琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
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琵琶湖の湖底から
(2011/03)

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11/03/31

■琵琶湖でボート転覆、2人死亡(ChunichiWeb)
 31日午後4時50分ごろ、滋賀県長浜市早崎町の沖合2キロの琵琶湖で、ブラックバス釣り用のバスボートが転覆していると110番があった。長浜署などが付近を捜索すると、男女2人の遺体が見つかり、身元や死因を調べている。
 同署によると、男性は50代、女性は20代とみられる。ともにライフジャケットを着用していた。ボートは6〜7メートルの大きさで目立った損傷はなく、同署は波風で転覆した可能性が高いとみている。

■琵琶湖でボート転覆 男女2人死亡(京都新聞電子版)
 31日午後4時50分ごろ、長浜市早崎町沖の琵琶湖で、船を運航中の男性が、ボートが転覆しているのを発見、110番した。滋賀県警などが捜索し、付近に男女2人が浮いているの見つけたが、病院で死亡が確認された。長浜署が身元の確認を急いでいる。
 長浜署によると、2人は50歳ぐらいの男性と20代ぐらいの女性。ライフジャケットを着けていた。ボートが見つかった現場は湖岸から約1・5キロ沖。ボートは長さ6メートルほどで、バス釣り用の動力船だという。
 彦根地方気象台によると、同日午後は長浜市付近では強い風は吹いていなかったとみられる。

■琵琶湖でボート転覆=男女2人の遺体−滋賀(jiji.com)
 31日午後4時50分ごろ、滋賀県長浜市の早崎港沖合約2キロの琵琶湖上で、転覆している釣り用ボートを近くを航行中の男性が発見し、県警長浜署に110番した。
 同署によると、警備艇や航空隊ヘリコプターなどで捜索したところ、現場付近から成人の男女2人の遺体を発見した。男性は50代、女性は20代ぐらいとみられ、身元の確認を急いでいる。ボートはレンタルされた可能性が高く、付近からは釣りざおなどが見つかった。
 彦根地方気象台によると、現場付近の天候は快晴。風は強くなかったという。

■琵琶湖でボート転覆、男女2人が死亡(YomiuriOnLine滋)
 31日午後4時50分頃、滋賀県長浜市の早崎港沖北西約2キロの琵琶湖上で、釣り用ボート(全長約6メートル)が転覆しているのを別の船の男性が見つけ110番した。
 県警の警備艇やヘリコプターなどが出動して付近を捜索した結果、男女2人が湖上に浮いているのが見つかり、間もなく死亡が確認された。
 長浜署などによると、男性は50歳代、女性は20歳代とみられる。
 同署は同市内の貸しボート店から午前7時頃に出航した関東方面からの常連客とみて、2人の身元確認を急いでいる。

■バス釣りボート転覆、男女2人が死亡 滋賀・琵琶湖(asahi.com滋賀)
 31日午後4時50分ごろ、滋賀県長浜市の早崎港沖約2キロの琵琶湖で、航行中の船が転覆したバス釣り用ボート(長さ約6メートル)を見つけ110番通報した。県警がヘリコプターなどで湖上を捜索したところ、約1時間後に男女2人を発見。病院に搬送したが、死亡が確認された。県警によると、男性は50代、女性は20代ぐらい。いずれもライフジャケットを着用し、ボートの近くで釣り具も見つかった。現場付近は風が強く波も高かったという。

11/03/28

■水環境科学館:「さよなら、みずかん」 今月末閉館で感謝祭−−草津(毎日jp滋賀)
◇これまでに105万人来場
 今月末で閉館する県立水環境科学館(草津市矢橋町、通称みずかん)で27日、「さよなら感謝祭」があり、家族連れが科学体験コーナーやコンサートなどを楽しんだ。
 同館は93年、下水道や水環境の学習施設として開館し、これまでに約105万人が来場した。入館料は無料で、浄化設備のパネル展示のほか、琵琶湖のプランクトン観察や科学体験工作、水力を学ぶ装置などがある。09年に県の外部機関から「近くに琵琶湖博物館がある」などと廃止提言を受け、閉館が決まった。
 感謝祭に訪れた同市南笠町、市立老上小3年、江藤莉子さん(9)は「もう何十回と遊びに来ている。面白かったので寂しい」と話した。ボランティアで解説や工作指導をしてきた同館スタッフ、吉川義一さん(70)は「子どもたちの『すごい!』という歓声がうれしかった。閉館は残念だが、これからも琵琶湖や水環境を大切にしてほしい」と語った。【前本麻有】

11/03/27

■多摩川で“被災魚”続々 おさかなポスト、パンク寸前(msn産経ニュース)
 首都圏を流れる多摩川で外来種の放流行為を防ごうと、飼育放棄された魚を引き取る水槽「おさかなポスト」に、東日本大震災後、飼育できなくなったとして捨てられる“被災魚”が殺到している。届いた魚は震災から2週間で4千匹を超えた。おさかなポストに届く魚は年平均1万匹だが、震災後にその半分近くが届いたことになる。おさかなポストの会代表の山崎充哲さんは「このままではおさかなポストがパンクしてしまう」と訴えている。
 「地震で池が割れてしまった。何とかしてください」。山崎さんのもとに神奈川県茅ケ崎市の男性から電話が来たのは震災翌日の12日。13日に男性宅に駆け付けると、コンクリート製の池にひびが入り、水が漏れてからっぽの状態だった。飼育されていたコイ8匹を引き取ったが、同じような問い合わせが相次いだ。
 引き取りを希望する人は、被災地の福島県南部のほか、群馬や栃木など北関東が中心。発泡スチロールの箱に詰められ宅配便で送られてくることもある。コイや金魚のほか、グッピーやエンゼルフィッシュなどの熱帯魚も多いという。
 池や水槽が地震で壊れたほか、計画停電で水槽のヒーターが止まるため熱帯魚が飼育できないという理由もあった。「地震で水槽が倒れて危険」「水がこぼれて漏水トラブルになった」と飼育をやめるケースもあり、稲田公園(川崎市)に設置されているおさかなポストの前に、震災後に放置された水槽は25個になった。
 飼育可能な魚は引き取りを希望する小中学校などに渡しているが、すでにおさかなポストの水槽はいっぱいだ。水槽を増やそうにも、想定外の魚の数に対応できない状況だという。引き取り希望者からの問い合わせは続いており、今後も届けられる魚は増加する見込み。山崎さんは「被災地で飼育できる状況にない魚の面倒は見たいが、単に飼育放棄で届けるのはやめてほしい」と訴えている。

11/03/25

■【銘柄診断】ティムコは山に続き釣りの女性人口が増加、業績好転の道筋が付く(Serchina)
震災を克服する動き
 ティムコ <7501>7501の日足チャート は東日本大震災の影響を撥ね付ける強い動きを見せている。東日本大地震前の3月10日の終値615円から15日には安値550円まで11%の下げに見舞われた。しかし17日には620円と震災前の水準に戻し、早くも震災を克服する動きを見せている。本日25日(9時30分現在)の株価は11円高の616円と続伸している。
 アウトドア用品を手がける同社にとっては事業に直接的な影響が及ばないことが見直しを誘っている。また、前2010年11月期に営業利益 2600万円と前の期に比べ21%減となった業績は今2011年11月期5800万円と前期比123%増が見込まれ業績も回復ピッチを早めている。
 最近は女性の登山やアウトドアスポーツに対する関心の高まりなどが追い風となり、女性物衣料及びバッグ、ザック等のアクセサリー類の好調が目立っている。さらに同社は釣りのレッスンを行っていることなどからやはり女性の釣り人口が増加しつつあるとされ、同社を取り巻く環境の好転が目立ってきた。配当利回りは3.7%と高く、利回り狙いの買いが下値を支えていくパターンが予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)

■大地震から琵琶湖守れ 専門家ら、下水道などの対策訴え(asahi.com滋賀)
 東日本大震災の被災地では、救援物資を運ぶトラックや土木作業車だけでなく、バキュームカーも応援に入っている。現地では下水処理場が津波に直撃されるなどの被害を受け、市民生活に深刻な影響を与えているという。琵琶湖西岸断層帯などを抱え、県内でも大規模地震が発生する恐れがあり、下水道が寸断されると汚水が琵琶湖に流れ込む可能性がある。「近畿1400万人の水がめ」とされる琵琶湖を守るため、専門家らは対策の必要性を訴えている。
 沿岸部が壊滅的な被害を受けた仙台市。南蒲生浄化センターも津波に襲われ、約100人の職員らは管理棟屋上に避難し、自衛隊ヘリに救助されたが、施設での汚水処理は現在もストップしたままだ。
 22日、滋賀県環境整備事業協同組合のバキュームカーなど20台が宮城県に到着した。同行した中村隆理事長によると、主な任務は処理しきれないし尿を山形県に運ぶこと。「沿岸の下水道はどこも壊滅的な状況だ」という。
 国土交通省によると23日現在、青森、岩手、宮城、福島、茨城、埼玉の6県で計44カ所の下水道施設が機能停止し、業界を挙げて救援活動に乗り出しているという。
 背景には、1995年1月に起きた阪神大震災での教訓があるという。神戸市では、機能停止した下水処理場に家庭排水が流れ続け、近くの運河を締め切って汚水をためる緊急措置を取った。市では消毒剤を使って処理したが、規制値を超える汚水が海に流れ込んだ。
 被害拡大を防ぐため、下水道が普及している地域にもバキュームカーを走らせ、仮設トイレなどにたまったし尿を集める必要がある。2004年10月の新潟県中越地震では、他県の応援を含め約1500台が動員されたという。
 下水道は、各家庭で処理する合併浄化槽と比べ、いったん壊れると復旧に手間取ると言われる。旧建設省の土木研究所下水道部長などを歴任した大阪経済大の稲場紀久雄教授は「下水道は地震の少ない欧州で発達した。宅地内の配水管など枝葉の部分が壊れやすいことも留意すべきだ」という。
 一方、滋賀県内の下水道普及率は昨年3月末現在で85.4%と全国7位で、多くの家庭に水洗トイレが設置されている。汚水の大部分は、各地の浄化センターで処理され、琵琶湖に流される。
 県は04年、震災時などに無償でバキュームカーを派遣してもらう協定を同組合と結んだ。ただ、組合傘下の21社が所有するのは約160台で、県内の汚水処理の1割程度を担うのみだ。緊急時には、県外から支援を受けられる可能性もあるが、中村理事長は「市町ごとに2台ぐらいは災害時用に配備されるべきではないか」と提言する。
 下水道が専門の立命館大学の山田淳教授の試算では、県内の下水道が全面停止すると、琵琶湖での汚染の度合いを示す化学的酸素要求量(COD)が1.6倍に増えるという。実際には、周辺人口の多い南湖の表面に汚水がたまり、それが瀬田川に流れ込む可能性がある。山田教授は「震災後は水洗トイレや台所の使用を控え、風呂を2日に一度にするなどの市民の協力も必要で、ふだんから周知徹底させることが重要だ」と訴える。
 阪神大震災後、国は下水道施設の耐震基準を厳しくしたが、県内では普及率が高い分、施設整備のコストが膨大となり、耐震工事はまだ終わっていないのが現状という。
 神戸市の運河で起きた事態が琵琶湖でも発生すれば、病原菌の流行など二次災害の危険もある。稲場教授は「バキュームカーの態勢づくりなどで、関西広域連合の枠組みも活用し、下流府県も含めた市民のコスト負担も検討すべきだ」としている。
 こうした指摘に対し、県の正木仙治郎・琵琶湖環境部長は対策の遅れを認めつつも、「防災訓練にバキュームカーも参加してもらうようにしたい。また、平時から県民に危機意識を持ってもらえるよう対策を講じたい」と話した。(飯竹恒一)

11/03/24

■紀勢線の本数削減 大震災で部品不足に(紀伊民報AGARA)
 JR西日本は23日、東日本大震災で車両部品メーカーの工場が被災し、一部の部品が調達できないとして、4月から紀勢線など管内の一部路線で日中の運転本数を減らすと発表した。朝夕の通勤時間帯は通常通り運転する。
 特急列車は4月2日から編成両数を短くしたり、臨時列車の運転を取りやめたりする。普通列車は4月11日から運転本数を削減する。これに伴い、和歌山│御坊間の日中の運転本数は通常時の50%になる見込み。具体的にどの列車を削減するかは検討中という。
 部品はモーターを駆動させるのに必要な直流電動機ブラシ。製造する茨城県や福島県のメーカー工場が被災するなどし、操業再開のめどは立っていない。

■流域全体で管理が必要 琵琶湖淀川検討委が知事に提言(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖淀川の今後の流域管理のあり方を検討する有識者委員会(委員長・中村正久滋賀大教授)が、水域と集水域や上下流などで活動する主体や行政分野を超える流域管理が必要とする提言をまとめ23日、嘉田由紀子知事に報告書を提出した。
 提言は人と自然、生態系の関係を向上させ、関西広域連合をまとめ役として活動主体や行政の枠組みを統合し、中長期的な展望を持った持続可能な流域社会の構築などを目指すことなどを求めている。
 具体策として、流域全体で各地点の安全度を示したハザードマップの作成、上下流全体の利害を検討した上での瀬田川洗堰の水位操作の見直し、河川と農地における水のつながりの回復などを挙げている。
 県庁で提言した中村委員長は「下流府県でも同様の議論をしてフィードバックしてもらうのが重要だ。県にはその働きかけをしてもらいたい」と要望。嘉田知事は「これからは川の内側と外側、上下流などが統合的に流域管理して琵琶湖の恵みを享受していく時代だ。提言を具体的な施策に生かしていきたい」と答えた。
 委員会は利治水や環境分野など専門家10人で構成。昨年10月から、5回の会合やシンポジウムを開催してきた。流域の課題として▽水源かん養機能の低下や豪雨の頻発などで予想される洪水へのはんらん原を含めた対策▽渇水の影響を受ける生態系の保全・再生に配慮した利水▽流域全体の現状を行政、企業、市民が共通理解する必要性などを挙げた。 (曽布川剛)

11/03/23

■外来魚、シカから深泥池守れ 日本生態学会が府に要望書(京都新聞電子版)
 国の天然記念物・深泥池(京都市北区)の生態系が外来魚やシカの影響で危機にあるとして、日本生態学会近畿地区会は23日、市と京都府に対策を求める要望書を提出した。
 同会によると、外来魚の駆除対策の遅れから希少魚のカワバタモロコが絶滅、周囲の山でシカが増え、希少植物を食べ荒らす被害が確認されたという。
 要望書は、外来魚の密放流防止やシカ食害の低減、泥抜きによる環境改善▽生物多様性の重要地を保全する予算措置▽池の保全活用に向けた公的組織の設置−の3点を求めた。
 同会の竹門康弘京都大防災研究所准教授らが市文化財保護課などを訪れ、担当者に現状を説明した。竹門准教授は「市民の取り組みには限界がある。状況は危機的で、関係機関の早急な対策を求めたい」と話していた。

■琵琶湖の水位操作あり方提言 有識者委、知事に提出(京都新聞電子版)
 琵琶湖淀川水系の流域管理を検討していた滋賀県の有識者委員会は23日、治水、利水と環境保全のバランスをとった琵琶湖の水位操作のあり方を上流と下流がともに考えることなどを盛り込んだ提言書をまとめ、23日に嘉田由紀子知事に手渡した。
 有識者委は昨年10月に発足した。提言書では、これからの琵琶湖淀川水系のあり方として、ヨシの水浄化機能や水辺の景観などを含めた幅広い「生態系サービス」を回復すべきと指摘。治水、利水、環境保全などの目的と、河川、下水道など水に関わる行政分野を横断的に考える必要があるとした。
 そのために、行政主導の流域管理ではなく、住民や企業も含めたさまざまな主体が計画策定から参加する仕組みづくりを求めた。具体的な取り組みとして、瀬田川洗堰(大津市)については、ダムとの統合運用で琵琶湖の水位低下を抑え、下流域では水の再利用や雨水利用など需要抑制も併せて行うこととした。現在の水位操作では初夏の水位低下時に魚の卵が干上がるなどの影響が指摘されているため、生態系のための水量を確保することを求めた。将来的に、利水用の水量を生態系保全目的へ転換することを検討することも提案した。
 提言書を受け取った嘉田知事は「上下流の対立を乗り越えて自己決定を目指すなど、琵琶湖淀川水系は大転換を迎えている。関西広域連合で提言をぜひ具体化したい」と述べた。

■人気釣り餌入荷せず アミエビ、産地被災で高騰も(紀伊民報AGARA)
 和歌山県南部の釣り愛好者に人気の餌アミエビが、東日本大震災の影響で入荷が難しく、価格が高騰し始めている。国内の水揚げのほとんどを被災地の三陸、常磐地方が占めているためで、卸業関係者は「現地の取引先と連絡が取れない」と安否を心配するとともに「業界は混乱している。在庫は近く尽きる」と危機感を募らせている。
 アミエビは、エビに似た全長約1センチの小型甲殻類で、主にアジやイサキ釣りに用いられる安価な餌。一般の釣り人だけでなく漁師、養殖業者も使う。
 大手釣り餌製造卸業の浜市(本社・みなべ町埴田)によると、アミエビの水揚げは、岩手県と宮城県で全体のほぼ90%を占め、福島県と茨城県を含めると100%に近いという。
 全国の餌製造業者や卸業者は、冷凍処理したアミエビを産地の加工業者から入荷し、カットしたり2次加工したりして小売店に卸している。浜市の入荷先は岩手県や宮城県だが、ほとんどが被害の大きかった岩手県大船渡市や大槌町。玉置和照専務(51)は「冷凍加工場や市場、漁船が壊れたり流されたりしただけでなく、多くの漁業者も被害を受けた。連絡が取れない業者もある」と話す。
 3月から5月ごろまでが漁期で、岩手県では今月5日に漁が始まったばかり。業界で在庫1万トンを保有していたと推測されるが、そのうち7割が現地の倉庫で被害を受けた。玉置専務は「例年通りの消費量では4月末までに無くなる。各卸業者は出荷量を小出しするなど対応しているが、それでも1年ももたないのでは」という。
 さらに本来、アミエビの需要最盛期は、アジ釣りが盛んになる夏ごろだが、先を見越した小売店が早めの確保に動いている。浜市にも、津波被害の状況が分かり始めた12日の昼ごろから、全国から注文や問い合わせの電話が殺到。同社では残り少ない在庫をできるだけ長い期間出せるよう、出荷を一部商品に限定し、ほぼストップした。
 海外では、中国や韓国でも国内産と似た種類のアミエビが水揚げされ、近年、国内でも一部の養殖業者で使われ始めている。浜市では海外産の確保やオキアミを使った代替品の開発にも急きょ着手したいという。
 別の卸業者社長も「取引先と連絡が取れず、まったく入荷できない。在庫もいつ切れるか分からない。アミエビは主要な餌なので死活問題だ。海外産を確保したいが、価格や品質が分からない不安がある」と嘆く。
 田辺市宝来町の釣具店「つり友商会」の田上正行社長(76)は「まだ在庫はあるが、これから入荷が難しくなる。この後アジやイサキのシーズンになれば釣り人は困ってしまうだろう」と話す。
 すでに価格が上昇し始めており、小売店からは「釣りを控える客も増えるのでは」と心配する声も聞かれる。

11/03/22

■高速「平日上限2千円」見送りへ…復興財源に(YomiuriOnLine)
 政府・与党は22日、4月に導入予定だった「平日上限2000円」の高速道路新料金制度を見送る方向で調整に入った。
 民主党の岡田幹事長は同日の記者会見で、「平日上限2000円は見送る方向で、休日1000円の扱いも次の本格的な補正予算までにどうするか議論する」と述べた。東日本巨大地震の復興財源に充てるためで、「土日上限1000円」については当面継続しながら、見直し議論を続ける方向だ。
 大畠国土交通相も22日、「できるだけ予算を災害復興に充てるべきだ」と見直しに言及した。
 岡田幹事長は、2011年度の高速道路の無料化実験については「東北地方だけは行った方がいい」と述べ、被災地の東北地方に限定し、その他地域は中止すべきとの認識を示した。民主党がマニフェスト(政権公約)に掲げた高速道路の原則無料化は事実上、棚上げになる可能性が出てきた。

■松枯れ猛威、景観保全に懸念 大津北部の湖岸(京都新聞電子版)
 琵琶湖八景の一つ雄松崎のある近江舞子水泳場など、大津市北部の琵琶湖岸にある松林で近年、松枯れが猛威を振るっている。地元住民からは「『白砂青松』の景観が壊れてしまう」と心配する声が上がっている。
 松枯れはマツノザイセンチュウが木の中で繁殖し、マツが水分を上げられなくなることが原因。センチュウは昆虫を媒介に広がる。
 市によると、北小松から和邇川までの旧志賀町の琵琶湖岸には、計4ヘクタールの松林が点在する。松枯れの被害が年々増加し、北小松や八屋戸、北比良、和邇南浜などで、市は松枯れしたマツを2009年度に32本、10年度は38本伐採した。伐採したマツの樹高は最大22メートル、幹回りは最大70センチだった。
 同市南小松の近江舞子水泳場でも、09年度に8本、10年度に12本を伐採した。
 水泳場を管理する南小松自治会の山川嘉夫事業部長は「十数年前から松枯れが始まり、年々ひどくなっている。昔は浜にマツがびっしり生えていたが、今はマツがないところが目立つ」と危ぶむ。新しいマツの苗木を植えているが、育つには時間がかかるという。
 市は毎年、松枯れ予防のための薬剤散布を行ってきたが、拡大を防ぎ切れていないことから、新年度は木に薬剤を直接注入する手法を試す。新年度一般会計当初予算案に約2千万円を盛り込んだ。
 市農林水産課は「風光明媚(めいび)な風景をつくってきたマツを新たな手法で守っていきたい」としている。

11/03/20

■琵琶湖外来魚駆除大会(本年度初回)(EICネット)
こんにちは、いつもお世話になっております。琵琶湖を戻す会です。
本年度外来魚駆除大会開始のご案内です。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/2011-04-24/2011-04-24a.html
目的:琵琶湖にてブラックバス・ブルーギルなど外来魚の駆除を行う
開催日:2011年4月24日(日)...雨天決行
時間:10:00〜15:00
※随時参加・随時解散といたします
受付:草津市津田江1北湖岸緑地)※旧志那中湖岸緑地
交通:車の場合
瀬田方面からの場合は南湖東岸の湖岸道路を北上し、琵琶湖博物館の手前約1kmに湖岸緑地パーキング有り。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/map/tsudae/tsudae.html
公共交通機関の場合
JR琵琶湖線草津駅西口から琵琶湖博物館行きバスで22分、終点「琵琶湖博物館前」停留所から琵琶湖沿いに徒歩約20分。
参加費:大人200円,子供100円(保険料等の実費)
※子供(小学生以下のお子さま)は保護者の方と一緒にご参加下さい。
駆除方法:エサ釣り
持ち物:釣り道具(特に釣り竿・魚を入れる容器)は出来るだけ各自でご準備下さい。
希望者には餌・仕掛けのみ無料でお分けいたします。
また若干数ではありますが、竿を無料レンタルいたします。
仕掛けを準備出来る方はサンプル図を参考にして下さい。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/photo/sikake.gif
昼食は各自ご持参下さい。(最寄りのコンビニまで徒歩約15分)
お願い:会場にゴミ箱はありませんので、必ずゴミは各自でお持ち帰り下さい。
主催:琵琶湖を戻す会
協力
(順不同):守山漁業協同組合
滋賀県漁業協同組合連合青年会
当イベントは、参加資格や事前申し込みの必要など一切ありません。個人での参加や飛び入り参加も大歓迎いたします。会場は足場もよくトイレもありますので、ご家族・ご友人をお誘い合わせの上、大勢でのご参加をお待ちしております。
※なお団体でご参加いただける場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
琵琶湖を戻す会は農林水産省及び環境省から特定外来生物防除認定を受けています。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/prevention/prevention.html
よろしくお願いいたします。

11/03/17

■高速無料化、見直し検討 復興財源の確保優先(asahi.com)
 菅政権は17日、東日本大震災の復興の財源を確保するため、2011年度予算案に計上した高速道路無料化の社会実験を中止する方向で検討に入った。4月以降に編成する補正予算案で当該部分を減額する。民主党が03年から政権公約(マニフェスト)に掲げてきた看板政策の事実上の撤回になりそうだ。
 社会実験は2年間の予定で昨年6月から地方路線で実施しており、11年度予算案でも1200億円を計上。区間拡大やトラックなどの夜間無料化を予定していた。民主党は震災対策にマニフェストの主要政策経費を充てることを検討しており、社会実験の中止はやむを得ないと判断した。
 4月から始める普通車上限2千円、軽自動車上限1千円を原則にした高速道路の新料金制度については予定通り実施するが、さらなる財源確保を図るため、今後見直しを進める。

■針江浜、やっとヨシ焼き 雪で延期、3度目の正直(asahi.com滋賀)
 国の重要文化的景観に指定されている高島市新旭町針江のヨシ群落で15日、ヨシ焼きがあった。
 ヨシ焼きは新芽育成と病害虫の駆除が目的で、春の風物詩にもなっている。針江浜のヨシ群落は広さ約4ヘクタールあり、琵琶湖の三大ヨシ群落の一つ。今年は雪が多く、6日の予定が2度延期され、この日の作業になった。ヨシ群落を含む水辺の景観と湧き水を利用した施設カバタ(川端)の保存運動をしている「針江生水(しょうず)の郷委員会」の会員らボランティアの面々が、土手などに燃え移らないよう注意しながら焼いていた。

11/03/16

■ジャパン フィッシング フェスティバル2011(国際フィッシングショー)は中止になりました(JGFA HOTニュース)
このたびの大地震災害により被災されました皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
さて、来週25日(金)〜27日(土)の3日間、横浜の パシフィコ横浜 で開催を予定されていたジャパンフィッシングフェスティバル2011(国際フィッシングショー)は、今回の大震災の現状から中止されることとなり、本日、 主催者より発表されました。
JGFAは、このフィッシングショーに2小間出展し、各メディアで活躍中のJGFAメンバーによるトークショーなども予定していましたが、次回の機会にお願いすることといたしました。

■朝日レガッタ中止 ボート輸送、震災救援の妨げ懸念(asahi.com滋賀)
 関西ボート連盟や朝日新聞社など、ボートの朝日レガッタ主催者は16日、今年の第64回大会(4月30日〜5月3日、滋賀県立琵琶湖漕艇(そうてい)場)の中止を発表した。東日本大震災により実施は困難と判断した。
 朝日レガッタは例年、全国からの参加者が1千人を超える規模を誇る。参加者は自費でボートを搬送するためのトラックを手配し、輸送路を確保していたが、大震災の被災が拡大する中、救援活動や復興を妨げる要因になると懸念した。また、大型連休中の大会でもあり、宿泊施設の予約などに大きく影響するため、中止を決めた。17日が参加の申し込み締め切りだった。
 ボート競技はほかに、3月下旬の全国高校選抜(静岡)などの中止が決まっている。
 大会は関西ボート連盟、朝日新聞社、滋賀県、滋賀県教委、大津市、大津市教委の主催、滋賀県体育協会、大津市体育協会、朝日放送、日刊スポーツ新聞社、日本ボート協会の後援、滋賀県ボート協会主管で行われている。

■びわ湖大津のシンボル「びわこ花噴水」が放水自粛−東日本大震災で哀悼の意(びわ湖大津経済新聞)
 びわ湖大津のシンボル「びわこ花噴水」が3月14日から、東日本大震災の犠牲者に哀悼の意を表し放水を自粛している。
 「びわこ花噴水」は大津港の沖合180メートルの防波堤にある66本からなる放射噴水。長さ約440メートル、高さ約40メートルになる大噴水で、夜には白、緑、橙色などカラフルな色でライトアップされびわ湖大津のシンボルとなっている。運転開始は1995年3月。
 今回運転を停止する時間帯は12時〜13時、15時〜16時、18時〜19時の全ての時間帯。今月末までの予定。4月以降の放水については「その時の状況で決めたい」という。

11/03/14

■冒頭に黙とう、73議案を可決 滋賀県会(京都新聞電子版)
 滋賀県議会は14日、2月定例会の最終本会議を開き、4983億8千万円の2011年度一般会計当初予算案や人事案件など73議案を可決、同意し、閉会した。議会冒頭には東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげ、政府に復旧のための財政支援や、原子力関連施設の地震、津波対策の再検討を求める決議を可決した。
 ほかの議案は県造林公社への貸付金14億3千万円を盛り込んだ10年度一般会計補正予算案や議員提案された議員報酬カットの条例案、意見書4件など。また、大津びわこ競輪場の跡地にサッカースタジアムの設置を求める請願書が採択された。

11/03/13

■東日本巨大地震 県内でも支援本格化(YomiuriOnLine滋賀)
 東日本巨大地震を受け、県内では12日、被災地支援の動きが本格化。災害派遣医療チームの第2陣のほか、新たに防災ヘリや各市の給水車、陸上自衛隊員が現地に向け、出動した。びわ湖開きなど12、13の両日に予定されていたイベントも多くが中止となり、民主、自民両党県連などは4月の統一地方選に向けた両日の活動自粛を決めた。県立大の2次試験後期日程でも、地震の影響で受験生2人が試験開始に遅れた。
救 援
 県防災ヘリは午前6時、日野町のヘリポートを飛び立ち、同9時に福島空港に到着。福島県南相馬、茨城県日立両市で上空からの捜索活動にあたった。
 県内の病院スタッフでつくる災害派遣医療チームも、新たに6隊が被災地などの活動拠点に出発した。
 大津市企業局は日本水道協会から応援要請を受け、給水車(2トン)1台と職員4人を被災地に派遣し、給水袋(10リットル)200枚も持たせた。甲賀市も給水車(1トン)1台と職員2人を派遣した。
 現地に向かった同局水道施設課の青木修参事(52)は阪神大震災の被災地でも活動。「災害時、水は何より重要だ。一刻も早く、一人でも多くの人に届けたい」と話した。
 草津市からは職員2人が給水車(3トン)で出発。橋川渉市長が「安全に気を付け、期待に応えてほしい」と激励した。
 県警からは、広域緊急援助隊の第2陣となる10人が被災地に派遣された。犠牲者の遺族支援や検視の立ち会いなどにあたる。
 陸上自衛隊今津駐屯地(高島市今津町)から出動した第10戦車大隊の隊員らは、船岡駐屯地(宮城県柴田町)を拠点に被災地での救援活動を行う。
物資・募金
 高島市は、準会員となっている全国原子力発電所所在市町村協議会(事務局・福井県敦賀市)の災害相互応援要綱に基づき、水600本(2リットル入り)や毛布1000枚などを宮城県石巻市に送った。
 プロバスケットボールbjリーグ・滋賀レイクスターズは彦根市民体育センター(松原町)で、被災者支援の募金や物資提供を呼びかけた。13日も正午〜午後3時に同センターで行う。
 この日予定の大分ヒートデビルズ戦が中止となり、選手らが発案。藤原隆充主将ら4人が「災害支援にご協力を」などと声をかけ、募金のほかカップ麺、粉ミルクなどが寄せられた。
びわ湖開きが中止になり、会場の撤去作業が行われた大津港
 準大手スーパーの「平和堂」(彦根市)は、グループ247店舗で救援募金を始めた。レイクスターズと平和堂は日本赤十字社を通じて、募金や物資を被災地に届ける。
イベント中止
 近江路に春を呼ぶ「びわ湖開き」も中止になった。びわ湖大津観光協会によると、中止は初めてといい、川尻恒久専務理事は「国内で多くの人が犠牲になっている状況で、祝賀イベントはふさわしくないと判断した」と説明している。会場の大津港周辺では中止を告げる張り紙が掲示され、イベント用の特設舞台を撤去する作業が行われた。
 月末で事業廃止の大津びわこ競輪は、11日から始まった「大津びわこファイナルカップ」で、12、13の両日のレースを中止にした。最終日の13日に予定していた記念イベントも取りやめたが、延期して実施するかどうかは未定。
 高島市民会館(今津町中沼)で13日開催予定の「たかしま市民音楽祭」も中止が決まった。
政治活動自粛
 民主党県連は、国会議員や県議ら約30人でつくる対策本部を設置。中央の対策本部と連携しながら情報収集を図る。統一地方選に向けた12日の政治活動を控えた。自民党県連も同日に県内各地で予定していた党のPR車の運行を中止した。両党は13日も自粛する。
 嘉田知事はすぐに県庁に駆け付けられるようにと、12日に予定していた公務を全てキャンセルした。県議選立候補予定者2人の集会への参加もやめ、激励メッセージを送るにとどめた。
大学入試
 滋賀大と県立大で2次試験後期日程が行われ、2242人が受験した。県立大は、地震の影響で試験開始に間に合わなかった2人について、1人は別室で受験させ、もう1人は後日、面接試験をすることにした。合格発表は滋賀大が20日、県立大は22日。
 両大学ではまた、受験生に携帯電話の電源を切ってかばんにしまうよう指示。受験生がトイレで席を離れる際には、試験官が記録するようにした。

11/03/12

■東日本大震災 紀南にも被害や影響(紀伊民報AGARA)
 東日本大震災の影響は紀南地方にも及んだ。和歌山県串本町では12日、マダイの養殖いけすが津波の影響で破壊されているのが見つかった。白浜町の観光施設は営業を中止。幹線道路の国道42号や高速道路(下り)は通行止めで、JR紀勢線の列車もストップするなど交通もまひした。河川河口部では水が逆流する様子も見られた。同日昼の時点でも大津波警報の発令は続き、沿岸部の住民らは不安な時間を過ごした。
 串本町では、津波の影響で串本湾内のマダイ養殖いけすが重なり合って壊れているのが見つかった。和歌山東漁協が各支所に連絡するなどし、被害状況の把握を急いでいる。
 同漁協は12日朝、町内の養殖業者から「いけすが大変な状態になっている」という連絡を受けて職員が現場に駆け付けた。町内の4養殖業者のいけす約30張りが折り重なったり、潜り込んだりして壊れていた。このうち、7、8張りにマダイの成魚など2万〜3万匹が入っていたとされる。
 同漁協は「これらのいけす以外にも、魚が擦れて傷が付き売り物にならなかったり、網が破れて魚が逃げ出している可能性もある。今後、濁りで魚が死んでしまうことも心配する。大変な状態だ」と話している。
●国道で一部通行止め
 交通機関にも大きな影響が出ている。
 国土交通省紀南河川国道事務所は11日から、津波の危険があるとして、国道42号の一部を通行規制している。
 通行止めにしているのは日高町萩原交差点(串本町方面行き)、上富田町岩崎交差点(同)、田辺市稲成町交差点(和歌山市方面行き)、那智勝浦町勝浦臨海交差点(串本町方面行き)。
 また阪和自動車では下り線の和歌山インターチェンジ(IC)から南紀田辺IC間を通行止めにしている。
 JR西日本は11日午後3時半から紀勢線新宮―和歌山駅間で運転を見合わせた。
 運転を見合わせた区間には19本(新宮方面9本、和歌山方面10本)の列車が、津波による浸水の恐れがない15駅に停車。停車した車内や駅で最大1235人が足止めされた。同和歌山支社は乗客にバスやタクシー、宿泊施設を手配した。運転再開は津波警報解除後、線路を点検した上で行う。12日正午現在、再開のめどは立っていない。
 白浜町の南紀白浜空港では、11日東京・羽田―南紀白浜便の東京発午後5時5分発と、折り返しの南紀白浜6時50分発の便を欠航した。地震による羽田空港の混雑が原因。東京発には50人、白浜発には64人が乗る予定だった。
 12日は東京午前8時58分発、折り返しの白浜10時50分発は予定通り運航した。東京午後0時35分発の便も運航した。
●観光施設は営業中止 白浜町で宿泊キャンセル相次ぐ
 白浜町の白浜温泉では、観光施設や公衆浴場が営業を中止。ホテルや旅館にも宿泊のキャンセルが相次いでいる。
 営業を中止にしたのは沿岸部にある白浜海底観光船(グラスボート)や白浜美術館、南方熊楠記念館、京大白浜水族館、海中展望塔のほか、町営の公衆浴場3カ所。三段壁洞窟は高台にあるロビーは開放しているが、エレベーターを使った洞窟観光は中止している。また、海岸沿いにある同町阪田の白浜球場といった町施設も使用を見合わせている。
 12日は、新たに温泉街に入ってくる観光客が少ないため、街中は閑散とした状態。メーンストリートの「浜通り」や「御幸通り」も人影はまばら。週末なら満車に近くなる三段壁の駐車場も、正午現在、数台が駐車しているだけの寂しい光景が見られた。海岸沿いの飲食店では臨時休業の看板を掲げる所もあった。
 JR白浜駅では、11日夜に大阪方面に向かう予定の約60人が足止めされ、待合室で一夜を過ごした。JRでは和歌山市や新宮・勝浦方面に向け、バスや大型タクシーで代替輸送し、12日午前11時半現在も約30人がバス待ちをしていた。

■1.4メートルの津波 串本町(紀伊民報AGARA)
 三陸沖を震源とする国内観測史上最大の地震が発生した11日、和歌山県紀南にも大津波警報が発令され、繰り返し津波を観測している。最大波は串本町の1・4メートル。12日正午現在、県内で人的な被害は出ていないが、沿岸18市町で計約8万4千世帯、約19万4千人に避難勧告・指示が出ている。紀南でも200人以上が避難所で不安な一夜を過ごした。
 県内では地震発生直後の11日午後2時46分に津波注意報が出されたが、同4時8分に3メートル以上の津波を対象にした大津波警報に切り替わった。県内では初めて。
 和歌山地方気象台によると、紀南では11日午後4時14分、那智勝浦町浦神で0・9メートルの第1波を観測。同16分に串本町袋、同34分に白浜町堅田で第1波を観測した。その後も津波は続いている。
 最大波は袋の1・4メートル(12日午前1時32分)。堅田が1メートル(同午前0時35分)、浦神が1・3メートル(11日午後6時6分)だった。
 県と18市町は災害対策本部を設置して情報収集に追われた。印南町以南の9市町はすべて勧告より拘束力の強い避難指示を出した。
 避難所は県内191カ所に設置。紀南でのピーク時の避難者数は田辺市683人、白浜町176人、すさみ町76人、串本町284人、みなべ町82人、那智勝浦町825人、太地町409人、新宮市59人。このうち、田辺市で68人、串本町で46人、太地町では114人など計245人が避難所で一夜を過ごした。交通が乱れ、足止めされている観光客の一部も避難所生活を余儀なくされている。
 県災害対策本部によると、太地町で係留中の遊漁船2隻、白浜町の高瀬川河口で小型ボート1隻が転覆したが、人的被害は確認されていない。太地町ではイルカのいけす13基が変型、破損し、イルカ13〜14頭が死んだ。串本町では串本湾内のマダイ養殖用いけすが多数破損する被害が出ている。

■新宮市三輪崎で40aの津波 人や建物に被害なし 避難所12カ所に72人 東北地方太平洋沖地震(熊野新聞オンライン)
 新宮市は11日午後3時30分に災害対策本部(本部長・田岡実千年市長、19人)を設置し、午後4時に避難勧告を出した。午後4時20分には樋門全閉、午後4時45分に三輪崎で40aの津波を記録した。午後8時5分には全世帯対象に避難指示を発令した。12日正午現在、建物や人的被害の情報は入っていない。
 市役所では全職員が待機し、徹夜で避難所や庁舎内で被害状況の情報収集活動などに努めた。また消防関係者や職員たちが消防車両や広報車に乗り込み、海岸近くで避難を呼び掛けた。
 避難所は12カ所開設し、72人が避難。避難者が一番多かった市立王子小学校体育館にはリュックを背負った住民ら32人が集まった。王子町で娘と暮らす70代女性は「最初は大丈夫だろうと思っていましたが、テレビを見ていたら不安でドキドキしてきて、5時ごろここに来ました。避難したのは初めてです」と話していた。
 市は災害協定を結んでいる茨城県高萩市へ水と食料を搬送。姉妹都市協定を結んでいる宮城県名取市とは連絡がつき次第、支援体制を整えるとしている。田岡市長は「できる限り支援したい」と話していた。

■東北・太平洋沿岸地震 県、要請あれば救援派遣 滋賀(msn産経ニュース)
課長級職員が対策会議
 11日起きた東北・太平洋沿岸地震。県内では同日夜までに、大きな被害や混乱は報告されていないが、病院関係者や警察官が被災地に向け出発。県では応援に備えて態勢を確認するなど、対応に追われた。県内でも揺れが観測され、東北地方や関東に住む知人や親戚の安否を尋ねる電話をかける人も多かった。
 県庁では、関係部署の課長級職員が緊急対策会議を開催。週末となる12、13の両日も、情報収集のため部署ごとに担当の職員を1人ずつ配置することなどを決めたほか、被災地から応援要請があれば即座に対応する態勢を確認した。
 会議では、県の防災ヘリコプターが応援に行ける状態であることや、医師や看護師でつくる災害派遣医療チームが、近江八幡市総合医療センターと、公立甲賀病院(甲賀市)で待機していることを報告した。
 また、県や、大阪、兵庫など2府4県でつくる広域地方公共団体「関西広域連合」は防災分野でも連携していることから、参加府県内での協力態勢も確認。津波警報や注意報が発令された和歌山県、徳島県から要請があれば、職員を派遣することを決めた。
 県によると、11日夜までで県内で被害は報告されていないが、午後3時13分に県東京事務所で掛け時計が外れるなどの被害が確認された。
≪週末イベント相次ぎ中止に≫
 一方、地震を受け、週末に予定されていた県内のイベントが相次いで中止になった。
 県は12日に琵琶湖・彦根旧港湾(彦根市)で予定していた外来魚駆除を目的にした「早春の釣り大会」を中止。約200人が参加する予定だったが、県職員約10人が当日、受付場所に赴き、中止を知らせる。
 また、草津市は、12日からJR南草津駅に新快速電車が新たに停車するのに合わせ、同日午前10時から予定していた記念式典とイベントを中止。出演予定だったプロの歌手や学生バンドに急遽(きゅうきょ)連絡したという。
 12日に開かれるびわ湖大津観光協会主催の「びわ湖開き」は、ライブやクイズ大会を取りやめるなど、内容が縮小された。

11/03/06

■大型肉食外来魚を捕獲 久万高原面河川上流(愛媛新聞社ONLINE)
 生態系を乱すおそれがあるとして国が要注意外来生物に指定しているサケ科の大型肉食淡水魚「ブラウントラウト」がこのほど、久万高原町若山の面河川上流で捕獲され、県内での生息が専門家によって確認された。人為的に放流されたものとみられ、漁業関係者らは憤っている。
 ブラウントラウトはヨーロッパ、西アジア原産で体長は最大で1メートルになる。強いあごと鋭い歯を持ち、アユなどの魚をどん欲に補食する。ブラックバスのようにルアー釣りの対象になっている。
 捕獲した魚は全長約50センチ。2月に地域住民が釣り上げた。

11/03/04

■ユニーク授業:学習船事業「湖の子」 他校の児童と集団生活(毎日jp滋賀)
 琵琶湖には、これまで県民の3分の1近くを乗せた誰もが知る船がある。県内の小学5年生全員が1泊2日で乗り込む県教委の学習船事業「湖(うみ)の子」。83年、武村正義知事(当時)の指示で実現し、この27年間の参加率は98・4%。環境学習メーンと思われがちだが、本来は集団生活を学ぶための船だったという。
 さざ波光る びわのうみ−−
 今年度最後の航海を終えた先月24日、終航式で周航歌「希望の船」の歌声が響いた。最終航海は大津市立木戸小、小松小、雄琴小の児童計139人。違う学校の子らと名残惜しそうに話す姿も見られた。船内では学校混合で8人の班を作り、生活のすべてを班で過ごす。当初は学校ごとに集まりがちな児童らも、対岸での活動や水質調査を通して仲良くなっていくという。スピーチした木戸小の石田理恵さん(11)は「初めて会う友達もだんだん話せるようになれた。ルールの大切さを学んだ」。運営する県立びわ湖フローティングスクールは「初対面の子に自己紹介したり、時にはケンカするのも大切な学習」と話す。
 船長10年目の鈴木雅美さん(54)は、就任前は琵琶湖汽船の旗艦・ミシガンの船長。児童らに船酔いの思い出を残さぬよう気を使っている。それでも3年ほど前から、北湖を中心に風が強くなって、船のバランスがとりづらくなっているという。「見えないところで何かが起こっている。この子らが大きくなったころ、どんな状況になっているのか……」と不安げな表情も見せた。【稲生陽】
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◆うみのこ
 総トン数928トン、児童の最大定員240人。83年8月の就航以来、運んだ人数は今年度末で44万1459人(県民のみ)に上り、99年度からは大阪や京都の児童らも受け入れている。名物は必ず1日目の昼食に出る「湖の子カレー」。県内産豚肉を使ったトンカツカレーで、大人も参加できる見学会では「懐かしい」と大人気という。

■「淡水魚の聖地」でイタセンパラ復活へ(msn産経ニュース)
 日本固有の淡水魚で国の天然記念物に指定されているイタセンパラ。数少ない生息地とされた大阪・淀川では5年前から野生の個体が確認されなくなり、絶滅の危機にひんしている。流域の環境悪化や外来魚の急増などが原因とされる。「淀川のシンボルフィッシュ」といわれた希少種の復活に向け、官民一体となった活動が求められている。(清宮真一)
 大阪市旭区の住宅街にほど近い淀川河川敷に、樹木や水草で囲われた天然の「わんど」と呼ばれる池状のたまりがある。「城北わんど」。平日の昼下がりに、ゴム製の胴付き長靴姿の作業員10人が約30メートルの地引き網を引き上げていた。
 「お、入ってる」
 「(ブルー)ギル、上がったで」
 作業員は平成21年末から城北わんどで、ブラックバスやブルーギルといった外来魚の駆除のほか、在来種の生息状況を期限つきで調査。この日はブルーギル約30匹などが網にかかった。
 作業員のチームを束ねる府水生生物センター(寝屋川市)の主任研究員、上原一彦さん(41)は「外来魚はイタセンパラやその仲間の稚魚を食べる。このまま放置はできない」と危機感を募らせる。
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 環境省などによると、イタセンパラはコイ科に属するタナゴの一種。寿命は1〜2年で淀川などの限られた水系でしか確認されていない。淡水魚で絶滅の危険性が最も高いとされる。
 城北わんどは「淡水魚の聖地」とされ、かつては在来種が生息できる好条件がそろっていた。淀川の本流沿いに土砂がたまってできた水深約1メートルのわんどは流れも緩やか。適度な満ち引きもあり、砂地にはイタセンパラの仔魚(しぎょ)のゆりかごとなる二枚貝が豊富だった。
 仔魚から成長した稚魚は平成13年には淀川流域で8千匹近くまで増えたが、その後激減し、18年にはとうとう野生の状態では確認されなくなってしまった。
 その要因の一つが淀川大堰の建設だ。人為的な管理で水位がほとんど変動せず、水面を覆うほど水草が繁殖してプランクトンが減少。こうした環境を好む外来魚が急増し、冬には枯れた水草が川底に堆積、本来の砂地が失われていった。
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 イタセンパラは「板鮮腹」と書くように、秋の繁殖期に雄は淡い赤紫色に染まる。雌はイシガイなど二枚貝に産卵管を伸ばし、卵は貝の体内で受精。約1週間で孵化(ふか)し、仔魚は貝の中で越冬するという。
 「この種は水温が低い時期を半年ほど経験しないと成長しない。まさに日本の気候変化に適応して進化したのです」と上原さん。
 センターでは昭和46年に淀川のイタセンパラ150匹を持ち帰り、数千匹規模で飼育を続けている。平成21年秋には初めて500匹を放流し、昨春に133匹の稚魚を確認した。さらに精子を凍結保存し、二枚貝の代わりにシャーレで人工授精した後、毎日の変化をチェックしている。
 復活に向け課題もある。「淀川水系イタセンパラ研究会」(大阪市)の小川力也会長(48)は「イタセンパラは淀川のシンボル。復活には外来魚の駆除など、息の長い地道な活動が不可欠。自分たちの財産は自分たちで守るという意識で取り組む必要がある」と話している。

11/03/03

■「外来魚駆除明確にして」(YomiuriOnLine滋賀)
市民団体 釣り大会名の削除に反対
 県が6月、日本釣振興会(日釣振)県支部と共催で「外来魚駆除」の言葉を使わずに「釣り大会」を開く計画について、全国37団体でつくる「全国ブラックバス防除市民ネットワーク」(ノーバスネット、東京)は2日、「外来魚駆除」と明確にうたうべきだとする要望書を県に提出した。
 ノーバスネット理事の高田昌彦・琵琶湖を戻す会代表が、県庁琵琶湖レジャー対策室を訪問し、「釣り大会」を担当する青木幸一室長に手渡した。
 要望書では、「『外来魚駆除』という用語を使わないのは、駆除に協力しようと集まる多くの人を欺く」などと指摘。〈1〉外来魚は駆除すべき魚〈2〉「釣り大会」は、駆除を担う行為〈3〉外来魚の再放流を禁じる県条例――の3点の明確な広報を求め、実現できない場合は、日釣振と共催しないよう訴えている。

11/03/02

■バス愛好家配慮 名称変更(YomiuriOnLine滋賀)
県「ブルーギルだけでも」
 ブラックバスやブルーギルなどの外来魚一掃に向け、「外来魚駆除釣り大会」を年4回程度実施する県が、今年から「外来魚駆除」の言葉を外して「釣り大会」と名称を変え、参加者を募っている。外来魚の再放流を巡って対立した財団法人「日本釣振興会」(日釣振)県支部と共催で6月に「釣り大会」を開くのに備え、表現に配慮したためという。県は「外来魚一掃の趣旨は曲げていない」とするが、外来魚駆除の市民団体は「県民だましだ」と指摘している。(浦野親典)
 日釣振は、全国の釣具店などでつくる団体。釣った外来魚の再放流禁止を盛り込んだ「県琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する条例」にも制定前に、反対を表明していた。現在も、琵琶湖岸でブラックバスを釣り上げた後、再び放流する釣り人の情報が県に寄せられており、一掃には釣具店などの協力が欠かせない状況だ。
 また、条例を審議する県琵琶湖レジャー利用適正化審議会が昨年3月、「釣り団体を巻き込んだ、リリース禁止の輪を広げる」とする答申を県に提出。審議会委員の協力で、日釣振県支部に釣り大会の共催を申し出た。
 同年9月から協議を始め、〈1〉「外来魚」「駆除」という言葉を使わない〈2〉釣り愛好家の多いバスではなく、外来魚の大半を占めるブルーギル釣りを強調する――などの方針で合意し、「びわ湖の日」(7月1日)制定から30周年を記念して、今年6月に開くことを決めた。
 県は方針に基づき、1月は「冬の釣り大会」(荒天のため中止)、3月12日は「早春の釣り大会」とした。6月の「釣り大会」は大津など4市5会場で実施し、約2000人の参加を想定。釣ったブルーギルはフライにして振る舞うほか、外来魚から作った堆肥で育てた野菜も配る。準備中のチラシも、再放流の禁止を求める文章を小さな字で印刷した。
 こうした県の姿勢を、全国ブラックバス防除市民ネットワークの高田昌彦理事(琵琶湖を戻す会代表)は「条例の趣旨を次世代に伝えるためにも、しっかりと『外来魚駆除』とうたうべきだ」と批判する。
 県は「日釣振の理解を得るための工夫で、迎合したわけではない。まずは『ブルーギルだけでも、一日だけでも協力し合いたい』という考えだ」としている。

11/03/01

■皇室:秋篠宮さま、琵琶湖博物館の希少淡水魚センター視察(毎日jp滋賀)
 野生生物の家畜化に関する研究会出席のため、草津市下物町の県立琵琶湖博物館を訪れた秋篠宮さまは28日、館内にある希少淡水魚の保護増殖センターを視察された。
 秋篠宮さまは同研究会の代表として司会を担当。参加者によると、金魚の品種改良の歴史や養殖と野生のコイの違いをテーマとした発表があり、秋篠宮さまは研究者らと意見を交わした。
 休憩時間には同博物館の松田征也・専門学芸員の案内で、国内の希少淡水魚を約40種類飼育している同センターを見学。松田学芸員が、琵琶湖に生息するモロコの一種のタモロコが他地域の個体と比べて丸みを帯びていると説明すると、「そうなのですか」と驚いていたという。【安部拓輝】

■秋篠宮さまが希少な淡水魚視察 県立琵琶湖博物館でモロコ、ハリヨ熱心に(ChunichiWeb滋賀)
 秋篠宮さまは28日、野生動物の家畜化に関する研究会に出席するため来県し、草津市下物町の県立琵琶湖博物館で希少な淡水魚の飼育現場を視察された。
 秋篠宮さまは学芸員の案内で、同館の保護増殖センターで野生に戻すために育てられているモロコ、ハリヨなどを観察。秋篠宮さまは「センターで繁殖している魚はどれくらいの種類ですか」と学芸員に質問したり、腰をかがめて水槽をのぞき込んだりして熱心に視察していた。滋賀県のタモロコが他県より丸みを帯びているという説明を受けて「そうだったんですか」と驚いていた。
 同博物館で行われた研究会では魚の品種改良について研究発表があり、秋篠宮さまが司会進行を務めた。(瀧田健司)

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