琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2011/04)

←Before          スクラップブックバックナンバー          Next→

11/04/29

■琵琶湖の巻き貝・水生昆虫、大幅減 水位操作影響か(京都新聞電子版)
 琵琶湖岸の浅瀬に生息する巻き貝などの底生動物が、20年前と比べ生息地、生息数とも大幅に減少したことが、滋賀県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)の調査で分かった。浅瀬が干上がる期間が増えたことと、波の力が弱くなったためとみられ、主に瀬田川洗堰での水位操作が影響を及ぼしていると考えられるという。
 同センターが巻き貝や水生昆虫の約30種について、2007〜10年の4カ年、水深約60センチまでの湖岸で生息状況を調べた。その結果を20年前の1988〜90年に実施した同様の調査記録と比較した。
 琵琶湖固有種の巻き貝「ヤマトカワニナ」は、生息を確認できた地点が20年前の19カ所から9カ所に半減。そのうち10匹以上を確認できた地点も、10カ所から2カ所に激減した。「シロタニガワカゲロウ」の幼虫も、生息地点は30カ所から16カ所に半減していた。
 調査対象の約30種はほぼ同様の傾向で、生息地点の減り方に地域差は見られなかった。同センターの西野麻知子総合解析部門長は、全域に影響が及ぶ夏の水位低下が大きな要因とみている。
 洪水に備え6月中旬から10月中旬まで水位を低く抑える国土交通省琵琶湖河川事務所の洗堰操作が、前回調査後の92年に始まった。浅瀬が干上がりやすいうえ、すみかとなる石や砂の隙間へ波が届かず、目詰まりして生息しにくくなっている可能性があるという。
 同事務所は魚の産卵に配慮して水位を緩やかに下げる操作を試行している。西野部門長は「魚以外の生物に注目し、水位のあり方を違った視点でも考えるべきだ」と話している。

■なぎさ公園、バーベキュー会場に開放 大津、大型連休中(asahi.com滋賀)
 滋賀県大津市は29日から5月8日まで、同市由美浜のなぎさ公園をバーベキューの会場として開放する。大型連休中の「社会実験」として実施しており、今年で3回目。利用者らからアンケートを取り、バーベキュー会場としての使用を今後認めるかどうかを検討するとしている。
 市では条例で公園内でのたき火を禁止しているが、期間中は同公園で足付きコンロの使用のみを許可する。たき火や花火などは禁止。利用時間は午前10時〜午後4時で、無料だが、利用ルールの注意文を配布し、ごみの持ち帰りや使用済みの炭の捨て方などの徹底を求める。
 市によると、2009年の大型連休中のバーベキュー利用者は2337人。10年には4506人に増えた。このうち37%は京都府民が占め、府条例で京都市内を流れる鴨川でのバーベキューなどが禁止されたことも影響したとみている。
 今後は利用者を対象にアンケートをし、許可した場合の利用料金や区域、管理方法などを検討する。市公園緑地課は「ニーズは高いが、今後の許可については安全面などから慎重に検討したい」としている。(板倉吉延)

11/04/28

■琵琶湖アユ魚群「低水準」を訂正 県水産試験場が再調査(京都新聞電子版)
 滋賀県水産試験場は28日、琵琶湖で4月に確認されたアユの魚群数が低水準だったことを受け再調査した結果、285群と平年値と比べ119%増だったと発表した。
 4月25、26日に魚群探知機で再調査を実施した。その結果、大群は8、中群は23、小群は121で、小群に換算すると285となった。
 また同試験場は4月12、13日に実施し「過去10年間で最少結果だった」とする前回調査の49群を、実際は154群だったと訂正した。魚群探知機でアユを観測する感度補正ができておらず、魚群数を過小評価していたという。
 一方、エリやヤナ漁で漁獲量が低調となっていることについて、同試験場は「産卵期がずれ込んだ影響で生育が遅れ、小型になっている。魚の分布が例年とは違ったり、漁の網の目を抜け落ちている可能性もある」と見ている。

■GW渋滞 名神最長40キロ(YomiuriOnLine滋賀)
県警予想 来月4日瀬田東―茨木
 県警交通規制課はゴールデンウイーク(29日〜5月8日)の県内の主要道路の渋滞予想を発表した。渋滞情報は、日本道路交通情報センター大津センター(050・3369・6625)で随時、提供する。主な渋滞予想は次の通り(インターチェンジ、ジャンクションの表記は省略)。
【名神高速道路】
◇上り(東京方面)▽29日 大津―茨木(午前6時〜午後1時、20キロ)▽30日 瀬田東―茨木(午前7時〜翌午前1時、30キロ)▽5月1日 米原―八日市(午後2〜11時、20キロ)▽3日 大津―茨木(午前6時〜午後1時、20キロ)、米原―八日市(午前6時〜午後2時、15キロ)▽4日 瀬田東―茨木(午前6時〜午後10時、40キロ)、米原―八日市(午後2時〜翌午前2時、25キロ)▽5日 米原―八日市(午後2〜9時、15キロ)
◇下り(大阪方面)▽29日 大津―八日市(午後2〜8時、25キロ)▽30日 竜王―八日市(午後5〜9時、10キロ)▽5月1日 同(午後4〜8時、10キロ)、彦根―関ヶ原(午後4〜11時、15キロ)▽3日 大津―八日市(午後2〜8時、25キロ)▽4日 大津―草津(午後4〜8時、10キロ)、栗東―彦根(午後3時〜翌午前1時、25キロ)▽5、7、8日 竜王―八日市(午後4〜8時、10キロ)
【新名神高速道路】
◇上り(東京方面)▽4日 亀山―甲賀土山(午後7時〜翌午前2時、10キロ)
【北陸自動車道】
◇上り(米原方面)▽5月1日 米原―木之本(午後4〜11時、15キロ)▽5日 同(午後3〜9時、10キロ)
【京滋バイパス】
◇上り(東京方面)▽29日、5月3日 瀬田東―久御山(午前6時〜午後2時、20キロ)▽4月30日 瀬田東―大山崎(午前7時〜午後11時、25キロ)▽5月2日 瀬田東―宇治東(午後10時〜翌午前1時、10キロ)▽4日 瀬田東―大山崎(午前6時〜午後9時、25キロ)
【国道1号】
◇上り(三重方面)▽29、30日、5月3、4日 大津市大江4―同市別保3(午前10時〜午後1時、3キロ)
◇下り(京都方面)▽29、30日、5月3、4日 同市逢坂1―同市秋葉台(午後5〜7時、3キロ)
【国道8号】
◇上り(福井方面)▽29、30日、5月3、5日 野洲市御上神社前―栗東市手原(午前11時〜午後4時、3キロ)、彦根市古沢町―同市高宮町(午前11時〜午後6時、3キロ)
◇下り(京都方面)▽29日、5月3、5日 彦根市地蔵町―同市鳥居本町(午前11時〜午後6時、3キロ)▽30日 同市地蔵町―同市佐和山町(同)
【国道161号】
◇上り(福井方面)▽29、30日、5月3、4日 大津市近江舞子口―同市大物(午前9時〜正午、3キロ)
◇下り(京都方面)▽29、30日、5月3、4日 大津市仰木口―同市小野(午後4〜7時、4キロ)
【国道161号西大津バイパス】
◇下り(京都方面)▽29、30日、5月3、4日 大津市横木1―同市山上町(午後4〜7時、4キロ)
【県道大津近江八幡線】
◇下り(京都方面)▽29日〜5月1日、3〜5日 大津市唐橋東詰―草津帰帆島(正午〜午後7時、3キロ)

11/04/27

■GW:渋滞予測 名神上り4日ピーク 分散利用呼び掛け−−高速道路会社(毎日jp滋賀)
 中日本・西日本高速道路会社はゴールデンウイーク期間中(4月29日〜5月8日)の県内の高速道路の渋滞予測をまとめた。名神高速道路上りは瀬田東JCT(ジャンクション)−茨木IC(インターチェンジ)間で5月4日午前10時が最長40キロに達する見込み。両社ホームページなどで事前確認と渋滞を避けた分散利用を呼び掛けている。情報は日本道路交通情報センター大津センター(050・3369・6625)でも提供している。【加藤明子】
 主な渋滞予測は次の通り。
◇名神高速
 【上り】29日午前8時=大津IC−茨木IC(20キロ)▽30日午前8時=瀬田東JCT−茨木IC(30キロ)▽1日午後4時=米原IC−八日市IC(20キロ)▽3日午前8時=大津IC−茨木IC(20キロ)▽同日午前10時=米原JCT−八日市IC(15キロ)▽4日午後7時=米原JCT−八日市IC(25キロ)
【下り】▽29日午後6時=大津IC−八日市IC(25キロ)▽30日午後6時=彦根IC−関ケ原IC(15キロ)▽3日午後6時=大津IC−八日市IC(25キロ)▽4日午後6時=栗東IC−彦根IC(25キロ)
◇新名神高速
【上り】4日午後10時=亀山JCT−甲賀土山IC(10キロ)
◇北陸自動車道
【上り】1日午後6時=米原JCT−木之本IC(15キロ)▽5日午後4時=米原JCT−木之本IC(10キロ)
◇京滋バイパス
【上り】29日午前7時=瀬田東JCT−久御山JCT(20キロ)▽30日午前10時=瀬田東JCT−大山崎JCT(25キロ)▽3日午前7時=瀬田東JCT−久御山JCT(20キロ)▽4日午前8時=瀬田東JCT−大山崎JCT(25キロ)

11/04/26

■琵琶湖のアユ魚群10年間で最少 猛暑・厳冬影響か(京都新聞電子版)
 琵琶湖で4月に確認されたアユの魚群数が過去10年間で最も少ないことが、滋賀県水産試験場(彦根市)の調査で25日までに分かった。昨年来の猛暑や厳冬などが影響した可能性があり、同試験場は4月中に再調査して詳しい原因を探る。
 4月12、13日に魚群探知機でとらえた魚影数を集計した。この結果、大群がゼロで、中群が4群、小群は33群だった。小群に換算すると計49群となり、昨年の9分の1に落ち込んだ。
 過去10年間の4月の魚群数は、昨年が459群と最も多く、平均は239群。今年は、73群だった2006年以来の低水準となった。
 同試験場や県水産課によると、06年も今年と同様に厳冬で1〜2月の水温が低く、エサとなるプランクトンの減少が影響したとみられる。昨夏の猛暑で産卵のピークが例年よりずれ込み、成長が遅れたことから、魚群探知機が観測する地点に生息していないことも考えられるという。
 漁業関係者によると、3月ごろからアユの漁獲量が減少しているという。河川放流用として県内外の漁協に出荷するアユも不足気味になっている。同試験場は「探知機で再調査をするとともに、過去のデータと照らし合わせて分析を進める」としている。

11/04/25

■第十回「琵琶湖外来魚駆除の日」(EICネット)
こんにちは、いつもお世話になっております。琵琶湖を戻す会です。
4月24日の駆除大会は悪天候の中で94名もの参加者にご参加頂けました。生憎天候の悪さが限度に達し途中中止という結果になりましたが13.9kgの外来魚を駆除する事ができました。ありがとうございました。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/2011-04-24/2011-04-24b.html
続きまして第十回「琵琶湖外来魚駆除の日」のご案内をさせて頂きます。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/anniversary/2011/anniversary11a.html
琵琶湖の現状や外来魚問題を一人でも多くの方々に知っていただきたいとの願いから、毎年5月最終日曜日を「琵琶湖外来魚駆除の日」として琵琶湖や外来魚に関する様々なイベントを実施しています。今年も多くの方々にご参加していただけるよう色々なイベントを準備しました。ご自身に合ったイベントを見つけて、どうぞお気軽にご参加下さい。
開催日 2011年5月29日(日)...雨天決行
時間 10:00〜16:00 駐車場の開門は8:30※随時参加・随時解散といたします
会場 滋賀県草津市烏丸半島多目的広場 (琵琶湖博物館駐車場奥にある芝生の広場)
交通
車の場合
瀬田方面からの場合は南湖東岸の湖岸道路を北上し琵琶湖博物館の看板にしたがってお越し下さい。
公共交通機関の場合
JR琵琶湖線草津駅西口から琵琶湖博物館行きバスで22分、終点「琵琶湖博物館前」停留所からすぐ。 駐車場琵琶湖博物館駐車場 料金:550円/1日 ※博物館の入場券があれば無料
参加費大人200円,子供100円(保険料等の実費)
※子供(小学生以下のお子さま)は保護者の方と一緒にご参加下さい。
主催:琵琶湖を戻す会
後援:滋賀県(申請中)
協力
(順不同)守山湖岸振興会
滋賀県水産試験場
滋賀県水産課
滋賀県漁業協同組合連合青年会
守山漁業協同組合
琵琶湖外来魚研究グループ
滋賀県立琵琶湖博物館
琵琶湖博物館「うおの会」
協賛全国ブラックバス防除市民ネットワーク
プログラム◆プログラムは現時点での予定で、予告無く変更する場合があります。◆
★外来魚を釣ろう! 10:00〜16:00
外来魚駆除釣り大会 釣りを楽しみながらも外来魚しか釣れない琵琶湖の現状を知ってください。貸し竿も準備しておりますし、エサや仕掛けは無料で準備しています。
★琵琶湖の魚を味わおう! 11:30〜12:30 なくなり次第終了
琵琶湖の幸の試食会 「外来魚が食い荒らしている琵琶湖の幸はこんなに美味しいものだ」ということを実感してください。もちろん無料です!毎年あっという間に無くなってしまいますのでお早めに! 協力:守山湖岸振興会
★外来魚を食べてみよう!11:30〜12:30 なくなり次第終了
外来魚の試食会 駆除している外来魚も、食べ方によっては美味しく食べることができます。毎年色々な調理法で外来魚を食べてもらっています。もちろん無料です!毎年あっという間に無くなってしまいますのでお早めに!
協力:滋賀県漁業協同組合連合青年会
★みんなで地引き網を引こう! 13:00〜14:00
地引き網体験 外来魚駆除のため皆さんの手で地引き網を引いてください。
網を引くために皆さんの協力が必要です!
協力:滋賀県漁業協同組合連合青年会
★魚の解剖に挑戦してみよう!14:00〜15:00 受付は13:30で締め切ります 外来魚解剖教室 皆さん自身の手で釣った外来魚を解剖して、外来魚が何を食べているかなどを観察してもらっています。毎年子どもたちに大好評のイベントです。
※お子様が参加される場合は保護者同伴でお願いいたします。
協力:滋賀県水産試験場・守山漁業協同組合
★魚を見比べてみよう!10:00〜15:30
淡水魚比較展示 琵琶湖に生息する生きた外来魚と在来魚を比較展示します。
生まれたばかりのブラックバスの稚魚の大群も展示します。
特典★先着200名に参加記念品をお配りします。
当イベントは、参加資格や事前申し込みの必要など一切ありません。個人での参加や飛び入り参加も大歓迎いたします。会場は足場もよくトイレもありますので、ご家族・ご友人をお誘い合わせの上、大勢でのご参加をお待ちしております。
※なお団体でご参加いただける場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
このイベントでは「 BYスタンプラリー」のスタンプを受け付けています。
なお2011年5月8日には城北水辺クラブとの共催で恒例の淀川外来魚駆除大会が行われます。こちらもよろしくお願いいたします。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/2011-05-08/2011-05-08a.html
琵琶湖を戻す会は農林水産省及び環境省から特定外来生物防除認定を受けています。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/prevention/prevention.html

■琵琶湖外来魚の回収、過去最高を更新(京都新聞電子版)
 琵琶湖で釣られた外来魚を回収する滋賀県の駆除事業で、2010年度の回収量が21・5トンに上り、前年度に続き、過去最高を更新した。企業・団体が社会貢献として参加する「外来魚駆除協力隊」の増加や、京阪神の子どもを対象にしたイベント開催が好結果を後押ししたという。
 県は在来魚保護のため、県琵琶湖レジャー利用適正化条例で釣り上げた外来魚の再放流を禁止し、回収用のボックスといけす計95基を湖岸に設置している。回収量は前年を3・3トン上回り、事業がスタートした03年度から比べると2倍以上に増えた。
 外来魚駆除協力隊は、企業・団体が県から釣りざおを無料で借り、自主的に釣り大会を開く取り組み。10年度は前年度より約450人増え、事業所や青年会議所、ボーイスカウトなど延べ20団体約1300人が参加した。県琵琶湖レジャー対策室は「参加者が楽しめる社会貢献として口コミで広まった」と話す。
 小中学生が夏休み中の釣果を競う県の「びわこルールキッズ」は、前年度に引き続き京阪神にも参加を呼び掛けた。キッズ対象の釣り大会には延べ400人が参加した。

11/04/24

■なぎさ公園:バーベキュー、GW中はOK 社会的実験で−−大津(毎日jp滋賀)
 大津市は29日〜5月8日、午前10時〜午後4時に限り、同市由美浜のなぎさ公園でバーベキューの実施を認める。市は条例で公園内での火の使用を禁じているが、このGW期間中は「社会的実験」として認め、今後、バーベキューの実施の可否を検討する。
 使用できるのは脚付きのコンロで、たき火は禁止。洗い場や炭捨て場を設け、来場者に利用状況や負担してもよい料金の価格帯などをアンケート調査する。
 市によると、条例には「バーベキュー禁止」とは明記されておらず、罰則規定もない。08年4月に京都府が「鴨川条例」を施行し、バーベキューを禁止した影響で、京都府内からの利用客も多いといい、09年の調査では、利用客2337人中、半数(1146人)が京都府民だった。
 市公園緑地課は「バーベキューのニーズが高いのは明らかだが、認めるには条例改正が必要。安全面はもちろん、後始末などマナー面も調べ、慎重に検討したい」と話している。【前本麻有】

11/04/23

■カツオ捕れない 紀南の漁師ら悲鳴(紀伊民報AGARA)
 和歌山県紀南地方でカツオ漁が本番を迎えているが、過去最悪の不漁ペースで推移している。「すさみケンケン鰹(かつお)」のブランドで売り出している和歌山南漁協すさみ支所(すさみ町)では、今年に入って昨年同期の15%ほどの約40トンしか水揚げしておらず「これまで経験したことのないほどの不漁」と悲鳴を上げている。
 和歌山南漁協すさみ支所によると、漁は例年、1月ごろに始まり、5月中旬まで続く。水揚げは、1月が333キロ(昨年同期5・5トン)、2月が10・52トン(同19・6トン)と少なく、例年水揚げが増え始める3月でも19・3トン(同124トン)だった。4月も20日までで10・2トンしかなく、昨年4月の122・7トンを大きく下回りそうだ。1〜4月の水揚げは2008年203トン、09年160トン、10年272トン、今年は4月20日までで40・3トンと大幅に少ない。
 大きさは平均2キロほどで1キロ1300円程度で取引されている。例年より300〜500円高いが、漁協関係者は「割に合わない」と話している。漁船の燃料費も高騰し、不漁に追い打ちを掛けているという。
 漁師歴50年ほどという赤木勝さん(71)=すさみ町周参見=は「これほど捕れない年は知らん。魚はどこにいるのだろうか」と嘆く。和歌山南漁協すさみ支所の岸正嗣さん(58)も「すさみの漁協に勤務して40年になるが、これほど少ないのは初めて。この時期のカツオは漁協の売り上げの中心で、年間の7〜8割ほどになるので、このまま続けば非常に厳しい。ただ、21日に四国で釣れ始めたようなので、これからに期待したい」と話している。
 県水産試験場(串本町)によると、田辺、すさみ、串本の3漁港の合計漁獲量も少なく、2月は20・3トンで1993年以降3番目に少なかった。3月は49・1トンで、平年の2割程度しかなく過去最低となった。最盛期の4月も21日までにわずか22トンしか水揚げされておらず、最低だった1999年の120・8トンを大きく下回りそうだ。
 今年のカツオ漁は、ひき縄漁で有名な高知や千葉、八丈島なども不漁となっている。紀南沿岸の潮の流れや海水温などは良好であることから、日本沿岸へのカツオの回遊自体が少ないとみられている。

■外来魚釣り大会:あす嘉瀬川で開催−−遣唐使船レース推進協主催(毎日jp佐賀)
 嘉瀬川の外来魚を対象にした釣り大会「外来魚WANTED(指名手配)作戦」が24日、佐賀市の嘉瀬川下流で開かれる。同日開かれる嘉瀬川の川開きを主催する遣唐使船レース推進協議会が、釣り人への啓発や外来魚駆除を兼ねて昨年から始めた。今年は会場近くで川を横切る形で刺し網を設置し、取れた魚を在来魚種と外来魚に仕分けて割合を調べる生態調査も初めて実施される。
 大会は午前8時、県立森林公園西の船着き場で参加受け付け(雨天中止)。先着200人。無料。午前11時までに釣れたブラックバスとブルーギルの体長を競う。問い合わせは遣唐使船レース推進協議会090・7929・7153。

11/04/22

■ブルーギル9割駆除済み(どうしんウエブ)
 函館
【函館】道内で唯一、五稜郭公園の堀に生息している外来魚ブルーギルの捕獲調査が20、21の両日、行われた。昨年度までに9割が駆除されたことが分かった。
 ブルーギルは特定外来生物被害防止法で除去対象とされた魚。1991年に道内で初めて五稜郭公園で生息が確認され、渡島総合振興局と道立さけます内水面水産試験場が生息数を把握するために捕獲調査をしている。
 魚に電気ショックを起こす装置を備えたボートで堀の石垣付近を運航し、気絶して浮き上がったブルーギルをたもですくった。昨年生まれた0歳魚119匹、産卵の可能性がある1歳以上の魚58匹を2日間で捕獲した。
 同試験場によると、2004年度から始まった調査で、10年度までの捕獲数は計8万8893匹に達した。昨年度の捕獲数は1万9929匹。データを元に試算したところ、残る生息数は推定1826匹で、駆除率は昨年度、91%に達したという。工藤智主査は「今年中にも根絶を目指したい」と話している。
 次回の調査はさお釣りで、5月26日から9月までに16回行う。函館市は捕獲調査のボランティアを10人ほど募集する。応募は5月9日から13日までに市土木部緑化推進課(電)0138・21・3431へ。(高田未登里)

■外来魚を駆除めざす 嘉瀬川に網を設置 佐賀市(佐賀新聞ひびのニュース)
 生態系を壊すとして外来魚の流入が問題になる中、遣唐使船レース推進協議会(陣内孝雄会長)が24日、佐賀市の嘉瀬川で外来魚の駆除実験を行う。嘉瀬橋を中心に南北400メートルにわたって刺し網を三重に配置。網にかかった魚を選別し、在来、外来魚の割合を調査する。同様の調査はこれまでなく、協議会は「在来種を守る活動の基礎資料になれば」と期待する。
 実験は県の特別採捕許可証を得て実施する。同日未明に網を仕掛け、午前10時の川開き式典に合わせ引き上げ、手作業で選別。コイやフナなど在来魚はそのまま川に戻し、ブラックバスなど外来魚の一部は調理して参加者に試食してもらう。調査結果は県に報告する。
 同協議会によると、嘉瀬川でも北山湖から流れ出たブラックバスやブルーギルが増え、クリークなどにも侵入し、在来種が危機的状況という。当日は午前8時から11時まで、「外来魚WANTED作戦」と銘打った一般を対象にした釣り大会も開き、外来魚駆除に一役買ってもらう。
 協議会は「外来種の増加が叫ばれる中、個体数の具体的な割合はどこも調査していない。今回の調査で在来種保護に向けた取り組みが進めば」と話す。問い合わせは協議会、電話090(7929)7153。

■1000円高速、6月にも中止…国交相表明(YomiuriOnLine)
 大畠国土交通相は22日の閣議後の記者会見で、東日本大震災の復旧対策を盛り込んだ2011年度第1次補正予算案の財源にあてるため、高速道路の休日上限1000円を6月にも中止する方針を明らかにした。
 民主党はマニフェスト(政権公約)で高速道路の原則無料化を掲げているが、国交相は「大震災で被害を受けた地域や被災者の救援に予算を使うことに大方理解を頂いている」との認識を示した。

11/04/20

■名称に“外来魚”復活(YomiuriOnLine滋賀)
県、日釣振 共催釣り大会
 「外来魚」という言葉、やっぱり使います――。6月に日本釣振興会(日釣振)県支部と共催する「釣り大会」について、県は、「外来魚(有効利用)釣り大会」と改めることにした。日釣振側に配慮し、「外来魚」と「駆除」の2語を使わない方針だったが、「『外来魚駆除』という目的を明確にすべきだ」との指摘が相次ぎ、復活させたという。
 当初は、外来魚の再放流を巡ってかつて対立した日釣振の意向をくみ、ポスターやチラシで、「外来魚駆除」をうたわない方針だった。
 しかし、「全国ブラックバス防除市民ネットワーク」(ノーバスネット)が3月上旬、方針に反対する要望書を県に提出。県漁連幹部や県議からも「違和感を覚える」などの指摘があり、再検討した。折衷案として、「外来魚」を盛り込み、「(有効利用)」と添えることで日釣振側に理解を求めた。
 県は「様々な意見を勘案して判断した結果、考え直した」と説明。県の対応について、ノーバスネット理事の高田昌彦・琵琶湖を戻す会代表は「『駆除』と明記できなかったことは、琵琶湖を守る精神を曲げたように取られないだろうか」と話している。

11/04/19

■バスコロッケできた スパイシーだよ 近江八幡で試食会(asahi.com滋賀)
 琵琶湖・沖島で捕れたブラックバスのコロッケが出来上がった。バスの身におからや牛乳などを加えて揚げ、香辛料を効かせた味はスパイシー。試食した人たちは「沖島名物の『B級グルメ』になる」と太鼓判を押す。
 バスのコロッケはNPO法人近江八幡市中間支援センター(藤田知丈代表理事)などが企画。調理は市内のすし店で料理長を務める川西豪志(たけし)さん(34)が担当した。
 川西さんは昨年8月、沖島で開かれた祭りでバスを使ったコロッケを食べてみた。「材料を変えればもっとおいしくなる」。料理人の気持ちに火が付いた。おからなどを使ったり、一口大サイズ(約20グラム)にしたりと工夫を重ね、目指す味にたどり着いた。
 14日に近江八幡市宇津呂町の八幡コミュニティセンターであった試食会には約40人が参加。同市千僧供町の小川多美恵さん(55)は「もっと魚の味がするかと思ったが、今夜のおかずにしたいくらいおいしい」。同センターの土田滋男事務局長は「駆除されたブラックバスやおからは捨てられてしまうもの。おいしく食べることでエコ意識も高まり、観光地としてのPRにもなる」と自信を深めた様子だった。
 このコロッケは5月22日に同市安土町文芸の郷である「つながり広場2011」で披露。その後、市内の観光地でも販売される予定だ。(河野隆二)

11/04/18

■湖に“桃色カーテン” 高島・海津大崎で桜満開(ChunichiWeb滋賀)
 「日本のさくらの名所百選」の一つ、高島市マキノ町の海津大崎一帯の桜並木が満開を迎え、県内外から訪れた大勢の行楽客でにぎわっている。
 琵琶湖岸の県道を4キロにわたり、樹齢70年ほどのソメイヨシノ計800本が植えられている。今年は、春先に低温の日が続いたため例年に比べ1週間ほど見ごろが遅れた。
 湖に大きくせり出した桜の枝は、まるでピンク色のカーテンのよう。好天に恵まれた17日は、詰め掛けた人たちの車が列をなした。
 びわ湖高島観光協会によると、雨や強風がなければ、20日ごろまでは楽しめるという。(佐伯友章)

11/04/17

■桜並木通り抜け:湖畔4キロ、746本満開−−高島・海津大崎(毎日jp滋賀)
 湖畔に約4キロ続く高島市マキノ町の海津大崎の桜並木で16日、車を東向き一方通行とする通り抜けが行われた。
 遅咲きの名所の同桜並木は、ソメイヨシノの古木と新しく植樹した病害に強い神代曙(じんだいあけぼの)計746本が満開に。湖上観桜も人気で屋形船が多く出るが、この日は寒気が南下し、同市では午後に10度を切る肌寒さ。遊歩道の客は冬装束が目立った。
 並木入り口から長浜市西浅井町大浦まで約8キロの車の通り抜けと、JR湖西線マキノ駅−並木入り口間シャトルバス運行(片道200円)は17日も行われる。【塚原和俊】

■沖島コロッケ:ブラックバスで 嫌われものを名物に、来月22日デビュー(毎日jp滋賀)
◇観光客向けに販売−−近江八幡市中間支援センター
 近江八幡市の沖島や街づくり協議会などを支援している同市中間支援センターが、琵琶湖で嫌われものの外来魚ブラックバスを利用した“沖島コロッケ”(仮称)を開発。観光客向けに売り出そうと14日、同市の八幡コミュニティーセンターで試食会を開いた。
 コロッケはブラックバスの魚肉とオカラを混ぜ合わせ、コショウやしょうゆ、スパイスのディルなどを効かせて鳥の唐揚げのように1個15〜20グラムの団子風に作り上げた。製作したのは同支援センターから依頼された地元すし店の料理長、川西豪志さん(34)で、1セット(4〜5個)300円前後で食べ歩き用に販売する予定。
 この日は関係者約50人に試食してもらい、▽コロッケの出来具合▽どんな商品名が良いか▽価格はどの位にすべきか−−などを調査。この結果を生かし、5月22日に同市安土町の文芸セミナリヨで開かれる催し「つながり広場」でのデビューを目指している。【斎藤和夫】

11/04/16

■魚をイメージ休憩施設完成 北島の親水公園(徳島新聞Web)
 ブラックバス釣り愛好家らでにぎわう北島町高房の親水公園「今切川水辺プラザ」に休憩施設が完成し、2008年に着工した護岸整備など同公園の工事がすべて完了した。町は親水公園の正式名称を「北島水辺交流プラザ」に変更。休憩施設は一部を除き18日から使用できる。
 休憩施設は、町が親水公園出入り口の東側に建設。約1400平方メートルの敷地に、魚をイメージした外観の多目的建物(木造2階建て約110平方メートル)、屋根付きベンチ、トイレ、駐車場19台分を整備した。
 使用できるのは、多目的建物を除くすべて。多目的建物は、北島町商工会が町から委託を受けて管理運営する予定で、オープンは6月ごろの見込み。農産市の開催などイベントで使われる。
 親水公園は、国土交通省が今切川左岸約1・1キロの護岸を整備し、昨年7月にオープン。町が休憩施設の整備を進めていた。

■海津大崎の桜並木満開/高島・マキノ(asahi.com滋賀)
 日本さくら名所100選にも選ばれた高島市マキノ町の海津大崎の桜並木が満開となった=写真。琵琶湖からの眺めが格別で、湖岸の船着き場から観桜客を乗せたボートが行き来していた。
 海津大崎には、湖岸沿い約4キロにわたって約750本の桜が植えられている。樹齢80年近い古木が多く、地元の住民たちが手入れをして守っている。
 観光客がピークを迎える16、17の両日は午前9時半から午後5時まで、湖岸の県道西浅井マキノ線で交通規制があり、東行き一方通行になる。

■高速「休日1千円」、今夏にも廃止へ 復興財源に充当(asahi.com)
 高速道路の「休日上限1千円」の料金割引が今夏にも廃止される見通しになった。菅政権が、すでに打ち出している「平日上限2千円」の実施見送り分とあわせた計約2500億円を、東日本大震災の復興財源として第1次補正予算案に盛り込む方針を固めたためだ。
 「休日上限1千円」の割引制度は、ETC搭載の普通車などを対象に、自民党の麻生政権時代の2009年3月に景気対策の一環として始まった。今年3月までの予定だったが、菅政権は世論に配慮して昨年12月に延長する方針を決めた。
 震災後も、当初は続ける考えだった。被害が長期化・広範囲化している点をふまえ、方針を変えた。自民党も大筋で受け入れる見通しだ。近く提出する1次補正予算案では、高速道路無料化の社会実験(1千億円分)も中止し、復興財源に回す。
 ただ、こうした方針は民主党マニフェストに掲げた「高速道路原則無料化」の看板を下ろすことにつながりかねないため、民主党内で反発を招く可能性がある。(内藤尚志)

11/04/15

■意外なおいしさブラックバス 難点はコスト(日本経済新聞Web版)
 在来魚の卵などを食べてしまい生態系を壊す外来魚のブラックバスやブルーギル。滋賀県の琵琶湖では駆除が進んでいる。捕まえた魚はこれまで飼料や肥料の原料になったが、食材に活用する取り組みが目立ってきた。どこまで広がり、新しいビジネスとして定着するのだろうか。
 ブラックバスの料理が味わえると聞いて、琵琶湖博物館(草津市)のレストラン「にほのうみ」に入った。人気メニューという天丼を注文してみた。
 ご飯の上の天ぷら。やや緊張しながら食べてみた。淡泊な味で意外とおいしい。だしとも合い、軟らかい食感だ。淡水魚にありがちな特有の臭みを感じない。
 平井芳章店長は「天丼目当ての客も多い」と顔をほころばせる。実は料理に仕上げるまでに手間がかかっている。臭みを取り除くのに苦労する。皮と身の間にたまる泥を取り除き、複数種のハーブなどに漬けて1日寝かさないといけない。
 大きな魚が手に入る夏場は期間限定でハンバーガーも提供している。これも人気メニューという。
 調理するのは滋賀県の外来種の駆除事業で捕まえた魚だ。滋賀県などはその外来魚1キログラムに対し、300円の経費補助をしている。県内の捕獲量は年約350トンに上る。その大半が飼料の原料となるが、その一部が食用に回る。
 飲食店にとってブラックバスは「高級品」だ。輸送費などが加わり、店に届く時は1キログラム当たり2000円以上する。骨などを取り除くと、食べられる部分は少ない。平井店長は「利は薄く、あまり注文が増えると困ってしまう」と苦笑いする。
 ホテルのボストンプラザ草津(草津市)はディナーコースでグリルが味わえる。仲介業者を通して、漁師から魚を調達するものの「大きな良いものを入手するのが大変」と浜田亨主任は明かす。
 ブラックバスは全長60センチメートルほどに育つのに対して、ブルーギルは成長しても25センチメートル止まり。飼料や肥料になるだけだったが、あえて食材に挑戦する取り組みがある。
 社会福祉法人、市原寮(京都市)は家庭向けの介護食サービス事業を計画し、食材の候補に考えている。低カロリー、ビタミンが豊富で、低脂肪という健康志向に注目。ショウガやネギなど薬味のエキスを混ぜて臭みをとる調理法も研究している。
 元帝国ホテル大阪のシェフの協力で試食会も開いた。メニューはクリームスープやオムレツ、スパゲティなど多彩だ。骨まですりつぶした「つみれ」は食べても、のど越しがいい。森京子理事長は「のみ込む力の落ちた高齢者にいい。調理法を工夫すれば良い介護食になる」とみる。
 外来魚の食用利用がビジネスとして軌道に乗るにはコストが最大の課題だ。滋賀県高島市で飲食店を経営する山本久則さんらはブラックバスの加工法を探る研究会を設立。もろみ漬け、かす漬け、西京漬けを作り、2年前から試験的に販売している。
 本格的な事業にするには、駆除事業で捕ったものを安く大量に調達できなければ難しい。そのあてがまだ見つからないという。山本さんは「県が積極的に資源と認めて支援してくれれば、産業として自立できる」と期待する。
 一方、県の駆除事業の成果で、琵琶湖の外来魚は減っている。全体の約2割を占めるブラックバスの推定生息量は2003年度の400トンから08年度には300トンに減少。捕れてもサイズが小さいものが多く、10年度は学校給食に供給できなかった。
 長らく厄介者でしかなかったブラックバスとブルーギル。コストや料理にしやすい魚の確保など課題は多く、食用ビジネスが定着するまで時間がかかりそうだ。既存の食品への不信が高まった際など、食用としての価値が見直されるのかもしれない。(大阪経済部 松田省吾)

■20ヘクタールで早崎内湖再生 県、計画具体化へ(京都新聞電子版)
 干拓地を琵琶湖の内湖に復元する計画で試験的に水を張っている早崎内湖(長浜市)について、滋賀県は当初計画した89ヘクタールを20ヘクタールに縮小した上で、内湖化に向けた実施計画策定に本年度着手する方針を14日までに固めた。農地買い取り費用が多額で試験開始から実現のめどが立たずに10年経過したが、計画見直しによって内湖再生を具体化する。
 県によると、当初は干拓される前の内湖89ヘクタールすべてを再生する計画だった。今回の見直しでは、再生対象を、県が生物の生息など再生効果を調べるために試験的に水を張る農地17ヘクタールを含む20ヘクタールにとどめる。
 農地買い取りに多額の費用が必要となる上、数十年かかる計画では事業評価が難しいため、交付金を支出する国の理解が得られないと判断した。3月に市や地権者らに方針を説明した。
 実施計画は地権者らの理解を得て、1年かけて策定する。内湖化した農地と琵琶湖とを常時接続すると大規模な堤防強化が必要となるため、現在水を張っているエリアを、琵琶湖に注ぐ川と樋門(ひもん)でつなげ、フナ類などの産卵期に樋門を開放する方向で検討する。土地を琵琶湖と同じ水位近くまで掘り下げ、産卵場所となるヨシ帯を拡大するなどの工事に10年程度かかる見込み。
 2001年に始まった試験湛水(たんすい)では、これまで鳥類111種、魚類23種、植物413種が確認された。ただ、琵琶湖とは直接つながっておらず、水深は本来の内湖の半分以下だった。県は再生事業によって、夏場も魚の生息に適した水温まで下げることで、さらに生物の再生効果が出ると見ている。

■“バス”コロッケ好評 今夏、八幡堀で販売へ(京都新聞電子版)
 琵琶湖・沖島で捕れたブラックバスを使った「沖島コロッケ(仮称)」の試食会が14日、近江八幡市の八幡コミュニティセンターで開かれた。今夏から市内の観光地・八幡堀近くで店頭販売し、島の活性化に役立てる。
 沖島コロッケは、駆除したバスを有効活用しようと、島民でつくる団体「沖島21世紀夢プラン推進委員会」と、NPO法人近江八幡市中間支援センターが企画した。市内の寿司店「ひさご寿し」の川西豪志料理長(34)に依頼し、開発した。
 コロッケは、ブラックバスのすり身におから、牛乳を加えて揚げた。こしょうを効かせたスパイシーな味わいで、屋外で食べやすい一口大。コロッケを島で作り、八幡堀近くの商店などで販売。収益を島の活性化に使う。
 試食会には島民や公募の市民ら約50人が参加。「外来魚はまずいイメージだったけど、おいしい」「食べやすい」と好評だった。
 コロッケは改良し、5月22日に安土文芸の郷(近江八幡市安土町)で開く催し「つながり広場2011」で初めて販売する。中間支援センターの山本美枝さん(36)は「販売が軌道に乗れば、コロッケで島に雇用が生まれ、観光客の島への関心も高まる。琵琶湖の環境にも良い」と「一石三鳥」をねらう。

11/04/14

■湖上の花見うっとり  海津大崎、桜並木見ごろ(京都新聞電子版)
 日本さくら名所百選の海津大崎(高島市マキノ町)の桜並木が、花の見ごろを迎えた。琵琶湖に向かって大きく枝を広げる海津の桜は、湖上の花見船から見る楽しみがある。
 海津の桜は1930年代以降、住民が植樹して、約4キロ区間に782本の並木がある。ボランティア団体「美しいマキノ・桜守の会」が施肥や下草刈りの世話を続けている。
 マキノ町内には、花見船や湖上タクシーを営む業者が五つほどある。乗り込んだ観光客たちは、湖越しの桜を「きれい」「風情があるね」とめでていた。
 船から見える海津大崎の岩礁(がんしょう)は、琵琶湖八景の一つ。桜と岩礁、遠くにかすむ竹生島と景色のコントラストを楽しめる。
 13日時点で「五分咲き」だが、満開に近い木もある。週末の16、17日は、県道西浅井マキノ線の約4キロが、午前9時半から午後5時まで東行き一方通行となる。

■早崎内湖の再生事業、大幅縮小へ 農地所有者、不満の声(ChunichiWeb滋賀)
 長浜市早崎町などの琵琶湖岸に広がる干拓地をかつての早崎内湖として再生事業を進める県は、事業対象を当初予定の89ヘクタールから20ヘクタールに縮小する方針を固めた。干拓農地89ヘクタールすべてを買収する計画だったが、県は事業が長期にわたり、現制度では国の支援を得られない可能性を理由として挙げている。協力してきた干拓農地の所有者からは不満の声が上がっている。 
 早崎内湖は、コメの増産を目的に1963〜70年に県営事業として干拓として農地化。その後、コメ余りが続き、湖沼環境保全の観点から内湖へ戻すことになった。
 2001年11月から、全体の4分の1に当たる17ヘクタールに試験的に水をためて日本最大のビオトープ実験地を造成。水質や生物を調査してきた。08年度からは測量や地質調査に着手した。
 これらの調査費約5000万円のうち、半分近くを環境省の交付金に頼っていたが、国の事業仕分けの影響で2010年は3割ほどに削減された。本年度に事業の実施計画をまとめ、農地買収の準備に入る方針だったが、県は税収入の落ち込みや交付金が減額されている現状を踏まえ、全域での再生を断念した。
 嘉田由紀子知事は08年に国の協力を得ながら用地取得を進めることを盛り込んだ協定を地元の早崎内湖再生協議会、土地改良区などと交わしていた。
 干拓農地の所有者の1人で地元で自然観察会などを開くNPO「早崎ビオトープネットワーキング」の倉橋義広会長(64)は「再生に向け県に協力し、子どもたちも夢を膨らませてきたのに」と憤っている。(浅井弘美)

11/04/13

■ガソリン価格、前週から横ばい(Impress Car Watch)
 石油情報センターは4月13日、石油製品小売価格の週次調査(4月11日調査)の結果を発表した。
 これによると、全国平均価格がレギュラー151.8円、ハイオク162.6円と、前週と変わらず、高い水準の値段が続いている。
 東北は、レギュラーで0.5円、ハイオクで0.4円値下がりし、供給不足が解消の方向へ向かっていることが見て取れるが、依然として全国では最も高い値段が付いている。

11/04/12

■桜:各地で満開 大津・琵琶湖疎水にぎわう(毎日jp滋賀)
 県内各地で桜がほぼ満開となり、住民や観光客の目を楽しませている。
 大津市三井寺町の琵琶湖疏水では、三井寺から疎水沿いの両岸に並んだソメイヨシノなどの桜並木が満開に。1〜17日に予定されていたライトアップは東日本大震災に配慮して中止されたが、多くの花見客やカメラマンが盛んにシャッターを切っていた。岐阜市から来た自営業、津田健介さん(37)は「花見の自粛が多いけど、集まって寄付するとか前向きなことを考えたい」と話していた。
 彦根地方気象台によると、県内は今月6日以降に気温がぐんぐん上がり、開花が進んだ。【稲生陽】

11/04/09

■高速道路「田辺―すさみ」に121億円 国交省の予算分配(紀伊民報AGARA)
 国土交通省はこのほど、本年度予算の分配を公表した。計画が進む近畿自動車道紀勢線田辺―すさみ間(38キロ)の事業には、121億7500万円を計上した。前年度は97億円だったため、2割ほど増えたことになる。
 近畿地方整備局が2月に公表した事業計画によると、本年度は改良工事や橋脚下部工事のほか、トンネル6本の工事を予定。すさみ町周参見と同町和深川を結ぶ「周参見第二トンネル」(2648メートル)や、白浜町富田と同町椿を結ぶ「見草トンネル」(2380メートル)といった長いものも含まれている。トンネル名はいずれも仮称。
 田辺―すさみ間では22本のトンネルを計画しており、総延長は約19・8キロと全体の半分以上を占める。周参見第二は3番目、見草は4番目に長いトンネルになる。整備局が4月7日に公表した発注の見通しでは、周参見第二トンネルの工事は10〜12月の入札を予定している。見草の工事発注の見通しはまだ立っていない。
 2010年度末の時点で、田辺―すさみ間の用地契約率は90%。事業全体の進捗(しんちょく)率は約20%になっている。整備局は事業計画で「2015年に片側1車線で供用開始」としている。
●仁坂知事 「金額少ない」
 田辺―すさみ間の事業への分配が121億円だったことについて、仁坂吉伸知事は8日、本紙の取材に「121億円という金額は少なく、評価できない」と話した。一方で「国体を開催する2015年度までに造ると明記してくれている点は評価できる。12年度以降の予算付けに期待したい」とも語った。

11/04/05

■琵琶湖に車転落、連携し男性救助 大学生らお手柄(ChunichiWeb滋賀)
 4日午後1時15分ごろ、彦根市松原町の彦根港で、米原市下多良、無職西村隆さん(78)運転の乗用車が誤って琵琶湖に転落した。竹生島観光に訪れ、港に居合わせた男子学生ら観光客が連携して西村さんを無事救助した。
 彦根署によると、西村さんは港で駐車しようとしたところ、ブレーキとアクセルを踏み間違え、車止めのブロックを乗り越えて琵琶湖に転落したという。
 西村さんを救助したのは、岐阜県関ケ原町、朝日大2年の河島伸哉さん(19)ら。車が湖に沈んでいく様子を目の当たりにした河島さんは「やばい」と、とっさに着ていた服を脱ぎ、下着姿で湖に飛び込んだ。
 だが、この日の水温は9・5度で、波も高く2、3メートル沖の車にはたどり着けなかった。河島さんは岸に上がり、近くにいた人に110番を依頼し、近くの観光船乗り場に走った。なんとか自力で車から脱出した西村さんの近くに、男性観光客と協力してロープで結び付けたタイヤを投げて引き上げた。
 西村さんは「もうだめだと思った。でも彼が湖に飛び込む姿が見えたので、窓を開けて逃げ出せた。この人がおらんかったら助からなかった」と、感謝しながら涙を流した。
 無我夢中で救助を試みたという河島さんは「生きとったことが何より」と、寒さで肩を震わせながらも安堵(あんど)の表情を浮かべた。(古根村進然)

■彦根港で車両転落 通行人らが救助 滋賀(msn産経ニュース)
 4日午後1時15分ごろ、彦根市松原町の彦根港で、米原市下多良の無職、西村隆さん(78)運転の乗用車が琵琶湖に転落。通行人ら数人が近くにあったロープを投げ入れ、窓から車外に脱出した西村さんがロープをつかみ引き上げられた。西村さんにけがはなかった。
 彦根署によると、旅行中の岐阜県不破郡関ヶ原町の男子大学生(19)が琵琶湖に飛び込んで、救助しようとしたが、波が高くて近づけず、その後近くにいた人たちがロープを投げ入れた。
 彦根署によると、大学生にけがなどはなく、西村さんは「もうだめだと思ったが、飛び込んだ大学生を見て助かると思った」と話しているという。

11/04/03

■強風:県内で吹き荒れる ボート転覆・火事(毎日jp滋賀)
 2日、県内は強風の影響でボート転覆や列車の一時運転ストップなど影響が出た。
 午後2時15分ごろ、長浜市田村町の沖約1キロの琵琶湖で、ボート(長さ約7メートル)が高波を受けて浸水、転覆。岐阜市の男性会社員(37)ら2人が湖面に投げ出されたが、けがはなかった。
 JR湖西線は強風のため堅田−近江今津間で夕方に約1時間半、運転を見合わせた。彦根地方気象台によると午後4時46分に大津市南小松で最大瞬間風速15・6メートルを記録した。
 また、午前11時5分ごろ、甲賀市水口町今郷で、男性公務員(60)が野焼き中に周りに燃え広がり、休耕田約2000平方メートルが焼けた。長浜市や彦根市、豊郷町では雑草や物置小屋などが燃えた。強風の影響とみられる。いずれもけが人はなかった。【村瀬優子】

11/04/02

■滋賀・琵琶湖のボート転覆:芸大准教授と助手が水死(毎日jp東京)
 滋賀県長浜市の沖合約2キロの琵琶湖で3月31日夕に男女が溺れて亡くなって見つかる事故があり、県警長浜署の調べで1日、2人の身元が判明した。
 同署によると、練馬区下石神井1、東京芸術大絵画科准教授、大西博さん(49)と東久留米市中央町2、同科教育研究助手、佐藤万葉(まよ)さん(28)。
 31日午後4時50分ごろ、釣り用「バスボート」(全長約4・4メートル)が転覆しているのを近くを航行した船に乗った男性が発見。通報を受けた県警の警備艇やヘリなどが捜索して、2人を見つけた。
 2人はライフジャケットを着用し、目立った外傷はなかった。同署は、強風でボートが転覆した可能性もあるとみて調べている。【加藤明子】

■琵琶湖でボート転覆、東京芸大准教授と女性職員が死亡(msn産経ニュース)
 滋賀県長浜市の琵琶湖上で31日に小型ボートが転覆して男女2人が死亡した事故があり、長浜署は1日、死亡したのは東京芸術大学准教授(油画技法・材料)の大西博さん(49)=東京都練馬区=と、同大学職員の佐藤万葉(まよ)さん(28)=東京都東久留米市=と発表した。死因は水死。長浜署は、釣りをしていた2人のボートが突発的な強風にあおられ、転覆した可能性があるとみて調べている。
 長浜署によると、31日午後4時50分ごろ、長浜市早崎町の早崎港から沖合2キロの琵琶湖上で、ボートが転覆しているのを航行中の船が発見。県警と消防の捜索で、ボート近くから2人の遺体が見つかった。
 2人は31日朝、長浜市西浅井町のレンタルボート業者からボートを借り、釣りをしていたとみられる。

■桜:彦根で開花 平年より3日早く(毎日jp滋賀)
 彦根地方気象台は1日、彦根地方の桜(ソメイヨシノ)の開花を宣言した。昨年と同じで平年より3日早い。満開の目安は約1週間後という。
 城内には約1200本の桜が植わり、例年、「彦根城桜まつり」が開かれるが、今春は東日本大震災の被災者に哀悼の意を表して名称を「城下の春」に変更して20日まで実施する。堀沿いのぼんぼりも取りやめた。ライトアップは安全確保のため縮小して点灯する。
 城内の金亀児童公園で開催中の物産展も例年の「ご城下にぎわい市」を「城下の市」に変更。5月5日まで。主催する彦根観光協会は会場に募金箱を設置し、収益金の一部と合わせて被災者支援に充てる。【松井圀夫】

■春本番、やって来た 彦根ソメイヨシノ開花(京都新聞電子版)
 彦根地方気象台は1日、敷地内にある標本木のソメイヨシノが開花した、と発表した。開花は昨年と同日で平年より3日早い。1週間ほどで満開を迎えるという。
 午後1時過ぎ、気象台の職員が標本木(高さ約5メートル)で5〜6輪の花が枝先に咲いているのを確認。大津市京町の天孫神社前でも咲き始めた。
 気象台によると、この日の最高気温は、大津市が県内最高で平年より5・4度高い19・8度、彦根市が平年より4・5度高い18・1度と、4月中下旬並みに。春らしい陽気に誘われ、開花したとみられる。

■3車線化を検討 東名阪・四日市IC−御在所SA(ChunichiWeb)
 中日本高速道路(名古屋市)の金子剛一社長は1日、渋滞が激しい東名阪自動車道の四日市インターチェンジ(IC)−御在所サービスエリア(SA)間で、現在の2車線から暫定的に3車線にする渋滞対策を検討していることを明らかにした。三重県と協議中のため実施時期は未定だが、早くても2012年度以降となる見込み。
 対象は同区間の上り約3キロ、下り約2キロ。道路幅を変えずに路肩部分を含めてラインを引き直して3車線にする方法や、道路を造成し、新車線を付け加える方法などを想定している。
 対象区間を含む四日市IC−四日市ジャンクション(JCT)間ではこれまで、上り計約6キロ、下り計約7キロで1車線を付け加える造成工事を終えて供用している。対象区間のみ2車線で、暫定措置により約10キロを連続して3車線とし、渋滞緩和につなげる考え。
 四日市IC−四日市JCT間は、中日本高速管内では東名高速道路音羽蒲郡IC−豊田JCT間に次ぐ国内有数の渋滞多発区間。東名高速の同区画では年内に、路肩を使った暫定3車線化を実施する。

11/04/01

■琵琶湖に転覆したボート、遺体の身元判明(ChunichiWeb)
 滋賀県長浜市早崎町の琵琶湖で3月31日に見つかった男女2人の遺体は、長浜署の調べで1日、東京都練馬区、東京芸術大准教授大西博さん(49)と、東京都東久留米市、同大職員佐藤万葉さん(28)と判明した。死因は水死。
 2人は大西さん名義で長浜市内の貸しボート店からブラックバス釣り用のボートを借りており、遺体は転覆したボート付近で見つかった。大西さんは貸しボート店をよく利用していた。

■遺体は東京芸大准教授ら=2人死亡のボート転覆−滋賀(jiji.com)
 滋賀県長浜市の早崎港沖合の琵琶湖上で先月31日、転覆した釣り用ボート付近から男女2人の遺体が見つかった事故で、県警長浜署は1日、2遺体について東京芸術大准教授大西博さん(49)=東京都練馬区下石神井=、同大職員佐藤万葉さん(28)=東久留米市中央町=と確認したと発表した。
 同署によると、検視の結果、いずれも死因は水死だった。大西さんは同市内のレンタルボート店の常連客で、2人で釣りに来たとみられる。
 同署はボートが転覆した原因などについて調べている。

■水難事故:釣りボート転覆、男女2人が死亡−−長浜の琵琶湖(毎日jp滋賀)
 31日午後4時50分ごろ、長浜市早崎町の琵琶湖岸から西約2キロの沖合で、釣り用「バスボート」(長さ約7メートル)が転覆して漂っているのを、船で竹生島に向かう男性が見つけ、110番通報した。県警の警備艇やヘリなどが出動して付近を捜索。約1時間後、ボート近くで浮いている男女2人を見つけたが、搬送先の病院でいずれも死亡が確認された。
 長浜署の調べでは、2人はいずれもライフジャケットを着用。男性は50歳代、女性は20歳代とみられ、目立った外傷はないという。ボートは琵琶湖北部の業者からレンタルしたとみられる。ボートに大きな損傷はなく、同署は強風でボートが転覆、2人が投げ出され、おぼれたのではないかとみて、身元の確認を急いでいる。【桑田潔】

←Before          スクラップブックバックナンバー          Next→