琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2010/09)

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10/09/30

■西の湖のヨシ群落調査へ、無人ヘリが3D撮影(京都新聞電子版)
 ラムサール条約登録湿地の西の湖(滋賀県近江八幡市安土町)で29日、無人ヘリを使い、ヨシ群落の形状を3D画像で撮影する調査が行われた。希少な植物や在来魚をはぐくむヨシ群落の分布を調べ、西の湖の環境修復に活用する。
 県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)の西野麻知子総合解析部門長と大阪府立大大学院(堺市)の大野朋子助教が共同で行った。
 これまでの調査で、西の湖周辺に広がる水路などの水域で確認されている在来魚の産卵や稚魚が、最も広い同湖の本湖では、ほとんど見つかっていない。船を使った調査では、周辺水域の湖底はなだらかに深くなり、ヨシが分散して生えているが、本湖は湖底が急に深くなる部分があり、ヨシは水際だけに密集していることが確認されている。
 魚の成育状況に、水際と陸地の地形が関係しているのではないかと考え、低空で精度の高い画像が撮影できるヘリを使った。
 調査は、西の湖北側の4カ所を50〜70メートルの高さから静止画とレーザーを使った3D画像で撮影した。これまでのデータと合わせて分析する。西野部門長は「今回の調査は、西の湖の地形がなぜこうなったのか、修復するにはどうしたらいいのかを考えるヒントになる」と話した。

■途中トンネル:あすから無料 建設費償還前倒し(毎日jp滋賀)
 大津市と京都市北部を結ぶ途中トンネル有料道路(普通車150円、大型車最大570円)が、10月1日午前0時から完全無料化される。建設費の償還期限は18年度の予定だったが、大津市と県が残りの費用を前倒しで負担した。
 同トンネルは集落を通る市道の渋滞緩和を目的に88年に完成したが、有料のトンネルを避ける車で渋滞は解消しなかった。【稲生陽】

10/09/29

■途中トンネル道路、1日から無料化(京都新聞電子版)
 滋賀県は、大津市と京都市左京区を結ぶ途中トンネル有料道路(大津市伊香立)を10月1日に無料化する。県は無料化によって通行量が倍増すると見込んでおり、県内観光の振興にも期待している。
 途中トンネルは国道367号にあり、延長約500メートル。通行料は普通車で150円を徴収している。京都市境近くに位置し、物流、観光ルートとして利用されている。
 2年前に行った無料化の社会実験では、市道への迂回(うかい)車両が7割減少し、トンネル通行量は倍増した。県道路課は「大津市や高島市などの観光振興にも寄与するのではないか」とみている。
 無料化は2018年4月の予定だったが、市道への迂回による渋滞や騒音を解消するため前倒しした。通行料収入を充てていた事業費償還は、県と市で残額2億2500万円を折半する。年間通行量は昨年度で96万6195台。

■ブラックバス持参で入園無料…神戸・須磨水族園 10月2〜11日(YomiuriOnLine関西発)
外来種カメの餌に
 神戸市立須磨海浜水族園(神戸市須磨区)は10月2〜11日、外来種のブラックバスを持参すれば、入園料を無料にするキャンペーンを行う。日本固有種のカメを保護するため、外来種のミシシッピアカミミガメ(通称ミドリガメ)を収容・研究している園内施設「亀楽園(きらくえん)」で飼育する815匹の餌にするという。
 水族園によると、ミシシッピアカミミガメにはカメ用飼料のほか、余ったイルカの餌のシシャモを与えており、1日約4000円の費用がかかっている。
 一方、ブラックバスは繁殖力が強く、各地で固有種への影響が問題化しているが、釣られた後もそのまま放流されるケースが多く、「餌代が浮き、ブラックバス駆除も兼ねた『一石二鳥』の策」として、今回のキャンペーンを企画した。
 ブラックバス(生魚不可)1匹につき、「ブラックバス・パスポート」1枚を発行する。ただし、持参した団体の人数を上回って持ち込んでも、発行は人数分のみとなる。ブラックバスの捕獲場所などもアンケートし、生息域の調査などに役立てるという。
 担当者は「どれだけ集まるかわからないが、市民の力で駆除に挑戦したい」としている。問い合わせは水族園(078・731・7301)。

■入園無料、次はブラックバス 須磨海浜水族園(asahi.com関西)
 神戸市立須磨海浜水族園は10月2〜11日、琵琶湖などで繁殖しているブラックバスを持ち込んだ人の入園料を無料にする。研究のため、8月に同様に持ち込みを募って飼育数が800匹を超えた、外来種ミシシッピアカミミガメのエサにして、外来種対策の一石二鳥を狙う。
 ただし、ブラックバスは特定外来生物に指定されていて、生きたまま運ぶと外来生物法違反に問われる可能性があるので、死んだ状態で持ち込むのが条件。
 ブラックバスは北米原産。琵琶湖では1980年代から生息数が増え、ふなずしの材料になるニゴロブナや高級魚ホンモロコなど固有種がブラックバスに捕食されて激減する深刻な影響が出ている。
 同水族園は8月、アカミミガメの生態研究施設「亀楽園」を開設し、カメ持参で入園無料にする期間限定のキャンペーンを実施。現在は815匹を飼育し、シシャモなどを与えているが、毎月12万円ほどのエサ代がかかる。
 ブラックバスは白身であっさり味。試しにアカミミガメに与えてみたところ、「一瞬でなくなった」(大鹿達弥・学芸員)という。
 同水族園(078・731・7301)の入園料は18歳以上1300円、15〜17歳800円、小中学生500円。(日比野容子)

■ブラックバス持ち込めば入園無料 須磨水族園(神戸新聞ネット版)
 日本固有種のニホンイシガメを守るため、国内で急増する外来種のミシシッピアカミミガメ(通称・ミドリガメ)を集め、研究している神戸市立須磨海浜水族園が、カメの餌としてブラックバスを釣って持ち込んだ人を一定期間入園無料にする。同園は「ブラックバスの駆除と餌代の節約を兼ねた一石二鳥のアイデア」としている。
 同園は8月、ミシシッピアカミミガメの施設を開設。カメを持ち込んだ人を入園無料にしたところ1週間で599匹も集まった。現在は815匹となり、魚粉などを与えているが、月の餌代が10万円以上になった。
 そこで餌に思い付いたのが、大繁殖し固有種を食い荒らすブラックバス。試しに与えたところ「ピラニアのように平らげた」(同園)という。
 バスは体長を測定し、分布調査も兼ねる。外来生物法で運搬などが禁止されているため「必ず死んだ状態で持ってきて」と呼び掛けている。無料期間は10月2〜11日。同園TEL078・731・7301(木村信行)

■渡り鳥、釣り糸絡まる 吉野川河口(徳島新聞Web)
 徳島市内の吉野川河口で28日、釣り糸が絡まったチュウシャクシギが見つかった。糸はくちばし付近から右足にかけて巻き付いていた。釣り針がくちばしに引っ掛かっているとみられ、このまま衰弱してしまう可能性もある。
 チュウシャクシギはこの日午後2時ごろ、南岸の川べりに1羽でいた。エサをついばむ様子はなく、たたずんだり歩いたりした後、20分ほどして中州の方へ飛び立った。通常なら群れで行動するが、近くには仲間らしき姿はなかった。
 日本野鳥の会徳島によると、チュウシャクシギは旅鳥。シベリアで繁殖し南半球で越冬する。県内には春秋に渡来し、吉野川の下流から河口にかけてよく見られる。
 切れた釣り糸に釣り餌が残っていると、エサと間違えて針をくわえてしまうケースが近年増えているという。
 三宅武代表(67)は「群れから離れていたのは、弱っていたからかもしれない。釣り糸が流木などに絡まって動けなくなる危険性もあるので、釣り糸はきちんと持って帰ってほしい」と、マナー向上を呼び掛けている。

10/09/28

■和歌山県南部で激しい雨 新宮は1時間61ミリ(紀伊民報AGARA)
 低気圧や前線の影響で和歌山県南部で27日夜から28日朝にかけ雨が激しく降った。新宮では時間雨量(28日午前2時すぎから1時間)61ミリを記録。JR紀勢線のダイヤが乱れた。
 和歌山地方気象台によると、新宮以外でも栗栖川(田辺市)で時間雨量52・5ミリ、色川(那智勝浦町)で50・5ミリと激しかった。白浜、西川(古座川町)でも40ミリを超えた。
 降り始めの27日午前11時から28日午前9時までの積算雨量は、
  新宮159ミリ
  色川136ミリ
  西川132ミリ
  栗栖川104・5ミリ
  潮岬(串本町)98ミリ
  本宮(田辺市)94・5ミリ
  日置川(白浜町)81・5ミリ
  南紀白浜72ミリ
  護摩壇山(田辺市)70・5ミリ
  龍神(田辺市)69ミリ。
 田辺市消防本部によると、田辺市街地では降り始めの27日午後4時から28日午前4時までの積算雨量は86・5ミリ。時間雨量は42・5ミリ(28日午前2時から1時間)。
JRのダイヤにも遅れ
 28日午前3時25分ごろ、JR紀勢線新宮駅にある雨量計が規制値に達し、朝からのダイヤに遅れが生じた。JRは徐行運転で再開し、徐々に解除区間を広げ、午前10時1分には通常ダイヤに戻った。
 JR西日本和歌山支社によると、上下線で4本が運休したほか、特急3本を含む25本が102分〜5分遅れた。通勤・通学の時間帯と重なり、約4380人に影響した。
 また、28日午前0時45分ごろには御坊駅の雨量計が規制値に達した。この影響で、27日午後10時46分に新大阪を出発して午前1時12分に御坊に到着する予定だった終電の普通電車の運行を湯浅駅で終えた。乗客は4人で、湯浅駅からタクシーで代行輸送した。

10/09/27

■アユ:産卵ピーク 滋賀・知内川(毎日jp)
 滋賀県高島市の知内(ちない)川で、アユの産卵がピークを迎え、川面を黒く染めるほど集まっている。小石が多い川底に、雌が石に卵を産み付けると、数匹から十数匹の雄が群がって放精する。
 現在産卵しているのは、ふ化後に川を下って琵琶湖で育ち、産卵のため遡上(そじょう)した体長10センチ程度の小型。春に遡上し、川で育った大型のものや、琵琶湖産以外に比べて産卵が1カ月ほど早い。
 例年より水温が高く、遅れ気味だったが、先週の降雨と気温の低下で増加した。
 知内川を含む滋賀県内の河川は、11月20日まで禁漁。産卵は、大型も続き10月半ばごろまでという。【三村政司】

■びわ湖クリーンキャンペーン ゴミ、前年比30%減 使い捨て製品は増加(msn産経ニュース)
 琵琶湖周辺を清掃する毎年恒例の「びわ湖クリーンキャンペーン」が成果をあげている。今年は今月4、5の両日行われ、家庭用40リットルのごみ袋にして前年比約270袋、30%近く減少となる712袋だった。労組などでつくる社団法人・県労働者福祉協議会が企画しており、ゴミは年々減少。ただ、紙皿や紙コップなど使い捨て製品のごみが増えており、担当者は「琵琶湖を愛する心を持ってほしい」と呼びかけている。
 キャンペーンは昭和50年から毎年開催。協議会の職員や労組のメンバー、家族ら約4千人が参加し、レジャーシーズン終盤の9月上旬に実施。今年はキャンペーン当日、琵琶湖周辺のほぼ全域にわたり、清掃した。
 今回回収したゴミは、種類別では、可燃物ゴミ417袋(昨年561袋)、ビン38袋(同50袋)、缶88袋(同131袋)、金属類や発泡スチロールなどのその他ゴミ80袋(同149袋)で、いずれも減少。ただ、市販飲料として使われているペットボトルだけは、昨年より1袋多い90袋だった。一昨年までは立方メートルで計算していたため、単純計算できないが、今年の減り方は大きく、効果が表れている。
 主催する福祉協議会は「毎年行っているこの清掃活動が啓発につながり、ゴミを捨てる人が減ってきたのではないか」と自信をみせる。
 ただ、そんな中、新たな問題も浮上。ここ数年、バーベキューで使用したとみられる網や紙皿、紙コップなどのゴミが多く見つかっている。使い捨ての製品が増えてきているのが原因とみられ、福祉協議会の担当者は「ゴミ箱を増やしたり、立て看板を設置したりといった対策が必要。各自治体と協議したい」としている。

10/09/26

■電気で動くエコ漁船、燃費はガソリンの2割(YomiuriOnLine)
 エンジンの代わりに電動モーターを搭載した漁船の実用実験が長崎県・対馬沖で行われている。
 水産庁によると、漁業用の電動船の開発は全国初。実験を経て、早ければ来年中の実用化を目指す。地球温暖化防止に加え、燃油高にあえぐ離島の漁師の支援にもつながるとして、期待されている。
 船は小型の定置網用で、全長6メートル、幅2メートル、重量0・9トン。後部にモーターを取り付け、船底にバッテリー4個(縦横40センチ、高さ15センチ)を積んでいる。約10時間の充電で連続4時間航行でき、速度は時速15〜20キロと従来の船とほぼ同じ。愛媛県宇和島市の民間会社「アイティオー」が開発した。
 エンジン船と違って水中に排ガスを放出せず、水面を滑るように進むのが特長。同規模の漁船の燃料(ガソリン)代は年間50万〜60万円だが、電気代はその5分の1程度で済むという。
 実験は国の事業で、約1600万円の費用は国、長崎県などが負担する。「離島での実験が望ましい」として、対馬市の厳原町漁協が選ばれた。乗船した同漁協の阿比留一礼さん(62)は「今まではエンジン音が大きく、仲間との会話が聞こえにくかった。この船はとても静かで乗り心地は快適。スピードもほとんど変わらず、使いやすい」と話す。
 実験は21日に始まり、11月末まで。同漁協が省エネ効果などのデータをまとめ、それを基に改良を重ねる。
 同社の伊藤清重社長は「船は水の抵抗が大きく、いかに効率良く電気を推進力に変えるかに腐心した。エコカーが普及しているが、海からも環境保護に寄与したい」と強調。長崎県漁政課は「離島は本土よりガソリン代が高い。電動船が普及すれば、離島の漁業者の収益向上にもつながる」と期待している。(小渕義輝)

■コクチバス:特定外来生物、生息を確認 県内3例目−−野洲川ダム(毎日jp滋賀)
◇在来魚捕食、流出懸念
 県立琵琶湖博物館は、ブラックバスの一種のコクチバスが甲賀市土山町の野洲川ダム貯水池に定着して生息している、と24日に発表した。県内3例目の確認。コクチバスは琵琶湖などに生息するオオクチバス同様に在来魚を捕食する。オオクチバスより流水環境への適応力があるため、下流の河川への進出や琵琶湖への流入が懸念されるという。【柴崎達矢】
 同博物館は県立大大学院生と調査し、8月26日と30日に計15個体を釣り上げた。幼魚も多数確認し、生息が定着していると判断した。
 コクチバスは07年に多賀町の犬上ダム貯水池、08年に甲賀市甲賀町の櫟野砂防ダムで生息の定着が確認されている。この2水域と比べ、野洲川ダム貯水池でははるかに高密度で生息しているという。
 コクチバスは法で特定外来生物に指定され、個体の放流などは禁止されている。県内では95年に琵琶湖北部で初めて見つかって以来、約10例の捕獲記録がある。同博物館は「密放流やリリースはせず、見つけたら知らせて」と呼びかけている。連絡は同博物館(077・568・4811)。

■大分城ティラピアに市「在来種と共存探る」 国は反対(asahi.com大分)
 大分城の堀に外来魚のティラピアが大量に繁殖していることが大分市の調査で確認された。ティラピアは長年生息しているため駆除には賛否両論あるなどとして、市は在来種との「共存」を検討する方針。一方、環境省は「共存は不可能」との立場で、生息域が広がらないような対策の必要性を指摘している。
 市は今月14、15の両日、市内の業者に依頼し、大分城の堀を定置網や投網、潜水調査で調べた。その結果、環境省が日本の淡水の生態系に重大な影響を及ぼす可能性があるとして2005年に「要注意外来種」に指定したティラピアとミシシッピアカミミガメの2種類が多数見つかったという。
 在来種は、魚類ではコイ、メダカ、モツゴ、ボラ、ウナギのほか、ナマズとみられる魚の計6種、爬虫(はちゅう)類ではクサガメ、イシガメ、スッポンの3種が見つかった。
 調査した市公園緑地課は、大量のティラピアの繁殖を確認したものの在来種も見つかったことから、現状はティラピアと在来種が「共存状態」にあるとの認識だ。
 同課は(1)堀にティラピアを含む生態系が構築されている可能性がある(2)ティラピアの生息に肯定的な意見がある(3)堀は下水の処理水が流れ込む特殊な環境である、などの理由で、ティラピアが従来通りに堀に生息する方法も探るとしている。吉田健二課長補佐は「ティラピアは別府市亀川の河口にも生息しており、堀には15年前から生息しているので、ティラピアには(堀の生態系の中で)役割がある可能性もある」と説明する。
 これに対し環境省の出先機関の九州地方環境事務所(熊本市)は「共存状態ではない」と話し、何らかの対策が必要であるとの認識を示す。
 同事務所によるとティラピアは、生態系を破壊するとして移動や飼育が禁止されているブルーギルやブラックバスと食性などが似ており、同じ水域では在来種より優位に立つという。このため堀で在来種が捕獲されたとしても、在来種が細々と生き残っているだけで、共存しているわけではないという。
 同事務所野生生物課の自然保護官は「ティラピアをできるだけ排除し、堀から周囲に流出して生息域が広がらないように対策を立てることが望ましい」と話している。
 大分城の堀は毎日大量の水が流れ出ており、ティラピアの幼魚が下流の川に住み着いている。市の詳しい調査結果は11月にまとまる。(神崎卓征)

10/09/25

■貯水池でコクチバスが定着 生態系への影響懸念(京都新聞電子版)
 滋賀県草津市下物町の滋賀県立琵琶湖博物館は24日、甲賀市土山町の野洲川ダム貯水池で今夏、ブラックバスの1種である外来魚コクチバスが世代交代して居着く定着の状態であることを確認した、と発表した。県内で定着確認は3例目。同博物館はコクチバスが大規模河川で定着することと、これまで未定着の琵琶湖への侵入の可能性もあることから生態系への影響を懸念している。
 確認したのは、滋賀県立大大学院の外来魚研究グループと同博物館の中井克樹主任学芸員。8月26日と30日、同貯水池で全長15〜29センチのコクチバス計15匹を捕獲した。30日には沿岸部と水中で全長5〜8センチの幼魚を多数確認したことから定着していると判断した。
 同博物館は、コクチバスは意図的に放流された可能性が高いとみている。定着場所が県最大河川の野洲川本流だったため、定着域が下流方向へ拡大することを心配している。
 琵琶湖に定着するブラックバスはすべてオオクチバスで、中井主任学芸員は「コクチバスは止水域で増殖するオオクチバスと違い、流れが速い河川でも生息する。アユやアマゴなどに悪影響を及ぼす恐れがある」と話す。
 コクチバスは北米原産の肉食魚。2005年6月施行の外来生物法に基づく特定外来生物に指定され、放流や飼育などが禁止されている。

■コクチバスが定着 野洲川ダム貯水池(ChunichiWeb滋賀)
 特定外来生物に指定されているブラックバスの一種「コクチバス」が甲賀市土山町大河原の野洲川ダム貯水池に生息し、定着していることが、県立琵琶湖博物館(草津市)と県立大の調査で分かった。
 中井克樹主任学芸員(環境保全復元学)と県立大環境科学研究科の大学院生らが8月26日に体長15〜26センチの7匹を釣り、30日には泳ぐ数十匹を目視で確認した。
 コクチバスは、1995年に琵琶湖で初めて確認され、周辺の河川でも見つかっており、定着の確認は3例目。琵琶湖に流入する河川で最も大きい野洲川の上流にある貯水池で発見されたことで、県は「琵琶湖に侵入し、定着する可能性が高い」と懸念している。今後も追跡調査し、対策を検討する。
 コクチバスは北米原産。肉食性が強く、魚やエビ類を食べる。外来生物法で特定外来生物に指定され、放流や飼育、運搬は禁止し、県は条例で県内全域での再放流を禁止している。(木原育子)

■野洲川ダム貯水池、コクチバス生息確認 湖内へ流入懸念(毎日jp滋賀)
 県立琵琶湖博物館は24日、甲賀市土山町大河原の野洲川ダム貯水池で、ブラックバスの一種、コクチバスの生息を確認したと発表した。琵琶湖ではオオクチバスの増殖が問題化しているが、コクチバスの増殖は確認されていない。今回見つかった生息場所は琵琶湖に流入する野洲川内にあり、同館は「繁殖した個体が湖内に入り込む可能性がある」と指摘する。
 同館が県立大学の研究室と共同で、8月26、30の両日に調査した。全長15〜29センチの15個体を捕獲したほか、岸辺から多数の幼魚も目で確認した。全長5〜8センチの個体は今年5月ごろの繁殖期に生まれたとみられ、侵入した種が世代交代して水域に定着している状態にあると判断した。
 コクチバスは北米原産で、特定外来生物に指定され飼育や放流は法律で禁じられている。肉食性で在来魚を食べるのはオオクチバスやブルーギルと同じだが、大きく違うのは河川などの流水域でも適応すること。このため、これまで外来魚の被害を受けていなかった河川の在来魚への影響も懸念されるという。
 同館によると、コクチバスは1995年に琵琶湖で初めて発見。流域の河川などで捕獲された記録は10例ほどあるが、定着が確認されたのは3例目という。同館は「コクチバスは故意に放流されたとしか考えられない。生態系への影響を考えてほしい」と呼びかけている。

■コクチバス生息を確認(YomiuriOnLine滋賀)
3か所目 野洲川ダム貯水池
 県立琵琶湖博物館は24日、野洲川水系の上流にある野洲川ダム貯水池(甲賀市土山町)で、ブラックバスの一種のコクチバス=写真、同博物館提供=が定着していることを確認した、と発表した。野洲川は、琵琶湖に流入する河川で最大の流域面積を持つため、同博物館担当者は「やがて、野洲川にも生息するようになり、洪水で琵琶湖に侵入する可能性が高くなるかもしれない」と警戒している。
 コクチバスの生息情報が寄せられ、同博物館と県立大が8月26、30の両日、同ダムで調査。体長29〜15センチの15匹を捕獲したほか、今年生まれたばかりとみられる8〜5センチの幼魚が、湖岸からの目視で数多く確認されたという。
 同博物館によると、コクチバスの定着確認は犬上ダム貯水池(多賀町)と擽野(いちの)砂防ダム貯水池(甲賀市甲賀町)に続いて3か所目。調査に加わった学生によると、過去2例に比べて幼魚の数が多かったという。
 同博物館は「コクチバスが野洲川で定着することになれば、川魚にとっては危機で、繁殖する前に対策が必要だ」としている。

10/09/24

■琵琶湖に流入する河川でコクチバス繁殖確認(msn産経ニュース)
 滋賀県立琵琶湖博物館は24日、甲賀市の野洲川ダム貯水池で特定外来生物に指定されているブラックバスの一種、コクチバスの繁殖が確認されたと発表した。県内での繁殖確認は3例目。琵琶湖では同じくブラックバスの一種、オオクチバスが大量繁殖。博物館は「コクチバスも琵琶湖に流入することが懸念される」と警戒している。
 博物館は8月26と30の両日、野洲川ダム貯水池で、県立大学大学院生らと合同で調査。コクチバス15匹を捕獲し、幼魚も複数匹確認した。
 コクチバスは、オオクチバスと同様に、ブラックバスの一種で、北米原産のサンフィッシュ科魚類。在来種の成魚や幼魚を食べる。ただ、オオクチバスが、湖など水の流れが穏やかな場所に生息するのに対し、コクチバスは流れが急な川でも繁殖するため、野洲川上下流に生息が拡大する懸念があるという。
 琵琶湖では、コクチバスは平成7年以降、数回にわたって個体が見つかったが、繁殖は確認されなかった。
 過去2回の繁殖はいずれも小規模な河川のダム貯水池で確認されていたが、野洲川は琵琶湖につながる河川では最大で、琵琶湖流入の可能性が高いという。

■外来魚からペットフード 近江八幡の漁協開発(京都新聞電子版)
 近江八幡市の沖島漁業協同組合(森田正行組合長)がこのほど、琵琶湖で駆除したブラックバスとブルーギルで作ったペット用おやつ「おさかなまるごと」を発売した。外来魚の駆除と資源としての活用、島の新産業創出を狙った商品で、無添加の琵琶湖産天然素材を売りに販路拡大を目指す。
 「おさかなまるごと」は、ブラックバスとブルーギルのミンチを棒状に整形し乾燥させた。ブラックバスはタウリン、ブルーギルはビタミンEが多く含まれるため、栄養豊富なペットフードになったという。しつけの際に与えるおやつとして販売する。
 当面は漁師が島内の加工場で注文に応じて製造する。開発と販路開拓を支援する同市の環境技術企業「日吉」の梶田由胤係長は「現在2カ月の賞味期限をより長期間に改良し、月1500袋程度製造できる体制を整えて、量販店で置いてもらえるようにしたい」と話す。
 沖島は漁業の島だが、外来魚の増加で在来種の漁獲量が激減し、漁業の後継者がほとんどいないのが課題になっている。そこで、島の活性化に取り組む「沖島21世紀夢プラン推進委員会」(川居初朗委員長)と日吉が外来魚ペットフードを発案した。
 「おさかなまるごと」は1袋200グラムで630円。注文・問い合わせは沖島漁協TEL0748(33)9511。

■秋分の日、中部各地で落雷相次ぐ(ChunichiWeb)
 「秋分の日」の23日、中部地方は、前線の影響で落雷が相次ぐなど荒れた空模様となり停電で交通機関に影響が出た。気温はぐっと下がり、前日までの暑さは一転、肌で秋を感じる一日となった。
 名古屋地方気象台によると、大陸から張り出した秋の高気圧と太平洋高気圧に挟まれた前線が、雷雲を伴って、22日夜から23日午前にかけて中部地方を通過した。
 中部電力によると、名古屋市や尾張地方で23日午前、落雷で計約3万2500戸が停電。名古屋市営地下鉄名城線は、午前7時25分ごろから15分間、全線で止まった。愛知県豊橋市では約2400戸が、岐阜県郡上市や恵那市などでは計約2120戸が停電した。
 三重県では午前7時50分ごろ、近鉄名古屋線津−四日市間が停電し、上下線計90本が遅れた。伊勢鉄道中瀬古駅(同県鈴鹿市)では午前7時40分ごろ、落雷で信号が作動しなくなり、乗り入れているJRのワイドビュー南紀など計12本が運休した。
 気温は各地で10月下旬並みまで下がった。日本気象協会によると、最高気温は名古屋が25・6度(前日比マイナス8・1度)、岐阜24・3度(同9・3度)、津28・3度(同6・7度)、福井20・5度(同6・8度)、大津26・5度(同6・7度)、長野県松本21・8度(同8・4度)だった。

10/09/22

■8月は海中も「猛暑」 過去5年間で最高(紀伊民報AGARA)
 和歌山県水産試験場が調べている定置水温(串本西側)によると、今年8月の平均は29・03度で過去5年間で最も高かったことが分かった。同試験場は「水深が非常に浅い所は気温の影響を受けやすい」と話している。
 同試験場では、串本町串本上浦の水深数十センチで1日1回午前9時ごろに測定している。
 8月の最高水温は30・2度で飛び抜けて高くはないが、最低水温は27・8度で過去5年の平均より1度以上高くなっていた。平均水温は5年平均より0・5度高い。上旬は2日ほど27度台があるが、中旬以降は28度台後半以上で推移。下旬は30度を超えた日が2日あった。

■津江漁協の処分見送り/県連合会(asahi.com大分)
◆補助金不正 組合長会議で確認
 日田市の津江漁協が国の補助金約165万円を不正受給していた問題で、県内水面漁業協同組合連合会(三浦渉会長)が21日、大分市で緊急組合長会議を開き、善後策を協議した。同漁協の処分見送りを確認し、年内に再発防止策をまとめることにした。加盟する全15漁協の組合長や代理人が出席した。
 不正受給は、8月に津江漁協の当時の組合長が遊漁券を買っていない釣り客に散弾銃を突きつけて逮捕された事件をきっかけに発覚し、すでに全額返還した。
 前組合長は銃刀法違反罪などで起訴され、大分地裁日田支部が今月17日、懲役1年2カ月、執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)の有罪判決を言い渡した。
 組合長会議では、8日付で津江漁協の新組合長に就いた永瀬宝氏が不正を謝罪して穏便な対処を求め、各組合長から「今回は初めての事態。寛大な措置を」といった意見が出た。再発防止策として補助事業の申請書類のチェック体制確立や不正防止のマニュアル作りが提案された。
 津江漁協は2007〜09年度、緊急・広域外来魚等対策事業で添付書類を偽装して国の補助金を不正受給した。

■猛暑の次は…今季の冬、寒気強め 気象庁予報(asahi.com)
 気象庁は22日、10〜12月の3カ月予報と冬(12〜2月)の予報を発表した。全国的に秋の気温は高くなると予想したが、12月には寒気が強まり、過去10年に比べてやや寒い冬になりそうだとみている。
 同庁によると、10〜11月は猛暑の影響で、全国的に平年より暖かくなる可能性が高いという。太平洋側では秋雨前線の影響で10月に雨が多くなることも予想される。
 一方、12月にはペルー沖で発生しているラニーニャ現象の影響で、冬型の気圧配置が強まり、寒気が南下する時期がある。冬の期間全体では気温は北日本で高め、東日本から沖縄・奄美で平年並みだが、過去10年は暖冬が多かったため寒いと感じる冬になりそうだという。

10/09/21

■「釣」が災い…日本釣振興会にサイバー攻撃(YomiuriOnLine)
 財団法人「日本釣振興会」(本部・東京)のホームページ(HP)が18日にサイバー攻撃を受け、中国語で「釣魚島」「中国領土」などと書かれたページに改ざんされていたことがわかった。
 釣魚島は、中国が領有権を主張している日本の尖閣諸島の中国名。振興会では「『日本』『釣』といった漢字のせいで標的にされたのではないか」としている。
 振興会によると、18日午後7時頃、警視庁から改ざんの連絡を受け、21日午前に復旧させた。振興会は釣りの愛好家や釣り具メーカーらで作り、国内の魚類資源の維持などが主な活動で、担当者は「連絡を受けて驚いた。中国とは何の関係もないのに」と話している。
 サイト改ざんを巡っては、今月に入り、金沢大学付属高校(金沢市)のHPに中国語が書かれたページが挿入されたり、警察庁のHPが一時、閲覧不能になったりしている。中国のハッカー組織「中国紅客連盟」が今月18日まで日本政府機関などのサイトを攻撃する計画を表明していた。

■ブラックバス 大物狙え(YomiuriOnLine滋賀)
生態系保全、仙北で釣り大会
 仙北市田沢湖梅沢の大沼で20日、外来魚のブラックバスの駆除を目的とした「ブラックバス釣り大会」が開かれ、同市や大仙市から訪れた愛好家18人が、2部門で自慢の腕を競った。
 地域の環境保全に取り組む「トンギョの会」と「谷地川地区環境を守る会」が主催。トンギョの会の斎藤弘会長(70)によると、大沼は持ち込まれた雑食のブラックバスの影響で生態系が変わり、トンボの数は約10年前に比べて半減しているという。ただ、最近は補食されるフナやコイなどが減っていることや、稚魚を捕獲したり、釣り大会を開催したりする活動によって、ブラックバスは少しずつ減ってきている。
 昨年まで小中学校の部で2年連続で入賞し、今年は一般の部に参加した仙北市角館町薗田、大曲養護学校高等部1年の加藤槙弥君(15)は「引きが来た時が楽しい」と話し、真剣なまなざしで糸を垂らしていた。
 入賞者は次の通り(敬称略)。
 ◇小中学生の部▽大漁賞 佐藤健太(仙北市角館町雲然)4匹▽大物賞 村山太郎(大仙市協和船岡)27センチ
 ◇一般の部▽大漁賞 三浦力(仙北市田沢湖角館東前郷)19匹▽大物賞 大信田正治(大仙市太田町東今泉)32センチ

10/09/20

■イナズマロックフェス:3万人酔いしれ 西川貴教さんら熱唱−−草津(毎日jp滋賀)
 野外音楽フェスティバル「イナズマロックフェス2010」が、18、19の両日、草津市下物町の烏丸半島芝生広場で開かれ、2日間で約3万人の観衆の熱気に包まれた。
 このフェスティバルは、歌手で滋賀ふるさと観光大使の西川貴教さんが開催。昨年初めて開催された。
 19日は、郷ひろみさんや土屋アンナさんなどの有名アーティストが舞台に立った。
 また会場では、「おいで〜な滋賀体感フェア」も開かれ、県内各地の観光協会など16団体が出展。各種イベント紹介のほか、草津のうばかもちなどの名産品が販売された。【柴崎達矢】

■学生やダイバーが湖底や水際を清掃 河口湖でNPO法人 40キロ回収(山梨日々新聞社WEB版Miljan)
 富士河口湖町のNPO法人・日本釣り環境保全連盟は19日、河口湖の湖底や水際などで、ごみ拾い活動を行った。
 同町の釣り専門学校の学生やダイバーら約15人が参加。ダイバーは水中に潜り、ワームや空き瓶などのごみを回収した。学生は腰までの長さがある長靴を履いて、水際や陸地に流れ着いたごみを拾った。
 この日は計約40キロのごみを回収。ワームの中には、河口湖で使用が禁止された2007年以降に発売された新型ワームもあった。

10/09/18

■琵琶湖外来魚駆除大会(本年度最終)(EICネット)
こんにちは、いつもお世話になっております。琵琶湖を戻す会です。
9月の駆除大会の結果は以下の通りでした。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/2010-09-05/2010-09-05b.html
参加者:150名(新規参加:100名)東京、愛知、滋賀、京都、大阪、奈良、兵庫より参加 駆除重量:37.8kg(ブラックバス1kg・ブルーギル36.8kg)
ご参加、ご協力して下さった皆様、有難うございました。
続きまして本年度最終の駆除大会のお知らせです。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/2010-10-17/2010-10-17a.html
目的:琵琶湖にてブラックバス・ブルーギルなど外来魚の駆除を行う
開催日 2010年10月17日(日)雨天決行
時間 10:00〜15:00
※随時参加・随時解散といたします
参加費:大人200円,子供100円(保険料等の実費)(小学生以下のお子さま)は保護者の方と一緒にご参加下さい。
受付:滋賀県草津市津田江1北湖岸緑地※旧志那中湖岸緑地
交通:JR琵琶湖線草津駅西口から琵琶湖博物館行きバスで22分、
終点「琵琶湖博物館前」停留所から琵琶湖沿いに徒歩約20分。
駆除方法 : エサ釣り
持ち物: 釣り道具(特に釣り竿・魚を入れる容器)は出来るだけ各自でご準備下さい。
希望者には餌・仕掛けのみ無料でお分けいたします。
また若干数ではありますが、竿を無料レンタルいたします。
仕掛けを準備出来る方はサンプル図を参考にして下さい。
昼食は各自ご持参下さい。(最寄りのコンビニまで徒歩約15分)
お願い:会場にゴミ箱はありませんので、必ずゴミは各自でお持ち帰り下さい。
主催:琵琶湖を戻す会
協力
(順不同):守山漁業協同組合
滋賀県漁業協同組合連合青年会
当イベントは、参加資格や事前申し込みの必要など一切ありません。
個人での参加や飛び入り参加も大歓迎いたします。
会場は足場もよくトイレもありますので、
ご家族・ご友人をお誘い合わせの上、大勢でのご参加をお待ちしております。
※なお団体でご参加いただける場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
このイベントでは「BYスタンプラリー」のスタンプを受け付けています。
琵琶湖を戻す会は農林水産省及び環境省から特定外来生物防除認定を受けています。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/prevention/prevention.html

■補助金不正受給:日田・津江漁協、外来魚駆除せず(毎日jp大分)
 県内水面漁協連合会は17日、日田市の津江漁協がブラックバスなどの外来魚駆除のための国の補助金07〜09年度分約165万円を不正に受給していたと発表した。
 同連合会によると、津江漁協は実際に駆除事業を行わず、各年度末に虚偽の実績報告書などを作成し、県連合会に提出。職員の給与などに充てていた可能性があるという。津江漁協は全額を返還している。
 先月、津江漁協の組合長(当時)が漁協の許可を取らずにブラックバス釣りをしていた男性を散弾銃で脅したとして、銃刀法違反などの容疑で逮捕された。逮捕後、漁協への県の聞き取りで、不正の端緒が発覚したという。

■「対話の会」代表に清水県議(YomiuriOnLine滋賀)
統一選向け、近く勉強会
 嘉田知事を支持する政治団体「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)は17日、大津市内で臨時総会を開き、寺川庄蔵代表の後任に清水鉄次県議を充てる人事案を承認した。来春の統一地方選に向けた新体制作りを図る。若い政治家を育成する政策勉強会「対話塾」を近く開講させ、来春の統一地方選の立候補予定者を公募することも決めた。
 総会には嘉田知事のほか、「対話の会」の公認・推薦議員ら約30人が出席。清水・新代表は就任あいさつで「新人候補を発掘するとともに、滋賀独自の政策が提案できる地域政党を目指したい」と述べた。また、事務局長の塚本茂樹・湖南市議が幹事長に就いた。
 寺川代表は昨年頃から、嘉田知事が再選を果たした知事選後に引退する意向だったという。今後、知事や会の推薦県議とともに顧問に就き、対話塾の運営に参画。塾では、現職議員や統一地方選の立候補予定者らに、定期的に県政課題について学ばせる。

■津江漁協 補助金165万円不正受給 外来魚駆除で架空請求(西日本新聞ネット版)
 県内水面漁連(三浦渉会長)は17日、日田市中津江村の津江漁協がブラックバスなどの駆除事業費として受け取っていた国の補助金約165万円全額が、架空請求による不正受給だったと発表した。同漁連は、全額が同漁協から9日に返還されたことなどを受け、刑事告訴はしない方針。
 同漁連によると、津江漁協は2007−09年度、同市の津江川などでブラックバスなどの外来魚やカワウを駆除するとして、漁連などを通じ、国の補助事業「緊急・広域外来魚等対策事業」を申請。報告書を偽装し、各年度に約25万円、60万円、80万円を不正受給し、職員給与など漁協運営費に流用したという。
 報告書には、駆除されたブラックバスやカワウの写真などが添付。同漁協の永瀬宝副組合長は調査に対し「補助金は架空に請求した」と話しているという。しかし同漁連は、漁協組合員や地元猟友会が実際には駆除したにもかかわらず、漁協が経費を支払っていないケースがある可能性もあるとみて、報告書の内容を精査した上で、国への返還額を確定させる方針。
 不正は、今年8月、中津江村の河川敷で、無許可の釣り人を注意しようと散弾銃を突きつけたとして、同漁協の岩下和生前組合長(67)=銃刀法違反などの罪で起訴=が逮捕されたことを受け、県が聞き取り調査して発覚。県と同漁連が共同調査した。岩下前組合長は今月8日、辞任した。

10/09/16

■18日にも先島諸島接近=台風11号、注意を−気象庁(jiji.com)
 台風11号は16日、沖縄の南海上をゆっくりと北北東へ進んだ。気象庁によると、今後勢力を強めて風速25メートル以上の暴風域を伴いながら北上し、18日から19日にかけて先島諸島に接近する恐れがある。同庁は高波や強風に注意を呼び掛けた。
 11号は16日午前9時、沖縄の南海上を時速10キロで北北東へ進んだ。中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル。東側280キロ以内と西側190キロ以内は15メートル以上の強風域。

■観測史上最多の121_記録 22〜23時の時間雨量 新宮市内で床上床下浸水の被害も(南紀州新聞ネット版)
 和歌山県南部は15日夜半から集中豪雨に見舞われ、新宮市内で同日午後10時から11時までの1時間に観測史上最多の121_の雨量(※)を記録した。この雨で下田、緑ケ丘、浮島などで床上・床下浸水の被害が発生したほか、JR紀勢本線の上下線で一時運転を見合わせるなど影響が出た。市によると、降り始めからの雨量は250_に達したが、その後雨は小康状態になり、二次的な被害はなかった模様。那智勝浦、太地、古座川、串本の各町の調べでは16日午前9時現在被害は報告されていない。
 新宮市防災対策課によると、新宮消防調べの雨量は降り始めから16日午前0時までの累計は250_。15日午後10時から11時までの1時間に126_の猛烈な雨を記録し、和歌山地方気象台は「記録的短時間大雨情報」を出した。同課は「今回以上の集中豪雨は記録に残っておらず、これまでで一番降ったと思います」と話した。
 同課は16日午前8時から災害調査を実施しており、同日正午現在把握している市内の被害状況は、緑ケ丘、下田、井の沢などで床上浸水15棟、床下浸水99棟。
 大雨の影響で市内を流れる市田川ははんらんしなかったが、側溝から雨水があふれ、緑ケ丘の市道などが冠水。砂羅で小規模ながけ崩れもあった。
 緑ケ丘の商店主は「店前の自動販売機と店内の冷蔵庫が一台壊れた。10年ぐらい前にも一度床下浸水があった」。別の女性は「掘りごたつの中に水がたまってしまいました」と話していた。
※雨量は県土整備部砂防課調べ。新宮市内で過去に時間雨量100_を超えたのは、2001年9月30日(106_)以来だという。

■魚類7、カメ4種を確認 大分城址公園の堀(oita press)
 大分市は14、15の両日、市民の憩いの場である大分城址公園(同市荷揚町)の堀で水生外来生物調査を初めて行った。外来種を含め、魚類7種類とカメ4種類を確認。在来種の卵などを食い荒らすブラックバスやブルーギルは見つからなかった。市は調査結果を詳しく分析し、今後の対策に役立てる。
 確認された魚類は外来種のテラピアと在来種のコイ、クロメダカ、ボラ、モツゴなど。カメは外来種のミドリガメと在来種のクサガメ、イシガメ、スッポン。
 調査は、外来種が在来種のコイの卵を食べているのではないか―などの指摘を受け市が取り組んだ。市から委託を受けた業者ら10人が、投網や定置網などを使い捕まえた。捕獲した生物は堀に戻した。
 市公園緑地課によると、堀のコイは、放流したものだが、テラピアやミドリガメがどのようにして生息するようになったかは分からないという。
 同課の吉田健二課長補佐は「外来種が堀に生息していることについては賛否両論がある。堀の生態系を把握し、今後どのように対応するか考えていきたい」と話している。

■対話でつなごう滋賀の会:寺川代表が引退 若い政治家育成、「対話塾」設立へ(毎日jp滋賀)
 嘉田由紀子知事を支援する政治団体「対話でつなごう滋賀の会(対話の会)」の寺川庄蔵代表(66)は15日、野洲市内であった幹事会で代表を引退する意向を伝え、了承された。17日の臨時総会で発表し、後任を決める。今後は若い政治家を育成する勉強会「対話塾」の設立に向け準備を進めており、「地域政党の輪を滋賀から全国に広げたい」と話している。
 対話の会幹部らによると、来年4月の統一地方選に向け、県議や市議らを中心に据えた態勢作りを進める方針。代表には同会副代表の清水鉄次県議を軸に調整を進めており、統一選に向け候補者の発掘にあたる。
 同会は嘉田知事が就任した06年に設立し、現在は現職の首長や県議、市議、議員経験者ら計28人が党派を超えて活動している。寺川氏は「ローカルパーティー(地域政党)は今、全国各地で誕生している。それらをつなげて日本の政治を変える流れを作るのが私の役割。若い人が政治にチャレンジするために勉強できる拠点を県内に作り出したい」と話している。【安部拓輝】

10/09/15

■対話の会・寺川代表辞任へ 後任に清水氏(京都新聞電子版)
 嘉田由紀子滋賀県知事を支援する政治団体「対話でつなごう滋賀の会(対話の会)」の寺川庄蔵代表が、代表を辞任する意向であることが14日、分かった。2006年の知事選で対話の会を発足させ、嘉田県政実現や県議選での躍進など県政界で存在感を示したが、「今が身を引くタイミング」と判断したという。
 17日の臨時総会で正式表明する。寺川氏は執行部を退き、新設ポストの最高顧問に就く予定。後任代表には対話の会副代表の清水鉄次県議が就任し、会の運営は今後、現職県市議が中心となる見通しだ。
 対話の会は来春の県議選で民主党県連と候補者擁立を調整することで合意しているが、県議らが主導権を握ることで、これから始まる民主との協議について慎重姿勢が強まるとみられる。
 寺川氏は京都新聞社の取材に対し「7月の知事選で嘉田知事再選を果たし、代表を引くのにいい時期と考えた。来春の統一地方選を控え、これまでの4年間で増えた議員中心の態勢を強化したい思いもあった」と話した。
 寺川氏は環境団体の代表を務め、06年知事選で嘉田氏に立候補を要請。対話の会を設立し、当時の現職知事を破った。前回の07年県議選で擁立、推薦した候補12人を当選させ、東近江市などの市町長選でも支援候補が勝利した。

■柳が崎ヨットハーバー:保管料値上げ提案へ 県が条例改正案、利用団体は反発(毎日jp滋賀)
 琵琶湖岸の県立柳が崎ヨットハーバー(大津市)の運営方法を検討している県は、ヨットの保管料を最大15%値上げする条例改正案を16日開会の定例県議会に提案する。財政難が理由だが、利用団体は「五輪選手も育ててきた大切な練習拠点。現行料で運営できる」と反発している。
 ヨットハーバーは1963年、湖岸埋め立てに伴う民間ヨット保管所の移転補償のため作られた。282艇の保管スペースがあり、子ども向けヨットスクールから社会人まで12団体、年間約9000人が利用している。06年から県が年300万〜350万円を負担し、NPO法人県セーリング連盟などが指定管理者として運営してきた。
 しかし、県は昨年12月の公共施設の見直し計画で、一時は今年度内の廃止も検討。ヨット競技者らの反対を受け、1艇あたりの保管料(年4万2000円〜12万4000円)を値上げすれば、採算が取れると判断した。
 一方、利用者団体でつくる艇庫利用者協議会(長谷川和之会長)は「休業日を設けたり、利用者が掃除や管理をすれば低コストで運営できる」と指摘。これまで北京五輪(08年)のヨット競技で7位入賞した松永鉄也さんら、世界クラスの選手を育成してきた実績もあり、「値上げをすればヨット競技者が減り、さらに運営は立ち行かなくなる」と訴えている。【後藤直義】

10/09/14

■滋賀県がアユの冷水病でワクチンにめど(京都新聞電子版)
 滋賀県などが手掛けるアユの冷水病ワクチン開発で、実験段階での効果が確認され、国への承認申請に向けた実証データ収集が県内でスタートした。国の承認を得て市販化されれば全国初。県は「大量死につながる冷水病抑制への大きな一歩」と約20年越しの成果に期待している。
 開発中のワクチンは、ワクチンを混ぜた水槽にアユを10〜5分入れる方法で、浸漬(しんせき)型と呼ばれる。2週間程度で冷水病への免疫を持つという。これまでに県水産試験場(彦根市)が試作品で行った実験では、冷水病による死魚数をワクチンを与えなかったアユ群の半分に抑えられた。
 これらの研究で効果が確認でき、市販の際の採算面もめどが立ったため、県と共同研究するメーカーが本年度、県内の養殖業者を対象にデータ収集を始めた。2〜3年後に市販薬販売への国の承認を得られる見通し。
 琵琶湖では1992年、全国の河川に放流するアユ稚魚が冷水病に感染し、大量死と買い控えで業者が打撃を被ったため、県がワクチン開発に乗り出した。
 ところが当初は浸漬型では十分な免疫効果が出なかった。アユに直接注入する注射型、えさに混ぜる経口型も採算がとれないなどの理由で相次ぎ断念した。冷水病菌の一つで2004年に発見された強毒性の菌株を用いることで、強い免疫をつけることが可能になり、浸漬型の開発が進んだ。
 県水産課は「ワクチンができれば、養殖での大量死や放流先での流行を防げ、湖産アユの安全性もアピールできる。業者からの要望も高い」と話している。
 【冷水病】 細菌による感染症で、体表に穴が開くなどの症状があり、集団感染で大量死することもある。1987年に徳島県で初めて見つかり、琵琶湖でも91年に確認された。現在もアユの死因1位で、県への報告があっただけで年間40件程度が確認されている。冷水病への対策は現在、発症が確認された養殖池内で飼育水温を上げて殺菌し、感染を抑えるなどの対症療法しかない。

■利用者、値上げに反発 柳が崎ハーバーの艇庫使用料(ChunichiWeb滋賀)
 財政難を理由に県立柳が崎ヨットハーバー(大津市)の存廃を検討している県は艇庫使用料の上限を15%引き上げる条例改正案を、16日からの県議会に提出する。利用者に説明がされていないとして、ハーバーを利用する社会人や学生の12団体でつくる「艇庫利用者協議会」が13日、県庁で会見し条例案の撤回を求めた。
 改正案は、年間300〜350万円の県負担分を2011年度から利用者に負担してもらうのが狙い。
 協議会が12日に嘉田由紀子知事らあてに出した要望書は▽経費削減の努力がされていない▽使用料を上げれば利用者が減り逆に運営が苦しくなる−と批判している。
 会見した協議会の長谷川和之会長(琵琶湖ヨット倶楽部会長)は「休場日をつくったり指定管理委託の内容を見直すなど経費削減はできるはず。約束したはずの事前説明もなかった」と話した。
 ハーバーは県内唯一の公立施設として1996年に開設。5年前から指定管理者が運営している。昨年8月に県行政経営改革委員会が「民間への売却か、不調の場合は平成22年度で廃止するべきだ」と提言し、12月に県が見直し計画を出していた。現在、193艇が登録している。
 県スポーツ健康課の担当者は「条例はあくまで上限なのでそのまま適応されるわけではない。利用者も含め、来年度からの管理者と協議していく必要がある」と話した。(曽布川剛)

■廃止方針柳が崎ヨットハーバー(YomiuriOnLine滋賀)
県、値上げし一転存続へ
 廃止方針を示していた県立柳が崎ヨットハーバー(大津市柳が崎)について、県は2011年度以降、使用料を15%値上げして一転、存続させる方針を決め、関連議案を9月議会に提案する。収入増により、従来の県負担分を捻出(ねんしゅつ)する計算だが、事前に打診を受けていない利用者らは反発しており、ハーバーの存廃が決まるかは、不透明な状況になっている。
 県が昨年12月、「売却か原則、廃止」の方針を打ち出したところ、利用者から存続要請が強く、県は「使用料を上げても利用は減らない」と判断、使用料増による存続を決めた。1艇あたり年12万4000〜7万5000円を14万3000〜8万6000円などとし、県負担分に相当する約350万円の増収につなげる。
 これに対し、大学ヨット部や実業団など12団体でつくる利用者協議会(長谷川和之会長)は「事前説明がなかった」と反発。12日には県担当者を呼んで緊急会議を開き、関連議案の提案を撤回して話し合いの場を設けるよう要望した。長谷川会長は「今もハーバーからの退去を検討する団体がある。値上げは考えられない」などと話している。

10/09/13

■柳が崎ヨットハーバーの値上げ利用者協が反対表明(京都新聞電子版)
 滋賀県立柳が崎ヨットハーバー(大津市)を利用する12団体で構成する同ハーバー艇庫利用者協議会は13日、大津市の県庁で会見を開き、県が9月定例議会に関連条例案を提案する同ハーバー使用料の値上げについて、「事前に何の説明もなかった。県は経費削減の努力もしていない」と反対する姿勢を明らかにした。
 ハーバーは昨年12月に県が作成した公的施設の見直し計画で「売却か廃止」と位置づけられたが、存続を求める声を受け、県は使用料の上限を一律15%上げることで県負担(毎年約300万円)をゼロにする考えだ。
 同協議会の長谷川和之会長は「前の料金改定の時に今後は事前協議するよう申し入れていたが(今回)無視された」と憤慨。休業日を設けたり、業者委託している清掃日を減らすなどの経費節減を検討せずに値上げ方針を打ち出したことに強く反発している。
 また、これまでにも値上げで退去した団体があったといい、今回も利用者離れが生じるおそれがあると指摘している。
 同協議会は12日に知事と教育長あてに条例案撤回の要望書を出したほか、県議会の各会派に対しても条例案の否決や継続審議を求めていくとしている。

10/09/12

■北陸、東北で激しい雨 警戒必要(ChunichiWeb)
 停滞する前線と低気圧の影響で12日、北陸、東北地方では激しい雨となった。気象庁によると、新潟県の相川で1時間に59・5ミリの観測史上最多を記録。同県の両津、三条、富山県の魚津などで9月の観測史上最多を記録した。JR信越線が上下線で寝台特急の運転を取りやめるなど、交通機関にも影響が出た。
 日本海には台風10号から変わった別の低気圧があり、13日昼ごろに東北に達する見込み。北陸、東北では局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る恐れがあるとして、同庁は土砂災害や河川の増水などに注意を呼び掛けた。
 同庁によると、北陸は12日夜〜13日朝、東北は13日朝〜同日夕、局地的に1時間に50〜60ミリの非常に激しい雨が降る可能性がある。13日夕までの24時間予想雨量は、いずれも多い所で北陸、東北150ミリ、東海100ミリ。
 一方、東日本以南の太平洋側は12日、晴れ間が広がり気温が上昇。和歌山県の新宮で37・4度と9月の最高気温を記録。甲府37・2度、愛知県の東海37・1度など各地で厳しい残暑となった。(共同)

■琵琶湖北湖 6日観測の表層水温9月最高の31.1度(京都新聞電子版)
 琵琶湖北湖で9月上旬の表層水温(水深0・5メートル)が31・1度と9月の観測史上最高を記録したことが、滋賀県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)の調査で11日までに分かった。夏の猛暑が原因とみられる。
 同センターは毎月2回、琵琶湖の水温を観測している。琵琶湖北湖の今津港と長浜港の中間点「今津沖中央」で9月6日、表層水温が1979年の観測開始以来最高を記録した。同じ地点の8月の平均値も29・7度で過去3番目に高かった。日照が多く気温が高かった上、表層水温を下げる雨や風が少なかったことが原因という。
 彦根地方気象台によると、県内の8月の平均気温は大津市で29・5度など県内9カ所の観測地点で過去最高を更新。9月5日には同市で観測史上最高の37・5度を記録した。同気象台での6〜8月の日照時間は、平年より1割ほど多い約600時間だったという。
 最高水温を記録した今津沖中央など北湖では、秋から冬にかけて酸素の豊富な表層水が冷えて沈み込み湖底に酸素を供給する「全循環」が起こる。
 同センターの熊谷道夫環境情報統括員は「水温が下がるのに時間がかかるかもしれない。全循環が遅れれば十分混ざらず、湖底が低酸素になる可能性がある」と指摘し、水温の推移を注視するとしている。

10/09/10

■みんなで外来魚駆除大会〜釣りによる外来魚駆除〜 開催 参加者募集!!(EICネット)
 環境省近畿地方環境事務所は、平成22年10月2日に滋賀県高島市今津町深清水の貫川内湖において「みんなで外来魚駆除大会〜釣りによる外来魚駆除〜」を開催すると発表。
 琵琶湖の生物多様性を脅かしている特定外来生物のひとつであるブルーギル等について、琵琶湖の在来魚の繁殖・生育場所としての内湖で、釣りによる一般参加型の防除を行い、その効果を検証することにしたもの。
 一般の方でもとりくみやすい釣りによる駆除を外来魚の防除手法として紹介・実践することにより、外来魚防除の推進を図ることを目的としている。
 なお、この駆除活動には、事前の申込なしで参加できる。
○問い合わせ先
大会事務局
いであ株式会社
TEL:06-4703-2864 担当:淀
(当日のご連絡は090-1890-9700まで)

■長門沿岸でカツオ大漁 海水温の上昇原因?(YomiuriOnLine山口)
 夏場は日本海でほとんど見られないカツオが長門市の沿岸で大量に水揚げされたことが、県水産研究センター(長門市)の調査でわかった。萩市沖の8月下旬の平均表面水温は観測史上最高の28・8度を記録。同センターは「猛暑で水温が上がり、温・熱帯域に生息するカツオが日本海沿岸を回遊しやすくなったのだろう」と推測している。
 カツオは8月23〜31日に通(かよい)定置漁業組合(内山満男組合長)が長門市青海島の東端、通浦沿岸に仕掛けている定置網に大量にかかった。この5年間、同組合の8月のカツオの漁獲量はゼロだが、今回、7714キロ(1箱・2匹入り1100箱分)が水揚げされた。
 9月に入っても取れ続けており、仙崎地方卸売市場で1キロ当たり500〜600円で取引されている。
 内山組合長は「これだけのカツオが取れ続けるのは珍しい。うれしい反面、逆にほかの魚が取れなくなるのではないかと心配」と話している。
 同センターは秋穂湾で観測した瀬戸内海の8月下旬の平均水温も観測史上最高の30度を記録したと発表した。

10/09/09

■ブラックバス:駆除し生態系再生 大崎の資源保全隊、ため池で池干し作戦(毎日jp宮城)
◇今年は四つ
 大崎市鹿島台広長の「広長地域資源保全隊」は地域内のため池のブラックバスを駆除し、在来魚がすむ昔ながらの生態系を取り戻そうと、8月下旬から今月上旬の毎週末を利用し一挙に四つのため池の池干しを行った。駆除したバスは大小合わせて200匹に上った。バス退治したため池の数は06年の初実施以来これで九つ。なお十数カ所のため池にバスが生息しており、同保全隊はこれからも毎年、駆除を続ける。
 里山が連なる広長地区はため池に頼る農業地域。「絶滅」とされた地域の希少魚シナイモツゴ(コイ科)の再発見もあり、「旧品井沼周辺ため池群」として環境省の「日本の重要湿地500」の一つに選ばれている。だがここ10年来、多くのため池にバスが放流された。バス釣りの好釣り場と雑誌に紹介されたため、バスが増殖。ため池の残る魚は大きなフナやコイだけになった。
 この状況に広長地区の農業者らが、鹿島台の少魚保全NPO法人「シナイモツゴ郷の会」の支援を受け、「重要湿地」にふさわしい生態系を再生させようと06年から毎年1〜2カ所のため池の池干しをしてきた。今年は水路でつながる四つのため池「宮の沢ため池」を一度に池干しする大がかりな作戦を展開。計3ヘクタールに及ぶため池の水を下流に流し、水が少なくなったところで地引き網をひき、その後は池を完全に干上がらせる方法でバスを駆除した。駆除したバスは15〜40センチサイズだった。
 高塒(たかとや)庄一同保全隊代表らは「08年から『シナイモツゴ郷の米』の認証制度も始め、農業の活性化と生態系の復元をともに実現しようとバス退治に取り組んでいる」と説明する。バス駆除済みのため池にはシナイモツゴやメダカなどを放すとともに密放流への警戒を続ける。【小原博人】

■台風9号通過、県北部中心に大雨 長浜で128ミリ(asahi.com滋賀)
 台風9号は8日、午前11時〜正午に長浜市を通過し、県北部を中心に早朝から激しい雨が降った。この影響で鉄道など交通機関のダイヤが乱れた。
 彦根地方気象台によると、7日夕から24時間の各地の降水量は、長浜市余呉町柳ケ瀬=128ミリ▽米原市朝日=108ミリ▽大津市南小松=102.5ミリ。米原市は現在の観測地点になった2001年以降、9月の降水量としては最大となった。
 高島市では台風接近の早朝に大雨洪水警報が発令され、県立新旭養護学校(同市新旭町)が通学用スクールバスの運行を取りやめ、バス通学の生徒55人が自宅待機となった。大津市園城寺町の三井寺では、境内の樹齢300年のシイの木(高さ約10メートル、直径約70センチ)が強風で倒れ市道をふさいだ。
 JR草津線では午前8時40分ごろ雨量が基準値を超え、貴生川―三雲駅間で徐行運転に。貴生川―草津駅間で上下2本が運休し、通勤通学客ら約1300人に影響が出た。北陸自動車道の敦賀―木之本インターチェンジ間は約5時間半の通行止めとなった。

10/09/08

■琵琶湖丸:漁業に貢献100年 10代目を新造 深い地点での調査可能(毎日jp滋賀)
◇今年度中に
 県の琵琶湖漁業調査船「琵琶湖丸」が、今年度中に新造される。明治末期の1910年に誕生してから約100年。9代にわたり、県水産試験場(彦根市)を拠点に湖の水質や魚の餌となるプランクトンの状況を調査してきた。10代目には、大型の網や高性能の魚群探知機などを搭載、担当者は「より精度が高い調査ができる」と期待している。【南文枝】
 琵琶湖丸は、漁業者への情報提供を目的に配備。彦根市や高島市の沖合で水質やプランクトンの調査を行うほか、アユの生息状況などを調べている。
 初代は木造の帆船だった。同試験場の資料には大きさ「長さ35尺(約11メートル)、幅6尺(約2メートル)」とあり、魚の放流などを行っていたようだ。代を重ねて、動力は戦後の焼玉エンジンからディーゼルエンジンへとパワーアップ。船体も大きくなり、92年に就航した現在の9代目(19トン)は長さ15メートル、幅5・4メートルになった。
 年を経て、9代目もエンジン故障などが相次ぐようになり、2億1900万円かけて建造することにした。県は、来年度からの稼働を目指している。
 10代目には、新たに水深60〜70メートルまで調査できる底引き網を装備。これまで漁業者に船を出してもらっていたフナやモロコ、イサザなど深い地点で生息する魚の調査も可能になる。環境に配慮し、燃費のよいエンジンも備える。
 同試験場の澤田宣雄次長は「漁業者の都合に合わせて行っていた調査も、定点観測ができるようになり、一定の成果を上げられるのではないか」と話している。

■台風9号:8日朝から近畿、東海、北陸で激しい雨に(毎日jp滋賀)
 台風9号は7日午後11時現在、松江市の西約70キロの日本海上を時速20キロで東北東に進んでいる。8日午前に近畿に最接近し、同日午後には北陸地方に上陸する見通し。その後、列島を横断し、北関東から東北南部に向かうとみられる。
 気象台によると、中心気圧は996ヘクトパスカル、最大瞬間風速は30メートル、中心付近の最大風速は20メートル。中心の南東260キロ以内と北西170キロ以内が風速15メートル以上の強風域となっている。8日朝から、近畿、東海、北陸などで1時間に約50ミリの激しい雨が降るところがある。
 9日午前0時までの24時間の予想雨量は、近畿北部・東海120ミリ▽同中南部150ミリ▽北陸・甲信180ミリ。関東でも100ミリ前後の雨量が予想される。【北川仁士】

10/09/07

■びわ湖外来魚駆除釣り大会:市民らが釣り−−草津、大津(毎日jp滋賀)
 「びわ湖外来魚駆除釣り大会」が5日、草津市の志那中湖岸緑地一帯と、大津市のなぎさ公園おまつり広場一帯で開かれた。
 県や市民団体、漁業団体などでつくる「豊かな湖(うみ)づくり推進委員会」が主催。草津市では毎年4回実施している。釣り上げた外来魚は守山漁協が引き取り、鮮度が良い魚は家畜の飼料にするという。
 草津市の湖岸で父親と一緒に釣り糸を垂れていた高島市立安曇小4年、門田一峰君(9)は「ブルーギルを10匹くらい釣った。ブラックバスがなかなか釣れないけど、暑さで疲れているのかな」。県水産課の林清隆さんは「より多くの人に湖づくり活動に参加してもらい、生物の豊かな琵琶湖を取り戻したい」と話していた。【柴崎達矢】

■嘉田県政2期目 「基本構想」へ意見募集(asahi.com滋賀)
 県は嘉田県政2期目の方向性を定めた「基本構想」の原案をまとめ、県民から意見を募集している。原案は今夏の知事選で嘉田由紀子知事が示したマニフェストをもとに作成。社会、経済成長をめざす「滋賀の未来成長戦略」を盛り込んでいる。意見募集は30日まで。
 基本構想には少子高齢化や経済環境の変化を踏まえ、滋賀の人、自然が有する潜在能力を引き出す成長戦略を掲げる。産婦人科医や発達障害者支援キーパーソンの拡充、観光客数や琵琶湖の漁獲量の増加をめざす8項目の具体的な計画を示している。
 基本構想の成案は有識者らによる審議会の議論や県民の意見をもとにまとめ、2月県議会で提案する。原案は県のホームページや県環境・総合事務所などで閲覧可能。意見の提出先は県企画調整課にファクス(077・528・4830)で。問い合わせは同課(077・528・3312)。

■台風9号:8日午前、近畿に接近 午後には北陸上陸へ(毎日jp)
 台風9号は7日午後8時現在、島根県江津市の北北西70キロを時速25キロの速さで東北東に進んでいる。8日昼前に近畿に接近し、同日午後には北陸地方に上陸する見通し。その後、列島を横断し、北関東から東北南部に向かうとみられる。
 気象台によると、中心気圧は996ヘクトパスカル、最大瞬間風速は30メートル、中心付近の最大風速は20メートル。中心の南東側260キロ以内と北西側170キロ以内が風速15メートル以上の強風域となっている。8日午後6時までの24時間予想雨量は、近畿北部120ミリ▽同中南部100ミリ▽ 北陸150ミリ▽甲信120ミリ▽関東北部60ミリ▽同南部100ミリ。【北川仁士】

■台風9号:8日にかけ全国で大雨 九州北部200ミリも(毎日jp)
 気象庁によると、台風第9号は7日午前3時現在、対馬市の西南西の海上にあって、1時間におよそ15キロの速さで北東へ進んでいる。7日午後、九州北部地方に最も接近する見込み。8日にかけて、暴風や高波、大雨に警戒を呼びかけている。
 台風9号の中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルで、中心の南東側330キロ以内と北西側200キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。
 九州北部地方と九州南部では7日を中心に、中国地方、四国地方と北陸地方では8日を中心に、1時間に40ミリから70ミリの非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあるとみられる。北日本に停滞する前線の活動も活発となっているため、7日は東北地方と北陸地方でも大雨となる所がある見込み。
 8日午前6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で九州北部地方200ミリ▽九州南部180ミリ▽中国・四国・東北地方150ミリ▽北陸地方120ミリ−−の見込み。【毎日jp編集部】

■里池で外来種駆除作戦(YomiuriOnLine富山)
富山市ファミリーパーク
 外来種の魚がはびこる園内池を本来の「里池」に戻そうと、富山市ファミリーパーク(富山市古沢)で12日、大がかりな駆除作戦「よみがえれ里池プロジェクト」(読売新聞社など共催)が実施される。
 同園内の六泉池(ろくせんいけ)では、1990年代後半から何者かが放流したブラックバスの姿が目立ち始め、当初に見られたコイ、フナ、ウグイなどの在来種が激減した。同園は2001年から9回にわたって駆除を実施したものの、まだ、撲滅できていない。今年6月にはバスに加え、ブルーギルの繁殖も確認された。
 この池の様子に危機感を覚えたのが、アフリカ支援活動に力を入れている同市の団体「NGOピースブリッジ・オブ・トヤマ・ジャパン」の榊原吉明代表。経済的な背景から外来魚種を導入した東アフリカの一部の河川・湖沼で生態系が崩壊した惨状を目にしていただけに、「早く手を打たないと取り返しのつかないことになる」と、同園に駆除への協力を申し入れた。
 今年7月に予備調査したところ、大型のバス(オオクチバス)とブルーギルが捕獲された。一方、根絶やしになったのではと危惧されていたフナも1匹見つかった。
 当日は趣旨に賛同したメンバーなど約30人がバスとブルーギルに照準を絞って釣り上げ、釣られた魚は2次利用の可能性を探ってその場で調理して試食するほか、肥料への転用も試す。
 活動は今後、捕獲方法などを模索しながら産卵期を狙って継続的に行われる予定で、本来の「里池」(里山の池)への復帰を目指す。

10/09/06

■「外来魚 逃がしてこわすな 生態系」−上野動物園、動物愛護標語入選発表(上野経済新聞)
 上野動物園(台東区上野公園9)は8月26日、、動物愛護週間(9月22日〜26日)に向けて募集していた動物愛護に関する標語の入選作品を発表した。応募総数は1,245点。
 優秀作には「うわ すごい きりんのべろは むらさきだ」鈴木温香さん(5)や、「外来魚 逃がしてこわすな 生態系」中澤伸昭さん(11)、「上野でも ライチョウしっかり 衣替え」今井肥子さん(60)など5点が選ばれた。
 佳作は「白くまを 守るためには、エコしよう」青山悠貴乃さん(8)や、「動物の ものでもあるよ この地球」古木優伽さん(9)、「生き物を すてるな殺すな いじめるな」福田崚介さん(10)さんなど7点。
 9月19日14時30分から、西園動物ステージで表彰式を開く。

■大津観測史上最高37.5度(YomiuriOnLine滋賀)
遊泳期間後の浜に人出
 全国各地で猛暑となった5日、県内でも観測史上最高となる37・5度を記録した大津市を始め、各地で35度前後の暑い一日となった。
 彦根地方気象台によると、日本列島上空が高気圧に覆われた影響といい、東近江市で9月の観測史上最高となる36・6度、長浜、彦根両市で35・2度といずれも猛暑日となり、米原市でも34・2度まで上がった。
 8月末で遊泳期間の終わった大津市南小松の近江舞子水泳場では、この日も涼を求める遊泳客らでにぎわった。
 遊泳区域を示すブイが取り払われており、水上バイクやモーターボートが遊泳客近くに迫る一幕も。大津北署は「バイクやボートの利用客も遊泳客も、互いに気を付けてほしい」と呼びかけている。

10/09/05

■近江八幡の琵琶湖で地引き網 親子体験(京都新聞電子版)
 地引き網で琵琶湖の魚を捕まえる体験イベントが4日、滋賀県近江八幡市沖島町の宮ケ浜で開かれた。ブラックバスやコイなどの魚が多くかかり、網を引いた親子連れの歓声が浜に響いた。
 生活協同組合コープしがと、同市の市民グループ「琵琶湖お魚探検隊」が初めて開き、生協組合員の家族ら約100人が参加した。
 参加者たちは湖岸のごみ拾いをした後、沖島漁協の漁師が仕掛けた網を「よいしょ、よいしょ」と声をかけながらゆっくり引いた。外来魚のブラックバスとブルーギルが中心だったが、体長約50センチのコイや、ギンブナ、ビワヒガイといった在来種も捕れた。子どもたちは「大きいのがいる」などと歓声を上げ、魚をつかんで大はしゃぎしていた。

■台風9号:6日夜にも九州北部接近 暴風雨の恐れ(毎日jp)
 台風9号は5日午後6時現在、鹿児島県徳之島の西北西約310キロの東シナ海にあり、時速約15キロのゆっくりとした速度で北に進んでいる。今後次第に発達しながら、6日夜から7日にかけて暴風域を伴って九州北部地方に接近する見込みで、気象庁は土砂災害、河川の増水、高潮、落雷や竜巻などの激しい突風に厳重な警戒を呼びかけている。

 同庁によると、台風9号の中心気圧は994ヘクトパスカル、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートル。九州北部と南部では、6日から7日にかけて、局地的に1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る恐れがある。6日午後6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で九州北部と南部200ミリ▽沖縄150ミリ。7日にかけて雨量はさらに多くなる見込みで、海上は大しけとなる恐れがある。【毎日jp編集部】

■京都で今年最高39.9度=9月の記録、10年ぶり更新−気象庁(jiji.com)
 日本列島は5日も高気圧に覆われ、関西地方を中心に記録的な猛暑になった。京都府京田辺市では39.9度と、全国で今年最高気温となったほか、9月の国内最高気温を10年ぶりに更新した。全国921観測地点中128地点で35度以上の猛暑日、653地点で30度以上の真夏日となった。
 猛暑は今週も全国的に続くとみられ、気象庁は熱中症などに対する警戒を呼び掛けた。
 ほかに気温が高かったのは京都府福知山市38.3度、兵庫県西脇市37.9度、京都市37.7度など。39度以上の観測は今夏3回目。京田辺市など3地点で観測史上最高気温を更新したほか、51地点で9月の最高気温を更新した。

■大津、過去最高に並ぶ37度 猛暑日は計25日に(ChunichiWeb滋賀)
 県内は4日、35度以上の猛暑日となり、大津では1994年8月8日に記録した過去最高気温の37・0度に並ぶ暑さとなった。
 彦根地方気象台によると、大津の猛暑日は計25日となり、過去最高記録を更新中。9月としての観測史上最高を、大津市の南小松(35・1度)、甲賀市土山(34・9度)、同市信楽(33・3度)で記録した。
 猛暑の影響で、琵琶湖を見下ろす比良山系にあるレジャー施設「びわ湖バレイ」は営業が好調。8月の入場者数は、昨年の2万2280人から2万8527人へと、涼を求める人が3割増えた。
 平地の気温が35度を超えても、ロープウエーで行く標高1100メートルは25度くらい。営業担当者は「9月中旬までユリの花も楽しめる。残暑が続けば営業上ありがたい」と期待していた。

■琵琶湖の地引き網 親子で体験 大津・北小松水泳場(asahi.com滋賀)
 地引き網漁を体験して琵琶湖の生態系に関心を持ってもらおうというイベントが4日、大津市北小松の北小松水泳場であった。市内の家族連れやボランティアのスタッフ約300人が、全長約300メートルの網を一斉に引き揚げた。
 約20分間かけて引き揚げた網には、外来魚ブラックバスや琵琶湖の固有種ビワヒガイなど約150キロの魚たちが躍り跳ねていた。家族4人で来た市内の勝田泰斗(たいと)ちゃん(3)は「おっきな網を引いたのは初めて。気持ちよくておもしろかった」とご満悦だった。
 環境学習を進める大津市や県内の大学などでつくる実行委員会が主催し、今年で4回目。地引き網のほか地元の漁師から琵琶湖の漁業の現状を聞いたり、フナの稚魚を放流したりした。

10/09/04

■合繊大手、炭素繊維の生産強化 航空機、自動車で採用続々(ChunichiWeb)
 「鉄よりも軽くて強い」と脚光を浴びる炭素繊維の生産体制強化に、三菱レイヨンをはじめとした国内合繊大手が乗り出した。ゴルフクラブや釣りざおなどに使われていたが、燃費改善につながるとして航空機や自動車のボディーへの採用も増えている。
 炭素繊維は、世界シェアの約7割を東レと東邦テナックス、三菱レイヨンの国内大手3社で占める。
 三菱レイヨンは今年4月、ドイツ自動車大手BMWの電気自動車向けに、同国メーカーと炭素繊維の部材を供給する合弁会社を設立。凍結していた大竹事業所(広島県大竹市)の新ラインの建設工事を夏に再開した。
 最大手の東レは今春、欧州の航空機大手エアバスの親会社と、航空機用の長期供給契約を結んだほか、ドイツ自動車大手ダイムラーと炭素繊維部材の共同開発に乗り出した。
 東邦テナックスも、需要低迷で見合わせていたドイツの新ラインを今秋にも稼働。東レ同様、エアバス側と供給契約を結び、カナダのボンバルディア・エアロスペースの次世代旅客機への長期供給も決めた。(共同)

■台風9号、沖縄通過へ=大雨などに警戒−気象庁(jiji.com)
 台風9号は4日午後、沖縄本島の南海上を北上。同日夜に同島に接近、通過する見込みで、気象庁は大雨や強風に警戒を呼び掛けた。
 9号は4日午後3時、那覇市の南南西約140キロを時速約20キロで北に進んだ。中心気圧は994ヘクトパスカル、最大風速は20メートル。最大瞬間風速は30メートルで、中心の東440キロ以内と西200キロ以内では風速15メートル以上の強風域になった。
 沖縄・奄美地方では5日にかけ、強風の影響で波が5メートルになるほか、最大風速が17〜20メートルになる恐れもある。同日午後6時までの24時間予想雨量は、多い所で沖縄250ミリ、奄美150ミリ。

10/09/03

■熊野灘のフェリー座礁:「ありあけ」撤去早まる 好天で12月下旬完了(毎日jp三重)
 御浜町沖で昨年11月に座礁、横転し、撤去作業中のフェリー「ありあけ」が7、8月の好天などで作業が予定より進み、順調に行けば完了が来年1月から今年12月下旬に早まる見通しになった。既に船体の約5割の撤去が完了したという。
 紀宝町鵜殿の紀南漁協で1日に開かれた第10回フェリー事故対策漁業関係機関連絡会議で業者が報告した。漁業者からは「10月から始まるイセエビ漁とサワラなどを取る定置網漁に作業の騒音が影響する」との意見が出された。
 ありあけは、船体を4分割する作業中の3月に高波を受け、船首部と客室を含む居住区などが海中に脱落、海上には船体後部の機関室などが残っている。このため、さらに小さく切断してつり上げる方式に切り替えた。居住区の撤去は8月10日に完了したという。【汐崎信之】

■県道路公社:途中トンネル、無料に 日野水口道も−−来月(毎日jp滋賀)
◇回数券払い戻し
 県道路公社は途中トンネル有料道路(大津市伊香立途中町、500メートル)を来月1日から、日野水口有料道路(日野町日田−甲賀市水口町水口、7キロ)を同5日から、それぞれ無料開放する。
 通行料金は途中トンネルが普通車150円、大型車が最大570円。日野水口道路が200円と730円。
 同公社によると、途中トンネルは88年供用開始。並走する市道の渋滞緩和が目的だったが、有料を敬遠する車両による市道の混雑が問題化し、無料化の計画を約7年半前倒しした。償還金2億2500万円の半額は大津市が負担する。80年開通の日野水口道路は当初の予定通りで、償還金は5億4650万円。
 回数通行券の払い戻しは来年3月末まで。無料開放までは各管理事務所で、その後は同公社などで受け付ける。問い合わせは同公社(077・524・0141)。【南文枝】

■メーカーに広がる環境対応エンジン 水上バイクやボート(ChunichiWeb滋賀)
 未燃焼ガソリンを水中に排出する2サイクルエンジン付きの水上オートバイやモーターボートの使用を制限する、県が条例で定めた「琵琶湖ルール」。適用が始まった2003年には、反対だったボートメーカーは環境を重視したボート製造・販売に力を入れ、環境負荷が少ない4サイクルが主力となりつつある。しかし、2サイクルのボートの乗り入れは依然多く、環境とレジャーの両立に向けた模索が続く。
 「まもろう ひろめよう 琵琶湖ルール」。メーカーや販売業者でつくる日本舟艇工業会(東京)などが作ったポスター。琵琶湖の各マリーナに張られ、排ガス中の炭化水素や窒素酸化物(NOx)が4サイクルに比べ5〜10倍になる従来型2サイクルの禁止をPRする。
 日本舟艇工業会は今年3月、県の琵琶湖レジャー利用適正化審議会で環境対策型プレジャーボートの普及の必要性を表明して以来、チラシやポスター、講習会で訴えている。
 「当初は、琵琶湖ルールはとんでもないという立場だった」
 国内大手メーカーの販売担当者は振り返る。メーカーが排ガスの自主規制をしたのは2000年。主要市場の米国で規制が始まったためだが、当時は環境対策型の4サイクルが市場に出たばかりだった。ようやく業界全体が「環境とは切っても切れない時代になっている」(担当者)。
 現在、このメーカーが販売する水上オートバイ6モデルのうち、2サイクルは1モデルのみで残りは4サイクル。昨年の販売台数約900台のうち、従来型2サイクルは約50台で1割にも満たなかった。国内全体の出荷台数でも、昨年の約2700台のうち同型はわずか110台だった。
 しかし、従来型2サイクル所有者は、反対の姿勢を崩していない。琵琶湖岸では、従来型2サイクル付き水上オートバイに乗るレジャー客が集まる。
 野洲市の湖岸で、2サイクルバイクを楽しんでいた京都市の30代男性は「条例で決まっていても罰則がなければわざわざお金を出して乗り換えたくはない」と話す。
 県に登録されたボートのうち、環境対策型エンジンへの転換率は今年1月時点でも5割ほどにとどまる。
 県もこれを踏まえ、県と協定を結んだマリーナに保管される従来型2サイクルは現在でも使用できるが、来年4月から全面禁止とする。県は罰則規定を設ける条例改正を年度内にする方針。担当者は「環境重視の流れが条例への理解を呼んでいる中、環境とレジャーを両立させる琵琶湖利用を今後も考えていく」と話している。(曽布川剛)

■猛暑、さらに1週間か 90地点で9月史上最高(ChunichiWeb)
 日本列島は3日も、熱帯低気圧の影響を受けた北日本の一部を除き各地で猛烈な残暑。気象庁は、東日本(関東甲信、北陸、東海)と西日本(近畿―九州)は今後1週間程度、平均気温が平年より4度以上高く、35度以上の猛暑日の所もある見込みとして「高温に関する気象情報」を発表した。
 同庁によると3日、全国の90地点で気温が9月として観測史上最高(過去タイ含む)を記録。うち宮城県の塩釜は平年より10・5度も高い35・7度で、通年で観測史上最高となった。
 3日、国内で最も暑かったのは、埼玉県の熊谷と鳩山の38・1度。全国の観測点921地点のうち、30度以上の真夏日は664地点で、うち猛暑日は154地点に達した。(共同)

■今年の猛暑、「30年に一度の異常気象」 気象庁が見解(asahi.com)
 この夏の記録的な猛暑について、気象庁の異常気象分析検討会は3日、「30年に一度の異常気象」との見解を発表した。日本付近を流れる偏西風の蛇行や今春まで続いたエルニーニョ現象が主な原因という。今後も9月末まで平年より気温が高い状態が続く可能性があるとの見通しを示した。
 検討会によると、この夏は梅雨明け後に日本付近の上空を流れる偏西風が北側に大きく蛇行し、太平洋高気圧と大陸からのチベット高気圧の勢力が強まった。さらに、南米ペルー沖で春まで続いたエルニーニョ現象と今夏に新たに起きたラニーニャ現象の影響が重なって、北半球の中緯度地域の空気が暖められたことが記録的な気温の上昇をもたらしたという。
 検討会会長の木本昌秀・東京大学大気海洋研究所教授は記者会見で「地球温暖化の影響を考えると、近いうちに同じような猛暑を経験することもあり得る」と話した。

10/09/02

■バス釣り大会、盛り上げよう 北島町商工会(徳島新聞Web)
 今切川と旧吉野川で3〜5日に開かれるブラックバス釣り大会「JBトップ50プロシリーズ第4戦」の盛り上げに、地元の北島町商工会が一役買う。大会最終日、メーン会場となっている同町高房の今切川水辺プラザにブースを出し、軽食やジュースを販売。主催団体の日本バスプロ協会(山梨県)と連携を深め、共同イベント開催の足掛かりとする。
 商工会は7月に水辺プラザが完成したのを機に、町活性化策としてバス釣りに着目。協会側からの要望もあり、大会参加者や見物人に需要が高い飲食ブースの出店を決めた。
 当日は、商工会加盟の3店がうどん、チヂミ、ジュースを販売。このほか会場には釣り具メーカーのブースも設けられる。
 JBトップ50プロシリーズは、日本のバス釣りプロ上位60人が腕を競う国内最高峰の大会で、今切川と旧吉野川では3年連続4回目の開催。1日当たり約500人の見物人が集まるが、商工会の出店は初めて。
 商工会と日本バスプロ協会は来年度以降、釣り教室や小規模大会の開催も検討する。商工会の天羽修会長は「幅広い年代がバス釣りを楽しめるメッカにしたい」と意欲的。協会は「地元の協力、理解が得られるのは心強い」としている。

10/09/01

■季節を告げる「秋太郎」水揚げ 鹿児島市魚類市場(373news.com)
 鹿児島に秋を告げる「秋太郎」(バショウカジキ)の水揚げが、鹿児島市城南町の市魚類市場で始まっている。1日早朝には、甑島近海産など約30本が入荷。体長2メートル、重さ30キロを超える大物もあり、仲卸業者らが威勢のいい声で次々と競り落としていった。
 市場関係者によると、今年は餌となる小魚が少ない上、荒天続きで漁を控える船が多く、入荷のペースは鈍いという。10月にかけて最盛期を迎え、多い日には500〜600本ほどが水揚げされる。海水温が下がる彼岸過ぎから脂が乗り、うま味も一段と増す。
 鹿児島県漁業協同組合連合会販売第一課の巻木博之課長補佐(45)は「刺し身が一番だが、空揚げや照り焼きもいい。地元特産の秋太郎をぜひ味わって」と話した。

■水死:魚釣りの大学生、ダムに転落−−出水(毎日jp鹿児島)
 31日午前9時40分ごろ、出水市下大川内の高川ダムで魚釣りに来ていた福岡市城南区七隈4、私立大4年、渕之上享平さん(25)がダムに転落、間もなく死亡した。死因は水死。
 出水署によると、渕之上さんは伊佐市に帰省中で、友人男性(25)と2人でブラックバスを釣りに来たという。少し離れた場所にいた友人は、大きな水の音で転落しておぼれている渕之上さんに気付き、飛び込んで救助した。ダムは水深約10メートル。のり面(高さ約8メートル)から転落したとみられる。

■今年の夏やっぱり暑かった… 113年間の観測史上最高(asahi.com)
 気象庁は1日、この夏(6〜8月)の日本の平均気温が統計を取り始めた1898年以降で最も高かった、と発表した。平年より1.64度高く、同庁は3日に専門家を集めた異常気象分析検討会を開くことを決めた。
 日本の平均気温は、ヒートアイランド現象など都市化の影響が少ない全国17地点の平年差を平均している。6〜7月の平年差はそれぞれプラス1.24度と1.42度だったが、8月がプラス2.25度で、3カ月間の平均を押し上げた。その結果、これまでの記録だった1994年の平年差プラス1.36度を0.28度上回った。
 気象台など全国154地点のデータを用いて集計した地域別でも、北海道(平年比プラス2.3度)、東北(同2.3度)、関東甲信(同1.9度)、北陸(同1.8度)、東海(同1.6度)で過去最高となった。札幌や仙台、東京都心、名古屋、舞鶴(京都府)など北日本から西日本にかけての55地点では統計開始以来最も高かった。西日本は8月中の平均気温が平年比プラス2.0度となり、過去最高だった。
 最高気温が35度以上となる猛暑日の日数は埼玉県熊谷市で計31日を数えるなど、富山市や大分市など11地点で最多を更新した。最低気温が25度以上の熱帯夜も計48日の東京都心など、計48地点で統計開始以来の新記録になった。
 気象庁は少なくとも14日ごろまで、最高気温が35度前後の厳しい暑さが続くとみている。

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