裂避けて一丸で」
●動き激しい嘉田氏
 嘉田知事は先月二十四日の二月定例県議会最終日で三選出馬か、断念か−出処進退を明らかにすると見られていたが、「熟慮中」とし、閉会後も「茶話会などで(四月から)一〜二か月、虚心坦懐に県民の意見を聞いて判断したい」と述べるにとどまった。
 この六日から、“かだ由紀子と歩む会”主催による茶話会が、平成十八年の知事選で出馬表明した近江舞子と、高島市針江の二か所でスタートする。また同氏を支援する地域政党「対話の会」の総会が十二日、大津市で開催される。小鑓氏の先輩である元経済産業省官僚で脱原発派の古賀茂明氏が基調講演するのも注目されるところだ。さらに嘉田氏が塾長を務める未来政治塾も十九日、大津市で開講する。
 嘉田陣営は、先月二十二、二十三日に行った世論調査で、嘉田氏、小鑓氏、三日月氏、共産候補者の四人が出馬の場合でも「嘉田氏の支持が一番高かった」と自信を深める。
●桜見ながら議論へ
 片や民主党県連は、1〜4区の総支部定期大会を相次いで開催している。先月二十二日は長浜市で2区総支部大会、二十九日は大津市で1区同、三十日は近江八幡市で4区同を開催。この五日には、三日月氏の選挙区である草津市で3区同を開き、知事候補の集約を図りたいところだ。
 4区総支部定期大会後、記者団に対し三日月氏は「各支部定期大会などを通じて、知事選について、いろいろな意見をいただいている。一番多いのは『党がばらばらにならず、一丸となってほしい』と『自民県政にもどすな』だ。三、四月はあらゆる決断の転機なので、桜を見ながら、よく議論して決めたい」と含みをもたせた。
 嘉田陣営の塚本茂樹・湖南市議は「非自民の層から支持を得ている嘉田、三日月両氏が共に知事選に出馬すれば、票を食い合い、小鑓氏を喜ばすだけ。これを回避するため現在、一本化調整を続けているが、今月中には(どちらかの一本化で)一定の方向が出る」と話した。
●共産は11日に確定か
 他方、共産党県委員会は、「明るい滋賀県政をつくる会」と連携して、独自候補の選定を進める。順調にいけば十一日の全体会で候補を確定し、中旬ごろに正式表明の会見を開きたいとしている。

■彦根城のソメイヨシノが見頃に(ChunichiWeb滋賀)
 彦根地方気象台は二日、気象台のソメイヨシノが開花したと発表した。平年並みで、昨年よりは三日遅い。
 週明けから、春らしい陽気が続いた彦根市。彦根城内にある千二百本のソメイヨシノも見頃となっている。アーチ状になった薄ピンクの下を気持ちよさそうに歩く観光客の姿が多く見られた。彦根城は二十日までライトアップで夜桜が楽しめる。
 彦根地方気象台によると三日以降は天気が崩れる見込み。(河辺嘉奈子)

14/04/02

■なるほドリ:琵琶湖に旧日本軍の特殊砲弾が沈んでいるって?(毎日jp滋賀)
◇「極秘投棄」記録、県調査せず 形状などから毒ガス弾の指摘も
 なるほドリ 琵琶湖の底に旧日本軍の特殊砲弾が大量に沈んでいるんだって?
 記者 1987年に刊行された琵琶湖汽船(大津市)の百年史「航跡」にこんな記録があります。「終戦直後の45年9月上旬、陸軍から火急の命令が当社に下され、3日間で内容秘密の物体を船2隻で新唐崎港から和邇沖まで輸送し、湖中投棄した」−−。物体は「明らかに特殊砲弾様のもの」で長さ35センチ、太...

14/04/01

■ガソリン価格アップ全国で ダブル増税影響(Responce)
4月1日からの消費税、石油石炭税のダブル増税にともない、ガソリン販売価格が上昇している。ガソリン価格投稿サービスの『e燃費』(運営:イード)は、1日17時現在の全国平均価格がレギュラー159.1円、前日比で5円上昇していると伝えている。
石油販売の業界団体である石油連盟は3月24日、「消費税・石油石炭税(温暖化対策税)増税のお知らせ」として、消費税3%上乗せ、石油石炭税が1リットルあたり0.25円上乗せされるにあたり、2月24日現在のレギュラーガソリン全国平均価格158円から約5円アップすると試算、増税転嫁に対する理解を呼びかけていた。
e燃費によると、1日17時現在の全国平均価格がレギュラー159.1円、ハイオク169.4円、軽油が135円。それぞれ前日比で5円、4.5円、1.7円のアップとなっている。

■湖上で味わう「琵琶湖八珍」=滋賀(jiji.com)
 滋賀県の琵琶湖に生息する代表的な魚介類「琵琶湖八珍」を使った料理を味わうフォーラムが、湖上を航行する遊覧船「ビアンカ」で開かれた。県立安土城考古博物館などが湖魚料理の文化を広めようと企画した
 琵琶湖八珍は昨年、湖魚料理の人気投票の結果を基に、同館が中心となり選定。ビワマスやニゴロブナなど、固有種を含む8種類の魚介類が選ばれた。
 フォーラムでは、世界の食文化に詳しい国立民族学博物館の石毛直道名誉教授らが、ふなずしのルーツや日本人の食文化などについて講演。その後は、ホンモロコの素焼きや小アユの有馬煮などの「八珍」料理が振る舞われ、参加者らは県の地酒とともに琵琶湖の味覚を楽しんだ。【もぎたて便】

■みなべのカツオ大不漁(日高新報 Web Hidaka)
 紀南地方では例年なら初ガツオ漁でにぎわう時期だが、ことしは近年まれにみる大不漁となっている。紀州日高漁業協同組合南部支所でも「ことしはほとんど水揚げがない」と話し、漁師らも出漁を控えている状況だ。県水産試験場(串本町)では「南方から日本近海にカツオが北上していない」と話している。
 カツオはこの時期に南方の海域から日本近海に北上し、紀南地方では一般的に3月ごろから5月の連休ごろにかけて漁が行われる。例年なら4月はピークで各港でにぎわいをみせるが、ことしはほとんど水揚げがない。みなべ町堺の漁師らは「いつもはこの時期にカツオ漁を行っているが、ことしは漁に出ると燃料代の分が赤字になる状態で、漁のターゲットを他の魚に切り替えている。これだけカツオが少ない年は今まで記憶にない」という声も聞かれている。カツオ漁の本場として知られるすさみ町でも「毎年港内がカツオでにぎわう時期だが、ことしはゼロに近い。価格は例年の3倍程度に跳ね上がっているが、漁師にとっては厳しい」と嘆いている。県水産試験場では「カツオはこの時期に南方の4ルートから日本近海に北上してくるが、ことしは北上が見られず近年まれにみる大不漁となっている。しかし今後はどうなるか分からないので、これからに期待したい」と話している。

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