琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2014/03)

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14/03/31

■オオクチバスなどの外来魚、再放流禁止 埼玉県(msn産経ニュース)
 埼玉県は1日から2年間、県内水面漁場管理委員会の指示に基づいて、外来魚のオオクチバスとブルーギルを県内の川や沼などの公共用水面で再放流(キャッチアンドリリース)することを禁止する。
 オオクチバスとブルーギルは外来生物法で特定外来生物に指定され、移動や放流は禁止されているが、これまで釣ったその場での再放流は禁じられていなかった。
 県生産振興課によると、同委員会指示で再放流が禁止されるのは、コクチバスとチャネルキャットフィッシュ(アメリカナマズ)に次いで3、4種目。いずれも他の魚を食べ、生態系や漁業資源に大きな影響を与えるとされている。
 オオクチバスとブルーギルは近年、県内各地で多数捕獲され、対策強化が迫られていた。

■戦前の琵琶湖畔臨む 県平和祈念館でパノラマ写真展示(ChunichiWeb滋賀)
 東近江市の県平和祈念館エントランスに、昭和初期の琵琶湖畔を撮影した特大パノラマ写真が登場した。同館の担当者は「戦前の、特に昭和初期の湖岸を俯瞰(ふかん)した写真は非常に貴重」と話している。入館無料。来年三月三十一日まで展示予定。
 写真は当時の湖北町(現長浜市)の山本山から南西側を捉えた白黒。琵琶湖の手前に田園風景や森林が広がり、奥には高島市の海津大崎が見える。湖北町時代から役場に保管してあった資料写真を、同館が二年前に収集した。
 祈念館は、写真を拡大し、湖岸部分を縦約二・五メートル、横約九メートルの特大サイズにして六枚分のスクリーンに印刷、来館者を出迎えるように掲げた。
 これまでに一部を拡大してパネル展示したことがある。同館学芸員の北村美香さん(39)は「貴重な資料をすべて生かせる形で展示できてよかった。この穏やかな風景にも、しばらく後には戦争が暗い影を落としたことでしょう。戦争の影響を見つめ直す機会になれば」と話している。
 開館は午前九時半〜午後五時。祝日以外の月、火曜は休み。問い合わせは同館=電0749(46)0300=へ。(池田友次郎)

14/03/30

■紀勢道が全線開通 名古屋→尾鷲 2時間20分に(ChunichiWeb滋賀)
 三重県の中部と南部を結ぶ紀勢自動車道の紀伊長島インターチェンジ(IC、三重県紀北町)―海山IC(同)間15・1キロが30日、開通した。これにより、紀勢道は勢和多気ジャンクション(JCT、同県多気町)―尾鷲北IC(同県尾鷲市)間の55・3キロが全通した。
 名古屋市中心部から尾鷲市まで自動車道で結ばれることになり、所要時間は2時間20分。熊野古道などの観光地がある東紀州地域へのアクセスが向上する。紀伊長島IC近くで開かれた記念式典で、鈴木英敬知事は「救急医療の面でも効果がある」と期待を寄せた。
 国土交通省紀勢国道事務所(三重県松阪市)によると、今回の開通区間を含む紀伊長島IC―尾鷲北IC間の所要時間は20分で、並行する国道42号を使った場合より20分短縮される。紀伊長島IC―尾鷲北IC間は通行無料で、片側1車線の対面通行。
 東紀州地域では、尾鷲北ICと、熊野尾鷲道路の尾鷲南IC(尾鷲市)を結ぶ区間でも自動車道が計画されており、国交省が2014年度に用地買収を始める。

■彦根・新海浜を保護区指定へ 海浜性植物の生育地(ChunichiWeb滋賀)
 海浜性植物の良好な生育地として、県は三十一日付で彦根市新海町の新海浜の一・六ヘクタールを「ふるさと滋賀の野生動植物との共生に関する条例」に基づく保護区に指定する。土地に手を加えたり土石を採取したりすることを禁じ、貴重な自然環境を保全する。指定は県内十カ所目。
 指定されるのは長さ約五百メートル、幅三十メートルほどの琵琶湖沿い。絶滅危惧種ハマエンドウの県内唯一の群生地で、絶滅危機増大種ハマゴウも見られる。
 県自然環境保全課によると、これらが定着したのは琵琶湖が海とつながっていたころが端緒。以前は他地域でも河口付近でハマエンドウが見られたが、開発が進み姿を消したという。
 新海浜だけは近くに住む元会社員の宇野道雄さんを中心とした住民グループが見回りをしたり、遊びに来る若者と交渉したりして保全を続けてきたという。同課の担当者は「指定によって地元の思いにも応えたい」としている。(井上靖史)

■ブラックバス「みそ天丼」の販売を中止(信毎Web)
 中央道下り線諏訪湖サービスエリア(SA)で軽食コーナーなどを運営するホテル紅や(諏訪市)は29日、諏訪市内で記者会見し、同SAで今月16日から販売していたブラックバスを使った「みそ天丼」について、「原材料がはっきりしない」として販売を中止したことを明らかにした。
 みそ天丼のブラックバスは「諏訪湖産」として販売していたが、紅やは28日、バスを購入した諏訪市の川魚店「諏訪湖物産」から「山梨県などから仕入れていた」と報告を受けたとして急きょ、店頭から「諏訪湖産」の表示を撤去した。
 ところが、29日になって諏訪湖物産が「諏訪湖で個人が釣った魚を無料でもらって売った」と説明を変更。会見に同席した同社の岩崎武利社長(64)は、諏訪湖の漁業権を持つ諏訪湖漁協が外来魚のブラックバスを焼却処分し、流通させていないことから「漁協に(分かると)まずいと思い、うそをついてしまった」などと釈明した。同日夜には諏訪市内の無職男性(51)が会見し「諏訪湖物産から頼まれ、諏訪湖でバスが釣れた時には持っていった」と話した。
 紅やサービスエリア事業部の柘植達也次長によると、ブラックバスは2月25日から3月27日にかけ、諏訪湖物産から1キロ600円で計21キロを仕入れた。同次長は「今後は、食材の表示に気を付けていきたい」と話した。
 諏訪湖漁協の藤森貫治組合長は取材に「ブラックバスはワカサギなどを食べる外来魚で、商品として流通させていない。地元の川魚店が一般の釣り人からただで魚を仕入れ、商売することは常識では考えられない」としている。

14/03/29

■「諏訪湖産ブラックバス」天丼、実は県外産(信毎Web)
 岡谷市の中央道下り線諏訪湖サービスエリア(SA)の軽食コーナーで今月中旬から売り出された「諏訪湖産ブラックバス」のみそ天丼が、諏訪湖漁協(諏訪市)などの指摘で県外産と分かり、運営会社は28日、急きょ「諏訪湖産」の表示を撤去した。同漁協は「ワカサギを食べてしまうブラックバスを水産資源として扱うことはない」と強調。運営会社は「地元の川魚店から仕入れたため諏訪湖産だと思ってしまった」としている。
 みそ天丼は、諏訪市などの飲食店が「ご当地丼」として開発。SA内でレストランなどを運営するホテル紅や(諏訪市)によると、外来魚の食害問題に関心を持ってもらいたいとの願いも込め、今月16日からブラックバスの切り身などを天ぷらにした丼を1日15食限定、880円で試行的に発売した。軽食コーナーのカウンター下には「諏訪湖産」「ブラックバス」などと表示していた。
 ところが、諏訪湖の漁業権を持つ諏訪湖漁協は、捕獲したブラックバスなどの外来魚を全て焼却処分しており、「流通させていない」と指摘。紅やが仕入れ先の諏訪市内の川魚店に確認したところ、山梨県などから仕入れていたことが分かったという。紅やは「確認不足だった」と説明。「諏訪湖産」の表記は取り外し、商品の販売は続けるとしている。
 同社によると、ブラックバスのみそ天丼は「淡泊な味わいでおいしい」と好評で、販売開始から1週間で約70食が売れたという。

14/03/28

■千葉ブランド大盛況 国内最大級釣り祭典(千葉日報ウエブちばとぴ)
2014年03月28日 17:25
竿中(中台泰夫)さんの火入れと矯め木の実演に来場者は足を止め見入った
3日間で3万6470人の釣り人を楽しませた「ジャパン・フィッシング・フェスティバル2014」=横浜市のパシフィコ横浜

 国内最大級の釣りの祭典「ジャパン・フィッシング・フェスティバル2014」(日本釣用品工業会主催)が21日から3日間、横浜市のみなとみらい・パシフィコ横浜で開催された。釣りファン待望のビッグイベントには、昨年より9社増えた169社のメーカーや団体が出展。千葉の釣り具メーカーのブースでは和竿(さお)作りの実演やルアーの展示が行われるなど会場を大いに盛り上げた。その模様と千葉を拠点に活躍する人々を紹介したい。
 オープニングセレモニーは、日釣工の島野容三会長のあいさつに始まり、釣魚議員連盟事務局次長の松野頼久衆議院議員と大家敏志参議院議員の祝辞に続き、日本釣振興会の高宮俊諦会長のスピーチ後にテープカットが行われた。
 千葉日報社も登録する釣り関係の新聞、雑誌、TVなどのメディア約30社からなるFJC日本釣りジャーナリスト協議会(鈴木康友会長)から贈られる「FJC賞」は、釣り文化向上に尽力した金森直治さんが選ばれた。
 金森さんは1930(昭和5)年、愛知県名古屋市生まれ。半世紀以上の釣り歴と釣り史研究への造詣は深い。資料集めに始まった文献蒐集は、今では国内随一の質・量を誇る「金森コレクション」として多くの人に知られる。著書は「つり百景」「浮世絵一竿百趣」(つり人社)など多数。新聞、雑誌などのコラムは1500回を超えた現在も執筆しており、俳句は名門「白露」創刊同人。
 江戸和竿協同組合のブースで異彩を放つのは、59(昭和34)年に千葉市生まれ、市川市で工房を営む竿中こと中台泰夫さん。和竿師の世界では若手といわれるホープ。火入れと矯(た)め木の実演で来場者の注目を集めた。千葉の竹は良質だといい、県産の布袋竹と矢竹を使っている。
 日本釣振興会千葉県支部長の五十嵐正弘さんが経営するルアーメーカー「アムズデザイン」は、ソルトパビリオンの一画でテスターの安田浩樹さん、ジェイソン・フェリスさん、中村祐介さんによるトークショーが行われていた。MCはbayfm78の人気パーソナリティーで、まるごみキャンペーンやハートラックで精力的に活躍するKOUSAKUさん。
 日釣振千葉県支部事務長の加瀬一彦さんが社長を務める釣りグッズメーカー「カハラジャパン」では、新製品のJB/NBC公認のラバーランディングネットやKJデジタルスケールの展示。ラバーコートガン玉でおなじみの景山産業のコーナーには、日釣振千葉県支部会計担当の景山昭一さん。
 エクリプスブースでは、ヴァリアントPEラインを完全監修したジャンプライズ(長生郡一宮町)代表の井上友樹さんと、妻で水辺のクリーンプロジェクト「アンジェル」代表の松本昌子さんのトークライブ。館山にオフィスを構えるブルーブルーは泉龍吾さんと吉澤竜郎さんがソルトパビリオンで商品説明を担当。村岡昌憲さんのトークイベントも開かれた。
 本紙ニュース提供店の船宿「萬栄丸」の当主・松井大船長や大原港「長福丸」の藤井敏昭代表と俊輔、大佑船長にもあいさつすることができた。
 第5回アングラーズアイドルは鹿児島県鹿屋市出身の石川文菜(26)さんに決定した。
 3日間の入場者数は3万6470人。来年は会期が早まり1月30日から3日間、パシフィコ横浜で開催される。(小金井考和)

■オオバナミズキンバイ 生息域拡散 前年比3.5倍(YomiuriOnLine滋賀)
◆県、市、住民が対策協 機械で駆除検討
 琵琶湖南部での増加が問題となっている南米原産の水草、オオバナミズキンバイについて、昨年12月の推定生息域は約6万5000平方メートルと、前年同期に比べて3・5倍に広がったことが、県の調査で明らかになった。県や地元住民はこれまで繁茂する守山市の赤野井湾で集中的に駆除してきたが、その他の水域に急速に拡散していた。(小野圭二郎)
 県の琵琶湖環境科学研究センター(大津市)が目視で調べ、赤野井湾周辺では約2万2300平方メートルと前年同期比1・3倍。昨年、地元住民らが手作業で約1万8700平方メートル分を刈り取ったり抜いたりしたが、増殖のペースが上回った。
 一方、駆除対策をとっていない赤野井湾以外の南湖でも、約1600平方メートルから、27・4倍の約4万2600平方メートルに激増した。生育地点は412地点から586地点に増え、特に対岸の大津市北部沿岸などでの増殖が目立った。
 2009年に赤野井湾で確認された後、高い密度のまま増殖するため、県などは水中への日光を遮るなど生態系への影響を懸念し、集中的に駆除を行ってきた。他の外来水草も含めた効率的な駆除方法や生態の解明に向け、20日には県、湖周辺の市、地域住民らによる対策協議会を設立した。
 県は「昨年の台風18号などで拡散した可能性もある。迅速に対応できるよう、作業の機械化も検討したい」としている。

14/03/27

■木材チップ 県、高島市に“安全・安心宣言”(YomiuriOnLine滋賀)
◆市長「経緯不明」不満訴え
 高島市の鴨川河川敷に放射性セシウムが付着した木くずが不法投棄された問題で26日、堺井拡・県琵琶湖環境部長らが高島市を訪れ、「周辺地域を含めて安全が確認できた」とする「安全・安心メッセージ」を福井正明市長に手渡した。
 メッセージは、木くずが置かれた河川敷をはじめ、周辺でも土壌と空間、河川水などの放射線量に異常はないとし、「木くずによる影響は認められなかった」と記した。堺井部長らは撤去までの経過や刑事告発の内容、今後の対応などを説明。しかし、関与した業者名や木くずの搬出先などは伏せられたままで、福井市長は「詳しい経緯が分からなければ、最終的な安心は得られない」と不満を表明。これに対し、堺井部長は「公表しないという前提で受けた情報がある」などと理解を求めた。
 嘉田知事も同日午前、県庁で開いた記者会見で、「不測の不利益が予想される」と述べ、当面、公表しないとの考えを強調した。

■自然に感謝 先祖を供養 延暦寺僧ら、琵琶湖で比良八講(YomiuriOnLine滋賀)
 湖国の春の伝統行事「比良八講」が26日、大津市の大津港や近江舞子などの琵琶湖で営まれた。降りしきる雨の中、天台宗総本山・比叡山延暦寺の僧侶や「比良修験道」の山伏、信者ら約250人が、自然の恵みに感謝し、水難者や東日本大震災の犠牲者らの冥福を祈った。
 僧侶や山伏らは、午前9時半に大津港に到着。小林隆彰・同寺長?(ちょうろう)(85)が導師となり、般若心経を唱えた後、信者らとともに観光船「ビアンカ」に乗船。船上で、千日回峰行者の藤波源信・大阿闍梨(あじゃり)(55)が、今月15日に比良山系・打見山(1108メートル)で採取した「法水」を湖に注ぎ、水の浄化を祈った。
 他の僧侶たちも、信者らの先祖の戒名などが書かれた水溶性の紙塔婆(とうば)を、雨に煙る湖面に放ち、先祖や水難者、震災の犠牲者らを供養した。
 京都府精華町から参加した主婦、宮田佐代さん(62)は「私たちに恵みを与えてくれる山と湖はつながっていると改めて実感しました」と話した。

■知事選、7月13日投開票(ChunichiWeb滋賀)
 県選管は二十六日、任期満了(七月十九日)による知事選の日程を六月二十六日告示、七月十三日投開票と決めた。三月二日現在の選挙人名簿登録者数は百十一万九千百五十八人。
 知事選をめぐっては、元経済産業省官僚の小鑓(やり)隆史氏(47)が立候補を表明し、自民県連が推薦を決めた。民主党衆院議員(比例近畿)で県連代表の三日月大造氏(42)も出馬に意欲を示し、共産も独自候補擁立の方針。一方、現職の嘉田由紀子知事(63)は時間をかけて県民の意見を聞いた上で出処進退を表明するとしている。
 欠員が生じている県議会の栗東、湖南両市選挙区の県議補選は七月四日告示で知事選と同時に投開票の見通し。
◆「原発再稼働が争点」
 嘉田由紀子知事は二十六日、七月の知事選で福井県の原発群再稼動が争点になるとの見方を示した。同日の定例会見で「(若狭湾に)十四基存在し、動かそうという意思が強くある限り争点は消えない」と述べた。
 自身の進退については明言せず「最終的に(争点は)県民が判断すること」としたが「県として多重防護の態勢をとっていかなければならず、使用済み核燃料の問題もある」と指摘した。
 原子力規制委員会が再稼働の条件となる新規制基準への適合審査の進め方について、鹿児島県の九州電力川内(せんだい)原発1、2号機の審査を優先し、福井県の関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を事実上先送りしたことには「安全側への判断で歓迎したい」と評価した。
 その上で夏の電力需要増を見越して「節電や再生可能エネルギー(の準備)は抜かりなくしていきたい」と述べ、太陽光発電量を増やすなどする方針を示した。(山内晴信)

■湖上の安全祈り比良八講 大津(ChunichiWeb滋賀)
 湖上の安全祈願行事「比良八講」が二十六日、大津市の琵琶湖一帯で営まれた。平安時代の法要を起源とし、湖国に春を告げる行事として一九五五年に始まり六十回目。
 雨が降る中、比叡山延暦寺の僧侶など五十人ほどが同市長等の本福寺から大津港まで一キロほどを練り歩き、信徒ら三百人と観光船に乗船。船上から先祖の名前などを書いた「紙塔婆(とうば)」約千枚を湖に投げ入れ、故人をしのぶとともに湖の安全を祈った。
 湖南市から初めて参加した主婦の山口みわこさん(71)は「厳かな気持ちになりました。水難事故がなくなるといいですね」と話していた。(中村千春)

14/03/26

■雨中にほら貝、春告げる 大津で「比良八講」(京都新聞電子版)
 湖国に本格的な春の到来を告げる「比良八講」が26日、大津市内で営まれた。強い雨の中、比叡山延暦寺の僧侶や修験者らが市中を練り歩き、湖上安全や水質浄化を祈願するとともに、水難者や東日本大震災の犠牲者らに祈りをささげた。
 午前8時45分、藤波源信大阿闍梨(だいあじゃり)や山伏姿の修験者ら約50人が、同市長等3丁目の本福寺を出発。降り続く雨にぬれながら、「ボォー」とほら貝の音を響かせ、大津港まで約1キロを歩いた。大津港では、小林隆彰大僧正を導師に、湖上交通の安全を祈願した。
 その後、参拝者約250人と客船ビアンカに乗船。船上で水難者らの慰霊法要を営み、比良山上で取水した「法水」を湖面に注いで湖を清めた。
 比良八講は平安時代に起源があり、1955年に再興された。昔から「荒れじまい」と言われ、この日を境に寒風がやむとされる。

■高島・汚染木くず 滋賀県が「安全宣言」 住民らに説明(京都新聞電子版)
 高島市の鴨川河川敷に放射性セシウムを含む木くずが投棄された問題で、滋賀県は26日、同市の福井正明市長と地元住民に対し、撤去・整地作業終了後の現場や周辺地域での環境調査で「木くずに由来する影響は認められなかった」として、事実上の「安全宣言」をした。
 県琵琶湖環境部の堺井拡部長らが同日夕、高島市役所を訪れ福井市長に伝え、夜には地元の安曇川町で住民向けの説明会を開いた。
 県が現場や周辺地域で放射能検査と空間線量率の測定を行った結果、土壌、川の水、魚、水道水、玄米などはいずれも市内の近くの地域と同程度か未検出で、異常や影響は認められず「安全が確認できた」とした。
 今後の対応については、6月まで環境調査を継続するほか、再発防止策として▽河川管理用通路などのかぎの貸し出しの厳格化▽不法投棄が懸念される場所の重点監視−などを挙げ、「事案の総括」も行うとした。
 福井市長や説明会に集まった住民からは、木くずが投棄された経緯や撤去先、業者名などが依然明かされないことへの批判が相次いだ。県の堺井部長は「捜査状況をみて公開できる部分は公開する」と、これまでの答えを繰り返すにとどまった。
 この問題では、県と住民団体が複数の業者を不法投棄などの容疑で刑事告発している。

■ガソリン価格、レギュラー159.0円…昨年11月以来の高値(Responce)
資源エネルギー庁が3月26日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、3月24日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は、1リットル当たり159.0円となり、前週に比べ0.3円上昇した。
レギュラーガソリンの価格上昇は3週連続。159円台となったのは昨年11月5日の調査以来、約4か月半ぶり。
地域別では、北海道で1.0円、中国で0.6円、東北と九州・沖縄で0.4円、関東と近畿で0.3円、四国で0.2円、中部で0.1円上昇。全エリアで値上がりとなった。
ハイオクガソリンは前週から0.3円高の169.8円、軽油は0.2円高の139.1円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、3月26日のレギュラーガソリンの全国平均価格は151.7円/リットル、ハイオクは162.7円/リットル、軽油は129.4円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■滋賀県知事選、7月13日投開票(京都新聞電子版)
 滋賀県選挙管理委員会は26日、嘉田由紀子知事(63)の任期満了(7月19日)に伴う県知事選の日程を6月26日告示、7月13日投開票と決めた。
 知事選と同時に、いずれも欠員1となっている県議選の栗東市選挙区と湖南市選挙区で補欠選挙が7月4日告示で行われる見通し。
 知事選には前内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史氏(47)が立候補を表明し、自民党県連が推薦を決めている。民主党県連代表の三日月大造衆院議員(42)も出馬へ向け調整している。
 嘉田知事は3選を目指すかどうかを明らかにしていない。

■湖上で味わう「琵琶湖八珍」=滋賀(jiji.com)
 滋賀県の琵琶湖に生息する代表的な魚介類「琵琶湖八珍」を使った料理を味わうフォーラムが、湖上を航行する遊覧船「ビアンカ」で開かれた。県立安土城考古博物館などが湖魚料理の文化を広めようと企画したもので、参加者らは琵琶湖ならではの料理に舌鼓を打った。
 琵琶湖八珍は昨年、湖魚料理の人気投票の結果を基に、同館が中心となり選定。ビワマスやニゴロブナなど、琵琶湖の固有種を含む8種類の魚介類が選ばれた。
 フォーラムでは、世界の食文化に詳しい国立民族学博物館の石毛直道名誉教授らが、ふなずしのルーツや日本人の食文化などについて講演。その後は、ホンモロコの素焼きや小アユの有馬煮などの「八珍」料理が振る舞われ、参加者らは県の地酒とともに琵琶湖の味覚を楽しんだ。

14/03/25

■知事「感無量」 流域治水条例案、可決(ChunichiWeb滋賀)
 昨年九月の提案から二度の継続審査と原案修正という曲折をたどった流域治水条例案が二十四日の県議会本会議で可決した。嘉田由紀子知事は閉会後の取材に「感無量」と感慨深げな表情を見せた。
 自民県議団の吉田清一代表は「原案が出た時点で地元説明が一切されておらず、わが会派は地元合意を重視してやってきた。とがった部分をなくすよう県に修正案を出させたのは成果」と条例に対する会派の姿勢を強調。一方、民主会派の大井豊代表は「ようやく可決した。中身の基本線は変わっていない」と評した。
 条例は今月中に施行される。県が河川整備などを計画的に進めて氾濫防止に努めることを前提に、住民らでつくる協議会で個別の避難対策などを話し合う。協議会の合意後に識者らによる審議会で「浸水警戒区域」に指定。県は住民に建築制限を求めるとともにかさ上げ費用を補助、不動産業者への予測水位の情報提供などを求める。県は指定に前向きな県内の二カ所をモデル地域にし、取り組みを進める方針。
 嘉田知事は、浸水の危険性が高い長浜市虎姫地域の住民が住民説明会の際に避難対策などを真剣に話し合おうとしていた姿勢に触れ、「条例の成立をきっかけに、さらに主体的に動いていただけると期待できる。行政もしっかり支援していきたい」と意欲を述べた。(井上靖史、山内晴信)
◆大戸川ダム 国への意見再考を
 自民県議団、自民颯新の会、公明の県議会三会派は二十四日の本会議で、滋賀県が二〇〇八年に三重県、大阪府、京都府とともに国に提出した「大戸川ダムを淀川水系河川整備計画に位置付ける必要はない」とした意見を見直すべきだとの決議案を提案し、可決された。
 大戸川ダムは国が大津市内の大戸川で一九六八年から予備調査を開始。〇八年の知事意見を受けて国が事実上計画を凍結している。
 提案理由で三会派は「大戸川流域は昨秋の台風18号で甚大な水害に見舞われ、知事意見を出した当時と事情は大きく異なっている」と強調。民主と対話の会は、ダムなどを含む「氾濫防止策を計画的に進める」と明記した流域治水条例を引き合いに反対した。
 大戸川ダムは他府県も費用を負担するため、決議の影響力は不透明。嘉田知事は閉会後の取材で、かつて県議会の議決を受けて四知事合意に至ったことに触れながらも「簡単に決議一つで変えられるものではない」と述べた。(井上靖史)

■治水条例可決 知事、実現に「感無量」(asahi.com滋賀)
 水害に強い地域づくりを目指す流域治水推進条例の修正案が24日、県議会で可決された。ダムだけに頼らない治水の必要性を訴える嘉田由紀子知事の看板政策で、昨年9月の原案の提出から半年を経てようやく実を結んだ形だ。条例は今月中にも施行される。
 修正案の採決では、無所属の議員1人を除く全員が賛成。嘉田知事は議会閉会後、記者団の取材に対し、「感無量だ。災害で命が失われる前に条例がつくれたことに大変大きな意義がある」と発言。河川整備や建築規制、避難計画の整備といった複数の部署が絡む水害対策を網羅した条例制定について「縦割り行政ではできないものを、総合行政である自治体だからできた」とし、県外にも流域治水の考え方を広めることに意欲を示した。
 条例の要は、水害の危険性が高い地域での建築規制だ。河川や用水路、下水道などの氾濫(はんらん)を加味して県が独自に浸水被害を予測した「地先の安全度マップ」をもとに、200年に一度の大雨で3メートル以上の浸水が見込まれる区域を指定し、敷地のかさ上げか避難所の確保を義務づける。不動産業者に対しては宅地や建物の売買時に、マップに基づく想定浸水深を提供する努力義務を課す。区域の指定や建築規制の適用については、施行からさらに1年以内の住民周知の期間を設けた。

14/03/24

■流域治水条例、修正案を可決 滋賀県会(京都新聞電子版)
 滋賀県が開会中の2月定例議会に提案した流域治水推進条例案の修正案が、24日の最終本会議で賛成多数で可決され、成立した。大雨による浸水の危険度が高い区域を指定し、宅地かさ上げなどの建築規制を求める全国初の条例となる。当初案が昨年9月議会以降、異例の2度の継続審議となっていたが、修正案で規制に伴う罰則を当分適用しないなどとした。3月中にも施行される。
 条例は200年に1度の大雨で3メートル以上の浸水が想定される区域を「浸水警戒区域」に指定し、宅地のかさ上げか避難所の整備を求める。県は対象戸数を1070戸と見込む。区域指定は行政と地域住民らでつくる協議会での合意が前提。建築規制は施行後1年後をめどに適用される。
 当初案は、規制対象となる住民への説明不足などの批判から継続審議となっていた。自民党県議団が罰則見直しや河川整備に関する内容の充実を求め、県側は氾濫対策に「洪水調節施設(ダム等を含む)」の文言を追加する修正案をまとめた。
 本会議では木沢成人県議(無所属)を除く全員が賛成した。また、大戸川ダムの中止を国に求めた2008年の滋賀、京都、大阪、三重の4府県知事合意の見直しを求める決議を自民県議団などが提案し、可決された。
 流域治水を重点政策として進めてきた嘉田由紀子知事は取材に対し、「縦割りではできない総合行政。滋賀から日本全国に広げたい」と述べた。

■嘉田氏、進退表明先送り 滋賀県知事選、県民対話で判断(京都新聞電子版)
 任期満了に伴う今夏の滋賀県知事選について、嘉田由紀子知事は24日、3選を目指すかどうかの判断に関して「県民との茶話会を今後1、2カ月かけて開き、じっくり声を聞く」と話し、進退の表明を先送りする考えを示した。県庁内で記者団に述べた。
 嘉田知事は同日の県議会2月定例会最終本会議のあいさつで、「まいた種が果実として育つよう2期目の仕上げにまい進する」と県政に意欲を示しつつ、知事選については「県民との対話の場を設け、虚心坦懐(たんかい)に意見をうかがって熟慮したい」とした。閉会後、取材に対して、政治活動として茶話会を開く考えを明らかにし、「私自身の自治の経験を踏まえどう役に立てるのか、県民の満足度を高める政策はどうあるべきかを聞く」と述べた。

■「満タンにするならお早めに」 石連会長が品薄を注意喚起、ガソリンのダブル増税で(msn産経ニュース)
 石油連盟の木村康会長(JX日鉱日石エネルギー会長)は24日の会見で、4月からの消費増税前に想定されるガソリンの駆け込み需要について、「各スタンドにガソリンを行き渡らせるため、輸送態勢に万全を期したい」と述べた。
 増税後の反動減の影響については「4月は一時的に減るが、従来ベースに回復する」とし、軽微にとどまるとの見通しを示した。
 ガソリン価格は4月から、消費税に加え、地球温暖化対策税も増税され、1リットル当たり約5円高くなる見込みだ。今月末に駆け込み需要が集中すれば、供給が間に合わなくなる可能性もある。
 木村会長は「物流の問題もあるので、ガソリンを満タンにするなら、なるべく早めにしてほしい」と利用者に呼びかけた。

■コクチバス生息拡大(YomiuriOnLine群馬)
 河川中流域でも生息でき、在来魚を捕食するなど生態系への影響が大きいとされる北米原産の外来魚、コクチバスが県内をはじめ関東地方の河川で生息域を広げ、水産庁が駆除対策を本格化させている。
 県によると、コクチバスは1990年代に、みなかみ町の奧利根湖などで見つかった。2009年に高崎市などを流れる烏川で発見され、その後5年ほどで鏑川、渡良瀬川などに生息域を広げている。関東地方の1都6県の担当者によると、20河川以上で見つかっている。
 この状況を受け、水産庁は「生息域が広がりつつある段階で、これ以上の拡大を食い止めたい」と駆除技術の開発を進めている。具体的には、水中に電気を流して魚を気絶させて外来魚だけを捕獲する方法や、産卵床を壊して卵を死滅させる方法などがあり、2014年度中に駆除マニュアルを作成する方針だ。県も今後も駆除作業を続けるとしている。
 一般的にブラックバスとして知られるオオクチバスは主に各地の湖沼や河川の下流域で生息、繁殖するのに対し、コクチバスはそれより上流の流れがあって水が冷たい場所でも対応でき、アユなど在来魚や餌となる水生昆虫などを食べてしまう。
 一度河川に入ると駆除が難しいが、釣り人からの人気は高く、密放流による生息域の拡大が問題となっている。

■琵琶湖八珍味わう湖上フォーラム 80人参加(asahi.com滋賀)
 新たな湖魚ブランド「琵琶湖八珍」の魅力を伝えようと、遊覧船で琵琶湖を巡りながら八珍料理を味わい、食文化を学ぶ湖上フォーラムが23日あった。
 八珍は琵琶湖の魚を食べることで湖を守ろうと、宍道湖七珍にならって、県立安土城考古博物館が中心となって昨年に選定した。琵琶湖にいる約50種の魚からニゴロブナ、ビワマス、コアユ、ハス、ホンモロコ、イサザ、ビワヨシノボリ、スジエビが選ばれている。
 フォーラムには、県内外から80人が参加し、嘉田由紀子知事も乗船した。世界の食文化にも詳しい文化人類学者の石毛直道さんらが、ふなずしのルーツや魚を食べる文化の歴史を講演。その後、大津港を出発し、沖島付近で折り返す間に、参加者はハスの魚田楽やホンモロコの素焼き、イサザの竜田揚げなど八珍を使った料理に舌鼓を打った。

■「琵琶湖八珍」船上で舌鼓 80人、ビワマスなど楽しむ 大津(msn産経ニュース)
 県立安土城考古博物館などが選んだ琵琶湖の代表的な魚介類「琵琶湖八珍」を、琵琶湖汽船の「ビアンカ」船上で味わうイベントが23日、大津市で開かれた。湖魚料理18品がブッフェスタイルで提供され、県内外から参加した約80人が、琵琶湖の幸に舌鼓を打っていた。
 琵琶湖八珍は、琵琶湖固有魚のビワマス、ニゴロブナ、ホンモロコ、イサザ、ビワヨシノボリと、在来種のスジエビ、琵琶湖淀川水系などに分布するハス、琵琶湖に住むアユの稚魚コアユの8種。琵琶湖特有の食文化を知ってもらおうと、同博物館などが八珍を昨年12月に選定し、PRイベントを開いている。
 この日は始めに「琵琶湖の食文化」について講演があり、同博物館の大沼芳幸副館長は、琵琶湖の魚が遡上(そじょう)して水田に住みつき、水田で農業と漁業を両立させる独特の地域性や食文化が生まれたことを紹介した。
 その後、ホンモロコの素焼きやコアユの天ぷら、ビワマスのにぎりずし、シジミの炊き込みご飯など八珍を使った18品と県内の地酒が振る舞われた。
 京都市伏見区から参加した会社員、広岡凱雄さん(69)は「講演を聴いて、琵琶湖と魚と人の関わりを知ることができた。おいしい料理とお酒も味わえて幸せ」と満足そうだった。

14/03/23

■「琵琶湖の深呼吸」が伝えてくれるもの(msn産経ニュースwest)
 1日の勤めを終えた帰宅の途上、ふと目に留まる滋賀県庁前の電光掲示板。表示されているのは琵琶湖の「溶存酸素」「水温」など。氷点下まで冷え込んだ夜に「水温7.6度」と書かれていると「湖に入ったほうが温かいのかな…」などと的外れな想像を巡らせるのが関の山で、門外漢にはどんな意味を持つ数字やらさっぱりわからなかった。
 あるとき、県政担当記者から「今冬も『琵琶湖の深呼吸』が確認された」との原稿が出てきた。何でも湖の表層と水深90メートル辺りの深層の水温(溶存酸素濃度)が同じになると「全循環」という現象が起こり、酸素を豊富に含んだ表層の水が、酸素の欠乏しがちな深層までいきわたるとのこと。表層の水が冷やされて生じる冬の風物詩で、湖内の環境維持に欠かせない営みだとか。「深呼吸」という名付け親は琵琶湖研究に尽くした地球物理学者の岡本巌さんという方だった。
 電光表示された溶存酸素や水温の無機質な数字の羅列からは何も感じ取ることができなかったが、「琵琶湖の深呼吸」という言葉で語られると、湖が大きく深〜く息を吸って体内に新鮮な酸素が巡るというイメージが素人にも分かりやすく、琵琶湖が急に近しく思えてきた。分かりづらい事象をときほぐすのは、まさに私たちの使命。うまい表現が見つからないときは琵琶湖や岡本さんにあやかり深呼吸をしてみるが、凡人から出るのはため息ばかりだ。(大津支局 小林宏之)

■琵琶湖外来魚 駆除頭打ち(YomiuriOnLine滋賀)
◆07年度540トン→今年度180トン
 琵琶湖の生態系を乱すとして、県は電気ショッカーボートなどで外来魚のブラックバスやブルーギルの駆除を進めてきたが、駆除量は頭打ちとなっている。その一方で、レジャーとして琵琶湖でのバス釣りは一定の人気を保っており、県はこうした力を生かしたい考えだが、県条例で定めたリリース(釣った魚の放流)を禁止する“琵琶湖ルール”には抵抗感をもつ釣りファンも少なくなく、駆除に向け、思い描くようには道筋がついていない。(小野圭二郎)
◆釣りは人気リリース禁止浸透せず
 県によると、今年度(3月末時点)の駆除量は180トン余りになりそうという。駆除の主な手段は、漁業関係者に外来魚1キロにつき300円の経費を補助して捕獲の協力を仰ぎ、また県でも沖引き網で捕獲。これに2012年度から電気ショッカーボートも導入した。
 当初は今年度約350トンの駆除を目指していたが、昨年秋の台風18号で琵琶湖に設置した外来魚用の漁具が大きく損傷した影響などがあり、苦戦した。不運だったことも否めないが、2007年度には540トンを駆除した実績からすると目標そのものが物足りない数字ともいえる。
 外来魚の生息量は2006年に1914トンと推定されたのが、12年には1295トンにまで減り、過去の取り組みが一定の効果を挙げてきたことは間違いないが、今後、どこまで減らせるかは不透明だという。

 1月下旬、彦根市の旧港湾の岸壁に数メートル間隔で釣り人約150人が一斉に糸を垂らした。近隣の工場から出る温排水にブラックバスなどが群がり、冬場でも外来魚が釣れる数少ない“穴場”として、知る人ぞ知るスポットになっている。
 愛知県東海市から家族3人で訪れた男性会社員(42)は「愛知の野池でも狙えるが、こっちの方が数が上がって面白い」と話した。冬でも50センチ前後の良型がかかるという。
 一方、県は駆除に生かす狙いから2009年から団体を対象にした「釣り上げ隊」の事業を開始した。企業や学校など登録団体に県が無料でさおを貸し出す試みだ。当初は11団体897人だったが今年度は26団体2973人に増えている。
 流通大手「イオン」グループの従業員らでつくる「イオンディライト労働組合」(大阪市)も釣り上げ隊の一つ。組合員の環境学習にもなるとして、2年前から秋の研修の会場を大津市に固定し、組合員らで外来魚釣りに挑む。「楽しみながら琵琶湖の環境保全に貢献できると好評」(同組合)という。

 ただ、釣り客による駆除量は全体に占める割合では1割にも満たず、釣り上げ隊の駆除量も年数トン程度にとどまる。「駆除の助けになるのは確かだが、抜本的な手段の一つと位置づけるには無理がある」と県の担当者も認める。
 県は03年、琵琶湖の固有種を守るための条例を施行。外来魚を減らす作戦の一つとして、釣り人が外来魚をリリースすることを禁止にした。湖畔には回収用の箱やいけすを100か所ほど設け、釣り人に回収を呼びかけてきた。04年こそ40トンの回収があったが、それ以降は下降線をたどり、ここ数年は20トン前後で推移している。
 1月下旬、彦根市で釣りをしていた男性(26)は「あくまでも大物を釣りたくてバス釣りをしている。回収箱まで持って行くのは面倒くさいし、せっかくの大物ならリリースして、また誰かに釣らせてやりたい」と漏らした。
 県の担当者は「紆余(うよ)曲折はあるものの駆除が進んでいるのは間違いない。今後も効果的な駆除法を模索し続ける」と話す。

14/03/21

■オオバナミズキンバイ:外来水生植物を駆除へ 県やNPO対策協設立(毎日jp滋賀)
 琵琶湖で生育が拡大しているアメリカ大陸原産の水生植物「オオバナミズキンバイ」の対策に本格的に取り組むため、県や大津など沿岸の6市、NPOなどが20日、「琵琶湖外来水生植物対策協議会」を設立した。来年度は事業費2000万円をかけ、機械での駆除に乗り出す。
 オオバナミズキンバイはアカバナ科の植物で、今後は運搬や輸入が原則禁止になる「特定外来生物」に指定される見...

■オオバナミズキンバイ、官民で除去探る(京都新聞電子版)
 琵琶湖の南湖で異常繁茂するオオバナミズキンバイなどを効果的に除去するため、滋賀県や県内のNPO法人などが20日、「琵琶湖外来水生植物対策協議会」を設立した。大津市の県庁で設立会議を開き、除去に向けた課題を話し合った。
 オオバナミズキンバイは2009年に赤野井湾(守山市)で初めて確認された。草津市や大津市の琵琶湖岸でも増え続け、昨年12月の調査では、南湖で約6万4880平方メートルも生育していた。ナガエツルノゲイトウやミズヒマワリなどの外来水生植物も増加が懸念されている。
 協議会には県内6市や守山市内の漁協などが参加した。オオバナミズキンバイの急増について、県琵琶湖環境科学研究センターの担当者は「人工湖岸の多い南湖東岸で増えている」と報告、「防除する努力が不足すれば除去による減少より自然増加が上回ってしまう」と指摘した。
 また、守山市の担当者は「環境センターの処理能力に限界がある」と除去後の処分についての課題を挙げた。大津市の担当者は「取り組みができていない」と現状を説明した。
 オオバナミズキンバイはちぎれた茎からも増えるが、なぜ繁茂するかなどの仕組みは分かっていない。このため協議会は、徹底的な除去を行う一方、14年度から生態の解明を進める。

■外来種オオバナミズキンバイ除去目指す 県庁で協議会設立総会(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖の南湖で繁殖する外来種オオバナミズキンバイの除去などを目指す「琵琶湖外来水生植物対策協議会」の設立総会が20日、県庁であった。国の補助などを受けながら、除去の具体策などを議論していく。
 オオバナミズキンバイは、二〇〇九年十二月に守山市の赤野井湾で初めて見つかり、爆発的に繁殖した。昨年十二月時点で南湖全体のうち六万五千平方メートルに広がり、一部は大津市の瀬田川まで侵食している。除去してもわずかに残った葉や茎から再生するほか、生態についても依然として判然としていない部分があり、専門研究と有効な駆除策考案の必要性が指摘されている。
 環境省は今月七日の有識者会議でオオバナミズキンバイを特定外来生物に指定する方針を承認。六月にも指定され、輸入や移動が禁止される。
 協議会は県や守山市、民間団体など十二団体の代表二十九人で構成。国が除去事業に補助金を出すには、外来種除去対策について協議する地元団体を設置する必要がある。県は新年度予算で外来水生植物駆除に二千万円を計上。半分を国の補助金で賄う方針のため、設立が決まった。
 二十日の会議では県琵琶湖環境部の森野才治次長を会長に選出。オオバナミズキンバイの現況などについて報告があった。六月までに総会を開き、除去事業の具体的施策などを決めることになった。協議会は今後も定期的に会議を開く。(山内晴信)

■外来水生植物駆除へ対策協を設立(asahi.com滋賀)
郡司達也
 琵琶湖で爆発的に繁殖している外来種の水生植物オオバナミズキンバイの駆除を目指し、県や沿岸6市、環境NPO、漁協などでつくる「琵琶湖外来水生植物対策協議会」が20日に発足した。オオバナミズキンバイは南湖で急速に生息域を広げ、昨年末には前年の27・4倍に拡大し、駆除が追いつかない状態という。協議会では、生態の解明とともに駆除方法の確立などを目指す。
 参加するのは県のほか、生息域周辺の大津、近江八幡、草津、守山、野洲、東近江の6市とNPO法人びわこ豊穣(ほうじょう)の郷、玉津小津漁協(守山市)など12団体。オオバナミズキンバイは5月中にも国の特定外来生物に指定される見込みで、環境省近畿地方環境事務所など国の三つの出先機関もオブザーバー参加する。
 県によると、オオバナミズキンバイの生息面積は2012年12月には1万8291平方メートルと、ほぼ赤野井湾周辺に限られていた。湾内での除去は進んだが、南側の草津市の矢橋帰帆島周辺や大津市の琵琶湖西岸などにも次第に広がり、昨年12月時点の生息面積は推定約6万5千平方メートル。赤野井湾以外の南湖では前年の27・4倍に拡大した。

■イナズマロック、今年も9月に(YomiuriOnLine滋賀)
◆西川さん、知事に報告
 「滋賀ふるさと観光大使」を務める県出身のミュージシャン西川貴教さん(43)が毎年、草津市で開いている大型野外ライブ「イナズマロックフェス」の日程が、9月13、14日に決まり、20日、嘉田知事を訪問し、意気込みを語った。
 09年に始まり、毎年9月に草津市の烏丸半島芝生広場で開催。昨年も西川さんら14組が出演し、約5万人を集めたほか、県立湖南農高の生徒が作った米や、県産の野菜や鶏肉などで作った「イナズマカレー」を会場で販売し、全国のファンに滋賀の魅力を伝えることにも貢献している。
 西川さんは「滋賀のお祭りとして認知度が高まってきてうれしい」と話すと、嘉田知事はすかさず、近江米の新品種「みずかがみ」をプレゼント。「ぜひ会場でPRして」と頼んでいた。

14/03/20

■2社協同でびわ湖の環境体験学習(alterna)
ニュースリリース)
びわ湖畔に環境体験学習の新たな拠点が誕生
オプテックス鰍フ子会社であるオーパルオプテックス鰍ニ、琵琶湖汽船鰍ヘ、本年4月より、社会貢献活動を推進するひとつとして、柳が崎湖畔公園(びわ湖大津館)での環境体験学習を協同で開始致します。
オーパルオプテックスは、四季折々の景観を見せるびわ湖畔に位置しており、その立地環境を生かして子どもたちに、カヌーやドラゴンボートなどを通じた環境体験学習の機会の提供と活動支援をおこなっております。また、琵琶湖汽船では、びわ湖全域で遊覧船事業を行う一環として環境学習対応船「メグミ」を運航し、湖水採水やプランクトン観察といった湖上学習を通じて、びわ湖の素晴らしさや自然環境について学ぶ機会を提供しております。
両社では共に、日本最大の湖であるびわ湖を有する滋賀県の企業として、社業とともにびわ湖を守り、環境学習を行う学校や団体の活動支援を通し、子どもたちの生きる力の向上の機会を提供したいと考えおります。
今回、琵琶湖汽船がびわ湖大津館(所有:大津市)の指定管理会社となり、柳が崎湖畔公園一帯(びわ湖大津館含む)を環境学習の新たな活動拠点として活用していくことから、両社では協同して、びわ湖大津館(柳が崎湖畔公園)での体験学習を推進してまいります。
滋賀県には、水環境について学ぶ場所や、歴史文化遺産、人と自然とのかかわりを実感できる場所が多数ありますが、びわ湖大津館は、昭和9年完成の国際観光ホテルを修復した歴史的建築物というだけでなく、びわ湖南部で数少ない砂浜が残る浜辺や、小型船から大型船まで使用できる桟橋があり、今後は、修学旅行・校外学習などの体験学習の場を提供できるものと考えております。
今後両社では、びわ湖で「環境・スポーツ・歴史・文化」を学べる学習の場をより充実させていくことで、さらに多くの子どもたちの「確かな学力」「豊かな人間性」「健康・体力」が向上し、「生きる力」がより一層育まれることを願っております。
柳が崎湖畔公園(びわ湖大津館)での環境体験学習の年間利用者は4,000人を想定しています。
柳が崎湖畔公園(びわ湖大津館)
所在地 滋賀県大津市柳が崎5-35
びわ湖大津館は、昭和9年に県内初の国際観光ホテルとして建築された建物を当時の姿そのままに復元・改修した公共施設。建物は、桃山様式の歴史的建造物であり、大津市指定有形文化財に指定れています。館内には会議室や市民ギャラリー、レストランがある他、併設する敷地には、浜辺と一体に繋がる広場や、四季折々の草花が楽しめるイングリッシュガーデンがあります。本年4月1日より5年間、琵琶湖汽船鰍ニ京阪園芸梶i共に京阪電気鉄道鰍フグループ会社)が大津市の指定管理者制度により、共同事業体として管理運営を行います。
オーパルオプテックス株式会社
代表取締役 山脇 秀錬
所在地   滋賀県大津市雄琴5-265-1
主な業務内容  
修学旅行など学校向けびわ湖体験学習、カヌー(カヤック)、ウォーターボール、子どもを対象としたレーシングカヌー教室 など学校外教育の場として、年間14,000名以上の子どもたちが当社が運営する環境体験に来場されています。
親会社はオプテックス株式会社(取締役会長兼代表取締役社長 小林 徹)。
琵琶湖汽船株式会社
代表取締役社長 中井 保
所在地  滋賀県大津市浜大津5-1-1
主な業務内容 
船舶による運輸、船舶の運航及び管理の受託、食堂・売店の経営、環境学習対応船を利用した自然体験 など 運航する定期航路には、ミシガンクルーズのほか、竹生島クルーズやぐるっとびわ湖島めぐりがあります。
教育旅行を目的として、年間10,000名以上の子どもたちが当社が運航するミシガンやメグミに乗船し、湖上での学習を体験されています。
《本件に関するお問い合わせ先》
オプテックス株式会社 管理本部 広報・IR室 大塚 暁子 
TEL077-579-8000 FAX077-579-7190
琵琶湖汽船株式会社 船舶営業部 お客様サービスセクション  森  香子 
TEL077-524-1919 FAX077-524-7896

■「できの悪い知事もいる」(滋賀報知新聞ネット版)
=麻生副総理、嘉田知事をこき下ろし!?=
◇全県
 今夏の知事選に向けて、自民党が前経産省官僚の小鑓<こやり>隆史氏(47)の応援のため、総力戦に入った。片や民主党県連代表の三日月大造衆院議員(42)も出馬の意向を示している。この中で嘉田由紀子知事(63)はいまだに出処進退を明らかにしていないが、二月県会最終日の二十四日か、来月早々には、三選出馬表明を行う公算が高いとみられる。【石川政実】
嘉田氏、3選出馬か
 自民党本部は"打倒嘉田"のために、続々と大物クラスを滋賀に送り込んでいる。その第一弾が、十五日に近江八幡市で行われた自民党の武藤貴也衆院議員(滋賀4区)の国政報告会に駆けつけた麻生太郎副総理だった。
 麻生副総理は講演の中で「政治家っていうのは育てて使わないと意味がない。今、知事候補になった、経産省の(小鑓隆史氏を)ね。知事は四十七人いる。出来の悪いのも、いいのもいる。できの悪いのに当たったら、選んだ方が悪いと反省しないといかん」と、名指しこそ避けたものの、嘉田知事をこき下ろすかのような発言に溢れんばかりの拍手も。会場には、各テーブルを回る小鑓氏の姿があった。
●苦悩の三日月氏
 この一時間前、民主党県連代表の三日月大造衆院議員が大津市内で会見を行い、知事選への出馬については「重大な決意で熟慮中」と述べるにとどまった。民主・県民ネットの県議らを中心に慎重論が根強いことをうかがわせた。
●公明、小鑓氏推薦へ
 公明党県本部は十六日、県内の市町議員と小鑓氏との懇談を行い、高い評価が得られたため、梅村正代表は近く、党中央幹事会に推薦申請を行う。
●維新、推薦慎重に
 三日月代表が出馬の意向を示したことで、日本維新の会県総支部関係者によれば、これまで小鑓氏に推薦を出す予定だったのを白紙に戻し、三十一日まで結論を引き延ばすことになった。 
 維新の会の石原慎太郎共同代表は先ごろ、トルコなどの原子力協定締結の国会での承認に党の方針に反して「賛成する」と発言していたのを、「党の決定に従う」と発言を修正したためである。維新の会では、小鑓氏や三日月氏の原発のスタンスを検証する必要が出てきたからだ。
 みんなの党滋賀代表の蔦田県議は「近く小鑓さんと会った上で、党本部に推薦を出すことになる」と話している。
 社民党県連も十五日に草津市で定期大会を開いたが、木戸進次幹事長は「自民党が卒原発を掲げる嘉田知事と対立を決めた以上、県政を譲りわたすわけにはいかない」とし、現職支持の意向をにじませた。
 共産党県委員会は今月中に、独自候補を擁立する方針だ。
 このような中、嘉田知事は依然として沈黙を守っているが、二月県議会最終日の二十四日か、四月初旬には意向表明を行うとみられる。

■おもてなし、咲く前から 海津大崎、花見控え清掃(asahi.com滋賀)
 花見シーズンを前に、高島市マキノ町の海津大崎で16日、桜並木の清掃作業があった。地元の保存会や中学生らにまじり、同市新旭町のスポーツ少年団で野球をする子どもたち約30人もごみ拾いをした。
 海津大崎の桜は約4キロにわたって800本が植えられ、「日本さくら名所百選」にも選ばれている。ここ数日は肌寒い日も続くが、保存会員らは「例年とほぼ同じ来月10日過ぎには見頃を迎えるだろう」と話した。

■琵琶湖アユ、平年の4割 生息数回復も依然減少傾向(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖のアユの3月中旬時点の生息量が、平年の4割に満たないことが、県の調査で分かった。平年の2割と激減した昨年よりは回復したものの、依然少ない状況が続いており、県は今後の漁業などに影響を与えないかどうか状況を注視していく。
 県水産試験場(彦根市)が十二、十三日に琵琶湖大橋以北の北湖の沿岸一帯で魚群探知機を使って実施した調査で、アユの群れの大きさや数や調べたところ、平年の39%の規模となり、過去十年では二番目に少なかった。
 アユが少ない傾向は、二〇一二年から続いている。同年秋の調査では、産卵数が平年の6%に当たる七億粒しか産み付けられておらず、県は親魚を緊急放流するなどの対策を取ったが、翌年三月の生息量は平年の20%にとどまった。
 一三年秋の産卵数はやや改善したものの平年の40%の四五・一億粒と少なく、今年に入っても平年並みの生息量に戻すことはできなかった。
 県は一三年度から、アユの生息量が減った理由を解明する事業を進めている。これまでの調査で大型の植物プランクトンが琵琶湖内に大量発生し、アユの餌となる動物プランクトンが激減したことや、猛暑による水温の上昇などの説が挙がっているが、原因ははっきりしていない。
 県は、現時点で生息量を増やすための緊急対策事業を検討していないが、水産課の担当者は「減少の要因を一つ一つ検証し、資源量の安定につなげたい」と話している。(中尾吟)

■琵琶湖外来魚駆除大会(本年度初回)(EICネット)
こんにちは、いつもお世話になっております。琵琶湖を戻す会です。
本年度外来魚駆除大会開始のお知らせです。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/2014-04-20/2014-04-20a.html
目的:琵琶湖にてブラックバス・ブルーギルなど外来魚の駆除を行う
開催日:2014年4月20日(日) ・・・ 雨天決行
時間:10:00〜15:00
※随時参加・随時解散といたします
受付:滋賀県草津市津田江1北湖岸緑地 ※旧志那中湖岸緑地
http://homepage2.nifty.com/mugituku/map/tsudae/tsudae.html
交通:車の場合
 瀬田方面からの場合は南湖東岸の湖岸道路を北上し、
 琵琶湖博物館の手前約1kmに湖岸緑地パーキング有り。
公共交通機関の場合
 JR琵琶湖線草津駅西口から琵琶湖博物館行きバスで22分、
 終点「琵琶湖博物館前」停留所から琵琶湖沿いに徒歩約20分。
参加費:大人200円,子供100円(保険料等の実費)
※子供(小学生以下のお子さま)は保護者の方と一緒にご参加下さい。
※団体で参加される場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
駆除方法:エサ釣り
持ち物:釣り道具(特に釣り竿・魚を入れる容器)は出来るだけ各自でご準備下さい。
希望者には餌・仕掛けのみ無料でお分けいたします。
また若干数ではありますが、竿を無料レンタルいたします。
仕掛けを準備出来る方はサンプル図を参考にして下さい。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/photo/sikake.gif
昼食は各自ご持参下さい。(最寄りのコンビニまで徒歩約15分)
お願い:会場にゴミ箱はありませんので、必ずゴミは各自でお持ち帰り下さい。
主催:琵琶湖を戻す会
当イベントは、参加資格や事前申し込みの必要など一切ありません。
個人での参加や飛び入り参加も大歓迎いたします。
会場は足場もよくトイレもありますので、
ご家族・ご友人をお誘い合わせの上、大勢でのご参加をお待ちしております。
※なお団体でご参加いただける場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
このイベントでは「BYスタンプラリー」のスタンプを受け付けています。
お問い合わせ先:琵琶湖を戻す会事務局 masahiko.takada@nifty.ne.jp
もしくは 琵琶湖を戻す会広報
ZXA00545@nifty.ne.jp
まで
琵琶湖を戻す会は農林水産省及び環境省から特定外来生物防除認定を受けています。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/prevention/prevention.htmll

14/03/19

■ミドリガメ大量繁殖抑制へ 明石市が14年度に条例(神戸新聞NEXT)
 兵庫県明石市は19日、外来種のミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)の大量繁殖を抑えるため、2014年度に条例を制定する方針を明らかにした。市内のため池や川に多くのミドリガメが生息、在来の動植物に深刻な影響を与えていることから決めた。大量投棄規制のため、事業者を対象に罰則規定を盛り込むことも検討する。
 市が市会生活文化委員会で報告した。「あかしの生態系を守る条例(仮称)」は、当面はミドリガメを規制対象とし、市民に投棄しないよう呼び掛け、生態系保全を目指す。環境省や市によると、20都道府県(12年度)が同じ趣旨の条例を制定しており、県内では初めてという。
 ペットショップなどで販売されているミドリガメは北米原産。水草やヤゴのほか、河口付近にいるクロダイの稚魚なども食べる。繁殖力が強いため、在来種のイシガメなどの生息環境を圧迫している。市は11年度からミドリガメの防除調査を開始。13年度には谷八木川や流域のため池で計2019匹を捕まえ、全体の6割を占めた。捕獲数は年々増え、市は計1万匹以上が生息すると推計している。
 昨年秋には、家庭で飼えなくなったミドリガメを引き取るキャンペーンも市内各地で実施。計145匹(クサガメ7匹を含む)を引き取り、神戸市立須磨海浜水族園内の保護研究施設に収容した。
 14年度は5月の産卵期に合わせた調査や引き取りのほか、同水族園長で明石市のミドリガメ対策アドバイザーを務める亀崎直樹さんを招き、生物多様性をテーマにしたフォーラムを7月に開催。ミドリガメの繁殖状況と調査を親子らで見学する「カメツアー」も行う。市は「市民の協力を得て、息長く対策に取り組みたい」としている。(新開真理)

■ガソリン価格、レギュラー158.7円…関東では前週比1.0円高(Responce)
資源エネルギー庁が3月19日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、3月17日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は、1リットル当たり158.7円となり、前週に比べ0.5円上昇した。レギュラーガソリンの価格上昇は2週連続。
地域別では、関東で1.0円、近畿で0.5円、東北で0.4円、中部で0.3円、中国で0.2円、九州・沖縄と四国で0.1円上昇。北海道では0.5円下落した。
ハイオクガソリンは前週から0.5円高の169.5円、軽油は0.2円高の138.9円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、3月19日のレギュラーガソリンの全国平均価格は150.2円/リットル、ハイオクは162.4円/リットル、軽油は130.1円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■ガソリン2週連続値上がり…ウクライナ情勢影響(YomiuriOnLine)
 資源エネルギー庁が19日発表した17日時点の全国のレギュラーガソリン(1リットルあたり)の平均価格は前週に比べて0・5円高い158・7円となり、2週連続で値上がりした。
 ウクライナ情勢の緊迫化で、ロシアからのガスの供給が滞るのではないかとの懸念から、上昇した原油価格を小売価格に反映する動きが続いているためだ。都道府県別では、35都府県で値上がりした。
 ハイオクは0・5円高い169・5円、軽油は0・2円高い138・9円で、ともに2週連続で値上がりした。灯油(18リットルあたり、店頭)は横ばいで1863円だった。

14/03/18

■西の湖「文化財の森」に 近江八幡、ヨシぶき屋根材を産出(京都新聞電子版)
 文化庁は17日、国宝や重要文化財などの建造物修理に必要な資材の産地を保全する「ふるさと文化財の森」に、滋賀県近江八幡市の「西の湖の葭地(よしじ)」2カ所を設定すると発表した。ヨシぶき屋根の材料地としては全国初となる。
 ふるさと文化財の森は、文化庁が2006年度から設定。今回7カ所が新たに選ばれ全国で58カ所となった。京都府では「夜久野丹波漆林」(福知山市)があるが、滋賀県では初めて。今回設定されたのは、琵琶湖最大の内湖、西の湖の周囲に広がる近江八幡葭生産組合葭地(近江八幡市円山町)11・3ヘクタールと佐々木土地葭地(同市安土町常楽寺)7・3ヘクタールの計18・6ヘクタール。
 西の湖のヨシは、江戸時代から近江商人によって広く流通した。ヨシ産業をなりわいとする人々が長年手入れしてきたことから、良質なヨシが大量に確保できる産地として知られ、近年は重要文化財の辻家住宅主屋(長浜市西浅井町)や苗村(なむら)神社楼門(滋賀県竜王町)、県指定文化財の沙沙貴(ささき)神社楼門(近江八幡市安土町)の修復にも用いられた。
 県教委文化財保護課は「今回の設定によって、全国的にも代表的なヨシ産地として認められたといえる。ヨシ地の保護はもちろん、ヨシのさらなる活用や後継者育成につながれば」と話している。

■琵琶湖でも最大4・9m津波 滋賀県初試算、可能性低いが(京都新聞電子版)
 琵琶湖の湖底にある断層で地震が起きた場合、最大で高さ4・9メートルの津波が発生する−とする試算結果を滋賀県が初めてまとめ、17日公表した。ただ、県は「実際に起こる可能性は非常に低い」としている。
 東日本大震災以降、県に「琵琶湖で津波は発生しないのか」といった問い合わせが複数寄せられたのを受け、仮に起きた場合を想定して五つの湖底断層について検討した。
 大津市から高島市の沿岸に続く「西岸湖底断層系」の南部の断層が動いた場合、近江八幡市の一部で湖岸堤(2・6メートル)を超える3メートルとなり、離島の沖島は4・9メートルとなった。同断層系北部の断層が動くと、長浜市の一部で3・1メートルとなる場所があった。湖岸の農地や住宅地が浸水する可能性があるという。
 湖底断層のうち国が活断層と評価しているのは琵琶湖西岸湖底断層系南部のみで、今後300年以内の地震発生確率は「ほぼ0%」とされている。県防災危機管理局は「東日本大震災のようにプレートが跳ね上がって発生する大きな津波とは異なる」としている。

■琵琶湖の津波(滋賀報知新聞ネット版)
=沖島に5メートル=
◇全県
 県は十七日、琵琶湖における津波発生を仮定し、最大で高さ約五メートルの津波が沖島の西側に押し寄せる、とした考察を発表した。湖底断層の移動に伴うものだが、「今後三百年以内に発生する確率は、ほぼ〇%」としている。
 地震発生後五〜十分後、最大で沖島西岸に高さ四・九メートル、愛知川河口から日野川河口にかけて三メートル以上の津波が到達。湖岸に隣接する住宅地への浸水は、海と異なり波長が短いため被害は限定的としている。

■道生物多様性条例 ニジマス規制に反対 釣り愛好家ら2万5千人署名(どうしんウエブ)
 生態系保護のため外来種を放つことなどを禁じた道生物多様性保全条例に関し、道内の釣り愛好家6人を発起人とする団体「ニジマス未来プロジェクト」は17日、ニジマスを規制対象としないよう求める2万5027人分の署名を道に提出した。
 同団体は1月に発足。署名は主にインターネットで集め、約1万人分は海外を含む道外。発起人の一人でNPO法人渚滑川とトラウトを守る会(オホーツク管内滝上町)の橋本収副理事長は署名提出後、「ニジマスを目当てに本州や海外から多くの釣り客が来ており、指定されると地域へのダメージは大きい」と訴えた。
 同条例は昨年4月に施行。道が指定した外来種を自然界に放つことを禁じ、在来生物への影響が確認されれば駆除を行う。道は今年4月以降、本来は道内に生息していない外来種をまとめた北海道ブルーリストから対象を指定する作業に入る。ニジマスは最も生態系への影響が懸念される「カテゴリーA」に含まれる。道生物多様性保全課は「ニジマスが選ばれるかどうかは白紙」としている。

14/03/17

■ニジマス、規制しないで 釣り愛好家ら北海道に要望(日本経済新聞Web版)
 北海道が道内の生態系を守るため昨年制定した外来種の規制条例の罰則対象に、ニジマスを指定しないよう求める約2万5千人分の署名と要望書を、釣り愛好家らが17日、北海道庁に提出した。
 愛好家らは「指定されれば駆除や放流禁止の対象となり、ニジマス釣りを通じた観光などの有効活用までもが制限されかねない」と主張。「ニジマスは北海道に長く定着し、歴史的、経済的にも強い結びつきを持っている」と訴えた。
 道は昨年4月、「北海道生物の多様性の保全等に関する条例」を制定。指定外来種になれば、捕獲した場所以外に放すことや飼育後に放すことなどが禁止される。指定対象は「専門家の意見を聞き、慎重に検討する」(道)という。
 ニジマスは北米などが原産の外来魚で、食用目的で明治10年(1877年)に米国から輸入された。道内ではほぼ全域に分布し、絶滅危惧種のイトウの産卵床を荒らしたり、在来種のオショロコマなどを食べたりといった影響が出ている一方、釣り客には人気の釣り対象。

■「琵琶湖に津波はある?」最大で4・9メートル 滋賀県が試算(SankeiBiz)
 琵琶湖で津波は起こるのか−。滋賀県が住民の不安に答える形で試算したところ、最大で4・9メートルの津波が湖内の離島に到達する恐れがあることが17日、分かった。県は本土側でも高さ3メートルに達する可能性があると試算した上で「津波を伴う地震の発生確率は極めて低い」とみている。
 東日本大震災後、琵琶湖で津波が起こる可能性について、県などに問い合わせが相次いでいる。このため県は、湖底付近を通る5つの断層を対象に、シミュレーションを実施。考えられる最大規模の地震を断層ごとに想定して津波の状況を解析し、公表した。
 それによると、湖西部にある断層「西岸湖底断層系南部」では、最大でマグニチュード(M)7・6の地震が発生。その場合、湖内最大の離島で唯一の有人島「沖島」の西岸に、4・9メートルの津波が到達する恐れがあることが分かった。
 また、同断層系北部でM7・2の地震が起これば、長浜市沿岸に3メートルの津波が達する、とした。

■津波予測:琵琶湖、最大5メートル 滋賀県試算(毎日jp滋賀)
 琵琶湖の底を震源に大地震が起きた場合、最大で高さ5メートル近い津波が湖面で発生することが17日、滋賀県による初の津波予測で分かった。湖に浮かぶ有人島・沖島(おきしま)(同県近江八幡市)や一部の沿岸部で浸水被害が起きる可能性がある。ただ、実際にここを震源として大地震が起きる確率は極めて低いとみている。
 東日本大震災後、県民から問い合わせが相次いだため県が試算した。琵琶湖の津波については複数の古文書に記述があり、平安時代後期の神社跡から津波とみられる痕跡も見つかっているが、規模を予測したのは初めて。
 五つの湖底断層を対象に計算した。最大となったのは、大津市沖の活断層「西岸湖底断層系(南部)」がずれてマグニチュード7.6の地震発生を想定した場合。津波は沖島で最大4.9メートル、対岸の滋賀県東近江市や近江八幡市の一部でも湖岸堤の高さを超す3メートル以上となった。住宅地の浸水や河川の逆流が起きる可能性もあるという。
 しかし、この活断層は政府の地震調査研究推進本部の長期評価で、今後300年以内の地震発生確率がほぼ0%とされている。県防災危機管理局は「具体的な被害想定や対応策までは考えていない。海の津波と比べ波長が短いため、浸水範囲は大規模にはならない」と分析。一方、助言した県地震被害想定調査検討委員会の入倉孝次郎・京都大名誉教授は「可能性は極めて低いが、琵琶湖でも津波が起こり得ることを知ってもらいたい」と話した。【千葉紀和】

■琵琶湖の津波、4m超の可能性 M7・6で、滋賀県試算(47NEWS)
 滋賀県は17日、琵琶湖西岸にある湖底断層でマグニチュード(M)7・6クラスの地震が発生した場合、東岸沖の沖島で最高4メートル超、東岸で最高3・6メートルの津波が発生する可能性があるとの試算を公表した。
 県によると、実際にはこの断層で今後300年間に地震が起きる確率は極めて低いほか、担当者も「仮に津波が起きても、海の場合と比べて波長が短く、浸水範囲は限定的だ」としている。
 2011年の東日本大震災以降、県民から「琵琶湖で津波は発生しないのか」との問い合わせが相次いだことから、複数ある湖底断層が最大限ずれたと仮定して、津波の高さを算出した。

■琵琶湖の魚、おいしく料理 野洲で親子教室、若手漁業者手ほどき(京都新聞電子版)
 琵琶湖の魚などを食材にした親子料理教室が16日、滋賀県野洲市比留田の豊積の里総合センターであった。県内在住の親子連れら33人が、若手漁業者の指導を受けながらビワマスやセタシジミなどの調理を楽しんだ。
 滋賀県漁業協同組合連合青年会の主催。琵琶湖産の水産物に親しんでもらい、魚を食べる機会を増やしてもらおうと実施した。
 ビワマスの炊き込みご飯や塩焼き、コアユのつくだ煮とヒウオのかま揚げ、セタシジミのみそ汁の計5品を作った。子どもたちは魚の扱いに戸惑いながらも、同青年会会長の中村清作さん(28)=高島市マキノ町=ら漁業者に教わりながら、体長約50センチのビワマスをさばいていた。できあがった料理を口に運ぶと、「こんなにおいしいなんて」などと驚き、笑顔を見せていた。

■ビワマス稚魚を放流 米原市民、滋賀銀行員ら(ChunichiWeb滋賀)
 家庭の冷蔵庫でふ化させた琵琶湖の固有種ビワマスの稚魚を放流するイベントが十六日、米原市上丹生の天野川支川であり、一万二千匹が一斉に琵琶湖へ旅立った。放流は三年目。今回、市民百人に加え、滋賀銀行創立八十周年事業の一環で役職員と家族三百人が企業として初参加した。
 滋賀銀では昨年十一月、役職員六百人がそれぞれビワマスの卵五個をペットボトルに入れて家庭に持ち帰った。冷蔵庫で四カ月かけてふ化させ、愛着を持って育ててきた。今回、無事にふ化した千五百匹を持参した。
 イベントでは、長靴を履いた参加者が川に降り立ち、県漁連が採卵ふ化させた天然ビワマスと合わせて放流。子どもたちは稚魚が泳ぐ姿に大喜び。近所の几(おしまづき)恵誓君(11)は「元気よく育ってほしい」と大きく成長して戻ってくることを期待していた。
 主催は市や県でつくる「天野川ビワマス遡上(そじょう)プロジェクト会議」。市ビワマス応援大使「ファミリーレストラン」の漫才や、ビワマスみそ汁の振る舞いもあった。(河辺嘉奈子)

14/03/16

■三日月氏、県知事選出馬へ意欲 民主は結論持ち越し(京都新聞電子版)
 今夏の滋賀県知事選への立候補に向けて周辺と調整に入っている民主党県連代表で衆院議員の三日月大造氏(42)は15日、大津市内で開いた県連幹事会で出馬への意欲を伝えた。しかし、出席者から慎重論が出て、県連は対応について結論を持ち越した。
 幹事会には、三日月氏を含め国会議員や県議ら29人が出席した。関係者によると、三日月氏は幹事会で初めて立候補へ強い意欲を示したという。しかし、出席者からは、進退を明らかにしていない嘉田由紀子知事との話し合いを求めるなどの慎重論が出たという。
 幹事会後の記者会見では、三日月氏は知事選について「幹事会では『重大な決意で熟慮中』とあらためて申し上げた」と話した。今江政彦県連幹事長は「三日月氏も含め、独自候補の擁立は選択肢。議論している途中」と述べるにとどめた。

■県政NOW 「うみのこ」を琵琶湖遺産に(滋賀報知新聞ネット版)
=滋賀県議会議員 山田  実=
 いま県議会は来年度予算審議を中心とする2月議会の真っ最中です。
 先日の「予算特別委員会」で私は琵琶湖フローティングスクール「学習船(いわゆる「うみのこ」)建造事業」について質問しました。
 昨年30周年を迎え、2017年春の就航を目指した新しい学習船の建造の設計委託予算が今回の予算に提案されています。
 この「うみのこ」事業は1983年に始まっています。琵琶湖上で県内の全ての小学5年生を対象に宿泊体験学習を行ってきており、「うみのこ」にはこれまで48万人を超える県内の児童が乗船し、今年度は1万4千人を超える人が利用しました。一昨年には第5回海洋立国推進功労者表彰(内閣総理大臣賞)を授賞しています。
 老朽化のために新船が建造されるわけですが、新しい「うみのこ」が就航したときに、非常に高い評価を受けてきた現船の「うみのこ」の活用を当局はどう考えているのかが気になります。
 「まだ現役として使える場合」はどう活用すべきなのか、また「廃船になったとき」にはどんな活用を考えられるのか。地域振興のために「琵琶湖のシンボル」「環境滋賀のブランド」としての「うみのこ」を最大限活用すべきだと思います。
 例えば、ざっと調べてみても全国には十数カ所船の博物館があります。有名なところでは横浜市にある「氷川丸」や帆船の「日本丸」。富山県には日本丸の姉妹船の「海王丸」。南極観測船の「宗谷」は東京都に、「ふじ」は名古屋にあります。幕末の軍艦「開陽丸」は北海道江差に。青函連絡船の「摩周丸」は函館に、「八甲田丸」は青森にあります。
 これらの船の博物館・史料館はおおむね外洋を航行してきた船舶ですが琵琶湖を数十万km航行し、親しまれてきた「うみのこ」は地域振興の素材として大きな利用価値があります。
 「うみのこ」は家庭から出る廃食油をリサイクルしたBDF(バイオディーゼル燃料)を使うなど早くから再生可能エネルギーを使ってきました。一時は「小学3年生の秋にナタネをまき、小学4年生の春に収穫して、ナタネ油を使った料理を学校給食で楽しみ、小学5年生でその廃食油を持ち寄って乗船する」というプログラムが行われたこともありました。
 是非、滋賀の環境のシンボルとしての「うみのこ」を引退後も活用する方途を検討していきたいものです。

■ミシガンクルーズ(滋賀報知新聞ネット版)
=「柳が崎公園港」へ寄港=
◇大津
 琵琶湖汽船(株)(本社=大津市、中井保社長)はこのほど、ミシガンクルーズでの『柳が崎湖畔公園港』への寄港を開始した。
 同クルーズではこれまで、「大津港」のほかに「におの浜観光港(通称=大津プリンスホテル港)」に着船していたが、今回、桃山様式と呼ばれる和風の外観と洋風の内観が特徴的な歴史遺産のびわ湖大津館や約五千九百平方メートルのイングリッシュガーデンのある『柳が崎湖畔公園港』への寄港は、琵琶湖ホテルが浜大津へ移転後、定期航路では平成十年八月に休止して以来十六年ぶり。
 観光客にとっては、大津港を中心とした湖畔三点間(大津港、におの浜観光港、柳が崎湖畔公園港)のアクセスが繋(つな)がり、クルーズとびわ湖大津館の見学や比叡山坂本エリアを併せた観光コースなど、幅広い利用が可能となる。
 乗船料は、大人二千七百円、学生二千二百円、こども千三百五十円(三十一日まで)。なお、四月一日から消費増税の関係で、大人二千七百八十円、学生二千二百六十円、こども千三百九十円になる。

14/03/14

■近畿道のすさみ―串本間は「妥当」 国交省評価部会(紀伊民報AGARA)
 国の新規事業候補になっていた近畿自動車道紀勢線すさみ―串本間(19・2キロ)について、有識者で構成する国土交通省の事業評価部会(部会長=家田仁・東大大学院教授)は12日、東京都内であった会合で「事業開始は妥当」と判断した。3月末までに成立する国の2014年度当初予算に事業費が盛り込まれる見通しとなった。
 仁坂吉伸知事は同日「部会から妥当であるとの意見を頂いたことに心から感謝する。引き続き、紀伊半島を一周する高速道路の早期実現を国や関係機関に働き掛けていく」とのコメントを出した。
 国が新規事業を始める際は、まず候補を選定した上で予算化が妥当かどうかを判断することになっている。すさみ―串本間の高速道路については、国交省が2月下旬に候補とすることを発表していた。
 3月5日には国交省近畿地方整備局の小委員会(委員長=山下淳・関西学院大学教授)も「災害時にも有効」などと評価していた。
 計画は、すさみ町江住から串本町サンゴ台まで片側1車線(幅員3・5メートル)の道路を造るという内容。始点と終点以外に、和深インターチェンジ(IC、仮称)を設ける。県の津波浸水予想区域を避けるルートが決まっていて、路線の標高は27〜54メートルになる。総事業費は約710億円。
 紀伊半島を一周する高速道路の計画では、和歌山と三重の両県にまたがる新宮紀宝道路(延長2・4キロ)建設事業が13年度から始まっている。

■県の琵琶湖外来魚駆除事業 ノルマ年間350トン、達成ピンチ 滋賀(msn産経ニュース)
年度末、3倍ペースで捕獲作戦
 琵琶湖本来の生態系を維持しようと県が手がけている外来魚の駆除事業で、今年度の捕獲量が例年の半分以下にとどまっていることが、県のまとめで分かった。少雨や台風など天候が影響したとみられる。県は年度末の残る期間、通常の3倍ペースで捕獲作戦を展開しているが、「ノルマ」達成は難しい状況だ。
 琵琶湖に昔からすむ固有種を押しのけて幅を利かせる、ブルーギルやオオクチバス(ブラックバス)などの外来魚。湖本来の生態系を乱すことから、県は、県漁連に対し捕獲した外来魚1キロ当たり300〜350円の補助金を出すなど、平成14年度から駆除の取り組みを本格化させた。
 それ以降、ブルーギルとオオクチバスは毎年300トン以上捕獲され、18年4月に1914トンと推定された両魚種の生息量が24年4月には1295トンと約600トン減少。県は「一定量の駆除は、外来魚の生息量削減に有効」とみている。
 しかし、今年度の捕獲量は1月10日現在で129トンだったことが判明。このペースで推移すると最終的に150トン程度にとどまる見通しで、近年では最低の成績。目標に掲げる「年間350トン」を大きく下回る。
 県水産課は「捕獲量減少は、生息量が減ったためではなく天候が主要因」とみる。外来魚の大部分は、琵琶湖の水をせき止める「瀬田川洗堰(あらいぜき)」の操作で生じる水位の変動で、湖岸付近に設置された仕掛けにかかって捕獲される。水門操作は降雨時に行われるため、雨が少なかった4〜7月は捕獲量も減少。9月の台風18号で仕掛けが壊れたこともマイナス要因となった。
 「捕獲3倍増作戦」では、水中で魚を感電させて気絶させる装置を搭載した「電気ショッカーボート」を、例年よりもやや早い2月下旬に投入。産卵のため浅瀬に近づく外来魚を一網打尽に捕獲する。今月に入り、同課の担当者が各漁協を訪問して現状を説明し、捕獲の強化を訴えている。
 これらの取り組みで約20トン分の上積みを図り、最後の1カ月間で30トンを捕獲する計算で、これは、この時期としては通常の捕獲量の3倍に当たる。しかし、それでも最終的に170トン前後にとどまる見込みで、350トンの「ノルマ」には遠く及ばない。
 県は27年度末で外来魚の生息量を900トンまで減らす目標を掲げているが、「駆除の不調は、産卵・ふ化量の増加につながり、生息量削減目標にも影響を与える恐れがある」と懸念を示す。このため、捕獲量の上積みを少しでも増やせるよう、釣り客らにも協力を呼びかけている。

■在来魚復活へ9機関連携 県が26年度「琵琶湖研究機構」創設 滋賀(msn産経ニュース)
 琵琶湖が抱える多様な環境の課題に対応するため、県は平成26年度、9つある研究機関が連携して効果的な施策立案に当たる「琵琶湖環境研究推進機構」を創設する。湖の固有種など在来の魚介類復活を主要テーマに掲げ、専門知識を結集して複雑な課題解決に当たる。
 琵琶湖では、水質改善で成果を上げながらも在来魚の漁獲量が増えないなど、複雑な課題が浮かび上がっている。これまで「富栄養化」「外来植物」「地形変動」など個々のテーマで各機関が研究に取り組み、成果が公表されていたが、これらを横断的にとらえた考察はなかった。
 県では、個々の研究成果を連動させることが、琵琶湖の再生や在来魚の復活につながると考え、同機構を発足させることにした。
 参加する機関は、琵琶湖環境科学研究センター▽琵琶湖博物館▽水産試験場▽畜産技術振興センター▽農業技術振興センター▽工業技術総合センター▽東北部工業技術センター▽衛生科学センター▽森林センター−の9つ。琵琶湖環境部など本庁の関係部局も加わり、年に数回会合を開いて共同研究を進める。
 県環境政策課は「これまで直面する問題ごとに研究を進め、別々の成果としてまとめていた。多様な専門分野の連携で、広い視野を持った施策を打ち出したい」と期待している。

■希少種保全へ推進室 県、新年度組織改革(YomiuriOnLine滋賀)
◆国体準備室、知事部局に
 県は13日、2014年度の組織改革の概要を発表した。希少種の保全などを担当する「生物多様性戦略推進室」の新設や、2024年に県内で開かれる第79回国民体育大会の準備室を県教委から知事部局に移管するなどの内容だ。
 嘉田知事が記者会見を開き、「滋賀が持っている本来の文化力や人間力を高めることを意識した」と狙いを説明した。
 同戦略推進室は近年、外来種の水草「オオバナミズキンバイ」が琵琶湖で異常繁殖し、他の生物に影響を及ぼしていることから設置を決めた。ニゴロブナ、セタシジミなど琵琶湖の固有種の保全にも取り組み、ふなずしやシジミ汁など地元の食文化の振興も図る。
 国体の準備室は県教委スポーツ健康課から総合政策部に移管。知事部局内で課の垣根を超えて機動的に業務に臨む。
 また健康福祉部は「健康医療福祉部」に改称。高齢化社会を見据え、部を強化し、がん対策を担う中核組織として、健康医療課に「がん・疾病対策室」を設ける。
 防災面では、昨年9月の台風18号で県の情報発信などの対応が混乱した教訓から県庁の7部で、参事級の職員1人を「危機管理員」に選ぶことにした。
 組織改革で、知事部局の組織数は現在の7部51課41室から、52課40室になる。新年度の異動規模は13年度(1432人)と同程度の1400人前後で、25日に内示する。

■高島の住宅地土壌放射能「問題なし」(YomiuriOnLine滋賀)
◆県、対岸で調査
 高島市の鴨川河川敷に放射性セシウムが付着した木材チップが放置されていた問題で、県は13日、対岸の右岸にある住宅地で採取した土壌の放射能検査結果を公表した。放射性セシウムの濃度は1キロ・グラムあたり最大8ベクレルで、県は「健康や安全に問題はない」と結論づけた。
 先月末、撤去作業が完了したことを受け、住宅や別荘がある対岸の住宅地で今月11日、住民の立ち会いで4か所の土壌サンプルを採取し、測定した。チップが置かれていた場所や周辺の土壌や空間線量についても、県は3日、「問題なし」との結果を公表していた。

14/03/13

■高島汚染木くず、対岸も異常なし 県が検査(京都新聞電子版)
 滋賀県高島市の鴨川河川敷に放射性セシウムに汚染された木くずが放置された問題で、滋賀県は13日、木くず撤去後の現場の対岸4カ所で11日に採取した土壌の放射能検査結果を発表した。土壌1キロ当たり最大8ベクレルで、県循環社会推進課は「健康や安全に全く問題はない」としている。
 土壌4検体から出た値は8ベクレル〜不検出で、県北部4カ所で測定した通常値1・36〜38・7ベクレルの範囲内だった。
 空間線量は積雪のため14日以降にあらためて測定する。対岸の土壌検査は住民からの要望を受けて実施した。

■琵琶湖疏水クルーズ 運航へトンネル視察(京都新聞電子版)
 琵琶湖疏水での観光船運航を目指し、京都市や大津市などでつくる「琵琶湖疏水クルーズ(仮称)検討プロジェクトチーム」のメンバーらが13日、第1疏水の「第1トンネル」(2436メートル、大津市)を視察した。
 トンネルは点検のため水を抜いており、歩いて視察した。所々にひび割れなどがあったが、崩落などはなく、比較的きれいな状態で保たれていたことを確認した。メンバーらは「天井部分をスクリーンとして映像を投影することもできるのでは」「このままの状態で先人の偉業を見てもらうのもよい」などと話し、実現に向けて思いを膨らませた。
 一方、視察後に京都市左京区の琵琶湖疏水記念館で開かれた会合では、自転車など大型ごみの不法投棄やトンネル内の換気といった課題が指摘された。
 第1疏水は、約7・8キロの半分近くを占めるトンネルの安全性などが課題で、第1トンネルは1890年に完成し、1972年以降、補修されていない。
 運航に向け、市上下水道局はトンネル健全度調査を実施しており、6月に出る結果を踏まえ、チームは実現に向けた調整を本格化させる予定。

■JR湖西線、強風で一時運休 4300人に影響(京都新聞電子版)
 JR湖西線は13日、強風のため堅田−近江今津駅間で午後5時半ごろから約2時間にわたって運転を見合わせた。上下線12本が運休し、東海道線に迂回(うかい)した特急「サンダーバード」を含む17本が最大約2時間遅れ、約4300人に影響が出た。

■県の学習船 「うみのこ」引退後は?(滋賀報知新聞ネット版)
=コンサル評価受け、今秋から検討=
◇全県
 湖国の子どもたちを乗せ、環境教育に大きく貢献した県の学習船「うみのこ」は老朽化のため、平成二十九年度から新船にバトンタッチする。このため県教育委員会は、基本設計委託料を盛り込んだ新年度予算案を県議会に提出している。そこで関心が集まりそうなのが、児童たちの思い出がいっぱい詰まった現船の引退後の身の振り方だ。
 山田実県議(民主・県民ネット)が七日の県議会予算特別委員会で、新船就航後の現船の利活用についての質問したところ、河原恵教育長が「コンサルタントの調査結果をみて判断したい」と答えた。
 県教委によると、新年度早々にコンサルタントに基本設計を委託するのとあわせて、現船の売却または廃船のコストを検討するため現状を把握する「有姿(ゆうし)評価」も行う。
 この調査結果は秋ごろに明らかになる見通しで、これを受けて県教育委員会と知事部局のワーキンググループが今後の活用を検討する。
 山田県議は、現役引退後の船舶を岸壁に係留して「船の博物館」として活用している全国の事例を紹介し、「“うみのこ”は、日本最大の湖・琵琶湖で数十万キロ航行した船としてブランド価値は高い。引退後の活用は地域イメージの観点で、来年度予算の政策調整の中で対応すべき」と、検討を促した。
 なお、「うみのこ」は、県内の全小学五年生児童が一泊二日の宿泊体験学習をするための学習船として、昭和五十八年に就航し、県民の三分の一に当たる約四十八万人が乗船した。
 全長六十五メートル、幅十二メートル、重量九百二十八トン、定員二百四十人と、琵琶湖で最大級の船舶だ。一泊二日のフローティング・スクールでは、プランクトン観察やカッター体験を通じて、児童の琵琶湖への関心を育んできた。

■嘉田知事をぶっつぶせ(滋賀報知新聞ネット版)
=自民、経産省、経済界が総力戦へ=
●3・11と「びわこ宣言」
 平成二十三年三月十一日、東日本大震災が発生。この地震により巨大津波に襲われた東京電力福島第一原子力発電所は史上例を見ない原発事故を招いた。
 嘉田知事は二十四年十一月二十七日、『福島の事故は、放射性物質を大気や水中に広げることで地球を汚した、この重い責任を感じることなく、経済性だけで原子力政策を推進することは、国家としての品格を失い、地球倫理上も許されない』との「びわこ宣言」を行い、「卒原発」を掲げて、小沢一郎氏らと日本未来の党を旗揚げした。
 しかし、同年十二月の総選挙では惨敗した。
●再稼働容認の小鑓氏
 政府は先月二十五日、閣僚会議を開き、新たなエネルギー基本計画案を決定した。政府案では、原発は「重要なベースロード電源」と位置づけ、原発ゼロ路線を否定し、「再稼働を進める」と明記した。そこには再稼働をなんとしても進めようとする経済産業省の執念があった。
 この経産省出身の隆史氏(47)は四日、県庁で知事選の出馬表明を行った。福井県の大飯原発などの原発再稼働について同氏は「エネルギーの多様性を確保するため、原子力規制委員会の世界最高水準の厳しい基準をクリアする原発なら、当面は使っていかざるをえない」と政府案と同じ認識を示した。
●最重要選挙区
 原発を進めようとする安倍政権にとっては、めざわりな知事がいる。原発再稼働に慎重な嘉田知事や新潟県の泉田裕彦知事らである。
 二月の東京都知事選では、舛添要一氏が圧勝し、脱原発の宇都宮健児氏や細川護熙氏が敗れた。滋賀県知事選は、脱原発派の息の根を止めるためにも、自民党本部にとって最重点の選挙でもあるのだ。
 一方、民主党県連ではこの二日、近江八幡市で定期大会を開き、知事選に自民党が小鑓氏を擁立することに、三日月代表は「(自民・安倍政権の)独善暴走を県政にまで持ち込んでいいのか。重大な決意で知事選に臨む」と自民への対決姿勢を鮮明にしたが、表情はいつになく硬かった。
●嘉田、三日月会談
 この九日、民主党の元国会議員の要請もあり、嘉田氏と三日月氏は一対一で会談することになった。三選出馬の意向が強い嘉田氏と、民主党の組織防衛のためにも知事選出馬に意欲的な三日月氏が、一本化調整に向けて腹を割った話し合いを行った。結論は出ず、二十四日の県議会閉会日まで協議を重ねることになった。
 もし嘉田知事が出馬するなら自民党や経産省、大戸川ダム建設を目論む国土交通省、原発再稼働に動く電力会社などが総力戦で嘉田知事つぶしに挑みそうだ。
 他方、小鑓氏の登場について、共産党県員会の石黒良治書記長は「自民党直結を狙った県政であり、アベノミクス型の企業競争力を重視し、大型事業優先を露骨に進める県政にしようとするもの。また小鑓氏は経産省出身の官僚だけに(福井県の)原発再稼働を推進しようとするものであり、許すわけにはいかない。知事を独自で擁立していく」と話した。(石川政実)

■県博物館でビワヒガイ標本を“発見” 武芸小の長野君(ChunichiWeb岐阜)
 関市武芸小学校五年の長野光君(11)が、同市小屋名の県博物館に保管する魚類標本の整理作業中、県内の標本記録になかったコイ科の「ビワヒガイ」を見つけた。別の魚の名前が記された標本の口元に違和感があって指摘した。学芸員らは川魚に詳しい「博士君」の活躍に驚いている。
 長野君は自宅近くの武儀川で釣った魚の名前を調べ、川魚に詳しくなった。探求心が高まって昨春には県博物館サポーターでつくる「魚研究会」に参加。淡水魚に詳しい大学教員や愛好家に交じって月一回、保存液の交換や台帳登録を手伝っている。
 標本の誤りに気付いたのは魚研究会の活動日。未登録の収蔵標本を整理中、コイ科の「ハス」と明記された標本を見て「口元の形が違う。特徴の『へ』の字をしていない」と指摘。魚類生態学に詳しい岐阜大地域科学部の向井貴彦准教授が確認して判明した。
 ビワヒガイは琵琶湖水系の固有種。県内の文献では存在が散見されていたが、見極めるための標本や写真記録はなかった。
 今回の標本は、各務原市川島町の木曽川で一九八五年に捕獲されたもので、向井准教授は「少なくともその時期までに、移入したことが分かった」と指摘する。
 既に「県産魚類目録」に登録を済ませ、県博物館が三月末に発行する「調査研究報告」にも成果を記載する予定。長野君は「岐阜の自然が少しずつ分かってくると面白い」と喜び、標本の整理作業について「図鑑より実物の方が細かいところが見える」と目を輝かせる。
 研究会で長野君は「博士君」の愛称で親しまれている。向井准教授は「疑問をどんどん聞いてくる学習意欲が旺盛な子。第二の博士君にも参加してもらい、岐阜の魚の歴史をひもといていきたい」と若い才能に期待を込めた。(成田嵩憲)

■自転車で湖面スイスイ 脱着式フロート公開試験(YomiuriOnLine滋賀)
◆ポリテクカレッジ開発、環境配慮 油使わず人力推進
 自転車が湖面をスイスイ!? 滋賀職業能力開発短期大学校(ポリテクカレッジ滋賀)は、市販の自転車に専用のフロート(浮き)を取り付け、ペダルをこいでスクリューを回す「脱着式水陸両用自転車」の試作品を完成させ、12日、近江八幡市北之庄町の西之湖で公開試験を行った。環境に優しく、琵琶湖で恒例の鳥人間コンテストを連想させるユニークな試みで、メンバーらは「操作性などを向上させ、新しい琵琶湖の楽しみ方を提案したい」と夢を膨らませる。(西井遼)
 近江八幡市の商工会議所やNPO法人「アスクネイチャー・ジャパン」が2年前、観光名物の水郷巡りができる自転車づくりを依頼。戸田将弘指導員(33)の下、生産技術科の6人がチームを組んで開発してきた。
 水上バイクなどから転用した合成樹脂のフロート2本を左右に並べ、全長3・5メートル、幅1・6メートルの台船のような形。自転車をそのまま装着でき、後輪で金属製のローラーを回すと、船底のスクリューが回る。
 無風なら時速7・2キロ(約4ノット)で進み、ちょうど大人が早歩きするくらいの感覚で、こぐ力が弱くても一定の推進力を確保できる設定にした。「レンタサイクルでやって来て、そのまま船へと早変わり」という設計の基本概念を実現した。
 見えない水面下には、意外なハイテク機器を潜ませる。ローラーの回転をスクリューに伝えるギアとベアリングは、動物の関節をまねた密閉状態のギアボックスで包んでいる。熊本大大学院が研究する新しいベアリングシステム「Bio―Star」で、内部は潤滑剤として関節と同じヒアルロン酸で満たされている。油を使わず効率よく駆動し、耐水性も高いのが特徴だ。
 この日の公開試験では、横揺れを抑えた安定性と、ハンドルの動きがスクリューの向きに直結している高い操作性を披露。自転車に乗るのと同じ感覚で、前後左右に湖面を滑るように進んでいった。
 メンバーの1人で2年の萩原広野さん(20)は、「幅広い年齢層の人が乗れるように試行錯誤して、その通りにできた」と胸を張る。戸田指導員も「思い描いた完成度。耐久性が向上してコストが安定すれば、魅力的なアトラクションとして期待できる」と話していた。

14/03/12

■ガソリン価格、レギュラー158.2円…関東では前週比0.5円高(Responce)
資源エネルギー庁が3月12日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、3月10日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は、1リットル当たり158.2円となり、前週に比べ0.3円上昇した。レギュラーガソリンの価格上昇は6週間ぶり。
地域別では、関東で0.5円、中部で0.4円、中国で0.3円、東北と九州・沖縄で0.2円、近畿と四国で0.1円上昇。北海道では0.1円下落した。
ハイオクガソリンは前週から0.3円高の169.0円、軽油は0.2円高の138.7円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、3月12日のレギュラーガソリンの全国平均価格は150.6円/リットル、ハイオクは161.2円/リットル、軽油は128.9円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■外来植物・オオバナミズキンバイ、南湖広範囲に拡大 県警戒(京都新聞電子版)
 琵琶湖の南湖で異常繁殖する外来水生植物のオオバナミズキンバイが昨年末、これまでの主要生育地だった赤野井湾(守山市)から、南湖の広範囲に生育地を拡大していたことが、12日までに滋賀県の調査で分かった。同湾以外での生育面積は2012年同期比で27・3倍も増加しており、県自然環境保全課は「繁殖のスピードがかなり速い」と拡散を警戒している。
 県琵琶湖環境科学研究センターの調査によると、12年12月の南湖全体での生育面積は1万8291平方メートル。赤野井湾は1万6735平方メートルで91・4%を占めたが、同湾以外では1556平方メートルにすぎなかった。
 ところが、昨年12月の南湖での生育面積は推定6万4880平方メートルに増加。赤野井湾以外では一気に4万2563平方メートルと27・3倍に拡大し、南湖の生育面積の65・6%に達した。
 特に大津市の雄琴港や草津市の矢橋帰帆島付近で大幅に面積を増やし、草津市の烏丸半島と付近の内湖でも大規模な繁茂を確認。生育地点も12年同期比174カ所増の586地点となった。
 オオバナミズキンバイは、ちぎれた茎からも増える強い繁殖力を持ち、赤野井湾では09年に初めて生息が確認された。同センターの金子有子専門研究員は「既存の群落が拡大したほか、琵琶湖に浮遊する茎や船にからんだものが定着して増えたのでは。湖岸のヨシ帯や希少な植物が浸食される恐れがある」と話す。

■育てたビワマスの稚魚800匹放流 米原・息長小児童(京都新聞電子版)
 滋賀県米原市の息長小5年生が11日、校内で卵から育てた琵琶湖固有種・ビワマスの稚魚約800匹を学校近くの天野川に放流し、将来の里帰りを願った。
 天野川にビワマスの遡上(そじょう)を復活させる市プロジェクトで、昨年11月に託された卵を川水を引いた水槽でふ化させた。児童たちは餌やりなど世話を続け、約8割が体長4〜5センチの稚魚に成長した。
 放流は河口から約5キロの川辺で行われ、児童43人はバケツに分けて運んだ稚魚を流れの緩やかな湾処(わんど)にそっと流し入れた。稚魚は梅雨時に琵琶湖へ下り、3〜5年後の産卵時に古里の川に戻るといい、児童たちは「元気に大きくなって」「戻ってこいよ」などと声を掛けていた。
 同プロジェクトでは、16日にも県内の銀行職員や高校生らが家庭の冷蔵庫内でふ化させた稚魚を含む計1万2千匹以上を上流の丹生川に放流するイベントが催される。

■児童が孵化させたビワマスを放流…米原・天野川(YomiuriOnLine滋賀)
 米原市立息長小(米原市能登瀬)5年生43人が11日、自分たちの手で孵化(ふか)させたビワマスの稚魚を、近くの天野川に放流した。
 市が2011年から取り組んでいるプロジェクト「カムバック・ビワサーモン」の一環。同小では昨年11月から、卵1000個を天野川から水をひいた校内の水槽で孵化・飼育し、約800匹を4〜5センチまで成長させた。
 この日、児童たちは稚魚をバケツに移して、琵琶湖河口から約5キロの河岸へ。市職員から、6月まで川で過ごしてから湖に下り、3〜5年後に産卵のため川に戻ることなどを学んだ後、稚魚を川に放した。
 西野佑衣さん(11)は「小さい命がだんだん大きくなっていくのを見ていて生命の不思議を感じた。大きくなって、また天野川に戻ってきてほしい」と話していた。(角川哲朗)

■三日月氏が知事選出馬検討(ChunichiWeb滋賀)
 任期満了(七月十九日)による知事選に、民主党衆院議員(近畿比例)で県連代表の三日月大造氏(42)が立候補を検討していることが十一日、分かった。ただ県連で十分な理解を得られておらず、態度を明らかにしていない現職の嘉田由紀子知事(63)と併せて動向が注目される。
 三日月氏は十一日、国会内で記者団に「話すべき時にきちんと話します」と述べ、出馬への明言は避けた。草津市にある事務所の男性は「前向きな方向で重大な決意で熟慮中」と本人の考えを代弁した。
 関係者によると、三日月氏は九日の党県議や国会議員との懇談で、強く知事選への意欲を示した。翌十日には地盤の滋賀3区内の首長を訪ねて出馬の可能性を示唆したという。
 しかし、民主は来年の統一地方選をにらみ政策的に近い嘉田氏を支持するなどの選択肢も残る。議論不足の中での意思表示に「順序が違う」と困惑の声も上がる。
 県連幹事長の今江政彦県議は「三日月代表の思いは重く受け止めるが、まだ選択肢の一つ」。支持母体の連合滋賀の幹部は「候補者として申し分ない」としつつも、まだ支援を正式に決めているわけではない。
 嘉田知事を支える地域政党「対話の会」代表の清水鉄次県議は「中央の対決構図を地方に持ってくることに違和感を感じる」と話し、現職知事との姿勢の違いをにじませる。
 一方で元経済産業省官僚の小鑓(やり)隆史氏(47)の擁立を決めた自民党の県議は「三日月氏と嘉田知事がともに出馬すれば票が割れる。いずれにしても現職の出馬表明が遅れるようなことになればプラス材料」と受け止める。
 知事選にはほかに共産党県委員会などでつくる「明るい県政をつくる会」も擁立を検討しており、多数の出馬による激烈な選挙戦になる可能性が出てきた。(知事選取材班)

14/03/11

■三日月氏、出馬へ調整 滋賀県知事選(京都新聞電子版)
 今夏の滋賀県知事選に、民主党県連代表で衆院議員(比例近畿)の三日月大造氏(42)が立候補に向けて関係者と調整に入ったことが10日、分かった。
 三日月氏は京都新聞社の取材に、「自分がこれまでに培った経験を滋賀のために生かしたい」と語った。党派については「確たることは言えないが、首長選挙は党を離れて無所属で戦うべきだと思っている」と述べた。
 知事選をめぐって、嘉田由紀子知事(63)は進退を明らかにしていない。民主党県連は嘉田県政の総括を続けており、誰を候補者として支援するかは決めていない。
 三日月氏は大津市出身、一橋大経済学部卒。JR西日本、松下政経塾を経て2003年に衆院滋賀3区で初当選し、現在4期目。民主党政権で国土交通副大臣などを務めた。
 知事選にはこれまでに、前内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史氏(47)が立候補を表明し、自民党県連が推薦を決めている。

14/03/09

■民主、自民と対決確認 滋賀県知事選、独自候補も選択肢(京都新聞電子版)
 民主党滋賀県連は9日、今夏の知事選の対応を協議する会合を大津市内で開き、前内閣官房参事官の小鑓(やり)隆史氏(47)を推す自民党県連と対決する方針をあらためて確認し、独自候補擁立の可能性についても議論した。
 県関係の国会議員や県議らが出席した。
 会合後に記者会見した今江政彦幹事長によると、知事選に臨む選択肢として、▽党の国会議員を含め独自候補を擁立する▽嘉田由紀子知事が3選出馬を表明した場合に何らかの形で支援する−などについて意見交換した。
 会合後、県連代表の三日月大造衆院議員は報道関係者に対し、自らを含む国会議員を擁立する可能性について「重大な決意で熟慮中」と語った。今江幹事長は「(嘉田知事側と)何らかの形で話をする」と述べた。
 知事選で立候補表明しているのは小鑓氏のみ。嘉田知事は進退を明らかにしていない。共産党県委などでつくる「明るい滋賀県政をつくる会」も候補者の選考を進めている。

■自家製ふなずし、彦根で食べ比べ会(ChunichiWeb滋賀)
 家庭で漬けたふなずしの品評会が八日、彦根市船町の割烹(かっぽう)源八であった。自家製を持ち寄った三十六人を含め愛好者五十六人が参加し、日本酒やビール片手に交流を深めた。
 参加者は四テーブルに分かれ、一人九点ずつを食べ比べ。最高の「絶品!」から好みの分かれる「絶句!」まで六段階評価で点数付け。各テーブルごとに上、下位を選び計八点を審査員が最終審査。一〜三位と最も印象深い一点を決め賞状を贈り、家庭それぞれの味の妙味をたたえた。
 守山市の松尾雅也さん(57)は「少し酸っぱめが好み。昔と違って臭みがなく食べやすいのが増えた」と笑顔だった。
 ふなずしの家庭への普及を目指す「あめのうお倶楽部」が主催し十一年目。事務局の酒井明久さん(46)は「一時は琵琶湖でフナが捕れなくなり忘れられたが、最近は入手しやすい。漬ける人が増えてほしい」と願っていた。(河辺嘉奈子)

■クルーザーなど30隻がパレード びわ湖開き(ChunichiWeb滋賀)
 大津市で八日あった春の風物詩「第五十九回びわ湖開き」。大津港周辺の湖上には観光船や遊覧船をはじめ、カラフルな旗や万国旗を立てたクルーザーなど約三十隻が集結し、航行の安全を祈願するパレードに彩りを添えた。
 一日船長に任命された女優の松岡茉優(まゆ)さん(19)が鳴らすベルを合図に、観光船「ミシガン」が湖上パレードに出港。花火や放水、消防音楽隊の演奏が華やかに見送った。湖上パレードには一般公募で招待された四百人が乗った遊覧船も加わった。
 沖へ出た船から春の扉を開く「黄金の鍵」を投下した松岡さんは「風は冷たかったが柔らかく、春が来るんだなと感じた。初めて来た琵琶湖は想像以上に広かった。比叡山にも登ってみたい」と笑顔で話した。
 大津港のセレモニーで、嘉田由紀子知事は「いよいよ観光シーズンだ。釣りや水泳、水上レジャーなど琵琶湖には多様な楽しみ方がある」と紹介。越直美大津市長は「世界に誇る琵琶湖に、多くの方に来てもらえるよう市としても頑張りたい」と述べた。
 湖上では、近江神宮の神職が安全祈願をした。松岡さんらは、環境保全への願いを込めて琵琶湖固有種の魚「ワタカ」五百匹を放流した。(小川直人)

■31隻祝いのパレード・・・びわ湖開き(YomiuriOnLine滋賀)
 春の観光シーズンの訪れを告げる59回目の「びわ湖開き」が大津市の大津港沖の琵琶湖で行われた8日、寒の戻りで県内は冷え込んだものの、招待客や一般公募の参加者約1300人が青空の下、観光船「ミシガン」やボートでの湖上遊覧を楽しんだ。
 午前9時30分から大津港であった開会式では、主催者のびわ湖大津観光協会が、女優の松岡茉優さんをミシガンの一日船長に任命。松岡さんが出港の鐘を鳴らすと、参加者たちは観光船に乗り込み、計31隻での湖上パレードを繰り広げた。
 この日の最低気温は大津で1・1度、大津市北部の南小松では氷点下0・9度と真冬のような寒さだったが、参加者たちはデッキに並んでカメラを構えるなどし、湖の景色を満喫した。ミシガンでは、松岡さんが「春の扉を開く」という願いを込めた「黄金の鍵」(長さ1・7メートル)を湖に投げ込むと、拍手が湧いた。
 ミシガンの船内では、県が開発した近江米の新品種「みずかがみ」の米粉を使ったパンなどの試食もあった。招待客らは、船の外輪をイメージしたピンク色のパンケーキに舌鼓を打った。
 午後7時からは、大津市内の湖岸7か所で計約500本のヨシのたいまつをともすイベントも開かれ、湖面が幻想的に照らされた。(西堂路綾子、小野圭二郎)

14/03/08

■湖面照らす炎の帯 大津・ヨシたいまつ(京都新聞電子版)
 大津市の琵琶湖岸と瀬田川沿いで8日夜、「ヨシたいまつ」の一斉点火が行われ、計約500本のたいまつが燃え上がり、色鮮やかな炎が湖面を彩った。
 琵琶湖の恵みへの感謝を込め、毎年、「びわ湖開き」の日に合わせて実施している。真野、堅田、雄琴、下阪本、膳所、晴嵐、瀬田南の市内7地域で、地元住民が湖岸で刈り取ったヨシを束ねてたいまつを作り、点火した。
 膳所地域では、膳所まちづくり委員会が長さ約3メートルのたいまつ100本を同市由美浜の琵琶湖岸に立てた。午後7時、住民たちが一斉に火を付けると、炎の帯が長さ約400メートルにわたって現れた。
 この日は滋賀県内の各地で冷え込み、大津市の最高気温は7・4度と2月上旬並みだった。住民たちは寒さを忘れ、美しい光景に見とれていた。

■知事選に向け民主県連代表(滋賀報知新聞ネット版)
=三日月大造氏が急浮上!!=
◇全県
 民主党県連代表の三日月大造衆院議員(42)が同党の有力な独自候補に急浮上している。
 六日に同氏が出馬表明の記者会見するのではという情報が県庁を駆け巡ったが、今江政彦同党県連幹事長は「まだ嘉田由紀子知事(63)が三選出馬するかどうかの表明もしておらず、三日月代表の出馬うんぬんの段階ではないのでは」と否定した。
 同党県連では二日、近江八幡市で定期大会を開き、七月の知事選に自民党が前官僚の小鑓(こやり)隆史氏(47)を擁立することに、三日月代表は「(自民・安倍政権の)独善暴走を県政にまで持ち込んでいいのか。ひとつの党の都合だけで中央から知事を招こうとするなら、しっかりと対峙し、県政を守らなければならない。重大な決意で知事選に臨む」と自民への対決姿勢を鮮明にしたが、表情はいつになく硬かった。
 政界筋では「嘉田知事が出処進退を明らかにする前に、三日月氏が八日か九日に先手を打って出馬表明し、嘉田知事の出馬断念を促すこともまんざら可能性がないことではない」とみている。三日月氏が出馬すれば、先の衆院選で次点に泣いた川端達夫元衆院議員が復活することになる。【石川政実】

■春告げる「びわ湖開き」 30隻が湖上パレード(47NEWS)
 琵琶湖で春の到来と観光シーズン開幕を告げる「びわ湖開き」が8日、大津市で開かれた。観光船やモーターボートなど約30隻が次々と出港し、湖上をパレードした。
 大型観光船「ミシガン」には、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」に出演した女優松岡茉優さん(19)が一日船長として乗船。松岡さんらは、観光シーズンの扉を開けるという意味を込め、「黄金の鍵」(長さ約1・7メートル、重さ約6キロ)を琵琶湖へ投入した。
 松岡さんは「風は冷たかったが柔らかく、春が来るのだなという気がした」と話した。
 びわ湖開きは今年で59回目となり、参加者は一年の湖の安全を祈る。

■湖国に春告げる「びわ湖開き」 松岡茉優さんら鍵投げ入れ(京都新聞電子版)
 琵琶湖に春の観光シーズンの訪れを告げる「第59回びわ湖開き」(びわ湖大津観光協会など主催)が8日午前、大津市の大津港一帯であった。春の扉を開く「黄金の鍵」が湖に投下され、観光船など約30隻が湖上でパレードを繰り広げた。
 大型観光船「ミシガン」の一日船長には、4月から放送予定のNHKのテレビ時代劇「銀二貫」に出演する女優の松岡茉優(まゆ)さん(19)が任命された。
 真冬のような冷たい風が吹く中、ミシガンをはじめ観光船などは午前10時に大津港を出発し、沖合で円を描きながら華やかに行進した。ミシガンでは湖上の安全を祈る神事が行われた後、松岡さんらが黄金色に輝く鍵(長さ1・7メートル、重さ6キロ)を船上から投げ入れ、湖国の春の幕開けを祝った。

■米原の名神で事故9件、2人重軽傷 現場の路面凍結(京都新聞電子版)
 8日早朝、滋賀県米原市内の名神高速道路で、乗用車などの接触や横転事故が9件起き、2人が重軽傷を負った。
 滋賀県警高速道路交通警察隊によると、午前5時ごろ、米原市一色の下り線で、岐阜県笠松町の無職男性(38)の乗用車が中央分離帯に接触後ガードレールに衝突した。助手席の母親(64)が車外に投げ出され、右腕骨折などの重傷、男性は腰などに軽傷を負った。
 同市醒ケ井の下り線でも同4時半ごろ、乗用車がガードレールに接触後、横転するなどした。同隊によると、当時、現場の路面はいずれも凍結していたという。同線は、関ケ原インターチェンジ−米原ジャンクション間で約3時間10分通行止めになった。
 また、栗東市小野の上り線では午前4時40分ごろ、京都市西京区の会社員男性(46)の乗用車から出火、エンジンルーム部分を全焼した。同隊によると、男性は北陸方面へ家族計6人でスキーに行く途中で、全員逃げてけがはなかった。栗東−竜王インターチェンジ間が1時間半通行止めになった。

■最後のびわ湖検定、1級合格最多38人(ChunichiWeb滋賀)
 県は、県内の自然環境、観光、歴史分野の知識を問う「びわ湖検定」の結果を発表した。認定試験としては今回で最後となり、一級合格者は過去最多の三十八人。準一級合格者は八十二人だった。
 二、三級を含め、合格者には合格証カードやバッジが送られ、県内の美術館や寺社仏閣などで提示すれば割引が受けられる。
 検定は二、三級が昨年十二月一日、一、準一級は二月二日にあり、延べ六百三十八人が受験。県が地元に対する知識を深めてもらい魅力発信につなげようと実施してきたが、受検者が減ってきたことからインターネットで腕試しをする方式に変更する予定。(山内晴信)

14/03/07

■異常繁茂の水草を特定外来指定へ 琵琶湖オオバナミズキンバイ(京都新聞電子版)
 環境省の専門家会合は7日、琵琶湖で異常繁茂が問題になっている水草「オオバナミズキンバイ」を、特定外来生物として新たに指定することで合意した。6月の改正外来生物法施行に合わせて指定し、国としても輸入規制や防除などに力を入れる。
 指定対象は、オオバナミズキンバイを含む「ルドウィジア・グランディフロラ」。オオバナミズキンバイは南米・北米原産の多年生植物で、琵琶湖・赤野井湾(滋賀県守山市)が国内最大の繁殖地。水鳥の餌捕りや他の植物の育成を妨げたり、在来で絶滅危惧種のミズキンバイと交雑する恐れもあり、選定された。
 会合では、オオバナミズキンバイは切断しても茎の断片から再生するため、確認から3年後の2012年12月に、分布面積が約160倍の約2万2千平方メートルと南湖全域に異常繁茂したことを紹介。委員は「今は琵琶湖以外に大きな繁殖地はなく、他水域への拡散を抑制するには早急な対応が必要だ」と話した。
 処分方法を検討している滋賀県自然環境保全課は「地元に対して、情報提供や財政援助など実効性ある支援をお願いしたい」としている。
 特定外来生物は、オオバナミズキンバイなど新規指定5種を含めて計112種になる。会合では、今夏ごろにも外来種被害防止の行動計画や、増加が予想される「侵略的外来種」のリストを作成することも決まった。

■ピエリ守山/リニューアル工事で休館(流通ニュース)
滋賀県守山市の商業施設「ピエリ守山」は、リニューアル工事を実施するため休館した。
ピエリ守山は近隣商業施設との競争激化にともない、退店テナントが続出し、再建策が求められていた。
昨年、マイルストーンターンアラウンドマネジメントが、「ピエリ守山」の運営管理を手がけるピエリパートナーズ(PP社)の全株を取得。
PP社の事業基盤強化を通じ、ピエリ守山をより魅力的な商業施設として再生させることを企図しており、琵琶湖岸に所在する立地特性を活かして広域商圏からの集客を狙うとともに、地域経済活動に密着した高度商業集積の構築を目指す方針を発表していた。

■放射性チップ 投棄の全容解明へ 一斉捜索(YomiuriOnLine滋賀)
◆搬入業者「堆肥と聞いた」
 原発事故で汚染された福島の木材チップが、どうして高島市に運び込まれたのか――。放射性セシウムが付着した大量の木材チップが同市の鴨川河川敷に投棄された問題で、県警は6日、搬入に関わった東京のコンサルタント会社社長の自宅など、関連先を廃棄物処理法違反と河川法違反の疑いで一斉捜索し、全容解明に向けた捜査に乗り出した。(佐々木伶、小野圭二郎)
 東京都中野区のコンサルタント会社社長宅に県警の捜査員らが捜索で立ち入ったのは午前7時過ぎ。住民とみられる女性が玄関で応対し、その後、十数人の捜査員らが建物内に入ったが、建物は窓のブラインドなどが下ろされ、外から様子をうかがうことはできなかった。
 捜索は正午頃まで続いた。捜索を終えた捜査員に、詰めかけた報道陣から「社長はどんな供述か」などと質問が飛んだが、捜査員は押収した資料を入れた段ボール箱を車に詰め込むと無言のまま立ち去った。
 県警は、チップの投棄に関与していた可能性が高いとして、近江八幡市の建設会社の事務所も捜索。朝方から昼過ぎまで捜索が行われた後、同社の社長が読売新聞などの取材に応じた。社長は「率直に言って困惑している。もともと(コンサルタント会社社長から)堆肥だと聞かされて現場まで運んだ。河川敷にも県の担当者からきちんと鍵を借りて入った。県からいきなり『告発』を突きつけられたのは納得がいかない」と述べた。
 県警によると、この日は県内と関東地方で合計十数か所の捜索を行ったといい、7日も関係先の捜索を継続する。
 一方、高島市の現場は落ち着きを取り戻しつつある。県によると、鴨川河川敷にあった約390立方メートルのチップは2月26日までに全量の撤去が終わった。3月4日には、河川敷の整地作業も完了した。
 県は4日、東京の会社社長ら3人を刑事告発した。この際、これまで「木材チップ」と表現してきた投棄物を「木くず」に改めた。木材チップという表現は、地面の被覆材や紙の原料などの資材を指す場合があり、投棄されていた物質の形状や性質を精査した結果、「産業廃棄物」として明確に位置づけるのが相当と判断した、という。
 この日の一斉捜索を受け、県幹部は「河川敷からものはなくなったとはいえ、投棄は住民に大きな不安を与えた。県の調査には限界があったので、警察に事実関係をしっかり解明してもらいたい」と話した。

14/03/06

■外来魚釣り大会:リリースしない 8日に旧港湾一帯−−彦根(毎日jp滋賀)
 県が主催する「早春の外来魚駆除釣り大会」が8日午前10時〜午後1時(受付は正午まで)、彦根市の彦根旧港湾一帯で開かれる。事前申し込み不要。
 琵琶湖固有種を食べるブラックバスなどの外来魚を釣り上げた後に再び湖に戻さない「琵琶湖ルール」をPRするイベント。1月にあった今年の第1回大会には約290人が参加し、計30・7キロの外来魚を駆除している。
 会場の旧港湾は...

■滋賀県警が家宅捜索 高島汚染木くず(京都新聞電子版)
 滋賀県高島市の鴨川河川敷に放射性物質に汚染された木くずが放置されていた事件で、滋賀県警は6日朝、廃棄物処理法と河川法違反の疑いで、放置に関与したとされる近江八幡市や東京都などの業者の事務所など関係先十数カ所の家宅捜索を始めた。県警は今後、関係者の聴取を行う方針。
 汚染木くずをめぐっては、滋賀県が4日、放置に関わったとされる東京都内のコンサルタント会社社長、近江八幡市の土木建設業者など3人の告発状を県警に提出。1月には市民団体も3人を県警などに告発し、県警はいずれも5日までに受理した。
 県の調査では、3人は、汚染された木くず約310立方メートルを昨年3月15日から4月30日にかけ、県管理の鴨川河川敷に敷き詰めて不法投棄し、土地の形状を変えた疑いが持たれている。

■汚染木材チップ:不法投棄で家宅捜索 滋賀県警(毎日jp)
 滋賀県高島市の琵琶湖畔に放射性セシウムに汚染された木材チップが放置された事件で、滋賀県警は6日、不法投棄にかかわったとみて、コンサルタント会社社長の自宅(東京都中野区)や滋賀県近江八幡市の建設会社などを廃棄物処理法違反などの容疑で家宅捜索した。
 この問題を巡っては、住民と環境学者のグループ、県がそれぞれ廃棄物処理法違反と河川法違反の疑いで社長ら3人を刑事告発。県警はチップが廃棄物の「木くず」にあたるとみて調べている。【田中将隆】

■汚染木くず不法投棄問題(滋賀報知新聞ネット版)
=県が関係者3人を告発=
◇全県
 鴨川河口(高島市)の河川敷に放射性セシウムに汚染された木くずが不法投棄された問題で、県は四日、廃棄物処理法違反と河川法違反の疑いで、不法投棄に関わったとみられる三人を県警に告発した。
 県によると、告発した行為は、被告発人が昨年三月十五日から四月三十日までの間、産廃である木くず約三百十立法メートルを長さ約五百七十三メートル、幅約四・九メートル、厚さ最大〇・二七メートルにわたって、知事の許可がないのに県有地に敷き詰め、放置したもの。
 被告発人がそれぞれ不法投棄にどう関わったのかなどは、「県の調査で明らかになっていない部分があることや、今後の捜査に支障を及ぼすおそれがある」として、明らかにしなかった。
 この問題を巡っては、市民団体が一月三十日、「本来は県が告発すべき」として告発状を県警などへ提出し、受理されている。
 なお、嘉田由紀子知事は報道陣の質問に「情報公開条例の範囲のなかでそれぞれの段階で必要な情報を出していきたい」と答え、その段階として(1)事案の経過を整理し、撤去の計画がどういう内容であるか(2)捜査が確実になり、起訴されたり、刑事事件として確定された段階―などを挙げた。(高山周治)

14/03/05

■ガソリン価格、レギュラー157.9円…5週連続下落(Responce)
資源エネルギー庁が3月5日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、3月3日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は、1リットル当たり157.9円となり、前週に比べ0.1円下落した。レギュラーガソリンの価格下落は5週連続。
地域別では、北海道と東北、近畿、九州・沖縄で0.2円、関東と四国、中国で0.1円下落。中部では0.3円上昇した。
ハイオクガソリンは168.7円、軽油は138.5円で、ともに前週に比べ0.1円下落した。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、3月5日のレギュラーガソリンの全国平均価格は149.1円/リットル、ハイオクは160.1円/リットル、軽油は128.0円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■県が搬入業者を刑事告発 汚染木材チップ投棄(ChunichiWeb滋賀)
 高島市の河川敷に放射性セシウムに汚染された木材チップが放置された問題で、県は四日、廃棄物処理法違反と河川法違反の疑いで、チップ搬入に関わった業者三人を県警に刑事告発した。
 告発容疑は昨年三〜四月、同市内の鴨川河川敷に、産業廃棄物の木材チップ三百十平方メートルを敷きならして不法に投棄。河川管理者の嘉田由紀子知事の許可を得ず、土地の形状を変更したとされる。
 関係者によると、木材チップは福島県の製材業者から排出された。県は告発した業者名を明らかにしていないが、東京のコンサルティング会社の男性経営者らとみられる。
 県は搬入に関わった業者から事情聴取するなど調査を進め、不法投棄と判断。四日午前、職員四人が県警を訪れ、捜査担当者に告発状を手渡した。同じ容疑で県内の市民団体が一月末、この業者らを刑事告発しており、県警は一両日中に県内外の関係先を家宅捜索する方針。
 嘉田知事は「美しい琵琶湖岸の自然環境を不法行為によって著しく損ね、大変悪質な行為。厳重なる処罰をお願いしたい」と告発に踏み切った理由を説明した。
 この問題では、無断で放置された木材チップから、県の測定で最大で一キロ当たり三九〇〇ベクレルの放射性セシウムを検出。二月二十六日までに関係業者による撤去が終わり、県は三月四日、現場の整地が完了したと発表した。県によると、周辺の河川や魚から放射性セシウムは検出されていない。(中尾吟、山内晴信、安永陽祐)

■木材チップ告発 知事「捜査で真相解明」(asahi.com滋賀)
 放射性セシウムに汚染された木材チップが高島市の鴨川河川敷に放置された問題で、県は4日、投棄に関与したとされる3人を廃棄物処理法違反と河川法違反の疑いで県警に刑事告発した。3人の名前や具体的な行為については「捜査に支障がある」などとして公表しなかった。
 告発について、嘉田由紀子知事は「強制捜査権のない県の調査は十分とは言えない。警察が真実を明らかにしてくれると思う」と述べるにとどめた。
 関係者によると、告発されたのは、東京都内のコンサルティング会社の男性経営者とチップを河川敷に運び込んだ近江八幡市内の業者、経営者と業者を仲介した男性の3人。

14/03/04

■滋賀県知事選、小鑓氏が出馬表明 「経済を元気に」(京都新聞電子版)
 前内閣官房日本経済再生総合事務局参事官の小鑓(こやり)隆史氏(47)が4日、滋賀県庁で記者会見し、今夏の知事選に無所属で立候補すると正式に表明した。自民党が推薦する方針で、他党にも支援を要請する。今回の知事選での立候補表明は小鑓氏が初めて。
 自民県議と並んで記者会見した小鑓氏は、嘉田由紀子知事(63)の2期8年について「治水や環境に力を入れてきたが、経済を中心にみるとうまく回っていない」と指摘。内閣官房参事官として安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」の策定に携わった経験を踏まえ、「人口増加県、高い県民所得、地の利の良さというポテンシャル(潜在能力)を活用し、滋賀を元気にしたい」と述べた。
 小鑓氏は大津市出身。京都大工学研究科修了後、通商産業省(現経済産業省)に入り、中小企業庁や日本貿易振興機構などで勤務。2月28日に同参事官を退職した。
 嘉田知事は3選を目指すかどうかを明らかにしていない。
 民主党県連は自民とは別の候補を推す方針で、共産党県委は独自候補の擁立を検討している。

■汚染「木くず」不法投棄疑いで業者ら3人告発 滋賀県(京都新聞電子版)
 高島市の鴨川河川敷に放射性セシウムに汚染された木材チップが放置された問題で、滋賀県は4日午前、河川法違反(形状変更)と廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで、放置に関わったとみられる3人の告発状を滋賀県警に提出した。
 県は3人の氏名や肩書を公表していないが、関係者によると3人は、東京都内の元コンサルタント会社社長と近江八幡市の業者、業者と社長を仲介した男性。
 県の調査では、これまで「木材チップ」としてきたものは廃棄物の「木くず」で、3人は汚染された木くず約310立方メートルを昨年3月15日から4月30日にかけ、県管理の鴨川河川敷に長さ573メートルにわたって敷き詰めて不法投棄し、土地の形状を変えた、という。
 県の担当職員が大津市内の県警本部を訪れ、告発状を提出した。県土木交通部の高砂利夫次長は提出後の記者会見で「大変悪質な行為。責任を問う」と述べた。
 県は「木くず」として告発した理由について、「木材チップだと有価物だが、調査の結果、産業廃棄物の『木くず』と判断した」と説明した。また、大型土のう(約1立方メートル)77袋に入れられて鴨川河川敷に放置された木くずは今回の告発対象から外した。
 県のこれまでの測定では、木くずのセシウム濃度は1キロ当たり最大3900ベクレルで、国が処理する指定廃棄物の基準値8千ベクレルを下回っていた。県は昨年9月に告発する方針を示したが、撤去を優先させ、2月26日に県外の廃棄物処理施設への搬出が完了した。

■汚染チップ投棄で本格捜査へ 滋賀、県が告発(47NEWS)
 滋賀県高島市の河川敷に、放射性セシウムに汚染された木材チップが放置された問題で、県は4日、廃棄物処理法と河川法違反の疑いで3人を県警に告発した。県警は告発を受け本格捜査に着手する。
 県は「今後の捜査に支障をきたす恐れがある」として、告発対象者の氏名や肩書を公表していないが、県警は週内にも、投棄に関わったとされる東京のコンサルタント会社など関係先を家宅捜索する方針。
 県によると、昨年3月15日〜4月30日ごろ、高島市安曇川町下小川の河川敷に、東電福島第1原発事故で汚染された木材チップ約310立方メートルを不法投棄し、土地の形状を変更した疑いが持たれている。

■滋賀県、4日にも告発 高島の汚染チップ放置(京都新聞電子版)
 滋賀県高島市の河川敷に、放射性セシウムに汚染された木材チップが放置された問題で、滋賀県は3日、河川法違反(形状変更)と廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで、放置に関わったとみられる数人を4日にも滋賀県警に告発する方針を固めた。
 県のこれまでの発表によると、木材チップは福島県内で汚染され、昨年3〜4月、県管理の鴨川河川敷に敷き詰められたり、大型土のうに入れたまま放置されたりした。
 木材チップのセシウム濃度は1キロ当たり最大3900ベクレル(県測定)で、国が処理する指定廃棄物の基準値8千ベクレルを下回っていた。県は告発する方針を示していたが、撤去を優先させてきた。チップは2月26日に県外の廃棄物処理施設への搬出が完了した。

■チップ撤去 河川敷の放射能基準以下(YomiuriOnLine滋賀)
◆県、10か所の測定結果公表
 高島市の鴨川河川敷に放射性セシウムが付着した木材チップが投棄された問題で、県は3日、撤去完了後に採取した土壌の放射能濃度の測定結果を公表した。10か所でサンプル採取したが、最大でも24ベクレル(1キロ・グラムあたり)で、国が放射性物質として扱う基準に定めている100ベクレル(同)を大きく下回っていた。
 10か所のうち最も高かったのは、河川敷の出入り口に設置された門扉から河川敷側に入って2・5メートルの場所の土壌だった。県は各地点での空間線量も公表したが、最大値は、国が除染が必要と規定している基準値(毎時0・23マイクロ・シーベルト)を下回り、毎時0・13マイクロ・シーベルトだった。県循環社会推進課の担当者は「健康や環境への影響は問題ないレベルだと考えている」と話した。
 県外業者によるチップの撤去作業は2月26日に終わった。県は同28日、住民らが立ち会う中、チップがあった周辺の土壌を採取し、県衛生科学センター(大津市)で放射能濃度を分析した。

■木材チップ検査結果「問題なし」 県、現場整地し安全宣言へ(ChunichiWeb滋賀)
 高島市安曇川町の鴨川河川敷に放射性セシウムに汚染された木材チップが放置された問題で、県は三日、二月二十八日に実施した放射能濃度検査の結果を公表し「健康や安全には全く問題はない」と結論づけた。七日にもチップ撤去の過程ですき取った土壌の整地を終え、近く安全宣言する。
 県循環社会推進課によると、十地点での土一キロあたり放射性セシウムは〇〜二四ベクレルで、いずれも国基準の一〇〇ベクレルを下回り「放射性物質として扱う必要がない」とされた。同時に実施した空間線量測定の結果も公表され、各地点とも市内の別の場所と変わらない〇・〇九〜〇・一三マイクロシーベルトだった。
 県はチップの撤去は完了したと判断。整地後に空間線量を再測定し、安全宣言を出す。地元住民らには宣言後に再度、状況説明をする方針。検査は県職員が地元住民代表九人が見守る前で実施した。(山内晴信)

■燃えるヨシ原 初春の風物詩 高島の湖岸(ChunichiWeb滋賀)
 高島市新旭町針江の琵琶湖岸で初春の風物詩にもなっているヨシ焼きが行われた。
 ヨシは湿地帯に群生するイネ科の植物。鳥や魚の成育場所にもなり、水中のリンや窒素を吸収して浄化する作用がある。ヨシ焼きは初冬にヨシを刈り取った後、雑草の種子や病原菌を焼いてヨシの成長を促すため、市が毎年市民団体と協力して行っている。
 この日は土に湿り気が残っていたが、風もあって火は順調に2万平方メートルのヨシ原に燃え広がり、駆け付けたアマチュアカメラマンが盛んにシャッターを切っていた。(山口哲)

14/03/03

■汚染チップで家宅捜索へ 滋賀県警が告発受理(47NEWS)
 滋賀県高島市の河川敷に、放射性セシウムに汚染された木材チップが放置された問題で、県警が週内にも、廃棄物処理法違反と河川法違反の疑いで、東京のコンサルタント会社など関係先を家宅捜索する方針を固めたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。
 市民団体が1月30日、放置に関わった業者を含めた4人に対する告発状を県警と大津地検に提出。県警は3日、対象を3人に絞って受理した。
 別の関係者によると、告発されたのは、コンサルタント会社の40代の社長とチップを河川敷に敷設した滋賀県近江八幡市の業者に加え、業者と社長を仲介した男性の計3人。

■土壌検査は基準値下回る 高島汚染チップ(京都新聞電子版)
 滋賀県は3日、高島市の鴨川河川敷に放置されていた放射性セシウムを含む木材チップの撤去と搬出が完了した後の2月28日に現場で採取した土壌の検査結果を公表した。10検体のセシウムの最大値は1キロ当たり24ベクレルで、原子炉等規制法で放射性物質として扱われる100ベクレルの基準を下回った。
 24ベクレルだったのは、チップが敷き詰められた河川管理用通路に入る門扉手前付近。通路上やチップを入れた土のう袋があった河口付近では最大で10ベクレルだった。
 また、同時に測定した10カ所の空間線量率は最大毎時0・13マイクロシーベルトで、高島市内の周辺地域と同じ程度だった。
 県循環社会推進課によると、現場では業者が新しい土を入れる整地作業が始まっており、今週中にも予定されていた全ての作業が終わる見通しという。
 一方、地元住民と市民団体も3日、現場の土壌採取や放射線空間線量の測定を独自に行った。県職員が立ち会い、NPO法人市民環境研究所(京都市左京区)代表で元京都大教授の石田紀郎さん(73)や市民ら約20人が参加した。
 土のう袋が多数放置されていた河川管理用通路の奥や、竹やぶの中など5カ所の土壌のほか、草も数点採取。放射線の空間線量は、市や別の市民団体所有の簡易測定器を使って同様に5カ所で測定し、最大値は0・38マイクロシーベルトだった。土壌の検査結果は後日判明する。

14/03/01

■3月2日から水陸両用車の定期運行 長浜市で(asahi.com滋賀)
 大阪市内で国内初の水陸両用のバスを使ったツアーを展開する日本水陸観光(須知裕曠社長)が2日から、長浜市内で同種のツアーの定期運行を始める。名付けて「びわ湖ダックツアー」で、黒壁スクエアの周辺を走った後、長浜港から琵琶湖に入る。長浜観光の新しい目玉として注目されそうだ。
 水陸両用バスは2月26日に長浜港で披露された。全長11・8メートル、重さ10・5トンの車体に乗客40人を乗せて運行する予定で、岸壁のスロープを使って湖面と陸地をスムーズに行き来した。
 運行期間は3月から11月末までで、午前9時始発の1日7便。所要時間は45分(陸上25分、湖上20分)で、黒壁スクエア近くのお旅所駐車場を出発し、さざなみ街道などを経て長浜港周辺を航行した後に戻る。

■鴨川木材チップ、撤去現場を公開(asahi.com滋賀)
 高島市の鴨川河川敷に放置された放射性物質を含む木材チップが撤去されたことを受け、県は28日、地元の関係者に現場を公開した。汚染状況を確認するため、県職員が住民立ち会いのもと、放射能測定用の土壌サンプルを採取した。検査結果は3月3日に公表する。
 チップは堤防管理用の無舗装路などに約650メートルにわたって敷き詰められ、一部は土嚢(どのう)に詰められた状態で放置されていた。昨年末に民間業者が撤去作業を始め、重機で数センチ分を土ごと削り取り、トラックで運び出すなどし、2月26日に作業を終えた。
 県はこれに先立ち、23日に25地点で土壌検査をし、うち10カ所で放射性セシウムの濃度が最高で1キロあたり19ベクレルを検出した。原子炉等規制法で放射性物質として扱う基準値100ベクレルを下回り、15地点では検出されなかった。10ベクレルを超えた3地点では念のためさらに土砂を削った。また、43カ所で空間線量を測り、いずれも国際放射線防護委員会(ICRP)の定める基準の毎時0・23マイクロシーベルトを下回った。

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