琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
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琵琶湖の湖底から
(2009/11)

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09/11/30

■熊野灘のフェリー座礁:船体の早期撤去要求など確認 漁業関係者ら連絡会議(毎日jp三重)
◇紀南、熊野両漁協など連絡会議
 フェリー横転・座礁事故について、漁業関係者らが対策を話し合う連絡会議が紀宝町であった。フェリー会社に対し、船体の早期撤去を求めていくことなどを決めた。
 地元の紀南、熊野両漁協など漁業関係者に加え、熊野、御浜、紀宝1市2町、県などから計25人が参加。漁業関係者からは「フェリー会社の対応は漁業軽視だ」との批判の声が上がった。またフェリー会社が、座礁現場の七里御浜海岸沖での解体方針を示していることに対し、「更に漁場に被害が出る」などの意見が相次いだ。【汐崎信之】〔伊賀版〕

■住民・釣り団体協定/津久見の四浦半島(asahi.com大分)
 釣り人たちに人気の四浦半島(津久見市)で、地元住民と釣り人の団体などがマナー向上を目指して協定を結んだ。高速道路の津久見インターチェンジの開通を機に年々釣り人が増加。これに伴い、海や岸辺にはごみが散乱し、車の騒音も問題化してきた。船釣りだけでなく、岸辺から釣る陸釣り(おか・づ)団体も参加しての協定締結は全国的に珍しいという。
 豊後水道に突き出す四浦半島は、アオリイカやマアジなどがとれる県内でも有数の漁場で、宮崎や福岡など県外からも多くの客が訪れ、釣りを楽しむ。01年に津久見インターが開通してからは特に増加傾向にあったが、これと同時にマナーの悪さも目立ってきた。
 岸辺や港には空き缶やペットボトルなどの生活ごみが捨てられるようになったほか、迷惑駐車も増え出した。特に問題となっているのが夜の騒音で、漁や仕事などで早くに床に就く住民とトラブルになり、中には釣りを禁止にした地区もあるという。
 そこで、地元住民や地元の釣り人団体などが話し合いを重ね、秩序ある遊漁を確立するためのルールを作ることにした。協定には「ごみや釣り具の投棄禁止」「道路や漁港などへの迷惑駐車の禁止」「毎月第2土曜日の午前6時〜翌日午前6時までの釣りの自粛」などを盛り込んだ。
 罰則規定などはないが、巡回などを通して四浦半島でのマナー向上を目指している。
 協定は「四浦半島遊漁協定」で、調印式には四浦区長会や県漁協の津久見支店、地元の釣り人団体で構成する四浦半島を守る会、財団法人日本釣振興会県支部の代表らが出席した。
 地元住民を代表して四浦区長会の大石正行会長は「地元住民にとって大変喜ばしいこと。きれいな四浦を取り戻したい」。四浦半島を守る会の広瀬修一郎会長は「幅広く一般人も含めてマナーの向上アップにつながってほしい」と効果を期待している。
 協定は来年1月1日に発効する。

■泥の中外来魚駆除関・中池「池干し」在来魚わずか数匹(Yomiuri On Line岐阜)
 関市黒屋の水田かんがい用ため池「中池」で29日、水を抜いて水質を改善する「池干し」が十数年ぶりに行われた。地元住民ら約100人が参加し、泥まみれになって魚の捕獲などに汗を流した。
 中池は、奈良時代に建造された県内最古の農業用ため池。付近の水田に給水しているが、長い間放置され、水質が悪化していたほか、外来魚が放流され、タナゴやモロコなどの在来魚がほとんどいなくなった。
 地元農家や岐阜・美濃生態系研究会のメンバーらが水を抜いた池に入り、泥の中ではねる魚をタモで捕獲。かつては3、4年ごとの伝統行事で、池底で動き回る人の姿が昆虫のゲンゴロウを思わせることから、池干し作業を「げんごろう」と呼んでいるという。捕獲されたのは、ほとんどがブラックバスとブルーギル、ヘラブナで、在来魚はマブナ、ナマズなど数匹だけだった。
 岐阜大と名城大の学生が外来魚を計測したところ、ブラックバスは10〜58センチが1338匹、ブルーギルは20センチ程度が912匹、今年生まれた3センチ程度が3万9643匹だった。岐阜大地域科学部の向井貴彦准教授は「池干しすることで、外来魚を駆除し、腐った水草などでヘドロ状になった池底がきれいになり、水が浄化される」と効果を話した。
 中池いけ干し実行委員会発起人代表の石木和春さん(63)は「全国豊かな海づくり大会を来年に控え、多くの人の協力で池干しができた。3年間は続け、きれいな中池を取り戻したい」と喜んでいた。

■池干し、ブラックバス駆除 関・中池クリーン作戦(岐阜新聞Web)
 関市塔ノ洞の農業用ため池・中池で29日、水質改善を目的とした「池干し」が十数年ぶりに実施され、地元住民ら約100人が泥にまみれながら魚をすくい出した。併せて、在来生物の生存を脅かすブラックバスなど特定外来生物を駆除した。
 地元農家などでつくる中池いけ干し実行委員会(石木和春委員長)が主催。かつて2、3年に1度行っていた池干しは近年、釣り人や下流域への配慮から見合わせていたが、水質悪化が目立ち始めたことから実施を決めた。
 中池の貯水量は約28万立方メートル。9月から水抜きを始め、この日はわずかに残った水の中から生物を網ですくい出した。大量のコイやヘラブナとともに見つかったのは、特定外来生物として飼育や運搬が禁止されるブラックバス約1300匹とブルーギル約4万匹。一方、在来生物はマブナ、ナマズ、スジエビがわずかに保護されたのにとどまった。
 池は年明けまで干し続け、来年の田植えに向けて雨水をためるという。

■びわ湖検定 初の1級233人挑む(Yomiuri On Line滋賀)
 滋賀の観光や歴史などの知識を問う「第2回びわ湖検定」が29日、草津市の立命館大びわこ・くさつキャンパスであり、県内外の1045人が挑戦した。
 今年は、前回の同検定で2級に合格した人だけが挑戦できる1級試験(記述式)を初めて実施。制限時間90分で、1級に233人、2級に522人、3級に290人がエントリーした。
 実行委によると、3級では、県内の伝承や琵琶湖の基本的なデータなどについて問い、2級では各地の産業や城跡などに関して出題。1級では、織田信長が安土山に城を築いた理由(50〜150字以内)など歯ごたえのある問題を載せたという。合格者には、観光施設への割引入場などの特典がある。
 休日にボランティアガイドをしているという草津市上笠、会社員寺井一二三さん(64)は「勉強で得た知識をガイドに生かしたい」と話し、1級に挑戦した大津市石山寺、病院職員岡角良博さん(46)は「自分の住む滋賀をよく知る良い機会。問題は難しかったですね」と話した。

09/11/29

■熱気球琵琶湖横断:ふわり湖上遊覧 26機が近江白浜から対岸まで20キロ(毎日jp滋賀)
 ふわり、湖上トリップ−−。28日、熱気球愛好グループによる琵琶湖横断レースが行われた。高島市安曇川町の近江白浜湖岸を出発した26機が、南東対岸の東近江市〜安土町まで約20キロの距離を約30分で飛行した。
 日本気球連盟公認レース。全国各地で行われるレースのうち湖上飛行は珍しいといい、関西を中心に全国から参加があった。近江白浜湖岸の砂浜には、まだ暗いうちからチームが集合。北西寄りの風具合もよく、午前6時半ごろからバルーンに風を送ってふくらませ、ガスボンベで熱炎を噴射。同50分ごろから湖上へと次々に離陸した。
 熱気球の飛行方向は風任せ。狙いの風をつかむため、高度を調整しながら飛行した。風の条件がよければ、29日もレースが行われる。【塚原和俊】

■環境活動、子どもら発表 草津びわ湖・まるエコ・DAY開幕(京都新聞電子版)
 環境問題に関心を持つ人たちの交流を目的にした「びわ湖・まるエコ・DAY2009」(同実行委員会など主催)が28日、滋賀県草津市の琵琶湖博物館で始まった。
 この日は、県内で環境学習に取り組む子どもたちによる「淡海こどもエコクラブ活動交流会」が行われ、子どもたちがふだんの活動について発表した。この中で、エコクラブ大賞には、水と暮らしをテーマに、地域の水の神や雨ごいの行事「喜雨来の踊り」を伝える発表を行った「山内エコクラブ」(甲賀市)が選ばれた。
 また、11月上旬に中国湖北省武漢市で開催された「第13回世界湖沼会議」へ参加した小学生の報告もあった。
 12月6日まで(30日は休館)。無料。期間内には、県内で環境問題へ取り組む85団体の活動を紹介するパネル展示や糸つむぎの体験会、地産地消をテーマにした交流会などが行われる。

■ボートに絡まる釣り糸、選手に刺さる針…戸田漕艇場(Yomiuri On Line)
 練習中の学生に釣り針が刺さる事故があったうえ、戸田競艇では釣り糸がスクリューに絡まってボートが失速するトラブルも。注意した学生に食ってかかる釣り人もおり、両者のイタチごっこが続いている。
 戸田漕艇場は、1964年の東京五輪競技会場になったボート専用コースで、全長2500メートル、幅90メートル。大学や実業団のチームが練習に使っているほか、公式大会も開かれている。コースを作る際、横を流れる荒川から水を引いたため、当初からフナやコイなどが生息し、コースの隅で糸を垂れる釣り人はいたという。
 しかし、時期は定かでないが、何者かがルアー釣りで人気のブラックバスを放してから状況が一変。投げ釣りをする人が増え、岸から数十メートル先を通るボートに当たったり、オールに絡まったりするトラブルが続出するようになったという。
 漕艇場を含む戸田公園を管理する県公園緑地協会は、人が出入りできる南側一帯に5年ほど前から「釣り禁止」の看板を掲示。職員らが見回りを行い、多い日には10人ほどの釣り人に注意することがある
 各チームの監督・コーチも、「釣り針をコースに捨てていく者もおり、転覆した学生がケガする恐れがある」(鈴木崇司・一橋大学端艇部総監督)として、今年度から見回りなどの監視強化に乗り出した。
 それにもかかわらず、5月には、カヌーの夜間練習をしていた女子学生(21)の手に釣り人が投げた針が刺さる事故が発生。針の先端に魚が抜けないようにした「返し」があったため、救急車で病院に搬送され、切開してようやく取り除いたという。この学生は「釣りをやめるよう頼むと『ふざけるな』と言われ、怖いこともある」と困惑顔だ。
 また、コース西側500メートルを使う戸田競艇では、スクリューに釣り糸が絡まったのが原因とみられるレース中の失速が、今年度だけで3件起きている。スタート地点などを示すため、水上4メートルに張ってあるワイヤに釣り糸が絡まり、針がぶら下がっていることもあるという。
 戸田競艇組合は「夜間に侵入する者もおり、すべて対処するのも難しい」と苦り切った様子だ。県ボート協会の和田卓理事長(65)は「立ち入り禁止区域の鉄柵を壊して入る者もいる。人がいるところでの投げ釣りなど非常識極まりない」と憤るが、夜釣りに来ていた東京都内の男性会社員(36)は「ボートが来たらリールを巻いて迷惑をかけないようにしている」とさおを振り続けていた。

09/11/28

■バショウカジキ2匹とも死ぬ(asahi.com福島)
アクアマリン、人工飼育75日
 いわき市のアクアマリンふくしまで世界初の人工飼育が続けられていたバショウカジキ2匹が、27日までに相次いで死んだ。紀伊半島沖で捕獲され、9月14日に同館にやって来て以来、人工飼育の世界記録は75日間で途絶えた。
 同館によると、1匹は25日、もう1匹は27日に、いずれも早朝に職員が確認した。バショウカジキは同じ水槽にいるマイワシを狙い、上あごの骨が伸びた吻端(ふんたん)と呼ばれるくちばしを打ち付けるなどして捕食。しかし、2匹とも水槽の壁にくちばしをぶつけ、途中で折れていた。解剖の結果、胃や腸にえさの一部が残っており、寄生虫や細菌感染は確認できなかった。ともに幼魚で、雌雄は分からなかったという。
 搬入時は体長約80センチ、体重約700グラムだったが、死亡時は体長が10〜16センチほど大きくなり、体重も2倍前後に増えていた。1匹は飼育員による餌付けにも慣れ始めていたという。

■アユ密漁:人気の「子持ち」密売か 県漁業規則違反の疑い、8人書類送検(毎日jp滋賀)
 琵琶湖に注ぐ河川の上流に産卵のため遡上(そじょう)するアユを密漁したとして、県警生活環境課と長浜、木之本両署が、禁漁期間に5件の密漁にかかわった8人を県漁業調整規則違反の疑いで書類送検していたことが分かった。子持ちアユは食材として人気があり、同課は岐阜県内の料理店に卸売りする密売ルートがあるとみている。【後藤直義】
 捜査関係者などによると9月16日早朝、長浜市の姉川河口付近で、クーラーボックスを用意した男2人が現れた。投網で繰り返しアユを引き揚げると、子持ちのメスだけをより分け、約3キロを箱詰めした。その他の魚は捨てていたという。「毎朝、密漁者らしき男がいる」との情報を受けた県職員が前夜から張り込み、長浜署に通報した。
 同署は、2人を同規則違反容疑で長浜区検に書類送検。調べに対し、「アユを岐阜県の小料理屋に流すルートがある」と供述したが、今回の密漁は「自分で食べるために捕った」と不自然な主張をしているという。
◇禁漁期間中、25件の違反
 一方、県水産課は禁漁期間中(8月21日〜11月20日)を中心に、パトロールなどで25件の規則違反を確認した。同課職員によると、9月下旬には彦根市内の河川で、「禁漁期間」と書かれたのぼりのそばでアユ釣りをする男性4人を発見。約30匹釣り上げていた1人が放流を拒んだため、約30分もみ合いになったという。最終的に男性は放流に応じたが、職員は「塩焼きにして食べようとしたのでは。資源保護という考えは希薄です」と話していた。
 県はアユを保護するため、同規則で禁漁期間を定めており、違反すると懲役6月以下または10万円以下の罰金を課せられる。

■熱気球、琵琶湖を渡る 32チーム離陸(京都新聞電子版)
 滋賀県高島市安曇川町で、「熱気球琵琶湖横断」(同実行委員会主催)が28日から2日間の日程で始まり、京阪神を中心に集まった32チームの熱気球が晩秋の琵琶湖上空を彩った。
 日本気球連盟公認の大会で今年33回目。風が弱いなどの理由から昨年まで6年連続で町内飛行のみだったため、琵琶湖を横断するのは7年ぶり。
 スタート地点の近江白浜水泳場では、あいにくの小雨交じりの天気だったが、北北西の風が吹く絶好の条件。午前7時ごろから、熱気球が浮上し、大勢の人が見送る中、対岸にあるゴール地点の東近江市能登川町付近を目指して飛び立った。
 大阪市から写真撮影に来た会社員住吉治美さんは「カラフルでとてもきれい」と、盛んにシャッターを切っていた。

■県道路公社、「米プラザ」の出店業者募集(Chunichi Web滋賀)
 県道路公社は、来年4月から琵琶湖大橋西詰にある道の駅「びわ湖大橋米プラザ」(大津市今堅田)内県特産品販売所の営業を委託する業者を募集する。
 県内に主たる事務所を持つ業者で、期間は3年間。県内で生産される農水産物を展示・販売する。
 同販売所は2006年から現在のように特産品を扱うようになったが、今年3月に管理業者が経営不振に陥り、いったん閉店。4月から琵琶湖汽船食堂が1年間の期限付きで運営している。
 応募期間は12月1〜18日。募集要項は公社経営企画課で配布し、公社ホームページからもダウンロードできる。
 問い合わせは同課=電077(524)0141=へ。(曽布川剛)

09/11/27

■オオワシ、越冬の旅 国の天然記念物 琵琶湖に飛来(asahi.com)
 ロシアのカムチャツカ半島などに生息するオオワシ(国天然記念物)が、越冬のため滋賀県湖北町の山本山に飛来し、羽を休めている。秋晴れとなった27日も、枯れ木にとまり、琵琶湖の魚や水鳥などの獲物を探す姿が見られた。
 同町の湖北野鳥センターによると、12年続けて飛来しているメスで、羽を広げると約2.4メートルになる。同センターの植田潤専門員は「毎年、この時期に姿を見せ、ブラックバスなどを捕ってくれる。年老いた鳥なので今年も来てくれて安心した」と目を細める。例年、2月下旬ごろまでいるという。

■熱気球琵琶湖横断(京都新聞電子版)
 「熱気球琵琶湖横断」が28〜29日、高島市安曇川町近江白浜水泳場を起点に行われる。
 東近江市能登川付近を目指し、二十数チームが琵琶湖横断レースを行う。午前6時半から。びわ湖高島観光協会TEL0740(22)6111。風が弱い場合は町内飛行となる。
 また同町の青柳小グラウンドで体験搭乗会(28日、予備日29日。午前8時〜10時、先着150人。無料)も行う予定。
 天候に左右されやすく、開催の有無は当日会場での確認が必要。

■琵琶湖:溶存酸素濃度、回復 台風で湖水混交?−−昨秋、過去最低(毎日jp滋賀)
 琵琶湖北湖で昨秋、湖底の溶存酸素濃度が過去最低となった問題で、今年は濃度が平年程度に回復したことが分かった。発表した県琵琶湖環境科学研究センターは、台風18号などの影響ではないかとみている。
 同センターによると、北湖では昨年11月、高島市今津町沖の水深90メートルの湖底付近で、溶存酸素濃度が調査を始めた79年以降最低の1リットルあたり0・5ミリグラムを記録。貧酸素状態で湖底の浄化能力が落ち、生物への影響が心配されていた。
 今年10月初旬には、平年(4・1ミリグラム)を大幅に下回る2・5ミリグラムだったが、中旬以降回復し、今月24日には3・8ミリグラムまで上昇した。台風18号や夏に吹いた強い北西風で湖水がかき混ぜられた可能性があるという。
 ただ、湖底に有機物が堆積(たいせき)する7〜10月の酸素濃度は平年以上のペースで低下しているといい、同センターの石川俊之研究員は「酸素濃度が急激に低下するメカニズムは明らかになっておらず、安心できない。湖底の性質が変わったのかも知れない」と話している。【稲生陽】

■転落少年を救助 釣り人らお手柄(asahi.com滋賀)
【長さ4.5メートル ゴムホース、命綱に投げる/長浜の岸壁】 
 長浜市港町の長浜港で25日夜、市内のアルバイト少年(19)が過って岸壁から琵琶湖に転落。事故を知った釣り人ら2人が協力して、少年に向け命綱のゴムホースを湖面に投下し、無事救助した。長浜署は近く2人を人命救助で表彰する。
 事故があったのは、同日午後6時20分ごろ。近くで釣りをしていた米原市三吉の農協職員岩村正起さん(35)は、暗闇の湖面で「ドボン」という音を耳にした。持参のライトを向けたところ、人が落ちていた。
 「大丈夫か」。岩村さんは声をかけながら、自転車で通りかかった女性に「だれか連れてきて」と依頼。近くのホテル前で女性から声をかけられた宿泊客の愛知県豊川市市田町、会社員宇都野順也さん(36)は、長さ4.5メートルの散水用ゴムホースをホテルから借りて現場に。岩村さんのライトで照らされた少年目がけホースを投げ、体に巻き付けさせて引き揚げた。
 宇都野さんは「人手と道具があれば何とかなると思った。少年は着ている服が水を含んで泳げそうにはなく、引き揚げた後も疲れた様子だった」と気遣っていた。

09/11/26

■ロープ代わりにホースで救助 長浜の琵琶湖 男性無事に(京都新聞電子版)
 滋賀県長浜市港町の長浜港で25日午後6時20分ごろ、市内のアルバイトの男性(19)が琵琶湖に転落し、近くにいた人たちがロープ代わりに水まき用ホースで無事救助した。長浜署が26日に発表した。
 同署によると、転落場所は水深約4メートル、水温13度で「近くに人がいなければ、助からなかったかもしれない」としている。救助したのは米原市の農協職員岩村正起さん(35)と愛知県豊川市の会社員宇都野順也さん(36)。釣りに来ていた岩村さんが「ドボン」という音を聞き、懐中電灯で男性を発見。そばにいた宇都野さんが近くのホテルでホースを借り、2人で岸に引き上げた。男性にけがはなかった。

■琵琶湖転落の男性をロープ代わりのホースで救助(Sponichi Annex)
 滋賀県長浜市の琵琶湖で25日午後6時20分ごろ、同市内のアルバイトの男性(19)が岸壁から約1・5メートル下の水面に転落、近くにいた人たちがロープ代わりに水まき用ホースを探してきて投げ込み、無事救助していたことが分かった。長浜署が26日明らかにした。
 同署によると、転落場所付近は水深約4メートル、当時は気温12度、水温13度。辺りは既に真っ暗で「近くに人がいなければ、助からなかったかもしれない」としている。
 救助したのは同県米原市の農協職員岩村正起さん(35)と愛知県豊川市の会社員宇都野順也さん(36)。長浜署や岩村さんによると、釣りに来ていた岩村さんが「ドボン」という音を聞き、懐中電灯で男性を発見。そばにいた宇都野さんが近くのホテルでホース(長さ約4・5メートル)を借り、2人で岸に引き上げた。男性にけがはなかった。
 岩村さんは取材に「寒かったから心配したが無事で良かった」と話した。

■【フェリー横転】社長「現場で解体」船内なお重油300キロリットル(msn産経ニュース)
 三重県熊野市沖の熊野灘でフェリー「ありあけ」が横転、座礁した事故で、現場での解体、撤去を明らかにした運航会社「マルエーフェリー」(鹿児島市)の有村和晃社長が25日、津市の三重県庁を訪れ、油の流出防止など5項目にわたる回答書を提出した。17日に県が出した要請書に基づく回答だが、流出油の回収完了時期などには触れておらず「流出防止と残油の抜き取りを最優先に考えている」などの回答にとどまった。地元では漁業などへの影響が出ており、有村社長は地元への説明会を1週間以内に開催する意向を示した。
 回答書提出の冒頭、県防災危機管理部の東地隆司部長は有村社長に対し、「漁業など地元の関係者は非常に不安がっている。十分に地元と話し合ってほしい。船主としての誠意が見られない」と注文をつけた。
 回答書では、船内にまだ300キロリットルの重油が残っており、抜き取りを早急に実施するとしたほか、一刻も早く流出油の回収に努めると回答した。船体の早期移動については、最優先とする流出防止と残油抜き取りに続いて、サルベージ会社との調査をもとに船体撤去の判断を早急に行いたいとした。
 提出後に会見した有村社長は、地元関係者への説明が不十分との県の指摘をもとに、「正確な情報を流せるよう、早いうちに説明会を開きたい」として、1週間以内の開催に言及。一方で、油の抜き取り作業が完了するメドがたっていないことを明らかにし、「これから(調査を進めて)見通しを出す」と語った。

■釣り場のトラブル解消へ「協定」(大分合同新聞oita-press)
 津久見市の四浦半島を対象地区に、釣りマナーの向上を目指した「四浦半島遊漁協定」の調印式が27日、同市役所で行われる。来年1月1日から発効する。
 モイカやアジなどの好漁場のため、釣り方やごみの散乱などで釣り人と地元住民、漁業者との間でトラブルが発生してきた。“釣り禁止”の動きも広まりそうなほど深刻化したため、釣り人らによる「四浦半島を守る会」(広瀬修一郎会長、会員203人)では、釣りシーズン前後の春、秋に一般参加を呼び掛けて「四浦半島清掃事業」を続けており、ことし10月25日に第7回の清掃が行われた。
 協定はこうした地道な事業が発展した。協定締結に参加するのは市四浦区長会(大石正行会長、419世帯)、県漁協津久見支店(松下満寿雄運営委員長、699人)、四浦半島を守る会、日本釣振興会県支部(北村東太支部長、法人20、個人32人)。
 対象となるのは、四浦荒代から四浦高浜の陸から行う遊漁。主な禁止や自粛事項は、ごみや釣り具、残ったまき餌などの投棄、漁港や道路の迷惑駐車、夜間の騒音(長時間のアイドリング、大声など)、地区住民に不快な思いをさせる場所での大小便、漁船航行や操業に支障のある遠投など、車両の通行の妨げになる道路や護岸からの釣り―など。加えて、毎月第2土曜日(県内一斉休漁日)の午前6時から翌日の午前6時までの釣り自粛や協定参加者の目印着用なども盛り込まれている。

■琵琶湖の外来魚回収 過去最高ペース(産経関西)
 琵琶湖の生態系を脅かすブルーギルやブラックバスを減らそうと、滋賀県が釣り人に協力を求めている外来魚回収ボックスなどでの回収量が、9月末までの半年間で12・5トンとなり、上半期の最高記録を更新したことが25日、わかった。今年から子供向けや地元企業の釣り大会の開催に力を入れたのが影響したとみられる。
 県琵琶湖再生課は「釣りを楽しみながら環境保全に寄与できることが広く浸透してきた。何とか20トンの大台に乗せたい」としている。
 県は平成15年に回収ボックスと網のいけすを漁港や湖岸の公園に設置。「ありがとうノーリリース」の標語を掲げ、釣った外来魚を放流しないよう呼びかけてきた。回収量は当初、年間9トン程度だったが、今年は過去最高の17・4トンを記録した昨年の上半期(12・3トン)を上回るハイペースとなった。
 県によると、今年は外来魚の回収量を増やすため、ルアー釣りの盛んな場所にボックスなどを9カ所増やし87カ所に増加。このほか、地元企業や団体から「外来魚駆除協力隊」への参加を募集した。
 5月には、大手住宅メーカーが社員約150人を集めて釣り大会を自主開催。小中学生が夏休み中に外来魚を釣った数を競う「びわこルールキッズ」も対象を県内限定から全国に拡大させた。
 県はさらに回収量を増やそうと冬場でも釣り客の多い彦根、長浜地区に臨時回収ボックスを増設する予定で、外来魚駆除の釣り大会を1月と3月に追加開催することにしている。

■北湖「生物住める環境に」(Yomiuri On Line滋賀)
 県琵琶湖環境科学研究センターは25日、琵琶湖北湖で実施している湖底(深さ約90メートル)の水質調査で、24日に高島市今津町沖の1リットル中の酸素濃度が3・8ミリ・グラムを観測し、最低値を記録した昨年の0・5ミリ・グラムを大きく上回ったと発表した。センターによると、過去10年間の平均値まで上がっているといい、「生物がすめる環境に戻ったのではないか」としている。調査は24日に実施。同沖では月2回、定期調査などを行っており、今年は10月5日の調査では2・5ミリ・グラムだったが、同19日には3・6ミリ・グラムまで上昇していたという。
 担当者は、「10月に台風が通過した際、深水層内の上下層が混ざり合って上昇したのではないか。今後もプランクトンなどの生物調査や湖水の流動調査などを通し、酸素濃度が変化する実態の解明に努めたい」としている。

09/11/25

■暖冬、少雪の見通し 気象庁、12〜2月の予報(asahi.com)
 気象庁は25日、12月〜来年2月の3カ月予報を発表した。太平洋上で発生しているエルニーニョ現象の影響で、平年より暖かくなる可能性が高く、日本海側での降雪も少ない見込みという。
 気象庁によると、6月に7年ぶりに発生したエルニーニョ現象が来年春まで続く影響で、日本の南で高気圧が強まる。この結果、日本付近で西高東低の冬型の気圧配置が長続きしないのが原因という。
 一方、東日本と西日本の太平洋側は前線や低気圧の影響を受けやすくなり、平年より曇りや雨の日が多くなる見込みだ。

■「地域の人が喜ぶ最高のサンマ」 遊木漁港で水揚げ本格化 流出油の影響なく漁師ら安堵(紀南新聞ネット版)
 紀南地方髄一のサンマ基地・熊野市遊木町の遊木漁港で水揚げが本格化している。8隻計約25人が、熊野灘沖で半日かけて棒受け網漁を行い、光り輝く大量の魚体約25dの水揚げに漁師らはにんまり。「脂が抜けて身が引き締まった最高のサンマが捕れた」と顔をほころばせていた。
 漁師たちは、午後10時ごろから8隻で出港。同町沖約50`の熊野灘の漁場で、1万ワットの強い光で魚を網におびき寄せる棒受け網漁を行った。12時間後の翌朝午前10時ごろに帰港。
 船倉いっぱいに詰まった体長約35センチのサンマを、たもですくい、水揚げしていた。仕分け台の周りに集まり、品定めしていた仲買人らからも「こりゃえ〜形や」と連呼。白い息を吐きながら、目の色や体の形やサイズをチェックしていた。
 熊野沖のサンマは、千葉県沖から南下する際に脂が抜け、丸干し作りに最適。漁業関係者によると、今季は昨季よりも体長が2〜3a大きく、形もまずまずという。市場価格は、1キロ当たり250円前後で、5月末までに例年並みの約2300dを見込んでいる。
 今月13日朝に御浜町沖で発生した大型フェリー横転事故による油流出で、漁への影響が心配されたが、現在のところ異常はなく、組合員たちもホッとひと安心だ。
 丸干しの材料を仕入れに来ていた熊野市新鹿の水産加工業の男性(66)は「遊木のサンマは、内臓にえさが残っておらず丸干し作りに最適。今年もいい製品が作れそう」と話していた。主に、熊野市内の加工業者に出荷され、丸干しや開きにされる。

■生物多様性保全経営で金利優遇 「全国初」と滋賀銀(Chunichi Web)
 滋賀銀行は25日、生態系や種の保存など「生物多様性」の保全に配慮した経営をしているかどうかの格付けを基準に、取引企業の融資金利を優遇する制度を始めたと発表した。二酸化炭素(CO2)排出量削減や使用済み製品のリサイクルで環境評価する金融機関はあるが、同銀は「生物多様性の観点からの金利優遇は初めて」としている。
 設定した指標は「経営方針」「推進・管理体制」「活動の実施」「普及啓発・活動の公表」の4分野。保全への取り組み状況や自然再生への貢献度、研究機関との協力などを、独自基準を基に100点満点で評価する。
 例えば、取水する企業が水質の改善に取り組んだり、地元の郷土料理の「ふなずし」を扱う業者が稚魚を琵琶湖に放流したりした場合、高評価を受ける。環境保護を促す一方、企業のブランド価値向上につなげるのも狙い。
 滋賀銀は既に、CO2削減などの取り組みに応じて金利を最大0・5%優遇している。今回の基準を満たせば、さらに0・1%引き下げられる。同銀は対象企業が生物多様性の保全に必要となる設備投資に資金を回すことを求めている。(共同)

■生物多様性の保全、貢献度を格付けし金利優遇 滋賀銀(asahi.com滋賀)
 3千万種といわれる地球上の多様な生き物を守ることに貢献しようと、滋賀銀行(本店・大津市)は、取引先企業がこの問題にどう取り組んでいるかを独自に評価・格付けし、上位の企業には融資金利を優遇する。来年10月に名古屋市で生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開かれるのに伴い、金融機関の側から企業に環境対策を促す狙いだ。25日に導入する。
 格付けは、企業の「生物多様性の保全」に向けた活動を評価。経営方針、日ごろの企業行動、普及態勢の確立など8項目について点数化し、100点満点で指標化する。
 例えば、使用後は土に戻るプラスチックを商品の包装に使ったり、輸送トラックの燃料をバイオ燃料に切り替えたりすると、有害な廃棄物を生じさせない取り組みとして高得点をつける。NPO、NGOとの連携も考慮される。
 滋賀銀行は、05年から主に温室効果ガス削減への取り組みとして「しがぎん琵琶湖原則」を導入。県内外の4500以上の事業所を5段階に格付けし、最上位の評価「取り組みが先進的」の企業には、融資で金利を0.5%優遇してきた。今回の格付けでも、基準を満たせば0.1%を優遇する方針で、従来と合わせると新規融資で最大0.6%を優遇することになる。
 COP10の日本開催を控えながら、生物多様性の保全をめぐる国内の関心は低い。内閣府の6月の世論調査では、生物多様性という言葉を「聞いたこともない」と答えた人が6割以上いた。環境省生物多様性地球戦略企画室は「これまで対策は大企業中心だったが、地方の金融機関がかかわることで、多くの事業者に対策を促すことが期待できる」と評価する。
 滋賀銀行広報室の担当者は「琵琶湖では藻が異常に発生して観光船の航行に影響が出るなど、生態系と経済活動には密接な関係がある。企業がこうした点に気づくよう促したい」と話す。(高久潤)

09/11/24

■カワウ捕獲最多1万9641羽 3〜9月 秋の生息数最少に 県調査(Yomiuri On Line滋賀)
 食害やフン害で琵琶湖周辺の漁業や環境に甚大な被害を与えているカワウの今シーズン(3〜9月)の捕獲数が、2004年の調査開始以来最多の1万9641羽に達したことが、県自然環境保全課などのまとめでわかった。秋季の生息数も2万9968羽と最少を記録。同課は「捕獲人員と日数をこれまで以上に増やしたことが要因」としている。
 県は2004年から毎年、カワウの被害が特に大きい竹生島(長浜市)と伊崎半島(近江八幡市)で大規模な捕獲作戦を実施。繁殖時期に当たる5〜7月頃に、県猟友会メンバーらが散弾銃を用い、1万6000〜1万3000羽を捕獲していた。
 ただ、07年までは繁殖数が捕獲数を上回ったために大きな効果が出ず、08年はエサのアユが大漁だったことなどから生息数が前年の2倍で、04年以降最多の7万4688羽まで増えてしまった。
 このため、県は09年度のカワウ対策事業として07年度の約4倍の2000万円を計上。捕獲に携わる県猟友会のメンバーらも約70〜150人から約400人と強化した。捕獲を実施した日数も、特に生息数の多い竹生島では、例年の約20日間を67日間と3倍以上に増やし、徹底的に駆除に当たった。
 同課は「目標とする生息数は4000羽。ある程度の数に到達するまで、捕殺することはやむを得ず、来年以降も徹底して駆除していく」としている。

09/11/23

■釣り愛好家らが湖底清掃 諏訪湖に潜る(Chunichi Web長野)
 水質汚濁が問題になっている諏訪湖で22日、釣り愛好家グループが主催する初の湖底清掃が行われた。厳しい寒さの中、ボランティアダイバー11人が次々と湖底に潜り、廃タイヤや自転車など4トントラック1台分を引き上げた。
 呼びかけたのは「諏訪湖の会」(栩木(とちぎ)亮代表、30人)。趣味の釣りをきっかけに集まった仲間で現在は湖を取り巻く環境対策にも活動の幅を広げている。全国で毎年150カ所の湖底、海岸の清掃活動を行っている財団法人日本釣振興会の支援で実現した。県内の湖底清掃は野尻湖、木崎湖に次いで3カ所目。地元漁協、釣り組合も船やボランティアを出して協力した。
 清掃範囲は湖の南東岸約2万平方メートル。ボンベを背負ったダイバーたちが約2時間、潜水を繰り返した。湖底はヘドロが渦巻き、水温7度と厳しい条件で「潜って5分で皮膚の感覚がなくなる」と話すダイバーもいた。
 主な引き上げ品は、廃タイヤ33本、自転車3台、ボート船外機2機、ヨットラダー1本、ドラム缶1本など。そのほか、多量のペットボトル、空き缶などのごみ類が湖畔に積み上げられ、参加者でトラックに運んだ。
 栩木代表は「釣りを楽しむ者として湖に恩返しがしたかった。これからも定期的に実施したい」と話していた。(梅村武史)

■ごみや釣具を河口湖で回収 NPO釣り環境保全連盟(山梨子日日新聞WEB版)
 富士河口湖町のNPO法人「日本釣り環境保全連盟」は22日、河口湖でワームやルアーなどを回収する清掃活動をした。
 県内外から10人が参加し、同町船津地区で実施。ダイバー3人は水中に潜って湖岸近くの湖底から釣具やペットボトル、空き缶などを回収。同町の釣り専門学校の学生は水際や浅瀬のごみを拾った。
 計23・5キロのごみを回収。同連盟事務局は「年々ごみは減少している。湖の環境保全のため、今後も活動を続けていきたい」と話していた。

09/11/22

■フェリー横転から10日、船体撤去メド立たず(Chunichi Web)
 三重県沖でフェリーありあけが座礁した事故は、発生から23日で丸10日。船体は吉野熊野国立公園に指定された浜辺から約250メートル先の浅瀬に横たわったまま。「撤去のめどが立たない」。船体から積み荷と燃料も流れ出し、漁業関係者が途方に暮れている。
 事故直後、浜辺で直径約5ミリの粒状のプラスチック「レジンペレット」が大量に見つかった。ありあけの積み荷だ。海上にも浮遊し、燃料回収のため出航した漁船の冷却装置をつまらせ、エンジンを故障させる始末。
 浅瀬に乗り上げたありあけにはまだ数百キロリットル以上の燃料が残り、サルベージ会社の作業船が毎時約5キロリットルのペースで抜き取り作業を続けるが、遅々として進まない。尾鷲海上保安部はレジンペレットの回収に人員を取られ、海に漂う油除去にまで手が回らない。

■琵琶湖岸の砂浜に悪戦苦闘 野洲で自転車レース、370人参加(京都新聞電子版)
 野山や芝生などの不整地を走って順位を競う自転車レース「シクロクロス」が22日、滋賀県野洲市西河原のビワコマイアミランドで行われた。
 京都府自転車競技連盟主催。UCI(世界自転車競技連合)の公認を受け、来年1月31日にチェコで行われる世界選手権の代表選考を兼ねており、海外を含む370人の参加者が速さを競った。
 コースには、琵琶湖岸の砂浜が含まれており、参加者は足首まで埋まる深い砂に悪戦苦闘。最上級のカテゴリー1で、レース序盤から先頭を走り優勝した辻浦圭一選手(チームブリヂストン・アンカー)は「砂浜のコースはきつかったが、集中力を切らさず、世界選手権をイメージして攻めの走りができた」と話していた。

■十数年ぶり外来魚駆除へ、関の中池で池干し 池干しが行われる中池(Yomiuri On Line岐阜)
 関市黒屋にある県内最古の水田かんがい用ため池「中池」で、水を抜いて水質を改善する「池干し」が29日、地元住民らの手によって十数年ぶりに行われる。きれいな水で稲作ができるようにするとともに、身近な生物の生息場所を復元するため、外来魚を駆除する。(中村和男)
 中池は、奈良時代の719年に建造された農業用ため池。面積40・5ヘクタール、貯水量27万7000立方メートルで、現在は関市が周辺施設を、地元農家らが水をそれぞれ管理し、農家94戸の田んぼに給水している。池干しは、池底にある鉄のふた(直径約25センチ)を開け、泥と水を流す。かつては3、4年ごとに実施され、地元住民らが総出で貴重なたんぱく源のコイやフナを捕まえるのが伝統行事だった。
 市は、1973年から77年にかけて堤体や取水施設の改修を実施。95年から2001年にかけては護岸道路や水生植物園、遊歩道などを作り、都市公園として整備した。その際に水を半分ほど落としたことはあるが、本格的な池干しは十数年前にさかのぼるという。
 この間、一部の人たちがブラックバスやブルーギルなどの外来魚を放流したりしたため、在来種がほとんどいなくなり、放置された池は水質が悪化、異臭を放つようになった。
 このため、地元自治会や農事改良組合ら10団体が中心になって先月、「中池いけ干し実行委員会」を設立。29日は池の水を抜くと同時に、絶滅危惧 (きぐ)種の保全などを行っている岐阜・美濃生態系研究会の協力を得て外来魚の駆除も実施する。来年1月に貯水を始め、6月中旬には在来魚を放流する。発起人代表の石木和春さん(63)は「本来は農業用ため池。きれいな水でコメ作りをしたい」と願っている。
 一方、ルアー釣り愛好家にとっては都市公園内の絶好の釣り場を奪われることになる。実行委は23日、関市役所で池干しの勉強会を開き、立場の異なる人たちと意見交換する。山口大の遠藤克彦名誉教授(環境生物学)は「きれいな水を守るには、外来魚を駆除して在来の魚が住める本来の自然を取り戻すことが大切だ」と話している。

09/11/21

■水環境を考える 九州「川」のワークショップ(佐賀新聞ひびのニュース)
 「第9回九州『川』のワークショップin佐賀」(同実行委員会主催、佐賀新聞社など後援)が21日、佐賀市の佐賀大学で始まった。九州の水環境を守る活動を続ける人たちがステージ発表やパネル展示で取り組みを発表し、よりよい水環境をはぐくむ方策について考えた。22日まで。
 九州各地から子どもの部6団体、大学・高校7団体を含む全42団体が登壇し、約200人が会場を訪れている。各団体は「自然環境保護」や「防災」、「地域づくり」など多彩な切り口で活動を紹介し、参加者と意見を交わした。
 武雄高校科学部の森洋夫君(2年)、小林拓馬君(1年)、武富勇人君(同)の3人は、武雄市の池の内湖で取り組んだ外来魚駆除の試みについて発表。NPO法人唐津環境防災推進機構は、地域で取り組んだ防災マップ作成を紹介し、子どもたちの参加を促すために「来年は防災キャンプの開催を考えている」と今後の計画を話していた。
 最終日は午前9時から、全体討論会などを開く。

■横転フェリーの樹脂粒原因、漁船故障相次ぐ(Yomiuri On Line)
 三重県御浜町沖のフェリー「ありあけ」(7910トン)横転事故で、積み荷から流出したとみられるプラスチック中間原料の樹脂粒「レジンペレット」が拡散し、漁船などのエンジンの冷却装置に吸い込まれ、故障するトラブルが相次いでいることがわかった。
 故障した船のうち3隻は、同県紀宝町の紀南漁協所属の4トンクラスの漁船。独立行政法人「海上災害防止センター」(横浜市)の作業員を乗せ、流出した油や油の付着した漂流ごみの回収作業に当たっていた。
 理業者によると、樹脂粒が冷却装置に入り込んで詰まり、冷却水がエンジンへ流れず、オーバーヒートしていた。このほか、紀宝町の鵜殿港からカツオ釣りに出たプレジャーボートも故障し、冷却装置に樹脂粒が入り込んでいるのが確認されたという。
 同センターは、樹脂粒の回収を進めているが、量が多く、広範囲にわたるため、作業終了の見通しは立っていないとしている。
 エンジンが故障した漁船を所有する山田耕二さん(57)は、「重油の回収が終わらず、漁に出られないうえ、船まで故障したのではたまらない」と話す。紀南漁協の佐田美知夫組合長は「油は拡散や分解しても、樹脂粒は分解されにくい。早くすべて回収してもらわないと困る」と訴えている。

09/11/20

■ネットオークションでだました男を逮捕(UBE NIPPO)
 宇部署は19日、宇部市港町2丁目の飲食店従業員の男(50)を詐欺の疑いで逮捕した。
 逮捕容疑は、今年6月、インターネットオークションサイトを使い、岩国市や広島県内、長野市の男性4人から、釣りざお代金名目で3万2000円余りを振り込ませ、だまし取った疑い。
 同署によると、事実関係は認めているものの、犯意は否認しているという。

09/11/19

■エチゼンクラゲ、紀伊半島沖に…日本海から津軽海峡通り(Yomiuri On Line関西発)
漁業被害2万5000件
 日本海を中心に出没していた海の“厄介者”エチゼンクラゲが、太平洋側に漂流していることがわかった。日本海から津軽海峡を横切り、本州の東側を南下し、紀伊半島沖でも確認された。水産庁によると、今年は過去最大の漁業被害が出た4年前に匹敵する規模で大量発生しており、定置網が切れるなどの漁業被害は2万5000件近くに達している。
 エチゼンクラゲの発生情報を提供している社団法人「漁業情報サービスセンター」(東京都中央区)によると、紀伊半島の三重県尾鷲市でエチゼンクラゲが見つかったのは今月3日。同センターには漁業者から直接、情報が入ることになっている。2005年に紀伊半島沖で見つかったことはあったが、これは南からきたもので、北からの襲来が確認されたのは初めて。
 今回の現象を独立行政法人「水産総合研究センター」(横浜市)は、〈1〉夏の日本海を北上する海流の動きが速かった〈2〉太平洋を南下する親潮が房総沖まで流れた〈3〉東海沖で海流が西に進んだ――などの条件が重なり、時計回りの漂流が起こったとみている。
 水産庁によると、エチゼンクラゲによる漁業被害は今年7月〜10月で2万4500件。秋サケ漁まっただ中の青森や岩手県などの太平洋側でも網がクラゲだらけになる被害が出たという。千葉県では10月30日、底引き網を引き揚げようとした漁船がクラゲの重さで転覆する事故が起こった。2月頃まで沿海を漂うため、被害はさらに膨らむとみられている。
エチゼンクラゲ
 日本近海最大のクラゲで、大きいものは直径2メートル、重さ200キロを超える。中国沿岸で発生し、海流に乗って夏頃から冬にかけて日本海沿岸などに押し寄せる。

■整備局が国直轄事業を説明 滋賀県、道路9事業を大幅減額(京都新聞電子版)
 国土交通省近畿地方整備局と滋賀県との会議が19日あり、整備局が来年度政府予算案の概算要求に盛り込んだ県内の国直轄事業について説明した。公共事業費の抑制方針に基づき、整備局は道路9事業を大幅に減額したことを明らかにしたほか、政府方針が未定のダム関連は金額を示さず、新政権移行をふまえた説明となった。
 道路関連は、本年度当初予算で13億円の事業費をつけた国道1号水口道路をはじめ9事業を来年度の要求は1億円以下にした。地元協議にとどめるなど事業進展を遅らせる。一方、来年度開通予定の国道161号志賀バイパス3・4キロ区間に本年度の約5倍の事業費を付け、政府方針の事業重点化を進める。
 治水関連は、政府予算案の提出時までに方針を明らかにするとしている前原誠司国交相の意向を受け、ダム事業の金額は明示せず、大戸川ダムの付け替え県道の事業費も示さなかった。
 また、道路や河川の維持管理にかかる地方負担金は、全国知事会の要求に沿って見込まなかった。ただ、上総周平局長は会議後、「負担金をもらわないとの『仮置き』であり、具体的には予算案編成の過程で決まる」と述べた。
 事業費総額は、道路が196〜145億円、治水が12億8千万〜11億6千万円。国直轄事業では、県は事業費のおよそ3割を負担する。

■カワウの生息、6割減 竹生島での駆除が効果(Chunichi Web滋賀)
 県が今年9月中旬に実施した秋期カワウ生息数の調査結果によると、昨秋の7万5000羽から3万羽となり、6割も大幅に減ったことが分かった。現在の調査方法を開始した2004年以来、最も少なくなった。最大の営巣地である竹生島(長浜市)での駆除が効果を上げたとみられている。
 県の調査は、県内のカワウのほとんどが集まる竹生島と伊崎半島(近江八幡市)で実施。秋期の生息数は県などによる駆除が行われる中で近年、4万羽で推移していた。
 しかし、昨年はカワウ対策の費用対効果を検証するために銃器駆除を中止したことなどから7万5000羽に急増。漁業被害やふん害の拡大を防ぐため、県は本年度、主に成鳥を狙った3万羽の駆除計画を実施した。
 その結果、竹生島で集中的に活動を行い、4〜6月に1万6300羽を駆除。伊崎半島や別の飛来地での捕獲数を合わせ、当初の目標には1万羽届かなかったが、過去最多の計1万9641羽を駆除した。
 竹生島では昨秋、5万8500羽が確認されているが、今秋は1万5000羽と74%も減った。県は成鳥の駆除で繁殖を効果的に防げたとみる。長期の駆除活動で人が立ち入る機会が増え、巣作りなどの繁殖活動が抑えられたことも要因に挙げる。
 ただ、カワウの大多数は県外で越冬し、再び春に琵琶湖に飛来する。春期(5月中旬)の県内生息数は近年、3万数千羽で推移。今回の駆除による減少が、来春の生息数にどう影響するのかが注目される。県は来年以降も、駆除とひなの巣立ち率を抑える活動を継続し、4000羽まで減らす方針だ。(林勝)

■カイミジンコ:県立琵琶湖博物館、新たに4種確認(毎日jp滋賀)
 県立琵琶湖博物館は18日、琵琶湖で新種のカイミジンコを4種類(体高0・2ミリ、体長0・3〜0・4ミリ)発見したと発表した。昨年も11種類見つかっており、いずれも琵琶湖固有種の可能性があるという。
 カイミジンコは二枚貝に似て、貝殻のような2枚の殻に包まれた甲殻類。今回の分も含め淡水種は国内で93種類確認されている。淡水のカイミジンコは種によって生息する水深が異なり、環境変化の影響が分かりやすいため、環境指標になるという。
 同博物館のロビン・J・スミス主任学芸員(38)らが99〜07年に採取した湖底堆積物のうち、水深約20センチの北湖の砂浜から見つかった。いずれも近縁種で、体側部の突起やオスの生殖器の形に特徴があるという。
 また、同じ砂浜から、ドイツや中近東の数百万年前の地層から化石のみ見つかっていた種も世界で初めて生きた状態で発見。タイとスリランカでのみ生息が確認されていた2種も新たに見つかった。
 スミス主任学芸員は「430万年の歴史を持つ古代湖である琵琶湖の生物多様性が確認できた」と話している。発見は先月発行の動物分類学会誌で発表された。【稲生陽】

■カイミジンコ新種を発見 琵琶湖固有種の可能性も(Chunichi Web滋賀)
 県立琵琶湖博物館(草津市)が、甲殻類の一種「カイミジンコ」の新種4種を琵琶湖で発見し、18日発表した。固有種の可能性もあり、博物館では「琵琶湖の生物多様性を解明する手掛かりになる」と注目している。
 同館のロビン・スミス主任学芸員がドイツの研究者と共同調査し、日本動物分類学会の学術誌に掲載した。
 スミス学芸員らは、1999年〜2007年に琵琶湖に生息するカイミジンコを調査。北湖の水深20センチほどの浅瀬で、砂の間から4種を採集した。
 体長は0・33〜0・4ミリ。体の両側面にイボのような突起が付いていたり、雄の生殖器の形が他の種と異なることから、新種と判断した。形の特徴などから、雄の生殖器に筆のような突起が見える種は「リムノシセレ・フデ」と名付けた。
 同館によると、カイミジンコは、体長1ミリ以下と小さく、2枚の殻に包まれている。淡水や海水に生息し、世界中で2000種、国内で90種が確認されている。同館では昨年11月にも11種類の新種を発見している。
 スミス学芸員は「カイミジンコは水深などの生育環境に応じてすみ分けをしている。そのため、琵琶湖の環境特性を明らかにする指標として役立つ」と評価している。
 ほかに、日本初記録の2種や、化石でしか確認されなかった種の生きた状態も初めて発見した。(添田隆典)

09/11/18

■カイミジンコの新種4種を発見  滋賀県立琵琶湖博物館(京都新聞電子版)
 滋賀県立琵琶湖博物館(草津市下物町)は18日、二枚貝に似た形の甲殻類カイミジンコの新種4種を発見したと発表した。琵琶湖固有種のプランクトンの可能性もあり、古代湖である琵琶湖の生物の多様性を示す材料としている。
 同館の英国人のロビン・スミス主任学芸員(38)がドイツの研究者と発見し、10月に日本の学術雑誌へ論文を発表した。
 見つかったのはリムノシセレ属と呼ばれる体長0・4ミリほどのカイミジンコ。水深20センチほどの湖底に生息しており、殻や生殖器の形から新種と判断した。
 4種類の新種それぞれに、生殖器の形から「リムノシセレ・サイフォーマ」などと名前を付けた。スミスさんは昨年にも11種類の新種のカイミジンコを発見しており、「琵琶湖にはまだまだ新種プランクトンはいるはず」と話している。
 ほかにもカイミジンコで、これまで化石でしか確認されていなかった種や、国内では未確認だった2つの種も発見した。

■フェリーの積み荷? 樹脂粒が漂着 環境影響を懸念、回収(Chunichi Web)
 三重県御浜町沖のフェリー「ありあけ」(7、910トン)の横転事故で、積み荷とみられるプラスチック原料の樹脂粒「レジンペレット」が、座礁現場近くの七里御浜海岸に大量漂着していることが、分かった。生態系への影響が懸念されるため、環境省がフェリー会社に回収を要請し、18日から作業が始まった。
 吉野熊野国立公園内の同海岸は世界遺産にも指定されており、アカウミガメの産卵場として知られる。環境省熊野自然保護官事務所(和歌山県新宮市)は13日から3日間、付近を調査。御浜町から三重県紀宝町のウミガメ公園前までの約10キロにわたって、救命いかだや胴衣などの漂着物のほか、直径2〜3ミリの粒のレジンペレットや油の染みこんだスポンジ片などが帯状に散乱しているのを確認した。調査した保護官は「レジンペットは、乳白色で魚の卵に似ているからウミネコやカモメなどの海鳥が間違えて食べ、消化管に詰まって死ぬ可能性がある」と心配している。
 フェリーを所有する運航会社マルエーフェリー(鹿児島市)によると、ありあけはレジンペレットを40袋(40立方メートル)積んでいた。同社の担当者は「漂着したものが積み荷かどうかはわからない。今後回収して調査を進める」と説明した。
 ありあけから流出した重油の処理などにあたっている海上災害防止センターが掃除機のような装置で吸い上げる作業を始めた。
◆重油抜き取りの準備作業始まる
 第4管区海上保安本部は18日、フェリー「ありあけ」から重油を抜き取る準備作業を始めた。準備に今月末までかかり、抜き取りにさらに1カ月かかるという。
 準備作業は、フェリーを所有するマルエーフェリーが依頼したサルベージ会社の作業台船をありあけの船底に横付けし、抜き取りの足場を組み立てる。

■「ありあけ」の内部の様子公開 四管本部 船倉には進入できず 潜水士によるオイル漏れ調査続く(紀南新聞ネット版)
 第四管区海上保安本部は17日までに、御浜町沖で横転・座礁したフェリー「ありあけ」の船体内部の写真を公開した。右半分が海水に浸かり機械類を覆っていたパネルが割れ、砂をかぶった操舵室などの生々しい状況が伝わる。四管の調べでは、船内には大きな亀裂などはないという。船周辺では潜水士によるオイル漏れの調査も続けられている。
 同隊員5人と巡視船「いすず」の潜水士2人が、海面に出ている左舷側からヘリコプターで降下し、デッキから船内に入り、船橋や船尾側にある荷物の積み込み口付近を調査し、撮影した。隊員は、燃料をエンジンに送る配管の弁の緊急しゃ断装置を作動させた。また、尾鷲海上保安部によると。船倉で横転の原因となった積み荷の状況を確認しようと試みたが、入口が海面下にあることから17日正午現在、船倉内には進入できていない。
 四管と同部のこれまでの調査で、煙突内を通る燃料油の配管があり、その一部が壊れて配管近くの作業用通路を通じて油がもれていることが分かっている。16日午後に、日本サルベージの作業員が通路をパッキンでふさぐ作業を行った結果、流出量は減少したという。また、煙突周辺に油を吸着する「オイルスキミングネット」を張った。
 このほか同日午後2時40分から約2時間半、「いすず」の潜水士6人が海底に接触している右舷側船体を調査した。燃料タンク付近の船底外板にへこみが見つかったが、裂けた部分はなかった。
 同部では17日、「ありあけ」の松元浩人船長と一等航海士から、積み荷の状況や事故当時の様子など、改めて事情聴取した。また、国の運輸安全委員会は、積み荷の固定作業を請け負った大手運送会社の担当者から近く事情聴取する方針。

09/11/17

■熊野灘フェリー横転事故 紀南漁協が操業停止を決定 鵜殿港静まり返る 被害額は1億円以上に 佐田組合長 「やるせない気持ちだ」(紀南新聞ネット版)
 13日朝に御浜町下市木の熊野灘沖で発生したフェリー横転事故で、現場海域を漁場とする紀南漁協(佐田美知夫組合長、組合員79人)は16日までに、船体からの油流出に伴い、 所有する全船の操業停止と鵜殿漁港に隣接する市場の業務停止を決めた。佐田組合長は「作業関係者に聞いても、いつまでに油を除去できるのかの回答がなく、対策を立てようがない。やるせない気持ちだ」と怒り心頭だ。
 フェリー事故から3日間が経過。鵜殿港からは、競り人の威勢の良い野太い声が響き渡る活気が、ピタリと消えた。大量の大型漁船がずらりと並び、時折、船の様子を見に来る組合員はいるが、人影はまったくというほどない。いつもは、魚を求めに来る野良猫の姿さえなくなった。
 14日午後1時半、鵜殿港内にある同漁協事務所内で組合幹部を集めた緊急会議で、▽油が除去されるまでの無期限の全船操業停止▽市場業務の停止▽神志山から鵜殿までの海岸での活動▽毎日午前8時と午後1時の2回、3隻の船で油流出状況の確認――などを決定したからだ。
 時折、漁協事務所に顔を見せる組合員たちは表情を曇らせる。その理由は、油流出により、正月に向け、本格化する伊勢エビ漁や戻りガツオ漁、紀南漁協の売り上げの約80%を占める定置網漁ができないからだ。
 ただ、現場は、磯が広がる浅瀬。水深15メートル程度だが、約500メートル沖まで磯が山のようになって突き出ており、その場所の水深は約6メートル。今回は、船体が磯に乗り上げた形で横転しており、作業は難航している。
 佐田組合長は「今、この瞬間も船から油が流れ続けている。このまま年内いっぱい操業できないと低く見積もっても1億円の損害は出る。はっきり言って死活問題だ。納得できる漁業補償をしてもらわないと。油が止まっても、この事故は全国に知れ渡っており、風評被害も心配だ」といら立ちを隠せない。
 紀宝町井田の組合員(67)は「漁場の油の状況を調査したが、井田の沖合まで固まりとなって流れている。今期の伊勢エビは、1回の漁で50から70キロと豊漁だったが、ぬか喜びった」と肩を落としていた。

■プリウス売上金をふるさと納税に 2社で25万円…滋賀(Yomiuri On Line関西発)
 滋賀トヨタ自動車(大津市)とネッツトヨタ滋賀(同)は、ハイブリッド車「プリウス」の売上金の一部、計25万2000円を県のふるさと納税制度に寄付した。
 5〜9月末に両社で登録した計504台の売上金の一部。1台につき500円を、同制度の「マザーレイク応援寄付」にあてた。
 県庁で嘉田知事に目録を手渡した両社の平田昭夫社長は、「環境に配慮した車でもあり、琵琶湖の保全にわずかでも役立てばうれしい」と話し、嘉田知事は「産業界の方々のご協力はありがたい」と喜んでいた。寄付金は、ヨシ群落の管理や外来魚の駆除など琵琶湖の保全に使われるという。

09/11/16

■在来種守れ、外来「バスとギル」駆除(asahi.com山形)
 絶滅が心配される淡水魚、ヤリタナゴやウケクチウグイが生息する庄内町狩川の荒鍋内川で15日、特定外来生物のオオクチバスとブルーギル駆除が行われた。バスは全長50センチ級など25匹、ギルは11匹が捕獲され、ともに廃棄処分された。
 荒鍋内川は最上川左岸の河跡湖で、近くに風車がある。コイやフナが多く、希少なジュズカケハゼや、県内で初めて発見されたスゴモロコやギギなどもいる。7、8年前から北米原産のオオクチバスやブルーギルが確認され、問題になっていた。
 住民らでつくる新北部地区環境保全会(長南謙一会長、約100人)が、数年前から駆除をしてきた。15日は約30人が参加し、建設機械で川をせき止め、ポンプである程度排水したあと、両岸から仕切り網を引いて水面を狭めたうえで、投網やタモ網ですべての魚を捕獲していった。
 バスやギルは計測して処分した。在来種は、60センチを超すコイをはじめ、ゲンゴロウブナ、ギンブナ、オイカワ、ウグイなどが多く、モツゴ、ギギ、ジュズカケハゼなども確認された。1・5センチほどの稚魚も多く、いったん大型水槽にいれたあと、作業終了時に川に戻された。
 環境保全会では「在来種の稚魚がかなりいたことで、バスやギルの駆除が効果をあげていることがわかった。これからも定期的な駆除を続けていきたい」としている。

■流出油への対応を協議 熊野灘沖フェリー事故(Chunichi Web三重)
 御浜町の熊野灘沖でフェリー「ありあけ」(7、910トン)が横転、座礁した事故で、県は15日、防災危機管理など関係部の幹部職員らによる連絡会議を県庁で開き、船体から流出している重油への対応を協議した。
 会議は、海洋汚染防止に対する第4管区海上保安本部からの協力要請を受けて開催。県警ヘリコプターが14日撮影した現場の映像を見ながら、船体から南東の沖合10キロ近くにわたって帯状に重油が流れている状況を確認した。
 今のところ、周辺の海岸で油の漂着は確認されていないが、東地隆司・防災危機管理部長は「フェリー撤去の見通しは立っておらず、しばらく油が漏れ続ける恐れがある」と指摘。伊勢エビなど漁業への影響も心配されるため、海保など関係機関と連携して流出油の状況把握に努め、漂着に備えて油吸着マッなどを用意することを確認した。(平井一敏)

■カワウ、初めて3万羽下回る 滋賀・竹生島など、銃器駆除が効果か(京都新聞電子版)
 カワウの大規模繁殖地がある琵琶湖の竹生島(長浜市)と伊崎半島(近江八幡市)で、今秋の生息数が2万9968羽と前年の7万4千羽余りから約60%減少したことが16日、滋賀県の調査で分かった。現在の調査方法で生息数が3万羽を下回ったのは初めてで、県は銃器駆除が効果を発揮したとみている。
 内訳は、竹生島が前年比74%減の1万4972羽で、初めて2万羽を割り込んだ。伊崎半島は同7%減の1万4996羽だった。
 2004年に始まった二大繁殖地の生息数調査は、07年まで3万〜4万羽台で推移していたが、銃器駆除を中止した08年には7万4688羽に急増した。県は本年度、銃器駆除を再開し、9月までに竹生島で1万6365羽、伊崎半島で2893羽など過去最多の1万9641羽を駆除した。
 ただ、銃器駆除にともない、一時期ねぐらを竹生島以外に移したカワウも確認された。県は繁殖地が拡散する可能性もあるとして、監視を続けるという。
 県自然環境保全課は「竹生島で成鳥を中心に駆除を行い、繁殖を効果的に抑制できた。漁業や樹木の被害を減らすため、今後も必要な駆除に取り組んでいきたい」としている。

■お茶で琵琶湖を美しく(Yomiuri On Line関西発)
 伊藤園(東京都渋谷区)は今月から来年1月までの3か月間、関西地区で販売した緑茶製品の売り上げの一部を滋賀県に寄付し、琵琶湖の環境保全に役立ててもらう「お茶で琵琶湖を美しく。」キャンペーンを実施している。琵琶湖は京都や大阪などの水道水の水源で、滋賀県が中心となって水質浄化作用のあるヨシの保全活動などを行っている。キャンペーンは今年で2回目。昨年は1085万円を同県に寄付した。■2年9カ月で釣り具窃盗64件 田辺署など逮捕の男(紀伊民報AGARA)
 田辺署など紀南4署が7月に窃盗容疑で逮捕した男が、約2年9カ月の間に漁船から釣り具を盗む犯行を64件繰り返していたことが分かった。4署は順次追送検する方針。被害総額は、約632万円相当に上るという。
 田辺署によると、男は御坊市島、無職山本竜一容疑者(33)=窃盗罪で起訴=。山本容疑者は2006年10月、みなべ町堺の漁港に係留中の漁船から時価合計14万円相当の釣り具を盗んだほか、06年9月から09年6月までの間に、主に紀南地方の漁港に係留中の漁船から釣りざおや電動リールの盗みを繰り返していた疑いがある。
 田辺市では、田辺漁港や新庄漁港の漁船も被害に遭った。被害は広範囲で、白浜町やすさみ町のほか、大阪府泉南市や三重県紀宝町でも釣り具が盗まれていた。
 犯行の時間帯が「夜間から朝にかけて」と一致していたため、田辺署は白浜、串本、新宮の各署と08年4月から合同捜査を開始。盗んだ釣り具を和歌山市の中古品店に売っていたことから山本容疑者が浮上した。田辺署によると「盗んで得た金は生活費に充てた」などと容疑を認めているという。

■釣り道具専門窃盗・被害総額は約630万円(WBS和歌山放送HP)
2006年(平成18年)10月、みなべ町の漁港で、釣り船から竿やリールなどを盗んだとして窃盗の疑いで逮捕・起訴された男が、警察のその後の調べで、その年の9月からことし(2009年)6月上旬にかけて、和歌山、大阪、三重の3府県の漁港でも、同じような手口で64回にわたって、竿やリールなど、あわせて630万円相当の盗みを繰り返していた事がわかり、田辺警察署などの合同捜査本部は、きょう(16日)までに、窃盗の疑いで田辺区検察庁に送検しました。送検されたのは御坊市島(ごぼうし・しま)の無職、山本竜一(やまもと・りゅういち)容疑者33歳です。警察によりますと、山本容疑者は2006年10月4日から5日ごろ、みなべ町堺(さかい)の漁港で、釣り船から竿やリールなど時価14万円相当を盗んだ疑いで、ことし(2009年)7月、田辺警察署に窃盗の疑いで逮捕・起訴されました。その後の調べで、証拠品や供述などから山本容疑者はこのほかにも、2006年9月下旬からことし(2009年)6月上旬にかけて、和歌山県の中紀・紀南や大阪府、三重県の漁港でも、あわせて64件にわたって釣り船から釣り道具を盗む犯行を繰り返し、被害総額は630万円あまりにのぼっていることがわかりました。警察の調べに対して山本容疑者は「盗んだ釣り道具は中古品として売った。金は生活費に充てた」などと供述しています。

■フェリー油流出で漁業に被害 熊野灘の座礁事故(京都新聞電子版)
 三重県沖の熊野灘で13日にフェリーありあけが座礁した事故。船体から油流出が止まらず、16日には海面に3キロにわたり帯状の油が漂い、6キロ離れた場所にも油が。油除去や船体撤去のめどは立たず、解禁になった伊勢エビ漁をはじめ、休漁を余儀なくされた漁業関係者は「死活問題」と不安をにじませた。
 「油が網に付いて漁ができない」。13日から全面休漁中の紀南漁協(同県紀宝町)の佐田美知夫組合長(64)は嘆く。現場付近が漁場の伊勢エビ漁は10月に解禁。おせち料理などの需要が見込める年内が勝負だ。
 紀南漁協の伊勢エビ漁獲量は約10トン(2006年実績、三重県全体で約178トン)と規模は大きくないが、この時期、定置網漁も含め月1千万円程度の売り上げがあり、佐田組合長は「死活問題。組合員の生活を守れない」と苦しげに話す。
 フェリーの東約4キロ付近に定置網を設置する恵洋水産(同県熊野市)は16日に定置網を撤去。網にかかった魚の表面に油が付着し悪臭がするため、漁は困難と判断した。普段ならアジやサバが捕れるが、今は漁獲量ゼロ。桑原清志社長(43)は「事態は深刻。長期になった場合の対策も考えないと」と頭を抱える。(共同通信)

■フェリー座礁でイセエビ漁大打撃 「船が片付かないと漁ができない」 紀南漁協漁師ら悲鳴 風評被害対策もとって(紀南新聞ネット版)
 大型フェリー「ありあけ」が13日午前、御浜町市木の七里御浜海岸沖約300メートルで座礁した事故を受け、紀南漁協(佐田美知夫組合長)は14日、紀宝町の鵜殿港にある漁業活性化センターに「紀南漁協フェリー事故緊急対策本部」を設置、漁協役員と紀宝町役場職員ら35人が、今後の対応を話し合った。フェリーが座礁した場所はこれから最盛期を迎えるイセエビの漁場で、海面下の磯が削り取られている可能性が高い。漁師らからは「とにかく船が片付かないと漁ができない。死活問題だ」という切実な声が相次いだ。
漁場削られ大きな損害 船会社の謝罪なく批判も
 本部の初会合は午前8時から始まった。佐田組合長が、フェリー事故の概要を報告したあと、出席者が意見を述べ合った。漁ができないことへによる直接的な影響のほか「風評被害への対策を漁協、県漁連、県などと一体となって行う必要がある」や「油が球状になって海底を漂うと影響が長く続く」などの意見が出た。
 エビ漁師の長山行文さん(56)は「フェリーが座礁した岩場は、大変恵まれた漁場。そこで横倒しになったのは一番ダメージが大きい」と述べ、続けて「船会社の人が出席して、謝罪の言葉を述べるべきだった」とフェリー会社の対応を批判した。
 イセエビ漁は、正月を控える12月が最盛期で「値段も上がり、水揚げ量も増える一番重要な時期。それを前にエビが住む岩そのものが壊された。エビが岩場からいなくなる可能性もある」と声を落とした。
 同所以外も御浜町の海岸線は各所にエビの漁場があり10隻が操業している。いずれの漁場でも油による影響が避けらないという。

 流出した燃料の重油による漁場への被害も懸念される。尾鷲海上保安部によると、「ありあけ」は燃料としてA重油50キロ、C重油450キロを積んでおり、このうちC重油が流れ出しているもよう。流出量は不明。同部では「流出量は把握しておらず、巡視船による目視でも濃い油の帯は確認できなかった」と話すが、座礁現場から南にある御浜町市木、阿田和、紀宝町井田、鵜殿の各海岸に、油が付いた漂着物が多数流れ着いており、砂浜にも油がにじんでいる場所がある。また、紀南漁協の関係者は「沿岸数百メートルの場所に幅50メートル、長さ2・7キロの油の帯がある」と話す。阿田和の定置網にも油が付着しているのが確認されており、「網についた油のにおいが魚に付くと商品にならない。一度上げて点検する必要がある」と話していた
 会議では、流出油の除去に早急に取り組む必要性でも一致。海が荒れていることから、海からの調査はできておらず、天候の回復を待って漁船を出して流出の範囲を調べるとともに、吸着マットを使って油の回収を行うことを決めた。佐田組合長は「このような大規模な事件は初めてで、どう対応していいか分からない。今は波が高いので指をくわえて見ているしかない」と即座に対応ができないことへの悔しさをにじませた。
 この事故は13日午前5時20分ごろ、尾鷲市の三木埼灯台南約45キロの熊野灘を航行していた東京発沖縄行きの大型フェリー「ありあけ」(松元浩人船長、総重量約8千トン、定員448人)が、三角波(※)を受けて船体が傾き、積み荷の重機などが移動。重みで横転し、潮流に流されて御浜町沖で座礁した。
 ※三角波(さんかくなみ)波のなかで、波向や波形が乱れ、極端に波頂のとがった波形の険しい大波の俗称。2方向から来る波の山が重なって、通常より高い波ができる。発達した低気圧に伴う寒冷前線の通過後などに、風向の急変の結果として生じるといわれている。三角波の中での操船は困難とされる。

■油は10キロ先の鵜殿港まで接近 漁業関係者「一刻も早く除去を」 熊野灘フェリー横転事故 海難事故油防除連絡会 尾鷲海保 油の流出状況説明(紀南新聞ネット版)
 13日朝に御浜町下市木の熊野灘で発生した大型フェリー横転事故で、尾鷲海上保安部(河合美男部長)は14日、熊野市井戸町の県熊野庁舎で県や、現場海域に面した御浜、紀宝、熊野の3市町の担当者、熊野から串本までの各漁協関係者約100人を集め、海難事故油防除連絡会議を行った。これまでの調査で14日朝までに船体から流出した油が、鵜殿港の沖合南南西に長さ約10キロ、幅約400〜500メートルの帯状に広がっていることを確認。今後、海上に浮遊する油のかくはん作業や海岸部では特殊マットで油を吸着させるなど、作業を進めていくという。

■フェリーの重油流出止まらず 燃料の遮断装置損傷か(Chunichi Web)
 三重県御浜町沖の熊野灘でフェリー「ありあけ」(7、910トン)が横波を受けて横転、座礁した事故で、尾鷲海上保安部は15日、船体の損傷状況を調査し、海面に流出している重油が機関室につながる煙突から漏れ出していると断定した。
 尾鷲海上保安部の幹部は国土交通省運輸安全委員会の船舶事故調査官とともに同日午後3時すぎ、巡視船「すずか」の警備救難艇で船体付近を周回し調査。重油は船底の燃料タンクから、機関室内にあるエンジンに燃料を送り込む「ヘッドタンク」を経由し、煙突から漏れていると判明した。
 第三管区海上保安本部の特殊救難隊員らは同日、ヘリを使い上空から船内に入り、燃料をエンジンに送るパイプの弁(10カ所)を止める緊急遮断装置を作動させたが、現在も重油の流出は止まっておらず、装置が損傷している可能性がある。
 船体の損傷状況については、右舷後方の甲板に約60メートルのひびが入り、甲板の一部がはがれて幅10メートル、長さ15メートルにわたって脱落し海底に落下していることが分かった。
 船体撤去のめどが立っていないため、同海保は、荒天が続くと海底の岩とぶつかった衝撃で船体が割れる危険性も指摘している。その場合、燃料タンク内の重油500キロリットルが大量流出する恐れもあるが、現状では海底の地形などから可能性は低いとみている。
◆黒く染まる漁場 漁師「めし食えない」
 三重県御浜町沖で起きたフェリー「ありあけ」の横転事故から3日目。船体から漏れ出た油の影響で、漁に出られない地元漁師は、生活への不安を募らせている。15日午後、現場付近を漁場にする紀南漁協(同県紀宝町)の組合員杉浦伸二さん(47)所有の小型漁船「菊丸」に乗り、現場の状況を見た。
 事故現場から南に10キロほどの鵜殿港を出てすぐに、巨大なフェリーの赤い船底がはっきり確認できた。近づくにつれ、美しい海岸線に横たわる巨大な鉄の塊の、異様さが際立つ。約40分ほどでフェリーから約30メートルほどの地点に到着。周辺の海は重油のためか黒く染まり、船尾のひしゃげたフェンスが事故の衝撃の大きさを想像させる。
 「そこから海面がきらきらしてるでしょ。油が浮いてるからだ」と、杉浦さんが指さした。船の沖合数百メートルの範囲では、油膜でくっきりと色の違いがわかる海域が何カ所もある。その海域に船が進むと、真っ白だった波しぶきは茶色く濁り、強烈な油のにおいが漂ってきた。
 吸着マットを海中にたらして走り、除去作業をする仲間の漁船からは「こっちもひどいわ」などと次々と無線が入る。「昨日は、黒い油の帯がベッタリと広がっていたらしいわ」と杉浦さん。
 現場は、10月に始まったばかりのイセエビ漁の漁場。近くではブリやタイを狙った定置網漁も行われる。
 同漁協の佐田美知夫組合長(64)は、「油が目に見えなくても、魚が臭ければ売り物にならない。いつになったら漁を再開できるのか全くわからず、魚が取れなければめしは食えない。これ以上の流出がないよう、万全な処置をしてほしい」と悲痛な表情で語った。(熊野通信局・鈴村隆一)

09/11/15

■横転フェリーの煙突から油流出 抜き取り作業に1カ月(asahi.com滋賀)
 三重県熊野市沖でフェリー「ありあけ」が横転・座礁した事故で、海上に流出している油は船体上部の煙突から漏れていることが15日、尾鷲海上保安部(同県尾鷲市)の調査で分かった。燃料の流出はまだ続いていて、油を抜いてから船体の撤去までに1カ月以上かかる見通しだ。
 尾鷲海保によると、この日は潜水士7人が、ヘリコプターから船体に降りて内部に入った。操縦機器のある船橋(ブリッジ)や、激しく壊れている船尾の状況を調べたほか、海面下の油の流出場所を調べた。ボートで船体に近づいた別の3人は、海に流出した油の一部を採取した。
 潜水士らは、船体後部の甲板が幅約50メートルにわたって割れているのを確認した。油は船体最上部の甲板の中央にある煙突から流れ出ていた。煙突は機関室につながっていて、何らかの理由で機関室内に油が漏れているとみられる。
 潜水士が燃料タンクからエンジンにつながる10カ所のバルブを閉めた結果、流出する油は減った。安全な進入経路がないため機関室は調べられなかったという。
 第4管区海上保安本部(名古屋市)によると、同日午後3時半〜4時半の調査では、油は船から、海岸とは反対の東方へ約3キロにわたって幅20〜150メートルの範囲に広がっている。14日昼の約6キロ、幅20〜100メートルの状態からは縮小している。
 船を所有するマルエーフェリー(鹿児島県奄美市)は船体の撤去よりも、内部に残った油の回収を優先させる意向だ。油の抜き取り作業には約1カ月かかるとしている。
 一方、国土交通省運輸安全委員会の調査官4人は15日、尾鷲市内で入院中の松元浩人船長(49)と、積み荷の管理責任者の一等航海士(55)に事故状況などを聴いた。その後、小型船で船に近づき調べた。この日でいったん現場調査を終え、今後は運航会社からの関連資料収集などを進めて原因を究明する。
 マルエーフェリーによると、けが人2人のうち、病院に入院した機関長の浜崎徹さん(42)=鹿児島県阿久根市=は肩を骨折する重傷だったという。

■「航行中に三角波」と船長 三重県沖フェリー横転(Chunichi Web)
 三重県沖の熊野灘でフェリーありあけが横倒しになり座礁した事故で、尾鷲海上保安部の事情聴取に松元浩人船長らが「20ノット(時速約37キロ)で航行中に突然三角波を受けたようだ」と話していることが15日、分かった。
 尾鷲海保は横倒しになった原因とともに悪天候の中でフェリーが適正な速度や針路で航行していたかなどを調べている。
 また運輸安全委員会の船舶事故調査官も積み荷の固定方法などについて、松元船長と1等航海士から事情聴取。同日で乗客乗員28人全員の聴き取りをいったん終えた。
 ありあけは三重県御浜町沖の浅瀬で横倒しの状態で、周辺海域に燃料の油が流出。サルベージ会社や尾鷲海保は15日、潜水士を船体周囲に潜らせて、破損状況や油の流出個所を調べ、燃料タンクからエンジンルームにつながる弁を遮断した。
 油の除去には2カ月以上かかるとみられ、船体撤去については運航会社マルエーフェリー(鹿児島県奄美市)が検討中で見通しは立っていない。(共同)

■熊野灘のフェリー座礁:原因究明へ情報収集 国交省が調査開始(毎日jp三重)
◇気象状況など船長らを聴取
 熊野市沖の熊野灘でマルエーフェリー(鹿児島県)のフェリー「ありあけ」が横転、座礁した事故で、国土交通省運輸安全委員会の船舶事故調査官4人が14日、原因究明に向けた調査を開始した。乗客と乗員から事故当時の気象、運航計画、荷崩れを起こしたとみられる積み荷の固定状況などについて聞き取り、現地を訪れた。
 このうち3人は熊野市で乗客・乗員から事故当時の状況などを聴いた。残る1人は尾鷲市内の病院に入院中の松元浩人船長ら乗員7人から聴取した。尾鷲海上保安部前で取材に応じた西田克史・統括船舶事故調査官は「原因はまだ分からない。海上保安部と調整しながら、当時の波や気象の状況、船の貨物の固定が出航前後にどのようになっていたかなど、情報を集める」と話した。【岡大介、七見憲一】
◇乗客宿泊先で社長謝罪
 マルエーフェリーの有村和晃社長(52)は14日、乗客が宿泊した熊野市井戸町のホテルを訪れ、謝罪した。「精神的なショックがある人にも対応したい。なくされたものにはお金で買えないものもある。一生懸命フォローする。通常生活に戻れるよう努力したい」と話した。
 午前7時10分、乗客が集まった一室を訪れ、7人の全乗客からは免許証、カード類などの紛失物リストと今後の要望を記した書類が渡された。この後、6人はバスで帰路につき、有村社長はバスに頭を下げた。【汐崎信之】
◇重油の防除へ関係機関会議
 「ありあけ」から流出した重油を防除するための関係機関連絡会議が14日、熊野市井戸町の県熊野庁舎であった。尾鷲市から和歌山県串本町にかけての自治体や漁協、消防など37団体・事業所から約100人が参加した。
 約500キロリットルの一部が流出しており、河合美男・尾鷲海上保安部長は「13日時点で、400〜500メートルの帯となって御浜町から紀宝町の七里御浜海岸沿いに漂っていた。安全かつ速やかに対処するための情報を共有し、問題を片付けたい」とあいさつ。出席者からはフェリー会社に漁業補償などを求める意見が相次いだ。
 重油は細かくかくはんするとバクテリアが自然に処理するといい、タグボートや巡視艇計7隻が、海水と油をかくはんする作業にあたった。【汐崎信之】

■「三角波6〜8メートル」 フェリー横転、荒天中の航行捜査(Chunichi Web)
 三重県御浜町沖の熊野灘でフェリー「ありあけ」(松元浩人船長、7、910トン)が横波を受けて横転、座礁した事故で、尾鷲海上保安部は14日、貨物の固定方法や荒天の中航行を続けた判断は適切だったのかに焦点を当てて、業務上過失往来危険容疑で捜査を進めている。
 同保安部は松元船長と当直責任者の一等航海士を重点的に聴取。船長らは「船は事故当時、南東の方向に時速約37キロで航行していた。左舷後方から6〜8メートルの三角波を受けて傾いた」などと話しているという。
 一方、国土交通省運輸安全委員会の統括船舶事故調査官も乗客7人と、乗員19人の事情聴取をしたほか、事故現場を訪れ、海岸から目視で船の状態や油の漂着を確認した。
 船体から流出している重油は14日午後の時点で、事故現場から南東方向に幅50〜100メートル、長さ5キロにわたって広がっている。

■琵琶湖の環境 理解深める 彦根 住民ら湖岸清掃(京都新聞電子版)
 琵琶湖岸の清掃や廃油を使ったリサイクル石けん教室を行う「びわこで学ぼう!楽しくエコライフ」が14日、滋賀県彦根市の新海浜水泳場一帯であった。約20人が参加し、身近な環境への理解を深めた。
 多くの人が訪れる一方で、ハマゴウなど貴重な植物が減りつつある同水泳場の清掃を通して、琵琶湖の環境に関心を持ってもらおうと稲枝商工会青年部が今年初めて開いた。
 住民や商工会女性部員らが参加した。水と薬品がはいったペットボトルに廃油を入れ、とろみが出るまで振って石けんを作ったり、同水泳場でビニールごみやヨシ、藻などを拾った。高谷好一・聖泉大教授による稲枝の歴史などをテーマにした講演もあった。
 小嶋朋子・女性部長は「ビニールごみが多いのが気になった。多くの人に来てもらいたいがきれいにして帰ってほしい」と話した。

■草津ホンモロコ売れ行き快調 今季初出荷 75キロ、30分で(京都新聞電子版)
 滋賀県草津市の草津ホンモロコ生産組合は14日、養殖している琵琶湖固有種「ホンモロコ」の今季初出荷となる直売会を草津市下物町の道の駅草津で開いた。地元を中心に大勢の人が訪れ、新鮮な魚を買い求めた。
 同組合は、特産品作りと休耕田活用のためホンモロコを養殖している。この日は約8センチに育った鮮魚75キロを持ち込み、500グラム単位で販売した。
 午前9時の販売前から整理券を求める人で行列ができ、売り出しから30分ほどで完売した。大津市から訪れた斉藤あきさん(80)は3キロを買い「おいしいので、あめ煮にして1年間楽しみたい」と喜んでいた。
 同組合の松浦敏夫代表(59)は「年々来場者が増えている。ホンモロコには根強いファンがいるので本当にありがたい」と話していた。道の駅草津では12月中旬まで毎週土曜に販売する。

09/11/14

■フェリー横転、油流出で社長が謝罪(Chunichi Web)
 三重県御浜町沖で起きたフェリー「ありあけ」(松元浩人船長、7、910トン)の横転事故で、尾鷲海上保安部(同県尾鷲市)は14日、乗員から本格的な聴取を始めた。
 乗客7人と乗員14人は同県熊野市の宿泊施設で療養中。13日に乗客から当時の状況を聴いており、この日は朝から船長ら乗員の事情聴取を進めた。
 一方、国土交通省運輸安全委員会の統括船舶事故調査官4人も現地入りし、14日朝から調査を開始した。
 西田克史調査官によると、天候の回復を待って船内に入り現場調査する方針で、積み荷の固定方法が適切だったかなどを調べる。
 フェリーを保有するマルエーフェリー(鹿児島市)本社でも、航行計画書などを調べる。
 第3、4、5管区海上保安本部は巡視船3隻とヘリを出動させ、重油の流出量を調査。天候状況などを見極め除去作業を開始する。マルエーフェリーはこの日朝からタグボートで重油のかくはん作業を進めている。
 重油は13日午後4時時点で、座礁現場から南西方向に幅400〜500メートル、長さ7キロにわたり広がっている。
 尾鷲海上保安部によると、悪天候で座礁したフェリー船体の損傷具合などの確認ができておらず、撤去のめどは立っていない。
 マルエーフェリーは船体を潜水調査し、立て直せるか確かめる。真っすぐ浮くならサルベージ船でえい航するが、できなければ現場で解体するという。
    ◇
 尾鷲海上保安部とマルエーフェリー、近隣市町、地元漁業者らは14日、海に流出した油の処理についての対策会議を開いた。
 冒頭、同フェリーの有村和晃社長は「私たちだけでは力が及ばない。大変な迷惑をかけるが協力をお願いします」と頭を下げた。
 地元漁業者は「早朝から見回りをしたが、油のすごいにおいがする。迅速に対応してほしい」と要望した。
 御浜町の古川弘典町長は「生活環境と美しい自然の回復へ納得する形で、処理を進めてほしい」と述べた。
 会議に先立ち有村社長は、熊野市内の宿泊施設で救助された乗客7人と面会。「楽しいはずの船旅で、つらい思いをさせてしまった。申し訳ありませんでした」と謝罪した。

■フェリー事故:重油の漂着、確認されず(毎日jp)
 マルエーフェリー(鹿児島県)のフェリー「ありあけ」から流出した重油を防除するための関係機関連絡会議が14日午前、三重県熊野市で開かれ、同県尾鷲市から和歌山県串本町にかけての自治体や漁協、消防などから約100人が出席した。フェリーは重油約500キロリットルを積んでおり、その一部が流出している。同日朝時点では熊野灘沿岸部で油の漂着は確認されていないという。
 現場海域では、タグボートや尾鷲海上保安部の巡視艇など計7隻が海水と油をかくはんするなど、油の除去作業にあたっている。会議では、出席者からフェリー会社に漁業補償などを求める厳しい意見が相次いだ。【汐崎信之】

■本宮で時間雨量33・5ミリ(紀伊民報AGARA)
 低気圧と前線の影響で、12日夜から14日朝にかけて和歌山県南部でまとまった雨が降った。本宮(田辺市)では14日午前3時50分までに時間雨量33・5ミリの激しい雨を記録した。
 和歌山地方気象台によると、14日未明に本宮以外で時間雨量30ミリを超えたのは、和歌山市の39・5ミリ(午前3時10分)、南紀白浜で33ミリ(午前3時半)の3カ所だった。
 12日午後8時の降り始めから14日午前9時までの紀南地方の積算雨量は、新宮143・5ミリ▽色川(那智勝浦町)87ミリ▽本宮(田辺市)66ミリ▽栗栖川(同)56・5ミリ▽南紀白浜56ミリ▽潮岬53・5ミリだった。
 県南部は15日が晴れ時々曇り、16日は曇り時々晴れの予報となっている。

■米プラザ直売所 委託業者募集 滋賀県道路公社(京都新聞電子版)
 滋賀県道路公社は、大津市の琵琶湖大橋西詰にある「道の駅びわ湖大橋米プラザ」(同市今堅田3丁目)内にある特産物直売所について、来年4月からの営業を委託する業者を募集する。
 県内に主たる事務所がある業者が対象で、選定は事業や資金の計画について提案してもらう公募型プロポーザル方式で行う。委託期間は3年間。
 直売所の客足は好調だが、今年3月に運営会社が突然閉鎖を申し出たため、4月からは琵琶湖汽船食堂が1年間の暫定で運営を担ってきた。
 公社は「米プラザは県内でもっとも交通量が多く、比較的知名度もある。県産農水産物を広める意欲がある事業者に応募してほしい」と話す。
 詳細な募集要項は13日から配布を始めた。応募期間は12月1〜18日まで。問い合わせは同公社TEL077(524)0141。

■葛籠尾崎湖北で漂着ごみ回収 21日実施 NPOが参加呼び掛け(京都新聞電子版)
 NPO法人(特定非営利活動法人)「びわ湖トラスト」が21日、滋賀県の奥琵琶湖・葛籠尾(つづらお)崎(湖北町)に漂着したごみの回収に初めて取り組む。船で現場に渡り、分別記録も行う。琵琶湖で一番美しいと言われる場所にも多数のごみが漂着する現実を知ってほしいと、作業の参加者を募集している。
 葛籠尾崎は湖底遺跡があることで知られ、周辺には多くの水鳥が羽を休める。道路がなく普段は近づくことはできないが、トラストの下見調査で冷蔵庫やパソコンなどの家電製品が大量に散乱していることが分かった。
 21日は午前9時に湖北町の尾上漁港に集まり、船3隻で対岸に渡る。正午までごみを回収した後、種類と重さを記録する。山内陽子事務局長は「これまでごみの回収で見落とされてきた場所。家電リサイクル法にのっとり処分したい」と話す。18日締め切り。昼食、参加記念品付き。山内さん携帯電話090(5019)2888。

■増殖水草でバイオ燃料 京大と県東北部工業技術センターが共同研究(Chunichi Web滋賀)
 琵琶湖の南湖で増殖が問題化している水草からバイオエタノールをつくり出す研究が京都大などで進められている。関係者は「刈り取った水草をバイオ燃料に造りかえ、地域で使ってもらえるような形になれば」と期待を寄せる。
 昨年から、京都大と県東北部工業技術センターなどが水草からバイオ燃料をつくり出す共同研究をスタート。通常、バイオエタノールをつくる際に使われる酵母はトウモロコシなど食物由来の糖しか分解できないが、遺伝子を組み換えることで食物由来以外の糖でも分解できる酵母の開発に成功した。
 現在の技術で、水草100キロあたり1・5リットルほどのバイオエタノールをつくり出すことができる。植物性のものならば何でも分解が可能で、木材やわらなどにも応用が利くという。
 琵琶湖南湖の水草は1994年の大渇水以降に増殖しはじめ問題化、近年では湖底の90%を覆うまでになった。漁業や船舶の運航に支障を来すようになっており、県が除去作業を行っているが解決にはなっていない。
 酵母の開発に携わった京都大エネルギー理工学研究所の渡辺誠也助教(分子生物学)は「現在刈り取っている水草に活用法がないのが問題。琵琶湖の水草でどれだけの燃料ができるかというシミュレーションを提示したい」と話し、「燃料化は環境問題と温暖化防止の両方に貢献できる。燃料が地域資源として地域で活用されるようになれば」と意気込んでいる。(小西数紀)

■熊野灘沖 横波で大型フェリー傾く 乗客1人が右足ねん挫 乗員乗客28人を救出(紀南新聞ネット版)
 13日午前5時20分ごろ、尾鷲市の三木埼灯台南約45`の熊野灘沖を航行中だった東京発沖縄行きの大型フェリー「ありあけ」(総重量約8000d、定員448人)の乗員から「船体が急激に傾いており、救助願う」と118番通報があった。第4管区海上保安庁では、午前8時30分までに乗客7人を救助。うち、東京都調布市内の男性(70)が右足ねん挫で、紀南病院=御浜町阿田和=に運ばれた。
 尾鷲海上保安部によると、「ありあけ」には、乗客7人、乗員21人が乗船。通報当時、横波を受けた形で船体が右側に約22度傾斜した状態だったという。事故を受け、第4管区海上保安庁から巡視艇9隻約100人が現場に急行。午前8時ごろ、関西空港海上保安航空基地所属のヘリコプター2機で乗客を救助。その後、同9時45分までに、救命ボートなどで乗員全員も救出した。
 同部では、強い横波を受けたため、積み荷のトラックが横ずれし、船体がバランスを崩したとみている。午前10時30分現在、「ありあけ」は、右側に約35度の状態で傾いており、御浜町下市木の沖合南約200bの海上まで流され、座礁し横転したという。
 このフェリーを運航していたマルエーフェリー(鹿児島県奄美市)の話では、トレーラー44台、乗用車・トラック計38台、コンテナ150個を積んでいた。12日午後5時ごろ、東京・有明港を出港し、志布志などを経由し14日午後7時に沖縄・那覇港に到着予定だった。
 同海上保安部では、「座礁している海域は、浅瀬の部分であり油の流出の心配がある。定置網などの漁場であることから、防油措置も行う必要も出てくる」と対応に追われていた。
 事故当時、現場の会場は、高さ約3・7bの波(津地方気象台調べ)があり、波浪注意報が発令されていた。

■住民「こんなに近くまで」 黒々と海染める巨体(Chunichi Web)
 御浜町沖の熊野灘で13日早朝に発生したフェリーの横転事故。座礁した船は、沖合約300メートルで完全に横倒しになり、無残な姿をさらす。海岸の堤防などには、地元の人らも集まり、不安そうな表情で船を見つめていた。 (熊野灘フェリー事故取材班)
 フェリーから流れ出した油は、黒々と海を染める。新宮市から来た主婦、倉谷智子さん(57)は「危ないねえ。でも、乗客らみんな助かってよかったわ」と胸をなでおろした。
 フェリーの事故は、海とともに生きてきた地元の年配者にとっても大きな驚きだった。近所に住む浜浦民生さん(85)は、「びっくりやねえ。あんな大きな船が遭難するなんて、初めてみたなあ。昔は、漁船がよく難破したけどな」と話す。熊野市の東長尾さん(67)も「テレビニュースでは、沖合30キロいうてたけど、こんな近くまで。すごく流されてきたんやねえ」と目を丸くしながら、写真を撮っていた。
 紀宝町のフリーター、青池宏士さん(19)は「すごい事故。こんな天気の中、海に放り出されたら死んじゃうよ」と乗客と乗員を気遣っていた

■“恵みの海”に重油流出 地元に不安広がる(Chunichi Web)
 座礁したフェリー「ありあけ」からは燃料の重油が流出し、地元の観光や漁業への影響を懸念する声が出ている。
 船には約500キロリットルの重油が積まれ、13日午後3時現在、座礁した位置から南西方向に幅400〜500メートル、長さ6〜7キロにわたって重油が広がり、さらに拡大している。
 現場近くは、美しい砂利浜が約20キロ続く世界遺産の七里御浜があり、三重県御浜町産業建設課職員は、油漏れによるイメージの悪化や、フェリーの撤去作業で海岸の地形が変化してしまうことを心配。「景観上の問題もあり、早期撤去に力を貸したい」と話した。
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 周辺の沖合はこの時期、サバやカツオ、カンパチなどの定置網漁が行われている。同県熊野市の恵洋水産の桑原清志代表は「風向きにもよるが、汚染が広がれば大変なことになる。天候が回復したら、すぐ被害状況を確認したい」と心配する。
 油の処理や船体の撤去作業については14日午前、熊野市内でフェリーを運航するマルエーフェリーと尾鷲海上保安部、近隣市町の担当者らが対策会議を開く。

■乗員間一髪、油浮く海へ飛び込む 熊野灘フェリー横転(Chunichi Web)
 「高さ8メートルの船上から重油まみれの海に飛び込んだ」。三重県御浜町沖の熊野灘で13日に起きたフェリー「ありあけ」(7、910トン)が横転、座礁した事故で、最後まで船に残った乗員らは間一髪で命拾いした状況を語った。松元浩人船長は救出後の会見で、複数の波が重なってできる「三角波」が打ち付けて船体が傾いたと説明した。
 午前5時すぎに横波を受けて船体が急激に傾いた後、乗客7人と乗員14人はヘリコプターで3回に分けて救出された。しかし、午前9時には船の傾きが40度を超え、ヘリの救助が困難に。乗員7人と、救助のために乗り込んだ機動救難士2人が取り残された。
 このうち3人が救難いかだに乗った瞬間、横波を受けて海に投げ出された。相変わらず波は高く弱まる気配はない。それでも「もうだめだとは全然考えなかった」と松元船長。残り6人は高さ8メートルの船上からシューターを降ろし、救命胴衣をつけて海に飛び込んだ。
 船から漏れ出した重油は体にまとわりつき、目や口にも流れ込んだ。「大丈夫、大丈夫だよ」。互いに励まして懸命に陸地へ向かって泳ぐと、約10分後に警備救難艇などが発見。乗客、乗員、救難士全員が助かり、死者が出る最悪の事態は免れた。
 松元船長は会見で、「事故発生当時、周辺の波は高さ4メートル前後だったが、6〜8メートルの三角波が船を襲った」と説明。激しい揺れで荷崩れが起こり、船体の重心が右に片寄ったという。「出航時に荒天が予想されたので積み荷を厳重に固定するよう指示していた」と強調した。
 「三角波」は突発的に起きる高波。潮流や強風の影響で異なる方向の波がぶつかり合い、峯(みね)のようにとがった波が生まれる。荒天時は高さ10メートルを超えることも。今年4月に12人の死者・行方不明者を出した長崎県平戸市沖の第11大栄丸沈没事故も、三角波が一因と指摘されている。
◆荷崩れ船倉に隔壁なし?
 北海道大の芳村康男教授(船舶工学)は、横転事故の原因とみられる荷崩れについて「積み荷の片寄りは非常に危険で、どの種類の船でも防止する構造になっている」と話した。
 通常、貨物船などは船倉が隔壁で仕切られており、横滑りしない構造になっている。液体を積むタンカーでも中央に壁がある構造の船が多いという。
 しかし、フェリーのように車が直接乗り降りする車両甲板がある船舶は、利便性から隔壁がないのが一般的。「隔壁の代わりにワイヤやチェーンで車両と床を固定する設計になっており、固定は義務づけられている」と説明する。
 芳村教授によると、東南アジアでは過積載による横転例があるものの「国内ではまずない。客を乗せるフェリーは横揺れ防止装置があり、貨物船よりも横転しづらいはず」と驚く。
 別の造船の専門家も今回の座礁について「カーフェリーは確かに横波を受けやすいが、対策は取られており構造的な問題ではない。通常なら考えられない事態だ」と話した。
 こうした点を踏まえ、芳村教授は「車両の固定が不十分だったか、固定具の強度に問題があった可能性はあるだろう。数台が動けば他の車も押されてしまう。いったん積み荷が片寄ると、船体の傾きを戻すのは困難だ」と指摘した。
◆海保が業過往来妨害容疑で捜査
 フェリー「ありあけ」の横転事故で、尾鷲海上保安部(三重県尾鷲市)は13日午後、フェリーの航行に問題がなかったか業務上過失往来妨害の疑いで捜査を始めた。国土交通省も運輸安全委員会の事故調査官を派遣、14日朝から調査する。
 同保安部は、船内に積んだ荷物や車両の固定方法に問題がなかったかなどを調べる方針。13日に船長ら乗組員7人から事情聴取を始めたが、乗組員が「重油が目や口に入った」と痛みを訴えて検査入院することになり、本格的な聴取を見送った。
 また、フェリーを運航するマルエーフェリーは、座礁した船を移動させるサルベージ船をチャーターし、和歌山県新宮市に3隻停泊させ、別の3隻も現場に向かっている。天候が回復次第、座礁した船の移動を始めるという。

■「名ばかり管理職」残業代を 釣具店長495万円支払い訴え(Yomiuri On Line福島)
 釣り具販売会社「ハートマン」(京都市伏見区)を相手取り、郡山市内の販売店の店長だった二本松市の男性(30)が、「名ばかり管理職で残業代が支払われていない」として、約495万円を支払うよう求め、福島地裁に提訴した。男性と代理人の斉藤正俊弁護士が13日、県庁で記者会見して明らかにした。
 訴状によると、男性は同店で、2007年8月1日〜09年8月31日に店長代理と店長を務めた。この間、1日8時間を超える時間外労働は計約1326時間、休日労働は計約162時間に上ったが、これらの手当がほとんど払われなかったとしている。斉藤弁護士は会見で、男性に出退勤の自由がなかったなどとして、「男性は労働基準法に定められた管理監督者であるとはいえず、実態は一介の従業員に過ぎない」と主張。男性は「サービス残業は当たり前と思っている人はほかにもいるはず。同じような立場の人が少しでも減ってほしい」と語った。
 一方、同社は「訴状が来ていないのでコメントできない」としている。

■フェリー事故:横揺れ防止装置に異常の可能性も(毎日jp)
 三重県熊野市沖の熊野灘で13日早朝、マルエーフェリー(鹿児島県)のフェリー「ありあけ」(7910トン)が座礁、横転した事故で、松元浩人船長(49)は会見で、波がぶつかり合うなどして起こる大波「三角波」で船が傾いたとの認識を示した。一方、事故後の船体は、左舷のフィンスタビライザー(横揺れ防止装置)が、船体を右に傾ける角度になっていたことが分かった。第4管区海上保安本部(名古屋市)は、大波による荷崩れに加え、フィンスタビライザーに異常があった可能性もあるとみて調べている。
 国土交通省運輸安全委員会は、船舶事故調査官4人を派遣し、14日に調査を始める。
 松元船長によると事故直前の風は北東や東北東約15メートルで、波は高さ約4メートル。松元船長は「1発の三角波で傾斜し、その後荷崩れが起きた」と説明。荷積みについては「荒天に備えるよう指示した。午前4時の見回りでも異常はなかった」と述べた。同社によるとありあけは最大積載量5023トンに対し、コンテナ約150個、車両など計3318トンを積んでいた。4管は業務上過失往来危険容疑も視野に慎重に調べる。
 一方、フィンスタビライザーは、船底近くの両舷に魚のひれ(フィン)のように突き出した板で、角度を自動的に調整して揚力を発生させ、船の横揺れを抑える装置。接岸時や揺れの少ない時は船体に収容される。
 4管などの調べでは、ありあけの左舷のフィンスタビライザーは、前方が上向きの状態で、これは左に傾いた場合に船を右側に戻す角度だった。しかし、船は右側に傾いて座礁しており、修復のためには、フィンスタビライザーの前方が下向きにならなければならない。
 北海道大の芳村康男教授(船舶工学)は「フィンスタビライザーは少々の力で動くものではなく、船内の電気が止まった時点の角度を示していると考えられる。フィンスタビライザーの動きだけで転覆するとは考えられず、複合的な原因ではないか」と話している。
 4管によると、三重県御浜町下市木の沖合約500メートルから南6〜7キロにわたり燃料の重油が流出している。周辺自治体や漁協などは14日、熊野市の県熊野庁舎で対応を協議する予定。
 同社は6隻のサルベージ船を手配。数隻が13日夕、海域に着いた。【岡大介、七見憲一、平井桂月】

■傾く船、必死の操船…フェリー横転事故で船長ら会見(Yomiuri On Line)
 三重県尾鷲市沖で13日早朝に発生したフェリー「ありあけ」の横転事故。
 最後まで船に残った松元浩人船長(49)を含む乗員7人が同日午後、尾鷲海上保安部で記者会見し、必死の操船作業を説明した。
 松元船長らによると、ありあけは同日午前5時頃までは順調に航行していたが、同5時10分頃、船体が急に大きく右へ傾斜。航海士が立て直そうとしたが、回復せず、25〜30度の角度まで傾いた。このため、「操船する乗員7人が残り、救助を受けられやすいように陸地へ船を向けた。かじを切って、どこかに座礁させようとした」と振り返った。
 その後、傾斜は35度くらいになり、立っていられなくなったという。船体が傾いた後は、「最寄りの港へ向かう。救助を要請したので落ち着いて行動してください」とアナウンスをしたうえ、乗員を客室に向かわせた。しかし、「通路が障害物でふさがれ、客室にすぐ行けなかった。それでも何とか乗組員通路に乗客を誘導し、救助を待っていた」と説明した。最後は、残っていた乗員7人と救難士2人が救命いかだを下ろし、10メートルほどの高さから、燃料の浮いた海中に飛び込んで脱出したという。
 会見で松元船長は「迷惑をかけて申し訳ありません」と頭を下げた後、「船体を守れなかったが、乗客、乗員の人命が損なわれなかっただけでも良かった」と疲れ切った表情で話した。
          ◇
 運航会社の「マルエーフェリー」によると、ありあけは、6層構造の船倉の2〜5層部分に、車両約80台、コンテナ150個など計約3300トンの積み荷を運んでいた。
 松元浩人船長は記者会見で、「積み荷は、荒天が予測されたので通常よりもしっかり固定した」と強調。4か所でつなぎ留める積み荷を、波の影響を受けやすい船首や船尾では6か所で固定したと説明した。さらに4時間おきに点検し、「13日午前4時の見回りで異常はなく、積み荷のバランスも問題なかった」と述べた。
 事故当時、船は自動操舵(そうだ)で航行しており、操舵室で監視していた2人は「瞬間的に後方から激しい波をかぶった」と話しているという。松元船長も「左舷後方から大きな三角波が来て、荷崩れを起こしたと判断している」と述べた。
          ◇
 一方、尾鷲海上保安部は13日、ありあけの横転に至るまでの経緯について、乗員から事情聴取を始めた。
 同保安部では、高波を受け、船体が傾いたことで荷崩れを起こし、航行不能に陥ったとみており、積み荷の固定方法などに問題がなかったか調べる方針だ。

09/11/13

■メカジキ価格低迷 気仙沼魚市場 昨年同期比単価3割安 赤字経営の懸念も(三陸河北新報社リアスの風)
 気仙沼船籍の近海マグロはえ縄船が水揚げするメカジキの安値傾向が続いている。11月に入ってからの平均単価は昨年の同時期に比べ約3割下落。主力魚種の値崩れによって、今年4月に減船したばかりの気仙沼船団の経営に打撃を与えかねないと心配する声も上がる。
 12日、市魚市場に地元船籍の近海船がメカジキ約500匹を水揚げした。平均単価(1キロ)は501円。1匹当たりの平均重量は約85キロと良型ぞろいで鮮度もよかったにもかかわらず、昨年11月にこの船が水揚げした時より350円も安かった。
 「こんな安値は初めて」と漁労長は渋い表情。サメなどを含めた水揚げ総額は2300万円。所属する気仙沼遠洋漁協の関係者は「悪くても2000万円代後半の水揚げが期待できたのにショックだ」と肩を落とす。
 市魚市場には12日までに6隻が水揚げし、メカジキの平均単価は550円。昨年11月中と比べ215円(28%)安い。
 関係者によると、大目流し網漁も含めメカジキの水揚げが多い上、日本海でのブリが豊漁が価格低迷の一因という。「見た目や食感が似ているため、メカジキと競合し売れ行きが鈍いようだ」と市場幹部は説明する。
 気仙沼の近海船6隻が対象となった「国際減船」の影響を指摘する声もある。ある買い受け人は「減船で水揚げが減ると判断し定番商品から外した量販店もあるようだ」と話す。デフレ基調のほか、円高による輸入増も影響しているとみる。
 遠洋漁協によると、漁船経営の維持には1日当たり60万円程度の平均水揚げが必要。「今の価格水準では50万円ほどしか確保できず、赤字経営に陥ってしまう」と三浦一彦参事は指摘する。
 遠洋漁協は水産総合研究センター(横浜市)と共同で、より高値で売れる刺し身商材としてメカジキをPRしている。熊谷秀人専務は「地道にブランド化を進める必要があるが、今は魚価の回復を祈るしかない」と話す。

■低気圧で荒れた天気に=大雨や突風に注意−気象庁(jiji.com)
 前線を伴う低気圧が九州の南から北東へ進むため、気象庁は13日夕、九州南部や四国から関東、東北では14日にかけて大雨や落雷、竜巻などの突風が発生する恐れがあるとして、注意を呼び掛けた。
 また、14日には日本海で別の低気圧が発生するため、海上は大しけとなる見込み。高波や強風に注意する必要がある。
 九州南部と奄美地方では、14日午後6時までの24時間予想雨量が、多い所で100ミリ。東北では太平洋側北部が120ミリ、同南部が100ミリ、日本海側が80ミリ。土砂災害や河川の増水などにも警戒が必要という。

■外来魚は何食べる? 授業で解剖、在来種への影響探る(佐賀新聞ひびのニュース)
城南中2年生ら、佐賀城公園の魚調べる
 佐賀市の城南中(森山千代子校長)は、佐賀城公園の堀に生息する外来魚の食性を学ぶ授業を行っている。2年生176人が外来種駆除で捕獲した魚を解剖し、食べ物などを確認。生物や植物など掘に生きる在来種の生態系に及ぼす影響を探る。
 堀のハス再生を目指す実行委員会が呼び掛け、8月に開催した外来種駆除の釣り大会でボランティアら約150人が釣り上げたブルーギルやブラックバスを冷凍保存して使用。講師は県立博物館学芸課主査の矢川慎一郎さんが務め、12日から16日まで、クラス別に講義している。
 初日の授業で、矢川さんは34人の生徒に、人の手で池などに外来種が持ち込まれて生息、在来種を捕食していることを説明。生徒は全長約15センチのブルーギルと40センチ程度あるブラックバスの大きさや重さを計った後、はさみやメスを入れて、胃と腸の中を調べた。魚やトンボの幼虫、植物などを確認し、「いろんな物を食べているよう」「解剖すると生態がより詳しく分かる」などと感想を話していた。

■立ち入り禁止 ため池・沼 釣り人侵入、摘発相次ぐ 仙台(河北新報社Kolnet)
 仙台市が立ち入り禁止にしている沼やため池に侵入したとして、宮城県警が釣り人を摘発するケースが相次いでいる。金網フェンスを乗り越えるだけでなく、工具で壊して侵入する悪質な例も目立つ。子どもの事故を誘発する恐れもあるだけに、県警や市は今後も厳しい姿勢で臨む方針だ。
 宮城県警は8月、泉区の八沢川調整池などに侵入したとして、仙台、山形、上山、さいたま各市の24〜47歳の男性13人を軽犯罪法違反(禁止場所への立ち入り)の疑いで書類送検した。いずれもバス釣り目的で悪気はなかったようだが、市内ではモラルに欠ける行為も確認されている。
 太白区の上野山、山田北前町周辺の農業用ため池4カ所も同じく立ち入り禁止だが、釣り人の侵入が常態化。仙台南署は10月以降、同じ容疑で10〜50代の男性約10人を任意で取り調べており、近く書類送検する。
 南署によると、男性らはため池のフェンスや有刺鉄線の破損した部分から侵入したとみられる。フェンスなどには工具で切断された部分があり、時期は特定できないが、器物損壊の疑いもある。
 太白区によると、フェンスの破損は係員が見つけるたびにロープなどで応急処置し、年度末にまとめて業者に修理を発注する。区内の被害は数年前から頻発し、修理費は年間約30万円以上。「公園の児童用遊具を購入できる額」(公園課)に上っているという。
 ヘラブナ釣りの人気スポット・宮城野区蟹沢の与兵衛沼でも区が2002年度までに、2カ所に釣り専用デッキを設置したが、好ポイントを狙ってフェンスを壊し、別の岸辺に侵入する人が後を絶たない。
 同区鶴ケ谷北の調整池「北堤」では08年3月、フェンス内で遊んでいた中学2年の少年=当時(14)=が池に転落、死亡する事故が起きた。
 仙台市は「ルールを守らない大人の姿を見て、子どもがまねることもある。立ち入り禁止場所への侵入が法律違反になることを認識してほしい」と訴えている。

■びわ湖レイクサイドマラソン:2月28日開催 参加者を募集(毎日jp滋賀)
 来年3月7日に行われる第65回びわ湖毎日マラソン(毎日新聞社、日本陸連、県、大津市など主催、NHK共催)に先立ち、湖岸沿いを走る市民マラソン大会「びわ湖レイクサイドマラソン」が2月28日に開かれることになった。
 国際陸連の格付けで日本初の「ゴールド」にランクされ、全国最古のマラソンであるびわ湖毎日マラソンの環境キャンペーンの一環。12日に県や大津市、滋賀陸協などで組織する実行委員会の設立総会があり、「早春の琵琶湖岸を走り、環境に関心を持つきっかけにしたい」と参加を呼び掛けている。
 草津市の烏丸半島港前をゴールとして、大津市の大津港をスタートとする15キロと同市のなぎさ公園サンシャインビーチを出発する12キロの2コースで、計約1000人を募集。
 申し込みは実行委事務局(077・521・8345)で受け付け、近くインターネットでの受け付けも始める。【安部拓輝】

■熊野灘でフェリー横倒し 28人救出、横波で荷崩れか(Chunichi Web)
 13日午前5時22分ごろ、三重県御浜町の南東約20キロ沖合の熊野灘で、東京から鹿児島・志布志港に向かって航行中のフェリー「ありあけ」(松元浩人船長、7、910トン)が、横波に打たれて船体が傾き運航を停止した。船には乗客7人を含む28人が乗っており、救助指令を受けた第4管区海上保安本部(名古屋市)はヘリコプターや巡視艇などを派遣、午前10時23分までに全員を救出した。乗客の松本浩一さん(70)=東京都調布市=が両足などの負傷で病院に運ばれ、乗員の1人も肩を打撲したが、命に別条はない。フェリーはこの後、同町沖約300メートル地点で座礁して横倒しになり、黒い煙が上がり、燃料が海に漏れ出している。
 尾鷲海上保安部(三重県尾鷲市)によると、そのほかの乗客は▽天願栄順さん(51)=沖縄県西原町▽島直樹さん(40)=川崎市▽野崎一成さん(25)=宮崎県清武町▽佐藤周平さん(30)=東京都品川区▽重信全宏さん(74)=鹿児島県湧水町▽上野ゆかりさん(41)=神奈川県相模原市=の6人。
 乗員が「船体が急激に傾き沈没の恐れがある」と海上保安庁に通報。船は御浜町沖まで自力航行し、第3、4、5管区海上保安本部の巡視船9隻と関西空港海上保安航空基地からヘリ1台が出動した。乗客7人と乗組員14人はヘリで3回に分けて三重県熊野市の同県東紀州防災拠点ヘリポートに搬送された。
 その後、船体の傾きが大きくなり、乗組員7人と救助のために船に乗り込んだ機動救難士2人の計9人が船に取り残された。乗組員らは救命いかだでの避難を試みたが、3人が乗り込んだときにいかだが波にさらわれ、海に投げ出された。船上に残った6人は海に飛び込み、9人とも午前10時23分に巡視船「すずか」の警備救難艇に救助された。運輸安全委員会は13日、事故原因究明のため船舶事故調査官2人を尾鷲市に派遣した。
 フェリーを運航するマルエーフェリー(本部・鹿児島市)によると、同フェリーは通常、旅客のほか貨物や車両を載せて運航。事故当時は約1420トンの貨物を積載しており、トレーラーなど車両82台を含めると計約3320トンに上るという。同保安部は、横波で船に積んだトラックやコンテナなどが横滑りし重心が片寄ったために船体が傾いたとみている。
 津地方気象台によると、県南部には強風・波浪注意報が発令されており、東北東の風9メートルが吹き、現場付近の海上は約4メートルの高波があった。

■乗員乗客全員救助、フェリーは横転…熊野灘(Yomiuri On Line)
 13日午前5時20分頃、三重県尾鷲市盛松の三木埼灯台の南約45キロの熊野灘で、航行していたマルエーフェリー(鹿児島県奄美市)所属のフェリー「ありあけ」(定員448人、7910トン)から「船体が急激に傾き、沈没の恐れがある」と、救助を依頼する118番通報があり、尾鷲海上保安部などの巡視船艇計9隻やヘリコプターが救助に向かった。
 フェリーには乗員21人乗客7人の計28人が乗っていたが、午前10時20分頃までに全員がへリや救命ボートで救助された。乗客のうち、東京都調布市の松本浩一さん(70)が、頭に軽い打撲を受けて、三重県御浜町の病院に運ばれた。男性機関長(42)も肩に痛みを訴えているという。
 同保安部によると、フェリーは、118番通報の直前に横波を受けて、積載していたコンテナなどが崩れたとみられ、右側に35度傾いたまま航行を続けたが、御浜町の約1キロ沖合で座礁し、午前10時半頃、横転した。横転した船体からは油が漏れ出し、幅50メートル、長さ約3キロに広がっている。
 マルエーフェリーによると、フェリーはトレーラーや乗用車、トラックなど約80台、コンテナ150個を積み、12日午後5時過ぎに東京・有明ふ頭を出港、鹿児島・志布志港などを経由して、14日午後7時に沖縄・那覇新港に到着する予定だった。津地方気象台によると、現場付近の海上は当時、約4メートルの高波があったという。

■フェリー:三重県沖で急傾斜、座礁 28人全員救助(毎日jp)
 13日午前5時25分ごろ、三重県尾鷲市の三木埼(みきさき)灯台の南約40キロの熊野灘を航行中の東京発志布志港(鹿児島県)行きフェリー「ありあけ」(松元浩人船長、定員448人)から「船体が急激に傾斜した」と海上保安庁に118番があった。第4管区海上保安本部(名古屋市)によると、ありあけは傾いたまま流され、浅瀬で座礁、横転。乗員21人、乗客7人が乗っていたが、海上保安庁のヘリコプターや巡視船艇が同10時20分ごろまでに全員を救助した。
 4管によると、乗客の男性(70)=東京都調布市=が頭などに軽い打撲を負い、救助後に吐き気を訴えて三重県御浜町の病院へ搬送された。機関長の男性(42)も肩に打撲。乗員2人が沈没の危険を感じて海に飛び込んだが、救助され無事だった。
 4管によると、フェリーは横波を受けて積み荷が崩れ、右に約22度傾いた。さらに45度近くまで傾いた状態で北西の陸側へ約32キロ流され、同9時50分ごろ、御浜町の七里御浜の沖合約200メートルで座礁、横転した。船体が損傷したとみられ、重油が南西へ幅50メートル、長さ約2.7キロにわたって流出している。
 運航会社のマルエーフェリー(本社・鹿児島県奄美市)によると、ありあけはコンテナ計1600トンや大型車や重機など車両82台を運送。乗員は熊野市に「横波の衝撃で固定してあった貨物が右側へ移動したのが原因と思う」と話したといい、4管が積み荷の状態に問題がなかったか乗員から事情を聴いている。
 ありあけは95年建造で総トン数7910トン、全長約167メートル、最大幅23メートルの大型フェリー。12日午後5時に東京都江東区の有明ふ頭を出発し、13日午後9時40分に志布志港に到着予定だった。
 津地方気象台によると、三重県南部には12日午前から継続的に強風・波浪注意報が出ており、尾鷲市では13日午前6時に高さ3.71メートルの波が観測された。【秋山信一、七見憲一、福島祥】

■三重県熊野沖でフェリー横倒し 全員救助、2人けが(asahi.com)
 13日午前5時20分ごろ、東京から鹿児島・志布志港に向かうフェリー「ありあけ」(7910トン、松元浩人船長)から、三重県熊野市沖南方約40キロで「船体が急激に傾斜しているので救助してほしい」と118番通報があった。海上保安庁のヘリコプターや巡視船で乗客7人と乗員21人の全員を救助した。乗客のうち東京都調布市の男性(70)が頭を打ったほか、乗組員(42)も軽いけがをした。
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 尾鷲海上保安部などによると、漂流した船は同日午前10時半までに、熊野市沖約200メートルの浅瀬で座礁し、右に横転したという。周辺では燃料の油が流出している。
 同海保や運航する「マルエーフェリー」(鹿児島県奄美市)によると、船は午前5時前、約4メートルの横波を受けて一気に22度傾いた。船体を回復するため、最低限の運航要員7人で運航を続けたが、徐々に傾きが大きくなった。トラックや乗用車など38台、車台44両、コンテナ約150個を含む積み荷計約3300トンが崩れて傾いたとみられる。最初に傾いた時、船は自動操舵(そうだ)中だったという。
 同船は12日午後5時に東京・有明埠頭(ふとう)を出港し、13日午後9時40分に志布志港に到着し、その後、奄美大島を経由し、14日午後7時に那覇に着く予定だった。有村和晃社長は「客船会社として大変申し訳ない。原因を究明し、安全基準を再構築しないといけない」と謝罪した。
 津地方気象台によると、三重県南部では12日午前から、波と風が強い状況が続いており、当時も強風、波浪注意報が出ていた。現場付近では、東または北東からの強い風が吹き、5メートルほどの波があるという。

09/11/12

■琵琶湖の景色楽しみ走ろう 滋賀初の市民ロードレース、来年2月に(京都新聞電子版)
 大津湖岸なぎさ公園(大津市)から烏丸半島(草津市)まで、琵琶湖の景色を楽しみながら走る滋賀県初の市民ロードレース「びわ湖レイクサイドマラソン」が、来年2月28日に行われる。15キロと12キロの2コースを設け、県と両市、県体育協会などが主催する。
 スポーツや健康、琵琶湖の環境への関心を高める狙いで、翌週のびわ湖毎日マラソン(3月7日)の関連行事として企画。12日、大津市の県庁でレース実行委員会の設立総会が開かれた。
 レースは午前9時から順次スタートし、歩道や自転車用道路を走る。15キロは大津港−烏丸半島港。18歳以上(高校生不可)が参加できる。参加費2500円。12キロは、なぎさ公園サンシャインビーチ−烏丸半島港。15歳以上(中学生不可)が対象。2千円。終了後はバスでスタート地点まで送る。両コースで計千人ほどの参加を見込んでいる。
 制限時間は「途中で歩いて湖岸の風景を楽しんでも間に合う」(県教委スポーツ健康課)という1キロあたり8分に設定する。
 申し込みは来年1月31日までに、県体育協会内事務局Tel:077(521)8345。

■「水行政の新たな法律必要」 嘉田知事、水循環基本法の制定へ期待(京都新聞電子版)
 超党派の国会議員や有識者らが制定を目指す水循環基本法の研究会が12日、東京都内で会合を開き、嘉田由紀子滋賀県知事が国の河川行政を流域自治体が担う意義や必要性を説明した。
 研究会は、河川の水質や水量管理、生態系保全など水に関係する行政の一元化の必要性を説く「水制度改革国民会議」(京都市左京区)が設置。この日は国会議員や会員ら約50人が参加し、基本法要綱案の内容について意見交換した。
 嘉田知事は講演で、琵琶湖・淀川水系を例に、明治時代中期以降、河川管理を国が中央集権的に制御したため「住民の行政依存が進んだ」と指摘。京都や大阪の3府県知事で提唱する流域自治体が河川行政を担う流域自治会議の構想を説明し「流域自治体が河川行政を進めるためにも水行政に関する新たな法律が必要だ」と水循環基本法への期待を強調した。

■虚偽表示:絶滅危惧種の魚、捕獲地偽り販売 男に略式命令(毎日jp滋賀)
 大津区検は11日、絶滅危惧(きぐ)種の淡水魚イチモンジタナゴの捕獲地を偽って販売したとして、埼玉県内の運送会社社員、中根弘倫容疑者(40)を不正競争防止法違反(虚偽表示)と文化財保護法違反の罪で略式起訴した。大津簡裁は罰金30万円の略式命令を出した。
 起訴状では、中根被告は今年6月下旬、熊本県の業者から買い付けたイチモンジタナゴをインターネット上のサイトで「天然採取・琵琶湖産イチモンジタナゴ」と偽って表示。9月には、天然記念物の淡水魚ミヤコタナゴ83匹とアユモドキ3匹を許可なく自宅で飼育したとされる。【後藤直義】

■「環境学習船の建造に」 日電硝子が県に1億円寄付(Chunichi Web滋賀)
 日本電気硝子(有岡雅行社長、大津市)は、県の環境学習船「うみのこ」の新船建造費の一部として1億円を県に寄付した。
 同社は今年12月に創立60周年を迎え、地域社会への貢献事業として寄付を決めた。
 有岡社長が県庁を訪れ、嘉田由紀子知事に寄付の目録を手渡した。嘉田知事は「従業員が汗して働いた大切なもの。これを原資に『うみのこ2号』に向けて努力したい」と感謝した。有岡社長は「次世代を担う子どもの育成に活用してほしい」と話した。
 うみのこは県内児童が琵琶湖で環境や郷土を学ぶ学習船。1983年に就航し、累計42万人の児童が乗船した。
 船の耐用年数は約30年とされ、廃船時期を数年後に迎える。新船の建造費は約30億円。(林勝)

09/11/11

■延期校の「うみのこ」 日帰りに 新型インフルで滋賀県教委(京都新聞電子版)
 新型インフルエンザによる学級閉鎖などが広がるなか、滋賀県教委は学習船「うみのこ」の航海学習を延期した小学校について、1泊2日の行程を日帰りにすることに決めた。10月以降、延期する学校が増え始め予備日で対応できなくなる恐れが出てきた。航海学習の日程短縮は1983年の進水以来初めて。
 県内の小学5年全員が体験する航海学習は、他校との交流を狙いに複数校で実施している。実施校でインフルエンザなどによる学級閉鎖があった場合、航海自体を延期し、年間計画で設定する予備日を利用する。
 ところが、10月以降、新型インフルエンザが猛威を振るい、学級閉鎖が続出、計5航海延べ13校が延期となった。7枠あった予備日のうち4枠を充当、残りは3枠となった。
 今後も航海延期が続く場合、予備日が不足する可能性があり、延期校については日程を短縮し、日帰り航海にすることにした。船内宿泊や寄港地活動を取りやめ、具体的活動は学校側と協議して決める。11月初旬に各市町教委に協力依頼を通知した。
 県教委は「全員を乗船させたいため、やむを得ず変更した。日程は短縮するが極力多くの活動ができるよう工夫したい」としている。

■強風で運転休止 JR近江舞子駅(京都新聞電子版)
 11日午後7時40分ごろ、大津市南小松のJR近江舞子駅設置の風速計が運転規制値(風速25メートル)に達した。このため、JR湖西線近江舞子駅と近江今津駅間の運転を休止し、午後10時までに、普通列車13本、特急列車2本が運休、この日だけで、約1万8千人に影響が出た。

■縄文人:漁上手? 網、大型釣り針、モリ…多彩 東北歴史博物館、講座で紹介(毎日jp宮城)
 多賀城市の東北歴史博物館が8日開いた市民オープン講座で、同館の阿部恵上席主任研究員(59)は三陸沿岸の縄文人が現在につながる漁の基本を熟知し、魚種によって漁網や大型の釣り針、モリを使い分け多彩な漁獲をあげていた可能性が高いと紹介した。野山の幸とともに海の幸を上手に手に入れていた縄文人の漁労技術水準に聴講者は感心していた。
 阿部研究員は今から三千数百年前の縄文時代後期を中心とする気仙沼市所沢の「田柄貝塚」で79年に出土した遺物を6年かけ残らず整理。土器類や石器とともに多種多様な魚介類、動物、鳥類の骨や殻(動物遺存体)の種類を特定し、同遺跡の人々がどんなものを食べていたか、どのように捕っていたか調べた。
 43種を確認した魚類の中でイワシに次いでマサバの出土量が圧倒的に多く、阿部研究員は内湾を群泳するところを何らかの漁網で捕獲したと説明。発掘では、網も浮きも重りも見つからなかったが、浮きは木材、重りは海辺の石を利用したのではとの推測を披露した。漁網への言及は多くない。
 一方、マグロ、カジキ、サメなど大型魚の骨と一緒に、長さ10センチもある釣り針が出土しているところから、1本釣りかはえ縄、あるいはモリの先端部が出土していることから、「突きんぼ漁」で捕ったとみられる。これら外洋型の漁は舟団を組んで行った可能性がある。クジラ、イルカ、オットセイの骨もあった。貝類はアサリなど67種あった。陸上のイノシシ、シカなどとともに海陸の多様な味覚に彩られた「縄文食」が浮かび上がる。
 同遺跡は動物の骨や殻を整理し古代人の暮らしを再構成する動物考古学の先駆けとなった場所。阿部研究員は「あまり知られていない調査結果で、内容に新鮮さがあり講座のテーマにした。三陸の縄文人の漁労技術は今につながる部分がある」と話している。【小原博人】

■なるほドリ:イチモンジタナゴってどんな魚なの?(毎日jp滋賀)
<NEWS NAVIGATOR>
◇希少淡水魚、琵琶湖はほぼ絶滅−−美しい色合いで鑑賞魚として人気
 なるほドリ 先月、観賞魚のイチモンジタナゴを「琵琶湖産」と捕獲地を偽ってネットオークションで売っていたとして、男が不正競争防止法違反(虚偽表示)の疑いで滋賀県警に逮捕されたよね。イチモンジタナゴってそんなに希少な魚なの?
 記者 環境省がレッドリストで絶滅危惧(きぐ)種としている、希少なコイ科の淡水魚です。かつては「ボテジャコ」とも呼ばれ、琵琶湖で大量に採れる魚でした。研究者らによると1990年代、湖の環境変化や生息場所の減少、ブラックバス、ブルーギルなど外来種の影響で激減したといわれ、現在では県北部の河川でわずかに確認されています。近隣では岐阜県や愛知県の一部地域にも生息しています。
 Q 川や湖で見つけたら捕まえていいの?
 A 県内での捕獲は禁止されています。県は07年5月から、「ふるさと滋賀の野生動植物との共生に関する条例」によって22種の希少動植物の捕獲・採取を禁じています。魚ではイチモンジタナゴとハリヨ(トゲウオ科)の2種が指定されました。一方、規制を設けていない県もありますが、モラルある行動が求められています。
 Q ネットオークションで売られていたのは人気があるから?
 A イチモンジタナゴの雄は、繁殖期になると「婚姻色」と呼ばれる美しい色を帯びます。腹の部分に「一」の形をした青い線が浮かび上がり、体の一部が紫色になります。そのため熱帯魚に劣らず、観賞魚として高い人気があるのです。都市部の観賞魚販売店では、他県産のイチモンジタナゴが水槽で売られているケースがあります。
 Q 県内のイチモンジタナゴを守るため、僕らに何ができるの?
 A まずは県立琵琶湖博物館にイチモンジタナゴを見に行ってはどうでしょうか。きっと愛らしい姿が好きになるはずです。希少な魚を守るためには、「保護」を強調するだけでなく、地域ごとに特色ある自然環境を知ることが大切です。<回答・後藤直義(大津支局)>

■諏訪湖:電気ショック船で外来魚駆除 漁協、年度内にも導入検討(毎日jp長野)
◇3日で3000匹以上
 ブラックバスなど外来魚の増殖に悩まされている諏訪湖で、県水産試験場と諏訪湖漁協が県内で初めて、魚に電気ショックを与えて駆除する船を使った調査を試験的に行い、3日間で3000匹以上を捕獲する成果を上げた。漁協では「予想以上の効果があった」として、年度内にもこの船を導入する方向で検討する。【武田博仁】
 調査は、北海道立水産孵化(ふか)場から借りた米国製の「電気ショッカーボート」を使い、県の特別採捕許可を受けて10月31日〜11月2日に実施した。その結果、在来種の生態系に影響を与えているとされるブラックバス1210匹、ブルーギル1853匹の計3063匹(総重量274キロ)を捕獲した。
 電気ショッカーボートによる捕獲は、ボート先端に取り付けた2本の電極ワイヤから数百ボルトの電流を水中に流し、感電・まひして浮いてきた魚を網ですくう手法だ。今回、船を1日に2時間半稼働させ、3日間かけて外来魚が多い岸辺を中心に回った。
 漁業が行われている湖沼では全国初の試みで、在来魚にも感電などの影響が心配されたが、フナやワカサギはまひから覚めると蘇生し、水中に戻ったという。
 諏訪湖では外来魚によるエビやワカサギ、コイやフナの卵の食害を受けており、漁協がこれまでにも刺し網による捕獲や、外来魚釣り大会を実施して駆除してきたが、対策には決定打がなかった。
 同試験場によると、電気ショッカーボートは1隻450万円ほどで、国内には4隻あり、北海道の湖沼や皇居のお堀で実績を上げているという。
 諏訪湖漁協の吉沢忍代表監事は「大変な効果があり、みな目を丸くした。4〜6月の(外来魚の)産卵期に稼働させれば、より効果がある」と話す。漁協では外来魚駆除に毎年数百万円を費やしており、ボートを購入しても十分見合うと判断。国や県とも協議したうえで導入を目指す方針だ。

■和歌山県内の北部で豪雨 和歌山市は観測史上最多(紀伊民報AGARA)
 前線を伴った低気圧の影響で11日、和歌山県内でも北部を中心に豪雨となった。和歌山市では午前4時までの1時間に119・5ミリの雨を記録、観測史上最多の雨量となった。紀南地方では午前11時現在、栗栖川(田辺市)の午前9時〜10時の時間雨量33・5ミリが最多。JR紀勢線の電車が運休、高速道路も通行止めとなり、紀南地方でも通学などに影響が出た。
 和歌山地方気象台によると、降り始めの10日午前5時から11日午前11時までの積算雨量は、県内で最も多い和歌山市で254ミリ。県南部では、龍神(田辺市)が127ミリ、新宮が116・5ミリ、本宮(田辺市)が113ミリ、西川(古座川町)が109ミリ、色川(那智勝浦町)が103ミリ、栗栖川が102・5ミリ。
 県によると、和歌山市や有田市で、床上や床下浸水、道路冠水の被害が多数発生している。大雨、洪水警報の発令で、紀北や紀中の学校では休校や自宅待機にした。交通機関への影響も大きく、阪和自動車道は泉南―有田南間で午前5時から午後0時15分まで通行止めとなった。
 JR西日本和歌山支社によると、紀勢線では上下線合わせて27本の電車が運休、15本の電車が最大で6時間近く遅れ、約1万1000人に影響が出た。
 みなべ町の南部高校では、全校生徒の約6割に当たる約430人が田辺市方面や御坊市方面からの電車を使って通学しており、遅れて授業に参加した。学校は公欠扱いにした。

■西日本で記録的大雨 名古屋市で37・5ミリ(Chunichi Web)
 前線を伴った低気圧の影響で11日、西日本を中心に記録的な大雨となった。気象庁は土砂災害や河川のはんらんに厳重な警戒を呼び掛けた。竜巻などの突風にも注意が必要という。
 和歌山市で午前4時までの1時間に119・5ミリの猛烈な雨を観測、観測史上最多の雨量となった。気象レーダーなどの解析では、大阪府の阪南市と岬町付近でも1時間に約110ミリの雨が降ったとみられる。三重県伊勢市で1時間雨量61・5ミリ、兵庫県洲本市で56・0ミリ、徳島県三好市で44・5ミリ、岐阜県多治見市で43・5ミリ、浜松市で38・5ミリ、名古屋市で37・5ミリなど、11月として過去最多雨量となった地点もあった。
 気象庁によると、東シナ海に前線を伴った低気圧があり東に進んでいる。前線が西日本に延び、さらにこの前線上に低気圧が発生、大気の状態が不安定になっている。
 近畿地方の日本海側や北陸では、波の高さ6メートルの大しけになる海域があるとみられる。(共同)

■近畿中心に大雨、警戒を=低気圧の影響−気象庁(jiji.com)
 前線を伴う低気圧の影響で、日本列島は11日午前、局地的に強い雨が降った。特に近畿では、和歌山市で午前4時までの1時間降水量が同所の観測史上最大の119.5ミリを記録するなど、猛烈な雨となった。気象庁は土砂災害や河川の増水のほか、雷や突風にも警戒を呼び掛けた。
 低気圧は西日本の太平洋側にあり、ほぼ東へ進む見込み。日本海側の北陸でも強い風が吹き、海上は大しけとなって高波に警戒する必要がある。

■近畿に激しい雨、和歌山県内の鉄道・高速に影響(asahi.com)
 前線を伴った低気圧の影響で近畿地方は南部を中心に10日夜から大雨になった。和歌山市では11日午前4時までの1時間に119.5ミリ、同5時50分までの3時間に221.5ミリを記録し、いずれも観測史上最高を更新した。大阪府内でも午前5時半までの1時間に、泉南・阪南両市、岬町付近で約100ミリの猛烈な雨が降った。近畿各地の気象台では土砂災害などの警戒や、落雷、竜巻への注意を呼びかけている。
 和歌山県では、和歌山市、海南市など県北部の5市1町で約70棟が床上・床下浸水した。和歌山市内では15人が近くの会館などに自主避難した。床下浸水は、兵庫県の洲本市で8棟、南あわじ市で10棟、大阪府泉南、阪南両市で4棟あった。
 この大雨の影響で、11日午前7時半ごろ、大阪市阿倍野区松虫通2丁目の住宅街で民家の石垣が崩れた。電柱が傾いて倒れるおそれがあるため、大阪市は住民7世帯23人を近くの集会所に避難させた。また、大阪府岸和田市岡山町では、府道が幅1メートル長さ約8メートルにわたって最大で約20センチ陥没し、通行車両約10台がパンクする被害が出た。市によると、現場では10日、下水道工事のため道路を掘り起こして埋め戻す作業をしていた。市は「大雨の影響で土砂が流れ、陥没した可能性もある」とみている。
 交通関係では、JR紀勢線の和歌山(和歌山市)―加茂郷(和歌山県海南市)駅間と、南海加太線で始発から一時運休。和歌山電鉄貴志川線は復旧の見通しが立っていない。南海本線も早朝からダイヤが大きく乱れ、南海電鉄5路線で通勤、通学客など10万人以上に影響が出た。
 また、阪和自動車道の泉南(大阪府泉南市)―湯浅御坊道路有田南(和歌山県有田市)間で午前5時から一時通行止めになった。

■約10人書類送検へ バス釣りで無断侵入容疑 仙台南署(河北新報社Kolnet)
 ブラックバス釣り目的で立ち入りが禁止されている仙台市太白区のため池に無断侵入したとして、仙台南署は近く、軽犯罪法違反の疑いで、県内の10〜50代の男性約10人を書類送検する。
 男性らは10月中旬〜11月、太白区山田自由ケ丘、太白区上野山2丁目の周辺に点在する立ち入り禁止の4カ所の農業用ため池に、ブラックバスを釣る目的で侵入した疑いが持たれている。
 4カ所とも市が管理し、危険防止としてフェンスや有刺鉄線で囲み、立ち入りを禁じている。
 南署によると、男性らは多くが会社員で、未成年の大学生も含まれている。フェンスなどに開いた抜け穴を抜けたり、よじ登ったりして侵入したという。工具で切断された抜け穴もあり、南署は器物損壊の疑いもあるとみて調べている。

09/11/10

■年末年始の「1000円高速」は1月1日〜5日(Yomiuri On Line)
 高速道路各社は10日、ETC(自動料金収受システム)装着車を対象にした、土日・祝日の地方の高速道路料金割引(1000円高速)の年末年始の適用日を決めた。
 年末は割引の日がなくなる一方、1月は1日〜5日が割引となる。
 現行の割引制度では、12月26〜27日と、1月1〜3日が対象。しかし、企業活動が続いている年末の26〜27日を割引にすると、激しい渋滞が発生して物流に影響が出る恐れがある。また、2〜3日は割引がなくても渋滞する。国土交通省は、26〜27日を対象から外すことや、交通量を分散させるために、1〜3日に加えて4〜5日も対象にするよう、高速道路各社に要請していた。
 高速道路各社は今月19日まで、ホームページ(http://www.ribenzoushin.jp/)で意見を募集したうえで、正式決定する。

■現場から記者リポート:採り子 目立つモラルなき愛好家(毎日jp滋賀)
◇埼玉の男性、「琵琶湖産イチモンジタナゴ」と偽り販売 絶滅危惧種の淡水魚、ネットで気軽に売買
 「採り子」。愛好家のコレクション心理をくすぐる川魚や貝類を捕まえ、ペットショップなどに卸す専門業者のことだ。県警が10月、絶滅危惧(きぐ)種の淡水魚イチモンジタナゴの捕獲地を偽って販売したとして不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑で逮捕した埼玉県の男(40)もネット上で採り子を自称していた。約10年にわたり、採り子で生計を立ててきた観賞魚販売業者の男性が、毎日新聞の取材に応じ、その内情を語った。【後藤直義】
 「月の光が琵琶湖に差し込むと、キラキラと反射するんですよ」。昨年の梅雨時の夜、男性は産卵期を迎えたイワトコナマズ(成魚の体長約60センチ)を捕まえるため、琵琶湖岸でじっと目を凝らしていた。狙いは黄色に変色する特異体質の通称「弁天イワトコナマズ」。地元漁師から「弁天様のお使い」とあがめられてきた希少魚だ。バブル期には一部の観賞魚店で1匹20万〜30万円、現在でも10万円前後で取引されるという。男性は「漁師から仕入れるルートもありますが、私は自力で捕れます」と話した。
 男性は小学生のころから魚好きで、一時は水族館員になりたいと専門学校に進んだ。卒業後は会社勤めの傍ら、休日に網やゴム長靴を装備して全国の川や湖に。02年ごろから「採り子」として観賞魚店などに販売するようになったという。
 実収入は月20万〜30万円程。最大で約100種類の観賞魚を扱い、琵琶湖産のカネヒラやビワヒガイ、ビワコオオナマズもそろえる。まとめ買いする問屋から数匹単位の愛好家の注文にも応じるが、魚のエサ代や薬品代がかさみ「楽にもうかる仕事じゃない」と言い切った。
 男性は、法律で捕獲・飼育が禁じられている天然記念物の魚は「プレミアがつきやすい」と指摘する。淡水魚のミヤコタナゴなどは、一部の愛好家らの間でブリード(繁殖)のため互いに交換するケースがあり、「販売していませんか」と問い合わせを受けることも多いという。
  ◇  ◇
 そんな男性が懸念するのが、埼玉の男のように副業としてインターネット上で観賞魚を売買する愛好家の増加だ。同事件でも、男は「天然採取 琵琶湖産・イチモンジタナゴ10匹」(1780円から)「1円スタート 琵琶湖産シロヒレタビラ10匹」などとネット上のオークションで多数の観賞魚を売りさばいていた。ビニール袋に魚を詰めるだけで、宅配便で全国に送ることができるため「交通費の足しになれば」「新しい魚の購入費に」などと、安易に「開業」する人も多いという。
 最近は衛生管理が不十分だったり、返品不可を条件に格安で売るケースが目立つといい、男性は「一部の愛好家がモラルのない『採り子』の予備軍になっている」と指摘する。

■寄付:日本電気硝子が県に1億円 「うみのこ」建造費(毎日jp滋賀)
 日本電気硝子(大津市)は9日、県の学習船「うみのこ」(928トン)の新船建造費の一部として、県に1億円を寄付した。
 うみのこは83年就航。耐用年数は約30年とされ、新船建造費は約30億円と見込まれている。県は08年に基金を設け、一般会計から3000万円を積み立てたが、民間からの寄付は初めて。
 同社は液晶ディスプレーなど特殊ガラス製造の大手。創立60周年を記念し、社会貢献事業として寄付を決めた。県は就航以来、県内の小学5年生を対象に琵琶湖の環境や歴史を学ぶ同船での宿泊体験学習を続け、これまでに約42万人が乗船した。【後藤由耶】

09/11/09

■うみのこ新船、県に1億円寄付 日本電気硝子(京都新聞電子版)
 日本電気硝子(本社・大津市)は9日、12月で創立60周年を迎えるのを機に、琵琶湖の環境学習船「うみのこ」の新船建造費用の一部として、1億円を滋賀県に寄付した。
 有岡雅行社長が県庁で嘉田由紀子知事に目録を手渡し、「滋賀県にお世話になっている会社であり、60周年の記念としてお返しができれば」と趣旨を説明。嘉田知事は感謝状を送り、巨額の寄付に喜びを表した。
 1983年に完成した現在の「うみのこ」は、30年とされる耐用年数が近づいて老朽化が進む。県教委は新船建造に向けて基金(6000万円、2009年度末見込み)を設置しており、寄付金は30億円とされる費用にあてられる。

■小田原城のお堀でブラックバス試験釣り、2時間半で60匹捕獲/小田原(神奈川新聞カナロコ)
 小田原市は7日、小田原城址(じょうし)公園(同市城内)のお堀で繁殖しているブラックバスの捕獲調査を実施した。2時間半で60匹が釣り上げられた。市は今後、県などと協議しながら本格的な駆除対策を検討する方針。
 捕獲調査は、ブラックバスがコイやフナなどの在来種を食べてしまうことから、お堀の生態系保護を目的とするブラックバス駆除対策の一環として実施された。
 総延長638メートル(総面積1万7500平方メートル)のお堀の主に5カ所で、ボランティアら7人の釣り人が午前7時半から同10時まで手こぎボートに乗ってルアーを投げ、体長15〜40センチの60匹(総重量60キロ)を釣り上げた。ブラックバスはすべて処分された。
 お堀での釣りは市都市公園条例で、ブラックバスの放流は外来生物法で、いずれも禁止されている。お堀の水源の早川でブラックバスが釣り上げられたことはないため、市は「お堀に密放流されたブラックバスが繁殖した可能性が高い」とみている。

■冬の使者 ユリカモメ飛来 鴨川 朝日に乱舞(京都新聞電子版)
 冬の訪れを告げるユリカモメが、京都市内を流れる鴨川に飛来し始めた。9日早朝には、朝焼けに染まる川面に集まって乱舞し、道行く人を魅了した。
 ユリカモメは毎年この時期に、ロシア東部のカムチャツカ半島から越冬のために海を渡ってくる。琵琶湖をねぐらにし、日中は鴨川などで過ごす。
 午前7時すぎ、正面橋(下京、東山区)の上流では、50羽あまりが見られた。雲間からうっすらと現れた太陽に川面がきらめく中、翼を広げて飛び交い、白い雄姿を披露した。
 京都地方気象台によると、今朝の最低気温は12・5度で平年を3・4度上回る暖かさだったが、「冬の使者」の到来に通勤や散歩の市民が足を止め、カメラで向ける人もいた。

■日本電気硝子が滋賀県に1億円寄付 60周年で学習船新造費(msn産経ニュース)
 大津市のガラスメーカー「日本電気硝子」の有岡雅行社長が9日、滋賀県庁に嘉田由紀子知事を訪ね、県が保有する学習船「うみのこ」の新船建造費用として1億円を寄付した。
 同社が12月1日に創立60周年を迎える記念として、地元出身者が多いことなどを考慮、寄付を決めた。有岡社長が「何かお手伝いできることを考えた」と述べると、嘉田知事は「本当にありがとうございます」と感謝状を贈った。
 うみのこは小学5年生が1泊2日で琵琶湖を航行し環境などを学ぶ体験型学習船。昭和58年の就航以来、約42万人が乗船した。老朽化が目立ち、県は基金を設立し数年後に約30億円をかけて新船建造を計画している。

■濃霧でJR東海道線に遅れ 滋賀(京都新聞電子版)
 9日朝、滋賀県内で濃霧が発生し、JR東海道線は河瀬駅(彦根市)付近と守山駅(守山市)付近で徐行運転した。JR西日本によると、上下線計12本が部分運休したほか、下り線計12本が最大27分遅れた。

■新型インフル大流行ならネット混む? 米監査院が指摘(asahi.com滋賀)
【ワシントン=勝田敏彦】米議会の政府監査院(GAO)はこのほど、新型インフルエンザの大流行が起きると、会社や学校を休んだ人からの接続でインターネットが混雑し、政府や企業の業務に支障が出る可能性があるとする報告書を発表した。
 報告書は、インターネット・セキュリティーを担当する国土安全保障省の研究やインターネット接続業者への聞き取り調査から、大流行に伴う通信量の増大は、都市住宅地域のネットワークの伝送能力を超えると指摘。政府や企業の職員が自宅からネット経由で仕事をするのに支障が出る恐れがあるのに「担当の政府機関は十分な対策を取っておらず、(通信量を制限するなどの)法的手段も準備していない」とした。
 大流行では、感染した家族の世話をするため自宅に残った人が、通信量の多い映画やゲームを楽しんだり、健康情報を集めたりすることが予想されている。
 一方、金融関係のネットワークはインターネットと独立に構築されていることが多く、大流行の影響は避けられるだろうとしている。

09/11/08

■農業まつり:「地産地消」食べて納得 立冬の日、休日にぎやかに−−大津(毎日jp滋賀)
 大津市二本松1の大津びわこ競輪場で7日、「第17回JAレーク大津 農業まつり」が開かれた。地元で作られた食材を食べる「地産地消」の浸透を目的に、県内産の農産物がズラリと並ぶ販売会や試食会などが催され、家族連れなど多くの人たちでにぎわった。
 大根や玉ネギ、ニンジンなど県産農産物の販売はもちろん、地元・大津で収穫された食材のみで作った「地産地消カレー」や琵琶湖の「ブラックバスからあげ」など、滋賀ならではの加工品を販売する出店も並んだ。また、JAレーク大津が推奨する県産米「レーク65」で作ったおにぎりの試食会もあった。毎年来ているという近くの主婦、渡辺和子さん(63)は「スーパーで買うよりも新鮮で味も全然違います」と満足そうに話していた。【金志尚】

■ブラックバス:電気ショックで捕獲−−県伊豆沼・内沼環境保全財団(毎日jp宮城)
◇初の実地テスト
 県伊豆沼・内沼環境保全財団は7日、水中に電気を流して食害魚ブラックバスを捕獲する装置「電気ショッカーボート」を新たに導入し、初の実地テストを行った。想定を超える「釣果」が上がり、冬季を中心に稼働させ、人工産卵床や刺し網・定置網、フェロモン誘引などこれまで開発した捕獲法と併せてバス類根絶への弾みをつける考えだ。
 新たな装置はボートの船首に最大1000ボルトの電気を水中に流す電極ワイヤを取り付けている。発電機やコントロールボックスを積み、3人乗り。ボートを走らせながら、水中に垂らしたワイヤから電気を流し、電撃でしびれて浮上したバス類をタモ網で捕獲する。
 この日は1時間で最長44センチから10センチ余りの5歳〜当歳魚の計69匹を捕獲。在来魚も電撃の影響を受けるが、数分で回復するという。
 電流の有効範囲はそれぞれの電極の周囲3メートルほどと狭いが、ボートで走り回って広範囲をカバーできる強みがある。装置は米国製で、農水省の助成を受け、一式300万円で購入した。札幌近郊の沼では装置を稼働して3年でバス類を根絶したという。【小原博人】

■外来魚駆除、シビレる成果 電気ショッカーで感電作戦(河北新報社Kolnet)
 伊豆沼・内沼(宮城県栗原、登米市)のブラックバスやブルーギルなどの外来魚を駆除しようと、県伊豆沼・内沼環境保全財団(栗原市)は沼に放電して魚を感電させ、気絶して水面に浮かんだところを捕る電気ショッカーボートを導入した。7日、伊豆沼で運用実験を行い、69匹を生け捕りにした。刺し網など従来の捕獲方法と併用し、効果的な駆除を目指す。
 電気ショッカーボートは、発電機を搭載したモーターボートの先頭部に2本のアームを取り付け、電極を水中に垂らして放電する。電圧は最大1000ボルトで、電極から数メートルの範囲に電気が流れる。在来魚も感電して水面に浮かぶが、捕まえないで意識が戻るのを待つ。
 実験は、感電捕獲の実績がある北海道水産孵化(ふか)場の工藤智河川湖沼科長の指導を受けて行った。700ボルトの電圧で約1時間放電。感電して気絶した魚が次々に水面に浮かんだ。捕獲した69匹はすべてブラックバスだった。
 工藤科長は「生態系の保全だけでなく、漁業被害を防ぐ目的で感電捕獲を導入するのは伊豆沼が初めて。在来魚に影響がないのは、ほかの湖で確認している」と話した。
 財団は、ボートの活用を盛り込んだ生態系復元計画を農水省の実用技術開発事業として申請。採択されて助成を受け、機材やボートをそろえた。電流を使用する漁法は禁止されているため、県の特別採捕許可を得た。
 感電捕獲は、函館市の五稜郭や東京の皇居外苑のお堀などで使用実績があり、北海道南幌町の沼では2004年から3年で外来魚を根絶できた。
 伊豆沼・内沼では従来、体長40センチ以上の大型外来魚は刺し網、15センチ以下の小型魚は定置網や人工産卵床を用いて捕獲している。
 財団は「中型魚の捕獲をボートでカバーしたい。複数の駆除を組み合わせ、全国で通用する『伊豆沼・内沼モデル』の駆除システムを確立したい」と話している。

09/11/07

■メコンオオナマズ:世界最大級200キロ 日本人が撮影(毎日jp)
 東南アジアのメコン川にわずか数百匹のみ生息するとされる絶滅危惧(きぐ)種で、世界最大級の淡水魚「メコンオオナマズ」が、ラオス南部のダム建設予定地で確認され、岐阜市のサツキマス研究会代表、新村安雄さん(55)が撮影に成功した。
 新村さんがラオス南部のメコン川分流で魚類の調査をしていたところ、10月22日にメコンオオナマズが伝統漁法のやなにかかって捕獲され、撮影した。体長252センチ、体重は推定200キロ以上あり、捕獲後間もなく死んだ。禁漁魚だが偶発的に捕獲されたとして地元水産局に引き取られた。
 メコンオオナマズは大型で味が良いため70年代に乱獲され、国際自然保護連合(IUCN)から絶滅の恐れが最も高い魚類(絶滅危惧1A類)と認定されている。メコン川下流で成長し、タイ北部からミャンマー、ラオスの国境地域に遡上(そじょう)して産卵するとされる。
 発見された場所は、水力発電ダム「ドンサホンダム」の建設予定地。メコン川の魚類の主要な移動経路をせき止める計画だとして、カンボジアやタイが反対する一方、ラオスは開発を進める構えだ。
 新村さんは「流域に生きる住民にとって魚はメコンの恵みそのもの。国内のダム問題だけでなく、関係の深い東南アジアの問題にも日本政府の指導力を求めたい」と話している。【山田大輔】

■冬の訪れ告げるユリカモメ乱舞/高島の湖岸(asahi.com滋賀)
 高島市今津町今津の湖岸で、大陸から渡ってきた“冬の使者”ユリカモメが乱舞している=写真。飛来は例年より早く、6日は約200羽が湖面で水浴びをしたり飛び交ったりして、冬の訪れを告げていた。7日、立冬。
 毎日、湖岸でパンくずを与えている同市今津町松陽台2丁目の澤忠起(さわ・ただ・おき)さん(70)によると、10月31日に約100羽を確認。例年より10日ほど早く、飛来数も多いという。「これから徐々に増え、2月には500羽近くの乱舞が楽しめるのでは」と期待を膨らませていた。

■小田原城のお堀 ブラックバスを追え!(東京新聞TOKYO Web神奈川)
 小田原市は七日、小田原城の堀で特定外来生物指定の「ブラックバス」を釣る生息調査を実施する。人為的に不法放流された可能性が高く、堀に住むコイやフナなどの在来種の生息を守るための調査で、増殖が確認された場合、本格的駆除も検討する。
 小田原城には内大堀と藤棚堀の二カ所(計約一万七千五百平方メートル)が残っている。以前はコイ、フナ、金魚などの姿が見られ、散策に訪れた市民らの目を楽しませていた。
 市によると、二十年以上前から、いるはずがない外来種のブラックバスが見られるようになった。
 原因は、(1)人為的な放流(2)箱根・芦ノ湖で生息するブラックバスが早川水系の源流を伝わって流入した−など諸説があった。
 しかし、市が早川河川漁業協同組合に問い合わせたところ、早川本流にはブラックバスが生息していないことが分かり、不法放流の疑いが強くなった。
 ブラックバスは北米原産で魚食性が強く、繁殖力も旺盛で、最近では金魚の姿が見られなくなるなど、在来魚に影響が出ている。放流は禁止されており、市条例では堀での釣りを禁止していることもあって増殖している可能性が高いという。
 調査は市職員ら六人がボートに乗り、ルアー釣りで三時間ほど調査する。二〇〇〇年の前回調査では八十三匹が捕獲された。(長崎磐雄)

09/11/06

■サケの捕獲ダメ、水産資源保護法で禁止されていると注意呼び掛け(神奈川新聞カナロコ)
 県内でサケの遡上(そじょう)が確認されたことを受けて、県水産課は5日、サケの捕獲禁止をホームページ上で呼び掛けた。6日にも河川を管理している各土木事務所や、各自治体、漁協などに文書を送り、周知徹底を図るという。水産資源保護法では、内水面でのサケの捕獲は禁止されている。
 同課は「県内はサケの分布域に入っていなかったため、これまでサケの捕獲禁止が周知徹底されていなかった。今後も遡上の可能性があるため、注意を促した。たまたま釣れたとしても逃がしてほしい」と呼び掛けている。

■地域主導で再生保全へ 琵琶湖特措法素案概要(京都新聞電子版)
 民主党が滋賀県版マニフェスト(政権公約)で掲げた「琵琶湖・淀川水系再生特別措置法(仮称)」素案の概要が5日、分かった。水系一帯の総合的な再生と保全のため、滋賀や京都、大阪など関係府県が「推進協議会」を設置、再生計画を策定して事業を進めることを柱としている。国主導の開発利用型から地域主導の再生保全型へ河川行政の転換を図る。法制化へのハードルは高いが、政府・与党の琵琶湖保全に関する政策や法整備に向けた有力なたたき台になりそうだ。
◆関係府県で推進協設立
 素案によると、対象地域は琵琶湖を中心とした淀川水系全域。国や府県などが事業に取り組む。国が基本方針を作り財政支援措置も盛り込むが、具体的な取り組み内容を定める再生計画は、関係府県が主体となる。
 計画策定に当たっては、滋賀、京都、大阪、三重、兵庫、奈良の関係府県が中心となり、国の地方機関などとともに「推進協議会」を設置する。計画に盛り込む分野として、水質改善▽水源かん養▽生態系の保全再生▽漁業振興▽景観保全▽環境教育・学習−の6点を挙げる。協議会には流域住民や学識経験者を入れ、市民意見を反映させるとしている。
 琵琶湖・淀川水系再生特措法の制定は、民主党滋賀県連が8月の衆院選の県版マニフェストに盛り込んだ。今後、法制化には、国土交通省や環境省など省庁間の調整、既存の河川法とのすり合わせなど課題は多い。時期のめども立っておらず、紆余(うよ)曲折も予想される。

■関市の中池、7年ぶり池干し 市民の手で本来の姿に(岐阜新聞Web)
 稲のひこばえを揺らす秋風に乗り、黄色いチョウが舞っていた。関市役所北側に見られる田園風景だ。一帯は吉田沖(きったおき)と呼ばれる穀倉地帯で広さは300ヘクタール余。このうちの30ヘクタールの水を賄う同市黒屋の中池では、水を抜く池干しが行われている。底を天日にさらし、堤を直してごみを除き、生物を整理することで環境の改善を図る。きれいな水で米作りをと願う地元の農業者らを中心に進められているが、中池は市民公園内にあり、多面的な機能を備える。より多くの市民が活動に加わり、池を地域の宝とする取り組みにしてもらいたい。
 中池は奈良時代の築造とされ、堤体は高さ約8メートル、長さ約145メートル。池の長さは約500メートル、幅は最大で約280メートルあり、貯水量は27万7千立方メートルで94戸の農家の田んぼに給水、余水は吉田川に流す。施設は市、水面は地元の農業者が管理。今年9月に水を減らし始め、今月29日にすべての水を抜く。
 池には山水が入り、かつては満水でも底まで見え、泳ぐことができた。池干しは数年ごとの秋に行い、たまった泥を除去。捕まえたウナギやコイなどを味わう伝統行事だった。しかし、農業者の減少などで池干しも減って、中池の池干しは7年ぶりという。水門を45年近く管理する75歳の男性は「土砂がたまって浅くなり、水も汚れた。公園化、釣り、鳥の放し飼いが原因ではないか。農家は将来への不安を抱いており、米作りの意欲を高めるためにも水をきれいにしたい」と話す。
 さらに、地元は池干しを契機に外来魚の一掃を図る。池には特定外来生物のブラックバスとブルーギルがおり、在来種が激減。滋賀県のように県内全域へのブラックバスの再放流が禁止されていないことからキャッチ・アンド・リリースが繰り返され、バス釣り愛好者がよく訪れる。池干しで外来魚を捕獲して在来種を放し、かつての池を復元する。熱意ある活動を支援していきたい。(中濃総局長・一川哲志)

■ウや外来魚に食べられて… フナの養殖中止 三田(神戸新聞ネット版)
 三田市の有馬富士公園の福島大池で行われているフナの養殖が、今年で中止される。カワウや外来魚が増え、フナの漁獲高が激減したことが理由。4年に1度の水揚げも今年は取りやめるため、関係者は「寂しいが、やむを得ない」と苦渋の表情を浮かべる。
 同池では古くから養殖を実施。約20年前からは「福島漁業組合」(梶照男組合長)が手掛け、現在は同組合を通じ、大阪府内の養殖業者が釣り堀用のカワチブナを育てている。一度に放流する稚魚は約8万匹。池の底にたまった泥を取り除くため、4年ごとに池の水を抜く「かいどり」を行い、その際に育った魚を捕まえてきた。
 当初は約4トンを漁獲したが、数年前からは2トン以下に減少。収支が合わず、同組合と業者が相談し、1年早くかいどりを行う今年は魚を捕るのをやめた。激減理由について、梶組合長は「カワウや外来魚のブラックバスなどが増え、フナを食べたため」と指摘する。
 三田野鳥の会によると、同池のカワウは約10年前から急増し、多いときは120羽に。「以前はほとんどいなかった。伊丹市の昆陽池などから追い出され、北上したのでは」と推測。有馬富士自然学習センターも「かいどりの際にブラックバスが目立つ」とする。
 今年は5月から池の水を徐々に減らし、今月8日には完全に水を抜く。今後、新たにフナの稚魚を放流する予定はないといい、梶組合長は「漁獲はお祭りのようなものだったので、なくなるのは寂しい。観賞用に大きな魚を放すことができれば」と話している。(本田純一)

■気象観測船3隻が来春引退 衛星技術向上で役目終え(Chunichi Web)
 気象庁は6日までに、海上での気象観測に当たる「海洋気象観測船」5隻のうち、日本近海を担当していた海洋気象台所属の3隻を来年3月末に引退させる方針を固めた。気象衛星の観測技術向上などで削減可能と判断、昭和30年代以降続いた5、6隻体制を大幅に縮小する。
 残る2隻は遠洋航海が可能な大型船。本庁で集中運用し、温暖化監視のため北西太平洋の観測を強化する方針。
 引退するのは、函館海洋気象台(北海道)の高風丸、舞鶴海洋気象台(京都府)の清風丸、長崎海洋気象台の長風丸で、いずれも400トンクラス。神戸海洋気象台の啓風丸(1483トン)は気象庁本庁所属とし、本庁を凌風丸(1380トン)との2隻体制にする。
 観測船はこれまで、日本近海や北西太平洋で水温や海流、海水塩分などを観測。凌風丸は、気候変動に影響する海中の二酸化炭素(CO2)濃度の計測も担当していた。
 近年、気象衛星ひまわりや中層フロート(浮き沈みする自動観測装置)などで、海面や海中の水温、海面の上下変動などの観測・解析が可能になり、船なしでも海の状況を把握できるようになったという。
 日本近海の観測は回数は減るが凌風丸など大型船2隻で定期的に実施するほか、中層フロートを増やすなどして対応。大型船2隻は高精度の観測機器を整備、北西太平洋でCO2などの温室効果ガス観測に従事する計画。
 地球環境業務課は「温暖化問題に対応するため、海流の複雑な北西太平洋の炭素循環など、船でしかできない観測を強化したい」としている。(共同)

09/11/05

■ガソリン店頭価格、5週連続値下がり(asahi.com)
 ガソリンの店頭価格が5週連続で安くなった。石油情報センターが2日に調べたレギュラーガソリン1リットルあたりの価格は全国平均で127.0円で、先週(10月26日)より0.4円下がった。一方、石油元売り各社は7〜13日に出荷するガソリンの卸値を全国平均で0.2円前後引き上げる。

■外来魚駆除:コウノトリ生息地保全協、豊岡・円山川で(毎日jp兵庫)
 豊岡市内の環境団体でつくる「コウノトリ生息地保全協議会」(佐竹節夫会長)は4日、同市城崎町桃島の円山川で外来魚のブルーギルやブラックバスの駆除を行った。
 円山川漁協の福井泉事務局長によると、外来魚は10年前ぐらいから同川で目立ち始めた。漁の際も網に従来の魚の3〜10倍もかかり、漁業に悪影響を及ぼしている。漁協も独自に数年前から駆除活動を行っている。この日の駆除にはボランティアら約25人が参加。前日に仕掛けた定置網や地引き網で捕獲したところ、ブルーギル129匹、ブラックバス8匹が捕まった。
 佐竹会長は「つり目的などで人の手で川に放たれたものと思うが、繁殖力が強い外来魚はフナやコイなど従来の魚を駆逐し、生物多様性を破壊してしまう」と警鐘を鳴らしている。【皆木成実】

■生き物調査に200人 宇都宮の上欠沼で2年ぶり沼干し(下野新聞SOON)
【宇都宮】姿川地区で農地・水・環境保全対策に取り組む「姿川環境保全会」(鈴木康男会長)は3日、市西部の上欠沼で生き物調査を行った。
 地元のほか市外からも親子連れなど約200人が参加。沼干しでかさが減った水の中に刺し網が投げ込まれ、生き物を隅に追い込んだ後、長靴姿の子どもたちが歓声を上げて水際まで駆け寄り、網で捕獲していた。
 捕まえた生き物は図鑑などと照合、スジエビやオオタニシ、ドブガイなど十数種類を確認した。肉食外来魚のブルーギルや外来植物のカナダモも見つかり、これらは生態系の保全を図るため駆除された。
 同会は調査結果を資料にまとめ、同沼にすむ生き物を紹介する図鑑作りにも取り組んでいく。

09/11/04

■虹と蜃気楼、湖上で共演(asahi.com滋賀)
【全日写連会員 大津・西山さんが撮影】
 琵琶湖にアーチを描く虹と湖上に浮かぶ琵琶湖大橋の蜃気楼(しんきろう)が同時に現出した一瞬を、大津市の全日写連会員、西山順三さんが撮影した=写真。2日午後3時半ごろ、大津市におの浜1丁目の湖岸でとらえた。
 確認された蜃気楼は、実際の橋の下に幻の像が現れる「下位蜃気楼」。大津市と守山市を結ぶ橋の両端が切れ、円盤のようにみえる。
 「琵琶湖蜃気楼研究会」の房(ふさ)英夫さんによると、下位蜃気楼は9月〜翌年3月の天気の良い寒い日に見ることができるという。

■ビワマス採卵135万粒に 滋賀県漁連、増殖目標達成(京都新聞電子版)
 琵琶湖固有種のビワマスの採卵が4日、増殖のために設けた目標の135万粒に達した。担当する滋賀県漁業協同組合連合会高島事業所(高島市)では、オレンジ色に輝く卵がメスの腹から次々に押し出され、ふ化場で新たな命を育む期間に入った。
 ビワマスは「アメノウオ」と呼ばれ、秋の産卵期、雨で川の水量が増えると琵琶湖から上流へ遡(そ)上する。10−11月は禁漁期だが、特別許可を得た漁業者が川に仕掛けた「やな」や投網で捕獲する。
 10月は川の渇水で採卵は少なかったが、11月に入り一気に目標の半数以上を採卵した。県の補助を受け、ビワマスの増殖に取り組む県漁連の高島事業所には、体長50センチ近くのビワマスが次々に持ち込まれ、職員が採った卵にオスの精子をかけ、傷つけないようカモの羽で優しくかき混ぜた。
 約1カ月でふ化し、体長6センチほどに育った稚魚を3月に放流する。

■兵庫・豊岡市 外来魚駆除してコウノトリ守れ(MBSニュース関西)
 コウノトリを自然界に放つ活動を続けている兵庫県豊岡市では、コウノトリの餌となる川魚を守ろうと外来種の駆除が行われました。
 外来種の駆除は、豊岡市を流れる円山川で定置網に魚を追い込む方法で行われました。
 円山川では10年ほど前からブラックバスやブルーギルなど繁殖力の強い外来の魚が漁業や水辺の環境に影響を及ぼしています。
 今回は初めてコウノトリ生息地保全協議会が主催して駆除が行われ、作業中に捕れたフナなどの在来の魚は川に戻し、上流にあるコウノトリの餌場となる湿地の生態系維持を助けます。
 「外来種の駆除をやって、もともとの生態系を取り戻していこうという取り組みです」(コウノトリ生息地保全協議会 佐竹節夫さん)
 4日捕れた魚のほとんどは外来種のブルーギルで、生態系を維持するためには今後も地道な駆除が必要だということです。

■意外とおいしい! 加古川の魚で料理教室(神戸新聞ネット版)
 コイやフナ、外来種のブラックバスなど、加古川に生息する魚を素材に使う、一風変わった料理教室が3日、県加古川総合庁舎であった。
 身近な生物を調理し、食べることで、水と暮らしのかかわりを考えてもらおうと、東播磨流域文化協議会が企画した。
 食生活アドバイザー稲本美佐子さん(49)=明石市大久保町=が講師を務め、参加者は、ブラックバスのペペロンチーノ▽コイの揚げ煮▽フナのつみれ汁▽ナマズとモロコの空揚げ-に挑戦。川魚独特の臭みを消すため、ショウガやさんしょう、みそなどを用いて調理に工夫を凝らした。
 母親と参加した男児(9つ)=加古川市尾上町=は「川魚を食べたのは初めて。ブラックバスが意外とおいしかった」と話していた。
 15日には、川魚料理の試食や河川敷清掃を通じて加古川の魅力に触れる環境イベント「エコ・ウォーク&メッセ加古川」がある。同協議会TEL079・421・9016(三浦拓也)

■初冠雪:伊吹山で確認、昨年より16日早く(毎日jp滋賀)
 今季一番の寒さとなった3日朝、滋賀・岐阜県境の伊吹山(標高1377メートル)の初冠雪を彦根地方気象台が確認した。昨年より16日、平年よりは12日早い。
 比良山頂でも同日朝、初冠雪を確認。昨年より17日、平年より18日早いという。標高約1100メートルのびわ湖バレイ・ロープウエー山頂駅付近では、10センチの積雪を観測。山上では時折吹雪が舞い、大阪などから訪れたハイカーのグループは「琵琶湖の青い水と紅葉と、3種類の景色を味わえた」と話していた。

 同気象台によると、3日の最低気温は、彦根市6・7度▽大津市5・7度▽高島市今津町4・6度−−で、いずれも今月中〜下旬並みだった。【松井圀夫、塚原和俊】

■はや冬の装い(asahi.com滋賀)
 彦根地方気象台は3日、県内最高峰の伊吹山(標高1377メートル)の初冠雪を観測した。昨年より16日早く、平年と比べても12日早い。
 山頂に通じる「伊吹山ドライブウェイ」(全長17キロ)を運営する日本自動車道によると、この日朝までに雪が降り、山頂近くでは1〜2センチ積もった。路面が凍結し、ドライブウェイは営業開始の午前8時から正午すぎまで通行止めとなった。

■彦根港に男性遺体 白骨化、外傷なし(Chunichi Web滋賀)
 3日午前9時40分ごろ、彦根市馬場の松原橋から下流約100メートルの彦根港で、男性の遺体が浮いているのを、釣り客の男性(56)ら2人が発見し、彦根署彦根水上派出所に届けた。
 同署によると、遺体は腹部など一部を除き白骨化しており、目立った外傷はなかった。
 黒のジャンパーとズボン姿で、ポケットから見つかった保険証のカタカナの氏名と生年月日は、2006年1月に捜索願が出されていた市内の当時70歳の男性と一致。同署はDNA鑑定などで身元の特定を急ぐ。

09/11/03

■彦根港に遺体 市内の男性か(京都新聞電子版)
 3日午前9時40分ごろ、滋賀県彦根市の彦根港で、釣りをしていた男性2人が遺体を発見し、彦根署に届けた。同署は所持品の保険証から、2006年1月に家出人捜索願が出ている市内の無職男性(74)とみて、身元の確認を急いでいる。

■比良山系と伊吹山で初冠雪 湖国で今季一番の冷え込み(京都新聞電子版)
 寒気の影響で、今季一番の冷え込みとなった3日、彦根地方気象台は比良山系(大津市)と伊吹山(米原市)で初冠雪を観測した、と発表した。平年に比べ、比良山は18日、伊吹山は12日それぞれ早かった。
 この日朝の最低気温は大津市で5・7度、彦根市で6・7度で、今季最低を記録。比良山系の蓬莱山(1147メートル)では10センチの積雪があり、霧の切れ間から、うっすらと雪をまとった姿をのぞかせていた。伊吹山も山頂付近で冬化粧した。
 同気象台によると、西高東低の冬型の気圧配置により、上空に北からの寒気が流れ込んだという。

■強風:県内でも JRなど影響(毎日jp滋賀)
 冬型の気圧配置が強まった2日午後、県内は一時、強風に見舞われ、高島市今津町で同2時6分、最大瞬間風速23・6メートルを観測。JR湖西線は同2時前から断続的に、堅田−近江塩津間で運転を見合わせた。このため、新快速が運休するなど影響が出た。
 彦根地方気象台によると、風向きや風速が急に変化する「シアーライン」と呼ばれる前線通過に似た現象が起きたという。彦根市でも最大瞬間風速22・2メートル、大津市では同15・6メートルを記録した。3日朝にかけてこの秋一番の冷え込みとなり、高い山では冠雪も予想されるという。【塚原和俊】

■千円高速、ガス欠も増えた 給油で一般道降りたくない?(asahi.com)
 「休日通行料千円」が続く高速道路で、ガス欠トラブルが多発している。どこまで行っても千円とはいえ、無理は禁物。紅葉が各地で見ごろを迎えているが、車で遠出の際はご注意を。
 9月の5連休中の未明。日本自動車連盟(JAF)の職員が、中国道の吉和サービスエリア(SA、広島県廿日市市)に駆けつけた。九州旅行に向かう夫婦の車は、燃料が次の給油所まで持つか持たないかという状態だった。同SAの下り線の給油所は昨年11月末に廃止。夫は疲れた表情で「給油所は50キロごとにあると思っていたので……」。
 自動料金収受システム(ETC)の利用車に限り、土、日、祝日の高速料が上限千円になったのは3月下旬。
 「千円」効果で、休日の高速道の利用台数は全国で1.2倍程度に増えたが、ガス欠のSOSはそれ以上に多い。JAFによると、高速道でのガス欠による出動は、黄金週間とその前後の8日間が592件で、前年の1.55倍。お盆期間の9日間も758件で同1.37倍に。シルバーウイークの5連休(9月19〜23日)は400件で、飛び石連休だった前年(9月20〜24日)と単純に比較はできないが、2.19倍に増えた。
 西日本では特に中国道の広島県と山口県にあるSAやパーキングエリア(PA)への出動が多発した。県境近くの吉和SAの給油所は下り線に加え、上り線も今年3月末に廃止され、安佐SA(広島市安佐北区)―美東SA(山口県美祢(みね)市)間の約150キロで給油所がなくなった。この間で燃料切れになりそうになった車が、救援を呼ぶケースが増えた。ドライバーたちは「カーナビが古くて給油所があると出ていた」などと説明していたという。
 JAFの広報担当者は「給油のためにいったん一般道に降りることをためらって、ガス欠になってしまったドライバーも多いのでは。早めの給油を心がけてほしい」と呼びかけている。(丑田滋)

■近畿地方で「木枯らし1号」、昨年より16日早く(Yomiuri On Line)
 日本列島は2日、冬型の気圧配置が強まり、日本海側を中心に北寄りの季節風が吹き付け、中国山地などでは、今季初めての雪となった。大阪管区気象台は、近畿地方で昨年より16日早い「木枯らし1号」を観測した、と発表した。
 同気象台によると、京都府舞鶴市で24・5メートルの最大瞬間風速を記録するなど、各地で強い風を観測した。

09/11/02

■天然記念物アユモドキ譲渡容疑 滋賀県警 岡山の業者逮捕(京都新聞電子版)
 天然記念物の淡水魚アユモドキを譲ったとして、滋賀県警生活環境課などは2日、種の保存法違反(譲渡)と文化財保護法違反(無許可の現状変更)の疑いで、岡山市中区祇園、観賞用淡水魚販売業佐々木保夫容疑者(65)を逮捕した。
 逮捕容疑は、文化庁の許可を受けずに、中根弘倫容疑者(40)=不正競争防止法違反などの疑いで逮捕=に、アユモドキ2匹を宅配便で送り、6月7日ごろ譲渡した疑い。
 県警によると、佐々木容疑者は容疑を認めており、中根容疑者が用意した天然記念物ミヤコタナゴ30匹と交換した、という。2人は2004年ごろから取引を始めており、中根容疑者が「日本一のアユモドキの採り子である佐々木容疑者からもらった」などと話した、という。

■湖沼保全 市民参加が必要 嘉田知事が訴え 4省長らと会合(京都新聞電子版)
【武漢(中国)2日】世界湖沼会議の特別イベントで、嘉田由紀子知事と開催地の湖北省など中国の4省長らが湖沼保全を話し合う知事会合が2日、同省武漢のテレビ局であり、嘉田知事は、下水道整備や農業など排出源での取り組みを進めるうえで市民参加が必要と訴えた。
 会合は「湖沼管理の国際的経験の共有と今後の湖沼環境保護の推進」をテーマに、湖北テレビステーションで撮影され、中国全土に生中継された。
 嘉田知事は「さまざまな分野の研究者がデータをつくり、行政が政策を行うが、そこには市民参加が欠かせない」と主張した。具体的には、水質汚濁に対応するため、排水処理設備を改善する企業への融資制度や、化学肥料を削減する「環境こだわり農業」、さらに田んぼを産卵の場とする「ゆりかご水田」の導入など、各種の規制に加えたソフト対策を挙げた。
 一方、中国側は江蘇省が、130の湖のうち、水質汚濁が危機的な太湖など約8割が富栄養化状態にあると報告した。取り組みでは、湖南省が排水での負荷が高い工場約240社を閉鎖した事例を、江西省は森の水源涵養の観点から省域の60%を占める山林の整備をそれぞれ紹介した。

■琵琶湖の先進事例 環境モデルに 世界湖沼会議 中国で(京都新聞電子版)
【武漢(中国)2日】第13回世界湖沼会議は2日、中国湖北省の武漢で開会式を行い、研究者と行政、市民の3者による議論がスタートした。湖沼の水質改善を重要課題と位置づける中国環境省のトップらが、滋賀県の先進事例に関する技術交流など会議への期待を表明。滋賀県などは持続的な水利用について、住民参加も取り入れた一層の取り組みを訴えた。
 会議の実行委員長で、中国環境省の大臣にあたる周生賢・中国環境保護部長は基調講演で「経済発展と水質汚濁の現状とのバランスをとっていく」と強調。政府主導の改善プロジェクトの推進と、企業への排出規制の強化を柱とする方針を示した。
 そのうえで、高度成長に伴う汚濁を下水道整備などで改善した琵琶湖の例を取り上げ、「世界中の環境対策をモデルとしたい」と述べた。
 日本側からは嘉田由紀子滋賀県知事が「水源に思いをはせることを忘れてはならない」と根本的な解決には市民の意識が大切と訴えた。環境省も人口や水需要の増加など将来的な展望も視野に入れた対策強化を呼び掛けた。
 会議は国際湖沼環境委員会(ILEC、本部・草津市)と中国環境科学院などの主催で、5日まで。分科会も始まり、各分野で活発な議論が展開された。

■JR湖西線、強風で遅れ 上下27本が運休(京都新聞電子版)
 2日午後2時ごろ、高島市今津町のJR近江今津駅に設置された風速計が規制値を超える風速25メートルを計測、JR湖西線近江舞子−近江塩津駅間で上下線の運転を約1時間見合わせた。
 強風はその後、夜まで断続的に吹き、終日にわたって運転再開と見合わせが繰り返された。JR西日本によると、午後9時現在で上下で27本が運休、40本に遅れが出て、約1万3000人に影響が出た。大阪と北陸方面を結ぶ特急は東海道線経由に変更した。

■近畿で木枯らし1号 昨年より16日早く(47NEWS)
 大阪管区気象台は2日、西日本が西高東低の冬型の気圧配置となり、近畿地方で木枯らし1号が吹いたと発表した。昨年より16日早い。
 同気象台によると、舞鶴(京都府)で午後0時25分に最大瞬間風速24・5メートルの西の風を観測。彦根(滋賀県)で22・2メートル、和歌山で21メートルを観測した。
 2日朝の近畿地方はおおむね曇りで、雨が降った地域もあった。同日夜から3日にかけて季節風が強まり、気温も下がる見込み。

■海に転落、50キロ流され救助 潮岬沖で東京の男性(紀伊民報AGARA)
 1日午後8時50分ごろ、高知県の室戸岬から東に約52キロの海上で、航行中だったヨット(長さ約9メートル)から、東京都墨田区の浅沼修平さん(51)が海に転落した。ヨットから遭難信号を受け、第5管区海上保安本部のヘリなどが夜通しで捜索したところ、2日午前8時半ごろ、和歌山県の潮岬から南西に約50キロの海上で浅沼さんを発見、つり上げ救助した。肺に水が入っていて数日間入院するが、命に別条はないという。
 5管本部などによると、浅沼さんはおよそ半日で東に約50キロ流されたが、発見当時はヘリに向かって手を振っていたという。浅沼さんは救命胴衣を着ていた。白浜町の南紀白浜空港から救急車で町内の病院に搬送された。救助当時、体温は約32度まで低下していたという。
 転落当時は北東の風25メートルで、波の高さは4メートルとしけていた。浅沼さんは「一瞬で波にさらわれた」と話しているという。
 5管本部などによると、ヨットには浅沼さんの妻美恵さん(52)と息子の道直さん(23)が乗っていた。道直さんが海に転落した修平さんを目撃し、1日午後9時13分に遭難信号を出した。ヨットは東京から沖縄に向かっていた。

■川せき止め お魚調査(asahi.com岡山)
旭川で300人 アカザなど23種類確認
 県内を南北に流れる旭川をせき止め、魚の生息状況を調べる「旭川かいぼり調査」が1日、岡山市北区建部町吉田の竹枝小学校前の旭川で開かれた。岡山理科大学の学生や親子連れら約300人が、干上がった川底の石の下などから、希少種を含む23種類の魚を確認した。(宮武努)
 調査した場所は、中州で川が二つに分かれている。片方を重機でせき止めて数百メートルにわたってほぼ干上がらせた状態にし、水たまりに残った生き物を参加者で探した。
 この日は小雨がぱらつく天候のため、作業は1時間ほどで切り上げたが、体長数センチの希少魚アカザ約850匹をはじめ、オイカワ、ギギ、オヤニラミなどの小魚を捕獲。また、数十センチのニゴイやウナギ、外来種のカムルチー(ライギョ)やブルーギルも捕まえた。これらは標本用など一部を除き、調査後、川に返された。
 調査に参加した岡山理大理学部の斎藤達昭准教授は「アカザの捕獲数は少なかったが、作業時間の短さを考えると、今年も多く生息している様子がわかった」と話していた。
 調査は岡山理大の研究者や住民団体などが協力して06年にスタート。「かいぼり」と呼ばれる川をせき止める手法で、定期的に生物調査を続けている例は全国的にも珍しく、同大では今後、過去4回の調査結果を報告書にまとめる予定だ。

09/11/01

■琵琶湖の経験伝え 湖沼の課題考える 世界会議・中国で開幕へ(京都新聞電子版)
 湖沼の水質汚染改善や生態系保全などをテーマに、第13回世界湖沼会議が2日、中国・武漢で開幕する。研究者、行政関係者、市民の3者が湖沼の課題を共有し、解決策を話し合うため隔年開催され、今回も世界約50カ国から約1000人が参加、4日間の日程で議論する。
 国際湖沼環境委員会(ILEC、本部・草津市)と中国環境科学院などが主催する。中国開催は1990年に杭州であった第4回に続き、2回目。
 会議ではILEC科学委員長の中村正久・滋賀大環境総合研究センター長ら16人の基調講演と、富栄養化抑制策など個別テーマで研究発表する約30の分科会が行われる。分科会で、滋賀県の研究者や県職員ら6人も琵琶湖の経験を伝える。
 市民参加の分野でも、NPO法人(特定非営利活動法人)びわこ豊穣の郷(守山市)が発表する。湿地をテーマにした日中韓の小中学生による討論や、大学生らのセッションなど、若年層主体の特別イベントもある。知事会合も予定され、嘉田由紀子知事と中国の湖北、湖南、雲南3省長らが、湖沼保全の経験を意見交換する。
 ILECの卯田太一郎事務局長は「湖沼管理には市民の役割が非常に大きい。統合的流域管理や温暖化への順応策などについて、研究者、行政との3者で、盛んな議論を展開してほしい」と話している。

■電気で外来魚退治、諏訪湖で(asahi.com長野)
 ブラックバスやブルーギルなど外来魚の増殖に悩まされている諏訪湖で31日、電気ショックで外来魚を退治する初の駆除調査が始まった。北海道や皇居のお堀では実績を上げている方式。諏訪湖でも駆除効果が上がれば諏訪湖漁協が導入を検討するという。
 漁協の希望を受けた県水産試験場(安曇野市)が、放電装置を備えた「電気ショッカーボート」を使って3日間の日程で進める。初日は午前9時に下諏訪町の舟だまりから出発。漁協のデータで外来魚が集中している水域を目指した。
 ボートの先端に突き出た2本の電極ワイヤから水中で放電しながら移動。ボートやサポート漁船に乗った漁協組合員が、電気ショックで気を失って浮上した外来魚を網ですくい上げた。
 県水試の田原偉成(ひで・しげ)増殖部長によると、この日は諏訪湖の水質(濁りの質や度合い)により400ボルトの放電で実施した。湖などの状況で最大700ボルトまで上げられる。この様式のボートは国内では4隻だけ。今回は北海道立水産孵化(ふ・か)場のボートを借り受けた。
 漁協によると、諏訪湖では1990年代まで外来魚はほとんどいなかった。00年にブラックバスやブルーギルなどの捕獲量が一気に千数百匹に急増。特に07年度のブルーギル捕獲数は41万匹に上り、名産のワカサギやエビの捕食被害が増えた。
 漁協は01年から積極的に駆除活動に乗り出し、06年には一般釣り客に呼びかけて「外来魚釣り大会」を創設した。組合員がすくい網で稚魚の一網打尽作戦などを展開してきたが、決定打にはいま一歩。「電気ショックしかない」と期待を寄せている。(遊座武)

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