琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2009/09)

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09/09/29

■歩道「くねくね」に(asahi.com滋賀)
【「車」「歩」分離で拡幅/北船木勝野線 県道で初採用】
 松林に妨げられて工事が遅れていた高島市永田―勝野間約500メートルの県道北船木勝野線(通称・湖周道路)の拡幅工事が、10月末から着手される。工事の予定地には松の大木数百本が林立。県高島土木事務所は拡幅に伴う伐採を最小限に食い止めるため、県道では初めて車道と歩道を分離した道路建設を採用し、松の木の間をくねくね縫うように走る歩道を設ける。
 現在の道幅は約5メートルの車道のみで歩道はない。通学児童らの朝夕の登下校の安全を確保するため、歩道を設けることにした。高島土木事務所によると、車道と歩道を併設すると歩道部分で41本、車道部分で19本の計60本の松を伐採しなければならないが、道路の歩車分離により伐採本数は半分以下の28本で済むという。
 松並木がある湖岸は、日本の渚(なぎさ)百選の一つ「萩(はぎ)の浜」があり、夏場は県外からの家族連れでにぎわう。萩の浜の北側一帯の鴨川勝野園地は白砂青松を楽しむ人も多く、歩道が完成すると年間を通じて訪れる人が増えるとみられる。
 松林一帯は市有地で、歩道部分は市から無償で借地する。完成は11年3月末。総工費は約2億円。

■「ワニ」どこに!?(asahi.com愛知)
●警察、巡回や貼り紙
 ワニの目撃情報が寄せられた豊橋市石巻町の貯水池「三ツ口池」。警察官が警戒に立ち、やじ馬も詰めかける「騒動」となっている。28日には、池を管理する水資源機構の職員がボートで初めて探索したが、見つからなかった。(岡田匠)
 豊橋駅から車で約20分。石巻山(標高358メートル)のふもとにある三ツ口池は面積7・2ヘクタール。水道、農業用水の貯水池で、一番近い民家まで1キロほど離れている。立ち入り禁止とされているが、ブラックバスなどを目的に入り込む釣り人は珍しくない。
 この日は水資源機構の職員3人がボートに乗って池に入った。目撃情報があった東側の茂みを中心に双眼鏡を使って、約30分間捜した。29日以降も続けるという。同機構豊川用水総合事業部の大塚義隆次長は「池には近寄らないでほしい」と呼びかけている。
 最初の目撃情報が豊橋署に寄せられたのは25日。住民らで組織する石巻校区防犯パトロール隊の鈴木節二さん(72)が届け出た。釣り人から「水面から目の玉を二つ出したワニが近寄ってきた」と聞いた。24日には鈴木さん自身が、1メートルぐらいの黒くて、棒のような物体が泳いでいるのを見たという。
 豊橋署では、25日から署員を日中、池に配置して警戒に当たっている。「ワニ?注意」と書いた紙も張った。
 26、27日の週末はやじ馬がひっきりなしに訪れた。28日に訪れた男性(55)は「ワニがどんな風に泳ぐのか見てみたい」と話した。「最近、カワウやカモといった水鳥を見かけなくなった。ワニのせい」と話す人もいた。
 ワニが屋外で捕獲される事例は珍しくない。08年8月には福岡県筑後市の田んぼのあぜ道で、07年9月に金沢市の住宅地の側溝などであった。豊橋市保健所によると、ワニの飼育には保健所への登録が必要だが、市内での登録件数はゼロという。ただ市内のペットショップの店長によると、インターネットなどを通じて無許可で購入する人も珍しくないという。体長10〜20センチの子どもで10万円前後。種類によって数年で2〜3メートルに育つという。
 約200頭のワニを飼育している静岡県東伊豆町の「熱川バナナワニ園」の飼育員によると、ワニはトンボや魚、鳥など何でも食べるが、気温が14度以下になると凍死する。「半年ぐらいはエサを食べなくても生きていけるが、池に生息していたとしても、冬を越すのは難しいだろう」と話している。

■川反に屋台村 10月20日オープン(Yomiuri On Line秋田)
秋田の食材、地酒こだわり条件
 秋田市の繁華街・川反の中心地に10月20日、「秋田屋台村たばこ座横丁」が誕生する。運営会社では、秋田の食材や地酒にこだわっていることを条件に入店主を募り、川反の先輩経営者たちが店作りに協力。同社では「独立を目指す若者らにどんどん挑戦してもらい、顧客を獲得して川反に店を出してほしい」と、屋台村を起爆剤に街全体の活性化に期待を寄せる。(飯田真優子)
 屋台村は、大町5にある「ファンキーボウル」のビル1階=写真=にオープンする。ボウリング場の経営会社が、利用の減ったビル内の立体駐車場を閉鎖し、通路だった1階を改装。川反を元気にしようと飲食店経営者らが昨年設立した「秋田川反げんき合同会社」に運営を依頼した。
 観光客から「お店はいっぱいあっても、扉を開けないとどんな店か分からず、入りづらい」と言われる川反。出張で秋田へ来たサラリーマンの中には、コンビニでお弁当を買って部屋で食べる人も多いという。合同会社事務局の佐藤智司さん(50)は「暖簾(のれん)越しにちょっと中をのぞけば値段も雰囲気も分かり、ふらりと立ち寄れる雰囲気で、もっと気軽に立ち寄れる川反になれば」と話す。
 「たばこ座」の名は、屋台村が出来る場所がかつて、たばこの販売が独占的に認められた地域だったことにちなむ。
 合同会社は、屋台村の雰囲気を江戸情緒を感じさせるものにしたい考え。また、季節ごとに屋台村全体で「収穫祭」などのイベントや、店を巡るスタンプラリーなども企画中だ。
 1店あたりの座席は9席分で、広さは11〜13平方メートルほど。10店舗分のスペースを用意した。厨房(ちゅうぼう)機器や冷蔵庫が備え付けられ、初期投資は食器類やいす、看板だけでいい。家賃など月額計7万9000円と比較的安価で始めることができる。契約期間は最長で3年。
 合同会社では「メンバーの飲食店主たちが単価設定や仕入れルートなどにも相談に乗れる」と、“素人”の飛び込みやすさもアピールする。
 すでに、鉄板焼きで横手やきそばを出したり、生態系を荒らすとして雄物川で駆除した外来魚のブラックバスをおいしく調理する「C級グルメ」の店を開きたいなど、30代の若手を中心に、飲食店経営の経験がない人も名乗りを上げているという。
 佐藤さんは「秋田市のみならず、ここでしか食べられない県内の『ご当地グルメ』が集合してほしい。さらに、ここをモデルに、県内各地にも屋台村文化が広がれば」と期待している。
 問い合わせは、秋田屋台村協議会(018・866・0643)。

09/09/28

■琵琶湖:親子連れら400人、烏丸半島の湖岸中心に清掃活動−−草津(毎日jp滋賀)
◆みんなで協力、琵琶湖の環境改善や保護
 コスモ石油とエフエム滋賀は27日、環境保護意識を高めようと、草津市下物町の烏丸半島の湖岸を中心に清掃活動をした。エフエム滋賀が今月の番組で参加を呼びかけ、親子連れなど約400人が参加した。
 この活動は01年に始まり今年で9回目。コスモ石油とJFN(全国FM放送協議会)加盟38局が続けている。この日、参加者らはごみ袋とごみバサミを手にタバコの吸い殻や花火の燃えかす、ペットボトルなどを集めた。家族と参加した水口小4年の竹嶋航志君(9)は「ごみがいっぱい捨てられているのを知って残念に思う。ごみはしっかり持ち帰ってほしい」と話していた。【後藤由耶】

■琵琶湖:ビニール袋など湖底ごみを回収 びわ湖トラスト、実情調査−−守山(毎日jp滋賀)
◆みんなで協力、琵琶湖の環境改善や保護
◇ビニール袋、ペットボトルなど湖底ごみを回収
 琵琶湖の環境改善などの研究を支援しているNPO法人「びわ湖トラスト」(山田能裕理事長)は26日、守山市の湖岸や沖合で、湖底ごみの実情調査を初めて実施した。湖底から引き揚げて地域別の特徴などを調べ、今後の活動に生かす。回収されたごみは、肥料などを入れるビニール袋やペットボトルなど約300キロにもなった。
 調査には同市や守山漁協が協力し、トラストメンバーやボランティアら計約60人が参加した。ダイバーら6人が湖底のごみを引き揚げ、ボランティアらは岸に打ち上げられたごみを回収して回った。内訳は▽ビニール系が約75キロ▽ペットボトル24キロ▽空き缶9キロ−−など。ビニール系では、農業用のビニール袋が目立って多く、湖底の砂の間に何層にも詰まっていたという。
 びわ湖トラストは、この日の結果を分析するとともに、他地域の調査も検討する。山内陽子事務局長は「ごみの特性は、地域ごとに違うと思う。今後も行政などに協力を求めて実施したい」と話していた。【南文枝】

■コハクチョウ、初飛来はいつ? 湖北野鳥センターがクイズ実施(Chunichi Web滋賀)
 コハクチョウが越冬のため、今年初めて琵琶湖に飛来する日を予想するクイズを、湖北町の湖北野鳥センターが実施している。正解者には、抽選で隣接する道の駅「湖北みずどりステーション」の食事券などを贈る。
 初飛来は例年、10月中旬に確認されており昨年は10日、一昨年と3年前はともに15日だった。
 応募は、センターと道の駅にある応募箱に投函(とうかん)するか、はがき、ファクス、電子メールで。締め切りは初飛来日の前日(消印有効)。問い合わせはセンター=電0749(79)1289=へ。(近藤歩)

■なんと 桜開花(Yomiuri On Line滋賀)
近江八幡の公園
 近江八幡市日吉野町の公園で桜の花が咲き、住民らを驚かせている。
 花を付けたのは、町内の「幸橋児童公園」に植えられている2本。住民らによると、10日ほど前から点々とほころび始めた。
 原因はわからないが、同町幸橋自治会の大手猛雄会長(65)は「珍しいので、大切に見守ってもらえれば」と話していた。あと数日は見ることができるという。

09/09/27

■外来魚問題を学習(Yomiuri On Line福島)
 外来生物が自然界に与える影響を正しく理解してもらおうと、三春町の三春ダムで26日、外来魚学習会と駆除釣り大会が開かれた。
 県などで組織する外来魚対応連絡会の主催。三春ダムでは、1998年のダム完成時に魚類の7%だったブラックバスやブルーギルなどの外来魚が、2004年には52%に増えている。連絡会は、外来魚が浅瀬に産卵する性質を利用し、ダムの水位を低くして卵を干上がらせる方法で駆除している。この日は、地元の小学生や保護者ら約20人が参加。外来魚を釣って駆除活動に取り組んだ。解剖実験で、オオクチバスの腹が切り開かれると、子供たちは目を丸くして見入った。町立中妻小6年の新田克希君は「外来魚の中から食べられた魚がそのまま出てきた」とびっくりしていた。

■早明浦ダム2次取水制限 水位低下、貯水率50%切る(Chunichi Web)
 四国の水がめ、早明浦ダム(高知県)の水位が低下しているため、四国地方整備局などでつくる吉野川水系水利用連絡協議会は27日午前9時から、香川用水と徳島用水の第2次取水制限を始めた。
 早明浦ダム周辺では8月上旬以降、まとまった雨がなく、27日午前0時現在の貯水率は46・5%と、平年値の86・7%を大きく下回っている。同整備局は「このまま降雨がないと、10月上旬にも30%を下回り、渇水が深刻化する」としている。
 取水制限により、水の供給量は香川用水で35%、徳島用水で23・6%カットされる。(共同)

09/09/26

■魚価低迷で漁師がっくり 「野菜と交換の方がまし」 カツオの価格 昨年の10分の1に(紀南新聞ネット版)
 漁師がっくり消費者にっこり――。カツオが捕れ始めてから約2週間経つ紀宝町鵜殿港沖で異変が起こっている。今季は1キロを下回る小振りなものばかりしか釣れず、大半は値段が付けられない状態だ。漁師らは「25日はキロ45円。数日前より20円上がったがこれでは話にならん。はっきり言ってボランティア」と頭を抱えている。
 漁場は沖合い5キロほど。例年なら2キロを超えるカツオが何本も捕れるが、今年は700〜800グラムのものがほとんどで、1キロを満たない。漁師たちは、「昨年とは、何かが違い、異変が起きている。潮がおかしいのかなあ」と首を傾げる。
 25日に紀南漁協であった競りでは、市場価格は1キロ45円。例年のこの時期の価格は、500〜600円を推移しているが、今季は10分の1まで大暴落だ。紀宝町内の仲買人の男性(53)は「大きいものは脂の乗りが良くうまい。1キロ1千円を超える値をつけるが、小さいものはまずくてダメ」と厳しい。
 関係者によると、魚体サイズが小さい理由について、「北上せずに回遊しながら近辺に止まっているから。本来なら、戻りガツオが釣れる時期だが、まだ戻ってくる気配はないしね」と分析する。
 漁を終えて港に戻ってきた男性(56)は「そこそこ大きなサイズは2本だけ。あと十何本かは1キロほど。春ほど遠くない場所で燃料をあまり使わないので遊び半分でもできるが」と言葉少な。また、他の漁師も、「近所の人たちに配り、現在、高騰している野菜と交換してもらう方が、いくらか得する」と話す。
 漁協関係者は「今は我慢の時。シーズンにはサイズの大きなものも上がるのでは」と期待を示していた。

■秋は台風接近の季節 海象に気を付けて釣行を(紀伊民報AGARA)
 紀南各地では秋磯シーズンを迎えているが、台風が日本に接近しやすい季節でもある。強風やうねりを伴った高波をもたらし、物的被害や時には人命まで奪ってしまう。しかし、意外と知らないことが多い。和歌山地方気象台に聞いてみた。
 台風とは、熱帯の海上で発生する「熱帯低気圧」が北西太平洋か南シナ海にあって、さらに最大風速(10分間平均)が17メートル以上になったものを呼ぶ。日本付近で衰弱すると、前線を伴った温帯低気圧やそのまま小さくなった熱帯低気圧に変わる。
 この時季の台風は風と地球の自転の影響で北へ向かう傾向がある。日本周辺では強い西風(偏西風)が吹いていて北東に進むため、急にコースを変えたように見える。
 台風の強さは最大風速33メートル以上〜44メートル未満が「強い」。44メートル以上〜54メートル未満が「非常に強い」。それ以上のものを「猛烈な」と表現している。大きさは風速15メートル以上の半径が500キロ以上〜800キロ未満を大型(大きい)。800キロ以上を超大型(非常に大きい)としている。
 また、台風を上から見ると反時計回りに風が吹き込んでいて、進行方向に向かって右の半円で風が強くなる。紀伊水道を通ると、和歌山県に大きな被害が出るのもこのためだ。
 このような情報を考えながら天気図を見ると面白い。海象に気を付けて釣りを楽しもう。(海)

09/09/25

■水温影響?気仙沼のカツオ半減…価格高騰(Yomiuri On Line)
 12年連続でカツオの水揚げ日本一を誇る宮城県気仙沼市の気仙沼港が、豊漁だった昨年から一転、今年は極度の不漁にあえいでいる。
 水揚げ量、額ともに前年同期比でほぼ半減し、価格も高騰、生のカツオがスーパーなどの店頭に並ばなくなっている。水産庁遠洋課は「今年は全国的にカツオが不漁。房総半島沖以北、特に三陸沖が落ち込んでいる」とし、原因を調べている。
 三陸沖は7月頃から、黒潮に乗ったカツオが北上、北海道南部から9月下旬〜11月に再び南下する戻りガツオの好漁場。気仙沼港は2005年に4万トン以上の豊漁、08年の水揚げ額は過去最高で、初めて100億円を超えた。
 気仙沼魚市場によると、5月の初水揚げから9月10日までの水揚げ量は前年同期比6割減の1万1876トン。水揚げ額も5割減の40億円にとどまった。
 三陸沖では現在も50隻が操業する。17日早朝、同港にカツオを水揚げした高知県の第33廣漁丸(70トン)は、青森・八戸沖で操業し、15トンとってきた。漁労長の依岡数春さんは「今年はどの海域に行ってもだめ。ここ20年で最低。昨年は30トンはとれたのに」とこぼす。
 カツオも小ぶりになり、気仙沼魚市場の熊谷浩幸部長(46)は「半分ほどが1キロ未満」と話す。例年、半数を占める1・8キロ以上は2割程度という。
 遠洋水産研究所かつお・びんなが研究室(静岡市)の魚崎浩司室長は「水温など海洋環境の影響で、フィリピン沖などから北上するカツオが少なかったようだ」と推測する。
 千葉・勝浦のカツオ水揚げ量は2〜3割減、高知・土佐では1割の減少にとどまる。社団法人・漁業情報サービスセンター(東京)は「北上の遅れで三陸沖より南に漁場が形成された」と分析する。
 品薄で大手スーパー、東急ストア(同)では、生カツオの小売価格(1さく)が一時、昨年の2倍の800円以上になった。店頭に手頃な解凍ガツオを並べ、水揚げが集中して相場が下がった時だけ生カツオを売る「自衛策」をとる。
 これから脂の乗った戻りガツオ漁が本番を迎えるが、関係者はこのままでは旬の味が食卓から遠のくと気をもんでいる。

■今世紀後半に風速80mの「スーパー台風」来襲予測(asahi.com)
 今世紀後半、風速80メートルに達する「スーパー台風」が日本を襲う――。名古屋大などでつくる研究グループが今年そんな予測結果をまとめた。5千人を超す犠牲者を出した伊勢湾台風から26日で半世紀。各地で堤防の老朽化が進むなか、高潮の脅威はますます高まっている。
 伊勢湾台風は1959年9月26日夜、和歌山県潮岬付近に上陸。翌日にかけて三重、愛知など各地を襲い、最大瞬間風速61メートルという猛烈な勢力で、死者・行方不明者は32都道府県で5098人にのぼった。その多くが高潮による犠牲だった。明治以降最悪の被害を出した台風だ。
 名古屋大や気象庁気象研究所などの研究グループが8月、今世紀末に日本付近に発生する台風の発達状況を予測した。その結果、日本の南の西太平洋で海面水温が2度程度高くなり、詳細な分析を終えた2074〜87年に風速67メートル以上の「スーパー台風」と呼ばれる台風が複数回、発生するという。
 最大のものは中心気圧が866ヘクトパスカル、地上の最大風速が80メートルになるとされた。伊勢湾台風や、05年に千人以上の死者を出した米国のハリケーン・カトリーナをしのぐ強さだ。研究グループの坪木和久・名古屋大准教授(気象学)は「スーパー台風が上陸すれば伊勢湾台風を上回る大規模な高潮被害が起こりうる」と指摘する。環境省の地球温暖化予測チームも5月、海面上昇と台風の巨大化によって高潮被害が増加するとの予測をまとめている。
 ところが高潮への備えは万全とは言えない。国土交通省の05年の調査によると、全国1万3792キロの堤防のうち伊勢湾台風級の高潮に襲われても高さが十分な堤防は65%にとどまる。地方を中心に不備が目立つ。
 高さとは別に老朽化も問題だ。東京、伊勢、大阪の3大湾の堤防のうち建設後40年以上経過し、老朽化している堤防は東京、大阪両湾で各20%、伊勢湾では61%にのぼる。3湾に面する海抜ゼロメートル地帯には約400万人が暮らす。
 さらに同省の今年の調査によると、堤防前面の砂浜が著しく浸食された海岸は全国で約160キロに及び、25カ所、約8キロの堤防が倒壊の恐れが高いとされた。
 実際に、昨年2月には、富山県入善町で低気圧による高波で堤防が倒壊し、1人が死亡した。04年10月には台風23号による高波で高知県室戸市の堤防が壊れ、市営住宅の3人が亡くなった。
 環境省地球温暖化予測チームのリーダーも務めた三村信男・茨城大学教授(海岸工学)は「海岸構造物は40〜50年で補強の時期を迎える。海面上昇など新たな環境条件をもとに、どこが危険なのかを総点検する時期に来ている」と話す。
 米連邦緊急事態管理局(FEMA)をモデルに、災害対策の柱に「危機管理庁の創設」を掲げる民主党だが、まだ、その具体像は見えない。(宋光祐、大久保泰)

09/09/24

■環境の大切さを訴える創作劇披露 敦賀で美浜の劇団(福井新聞ONLINE)
 子どもたちに環境の大切さを訴えるミュージカルが23日、敦賀市の福井原子力センターあっとほうむで上演された。披露したのは、美浜町の女性18人でつくる劇団「マザーシップ」。公演は2回目で、子ども向けに行うのは初めて。歌を交えた伸び伸びとした芝居で、環境の大切さを訴えかけた。
 劇団には50〜60代の女性18人が所属。昨年6月に発足し、地域の役に立ち、生きがいづくりにつなげようと、地球環境をテーマに据えて月2回ほど練習に打ち込んできたという。
 この日上演したのは、三方五湖の現状やメンバーの環境への思いを込めたオリジナルミュージカル「湖から上がったカッパの話」。湖が汚れていく原因を探ろうと陸に上がったカッパが、人間たちの振る舞いに矛盾を感じ、湖がきれいになるよう人間たちを諭していくストーリー。
 会場には家族連れ約100人が訪れ、最前列には子どもたちがずらり。湖特産のシジミや、外来種のブラックバスなどを演じる団員が「ほかの生き物のことを考えながら、理想の湖について考えてみて」と訴え、子どもたちは熱心に聴き入っていた。
 同劇団の政岡弘子代表は「子どもが真剣な表情で聞いてくれた。より多くの人に環境への取り組みを分かってもらいたい」と話していた。
 同劇団の公演には地球温暖化防止活動を行っている「二州地区アースサポーターの会」が協力。公演に関する問い合わせは同会事務局=電話0770(25)5978。

09/09/23

■防波堤釣りに「待った」/横浜市などが規制強化探る(神奈川新聞カナロコ)
 本来は立ち入り禁止だが、釣りの穴場スポットとして人気を集めている横浜港沖合の防波堤や灯台の利用に、横浜市が「待った」をかけようとしている。「いつ転落事故が起きてもおかしくない。これ以上は放置できない」と、県警や県、第3管区海上保安本部を巻き込んだ対策会議を18日に初開催。規制強化の方策を探り始めた。こうした動きに、客を防波堤に運ぶ釣り船店などからは「長い間黙認されてきたのに…。死活問題だ」と困惑の声が上がっている。
 「波しぶきの中で、釣りの醍醐味(だいごみ)を味わえる。危険は感じるが、自己責任で利用するのは構わないのではないか」。10年ほど前から「防波堤に渡って釣り糸を垂らすのが趣味」という同市保土ケ谷区の男性(47)は、事もなげに言う。
 横浜港沖合の防波堤や灯台は、ベイブリッジの橋脚付近や山下ふ頭沖などに約10カ所あり、築造年代は最も古いもので約150年前。その多くが波に洗われて浸食されており、満潮時は水面下に隠れてしまう所もある。港の拡大に伴ってさらに外側に防波堤が造られるなどしたため、今では“無用の長物”ばかりだが、「除去費用は1カ所で数億円も掛かる上、遺構的価値もある」(市港湾局)として、放置されたままになっている。
 以前から釣り情報誌などで「クロダイやスズキなどの大物が釣れるポイント」として紹介され、太公望の好奇心をかき立ててきた。「渡し船」を運航する業者も複数存在。市は、「港湾施設使用条例などで立ち入りを禁じている」との立場を示しながらも、事実上、防波堤の利用を黙認してきた。
 転機となったのは、20007年8月に大阪湾の防波堤で釣り人が転落死した事故。遺族が大阪市の管理責任を問う損害賠償請求訴訟を起こした。対策会議では、この事故を参考に、満潮時に水没する場所などは全面立ち入り禁止にする、などの法的、物理的な対策を検討していく。横浜水上署は一足早く対策に取り組む意向で、「これまでも、陸続きの防波堤で柵を壊して禁止区域に立ち入った釣り客らを軽犯罪法で摘発してきた。沖合についても、市から通報があれば立件する」方針を固めている。
 だが、長らく黙認されてきただけに、全面的な立ち入り禁止などは難しいという指摘も。市や県警の関係者からは「安全に釣りを楽しめるルールを確立できないものか」との声も上がる。
 同市中区山下町で約90年続く釣り船店の男性店主(62)は「戦後の埋め立てで漁業権を放棄した際の損失補償の一環として、(防波堤の利用は)認められているはずだ」と主張する。
 大阪港の防波堤釣りをめぐっては、規制強化の動きに愛好家らが反発したため、救命胴衣を備え付けるなどの妥協案が検討されている。横浜でも、安全とレジャーの間で「落としどころ」を探る議論が続きそうだ。

09/09/22

■生き物の絶滅 なぜ起きるか(asahi.com東京)
◆人の自然観、「共生」から「商品」へ
 あきる野の科学ライター川上さん、解説4冊目
 あきる野市在住の自然科学ライターでイラストレーター川上洋一さん(54)が、国内で絶滅の危機にある生き物について、減少の理由や保全の問題点を独自の視点で解説した本の発行を続けている。「絶滅危惧(きぐ)の昆虫事典」(06年)などと題し、今年で4冊目。シリーズからは、明治以降、劇的に変化してきた日本人の自然とのかかわり方が透けて見えてくる。(上林格)
 環境省のレッドリスト(絶滅の恐れのある野生生物の種のリスト)に掲載された生物が対象。1冊目の「昆虫事典」では、里山から消えた身近な昆虫100種を採り上げた。草原や水田、雑木林などに対する人間のかかわり方の変化と種の減少との関係を、個別に指摘している。
 例えば、水田周辺の雑木林で越冬するタガメの減少は、農薬の直接被害のほかゴルフ場や住宅地開発の影響が大きい。70年代に東京で絶滅したギフチョウは、乱獲よりも、生息地である雑木林の放置が問題だったという。
 河川敷で1種類の花だけ一面に植栽したり、繰り返し草刈りしたりする行為が、虫たちに及ぼす悪影響についても触れている。
 「絶滅危惧の野鳥事典」(08年)で取り上げた100種についても、減少の理由は「十把一絡げではない」と指摘した。
 八丈島や小笠原諸島でアホウドリが絶滅した背景には、明治政府が民間人を利用して行った領土確保と資源開発という国家戦略があった。オジロワシは、ハンターの放置したエゾシカの死体を食べ、体内に残っていた鉛弾の破片をのみ込んで衰弱死したことで減少した。
 「絶滅危惧の動物事典」(08年)では、95の危惧種のほか、アライグマやオオヒキガエルなど外来種5種も取り上げ、在来種に及ぼす被害の深刻さと根絶の必要性を説いた。この夏発行の「絶滅危惧の生きもの観察ガイド 東日本編」では、伊豆諸島御蔵島のミクラミヤマクワガタなどを紹介している。
 江戸時代の東京湾にはアシカが泳ぎ、三河島(現・荒川区)近くにツルが飛来し、江戸城近くにトキがいたことが、シーボルトの書物などで確認されている。川上さんは「鳥や動物と共生してきた日本人の自然観は、明治維新と戦後の高度経済成長で劇的に変化した。自然を資源や商品とみなすようになった」と指摘する。「外来種ブラックバスの放流などは、湖や池を釣り堀としか考えない貧困なる精神の表れだ」
 東京堂出版、2千〜2900円(税別)。

■Uターンラッシュで大渋滞 シルバーウイークの高速道(Chunichi Web)
 秋の大型連休「シルバーウイーク」を観光地で過ごした行楽客らのUターンラッシュで22日、各地の高速道路は混雑し、一部で30キロ近い渋滞も発生した。東日本、中日本など各高速道路会社によると、上り線の渋滞は同日夕から夜にかけてピークを迎える見込み。
 日本道路交通情報センターによると、22日午後3時現在、各地の高速道路上り線は、東北自動車道が福島トンネル(福島県)を先頭に28キロ、東名高速道路は大和トンネル(神奈川県)付近で29キロ渋滞している。
 中央自動車道は笹子トンネル(山梨県)を先頭に24キロ、関越自動車道は花園インターチェンジ(埼玉県)で25キロの渋滞。四国の高松自動車道は津田東インターチェンジ(香川県)を先頭に19キロの渋滞となっている。(共同)

■オオヒシクイ:今季初飛来−−湖北(毎日jp滋賀)
 湖北町今西沖の琵琶湖に21日、国の天然記念物・オオヒシクイ5羽が今シーズン初飛来した。湖北野鳥センター(同町)が確認した。昨年に比べ12日早い。
 同センターによると、オオヒシクイはガンの仲間で、頭から尾までが約90センチ、翼長約1.8メートル、体重約5キロの大型の渡り鳥。県北部が国内最南限の越冬地で、ピーク時には400羽前後が越冬するという。例年は9月20〜25日ごろに初飛来するが、ここ5年ほどは遅く、9月末〜10月初めだった。【中本泰代】

■交通安全へ「思いやりを」(asahi.com滋賀)
 秋の全国交通安全運動が21日に始まった。県内でも県警や各地の交通安全協会が街頭で啓発活動を繰り広げた。
 大津市本丸町の膳所城跡公園では、大津交通安全協会の会員や大津署員ら約100人が集まり、龍谷大吹奏楽部の青野弘之部長(21)が「悲惨な事故をなくすことはみんなの願い。思いやりを持ち、実践したい」と宣言を読み上げた=写真。式を終えた参加者らは、近江大橋のたもとで信号待ちのドライバーに啓発用のビラやタオルなどを配った。
 県警交通企画課によると、今年の県内の交通事故による死者は21日までに42人と昨年に比べて13人少ない。65歳以上の死者が19人と全体の半数近くに上り、高齢者の事故防止が課題になっている。
 秋の全国交通安全運動は30日まで。

■ルール守り思いやりを 秋の交通安全運動スタート(京都新聞電子版)
 秋の全国交通安全運動(21〜30日)に合わせ、大津市本丸町の膳所城跡公園でオープニング式が行われた。県警や大津市など関係機関から100人が参加し、龍谷大吹奏楽部の演奏で花を添えた。
 高齢者の事故防止などが重点項目。県警によると、20日現在で交通事故死者数は41人(前年比14人減)で、このうち高齢者(65歳以上)が4割強を占めているという。
 式では、吹奏楽部代表の同大学3年青野弘之さん(21)が「交通ルールを守り、思いやりを持ち、実践することが大事」と誓いの言葉を述べ、約50人が演奏や踊りで会場を盛り上げた。この後、参加者は近江大橋西詰で、チラシや反射材をドライバーに手渡した。

09/09/21

■今秋初、オオヒシクイが飛来 湖北に(京都新聞電子版)
 国の天然記念物に指定されているオオヒシクイが21日、越冬のため、滋賀県湖北町今西の琵琶湖岸に今秋初めて飛来した。昨年に比べて12日早い飛来で、湖国に本格的な秋の訪れを告げている。
 湖北野鳥センターの職員が、午前8時ごろに湖岸から約100メートル沖に5羽が飛来しているのを確認した。長旅の疲れを癒やすように、浅瀬で羽を休めたり、エサをついばんだりする姿が見られた。
 オオヒシクイは、ガンの一種で、ロシア・カムチャツカ半島から飛来する冬鳥。湖北地方が越冬地の南限とされ、毎年9月下旬ごろから順次飛来し、1月上旬には約400羽に増える。

■クロカジキでご当地バーガー…福島・いわき(Yomiuri On Line滋賀)
 福島県いわき市の水産加工会社「カナリシーフーズ」(金成勝弘社長)は、いわき沖で採れたクロカジキを使った「カジキバーガー」を考案し、同市小名浜のアクアマリンパークで21日まで開催中のいわきマリンフェスティバルで試験販売を行っている。
 クロカジキは脂が少なく、筋が硬いことなどから廉価で、網にかかっても漁師が海に放すこともあるという。同社は「水揚げされたクロカジキを何とか有効活用できないか」と考え、近年のご当地バーガーブームに着目、市の「ふるさと産品育成事業」の認定も受け、商品化を目指している。
 カジキバーガーは、100〜120グラムのクロカジキのフライに、ソースとマヨネーズをかけ、県産米粉を使用したパンに挟んだシンプルなもので、1個200円。フライにしたため脂が溶けだして筋がなくなり、ジューシーな仕上がりとなった。金成社長は「いわきの夏の名物として定着するよう、PRしていきたい」と意気込んでいる。

■マザーレイク計画  「評価難しい目標再考も」(Yomiuri On Line滋賀)
 県の琵琶湖総合保全整備計画「マザーレイク21計画」のあり方を考えるシンポジウムが20日、草津市立まちづくりセンターで開かれた。湖の水質改善などを目的とした計画の開始から、すでに10年以上が経過しており、参加者からは「目標が達成できる方向にあるのか、よくわからない」といった厳しい意見が相次いだ。
 計画では、水質保全や自然的環境・景観保全など計3項目の目標を設定。水質では、第1期(1999〜2010年度)で湖に注ぐ川から受けるマイナス面の影響を昭和40年代前半程度に抑え、第2期(2011〜2020年度)で赤潮の発生が慢性化する以前の状態に変える――などと定めている。
 シンポジウムは、第2期のスタートを2年後に控え、計画の今後について理解を深めようと、琵琶湖や関連河川の研究グループ「流域政策研究フォーラム」(大津市)が企画。計画に詳しい県立大学環境科学部の井手慎司教授や、県琵琶湖環境科学研究センターの佐藤祐一研究員らが、参加者の質問に答える形で実施した。
 「1期目の評価もされていないのに、今後の琵琶湖の課題について議論するのは無理だ」「計画を実行する主体はどこか。県民がどのように行動すればいいのか、わからない」などの意見に対し、井手教授は「水質保全以外の二つの目標は評価しにくい内容だ。この反省を生かし、計画の目標を見直すことも考えなければならない」と提言。
 また、佐藤研究員は「湖の将来像を話し合う場を世話しているが、参加者が少ない」と述べ、県民の参加意識を向上させる必要性を説いた。

■西川さん、地元で熱唱 草津の野外音楽フェス(Chunichi Web滋賀)
 県内初の大型野外音楽フェスティバル「イナズマロックフェス2009」が19と20の両日、草津市烏丸半島の芝生広場で開催された。ミュージシャンで滋賀ふるさと観光大使の西川貴教さん(39)=野洲市出身=が地元で“革命”を起こそうと呼び掛けて実現。会場には2日間で計3万人が詰めかけ、夜風が涼しくなる中、激しいリズムと一体になった観客の熱気に包まれた。
 大歓声に迎えられて登場した西川さんは「滋賀最高!」と叫ぶなど、大舞台での地元凱旋(がいせん)に大興奮。力強い歌声と華やかなパフォーマンスでステージ上を暴れ回った。ライブの盛り上がりが最高潮に達すると「見える景色は子どものころと何も変わらない。この1年は地元のことしか考えられなかった」と、故郷からの鳴りやまない声援に感極まり、言葉を詰まらせる場面も。
 「滋賀県民のみなさまと一緒につくっていけるイベントをやりたい」という西川さんの働き掛けで始まり、県の後援で実現。西川さんが自らラルク・アン・シエルのtetsuさんなどの有名ミュージシャンに出演を交渉し、10組の豪華な顔ぶれが出そろった。イベント名の「イナズマ」は滋賀の「幺」の部分が稲妻に見えることから名づけられた。
 会場では地元の食品やお土産を販売する「観光物産フェア」も催され、イベント収益金の一部は琵琶湖の環境保全に役立てられるなど、地域振興に貢献する。
 ライブが終演を迎えると、花火が稲妻のように一斉に琵琶湖上へ打ち上げられ、初めてのロックの祭典を祝った。(滝田健司)

■地引網漁を体験 県青少年団体連絡協 沖島でリーダー育成研修(京都新聞電子版)
 地域の青少年活動リーダーを育成する研修会「であいの宝島’09」が、2泊3日の日程で滋賀県近江八幡市沖島町の沖島で開かれている。20日は若者らが地引網を体験し、地元漁師の話に耳を傾けた。
 滋賀県青少年団体連絡協議会の主催で、リーダー養成活動「滋賀青年の船」の趣旨を引き継ぎ、昨年から開いている。
 青年団やボーイスカウト活動などをしている18〜30歳の男女22人が参加。この日は力を合わせて網を引くとニゴロブナやワカサギがかかり、「すごい!」と歓声を上げた。
 その後、沖島漁協の森田正行組合長(59)を囲み、「南湖では在来種が激減した」「ブラックバスは栄養価が高く、駆除してドッグフードにしている」などの話を聞いた。
 高島市の給食センターで働く栄養士の駒井千里さん(23)は「バスを使った給食を出すつもりなので、漁師さんの話を子どもに伝えたい」と話していた。
 参加者はテントで宿泊し、21日まで沖島で過ごす。

09/09/20

■琵琶湖を疾走、高度な技競う 全日本水上スキー開幕(京都新聞電子版)
 第55回桂宮杯全日本水上スキー選手権大会が20日、滋賀県草津市下寺町の津田江内湖で開幕した。選手たちは湖面を疾走しながら回転するなど技術を競い合った。
 日本水上スキー連盟の主催。京都府や東京都など全国各地から10〜60歳代の約90人が出場した。大会は水上のブイを回る「スラローム」と、宙返りや回転の技で得点を競う「トリック」、ジャンプ台を使い飛距離を争う「ジャンプ」の3種目で行われる。
 初日はスラロームとトリックの試合があった。トリック種目では、モーターボートに引かれた選手らが、水上でくるりと回転したりハンドルに足を掛けるなどの演技を見せ得点を競っていた。大会は22日まで。

■琵琶湖外来魚駆除大会(本年度最終)(EICネット)
こんにちは、いつもお世話になっております。琵琶湖を戻す会です。
前回の駆除大会の結果は以下の通りでした。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/2009-09-06/2009-09-06b.html
参加者:191名(新規参加:139名・リピーター:52名)
東京、千葉、滋賀、京都、大阪、奈良、兵庫より参加
駆除重量:40.9kg(ブラックバス3.9kg・ブルーギル37.0kg)
参加された皆様、ご協力して下さった皆様、ありがとうございました。
続きまして本年度最終の駆除大会開始のお知らせです。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/2009-10-18/2009-10-18a.html
目的:琵琶湖にてブラックバス・ブルーギルなど外来魚の駆除を行う
開催日:2009年10月18日(日)・・・雨天決行
時間:10:00〜15:00
※随時参加・随時解散といたします
参加費:大人200円,子供100円(保険料等の実費)
受付:滋賀県草津市志那中湖岸緑地
交通:JR琵琶湖線草津駅西口から琵琶湖博物館行きバスで22分、
終点「琵琶湖博物館前」停留所から琵琶湖沿いに徒歩約20分。
駆除方法:エサ釣り
持ち物:釣り道具(特に釣り竿・魚を入れる容器)は出来るだけ各自でご準備下さい。
希望者には餌・仕掛けのみ無料でお分けいたします。
また若干数ではありますが、竿を無料レンタルいたします。
仕掛けを準備出来る方はサンプル図を参考にして下さい。
昼食は各自ご持参下さい。(最寄りのコンビニまで徒歩約15分)
お願い:会場にゴミ箱はありませんので、必ずゴミは各自でお持ち帰り下さい。
主催:琵琶湖を戻す会
協  力
(順不同):守山漁業協同組合
滋賀県漁業協同組合連合青年会
当イベントは、参加資格や事前申し込みの必要など一切ありません。
個人での参加や飛び入り参加も大歓迎いたします。
会場は足場もよくトイレもありますので、
ご家族・ご友人をお誘い合わせの上、大勢でのご参加をお待ちしております。
※なお団体でご参加いただける場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
このイベントでは「BYスタンプラリー」のスタンプを受け付けています。
琵琶湖を戻す会は農林水産省及び環境省より特定外来生物防除認定を受けています。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/prevention/prevention.html
ZXA00545@nifty.ne.jp

09/09/19

■秋の大型連休スタート 紀南地方に観光客どっと(紀伊民報AGARA)
 9月の大型連休(シルバーウイーク)が始まった19日、和歌山県南部では朝から県外からの観光客が増え始めた。秋の行楽期初の大型連休で、高速道路料金の大幅割引もあり道路は混雑。電車も混雑し、空の便は満席となった。白浜町では観光施設がにぎわい、連休中の宿泊施設の予約は好調だという。
 日本道路交通情報センターによると、阪和自動車道の南進は19日午前11時現在、海南市の下津トンネルを先頭に8キロ渋滞。高速道路料金の大幅割引が連休中も実施されることもあり、ゴールデンウイーク並みとなっている。昼前には田辺市新庄町の田鶴交差点でも、白浜方面行きの車で混雑し始めた。
 県警交通規制課の予想では、南進は20日も下津トンネルを先頭に最大20キロ、北進は20〜22日、有田川町の長峰トンネルを先頭に最大25キロの渋滞となる。
 JR紀勢線は、JR白浜駅によると、大阪方面から紀南地方に向かう特急電車が19日午前から混雑し始めた。臨時便を3本増やして対応している。紀南地方から大阪方面へは、21〜23日夕方の便の予約が増えているという。
 羽田発南紀白浜着の空の便(日本航空)は19、20日の朝と昼の便、21日の朝の便は予約で満席。南紀白浜発羽田着の便は昼と夕方が21日はほぼ満席、22、23日は満席となっている。秋としては例年にない混雑だという。
 白浜町の宿泊施設はほぼ満室。白浜温泉旅館協同組合によると、白浜温泉内の加盟26施設では、23日に一部空きがあるものの、19〜22日は満室という。ゴールデンウイークと同じくらいで、秋ではこれまでにないほどの予約数だという。まだ問い合わせも多く、周辺地域の宿泊施設を紹介している。担当者は「1歳の誕生日を迎えた、アドベンチャーワールドの双子パンダの人気が影響しているのでは」と話す。
 同町のサファリパーク「アドベンチャーワールド」は19日、開園を1時間早めた。開園してすぐは通常の土、日曜より1〜2割多いという。担当者は「高速道路の状況から、午後からはもっと多くなるだろう」と話している。

■高速や空の便、鉄道が混雑 秋の大型連休スタート(Chunichi Web滋賀)
 秋の大型連休「シルバーウイーク」初日の19日、全国的にほぼ晴天に恵まれ、行楽地やふるさとに向かう人や家族連れで高速道路や空の便、新幹線の混雑が始まった。
 今年は、国民祝日法に基づき敬老の日(9月の第3月曜日)が21日で、23日の秋分の日との間に挟まれた22日が休日となったため、土日を含めると5連休に。その後の平日を休めば最高9日間(〜27日)の連休になり、ゴールデンウイーク並みの混雑が予想される。
 高速道路は、中国自動車道下り線の宝塚インターチェンジ(兵庫)から名神高速へかけ32キロ、東名高速下りは岡崎インターチェンジ(愛知)を先頭に41キロの渋滞。東北自動車道下りの国見サービスエリア(福島)付近で40キロ、安達太良サービスエリア(福島)付近で36キロの渋滞が発生している。
 日本航空と全日空によると、羽田空港から各地に向かう空の便は終日ほぼ満席。札幌や沖縄行きの臨時便も出ている。
 東海道新幹線は午後2時ごろまで下りがほぼ満席。東北、上越、長野の各新幹線の下りも夕方まで軒並み満席となった。(共同)

■ザリガニ激減、高根の花に?=卸値じわり上昇、毛ガニ並み−築地市場(jiji.com)
 田んぼや用水路などで見掛けるアメリカザリガニが、東京・築地市場で高値取引されている。流通量が減少し、同市場への入荷はわずかな量にとどまっており、市場価格は近年じわじわと上昇。今では高級魚介顔負けの値が付けられている。
 フランス料理などに使われるザリガニは、同市場でエビやウナギを扱う3社ほどの仲卸が茨城県などの出荷業者から仕入れ、業務用として卸売りしている。築地・仲卸「大六」によると、9月中旬の卸値は1キロ当たり2000円を超えており、国産の毛ガニに匹敵する高値。他の仲卸は「十数年で卸値は2倍ほどに上がった」(小池商店)という。
 ザリガニを出荷する茨城県小美玉市の原田水産によれば、「築地への出荷はかつて週に100キロほどあったが、今は20〜30キロに減った」と話す。生息場である田んぼが減っていることや、圃場(ほじょう)整備が進んで水はけが良くなるなど、ザリガニが繁殖しにくい状況になったことなどが要因だ。
 同市場のザリガニを仕入れている埼玉県富士見市のフランス料理店「ボンヴィヴァン」では、5種類の野菜をコンソメ風味のゼリーで固めたオードブルにザリガニを使用している。
 塩野恭男オーナーシェフは、「話題性があって楽しみながら料理を味わってもらえるため貴重な食材だが、尾の身は小指の先ほどしかなく割高感がある」と、仕入れ値の上昇に不安を抱いている。

09/09/18

■大型連休中は全国的に好天 台風14号は東海上へ(asahi.com滋賀)
 19〜23日の大型連休期間中は、移動性高気圧に覆われて全国的に晴れる日が多くなりそうだ。気象庁によると、後半の22〜23日は雲が出やすくなるが、まとまった低気圧が日本付近を通ることはなく、秋晴れの日が続くという。
 また、大型で強い台風14号は19日昼ごろ、小笠原諸島に最接近した後、進路を東寄りに変え、日本列島の東海上に遠ざかっていく見込み。この台風の影響で、東北と東日本では21日まで、一部で雨が降るが、その後は高気圧に覆われてよく晴れる。気温は平年並みか平年を下回り、朝晩は涼しくなりそうだ。西日本と沖縄・奄美は連休期間中を通して晴れの日が多い。日中の気温が平年より高くなり、昼間の最高気温が30度を超える日もありそうだ。
 台風14号は18日午後6時現在、小笠原諸島の父島の南西約430キロの海上にあり、北に時速15キロの速さで進んでいる。小笠原諸島は19日昼過ぎにかけて暴風域に入り、波の高さが9メートルを超える猛烈なしけになる見込み。東日本から西日本の太平洋側、沖縄・奄美でも波の高さが4メートルを超えるとみられ、気象庁は海岸に近づかないよう注意を呼びかけている。

■カワウの群れ、樹木に被害 湖北野鳥センター前(Chunichi Web滋賀)
 湖北野鳥センター(湖北町)前の琵琶湖に、1000羽前後のカワウの群れが飛来、中州にある樹木の枝を折ったり、周辺にふんをまき散らしたりし、景観も変わり始めている。センターでは、湖での銃器駆除の影響の可能性があるとみている。
 沖合100メートルほどの中州では、高さ10メートルのアカメヤナギの樹上にカワウが鈴なり。くちばしで枝を折るため、湖岸からも、後方にある竹生島が透けて見えるほどになった。
 センターによると、カワウの増加が目立ちはじめたのは、8月上旬ごろ。過去にも、餌取りなどで一時的に数千羽が周辺で観察されたことはあったが、樹上で見られることは少なかった。今回は、朝から晩までいることが多く、時には夜間もねぐらとして使い始めた様子があり、定着しているという。
 長浜市が竹生島周辺での駆除を、エアライフルから散弾銃に切り替えたのが8月5日。センターでは「駆除方法を変えてから、増えたので関連性はあるだろう」と話している。
 カワウは、例年10月半ばごろには、湖を離れて各地に分散する。センターではしばらくの間、推移を見守り、ヤナギが枯れるようなことがあれば、対策を考えるとしている。(近藤歩)

■台風、小笠原近海を北上へ=太平洋側は高波注意−気象庁(jiji.com)
 大型で非常に強い台風14号は17日、小笠原諸島・父島の近海を北西へ進んだ。気象庁によると、同諸島では大しけとなり、高波や暴風に警戒が必要。関東から沖縄の太平洋側も、18日は波の高さが3〜4メートルとなり、しける見込み。
 14号は今後、大型で非常に強い勢力を保ちながら北上する見通しだが、20日には日本の東海上へ進む可能性が高い。
 14号は18日午前0時、父島の南南西約650キロにあり、時速15キロで北北西へ進んだ。中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートル。半径220キロ以内は25メートル以上の暴風域、同500キロ以内は15メートル以上の強風域。

09/09/17

■重さ22キロの特大ニジマスと、養殖魚の遺伝子操作(WIRED VISION)
9月5日(現地時間)、カナダのサスカチェワン川で釣りをしていたSean Konrad氏が、重さ約21.8キログラムのニジマスを捕らえて世界記録となった。
このニジマスが育ったディーフェンベーカー湖では、9年前に、特に大型に育つよう遺伝子操作されたニジマス[50万匹]が養殖場から一斉に逃げ出すという事故が起きている。
この養殖場のニジマスは、専門用語で「三倍体」と呼ばれるもので、ゲノムを3セット備えている[通常のニジマスでは2セット]。生殖能力を持たない代わりに、通常ならば生殖のために使われるエネルギーまでも自己の生育に向けられる。
[3倍体処理では、受精初期の未分化卵を、通常の自然界ではあり得ない圧力や温度環境下に置くことで、減数分裂を抑制し倍数体個体を作出する。三倍体の雌魚は性成熟しないが三倍体の雄魚は性成熟するので、いったん一旦全雌を作り、その後に染色体を増やして全雌三倍体という集団を作る。全雌を作るには、生まれたばかりの子供に性ホルモンの入った餌を与えて雌を雄に性転換させ、遺伝的にはXXという雌の性染色体構成を持ちながら精子を形成する「性転換雄」を作る。この雄はY染色体を持たないため作り出す精子は全てX精子となり、受精によって得られる子供達は全て雌になる。これらの技法は、ニジマスだけでなく、ヤマメ、イワナ等でも確立されており、作出された種や系統は登録商標として登録されている場合が多い。
ニジマスの寿命・大きさは、河川にいるものは3~4年・40センチほどだが、降海するタイプである「スチールヘッド」は寿命が6~8年で120センチを超えるものもある。日本で普通好まれる23cm程度まで養殖するには、1〜2年かかる。海面養殖されたニジマスは、サーモントラウト、トラウトサーモンとも呼ばれる(赤系色素を配合した餌を与えている)]
これまでの世界最重量記録を持っていたのは、Sean Konrad氏の双子の弟であるAdam Konrad氏だ。2007年に同じディーフェンベーカー湖で、約19.8キロのニジマスを釣り上げた。この時もインターネット上では、ディーフェンベーカー湖の養殖場で産まれた遺伝子操作ニジマスを、記録として認定していいものか議論が巻き起こった。釣りの世界記録と倫理規範を定めている国際ゲームフィッシュ協会(IGFA)の掲示板では、一部の釣り人から、三倍体は自然に存在しないのだから、ゲームフィッシングというスポーツの歴史に残すべきでない、との声が上がった。バリー・ボンズ(Barry Bonds)の通算本塁打記録を、ハンク・アーロン(Hank Aaron)のものとは分けて考えたいのと同じことだろう。
[バリー・ボンズは2000年頃の30歳台に体格が突然巨大化し、パフォーマンスも一気に向上したことなどから薬物疑惑が生じた。2007年8月にはハンク・アーロンの記録を破ったが、9月には事実上球界を追放された]
だがIGFAは、自然の魚と遺伝子操作によるものに区別を設けることを否定している。同協会は、魚を在来の水域で釣った場合と、同じ種がより生育に向いた環境に持ち込まれた後に釣った場合についても、区別していない。そのため、1960年代にフロリダ州からカリフォルニア州に持ち込まれた特に大型のオオクチバスの子孫であっても、世界記録の対象となる。{原文記事では、こういった対処法についてどう思うか、読者に投票を求めている}
[オオクチバスは、コクチバス、フロリダバスなどと共に、「ブラックバス」と呼ばれる。ブラックバスは米国東部が在来地域であり、西部その他の地域へは移入種として導入されており、米国内においても、ブラックバスの導入後、在来種の減少や絶滅を招いた、との報告がある。日本の琵琶湖では、世界最重量級のオオクチバスが7月2日に釣り上げられ、9月中旬にIGFAに記録申請が出された。体長73.5cm、重さ10.12kg。これまでのオオクチバスの世界記録は体長97.0cm・体重10.1kg・推定年齢23歳(1932年、ジョージア州)だった]
[日本語版:ガリレオ-江藤千夏/合原弘子]

■絶滅危機のイタセンパラ、放流へ 国交省が大阪・淀川周辺に(Chunichi Web)
 絶滅の危機にひんする国の天然記念物の淡水魚イタセンパラを人工繁殖させ、かつて一大繁殖地だった大阪府の淀川流域に戻す計画を進めている国土交通省などは17日、11月までに成魚を放流すると発表した。
 マニアや業者による密漁を防ぐため、詳しい時期や場所、放流数は公表しない。今後は大阪府警と同省近畿地方整備局、大阪府水生生物センターが協力して監視などに当たるという。放流後の生息数の変化などは来年度、モニタリング調査した上で発表する。
 イタセンパラは日本のみに生息するコイ科の淡水魚。淀川のシンボルフィッシュ(象徴魚)だったが、河川工事や外来魚の増加で激減。同地方整備局の調査で2006年以降1匹も確認されていない。淀川水系のほか、岐阜、愛知両県にまたがる濃尾平野、富山平野の限られた水系だけで確認されている。(共同)

■大阪港、釣り人に14か所を開放へ(Yomiuri On Line関西発)
 大阪港の防波堤などに立ち入り禁止区域の指定を検討している大阪市の有識者検討会(委員長=野呂充・大阪大教授)は16日、防波堤や護岸など14か所(総延長11キロ)を釣り人に開放することを決めた。市では、年内にも禁止区域を指定し、その後、14か所を順次開放するという。
 これまでの検討会で、開放場所は13か所としたが、この日、釣り団体側が別に5か所の開放を要求。うち、常吉防波堤(此花区)の沖側の一部(約300メートル)を「条例に定める禁止区域ではない」として、新たに開放することに決めた。立ち入るには利用者のライフジャケット装着などが条件。

■琵琶湖の自然を体感 小島「奥の洲」で学習講座(Chunichi Web滋賀)
 琵琶湖の自然を体感して学ぼうと、湖北町延勝寺沖に浮かぶ小島「奥の洲(す)」で、湖北野鳥センターの環境学習講座「めざせ!湖北・びわ湖マイスター」が開かれ、県内外から参加した15人が水草や貝類などを観察した。
 一行は、センターで講師役の地元漁師松岡正富さん(56)から「湖全体で年間1万トンあった漁獲量が最近は2300トンに減った。異変が起きている」と環境変化への懸念を聴いた後、近くの尾上漁港から乗船。松岡さんの操船で沖合800〜900メートルの奥の洲へ向かった。
 途中、琵琶湖固有種でらせん状に伸びた葉が特徴のネジレモなどの水草を観察。奥の洲では、センター職員の案内で、周辺の浅瀬を膝まで水につかって歩き回り、固有種のタテボシガイなど貝類の生態を学んだ。
 長浜市から夫婦で参加した梅本文さん(69)は「湖の近くに住んでいるのに新しい発見があってびっくり。素晴らしい自然をずっと残したいですね」と話していた。(近藤歩)

■大阪市:防波堤の釣り容認 立ち入り禁止検討、ファンの反発受け(毎日jp滋賀)
◇安全対策講じマナー徹底求める
 大阪市は16日、大阪港の防波堤など港湾施設内の一部区域について、立ち入り禁止とせず、釣りを容認することを事実上決めた。07年に釣り人の転落死亡事故があり、市は安全面から全面立ち入り禁止を検討していたが、釣りファンの反発を受けたため、釣り団体や弁護士らでつくる検討会で議論を重ね、方針転換した。年内にも立ち入り禁止区域を確定し、告示する。
 検討会は、防波堤などへの立ち入りを「釣り人」に限定した。転落防止柵を設置しなくても、施設管理者の市が救命浮き輪や縄ばしご、看板の設置をすることなどで安全対策が可能と判断した。
 一方、渡船業者や釣り人に対しても、ライフジャケットの着用や単独での釣りはやめるなどのマナー徹底を求め、事実上の許可条件とする。
 釣りを容認するのは延べ約30キロの防波堤などのうち、約8キロ。大阪市のホームページに掲載されている「港湾施設の立入禁止区域の指定に係る検討会」の議事概要で、区域の原案が確認できる。【石川隆宣】

09/09/16

■実はクロダイ釣りのポイント…大阪港の釣り、一部でOK(Sponichi Annex)
 大阪市が大阪港での釣り全面禁止を検討していた問題で、有識者などでつくる市の検討会は16日、港湾工事に支障がない区域など護岸や防波堤計14カ所(総延長約8キロ)を禁止対象から除外するとの答申案をまとめた。10月上旬にも市に答申する。
 市は「答申を尊重する」としており、全面禁止を心配していた釣り愛好家は胸をなで下ろしそうだ。
 答申案は検討対象となった39カ所のうち、14カ所について(1)釣り人にライフジャケット着用を周知・確認(2)縄ばしごや危険を知らせる看板設置― などの安全対策を取れば、立ち入りを禁止しないことも可能とした。残りの25カ所は作業船の出入りが多いなどの理由で、立ち入りを禁止すべきだとした。
 大阪港はクロダイ釣りのポイントとして知られる。市は埋め立て地の夢洲(此花区)で2007年に釣り人の男性が転落死した事故をきっかけに、ほぼ全域を立ち入り禁止とする規制案を公表。意見を公募したところ、寄せられた約1400件の大半が反対だった。

09/09/15

■日立造、表層型浮き魚礁の事業に参入(日刊工業新聞Business Line)
 日立造船は造船技術を活用し、表層型浮き魚礁の事業に参入した。魚礁には、漁船に提供する気象や海象(海水の温度や流速など)のデータ観測システムも併設する。第1弾として、高知県から約2億2000万円で受注した。同魚礁はマグロやカツオ、シイラなど回遊魚を集め、近海漁業を効率化できる。水産資源を安定確保するニーズを取り込み、年1、2件程度の受注を目指す。
 表層型浮き魚礁は内部に複数の空洞を設けた鋼の円盤を浮体とし、アンカーで係留する。魚が影に集まる習性や、浮体に付着した貝殻を生かして回遊魚を集める。
 日立造船は造船や建設機械のほか、沈設式の魚礁で大型鋼構造物の設計・製造実績がある。加えて、全地球測位システム(GPS)波浪計などで、観測システム技術も保有している。
 そこで、漁場で収集した高精度なデータを漁船にリアルタイムに提供できる気象海象観測システムも併設した表層型浮き魚礁の市場に参入することにした。

■環境イベント:冒険しながら考えよう 参加者募集−−26日、彦根・曽根沼(毎日jp滋賀)
 彦根青年会議所は、エコについて考えてもらうイベント「エコアドベンチャーin曽根沼〜曽根沼エコ冒険王発進〜」を、26日に彦根市三津屋町の曽根沼公園一帯で開く。小学生以上(小学生は保護者同伴)が対象で、定員396人。参加者を16日必着で募集している。多い時は抽選する。参加無料。
 開設は午前9時半〜午後5時10分。3グループに分かれ、外来魚を釣る「既存種お助け隊」▽ボートで野鳥や植物を観察する「曽根沼探検隊」▽間伐材などで小物作りをする「自然はありが隊」の三つを体験する。「ひこにゃん」との記念植樹もある。
 申し込みは、往復はがきに住所、参加者全員の氏名、年齢、緊急連絡先、携帯電話番号などを書き、〒522−0063 彦根市中央町3の8 彦根青年会議所(0749・22・7522)へ。【松井圀夫】

■バショウカジキ初お目見え/アクアマリン(KFB福島放送HP)
いわき市小名浜のアクアマリンふくしまに14日、バショウの葉に似た背びれを持つバショウカジキ2尾が展示された。
アクアマリンによると、順調に飼育展示されれば世界で初めてになるという。
アクアマリンは昨年度も展示を試みたが、水槽に入れる直前で死んでしまった。
今回は、紀伊半島沖で定置網で捕獲した約80センチの2尾を黒潮大水槽に入れることに成功した。
1尾はイワシを食べ始めている。
成体は3メートルほどになるという。
特徴ある背びれは、水面から出して高速で泳ぎ回り、餌の魚群を威嚇したり、急停止や急旋回に利用したりすると考えられている。

09/09/14

■変わる湖国:’09新政権の余波 「無駄遣いの検証を」民主と知事、意見交換(毎日jp滋賀)
 県内選出の民主党国会議員6人と嘉田由紀子知事が12日、新政権発足を前に国政改革の路線について意見を交換し、地方分権の方向性の共有に努めた。
 知事は06年の知事選で自公民相乗りの現職を破り、栗東市の新幹線新駅を中止したことなどを踏まえて「滋賀県は3年前にミニ政権交代が起こり政策転換で痛みを伴った。まだまだ苦しい段階にある」として、新政権にこれまでの経験を伝え情報共有していく意向を示した。
 川端達夫議員(1区)は小泉内閣以降の三位一体の改革について「国のひも付き予算が温存され、地方は財源が減って疲弊した。財源移譲ができるよう議会や首長の責任を発揮できる仕組みに変えたい」と述べた。
 知事は農林水産省から直接農協などにわたる「空飛ぶ予算」を例に「県を通らない予算が急増している。どうやって無駄遣いをチェックするのか」と指摘。奥村展三議員(4区)は「補正予算の目的外使用が目立ちバラマキになっている」と見直しの必要性を強調した。
 田島一成議員(2区)は税金の無駄遣いの検証を県にも求め、「新政権に期待するだけでなく、地方が自らを問い直すきっかけにしてほしい」と話した。【安部拓輝】

■12チーム、湖面を疾走 びわ湖でボート大会(Chunichi Web滋賀)
 大津市玉野浦の県立琵琶湖漕艇場で13日、「第4回びわ湖ドラゴンボート1000メートル選手権大会」が行われた。
 県内外から集まった12チームが、持久力も必要な1000メートルで速さを競った。勝敗は1回戦と2回戦の合計タイムで競われ、参加者は汗と水しぶきでユニホームをぬらしながら、白熱した勝負を展開。オープンの部ではコロンズが2位と0・19秒差という接戦を制して逆転優勝した。
 競技終了後には「フレンドシップ」のレースに全チームが参加。勝負を競ったライバル同士が、一緒に同じボートをこいで大会を締めくくった。
 フレンドシップに参加した庄秀輝さん(43)=和歌山市=は「知らない人たちと一緒にこぐのは難しそうだったが、後半になると息が合い、とても楽しかった」と話していた。(滝田健司)

■早明浦ダム、取水制限再開(asahi.com香川)
 早明浦ダム(高知県)の貯水率が60%に近付いたことから、国と四国4県などでつくる吉野川水系水利用連絡協議会は12日午前9時から第1次取水制限を再開した。削減率は香川向け20・0%、徳島向け20・1%。
 同ダム上流域の降雨量は8月が平年比81%にとどまっている。取水制限は8月10日に解除されてから約1カ月ぶりとなる。この日県は、真鍋武紀知事を本部長とする県渇水対策本部を設置した。また高松市も対策本部を設け、節水の呼びかけを強化している。県によると、同市のほかさぬき市、三木町、宇多津町の2市2町が対策本部を設置している。

09/09/13

■台風14号が発生(jiji.com)
 気象庁は13日、マリアナ諸島付近で熱帯低気圧が台風14号になったと発表した。時速約20キロで西北西に進んでいる。中心の気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。中心から半径460キロ以内では、風速15メートル以上の強い風が吹いている。

■カツオ漁不振気仙沼 水揚げ前年の4割程度(河北新報社Kolnet)
 12年連続で水揚げ日本一を誇る宮城県気仙沼市のカツオ漁が不振にあえいでいる。一本釣り、巻き網とも水揚げ量は豊漁だった昨年同時期の4割にとどまる。例年なら脂が乗った戻りガツオの季節だが、今年は水揚げが少ない上に小型魚が主体。三陸沖でも漁に見切りを付け、南方の漁場に移る船も出始めた。
 気仙沼市魚市場によると、10日現在の生鮮カツオの水揚げは1万1876トンで、昨年同期に比べ約58%減。水揚げ額も約40億円とやはり昨年同期の半分程度だ。
 水揚げ量が落ち込んでいるだけでなく、今年は「ピンガツオ」と呼ばれる大きさが1キロ未満の割合が高い。11日には一本釣り船15隻と巻き網船2隻が計130トンを水揚げしたが、「ピン」が半数を占めた。
 宮崎県船籍の一本釣り船の漁労長(49)は「とにかく魚がおらん。手ぶらで帰ってくるわけにもいかないので、普段は釣らない小さな魚も釣ってくるしかない」と苦しい胸の内を明かす。僚船の中には南方漁場に帰った船もいるという。
 カツオはサンマやマグロ類と並び、気仙沼の水揚げの主力。運送や製氷、加工など関連産業のすそ野も広く、水揚げ減の影響は深刻だ。
 市内では10月、飲食店でカツオ料理のサービスなどが行われる「カツオまつり」が開催される。飲食店主からは「値段が高くて、店でカツオを出せないかもしれない」との声も漏れる。
 仙台市内のスーパーでは7〜9月、小売価格が「前年の2〜5割高」(みやぎ生協)で推移。最も高かった7月よりは落ち着いたが、9月も半身で1500円前後と前年比で300〜500円高く、「敬遠する消費者もいる」という。
 カツオは年ごとに豊漁・不漁の波が激しいが、一本釣り船の漁労長は「資源は間違いなく減っている」と口をそろえる。
 日本近海に北上するカツオの越冬地域とみられるフィリピンから台湾沖にかけての漁獲量が激減しているというデータもある。全国近海かつお・まぐろ漁業協会は「大規模な巻き網漁の規制が必要だ」と指摘する。

■アユモドキを「天敵」から守れ 亀岡・中山池で外来魚駆除(京都新聞電子版)
 京都府亀岡市内の河川に生息する国天然記念物の淡水魚アユモドキの保全のため、天敵の外来魚が多く生息している中山池(同市下矢田町)で12日、釣りによる外来魚駆除活動が行われた。
 アユモドキは、オオクチバスなど外来魚による捕食で激減しており、外来魚駆除が急がれている。今春、市や市民グループは「亀岡市保津地域アユモドキ保全協議会」を結成、会として初めて駆除を行った。
 中山池では市民ら20人が集合。釣り糸を水面に垂らすと、すぐに外来魚が餌に食いつく状況で、参加者はひっきりなしに外来魚を釣り上げた。約4時間の駆除活動で、10〜20センチのオオクチバス14匹と、ブルーギル345匹を捕獲した。
 参加した岩田明久京都大大学院准教授は「アユモドキなどの卵を食べるブルーギルが多いのは危険。地道に駆除を進めるほかない」と話していた

09/09/12

■太鼓の音響かせ 湖面駆ける龍 びわ湖でドラゴンボート大会(京都新聞電子版)
 「びわ湖ドラゴンボートスプリント選手権大会」が12日、大津市のびわこ競艇場で行われ、参加者は雨の中、200メートルの特設コースでスピードを競い合った。
 県ドラゴンボート協会などの実行委主催で、今回で5回目。県内や兵庫、大阪、愛知などから計25チーム約700人が参加した。1チーム22人で、男女8人以上の「混合」と、人数構成の規定がない「オープン」「中学生」の3つの部に分かれて行われた。
 短距離での勝負だけに、スタート直後の出足が重要で、各チームは太鼓の音に合わせ、力いっぱいオールをこぎ、湖面を駆け抜けた。「混合」は関西龍舟、「オープン」は琵琶湖龍舟、「中学生」は日吉中がそれぞれ優勝した。

■56歳、大津の会社員と判明 琵琶湖の沖合で見つかった遺体(京都新聞電子版)
 大津市柳が崎の琵琶湖の沖合で10日に遺体で見つかった女性は、大津署の調べで12日、同市の会社員女性(56)と分かった。
 死因は水死だったという。

■戻りカツオ、今年は不漁=鮮魚向け少なく3割高−築地市場(jiji.com)
 旬を迎え、水揚げに期待が掛かる「戻りカツオ」が不漁に見舞われている。この時期から南下が始まる三陸沖での漁獲が振るわないほか、鮮魚販売用に不向きな小さな魚が例年になく多いためだ。人気の中型魚は高値に張り付いており、食卓から遠のきそうだ。
 春から黒潮に乗って日本近海を北上する「初ガツオ」とは対照的に、餌の豊富な三陸沖で夏を過ごしてから往路を南下するのが戻りカツオ。マグロのトロのように脂が乗っているため、秋の味覚として人気がある。
 しかし、今年は「夏前から本州沿岸を北上する魚の群れが少なく、漁獲不振が続いている」と漁業情報サービスセンター(東京)。主力産地の宮城県気仙沼港9月上旬の水揚げ量は約1400トンと昨年より3割以上も減少。しかも、約半分が主に加工用などに回される1匹1キロ前後の小型魚で「漁薄に加え価値の低い魚ばかりでダブルパンチ」と同県の漁業関係者は嘆く。
 東京・築地市場9月中旬の卸値は、1匹3キロほどの中型魚がキロ当たり1000円前後と昨年より3割以上高く、むしろ遠洋で漁獲された冷凍物の「たたき」の人気が高まりつつあるという。

■大阪城の堀「外来魚天国」…水質悪化の恐れ(Yomiuri On Line関西発)
 大阪城の堀に、北米原産のブルーギルやブラックバスが大量に生息していることが、追手門学院(大阪府茨木市)の研究者の調査で確認された。
 人為的に放された外来魚が、天敵のいない閉鎖水域で大繁殖したとみられる。各地の城の堀で同様の問題が起きており、研究者らは「堀は『外来魚天国』。生態系を損なう恐れがあり、対処が必要では」と指摘する。
 同学院中高の元校長で、ハゼ科の魚類を研究する亀井哲夫さんらのグループが2006〜07年の間、約20回にわたり、大阪城の四つの堀で、地引き網や刺し網などで捕獲調査を実施。魚類や甲殻類など14種518匹を確認した。うちブルーギルが280匹、ブラックバス(オオクチバス)が36匹いた。結果は今春報告書にまとめ、堀を管理する大阪市にも伝えた。
 亀井さんは1988〜89年にも、投網で小規模な調査を行ったことがあり、そのときにいた在来魚のモツゴが今回の調査ではかからず、フナやハゼ科のウキゴリも減っていた。亀井さんは「外来魚に食い尽くされた可能性がある。ここまで増えているとは」と驚く。
 同市は、「将来的に調査が必要だとは考えているが、財政難でもあり、すぐにというわけには」とする。
 世界遺産の姫路城(兵庫県姫路市)の外堀でもブルーギルが確認されている。国の特別史跡・五稜郭(北海道函館市)の堀では、函館市などが2004年から、電気ショックを与えて魚を気絶させ、外来魚だけを捕獲する対策を実施しているという。
 外来魚の生態に詳しい滋賀県立琵琶湖博物館の桑原雅之学芸員は「元は釣り人が放したのだろう。在来の小魚が外来魚に食べられて少なくなると、動物プランクトンが増えすぎて、水質悪化を招く可能性もある」と話す。

09/09/10

■琵琶湖沖合に女性遺体 大津・柳が崎(京都新聞電子版)
 10日午後1時半ごろ、大津市柳が崎の琵琶湖沖合3メートルに女性の遺体が浮いているのを、釣りをしていた京都市北区の男性(51)が見つけた。
 大津署によると、女性は60歳ぐらいで身長約155センチの中肉。パーマのかかった茶色い頭髪に、ベージュ色のジャンパー、灰色のポロシャツ、紺色のジーパン姿で、紫色のフレームの眼鏡と茶色い靴を身につけていた、という。外傷はなく、同署が身元と死因を調べている。

■今年の冬は暖かくなりそう 気象庁が予想発表(asahi.com)
 気象庁は10日、この冬まで「エルニーニョ現象」が続くとの予想を発表した。その影響で「西高東低」の冬型の気圧配置が弱まり、暖冬傾向になるという。
 エルニーニョはペルー沖から太平洋中部までの広い海域で海面水温が高い状態が続く現象で、今年6月、7年ぶりに発生した。エルニーニョが発生している冬は、東日本と西日本、沖縄・奄美地方で気温が高く、北日本と北陸で降水量が少なくなる傾向がある。

■カツオ狙いでバショウカジキ 田辺湾沖(紀伊民報AGARA)
 田辺湾沖で、トローリングでカツオを狙っていた男性が、全長2.4メートル、重さ24.2キロのバショウカジキを釣り上げた。
 釣ったのは大阪府貝塚市、自営業山田典仁さん(52)。山田さんは所有のプレジャーボート(全長約5メートル)で5日午前5時半ごろ、田辺市新庄町の内の浦湾を出港。ジグ用ルアーざおを使い、イシダイ用リールには大物が来てもいいようにPEライン5号を500メートル巻いていた。自作ルアーを使った。
 目当てのカツオは1匹しか釣れなかったが、辛抱して仕掛けを流していたところ、午前11時半ごろ、さおに大きな当たりがあった。船の後ろで大きな魚が跳ねるのが見えた。すぐにカジキだと分かり、糸を出したり巻いたりしながら約30分やりとりをして仕留めることができた。予想外の大物だったため、弱るのを待って船に引きずり上げた。
 山田さんは「カジキを釣るのは初めて。ラッキーでした。準備していてよかった」と話している。魚の半分を持ち帰り、近所に配ったり、自宅で食べたりしたという。
 魚を持ち込んだ「まるちょうボートステーション」(同市新庄町)の従業員は「これほどの小さなボートでカジキを釣り上げるのは珍しい」と驚いていた。

■三輪部ェ幡神社例大祭 十二日宵宮・十三日斎行 勇壮かつ豪快な鯨踊り 三輪崎郷土芸能保存会(紀南新聞ネット版)
 新宮市の三輪崎八幡神社(上野顯宮司)の例大祭は例年より早い十三日、執り行われる。鯨踊り(和歌山県無形民俗文化財・一九七四年に指定)と獅子舞(新宮市無形民俗文化財・一九七八年に指定)を継承する「三輪崎郷土芸能保存会」(濱口仁史会長、会員七十人)が三百年以上の歴史を持つ七通りある神楽獅子と鯨踊りを勇壮かつ豪快に披露、奉納する。

■バンドウイルカ100頭を湾に 太地町 追い込み漁で解禁後初(紀南新聞ネット版)
 古式捕鯨発祥の地、太地町で9日、今月解禁になったばかりの追い込み漁で初漁に成功し、バンドウイルカ約100頭を同町の畠尻湾に追い込んだ。1日の解禁日から海が荒れ、出漁できない日が続いていた。
 同町の「いさな組合」(組合長・竹内章さんら13人、従事者22人)が同日午前5時30分、太地港を出港し約30分後の6時、同町約6キロ沖の熊野灘でイルカの群れを発見した。
 数隻の漁船で群れを囲い込みながら、船べりを金属の棒でたたくなどして約2時間かけてイルカを畠尻湾に誘導した。マゴンドウ約50頭の群れも同時に見つけ、午前11時20分、追い込みに成功した。
 太地漁協の杉森宮人参事によると、イルカは体長2・3〜2・8メートルの大きさ。このうち2・3〜2・6メートルの元気な雌を飼育用に注文を受けている全国の水族館などの施設に発送する。9月の漁では飼育用以外はすべて放流する計画だという。
 杉本三治は「どうにか捕れてほっと一安心。よかった」と話している。

■クジラ追い込み網漁始まる 初日はマゴンドウなど計150頭を捕獲 いさな組合(南紀州新聞ネット版)
 捕鯨の町で知られる太地町で9日、クジラ類の追い込み網漁が始まった。この日午前5時30分に、いさな組合(竹内章組合長、12人)の漁船13隻が出港。太地港沖約6`の海上でマゴンドウクジラ約50頭とバンドウイルカ約100頭を発見し、船団が群れを取り囲むようにして町内の畠尻湾に仕掛けた大網へ昼までに誘導した。
 追い込み網漁は、国際捕鯨委員会(IWC)の規制外。来春までクジラ類、イルカ類合計で約2400頭の捕獲枠がある。漁は1日に解禁されたが、海上のうねりが続き、出漁を見合わせていた。
 太地町漁業協同組合によると、今回の漁で捕獲されたバンドウイルカについては、全国の水族館で申し込みのあったところへ、残りは海へ戻すという。

■びわ湖クリーンキャンペーン:琵琶湖をきれいに 4000人がごみ拾い(毎日jp滋賀)
◇膳所公園周辺など県内全域で
 地域の環境整備などを目標に6日、「びわ湖クリーンキャンペーン」(県労働者福祉協議会、滋賀連合主催)が県内全域で行われ、同協会の会員やその家族ら約4000人が丁寧にごみを拾い集めた。
 大津市の膳所公園周辺の琵琶湖岸や甲賀市の野洲川河川公園など、湖岸や近隣の公園、周辺道路などの清掃も行った。全体で40リットルの家庭用ごみ袋に換算して980袋分が集まった。テレビや冷蔵庫といった家電製品も捨てられていたという。
 元気よくゴミを集める長男(7)と一緒に膳所公園周辺で清掃に参加した草津市の会社員、遊佐清貴さん(41)は「手の届かないところにペットボトルなどが浮かんでいるのが目立ち、残念に思った。ゴミを捨てたらだめだという思いが子どもの身につけば」と話していた。【村瀬優子】

09/09/09

■「第2回びわ湖検定」受け付け始まる−「1級」試験も新設(びわ湖大津経済新聞)
 びわ湖検定実行委員会は9月10日、今年11月に実施する「びわ湖検定」の受検受け付けを開始する。
 びわ湖検定実行委員会は9月10日、11月に実施する「びわ湖検定」の受検受け付けを開始する。
 試験は今年で2回目。「地域の魅力の再発見や県外への情報発信につなげる」ことを目的にびわ湖を中心に滋賀県についての問題が出題され、知識を問う。ペーパーテストだけでなく、県内各地の博物館や美術館などの施設を巡るスタンプラリーの成果も加点する(2級、3級のみ)。
 初回となった昨年は2級・3級の検定が実施され、約1,700人が合格した。同委員会の嘉本さんは昨年について、「想像を超える数の受験者があった」と話し、「滋賀県の関心の高さを認識した」と振り返る。
 今年は昨年の公式テキストだった「びわ湖検定公式問題解説集」に加え、「続びわ湖検定公式問題解説集」も出題範囲に加わり、2級合格者のみを受験対象とする「1級」の試験も新たに行う。嘉本さんは「1級はテキスト以外からも出題するのでかなり高レベル。滋賀をPRできる知識を持った『名誉ある1級』になる」と話す。
 合格者は、県内の博物館や美術館の割引などが受けられるほか、1級合格者には合格後3カ月間、びわ湖を巡る定期観光船に無料で乗船できる特典も。

■イタセンパラを野生復帰へ 大阪・淀川へ成魚放流(msn産経ニュース)
 人工繁殖させた国の天然記念物「イタセンパラ」を淀川に放流し、野生復帰させる計画を、近畿地方整備局淀川河川事務所と大阪府水生生物センターが進めていることが9日、分かった。淀川のイタセンパラはここ4年間一匹も確認できておらず、すでに絶滅していると指摘する声もある。天然記念物の魚を野生復帰させる試みは異例で、放流が実現すればコウノトリやトキのように注目を集めるとみられる。
 河川事務所によると、ブラックバスなどの外来種の急増や自然環境の変化で、最大の生息地といわれた淀川のイタセンパラは平成18年以降見つからなくなった。このため、同事務所は今年3月から有識者を集めた検討会を非公開で実施。その中で野生復帰の案が浮上し、7月には日本魚類学会にも放流の可能性を報告した。
 水生生物センターによると、30年以上前から同センターでイタセンパラの保存を始めているが、昨年3月に人工池を2面新設。年間数千匹の成魚の繁殖が可能で、そのうち400〜500匹を淀川に野生復帰させる考えがあるという。
 ただ、そのまま放流しても外来魚に襲われる恐れがあるため、ある程度自然繁殖が可能な場所を整備した上で、放流することを検討。密漁の恐れもあるため、具体的な放流時期や場所は非公開にするという。
 河川事務所は、繁殖を可能にするための水のたまり(ワンド)を今年3月までに55カ所整備しており、8年後には計90カ所設置する計画を進めている。
 水生生物センターの上原一彦主任研究員は「イタセンパラは自然保護のシンボルで今はそのシンボルを失っている状態。この魚が住めるような自然環境作りをしていかなくてはならない」と話している。

09/09/08

■琵琶湖沖合の遺体、身元判明 大阪府の男性(京都新聞電子版)
 大津市北比良の琵琶湖沖合で4日に遺体で見つかった男性は、大津北署の調べで8日、滋賀県高島市勝野の沖合で8月30日から行方不明になっていた大阪府茨木市上郡2丁目、会社員吉峯直人さん(34)と分かった。死因は水死だった。

■特定外来魚の駆除活動、ボランティア募集(岐阜新聞Web)
 ブルーギルやオオクチバスなど河川の特定外来魚対策に取り組む「木曽三川特定外来魚駆除実験会議」は7日、今月27日から木曽川や長良川など県内外5カ所で実施する駆除活動の詳細な日程や場所を決め、参加してもらう市民ボランティアの募集を始めた。
 参加対象は小学校4年生以上。エリアごとに30〜100人を募集する。参加者には記念タオルなどを贈呈。希望者は、はがきに住所、氏名、年齢、電話番号、参加希望エリアを記して、〒502―0071、岐阜市長良堤無番地、長良川環境レンジャー協会内「木曽三川フォーラム」へ。問い合わせは同フォーラムの小野賢悟副会長、電話080(6911)9916。
 日程と場所は次の通り。(いずれも午後1時開始) ▽9月27日 大垣市静里町の杭瀬川、塩田橋下流▽10月4日 愛知県一宮市の木曽川、名鉄鉄橋下流▽同11日 羽島郡笠松町の木曽川、木曽川橋下流▽同18日 各務原市川島笠田町の木曽川北派川▽同25日 岐阜市一日市場の長良川・伊自良川合流地点

■琵琶湖横断カヤック:絆つなぐ 高島・今津中2年、全員無事に帰着(毎日jp滋賀)
 高島市と長浜市の往復約50キロの琵琶湖横断カヤックに挑戦した高島市立今津中(橋本喜義校長)2年生134人は7日、復路を漕(こ)ぎ切り、午後、同市マキノ町のサニービーチに全員無事、帰着した。チームワークで1人乗りカヌーを漕ぎつないだ生徒たちは「琵琶湖周航の歌」にちなむ2都市の湖上横断を達成し、満足感にひたっていた。
 長浜市で1泊した生徒たちは再び元気よくパドルを握り、竹生島をかすめて西浅井町の菅浦港へ立ち寄り、昼食。湖水浴も楽しんだ後、桜名所の高島市海津大崎沖を通過してラストスパートした。
 生徒や教職員らは全員、背中に学年のテーマの「絆(きずな)」と書かれたおそろいの濃い桃色のTシャツ姿。胸には、生徒たちが考案した今津中のシンボルマークのロゴが描かれていた。琵琶湖横断カヤックへの生徒の思い入れは強く、準備段階の実行委員会には2年生の半数近くが手を挙げたという。委員長の篠原哲也さんは「みんな笑顔で明るかった。頑張って達成できてうれしい」と、2日間を振り返った。【塚原和俊】

■琵琶湖横断 無事に帰着(asahi.com滋賀)
【今津中生「絆を実感」】 
 カヤック(1人乗りカヌー)で琵琶湖横断に挑んだ高島市立今津中学(同市今津町弘川)の2年134人が7日午後、出発地点の同市マキノ町西浜のマキノサニービーチに帰り着いた。保護者らの出迎えを受けた生徒らは「団結と絆(きずな)を強めることができた」と元気に語った。
 6日朝に32艇がビーチを出発。1艇を4人が交代しながら漕(こ)ぎ、2日間で高島市〜長浜市(約21キロ)を往復した。一番に帰り着いた松井偉(すぐる)君(14)は「伴走する船から『ファイト、がんばれ』と励まされ力が出た」。長葭希(ながよしのぞみ)さん(13)は「助け合い励まし合ってゴールにたどり着けた。この得難い体験を後輩に引き継ぎたい」と話した。

■台風12号、上陸の恐れなし(asahi.com)
 台風12号は8日、日本の南海上を時速15キロの速さで北北東へ進んでいる。小笠原諸島と伊豆諸島南部では8日夜にかけて波の高さが6メートルを超える大しけとなる見込みだが、東寄りに進路を変えており、上陸の恐れはなくなった。
特集:台風情報
 気象庁によると、台風12号は8日午前0時現在、中心気圧980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル。8日深夜に八丈島の東南東約240キロに達し、その後は東海上へ遠ざかり温帯低気圧に変わる見込みだ。

09/09/07

■大沢池の生態系、水中から調査 京都嵯峨芸大教授ら、潜水艇作る(京都新聞電子版)
 京都市右京区の大覚寺・大沢池の景観再生に取り組んでいる京都嵯峨芸術大の教授らが、大沢池の中を調べるため無線で操縦する潜水艇を作った。大沢池に急増している外来魚や水草などの実態調査に活用する。
 潜水艇を作ったのは、「大沢池宝みがきプロジェクト」と題して同池でハスの再生や外来魚の駆除を行っている観光デザイン学科の真板昭夫教授(60)=中京区=と、メディアデザイン学科の山埜道宏講師(52)=京都府京丹波町=、本松芳峰助手(26)=右京区=。真板教授が発案し、実際の製作や潜水艇を動かすプログラムは山埜講師と本松助手が手掛けた。
 潜水艇は全長75センチ、幅50センチ、高さ43センチ、重さ35キロ。塩ビ管4本と手製のモーター10個を組み合わせた。塩ビ管の2本は浮きで、残りにバッテリーと、監視カメラに使われるネットワークカメラを入れ、撮影した水中の様子を無線LANでパソコン画面に即座に映し出すことができる。
 苦労したのは防水面で、モーターにシリコンオイルを詰めるなど工夫し、約1年で完成させた。
 同池で実施した試験運転では、パソコンから遠隔操作でモーターを動かし、前進させたり沈降させることを確認。上下や横など計8方向に動かせ、約3メートルは潜ることができるという。藻がモーターのプロペラに絡まるトラブルがあったものの、潜水艇やカメラが順調に機能することを確かめた。
 参加した真板教授や山埜講師は「池の底が撮影できるように浮力の調整が必要だが、システムは大成功」と喜んだ。今後、潜水艇を使ってハスの根元の様子やブルーギルの卵などを調べる予定だ。

■行方不明の父親、遺体で発見 高島市(京都新聞電子版)
 滋賀県高島市マキノ町の知内浜オートキャンプ場沖の琵琶湖で6日、流された次男(6)を助けようとした名古屋市港区当知2丁目、会社員福盛幸二さん(37)が行方不明になった事故で、高島署などは7日、約120メートル沖で福盛さんの遺体を発見した。

■息子救助で行方不明の父、遺体で発見 琵琶湖(msn産経ニュース)
 滋賀県高島市の知内浜オートキャンプ場の沖合約120メートルの琵琶湖で、ボートで流された次男(6)を助けようとして6日から行方不明になっていた名古屋市港区の会社員、福盛幸二さん(37)が7日午前、遺体で見つかった。水死とみられる。
 高島署によると、福盛さんは水深約9メートルの湖底で、県警潜水隊員が発見した。
 福盛さんは6日午後1時45分ごろ、ビニール製のボートで流された次男を助けようと、泳いで湖に入った。次男は近くにいた人に救助され無事だった。

■台風12号、8日に八丈島近海に 高波に注意(asahi.com滋賀)
 台風12号は7日正午現在、日本の南海上をゆっくりと北に進んでいる。気象庁によると、中心気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル。今後進路を東寄りに変える見通しだが、高波への注意は必要だという。
 台風12号は8日昼ごろには八丈島の南南西約300キロに達する見込みで、伊豆諸島では7日夜から8日にかけて風が強まり、波の高さ6メートル以上の大しけが予想される。小笠原諸島では8日にかけて同じく6メートルを超える大しけが続く。関東地方でも波の高さは最大5メートル、東海地方、西日本の太平洋側でも3〜4メートルとなる見込みという。

■台風12号:太平洋北上 関東は8日、南部中心に雨(毎日jp滋賀)
 台風12号は7日午前9時現在、日本の南の太平洋上をゆっくりと北に進んでいる。気象庁によると、中心気圧は980ヘクトパスカルで、最大瞬間風速35メートル。8日に八丈島の南海上を通過し、9日朝には関東の東海上へ抜ける見込み。同庁は伊豆諸島や小笠原諸島での強風や高波に注意を呼びかけている。8日午前6時まで24時間の予想雨量は▽伊豆諸島南部70ミリ▽伊豆諸島北部50ミリ▽小笠原諸島40ミリ。台風接近の影響で関東地方は8日、南部を中心に雨が降る見込み。

■琵琶湖横断:カヌー漕ぎつなぎ50キロ 今津中2年生134人交代で−−高島(毎日jp滋賀)
◇長浜との往復、琵琶湖横断に挑戦
 高島市立今津中の2年生ほぼ全員が参加し、高島−長浜間を1泊2日で往復する琵琶湖横断カヤックが6日、高島市マキノ町のサニービーチを出発した。同市今津町は「琵琶湖周航の歌」発祥の地で、橋本喜義校長らが、生徒に周航気分を体験させようと昨年から始めた。2年生4クラス134人は、1人乗りカヌーを3、4人のクルーで漕(こ)ぎつないで長浜へ。7日に同じコースを戻り、往復計約50キロを周航する。
 生徒らは6日午前7時に高島市今津町弘川の同中を自転車で出発し、約6キロ北の同市マキノ町へ。ライフジャケットを着け、同8時半にカヌー三十数艇で漕ぎ出した。約30分で漕ぎ手が交代。次の漕ぎ手が分乗してスタンバイしている漁船にカヤックを横付けし、スムーズに入れ替わった。3番手以降と漕ぎ終わったクルーは、支援母船となる大型観光船で待機しながら湖上の仲間を応援した。
 この日は朝から真夏を思わせる太陽と青空。湖面も穏やかで、漕ぎ終わった生徒たちは「しんどかったけど気持ちよかった」などと話し、女子生徒も「エライ」と言いながら笑顔を見せていた。竹生島付近では、湖上アトラクションや深層湖水の温度を測る学習なども行われた。【塚原和俊】

■琵琶湖上、一人カヤックで達成感 今津中生 対岸まで30キロ往復(京都新聞電子版)
 琵琶湖を一人乗りカヌーのカヤックで横断、往復する今津中(滋賀県高島市今津町)の自然学習体験が6日、1泊2日の日程で始まった。2年134人が参加、4人1組で34艇が同市マキノ町の高木浜を出発、湖上で漕(こ)ぎ手を交代しながら対岸の長浜市までの約30キロを漕いだ。
 参加生徒全員が着た濃いピンク色のTシャツにプリントされた「絆(きずな)」を深めるのが目的で、昨年から始まった。6月に2年全員が琵琶湖で2時間ほどカヤックを練習した。準備をする実行委員には60人が申し込んだ。
 この日は、交代の漕ぎ手を乗せた漁船や観光船、救助艇の計7艇が併走し、PTAの保護者や今津中サポーターらも支援した。
 実行委員長の篠原哲也君(2年)は「けがなく楽しみ、達成感を得たい」と話していた。7日の復路は、宿泊先の長浜市から午後3時半ごろ、高木浜にたどり着き、「カヤックの旅」を達成する。

■釣り楽しみ琵琶湖の環境見直そう 草津 家族連れら外来魚駆除(京都新聞電子版)
 琵琶湖の外来魚の駆除を目的にした釣り大会が6日、滋賀県草津市志那中町の湖岸緑地で開かれ、家族連れらがブルーギルなどを釣り上げた。
 多くの人が琵琶湖を中心とする自然環境を見直す機会を提供しようと、市民団体「琵琶湖を戻す会」と「豊かな湖づくり推進委員会」が開催。約190人が参加した。
 参加者は、晴天に恵まれた湖岸で釣りを楽しんだが、釣果はブルーギルばかりで、フナやモロコなどの在来魚が釣れない現状にまゆをひそめていた。
 同会によると、この日はブルーギルやブラックバスなど41キロ分を回収したという。
 釣り大会は、10月18日にも同じ湖岸緑地で開かれる。

■琵琶湖岸980袋分ゴミ回収(Yomiuri On Line滋賀)
 夏のレジャーシーズンを終えた琵琶湖岸で5、6両日、県民ボランティアによる一斉清掃活動が行われた。
 県労働者福祉協議会と連合滋賀の主催で、1975年から毎年実施。今年は大津、草津、彦根各市など県内約30か所で計約4000人が参加し、40リットルのゴミ袋で980袋分を回収した。
 大津市では、約1000人が唐橋公園や、膳所城跡公園などでゴミ拾いに汗を流した。草津市出身の会社員中村充彦さん(32)=京都府向日市=は長男の太亮君(5)と参加し、大津市民会館前(大津市島の関)からなぎさ公園沿いに歩いた。「年々ゴミは少なくなっている。これからも続けていきたい」と話していた。

09/09/06

■水の事故:息子助けようと父不明 琵琶湖のキャンプ場沖(毎日jp)
 6日午後1時45分ごろ、滋賀県高島市マキノ町知内のオートキャンプ場沖の琵琶湖で、おぼれかけた小学1年の次男(6)を助けようとした名古屋市の会社員、福盛幸二さん(37)が行方不明になった。次男は近くにいた人に救助され無事。県警高島署と高島市消防本部は6日夕、いったん捜索を打ち切り、7日朝から再開する。
 同署によると、福盛さんは5日深夜から、次男を含む子ども3人(4〜9歳)とキャンプをしていた。1人でボートに乗って遊んでいた次男が沖に流され、湖に飛び込んでおぼれかけたため、福盛さんが助けようとして湖に入ったらしい。【後藤由耶】

■次男救助に向かい男性不明、滋賀 川でボート遊び中(Chunichi Web)
 6日午後1時45分ごろ、滋賀県高島市マキノ町の知内川で、名古屋市の会社員福盛幸二さん(37)が、流された小学1年の次男(6)を助けようとして行方不明になった。
 現場は琵琶湖に流れ込む川の河口付近。次男は陸から15メートル付近まで自力で泳ぎ、別の男性に救助された。命に別条はないという。
 高島署によると、次男はビニール製ボートに乗っていて流された。「助けて」の声を聞いた別の子どもが知らせ、福盛さんが泳いで助けに向かった。
 福盛さんは5日夜から子ども3人と近くのオートキャンプ場に遊びに来ていた。
 同署や消防は、琵琶湖付近をヘリコプターなどで捜したが見つからず、7日朝から捜索を再開する。(共同)

■小1男児救助の父、行方不明に…琵琶湖(Yomiuri On Line)
 6日午後1時45分頃、滋賀県高島市マキノ町知内(ちない)、「知内浜オートキャンプ場」約80メートル沖の琵琶湖で、遊泳中の愛知県大府市の小学1年男児(6)が沖に流され、父親で名古屋市の会社員福盛幸二さん(37)が助けようと湖に入って行方不明になった。
 男児は他の遊泳客に救助されて病院に運ばれた。意識はあるという。
 滋賀県警高島署の発表によると、福盛さんは子ども3人を連れて計4人で同キャンプ場に遊びに来ていたという。同署は、警備艇などで福盛さんを捜索している。

■浮き魚礁で漁獲量3%増 紀南沖に23基(紀伊民報AGARA)
 魚が漂流物に集まる習性を利用した中層型浮き魚礁(パヤオ)を和歌山県の紀南沖5海域に設置したことで、調査対象漁協の漁獲量が約3%増えていることが、県の調査で分かった。県水産振興課は「漁獲が増えたことは評価できる。まだ目標の4割程度なので、利用率を上げてさらに漁獲増を目指す」と話している。一方で漁業関係者からは「中層にあって見つけにくく、利用しにくい」との指摘もあり、今後の課題となっている。
 県は2002年度から07年度までにパヤオ計23基を設置した。今回の漁獲量調査はカツオやマグロ類、シイラなどの回遊魚を狙うケンケン漁(ひき縄一本釣り)。県水産試験場(串本町)は、昨年度に和歌山南と和歌山東、宇久井の3漁協の漁船14隻に協力してもらい標本船調査をした。各漁船に操業日報を出してもらいそのデータをとりまとめ、全体の漁獲量と比較して効果を試算した。
 県では当初1基当たり、約6トンの漁獲増を見込んでいた。設置途中の05年度の調査では140%を達成していたが、今回の調査では34%にとどまった。調査対象外の漁協を計算に入れておらず、ケンケン漁の最盛期(春秋)だけのデータでとりまとめていることから、実際は40〜50%ほどとみている。今回の結果と各漁協の漁獲量などを基に計算すると、約3%増えていることが分かった。
 目標に達しなかった主な原因として、ここ数年の漁獲量激減を上げている。県内のカツオだけでみると、事業当初の02年は2214トン、03年2880トンあったものが、04年から減少に転じ、07年は879トンまで落ち込んでいる。
 一方、設置海域でケンケン漁をする漁師からは、潮の流れや波浪などの影響でパヤオの位置が水面下100メートル以上になることもあり、魚群探知機を使っても見つけにくいという意見が寄せられた。
 県水産振興課は「浮き魚礁の耐久年数は10年なので、次回は関係機関や漁業関係者と相談しながら視覚的に確認しやすい表層型浮き魚礁も検討したい」と話している。
 中層型浮き魚礁(長さ約6.5メートル、直径約1.7メートル)は、コンクリート製の重り(約13トン)を海底に沈め、船舶の邪魔にならないよう水面下 30メートル以上に浮き魚礁を固定している。白浜町市江崎沖(約18キロ)5基、すさみ町江須崎沖(約28キロ)4基、串本町潮岬沖(約32キロ)5基、同町樫野崎沖(約22キロ)4基、太地町梶取崎沖(約20キロ)5基設置した。総事業費は3億7856万円。

■65%が300万円未満 漁業経営体の年間漁獲販売額(紀伊民報AGARA)
 和歌山県の漁業を営む世帯や事業所、漁業経営体の年間漁獲物販売額は、300万円未満が65.8%を占めることが、県統計課のまとめた2008年の漁業センサスで分かった。
 漁業センサスは、国の漁業実態を明らかにするため、5年ごとに全国一斉に行っている。県内では海沿いの6市12町で調査した。
 漁獲物販売額は「100万円未満」が38.5%で最も多く、続いて「100万〜300万円未満」27.3%、「300万〜500万円未満」12.9%で、約8割が500万円未満となっている。
 県水産振興課は「漁獲量の減少と魚価低迷が要因。流通改革やブランド化などによる付加価値向上に努めたい」と話している。
 県内漁協でも直接外食産業と取引し、漁獲量が少なく流通しにくい魚種を販売するなどの取り組みが出てきているという。
 漁業経営体は2512で、前回より526減少した。1998年と比べると、1139減少している。
 漁業就業者は3916人で、前回に比べ752人減少。高齢化も深刻で、男性3697人のうち、60歳以上が54.6%。中でも70歳以上が30.9%を占める。一方で、30歳未満は5.2%、40歳未満でも14.6%にすぎない。新規就業者は23人だった。

■草津市など公的利用で検討開始 リゾート頓挫の烏丸半島(京都新聞電子版)
 民間資金によるリゾート開発が失敗した草津市の烏丸半島の土地(約9ヘクタール)の具体的な利用に向けた検討を、滋賀県や市が始めた。今後は公的利用をはかる方針だが、県などの財政難もあり、具体的なプラン策定には時間がかかるとみられる。
財政難に道のり遠く
 検討を始めたのは県と草津市、土地を所有する独立行政法人水資源機構の3者。6月に担当者による協議を初めて行った。今後も話し合いを持つが、結論を出す時期などは未定という。
 土地は、1989年に民間活用を想定して県などが設立した第三セクターが、民間資金によるリゾート開発を前提とした利用構想を進めていた。その後、バブル景気の破たんなどで計画が頓挫し、昨年には第三セクターも解散した。
 現在、具体的なプランは浮上していないが、県は「これまでの経緯から、再度の民間開発は考えにくい」(環境政策課)としている。琵琶湖博物館や草津市立水生植物公園が隣接しており「公園や環境学習施設などが候補になるのでは」(水資源機構)という見方が強く、公的な利用が前提となりそうだ。
 ただ、土地や施設整備の負担先や運営体制など、3者間での協議事項も多く、具体化への道筋をつけるのは当面先になる見通しだ。県は「放っておくにはもったいない立地と広さ。財政難だが、前向きに利用を検討したい」(環境政策課)としている。

■地引き網大漁に歓声(Yomiuri On Line滋賀)
大津 家族連れら350人参加
 自然と触れあい、環境を守る大切さについて考えてもらおうと、大津市北小松の北小松水泳場で5日、地引き網漁を体験するイベントが開かれ、約350人の家族連れが楽しんだ。
 大津市や市内の企業などで結成する「大津環境学習活動実行委員会」の主催。参加者は、船に乗った地元の漁師が琵琶湖の沖合約300メートルで地引き網を広げる様子を浜から見学。その後、砂浜に置かれた網のロープを二手に分かれてゆっくりと手繰り寄せた。
 網には、固有種のニゴロブナやビワヒガイのほか、外来魚のブラックバスなど約100キロがかかっており、子どもたちは「大きい」「ピチピチはねている」などと歓声を上げていた。水揚げされた魚は天ぷらなどにされ、参加者に振る舞われた。市立平野小5年馬塲泰輔君(11)は「力いっぱい網を引っ張ってくたびれたけど、楽しかった」と笑顔で話していた。

09/09/05

■琵琶湖で地引き網、親子ら歓声 大津・北小松(京都新聞電子版)
 琵琶湖伝統の地引き網漁を親子で体験するイベントが5日、大津市北小松の北小松水泳場であり、引き上げた網の中で飛び跳ねる魚に、子どもたちが歓声を上げた。
 市や地元漁協などが「びわ湖漁の日」と題した自然体験学習として毎年行っており、4回目。小学生ら約350人が参加した。
 参加者は湖岸で2グループに分かれ、船で沖合い約100メートルまで渡した網を、両端から約30分かけて引き寄せた。アユやコイ、ギンブナなどが捕れたが、ブラックバスなどの外来魚が最も多く、琵琶湖の現状をうかがわせた。
 体長約30センチのブラックバスを掲げて写真を撮っていた瀬田南小2年下村聖太君(7)は「地引き網は初めてだったけど、魚を触れて楽しかった」と胸を張った。

■琵琶湖に男性遺体 大津・北比良の沖合(京都新聞電子版)
 4日午後5時ごろ、大津市北比良の沖合約650メートルの琵琶湖で、男性の遺体が浮いているのをボートに乗っていた京都市の男性(22)が見つけ、大津北署へ届け出た。
 同署の調べによると、男性はマリンスポーツ用の黒色のTシャツに黒っぽい海水パンツ、黒い靴を履いていたという。同署が身元と死因を調べている。

■琵琶湖で父娘が自殺か 草津、無事の母通報(京都新聞電子版)
 5日午後2時半ごろ、滋賀県草津北山田町の琵琶湖岸で「娘が浮いてこない」と、同市の無職女性(52)が、近くにいた人を通じて110番通報した。
 草津署によると、同日午後2時20分ごろ、女性と夫(73)、娘(22)の家族3人が琵琶湖で自殺を図ったが、女性は死にきれず自力で湖岸まで戻ったという。警察や消防の救助艇が午後3時すぎ、夫と娘が沖合約100メートル(水深1・7メートル)で浮かんでいるのを発見したが、間もなく死亡が確認された。
 同署によると、女性は「夫が病気を患い、娘の就職が決まらず悩んでいた」と話している、という。

■賃金未払い:労基署、丸亀の釣り具会社を容疑で書類送検(毎日jp香川)
 高松労基署は4日、釣り具製造、販売会社「アロウズ」(丸亀市飯山町東坂元)と同社の社長の男(43)を労基法違反(賃金の未払い)容疑で高松地検に書類送検した。
 容疑は、社長が従業員計7人に対し、08年5〜6月分の賃金計67万2732円を所定の支払日までに支払わなかったとしている。労基署によると、同社は05年に設立。負債を重ねて、08年6月に事実上倒産。従業員全員を解雇していた。【中村好見】

09/09/04

■渋滞予測:19〜27日の大型連休「春より増加」(毎日jp)
 祝日法改正で今月19〜27日が春並みの大型連休となるため、高速道路各社は渋滞を予測し、4日発表した。ピークは下りが19〜21日、上りが21〜22日。30キロ以上の渋滞36回を含め、10キロ以上の渋滞が471回発生すると予測している。
 今回は、5連休の後に木金曜の平日を挟んで土日の休日が続く曜日配列は今春の大型連休と同じ。このため、今春のデータを基に現行の「上限1000円」の料金割引に基づいて予測した。
 今春は30キロ以上の56回を含む10キロ以上の渋滞は396回。春と秋で行楽地が変わり、車線や周辺道路の整備状況が違うため渋滞が大幅に増えるが、交通量はほぼ同じという。
 民主党は高速道路の原則無料化・段階的実施を公約しており、来春の大型連休は高速道路の料金体系が変わる可能性がある。
 予測される最長の渋滞は次の通り。
 <上り>各40キロ、20〜22日▽東北道矢板インターチェンジ(IC、栃木県矢板市)▽東名大和トンネル(神奈川県大和市)▽中央道小仏トンネル(東京都八王子市)▽東名阪道四日市IC(三重県四日市市)▽山陽道宮島サービスエリア(広島県廿日市市)▽神戸淡路鳴門道淡路IC(兵庫県淡路市)
 <下り>各50キロ▽中国道宝塚東トンネル(兵庫県宝塚市、19日)▽関越道花園IC(埼玉県深谷市、20日)▽中央道土岐IC(岐阜県土岐市、22日)

■9月大型連休、GW上回る渋滞も 新幹線には「余裕」(asahi.com)
 高速道路4社は4日、9月の大型連休(シルバーウイーク・19〜27日)の高速道路の渋滞予測を発表した。19日からの5連休は「千円値下げ」が適用されるため10キロ以上の渋滞は471回。今年のゴールデンウイーク(GW)の396回を上回る。ピークは下りが19〜21日、上りが21、22両日の見込み。
 祝日法の改正で今秋から大型連休が始まるため、GWやお盆の実態などをもとに、初めて秋の渋滞予測を試みた。
 全国で最も渋滞するのは19日朝の中国道宝塚東トンネル(兵庫)、20日朝の関越道花園インター(埼玉)、22日昼の中央道土岐インター(岐阜)のいずれも下りで50キロ。上り方面でも20、22両日夜の東名高速の大和トンネル(神奈川)や21、22両日夕の中央道の小仏トンネル(東京)などで40キロが予測されている。30キロ以上の激しい渋滞は36回と、大幅値下げ後、初の大型連休となった今年のGW(56回)を下回るものの、10キロ規模の渋滞は増え、各地で混雑が予想される。
 空の便も好調だ。日本航空の国内線は北海道や九州、沖縄方面が人気で、19、23日の搭乗率は90%を上回る見通し。国際線も中国や東南アジアを中心に前年比22%増の予約状況。全日空も前年を3割ほど上回るペースだ。国内では九州や沖縄、海外では米国、欧州、ハワイ路線が好調という。両社は「値段が高いお盆を外して9月に旅行する人が多いのでは」とみている。
 一方、JR各社によると、新幹線は19日の下り一部で満席の列車があるが、東北、上越、長野、山形、秋田の各新幹線の19〜23日の予約率は約3割。東海道・山陽新幹線では18〜27日の大阪―博多間の予約率が約26%にとどまっている。

■WWF「ごみ処理施設変更を」 近江八幡市建設計画(Yomiuri On Line滋賀)
 近江八幡市が同市浅小井町に建設を計画する新ごみ処理施設について、環境民間活動団体「WWFジャパン」(東京都港区)は3日、市に建設地変更を求める文書を送った。予定地は、2008年にラムサール条約に追加登録された西之湖から約500メートルしか離れておらず、同団体は「世界に保全を公約した場所を破壊、劣化させる危険性を伴う」としている。
 市のごみ処理施設(近江八幡市北津田町)は稼働から30年が過ぎ、老朽化が進行。市は13年度中の新処理場稼働を目指し、07年から候補地探しを始めた。現在、同市浅小井町内の7ヘクタールを予定地と設定し、周辺地域で住民説明会などを開き、理解を求めている。
 WWFジャパンは1971年の同条約発効時から、連携機関として湿地保全に協力。県内には04年から5年間、職員を派遣し、琵琶湖や周辺の環境調査を実施しており、「西之湖は多様な生態系を抱える重要な場所。地盤が軟らかく、汚水が漏れ出すリスクもある」と指摘している。
 冨士谷英正市長は「指摘の点は十分認識している。自然環境への配慮は当然で、専門家の意見も取り入れて慎重に進めていく」とコメントした。

09/09/03

■トビウオ水揚げ好調 串本漁港に活気(紀伊民報AGARA)
 和歌山県串本町の魚に選ばれている「トビウオ」の秋の漁がシーズンを迎えている。串本漁港では連日水揚げがあり、活気づいている。1日には8月以降で一番多い5トンの水揚げがあった。漁は10月ごろまで続く。漁業関係者は「日に4トン、5トン上がるのは好調。この調子が続いてくれたら」と期待を寄せている。
 トビウオ漁は春から秋までがシーズン。夏場は少なくなるが、盆ごろ以降に最盛期を迎える。今年は8月17日に1.3トンとまとまった水揚げがあった。20日から24日にかけては1.2〜1.7トン、30日は4.7トン、31日は4.4トンの水揚げがあった。
 漁場は潮岬沖で、刺し網で捕っている。トビウオは潮の流れの下流から上流に向けて泳ぐため、群れの上流側に長さ300メートルほどの刺し網を入れて捕る。重さは1匹平均300グラムぐらいで、競り値は1キロ当たり平均180円ぐらいという。これから「フルセン」と呼ばれる500〜600グラムの一回り大きなトビウオも揚がる時季になる。 
 トビウオは「トッピー」の愛称で親しまれ、町内の商工者らでつくる「くしもとトッピー倶楽部」がトビウオで串本を売り出そうと活動を続けている。刺し身や塩焼き、つみれなどで食べるほか、トビコと呼ばれる卵をしょうゆで甘辛く煮たのもおいしい。町内の料理店でトビウオ料理を出している。

■「水質浄化の植物が“景観破壊”?」(毎日放送HP)
琵琶湖の水質浄化に役立つとされるある植物が、国の名勝にとって悩ましい存在になっています。
このままでは、びわ湖を借景にする一級の眺めが台なしになってしまうというのですが、景観を回復させるためには、ある条例が大きな壁となっていました。
大津市・堅田―。
琵琶湖の湖岸に面するこの町は湖の恵みをうけて、漁業を中心に古くから栄えてきました。
その町に景観のすばらしさで知られる庭園があります。
江戸時代前期に作られ、昔と変わらない姿を残す「居初氏庭園」です。
庭園越しに琵琶湖をのぞむ茶室の眺めは、「絵」のように美しいことから「天然図絵亭」と呼ばれています。
かの小林一茶もここで句を読んだとされ、庭園と茶室は28年前に国の名勝に指定されました。
<観光客>
「実際に見てみると風を感じられるような庭で来たかいがあった」
しかしいま、先祖代々この庭園を守ってきた現在の主・居初寅夫さんは大きな悩みを抱えています。
<居初寅夫さん>
「特に当家の庭はね、湖とこの庭が一体となっているんです。それがいま全然見えないんです」
嘆く居初さんの視線の先にあるもの、それは―。
庭園と琵琶湖の間に立ちはだかる伸び放題の「ヨシ」です。
高さはおよそ5メートル。
このヨシが庭の向こうに広がっている琵琶湖の景色を遮ってしまったのだというのです。
本来の眺めがこちらの写真。遮るものがなく、庭からびわ湖が一望できます。
しかし現在、その風景は変わり果てました。
<居初寅夫さん>
「あまりにもヨシが茂りまして、ちょうど、あれが滋賀県の名山・三上山なんですけど、あれが見えない。座敷から見るのが庭の一番の見どころですからね、その座敷からも全然見えない」
琵琶湖をのぞむ景色を楽しみにやってきた観光客もこの風景に・・・。
<観光客>
「すごくいい庭なんですが、若干視界を邪魔するものがあって少し残念」
<観光客>
「夜には月が栄えて、湖面に月が映って、とてもキレイな景色が見えると思う。しかし、(今は)草に邪魔されて見えない状態、そこがちょっと残念です」
それならば、ヨシを刈り取ってしまえばいいのでは…というと、それが簡単にできないワケがありました。
<滋賀県議会>
「賛成の方はご起立願います」
というのも、滋賀県では1992年、当時減り続けていた琵琶湖のヨシを守るための条例を施行。
冬場以外のヨシの刈り取りを原則、認めていないのです。
<滋賀県自然環境保全課・近藤副参事>
「今のこの夏場の時期は、ヨシがすくすくと育っていく時期でもあるので、刈ってはダメというふうに保全条例の中で決められております」
もともと琵琶湖に自生するヨシは、水をきれいにし、水質浄化に大きな役割を果たすとされていました。
条例で保護することまでになった理由、それは・・・。
1972年から始まった琵琶湖総合開発です。
総事業費1兆9,000億円を投じ、埋め立て地に護岸道路などが造られました。
<草津市の住民>
「ヨシはかなりありましたよ。全部、琵琶湖総合開発の時に埋め立てられてなくなりましたからね」
その結果、草津市など群生していたヨシが次々と姿を消していきます。
これが琵琶湖の水質悪化の原因のひとつとされ、県が保護に乗り出したのでした。
今、そのヨシの群生に悩まされている大津市の「居初氏庭園」。
主の居初さんは、これほど伸びた原因も琵琶湖の開発だと言います
湖岸の拡張工事で地面を押さえていた石が撤去されたため、ヨシの根が地下で広がり、地上に生えてきたと言うのです。
<庭園の主・居初寅夫さん>
「先祖代々、こうして守ってきた訳です。それを私の代で壊すことはできないんですよ。昔はなかったんですから、ヨシがね。もうこんな事で情けない話です」
居初さんは、いま景観を台無しにしているヨシは、滋賀県が伐採すべきだと主張します。
<庭園の主・居初寅夫さん>
「個人の家であれば言いませんけどね、国の名勝指定になってますからね。名勝指定の景観を阻害するような行為を放っておいて良いのかと、それで県にお願いしている訳です」
これに対し、ヨシの刈り取りを要請された滋賀県は…。
<滋賀県県自然環境保全課・近藤副参事>
「国の名勝に指定されているので届け出を出してもらえれば、刈り取り行為はやむを得ないという判断になると思います」
しかし、滋賀県が認めても刈り取り費用は自己負担。
居初さんは伸びすぎたヨシが生えている場所は、国の所有地であり、名勝も国が指定したのだからと一歩も譲りません。
そして、県との話し合いは平行線のまま、ついに―。
<記者>
「ここを切ったんですか?」
<居初さん>
「そうです、ここを切りましてね」
居初さんは県に届け出をせずに、孫に頼んでヨシの一部を刈り取ったというのです。
<記者>
「もう少し待ったら切ってもらえたかも知れませんが…」
<居初さん>
「さぁ、その辺は県が金を出せんと言ってましたからね、私との話ではね。今年はこっちでやれという事なんでしょう。それで刈ったんですけど、来年はもうできませんからね。だけど、うちではこれが精一杯ですよ。もう無理ですよ、そういう許可をもらってもね、できないですよ」
一方、刈り取りの事前届け出を求めてきた滋賀県、胸中は複雑です。
<滋賀県県自然環境保全課・近藤副参事>
「あの〜、相手さんのお気持ちなどもわかる部分があるが、いずれにしても届け出が事前に必要ですので、どういう状況であるのかの確認も含めて、一度居初さんに刈られた経緯等も聞いた上で、今後の対応を相談しながらやっていきたい」
景観と自然保護の板挟みになった「国の名勝」。
その観光的価値を認めている滋賀県は何らかの解決策を検討していますが、打開の糸口はまだ見えていません。

■ビオトープの池に外来魚のアロワナ(産経関西)
 ビオトープの池に、肉食の外来魚アロワナ 大阪府吹田市の垂水上池公園のビオトープの池に、肉食の外来魚アロワナ=写真=が出現。自然環境を再現した生態系が荒らされる事態となっている。
 アロワナ類は南北アメリカや東南アジアなどの沼や湖に分布し、体長は数十センチ〜2メートルになる。ペットとして飼われていたものが捨てられたとみられる。
 人に危害を加える恐れはないが、公園を管理する市は調査に乗り出す方針で、近所の男性は「8月上旬からいる。池の金魚がめっきり減った」と心配顔。

■伝統の遠泳 魚と一緒に 大津・小松小 湖岸コース往復(京都新聞電子版)
 小松小(大津市)の伝統行事の琵琶湖遠泳が2日、大津市の近江舞子水泳場で行われた。児童らは透き通った湖の中を楽しみながら、目標の距離を泳ぎ切ろうと懸命に水をかいて進んだ。
 精神や体を鍛えるとともに、身近な琵琶湖の自然に触れようと、数十年続けている。湖岸に沿った250メートルのコースを、3、4年生は1往復、5、6年生は2往復した。
 1度も足をつかずに泳ぎ切った児童らはゴーグルの跡がついた顔をくしゃくしゃにして「やったー」と喜びの声をあげていた。
 500メートルを泳ぎ切った4年高堂麻里菜さん(10)は「魚が泳いでいるのが見えて楽しかった。もっと泳ぎたい」と話していた。

■琵琶湖遠泳に挑み 98人完泳(asahi.com滋賀)
【小松小児童ら】
 大津市の近江舞子水泳場で2日、市立小松小学校(同市南小松、児童194人)の琵琶湖遠泳大会があり、児童らは500メートル〜1キロの完泳をめざし一生懸命に泳いだ。
 3年生以上は浜と平行に設けた250メートルのコースを往復。3・4年生は500メートル、5・6年生は1キロの遠泳に挑戦した。浜辺からビデオカメラを持った親や子どもたち100人ほどが「がんばれ」「あと少し」と声援を送るなか、98人が完泳した。
 5年生で一番速く泳ぎ切った西野有咲(ありさ)さんは「初めて1キロ泳いだ。折り返し地点が大変だったけど、1番になれてうれしい」と話した。

■漂流:浮輪一つで男女2人が7時間 ボート流され 琵琶湖(毎日jp)
 2日午後5時55分ごろ、大津市下阪本5のマリーナ「ヤマハマリーナ琵琶湖」から滋賀県警に、男女2人が乗ったモーターボートが予定時刻に帰港せず、無人のまま琵琶湖岸に漂着しているとの通報があった。2人は遊泳中にボートが流されて漂流したが、一つの浮輪に一緒につかまり、約7時間かけて岸まで泳ぎ着いた。
 大津北署やマリーナによると、救助されたのは京都府亀岡市の自営業の男性(44)と知人女性(34)。午前9時40分ごろ、男性所有のモーターボート(長さ約9メートル)でマリーナから出航。大津市の近江舞子水泳場の沖合約4キロ付近で停船、付近で泳いでいたところ、午後1時過ぎ、船が流されて漂流したという。
 岸が見えないほど沖で、岸の方角も分からなかったといい、ライフジャケットを着けていない2人は、小さな浮輪(直径1メートル)につかまって数時間漂流。夜に灯(とも)った町明かり目指して泳ぎ始め、午後8時40分ごろ、近江舞子水泳場の北約3キロの大津市北小松の浜にたどり着いた。当時、風も岸に向かって吹き、「追い風」になったことも助かる要因だったという。
 2人は少し衰弱しているが、けがなどはないという。同署幹部は「助かったのは奇跡」と胸をなでおろしている。【村瀬優子】

■琵琶湖で不明男女、浮輪で7時間泳ぎ岸へ(nikkansports.com)
 2日午後1時半ごろ、大津市南小松の沖約4キロの琵琶湖で、京都府亀岡市の自営業の男性(44)と知人の無職女性(34)が、乗っていたプレジャーボートをとめて泳いでいたところ、風でボートが流され、戻れなくなった。
 2人はビニール製の浮輪1つにつかまって約4キロ泳ぎ、7時間後の午後8時半ごろ、同市北小松の湖岸にたどり着いた。けがなどはなかった。
 大津北署によると、2人は午前9時半ごろに大津市内の港を出発。午後5時20分ごろ、20キロ以上離れた岸に無人のボートが漂着しているのが見つかり、捜索していた。
 同署によると、2人は「ボートを追いかけたが間に合わなかった」と話し、疲れで立っているのもつらそうな様子だったという。(共同)

09/09/02

■浮輪で漂流7時間、琵琶湖で男女2人保護(Yomiuri On Line)
 2日午後5時55分頃、大津市北小松の琵琶湖岸で、無人のモーターボートが漂着しているのを同市内のマリーナの従業員が見つけた。
 ボートに乗っていた京都府亀岡市内の不動産業の男性(44)と無職女性(34)の姿が見当たらず、通報を受けた大津北署が捜索を開始。約2時間半後、近くの岸にたどり着いた2人を保護した。2人にけがはなく、疲れてはいるが、命に別条はないという。
 発表では、2人は午前9時30分頃、同市下阪本のマリーナから出港。約4キロ沖合でボートのいかりを下ろさずに停泊し、湖で泳ぎだしたところ、ボートが流されたという。その後、持っていた浮輪(直径約1メートル)にしがみついて約7時間漂流。岸に着いた後、近くの店に駆け込んだという。
 2人は「ボートが流されたので追いかけたが、間に合わなかった。どちらが岸かわからず、明かりを頼りに泳いだ」と話している。
 国土交通省のホームページによると、大津市雄琴地区の琵琶湖の水温は午後1〜8時に26・8〜27度だった。

■琵琶湖漂着、7時間泳ぎ岸に 遊泳中ボート流され 亀岡の男女(京都新聞電子版)
 2日午後5時50分ごろ、大津市北小松の琵琶湖岸で無人のモーターボートが漂着していると、ボートが出港したマリーナの従業員が110番通報した。大津北署が付近を捜索していたところ、同8時40分ごろ、乗船していた京都府亀岡市の不動産業男性(44)と無職女性(34)の2人が自力で岸に泳ぎ着き、近くのドライブインに保護を求めた。2人にけがはなかった。
 同署によると、2人は同日午後1時半ごろ、同市南小松の近江舞子沖合約4キロでボートを止めて泳いでいたところ、ボートが風に流された。2人は「直径約1メートルの浮輪につかまり、約7時間かけて岸にたどり着いた」と話しているという。

■ボート流され浮き輪で7時間漂流 男女無事 琵琶湖(msn産経ニュース)
 2日午後5時55分ごろ、大津市北小松の琵琶湖岸に「無人のモーターボートが漂着している」と近所の人から110番があった。
 大津北署の調べでは、ボートは、京都府亀岡市内の不動産業の男性(44)と知人の女性(34)が乗っていたもので、署員が捜索していたところ、午後8時半ごろ、2人は浮輪につかまったまま湖岸に流れついた。いずれもけがはなかった。
 大津北署によると、2人は、大津市南小松の沖約4キロにボートをとめて泳いでいたが、午後1時半ごろ、突然ボートが風にあおられて流され、2人は約7時間、浮輪につかまったまま漂流していたという。
 彦根地方気象台によると、この日の琵琶湖は最大風速3メートル(推定)の風が吹いていたが、特に荒れた状態ではなかったという。

09/09/01

■琵琶湖漁業の衰退、歯止めかからず 08年経営体 ホンモロコ養殖は増(京都新聞電子版)
 農林水産省滋賀農政事務所はこのほど、2008年の漁業センサスを発表した。琵琶湖漁業の経営体数は5年前の前回調査より18%減り、従事者や漁船も数を減らした。琵琶湖漁業の衰退に歯止めがかからない一方で、休耕田などを利用したホンモロコ養殖は増加傾向を示した。
 同事務所は「経営体や従事者の減少は高齢化が原因とみられる。漁獲量が前回調査時の約2400トンから600トン余り減っているのも要因だろう」と話している。
 まとめでは、琵琶湖漁業の経営体数は592(前回723)、漁業従事者は1170人(同1470人)だった。余呉湖も含めた湖沼漁業全体の漁船の数は998(同1141)。水産加工場の数は111(同123)となった。経営体のうち9割以上は後継者がいないと答えた。
 一方、養殖漁業でホンモロコ養殖の経営体が草津市を中心に21(前回2)と大幅に増加した。

■台風11号が北上続ける 夜には北海道沖で温帯低気圧に(Chunichi Web)
 台風11号は1日午前、北海道の南海上を北上した。夜には北海道の南東海上で温帯低気圧に変わる見込みだが、気象庁は北海道と東北の太平洋側を中心に暴風や高波に警戒するよう呼び掛けた。
 北海道の襟裳岬で1日、最大瞬間風速31・4メートル、宮城県の女川町で25・7メートルを観測した。
 台風は1日正午現在、北海道釧路市の南南東約210キロを時速約45キロで北北東に進んだ。中心気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートル。
 最大風速は北海道太平洋側の海上で23メートル、陸上で18メートル、東北の海上と陸上では14メートルの見込み。北海道と東北の太平洋側は波の高さ4〜6メートルの大しけとなっている。台風北側の発達した雨雲がかかるため、北海道は1時間に30ミリ前後の激しい雷雨となる恐れもある。(共同)

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