琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2012/07)

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12/07/31

■湖国のソウルフード「本漬け」(YomiuriOnLine滋賀)
◇彦根の加工場フナずし作り
 県の名産、フナずしの「本漬け」作業が最盛期を迎えている。漁業者や水産加工業者らが汗をにじませながら、春に塩漬けした子持ちのニゴロブナを、近江米のご飯に漬け込んでいる。8月上旬まで続く。
 発酵食品のフナずしは、暑さが厳しくなる土用の丑(うし)の日前後に漬けることで、乳酸菌の働きが活性化して皮や骨が軟らかくなり、うまみが増す。本漬けは、ニゴロブナの塩を取り、桶(おけ)の中に並べてご飯と交互に重ね、蓋の上に重しを載せて寝かせる。
 彦根市後三条町の木村水産の加工場では、従業員が連日、午前6時30分から作業していて、70キロ入りの桶(直径、深さ各約50センチ)に150匹を7〜8層重ねている。今年は2トンを仕込むという。正月頃には食べられるが、同社では1年間漬けるという。木村昌弘専務(51)は「整腸作用があり、滋賀県民の古来の知恵が詰まった健康食品。うまい物を作りたい」と話している。

■西大津バイパス、藤尾北ランプの閉鎖解除(京都新聞電子版)
 近畿地方整備局滋賀国道事務所は31日、通行禁止としていた大津市横木2丁目の国道161号西大津バイパス藤尾北ランプ(京都方面入り口)の規制を8月1日午後5時に解除する、と発表した。
 同ランプは道路工事に伴い6月5日から閉鎖されていた。同事務所によると、当初は8月31日まで閉鎖する予定だったが、予想以上に工事が早く終わったという。一部工事が残っているため、2〜3日(午前9時〜午後6時)は追い越し車線を約100メートル規制する。

■カナダモ:浮御堂スッキリ 大津衛生社が除去(毎日jp滋賀)
 浮御堂近くの琵琶湖岸で30日、近くの清掃会社「大津衛生社」の社員12人が湖中の藻の除去作業を行った。
 外来種のカナダモが大量発生した4年前、流れ藻が湖岸に打ち寄せ、腐って悪臭を発した。同社の伊東竜成社長(35)が「せっかくの観光名所を悪臭で台無しにしたくない」と思いついた。以来、毎年7〜9月の月1回、社員を集めてボランティアに取り組んでいる。
 この日は午前8時半から約3時間半活動。手作りの網も使い、約1・5トンのカナダモを除去した。昨年も参加した濱田裕(ゆたか)さん(31)は「少しずつ琵琶湖がきれいになっていると感じます」と話していた。【村山豪】

■長浜・北びわ湖大花火大会:夜空彩る戦国絵巻 来月6日、5000発(毎日jp滋賀)
 長浜市は、今夏復活する「長浜・北びわ湖大花火大会」(8月6日)を初めて琵琶湖上の台船から打ち上げると発表した。市内広域で開催中の「長浜・戦国大河ふるさと博」とも連携し、約5000発の花火で夜空に色鮮やかな戦国絵巻を描く。
 大会は6日午後7時半〜同8時15分。長浜港(同市港町)の沖合200〜300メートルの台船4隻から連続花火「スターマイン」などを打ち上げる。第1幕「いざ、出陣!」から始まり、フィナーレの第6幕は「湖上の出世城」。秀吉の出世城・長浜城にあやかり、湖上に黄金色に輝く城を浮かび上がらせるという。
 当日は長浜港周辺を交通規制し、無料観覧エリアを豊(ほう)公園に設ける。長浜港湾一帯の有料観覧席は一般席500円(3歳以下無料、1万2000席)、椅子席1000円(2000席)。前売り券を市内のコンビニや観光案内所などで販売中。大会実行委は「昼間は『ふるさと博』、夜は戦国花火を満喫して」と呼びかけている。実行委(0749・62・4111)。【桑田潔】

■カワウ減少、04年以降最少 県内生息数(ChunichiWeb滋賀)
 県内に生息するカワウの数は、今年五月時点で八千百六十五羽となり、統計を取り始めた二〇〇四年以降、最も少ないことが県と関西広域連合の調べで分かった。捕獲などの個体数抑制対策が進んだためとみられ、植生の改善などの効果も上がってきている。
 県が、三十日に開いたカワウ総合対策協議会で明らかにした。
 カワウの生息数は、空気銃や散弾銃による捕獲や花火での追い払いなどの対策を進めた結果、最多だった〇四年の四万七百七十二羽から、七年後の一一年には、三分の一以下の一万二千四百十五羽にまで減っていたが、さらに下回った。
 カワウの害に悩まされていた地域では、生息数の減少とともに、徐々に元の環境が戻りつつある。カワウの大量のふんで土壌が酸性化し、樹木の立ち枯れが問題になっていた竹生島(長浜市)では、はげ山状態だった山に、低木が生い茂るようになった。
 ただ、竹生島から近い長浜市の奥の洲では、個体数が昨年五月の六百三十二羽から、今年は千四百八十四羽に急増しており、県などは、さらなる対策が必要と考えている。(中尾吟)

■水上バイク衝突/虚子の句碑折る(asahi.com滋賀)
【浮御堂そば/地元有志が建立】
 30日午後1時半ごろ、大津市本堅田1丁目の琵琶湖で、湖上に立つ御影石製の高浜虚子の句碑(高さ約1.5メートル、幅約20センチ)に2人乗りの水上バイクが衝突。運転していた京都市左京区の会社員男性(39)と、同乗の京都市下京区のアルバイト女性(32)が軽傷を負い、句碑も根本付近から折れた。
 大津北署によると、句碑は近江八景の一つ「浮御堂」から北東約20メートルの場所にあり、水上バイクは句碑の土台に乗り上げるようにして衝突し、そのまま立ち去った。約30分後、署員らが約3キロ離れた雄琴港で2人を見つけ、病院に搬送した。男性は水上バイクの運転に必要な免許を持っていないと話しており、署が船舶職員及び小型船舶操縦者法違反の疑いで調べている。
 句碑は、地元の俳句同好会によって1952年ごろに建てられ、「湖もこの辺にして鳥渡る」の虚子の句が刻まれていた。県俳句連盟代表幹事の石川孝さん(75)は「地元の俳人が大切にしてきた碑だったので残念」と話した。

12/07/30

■水上バイク、句碑に衝突 高浜虚子の顕彰折れる(京都新聞電子版)
 30日午後1時半ごろ、大津市本堅田1丁目の沖合の琵琶湖で、水上バイクが石製の句碑に衝突した。操縦していた京都市左京区の男性会社員(39)と、同乗の下京区の女性(32)が打撲などの軽傷。句碑は根元から折れた。
 大津北署によると、句碑は浮御堂(満月寺)から北東約20メートルにあり、高さ約1・5メートル。1952年に地元の俳人たちでつくる「堅田ホトトギス会」が、高浜虚子の句「湖も この辺にして 鳥渡る」を顕彰して建てたという。
 同署によると、操縦していた男性は無免許だったと話しているという。
 折れた句碑を見た同会の石川孝会長(75)は「全国で唯一の湖中の句碑。近づくこと自体が非常識だ」と憤った。

■外来魚駆除:ボランティアが作業−−亀山・沈砂池(毎日jp三重)
 亀山市のボランティアグループ「水辺づくりの会 鈴鹿川のうお座」(栗原勉会長)の会員たちが28日、同市小野町の沈砂池で外来魚の駆除をし、約1000匹のブラックバスとザリガニを捕獲して処分した。
 うお座は、外来魚がコイやフナなどの在来魚の稚魚を食べるため、市などから依頼を受け駆除している。沈砂池には、これまでの調査でブラックバスなどが繁殖していることが分かったため、池を所有する市の許可を得て実施したという。
 この日は、栗原会長ら会員5人が動力ポンプで周囲約500メートルの池の水を抜いた後、泥水に腰までつかって、稚魚や成魚を捕獲した。コイなどは池の横を流れる桜川に放し、ブラックバスなどは処分した。【大原隆】

■暑さ何のこげこげペーロン(asahi.com滋賀)
【高島の琵琶湖岸】
 高島市今津町南浜の琵琶湖岸で29日、恒例のペーロン大会があった。30度を超す猛暑をはねのけ、参加者たちは懸命にオールをこいでいた。
 21回を迎えた今回からはレース性も重視し、これまでの親睦中心の「フレンドシップの部」に21チームが参加したほか、順位を競う「チャンピオンシップの部」に13チームが名乗りをあげた。経験者が多いとはいえ、往復600メートルのコースは体力勝負。後半、オールがそろわなかったり、かじ取り操作が思うにまかせず、蛇行したりするチームもあった。

12/07/29

■企画展:連絡船就航130年 湖上交通と鉄道の歴史−−長浜・歴史博物館(毎日jp滋賀)
 明治時代に近代化した長浜の湖上交通と鉄道の歴史をたどる企画展「湖の船が結ぶ絆−鉄道連絡船と汽船の時代−」が長浜市公園町の長浜城歴史博物館で開かれている。9月2日まで。
 今年は、1882(明治15)年の長浜駅舎開業▽敦賀〜長浜の鉄道敷設▽長浜から大津方面への鉄道連絡船の就航から130年にあたる。同展ではその記念事業として、江戸時代に栄えた「長浜湊」が明治期に入り、鉄道との連結でさらに栄えた歴史を紹介。コーナー「丸子船から汽船の時代へ」「鉄道の敷設と長浜湊」「運送店の繁栄」の展示22点で、連絡船と直結した長浜駅舎、鉄道の発展、変遷史も紹介している。
 「長浜汽船湖東丸図」(同館蔵)は、連結前の1878(明治11)年に建造された蒸気船「湖東丸」(木造25トン)の錦絵。窓から外を見る乗客や手をかざして前方を見る水夫などが生き生きと描かれ、船中の活気を感じさせる作品。

12/07/28

■巨大キハダマグロ釣り上げ日本記録あと2キロ及ばず−鳥羽ビルフィッシュトーナメント(伊勢志摩経済新聞)
 100キロ以上のカジキなどを狙うゲームフィッシング「鳥羽ビルフィッシュトーナメント国際大会」が7月28日・29日、鳥羽沖の太平洋一帯の海域で繰り広げられている。初日の28日、キハダマグロの日本記録が10年振りに更新されるか?と期待されたがあと2キロ及ばなかった
 今年で16回を数える同大会、一昨年には60本以上のカジキが釣り上げられた。今年も初日から、5本のクロカワカジキ(ブルーマリーン)を釣り上げ幸先のいいスタートを切った。帰港した船からカジキが吊り上げられると、居合わせた見物客から驚きの声が上がっていた。
 日本記録更新が期待される巨大キハダマグロを釣り上げたのは広島県福山市から参加の「True Blue FC」(キャプテン=長鋪毅一郎(ながしききいちろう)さん)チーム。同大会の山本光平審査委員長が「現在のキハダマグロの日本記録、ラインクラス24キロ(50Lb)は1995年と2002年に出した69キロ。もし69キロよりも重ければ日本記録更新となる。10年振りの快挙だが、はたして?」と説明後、計測。
 「結果は、重量67.4キロ(全長170センチ、胴回り98センチ)。日本記録にはあと2キロ及ばなかった」と残念がった。アングラーの井上一成さんは「僕は今年6月にビルフィッシュデビューしたばかりで、この間にクロカワカジキを4本上げ、チームでは『ラッキーボーイ』と呼ばれている(笑)。今回のキハダは釣り上げるまでに約1時間20分かかった。160キロのクロカワを釣った時よりも難しかった」と感想を漏らした。
 同大会は、JGFA(ジャパンゲームフィッシング協会)会員が3人以上がチームの参加条件で、釣ったカジキの重量とラインクラスハンディ(釣り糸の太さ)、タグアンドリリース(釣った魚に標識を打ち放流)などのポイントルールを計算しながら2日間のポイントの合計で優勝を競い合う。
  「True Blue」のキャプテンで JGFAの会長も務める長鋪さんは「鳥羽は梅雨が明ける時期で季節もよく、太平洋沖の潮もよく、最高の大会。一昨年のように爆釣になることもあるので、大物ヒットに期待ができる」と話す。
 初日の釣果は、5本のクロカワカジキ(うち2本がタグアンドリリース)と1本のキハダマグロ。愛知県小牧市の「フォーエバーローリン」(キャプテン=野中敬士さん)は重量110.4キロ、全長311センチ、胴回り110センチのクロカワカジキをラインクラス24キロ(50Lb)で釣り上げた(アングラー=渡辺幸雄さん)。暫定1位は、クロカワカジキをラインクラス24キロ(50Lb)でタグアンドリリースした愛知県名古屋市の「タイ」(キャプテン=石川三紘さん)。

■琵琶湖上で一夜「カジノ」 ビアンカで31日体験イベント(京都新聞電子版)
 琵琶湖最大の客船「ビアンカ」に本格的なルーレット台などを特設し、カジノを疑似体験する催しが31日にある。琵琶湖上で初の試み。カジノ誘致には大阪府が積極姿勢を見せるなど賛否があるが、「琵琶湖でも実現可能という議論のたたき台にしたい」(中井保・琵琶湖汽船社長)という。
 1990年に就航した「ビアンカ」は今春に改装し、立食パーティー式で250人が入れる大フロアを新設した。31日は、カジノ文化普及を進める東京の専門会社からルーレットやブラックジャック、バカラの台を借り、大フロアに設置。トランプを配るプロのディーラーも招く。
 金銭を賭ける賭博場としてのカジノは国内では刑法で禁じられている。大阪や東京など一部都府県は、国内外からの観光客誘致を狙って国に解禁を求め、関西広域連合でも議論が行われている。滋賀県の嘉田由紀子知事は慎重姿勢を示しつつ、県議会で「(青少年への悪影響など)多方面からの議論、検討が今後必要」と答えている。
 中井社長は「米国ではビアンカぐらいの大きさのカジノ船が運航され、にぎわっている。琵琶湖でも設備的にはカジノを開くことは可能で、船上だと周辺への影響も少ない。観光客を呼ぶ方策として議論のきっかけになれば」と話している。
 31日午後7時に大津港出発。カジノの歴史やルールの説明の後、チップ(換金不可)が配られ、湖上をクルーズしながらゲームを楽しむ。午後9時まで。食事や飲み物付きで乗船費1万円。申し込みは30日までに同社TEL077(522)4115。

12/07/27

■琵琶湖にアオコ一号 昨年より2日早く(京都新聞電子版)
 滋賀県は27日、草津市の烏丸半島北側の琵琶湖で、今年初めてアオコの発生を確認したと発表した。午前10時過ぎ、パトロール中の県琵琶湖環境科学研究センター職員が発見した。長さ3メートル、幅20メートルにわたり、緑色の膜状のアオコがうっすらと水面を覆っている。
 アオコは例年7月下旬〜8月上旬に発生。1983年に初めて琵琶湖で発生が確認されて以降、84年を除いて毎年確認されている。これまでで最も早かったのは2008年の7月23日。昨年は29日だった。

■夜の車上狙い急増/県警が犯罪多発注意報(asahi.com滋賀)
 県警は26日、大津市や栗東市、守山市などの県南部で車上狙いが急増していることから、福本茂伸本部長名で「犯罪多発注意報」を発令した。夜間にマンション駐車場が狙われることが多いことから、パトロールを強化するなど警戒し、注意を呼びかけている。
 生活安全企画課によると、大津市と県南部では今月に入り、25日現在で車上狙いが84件発生。前年より35件増えている。20日は14件、24日には18件の車上狙いが発生。今年1〜6月の被害件数は計373件に達し、前年より108件も増えた。
 アパート・マンションの専用駐車場や、周辺の月決め駐車場が狙われ、夜間の犯行が多い。日中は大型量販店の駐車場が狙われるケースも目立つ。車の後部の窓ガラスを打ち破り、現金や財布を盗む手口が6割を占める。県警は、車内に貴重品を置かないよう注意を呼びかけている。

■県水産試験場:場内を一般公開 あす、無料で−−彦根(毎日jp滋賀)
 彦根市八坂町の県水産試験場は28日午前10時〜午後4時、場内を一般公開する。「来て、見て、知ろう、水産試験場!!」と銘打ち、今年で14回目。予約不要で入場無料。
 同試験場の研究成果の発表のほか、ニゴロブナ、ホンモロコ、ビワマスなど約40種の琵琶湖の魚や貝類を紹介する「ミニ水族館」▽魚つかみ体験コーナー▽試験場の調査船「琵琶湖丸」の乗船見学−−など、子どもも楽しめるイベントで来場者を迎える。
 マスの塩焼き、コアユの浜煮の試食などもあり、マスは500匹分を用意。先着順で整理券を配布する。問い合わせは同試験場(0749・28・1611)。【松井圀夫】

■東京に琵琶湖の「参加型移動博物館」を開設=滋賀県(jiji.com)
 滋賀県立琵琶湖博物館は26日、「参加型移動博物館」を東京・千代田区のニッセイ・ライフプラザ丸の内みらいフォレストに開設した。琵琶湖や周辺地域の歴史、自然環境に理解を深めてもらうための施設で、関西以外での開設は初めて。日本最大級の淡水魚ビワコオオナマズのはく製などが展示され、博物館の学芸員によるセミナーも開催される。展示は8月4日(日曜日は休み)まで。
 同日はオープニングセレモニーが開かれ、嘉田由紀子滋賀県知事と県の観光キャラクター「タボくん」がPRを行った。同知事は、「(上野の)寛永寺は比叡山延暦寺にならって建立され、不忍池は琵琶湖として見立てられているように、東京と滋賀はゆかりがある。今回の移動博物館をきっかけとして、より多くの方に琵琶湖を知っていただきたい」と意気込みを話した。【もぎたて便】

12/07/26

■東京・丸の内で琵琶湖を学ぼう 滋賀県(47NEWS)
 東京駅丸の内北口前のニッセイ・ライフプラザ丸の内で、7月26日から8月4日まで滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)の移動博物館「琵琶湖がやってくる!〜もっと知ろう!日本一の湖〜」が開催されている。
 ふだんは生命保険の相談などに使っているスペースだが、日本生命の創立者は滋賀県出身で「近江生命」という名前にする案もあったというほど滋賀県と縁があり、関西の外では初の移動展開催が実現。フロアには大きな琵琶湖の航空写真が貼られ、古代のゾウの足跡のレプリカ、日本最大級の淡水魚ビワコオオナマズの剥製など多彩な展示が並ぶ。博物館の学芸員がセミナーを開くなど「夏休みの自由研究にはうってつけ!」の内容だ。
 オープニングセレモニーでは嘉田由紀子滋賀県知事が、琵琶湖の美しさにひかれて埼玉から京都の大学に進学したエピソードを披露。
 上野の寛永寺周辺の都市計画が琵琶湖をかたどっていることや、古代湖としての琵琶湖の重要性を語った。さらに滋賀ふるさと観光大使のT.M.Revolution 西川貴教さんのキャラクター、タボくんも応援に駆けつけ、9月15、16日の両日、博物館近くで開かれる INAZUMA ROCK FES.2012 ともども、琵琶湖に来てほしいとアピールした 「琵琶湖がやってくる!」の詳細はhttp://www.pref.shiga.jp/c/tokyo/ibento/file/nissei.pdf
 INAZUMA ROCK FES.2012の詳細は http://inazumarock.com/
(47行政ジャーナル・橋田欣典)

■「ふなずしぱい」開発 びわいち協議会、発酵臭抑え(京都新聞電子版)
 大津商工会議所と大津市内の中小企業でつくる「びわいち協議会」は、湖国の伝統食ふなずしを使った菓子「近江びわいちふなずしぱい」を開発し、25日に大津市のコラボしが21で発表した。
 昨年4月に設立した同協議会は同7月に、近江発祥とされる緑茶や湯葉を使った焼き菓子「近江びわいちサブレ」を開発。今回はその第2弾で、1年あまり試行錯誤を重ねた。
 パイは、ふなずしと豆乳を混ぜ合わせてペースト状にしたものに近江米を混ぜあぶり焼きし、小麦粉、塩こうじを合わせパイ生地にした。素材はいずれも県内産。ふなずし特有の発酵臭を抑えつつ、ふなずしが持つ香ばしさを引き出し、幅広い年齢層の人が食べやすいよう後味の良さを際立たせたという。12枚入りで800円。8月10日から大津市内を中心にホテルや道の駅など20施設で販売する。
 大道良夫会頭は「ふなずしの臭みはなく、甘みは控えめで大人の味に仕上げた」と話した。

■東日本大震災:オオクチバスからセシウム検出−−伊豆沼(毎日jp宮城)
 県伊豆沼・内沼環境保全財団は、東京電力福島第1原発事故による両沼の動植物などの放射性物質濃度の測定結果を、「伊豆沼・内沼研究報告第6号」で発表した。
 測定対象物は主に今年3月採取。
 魚ではオオクチバス9件成魚の放射性セシウムが1キログラム当たり平均109・5ベクレルで、ギンブナの同63・5ベクレルを上回り、食物連鎖で肉食性のオオクチバス9件で生物濃縮が進んだことをうかがわせた。原発事故以前に捕まえた魚からは放射性物質は検出されなかった。
 岸辺のヨシでは同67・5ベクレルだったが、ヨシを燃やした焼却灰では同1050ベクレルだった。
 同財団はこの結果を両沼の環境保全活動に生かすという。【小原博人】

12/07/25

■琵琶湖博物館をじっくりと見学(asahi.com滋賀)
【皇太子さま】
 23日に来県した皇太子さまは24日、草津市の琵琶湖博物館を視察した後、大津市のびわ湖ホールで開かれた第48回献血運動推進全国大会に出席した。
 皇太子さまは水問題を長年研究しており、琵琶湖博物館で展示を約1時間半かけて見学し、琵琶湖と人の関わりや水運の歴史について説明を受けた。
 びわ湖ホールでは献血現場を視察した後、大会の式典に出席。事業に貢献した人たちを表彰した後にあいさつに立ち、「大会を契機に、健康と命を守る献血運動の輪が日本中に広がることを希望する」と述べた。

■琵琶湖・水難事故:湖岸に県が看板設置(毎日jp滋賀)
 長浜市南浜町の姉川河口付近の琵琶湖で3人が死亡した水難事故を受け、琵琶湖を管理する県は25日、現場の湖岸に注意喚起の仮看板を設置した。市や長浜署と連携しながら、水難事故防止の対応策を検討するという。
 3人が溺れたとみられる沖合の湖面は、姉川から流れ込む水と湖の水とが混ざって渦を巻き、湖底まで深いすり鉢状になっている危険な水域。しかし現場は「遊泳禁止区域」ではなく、注意喚起の立て札もないことから、普段から水遊びなどの場所になっていた。
 県流域政策局河川・港湾室は25日午前、現場から南約200メートルまでの湖岸沿い4カ所に「水難事故発生箇所 この付近での遊泳は危険です 滋賀県」と書いた仮看板を設置。県、市、長浜署連名の看板4つも設置された。同室は「琵琶湖には法令や条例で定めた『遊泳禁止区域』はないが、危険な箇所を再点検し、地元関係者とも協議して何らかの対応策を考えたい」としている。【桑田潔】

■知人ら「仲良し3人がなぜ…」 琵琶湖水難事故(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖で遊泳中の伊香高校時代の同級生男性三人が行方不明になり、二十四日までにいずれも遺体で発見された水難事故。長浜市南浜町の姉川河口付近の現場周辺の湖岸には三人の死を悼み、知人らが手を合わせた。「仲良しの三人がなぜこんなことに…」と無念の声も聞かれた。地元漁業者は現場の危険性を指摘した。
 死亡したのは、長浜市高月町の私立高校生西山京太さん(19)、同市落合町の滋賀職業能力開発短期大学校生藤川拓也さん(18)、同市高月町の会社員水上貴紀さん(18)で、いずれも死因は水死。姉川河口から沖合百〜百五十メートル、水深一六〜一八メートルに沈んでいるのが見つかった。
 三人は別の同級生男性二人と計五人で二十二日に琵琶湖を訪れ、三人は午後一時二十分ごろ、水遊びで琵琶湖に入り、約二十分後、姿が見えなくなった。
 伊香高校の同級生だった女性(18)は「クラスは違ったが、三人は仲が良かった。活発で友達思いだった」と振り返った。
 西山さんは中学校では野球部だった。中学校時代を知る女性(46)は「野球がうまくて活発な子だったのに、残念」と力なく語った。
 藤川さんが通う近江八幡市の滋賀職業能力開発短期大学校の男性教諭(57)によると、二十五日に母校を訪れる予定だった。「担任だった先生に元気な姿を見せたい」と話していたという。
 水上さんは今春、社会人になったばかり。近所の女性(72)は「一緒に暮らしているおばあさんは、『初任給で孫がアクセサリーを買ってくれたんや』と喜んでいたのに」と言葉を詰まらせた。
◆現場は遊泳危険水域
 三人が遊泳中に行方不明となった姉川河口付近は、湖底がすり鉢状に落ち込み、流れが渦巻いており、地元では遊泳が危険な水域とされている。
 捜索に協力した南浜漁協の鳥塚五十三(いそみ)組合長(64)は「砂地の遠浅に見えるが突然、急傾斜で深くなる。砂地で足掛かりがなく、渦に巻かれると引きずり込まれる」と怖さを指摘する。
 ダイバーを乗せて船を出した漁業者は「行方不明になった日は渦が時折、湖面にまで上がってきた」と話した。
 約二十年前、河口付近でカヌーの大学生二人の転覆を目撃し、渦に巻き込まれる寸前に救助した地元の民宿経営中川茂巳さん(83)は「雨で川が増水するとさらに危険が増す」と説明。妻勝江さん(72)も「地元では、『ぞりこみ』と言って皆が恐れている場所」という。
 漁協関係者によると、地元住民はほとんど近づかないが、近年は静かな湖岸がデートスポットの穴場として若者の間で知られるようになったという。(小蔵裕、塚田真裕)

12/07/22

■琵琶湖で10代男性3人行方不明 姉川河口付近を遊泳中(asahi.com)
 22日午後2時20分ごろ、滋賀県長浜市南浜町の琵琶湖で、泳いでいた男性3人が行方不明になったと友人が110番通報した。県警と消防がヘリや警備艇、ダイバーなどを出動させて捜索に当たったが、日没後の午後8時に打ち切った。23日早朝から捜索を再開する。
 県警によると、行方が分からないのは会社員水上貴紀(みずかみ・たかのり)さん(18)=同市高月町=、通信制高校生西山京太さん(19)=同=、専門学校生藤川拓也さん(18)=同市落合町=の3人。
 3人はこの日午後1時ごろ、県立伊香高校(同市)の同級生だった友人計5人で琵琶湖を訪れ、姉川の河口から約100メートルの沖合(水深15〜20メートル)で泳いでいた。ほかの2人は当時、河口付近の岸辺にいて、1分ほど目を離した間に姿が見えなくなったという。
 彦根地方気象台によると、事故当時の風速は4メートル程度で、波は穏やかだったという。

12/07/21

■漁師が今の琵琶湖を語る 講演会「湖灯塾」(京都新聞電子版)
 京都新聞滋賀本社主催の講演会「湖灯塾」(滋賀中央信用金庫協賛)が21日、近江八幡市出町の京都新聞湖東・湖北総局湖灯ホールで開かれた。漁師で環境保護団体代表の松沢松治さん(66)が「漁師が見た琵琶湖の今」と題して講演した。科学的数値では水質が一定改善したと言われるが、実際に湖に出ると琵琶湖の環境は悪化しているとし、「近年は水が白っぽく濁って見えるようになった」と話した。
 松沢さんは漁師を続けながら「びわ湖の水と地域の環境を守る会」の代表を務める。
 講演では「50年ほど前に漁師を始めたころ、琵琶湖は千年前と同じきれいな風景だったはずだが、ほ場整備で川が排水路に変わってごみが捨てられ、琵琶湖総合開発で水が汚れた」と指摘。ポリ袋や湖底にたまったヘドロが網の目をふさぐ現状や、魚の回遊や潮の流れが15年ほど前から変わってきていることなどを説明した。
 湖底をきれいにするとシジミが大幅に増えた例を挙げ、「元の環境に戻せば生物は復活できる。琵琶湖のために今後も取り組みを続けたい」と力を込めた。

12/07/20

■日本列島、猛暑一転し大雨に 岡山で1時間120ミリも(47NEWS)
 日本列島は20日、前日までの猛暑から一転、西日本(近畿―九州)や東日本(関東甲信、東海、北陸)で局地的に猛烈な雨が降った。気象庁によると、湿った空気の流れ込みで、広範囲で大気の状態が不安定になっている。
 東京都心の最高気温は5月上旬並みの22・2度と、19日より12・9度も低かった。
 気象レーダーによる解析で、岡山県美咲町付近で1時間に約120ミリ、和歌山県田辺市やすさみ町付近で約110ミリ、富山県高岡市付近で約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられる。

■ハマゴウ:開花 夏の浜辺、彩る−−近江八幡(毎日jp滋賀)
 近江八幡市佐波江町の佐波江浜で、県の「絶滅危機増大種」となっているハマゴウの花が咲き始めた。灼熱(しゃくねつ)の砂浜に咲く淡い紫色のかれんな花は、水泳などに訪れる人たちの目をなごませている。
 熱帯の海岸などに生えるクマヅラ科の落葉低木。茎は砂浜をはい、真夏に枝の先に薄紫色の花をつける。日本では本州南部から沖縄にかけての海岸に自生。淡水湖で自生しているのは琵琶湖だけ。
 かつては湖岸に多く群生していたが、今では絶滅危機増大種となり、地元の自治会などが保全活動に努めている。開花は8月中頃まで。【斎藤和夫】

■イタセンパラ、高まる復活期待 外来魚駆除が効果(大阪日日新聞ネット版)
 大阪市旭区の淀川城北ワンドで府立環境農林水産総合研究所水生生物センターが実施している、オオクチバスなどの外来魚駆除が効果を上げ、在来魚が増加傾向にある。関係者は淀川で確認が途絶えている天然記念物「イタセンパラ」の野生復帰につながると期待している。
 同センターでは2009年から休日を除くほぼ毎日、漁具などを使って外来魚駆除を実施。これまでにオオクチバス1万6579匹、ブルーギル13万5814匹など計15万2771匹を駆除したほか、在来魚の生息環境に悪影響を与える外来水生植物のナガエツルノゲイトウ227トンなどを処分してきた。
 この結果、重点的に駆除が行われたワンドでの生息調査ではオオクチバスの割合が50・7%から3・8%に減少したほか、ブルーギルが39・4%から15・7%に減少した。
 一方、在来魚の割合は9・3%から78・3%となるなど、飛躍的に増加しており、外来魚の駆除による在来魚の生息環境の復活、保全の効果が表れた。
 同センターは「ワンドという閉鎖的な環境で取り組みが継続的に行われたため、高い効果があった」と分析している。
 同センターでは取り組みの最終的な目標として、2006年から淀川での確認が途絶えているイタセンパラの野生復帰を目指しており、イタセンパラの属するタナゴ類の採取調査も行っている。10年度の調査では、採集数が71匹だったが、昨年度は367匹と5・2倍に増加しており、「ワンドの環境が整いつつある」とイタセンパラの復活にも期待が膨らむ。
 同センターなどでは昨年、行政や市民、研究機関で構成する「淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワーク」を設立。センターで飼育したイタセンパラの放流や自然繁殖などを行い、野生復帰に取り組んでいくことにしており、「数年内にはイタセンパラの放流が実現しそうだ」としている。

12/07/19

■ガソリン、15週ぶり値上がり(asahi.com)
 資源エネルギー庁が19日発表した全国のレギュラーガソリン価格(17日時点)は139.7円で前週より0.3円値上がりした。値上がりは15週ぶり。「6月末ごろから上昇してきた原油価格が、小売価格にようやく反映してきたため」(みずほ総合研究所)という。
 地域的にはばらつきがあり、23都道県で値上がりしたのに対し、値下がりした府県も21あった。特に近畿や九州で値下がりが目立った。悪天候で売れ行きが悪く、在庫が増えている状況だという。

■八幡堀さかな釣り大会:200人釣果競う 「外来魚」大漁−−近江八幡(毎日jp滋賀)
 「海の日」の16日、近江八幡市の八幡堀(本町橋〜幸円橋)で「八幡堀さかな釣り大会」が開かれ、市内外から親子連れなど89組約200人が参加、釣果を競った。魚が生息するきれいな堀にする活動を続ける「八幡堀を守る会」(苗村喜正会長)が外来魚駆除を兼ねて開いたもので、今年11回目。
 参加者は主催者側から餌とバケツをもらい、釣り糸を垂れた。3時間余りで、ブルーギルやブラックバスなど外来魚50匹近くを釣り上げた家族や、体長30〜40センチのコイやフナの大物を釣り上げた参加者も。大会終了後、検量と検寸を行い、匹数と大きさの上位者には苗村会長から賞状が贈られた。今年初めて家族4人で参加した同市の小舟木エコ村、丸山竜一さん(33)は「5歳の長男が釣りが大好きなので参加しました。釣果は1匹だったけど、みんなで楽しんだ」と話していた。【斎藤和夫】

■最高気温:各地で今年最高、東近江36.4度−−彦根気象台(毎日jp滋賀)
 県内は18日も高気圧の影響で気温が上がり、9観測所全てで今年最高気温を記録した。彦根地方気象台によると、4観測所で35度以上の猛暑日となり、最も暑かった東近江市は36・4度で県内の今年最高気温だった。他の主な最高気温は大津35・9度▽彦根35・8度▽長浜35・5度など。
 甲賀市信楽では34・6度を記録し、同地点の7月の最高気温としては78年の観測開始以降最高だった。同気象台によると、暑さは19日まで続く見込みという。【村山豪】

12/07/18

■ため池の生態復活へ 三田で児童が在来種放流(神戸新聞NEWS)
 県立有馬富士公園(兵庫県三田市)の「水辺の生態園」で、生息する魚の大半が外来種となった池の生態系を復活させるプロジェクトが進んでいる。同公園管理事務所や市立有馬富士自然学習センター、市民団体「里山レンジャー」が連携し、今年から外来種の駆除や水辺環境の再生に着手。17日、志手原小学校の3年生が訪れ、メダカやドジョウなど在来種の魚を初めて放流した。(金海隆至)
 「水辺の生態園」(約1・2ヘクタール)は、2001年の開園に伴い整備され、ため池が5カ所点在。当初はメダカやモツゴ、カワバタモロコなど在来種が多く生息していたという。ところが、昨年の調査で、外来種20 件のタイリクバラタナゴが生息する魚の9割を占めることが判明。県立人と自然の博物館の協力を受け、池を復活させることにした。
 今年1月、ため池の水を抜いてタイリクバラタナゴなど外来種を捕獲。池に放されたとみられるオオクチバス2匹(ともに体長約50センチ)もいた。3〜4月には重機を運び込み、水面を覆うガマや汚泥も取り除いた。
 在来種の初放流となる17日、志手原小の3年生12人が環境学習の一環で参加。園内で採取したドジョウ約70匹とタモロコ約60匹に加え、武庫小の児童が育てたメダカ約300匹を池に放した。女子児童(9)は「放した魚が増えるよう、ため池の草刈りに来たい」
 今後、ドンコなども放す。同公園管理事務所の瀧本吉伸課長(49)は「ため池を守り、生態系を保全していく活動に、一人でも多くの人に関心を持ってもらいたい」と話す。

12/07/17

■涼求めプールにぎわう 滋賀も梅雨明け(京都新聞電子版)
 近畿地方の梅雨明けが発表された17日、滋賀県内でも午前中から強い日差しが照りつけ、3日連続の猛暑日を記録した。夏空のもと、大津市内のプールでは涼を求める親子連れでにぎわった。
 彦根地方気象台によると、17日の最高気温は、15日から2日連続で猛暑日となっていた大津市では34・8度にとどまったが、東近江市で初の猛暑となる35・5度、長浜市でも35・2度まで上がった。
 14日に今夏の営業を始めた大津市の皇子が丘公園プールでは午前中から約200人が訪れ、幼児が水しぶきを上げて泳ぎ回った。同プールの担当者は「小中学生が夏休みに入る今週末以降はもっとにぎわう。いよいよ夏本番です」と声を弾ませた。

■関東甲信など梅雨明け、各地に高温注意情報(YomiuriOnLine)
 気象庁は17日午前、四国、中国、東海、近畿、関東甲信が梅雨明けしたとみられると発表した。昨年に比べ、関東甲信は8日、ほかは9日遅い。
 この日も全国的に気温が上がり、正午現在、30度以上の真夏日となったところが454地点あった。午後0時20分までに、群馬県の館林市で37・3度、東京でも八王子市で36・3度、練馬区で36・2度の猛暑日となった。
 同庁は、西日本、東日本を中心に「高温注意情報」を出し、熱中症への注意を呼び掛けている。

■猛暑日:大津で2日連続 熱中症の疑いで搬送も(毎日jp滋賀)
 高気圧に覆われ、夏型の気圧配置となった16日、県内は全域で晴れ渡り、30度を超える真夏日となった。大津市では最高気温が35・3度を記録し、2日連続の猛暑日となった。
 主な最高気温は東近江33・8度▽彦根33・5度▽長浜32・7度など。大津、彦根、高島市今津(31・3度)、米原(30・5度)では今年最高気温を更新した。
 大津市では午後0時20分ごろ、部活動中の男子中学生が倒れ、午後4時半ごろには高齢女性が自宅内で倒れて救急搬送された。草津市でも正午ごろ、農作業中の高齢男性が倒れて救急搬送された。いずれも熱中症とみられる。【村山豪】

12/07/16

■猛暑に負けずプールで歓声(YomiuriOnLine滋賀)
◇大津で35.0度
 県内は15日、南から暖かい空気が流れ込むなどした影響で、各地で気温が上がり、大津市では今年初の猛暑日となった。
 彦根地方気象台によると、各地の最高気温は、大津が35・0度、東近江33・9度、信楽(甲賀市)33・7度、彦根33・5度などで、観測9地点すべてで今年最高となった。一方、湖東地域などでは上空の大気の状態が不安定となり、彦根、甲賀両市内などで日中、強い雨が降った。
 猛暑日となった大津市では、プールなどがにぎわった。オープン2日目の皇子が丘公園プールでは、多くの子どもたちが水を掛け合ったり泳いだりと、気持ち良さそうに遊んだ=写真=。市立長等小3年の神野哲至君(9)は「水が冷たくて気持ちいい」と楽しそうだった。

■大津で猛暑日 熱中症疑い 県内7人搬送(ChunichiWeb滋賀)
 高気圧に覆われた県内は十五日、各地で晴れ間が広がり、全ての観測地点で今年最高気温となった。大津市では三五・〇度を超え、猛暑日を記録。暑さの影響で七人が熱中症の疑いで搬送された。彦根地方気象台によると、彦根市(三三・五度)、米原市(三〇・四度)など県内全域で三〇度を超える真夏日だった。
 県内の消防本部などによると、米原市では部活動中の男子中学生(13)、守山市でも屋外で運動中の男子中学生(14)、大津市では女性(18)が搬送された。長浜市と甲賀市では、屋外作業中の六十代から八十代の男性三人がめまいなどを訴えた。冷房をつけず、閉め切った屋内で過ごしていた甲賀市の八十代女性も搬送された。
 十六日も県内は高気圧に覆われ、気温は十五日並みに上がる見込み。気象台の担当者は「屋外での活動時は、水分や塩分の補給を十分にしてほしい」と呼び掛けている。

12/07/15

■大津で猛暑日 35・0度(京都新聞電子版)
 滋賀県各地では15日、南から温かい空気が流れ込み気温が上昇した。大津市では午後に入り、最高気温35・0度を記録、今年初めての猛暑日となった。東近江市は33・9、甲賀市は33・7、彦根市では33・5度を記録した。
 大津市の皇子山球場で行われた全国高校野球選手権滋賀大会では、強い日差しが照りつける中で熱戦を繰り広げた。多くの保護者やOBらが、帽子をかぶったり、日傘を差しながら球児にエールを送った。彦根地方気象台によると、16日も気温が高くなり、山沿いでは一時的に雨や雷も予想されるという。

■ニゴロブナ:パネルや模型で紹介−−琵琶湖博物館(毎日jp滋賀)
 県立琵琶湖博物館(草津市下物町)で14日、田んぼの中の生き物を紹介する企画展「ニゴローの大冒険」が始まった。11月25日まで。
 パネルを100枚以上使って琵琶湖と周辺に住むニゴロブナの生いたちを紹介。約3メートル大のコサギのくちばし模型や巨大なブルーギルのイラスト、中に入れる魚取り道具の模型を設置し、小さなフナの気持ちになってもらえる演出をしている。
 観覧料(常設展とは別)は小中学生100円、高校大学生160円、一般200円。開館は午前9時半〜午後5時。9月2日まで無休。問い合わせは同博物館(077・568・4811)。【柴崎達矢】

12/07/14

■琵琶湖博物館で企画展「ニゴローの大冒険」−県内にすむカエルも生体展示(びわ湖大津経済新聞)
 滋賀県立琵琶湖博物館(草津市下物町)では7月14日より、第20回企画展示「ニゴローの大冒険」が開催され初日から多くの親子連れでにぎわった。
 びわ湖の固有種でふなずしの原料にもなるニゴロブナの「ニゴロー」が田んぼで誕生し成長して恋に落ち、子孫を残すまでを体験型で展示する同展。天井から突き出たサギの巨大なくちばしや、のぞきこむ子どもの顔など田んぼで暮らすニゴローの視線で楽しめる。
 併せて、1996年の開館以来16年間にわたる「田んぼ」の調査結果や調査道具も紹介。田んぼという舞台に現れる多くの生き物もはく製や模型、パネルなどで随所に登場する。
 同館学芸員の金尾滋史さんは「人の暮らしと琵琶湖の間にある「田んぼ」は多くの生き物の宝庫。そして繁殖の場でもある。身近な田んぼにたくさんの生き物が暮らしていることを知り、人と自然の関わりを知ってもらえたら」と話す。
 展示コーナーの一角には、県内外38人の田んぼの研究者の紹介コーナーも設け、それぞれの研究分野や持ち味などをユニークなデータで紹介する。
 9月2日までは水族企画展示室で「ぼくらは田んぼの合唱団−滋賀に住むカエルたち−」も同時開催。滋賀に生息するカエル16種約30点を生体展示するほか、音声と映像でカエルの鳴き声や鳴き方も紹介している。
 開館時間は9時30分〜17時(入館は16時30分まで)。常設展示観覧料金のほかに観覧料金が必要。観覧料金は、一般=200円、高大生=160円、小中生=100円。11月25日まで。

12/07/13

■さかなクンら「海洋立国推進功労者」(nikkansports.com)
 政府は13日、海洋に関する各分野で功績を挙げたとして、片田敏孝群馬大教授(51)、タレントで東京海洋大客員准教授のさかなクンら5人と、日本海北部ニシン栽培漁業推進委員会など3団体を「海洋立国推進功労者」として表彰した。
 片田教授は2004年から岩手県釜石市で小中学生の津波防災教育を実施。東日本大震災による津波から小中学生約3千人が無事に避難した「釜石の奇跡」につながった。
 さかなクンはテレビなどで魚の魅力を伝え、東日本大震災では被災地の漁業復興支援にも取り組んだ。
 北海道小樽市などの漁業者でつくる日本海北部ニシン栽培漁業20+ 件推進委員会は、ニシンの稚魚の放流を続け、漁獲量を回復させた。
 ほかに表彰されたのは、個人が、沿岸漁業に深刻な被害をもたらすクラゲの発生原因を解明した広島大の上真一副学長(62)、太平洋の深海で水温が上がっていることを実証した海洋研究開発機構の深沢理郎地球環境変動領域長(62)、深海無人探査機の開発に貢献した三井造船の星野二郎元社長(82)の3人。
 団体では、琵琶湖で船上体験学習を行っているびわ湖フローティングスクールと、高知県の柏島で環境学習会に取り組むNPO法人黒潮実感センター。(共同)

■塩津港、初の遺構 平安後期の護岸施設(京都新聞電子版)
 滋賀県長浜市西浅井町の塩津港遺跡で、平安後期(12世紀中ごろ)の塩津港の入り口と推測される護岸施設が見つかった、と滋賀県文化財保護協会が12日、発表した。万葉集にも登場し、古代から北陸と京都を結ぶ琵琶湖水運の要衝だった塩津港とみられる遺構が見つかるのは初めて。協会は「繁栄を極めた塩津港の位置、構造、遺物を知り、中世の生産流通を解明する手がかり」と期待している。
 調査は、国道8号塩津バイパス建設に伴い5月から約250平方メートルで行われている。地表を約2メートル掘り下げると、当時の琵琶湖を高さ1・5メートルほど埋め立てた大規模な護岸施設の遺構が確認できた。
 平たんな部分から琵琶湖に向かって長さ約10メートルほど緩やかに傾斜がある。その水際には湖岸の長さ8メートル、幅2・5メートル、高さ20〜30センチにわたって、人の頭ほどの大きさの石を敷き詰めた礫敷(れきじき)が施してあった。突端は杭(くい)が打たれ、横矢板で礫敷を波から守っていた。平たん部分では井戸や越前焼の甕(かめ)2基が見つかり、地下から多量の土師器(はじき)、中国製の磁器、船釘(ふなくぎ)などが出土した。
 礫敷は、同時期に造られた鳥羽離宮(京都市)で使われた高度な石敷きの技術を応用しているという。
 滋賀県立大の市川秀之教授(日本民俗学)は「河川の護岸で最古とされる徳島県川西遺跡(鎌倉〜室町時代)よりさらに古く、土木技術の歴史を知る上で貴重な発見」と話す。
 現地説明会は14日午後1時半から。県文化財保護協会TEL077(548)9780。

■カミツキガメ捕獲作戦 印旛沼流域にわな設置 県(千葉日報ウエブちばとぴ)
 印旛沼流域で繁殖している特定外来生物のカミツキガメを駆除するため、千葉県は12日、佐倉市内の河川などに捕獲用のわな165基の設置作業を行った。捕獲作戦は6年目で、今年は印旛沼と同沼中央放水路、高崎川、南部川、鹿島川の約700カ所を対象に、カミツキガメが活発に動き回る9月末まで続けられる。
 県自然保護課によると、カミツキガメは生態系や人体など被害を及ぼす恐れがあるとして、外来生物法で飼育、放流などが禁止。昨年度は自治体や警察による緊急収容で172匹、県の捕獲事業で414匹が駆除された。
 同日、わなが設置された佐倉市の南部川では、県の委託を受けた地元漁業者らが、サバの頭を入れたわなを約50メートル間隔で川に投げ入れ。最初の回収作業はきょう13日に実施する予定。

12/07/12

■チャレンジヨット:障害者ら琵琶湖上へ(毎日jp滋賀)
 障害者にヨットを体験してもらう立命館大ヨット部の「チャレンジヨット」がこのほど、大津市柳が崎の県立柳が崎ヨットハーバーで開かれた。障害者や保護者が学生らとヨットに同乗し琵琶湖上に乗り出す企画。同部では「ヨットの技術だけでなく、船上の交流を通じて人間的にも成長できれば」と話している。
 今回で20回目。県内や京都府内の養護学校などに参加を呼びかけ、県立野洲養護学校から生徒10人、保護者11人、教員3人が参加した。母親と2人で参加した3年生の中村亮太君(17)は「風が気持ちよかった。かじを触らせてもらい、面白かった」と満足げ。
 ヨット部からは部員26人とOBサポートなどが参加。障害者や保護者らと同乗したり、レスキュー艇に乗り込んだりした。4年生の出野皓平さん(21)は「障害者と触れ合う中で、もてなしの心をつかめたら。全日本学生ヨット選手権大会優勝を目標にしているが、そのためには団結力も必要」と説明。太田雅彦監督(45)は「相手の気持ちに立って物事を考えることを学んだ」と意義を語る。

■気象庁:「経験ないような大雨」表現初適用で注意(毎日jp)
 九州北部での記録的豪雨を受け、気象庁は12日朝、「これまでに経験したことのないような大雨」とする気象情報を発表し、警戒を呼びかけた。6月末に気象情報の表現を変更して以降、実際に発表したのは初めて。
 気象庁では6月27日、重大な災害が差し迫っていると考えられる時に、短文で「経験したことのない大雨」や「東海豪雨の時に匹敵する大雨」などのわかりやすい表現で危機感を伝えるように変えた。九州北部では12日未明から熊本県で1時間に100ミリを超える観測史上最高の雨を記録。同日午前6時41分に気象庁が「予報官の判断」で発表、福岡地方気象台も同45分に同様の表現で警戒を呼びかける情報を出した。
 同気象台によると、記録的な大雨の原因は、梅雨前線に伴って南西から暖かく湿った空気が強い風に乗って流れ込んだためという。
 局地的に大雨が降った地域では、上空1500メートル以下にある湿った空気が風速15〜20メートルの強い風に乗って連続して流れ込んだ。梅雨時期には、発達した雨雲が一度停滞すると、上空の風向きが変わらない限り、次々に雨雲が南西から供給されるといい、今回の大雨もその現象だったとみられる。

12/07/11

■ガソリン14週連続値下がり 全国平均139円40銭(47NEWS)
 経済産業省資源エネルギー庁が11日発表したレギュラーガソリンの9日現在の全国平均小売価格は、1リットル当たり前週(2日)比40銭安の139円40銭と14週連続で値下がりした。国際的な原油価格の下落基調を反映した。
 調査に当たったみずほ総合研究所は「原油価格は下げ止まってきている」と指摘。今後のガソリン価格は「緩やかな下落傾向が続き、地域によっては値上がりする」とみている。
 42都府県で下落した。値下がり幅が最も大きかったのは沖縄の1円90銭。次は福井の1円40銭で、石川と滋賀がともに1円10銭で続いた。

■漁師が見た琵琶湖の今」講演 21日湖灯塾(京都新聞電子版)
 京都新聞滋賀本社主催の講演会「湖灯塾」(滋賀中央信用金庫協賛)が21日午後1時半から、近江八幡市出町の京都新聞湖東・湖北総局2階の湖灯ホールで開かれる。漁師で環境保護団体代表の松沢松治さん(66)が「漁師が見た琵琶湖の今」と題して講演する。
 松沢さんは野洲市菖蒲在住。2005年に市民団体「びわ湖の水と地域の環境を守る会」を設立、代表を務めている。現在、中主漁業協同組合副組合長や野洲市商工会会長なども務める。
 講演では45年以上漁師として見てきた水や魚など琵琶湖の環境悪化、ヨシの植栽や水源となる山林での植林といった市民団体の活動、琵琶湖を守る思いなどを話す。
 会場の湖東・湖北総局TEL0748(33)3275は近江八幡警察署の斜め向かい。事前申し込み不要。当日先着順で定員60人。無料。

12/07/10

■今夏も開催が決定 長浜・北びわ湖大花火大会 滋賀(msn産経ニュース)
来月6日、長浜港周辺で 財政難で昨年「閉幕」が一転
 昨夏を最後に32年の歴史に幕を閉じることになっていた長浜市を彩る夏の名物「長浜・北びわ湖大花火大会」が今年も長浜港(長浜市港町)周辺で、開かれることが決まった。開催日は8月6日。資金難などを理由に中止することが決まっていたが、市民から再開を望む声が多く、新団体を立ち上げた。運営費を削減したことから、花火の打ち上げ数は例年の1万発から半分以上減る見込みだが、来年以降も継続する予定。
       ◇
 花火大会は昭和55年から毎年開催。1万発の花火を琵琶湖上に打ち上げ、市民らに愛されてきたが、明石花火大会の歩道橋事故(平成13年)以来、警備費用が増え、運営を圧迫。運営費は県や市の補助金、地元企業の協賛金や市民の募金で成り立っていたが、近年の不況も加わり、1回開催するのに必要な約3750万円の確保が難しくなっていた。このため、地元市民らでつくる長浜花火協賛会は昨年を最後に大会を中止すると発表していた。
 しかし、再開を望む声が根強いことから、協賛会を解散して長浜花火実行委員会を組織。運営費を約2500万円に圧縮して再開することを決めた。
 過去の大会では、打ち上げ場所を港湾突堤にしていたが、安全対策のため、沖合約200メートルの台船に変更。突堤には新たにシート席約1万5千人分(1人500円)を設ける。花火は湖上から打ち上げる。
 実行委員会事務局の市観光振興課では「多くの人に夏の風物詩として花火を楽しんでもらえれば。今後も定着させます」と話している。
 午後7時半から。問い合わせは長浜市観光振興課((電)0749・62・4111、市役所代表)。

■今夏エルニーニョ発生も=気象庁予測(jiji.com)
 気象庁は10日、太平洋赤道域東部の海面水温が平年より高くなるエルニーニョ現象が今夏(6〜8月)の間に発生する可能性が高まっていると発表した。ただ、確実な予測は難しく、今後も平常状態が続く可能性もあるという。
 エルニーニョ現象が発生した場合の過去の日本付近の天候傾向は、夏は平均気温がほぼ全国的に平年より低めとなり、秋(9〜11月)は北・東日本で平年より高くなる一方、沖縄・奄美地方では低くなる。

■地引き網体験会:親子200人が参加 大漁期待するも…網が引っかかり中断−−近江八幡(毎日jp滋賀)
 琵琶湖にどんな魚がいるのか遊びながら学ぼうと、近江八幡市沖島町の宮ケ浜で8日、恒例の地引き網体験会が開かれた。
 市内や近隣市町から45組約200人の親子が参加。約150メートル沖合まで張った網を、みんなで力を合わせ手繰り寄せようとしたが、途中で標識用のコンクリートブロックに網が引っかかるハプニングが起き中止となった。
 途中まで網を手繰り寄せていた参加者は「どんな魚が揚がるか楽しみにしていたので残念だけど、ちょっぴり体験できたのでいいか」と地引き網はあきらめ、代わりにシャボン玉作りやいかだ遊びなどを楽しんだ。
 主催した琵琶湖お魚探検隊では「中止の原因は、台風4号の影響で流れ着いて沈んだ流木や、湖底にあったコンクリートブロックに網がからんだこと。事前の注意が不行き届きで申し訳ないことをした。しかしこれも自然体験の一つと思っていただけたら」と話していた。【斎藤和夫】

■東近江や大津で真夏日に(ChunichiWeb滋賀)
 北陸地方に中心を持つ高気圧に覆われた県内は9日、各地で晴れ間が広がり、東近江市や大津市など4カ所でで30度以上の真夏日となった。
 彦根地方気象台によると、真夏日は東近江市(31.8度)、大津市(31.5度)、長浜市(30.5度)、米原市(30.0度)で、7月下旬並みの気温になった。甲賀市信楽町(29.6度)を加えた5カ所でそれぞれ今夏の最高気温を記録した。
 10日は南から湿った空気が流れ込み、雲が広がりやすく、11日午後からは雨の降るところがある見込み。(辻井勇太)

12/07/09

■大物159キロ釣れる カジキ釣り大会 すさみ町(紀伊民報AGARA)
 日本最大級のカジキ釣り大会「第18回ビルフィッシュトーナメント」が8日、和歌山県すさみ町近海で開かれた。85チーム計約300人が出場。159キロ(長寸3・22メートル)のクロカワカジキを釣り上げたバードランド(大阪府和泉市)が優勝した。
 町や商工会、観光協会、NPOなどでつくる実行委員会の主催。トローリングで釣り上げたカジキ類の2日間の総重量で競うが、今大会は荒天で7日が中止となり、8日のみの釣果で競った。
 午前5時に競技開始。沖のクルーザーから本部に「ヒット」を伝える連絡が入った。
 バードランドは正午のストップフィッシング15分前にヒットして逆転劇を見せた。船長の神藤巧さん(56)は「絶対最後まで諦めないつもりでいた。この大会は初参加で、満足できる結果を出せた」と話した。実行委関係者は「過去の大会のうちでも最大級」と喜んだ。
 カジキは4匹揚がった。優勝以外の結果は次の通り。
 (2)アズール(大阪府八尾市)68キロ、2・50メートル
 (3)プーさん(堺市)38キロ、2・04メートル
 (4)フォレスト(神戸市)18キロ、2・18メートル

■琵琶湖の魚が九州の脅威に…「国内外来魚」とは(YomiuriOnLine)
 国内の特定地域に生息していた淡水魚が、他の地域に持ち込まれて、生態系に影響を与える「国内外来魚」の問題が深刻化している。
 琵琶湖などの限られた水域に分布していたハスが、九州で確認され、希少種の魚を捕食したほか、九州在来と異なる遺伝子タイプの魚も見つかった。北米原産のブラックバスなど「国外外来魚」による弊害は知られていたが、国内外来魚の影響は認知されておらず、専門家は「生物の地理的多様性が失われる」と指摘している。
 九州大大学院の鬼倉徳雄助教(魚類学)は2007年以降、九州全県の河川や農業用水路1074地点で淡水魚を採集。琵琶湖や淀川水系などに分布し、従来、九州にいなかった7種の生息を確認した。
 このうち、環境省のレッドリストで絶滅の危険が増大している「絶滅危惧2類」のハスは、長崎県を除く九州全域の河川などで確認された。矢部川水系(福岡県)で採集した個体の消化管からは、絶滅の危険性が極めて高い「絶滅危惧1A類」のニッポンバラタナゴが見つかった。
 国内に広く分布する他の淡水魚についても、福岡、佐賀、熊本、大分各県で九州在来と異なる西日本系統などの遺伝子を持つ個体が確認された。
 ハスが九州に生息している原因について、鬼倉助教は琵琶湖産アユが各地で放流されている点を指摘。「放流の際にハスが混入していた可能性が考えられる。人為的に持ち込まれたのは間違いない」と話す。

12/07/08

■琵琶湖産魚無料試食会:アユ料理満喫−−守山(毎日jp滋賀)
 琵琶湖産魚介類の地産地消を推進する無料試食会が7日、守山市播磨田町の「ららぽーと守山」駐車場で開かれ、親子連れなどの買い物客がアユ料理に舌鼓を打った。
 漁協などでつくる同市水産振興会が、販売増と水産業の活性化を図るPRイベントとして毎年開催。今年は100匹のアユを用意し、南蛮漬け、つくだ煮、塩焼きにして振る舞った。行列が絶えず、開始後約30分で品切れとなった。
 守山漁協の浦谷善次組合長(62)は「地元の皆さんに、琵琶湖で取れた湖魚を味わってほしい」と盛況を喜んでいた。【柴崎達矢】

■電気ショックで外来魚駆除 大物標的、琵琶湖の生態系守れ 滋賀(msn産経ニュース)
県、専用ボート導入
 琵琶湖の生態系に影響を与えるブラックバスなどの外来魚を駆除するため、県は水中に電気を流して外来魚を気絶させて捕獲する「電気ショッカーボート」を導入した。産卵期に卵を守るため浅瀬に近づく外来魚を一網打尽にする作戦で、これまで網や銛(もり)での捕獲が難しかった親魚などの大物を標的にしている。
 琵琶湖では20〜30年前から北米原産のブラックバスやブルーギルなどの外来魚が大量に繁殖し、固有種への食害が確認されるようになった。特にニゴロブナが加速度的に減少。昭和55年に約900トンだった漁獲量は、平成5年以降は100トン前後で推移している。
 これを受け、県は平成14年から県漁連に外来魚の駆除1キロにつき300円の補助を開始。毎年300〜500トンを駆除した結果、外来魚の推定生息量は19年から5年連続で減少しており、23年4月の推定生息量は1330トンで、ピークだった18年4月の1920トンから約3割減った。
 一方、従来は外来魚を1匹ずつ突き刺す銛や、編み目に挟んで捕獲する刺し網で駆除しており、どちらも体長の大きい親魚を大量に狙うことは不可能だった。
 そこで県は、より効果的な手段として、諏訪湖(長野県)や皇居の堀など県外で活用されていた電気ショッカーボートに着目。ボートを借りて琵琶湖で試験運転したところ、大型の外来魚の捕獲に成功したため、今年度に約570万円かけて1台を導入した。
 電気ショッカーボートは、前方に電極が2本とりつけてあり、水中に垂らして水深2メートルの範囲に500〜千ボルトの電圧をかけることができる。感電して気絶し、水面に浮かび上がってきた魚の中から外来魚だけを選んで網で捕獲する。気絶した魚は数分すると回復するため、固有種の生態に影響はないという。
 先月7日に大津市の大津港で行ったデモンストレーションでは、15分でブラックバスとブルーギル約40匹を捕獲。体長45センチの大物も捕まえた。
 県は今後、外来魚が隠れる水草が多く、遠浅の南湖でボートを活用する方針。県漁連に委託し、放電しやすい水温(15〜25度)になる初夏や秋などにほぼ毎日運行させる。1時間で平均約5キロの親魚の捕獲を見込んでおり、銛や刺し網と比べて高い効果が期待できる。
 県水産課の担当者は「電流を流すと外来魚ばかり浮かんでくるのが琵琶湖の現状。ボートで外来魚を一掃し、固有種がたくさん生息するかつての琵琶湖を取り戻したい」と話している。

12/07/07

■ビワマス漁いま最盛期(asahi.com滋賀)
 琵琶湖の固有種のビワマス漁が最盛期を迎えている。長浜市田村町の長浜地方卸売市場には5日、市内の漁業松田好樹さん(57)がこの日早朝に、竹生島沖でとったばかりのビワマス約30匹が運びこまれた。体長はいずれも30〜40センチほど。松田さんは「この時期のビワマスは脂がのっていて刺し身でも、焼いてもおいしい」と話す。漁は9月末まで続くという。

■ビワマスでまちづくり 米原(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖の固有種ビワマスを生かしたまちづくりを考えようと、米原市は市内の天野川にかつて生息していたビワマスの遡上(そじょう)を復活させ、地域の活性化を目指す「米原市ビワマス倶楽部(くらぶ)」を発足させる。市民20人を募集しており、8月から魚道設置のための実験やイベントなどを企画する。
 天野川のビワマス復活に向けた取り組みは、市や県、県漁連が昨年六月に、「天野川ビワマス遡上プロジェクト会議」を立ち上げた。五年間で琵琶湖から天野川を通って、上流の丹生川の合流地点まで遡上させる計画を進めている。
 市環境保全課によると、天野川にはビワマスの力では遡上ができない高さ七十センチ以上のコンクリート構造物が六カ所ある。プロジェクト会議は魚道を六カ所設置する計画だ。倶楽部に適切な魚道の設置場所を探してもらう。
 倶楽部は、プロジェクト会議が推薦する専門家ら十人と募集した市民二十人で組織する。八月から二〇一四年三月末までの任期で、天野川の視察や魚道の設置に向けた実験に取り組むほか、まちおこしのイベントを企画する。
 環境保全課の担当者は「熱い思いを持っている人なら誰でも参加してほしい」と呼び掛けている。参加条件は平日の会議に出席できる市内在住、在勤者。募集は十三日まで。申込書は市庁舎や市ホームページから入手でき、同課へ提出する。
 問い合わせは同課=電0749(58)2230=へ。(生田有紀)

■琵琶湖の水浴場 水質調査 「AA」4カ所、「A」2カ所 滋賀(msn産経ニュース)
 県は、今年度の琵琶湖の水浴場の水質調査結果を発表した。調査を実施した9カ所の水浴場のうち、「AA」(水質が特に良好)と評価されたのは4カ所、「A」(水質が良好)と評価されたのは2カ所だった。「AA」と「A」が「遊泳に適している」と判断される。病原性大腸菌「O(オー)−157」はいずれの水浴場からも検出されなかった。
 水質調査は5月8〜22日に実施。水の透明度や油膜の有無、糞便性大腸菌群数などから「AA」「A」「B」「C」「不適」の5段階で評価した。
 「AA」と評価されたのは、近江舞子(大津市)▽南浜(長浜市)▽二本松(同市)▽マキノサニービーチ(高島市)−の4カ所。「A」と評価されたのは、松の浦(大津市)と宮ケ浜(近江八幡市)の2カ所となった。
 一方、「B」(遊泳可能)と評価されたのは、なぎさ(守山市)▽新海浜(彦根市)▽松原(同市)−の3カ所。「C」と「不適」はなかった。

■水の危機、考える 先進陸水海洋学会、8日大津で開幕(京都新聞電子版)
 淡水と海洋の諸課題を扱う世界最大の国際学会「先進陸水海洋学会 日本大会」が8日、大津市で開幕する。40カ国以上の研究者や学生ら約1300人が6日間、最先端の議論を繰り広げる。初日は一般の人に関心を持ってもらおうと公開シンポジウムを企画している。
 同学会は4回目でアジアでは初。「地球温暖化の指標の大湖沼」「琵琶湖の過去、現在、未来」「福島第1原発事故による海洋汚染」など70テーマのセッションを行う。
 初日の8日は午後5時から、大津市打出浜のびわ湖ホールで開会式を行う。先進陸水海洋学会のジョン・ダウニング会長や滋賀県の嘉田由紀子知事、大津市の越直美市長らがあいさつする。
 公開シンポは開会式に先立ち、午後1時からびわ湖ホールである。同学会のワーウィック・ビンセント科学委員が「地球の変化 北極からのメッセージ」、嘉田知事が「琵琶湖と人との共生」、学生代表が「世界の水危機」について話す。動物プランクトンの映像とともにサックス奏者の坂田明さんがジャズ演奏する催しもある。
 シンポは参加無料。日英同時通訳のヘッドホンも利用できる。大会事務局TEL077(522)4500に申し込む。当日参加も可。

12/07/06

■芦ノ湖のオオクチバス 出荷自粛要請を解除 神奈川県(msn産経ニュース)
 芦ノ湖(神奈川県箱根町)のオオクチバスから国の基準値を超す放射性セシウムが検出された問題で、神奈川県は6日、6月13日から今月2日にかけて実施した3回の検査でいずれも基準値以下の数値を検出し、地元漁協への出荷自粛要請を解除すると発表した。
 県によると、スポーツフィッシングの対象魚のため、食用にはほとんど出回っておらず、地元漁協は出荷を予定していない。

■ビワマス漁:「淡海の宝石」 長浜で最盛期(毎日jp滋賀)
 「淡海(おうみ)の宝石」と呼ばれる琵琶湖固有種のビワマス漁が最盛期を迎え、5日朝も尾上漁港(同市湖北町)で陸揚げされた。昔から「月明かりの夜には捕れない」と言われる天然もの。銀鱗を光らせた32匹(体長30〜40センチ)が運び込まれた長浜地方卸売市場(同市田村町)はひときわ活気づいた。
 同日未明、竹生島の南沖約1キロの漁場(水深約100メートル)で、民宿「舟倉」経営の漁師、松田好樹(よしき)さん(57)=同市湖北町=が仕掛けた刺し網(縦約6メートル、横約30メートル)に、今季最多の32匹がかかった。松田さんは「光を嫌がるのか、晴れた月夜にはなぜか捕れないデリケートな魚。昨夜は曇っていて水も冷たく、今朝は大漁」とにっこり。水産物卸売会社「北びわこ水産」の馬場壽夫(ひさお)社長(63)は「脂の乗った湖北のブランド魚として、県外にも販路を広げたい」と話している。【桑田潔】

■「ホシツリモ」琵琶湖で発見(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖の北湖西岸から環境省のレッドデータリストで絶滅危惧(きぐ)種1類種に指定されている藻の一種「ホシツリモ」が西日本で初めて見つかった。きれいな湖沼で育つ藻で、水環境の改善の兆しともいえそうだ。神戸大大学院理学研究科の加藤将・学振特別研究員(進化生物学)と、坂山英俊講師(植物系統分類学)らのグループが特定した。9月15日に兵庫県内で始まる日本植物学会で発表する。
 独立行政法人水資源機構琵琶湖開発総合管理所(大津市堅田二)が昨年七月六日、湖底植物の植生を調査した際、潜水士が高島市新旭町の水深二メートル付近で水草を採集。その中に数センチほどのホシツリモの断片が含まれていた。
 環境省希少動植物種保存推進員の須賀瑛文さんが、断片の形からホシツリモと確認し、最終的に昨年十一月、神戸大大学院の加藤研究員らがDNA調査で分析した。
 加藤研究員らは集団で植生しているとみて今月末、琵琶湖で追跡調査する。
 ホシツリモは日本で野尻湖(長野県)や河口湖(山梨県)など四湖沼で分布が報告されていた希少種。九二年までに絶滅したと考えられ、環境省レッドデータリストで野生絶滅種に分類されていたこともあった。その後、〇三年に河口湖での植生が加藤研究員らによって確認され、〇七年のレッドリスト見直しで絶滅危惧種にランク変更された。
 星形の無性生殖器官「星状体」が藻体からつり下がるように形成されるため「星吊藻(ホシツリモ)」との属名がある。最大で数メートルに生育する。
 琵琶湖での採集は断片で未成熟だったため「星状体」は特定できなかった。
 ホシツリモも分類に入る「シャジクモ(車軸藻)類」は、環境破壊や湖沼の富栄養化などの影響で急速に姿を消しつつあるという。琵琶湖では現在約十二種類のシャジクモ類が見つかっているが、ホシツリモは発見されていなかった。
 坂山講師は「シャジクモ類は透明度の高い湖沼でしか十分に成長できない。水環境を評価する指標とも言われている」と説明。「そのなかで希少なホシツリモが見つかったことは、琵琶湖の水環境が改善してきていると考えることができる」と解説した。(梅田歳晴)

■絶滅危惧1類の水草「ホシツリモ」西日本で初確認(YomiuriOnLine滋賀)
◇高島沖で水資源機構採取「琵琶湖の水質改善」
 環境省のレッドリストで絶滅の危機に直面しているとされる「絶滅危惧1類」に分類される藻類「ホシツリモ」が、西日本では初めて琵琶湖で発見され、水資源機構琵琶湖開発総合管理所(大津市)が5日、発表した。琵琶湖の水質改善を示す発見で、9月に日本植物学会で発表される。
 透明度の高い湖に自生し、水質の良さを示す指標とされる。星形の生殖器官を持つのが名前の由来で、最大数メートルまで成長。河口湖(山梨県)や野尻湖(長野県)など4か所で確認されたが、水質悪化などで激減。2000年に「野生絶滅種」とされたが、03年に河口湖で再確認され、再度、絶滅危惧1類に分類された。
 同管理所が昨年7月、高島市の琵琶湖北部で潜水調査を実施。水深2メートル付近に生えていた藻の先端付近数センチを採取した。生殖器官はなかったが、神戸大大学院理学研究科の坂山英俊講師と加藤将・日本学術振興会特別研究員が、外見の特徴やDNA配列からホシツリモと確認した。
 鳥が種を運ぶなどして他の湖から移動したのではなく、自生していた可能性が高いという。採取したのは一部のため、今月下旬に再調査を行う。
 坂山講師は「生物学的に貴重な発見で、琵琶湖の水質が改善している証拠。水生生物のすみかにもなり、生物多様性の維持にもつながる」と話している。

12/07/05

■絶滅危惧種ホシツリモ、琵琶湖で発見 「水質改善を証明」(京都新聞電子版)
 日本では現在、山梨県の河口湖でしか自生が確認されていない絶滅危惧種の藻類「ホシツリモ」が琵琶湖で発見されたと、水資源機構琵琶湖開発総合管理所(大津市)が5日発表した。西日本で見つかったのは初めて。透明度が高い湖しか成長できず、研究者は「琵琶湖の水質改善を証明している」と指摘している。
 ホシツリモはヨーロッパからアジアにかけて分布し、大型湖沼で生育。最大で数メートルにもなる。日本では1950年代に河口湖や芦ノ湖(神奈川県)、山中湖(山梨県)、野尻湖(長野県)で分布を確認。その後水質悪化で絶滅したとみられていたが、2003年に河口湖で再び確認された。
 昨年7月に同管理所が沈水植物を調査した際、高島市新旭町沖の水深2メートルでホシツリモとみられる藻類を発見し、2〜3センチの断片を採取した。識別の決め手となる星形の無性生殖器官は見つからなかったが、専門家の調査で細胞の形状などその他の特徴が同じと判明。神戸大大学院の研究グループに依頼し、DNA配列を調べたところ、一致していることが分かった。
 これまでの琵琶湖での調査では見つからなかったが、今回発見された断片は数片あり、集団で自生している可能性があるという。同グループが今月末に追跡調査を行う。
 神戸大大学院理学研究科の加藤将・学振特別研究員と坂山英俊講師は「琵琶湖の水質が(富栄養化が進んでいた)昔に比べて改善した証拠だ。生物多様性の意味からも意義深い」と話す。9月に姫路市で開かれる日本植物学会で発表する。

■七ヶ宿ダム水難にご用心 バス釣りの穴場ボート事故続発(河北新報社Kolnet)
 宮城県内7市10町に水道水を供給している七ケ宿ダム(七ケ宿町)で今シーズン、釣り客によるボート事故が相次いでいる。肉食の外来魚コクチバスの生息が2年前に確認され、口コミで釣り客が増えたことが背景にある。七ケ宿ダム管理所は利用者に注意を呼び掛けている。
 七ケ宿ダムでは6月、2件のボート事故が発生した。仙台市の男性2人が乗ったボートが17日、最大瞬間風速25メートルの強風にあおられて転覆。23日には親子で来ていた福島市の男子中学生が、ボートに乗ったまま約3キロ流された。ともに消防ヘリで救助された。
 管理所によると、七ケ宿ダムではここ数年、ボート事故が発生していなかったが、ことしはコクチバス狙いの釣り客が事故に遭った。
 管理所が実施しているダム周辺の生態調査で、北米原産のコクチバスの生息が2010年に初めて確認された。コクチバスは特定外来生物に指定され、飼育や放流が禁じられており、ダムに密放流されたとみられる。
 インターネットなどで七ケ宿ダムのバス釣りが知られるようになり、「ここ2、3年で釣り客のボートが増え、穴場が穴場でなくなってきた」(管理所)。ボート利用者は多い日で十数組に上るという。
 管理所は6月下旬、ダム湖畔の11カ所に注意喚起の看板を設置。船着き場には風の強さを知らせる吹き流しも掲げた。今後は地元の関係機関で協議会を設立し、効果的な事故防止策を検討する。
 七ケ宿ダム管理所は「ダム周辺は強風が吹きやすく、注意が必要。利用する場合は事前に届け出書を提出し、ライフジャケットを着用するなどルールを守ってほしい」としている。

■土曜祝日なら3連休へ(ChunichiWeb)
 国民の祝日が土曜日に当たった場合、日曜と同様に振り替え休日を設ける方向で政府、民主党が検討していることが4日、分かった。月曜か金曜に休みをずらして3連休を増やし、観光振興につなげるのが狙い。政府は、東日本大震災を踏まえた新産業創出などの取り組みをまとめ、近く閣議決定する「日本再生戦略」に盛り込み、国民祝日法を改正したい考えだ。
 政府は、秋に大型連休を地域別に設定することを検討中だが、全国的な企業活動への影響など課題も多く、実現のめどが立っていない。全国一斉の土曜祝日の振り替えは、休日が増え、社会的影響も少ないとみられることから浮上した。(共同)

12/07/04

■住民監査請求:八郎湖駆除委託費過払い、監査請求を不受理 県生連「納得いかない」(毎日jp秋田)
 県監査委員は2日、県が八郎湖増殖漁業協同組合に委託した外来魚駆除事業について、事業費を過払いしたまま放置しているとして県生活と健康を守る会連合会(県生連)が先月18日に提出した住民監査請求を同29日付で不受理としたと発表した。
 不受理の理由は、請求対象となる行為から1年以上たっており、この間、請求できなかった正当な理由がないためとしている。
 県生連によると、県は09年、緊急雇用対策事業「外来魚駆逐・在来生態系保全事業」を同漁協に約930万円で委託。10年に漁協は漁網など約60万円が過大だったと確認し、県に返還を相談したが、県は返還請求をしなかった。
 県生連の鈴木正和会長は、県が漁網代の算定根拠などを把握して過大支出を指摘したのは支出から1年2カ月後の検査時だったと指摘。さらに県に情報公開請求して得た文書はほとんど墨塗りされており、監査請求は漁協の情報提供により可能になったとして「県が情報を開示しないのだから住民は知りようがないのに、1年以内に請求しなかったといって門前払いするのは納得いかない。住民監査請求の窓口を狭める結果だ」と批判。月内にも佐竹敬久知事を相手取り秋田地裁に違法確認を求める住民訴訟を起こす考えを示した。【坂本太郎】

■ガソリン13週連続値下がり 全国平均139円80銭(47NEWS)
 経済産業省資源エネルギー庁が4日発表したレギュラーガソリンの2日現在の全国平均小売価格は、1リットル当たり前週(6月25日)比1円40銭安の139円80銭と、13週連続で値下がりした。国際的な原油価格の下落基調を反映した。
 調査に当たったみずほ総合研究所は、原油価格について「足元で下げ止まりの兆しがみられる」と指摘。ガソリン価格は今後「値下がり幅が縮小するなど緩やかな動きになる」と分析している。
 47都道府県全てで下落した。値下がり幅は愛媛が3円10銭と最大で、次が長崎の2円80銭、福井の2円20銭の順だった。

■節電:あの手この手 「びわこ花噴水」運転を一部休止−−9月7日まで(毎日jp滋賀)
 県は9月7日までの節電要請期間、大津港の「びわこ花噴水」の運転を一部休止すると発表した。通常運転と比べ、期間中の消費電力量を約40%(2万3000キロワット時)削減できる見込み。
 一部休止するのは8月13〜15日のお盆期間を除く平日で、時間帯は昼の部が午後0〜1時、夜の部は8月31日までが同7〜8時、9月3〜7日が同6〜8時。ただし、7月6日は「ライトダウンジャパン2012」に合わせ、夜の運転を全て休止する。
 花噴水の一部休止は昨夏も、節電対策として7月1日〜9月22日の平日昼に実施。消費電力量を約20%カットできたという。【姜弘修】

■ニュースや取材こぼれ話つぶやきます(asahi.com滋賀)
 朝日新聞大津総局は、簡易投稿サイト「ツイッター」での情報発信を始めました。県内での出来事や取材のこぼれ話を、記者たちが日々つぶやきます。アイコンには、郷土料理のふなずしにちなんだ「ふ〜なん」も登場。どうぞよろしくお願いします。
 また、13日に開幕する第94回全国高校野球選手権滋賀大会で、印象に残った場面や選手の一言なども、県立彦根球場や皇子山球場から随時お伝えします。みなさんからの情報提供や記事へのご意見、ご感想などをお待ちしています。取材や今後の紙面づくりの参考にさせていただきます。
     *
 アカウント名は「@asahi_shiga」
 アドレスは「https://twitter.com/asahi_shiga」です。

■諏訪湖のテナガエビ 漁獲量4季ぶり増加(NaganoNippo)
 諏訪湖のテナガエビの今漁期中(6月1〜30日)の漁獲量は約508キロとなり、4季ぶりに前年を上回ったことが3日、諏訪湖漁協のまとめで分かった。電気ショッカー船と刺し網で、エビ類を捕食する“天敵”の外来魚を駆除してきた成果が表れ始めたとみている。ただ、近年の不漁要因には「外来魚のほか、解決に至っていない湖底付近の貧酸素問題もある」と指摘。上向き基調が継続するかについては慎重な見方だ。
 「えびかご」と呼ばれる専用の仕掛けを1人50個を上限に浅瀬へ沈め、週5日、漁協の市場に出荷した。今季も80人が漁に打ち込んだ。
 漁協によると、6月11日には54キロの水揚げを記録。同日を含めて1日で30キロを超えた日が7日あり、昨季の3日から大幅に増えた。台風4号の接近・通過で2日間にわたって漁獲が落ち込んだ半面、繁茂地の直下が貧酸素傾向になる浮葉植物ヒシの生育遅れはプラスに働いたという。
 漁協は昨年10〜11月、水中に放電するショッカー船などを用いて、気絶して浮いたブラックバスやブルーギル計3トンを駆除している。「外来魚対策によって、減少傾向に少し歯止めが掛かった」と藤森貫治組合長。その上で「貧酸素を解消し、湖底の生物の住環境を改善することが(エビ漁獲高の)V字回復の条件になる」と強調し、「今後の県の貧酸素対策に期待したい」と話している。
 諏訪湖のテナガエビは、油で揚げた時に鮮やかな赤色になることもあり、川魚店や旅館・ホテルからの引き合いも強い。資源保護のために漁期を1カ月程度にとどめる年が続く中、漁協は「漁獲が1トンを超えれば、漁期延長を検討できるようになるだろう」としている。

12/07/03

■我慢の夏根付くか/節電スタート(asahi.com滋賀)
【交差点1000カ所に警官■大津市、給食中止も】
(知事ら「協力を」)
 2日朝、県庁に近いJR大津駅前では、嘉田由紀子知事が、ロンドン五輪の陸上女子棒高跳び代表の我孫子智美選手らとうちわなどを配り、通勤客らに節電を呼びかけた。
 関西広域連合では、再起動した大飯原発3号機の出力が最大になれば、節電目標を15%から10%に引き下げるが、7月下旬に4号機の出力が最大に達しても10%の目標は維持する方針だ。
 ただ、嘉田知事は関西電力管内の火力発電所が1カ所でも停止すれば、供給不足になる可能性を指摘。「計画停電を避けるためにも、節電をライフスタイルとして定着させたい」と力を込めた。
(計画停電備え)
 県警の「停電対策本部」は2日、計画停電時に信号機が消える場合に備え、交差点約1千カ所に警察官を配置するなどの具体策を発表。大津市の県警本部近くの交差点で実際に信号を消し、手信号での交通整理を実演した。
 県警によると、対象となる交差点は、国道1号や8号、県道大津草津線など交通量の多い主要幹線道路や、事故多発地点など。停電時には警察官が交差点に立って、手信号や停止棒などで交通整理をする。
 このほか、子どもやお年寄りなどの「交通弱者」が多い通学路や病院近くの交差点については、県職員や学校の教職員、交通安全協会のボランティアなどに協力を依頼。停電を知らせるプレートを持ち、歩道から運転手に注意を促す。
 岡根孝明交通部長は「停電時には可能な限り警察官を動員する。県全体で協力しながら、安全を確保したい」と話した。
 また、大津市教委は、計画停電の恐れがある日には学校給食を中止し、弁当を持参してもらう対応を決め、保護者に通知した。
 対象となるのは、市内の36の小学校と、志賀中の計37校で、葛川小は計画停電のエリアに入らないため、対象外という。関西電力が決めた計画停電のスケジュールに従い、実施の有無にかかわらず給食を中止する。9月7日までに4、5回あるという。
 市の共同調理場は3カ所あり、毎日2万食以上を主に午前中に調理する。停電時にはボイラーが止まり、煮炊きものに使う蒸気釜が使えなくなるためという。関西電力は前日の午後6時に計画停電の有無を発表するが、すでに子どもたちは下校した後で、混乱を防ぐため、あらかじめ弁当持参を決めておくことにしたという。担当者は「停電の可能性がゼロではない以上、備える必要がある」と理解を求める。
 計画停電の期間は、9月7日までの盆休みを除いた平日の午前8時半〜午後9時。県内を大きく六つのエリアに分け、さらに8グループに細分化して時間帯や地域を日ごとにずらす。詳しいグループ分けは関電のホームページ(http://www.kepco.co.jp/)または専用電話(0120・911・777)へ。

■熱中症:県が警報発令(毎日jp滋賀)
 県は2日、県内全域に熱中症警報を発令した。県内の湿度や気温、輻射(ふくしゃ)熱を加味した環境省の「暑さ指数」の最高値予測は3日に29度、4日に28度の「厳重警戒」基準に達する見通し。節電要請がスタートしたことも考慮し、3週間続けて注意を呼びかける。県健康長寿課は「こまめな水分補給、適切な冷房使用などで体調管理してほしい。特に高齢者と子どもには周囲の声かけや配慮が重要」としている。【加藤明子】

■浜開き:ザブ〜ン、園児たち歓声 琵琶湖岸11水泳場で一斉に(毎日jp滋賀)
 大津市内の琵琶湖岸11水泳場が2日、一斉に浜開きした。唯一の市営水泳場「真野浜水泳場」では近くの園児たちが初泳ぎ、夏空の下に歓声が広がった。
 真野浜水泳協会(細川源太郎会長)関係者ら約30人の安全祈願に続いて、地元の幼稚園と保育園児約100人が初泳ぎ。今年初めて企画された湖に浮かぶ長さ30メートルのゴザ上を走る催しを楽しんだ。
 この日の県内は好天に恵まれ、長浜市で30.1度と今年最高気温を記録。大津市も28.8度まで上昇した。【千葉紀和】

12/07/02

■外来魚駆除委託、監査請求を不受理 県監査委、県生連に通知(さきがけonTheWeb)
 県が事業委託先の八郎湖増殖漁業協同組合(八郎潟町)に過大支出をし県に損害を与えたとして、県生活と健康を守る会連合会(県生連)が行った住民監査請求について、県監査委員は2日、不受理としたことを発表した。
 県監査委員は、地方自治法は監査請求できる期間を請求対象行為(委託料支出)があった日から1年以内と規定しているのに対し、今回の請求は支出から1年以上経過していると指摘。
 その上で「文書公開請求により、監査請求が可能な程度の内容を知り得たと認められ、1年以内に請求できなかった正当な理由があるとはいえない」などとした。県生連には、6月29日付で不受理を通知した。
 県生連が監査請求したのは県の外来魚(ブラックバス)駆除委託事業。県は2009年度、同事業を漁協に約933万円で委託し、10年3月までに漁協へ全額支払った。
 県生連によると、この事業で漁協は、当時の漁協組合長に漁網購入費約66万円を支出した。県生連は、当時の組合長は売り主と買い主を兼ねており民法が禁ずる「利益相反」に当たる上、漁網費が高額で適正価格ではないと指摘。漁協への過大支出分の損害を補填(ほてん)するよう佐竹敬久知事に求め、6月18日に住民監査を請求していた。

■2日間で42匹 カジキ釣り大会(紀伊民報AGARA)
 「第23回JGFAビルフィッシュトーナメントin串本」(同実行委員会など主催)が6月29、30の両日、和歌山県串本町の串本港を基地とした近海であり、2日間で42匹のカジキが釣り上げられた。検量の時には地元の住民も参加し、県外の出場者と交流するなどして活気づいた。
 近畿圏を中心に全国から38チーム、約200人が参加し、クルーザーから釣り上げたカジキの重量やラインの強度などでポイントを競った。29日は24匹(標識を付けて放すタグ&リリースは19匹)、30日は18匹(同15匹)が釣り上げられ、昨年の8匹に比べて釣果は上々だった。
 串本港では両日の夕方、カジキを釣ったチームが表彰台に上がり、各チームの応援団になっている地元の飲食店の店員らと記念撮影をした。29日は餅まきや体験クルージングがあり、多くの地域住民が参加した。30日には同町サンゴ台の串本ロイヤルホテルで表彰式があった。
 和歌山市の和歌山マリーナシティを拠点とするチーム「ブルファイター」が優勝した。同チームは、初日に今大会最大の169・6キロのクロカワカジキを釣った。同チームの河合亮太さん(19)は「釣り上げるのはしんどかった。穏やかな串本の海を楽しんだ」と話した。

■輝く夏、間近 大津の11水泳場で浜開き(京都新聞電子版)
 梅雨の合間を縫って滋賀県内に青空が広がった2日、大津市内の11カ所の水泳場で、合同の浜開きが行われた。本格的な夏を前に、琵琶湖のレジャーシーズンが幕開けした。同市南小松の近江舞子中浜水泳場では、志賀観光協会による湖上の安全を願う神事が営まれ、市消防局と大津北署による水難救助訓練も行われた。
 志賀北幼稚園(同市荒川)の4歳児39人は、ヘリコプターや船による救助の様子を見学。その後、バケツやスコップを持って琵琶湖に入り、「魚がいる」「冷たい」などと水遊びを楽しんだ。
 市営の真野浜水泳場では、湖上に浮かべられた長さ約20メートルのござの上を走る催しも開かれた。

■「びわ湖の日」で一斉清掃 知事も手伝う(ChunichiWeb滋賀)
 「びわ湖の日」の一日、県内各地で湖岸や水域の一斉清掃があり、多くの県民が雨の中でごみ拾いに精を出した。
 今年で四十二年目となる県漁連の「びわ湖をきれいにする運動」の拠点の一つとなった、長浜市の尾上漁港には、嘉田由紀子知事や滋賀ふるさと観光大使のミュージシャン西川貴教さんが、漁協関係者らを激励に訪れた。漁場のごみや、陸から近づけない湖岸の岩場などに漂着した廃棄物を回収した小型船が岸壁に着くと、嘉田知事や西川さんも乗り込んで、ごみの陸揚げなどを手助けした。
 西川さんは「生活ごみがこんなに多いのかと実感。滋賀の人たちが培った水や環境を大切にする考えを、日常の心掛け一つから意識してもらえるよう県内外に発信したい」と、美しい琵琶湖への協力を約束。嘉田知事は、関西電力大飯原発の再起動に触れ、「近畿の命の水源の琵琶湖を守るため、安全対策や自然エネルギーの創出を言い続ける」と力を込めた。
 県漁連の活動はこの日、約二千八百人が参加し、船七十隻で四トントラック三十七台分の廃棄物を回収した。県内では市町や県の美化運動に数万人が参加した。(小蔵裕)

■「びわ湖の日」2800人一斉清掃(YomiuriOnLine滋賀)
 琵琶湖の環境について考える「びわ湖の日」の1日、「びわ湖(漁場)をきれいにする運動」が県内各地の湖岸で一斉に行われた。雨の中、漁業関係者やボランティアら約2800人が清掃活動に汗を流し、4トントラック計37台分のごみが回収された。
 県漁協連合会が、琵琶湖に感謝し、漁場環境の保全を図るために毎年実施しており、42回目。この日は加盟35漁協中、28漁協で清掃が行われた。
 長浜市湖北町尾上の尾上漁港では116人が参加。嘉田知事と、県出身のミュージシャンで滋賀ふるさと観光大使の西川貴教さんが激励に訪れ、漁港周辺などで前日までに拾われて漁船に積まれたペットボトルや流木などの陸揚げを手伝った。
 西川さんは「何気なく捨てられたごみが、積もり積もるとこれだけの量になると実感した」と話した。

12/07/01

■琵琶湖遠泳:自分との闘い… 高島・本庄小の児童50人(毎日jp滋賀)
 高島市安曇川町、市立本庄小の児童50人(4〜6年生)が30日、近くの横江浜沖で琵琶湖遠泳に挑んだ。自己申告によって100、250、500、1000メートルの4区分に学年横断で出場し、浜辺の保護者らから声援を受けて泳ぎ切った。
 近年は琵琶湖で泳ぐことが少なくなる中、今年15年目の同校の伝統行事。山本惠子校長は児童に「自分との闘いです」と激励。1〜3年生はなぎさで水遊びし、上級生にエールを送った。同校で指導した竜王町の水泳同好会「あ・MIWS」の神田利三朗代表らも一緒に泳いだ。
 背の立たない沖合で初めて泳いだ児童も「思ったほど怖くなかった」と自信をつけ、昨年より長く泳げた児童は満足そうな笑顔を見せていた。【塚原和俊】

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