琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2011/12)

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11/12/31

■帰省:家族みんなでお正月 JR各線ピーク、高速道路は分散傾向(毎日jp滋賀)
 帰省のピークを迎えた30日、県内でも駅などで大きなかばんや土産物の袋を手にした帰省客の姿が目立った。
 JR西日本によると、関西から各方面に向かう新幹線と特急の指定席はほぼ満席。新幹線自由席は広島・博多方面の乗車率が100〜150%。北陸や山陰方面への特急自由席も50〜150%で推移した。31日の指定席は時間帯によって空きがあるという。
 高速道路での帰省は分散傾向にあり、県警によると目立った渋滞はなかった。Uターンのピークは来年1月2、3日の見通し。
 福岡市から次男(1)を連れてJR草津駅まで帰省した30代の主婦は「餅つきなどを楽しみ、正月はゆっくり過ごしたい」と話した。【石川勝義】

■ホンモロコ、県内唯一大幅増 東近江の大同川付近(京都新聞電子版)
 環境省の絶滅危惧種に指定されている琵琶湖固有のホンモロコが、東近江市の大同川付近で近年、県内で唯一大幅に増加している。外来魚駆除を続けた地元漁師の努力と近くの伊庭内湖が生育に適した環境であることが要因とみられる。ホンモロコ復活に向けて期待が高まっている。
 コイ科のホンモロコは最盛期の昭和40年代には漁獲量が年間200〜370トンあったが、2004年には5トンに激減した。滋賀県水産課によると、原因は外来魚による食害や湖岸開発による植物帯の減少、浅瀬で産卵するホンモロコの卵が1992年に始まった琵琶湖の水位操作で干上がってしまうことが考えられるという。
 一方、大同川ではホンモロコが06年ごろから増え始めた。県が把握する地元の能登川漁業協同組合の漁獲量は3、4年前はほぼゼロだったが、昨年は1300キロに増えた。県水産課は大同川直近の上流にある伊庭内湖の環境が要因とみる。同湖では地元漁師による積極的な駆除で外来魚が激減したという。さらに他の内湖と比べプランクトンが豊富であること、湧き水が流れ水温が春先でも温かく、水位操作が始まる6月以前にホンモロコが産卵を終わらせることができる。
 伊庭内湖で生まれたホンモロコが徐々に琵琶湖全体に広がっているといい、波及効果が期待されている。
 能登川漁協は来年から産卵期の4月を禁漁にする。井ノ口伊三郎組合長(62)は「少しずつ増えているホンモロコを今捕れば増える可能性を摘んでしまう。遊漁者も考えてもらいたい」と協力を求める。県は遊漁を制限するため一帯を保護区にすることを検討している。

■海津市 駆除外来魚で特産品を(YomiuriOnLine岐阜)
さつま揚げ 「おいしい」
 駆除した外来魚を有効活用しようと、海津市が外来魚のブルーギルやブラックバスのさつま揚げを試作した。市産業感謝祭で市民に提供したところ、「意外においしい」と好評で、市は「来年には新しい特産品として売り出したい」と意気込んでいる。
 さつま揚げを試作したのは、外来魚の駆除や有効活用、河川環境について考えようと、市が昨年11月に開催した市民講座がきっかけだった。市内の大江川で繁殖するブルーギルなどを捕獲して煮魚にしたところ、試食した参加者から「これはいける。外来魚で新しい特産品を作ったらどうか」と提案があった。
 これを受け、市は今年9月、婦人会など市内の各種団体から集まった約20人でプロジェクトチーム「かいづ華さかせ隊」を結成。10月29、30日に開かれた市産業感謝祭で、ブルーギルとブラックバスで作ったさつま揚げ600個を市民約2000人に無料で試食してもらった。
 外来種と聞いて驚いた市民も、一口食べると「臭みもなく、おいしい」「販売したら」などの声が上がったという。同隊事務局の市企画政策課は「外来魚駆除は在来種保護にもつながる。外来魚の釣り大会や料理コンテストなどで機運を盛り上げ、市ぐるみで特産品づくりに取り組みたい」としている。

11/12/30

■プレジャーボート規制 草津など3ヵ所追加 養殖業保護 県計画(京都新聞電子版)
 滋賀県はホンモロコや真珠の養殖業保護などのため、琵琶湖でのプレジャーボートの航行規制水域を草津、守山、野洲市の計3カ所に新たに設ける計画を進めている。2011年3月の県琵琶湖レジャー利用適正化条例の改正を受けた措置。12年4月からの規制を目指し、1月12日まで意見を募っている。
 改正前の同条例で、プレジャーボートの航行規制水域は、住宅街や病院、学校を騒音から守ったり、水鳥の成育に影響を与えないために設けられ、現在は23カ所ある。
 11年3月の条例改正の対象となるのは、県水産振興協会がホンモロコやニゴロブナの種苗を生産する草津市北山田町から南山田町にかけての1・5キロの沖合と、玉津小津漁協が真珠を養殖する守山市と草津市にまたがる赤野井湾の湖岸約3・8キロの沖合。この2カ所はプレジャーボートの利用が多く、曳き波が湖魚と真珠の成育環境や作業員の活動に支障を及ぼしている。
 野洲市吉川の湖岸0・5キロの沖合は、プレジャーボートの利用者が早朝から湖岸緑地公園の浜辺や駐車場を占拠し、バーベキューや水泳を楽しむ人が利用できない状況のため、改正条例で航行規制水域に設定する。
 県琵琶湖レジャー対策室によると、2003年に航行規制水域を設定して以降、航行苦情件数は同年度の117件から10年度は22件に減った。同室は「生活者とさまざまなレジャー客が琵琶湖の恵みを分かち合えるようにしたい」とする。

11/12/29

■平安時代に琵琶湖で津波か、神社跡発掘で判明(スポーツ報知ネット版)
 滋賀県長浜市の塩津港遺跡で、平安時代後期の神社跡から見つかった柱の多くが湖面とは逆の北側に傾いていたことが滋賀県文化財保護協会の発掘で分かった。平安期の1185年に起きた地震により琵琶湖で津波が発生、湖岸の神社に波が押し寄せた可能性があるという。
 同協会によると、湖周辺にも多数の活断層が存在。「方丈記」などの文献から、地震の発生はこれまでも指摘されてきたが、発掘で琵琶湖の津波とみられる痕跡が確認されたのは初めてという。
 同協会によると、11世紀半ば〜12世紀末の神社跡から門柱など約20本が見つかった。直径約15センチで、地上部分は大半が欠けており、長さは地中に埋まっていた部分を含め約50センチ。ほとんどが垂直な状態から約5〜10度傾いていた。
 また、神社の周りにあった堀では、北側で5体の神像が出土。神像も津波で流され、堀に埋まった可能性があるという。
 神社跡は湖岸から約100メートル内陸に立地。多数の液状化の跡も見つかった。
 同協会の横田洋三副主幹は「多くの柱が同じ方向に傾いていることなどを考えれば、津波の跡と考えるのが妥当では」と話している。
 神社跡は湖の北岸に位置。近くの港が日本海からの物資を京都方面へ輸送するときの要衝とされたことから、水運関係者が参詣したとみられる。

11/12/28

■くさつ夢風車 逆風続き市「困った」(YomiuriOnLine滋賀)
発電量予想以下 9月に故障、停止
 草津市下物町の風力発電装置「くさつ夢風車」が9月に故障し、止まったままになっている。風力不足で発電量が当初の想定を下回り、維持管理費がかさむ状態が続いていたが、さらに修理費が1000万円以上かかるという。福島第一原発事故で自然エネルギーへの関心が高まる中、市は「コストはかかるが、金銭には換算できない重要な設備。再稼働への知恵を絞りたい」としている。(渡辺征庸)
 高さ95メートルの夢風車は、建設費3億円の45%を、独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)が補助し、2001年7月から稼働。計画では年間、370世帯分に相当する約175万キロ・ワット時を発電し、隣接する市立水生植物公園みずの森に供給する他、余剰分は売電して維持管理費に充てる予定だった。
 しかし、当初予測していた年間平均風速(毎秒4・4メートル)に対し、実際には2・9〜3・5メートルしか風が吹かず、年間発電量は34万5263〜80万6859キロ・ワット時(82〜192世帯分)にとどまった。10年間で計約7000万円分を発電したものの、保全や修理に約8000万円を費やした。
 市環境課によると、故障したのは、風力で生じた動力を電気に変換するコンバーターなどで、ドイツ製のため、修理費が高額になるという。山元忠之課長は「温暖化防止などの環境意識を高め、ランドマークとしても親しまれてきた。再稼働への道を検討し、来年3月までに方針を決める」としている。

11/12/27

■水で魚の種類“一網打尽” 地球研や龍大グループが手法開発(京都新聞電子版)
 川や湖の水から生息する魚の種類を推定する方法を、総合地球環境学研究所(京都市北区)の源利文研究員や龍谷大理工学部(大津市)の山中裕樹実験助手のグループが開発した。水に含まれている魚由来の遺伝子DNAを調べる手法で、希少種や外来種の探索にも効果を発揮しそうだ。
DNA解析、由良川で実証
 水域にどんな魚がすんでいるのかを調べるためには、網などで実際に魚を捕まえ種類を特定しているが、多大な労力と時間、専門知識が必要だった。
 グループは、魚のふんやはがれたうろこなどに魚のDNAが含まれていることに着目した。川や湖から水2リットルをすくい、抽出したDNAの特定の断片を増幅し、魚のDNAのデータベースと照合することで、水域に生息するさまざまな種類の魚を「一網打尽」にする。
 京都府北部の由良川の3地点で水を採取して調べた。ウグイやヌマムツ、カワムツ、ナマズなどのDNAを検出、各地点での生息状況と一致することを確認した。
 DNAは分解が早いため、遠くに生息する魚のDNAの影響は少なく、水の採取地点付近の生息状況を反映するという。源研究員は「魚の種類だけでなく、量(種の総重量)の推定にも使える可能性があり、水域の生態系を把握する豊富なデータを得られる」と話している。

■強い寒波、湖東に降雪 長浜で89cm、米原は42cm積雪(ChunichiWeb滋賀)
 冬型の気圧配置に伴う強い寒波の影響は26日も続き、湖東地域を中心に雪が降った。
 彦根地方気象台によると、25日午後8時から26日午前8時までの降雪量は高島市今津で16センチ、米原市朝日で13センチ、長浜市余呉町柳ケ瀬と彦根市で4センチを記録。26日午前8時の積雪の深さは、長浜市余呉町柳ケ瀬で89センチ、米原市朝日で42センチ、高島市今津で32センチ、彦根市で4センチになった。
 米原市春照の伊吹庁舎では、雪かきで積み上げられた小山で子どもたちが滑って遊ぶ姿が見られた。
 北部では27日昼前まで雪となり、冬型の気圧配置は次第に緩む。28日は最高気温が平年並みとなり、寒さは和らぐ。(辻井勇太)

■年の瀬雪化粧 大津今季最低気温(YomiuriOnLine滋賀)
 厳しい冷え込みとなった26日、県内でも広範囲で雪が降った。彦根地方気象台によると、最低気温は南小松(大津市)で氷点下1・1度と今季最低となった他、信楽(甲賀市)、土山(同)など4か所で氷点下を記録。24時間降雪量は午後8時現在、今津(高島市)で21センチ、米原で19センチ、柳ヶ瀬(長浜市余呉町)で16センチ、彦根で6センチを観測した。27日も午前中を中心に、各地で雪が降る見込みという。
 彦根城では、同城管理事務所の職員が、国宝・天守の出口にしめ縄飾りを取り付け、入り口に重さ25キロの鏡餅を飾った。観光で訪れた大分県職員、周藤慶智さん(36)は、雪化粧した天守に、「国宝の風格と迫力を感じる」と見入っていた。
 大津市内でも朝から雪がちらついた。JR大津駅前では、時折激しく降る雪に、傘をさしたり、上着のフードを目深にかぶったりして歩く人の姿が見られた。

11/12/26

■対岸に新ルート 大規模土砂災害の国道311号(紀伊民報AGARA)
 台風12号による大規模な土砂災害が発生した和歌山県田辺市中辺路町栗栖川の国道311号の本復旧について、県は富田川の対岸に新たに道路を建設することを決めた。当初、対岸に渡るルートは仮設道路として考えていたが、現在のルートでの復旧は困難と判断した。来年1月中に着工し、3年後の完成を目指す。
 9月4日に国道沿いの山の斜面が大規模に崩れ、土砂が国道をふさぎ、富田川まで流れ込んだ。県が、国道や河川敷にたまった土砂を固めて約200メートルの仮設道路を設け、10月4日に仮復旧した。
 本復旧について、崩れた土砂を取り除いて元の国道を回復させることを中心に検討を進めてきたが、斜面には約14万立方メートルの土砂があり、除去や崩土対策に時間や費用がかかると判断し、現在のルートでの復旧を断念した。
 新ルートは橋で対岸に渡って、別の橋で戻ってくる形で、緩やかなS字カーブになる。2車線道路で、延長564メートル。
 本復旧より前に、仮設道路を対岸に通す。現在の仮復旧させている道路は、崩土被害の危険性があり、大雨となれば通行止めになるためで、来年6月の完成を目指す。対岸の河川側に擁壁を造って延長170メートルの2車線道路を整備するとともに、延長60〜65メートルの仮橋を2本設置する。
 工事費は仮設道路も含め約22億3千万円で、ほとんどが国の補助。
 県西牟婁振興局建設部は「現在の仮設道路では、観光に影響があり、できるだけ早い対策をと考えていた。新しい道路ができれば、雨による通行止めの心配がなくなる」と話している。

■大雪:長浜・柳ケ瀬で積雪80センチ、県北に警報 県内でも年の瀬寒波(毎日jp滋賀)
 強い冬型の気圧配置の影響で24日夜から長浜、高島、米原3市と大津市北部に大雪警報が出された。県北の柳ケ瀬(長浜)では25日午後4時現在で80センチの積雪を記録し、県全域に風雪、雷注意報も出された。彦根地方気象台は26日も雪に警戒を呼びかけている。
 同気象台によると、25日の最低気温は午後4時までに信楽(甲賀)で氷点下1・5度を観測。彦根で1月下旬並みの0・3度となるなど、県全域で1度を下回った。日中の最高気温も6・6度までしか上がらず、終日冷え込んだ。
 国の「特別豪雪地帯」に指定されている長浜市余呉町では、福井県境近くの中河内(なかのかわち)地区などで、道路の通行を確保しようと、除雪車が作業に追われた。約1メートルの積雪で動けなくなった車もあり、外出する人の姿はほとんどなかった。自宅前で雪かきをしていた同地区の山田くにえさん(86)は「1人で雪かきをしても、なかなか追いつかず大変です」と話していた。【村山豪、姜弘修】

■彦根城も雪化粧 強い寒波、県北部中心に積雪(ChunichiWeb滋賀)
 冬型の気圧配置に伴う強い寒波の影響で25日朝、県北部を中心に雪が降り、今冬一番の積雪となった。
 彦根地方気象台によると、午前9時現在の積雪は長浜市余呉町57センチ、米原市朝日24センチ、高島市今津町16センチ、彦根市城町3センチ。余呉町では、午後2時までに73センチ積もった。
 彦根市のJR彦根駅前では、JR西日本の作業員らが雪かきや融雪剤をまく作業に追われた。市内の国宝・彦根城も雪化粧。観光客らが雪景色をカメラに収めていた。
 同気象台によると、強い冬型の気圧配置が26日も続き、北部を中心に雪が降るという。(森若奈)

■県内、冷え込み続く(YomiuriOnLine滋賀)
高島では除雪車 きょう南部も雪予報
 厳しい冷え込みは25日も続き、県内では北部を中心に雪が降り続き、大津市北部と高島、長浜、米原の各市に大雪警報が発令された。彦根地方気象台によると、最低気温は信楽(甲賀市)で氷点下1・5度と前日より3・9度高く、土山(同)で同0・5度、米原で同0・3度、長浜、今津(高島市)でそれぞれ0度を記録。24時間降雪量は午後10時現在、柳ヶ瀬(長浜市余呉町)で55センチ、米原35センチ、今津20センチを観測した。26日は県南部でも雪が降る見込みという。
 高島市マキノ町の最北に位置する在原地区では終日、県道の除雪作業が続けられた。除雪車を運転する男性によると、午前4時から作業を始めた時には約30センチだった積雪が、同9時頃にはさらに10センチ深くなったという。正午過ぎにも時折、雪が吹き降りとなり、男性は「昨年の暮れより雪の量が多い」と心配していた。

11/12/25

■東海も降雪の恐れ 全国的に強い冬型続く(ChunichiWeb)
 発達した低気圧と強い冬型の気圧配置の影響で、25日にかけて北海道を中心に大荒れの天候が予想され、気象庁は24日、暴風雪や高波、竜巻などへの警戒を呼び掛けた。強い冬型の気圧配置は27日ごろまで続く見込み。
 気象庁によると、発達した低気圧がオホーツク海で停滞しているほか、25日朝には上空の強い寒気が北陸まで南下し、全国的に冬型が強まる。
 北日本では沿岸部を中心に非常に強い風が吹き、北海道の日本海側を中心に25日にかけて猛吹雪となる可能性がある。
 北陸から近畿、中国、九州北部にかけての日本海側でも落雷や竜巻、突風に注意が必要という。
 25日午後6時までの24時間に予想される降雪量は、いずれも多い所で北陸80センチ、北海道、東北、関東甲信、近畿、中国各60センチ、東海40センチ、九州北部、四国20センチ。(共同)

11/12/24

■琵琶湖保全活動に 東近江の藤野商事、マザーレイク寄付(ChunichiWeb滋賀)
 ガソリンスタンドなどを経営する「藤野商事」(東近江市)が22日、売り上げの一部を県のマザーレイク滋賀応援寄付に寄付した。
 藤野商事は、顧客から昨年10月〜今年9月末までの車の点検「安心ECO点検」を受けた時に進呈するポイントを換算して得た善意43万円(8万9400台分)を送った。
 藤野滋社長(55)らが県庁を訪れ、「琵琶湖を守る一翼を担っていきたい」と目録を贈呈。受け取った西嶋栄治・県総合政策部長は「県内企業の人たちも琵琶湖への思いを持って活動してくれている。県も保全活動を全力で行う」と感謝した。
 マザーレイク滋賀応援寄付金は2008年10月から始め、琵琶湖の総合保全や歴史的文化資産の保存などに使われる。本年度の22日現在の総額は2765万円で、10年度の2100万円を上回る。(木原育子)

11/12/23

■雪と強風に警戒を、気象庁 北日本で大しけの恐れ(ChunichiWeb)
 気象庁は23日、急速に発達する低気圧と強い冬型の気圧配置の影響で、24日にかけて北日本を中心に強い風が吹き、大しけとなる恐れがあるとして引き続き警戒を呼び掛けた。冬型の気圧配置は26日ごろまで続き、大雪にも注意が必要としている。
 気象庁によると、発達中の低気圧が北海道の西の海上を北東に進んでおり、24日にかけて北海道付近を通過する見込み。北日本と北陸では大しけ、北日本から西日本の日本海側を中心に大雪となる可能性がある。
 24日夕までの24時間に予想される降雪量は、いずれも多いところで北海道と北陸60センチ、東北50センチ、中国と甲信40センチ。(共同)

11/12/22

■年末年始:渋滞予測、ピークは来月2・3日 年末は分散傾向(毎日jp滋賀)
 高速道路各社と県警交通規制課は、年末年始の県内の交通渋滞予測を発表した。年末の渋滞は分散され、ピークは上り、下りとも来年1月2、3日になる見通し。
 高速道路は2日と3日、上りが瀬田東JCTから京都南IC、下りは栗東ICから八日市ICで、それぞれ昼から夜にかけて渋滞すると予測している。今年はETCの上限1000円割引が廃止された影響で、渋滞の規模は緩和するとみている。県内の主な国道では、正月の三が日を中心に3キロ前後混み合いそう。高速道路の主な渋滞予測は次の通り。【石川勝義】
◇名神高速道路
 【上り】2日午後3時、瀬田東JCT−京都南IC(20キロ)▽3日午後3時、瀬田東JCT−京都南IC(同)▽3日午後5時、米原JCT−八日市IC(10キロ)
 【下り】26日午後5時、京都南IC−大津IC(10キロ)▽2日午後4時、栗東IC−八日市IC(15キロ)▽3日午後4時、栗東IC−八日市IC(同)

■台風で降水量多く、秋に記録的な暑さ 2011年の天候(asahi.com)
 気象庁は21日、今年の天候まとめを発表した。年の平均気温は過去30年の平均値より0.24度高く、1898年以降で13番目の高温。特に秋は記録的な暑さとなった。台風12号・15号などの影響もあり、年間降水量は西日本を中心に平年より多かった。
 平年との気温の差は、北日本でプラス0.4度、東日本で同0.3度、西日本で同0.1度、沖縄・奄美ではマイナス0.2度だった。年初からの冬は、ラニーニャ現象などの影響で、日本海側で大雪が降るなどして全国的に低温傾向だった。春も低温傾向が続いた。その半面、夏以降は太平洋高気圧が強まり、全国的に高温傾向となった。
 特に秋は、偏西風が平年より北側を流れた影響で、寒気が入りにくい状態が続き、まれにみる暑さになった。そのため、各地でカエデやイチョウの色づきが記録的に遅れ、カエデは52カ所中11カ所、イチョウは49カ所中9カ所で最も遅い紅葉・黄葉となった。

11/12/21

■ガソリン価格、3週連続で変動なし(Impress Car Watch)
2011年12月21日発表
 石油情報センターは12月21日、石油製品小売価格の週次調査(12月19日調査)の結果を発表した。
 これによると、ガソリン価格の全国平均はハイオク154.4円、レギュラー143.6円、軽油124.4円と、軽油が0.1円値上がりしたものの、前週からほぼ横ばいの結果となった。
 地域別に見ると、関東でハイオクが0.2円、レギュラー/軽油が0.3円の、沖縄でハイオク/レギュラーが0.2円の値上がりを見せたものの、その他の地域は大きな変動はなかった。

■24日にかけ、北日本を中心に大荒れの天気に(YomiuriOnLine)
 気象庁予報部が21日午後発表した気象情報によると、日本海で急速に低気圧が発達する影響で、24日にかけて北日本を中心に大荒れの天気となり、海上は大しけとなる見込み。
 気象庁は暴風雪や高波への警戒を呼びかけている。その後も26日まで強い冬型の気圧配置が続く。
 24日にかけて、北日本を中心に雪を伴って猛吹雪となる所があり、海上も大しけとなる。26日にかけて北日本から西日本の日本海側を中心に降雪が強まり、大雪となる所がある。

■携帯・PHS各社、「おめでとうコール/メールは控えて」(Impress ケータイWatch)
 電気通信事業者協会(TCA)、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、ウィルコム、イー・アクセス(イー・モバイル)は、年末年始にやり取りされる、いわゆる「おめでとうコール」「おめでとうメール」について、遅延や通信規制の可能性を案内しつつ、なるべく控えるよう協力を呼び掛けている。
 例年、大晦日〜元日の午前0時から30分程度、年始の挨拶をする通話やメールが集中的にやり取りされる。おめでとうコール、おめでとうメールと呼ばれる、このコミュニケーションに対し、携帯各社は「できるだけ多くのメッセージを届ける」としつつも、場合によっては通信を規制して、繋がりにくい状態になることがある、としている。
 元日0時からの約30分間は通話・メールともにできない可能性がありメールは2時過ぎまで遅延する可能性がある。年末年始のやり取りは、こうした時間帯を避けたほうが良いだろう。

■広域連合が瀬田川洗堰の水位操作を検討(京都新聞電子版)
 国が瀬田川洗堰(大津市)で行っている琵琶湖の水位操作について、関西広域連合が生態系や環境に配慮した独自基準の条例化を検討していることが20日分かった。滋賀県が中心となって12年度中の独自基準案策定を目指す。国からの権限移譲実現に向けた広域連合の受け皿整備の一環で、地域主権改革の突破口に位置づける。
 琵琶湖の水位は1905(明治38年)の南郷洗堰完成以来、国が管理しているが、条例化が実現すれば、琵琶湖の治水政策が転換する可能性がある。広域連合にとって政策実行のための条例制定は初めてとなる見通しで、「新たな条例案は、関係法令と整合性を図りながら提案が可能か検討する」(事務局)としている。
 琵琶湖の水位は、国が92年に制定した操作規則に基づき人工的に調節している。滋賀県によると、琵琶湖は下流の洪水を防ぐ役割があるが、近年は水位の低下傾向が鮮明で、魚卵や稚魚の死滅、ヨシ帯の減少、水草の異常繁殖につながっていることが近年の研究で判明している。
 県は独自基準案で、下流の治水リスクを高めない範囲で洪水期も水位を一定水準まで高く保つ考え方を打ち出す。近年は情報技術の進歩で雨量予測の精度が向上しているため、現行基準よりも柔軟で、きめ細かい水位操作の可能性を探る。
 操作規則制定後の平均値によると、琵琶湖の水位は6月中旬に現行基準の通りマイナス20センチ近くまで下がった後、9〜12月はマイナス40〜50センチで推移している。7〜12月は規則制定前に比べ20センチ前後低い。夏場に水位が下がると湖底に光が届きやすくなるため、水草が異常繁殖する要因になっているという。県は「国は洪水を想定しているが10、11月の実際の雨量は少なく、近年は水位が低すぎる」としている。
 水位操作をめぐって県は国と定期的に協議している。国は2003年度から5、6月には生態系に配慮した操作を試行しているが、漁業関係者や環境の専門家は対策が不十分と指摘している。
【瀬田川洗堰操作規則】 夏と秋の洪水期は大雨に備えて琵琶湖の水位を低く設定する。6月16日〜8月31はマイナス20センチ、9月1日〜10月15日は同30センチを基準に調節する。非洪水期の10月16日〜翌年6月15日はプラス30センチとする。1992年の制定後、基本的な内容は見直されていない。

■近江大橋いつまで有料(asahi.com滋賀)
【補強費工面無料化先送りへ/「黒字」還元に法の壁】
 大津と草津を結び、1日3万台前後の車が行き来する近江大橋。来年9月に建設費の償還が終わり、無料になるはずだったが、県は補強工事の費用を賄うため、償還期間を1年3カ月延長し、料金徴収を続けることを求める議案を県議会に提出し、21日の本会議で可決される見通しだ。無料化を望む声が多いなか、有料はいつまで続くのか、先行きは不透明だ。
 7日の一般質問。無料開放の先送りについて、自民党県議団の佐藤健司議員から説明責任を問われた嘉田由紀子知事は「大津市、草津市と意見交換会をし、理解を求めている。利用者の理解も得る必要があり、周知に努めたい」と述べた。
 自民側が疑問視するのは、橋の補強工事の費用を料金収入から賄おうとしている点だ。料金はあくまで建設費の償還が目的で、終了後も徴収を続けるのはおかしいとみる。また、「県は工事が終わっても徴収を続けるのではないか」との懸念を抱く。
 そもそも近江大橋は事実上の黒字路線であり、毎年料金収入の1割を積み立てる「損失補填(ほ・てん)引当金」は、昨年度までで約46億円に上る。自民側は、これを料金の割引など利用者に還元すべきだとの見解を示す。
 ただ、無料開放や引当金の還元は容易ではない。
 県道路課によると、道路整備特別措置法上、建設費の償還が終われば原則、橋の管理は現在の県道路公社から県に移され、料金徴収ができなくなる。財政難の県にとり、維持管理費は重い負担だ。
 それでいて、約46億円の引当金は県ではなく、公社に引き継がれる。目的について、同課は「地震などの大災害で橋が崩落した時などに備える」としており、料金の割引や架け替えの費用には回せない。
 そのため、県は特例措置として認められている償還後の料金徴収を可能にする「維持管理有料制度」を用い、橋の管理を公社に任せたまま、有料道路を続けざるを得ない状態という。
(再延長「歯止め」)
 県の計画に対し、自民側は県議会政策・土木交通委員会で、無料化社会実験をして周辺道路への影響を把握することや、工事後の2013年12月以降は、料金徴収の延長を安易にしないことを要求する付帯決議を提案。可決された。
 県は今年度中に、有識者らでつくる検討会を設置し、社会実験の方法や今後の管理のあり方について話し合い、12年度中に結論を出す方針だ。(千種辰弥)

11/12/20

■環境先進地域「関西」目指す 保全へ広域連合最終案(京都新聞電子版)
 関西広域連合の「関西広域環境保全計画」の最終案が20日、大津市の県庁で開かれた有識者委員会で固まった。2030年ごろに環境先進地域「関西」を目指すとし、電気自動車の普及やバイオマス利用の促進、琵琶湖の魚に大きな被害を与えるカワウの広域保護管理に取り組むことなどを盛り込んだ。
 委員会で指摘があった部分の表現を修正した上で、来年1月26日の広域連合委員会(知事会合)と3月に開催予定の連合議会に報告して最終決定する。
 計画は、関西に集積した環境産業の潜在力を基盤に、各府県での先進事例を普及させながら、持続可能な社会を構築すると目標を掲げた。来年度から5年間で、地球温暖化対策、生態系保全、循環型社会づくり、水や土壌など生活環境の保全、環境学習の推進の各施策を進めるとした。
 具体的には、本年度試行した「関西スタイルのエコポイント」事業の本格実施、電気自動車の普及を目指した充電インフラの通信ネットワークの共通化、木材を利用したバイオマスエネルギーなど再生可能エネルギーの導入促進を盛り込んだ。
 府県を超えて分布・移動するカワウを関西全体でモニタリング調査する。生物多様性では博物館ネットワークを利用したデータベースを作成し、環境学習は幼児期から取り組めるように教育手法を研究するとしている。
 広域環境保全局の滋賀県環境政策課は「計画によって関西独自の環境保全が進み、他の地域へ波及できるようにしたい」としている。

■クリスマス寒波が到来 3連休も荒れ模様に(ChunichiWeb)
 気象庁は20日、発達した低気圧と強い冬型の気圧配置の影響で、日本海側を中心に22日から23日にかけて、雪を伴った非常に強い風が吹く恐れがあるとして大雪や暴風、高波への警戒を呼び掛けた。強い冬型は26日ごろまで続き、日本海側はクリスマスを含む23日からの3連休も荒れ模様となり、積雪が多くなる可能性がある。
 気象庁によると、22〜23日は日本海で発生する低気圧が急速に発達しながら日本付近を北東に進み、オホーツク海に達して強い冬型の気圧配置となる見通し。発達した低気圧の影響で、北海道と東北を中心に23日にかけて暴風雪となる。(共同)

11/12/19

■初の積雪子ども歓声(asahi.com滋賀)
【今津4センチ】
 冬型の気圧配置の影響で、17日の県内は前日からちらつき出した雪が断続的に降り続いた。高島市今津町今津では午後3時現在、4センチの積雪になった。この冬初めて積もった雪に、子どもたちが寝ころんだり、雪玉をつくったりして遊んでいた。
 彦根地方気象台によると、18日の県内は全般的に曇りがちで、雨や雪がまじるところもありそうだという。

11/12/18

■外来生物拡散防止を呼び掛け/高松でシンポ(四国新聞社SHIKOKU NEWS)
 外来生物が香川県内の在来種に与える影響などを考えるシンポジウムがこのほど、香川県高松市サンポートのe―とぴあ・かがわで開かれた。生物学の研究者が外来魚や外国産昆虫の生息状況、生態系の変化などを説明し、参加した約70人は外来生物の拡散防止の重要性について理解を深めた。
 県内の生物学研究者らで組織する「みんなでつくる自然史博物館・香川」が初めて開催。香川淡水魚研究会の橋本佳樹氏ら9人が外来生物の生息状況などを報告した。
 橋本氏は、ため池に生息するブラックバスとブルーギルは1970年代以降の釣りブームのころに放流されて定着したと説明。「エビがいない池はこの2種が生息していると考えていい。エビやタナゴを好んで捕食する外来魚と在来魚との共存はあり得ない」とし、県内に生息しない生物を放流しないよう呼び掛けた。
 また、徳島県などで確認されたアルゼンチンアリや県内の水路に生息するスクミリンゴガイ(通称ジャンボタニシ)についての報告もあった。

■積雪:彦根城天守も雪化粧 湖北、湖西を中心に長浜で17センチ、米原11センチ、高島4センチ(毎日jp滋賀)
 冬型の気圧配置が強まった17日、県内は湖北、湖西を中心に雪景色が広がり、寒い1日となった。彦根地方気象台によると、積雪量は長浜市柳ケ瀬で17センチ、米原市朝日で11センチ、高島市今津で4センチ(いずれも午前11時)。最高気温も彦根5度(平年9・4度)、大津7・7度(同10・3度)だった。
 今冬初めて1センチの積雪を記録した彦根市では国宝・彦根城天守もうっすら雪化粧し、市街地から市民や観光客らが眺める光景が見られた。城内の内堀沿いの「二季咲桜」の前では、観光客らが立ち止まり、雪をかぶった薄いピンクの花の“花見”を楽しんでいた。
 また、各地のガソリンスタンドや修理工場では、車のタイヤを冬用に取り換えるため駆け込む人が多かった。【松井圀夫】

■彦根城もうっすら(YomiuriOnLine滋賀)
冷え込み、各地で雪
 各地で厳しい冷え込みとなった17日、県内では柳ヶ瀬(長浜市余呉町)で19センチ、米原で14センチ、彦根で1センチの積雪をそれぞれ記録し、最低気温も信楽(甲賀市)が氷点下2.2度、米原で同1.1度だった(いずれも午後8時現在)。
 彦根地方気象台によると、冬型の気圧配置が強まり、上空に寒気が流れ込んだ影響で、18日も冷え込みが続き、北部は雪か雨が断続的に降るという。
 彦根市の彦根城では国宝の天守が雪化粧し、同城管理事務所の職員ら約30人が午前8時半の開門前から、天守付近や約140段の石段、表門橋などを雪かきした。天守内は床が冷えるため、スリッパを用意した。
 夫婦で訪れた大阪府東大阪市の会社員今井芳夫さん(48)は「城が好きで、10年来、この時期に来ているが、雪景色は初めて。早く来たかいがあった」と喜び、写真を撮っていた。

11/12/17

■イナズマ“滋”ロックフェス 収益を琵琶湖保全へ寄付(京都新聞電子版)
 野洲市出身で、滋賀ふるさと観光大使を務める歌手の西川貴教さん(41)が16日、滋賀県の嘉田由紀子知事を表敬訪問した。9月に草津市の烏丸半島で開いた野外音楽イベント「イナズマロックフェス」の一部収益を琵琶湖の環境保全のために寄付した。
観光大使・西川さん 2万7000人協力
 同フェスは滋賀の活性化を目的に西川さんが中心となって2009年に始めた。毎年収益から300万円を県と草津市に寄付している。今年は東日本大震災の復興支援をテーマに開き、全国から約2万7千人を集めた。
 大津市の県公館で嘉田知事と面会した西川さんは「3回目で初めて雨が降り、不安もあったが、みんな一緒に楽しんでくれてうれしかった」と報告した。寄付金の目録を手渡し、「(被災者の)気持ちを奮起させる思いで開いた。全国のみなさんとつながりを持てることに大きな意味があり、来年も続けたい」と抱負を語った。同フェスや滋賀の観光振興に県民の要望などを反映させるため、実行委員会の設置などを嘉田知事に提案した。
 西川さんは草津市役所も訪れ、橋川渉市長にも寄付した。

■琵琶湖保全などへ浄財(YomiuriOnLine滋賀)
西川貴教さん、県・草津市に
 県出身のミュージシャンで、滋賀ふるさと観光大使を務める西川貴教さん(41)が16日、9月に草津市内で開いた野外音楽イベント「イナズマロックフェス2011」の収益から250万円を県に、50万円を同市に寄付した。琵琶湖の環境保全などに使われる。
 フェスは西川さんが企画し、2009年から毎年、草津市の烏丸半島芝生広場を会場に開かれている。今年は、東日本大震災の復興支援がテーマで、9月17、18日の2日間で計2万7000人が来場した。
 この日、県公館で嘉田知事に目録を手渡した西川さんは「フェスは滋賀の良さを広めるきっかけ作りでもある。来年以降も続けたい」などと話した。嘉田知事は「県を挙げて応援する」と応じ、フェスに合わせた観光ツアーの実施などを提案した。
 西川さんは続いて、草津市役所を訪れ、橋川渉市長に目録を手渡した。

■初雪で初滑り(YomiuriOnLine滋賀)
箱館山スキー場
 冬型の気圧配置が強まった16日、県内は柳ヶ瀬(長浜市余呉町)で午後10時現在、13センチの積雪を観測。今季初めて高島、長浜、米原の各市に大雪注意報、県内全域に風雪注意報が発令された。
 彦根地方気象台によると、最高気温は12月下旬〜1月中旬並みで、信楽(甲賀市)6・4度(平年9・2度)、長浜6・7度(同9・3度)など観測全地点で平年を下回った。17日も北部は午前中まで、南部でも一部で雪が降るという。
 高島市今津町の箱館山スキー場はこの日、県内で最も早くオープン。人工雪のゲレンデに本物の雪が降る中、待ちわびたスキー客らが初滑りを楽しんだ。

■滋賀観光客、3年連続減 10年県統計 2%減、4357万人(京都新聞電子版)
 滋賀県が16日発表した2010年の県観光入込客統計調査結果によると、県内を訪れた延べ観光客は前年比2%減の4357万人となり、3年連続で減少した。宿泊客は戻ったが、景気回復の遅れから消費低迷が続いたうえ、前年秋の大型連休がなくなったことによる反動も影響した。
景気低迷、秋の連休なく
 県内の延べ観光客は、2007年の4666万人が最高で、08年以降は減少が続いている。滋賀県が舞台になったNHK大河ドラマなどの効果で11年は増加に転じる可能性があるが、引き続き魅力ある観光施設づくりや発信力の強化が課題になっている。
 内訳は、日帰り客が同2・4%減の4057万人と低調だった。宿泊客は前年に流行した新型インフルエンザに伴う風評被害が解消したことなどから同4・5%増の299万人となったが、2年連続で300万人を割り込んだ。外国人の延べ観光客は同32%増の17万人まで回復した。
 観光地ランキングは、今回も黒壁ガラス館(長浜市、179万人)が首位で、多賀大社(多賀町、165万人)、道の駅藤樹の里あどがわ(高島市、79万人)が続いた。上位5位までは前年より観光客が増えたが、比叡山ドライブウェイ(大津市)や豊公園(長浜市)、道の駅伊吹の里(米原市)などは大幅に減少した。
 県観光交流局は「近隣県であった大型イベントに観光客が流れたことも響いた。今年の大河ドラマのにぎわいを来年につなげるため、誘客活動に取り組みたい」としている。

11/12/16

■近江大橋:有料延長、付帯決議案を可決−−県議会常任委(毎日jp滋賀)
 県議会政策・土木交通常任委員会は15日、大津、草津両市を結ぶ近江大橋の有料期間延長の同意案を巡り、無料化の社会実験を速やかに行うよう求める付帯決議案を賛成多数で可決した。
 付帯決議案は自民委員4人が提出。社会実験のほか、今回の延長期限としている13年12月以降は有料期間を安易に延長せず、将来の維持管理は県民の意見を踏まえて検討することを求めた。公明も賛成し、民主、対話は反対に回った。
 13年12月25日まで有料期間を延長する同意案については全会一致で可決した。【姜弘修】

■「フィッシングショーOSAKA」来年は2月4、5の2日間(おおさか報知)
 釣りファン待望のイベント「フィッシングショーOSAKA2012」は来年2月4、5の2日間、大阪市住之江区南港のインテックス大阪3、6号館で行われる。
 (株)がまかつ、(株)オリムピック、マルキユー(株)などの各メーカーが、自信の新製品を展示ブースで紹介。釣り用品や関連商品も幅広く展示され、日本で一番早い2012年の新製品公開となる。時間は、いずれも午前9時〜午後5時。
 釣り具の即売会、お楽しみ大抽選会、体験マス釣り、体験仕掛け&釣り方教室、フィッシングスクール、マグロ解体ショー、スタンプラリー、体験魚拓教室、こどもお祭り広場での釣り堀ゲーム、福袋釣り、金魚すくい、キャラクターすくいなど面白いイベントも開催。
 入場料は一般1200円、中学生以下は無料。前売り券(1100円)は取り扱い釣具店やコンビニなどで発売。ホームページ(http://www.fishing.or.jp)で最新情報を公開中。

■外来魚駆除へ“電気ショック”作戦(大分合同新聞oita-press)
 「電気ショッカーボート」を使って外来種のブラックバスやブルーギルを捕獲する駆除実験が14日、竹田市直入町の芹川ダムであった。県農林水産研究指導センター内水面チームが県内各地区のダムで実施しており、6カ所目。
 芹川ダムはワカサギの名所として知られるが、外来種も増え、県内外のルアー釣り客も多数訪れている。大分川漁協は毎年、ワカサギの卵500万個を放流して数の維持に努めているが、ダムの水は下流の川に流れ込むため、広範囲での生態系への影響が懸念されている。
 「電気ショッカーボート」は水中の魚に電気ショック(500〜600ボルト)を与える装置を装備。全国内水面漁協連合会が所有しており、滋賀県にある同ボートを借り受けた。漁協の組合員ら20人が見守る中、同チームの職員らはボートでダム湖のふちをゆっくりと航行。電気ショックで気絶し、浮かび上がった外来種を次々とすくい上げていた。
 奈須正治組合長は「効果を期待している。外来種は釣ったらリリースせず、持ち帰ってほしい」と話した。

11/12/15

■冬の味覚氷魚豊漁 琵琶湖で水揚げピーク(京都新聞電子版)
 本格的な冬が訪れた琵琶湖で、アユの稚魚「氷魚(ひうお)」の漁が最盛期を迎えている。滋賀県内各地で、ガラスのように透き通った体長5センチ前後の「小さな命」がキラキラと輝きながら水揚げされ、鮮魚店や水産加工業者に出荷されている。
 10月ごろにふ化したばかりの氷魚は、湖国の冬の代表的な味覚。釜揚げやつくだ煮などで賞味される。今年は12月1日に養殖用の漁が解禁になり、12〜17日は食用に切り替わる。
 大津市の堅田漁協の今井政治副組合長(62)は15日、夜明け前に出漁し、約50キロを水揚げした。勢いよくはねる氷魚を出荷先ごとに手際よくケースに分けた。今年は豊漁という。
 今井副組合長は「比良山が冠雪する時期が旬で、琵琶湖でこそ味わえる絶品。釜揚げが鮮度のよさを一番感じられます」と話していた。

■コハクチョウ、幼鳥も優雅 草津、琵琶湖岸に飛来(京都新聞電子版)
 琵琶湖を訪れる時季と、その優雅な姿から「冬の使者」とも呼ばれるコハクチョウが今年も滋賀県草津市の琵琶湖岸に飛来し、湖面で羽を休めている。
 琵琶湖では例年、湖北地域から1カ月ほど遅れて12月上旬ごろ、湖南地域にコハクチョウが飛来する。
 同市の湖岸で毎年観察を続けている「草津湖岸コハクチョウを愛する会」によると、2005年以降、毎年のように同湖岸を訪れている成鳥に混じり、今年生まれたばかりとみられる幼鳥も姿を見せている。
 時折上空を旋回するなどして、訪れた人たちの目を楽しませていた。

11/12/14

■微量遺伝子分析 魚の種類特定…京都の研究所成功(YomiuriOnLine関西発)
 魚の体から剥がれ落ちて水中に漂う微量の細胞の遺伝子を分析することで、生息する魚の種類を特定することに、総合地球環境学研究所(京都市)の源(みなもと)利文上級研究員らが成功した。魚を捕獲しなくても、わずか2リットルの水で外来魚や希少種など様々な種の生息調査ができるという。
 源さんらは「PCR(合成酵素連鎖反応)法」という方法を応用。特定の遺伝子をごくわずかに含む試料に、人工的に作ったその遺伝子の断片を混ぜて「増幅装置」にかけると、元の遺伝子が大量に増え、生物種の特定が可能になる。
 京都府北部の由良川の水から採取した様々な生物の微量の遺伝子のうち、コイ科の「ヌマムツ」「カワムツ」の遺伝子をPCR法を用いて分析。流れが遅い下流ではヌマムツ、流れが速い上流ではカワムツの遺伝子しか見つからず、魚の捕獲調査で判明していた、流速による2種のすみ分けと同じ結果になった。
 源さんは「希少種や外来種の生息状況を把握することで、保護や駆除に活用できる」と話している。

■ガソリン価格、2週連続で横ばい(Impress Car Watch)
2011年12月14日発表
 石油情報センターは12月14日、石油製品小売価格の週次調査(12月12日調査)の結果を発表した。
 これによると、ガソリン価格の全国平均はハイオク154.4円、レギュラー143.6円、軽油124.3円と、前週から横ばいの結果となった。
 地域別に見ると、沖縄でハイオクが0.6円、レギュラー/軽油がそれぞれ0.5円の値下がりを見せたものの、その他の地域は大きな変動はなかった。

■ヨシ刈り:琵琶湖の水、きれいに 伊藤園が呼びかけ、伊庭内湖畔で−−東近江(毎日jp滋賀)
◇240人カマ手に汗
 琵琶湖の水をきれいにしようと、大手飲料メーカー伊藤園(本社・東京都)の呼び掛けで11日、東近江市伊庭町の伊庭内湖畔でヨシ刈りが行われ、約1.25トンを刈り取った。
 3年前から同社が始めた「お茶で琵琶湖を美しく」キャンペーン活動の一環。春に良い芽がふくようにと、相沢博元・関西四国営業副本部長ら社員約40人が参加。県内外のボランティア約200人も加わり、カマを手に汗を流した。
 嘉田由紀子県知事や西沢久夫市長らも合流。家族3人で初めて参加した彦根市日夏町、市立城陽小4年、疋田直樹君(9)は「自分にも何かできることをと思って参加した。とても楽しかった」と話していた。
 同社は08年からキャンペーンによる売上金の一部として毎年1000万円以上を琵琶湖環境保全活動に寄付している。相沢副本部長は「今後も長く続けたい」と語った。【斎藤和夫】

■ヨシ刈り:手鎌で挑戦「楽しかった」 島小3年生、3学期には「すだれ作り」(毎日jp滋賀)
 天然のヨシですだれを作る環境学習の一環で、近江八幡市島町の市立島小(新垣善博校長)の3年生児童16人が8日、同市円山町の西の湖畔でヨシ刈りに挑戦した。
 児童はマイクロバスで学校から約1・6キロ離れたヨシ地に行き、淡海環境保全財団の田井中文彦専門員(50)からすだれ用に適したヨシの選び方を教えてもらった。この後、3メートル近くに伸びた形の良いヨシを手鎌で1本1本ていねいに刈り取った。
 小雨の降る中、約30分間で約200本のヨシを刈り取った。学校に持ち帰り、3学期にはすだれ作りに挑戦するという。関目晏純(あずみ)さん(9)は「思ったより硬くて刈りにくかったけど、ヨシ刈りは初めてで楽しかった」と話した。【斎藤和夫】

■森の時間47 ―山形大学農学部からみなさんへ―(荘内日報ネット版)
外来種バスターズ 林田 光祐
 大山下池のほとりを歩いている方は気づかれていると思いますが、都沢湿地に水路や歩道が整備されました。これから自然学習交流館も着工し、いよいよ庄内自然博物園構想が実現の第一歩のところまで来ています。
 この構想の柱は、湿地や池や森林などの自然のフィールドです。せっかく多くの子供たちや市民の皆さんが学びや遊びに来ても、自然環境が荒れてしまっていては魅力的なプログラムにはなりません。大山のこの地域は森と池と湿地が隣接する恵まれた立地なので、潜在的には多様な生き物でにぎわうはずですが、現在は必ずしも本来の豊かな自然環境とはなっていません。
 その原因のひとつと考えられるのが外来生物です。外来生物とは外国や国内の他の地域から人によって持ち込まれた生き物のことです。農作物の多くも外来生物であり、有益なものもあるのですが、人の管理のもとから逃れて野生化し、元からいる在来の生物たちの存在を脅かして、自然を壊してしまう恐い存在になってしまう生き物を侵略的外来種と呼んでいます。その代表種が北米原産のウシガエルとアメリカザリガニです。
 アメリカザリガニは今や最も身近な水辺の生き物のひとつとしてあげられるだけでなく、年配の方が子どもの頃からいたなじみ深い生き物です。しかし、そんなに危険だと聞いたことがある方は少ないでしょう。それもそのはずです。実は最近わかってきたことなのです。
 日本の池や湖の生態系をめちゃくちゃに壊した侵略的外来種と言えばブラックバスが有名です。魚や昆虫などあらゆる水生動物を食べてしまうため、各地で在来の魚や水生昆虫が絶滅の危機に瀕し、駆除活動が実施されました。そんな中で、ブラックバスを駆除したらアメリカザリガニが激増し、さらにトンボ類や水草類が消失して駆除前よりも悪化するケースも出てきたのです。これは、ブラックバスの出現でこの池の生物相が単純になってしまったところに、その後アメリカザリガニを食べるブラックバスを駆除したため、アメリカザリガニが急増してしまい、それまで目立たなかったアメリカザリガニの生態系への悪影響が深刻化してしまったのではないかと考えられています。
 ウシガエルとアメリカザリガニもこれと似たような関係にあります。そのため、都沢湿地ではウシガエルとアメリカザリガニを一緒に捕獲して取り除く活動を2年前から続けています。この外来種バスターズの目標は、両種が侵入する以前のように多種多様な在来の水草や水生昆虫、トンボ類が生息する自然環境をよみがえらせることですが、外来生物によって一旦切れてしまった在来の生き物たちの絆をつなぐことは容易ではありません。
 しかし、少しでも以前の生き物たちのにぎわいを取り戻すためには地道にこの活動を続けることが大切です。時には捕獲したカエルやザリガニの美味しい料理を楽しみながら、今の時代にあった人と自然との新たな絆を多くの皆さんと一緒に築いていきたいと思います。来年の春が待ち遠しい!(山形大学農学部教授、専門は生物多様性の保全を主とした森林生態学)

■コハクチョウ24羽飛来(asahi.com滋賀)
【草津・烏丸半島南の琵琶湖】
 草津市・烏丸半島南側の琵琶湖に13日、コハクチョウ24羽が飛来した。ここ数年、飛来地周辺の工事などの影響で飛来数が少なく、昨年はシーズン中の飛来が230羽に激減していた。環境ボランティア「琵琶湖草津湖岸コハクチョウを愛する会」などは「久しぶりの朗報」と喜んでいる。

■コハクチョウ24羽飛来 愛鳥家、回復に期待(ChunichiWeb滋賀)
 冬の渡り鳥、コハクチョウ24羽が13日、草津市志那町の琵琶湖岸に飛来した。
 11月27日の初飛来以降、最多の飛来数という。高島市の湖岸で越冬する鳥が餌を食べにやってきたと見られ、暖かい日差しを受けながら眠ったり餌をついばむ愛らしい姿を見せていた。ここ数年は寝床にしていた旧草津川周辺の工事の影響で飛来数が激減していたが、今回この時期の飛来数としては多い方という。
 琵琶湖草津湖岸コハクチョウを愛する会の吉岡美佐子さん(64)は「数が減り心配していた。今年は去年よりも多くのコハクチョウが見られるのでは」と話していた。

■「くさつ夢風車」故障 環境立県シンボル“失速”(ChunichiWeb滋賀)
 草津市下物町の「くさつ夢風車」が9月中旬から故障し、同市が廃止も視野に検討を始めたことが分かった。修理に最低でも1000万円以上かかる見通しのため。同風車は「環境立県滋賀」のシンボル的存在の一つ。原発事故以降、関心が高まっている再生可能エネルギーのなかでも風力発電は太陽光発電などと並ぶ“有望株”として知られるだけに、同風車の失速は各方面に影響を与えそうだ。 
 烏丸半島に設置されている風車は高さ95メートル。羽1枚の長さ34メートル。ドイツのファーランダー社製。市が2001年に3億円を投じ設置した。費用の45%は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の補助を活用した。
 故障したのは、風を電気に変換するコンデンサーのコントローラー。このほかにもさらに修理が必要な部分が出て、費用がかさむ可能性があるという。
 このため市環境課の山元忠之課長は「廃止も含めてあらゆる角度から検討し、年度末までに結論を出したい」と話す。
 夢風車は、瞬間的に発電できる電力を示す定格出力が1500キロワットで、県内では定格出力10キロワット以上の風車は他にない。隣接する市立水生植物公園みずの森に使用電力の約7割を供給し、余った場合は関西電力に売電していた。
 当初は、175万キロワット時(一般家庭370世帯分)の発電を想定していたが、ふたを開けると年間34万〜80万キロワット時(82〜192世帯分)と、想定の半分以下にとどまっていた。市が当初予測していた平均風速4・4メートルが実際は平均3・2メートルしか吹かなかった。
 01〜10年度までの点検や修繕費などは計8000万円かかっており、風車を維持するためのコストが売電ではまかなえない状態が続いていた。(猪飼なつみ)

11/12/13

■くさつ夢風車:9月から故障し停止 再開見通し立たず(毎日jp滋賀)
 草津市の風力発電施設「くさつ夢風車」(同市下物町)が9月に故障し、停止したままになっていることが分かった。部品交換だけで1000万円以上かかり、再開の見通しは立っていない。
 市によると、発電した電気を整えるドイツ製のコンバーターが故障。修理費は、風車の昨年度の発電量(74万7605キロワット時)を金額に換算した785万円を上回る見込み。過去10年の発電換算額7088万円に対し、管理費は8017万円に上っており、今後も経費が上回る見通しという。黒川克彦副参事は「震災以降、新エネルギーが注目され、見学者も相次いでいた。すぐに再稼働できないのは残念」と話している。
 風車は01年、クリーンエネルギーの普及啓発を目的に、隣接する市立水生植物公園みずの森の自家発電設備として建設された。【前本麻有】

■くさつ夢風車故障 9月中旬から発電停止 修理に1000万円以上(京都新聞電子版)
 滋賀県草津市が同市下物町の烏丸半島に設置した風力発電機「くさつ夢風車」が9月中旬以降、故障しており発電が止まっていることが12日までに分かった。同日開かれた市議会の一般質問で議員の質問に答える形で、進藤良和市民環境部長が明らかにした。
 同風車は高さ95メートル、羽根の長さ34メートル。「環境にやさしい街」のシンボルとして2001年に稼働を開始した。同市によると、定格出力10キロワット以上の施設としては県内唯一で、隣接する市立水生植物公園「みずの森」に電力を供給し、余剰電力を関西電力に売電している。
 今回は、発電した電気を変換するコンデンサーのコントローラーの故障で、ドイツ製の受注生産品のため修繕に1000万円以上の費用が必要となり、今後も修理をしなければならない部品が出てくることが見込まれることから、市は「あらゆる角度から検討し、年度内には結論を出したい」としている。
 「くさつ夢風車」は01年以降、年間34万〜80万キロワット時と、82〜192世帯分に相当する電力を発電しているが、当初見込まれた年間175万キロワット時(約370世帯相当)の発電量には達せず、維持できるコストが売電では賄えていないとしている。

11/12/12

■琵琶湖の水質保全へ250人よし刈り(nikkansports.com)
 大手飲料メーカー伊藤園が11日、滋賀・東近江市で250人の参加者を集めて琵琶湖の葦(よし)刈りを行った。 これは、同社商品の売り上げに応じた額を活動基金として寄付して、琵琶湖20+ 件の水質保全に貢献する活動で、一般参加者、同社社員らに混じり滋賀県の嘉田由紀子知事や東近江市の西沢久夫市長も参加。能登川水車資料館湖畔で、よしの生育を助けるために鎌などで古い株を刈り取り汗を流した。西沢市長は「よし刈りを通じて琵琶湖の水をキレイにするという気持ちで今後も取り組んでいければ」と話した。この日刈った葦は約1.25t、面積にして約2000平方メートルだった。

11/12/11

■冷え込み:冬本番、雪化粧 白い息…各地で最低気温(毎日jp滋賀)
 冬型の気圧配置と放射冷却の影響で、10日朝の県内は各地で最低気温を記録し、この冬一番の冷え込みとなった。彦根地方気象台の観測では信楽でマイナス5・0度、米原で同3・1度、大津で同0・4度−−と、真冬並みの寒さに。11日も寒気に覆われ、気温は低くなる見込み。同気象台の敷地内では初氷と初霜を観測した。湖西の比良山地は頂上付近が白く雪化粧。大津市の湖岸では、ウオーキングをする人たちや市民ランナーが白い息を吐きながら行き交う姿が見られた。【安部拓輝、松井圀夫】

■初霜と初氷を観測 彦根地方気象台、今冬一の冷え込み(ChunichiWeb滋賀)
 県内は10日朝、寒気が流れ込んで今冬一番の冷え込みとなり、彦根市で初霜と初氷を観測した。
 彦根地方気象台によると、平年に比べて初霜は20日、初氷は7日遅く、昨年よりいずれも9日早かった。夜に晴れわたり、地表の熱が奪われる放射冷却現象も起きた。
 朝方の最低気温は、甲賀市信楽町で氷点下5・0度(平年氷点下1・5度)が最も低く、彦根市は0・2度(同3・6度)、大津市は氷点下0・4度(同3・1度)で、1月下旬の寒さだった。県内9カ所の観測地点のうち、彦根市を除く8カ所で氷点下を記録した。
 気象台は12日以降は平年並みの気温に戻ると予報している。

11/12/10

■奈良市で零下1.6度 関西・東海で今季一番の寒さ(asahi.com)
 関西の各地は10日朝、この冬一番の寒さとなった。奈良市の最低気温は平年より4度低い零下1.6度で、最も寒くなる1月下旬〜2月上旬の平年の最低気温を下回った。奈良公園では、シカが白い息を吐いていた。
 大津市で零下0.4度、京都市でも0.2度を記録したほか、和歌山市で1.4度、大阪市で2.3度、神戸市で3.4度など、各地で平年より3〜4度ほど低い寒さとなった。
 大阪管区気象台によると、いったん寒気がゆるんだ後、再び別の寒気が入り込み、11日朝も平年より寒くなる見込み。
     ◇
 東海地方は10日朝、上空に寒気が入り込んだ影響で、この冬一番の寒さになった。岐阜市では零下0.4度を観測。平年より約4度低く、最低気温が0度未満の「冬日」を今季初めて記録した。
 愛知県内では、名古屋市で0.3度まで下がり、初霜と初氷を観測。岡崎市では零下2.4度、豊田市で零下1.8度。三重県内でも津市で0.7度まで下がった。
 名古屋地方気象台によると、晴れた地域が多く、地表から熱が奪われる放射冷却が強まった。11日からは、やや寒さは和らぐという。

■琵琶湖の深さ在来コイ守る 彦根出身の研究者ら調査(京都新聞電子版)
 日本古来の「在来型」のDNA配列を持つコイの割合が琵琶湖の深い水域では8割以上にのぼり、国内で突出して高いことが東京大の研究チームの調査で分かった。国内では養殖用に輸入された海外由来のコイが増える中、琵琶湖深部では多くの在来型が生息する可能性が高く、研究者は「コイの保全上、琵琶湖は非常に重要」と指摘する。
 国内のコイは日本古来の「在来型」、ユーラシア大陸由来の「導入型」の系統に大きく分かれる。東京大大気海洋研究所の馬渕浩司助教(40)=彦根市出身=の研究チームは、コイのミトコンドリアDNAの塩基配列を解析。在来型、導入型の特徴的な配列を持つ個体の割合を調べた。
 琵琶湖では県水産試験場や沖島漁協の協力で計856匹を調べ、在来型の特徴を持つコイは65%だった。南湖沿岸では32%だったが、深さ27〜75メートルの水域で行った沖曳網(おきびきあみ)や湖北沿岸は80〜86%に達した。各地では茨城県霞ケ浦16%、高知県四万十川42%、岡山県児島湖54%と、調査した十数カ所すべてで6割以下だった。
 琵琶湖で割合が高い要因には、水深の深い領域が広いことが考えられるという。同じ湖北でも急に水深20メートル以上となる3地点では平均97%だったが、遠浅の3地点では77%で、水深が深いほど在来型が多いことが伺えた。
 在来型は深場でも生息できるように気道弁が発達しているとの文献もあり、馬渕助教は「養殖放流された導入型のコイが経験したことのない深場に行けないとすると、琵琶湖深部には純粋な在来型が多く残っている可能性が高い」と指摘。今後、両型の繁殖や交雑の状況を調べる。
 【コイの在来型と導入型】 一般的に在来型は体高が低くて細長い円筒形。警戒心が強く飼育が難しい。マゴイと言われる。導入型は体高が高くて側扁(そくへん)が著しい。明治以降に養殖用や交雑育種の親として盛んに利用され、各地に放流された。ヤマトゴイと呼ばれている。

11/12/09

■滋賀県、世界湖沼会議継続向け体制強化(京都新聞電子版)
 9日の滋賀県議会一般質問で、今秋の米国開催で14回目を迎えた県提唱の「世界湖沼会議」の今後が議論になった。次回の開催が3年後に延び、場所も未定のため「会議が縮小していくのではないか」との懸念に対し、嘉田由紀子知事は「主催者と連携をより密接にし、開催への体制強化を図りたい」との考えを示した。
 世界湖沼会議は1984年に大津市で第1回が行われ、これまで計9カ国でほぼ2年ごとに開催。住民、研究者、行政関係者らが集まって湖沼の持続的な利用と保全を議論している。
 米国での会議に出席した川島隆二議員(自民党県議団)は質問で「今回は研究者に偏りすぎの討議と感じた。もっとあらゆる層の人を巻き込むべきだ」と指摘。嘉田知事は「湖沼問題は日ごろの地域活動の上に成り立っており、多くの住民や、他の自治体、国にも関心を持ってもらえるように発信したい」と述べた。
 川島議員が会議の継続に向け、県も出資する主催者の国際湖沼環境委員会(草津市)などに予算面を含めた一層の支援を行うように求めたのに対し、嘉田知事は「委員会は一定の財源がある。今後は連携をより密接にして、会議開催への体制を強化したい」との意向を示した。

■「グーグル マップ」が渋滞情報を提供(Impress Car Watch)
スマートフォンからのプローブ情報を利用
 グーグルは12月9日、地図サービス「グーグル マップ」で交通状況の提供を開始した。
 グーグル マップに、道路の交通の流れが、「低速」から「高速」まで4段階に色分けして表示される。PCのほか、スマートフォンやタブレット端末のモバイル グーグル マップでも見ることができる。また、モバイル グーグル マップのナビゲーション機能では、この交通状況を考慮して、目的地への到着時刻を計算する。
 交通状況は、「My Location(現在地)」の機能を有効にしているスマートフォンから送られる、位置情報と速度の匿名データをもとにして計算される。大量のデータ処理を繰り返し、参加するユーザーが増えることで、交通情報の精度が向上するとしている。
 交通状況を利用するには、PCでは右上のレイヤメニューで「交通状況」をチェックする。スマートフォンでは、レイヤメニューの「渋滞状況」をチェックする。

■JR湖西線、強風で運休 近江舞子駅で風速25m(京都新聞電子版)
 9日午前4時半ごろ、大津市南小松のJR湖西線近江舞子駅で、風速計が風速25メートルの規制値に達したため、近江今津駅との間で運転を見合わせた。約40分後に同市八屋戸の蓬莱駅の風速計も規制値に達したため、堅田−近江今津駅間でも断続的に運転を見合わせた。午前10時ごろから徐行運転で再開した。
 この影響で上下線19本が運休、特急電車が迂(う)回運転するなどして最大約110分の遅れ、約1万3500人に影響が出た。

■氷魚:冬の味覚、豊漁 釜揚げ出荷、東京へも−−高島・今津漁協(毎日jp滋賀)
 「琵琶湖のダイヤ」とも称される冬の味覚、氷魚(アユの稚魚)が今季は豊漁という。体長2〜3センチの氷魚は魚体が透明で氷のよう。さっと塩ゆでした釜揚げは上品な味わいで、高島市今津町の漁師には正月料理に欠かせない逸品という。
 今津漁協の氷魚漁は岡本和夫組合長(71)1人。8日早朝、田村喜代治さん(78)と舩野良信さん(63)の助力で出漁。沖合の水深約20メートルのエリで網を上げると、ピチピチした氷魚の集団が水面に。いけすに取り、生きたまま浜へ。
 岡本組合長らによると、浜値は下降気味で「1キロ1000円台前半」。これを割れば休漁する申し合わせといい、年内漁期は20日まで。この日取れた数十キロは加工業者に卸され、早速釜揚げにして出荷。9日朝、東京・築地市場に並ぶという。【塚原和俊】

■温暖化、紅葉が記録的遅さに 最遅日16カ所で更新(asahi.com)
 カエデとイチョウの紅葉(黄葉)が今年は、記録的に遅れた。この秋が全国的に高温だったためで、長期的に見ると、地球温暖化や都市化などの影響もうかがえる。各地の紅葉祭りも、12月まで続くことが珍しくなくなりつつある。
 気象庁は、カエデやイチョウに関しては、標本木の葉の大部分が色づいた日を「紅葉日」「黄葉日」と定めている。同庁が12月7日までの各気象台などの状況を調べたところ、紅葉日は52地点中7地点、黄葉日は49地点中9地点で遅い記録となっていた。北は盛岡、山形から、南は奈良、熊本と、各地でみられた。
 同庁によると、平年と今秋の気温差の平均は北日本で+0.9度、東日本で+1.1度、西日本は+1.0度。いずれも統計史上5位内に入る暑さだった。紅葉・黄葉がまだの所もある。
 気象庁の異常気象リポートでは、カエデはこの50年間で15.6日、イチョウは10.7日色づきが遅くなった。一方で落葉時期の遅れは、カエデは9.1日、イチョウは5.4日にとどまっているため、観賞できる期間が実質減っている計算になる。

■琵琶湖汚染予測へ職員採用 原発事故備え、知事方針(ChunichiWeb滋賀)
 県議会は8日、本会議を再開し、6氏が一般質問した。嘉田由紀子知事は答弁で、隣接する福井県の原発事故に備えて、琵琶湖での放射能拡散の環境影響を調べるため、福島第1原発の事故調査をしている国の研究機関や福島県と連携を取ることや、専門人員を採用することを明らかにした。
 梅村正氏が県の原子力防災対策の見直しを尋ねたのに答えた。
 研究態勢の強化は、湖沼への放射能拡散の影響を予測するシステムがこれまでなく、分析には膨大なバックデータや分析作業が必要なため必要と判断した。嘉田知事は「近畿1400万人の水源であり、多くの固有生物が住む特別な場所を預かる知事として必ず守っていかなければならない」と決意を語った。

 分析は、県琵琶湖環境化学研究センター(大津市)が担い、湖内の水の流れや生き物の動きを考慮した放射性物質の拡散の様子を予測し、災害時の水利用方法や長期的な生態系への影響を調べる。 (中尾吟、木原育子)
◆きのうの質問者
梅村正(公明)
宇野太佳司(自民)
目片信悟(同)
高木健三(同)
木沢成人(無所属)
沢田享子(対話)

■琵琶湖 原発防災「特区」に(YomiuriOnLine滋賀)
知事、国要望へ 水質や生態系影響研究
 嘉田知事は8日、福井県の原子力発電所で事故が起きた場合に放射性物質が琵琶湖の水質や生態系に与える影響を研究し、琵琶湖を原子力防災の「特区」として扱うよう国に要望する考えを示した。
 県議会で梅村正県議(公明)の一般質問に答えた。
 県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)の光化学スモッグ発生予測システムを応用し、福井県の原発で事故が起きた際の放射性物質の拡散を県が独自計算したところ、琵琶湖上の大気にも広がることが判明。県は、湖水が放射能汚染される可能性について、研究を進める方針を示していた。
 梅村県議が「湖水の流れで、放射性物質が拡散する恐れがある。特区として扱うよう国に訴えるべきだ」と主張し、嘉田知事も「(特区とするよう訴えるという)同じ考えで、琵琶湖の水質や生態系への(影響)モデルを作るよう、琵琶湖環境部に指示している」と応じた。

■原発事故、琵琶湖は独自対策 知事が検討 滋賀(msn産経ニュース)
 県の放射性物質拡散予測で、関西電力美浜原発(福井県美浜町)で事故が発生した場合、琵琶湖の大半が影響を受けると試算したことを受け、嘉田由紀子知事は8日の県議会一般質問で、「琵琶湖は閉鎖性水域で水が入れ替わりにくい。一体的なエリアとしてとらえる視点が必要だ」と答弁、琵琶湖に陸地と異なる原発事故対策を検討する意向を示した。
 公明党の梅村正県議が県の原子力災害対策について質問したのに答えた。
 嘉田知事は一方で、「拡散予測は半減期の短い(放射性物質の)放射性ヨウ素を用いており、これだけで琵琶湖への影響を評価するのは困難だ」とし、半減期の長い放射性セシウムの拡散予測や、放射性物資の湖内への沈降予測が必要との考えを示した。
 知事は2日の代表質問でも、琵琶湖で放射性物質の定期的なモニタリングの検討を来年度から始める方針を明らかにしている。

11/12/08

■琵琶湖の影響を予測 原発事故想定で放射性物質(京都新聞電子版)
 滋賀県は8日、福井県若狭湾での原発事故を想定し、2012年度から放射性物質の拡散と沈降による琵琶湖への影響を予測する解析技術の開発に乗りだす方針を明らかにした。放射性物質が琵琶湖に飛散、流入した場合、中長期的に水質や生態系がどのように変化するかを把握できる体制づくりを目指す。
 近畿1400万人の水源を守るため、県独自の大気の放射性物質拡散予測システムと合わせて、有効な対策の立案と事故時の素早い対応につなげる。県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)の水質汚濁調査システムを応用するほか、本年度に採用した原子力専門職員の知見を役立てる。放射性物質の湖沼への影響を予測するシステムは世界的にも珍しい。
 広範囲に飛散する放射性セシウムを対象に調査する。雨による降下と河川からの流入状況をはじめ、湖の中をどのように移動し、湖底にたまるかなどについて湖水の流れを踏まえて予測する。
 セシウムは半減期が長いうえ、琵琶湖の水域は閉鎖的で、最深部も100メートルを超えることから影響が長期化する可能性がある。このため周辺の河川や水路を含めた一体的な地域を対象に、水質や魚類など生物への影響を調査・研究する。
 琵琶湖では過去に放射性物質の被害が出ていないため、福島第1原発事故を受けて水質調査を始めている国立環境研究所(茨城県つくば市)や福島県にも協力を要請する。
 県議会の一般質問で答弁した嘉田由紀子知事は「県民の安全・安心を確かなものとするため実効ある原子力災害対策に取り組みたい」と述べた。

■12年の花粉、前年より少なめ 全国的に3割〜7割減(asahi.com)
 日本気象協会は7日、来春のスギ・ヒノキ(北海道はシラカバ)花粉の飛散予測を発表した。全国的に今春よりは少ないが、過去の平均よりは多い地域があるという。
 日照時間や花芽の成長などからの予測では、東北地方太平洋側や中国地方などで、過去10年間の平均値と比べ、1割増から5割増程度の「やや多い」地域が出る見込み。特に宮城県では5割増から倍程度になるという。飛散の多かった今春と比べれば、全国的に3割減〜7割減になる。飛散が始まるのは四国・東海・関東からで、2月中旬ごろになりそうだという。

■盗難の釣りざお、ネットで発見 鹿沼署に通報、男逮捕(下野新聞SOON)
 鹿沼署は7日、窃盗の疑いで鹿沼市口粟野、建設作業員中野貴行容疑者(30)を逮捕した。同署によると、盗まれた釣り20+ 件ざおが中古釣具店のネットのサイトに掲示されているのを被害者が発見、逮捕につながったという。
 逮捕容疑は9月中旬から10月22日までの間に、同市、大工男性(56)宅の次男の会社員(31)が住む離れから、アユやヘラブナ用の釣り20+ 件ざお5本とケース1点の計6点(計25万3千円相当)を盗んだ疑い。
 同署によると、盗難に気付いた次男が数日後、宇都宮市内で中古釣り具などを販売する店のサイトに掲示された商品の画像に、盗まれた釣りざおと同じ番号のさおがあるのを発見。10月26日に同署へ被害届を出したという。中野容疑者と次男は釣り20+ 件仲間だったという。同署が動機などを調べている。

11/12/07

■ガソリン価格、前週から横ばい(Impress Car Watch)
2011年12月7日発表
 石油情報センターは12月7日、石油製品小売価格の週次調査(12月5日調査)の結果を発表した。
 これによると、ガソリン価格の全国平均はハイオク154.4円、レギュラー143.6円、軽油124.3円。先週まで3週連続で続いていた価格上昇が止まり、前週からほぼ横ばいの結果となった。
 地域別に見ると、北海道、関東、中部でわずかな値下がり、中国、四国、沖縄でわずかな値上がりとなったほかは、同価格となっている。

■ガソリン、6週ぶり値下がり…ハイオクも(YomiuriOnLine)
 石油情報センターが7日発表した全国のレギュラーガソリン平均価格(1リットルあたり、5日時点)は、前週より0・1円安い143・6円で、6週ぶりに値下がりした。
 ガソリンスタンドの価格競争が激しくなったことが影響したとみられる。
 ハイオクも0・1円安い154・4円となり、6週ぶりに下落した。軽油は前週と同じ124・3円。灯油(18リットルあたり、店頭平均価格)は2円高い1605円と、5週続けて値上がりした。

11/12/06

■オオワシ:今季初飛来 昨年より11日遅く−−長浜(毎日jp滋賀)
 国の天然記念物で絶滅危惧種に指定されているオオワシ1羽が4日、今シーズン初めて琵琶湖北部の沖(長浜市湖北町)で確認された。
 同日午前、カモを観察中の会社員、西村正裕さん=京都市左京区=が湖上を飛ぶオオワシを発見、撮影した。
 オオワシは体長約1メートル、羽を広げた長さ約2・4メートル。肩と尾羽が白く、黄色のくちばしが特徴。湖北野鳥センター(同町)によると、初飛来のオオワシはロシアのカムチャツカ半島などから14年連続で毎年、湖北まで飛んでくる同じ高齢の「おばあちゃんワシ」で、近くの山本山で木の枝に止まったり、湖で魚を食べたり。飛来は昨年より11日遅く、湖北で越冬後、来年2月ごろにカムチャツカ半島周辺に帰るという。【桑田潔】

■民主が琵琶湖再生議連 府県越え呼び掛け(ChunichiWeb滋賀)
 県選出の民主党国会議員は、近畿圏の民主党国会議員に呼び掛け、「琵琶湖(淀川水系)再生議員連盟」(仮称)を結成する。淀川水系全体を見据えた水質保全の立法化も視野に、琵琶湖を守る活動を活発化させる。8日に東京都内で総会を開き、正式発足する。
 民主は2009年の総選挙で、造林公社、RD産廃処分場問題とともに琵琶湖の総合保全をローカルマニフェストに掲げていた。
 奥村展三衆院議員(滋賀4区)は、人工岸の整備を進めた琵琶湖総合開発(1972〜97年)に触れ、「開発ありきではなく、琵琶湖の水質保全にも力を入れるべきだ」と結成の意義を語った。
 県連代表の田島一成衆院議員(滋賀2区)は議連で、淀川水系全体を見据えた特別措置法の制定を目指すことを強調。福島県の原発事故を受け、原発14基を抱える福井県で事故が起きた場合、琵琶湖は計画的避難区域などにあたり、放射能の飛散で、淀川水系全体の問題になる。田島氏は「放射能汚染の問題は課題になってくる。意見を交わしていきたい」と述べた。
 08年には滋賀と流域の自民党の国会議員約35人が、琵琶湖総合開発特措法の期限が切れたことを受け、琵琶湖議連を立ち上げている。(木原育子)

11/12/05

■奥只見の魚を育てる会代表の常見忠さん死去(asahi.com)
 常見忠さん(つねみ・ただし=奥只見の魚を育てる会代表)が11月30日、肺炎で死去した。81歳。葬儀は近親者で行った。作家開高健さんらと1975年、新潟県旧湯之谷村(現魚沼市)で同会を設立。魚の放流や禁漁区域設定などで奥只見地域の魚を守る活動を続け、全国に賛同を募った。国内のルアー釣りの草分けの一人としても知られた。

■ヨシ刈り:300人参加、「丸立て」次々−−高島・針江浜(毎日jp滋賀)
 約30ヘクタールの湖岸にヨシが自生する針江浜(高島市新旭町)で4日、冬の訪れを告げるヨシ刈りが行われ、束ねたヨシを円すい形に立てかけた「丸立て」が次々と出現した。
 カバタで知られる地元の「針江生水(しょうず)の郷(さと)委員会」など市内12団体と県内外の個人やグループの計約300人が参加。柄の長さが約60センチと通常の2〜3倍ある「ヨシ刈りガマ」も用意され、約2時間で約2ヘクタールを刈り取った。
 耳が不自由なため手話通訳者と初参加した守山市の今井恒俊さん(56)は「水や環境関係の企業に勤めているので関心を持った。カバタも見学する」と話していた。
 3〜4メートルの背丈に伸びて枯れたヨシ原は初冬に刈り、春に焼いて芽吹きを促す。ヨシ原は水質を浄化するほか湖岸生物のゆりかご役も果たしている。【塚原和俊】

■ヨシ刈り取り(asahi.com滋賀)
【高島・針江の琵琶湖岸】
高島市新旭町針江の琵琶湖岸で4日、ヨシの刈り取りがあった。時折、氷雨が降る中、100人を超すボランティアが雨具を着て参加した。
 針江地区のヨシ群落は約30ヘクタールあり、琵琶湖3大ヨシ原の一つ。魚や野鳥の生育場所になり、湖水を浄化する役割もある。約2ヘクタールを刈り取ったヨシは荒縄で縛り、円錐(えん・すい)状に立てかけて干す。刈り取り後のヨシ原では来年2月下旬に火を入れ、害虫駆除と新芽の育成を促す、今では風物詩にもなっている「ヨシ焼き」がある。

■オオワシ湖北に姿(asahi.com滋賀)
【最遅記録】
 国の天然記念物のオオワシが4日、湖北に初飛来した。湖北野鳥センターによると、14年連続だが、最も遅い飛来という。午前10時過ぎ、長浜市湖北町尾上の漁港の沖合にいると、センターに連絡があった。雌で、来年2月末ごろまで琵琶湖周辺で越冬する。

■オオワシ威風堂々(YomiuriOnLine滋賀)
長浜に今季初飛来
 冬の渡り鳥で国の天然記念物に指定されている「オオワシ」が4日、県内で今季初めて長浜市湖北町に飛来した。14年前から確認されている推定20歳以上の雌とみられ、最も遅かった2006年(11月25日)より9日遅いという。
 オオワシは環境省のレッドリストで、絶滅の危険が増大している「絶滅危惧2類」に分類されている。主な繁殖地はロシアのオホーツク海沿岸で、日本には越冬のため飛来し、翌年の2月頃、古里に戻る。
 湖北野鳥センターによると、確認されたオオワシは体長約1メートルで、羽を広げると約2.4メートルにもなる。バードウオッチングに来た愛鳥家の西村正裕さん(京都市左京区)がこの日朝、尾上漁港沖で、湖上の低いところを飛んでいるのを見つけたという。

11/12/04

■オオワシやっと飛来 長浜 過去最も遅く(京都新聞電子版)
 国の天然記念物オオワシ1羽が4日、長浜市湖北町の湖北野鳥センター近くに飛来した。過去最も遅かった11月25日より9日遅い勇姿に「高齢なので、もしや」と気をもんでいた愛鳥家らをほっとさせた。
 雌の同じ個体で14年連続の飛来になる。湖北野鳥センターによると午前10時11分に、近くの尾上漁港沖の琵琶湖で愛鳥家、西村正裕さん(京都市左京区)が確認した。その後、毎年、冬のねぐらにしている近くの山本山に姿を見せ、野鳥観察会中だった約60人を喜ばせた、という。
 オオワシはオホーツク海沿岸やカムチャツカ半島で繁殖し、日本などに越冬のため飛来する。猛禽(もうきん)類の中で国内最大で体長約1メートル、翼を広げると約2・4メートルになる。同センターでは「無事に来てくれひと安心、2月中旬ごろまで観察できる」と話している。

■紀勢線、全線で運転再開 台風被害の橋梁復旧(紀伊民報AGARA)
 台風12号による豪雨で損壊したJR西日本の那智川橋梁(きょうりょう)=和歌山県那智勝浦町=が復旧し、同社は3日、ほぼ3カ月ぶりに紀勢線全線で始発列車から運転を再開した。これに伴い、新大阪と新宮の両駅で特急「オーシャンアロー1号」の発車と到着に合わせた記念式典を開催。紀伊田辺や白浜、周参見など途中の各駅でも地元の観光関係者らが加わり、特急の利用客らをもてなすイベントを催して全線開通を祝った。
 白浜駅ホームでは午前10時8分到着のオーシャンアロー1号をパンダやサンタクロース、アンパンマンなどの着ぐるみ5体とJR西日本や同社グループ企業の社員ら約20人が出迎えた。「元気です。和歌山。祝・紀勢本線 全線運転再開」と書いた横断幕をかざし、特急に向かって懸命に手を振った。
 同駅コンコースでは白浜町の職員が川添茶を振る舞ったり、三線愛好者が演奏を披露したりして祝福ムードを盛り上げた。
 日帰りで白浜温泉に遊びに来たという大阪市都島区の中山敦司さん(38)、智子さん(39)夫妻は「駅に停車するごとに多くの方に手を振っていただき感激した。運転再開を待ち望んでいた地元の皆さんの熱い思いが伝わってきた」と話した。
 白浜駅の桑滝卓駅長は「やっとこの日が迎えられ、うれしい。行政やグループ企業、ボランティアなど多くの皆さんのおかげで復興を喜ぶことができた」と感謝した。
 この日、紀伊田辺駅では「たなべぇ」、周参見駅では「イノブータン大王」といったゆるキャラの着ぐるみも参加。特急に向かって手を振り、観光客を出迎えたり見送ったりした。周参見駅ではイセエビ汁、紀伊勝浦駅ではまぐろ汁も振る舞われた。
 那智川橋梁は那智勝浦町の紀伊天満駅―那智駅間にあり、台風12号の豪雨で橋脚と橋桁の一部が流失した。このため紀伊勝浦駅―新宮駅間が通行不能となり、代行のバス輸送が続いていた。

■待ちに待った再開 3カ月ぶり紀伊勝浦―新宮 JR紀勢本線(熊野新聞オンライン)
 台風12号豪雨による被害のため運休となっていたJR紀勢本線の紀伊勝浦駅―新宮駅間が3日、3カ月ぶりに再開したことに伴うイベント「〜元気です和歌山〜紀勢本線全線運転再開記念式典」(新宮市など主催)が新宮駅構内であった。大勢の地元住民や来賓が出席する中、地元園児や太鼓演奏による歓迎など、さまざまな催しで再開を祝った。
 台風12号による豪雨で那智勝浦町の那智川にかかる線路の橋の一部が流されたことにより不通になっていた。
 この日は午前11時50分ごろ、新宮駅1番のりばに入ってきたオーシャンアロー1号を熊野曼荼羅太鼓や平安衣装の女性らが出迎えた。式典主催者の今井克己・西日本旅客鉄道株式会社和歌山支社長と田岡実千年市長、来賓の仁坂吉伸知事らがあいさつ。くす玉開花、地元くろしお児童館児童の合唱、もちまきなどもあり、にぎわった。
 そのほか沿線でも、電車に手や旗を振る歓迎イベントがあったほか、新宮駅前広場で同市熊野川町かあちゃんの店が地元農産物を販売した。
 新大阪駅11番のりばでもオーシャンアロー1号の発車に合わせて午前7時35分ごろ出発式があり、新宮節保存会が踊りを披露した。
 新宮市観光協会の寺前俊二事務局長は「待ちに待った全線再開。新宮駅にもやっと活気が戻る。新宮駅構内には当分の間、ヤタガラスとサッカー関連のグッズを展示するので、地元の方にも見に来てもらいたい」と話していた。
「おかえりJR」石文字で歓迎
 線路沿いの新宮市の王子ケ浜では、市観光協会関係者や地元住民らが砂浜に白い石文字で「おかえりJR」(縦8b、幅50b)のメッセージを書き歓迎。「将来は電車の運転手になりたい」という川村紘大君(7)=同市池田=も参加し、懸命に石を並べ、通過する電車に向かって笑顔で手を振っていた。

11/12/03

■台風12号被害:JR紀勢線、全線復旧 3カ月ぶり(毎日jp滋賀)
 台風12号による被害で不通となっていた和歌山県のJR紀勢線紀伊勝浦−新宮間で3日、運転が再開され、約3カ月ぶりに全線開通した。大阪方面と南紀を結ぶ特急「オーシャンアロー1号」が発着する新大阪駅(大阪市淀川区)と新宮駅(和歌山県新宮市)では記念式典があった。紀勢線は、那智川にかかる那智川橋梁(きょうりょう)(那智勝浦町、長さ40メートル)が流失するなど寸断。復旧した区間から順次運転を再開。紀伊勝浦−新宮間が最後まで残っていた。
 新大阪駅では那智勝浦町や新宮市の観光関係者が、熊野詣での平安衣装で「和歌山に来てください」とアピールした。沿線の大浜海岸(新宮市)では市民が「おかえりJR」の石文字で歓迎。名古屋駅では紀伊勝浦行きの特急「ワイドビュー南紀1号」に那智勝浦町の寺本眞一町長らが平安衣装姿で乗り込んだ。【亀田早苗、神門稔】

■JR紀勢線が全面復旧、3カ月ぶり(ChunichiWeb)
 台風12号の豪雨で和歌山県那智勝浦町の那智川に架かる鉄橋(長さ39メートル)が流されて不通となっていたJR紀勢線の新宮(同県新宮市)−紀伊勝浦(那智勝浦町)で3日、3カ月ぶりに運行が再開された。亀山(三重県亀山市)と和歌山市を結ぶ紀勢線の不通区間は、すべてなくなった。
 JR西日本は復旧工事を進め、新宮−紀伊勝浦間約14・9キロで代替バスを運行していた。新宮駅で折り返し運転していたJR東海の名古屋発の特急ワイドビュー南紀も、紀伊勝浦まで運行する。

■JR紀勢線、3カ月ぶりの全線再開 台風12号で被害(asahi.com滋賀)
 台風12号の豪雨被害から3日で丸3カ月。鉄橋が流されて不通になっていたJR紀勢線が全線開通した。一番列車が出発した新大阪駅では復旧を祝うセレモニーが開かれ、和歌山県の仁坂吉伸知事が「安心して和歌山へ」とPR。地元の観光関係者も「正月に間に合って良かった」と喜んだ。
 紀勢線は9月の台風12号の影響で、和歌山県那智勝浦町の那智川に架かる鉄橋の橋脚が流されるなどの被害を受けた。同17日以降、白浜―串本間や串本―紀伊勝浦間などが順次復旧したが、鉄橋の修復に時間がかかった紀伊勝浦―新宮間が最後まで残っていた。
 JR西日本は当初、和歌山県が計画していた河川改修計画を理由に「年内の全線開通は困難」としていたが、観光への影響を懸念した仁坂知事が計画を後回しにすることを決断した。紀勢線の全線開通に伴い、京都、新大阪から新宮行きの特急は被災前の7往復に戻る。

■琵琶湖大橋料金所で偽の回数券、容疑の男逮捕 滋賀(msn産経ニュース)
 琵琶湖大橋の料金所で偽の回数券を渡して通過したとして、県警守山署は2日、偽造有価証券行使と詐欺の疑いで、東近江市五個荘北町屋町の会社員、土橋克己容疑者(47)を逮捕した。同署によると、土橋容疑者は容疑を認め、「自分で本物の回数券を両面コピーして偽の回数券をつくった」と供述している。
 逮捕容疑は、今年6月19日午後7時半ごろと同7時45分ごろの2回、乗用車を運転し、琵琶湖大橋の料金所で、200円分の偽の回数券を係員に手渡し、通過したとしている。

11/12/02

■列島、広範囲で4日にかけ大荒れ 低気圧発達の影響で(ChunichiWeb)
 発達する低気圧の影響で、西日本から北日本の広い範囲で4日にかけて荒れた天気になるとして気象庁は2日、雨や雪、暴風や高波などへの警戒を呼び掛けた。
 同庁によると、3日は低気圧が発達しながら日本列島を縦断するように北東に進む見込み。4日にはさらに発達しながら千島近海に達し、その後は冬型の気圧配置が強まる。このため北日本を中心に非常に強い風が吹き、雪になる見通し。
 3日は、低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため、広い範囲で大気の状態が不安定に。西―北日本の太平洋側を中心に雷を伴い1時間に20〜40ミリの激しい雨の恐れがある。(共同)

■週末は西日本から北日本にかけ大荒れの天気に(YomiuriOnLine)
 気象庁は2日午後、3日から4日にかけて低気圧の影響で北日本などで大荒れの天気が予想されるとの予報を発表し、暴風や高波、河川の増水に警戒するよう呼びかけている。
 3日は、低気圧が発達しながら日本付近を北東に進み、西日本から北日本の広い範囲で風速15メートル以上の強い風が吹き、太平洋側では所によって雷を伴った1時間に20〜40ミリの激しい雨が降ると予想。3日午後6時までの予想雨量は、多いところで90ミリから120ミリに達すると見込んでいる。
 4日には低気圧が千島近海でさらに発達して、強い冬型の気圧配置となり、北日本で風速20メートル以上の非常に強い風が吹き、海上も大しけとなる恐れがあるという。

■琵琶湖・毎日放送事故:2人を略式起訴 船舶安全法違反など(毎日jp滋賀)
 大津市の琵琶湖で7月、毎日放送(大阪市)のバラエティー番組収録中に出演者の男子学生が右手親指を骨折した事故で、大津区検は定員を超す人を乗せてボートを操船した男性(39)=堺市=を船舶安全法違反の罪で、操船を依頼した毎日放送関連会社の男性ディレクター(30)=大阪市=を同教唆の罪で略式起訴した。大津簡裁は11月16日付で2人にそれぞれ罰金10万円の略式命令を出した。【石川勝義】

11/12/01

■元気です和歌山 紀勢線全線運転再開で記念式典 3日、新宮駅(熊野新聞オンライン)
 台風12号による被害のため運休となっていた紀勢本線JR紀伊勝浦駅―新宮駅間が3日(土)の始発列車から再開することに伴い、JR新宮駅で午前11時45分ごろから午後0時20分ごろまで、「〜元気です和歌山〜紀勢本線全線運転再開記念式典」(新宮市など主催)が開催される。
 式典では熊野曼荼羅太鼓による出迎え、主催者の今井克己・西日本旅客鉄道株式会社和歌山支社長と田岡実千年市長、来賓の仁坂吉伸知事のあいさつ、くす玉割り、地元くろしお児童館児童の合唱、もちまきなどを予定している。
 また、当日午前9時からは王子ケ浜で「石文字でオーシャンアローにメッセージを書こう!」、午前11時30分ごろから紀勢本線沿線で手や旗を振る歓迎イベント、駅前広場で熊野川町かあちゃんの店による地元農産物販売などが計画されている。当日の天候により実施内容が一部変更される場合がある。
運転再開に向け試運転
 3日からの全線での運転再開に向け、不通区間の紀伊勝浦駅―新宮駅間で1日、列車の試運転が行われた。
 JR西日本和歌山支社によると、大部分が流出した那智川に架かる鉄橋は橋脚の設置、レールの敷設も済んで復旧したが、3カ月近く同区間が使われていないため、走行に支障がないか各種点検を兼ねて実施。
 紀伊勝浦駅を出発したディーゼル機関車1両は、午前8時27分に那智川鉄橋に差し掛かると、ゆっくりとした速度で渡り終えた。情報を聞きつけて周辺に集まった鉄道ファンも多く、鉄橋通過の様子を収めようとカメラのシャッターを切っていた。
 2日には特急、普通列車を往復で走らせ、運転再開に備える。

■釣りざお盗難、被害者が「捜査」 中古店回り「アタリ」(asahi.com)
 愛用のさおを盗まれた男性による執念の「捜査」が、容疑者を突き止めた。神奈川県警中原署は11月30日、合鍵を使い、貸倉庫に保管されていた釣りざおを盗んだとして、倉庫会社の社員を窃盗容疑で逮捕した。
 逮捕されたのは、横浜市都筑区勝田南1丁目、会社員早坂亨容疑者(23)。同署によると、早坂容疑者は22日、勤務先の倉庫会社が運営する川崎市中原区の貸コンテナを合鍵で開け、中にあった釣りざお17本(22万8千円相当)を盗んだ疑いがある。
 被害に遭った同区の男性(31)は25日、特注品を含む愛用のさおがないことに気づくと、中古釣具店を回って独自に「捜査」。色や形、メーカーなどの特徴から、横浜市都筑区の中古釣具店に転売されていた自分のさおを同日中に見つけ、同署に通報した。

■清掃奉仕:スポーツ少年、彦根城の堀沿いや琵琶湖岸などを(毎日jp滋賀)
◇野球、バレーボール、卓球
 彦根市の城西学区スポーツ少年団(井上逸史代表)の子どもたちが11月26日、地域内の清掃奉仕をした。地域美化や種目が異なる団員間の交流を深める恒例の活動で今年で17回目。
 小学1〜6年生の野球、バレーボール、卓球の団員約60人がユニホーム姿で参加。指導者らと住宅地の道路、彦根城の堀沿い、芹川沿いから琵琶湖岸までなどの4班に分かれて出発。上級生が下級生を指導するなどしながら、道路沿いの植え込みや側溝、看板の裏側などに手を伸ばし、ペットボトルや包装紙、たばこの空き箱などを拾い集め、可燃ごみや不燃ごみなどに分別しながらごみ袋に入れていた。
 約2時間の活動後、城西小に戻り、みんなで保護者が準備したカレーライスを食べたり、スポーツテストをして楽しんだ。井上代表(69)は「活動を温かく見守ってくれる地域への感謝とポイ捨てなどをしない意識を高めるため続け、定着している」と話していた。【松井圀夫】

■早期に琵琶湖の統合的流域管理を 知事構想(ChunichiWeb滋賀)
 嘉田由紀子知事は30日、河川管理や森林、農地利用などを組み合わせた「琵琶湖の統合的流域管理」を早期に進める構想を示した。県環境審議会から琵琶湖の「湖沼水質保全計画」(2011〜15年度)の答申を受けた際、琵琶湖の水温が温暖化で上昇し、水草が異常繁茂するなど「新たな局面に入っている」と危機感を示した上で、明らかにした。
 答申は、湖水の窒素と全リンは「減少傾向」にあるとしたが、有機汚濁の指標COD(化学的酸素要求量)が「低下していない」と問題視。湖底の水温上昇が植物プランクトンの変化や水草の異常繁茂を引き起こしていると指摘し、有機物を高精度で測定できる指標TOC(全有機炭素量)での評価を加え、水質汚濁の科学的メカニズムを解明することを求めている。
 嘉田知事は「琵琶湖の水質保全に限界を感じている」と吐露(とろ)。水質悪化の原因の一つとして「国の水位操作」を挙げ、「治水利水だけではなく、生態系配慮を含めた議論が必要」と強調した。加えて国土交通省近畿地方整備局を関西広域連合に移管させ「統合的に水の循環を考えた施策が必要」と訴えた。
 さらに「琵琶湖環境部に河川課がないのは、組織として悩ましい」と語り、将来的に県土木交通部の河川課を琵琶湖環境部に移す可能性を示唆した。
 審議会会長を務める津野洋京都大大学院教授は「琵琶湖の水質状態は、もう次のステップに入っている。科学的知見を集め、集中的にやる必要がある」と求めた。(木原育子)

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