琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
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琵琶湖の湖底から
(2014/05)

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14/05/31

■全長90センチのワニガメ捕獲 大津・瀬田川(ChunichiWeb滋賀)
 三十日午前六時半ごろ、大津市南郷の瀬田川洗堰(あらいぜき)下流の瀬田川で、釣りをしていた男性(44)が大型のカメを釣り上げ、大津署に通報。駆けつけた署員が捕獲した。
 カメは北米原産のワニガメとみられ、甲羅の大きさは縦五〇センチ、横四〇センチ。頭や尾を含めた全長は九〇センチほどで、重さは一七キロにも上る。飼育中に逃げ出したか、捨てられたとみられる。
 県によると、ワニガメはかむ力が強いため、人に危害を加える恐れがある「特定動物」に指定され、飼育には都道府県知事の許可が必要。日本の気候に順応できるため、全国各地で野生化した固体が発見されており、県内でも見つかった例はあるという。(中尾吟)

■瀬田川にワニガメ 大津署員が捕獲(YomiuriOnLine滋賀)
 大津署は30日、大津市南郷の瀬田川で、ワニガメを捕獲したと発表した。
 同署や県自然環境保全課によると、ワニガメは甲長約50センチ、体長約90センチで約17キロ。午前7時頃、釣りをしていた男性(44)から「ワニガメを釣り上げた」と同署に通報があり、駆け付けた署員が捕獲した。
 ワニガメは米国原産で、「ふるさと滋賀の野生動植物との共生に関する条例」で、生態系に影響を及ぼす指定外来種とされている。飼育には県や市への届けが必要で、飼い主の名前や住所などを記録したマイクロチップを埋め込む。捕獲されたワニガメには確認されておらず、無許可で飼育され、捨てられたか逃げ出した可能性が高いという。
 肉を食いちぎるほどかむ力が強く、かまれれば大けがをする恐れがある。同課は「飼うならばきちんと届け出て、最後までしっかりと面倒を見てほしい」としている。

■瀬田川でワニガメ釣り上げ 県内で捕獲6例目(asahi.com滋賀)
 30日午前6時半ごろ、大津市南郷1丁目の南郷洗堰(あらいぜき)付近の瀬田川で、大津市内の男性(44)がワニガメを釣り上げ、大津署に届け出た。甲羅の長さ45センチ、体重約17キロ。
 ワニガメは北米原産でカミツキガメ科の一種。県自然環境保全課によると、県内でワニガメが捕獲されたのは6例目。指をかみ切られる可能性がある。動物愛護法で特定動物に指定され、自治体の許可と飼い主の情報などが入ったマイクロチップをつけることが義務づけられている。チップが確認できなかったことから、同課は何者かが許可なしに飼っていたワニガメを捨てた可能性が高いとみている。飼い主が見つからなければ処分するという。

14/05/30

■大津・瀬田川でワニガメ捕獲 体重17・6キロ(京都新聞電子版)
 30日午前6時半ごろ、大津市南郷1丁目の南郷洗堰付近の瀬田川で、釣りをしていた近くの男性(44)が、外来生物のワニガメを釣り上げ、大津署に通報した。
 滋賀県自然環境保全課によると、県内での捕獲は6例目。捕獲されたワニガメは体長約90センチ、体重17・6キロ。日本での繁殖例はなく、ペットとして飼われていて逃げたか、飼い主が捨てた可能性が高いという。今後の扱いについては「検討中」としている。
 ワニガメは県条例で野外に放つことが禁止されている指定外来種。北米原産であごの力が強く、人にかみつく恐れもあるという。同課は「攻撃しなければかみついてこないが、もし見つけた場合は近くの自治体や警察に届けてほしい」と呼びかけている。

■ワニガメ釣り上げる=大津の川、体重17キロ(jiji.com)
 30日午前6時半ごろ、大津市南郷の瀬田川で、魚釣りをしていた男性(44)がワニガメを釣り上げた。通報を受けた滋賀県警大津署員が保護し、県自然環境保全課に引き渡した。
 同課によると、ワニガメは米国原産で、県条例で指定外来種とされている。飼育には届け出が必要で、野外に逃がすことは禁じられている。頭部の動きが非常に速く、かみつかれると大けがをする恐れがあるという。
 捕獲されたワニガメは、甲羅の長さが45センチ、幅36センチで体重17.6キロ。個体識別用のマイクロチップが埋め込まれておらず、無許可で飼育されていたとみられる。

14/05/29

■“見頃”の今駆除を 特定外来生物オオキンケイギク(ChunichiWeb滋賀)
 全国で生態系を脅かしている外来植物「オオキンケイギク」が県内でも繁殖地を拡大している。道路脇や湖岸などに群生する黄金色の花。見栄えが良く、コスモスに似た美しさに目を引かれがちだが、“見頃”の場所には注意が必要になっている。
 オオキンケイギクは、北米原産のキク科の多年草で、高さは三十〜七十センチ。環境省によると、一八八〇年代に観賞用などとして導入され、その後、道路のり面の緑化に大量に使用され全国に広がった。
 生命力が強いため、全国的に野生化して河川敷や道路に大群落をつくり、県内各地でも五月中ごろから一斉に開花している。他県では増えすぎによってその土地固有種を減少、消失させてしまったり、逆にオオキンケイギクを除去したことで在来種の生息範囲が回復したりした例もある。
 外来生物法により生きたままの運搬や栽培、販売が原則禁止されている特定外来生物。違反すると懲役もしくは罰金刑が科せられることがあるが、各地で駆除活動が進む一方、事情を知らず持ち帰って自宅に植えるなどのケースも見られるという。
 草津市では、一昨年に市民調査員がオオキンケイギクの生息状況を調べて地図にまとめた。市街地や河川敷、湖岸道路など、市域の隅々まで分布していることが分かり、市では見つけた場合には駆除し、植え替えなどはしないよう呼び掛けている。(中尾吟)

■湖国に夏 水辺に歓声 東近江と大津真夏日(YomiuriOnLine滋賀)
◇マキノ東小 カヌーでミニ周航
 高気圧に覆われた影響で県内は28日、気温が上昇し、東近江市と大津市は今年初めて、最高気温が30度を超える真夏日となった。琵琶湖では様々な水上スポーツも本格化。いよいよ「湖国の夏」がやってきた。(宮明敬、佐々木伶)
 彦根地方気象台によると、大津市では午後2時22分に最高気温が30・6度(平年値24・8度)、東近江市では同29分に30・9度(同24・4度)を記録。真夏日になったのはこの二つだけだったが、同気象台の全9観測地点で今年の最高気温を記録した。
 この日、26・9度の最高気温となった高島市では、市立マキノ東小の5、6年生33人がカヌーで、湖面に照りつける日差しがまぶしい琵琶湖にこぎ出し、ミニ周航の旅に出た。
 カヌーを保有する同小の恒例行事で今年で15回目。5年生と6年生がペアを組んでカヌーを操り、湖岸沿いに往復38キロを1泊2日で“漕破”する。力を合わせることの大切や、ふるさとのすばらしい自然を体感するのが狙いだ。
 「一漕入魂」と書かれた帽子をかぶった児童らはこの日午前7時過ぎ、母校前の水路から艇に乗り込み、保護者や地域の人々の声援に送られて琵琶湖へ出航。昼食を挟み、午後3時半頃、19キロ先の安曇川河口に到着した。一行は近くのセミナーハウスで宿泊し、29日は復路に挑む。
 5年生の山本里莉さん(10)は「暑かったけど、風もほとんどなくて漕ぎやすかった。明日も頑張る」と話していた。
 また、大津市の琵琶湖岸では、ジョギングする男性や、ベビーカーを押して散歩する母子連れの姿がそこかしこにあったが、スポーツドリンクで水分補給したり、額に浮かぶ汗をハンカチでぬぐったりして、入念に暑さ対策をしていた。
 休日の釣りを楽しんでいた男性会社員(29)は「子どもが生まれたばかりで家計の出費もかさみます。休日でも日中はできるだけ外出して自宅の光熱費を節約したいですが、あまりに暑いと外に出るのはつらくなる」と苦笑い。
 日光を浴びながらゆったりと野外読書にふけっていた京都市のデザイナー、田中さゆりさん(43)は「気温は高いけど、琵琶湖から吹き付ける風が気持ちいい。いよいよビールがおいしくなる季節の到来ですね」と笑顔を見せた。
 彦根地方気象台によると、29日も引き続き高気圧に覆われて好天となり、気温が上昇する見込みという。気象庁の6〜8月の3か月予報では、近畿地方の夏の気温は平年並みか、やや高くなって推移しそうだという。
◇ウィンドサーフィン 帆に風はらみ進む
彦根・新海浜水泳場 彦根市の新海浜水泳場では、ウィンドサーフィンの愛好家の姿が続々と見られるようになってきた。サーファーたちはセイル(帆)いっぱいに風をはらみ、軽快に湖上を進んでいる。
 同水泳場など彦根市の湖岸沿いは、春と秋に北西の風が沖から遠浅の岸辺へと吹くため安全で、淡水のため用具がさびにくい利点もある。
 好条件となるのは6月上旬まで。水泳場近くでインストラクターを務める伊勢田浩志さん(30)は「自然の力を使うスポーツなので、風の心地よさや夕日の美しさをより実感できます」と話している。(藤岡博之)

■「一漕入魂」、琵琶湖カヌー旅に出発 マキノ東小(asahi.com滋賀)
 高島市マキノ町海津のマキノ東小学校の5、6年生33人が28日、琵琶湖を2日間で約40キロ漕(こ)ぐカヌーの旅に出発した。児童らは上手にパドルを操って、滑るように湖上を進んだ。
 自然やふるさとのすばらしさを体験しようと、2001年に始まった同校の恒例行事。学校前の湖岸から同市安曇川町の安曇川河口近くまで約20キロを漕ぎ、29日は同ルートを戻る。
 児童らは4月から練習を続け、帽子に「一漕(いっそう)入魂」と書き込んで気合十分だ。出発式では5年生の小谷穂乃花さんが「不安もあるけど、ゴールを目指して頑張りましょう」と呼びかけ、2人乗りカヌーのコンビが1組ずつ「全力を尽くすぞ!」「あきらめないぞ!」などと誓いの言葉を述べた。保護者らが手を振って見送るなか、湖岸に出た児童らがカヌーに乗り込んでいった。

14/05/28

■強い日差し、滋賀の各地で真夏日(京都新聞電子版)
 滋賀県内で強い日差しが降り注いだ28日、東近江市で最高気温が30・9度、大津市では30・6度に達し、今年初めての真夏日となった。
 彦根地方気象台によると、西日本が高気圧に覆われて風が弱く、日射が多かったため、午前中から気温がぐんぐんと上昇した。長浜市や甲賀市など県内9カ所の全観測地点で今年の最高気温を記録した。29日から週末にかけても暑さが続く見込み。
 大津市におの浜2丁目の西武大津店前では、日傘を差したり帽子をかぶって歩く女性が多く見られた。日陰で信号待ちをして、暑さをしのぐ通行人も目立った。
 県内各地の消防によると、大津、甲賀、米原の各市で計3人が熱中症の疑いで今年初めて救急搬送された。

■ガソリン、5週連続で値上がり 165円台、原油高で(47NEWS)
 経済産業省資源エネルギー庁が28日発表した26日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、前回調査(19日)と比べて20銭高い1リットル当たり165円80銭だった。値上がりは5週連続。
 調査した石油情報センターによると、ウクライナ情勢の緊迫で原油価格が上昇したことが理由。ただガソリンの小売価格がすでに高水準で需要が減少しており、一段の値上げに踏み切れない販売店も増えたという。同センターの担当者は「小売価格は今後、横ばいか小幅上昇にとどまるだろう」と予測している。
 都道府県別では24府県で値上がりし、10県が横ばい、13都道府県で値下がりした。

■ガソリン価格、レギュラー165.8円…前週比0.2円高(Responce)
資源エネルギー庁が5月28日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、5月26日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週から0.2円上昇し、1リットル当たり165.8円だった。
地域別では、中部と中国で0.4円、九州・沖縄で0.3円、近畿で0.2円上昇、四国は0.5円、北海道は0.1円下落、東北と関東は前週と同価格だった。
ハイオクガソリンは176.6円、軽油は144.1円、いずれも前週より0.1円上昇した。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、5月28日のレギュラーガソリンの全国平均価格は158.8円/リットル、ハイオクは169.7円/リットル、軽油は135.2円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■なるほドリ:琵琶湖環境研究推進機構って?(毎日jp滋賀)
◇8研究機関と行政が連携 広い視野で課題解決
 なるほドリ 県に「琵琶湖環境研究推進機構」ができたって聞いたよ。難しそうな名前だけど、何をするのかな。
 記者 琵琶湖に関するさまざまな課題に対し、県の研究機関と行政組織が協力して取り組むため4月に発足しました。琵琶湖ではフナやシジミなどの生き物が減ったり、水草が増え過ぎたりしているなどの問題があります。県は稚魚の放流や外来魚駆除、水草の刈り取りなど対策に取...

14/05/27

■三日月氏支援を決定 滋賀知事選で対話の会(京都新聞電子版)
 地域政党・対話でつなごう滋賀の会は27日夜、幹事会を開き、滋賀県知事選(7月13日投開票)に立候補を表明している前民主党衆院議員三日月大造氏(43)を支援することを決めた。
 嘉田由紀子知事を支えてきた同会は、後継となる三日月氏の選挙母体「チームしが」に所属市議2人が個人として参加していたが、これまで嘉田氏の3選出馬を求めてきた経緯から組織決定に至っていなかった。三日月氏が政党推薦を要請しない意向のため、支援の形とした。現時点でチームしがに県議5人と市議3人が参加する方針。
 清水鉄次代表は「対話の会が目指す政策に三日月氏の掲げる政策が最も近く、地方自治を充実させようとしている姿勢、人物も評価して支援を決めた。原発政策で議論に時間がかかった」と話した。

■3陣営、態勢固め着々 知事選告示まで1カ月(ChunichiWeb滋賀)
 七月十三日に投開票される知事選は、二十六日で告示まで一カ月を切った。既に立候補を表明している三氏のうち、元経済産業省官僚で自民、公明などが推す小鑓(こやり)隆史氏(47)は、安定した支持を得ている自公政権への近さを前面にアピールする一方、共産党県委員会常任委員の元教諭、坪田五久男(55)、元民主衆院議員の三日月大造(43)の両氏は政党色を薄め、幅広い支持獲得に動く。各陣営で着々と進む態勢づくりを追った。
◆政党前面 小鑓氏
 「自民党です」と前置きした上で、街頭で小鑓氏の名前を紹介するのは小鑓氏を推薦する自民党のスタッフ。県内選出の国会議員と小鑓氏が並んで写ったポスターを各所に張るなど、アピールに努める。
 自民以外にも公明や日本維新の会県総支部の推薦を得ており、陣営によると、商工政治連盟など約二百の団体から推薦を得た。二十六日には県農政連盟からも推薦状を受けるなど手堅く支持を広げている。
 ただ、自民県連会長の上野賢一郎衆院議員は「候補者本人の知名度はまだまだ低い」とみる。集会や地域行事に積極的に参加し知名度向上に努めるほか、石破茂幹事長ら著名な政治家の応援を受け、追い風にする考えだ。
◆政策重視 坪田氏
 一方の坪田氏。共産の推薦は受けているものの、党の従来の支持者の枠を広げて賛同者を募るため、県労連や共産党県委員会などでつくる政治団体「明るい滋賀県政をつくる会」を選挙母体としている。
 二十一日から「全県キャラバン」と名付けて始めた街頭活動では、原発ゼロや環太平洋連携協定(TPP)交渉撤退、改憲阻止を訴えた。福井地裁が関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転差し止めを命じたこともあり、高島市では訴えへの関心の高さに手応えを感じたという。
 六月十日には元日弁連会長宇都宮健児さんを招いた集会を予定。つくる会の辻義則代表は「主張を明確に訴え続ければ、支持の拡大は固い」とみる。
◆「後継」三日月氏
 三日月氏の選挙を進めるのは、政策研究集団「チームしが」。二十四日にあった事務所開きでは、構成メンバーの民主、社民、地域政党対話の会の関係者が顔を出したが、応援演説に立った政党関係者はいなかった。
 その胸の内は「政党色を出して、政策や理念の違いでチームに入らない人が出るのを避けたい」(チームしが今江政彦幹事長)。三日月氏は連合滋賀の推薦を受け、他団体にも推薦要請を続ける半面「政党の推薦を受ける予定はない」と強調する。
 一方では、嘉田由紀子知事と握手する姿を収めたポスターを三万枚刷り、後継者であることを前面に。両者の支援者、関係団体などとの意見交換を通じて六月六日をめどに選挙公約をまとめるという。(井上靖史、倉形友理、山内晴信)

■新海浜を彩る初夏の花 彦根(asahi.com滋賀)
 琵琶湖に面した彦根市の新海浜でハマヒルガオなど色とりどりの初夏の花が咲き、訪れた人たちの目を楽しませている。
 浜には希少植物のハマエンドウとハマゴウが自生、県が3月末に1・6ヘクタールを生育地保護区に指定した。今はハマエンドウがかれんな青い花をつけている。手入れをしている自然保護団体「ネイチャーズ新海浜」世話人の宇野道雄さん(79)は「実が多くついた。もっと増やしたい」と話す。ハマエンドウの花期は間もなく終わるが、7月下旬からハマゴウが青い花を咲かせる。ハマヒルガオは、あとしばらく楽しめるという。

14/05/26

■「幻の魚」ビワマスすし、お待ち! 滋賀のすし店組合が創作(京都新聞電子版)
 幻の魚と呼ばれる琵琶湖の固有種ビワマスを多くの人に味わってもらおうと、滋賀県内のすし店でつくる「滋賀県すし・料理生活衛生同業組合」(大津市)がこのほど、ビワマスを使ったすしを創作した。大型の回転ずし店が増える中、個人のすし店の来客増にもつなげたい考えで、同組合は「すし店の活気を取り戻し、全国にビワマスの名を広めたい」と期待している。
 ビワマスはマグロのトロのように脂が乗った濃厚な味が特徴。漁獲量は少なく、国の統計では1958年の98トンが最大で、2012年はわずか23トンだった。
 同組合によると、近年は養殖技術が発達し、安定供給が見込まれるようになったことから、ビワマスの創作ずしを企画した。
 すし店主から手まりずしや柿の葉ずしなどさまざまなアイデアが出た。フードコーディネーターからも見た目や食べやすさに関するアドバイスを取り入れ、2年間かけてあぶりずしと棒ずしの2種類を完成させた。
 主に長浜市の養殖業者から供給を受けるビワマスを塩、西京味噌、酢でしめて、具にはさんしょうの実を使用している。食べると肉厚のあるビワマスのうまみが口に広がる。
 現在、同組合に加盟する大津市や長浜市などの16店で、約500グラムの大サイズが2500円、半分の小サイズが1300円で購入できる。主にお土産用だが、店でも食べられるという。
 同組合はホームページを開設し、ビワマスの歴史や生態のほか、取扱店を紹介している。ポスターやパンフレットも作製した。
 上田容弘理事長(47)は「今後は、すし以外の共通メニューも創作し、取扱店を拡大していきたい」と話している。ホームページアドレスはhttp://biwamasu−sushi.com/。問い合わせは同組合TEL077(526)0360。

■アユ200キロ、1時間で完売 彦根で水産まつり(ChunichiWeb滋賀)
 地元で水揚げした湖魚を販売する「水産まつり」が二十五日、彦根市須越町の宇曽川漁港であり、多くの来場者でにぎわった。
 磯田漁業協同組合が、湖魚の地産地消を図り、漁業や地域の活性化にと主催した。今年で二回目。組合員二十四人が中心となり、この日水揚げしたアユ二百キロのほか、ニゴロブナの煮付け、イサザ煮、ふなずしなどを販売。アユは販売直後から来場者たちが列を作り、一時間ほどで完売する盛況ぶりだった。
 菱田光司組合長(58)は「たくさんの人に来てもらえて感謝している。今年はアユが不漁だが、お客さんの期待に応えられるよう頑張りたい」と話した。
 磯田漁協では七月末まで、その日に揚がったアユやビワマス、冷凍シジミ、湖魚のつくだ煮などを予約販売している。受け付けは午前九時〜正午、午後二時〜四時。土日、祝日は休み。問い合わせは磯田漁協=電0749(25)1460=へ。(辻井勇太)

14/05/25

■車上荒らし相次ぎ48台被害 湖南など4市町(ChunichiWeb滋賀)
 二十四日未明、湖南市をはじめ県内四市町で車上荒らしが相次ぎ、四十八台が被害に遭った。いずれも窓ガラスが割られ、十万五千円とカメラや携帯電話など十一万円相当の物品が盗まれた。県警は同一犯とみて窃盗、同未遂容疑で調べている。
 甲賀署によると、二十三日午後二時〜二十四日午前二時、湖南市下田のマンション駐車場二カ所と近くの住宅や路上で乗用車を主に二十八台。彦根、東近江署によると、二十四日午前十一時まで、彦根市と豊郷、愛荘町の旧中山道近隣のアパート駐車場や民家敷地など十カ所で計二十台。車内を物色され、財布や眼鏡、デジタルカメラ、携帯電話、たばこ、ティッシュなどが盗まれた。
 湖南市の下田と若竹町では四月三十日〜五月一日にも八台が被害に遭っている。

14/05/24

■湖国ブランド強化 滋賀県、イメージ統一し低評価返上へ(京都新聞電子版)
 滋賀県は、県のイメージ発信の手法を再考し、観光振興や県産商品の販売促進につなげる事業「県まるごとブランド化計画」を5月末から本格化させる。47都道府県の中で下位に甘んじている県の地域ブランド力を、外部のアイデアとプロデューサーの力を借りて向上させる。
全国アンケート総合39位
 調査会社が昨年行った全国アンケートによると、「他地域と違う独自性を感じるか」「行ってみたいと思うか」「その地域の商品を購入したいか」など5項目の総合評価で滋賀県のブランド力は全都道府県で39位だった。2008年は29位、10年は36位で、調査のたび下がっている。一方、「うどん県」のキャッチコピーでPRを展開した香川県は昨年14位と10年の24位から大幅に上げている。
 県は近年、近江牛や近江米といった県産食材のキャンペーン、障害者などの独創的な芸術「アール・ブリュット」や仏教美術を「美の滋賀」と名付けて情報発信に力を入れてきた。だが、県全体のブランド力向上に十分つながっていないとして、全国に向け印象的で統一したブランドイメージの打ち出しを目指す。
 事業の計画案を広告代理店や旅行業者など8社から公募で得ており、29日に最優秀案を選定、採用する。手腕の高いプロデューサーを指揮役とし、京阪神地域で滋賀の魅力を発信するイベントを開いたり、航空会社との提携で滋賀をPRする事業も予定している。
 県企画調整課は「県外の人が何を求めているのか、『受け手の視点』を重視したい」と話している。

■田舟に乗って環境学習 守山、中洲小の子ら(asahi.com滋賀)
 野洲川沿いにある守山市立中洲小学校の4年生27人が23日、田舟に乗って川魚や水鳥、水辺の草花などについて学んだ。
 救命胴衣を身につけて、学校の近くの橋のそばから舟に乗り込んだ子どもたちは、地元の中村宗三郎さん(62)の案内で水辺のヨシ原などを観察。河口までの約1・2キロを30分ほどで往復する間に、魚や水鳥の名前を教わったり、川の流れに手を浸したりしていた。
 樋上由貴さん(9)は「水が冷たかった。野洲川にも生き物がいっぱいいることがわかった」と笑顔を見せた。

14/05/23

■「海の日」あるなら…「山の日」も、16年から(YomiuriOnLine)
 8月11日を国民の祝日「山の日」に定める改正祝日法が23日の参院本会議で、与野党の賛成多数で可決、成立した。
 新たな祝日を定めるのは2005年の「昭和の日」以来。16年から施行される。8月の祝日は初めてで、年間の祝日数は計16日となる。
 日本山岳会などが「海の日があるなら山の日も」と制定運動を進めてきた。今年3月、自民、公明、民主など超党派の国会議員でつくる「『山の日』制定議員連盟」(会長・衛藤征士郎前衆院副議長)が法案を提出した。
 日付を巡っては当初、多くの地域で山開きが行われる6月が検討されたが、最終的には、多くの人が休暇を取りやすいお盆休みに近い8月11日で決着した。改正法には、山の日の意義として、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」と明記された。

14/05/22

■鹿野川湖:ボート入湖証必要に 利用協がルール 事故防止狙い(毎日jp愛媛)
 大洲市から西予市に広がる鹿野川(かのがわ)湖(鹿野川ダム貯水池)で、釣りなどのレジャーを楽しむ際のルールがまとめられた。ボートの乗り入れには入湖証が必要となり、エンジン付きボートは上流域に限定し、カヌーなどの練習コースでの航行を禁止する。野生のオシドリ保護のための区域も設けられた。【渕脇直樹】
 鹿野川湖は肱(ひじ)川の上流にあり、面積は支流を含め約2平方キ...

■ニゴロブナ:大きく育って 稲枝西小5年生23人、仔魚放流−−彦根(毎日jp滋賀)
 彦根市本庄町の市立稲枝西小学校の5年生23人が21日、近くの田んぼに生まれて間もないニゴロブナの仔魚(しぎょ)を放流した。
 環境教育の一環。仔魚は体長約5ミリで、1カ月程度で約2センチの稚魚になる。
 この日、子どもたちは、まず校内で県湖東農業農村振興事務所の職員から、琵琶湖の歴史や、田んぼとニゴロブナの関係などについて学習。近くの安居博司さん(50)所有の...

■「ミシガン」航路にびわ湖大津館 地元観光活性化に期待(msn産経ニュース)
 大津市観光を代表する琵琶湖の遊覧船「ミシガン」のクルージングコースに、柳が崎湖畔公園港(同市柳ケ崎)への寄港が新たに加わった。かつて「湖国の迎賓館」と呼ばれたびわ湖大津館や隣接するイングリッシュガーデンへの訪問が容易になり、運航する琵琶湖汽船(同市浜大津)は「地元観光の活性化に結びつけたい」と期待している。
      ◇
 びわ湖大津館は、琵琶湖を望む和洋折衷の近代建築で、昭和9年に「琵琶湖ホテル」として開業。昭和天皇が宿泊され、ヘレン・ケラーやジョン・ウェインらの著名な外国人客も訪れるなど「湖国の迎賓館」と呼ばれた。平成10年に琵琶湖ホテルが現在地に移転したあとは、市が建物を買い取り、レストランやホールを備えた文化施設に改装。四季の花が楽しめるイングリッシュガーデンと併せて観光資源となっているが、中心部や鉄道駅から遠く、アクセスに難があった。
 このため、琵琶湖汽船は湖畔の立地を生かし観光スポットにしようと計画。琵琶湖の「南湖」を1周するミシガンクルーズのコースに柳が崎湖畔公園港の寄港を組み入れ、今年3月から運航を始めた。同クルーズは大津港を発着し、これまで途中の寄港は、大津プリンスホテル港だけだった。
 4月からは、同社などがびわ湖大津館やイングリッシュガーデンの指定管理者となり、随時リニューアルを行うことにしている。
 同社は、びわ湖大津館と、三井寺や坂本地区をバスと船でめぐる団体客向けのツアーも受け付けている。びわ湖大津館長に就任した琵琶湖汽船の川戸良幸常務は「びわ湖大津館を新しい観光拠点とし、大津観光を活性化させるアイデアをさらに考え、同館への年間10万人以上の集客を目指したい」と話している。
      ◇
 柳が崎湖畔公園港に寄港するクルージングは、「ミシガンモーニング」(大津港午前10時発)と、「ミシガン90」2便(大津港午前11時45分、午後1時40分発)の計3便。乗船料は大人2780円。大津港−柳が崎湖畔公園港の区間乗船(大人720円)もできる。

14/05/21

■ガソリン4週連続値上がり 165円台、原油上昇影響(47NEWS)
 経済産業省資源エネルギー庁が21日発表した19日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は1リットル当たり165円60銭で前回調査(12日)と比べ20銭値上がりした。値上がりは4週連続となった。
 調査した石油情報センターによると、ウクライナ情勢の緊迫化で原油価格が上がり、販売店が価格に転嫁する動きが続いているという。
 同センターは「原油価格は上昇傾向にあり、ガソリンもしばらく、高値圏の値動きとなる」と予想している。

■ガソリン価格、レギュラー165.6円…前週比0.2円高(Responce)
資源エネルギー庁が5月21日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、5月19日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週から0.2円上昇し、1リットル当たり165.6円だった。
地域別では、北海道では0.6円、東北と関東、中国で0.4円、近畿と九州・沖縄で0.3円上昇。中部は0.2円下落、四国は前週と同価格だった。
ハイオクガソリンは0.3円高の176.5円、軽油は0.2円高の144.0円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、5月21日のレギュラーガソリンの全国平均価格は159.4円/リットル、ハイオクは169.7円/リットル、軽油は134.6円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■生態系が危機的状態 滋賀県が県をあげて取り組むも進まない琵琶湖の外来種の駆除が問題に!(世界の水事情)
ブラックバスなどの外来種が大繁殖し生態系が危機的状態に!現在、滋賀県が県をあげて取り組むも進まない琵琶湖の外来種の駆除が問題になっている。
日本でも有数のバス釣りのスポットとして人気のある琵琶湖だが、そのバスが琵琶湖本来の生態系を乱すとして問題になっている。
現在、琵琶湖で繁殖が確認されている外来種は、オオクチバス、ブルーギル、コクチバスなどのブラックバスが中心。滋賀県は、2003年に琵琶湖の固有種を守るための条例を施行。釣り人に外来種のリリースを禁止したり、湖畔に設けた専用のいけすや箱への回収を呼び掛けてきた。しかし、一定の効果はあったが、近年は20トン前後で推移している。
それ以外にも滋賀県は、漁業関係者への捕獲の協力や電気ショッカーボートなどを導入、成果をあげているというが決定打にはかけるという。大切な日本の自然を守るための対策が急がれている。

14/05/20

■琵琶湖:魅力を英語で 県が小冊子とDVD発行(毎日jp滋賀)
琵琶湖の魅力を英語で伝える小冊子とDVDを県が発行した。国際湖沼環境委員会(草津市)が編集し、琵琶湖の風景や文化、生き物のほか、「せっけん運動」など環境問題への取り組みを紹介している。県が文化や生態系など琵琶湖を総合的に扱う英語の出版...

14/05/19

■ゴミ分析、環境保全へ 霞ケ浦で清掃事業(千葉日報ウエブちばとぴ)
 釣り用品販売の売上金の一部を釣り環境保全に役立てる「つり環境ビジョン」の水中清掃事業が8〜11日、茨城県の霞ケ浦で開かれた。参加した釣り人らは岸辺からゴミを回収。プロのダイバーが湖底に潜り、タイヤなどを引き上げた。最終日の11日にはNPO法人、水辺基盤協会(吉田幸二代表)によるクイズや抽選会が行われるイベント「第36回霞ケ浦クリーン大作戦 53PickUp!」も行われ、会場を盛り上げた。
 同ビジョンは、昨年4月に日本釣用品工業会と日本釣振興会が共同で開始。優先三事業として釣り場の清掃や魚資源の放流、釣り場の開放がある。水辺基盤協会は1995年、霞ケ浦へ不法投棄されたゴミの清掃活動を始めた釣り人たちが設立。2005年に茨城県からNPO法人の認証を受けた。14年3月には国土交通省から霞ケ浦全域を受け持つ「河川協力団体」に指定された。
 11日は午前9時に作業スタート。地元美浦村の中島栄村長をはじめ、下村宏村議会議長、環境科学センターの宮本和彦さんら県からも大勢が集まった。アングラーズアイドル2014の石川文菜さんも駆け付け、参加者に軍手やゴミ袋を手渡し、その後、一緒に汗を流した。参加者はゴミが多い場所を記した地図を参考に、遠いポイントまで車で向かう熱の入れようだった。
 ダイバーによる水中清掃作業は、水が濁り視界が10数センチと悪い中、手探りで進められた。人の手で引き上げられない大型タイヤなどはクレーン車を使用。泥などは放水ポンプで洗い流した。回収されたゴミは流域の分布や質、量などでデータ化され、今後の活動に生かされていく。
 清掃終了後は、軽食と飲み物が全員に配布された。豪華賞品が当たる抽選会や霞ケ浦○×クイズなどの催しがあり、参加者の労をねぎらうとともに楽しめるイベントになっていた。(小金井考和)
 ◇つり環境ビジョン 「明るい釣り環境を次世代へ」をテーマに一般社団法人・日本釣用品工業会と公益財団法人・日本釣振興会が共同で、13年4月より取り組んでいる事業。「環境・美化マーク」=写真上=が表示されている釣り関連製品の売上げの一部は、つり環境ビジョン事務局が管理し活動に役立てている。

■嘉田知事:引退の決意を報告 琵琶湖フォーラムで(毎日jp滋賀)
嘉田由紀子知事の支援団体による「生きている琵琶湖フォーラム」が18日、大津市内で開かれ、約270人が参加した。嘉田知事は知事引退の決意を報告し、2期8年間の支援に感謝した。 この日は64歳の誕生日。友人で歌手の加藤登紀子さんも駆け付け、「 ...

■ブラックバス:伊豆沼で卵の駆除活動(毎日jp宮城)
 県伊豆沼・内沼環境保全財団と市民ボランティア集団「バス・バスターズ」は18日、ラムサール条約登録湿地の伊豆沼で外来食害魚ブラックバスの合同駆除活動を始めた。
 この日参加したバスターズは県本吉響高校科学部員ら約20人。あらかじめ同財団が沼底に設置した150個の人工産卵床を沼に入って次々引き上げ、産卵の有無を確認。バスの卵が産み付けられていて、駆除した産卵床は...

■バス釣って天竜川守ろう 辰野、箕輪で大会「繁殖に歯止めを」(信毎Web)
 天竜川で増えている肉食性の外来魚、ブラックバスの繁殖に歯止めをかけようと、天竜川漁協(伊那市)は18日、バス釣り大会を長野県上伊那郡辰野町と箕輪町の本流約10キロの区域で開いた。親子連れなど70人が参加し、8時間で計80匹、32・6キロを釣り上げた。釣ったバスは、県水産試験場諏訪支場(諏訪郡下諏訪町)で胃の内容物などを調べ、生態調査に生かす。
 天竜川では数年前からブラックバスの一種、コクチバスが急増している。天竜川漁協はアユなど在来魚への影響を懸念し、昨年1年間で約千匹のコクチバスを捕獲。釣り人に再放流禁止を徹底するなどの対策をしているものの、上條純敬(よしゆき)組合長(78)は「限りなく増えている」とする。
 釣り大会は、川に親しみながら生態系の保護に関心を持ってもらおうと2012年秋に始め、3回目。今回はブラックバスの産卵期に合わせ、前回よりも開催時期を早めた。
 参加者は5、6人ずつの班に分かれ、インストラクターの指導で釣り糸を垂らした。晴天の下、水遊びに夢中になる子も。釣ったコクチバスの一部をフライなどにして試食したほか、ルアーの手作り講座もあった。飯田市竜丘小学校4年の林愛菜さん(9)は「触るのがちょっと怖いけれど、釣れてうれしかった」と話していた。

■おごと港拠点に(滋賀報知新聞ネット版)
=湖上お散歩クルーズ=
◇大津
 びわ湖大津観光協会は、「びわ湖 湖上お散歩クルーズ」を始めた。九月二十八日までの土・日曜日の実施。
 おごと港を午後四時半に出港し、近江八景の浮御堂、琵琶湖大橋、比叡山の眺望を船上から楽しみ、同五時半に帰港する。大人千三百円(おごと温泉宿泊客千円)、小人六百五十円(同五百円)。
 申し込みは琵琶湖汽船予約センター(TEL0120―050―800)へ。

■外来魚駆除、釣りを満喫 草津で滋賀銀社員ら(ChunichiWeb滋賀)
 滋賀銀行の社員とその家族らによる「外来魚駆除・釣りボランティア」が十八日、草津市下寺町の琵琶湖岸であった=写真。
 百八十人が参加。釣果はブルーギル百三十匹(重さ五・七キロ)といまひとつだったが、参加者は和気あいあいと釣りを楽しんだ。釣った魚は肥料に加工する。
 この日最大の二十センチの魚を釣った同銀行草津支店の新谷浩太郎さん(23)は「固有種を一番たくさん食べる魚を釣れて貢献できた。仕事でも大きな成果を出せるよう頑張りたい」と笑顔を見せた。釣りは同銀行の社会貢献活動の一環で、固有種を食べる外来魚を駆除し、環境保全につなげる狙い。(山内晴信)

■加藤登紀子さんが琵琶湖と原発語る 大津で知事対談(ChunichiWeb滋賀)
 歌手の加藤登紀子さんと嘉田由紀子知事=写真=による公開対談「生きている琵琶湖フォーラム」が十八日、大津市和邇高城の和邇文化センターであり、福井県の原発群で事故があった際に琵琶湖に及ぶ影響などを話し合った。
 嘉田知事の後援会関係者を中心に二百五十人余りが聴講。嘉田知事は琵琶湖が地震による地殻変動でできたことを紹介し「危険な地震地帯で、重要な湖の近くに原発があるのは国家として大変な損失」と指摘した。
 加藤さんは「日本では電源に関してだけは汚染者負担がないのではないか」と述べ、福島第一原発事故後の国や東京電力の対応を批判。また原発事故による健康への影響の描写が議論を呼んだ漫画「美味しんぼ」の休載が決まったことに「(描写への)反論は良いが、封じ込めはまずい」と出版社の対応に疑問を呈した。(山内晴信)

14/05/18

■2歳児おぼれ重体 滋賀・高島の琵琶湖(京都新聞電子版)
 18日午後0時10分ごろ、滋賀県高島市新旭町深溝の六ツ矢崎浜オートキャンプ場近くの琵琶湖で、草津市の会社員男性(25)の長男(2)がおぼれた。別の家族が発見して助け上げ、市内の病院に搬送されたが重体。
 高島署によると、現場は湖岸から約3メートルの地点で、深さ約80センチ。男児は両親と3人で前日午後から同キャンプ場に遊びに来ていた。湖岸でほかの子どもたちと遊んでいて、深みにはまったとみられる。事故当時、両親は近くでバーベキューの準備をしていたという。

■琵琶湖岸で外来魚駆除釣り大会 草津、五月晴れの下(ChunichiWeb滋賀)
 「春の外来魚駆除釣り大会」が十七日、草津市志那中町の琵琶湖岸であり、百四十人が爽やかな五月晴れの下で釣りを楽しんだ。
 釣果は午前十〜午後一時の三時間でブラックバスが一キロ、ブルーギルが八・九キロだった。魚は魚粉に加工され、近隣の農家の肥料として使われる。
 琵琶湖にすむ外来魚はブラックバスとブルーギルが主。在来種のホンモロコやスジエビの生息を脅かしている。会場では、外来魚の食性などを紹介するパネル展示もあった。(原田晋也)

14/05/17

■外来種駆除:江津湖を守ろう!「ブラックバス釣り大会」(毎日jp熊本)
ブラックバス釣り大会」(熊本市漁業協同組合主催)が17日、同市東区広木町の広木公園であった。江津湖の生態系を壊すとされる外来種の駆除が目的。親子連れら約250人が魚釣りを楽しみながら環境保全活動に汗を流した。同組合によると、江津湖には、ブラックバスの他、ブルーギルやナイルテラピアなどの外来種が生息。外来種は、どう猛で在来種を...

■初ガツオ:高値の花に 和歌山県で水揚げ量が過去最低(毎日jp)
 太平洋沿岸部でシーズンを迎えている初ガツオ漁が深刻な不漁に見舞われている。ひき縄漁で国内有数の拠点である和歌山県では、水揚げ量が過去最低を大幅に下回り、恒例のカツオ祭りが中止になる事態に。専門家は天候の影響で太平洋の海水温が低くなり、カツオの北上が遅れていることなどが原因と分析する。初夏の味覚、初ガツオが一部では「高値の花」になっている。
 カツオは主に赤道付近で生まれ、1〜2歳のカツオが黒潮に乗って日本沿岸に北上する3〜5月ごろが、初ガツオ漁のシーズンだ。沿岸での漁は小型船が多く、疑似餌を付けた糸を引くひき縄漁やさおを使う一本釣りなどがある。
 和歌山県水産試験場によると、同県すさみ町など県内主要3漁港のカツオの水揚げ量は、3月が過去最低だった51.6トン(1999年)の約1割の5.6トン、4月も最低だった56.3トン(2011年)の半分以下の24.3トンしかなかった。
 不漁のため、和歌山南漁協すさみ支所によると、1キロ当たりのカツオの平均単価(卸値)は4月が1784円で、昨年同月の629円に比べ約2.8倍まで高騰した。同支所は「多い時は1隻で100匹釣れたが、今は1、2匹程度。漁に出れば燃料代で赤字になるだけ」と頭を抱える。すさみ町では毎年4月に開催している恒例のカツオ祭りを、今年は不漁を理由に初めて中止した。
 一方、国内有数の水揚げを誇る高知県も低迷する。県漁業振興課によると、県内主要漁港の水揚げ量は3〜4月、沿岸の一本釣りで約12トンと平年の12%程度。ひき縄は1トンと平年の1%しかないという。ゴールデンウイーク中、県内では、たたきの販売を中止した観光イベントもあった。
 水産総合研究センター国際水産資源研究所(静岡県)によると、不漁は全国的な状況で、4月までの沿岸部のカツオ水揚げ量は、東京都の八丈島で昨年は93トンだったが、今年は26トン。三重県は昨年は100トンを超えていたが、今年は5、6トン程度だという。
 同研究所は原因として、日本南方を昨秋から多くの低気圧が通過したことを挙げる。この影響で、太平洋の海水がかき混ぜられ下層の冷たい水が表層に上昇。海水温が例年より1〜2度低くなり、低温を嫌うカツオの北上が遅れたという。さらに近年、大型船が熱帯水域で魚群ごと捕まえる巻き網漁による漁獲が増えていることも一因とみている。巻き網漁は魚群を一度に捕まえるため、幼魚や卵を付けたカツオまで取ってしまい、資源の減少につながるとされている。
 資源調査などを行う日本カツオ学会会長で、愛媛大学南予水産研究センターの若林良和教授は「日本は省資源に配慮し、赤道付近で活動する国内の巻き網漁船数を制限してきた。今後、国際的な巻き網漁規制の動きに、資源管理の先進国として主導権を取っていくべきだ」と指摘している。【川畑展之、上野宏人】

■西の湖で地域おこしを 旧安土町地区にNPO法人(asahi.com滋賀)
 琵琶湖最大の内湖「西の湖」を地域おこしに生かそうと、近江八幡市の旧安土町地区の5団体がNPO法人「ねっとわーく西の湖」(三村善雄理事長)を設立した。17日には発足記念の行事が開催される。メンバーは若い世代も含めて会員を募っている。
 地元の安土町商工会、観光協会、老人クラブ連合会、学区まちづくり協議会、下豊浦自治会のメンバーが昨年9月から準備し、4月に設立した。
 西の湖は2・85平方キロ。ヨシキリ、ツバメなどの野鳥をはじめ、ヨシの湿原など、豊かな自然に恵まれている。貴重な地域の資産だという思いでメンバーが一致し、活動のシンボルに据えた。安土城址(じょうし)などの歴史的遺産も生かしながら、人が集う場づくりを目指す。

14/05/16

■ヘドロの堀から観光地に 八幡堀の歴史を写真集(にasahi.com滋賀)
 高度経済成長期に環境悪化が進み、埋め立て計画も進んだ近江八幡市の八幡堀の歴史を伝える写真集「琵琶湖と人の暮らしをつなぐ八幡堀」が、地元のまちづくりを支援する「ハートランド推進財団」から発刊された。有数の観光地としてにぎわう堀が再生された歴史を記録。関係者は「各地のまちづくりにも役立ててほしい」と期待する。
 八幡堀は、豊臣秀次が1585年に築いた八幡山城を守り、琵琶湖と城下町をつなぐ水運を確保するために開削された。300石(45トン)の船が行き来したが、主要な輸送手段が車に変わり、水位も低下した。1960年代には生活排水で旧市街の約2キロはヘドロの悪臭が漂い、蚊やハエが飛び交った。自治会の要望もあり、72年に埋め立てが決まった。
 「堀を埋めた瞬間から後悔が始まる」。公園や駐車場整備の計画を前に、かつて堀で泳いだ青年会議所メンバーらが署名運動をし、琵琶湖総合開発の際に意見を述べるなど保存運動を展開した。その結果、76年から埋め立てが始まっていた区間も含めて浚渫(しゅんせつ)工事が始まり、年間300万人が訪れる観光地に成長した。

14/05/14

■ガソリン価格、レギュラー165.4円…前週比0.3円高(Responce)
資源エネルギー庁が5月14日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、5月12日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週から0.3円上昇し、1リットル当たり165.4円だった。
地域別では、北海道では0.7円、中国で0.6円、東北で0.4円、中部と九州・沖縄で0.2円、関東で0.1円上昇。近畿では0.1円下落、四国は前週と同価格だった。
ハイオクガソリンは0.2円高の176.2円、軽油は0.3円高の143.8円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、5月14日のレギュラーガソリンの全国平均価格は158.6円/リットル、ハイオクは168.8円/リットル、軽油は134.7円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。 e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■川端達夫氏が繰り上げ当選 三日月氏の衆院議員辞職で(asahi.com)
 三日月大造氏の衆院議員辞職に伴い、衆院比例近畿ブロックの選挙会は14日、民主党の元総務相の川端達夫氏(69)の繰り上げ当選を決めた。三日月氏は民主党を離党し、7月13日投開票の滋賀県知事選に無所属で立候補する予定。

■琵琶湖の底、たまる有害物質 ヒ素など地中より高濃度(asahi.com)
 琵琶湖の底に人体に有害なヒ素やマンガンがたまり続けている実態が、愛媛大などの研究で明らかになった。濃度は地中の平均的な値の数十〜数百倍で、湖底付近の酸素不足が深刻化すれば、湖水に大量に溶け出すおそれが懸念されている。
愛媛大調査、酸素不足が原因
 愛媛大沿岸環境科学研究センターの板井啓明特任講師、田辺信介教授(環境化学)らのグループが調べ、14日から京都大学で始まった第23回環境化学討論会で発表する。

14/05/12

■維新滋賀県総支部が小鑓氏を推薦 知事選(京都新聞電子版)
 日本維新の会滋賀県総支部は12日、滋賀県知事選(7月13日投開票)に立候補表明している前内閣官房参事官の小鑓隆史氏(47)を総支部として推薦すると発表した。
 県庁で記者会見した同総支部代表の岩永裕貴衆院議員は、嘉田由紀子知事の2期8年について「一定、評価はするが、広い視野を持った戦略性に欠け、結果的に県民の不利益につながった」と述べた。
 その上で、小鑓氏を推薦した理由について「知事と議会のコンセンサスで結果を出すスピード感、日本が世界と競争する中で滋賀の役割を考える戦略性に期待できる」と評価した。
 日本維新の会は地方選挙の候補の推薦は総支部レベルで決めるといい、今回の決定も「党本部の推薦と同等」と説明した。小鑓氏に対してはすでに自民、公明両党が推薦を決めている。

■鮒ずし食の体験:神奈川の中学生が第1号 おいしい/臭いが・・・/?! でもほぼ全員が口に(毎日jp滋賀)
県内を訪れる修学旅行生を対象にした「鮒(ふな)ずし食の体験」が10日夜、初めてあった。第1号は神奈川県大磯町立国府中学3年生約120人。取り組んだびわこビジターズビューローの関係者は「友人の分まで食べるほど気に入ってくれた生徒がいたのは...

14/05/11

■八代農高泉分校カヌー部 氷川ダム湖に外来魚駆除装置を設置(くまにちコム)
 八代農業高泉分校のカヌー部が9日、八代市泉町の氷川ダム湖にいるブラックバスやブルーギルなど外来魚を取り除く装置を設置した。
 同ダムでは約20年前から外来魚が増え、かつていたワカサギが姿を消した。外来魚の駆除に取り組むダム管理所などがダム湖の環境を学んでもらおうと、湖内で練習するカヌー部に呼び掛け、15人が参加した。
 装置は縦20センチ、横50センチの人工芝を水深1メートルのところにつり下げ、そこに産卵させて引き上げる仕組み。
 生徒らはカヌーに乗って、外来魚が産卵しやすい岸辺近くの約60メートルに張られたロープに2メートル間隔で30個の装置を結び付けた。2週間後に引き上げ、産卵状況を確認する。
 3年の大村祐輝君(17)は「外来魚が卵を産み付けるのか楽しみ。駆除に役立ってほしい」と話した。(樋口琢郎)

■<嘉田知事8年>行動派 栄光と挫折(YomiuriOnLine滋賀)
◇独自の言語感覚/「卒原発」国政通じず
 「もったいない」「卒原発」――。独自の言語感覚を発揮し、行動派の“改革知事”として注目を集めた嘉田知事(63)が、7月の知事選に3選を目指して出馬しない考えを表明した。8年前、無名に近い学者から、きら星のように政治の世界にデビューし、その後、栄光と挫折を経験した嘉田氏の8年を振り返る。(久米浩之)
◇もったいない
 「税金の無駄遣いはもったいない。自然の恵みを壊すのももったいない」。環境社会学を専門とする京都精華大教授から嘉田氏が知事選に初挑戦したのは2006年。その時、キーワードに掲げたのが「もったいない」だった。嘉田氏は「節約の大切さだけでなく、自然への感謝が込められた奥深い言葉。限りある財源を県政にどう生かすかを県民に考えてもらうのにぴったり」と着目した。選挙戦ではこのフレーズを繰り返し、自民、公明、民主の推薦を受けた現職候補を接戦の末、下馬評を覆して破り、滋賀初の女性知事となった。
 公約にした栗東市内に予定された新幹線の新駅凍結とダム計画見直しについて、知事就任後、新駅は07年に中止され、また国などが事業主体だった大戸川(だいどがわ)ダム(大津市)や丹生(にう)ダム(長浜市)もその後、凍結・中止を実現した。
◇新党急ごしらえ
 12年の衆院選では、公示のわずか1週間前、「国民の生活が第一」代表だった小沢一郎氏らと新党「日本未来の党」を結成。地方の一知事でありながら当時、国会で第3位の議員数(衆参で69人)を誇る国政政党の代表となり、選挙戦に挑んだ。
 この時のキャッチフレーズは「卒原発」。福井県若狭湾の原子力発電所で事故が起きれば、琵琶湖が汚染され、近畿1450万人の水がめが危機にさらされる、との考えに立ち、また同様に原発反対の立場だった共産党と一線を画す意味から「卒」の文字にこだわった。
 しかし新党はいかにも急ごしらえの観は否めず、タッグを組んだ小沢氏の求心力も往時と比べ、著しく低下していた。結果、衆院の議席数を61から9に減らす惨敗。
 嘉田氏は選挙後、「小沢さんから『嘉田さんが代表になれば100(議席)はとれる。このままだと原発に反対の議員は死屍累々(ししるいるい)になる』と口説かれた。しかし準備不足だった」と悔しがった。だが、知事でいたいのか、国政に進出する気なのか、説得力ある説明は聞かれず、県民の視線は冷ややかだった。
 結党から約1か月で党は分裂、自身もその約1週間後に代表を退いた。
◇閉塞感
 12年の衆院選以降、県内でも自民党の勢いは増すばかりだった。衆院選では全4小選挙区で自民が勝利。昨年夏の参院選でも民主の現職が自民新人に敗れた。4年前の知事選では政権与党だった民主党の県連の支持を受け、知事選では過去最多の約42万票を獲得して再選したが、その後、未来の党の騒動が原因となって民主党との“蜜月”関係も崩れた。
 知事就任以来の宿願だった流域治水条例案の審議では今年3月、可決にこぎ着けたが、条例案に同意する条件として県議会最大会派の自民党から「治水施策の手段としてダムも選択肢の一つに位置づける」よう突きつけられ、「苦渋の決断」で受け入れた。
 今回の進退の判断では、懇意にする元内閣官房長官、元県知事の武村正義氏からの「つらい県政運営を続けず、2期できれいに辞めた方がいい」という助言や、家族の「引退して身を休めてほしい」という声も考慮したとされる。
 嘉田知事は7日の会見で「2期8年で(過去2回の選挙で掲げた)県民との約束は果たせたと思う。気力、体力を考えると後4年続けるのは厳しい。若い人にバトンを託したい」とさばさばした表情で語り、知事の座から降りる決意を示した。

■鉄道連絡船130年 ゆかりの観光船出港(YomiuriOnLine滋賀)
 明治時代、国内初の鉄道連絡船が、琵琶湖上の大津―長浜間で運航されてから今年で130周年を迎えたのを記念し、大津市の大津港で10日、当時と似た航路を行く琵琶湖汽船の観光船「ぐるっとびわ湖島めぐり」の出港式が開かれた。
 琵琶湖の鉄道連絡船は1884年5月15日、建設途上だった鉄道の東海道線、北陸線を補うため、同汽船の前身の会社が運航を始め、89年、大津―長浜間の鉄道開通とともに幕を閉じた。
 この日、出港式で、同汽船の中井保社長が「鉄道連絡船は5年で役割を終えたが、まさに湖上観光の始まりだった」とあいさつした。
 びわ湖島めぐりは2008年から始まった航路で、毎年春から秋まで運航している。
 びわ湖島めぐりは、土日曜、祝日のみの運航で、1日1往復。事前予約が必要。大人は往復で8950円(弁当付き)。
 今年度の運航では、当時の鉄道連絡船「第一太湖丸」の名前が書かれたヒノキ製の「130周年記念乗船券」が特別に贈呈される。
 問い合わせは琵琶湖汽船(077・522・4115)へ。(西堂路綾子)

■琵琶湖汽船「湖島めぐり」開始 往時の雰囲気再現(asahi.com滋賀)
 琵琶湖の長浜―大津間に国内初の鉄道連絡船が就航して130周年になるのを記念し、琵琶湖汽船(大津市)は10日、「ぐるっとびわ湖島めぐり」の運航を始めた。湖上の島々を巡りながら、往時の連絡船の雰囲気を感じてもらう。
 琵琶湖の鉄道連絡船が運航を開始したのは1884(明治17)年5月15日。長浜以東と大津以西に開通していた鉄道を湖上でつなぐため、同社の前身の太湖汽船がスタートした。5年後に東海道線が同区間に開通し、連絡船は役目を終えた。
 就航130周年を記念して同社は「島めぐり」運航を企画。沖島や竹生島、多景島を巡りながら大津―長浜間を8時間かけて往復し、連絡船の歴史や島の文化などについて解説するガイドも同行する。当時の雰囲気を感じてもらおうと、明治時代に乗船券として使われた木製札がプレゼントされるほか、コアユ、エビ豆など琵琶湖の旬の食材を使った弁当も付く。

■琵琶湖鉄道連絡船就航から130年 滋賀で記念クルーズ(msn産経ニュース)
「明治」味わう 木製乗船札や特製の弁当
 かつて琵琶湖上で大津−長浜間を結んでいた国内初の鉄道連絡船の就航から今年で130年。これを記念したクルージングの運航が10日始まり、大津市浜大津の大津港で出港式が開かれた。当時の木製乗船札を復刻したり、特製の弁当を用意したりして乗客を楽しませている。
 鉄道連絡船は、明治時代に建設途上だった鉄道を補完するための航路。琵琶湖汽船の前身「太湖汽船」が明治15〜22年の5年間、大津〜長浜間を湖上で直通運航していたが、鉄道が開通したため、その役割を終えた。
 同航路の就航から130年を迎えたことから、琵琶湖汽船が記念の運航を企画。平成20年から運航している「ぐるっとびわ湖島めぐり」を記念のクルージングに仕立て、この日から運航を始めた。このコースは、大津港を出発して長浜港を経由し、湖上の沖島(近江八幡市)や竹生島(長浜市)など4島に上陸したりそばを通ったりしながら約8時間の船旅を楽しみ、大津港へ戻る。
 大津港旅客ターミナルで開かれた出港式では、琵琶湖汽船の中井保社長が「鉄道連絡船の就航が、琵琶湖観光のスタート。往時をしのんでクルージングを楽しんでください」とあいさつ。約60人が乗り込み満席となったクルーズ船が、鐘の合図とともに出港した。
 乗船札は県産ヒノキでつくられ、乗客にプレゼントされる。弁当はコアユの天ぷらや日野菜の漬物など県産の食材が使われ、往路の船中で出される。また、琵琶湖の歴史などを解説するガイドも同乗している。
 記念運航は11月30日までの土・日曜と祝日。乗船料は往復8950円(片道料金の設定もある)で予約制。問い合わせは琵琶湖汽船予約センター(電)077・524・5000。

14/05/10

■琵琶湖汽船が特別クルーズ 鉄道連絡船130年記念(京都新聞電子版)
 かつて琵琶湖で長浜−大津間を結んだ日本初の鉄道連絡船が15日に就航から130年となるのを記念し、琵琶湖汽船(大津市)は10日、特別クルーズの運航を始めた。快晴の空の下、初日は一般客や同社関係者60人が乗船し、湖上に浮かぶ島を巡りながら琵琶湖周航の旅を楽しんだ。
 連絡船は1884年5月、当時建設中だった琵琶湖区間の国鉄東海道線の代わりに同社の前身の太湖汽船が鋼鉄船を活用して長浜−大津間で運航を始めた。89年に東海道線が全線開通するまで乗客や貨物を湖上輸送していた。
 特別クルーズは、船上ガイドを同乗させるなど従来の定期運航を充実させた。大津市浜大津5丁目の大津港で開かれた出港式では、琵琶湖汽船の中井保社長が「往時をしのびながら楽しんでほしい」とあいさつ。越直美市長らとともに出港ベルを鳴らした。
 参加者は復刻版の木製乗船札を手に遊覧船に乗り込み、長浜港に向けて出発。船上ガイドの説明を聞きながら沖島や竹生島などを巡り、約8時間かけて大津に戻った。船内では、昼食として記念弁当も出され、小アユの天ぷらや日野菜の漬物など滋賀特産の食材を味わった。大阪府茨木市から訪れた吉田清志さん(70)、文子さん(69)夫妻は「琵琶湖の雄大さをあらためて感じた。波が近くて迫力があったし、ヨシ笛の演奏もいい音色だった」と話した。
 運航は11月30日までの土、日曜と祝日。要予約で、問い合わせは琵琶湖汽船TEL077(522)4115。

■海冷えて初ガツオさっぱり…水揚げ3割止まりも(YomiuriOnLine関西発)
 西日本の太平洋沿岸部で漁のシーズンを迎えた初ガツオが、記録的な不漁に見舞われている。例年より海水温が低いことなどが影響しているとみられ、品薄のため値段は高騰し食卓にも上りにくい状況だ。専門家からは「産卵域にあたる赤道付近で外国の巻き網漁船による漁獲が増え生息数が減っている恐れがある」と、国際的な漁規制の強化を求める声も上がっている。
価格跳ね上がる
 国内有数の水揚げを誇る高知県。拠点の一つ、中土佐町の久礼(くれ)漁港の4月の水揚げ量は14トンと、例年の3割以下に落ち込み、例年だと1キロあたり約600円の価格は1000円前後に跳ね上がった。
 「こんな不漁は経験したことがない。いないカツオを探して燃料代がかさむだけ」と、久礼漁協の溝渕景久(あきひさ)参事は嘆く。5月に入って復調しだしたが、「年間漁獲量は最低になりそう」(県水産試験場)という。
 愛媛県愛南町の深浦漁港でも、4月の水揚げは48トンで昨年(236トン)の2割。和歌山県の串本、すさみ、田辺の主要3漁港でも、3〜4月の水揚げは計約30トンで、例年の約370トンを大きく下回っている。
イベント中止
 すさみ漁港では、4月中旬に開く恒例のかつお祭りを中止するなど、各地のイベントも変更を余儀なくされているが、影響は消費地の小売店にも広がる。
 大阪・梅田の阪神百貨店に入る魚専門店「阪神髭定」では、主力商品のたたき用カツオの入荷は例年の半分ほど。担当者は「旬の魚が目当てのお客さんは多く、初ガツオの品薄は痛手」と口調は重い。価格も例年より2〜3割高いという。
 大阪、和歌山などに172店を持つスーパー・オークワは、例年この時期に入れる初ガツオ売り出しの折り込みチラシを今年はやめた。一方、別の大手スーパーは「遠洋で取れた冷凍ものを仕入れており、目立った影響はない」とする。
熱帯で漁獲増加
 水産総合研究センター国際水産資源研究所(静岡県)によると、原因は二つ考えられるという。
 一つは、日本の南の太平洋の海水温が例年より1〜2度低く、カツオは低温を嫌うため北上が遅れたこと。昨秋、多くの台風が通過して海水がかき混ぜられ、下層から冷たい水が上昇したと考えられるという。二つ目は、中国などの消費が拡大し、熱帯の産卵域で巻き網漁などによる漁獲量が増えて生息数が減っていることだ。
 有識者らでつくる「日本カツオ学会」は資源調査などを行っており、会長の若林良和・愛媛大教授は「国際的な巻き網漁規制の強化に向け、漁業先進国の日本がリーダーシップを発揮する必要がある」と指摘する。
巻き網漁規制は…乱獲防止制限提案へ
 Q 巻き網漁とは。
 A 網を徐々に狭めて魚群を一網打尽にする。伝統的な一本釣りなどに比べ効率的な漁法だが、幼魚も取ってしまうため資源の減少につながると懸念される。
 Q 巻き網漁は広がっているのか。
 A 水産庁によると、赤道付近で操業する巻き網漁船は2013年、17か国・地域の計270隻で、1999年(11か国・地域の計169隻)より大幅に増えた。同庁の分析では、増加した漁船の約6割は中国・台湾系の資本によるという。
 Q 規制する動きは。
 A 日本は96年以降、省資源と一本釣り漁業者に配慮し、赤道付近で活動する国内の巻き網漁船を35隻に制限している。2010年には、資源管理を行う国際機関「中西部太平洋まぐろ類委員会」(WCPFC)に規制を提案した。
 Q 具体的には?
 A 主要メンバーの日本、台湾、米国などは13年、巻き網漁船数を12年末時点の水準に制限する計画を策定することで合意。主導した日本は、今年12月の年次会合に具体的な案を示す考えだ。水産庁は「制限で経済的な影響を受ける他国の説得は容易ではないが、この会合で合意を得て第一歩を踏み出したい」としている。

■嘉田知事不出馬・決断の背景:/中 汚染チップ問題(毎日jp滋賀)
◇処理方法、情報公開せず 信条との相違に苦悩
 「責任を取って辞めろと言われれば、辞めざるをえない」。高島市の琵琶湖畔に放射性セシウムに汚染された木材チップ(木くず)が放置された問題。情報公開に消極的な県の姿勢が住民などから厳しい批判を浴び、嘉田由紀子知事(63)は後に、こう振り返った。
 問題が発覚した昨年9月以降、県の対応は迷走を続けた。12月5日、県は放置に関わった業者が自主撤去する計画を提出したと...

14/05/09

■三日月氏が正式に出馬表明 滋賀県知事選(ChunichiWeb)
 6月26日告示、7月13日投開票の滋賀県知事選で、民主党衆院議員を辞職した三日月大造氏(42)=草津市=が9日、立候補を正式に表明した。
 三日月氏は大津市内で会見し「嘉田由紀子知事がつくってきた草の根自治を継承し、発展させていきたい」と強調。嘉田氏の「卒原発」政策などを引き継ぐことを明言した。
 同日の衆院本会議で議員辞職が認められた。13日にも離党し、無所属で出馬する。今期限りの勇退を決めた嘉田知事が支援する。
 三日月氏は大津市出身で一橋大卒。JR西日本勤務を経て、2003年の衆院選で滋賀3区から初当選し、4期目だった。国土交通副大臣や民主党政調副会長を務めた。
 滋賀県知事選には、元経済産業省官僚で内閣官房参事官を務めた小鑓隆史氏(47)=自民、公明推薦=と、共産党県委員会常任委員の元教諭、坪田五久男氏(55)が立候補を表明している。

■「県政を継承発展」 滋賀県知事選、三日月氏が出馬表明(京都新聞電子版)
 前民主党衆院議員の三日月大造氏(42)が9日、大津市内で記者会見し、滋賀県知事選(7月13日投開票)に無所属で立候補すると正式表明した。嘉田由紀子知事の事実上の後継指名を受けて県政継承を掲げる。政党推薦を要請するかは今後協議するとしている。
 三日月氏は「武村(正義)知事、嘉田知事がつくった滋賀の草の根自治を継承発展させたい」と決意を述べた。重点政策は地域資源を生かした経済活性化と雇用創出、新旧公共交通の充実、流域治水に加え、原発再稼働で立地自治体並みの同意条件を求め、嘉田氏同様に原発に依存しない社会を目指す「卒原発」を挙げた。
 交通政策では米原−京都間の新幹線新駅誘致を盛り込んだ。嘉田氏による栗東新駅建設中止との整合性を問われると「リニア中央新幹線開通を展望した新駅(の必要性)は嘉田知事も言及している」と説明した。
 会見には嘉田氏も同席。選挙への関わり方は「詰めていない」としつつも、三日月氏と握手した写真入りポスターを示し、二人三脚で臨む姿勢を強調した。
 三日月氏は9日の衆院本会議で辞職が許可された。民主党にも離党届を提出している。
 知事選にはこれまで、前内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史氏(47)=自民党、公明党推薦=と共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)=共産党推薦=が立候補表明している。

■滋賀選挙、維新は野党共闘応じず 自公推薦候補を推す(47NEWS)
 日本維新の会滋賀県総支部は9日までに、7月13日投開票の県知事選で、自民、公明両党が推薦する元経済産業省官僚の小鑓隆史氏(47)を地元レベルで推薦する方針を固めた。日本維新幹事長の松井一郎大阪府知事は県総支部に対応を一任する考えで、民主党が模索する野党共闘に応じないことになった。
 民主党は衆院議員を辞職した三日月大造県連代表(42)の本格支援を検討。日本維新県総支部関係者は、三日月氏が3選不出馬を表明した嘉田由紀子知事から事実上の後継指名を受けたことを踏まえ「支援者に嘉田県政への反発がある。三日月氏は民主党色、労組色が強く、支援は難しい」と話した。

■ガソリン5年ぶり高値165円台 レギュラー全国平均(47NEWS)
 経済産業省資源エネルギー庁が9日発表した7日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、1リットル当たり165円10銭で前回調査(4月28日)と比べ30銭上がった。値上がりは2週連続で、165円を超えたのは2008年9月29日以来5年7カ月ぶり。
 調査した石油情報センターによると、元売り各社の卸価格の引き上げに加え、行楽で車の利用が増える大型連休に当てて店頭価格を値上げする動きもあり、一段と高値となった。今後については「横ばい程度で推移する」と予想している。
 都道府県別では、35府県で値上がりした。5都県が横ばいで、7道県が値下がりした。

■ガソリン価格、レギュラー165.1円…2008年9月以来の高値(Responce)
資源エネルギー庁が5月9日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、5月7日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は1リットル当たり165.1円だった。
レギュラーガソリンの全国平均価格が165円を超えたのは、2008年9月の調査以来、5年7か月ぶり。
地域別では、四国で0.7円、近畿で0.5円、中国と九州・沖縄で0.4円、関東で0.3円、東北と中部で0.2円上昇。北海道では0.1円下落した。
ハイオクガソリンは0.4円高の176.0円、軽油は0.3円高の143.5円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、5月9日のレギュラーガソリンの全国平均価格は157.4円/リットル、ハイオクは168.1円/リットル、軽油は134.5円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。 e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■琵琶湖保全に!売り上げ一部寄付(滋賀報知新聞ネット版)
=伊藤園=
◇全県
 伊藤園(本社・東京都)の小林義雄常務取締役は県庁を訪れ、琵琶湖の環境保全を目的とした寄付金九百四十万円の目録を、嘉田由紀子知事に手渡した。
 この取り組みは、関西二府四県における同社商品「お〜いお茶」の売り上げ(一月十五日から三月三十一日)の一部を、県が推進する琵琶湖の環境保全活動の資金として寄附するもので、今年六回目。
 キャンペーン中は、製品パッケージやテレビCМで琵琶湖の環境保全活動をPRするとともに、社員が伊庭内湖周辺(東近江市)のヨシ刈りの体験活動や、琵琶湖周辺の清掃作業に参加した。

■脱原発で知事 細川、小泉氏と連携へ(YomiuriOnLine滋賀)
◇自然エネ推進会議、設立総会に出席
 嘉田知事は7日、大津市内で引退の記者会見を開いた後、上京し、都内で同日夜に開かれた一般社団法人「自然エネルギー推進会議」の設立総会に出席した。同法人は、脱原発を主張する細川護煕、小泉純一郎の両元首相らが発起人に名を連ねている。
 嘉田知事は引退の記者会見の席上、三日月大造氏とともに共同代表を務める政策集団「チームしが」の発足を発表。「チームしが」では、原発事故による琵琶湖の汚染防止や地方の自治権確立などを主要テーマとすることを表明した。
 嘉田知事によると、同法人の設立総会では、細川、小泉両元首相と言葉を交わし、琵琶湖と多数の原発が立地する若狭湾が近い距離にあることが話題に上ったという。
 嘉田知事は「(チームしがと同法人でどのような連携をとるかについて)具体的な話までは至っていないが相乗効果が出るような行動をしたい」と語った。
 嘉田知事は7月に行われる次期知事選に立候補しないことを表明したが、「チームしが」として原発問題では情報発信していく考えを示している。

14/05/08

■嘉田知事、不出馬を正式表明(滋賀報知新聞ネット版)
=三日月衆院議員支援の意向=
◇大津
 嘉田由紀子知事は七日、六月二十六日告示の知事選(七月十三日投開票)について、「県民との約束を実現し、次の世代に種を植えこんだ。知事選には立候補しない覚悟を伝えたい」と、三選不出馬を正式表明した。
 その上で、「政策と人物本位で、(八年間の)県政の中身を評価してもらえるのなら、評価していただける人に託してほしい」と、候補一本化を図ってきた民主党衆院議員、三日月大造氏を支援する意向を示した。
 また、不出馬を決心した背景には、政策研究集団「チームしが」(共同代表=嘉田知事、三日月衆院議員)設立の見通しがついてきたことや、県流域治水条例の成立、三日月氏と原発政策のすり合わせができたことなどを挙げた。
 三日月氏は、「県政を守り引き継ぐかたちで活動することになり、これまで以上の責任をもったと思う。現職の衆院議員の立場の取り扱いを含めて、今日、明日、明後日、責任の果たし方について熟慮し、決断したい」と、嘉田知事の意向を受け入れた。
 嘉田知事は平成十八年、栗東新幹線新駅計画や丹生(長浜市)など六つのダム建設計画、大津市栗原の廃棄物処分場の凍結・見直しなどを訴えて初当選し、政策転換を図った。二期目では、原発が多く立地する福井県の隣県である「被害地元」の立場から「卒原発」を訴え、一昨年末の衆院選で日本未来の党を結成したが、大敗した。(高山周治)

■三日月氏が議員辞職願 民主・川端氏、繰り上げ当選へ(京都新聞電子版)
 7月13日投開票の滋賀県知事選に立候補する意向を固めた民主党の三日月大造衆院議員(42)=比例近畿=は8日、議員辞職願を衆院事務局に提出した。9日午後の本会議で許可される見通し。
 三日月氏は2003年衆院選で滋賀3区から初当選し、現在4期目。国土交通副大臣などを務め、現執行部では副幹事長と国対委員長代理を兼務している。
 3選不出馬を表明した嘉田由紀子同県知事から事実上の後継指名を受け、9日に正式に立候補を表明する。
 三日月氏は辞職願を提出後、報道陣に「県知事選に出馬するために提出した」と話した。同日午後に海江田万里代表と大畠章宏幹事長と党本部で会い、離党届を提出する。
 三日月氏の辞職に伴い、12年衆院選で滋賀1区から立候補し落選した川端達夫元総務相(69)が、近畿ブロックの民主党比例名簿に基づき繰り上げ当選する。
 滋賀県知事選には、前内閣官房参事官の小鑓隆史氏(47)と共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)が立候補表明している。

■民主・三日月氏、議員辞職願を提出 滋賀知事選出馬へ(asahi.com)
 滋賀県知事選(6月26日告示、7月13日投開票)への立候補を検討していた民主党の三日月大造衆院議員(42)は8日午前、衆院議員の辞職願を衆院事務局に提出した。近く本会議で許可され、その後記者会見し、無所属で立候補を表明する。
 三日月氏は衆院比例近畿ブロック選出で、現在4期目。党国会対策委員長代理を務める。現職の嘉田由紀子知事が7日に不出馬を表明した際、三日月氏支援を表明していた。三日月氏は8日午後、民主党の海江田万里代表に会い、支援を要請する。
 三日月氏が失職すると、比例近畿ブロックで次点の川端達夫元総務相が繰り上げ当選する。

■「次世代に種埋めた」 滋賀知事選3選不出馬 嘉田氏表明(TokyoWeb)
 滋賀県の嘉田(かだ)由紀子知事(63)は七日、大津市内で開かれた会合で、二期目の任期満了に伴う七月十三日投開票の知事選に立候補しない考えを正式に表明した。その後、記者会見し、出馬に意欲を示す民主党県連代表の三日月大造衆院議員(42)を事実上、後継指名する考えを示した。
 会合では脱原発などを目標に政治グループ「チームしが」を三日月氏とともに結成したと報告。琵琶湖の環境保全や原発事故対策、新幹線新駅の建設中止を実績として挙げ「県民との約束を実現し、次世代に種も埋めた。立候補しない覚悟を伝えたい」と語った。
 会見では、三選出馬に家族が反対だったとし「災害対応にも気が抜けず、体力面で(三期目任期の)四年間というのは厳しいという認識があった」と話した。
 三日月氏に対し、原発事業者との立地自治体並みの安全協定締結を目指す姿勢を「私以上に踏み込んでいる。頑張ってほしい」と評価。三日月氏は知事選対応について「嘉田県政八年を引き継ぐ形で重い責任を持った。熟慮し、(出馬を)決断したい」と話した。民主党県連幹部によると、近く正式に出馬表明する。
 嘉田氏は国政進出など今後の政治活動について「考えている段階ではない。公務を全うし、八年を振り返る記録をつくるのが私の仕事だと思う」と述べるにとどめた。

■[知事選]嘉田氏3選不出馬表明 達成感と重責の疲れ吐露(YomiuriOnLine滋賀)
 嘉田知事が2期限りで県政から身を引くことを正式に表明した7日、支持者らを前に自らの成果に達成感を示しつつ、重責への疲れもにじませた。県民からは新しい政治手法を評価する声があった一方、7月の知事選に向け、各政党を中心とした対決の構図が固まってきた。(久米浩之、小野圭二郎)
 大津市内で7日に開かれた集会は、県民約200人と50人を超える報道陣が集まった。
 午後1時15分頃、イメージカラーの黄緑色のジャケットで登壇した嘉田氏は、政策協議を続けていた三日月大造衆院議員(42)を伴い、席に着いた。この日の開催が決まった4月末の時点から、進退を明らかにするとしていたが、1時間余、脱ダムや流域治水条例の成立、琵琶湖の生態系保全など、にこやかに、手ぶりを交え、熱く語った。
 「最後に言うべきことを申し上げます」。核心に言及したのは、終了直前だった。一転して厳しい表情になり、時折、言葉を詰まらせ、「知事として全身全霊で務めさせてもらった」と声を振り絞り、締めくくった。
 終了後、来場者から「ありがとう」「お疲れさま」など言葉をかけられると、嘉田氏は涙を流し、握手や抱擁で応じた。
 続いて記者会見した嘉田氏は、決断までの経緯を質問され、「毎晩毎晩、ワインのボトルがたまって……」と職務のストレスをうかがわせる一幕も。今後については「求められればまた大学で教べんを取るかも」と晴れやかだった。
 一方、看板政策の「卒原発」では「電源の代わりはあるが、琵琶湖の代わりはない」と改めて強調。再稼働への同意に関して、福井県など立地自治体と同様の権利を求める意義などを力説した。
◇「安心安全」に実績/方向性不鮮明に政党談話
 嘉田知事の3選不出馬の表明を受け、自民党県連会長の上野賢一郎衆院議員は「2期8年、県政のリーダーを務めたことに敬意を表したい」とねぎらった。一方、経済や教育などに課題を残したと指摘し、「新しいリーダーの下、新しい県政のステージに入れるよう我々も尽力したい」と話した。
 元経済産業省官僚の小鑓隆史氏(47)を擁立している知事選についても、「どんな戦いでも厳しいものになる。新人で知名度もなく、しっかり頑張らないといけない」とした。
 2期8年を通じ、長く協力関係にあった民主党県連の今江政彦幹事長(県議)は、「安心安全のために積み重ねられた嘉田知事の実績を高く評価する」とのコメントを発表。代表の三日月氏は、継承者として知事選出馬を検討しており、「官僚を擁立した政権与党に対し、草の根自治を守る」として、嘉田県政を継続、発展させる立場で臨む考えを示した。
 共産党県委員会の奥谷和美委員長は、嘉田知事について「県政に一定の変化をもたらしたが、最近では方向性や展望が不鮮明」と批判。知事選では同党県常任委員の坪田五久男氏(55)を擁立するが、「有権者は民主も自民も同様と見ているはず。争点がはっきりして訴えやすい選挙になる」とした。

■嘉田知事 3選不出馬 「チーム」設立区切り 滋賀(msn産経ニュース)
三日月氏「9日まで熟慮」
 告示まで2カ月を切った知事選で、嘉田由紀子知事(63)が7日、大津市内で開かれた「嘉田県政を検証する県民の集い」で不出馬を表明。民主党県連代表の三日月大造衆院議員(42)が近く正式に立候補の意向を示す。すでに元内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史氏(47)と共産党県委員会常任委員の坪田五久男(いくお)氏(55)が名乗りを上げており、選挙戦の構図がようやく固まってきた。集いのあと開かれた記者会見での主なやりとりは次の通り。
     ◇
 −−不出馬の決断はいつしたか
 嘉田 「チームしが」設立の見通しが立ったことや、流域治水条例案が3月下旬に議会を通ったことなどが、大きな区切りになった。しかし、3選への期待の声もあったので最終判断は6日。
 −−今後の活動は
 嘉田 原発の代わりはあるが琵琶湖の代わりはない。琵琶湖への放射線リスクを最小化することが国家の合理的な判断。そういう判断をしてもらえるよう、地域から働きかけたい。
 −−実質的に嘉田知事からバトンを引き継ぐ心境は
 三日月 まだ衆院議員という立場もあるので9日まで熟慮し、決断したい。
 −−原発政策についてはどのように合意したのか
 嘉田 三日月さんの政策集に「原発の再稼働時に県として立地自治体並みの同意条件を求める」というものがあった。私自身、関電をはじめ電力事業者と原子力安全協定を結んだが実現できなかった。ぜひ、若い力で交渉してほしい。
 三日月 嘉田知事と何度も協議し、地域を歩く中で、原発の代わりはあるが、琵琶湖の代わりはないということが分かった。原発再稼働時には、福井県だけでなく滋賀県も立地自治体並みの同意条件を求めてほしいという思いを知った。
 −−若い世代に託したいと思ったのはなぜか
 嘉田 知事の仕事は24時間365日気が抜けない。家族の心配や、気力体力が極めて厳しいという自己認識もあった。
 −−三日月氏の支持基盤には電力会社の労組もある
 三日月 支持者によって私の政治行動がゆがめられたことは一切ない。「卒原発」について反発を持つ人はいるかもしれないが、県政を代表する立場としてしっかり取り組みたい。
 −−国政への進出は
 嘉田 今はそういうことは考えていない。まだ公務もあり、必死で走った8年間を振り返り、記録する責務もある。

14/05/07

■嘉田知事3選不出馬:「未来」騒動、痛手に(毎日jp)
 「もったいない」を合言葉に2006年に初当選してから8年。滋賀県の嘉田由紀子知事(63)=2期目=が7日、今夏の知事選に立候補しない考えを表明した。議会や業界の反発に遭いながらもダムや新幹線新駅の中止・凍結などに突き進んだ姿勢は、無党派層などから共感を集めた。しかし、2012年の日本未来の党の結成、分裂騒動で批判を浴びたことが引き金となり、3選出馬の道を断たれた。
 嘉田氏はこの日、民主党県連代表の三日月大造氏(42)らと政策集団「チームしが」の設立集会に出席し、あいさつの最後に知事選への不出馬を切り出した。「8年間の皆さんの支援に感謝します」。言い終わると目に涙を浮かべた。集会後の記者会見では「2期8年が区切りだと思っていた。しかし、『3期目も頑張って』という声が多く寄せられ、ぎりぎりまで迷った」と明かした。
 嘉田氏は06年、与野党相乗りの現職を破り、初当選。10年には民主などの支持も受け、過去最多の約42万票で再選を果たした。
 12年11月には、「卒原発」を旗印に小沢一郎衆院議員らと日本未来の党を結成した。しかし12月の衆院選で党は惨敗し、結党からわずか1カ月で分裂。嘉田氏に対し、党首と知事の「二足のわらじ」への批判が高まった。
 衆院選では、県内4小選挙区で民主現職が自民に全敗した。未来は4小選挙区での候補擁立を見送ったが、比例票を約8万票集め、民主や支持母体の連合から「未来がなければもっと比例復活できた」と恨み節が漏れた。こうした経緯から連合は嘉田氏の3選出馬に否定的な声が上がっていた。
 「気力や体力面で、24時間365日気が抜けない知事をあと4年するのは極めて厳しい」。この日、会見で弱気な一面も見せた嘉田氏。だがその足で東京に移動し、細川護熙、小泉純一郎両元首相が発起人となった「自然エネルギー推進会議」の設立総会に駆け付け、脱原発運動への高い関心をうかがわせた。嘉田氏は「勉強に来た」とだけ述べた。【加藤明子、石川勝義】
◇まだ活躍できる/疲れたのでは
 嘉田由紀子・滋賀県知事(63)が、次期知事選への不出馬を表明し、市民団体や周辺自治体の首長らから、さまざまな声が上がった。

■滋賀県知事選、嘉田氏が3選不出馬 後継に三日月氏(京都新聞電子版)
 滋賀県の嘉田由紀子知事(63)は7日、任期満了に伴う7月の知事選(6月26日告示、7月13日投開票)に関し、「2期8年を区切りとしたい」と述べ、立候補しないことを表明した。民主党衆院議員の三日月大造氏(42)が立候補する方針で、事実上の後継候補として嘉田氏が支援する。
 今回の知事選には、前内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史氏(47)=自民党、公明党推薦=、「明るい滋賀県政をつくる会」が擁立する共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)=共産党推薦=が立候補表明している。三日月氏は9日にも衆院議員を辞職し、正式に出馬表明する見通し。選挙は16年ぶりに全員新人の3氏が争う構図が確定的となった。
 嘉田氏は7日午後、三日月氏と共同代表に就いた政策研究集団「チームしが」発足を発表する集会に臨み、「県民との約束を実現した。政策の発展は若い世代に託したい」と述べた。記者会見では、三日月氏との政策協議の焦点になっていた原発問題に関して、隣接県として立地自治体並みの権限を求めていく方向で一致したことを強調した。
 嘉田氏は京都精華大教授などを経て、2006年の知事選で新幹線新駅やダム建設の凍結・見直しを掲げて初当選。10年には知事選史上最多の約42万票を獲得して再選された。12年の衆院選では知事在職のまま「日本未来の党」を結党して代表に就いたが、惨敗した。今年3月には建築規制を伴う流域治水推進条例を成立させた。
 三日月氏は大津市出身、一橋大経済学部卒。JR西日本、松下政経塾を経て2003年衆院選で滋賀3区に立候補して初当選し、4期目。7日の集会では「嘉田県政の発展、継承のため、チームしがで多くの県民と運動を進めたい」と県政継承への意欲を示した。

■嘉田氏、3選不出馬を正式表明=民主・三日月氏、態度表明へ−滋賀知事選(jiji.com)
 滋賀県の嘉田由紀子知事(63)は7日午後、大津市内で開いた政策研究集団「チームしが」の結成式で、任期満了に伴う知事選(7月13日投開票)について「立候補しない」と述べ、3選不出馬の意向を正式表明した。その上で、「嘉田県政を評価する若い人に託したい」として、政策集団の共同代表で、同知事選への出馬に意欲を示す民主党県連代表の三日月大造衆院議員(42)の支援に回る考えを示唆した。
 この後、三日月氏と共に記者会見し、不出馬の理由に関し、政策集団の結成や自身の看板政策である流域治水条例の制定を挙げ、「大きな区切りになった」と語った。三日月氏は「現職衆院議員という立場の取り扱いも含め、責任の果たし方について、きょう、あす、あさって、最終熟慮して決断したい」と述べ、一両日中にも態度表明する意向を示した。
 一方、細川護熙、小泉純一郎両元首相が脱原発推進を目的に7日結成する「自然エネルギー推進会議」との関わりについて、嘉田氏は「私は足元から草の根で原発に関する運動をやってきたので、細川氏、小泉氏にも伝えたい」と強調。同時に、「(同会議が)どういうグループで何をやろうとしているのか十分情報がないので、きちんと見極める」とも述べ、知事選での連携の可否などを見極めたい考えを示した。
 同知事選には、いずれも無所属で自民、公明両党が推薦する元経済産業省官僚の小鑓隆史氏(47)と、共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)が立候補を表明している。

■嘉田由紀子・滋賀県知事が3選不出馬を表明(YomiuriOnLine)
 滋賀県の嘉田由紀子知事(63)は7日、大津市内での集会で、「次の知事選には出馬しません」と述べ、2期で引退する意向を正式に表明した。
 出馬を検討している民主党県連代表の三日月大造衆院議員(42)を支援する。
 嘉田氏は環境社会学の研究者から転身し、2006年の知事選で初当選。再選を目指した10年の選挙では同知事選では過去最多の約42万票を獲得し、再選された。
 12年の衆院選では「日本未来の党」を結成し、知事のまま代表に就任。小沢一郎衆院議員とタッグを組み、段階的に原子力発電から脱却していく「卒原発」を訴えたが、惨敗した。
 次期知事選(6月26日告示、7月13日投開票)には、自民、公明両党が推薦する経済産業省出身の小鑓(こやり)隆史氏(47)と、共産党が推薦する同党県常任委員の坪田五久男氏(55)が、それぞれ無所属での立候補を表明している。

■滋賀の嘉田知事、3選不出馬 今後も脱原発訴える(asahi.com)
 滋賀県の嘉田由紀子知事(63)は7日、大津市内の集会で、次期知事選(6月26日告示、7月13日投開票)に立候補しないことを表明した。嘉田氏は現在2期目。立候補に意欲を示す民主党県連代表の三日月大造衆院議員(43)と脱原発を進める政策で合意しており、三日月氏を支援する。
 三日月氏とは6日、代替エネルギーを導入することで原発ゼロを目指す「卒原発」や、再稼働の際に滋賀県にも「立地自治体並み」の同意を関西電力などに求めることで一致。新たな政治集団「チームしが」を結成し、脱原発を目指して元首相の小泉純一郎氏や細川護熙氏が結成する一般社団法人「自然エネルギー推進会議」とも連携する。嘉田氏は取材に対し「『脱原発』を知事としてではなく外から訴えたい」などと述べた。
 嘉田氏は2006年、無所属で立候補し、当時の現職を破り初当選。10年には同県知事選で最多の41万票を集め再選。12年に小沢一郎氏らとともに「日本未来の党」を結党し代表に就任したが、直後の衆院選で惨敗し、代表を辞任した。
 次期知事選には、自民、公明推薦の元経済産業省官僚の小鑓(こやり)隆史氏(47)、共産推薦の党県委員会常任委員の坪田五久男氏(55)が立候補を表明している

■嘉田滋賀県知事が3選不出馬表明 民主・三日月氏を後継指名(47NEWS)
 滋賀県の嘉田由紀子知事(63)は7日、大津市内で開かれた会合で、2期目の任期満了に伴う7月13日投開票の知事選に立候補しない考えを正式に表明した。その後、記者会見し、出馬に意欲を示す民主党県連代表の三日月大造衆院議員(42)を事実上、後継指名する考えを示した。
 会合は三日月氏と結成した新たな政治グループ「チームしが」に関し、目的や活動内容を県民に報告するのを目的に開催。嘉田氏は「県民との約束を実現し、次の世代に種も埋め込んだ。立候補しない覚悟をみんなに伝えたい」と語った。
 知事選対応について会見で「三日月氏との政策の擦り合わせが定まった」と述べた。

■滋賀県、嘉田知事が不出馬表明 三日月氏を後継指名(京都新聞電子版)
 滋賀県の嘉田由紀子知事(63)は7日、大津市内で開かれた会合で、2期目の任期満了に伴う7月13日投開票の知事選に立候補しない考えを正式に表明した。その後、記者会見し、出馬に意欲を示す民主党県連代表の三日月大造衆院議員(42)を事実上、後継指名する考えを示した。
 会合は三日月氏と結成した新たな政治グループ「チームしが」に関し、目的や活動内容を県民に報告するのを目的に開催。嘉田氏は「県民との約束を実現し、次の世代に種も埋め込んだ。立候補しない覚悟をみんなに伝えたい」と語った。
 知事選対応について会見で「三日月氏との政策の擦り合わせが定まった」と述べた。

■嘉田氏3選不出馬、午後表明 三日月氏と連携(京都新聞電子版)
 滋賀県の嘉田由紀子知事(63)は7日までに、2期目の任期満了に伴う7月の知事選(6月26日告示、7月13日投開票)に立候補しないことを決めた。7日午後に表明する。嘉田知事は、立候補の意向を示している民主党衆院議員の三日月大造氏(42)と政策研究集団「チームしが」を同日発足させ、連携して知事選に臨む。
 嘉田知事は7日朝の県幹部会で「不出馬を決意しました」と伝えたという。
 嘉田知事は、京都精華大教授などを経て、2006年知事選に立候補。新幹線新駅やダム建設の凍結・見直しを掲げ、自民や民主、公明が相乗り推薦した現職候補を破って初当選した。10年には知事選史上最多の約42万票で再選された。12年衆院選では知事在職のまま「日本未来の党」を結党。代表に就いて「卒原発」を訴えたが大敗し、党を離れた。
 今年3月には、ダムだけに頼らない治水に向けて建築規制を伴う流域治水推進条例を成立させるなど、これまでの知事選で掲げた政策の実現に一定のめどがつき、2期8年で区切りとする判断をした。
 今回の知事選には、前内閣官房参事官の小鑓(こやり)隆史氏(47)=自民党、公明党推薦、「明るい滋賀県政をつくる会」が擁立する共産党県常任委員の坪田五久男氏(55)=共産党推薦=が立候補表明している。

14/05/06

■クルーズ拡充や木製乗船札復刻 就航130年で琵琶湖汽船(京都新聞電子版)
 琵琶湖汽船(大津市)は、日本初の鉄道連絡船の就航から今年で130年を迎えることを記念し、5月10日から当時の木製乗船札を復活させるなど特別企画を始める。
 同社の前身の太湖汽船が1883年、長浜−大津間で鉄鋼船「第一太湖丸」「第二太湖丸」を就航させた。翌年5月に、長浜−敦賀、長浜−大垣両区間で鉄道が開通し、日本初の鉄道連絡船としての運航が始まった。
 記念企画では、2008年から始めた沖島や竹生島、多景島に上陸しながら長浜−大津間を縦走するクルーズ「ぐるっとびわ湖島めぐり」の内容を拡充し、明治時代に使われた木製乗船札の復刻版(縦9センチ、横3センチ、厚さ5ミリ)を乗船客に贈る。さらに、期間中は琵琶湖の旬の食材を取り入れた記念弁当を提供するほか、琵琶湖にまつわるさまざまな話題を船上で紹介する案内人が同乗するなど、湖上の旅を盛り上げる。
 5月10日〜11月30日の土、日、祝日。予約制で往復コースは大人8950円、小学生以下6020円(弁当代など含む)。問い合わせは同社TEL077(524)5000。

14/05/03

■カツオ水揚げ依然少なく 串本漁港(紀伊民報AGARA)
 和歌山県内でかつてないほどの不漁に見舞われているカツオが、串本町串本の串本漁港でようやく少しまとまった量が水揚げされ始めた。しかし、例年と比べるとまだまだ少なく、関係者は「これから水揚げが増えてくればいいが」と話している。
 カツオは、黒潮に乗って北上する3月から5月に水揚げの最盛期を迎えるが、かつてないほどの不漁となっている。県水産試験場(串本町串本)によると、黒潮源流域のフィリピン沖での巻き網漁による大量捕獲や、水温の低下がカツオの北上に影響したことなどが原因ではないかと考えられるという。
 和歌山東漁協によると、ことし3月の水揚げ量は計約5トン。例年並みだった前年同月は約98トン。最近になって4月27日3トン、28日1・4トン、30日1・1トンと、1トンを超える日がようやく出てくるなどし、4月は計約14トン。しかし、例年並みだった前年同月の約190トンと比べると大幅に少なく、3月と4月の水揚げ量は、過去にないほど少ないという。
 5月に入ってからは1日に4トン、2日に2・3トンの水揚げがあり、まとまった量が水揚げされ始めたが、例年だと水揚げのピークを迎えるゴールデンウイーク(GW)期間中は、1日平均約20トンの水揚げがあるという。
 1キロ当たりの浜値は、ことし3〜4月が1400〜3500円。量が少ないため高騰し、最高値は例年より千円ほど高かった。現在は850〜2500円。例年、GW期間中はまとまった量の水揚げがあるため浜値が下がる傾向にあるが、ことしはまだ水揚げが少ないため、最高値は例年より3割ほど高くなっているという。現在の漁場は串本近海で、サイズは1・5〜2・4キロ。多い時は200〜250隻が出ており、串本の他、御坊市や三重県、四国などの船もあるという。
 漁法は、串本町が発祥とされ、船を走らせながら疑似餌で一本釣りする「ケンケン漁」がほとんど。当日捕れた限られたサイズのカツオをその場で生け締めにするなどし、仲買人が選別し認証シールを貼って「しょらさん鰹(カツオ)」のブランドで売り出している。

■ガソリン高:連休に痛手、5年半ぶり164円(毎日jp)
◇ウクライナ情勢の緊迫と消費増税で
 ガソリンの小売価格が5年7カ月ぶりの高値となっている。ウクライナ情勢の緊迫化に伴う原油価格上昇の影響に加え、4月の消費増税が価格の引き上げにつながっているためだ。大型連休中は車の利用増を見据え、ガソリン価格はいっそう上昇する傾向にあり、帰省や観光でマイカーを利用する人には痛手となりそうだ。【安藤大介】
 経済産業省資源エネルギー庁が発表した先月28日現在のレギュラーガソリンの小売価格(全国平均)は1リットル164.8円で、08年9月以来の高水準となった。昨年4月末の153.2円から比べると10円以上も上がっている。40リットル給油すれば昨年より464円の出費増となる。
 ガソリン価格上昇の要因は、原油価格上昇で石油元売り各社が卸売価格を引き上げたことが大きい。さらに、大型連休を控えた特殊事情もある。ある石油業界関係者は「ガソリンの小売業者は地域競争が厳しく、仕入れ価格が上がっても、なかなか価格転嫁できない。慢性的な利益減に苦しむ中、大型連休を控えた需要のピーク期は値上げに動く業者が多い」と話す。
 4連休を控えた2日、各地のガソリンスタンドは給油しようという客で混雑した。しかし苦い顔のドライバーも少なくない。千葉県市川市のガソリンスタンドで給油していた30代の主婦は「一気に価格が高くなった感じだ。渋滞に巻き込まれてガソリンを無駄遣いするのも嫌だし、公共交通機関を使った方がいいかと思う」と話した。
 川崎市のガソリンスタンド、中央石油矢上サービスステーションの価格は1リットル150円台。地域競争が激しいことから全国平均より低いが、消費増税分を上乗せしたこともあり、価格は3月より上がっている。井ノ口滋誉所長(34)は「値上げは消費税のせいだから仕方ない、と納得してくれるお客さんが多い」と話し、値上げ後も利用客数は変わらないとする。
 石油情報センターによると、ウクライナ情勢が沈静化せず、原油価格は引き続き上昇傾向にある。ただ、為替がやや円高に振れていることもあり、「ガソリン価格は来週もほぼ横ばいに推移するのではないか」と見ている。
◇ガソリン価格
 ガソリンは輸入原油から精製され、石油元売り業者からガソリンスタンドに卸される。このため、ガソリンの小売価格は、原油の輸入価格や、石油元売り業者の卸売価格の変動が影響するほか、ガソリンの需給動向や近隣店舗との競争状況などにも左右される。
 石油情報センターによると、現在の小売価格の平均的な価格構造は、原油費42%、精製費8%、流通費8%、税金42%で、原油費が価格に与える影響は大きい。税金については、1リットル当たりでガソリン税53.8円(揮発油税48.6円、地方揮発油税5.2円)、石油石炭税2.54円のほか、消費税8%がかかる。今年4月に消費税が3%、石油石炭税が0.5円それぞれ上がり、税金負担分が増加した。

14/05/01

■嘉田知事が参加前向き 小泉・細川元首相の原発ゼロ会議(ChunichiWeb滋賀)
 嘉田由紀子知事は三十日の定例会見で、小泉純一郎、細川護熙(もりひろ)両元首相が設立予定の「原発ゼロ」を目指す一般社団法人「自然エネルギー推進会議」について「参加の方向で検討している」と述べ、前向きな考えを示した。複数の関係者によると、嘉田知事は会議が発足する七日の夜、東京都内で小泉、細川両氏と懇談する予定。
 友人で歌手の加藤登紀子さんが推進会議への参加を決め、嘉田知事にも呼び掛けたという。嘉田知事は「(団体の)中身が見えていないので(参加の)決定はしていない」とした上で「地方自治を担ってきた立場から、琵琶湖を抱える『被害地元』の知事として無謀な原子力政策を進めてほしくないと訴えたい」と述べた。
 嘉田知事は七日昼、民主党県連代表の三日月大造衆院議員らと政策研究集団「チームしが」を発足させ、七月十三日投開票の知事選に向けた進退を表明する予定。ただ双方の関係者によると、原発政策をめぐり調整が難航している。
 推進会議は、地方選で脱原発候補の支援も視野に入れる方針。進退が注目される嘉田知事は「(出馬、不出馬)双方の可能性を熟慮中」と述べるにとどめた。(山内晴信)

■滋賀・琵琶湖新機構が発足 委員長に副知事(京都新聞電子版)
 琵琶湖に関する課題の研究から対策の立案までを分野横断的に進める滋賀県の「琵琶湖環境研究推進機構」が、このほど発足した。八つの試験研究機関が連携し、関連部署の幹部が運営に関わって施策につなげる態勢をとる。5月20日に初の本部会議を開き、第1弾のテーマである「在来魚のにぎわい復活」に向けて始動する。
 琵琶湖では行政や県民による環境保全活動の成果で水質が改善された半面、在来種の魚介類の漁獲量が減るなどの課題が出ている。単独の研究機関では対応に限界があり、機構では生態系全体をとらえて現状分析や課題の整理を進め、具体策を打ち出す目的で研究を進める。
 機構は4月25日付で発足し、県琵琶湖環境科学研究センターや琵琶湖博物館、水産試験場など環境や工業、農林水産業関係の8機関でつくる。本部会議は西嶋栄治副知事を委員長とし、琵琶湖環境部など関連する四つの部の部長、8機関の機関長ら計16人で構成する。同センターの内藤正明センター長、琵琶湖博物館の篠原徹館長、滋賀県立大の大田啓一学長が顧問に就き、助言する。
 20日の本部会議以降、課題の確認や具体的な研究の進め方を話し合う。嘉田由紀子知事は「全国でも先駆的な取り組みになる。大いに期待したい」としている。

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