琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2017/12)

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17/12/31

■「うみのこ」後継新船進水式(asahi.com滋賀)https://www.asahi.com/articles/ASKDX539LKDXPTJB00J.html
 今年度で退く県の環境学習船「うみのこ」の後継新船の進水式が28日、大津市今堅田1丁目の中谷造船琵琶湖工場であり、約20人が航海の安全を祈願した。5月に就航予定の新船も「うみのこ」と命名された。
 新船は長さ65メートル、幅12メートルで約1210トン。今年度の就航予定だったが、2015年7月の入札に応募がなく、1年遅れた。船体はほぼ完成し、内装や電気設備の工事が近く始まる。水中カメラやデジタル機器が備えられ、科学的に琵琶湖を学べるという。
 現在の「うみのこ」は1983年に就航。県内の小学5年生全員を含め年間約1万4千人、これまでに約53万人が利用している。(岡本洋太郎)

17/12/30

■環境学習船 進水式 「うみのこ」正式命名 来年5月運航(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20171230/ddl/k25/040/266000c
 県の新環境学習船の命名進水式が28日、大津市今堅田1の中谷造船琵琶湖工場であり、旧船名と同じ「うみのこ」と正式に命名された。船体工事を約8割終え、今後、内装工事を進めて、来年5月に運航する。
 式には青木洋県教育長や造船関係者ら約20人が参列。平野修保・神田神社宮司による神事に続き、青木教育長が船と陸をつないでいる綱「支綱(しこう)」をおので切断...

■琵琶湖の二代目の学習船「うみのこ」が命名進水式 就航は来年5月(産経ニュースWEST)http://www.sankei.com/west/news/171230/wst1712300025-n1.html
 来年度から運航される琵琶湖の二代目の学習船「うみのこ」の命名進水式が28日、大津市今堅田の中谷造船琵琶湖工場で行われた。
 老朽化に伴い県が建造した。新船はディーゼルエンジンで発電しモーターを駆動する電気推進船で、旧船に比べて燃費性能が改善したほか、騒音や振動も抑えられた。5階建てで、デジタル顕微鏡でのプランクトン観察などを行う実験室などが新たに設けられた。
 命名進水式では、ドックに設けられた祭壇で県教育委員会の青木洋教育長が新船を名付ける「命名の儀」を行ったあと、船と陸とをつないでいる綱をオノで切る「支綱(しこう)切断」を行った。さらに、くす玉が割られ、「祝進水 うみのこ」と書かれた幕が現れると、参加者たちから拍手が起きた。式典後、ドックに水が注入され、二代目「うみのこ」が進水した。
 内装工事などを経て来年3月に完成し、5月に就航する予定。

■次の知事選また嘉田氏頼み? 知名度に期待根強く…滋賀革新系、衆院選では自民に全敗も(産経ニュースWEST)http://www.sankei.com/west/news/171230/wst1712300030-n1.html
 小池百合子東京都知事が立ち上げた「希望の党」が注目された10月の衆院選。追い風を見込み民進党の前原誠司元代表は、希望への合流を打ち出したが、野合批判や小池氏の求心力低下により失速。結局、自公が大勝した。野党の混乱は県内にも波及し、民進から希望にくら替えした候補者3人は全敗。民進候補の後継として無所属で出馬した嘉田由紀子元知事もかつての“旋風”は巻き起こせず、自民が前回、前々回に続き4議席を独占した。
 波乱は衆院解散が報じられた直後から始まった。9月21日、民進の重鎮で1区を地盤とする川端達夫氏が不出馬を表明。
 想定より早い解散だったことが引退を決断させたともされるが、川端氏との対決を想定していた自民陣営にとっては、戦略を見直さざるを得なくなった。
 そんな中、民進の前原氏が希望への合流方針を打ち出した。突然の決定に慌てたのは県内の民進関係者。「寝耳に水の話。党からは何も聞かされていない」「看板やポスターを書き換えないといけない。間に合うか」。動揺が広がった。
 結局、民進の候補者3人は希望公認となるのか決まらないまま、選挙準備を進めざるを得なくなった。
 後手に回った民進だったが、10月2日、川端氏の後継として、抜群の知名度を誇る元知事の嘉田氏が出馬を表明。「ほっとけない」を合言葉に知事時代と同じシンボルカラーの緑のスーツ姿で記者会見した。県内の選挙の話題はこの日以降、嘉田氏一色となった。
 ただ「安倍政治を終わらせる」と繰り返し、希望との連携を示唆する姿勢に疑問の声も上がった。公示後は記者会見での発言を翻し「無所属」を強調して希望と距離を取ったが、5千票あまりの僅差で自民候補に敗北。結果からみれば、選挙の都合を優先したちぐはぐさが当落を左右したともいえる。
 希望の公認を受けた元民進の3候補も、希望との合流に反発した共産や社民が候補を立てたこともあり、敗れた。民進や嘉田陣営にとっては“風”に期待した選挙だったが、選挙目当ての離合集散に嫌気がさした有権者からの逆風を受けた皮肉な結果となった。
 来年夏には、任期満了に伴う知事選を控える。現在のところ、現職の三日月大造知事を推す声が強く、再選の可能性は高い。
 衆院選で自民が議席を独占する一方、知事や大津市長は革新系で、国政選挙とは異なる様相を呈している。また、次の知事選でも嘉田氏の知名度に期待する声は根強い。
 当の嘉田氏は今月5日、びわ湖音楽祭を主催する団体が開いた記者会見に姿を現し、来年の音楽祭の構想に熱弁をふるうなど、健在ぶりを見せつけた。
 知事引退から3年の政治的ブランクを経てなお一定の支持を集めた嘉田氏。その動向には、しばらく県内政界の注目が集まりそうだ。(川瀬充久)

■絶滅危惧種の「ウシモツゴ」 県内ゴルフ場で繁殖か(岐阜新聞Web)https://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20171230/201712300844_31250.shtml
美濃地方の池で生息が確認されたウシモツゴ(向井貴彦准教授提供)
 東海地方の10カ所程度しか野生での生息が確認されていない絶滅危惧種の淡水魚「ウシモツゴ」が、新たに岐阜県内の池で見つかった。近くのゴルフ場内の別の池から流れ込んだとみられ、外来魚の放流がない閉鎖環境が種を守った可能性が指摘されている。
 今年7月、古屋康則岐阜大教育学部教授(生理生態学)が美濃地方の用水路で偶然1匹を発見。向井貴彦同大地域科学部准教授(保全生態学)が11月、県の許可を得て周辺の池に網を仕掛けたところ、6匹が掛かった。
 DNA型の分析で、未確認の生息地と判明。水の流れをたどると上流にゴルフ場の池があり、同所で繁殖していたものの一部が、流れ出した可能性があるとみられる。
 ウシモツゴはかつて濃尾平野に広く分布していたが、戦後のほ場整備や水路の改良で生息地が激減。体長が8センチ前後と小型なため、ルアー釣り目的でため池に放されたオオクチバス(ブラックバス)やブルーギルに食べられ、姿を消した。
 環境省のレッドリストは、野生での絶滅の恐れが極めて高い「絶滅危惧TA類」で、県のレッドリストも「絶滅危惧T類」。岐阜市版では「野生絶滅」に分類されている。これまで確認された県内の野生の生息地は、美濃地方の3カ所に限られていた。
 向井准教授は「ゴルフ場は人の出入りが限られるので、結果的に希少種が守られたとみられる。保護に向けた調査ができれば」と話している。
【ウシモツゴ】コイ科の淡水魚で、東海3県固有種。かつては平野部の水路にもいたが、現在の生息地は中山間地のため池などに限られ、3県とも県条例で保護している。岐阜市周辺の地方名「う志もろこ」が名前の由来。学術的な最初の報告例は1893年で、後に名和昆虫博物館を開いた故名和靖氏が東京帝国大学(当時)に送った標本が基になった。

■新船も「うみのこ」 県の学習船で命名進水式(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20171230/CK2017123002000009.html
 県の新しい学習船の命名進水式が二十八日、大津市今堅田の中谷造船琵琶湖工場であり、新船を初代と同じ「うみのこ」と命名した。
 二代目「うみのこ」は、全長六十五メートル、幅十二メートル、高さ二十メートルの百八十人乗りで、総トン数は一二一〇トン。電動モーターで推進する仕組みで、環境負荷の低減につながるほか、デジタル顕微鏡などを活用した観察や調査なども行える。
 式には、県教委の青木洋教育長や中谷造船の中谷敏義会長ら約二十人が出席。青木教育長は「予定通りここまできた。子どもたちが待ちに待った船。楽しい夢のある船になってほしい」と期待した。
 二代目は、一九八三年就航で老朽化した初代の後継として計画。創業百四十年の老舗中堅造船会社「中谷造船」(本社・広島県江田島市)が昨年十一月から広島県で部品づくりを始め、今年五月から大津市に作業場所を変えて、部品の組み立てをしていた。十一月末時点で、八割ほどが完成している。
 年明けから、船を建造するドッグ内の注水が始まるほか、内装工事を施し、五月から運航を始める。(浅井弘美)

17/12/29

■ふなずしゼリー、なぜかリンゴ味に 滋賀・関係者もびっくり(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20171229000041
 琵琶湖を自転車で一周する「ビワイチ」向けの飲み物として、滋賀県高島市内の団体がこのほど、ふなずしを使ったゼリー飲料「ビワイチ発酵ゼリー」を開発した。高島産の酢と酒かす、ふなずしの飯を組み合わせたところ、なぜかリンゴ風味のフルーティーな味わいに仕上がり、関係者もびっくり。ふなずしを使ったビワイチの新名物として、販売する事業者の募集を始める。
 高島市の商工、観光団体などでつくる「高島地域雇用創造協議会」が、発酵食を生かした商品アイデアを探す中で、水分補給が欠かせないビワイチに着目。運動後に飲みやすいよう、発酵食品特有のほのかなこくを残しながら、さわやかな酸っぱさを感じるように味を整えた。
 酢と酒かす、ふなずしの飯を原材料とすることで、りんご酢にも似た風味が出た。同協議会は「目指したわけではないけど、何かに味が似ているなと。使用しているきび糖の(味の)奥深さもあるかもしれないが、それだけではリンゴっぽくはならない」と説明。「ご当地ドリンクとして、ビワイチの特別な記念にしてほしい」とPRしている。
 約150グラムを280円で販売する予定。1月18日に商品を取り扱う市内事業者向けの説明会を行い、県内の自転車関連施設や土産物店などでの販売を目指す。

■琵琶湖の新学習船「うみのこ」進水 5月就航へ(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20171229000066
 滋賀県教育委員会が建造している琵琶湖の新学習船「うみのこ」の外観が完成し、28日、大津市の造船所で進水式を行った。来年5月の就航に向け、今後内装工事を進める。
 新しい「うみのこ」は、旧船の老朽化に伴い、昨年11月に広島で起工。今年5月から大津市の杢兵衛造船所内のドックで組み立て工事が進んでいた。
 式には、工事関係者約30人が出席。神事で船の安全を祈った後、青木洋教育長が船と陸を結ぶ支綱(しこう)をおので切断し、ドックに水を注いだ。
 新「うみのこ」は、全長約65メートル、幅12メートル、約1210トンで、旧船より1階高い5階建て。ディーゼル発電機でモーターを回すため、騒音や震動が低減する。新設した実験室にはデジタルの顕微鏡や水質測定器があり、船内には無線LANを整備。ダブレット端末や電子黒板を使った学習が可能になる。青木教育長は「子どもたちにとって今まで以上に夢のある船になってほしい」と話した。
 「うみのこ」は県内の小学5年生が乗船して琵琶湖について学ぶ。建造の入札不調があり、新船は当初予定より1年遅れで就航する。

17/12/28

■琵琶湖底に飛鳥−平安期の皿形土器 竹生島信仰と関連か(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20171228/CK2017122802000013.html
 立命館大の矢野健一教授(考古学)らのチームは、琵琶湖北部に位置する滋賀県長浜市の葛籠尾崎(つづらおざき)南側の湖底で、昔の人が湖に投げ入れた可能性のある飛鳥−平安時代の皿形の土器を計七カ所で確認したと発表した。水域のさらに南方には、水の神を祭る神社が立つ竹生(ちくぶ)島があり、矢野教授は「信仰との関連が推定される」と話す。
 二〇一四年からカメラ付きロボットで水深二〇〜七〇メートルの湖底を調べてきた。土器は、葛籠尾崎南側すぐの半径約三百メートルの円形の水域で見つかり、六〜十二世紀のものとみられる皿形の須恵器や土師(はじ)器が中心。
 葛籠尾崎周辺では、縄文早期−平安末期の約九千年間に作られた土器二百点超が見つかっている。多くは、漁の網にかかり引き揚げられ、発見地点は不明だった。ソナーや衛星利用測位システム(GPS)で、発見場所をまとめて特定できたのも今回の成果という。
 湖底に土器がある理由については、湖の水位上昇による集落の流出説、舟の転覆説などが唱えられてきた。狭い範囲で、皿形の土器が集中して見つかったことに、矢野教授は「葛尾尾崎の南沖では、信仰の対象だった竹生島の方に舟の上でお供えをした後、皿ごと湖に投げ入れたのではないか」とみる。
 竹生島神社では今も、参拝者が素焼きの土器に願い事を書いて投げる「かわらけ投げ」が行われる。生嶋厳雄宮司は「肉や豆を盛った皿ごと湖に投げ入れたことは想像できる。いったん供えたものは、皿も含め神のものであると考えたのではないか」と話している。(勝間田秀樹)

■県内は名神で最長20キロ渋滞 年末年始、県警予想(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20171228/CK2017122802000012.html
 県警は、年末年始の県内道路の混雑予想を発表した。名神高速道路では二十九、三十日と一月二、三日に十五キロ前後の渋滞が頻発するが、それ以外は目立った渋滞は発生しない見通しだ。
 最長は一月二日午後五時ごろに見込まれる名神高速下り(大阪方面)の栗東湖南インターチェンジ(IC)−彦根IC間の二十キロ。新名神高速では、一月二、三日のいずれも午前十一時ごろに十キロ程度が予想される。京滋バイパス、北陸自動車道では十キロ超の渋滞は発生しない見込み。
 県警は、事故や雪の影響で予想外の混雑が起きる場合もあるとして、余裕のある運転計画を立て、安全運転するよう呼び掛けている。
 (問)日本道路交通情報センター=050(3369)6625(成田嵩憲)

■来年2、3日に渋滞ピーク 県警発表(asahi.com滋賀)https://www.asahi.com/articles/ASKDP4RLKKDPPTJB00H.html
 県警が年末年始の交通渋滞予測をまとめた。
 名神高速道路では2日午後5時に、下り線彦根インターチェンジ(IC)―栗東湖南IC間で20キロと見込んでいる。新名神高速では2、3日午前11時に、上り線甲賀土山IC―亀山ジャンクション(JCT)間で10キロと予想されている。
 1〜3日については、午前11時に多賀大社(多賀町)付近の国道306号、307号を中心に約3キロ。午後4時には近江神宮(大津市)付近の国道161号を中心に約3キロという。
 交通規制課は「渋滞中は注意力が散漫になり、追突事故が増える。なるべく渋滞の時間は避け、こまめに休憩をとりながら安全運転を」と呼びかけている。(藤牧幸一)

17/12/27

■ガソリン、141円70銭 2年5カ月ぶり高値(47NEWS)https://this.kiji.is/318641505437041761?c=39546741839462401
 経済産業省資源エネルギー庁が27日発表した25日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、18日時点の前回調査より20銭高い141円70銭だった。2週連続で値上がりし、2015年7月以来、約2年5カ月ぶりの高値水準となった。
 灯油も18リットル(一般的なタンク1個分)で4円高い1520円となり、15週連続の上昇だった。
 調査した石油情報センターによると、石油元売りによるガソリンの卸価格の値上げを反映した。来週も小幅に値上がりすると予測している。
 地域別のガソリン価格は27府県で上昇。上げ幅は山梨の90銭が最大だった。

■レギュラーガソリン、前週比0.2円高の141.7円…価格上昇続く(Responce)https://response.jp/article/2017/12/27/304222.html
資源エネルギー庁が12月27日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、12月25日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は、前週比0.2円高の141.7円だった。
レギュラーガソリンの平均小売価格は9月11日の調査以来、12週連続で値上がり。前々週こそ横ばいとなったが、再び2週連続で値を上げている。
地域別では中部で0.3円、関東と近畿で0.2円、東北と中国、四国、九州・沖縄で0.1円値上がり。北海道では0.1円値を下げた。またハイオクガソリンは152.4円、軽油は119.6円、ともに前週より0.1円高だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、12月27日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は133.9円/リットル(前週比+0.6円)、ハイオクは144.0円/リットル(−0.4円)、軽油は108.7円/リットル(+0.7円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■選挙 知事選 三日月氏、出馬に意欲 2月議会で表明へ 来夏(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20171227/ddl/k25/010/333000c
 三日月大造知事は26日、来夏の知事選に再選を目指して出馬するかどうかについて、遅くとも来年2月の県議会では「一定の考えを述べる」と述べた。定例記者会見で質問に答え、新年度の当初予算案は必要経費に絞る骨格予算ではなく本格予算とする方針も表明した。事実上、出馬への意欲を示したと言える。【大原一城】
 三日月知事は出馬表明の時期について「節目は大切にしたい」「当初予算を議会や県民にお諮りする時、どう(身を)処するのかが問われる」と説明。選挙前を理由に骨格予算としての編成もあり得るかとの問いには「想定していない」と断言した。任期満了以降の事業も盛り込む考えで、再選への思いを示唆した形だ。
 また、会見では三日月知事が考える今年の漢字は「一」だと発表。自転車の「ビワイチ」の取り組み推進など...

■三日月知事、2月議会で態度表明か 来年の知事選(asahi.com滋賀)https://www.asahi.com/articles/ASKDV43SSKDVPTJB007.html
真田嶺
 三日月大造知事は来年7月の任期満了に伴う知事選について、「一つのタイミングは来年度予算案を議会にどうお諮りするのかという時」と述べ、2月中旬に開会予定の県議会で態度表明する考えを示唆した。
 26日の定例記者会見で問われた三日月知事は「(2月県議会に)来年度の予算案を提案するわけですから、来年度以降の県政運営にどう処するのかは問われるし、答えなければならない。その時には一定の考えを述べなければ」と発言した。出馬するかどうかは明らかにしなかった。
 首長選がある年度の当初予算は、独自色を盛り込んだ政策部分をほぼ省いた「骨格予算」を編成するのが一般的だが、三日月知事はこの日の会見で、「骨格(予算)のみ提案するということは現時点で想定していない」と述べ、意欲もにじませた。
 三日月知事は、県内各党が知事...

17/12/26

■北進ピークは1月2、3日 阪和道の渋滞予想(紀伊民報AGARA)http://www.agara.co.jp/news/daily/?i=345064&p=more
 和歌山県警交通規制課は、年末年始(28日〜1月4日)の阪和自動車道などの交通渋滞予想をまとめた。
 北進のピークは1月2日と3日の午前10時〜午後8時、印南インターチェンジ(IC)―広川南IC間(川辺第一トンネル付近)で最大15キロとなる見込み。運転時の注意として、シートベルトの着用やチャイルドシート使用などのほか、こまめに休憩し、夕暮れ時には早めにヘッドライトを点灯するよう呼び掛けている。
 その他の渋滞予想は次の通り。
【南進】
 有田南IC―広川南IC(井関トンネル付近)=28日午前7時〜正午に5キロ、29日午前7時〜正午に5キロ、1月2日午前9時〜午後4時に5キロ
 県道南紀白浜空港線の田辺市新庄町―白浜町白浜(大浦交差点付近)=31日午後2時〜5時に5キロ
【北進】
 和歌山ジャンクション(JCT)―泉佐野JCT(高倉山トンネル付近)=1月2日午前11時〜午後3時に10キロ、3日午後3時〜6時に5キロ
 印南IC―広川南IC(川辺第一トンネル付近)=29日午後5時〜8時に5キロ、30日午後5時〜8時に5キロ、31日午後5時〜7時に5キロ、1月1日午後3時〜5時に5キロ、4日午後3時〜9時に5キロ
 交通情報は県警交通管制センター(073・476・1620)や日本道路交通情報センター(050・3369・6630)でも確認できる。

■琵琶湖のアユ、10年で1・4センチ小さく 滋賀県調査で判明(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171226000159
 滋賀県は26日、琵琶湖で取れたアユの体長が過去10年間で縮小傾向にあると明らかにした。最も顕著な4月には平均値で14ミリ小さくなり、昨季の不漁の一因になったという。湖水の透明度が低下し、プランクトンの量が減少しているが因果関係は分からず、県は検証を進める方針だ。
 県水産試験場(彦根市)が、県内八つの漁業協同組合の定置網で取れたアユを月ごとにサンプル調査している。
 2007年から今年の10年間は、アユ漁を行う前年12月から8月の全期間で体長が縮小した。特に傾向が強い4月では平均値で14ミリ小さくなり、07年の62ミリから今年は37%小形化し、定置網の漁獲サイズ(40ミリ)に満たない39ミリだった。
 県は昨季のアユ不漁を、産卵時期の一極集中や遅生まれのためと分析しているが、「体長の縮小傾向も背景にある」とみている。
 過去10年間で北湖の年間の平均透明度は8メートルから6メートルに下がり、アユの餌になる動物プランクトン量も減ったが、縮小化との因果関係は不明という。同試験場は「解明は今後の大きな課題」と述べた。
 琵琶湖のアユの体長は同様の調査を始めた1974年から83年まで縮小し、84年から2006年には拡大の曲線をたどっている。全期間でみると、冬と春は小形化しているが、夏場は横ばいだという。
 今季のアユ漁は、26日時点の漁獲量が16トンで養殖業者の注文量(22トン)に達しておらず、年内の到達は難しい状況だ。過去10年では昨季に次いで2番目に悪い水準になっている。

■琵琶湖の湖底遺跡で土器撮影 立命大グループ、水深70m(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171226000160
 滋賀県長浜市湖北町の琵琶湖にある葛籠尾崎(つづらおざき)湖底遺跡で、水中ロボットを使って水深約70メートルの湖底に沈む7世紀ごろの完全な形の土器を撮影することに、立命館大のグループが成功した。琵琶湖の深部で土器の撮影地点を正確に特定できた貴重な成果という。
 半島状に琵琶湖に突き出た葛籠尾崎の南南東約400メートルが撮影地点で、水深は71・5メートル。土器は直径約20センチ、高さ約30〜40センチで土師器(はじき)の甕(かめ)と推定されるという。同遺跡の調査をしていた立命大の矢野健一教授や熊谷道夫教授らのグループが今月14日に撮影した。
 グループによると、同遺跡ではこれまでに縄文時代以降の土器が多く見つかっているが、漁師による引き揚げが多く発見場所を正確に特定できていないケースが多かった。今回は、音波探知機(ソナー)と衛星利用測位システム(GPS)を組み合わせて緯度経度や水深の測定ができた。
 撮影地点付近では、飛鳥時代以降の新しい時代の土器が特に多く見つかっており、矢野教授は「さらに沖にある竹生島の信仰との関係で、民衆が土器を意図的に沈めた可能性もある」と話している。

■在来ゴイよ琵琶湖に戻ってこい 漁業者ら調査や保護活動(日本経済新聞ネット版)https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2496114022122017000000/
関西サイエンスマガジン
 「コイの滝登り」などと言われ、古くから縁起のいい魚として親しまれてきたコイ。実は国内で飼育されているコイの多くがユーラシア大陸由来の「導入型」と呼ばれる外来種だ。日本古来の在来型は限られた場所にしか生息しておらず、生態も謎だ。滋賀県の琵琶湖は希少な在来ゴイの生息場所として知られ、地元の漁業者らは実態調査や保護活動を続けている。
 琵琶湖畔にある滋賀県水産試験場の池には、在来の「マゴイ」が約20匹飼育されている。卵を採取して池でふ化したマゴイだ。約10年は生きているという。人の気配を感じ取ると隠れてしまう。試験場の井出充彦さんは「(外来の)『ヤマトゴイ』と違ってとにかく警戒心が強く、エサの時にしか顔を出さないんです」と話す。
 マゴイはヤマトゴイに比べて体高が低くて細長い円筒形をしている。一見するとヤマトゴイと色合いが似ており見分けがつきにくいが、光に当たるとうろこの部分が黄金色に輝くのが特徴だ。
 生態はよく分かっていないが、警戒心が強く飼育が難しいとされる。水辺ではなく水深40〜50メートルの深いところに生息している。琵琶湖のほかは高知県の四万十川などに生息しているというが、定かではない。環境省レッドリストで絶滅の恐れのある地域個体群に指定されている。
研究用の在来ゴイが飼われている水槽(手前)
 2004年にコイヘルペスウイルス病が流行した際、琵琶湖では大量にマゴイの死骸が上がった。このままではマゴイが絶滅してしまうかもしれないという危機感から地元の漁師と研究者らは共同で保護のための行動を起こした。
 国立環境研究所主任研究員の馬渕浩司さんらの研究チームはまず、マゴイの生態を明らかにするため、ミトコンドリアDNAの塩基配列を解析した。琵琶湖では計856匹を調べ、その約8割が在来型の特徴を持つコイだった。生息の場所は北側が最も多く、しかも水深20メートル以上の深さでより多く生息していることが分かったという。琵琶湖での生息が多い理由として馬渕さんは「水深の深い領域が広いことが考えられる」と分析する。
外来種より細長いのが特徴
 研究チームはさらに、地元の漁師と共同で発信器をマゴイとヤマトゴイに装着して放流実験を行っている。1年あたり秋と冬の2シーズン放流する。最終的には在来型コイ6個体、導入型コイ6個体の行動データを取得する。3年間にわたる実験で行動パターンを分析して、保護につなげる。
 琵琶湖で30年以上漁師をしている松岡正富さんは「コイヘルペスウイルス病が流行するまでは全域にいたし、よく網にかかっていた」と話す。今は生き残ったマゴイの子孫がひっそり生きているが、まれに網にかかる程度という。松岡さんは実験にも参加。「琵琶湖に何かを返したいという思いで保護活動を続けている」。(文・川口健史、写真・山本博文)

■春の琵琶湖畔、自転車で1周 来年3月11日、参加者募集(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20171226/CK2017122602000011.html
 春の琵琶湖畔を走るサイクルイベント「びわ湖一周ロングライド」が来年三月十一日に開かれる。県や彦根、米原、長浜、高島市などでつくる実行委員会が主催。
 今回は彦根市の彦根ビューホテルをスタート、琵琶湖大橋以北の琵琶湖北湖を自転車で一周する。小学校四年生以上の健康な男女で、完走できる自信がある人(小学生は保護者同伴)が対象。
 コースと募集人員は、ロングライド(約百四十八キロ)が千四百人、サイクリングに琵琶湖クルーズを組み合わせた「サイクルージング」(約三十キロ)が百人、百マイルに挑戦するセンチュリーライド(約百六十キロ)が五百人の三コースを設定。参加費は、ロングライドとサイクルージングが一般九千五百円、小・中学・高校生七千円。センチュリーライドが一般一万一千円、小・中学・高校生八千円。
 締め切りは来年二月十二日(先着順で定員になり次第締め切る)。(問)JTB西日本大津支店内の事務局=077(522)4103

17/12/25

■テレ東「池の水」ついに中川環境大臣から感謝「ありがたい」異例の収録現場訪問、淳&田中らと対面(SponichiAnnex)https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2017/12/25/kiji/20171224s00041000124000c.html
 テレビ東京の人気シリーズ「池の水ぜんぶ抜く」の第6弾「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦6〜今年も出た出た!正月3時間スペシャル〜」(来年1月2日後5・55)の収録が25日、東京・日比谷公園で行われ、中川雅治環境大臣(70)が異例の現場訪問。MCのロンドンブーツ1号2号・田村淳(44)ココリコ・田中直樹(46)らと対面し「環境省としても外来種問題に取り組んでいるので(番組の存在は)ありがたい」と感謝した。
 池の水を抜くだけの異色番組。今年1月15日に第1弾が放送され、第3弾(6月25日放送)で千葉県習志野市長から直々に依頼が舞い込むなど、回を重ねるごとに話題に。第5弾(11月26日)は平均12・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と自己最高を叩き出した。今年1月にスタートしたばかりだが、第6弾は正月特番に。今やテレ東の看板番組の1つに成長した。
 外来種を駆除して生態系を整えるなど、池の環境保全にも貢献。社会的な反響も大きい。伊藤隆行プロデューサーが環境専門ビジネス誌「日経エコロジー」(日経BP社)12月号に登場。国立環境研究所・五箇公一氏と異例の対談を行うなど、いちバラエティー番組を超えた広がりになっているが、今回、ついに環境大臣から感謝されるまでになった。
 中川大臣は正月スペシャルの冒頭に登場予定。また、正月スペシャルのロケには環境大臣政務官の笹川博義氏と環境省の職員らが参加し、田中と平野ノラ(39)とともに埼玉県草加市長から直々に依頼のあった「そうか公園の池」の水抜きに挑戦したという。
 伊藤プロデューサーは「環境大臣がいらっしゃったことで、日本の生態系が深刻になっていることをより一層、感じました。ただのバラエティー番組ではなくなってきたと感じています」と話した。

■図柄入りナンバープレート 県民アンケートで決定(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0025331
=来秋導入予定=
 【県】 県は、「地方版図柄入りナンバープレート制度」導入のために行った県民意向アンケートで、投票数が最も多かったナンバープレートを決定し公表した。
 アンケートでは、回答数1887件のうち、819人と最多だったのは琵琶湖と島をイメージした図柄(図参照)だった。カラー版と単色の2種類があり、カラー版は寄付金1000円が必要となる。
県はこの結果を受け、国土交通省へ図柄提案を行い、来年10月ごろにナンバープレートの交付開始を予定している。
 なお、アンケートでは同プレートの導入について8割以上が賛成し、約6割の人が取り付けたいと答えた。寄付金の活用方法として、交通サービスの改善や交通遺児の支援などを望む人の割り合いが多かった。

17/12/23

■年末年始 交通渋滞予想 県警(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20171223/ddl/k25/040/540000c
 県警交通規制課は年末年始の交通渋滞予想を発表した。交通情報は日本道路交通情報センター滋賀情報(050・3369・6625)と全国共通ダイヤル(050・3369・6666)で確認できる。10キロ以上の渋滞が予想される区間と、渋滞の長さ、ピーク時刻は次の通り。
◆名神高速
 【29、30日】《上り》京都南IC(インターチェンジ)−大津IC、10キロ、午前9時
 《下り》栗東IC−京都東IC、15キロ、午後4時
 【1月2日】《上り》八日市IC−米原JCT(ジャンクション)、15キロ、午後4時▽大山崎JCT−大津IC、15キロ、午後4時
 《下り》 草津JCT−京都東IC、10キロ、午前11時▽彦根IC−栗東湖南IC、20キロ、午後5時
 【3日】《上り》八日市IC−米原JCT、15キロ、午後4時▽大山崎JCT−大津IC、15キロ、午後4時
 《下り》八日市IC−栗東湖南15キロ、午後5時▽栗東IC−大津IC、15キロ、午後5時
◆新名神高速
 【1月2、3日】《上り》甲賀土山IC−亀山JCT、10キロ、午前11時【小西雄介】

■平野ノラ、念願の「池の水ぜんぶ抜く」参戦!「芸能界の外来魚にならないようにいきたい」(スポーツ報知)http://www.hochi.co.jp/entertainment/20171222-OHT1T50134.html
 お笑いタレントの平野ノラ(39)が、1月2日に放送されるテレビ東京系バラエティー「緊急 SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦6〜今年も出た出た!正月3時間スペシャル〜」(後5時55分)に出演することが分かった。
 各地の池の水を抜いて、そこから現れた意外な生物や“お宝”を紹介する、視聴率10%以上を記録する人気シリーズ「池の水全部抜く」の第6弾。「念願の出たかった番組なので、絶対オファー来るわけないと思っていたら、オファーが来て、マンモスうれPかったです」と喜んでいる。
 平野は、埼玉県草加市長から依頼のあった「そうか公園の池」の水抜きに参加。30年間でたまったヘドロは1メートル以上あり、初参加の平野は水の抜けた池に足を踏み入れると、1〜2歩で足をとられて動けなくなり大苦戦。MCのココリコ・田中直樹(46)から「とにかく足に全体重をのせずに次々踏み出す」のアドバイスを受けてコツをつかみ「あんなに歩けないものだと思わなかったです」と振り返った。
 それでも、実際に魚を捕獲すると「でっかいコイ、バブリーな金色のコイとかもとって、巨大な貝(=ヌマガイ)もビックリしました。外来種があんなにたくさんいるなんて、ファンタスティック。30年の池には歴史があるな、と思いました」と興奮気味。「自分の想像をはるかに超えていて、本当に楽しかったです。芸能界の外来魚にならないように、いきたいな」と語っていた。
 ほかにも、満島真之介(28)が、アカミミガメが増殖している横浜市の徳生公園を、ココリコ田中が埼玉県熊谷市の日向沼の水抜きに立ちあった。また、これまで紹介した水を抜いた計17か所のその後を再検証する。

■環境省、琵琶湖「浜欠け」調査へ 保全の仕組み探る(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171223000046
 環境省は琵琶湖岸の砂地が削り取られる「浜欠け」が湖の生態系に及ぼす影響を調べる実証事業を2018年度から滋賀県内の愛知川で実施する。湖に流れ込む砂の減少に着目し、水質や漁獲量回復のヒントを探る。22日に閣議決定された18年度政府予算案に実証事業費を含む琵琶湖保全再生等推進費3900万円を計上した。
 浜欠けは湖の水位が高い時に強い風が吹くと発生し、愛知川河口の新海浜(彦根市)や旧野洲川河口のマイアミ浜(野洲市)などで起きている。砂防ダムの設置や水の流れを緩やかにする河川拡幅などで、川の上流から湖に運ばれる砂が減っていることも大きな要因とされ、愛知川では県が固くなった川底をほぐして砂を流れやすくしている。
 実証事業は県に委託して進める。愛知川から琵琶湖へどのように砂が流れ、湖底に砂地が形成されるかをみるとともに、魚介類の増加具合や、水質がどう改善するかを複数年にわたって調べる。山や川を含む流域全体をとらえて湖岸環境修復の仕組みを検討する。
 琵琶湖は水質が改善傾向にあるものの、湖魚の減少や水草の大量繁茂などの課題を抱える。環境省水環境課は「琵琶湖をモデルに湖沼全体の環境保全につながるマニュアルをつくっていきたい」としている。

■熊野サンマ、まだ漁獲ゼロ 昨季も不漁、募る不安(ChunichiWeb三重)http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20171223/CK2017122302000016.html
 十一月から十二月初旬にかけて熊野市の漁港で初水揚げされるサンマが、今季は二十二日現在、確認されないままとなっている。昨季は漁獲ゼロだっただけに関係者は不安を募らせている。
 熊野漁協によると、サンマ水揚げは二〇〇八年度までは千トンを超えることが多かったが、その後は減少傾向。一五年度は二百トン余りにまで落ち込み、昨年度はゼロだった。
 遊木漁港の長栄丸船長浜中一茂さん(50)は「近海で魚群が確認されているものの薄い。昨年よりは期待できるが実際取れるかどうか」と心配する。また、操業時の燃料費だけでなく船の維持コストも必要なため、「見つからないままでは赤字になる」と懸念を隠さない。
 サンマずしや丸干しなどを手掛けるハマケン水産(遊木町)は、地元産にこだわっていたが、昨年から他県産を使用する。代表の浜田健光さん(77)は「仕入れ値が高くなるが、お客さんの需要に応えなければならない。地元のサンマで作れればいいのだが」と豊漁を願う。(木造康博)

■<湖国の一年 回顧2017>(1)アユ記録的不漁(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20171223/CK2017122302000006.html
 「琵琶湖のアユ、大丈夫か」。昨季の漁が解禁された昨年十二月、釣り仲間の岐阜県の漁協職員から電話があった。「岐阜の川に放流する量が、全然確保できんみたいだわ」。琵琶湖漁業の大黒柱の不漁情報に驚いた。
 港に行くと、漁師がたばこをふかしてため息をついていた。「琵琶湖のどこにも群れがおらん」。今年一〜三月の漁獲量は平年の十分の一程度。やがて船のガソリン代がまかなえず、湖に出なくなる漁師も出てきた。
 湖魚販売店の店主も気をもんでいた。アユは例年、春になると店頭に並ぶが、四月中旬でも大半の店に入荷していなかった。湖魚が自慢の居酒屋でもメニュー表からアユの文字はなくなり、常連客も嘆いていた。
 漁獲量が一転して上向きだしたのは同月末ごろ。港では、水揚げされたバケツいっぱいのアユに、漁師らが少し顔をほころばせたが、すぐに表情を引き締めた。「まあまあやな。でもまた、不漁になるかもしれん」
 県漁業協同組合連合会によると、岐阜県内の河川に放流する分も、一部を除きぎりぎり間に合ったという。昨季も例年通り、大勢の友釣り客が釣り糸を垂らし、まずまず盛り上がっていた。
 だが最終的には、昨季の漁獲量は平年の三分の一程度だった。不漁の原因について県は十四日、「昨秋に平年の五倍近い大量産卵が起きたが、ふ化後の成長に必要なエサが不足したため」などと結論付けた。
 一方、漁師たちは「不漁は慢性的ではないか」と疑問を投げかける。今季の漁獲量は昨季の二・五倍ほどだが、平年をはるかに下回るからだ。天然アユの産卵量は例年の2%しかなく、昨季と同様にアユの群れも見られない。
 県漁連は春以降の漁に温存しようと、来年一月の操業自粛を決めた。食用にする稚魚の漁も実施しないという。担当者は「アユの異変は続いている。今後を楽観視できない」と話す。
 ある漁師は今後に不安を感じている。「琵琶湖の生態系が狂ってしまったのではないか。問題はもっと深いところにあるんじゃないか」(成田嵩憲)

■鳥居から朝日 白鬚神社(asahi.com滋賀)https://www.asahi.com/articles/ASKDQ3D3VKDQPTJB004.html
 22日は昼間の長さが1年で最も短い冬至。近江の厳島と言われる高島市鵜川の白鬚神社には、湖中にある鳥居と日の出をからめた写真を撮ろうと、夜明け前から約40人のアマチュアカメラマンらが集まった。
 この時期、琵琶湖越しに昇る朝日が鳥居に最も近づくため、多くのカメラマンが訪れる。午前7時9分に対岸から太陽が顔を出すと、「出た」という声が上がり、盛んにシャッターを切っていた。(松浦和夫)

17/12/22

■文化庁移転や琵琶湖関連経費も 18年度政府予算案(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20171222000174
 22日に閣議決定された2018年度政府予算案は、文化庁の京都移転や工事が本格化する天ケ瀬ダム(京都府宇治市)再開発、琵琶湖の環境保全など京都府、滋賀県関連の経費を盛り込んだ。
 文化庁移転では地域文化創生本部(京都市東山区)の事業費55億円を計上した。天ケ瀬ダム再開発は放流能力向上のためのトンネル整備が本格化するため、17年度比66・5%増の工事費53億7千万円を確保した。建設中止が正式決定した丹生ダム(長浜市)は、事業費3億8千万円のうち国が2億円を負担し、建設予定地内の道路整備など引き続き原状回復を進める。大戸川ダム(大津市)は県道付け替えなどに17年度と同額の13億5千万円を充てる。
 北陸新幹線敦賀−新大阪間の調査費は17年度と同額の11億円。詳細ルートの絞り込みや19年度から実施予定の環境アセスメントに向け、空撮図面作成、ボーリング調査などを引き続き進める。山陰新幹線など今後の幹線鉄道網の効率的な整備手法を探る調査には2億8千万円を充てる。
 環境保全関連では、琵琶湖で異常繁茂が問題となっているオオバナミズキンバイなど特定外来生物の防除に全体で5億2千万円を盛り込んだ。
 このほか、16年度から4カ年で取り組む国立国会図書館関西館(京都府精華町)の書庫棟建設に36億3千万円、国立京都国際会館(京都市左京区)の2500人収容規模のホール整備に9億円を配分した。国際会館では京都市も独自に伝統産業を生かした内装整備を行い、来年6月の完成を予定する。

■沖島の食楽しむ日帰りツアー(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0025315
=23日開催、参加募集=
 【近江八幡】 琵琶湖に浮かぶ冬の沖島(近江八幡市)の食や生活文化に親しむ日帰りツアーが23日に開催される。
 このツアーは、エコツーリズム協会しがと開業130周年を迎えた琵琶湖汽船が催すもの。当日は、午前9時30分に大津港琵琶湖汽船乗り場に集合し、11時30分から午後零時30分まで沖島の冬の料理を楽しみ、地元の人と交流する。昼食の料理には、ふなのジョキ(フナの皮を刻んだ刺身)、イサザのじゅんじゅん(すき焼き)などを味わい、沖島の人たちの話を聞く。コーディネーターには、県立大学助教の上田洋平氏らが予定されている。船中でも、県琵琶湖保全再生課主幹の深井鉄平氏などによる琵琶湖フォーラムも行われる。午後5時に大津港着の予定。
 参加費は6千円。定員は50人で先着順。参加希望者は、琵琶湖汽船に電話(077・524・5000)かFAX(077・524・7896)で前日までに申し込む。

17/12/21

■ドローン遭難救助で「釣り具」が生きる 「ダイワ」がノウハウ活用(ITmediaニュース)http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1712/21/news102.html
 ドローンによる遭難救助で、釣り具の技術の活用が進んでいる。今冬、遭難者に救援物資を届けるコンテストで好成績を収めたドローンは、釣り具のノウハウを活用したウインチ(巻き上げ装置)を搭載していた。釣り用品「ダイワ」を展開するグローブライド(東京都東久留米市)がこのほど発表した。
 遭難救助コンテスト「Japan Innovation Challenge 2017」(北海道上士幌町、10月16〜20日)で、山林で遭難した人の基に約3キロの物資を届ける「駆け付け」の部門で、グローブライド製のウインチを搭載した4チームが好成績を残した。参加した全チームの成功回数13回のうち12回(92%)を占めたという。
 「ドローン用のウインチに求められる性能は、現状あらゆる製品の中で(釣りの)電動リールのウインチが最も適している」(同社)という。ドローン用ウインチには(1)小型で軽量、(2)巻き上げ力があること、(3)ライン(道糸)コントロールが正確――といった条件が要求され、「40年近く電動リールを開発した歴史があり、開発が可能だった」としている。
 同社は、こうした電動リールの知見を生かしたドローン用ウインチの製品化を進めている。「釣りの環境での過酷なフィールドの中で道具を提供してきた実績が、ドローンの世界でも役立つと考えている」

■波乱含みの湖国政界と迫る知事選(3)(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0025309
=自民と三日月氏が激しい綱引き 決裂すれば“隠し玉”登場か=
 【全県】 来夏の知事選で、再選を目指すとみられる三日月大造知事を取り込もうとする自民党県連と、嘉田由紀子前知事を継承してきた三日月知事との間で綱引きが始まっている。その象徴的なものが大津市の大戸川ダム問題である。自民党市町議員の間からは「知事も替えて保守王国を」との声も聞かれる。そんな中、自民党県連は14日、県議8人で構成する「三日月県政検証委員会」を発足させた。そこで三日月県政について同党県連関係者に聞いてみた。(石川政実)
 「もったいない」を合言葉に、新幹線栗東新駅の凍結やダムの凍結・見直しなどを掲げて2006年の知事選で初当選した嘉田氏。
 自民党県連にとっては、真逆の政策を掲げる嘉田氏はまさに不倶戴天(ふぐたいてん)の敵だった。このため同党県連は10年の知事選で、上野賢一郎氏(現衆院議員)を独自候補として擁立するも大敗。
 雪辱を遂げようと14年の知事選では、経済産業省職員であった小鑓隆史氏(現参院議員)を擁立した。しかし嘉田氏は直前になって3選出馬を断念し、同氏の後継者として民主党を離党した三日月大造氏が名乗りを上げて、連合滋賀や民主党が支援する三日月氏と自民党や公明党が推薦する小鑓氏との事実上の一騎打ちとなり、三日月氏が辛勝した。自民党県連にとってこの11年間は、嘉田氏との戦いの歴史でもあった。
 そして迎えた今年10月の衆院選では、1区で自民党公認の大岡敏孝衆院議員が、川端達夫前衆院副議長の後継者として無所属から出馬した嘉田氏を破り、滋賀の4小選挙区全てで自民が勝利した。
 自民党市町議員の間には「立憲民主は手ごわいが、民進や希望などは怖くもなんともない。崩壊寸前の民進を基盤にする三日月知事を倒してこそ保守王国が完成する。不戦敗など論外だ」との声も。
 再選出馬に意欲があるとみられる三日月知事だが、そこに立ちはだかるのが同党県連だ。
 同党県議団は14日、県連幹事長の野田藤雄氏、県議団代表の家森茂樹氏ら8県議による「三日月県政検証委員会」を発足させた。検証結果は同党県連に報告され、来年1月ごろに結論をまとめる模様だ。
衆参独占の重み
 前回の知事選でも同党県連幹事長として小鑓氏擁立に深く関わった家森県議は「4年前の今ごろは、目の色を変えて県出身の官僚や企業人などを片っ端から調べて絞り込んでいた。いまはまだ、そんな動きにない。三日月知事は、嘉田氏と違って自民党に対しても『一緒に頑張りましょう』と対話路線だけに、われわれの期待感は膨らむものの、その成果は見えてこない。先の衆院選で滋賀は衆参6議席を自民党が独占した。今後少なくとも19年の参院選までこの状態は続く。19年度、20年度の予算編成も、自民党6人の国会議員を頼りにする以外にない現実に向き合ってほしい」と語る。
和戦両様の構え
 先の衆院選で県議会副議長から衆院議員になった自民の小寺裕雄衆院議員は「県議時代は三日月知事が嘉田氏と違って過不足なくやっていると感じていた。しかし永田町に来てみると、他府県の自民党国会議員からよく『後は知事を替えれば名実ともに保守王国だね』と激励を受ける。永田町では、三日月知事の評価が県内とは全く違う。また県の新生美術館などの施設整備も見直しの遅れが目立つ。三日月知事の強いリーダーシップが見えてこない。三日月知事の出方次第では(対抗馬を擁立して知事選を)やる時はやる」と和戦両様も視野に。
大戸川ダム建設を
 嘉田氏を破った大岡衆院議員は「自民党は前々回、前回と候補者を立てて敗れた。はたして毎回、毎回、知事選をやるのが県民のためになるのかという問題がある。自民党県議団による検証委員会の検証過程を見守りたい。私個人としては三日月知事が県民目線でよくやってきたと一定評価している。だからこの3年間、お手伝いをすることはあっても、邪魔をしたことは一度もない。ただ私の選挙区(1区)で言えば、10月の台風21号でも危険な状況にあった大戸川周辺の人たちは、雨が降るたびに不安におののいている。治水に大戸川ダムが有効なら、三日月知事はこれまでのイデオロギー(嘉田氏の流域治水)やプライドにとらわれず、県民目線で進めてもらいたい。三日月知事には、滋賀に国会議員が一人もいず、どこへ向かうかもわからない民進党では頼りにならないだけに、中立性を保ちながらも自民党とは妥協点を探ってほしい」と話していた。
 ここ当分、三日月知事と自民党県連の綱引きが続きそうだ。

17/12/20

■ガソリン価格、2週ぶり上昇=全国平均141円50銭(jiji.com)https://www.jiji.com/jc/article?k=2017122000939&g=eco
 資源エネルギー庁が20日発表したレギュラーガソリンの店頭価格(18日時点)は、全国平均で1リットル当たり141円50銭となり、前週に比べて10銭上昇した。値上がりは2週ぶり。原油価格が上昇したが、円高もあり、小幅な値動きとなった。
 地域別では、23都府県で値上がり。沖縄、東京の上げ幅が大きかった。一方、値下がりは14道府県で、下げ幅が大きいのは愛媛、石川。横ばいは10県だった。
 北海油田のパイプラインの稼働停止などを受けて足元で原油高基調となっており、調査を担当する石油情報センターは「来週も小幅な値上がり」と予想している。

■レギュラーガソリン価格、上昇止まらず…前週比0.1円高の141.5円(Responce)https://response.jp/article/2017/12/20/303978.html
資源エネルギー庁が12月20日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、12月18日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は、前週比0.1円高の141.5円だった。
レギュラーガソリンの平均小売価格は9月11日の調査以来、12週連続で値上がり。前週こそ横ばいとなったが、再び値を上げた。
地域別では九州・沖縄で0.3円、関東で0.2円値上がり。四国では0.3円、中部と北海道、中国で0.1円値下がり。東北と近畿は前週と同価格だった。またハイオクガソリンは152.3円、軽油は119.5円、ともに前週より0.1円高だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、12月20日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は133.3円/リットル(前週比−0.1円)、ハイオクは144.4円/リットル(±0円)、軽油は108.0円/リットル(+0.4円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■レンコン収穫 見通しよし 草津(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20171219-OYTNT50341.html
 正月のおせち料理に欠かせないレンコンの収穫作業が、草津市下物町で本格化している。
 地元の農業・田中治嗣さん(60)らが2015年から水田を転用し、栽培を始めた。しゃきしゃきとした食感の良さなどから人気が高く、生産量は年々増加。
 今年は6人のグループが計2ヘクタールのハス田で育てており、近くの烏丸半島にちなんだ「琵琶湖からすま蓮根」の名で、市のブランド認証も受けている。
 作業は朝から行われ、水深約60センチの田に入り、しゃがんだ格好で手探りでレンコンを見つけると、ホースから高圧力の水を噴き出し、泥の中にあるレンコンを掘り出す。
 収穫後はJA草津市を通じ、京都などの市場へ送られる。来年3月までに約15トンの出荷を見込んでおり、地元の道の駅草津でも販売している。
 田中さんは「作業は大変だが、おいしいと言っていただけるので励みになる」と話している。

17/12/19

■ファイル びわこ花噴水の一部運転休止中(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20171219/ddl/k25/040/545000c
 県は関西広域連合などが呼び掛ける冬の節電に応え、大津市・大津港の「びわこ花噴水」を今月から来年3月末まで、一部の運転を休止している。期間中の運転時間は平日の午後0時半〜1時、午後6時半〜7時。土日祝日は正午〜午後1時、午後3〜4時、午後6〜7時になる。第2、4水曜日は定期点検で終日休止。通常運転と比べ、消費電力量は28%削減される見込みという。

■琵琶湖一周、マナーであつれき 自転車と車、独自ルール必要(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20171219000063
 自転車で琵琶湖を一周する「ビワイチ」の人気が高まる中、自転車と自動車がいかに共存するかが課題に浮上している。琵琶湖の周囲は車と並走する区間も多く、ビワイチ体験者の増加に伴い、事故や渋滞の多発が懸念されるためだ。今後も自転車を利用する観光客が増えると見込まれる中、サイクリストとドライバー双方のマナー向上や滋賀独自の自転車ルールの整備が求められそうだ。
サイクリスト倍増の勢い
 先月17日、英国人の一行がビワイチを楽しんだ。その1人は、訪日旅行専門の旅行会社を経営するサイモン・キング代表。「小さな村や家の建ち方を静かに楽しめた。イギリスからの送客も十分可能だ」と満足げに語り、宿泊施設の様子などを確認していった。
 滋賀県によると、2016年度にビワイチをした人は約7万2千人。15年度の5万2千人から4割増え、海外への観光PRにも力を入れている。20年度の目標は現在の2倍に当たる15万人。県ビワイチ推進室は「琵琶湖を見れば、サイクリストの増加が実感できる。15万人に向けて順調に推移している」と手応えを語る。
クラクション怖かった
 だが、自転車と車のあつれきも生まれ始めている。
 「ビワイチ中、車からクラクションを鳴らされて怖かった」。今年8月、県のビワイチ推進計画を議論する有識者の懇話会では、自転車愛好家から悪印象を指摘する声が出た。一方で、バス事業者も「バスから見ると自転車は本当に怖い。ずらり並ぶと、なかなか追い抜けない」。ただでさえ渋滞が多い県内の幹線道路に自転車が増えることで、ストレスを感じるドライバーの声もちらほらと聞かれ始めている。
 県や国は、車道の脇に自転車が通ることを示す青い矢印形の道路標示「矢羽根」を施すなど対策を進め、安全確保に力を注いでいる。ただ、自転車を完全に分離した道路の整備は用地的にも財政的にも難しい。「自転車に配慮した優しい運転をドライバーの皆さんに呼び掛けたい」(三日月大造滋賀県知事)というのが現状だ。
ルール知らない利用者も
 自転車側のマナー向上が重要だとする意見も根強い。自転車利用の促進を目指す一般社団法人「輪の国びわ湖」などが11月に開いた意見交換会では、車道の右側を走ったり、歩道で徐行をしなかったりと、マナーやルールを知らない自転車利用者にどう対応するかが議論となった。
 車と自転車の共存に向け、県の有識者懇話会では、「独自のビワイチルールがあれば、それがブランドにもなる」、「地域の理解を丁寧に得ていく必要がある」などの意見が出ている。
 輪の国びわこ推進協議会の藤本芳一代表は「ゆっくり走る人」を増やすことで、幅広い人が訪れるようになるほか、お金を使う機会が増え、地域との交流も生まれると指摘。「地元に受け入れてもらうためには、住民との交流をいかにつくり出すかが大きな課題だ」と語り、顔の見える関係を築くことが互いに譲り合うことにつながると期待を込める。

17/12/18

■琵琶湖の水草駆除で学生2団体に感謝状(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20171218000166
 滋賀県は18日、大量繁茂が問題となるオオバナミズキンバイなど外来の水草駆除に尽力したNPO法人「国際ボランティア学生協会」と立命館大体育会に感謝状を贈った。
 協会は、2013年から駆除に携わり、今年は3日間で延べ約1500人の活動を展開した。立命館大は今年8月に、1日あたりでは最大となる約1100人で活動したことを評価した。
 贈呈式では、三日月大造知事が「広く県民へのメッセージを与えてくれた」と感謝を述べた。同協会学生代表の水口裕喜さん(22)=関西大4年=は「後輩にノウハウを受け継ぎ、活動がより大きく、県民にも広がっていってほしい」と語った。立命館大4年で同大学体育会本部委員長の池上昂志郎さん(22)は「活動を通じて結束し、滋賀への恩返しにもなればと取り組んだ。今後も体育会で継続していければ」と話した。
 県は今後も同様の取り組みを行う団体への感謝状の贈呈を検討していくという。

■積雪 県北部の市街地で本格的 長浜・柳ケ瀬で37センチ(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20171218/ddl/k25/040/289000c
 冬型の気圧配置が強まる中、16日夜から17日朝にかけて県北部を中心に雪が降った。長浜市の中心市街地付近ではこの冬初めて本格的に雪が積もり、同市元浜町の黒壁ガラス館付近でも、観光客らが雪の中、傘を差して歩いていた。
 17日の長浜市は最高気温が平年より6・2度低い3・0度、最低気温は0・9度低い0・3度(いずれも午後4時現在)と冷え込んだ。彦根地方気象台によると、県内の観測点では積雪が最も深い時間帯で▽柳ケ瀬(長浜市余呉町)37センチ▽米原17センチ▽今津(高島市今津町)5センチ−−を観測。彦根市内でも雪は降ったが、観測点での積雪は1センチに満たなかった。冬型の気圧配置は18日には弱まる見込みだという。【濱弘明、若本和夫】

■滋賀県が「男性の長寿」で初の全国1位に 要因は「ふなずし」?(びわ湖大津経済新聞)https://biwako-otsu.keizai.biz/headline/1318/
 厚生労働省が12月13日に「平成27年都道府県別生命表」を発表し、滋賀県の男性の平均寿命が全国1位(81.78歳)となった。女性は4位(87.57歳)。
 1965(昭和40)年から5年ごとに実施されている同調査は、今回で11回目。前回(2010年)まで男性1位だった長野県を抑えて、滋賀が初の1位となった。
 厚生労働省の調べでは、滋賀県の男性は、脳血管疾患による死亡率の低さ全国1位、がんによる死亡率の低さが全国2位。これらの背景には喫煙率の低さや食塩摂取量の低さなどがある。
 三日月大造滋賀県知事は「本県の男性における平均寿命日本一の知らせを大変うれしい。この結果には、健康推進員の地域における地道な活動、『ふなずし』で知られる発酵文化、琵琶湖を中心とする豊かな自然環境のもとで送るライフスタイルなども影響していると思う」とコメントした。
 伝統的な滋賀の食文化を研究している堀越昌子滋賀県大学名誉教授は「滋賀県には、ふなずしに代表される発酵文化が古くから存在する。良質の乳酸菌を豊富に含んでおり、腸内環境の改善など健康に影響があるとされている。また、小鮎などの小魚を丸ごと食べることも多く、骨が強く、平均身長も高い。近江米の産地でもあり、米、魚、豆、野菜、発酵食の食事バランスの良さも長寿の要因だと思う」と話した。

17/12/16

■ビワイチ、近江牛、忍者…魅力発信奏功 滋賀の観光客増(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20171216000059
 滋賀県の2016年観光客数が目標(4800万人)を大きく上回る5千万人に達した。ドラマや映画で話題となった地域を中心に、国内の日帰り客が約270万人増えた。琵琶湖を核とする「滋賀ならでは」の魅力発信が功を奏したと言え、今後も一過性で終わらせない地道な誘客活動が求められそうだ。
 県は観光地としての認知度向上を目指し、誘客の実行部隊を務めるびわこビジターズビューロー(大津市)の職員数を増やし体制を強化する一方、市レベルでも首都圏での積極的なPR活動を展開してきた。
 自転車で琵琶湖を一周する「ビワイチ」や、15年に日本遺産に認定された「琵琶湖とその水辺景観」、近江牛をはじめとする食の魅力、戦国武将や甲賀忍者など幅広い観点で観光資源の発掘、発信に努めた。
 観光客数の目的別内訳では「歴史・文化」が23・6%で最も多く、次いで「スポーツ・レクリエーション」が19・7%で続き、取り組みの成果が示された。
 民間施設の人気も後押しした。開店2年目で年間来場者が200万人を突破したラ・コリーナ近江八幡や、16年夏に琵琶湖を望むウッドデッキを設置し前年の圏外から26位に食い込んだびわ湖バレイは、短期間で知れ渡るSNS(ソーシャルネットワーク)の効果も大きかった。
 訪日観光客(インバウンド)の取り込みは順調だ。集客力の高い京都府に隣接する強みを生かし、アジアへの売り込みを強めてきた。大型クルーズ船が寄港する福井県とも連携し、湖北への誘客も進めている。
 ただ、今後は宿泊客数のさらなる落ち込みが懸念される。京都府や大阪府でホテル不足が解消され、飽和状態だった都市部の「受け皿役」を終えたとの指摘がある。訪日客はインターネットなどで行き先を選ぶ個人旅行(FIT)にシフトしており、個人に浸透する発信力が問われている。
 今年上半期も観光客数は増加傾向を続けており、県は18年目標を5100万人に上方修正する方針だ。県観光交流局は「観光客数が宿泊や消費行動に結びついていない。滋賀ファンを増やし、滞在時間を延ばせる観光を提案していきたい」としている。

■白銀シーズン、積雪十分 滋賀・湖西でスキー場オープン(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171216000027
 滋賀県湖西地域のトップを切って、箱館山スキー場(高島市今津町)が15日オープンし、多くの愛好者が初すべりを楽しんだ。市内4スキー場合同で冬山開きの式典も行い、本格的なウインタースポーツシーズンの幕開けを告げた。
 同スキー場は近年、シーズンはじめの雪が少なく関係者を悩ませてきたが、今冬は冷え込みが早く、約60センチの積雪に恵まれた。人工雪で根雪を整えた1コースでの営業開始だが、山上は一面の銀世界に。地元や大阪から訪れたスキーヤーが次々にゲレンデを滑り降りた。
 大阪府吹田市の男性会社員(35)は「例年は茶色い山肌が見えていたけど、今年は真っ白でテンションも上がる」と喜んでいた。地元の今津東保育園の園児18人も招待され、子供用ゲレンデで雪遊びを楽しんだ。
 式典には箱館山と朽木、マキノ、国境高原の4スキー場の関係者ら約50人が出席。安全祈願の神事の後、市スキー場協議会の古谷正之会長が「今季は平昌五輪もあり、にぎわいが期待できる」とあいさつした。他のスキー場も積雪状況をみて順次営業を始める。

■白銀の世界に歓声 箱館山スキー場オープン(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASKDH4H26KDHPTJB00T.html
松浦和夫
 高島市の箱館山スキー場が15日、オープンした。初日はゴンドラとリフトが無料とあって県内外から多くの人たちが訪れ、さっそく初滑りを楽しんだ。
 ゲレンデは13日夜からの降雪で約40センチの積雪に恵まれ、白銀の世界に。京都府宇治市から家族3人でやって来た会社員寺脇譲さん(45)は「毎年1回は来ます。思っていたより雪の状態はいい」と話した。
 この日招待された地元の市立今津東保育園の園児18人もキッズワールドでそり遊びをし、歓声を上げていた。同スキー場は来年3月下旬まで営業する予定。
 オープン前には、市内に四つあ...

17/12/15

■滋賀県 滋賀県が“男性の長寿”で初の全国一に!(共同通信 PR Wire)https://prw.kyodonews.jp/opn/release/201712159152/
滋賀県 総合政策部 広報課
健康医療福祉部 健康寿命推進課
農政水産部 水産課
滋賀県が“男性の長寿”で初の全国一に!
女性の平均寿命では全国4位に
滋賀県が、男性の平均寿命で初の全国1位になったことをお知らせします。
厚生労働省が平成29年12月13日(水)に発表した「平成27年都道府県別生命表」において滋賀県の男性の平均寿命が1位(81.78歳)、女性が4位(87.57歳)となり、昭和40年から5年毎の実施で11回目となる今回において、前回(平成22年)まで5回連続で男性1位だった長野県(81.75歳)を抑えて初の全国1位となります。
厚生労働省の調べでは、本県の男性は脳血管疾患による死亡率の低さが全国1位や、がんによる死亡率の低さが全国2位となっています。これらの背景には、喫煙率の低さや食塩摂取量の低さなど、生活習慣病予防に良いと言われる生活、行動が広がっていると考えられます。平均寿命が長い要因は様々ですが、県や市町の取組をはじめ、地域住民の主体的な取組等が総合的に平均寿命を延ばしたと考えられます。
また、この度の結果を受け、下記のとおり三日月大造滋賀県知事がコメントを出しましたのでお知らせいたします。
     記
三日月大造滋賀県知事のコメント
「本県の男性における平均寿命“日本一”の知らせを大変嬉しく思います。これは生活習慣の改善等にむけ、食生活の見直し・運動など、県民の皆さん一人ひとりが、取り組まれてきたからであると思います。また、この結果には、健康推進員の皆様の地域における地道な活動、「7月1日のびわ湖の日」の一斉清掃に代表される活発な地域活動、「鮒ずし」で知られる発酵食文化、日本一の湖「琵琶湖」を中心とする豊かな自然環境のもとで送るライフスタイルなど、過去から紡がれてきた県の歴史や文化も関係しているのではないでしょうか。
健康は社会環境にも大きく影響されるため、滋賀県では“誰もが健康で、活躍できる社会づくり”を進め、人生100年時代を心身ともに豊かに過ごせる持続可能な地域をつくってまいります。」
伝統的な滋賀の食文化を研究している滋賀大学名誉教授 堀越昌子氏のコメント
「滋賀県には、日本一の大きな湖「琵琶湖」で獲れる湖魚を使った「鮒ずし」に代表される発酵食文化が古くから存在します。鮒ずしは琵琶湖でとれるフナを塩漬けにしてから、ご飯で漬けて自然発酵させたもので、昔からお腹の調子の悪い時や、体調の悪い時に薬代わりに食べる風習があり、また良質の乳酸菌を豊富に含んだ発酵食品である事から、腸内環境の改善など人々の健康に影響があるといわれています。またコアユなど小魚も丸ごと食べますので、骨が強く、身長も高いです。近江米の産地として、「米+魚+豆+野菜+発酵食」の食事バランスの良さもあげられます。こうした滋賀県独特の食文化が県民の食生活の基盤となっています。」
○厚生労働省:H29年度人口動態統計特殊報告
@男性の脳血管疾患による死亡率の低さ【全国1位】 Aがんによる死亡率の低さ【全国2位】
○厚生労働省:「平成28国民健康・栄養調査」
@喫煙率の低さ【全国1位】 A食塩摂取量の低さ【全国5位】
【参考資料】
〈湖国滋賀の独自の食文化〉
・古来、日本の農村では、タンパク質とカルシウムと脂質が不足がちでしたが、琵琶湖周辺では湖魚を食べることによって栄養が補われ、人々の健康に大きく貢献してきたと言われています。
・湖魚は刺身、なます、煮魚、佃煮、豆煮、焼魚、ナレズシ、鍋、味噌汁などにされ、多様な淡水魚の食文化が形成されてきました。
・とりわけ琵琶湖周辺では、様々な魚をナレズシにして食べる文化が受け継がれてきました。ナレズシは保存の出来る食料としてだけでなく、神事や祭の際に神饌や直会として用いられるなど、人々の暮らしに密接に関わってきました。
・ナレズシは良質のタンパク質源、脂質源であるとともに、発酵させることで魚を頭から尾まで丸ごと食べられるようになるため、カルシウムを豊富に摂取できる食品でもあります。
・ナレズシの中でも「鮒ずし」は、お腹の調子の悪い時や体調の悪い時に薬代わりに食べる、といった昔からの風習があり、これは鮒寿しが良質の乳酸菌を豊富に含んだ発酵食品であり、腸内環境を良くする働きがある食物である事を経験として知っていたと考えられます。
〈県民の健康寿命延伸に向けた取り組み〉
・平成26年度から「健康寿命延伸プロジェクト」として、主に、働き盛り世代を対象に、企業、団体と一緒に健康づくりに取組むことを視点に各種事業を展開し、健康なまちづくりを進めています。
・平成29年度は滋賀県民の健康寿命延伸に向けた健康データ活用事業を開始。健康寿命の延伸の要因を探り、施策につながる基礎資料を作成しています。
・平成30年度当初予算編成方針のポイントとして「だれもが健康で、活躍する社会づくり」等を重点項目に置き、がんをふくむ生活習慣病の予防、食育の推進、歯科口腔保健の推進等を通じて、健康寿命の延伸を目指します。個人の取組はもちろん、健康づくりに取り組みやすい環境づくりにも力をいれ、健康なひとづくり、健康なまちづくりを進めます。
《数字から見える滋賀県民の生活(総務省「平成28年社会生活基本調査」)》
・ボランティア活動の年間行動者率(10歳以上)全国1位
・旅行・行楽の年間行動者率(10歳以上)全国5位
・スポーツの年間行動者率(10歳以上)全国4位
詳細は「滋賀県なんでも1番」を参照ください。
(URL)http://www.pref.shiga.lg.jp/profile/seikatsu/index.html

■琵琶湖漕艇場、景観規制除外で改築へ 大津(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171215000197
 建築から46年を経過し老朽化が著しい一方で、大津市の景観規制で改築が困難になっていた滋賀県立琵琶湖漕艇場(同市玉野浦)の管理棟や艇庫について、県は15日、内部の改修から新たに建て直す方針に変更する考えを示した。市の景観計画の改定で、湖上スポーツの建築物が規制から除外される可能性が高まったため。湖岸の景観保護とお家芸競技の拠点整備は両立するか。
 県議会の県民生活・土木交通委員会で報告した。県によると、同漕艇場は湖岸から道路まで幅20メートルほどの狭い土地に管理棟などが建っている。しかし、市が2006年に策定した景観計画で「琵琶湖から10メートル後退し、湖岸道路からも2メートル後退させる」という規制ができ、建て替えることが事実上困難になっていた。
 一方、市の総合計画や観光交流基本計画では、湖上スポーツを含むスポーツ観光の推進が盛り込まれている。景観計画の規制についても「湖岸におけるウォータースポーツ(ボート、カヌー競技など動力を伴わない湖上スポーツ)のための建築物」で景観上支障がないものについては、適用が除外されるという趣旨の改定案が示された。市によると、年明けにも改定案についてのパブリックコメントを集め、景観審議会に諮るという。
 ただ、現在の1000メートルから、国際大会の規格となる2000メートルのコースを設けてほしいという競技団体が強く要望する件について、県は「現時点で2000メートルを整備するのは現実的でない」とした。
 県ボート協会の奥村功会長は「建て替えはありがたく、お家芸の競技で日本一を目指す選手が増えるだろう」と喜び、「2000メートルコースを引き続き検討してほしい」としている。

■アユ歴史的不漁は産卵集中が原因? エサ不足し成長できず(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20171215/CK2017121502000009.html
 琵琶湖のアユが昨季、歴史的不漁となった問題で、県は原因として昨秋に平年の五倍近い大量産卵が起き、ふ化後の成長に必要なエサが不足したためなどとする調査結果をまとめた。十四日の県議会環境・農水常任委員会で報告した。
 琵琶湖のアユ漁は昨季、漁獲量が推定二百トン足らずと、平年の三分の一程度まで落ち込んだ。
 県水産試験場によると、昨年九月下旬〜十月上旬の産卵量は百七十億七千粒で、平年(約三十七億粒)の五倍近かった。総産卵量も平年の二倍にあたる二百十四億粒と多く、その八割がほぼ同時期に産卵・ふ化したことになる。
 産卵が集中した背景について県は、産卵期が始まる九月の少雨と川の高水温を挙げる。少雨により渇水が起き、産卵する川へ親アユが移動しにくくなった上、水温が産卵に適した一八〜二三度より上がったという。十二月の早期アユ漁(氷魚(ひうお)漁)は九月生まれが主力となるため、昨季当初は特に深刻な不漁が続いた。
 九月下旬には台風でまとまった降水量があったことで親アユが移動できるようになり、産卵環境は整った。ただ、同時期に大量にふ化すると、一匹が食べられるエサの量が不足するなどして、成長が鈍くなるという。これとは別にアユの体長が年々、縮小傾向にあるが、県によると明確な原因は不明。
 昨季の不漁を受けて県は今年、例年の二倍超にあたる十八トンの産卵用親アユを人工河川に放流。九月中に三十四億尾が琵琶湖に流れ出たとする。今季は今月五日から漁が始まり、十二日までの八日間で昨季比二・五倍となる九・二トンが漁獲された。
 それでも平年に比べると半分程度で、県漁業協同組合連合会の地村由紀人指導部長は、「荒天が少なく、例年より順調に操業できているのに量が少ない」と物足りなさを口にした。(鈴木啓紀)

■琵琶湖のアユ不漁、産卵集中で 昨季、餌不足で生育遅れ(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171215000020
 琵琶湖のアユ漁が昨季、記録的不漁だった原因について滋賀県は14日、調査結果を明らかにした。産卵数は平年より多かったが、ふ化が一時期に集中したため餌が不足、生育が遅れて群れを形成しにくかったことや、夏場に川の水温が高く産卵が遅れたことが重なった複合的な要因で生じたとした。
 琵琶湖のアユは8月下旬から11月にかけ、河川の河口付近で産卵する。昨年確認できた産卵数は214億粒で、例年(122億粒)の約1・8倍あったが、うち約7割の産卵が10月上旬に集中しており、同時期生まれの魚群に2月以降、発育不良が確認された。1匹あたりの餌が不足する現象が起きたと県はみており、定置網にかからず漁師の網をすり抜けるケースが多かったとみる。アユの餌となるプランクトンの量に異常はなかった。県水産課は「産卵の多さが逆効果になったかもしれない」としている。
 また、昨年はアユ漁解禁の12月に取れる9月生まれは全体の2%しかおらず、早期の不漁につながった。夏場の少雨で川の水が減り、産卵に適した水温(23度以下)まで下がる時期が遅れたためとみられる。9月下旬の台風で水量が増え、10月上旬への産卵の集中を招いたと県は分析する。
 県議会環境・農水常任委員会で示した。県は今季のアユの追跡調査を行い、絞り込んだ原因が正しいか検証を進める。昨季のアユ漁獲量は平年の3分の1程度と推定している。
今季の漁獲量は平年の5割
 今季のアユ漁は、解禁された5日から12日の漁獲量が9・2トンで昨季の約2・5倍になったが、近年の平均(18トン)と比べると約5割にとどまる。滋賀県漁業協同組合連合会は、稚魚の氷魚(ひうお)を養殖する業者からの注文量22トンに「何とか年内に到達したい」としている。天然アユの産卵量が例年の2%しかなく春以降の漁に温存するため、最近ではなかった来年1月の操業自粛を決めた。食用にする氷魚の漁も行わないという。

■県の学習船「うみのこ」船長の鈴木さんが引退(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASKDG3177KDGPTJB001.html
八百板一平
 県内の小学5年生らが琵琶湖の環境を学ぶ県の学習船「うみのこ」の船長・鈴木雅美さん(59)が、今月末で引退することになり、記念のセレモニーが14日、大津市の琵琶湖大橋港に停泊中の船内であった。
 「うみのこ」は、1983年に就航。県内の全ての小学5年生が1泊2日で琵琶湖の環境などを学ぶ学習航海を続けており、これまでに約53万人が乗船した。琵琶湖汽船(本社・大津市)が運航を担い、鈴木さんは約17年前から船長を務めてきた。今月末で定年を迎えるため、船長の仕事を後輩に引き継ぐ。
 締めくくりとなった13、14日の航海には、大津市内の四つの小学校の児童ら約170人が乗り込んだ。
 式では、児童の代表が「とても...

17/12/14

■波乱含みの湖国政界と迫る知事選(2)(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0025255
=市民の会しが、立憲県連に期待=
 【全県】 10月の衆院選の結果、自民・公明などの改憲勢力が国会発議に必要な3分の2を大きく超える中、県内の各選挙区(1―4区)に野党統一候補を擁立し、全敗した共産と社民、市民団体らが「改憲発議を阻止するには、(通常国会のある)来年前半までが勝負どころ」と運動強化を図りながら、野党第一党に躍進した立憲民主党の県組織立ち上げの動きを注視している。来夏の知事選(来年7月19日任期満了)と絡む動向を探った。(高山周治)
民進とは課題別連携視野に
改憲阻止へ超党派組織結成の動きも
 市民団体「市民の会しが」と共産、社民は2日、近江八幡市内で集会を開き、衆院選を振り返るとともに、安保法制を前提とする改憲を阻止する今後の取り組みについて議論を交わした。
 この中で統一候補として1区から出馬し、落選した社民県連代表、小坂淑子氏は、「(希望へくら替えした)民進県連の説明責任は消えず、新代表が就任したのに果たされていない。民進がアクションを起こさないと、共闘はこれ以上前へは進まない」と、不信感を露わにした。
 これに対して衆院北海道では、野党統一候補(立憲、共産、社民の3党、市民団体)が小選挙区と比例ブロックの計20議席中、半数近い8議席(小選挙区5、比例3)を獲得し「立憲王国」を築いた。
 共闘の中心を担った「市民の風北海道」共同代表の川原茂雄氏(札幌学院大学教授)は、「北海道5区補選での共闘経験があったから、(民進最大の支持母体である)連合北海道とは裏で地道につながっていた」「選挙のノウハウをもつ労組を無視して選挙は勝てない。忍耐強く、関係をどう持つか考えるべき」と、市民団体と連合の連携を重視した。
 その一方で、野党共闘の活路とみられるのが、県議会の知事与党会派「チームしが」所属の山田実・元県議を中心に進む、立憲民主の県連組織立ち上げの動きだ。これについて「市民の会しが」幹部は、「来年度も民進県連が今のままで残れば、憲法、知事選、原発など課題ごとに連携することになるが、立憲民主と希望に分裂すれば、立憲を含めた野党4党の共闘関係を県内で具体的につくりたい」と意欲を語った。
 このような中、改憲阻止の新しい取り組みとして、核兵器禁止条約を全ての国に結ぶことを目指す世界的な署名運動「ヒバクシャ国際署名」にあわせて、県内の推進団体「ヒバクシャ国際署名を広げる県民の会」が10日結成された。
 前出の市民の会しが幹部は「元知事の武村正義氏と国松善次氏、せっけん運動をリードした細谷卓爾氏らが参加する超党派の運動を、幅広い野党共闘のモデルにしたい」と話していた。

■雪で東海道新幹線に遅れ 滋賀・米原で降雪7センチ(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171214000068
 JR東海は14日、滋賀県米原市付近に降り積もった雪の影響で同日午前、新大阪−名古屋の東海道新幹線に最大約20分の遅れが出ていると発表した。
 JR東海によると、岐阜羽島(岐阜県羽島市)−京都の上下線で14日の始発から、通常よりも減速した時速170〜230キロで運行している。
 彦根地方気象台(滋賀県彦根市)によると、同県米原市で同日午前10時現在の降雪量は7センチ。

■熊本市議会が大西市長の減給案可決 「不当要求」の市議に辞職勧告(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/171213/rgn1712130010-n1.html
 熊本市議会は12日、自身が代表を務める漁協への不適正支出を市にさせたとして、北口和皇(かずこ)市議(59)に対する辞職勧告決議案を可決した。外部監査で「北口市議の働きかけに職員が迎合した」と認定された責任を取り、大西一史市長らの減給条例案も可決した。北口氏は、体調不良を理由に議会を欠席した。
 北口氏については、市職員へのパワハラや、不当要求を繰り返し市の業務を妨害したとして、市議会が平成27年11月と28年12月に辞職勧告を決議した。熊本市の付属機関である市政治倫理審査会も28年10月、辞職を勧告した。いずれも法的拘束力はない。
 市議会は調査特別委を設けており、北口氏が辞職に応じない場合、兼業を禁止する地方自治法に抵触しないか追及する。
 11月に公表された市の外部監査は、24〜27年度に漁協に対し、北口氏の強い働きかけを認定した。外来魚捕獲事業などの支出計約510万円を不適正としたほか、漁協の業務請負が違法の恐れがあると指摘した。これに対し北口氏は、市議会特別委で「不当要求はしていない」と反論した。
 市は漁協に計約122万円の返還を請求した。責任を取って来年1月から3カ月、大西市長を減給20%、当時の責任者だった多野春光副市長を減給10%とする条例案を提案した。
 大西氏は議会終了後の記者会見で「多選議員の働きかけや要求を、市職員がのむ悪しき慣習があった。行政がゆがめられた事実を重く受け止め、市政トップとして責任を明確にした。一掃するには、強い覚悟と息の長い取り組みが必要だ」と述べ、不当要求対応マニュアルを策定する方針を示した。市は北口氏の農業委員など3つの役職の解職を進める手続きにも入った。
 この日の市議会では、乳児連れで議場入りした緒方夕佳市議(42)に対し、議長名で厳重注意した。

■余呉32センチ、県北部に大雪 14日の昼前まで(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20171214/CK2017121402000008.html
 冬型の気圧配置が強まった影響で、県内は十三日、厳しい冷え込みとなった。長浜、米原、高島市では大雪注意報が発令され、彦根市では初雪を観測した。県北部の大雪は長いところで十四日昼前まで続く見込み。
 彦根地方気象台によると、午後四時までの積雪は長浜市余呉町柳ケ瀬で最大三二センチを記録。最低気温は甲賀市土山で氷点下三・三度、大津市で同〇・二度と今季一番の冷え込みとなった。長浜市は〇・二度、米原市は〇・三度、彦根市は一・一度を記録した。
 県内屈指の豪雪地帯の長浜市余呉町では、住民らが朝から雪かきに追われた。同町椿坂の山田真一さん(85)は「まとまった雪は例年より一カ月くらい早い印象。今年の冬は長くなりそうだ」と話した。
 十四日午後六時までの二十四時間の予想降雪量は県北部の山間部で二〇センチ、平野部で一〇センチとなっている。(渡辺大地)

17/12/13

■ガソリン価格 13週ぶりに値上がりストップ(テレ朝news)http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000116609.html
 レギュラーガソリンの平均価格は、13週ぶりに値上がりが止まりました。
 資源エネルギー庁が発表した今月11日時点のレギュラーガソリン価格は、全国平均で1リットルあたり141円40銭で、前の週と同じ水準でした。元売り価格から小売価格への転嫁が遅れた影響が一巡したことやOPEC(石油輸出国機構)総会で来年12月までの減産が予想通りに決まったこと、為替が安定していることが大きな要因です。石油情報センターでは来週も横ばいとみています。

■レギュラーガソリン、上昇一服…141.4円で前週と変わらず(Responce)https://response.jp/article/2017/12/13/303680.html
資源エネルギー庁が12月13日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、12月11日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は、前週と同じ141.4円だった。
レギュラーガソリンの平均小売価格は9月11日の調査以来、12週連続で値上がりしていたが、価格上昇は小休止となった。
地域別では四国で0.7円、中部で0.3円、北海道と中国で0.1円値上がり。東北では0.1円値下がり。関東と近畿、九州・沖縄では前週と同価格だった。またハイオクガソリンは152.2円、軽油は119.4円、ともに前週より0.1円高だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、12月13日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は133.4円/リットル(前週比+0.1円)、ハイオクは144.4円/リットル(+0.4円)、軽油は107.6円/リットル(−0.8円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■彦根で初雪観測 昨年より2日遅く(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171213000103
 彦根地方気象台は13日、滋賀県彦根市で初雪を観測したと発表した。平年と同じで、昨年より2日遅い。
 同気象台によると、同市で午前8時25分ごろから約5分間、雪が舞ったのを職員が目視で確認した。冬型の気圧配置が強まった影響で、大津市では最低気温が平年より3度低い氷点下0・2度となり、今季最低を記録した。

■琵琶湖の島に日帰りツアー 23日「冬の食を訪ねる」(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171213000075
 琵琶湖に浮かぶ沖島(滋賀県近江八幡市)の食や暮らしに親しむ日帰りツアー「冬の沖島の食を訪ねる」が23日、沖島一帯で開かれる。
 エコツーリズム協会しがと琵琶湖汽船が企画。当日は午前9時半に大津市の大津港に集合し、観光船で移動しながら琵琶湖の保全をテーマにした講演などを聞く。同11時半から沖島でフナの「じょき」やイサザの「じゅんじゅん」など湖魚料理を味わい、住民と交流する。
 午後1時からは、沖島の住民から島の未来や暮らしなどの話を聞き、意見交換する予定。帰路の船中でも琵琶湖の活用などをテーマに話し合い、同5時ごろ解散する。
 参加費は昼食代などを含め6千円で先着50人。
 申し込みはファクスか電話で。琵琶湖汽船077(524)5000。

■滋賀県の歳入確保策に厳しい注文 議会「新たな発想必要」(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171212000217
 滋賀県財政の悪化が見込まれる中、県議会では県の来年度当初予算編成に向けた歳入確保策に厳しい注文が相次いでいる。12日の一般質問でも低迷が続く県の施設へのネーミングライツ(命名権)の見直しや新たな税財源の創設を求める意見が続出し、県が掲げる「一歩踏み込んだ行財政改革」の推進を強く迫った。
 竹村健県議は「今までの価値観にとらわれず、新たな発想で手をつけることが必要だ」と訴え、命名権の売却先の募集を民間業者に委ねる手法の導入や、屋内スポーツ施設の壁への広告設置などを提案した。
 県は2012年にびわ湖ホールの大、中、小各ホール(大津市)の命名権の売却先を募集して以降、5年間で20施設にネーミングライツを拡大してきた。
 だが、売却が決まったのは滋賀日産リーフの森(年60万円)、長浜バイオ大学ドーム(同240万円)、ウカルちゃんアリーナ(同300万円)の3施設のみ。成約は1年半近く増えておらず、本年度の収益は見込み額の1割に過ぎない。
 11日にも目片信悟県議が「売れないものをいつまで店頭に並べるのか。なぜ売れないかを早急に分析すべきだ」と在り方の見直しを求めた。
 県は来年度以降、毎年度百億円以上の財源不足を見込むが、来年度予算で捻出する歳入見込み額はネーミングライツで30万円、広告事業で390万円、土地売却で約5億円など計6億3900万円にとどまる。
 4日間の一般質問では、琵琶湖に繁茂する特定外来生物の水草オオバナミズキンバイの有効活用や、プレジャーボート利用者への安全講習会の実施、伊吹山で導入した入山協力金制度(一人300円)の県内全域への拡大なども提案された。
 三日月大造知事は「あらゆる可能性を検討し、一層強力に推進する」とし、歳入確保に全庁挙げて取り組む意欲を示している。

17/12/12

■「寒気来た」前倒しでスキー場オープン 滋賀・奥伊吹(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171212000170
 強い冬型の気圧配置の影響で寒気が入り込んだ12日、滋賀県米原市甲津原の奥伊吹スキー場が県内のトップを切ってオープンした。積雪45センチを記録、平日にもかかわらず雪を待ち望んだスキーヤーやスノーボーダーら約100人が訪れ、今季の初滑りを楽しんだ。
 彦根地方気象台によると、この日は最高気温が今冬で最も低い6・4度までしか上がらない寒い一日となった。
 同スキー場では、未明から早朝にかけて15センチの降雪があり、ゲレンデはさらさらの新雪で覆われた。冬型を見越して予定よりも4日早いオープンを決め、11日午前にホームページなどで告知したという。
 城陽市から同僚3人で訪れた看護師小野優奈さん(23)は「雪が柔らかく転んでも痛くない。めっちゃ楽しい」と新雪を満喫した。
 同スキー場の草野丈太社長は「週内は低い気温が続き、雪雲も入ってきそう。人工降雪機をフル稼働させ、週末に全面滑走できるようにしたい」と期待した。

17/12/11

■外来魚駆除費削減に疑問の声 国に支援求める滋賀県(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171211000137
 財政悪化が見込まれる滋賀県が、外来魚駆除への補助金を減額する方針を示したことについて、11日の県議会で、県議から「国へ駆除の財政支援を求めながら、県が予算、目標を減らすのは道理が通らない」と県の水産戦略に疑問の声が出た。県は漁業者の減少などで駆除目標が達成できていない現状を説明し、来年度の駆除目標引き下げを検討するとした。
 県は今年11月、財源確保に向けた事業見直し案の中で、県漁業協同組合連合会が行う外来魚駆除事業や、県水産振興協会が行うホンモロコの生産・放流事業への補助金減額を明記した。
 見直し理由として、外来魚対策では、魚の小型化や刺し網漁を行う漁業者の高齢化による減少などで、駆除目標の半分程度しか達成できない年があると説明。本年度も目標(310トン)に対し、180トン程度にとどまる見込みのため、来年度から目標を250トンに減らすとした。
 ホンモロコでは、過去最低の漁獲量だった2004年の5トンから15年は16トンに回復し、一部で稚魚の増加が確認できるなど「危機的な状況は脱した」との見解を示した。その上で、放流量は変えず、緊急対策として06年度から増額した補助金を見直すとした。
 質問した杉本敏隆県議(共産)は、外来魚駆除について、「駆除量が減ったから目標を減らすのではなく、漁業者が積極的に駆除にあたれるような方策や努力が必要だ」と抜本的な対策を要請。ホンモロコは「ピーク時(1974年)の370トンの漁獲からみれば、まったく回復したとは言えない」と指摘し、増やす取り組みの充実を求めた。

■釣り具窃盗容疑で男逮捕 被害中学生の機転お見事(神戸新聞NEXT)https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201712/0010808492.shtml
 兵庫県警加古川署は11日、窃盗の疑いで土木作業員の男(28)=加古川市=を逮捕した。
 逮捕容疑は10日午後1時前、同市加古川町の釣具店駐輪場で、男子中学生(14)=高砂市=が止めていた自転車の前かごから、釣りざおなど釣り具7点(約3万円相当)を盗んだ疑い。容疑を認めているという。
 同署によると、盗まれた釣り具は生徒が店に入った際に置いていた。生徒は被害に気付き、中古釣具店など周辺の店に友人と手分けして被害を伝えたという。約1時間後、男が中古釣具店へ、下取りに出そうとし、店員が気付いて通報した。

17/12/09

■県道マキノ線 高島の通行止め解除 ビワイチルート復旧 交互通行に(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20171209/ddl/k25/040/463000c
 今年4月から土砂崩れで通行止めになっていた高島市マキノ町海津の県道西浅井マキノ線の応急復旧工事が完了し、8日午後5時から常時、片側交互通行ができるようになった。
 今年4月18日、土砂崩れで全面通行止めになった。その後に普通自動車、バイク、自転車、歩行者に限って土曜、日曜、祝日のみ片側交互通行を可能...

■琵琶湖の釣り有料化を検討 県議会(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20171209/CK2017120902000006.html
 琵琶湖での外来魚釣りやバーベキューについて、三日月大造知事は八日、環境保全の観点から有料化を検討するため、国内外の先進事例を調査していることを明らかにした。県議会一般質問で岩佐議員の質問に答えた。
 主にブラックバスを狙う外来魚釣りを巡っては、釣り糸などを放置する釣り客のマナーの悪さが指摘されている。十一月に近江八幡市であった首長会議でも、守山市の宮本和宏市長が「釣り客に何らかの負担をもらう仕組みを考えられないか」と発言していた。
 県は七月、琵琶湖の保全再生のあり方を考える検討会議を設置。目指すべき取り組みを「知る」「関わる」「続ける」の三つに分け、滋賀大に先進事例の調査を依頼している。
 調査対象には、河口湖の釣り客を対象に遊漁税を徴収している山梨県富士河口湖町や、富士登山者に対し入山協力金を任意徴収している山梨、静岡県などが挙がっている。
 三日月知事は、本年度中に調査結果がまとまることを踏まえ「慎重かつ丁寧に検討していきたい」と述べた。
 県琵琶湖保全再生課によると、費用負担の検討はクルーズ船利用者なども対象とする。ただ、担当者は「琵琶湖は広く、どこからでも入れる。徴収方法など整理すべき課題は多い」と話している。
 県は過去に、ボートの所有者らを対象にした「湖面利用税」や「琵琶湖レジャー利用税」の導入を検討したが、徴収者の特定が困難なことなどから断念した経緯がある。県議会十一月定例会議は八日、六議員が一般質問した。(鈴木啓紀)

■県道西浅井マキノ線の応急復旧工事完了(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASKD77HXNKD7PTJB01L.html
真田嶺
 降雨による土砂崩れで被害を受けた県道西浅井マキノ線の応急復旧工事が終わり、8日夕から片側交互通行できるようになった。一帯は桜の名所として有名で、自転車で琵琶湖を一周する「ビワイチ」の県のお薦めコースの一部だった。
 県道路課などによると、今年4月18日に降雨の影響とみられる土砂崩れが発生し、高島市マキノ町海津の海津大崎付近から約2キロの県道は通行止めになった。
 「ビワイチ」のシーズンとなる7月末から約1カ月は片側交互通行を認めたが、それ以降は平日通行止めし、復旧工事を進めてきた。ビワイチを楽しむ人たちには、山側を通る国道303号と国道161号の迂回(うかい)ルートを案内していた。
 県ビワイチ推進室の担当者は「...

17/12/08

■琵琶湖の新学習船に神鋼製アルミ材 県教委、安全性確認(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171208000175
 滋賀県教育委員会は8日、建造が進む琵琶湖の新学習船「うみのこ」で、神戸製鋼所のアルミ材を一部使用していることを明らかにした。データ改ざんの製品ではなかったが、県教委は念のために強度試験を実施し、安全性を確認したという。来年5月の運航開始に向け、12月下旬に進水式を行うことも分かった。
 県議会で木沢成人県議(良知会)の一般質問に青木洋教育長が答えた。県教委によると、神戸製鋼所の製品データ改ざんが明らかになったのを受け、11月にうみのこの建造を受注した造船会社に使用部材を確認した。柱など船体の一部に同社のアルミ材が使われ、データ改ざんの製品ではなかったが、「安全性の確保が重要」として、国土交通省中国運輸局が立ち会い、第三者機関で強度試験を行った。
 大津市の造船所で建造が進む「うみのこ」は、船体ブロックの組み立てが完了し、進捗(しんちょく)率は8割ほど。年明けから内装や電気設備工事を本格的に行い、ほぼ予定通りに作業は進んでいるという。

■滋賀県「琵琶湖八珍フェア2018」期間限定開催 平成30年1月5日(金)〜平成30年2月28日(水)(共同通信PRワイヤー)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171208000175
平成29年12月8日
滋賀県 農政水産部 水産課
〜 琵琶湖を代表する八種の魚介類を五感で楽しむ 〜
「琵琶湖八珍フェア2018」期間限定開催
平成30年1月5日(金)〜平成30年2月28日(水)
滋賀県は、琵琶湖八(はっ)珍(ちん)をはじめとするびわ湖で育まれた湖魚食材の魅力を多くの方に知って、味わってもらうため、琵琶湖八珍を使ったメニューを提供する『琵琶湖八珍フェア2018』を平成30年1月5日(金)から平成30年2月28日(水)の期間実施します。
本フェアでは、びわ湖沿岸に立地する4つのホテルが「琵琶湖八珍食堂」として、びわ湖の風景とともに、びわ湖で育まれた琵琶湖八珍をびわ湖の恵みとして感じることのできる特別メニューを提供します。また、県内外160の店舗が「琵琶湖八珍サテライト食堂」として、より身近に美味しく琵琶湖八珍を味わうことのできるメニューを提供します。
なお、琵琶湖八珍は、びわ湖の特徴的な魚介類であるビワマス・コアユ・ハス・ホンモロコ・ニゴロブナ・スジエビ・ゴリ・イサザの8種で構成されています。平成25年末、県立安土城考古博物館が来場者へのアンケートを基に、供給量などを考慮して選定したものです。
また、フェア期間中、「琵琶湖八珍食堂」で料理人によって作り出された逸品を体験していただき、琵琶湖八珍をはじめとする湖魚の魅力を発信していただくモニターを募集するとともに、参加店舗にて食事やお買い物をされた方には、抽選で琵琶湖八珍オリジナルグッズをプレゼントする企画も実施します。
『琵琶湖八珍フェア2018』概要
《期間》平成30年1月5日(金)〜平成30年2月28日(水)
《内容》
(1)琵琶湖八珍食堂による特別なコースメニューの提供
@〜湖岸から琵琶湖を望む〜『琵琶湖八珍のお弁当』
提供場所:奥琵琶湖マキノグランドパークホテル(高島市)http://www.gphotels.jp/
A〜街中から琵琶湖を望む〜『湖国フレンチ』
提供場所:琵琶湖ホテル(大津市)https://www.keihanhotels-resorts.co.jp/biwakohotel/
B〜船と琵琶湖を望む〜『琵琶の恵み』、『琵琶の美食』、『ファヴォーレ』
提供場所:北ビワコホテルグラツィエ(長浜市)http://www.k-grazie.co.jp/
C〜大橋と琵琶湖を望む〜『恵り(めぐり)』
提供場所:セトレマリーナびわ湖(守山市)http://hotelsetre-biwako.com/
(2)琵琶湖八珍サテライト食堂(160店舗)による身近に体験できるメニューの提供等
※詳しくは(琵琶湖八珍サイト)http://shigaquo.jp/hacchin/info/fair201712.html
琵琶湖八珍のそれぞれの特長
@『ビワマス』〜きめ細かな食感、マス類の女王〜
「琵琶湖の宝石」ともいわれる滋賀を代表する魚。産卵期には雨が降ると川へ遡上することから、雨の魚(あめのうお)とも呼ばれる。
A『コアユ』〜香りとさわやかな苦み、小さくても成魚〜
琵琶湖で育つアユは体長10cm程度にしかならず、コアユと呼ばれる。また冬に獲れる稚魚は、透明な身体で氷魚(ひうお)と呼ばれ、冬の贅沢な味覚となっている。
B『ハス』〜上品で淡泊な白身、素朴な湖の味わい〜
コイ科の中では珍しく魚を食べるが、歯がないため口が「へ」の字に曲がり、捕まえた魚を逃さない仕組みになっている。
C『ホンモロコ』〜ほのかな甘み、野趣あふれる湖国の美〜
姿が美しく、高級魚として扱わられるホンモロコ。琵琶湖には数種のモロコが生息しているが、その中でもホンモロコの姿焼きは絶品。
D『ニゴロブナ』〜香りと酸味とコク、まさに発酵食品の王様〜
3種類のフナが琵琶湖には生息し、中でもニゴロブナは、卵と身のバランスがよいことから、その多くは、近江の味を代表する「ふなずし」に使われる。
E『スジエビ』〜甲殻類の濃厚なうまみをたっぷりと〜
滋賀の伝統食「エビ豆」の材料に使われるスジエビ。透明の身体が美しく、黒いスジ模様が見られる。
F『ゴリ(ウロリ・ヨシノボリ)』〜鮮度が命、奥深いここだけの味〜
夏の味覚として珍重されてきた魚。吸盤状のヒレを持ち、湖畔のヨシ(植物)にくっつくため、ヨシノボリとも呼ばれる。
G『イサザ』〜小さな体にうま味がぎゅっと詰まる〜
冬の味覚として、地元で食べられてきたイサザ。濃厚でしっかりとした出汁がとれる魚。

■台風21号 洗堰全閉、県強く反発 琵琶湖水位上昇、長時間なら大被害 国「規則に従った」(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20171208/ddl/k25/040/517000c
 10月に台風21号が県内を襲った際、大津市の瀬田川にある瀬田川洗堰(あらいぜき)(同市南郷)を管理する国土交通省琵琶湖河川事務所が、堰を完全に閉じる「全閉」操作を実施し、県内の自治体首長や県議らに反発が広がっている。下流の被害抑止と引き替えに上流の琵琶湖で水位が上昇し、長時間に及べば県内で被害が懸念されるからだ。今回は短時間だったが、県は遺憾の意を国に伝え、7日の県議会本会議では三日月大造知事が「誠に残念だ」と改めて述べた。これに対して国側は「規則に従った」と説明し、両者の立場は平行線のままだ。【大原一城】
 瀬田川は琵琶湖から流れ出す唯一の天然河川で、宇治川、淀川と名前を変えて大阪湾に注ぐ。水量を調節するため、現行の洗堰は可動堰として1961年に設置。ただ、全閉操作は琵琶湖の水位上昇の「副作用」が大きいとされ、通常は実施せず、国も「将来は全閉操作を原則しない」との方針は定めている。それでも2013年には41年ぶりに実施し、今回は4年ぶりになった。
 国交省琵琶湖河川事務所によると、台風21号では下流の天ケ瀬ダム(京都府宇治市)で流入量が基準値を超え、10月23日午前1時52分に全閉を開始。同3時半までの約1時間半閉じた後、基準を下回ったことから再び開けた。
 この時、県は全閉前に同事務所から連絡を受け、電話や文書で回避を要請。全閉後も早期にやめるよう求めた。
 今回は短時間だったため琵琶湖の水位上昇は0・4ミリにとどまり、影響は限定的だったとみられる。ただ近年は実施されなかった操作が立て続けにあったことで懸念が広がり、県内市町の首長や県議らが激しく反発している。
 7日の県議会本会議では自民党の県議が「滋賀がいわばダム的存在を押し付けられている」と批判した。三日月知事は「全閉は沿岸部の浸水を助長し、県民生活に多大な影響を及ぼす」と答弁。今後は「国などに粘り強く、強く立場を訴えていく」ともした。
 三日月知事は、全閉の判断基準になっている天ケ瀬ダムの再開発に加え、瀬田川より下流の宇治川の改修などを国に要望し続けることが重要との立場だ。これに対して自民県議や首長らは、嘉田由紀子前知事から続く「ダムだけに頼らない流域治水」を掲げる三日月氏の政治姿勢を疑問視。嘉田氏が大阪府などと合意していったん凍結された大戸川ダム(計画地・大津市)の建設に結び付ける主張も強めている。来年7月に任期満了を迎える知事選もにらんださや当てが続きそうだ。

17/12/07

■海津大崎県道、終日交互通行に 滋賀、平日は8カ月ぶり(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171207000197
 滋賀県は7日、土砂崩れで土日祝日のみ片側交互通行としていた高島市の海津大崎の県道について、8日午後5時から終日片側交互通行ができるようにすると発表した。県道西浅井マキノ線は自転車での琵琶湖一周観光のルートで、今年4月の豪雨被害の復旧工事のため平日は通行止めにしていた。

■パドルボード中の大阪の66歳男性が溺死 滋賀・琵琶湖(産経ニュースWEST)http://www.sankei.com/west/news/171207/wst1712070026-n1.html
 6日午後5時10分ごろ、滋賀県彦根市新海町の琵琶湖で、ボードに乗りパドルで水面をこいで進むレジャー「スタンドアップパドルボード」をしていた大阪府枚方市の無職、友江豊広さん(66)が戻ってこないと、マリンショップの男性経営者から滋賀県警彦根署に通報があった。署員らが捜索し、約3時間後に湖岸から約3メートル沖合に浮いている友江さんを発見したが搬送先の病院で死亡が確認された。死因は溺死。
 同署によると、友江さんは数人のグループで訪れ、午後2時ごろから1人でスタンドアップパドルボードを始めていたという。

■立ちこぎ用ボードから転落か、琵琶湖で男性死亡(YomiuriOnLine)http://www.yomiuri.co.jp/national/20171207-OYT1T50055.html?from=ytop_main6
 6日午後8時15分頃、滋賀県彦根市新海町の琵琶湖岸で、立ちこぎ用のボード(長さ約4メートル)で湖に出ていた無職友江豊広さん(66)(大阪府枚方市)が、意識不明で浮かんでいるのを県警彦根署員が見つけた。
 友江さんは病院へ運ばれたが、死亡が確認された。同署は、ボードから転落して溺れたとみている。
 発表では、友江さんは同日午後2時頃、現場近くのスポーツショップでボードを借り、1人で湖に出た。午後5時過ぎになっても戻らないため、店が県警に通報していた。発見時、救命胴衣を身に着けていた。
 立ちこぎ用のボードは、「スタンドアップパドルボード」と呼ばれ、水面に浮くボードに立ったまま乗り、パドルを使って進む。

■波乱含みの湖国政界と迫る知事選(1)(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0025202
=模索続く立憲県連の立ち上げ=
 【全県】 10月の衆院選では各小選挙区(1〜4区)とも自民候補が完勝し、民進から鞍替えした希望や無所属候補、共産、社民、市民団体らの野党統一候補らは全敗した。とくに民進にはいまも余震が残り、県連の立て直しは前途多難だ。この中にあって、先の衆院選で野党第一党に躍進した立憲民主の県連組織立ち上げの動きが出始めている。来夏には知事選(来年7月19日任期満了)が迫る中、波乱含みの湖国政界を連載で追ってみた。(石川政実)
 立憲民主は先月27日の役員会で、年内をめどに都道府県の地方組織を立ち上げるよう努力する方針を確認した。
 滋賀県でも県連立ち上げの模索が始まっている。その中心人物の一人が三日月知事与党の県議会会派「チームしが」の元県議(65)である。
 元県議は新党さきがけ党本部事務局長時代から、立憲民主の枝野幸男代表や福山哲郎同幹事長と親交があり、県連組織立ち上げの要請を受けたとみられている。
 先月25日に東京で、慶応大学の小熊英二教授を講師に招いて「立憲民主党を話し合う自治体議員の会」が開かれたが、同氏も出席した。
 元県議は「『チームしが』の15人の県議のうち、5〜6人は立憲民主に共感を抱いているはずだ。本当は彼らが立憲民主立ち上げの旗を振るべきだが、民進県連や連合滋賀の縛(しば)りもあって動きが止められている」と思案顔だ。
 このような中、「チームしが」の井阪尚司県議は民進県連に離党届を提出し、先月16日の同党4区総支部の幹事会で了承され、現在、県連で協議中である。
 井阪県議は「民進の候補者が希望に鞍替えしたのには失望した。民進はどこへ進むのかさっぱりわからない。一番の問題は、党本部がすべてを決め、地域づくりに立脚していない点だ。ただ会派にはとどまりたい」と話した。
 10月の衆院選では、民進から出馬予定だった2区総支部長の田島一成氏、3区同の小川泰江氏、4区同の徳永久志氏らが同党を離党し、希望から出馬したが、ともに敗れた。
 また1区から川端達夫前衆院副議長の後継者として嘉田由紀子前知事も無所属で出馬したが惜敗した。衆参6議席すべてを自民に独占されてしまったのだ。
 民進県連では、先の全国幹事長会議で、地方組織(県連)とともに各総支部を残すことが了承されたため、現在、1〜4区総支部の幹事会を開催し、県議らの中から支部長を選ぶ作業に入っている。
 先月行われた2区総支部の幹事会では、先の衆院選で希望から出馬した田島氏がオブザーバーとして、中沢啓子県議を総支部長に選んだ。今月中に1〜4区の総支部長をすべて決定する構えだ。
 柴田智恵美同党県連代表は「総支部長を一日も早く決めて、いままでの民進の活動を大事にしながら、しっかりと立て直したい。来年1月下旬には党本部の大会があり、ここで方針や政策が出てくるものと期待している」と毅(き)然と語った。

■琵琶湖でレジャー男性死亡 パドルボードで一時不明(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171207000001
 6日午後5時10分ごろ、滋賀県彦根市のマリンショップの経営者(61)から、レジャーで琵琶湖に出た男性が戻ってこないと大津署に通報があった。彦根署などが捜索したところ午後8時すぎ、同市新海町の湖岸から約3メートルの湖上に男性が浮いているのを発見、救助したが、病院で死亡が確認された。
 同署によると、男性は午後2時ごろから、サーフボードの上に立ってパドルで進む「スタンドアップパドルボード」をしていたという。同署は男性の身元などを調べている。

■ガソリン小売価格、12週連続値上がり(SankeiBiz)https://www.sankeibiz.jp/macro/news/171207/mca1712070500008-n1.htm
 経済産業省資源エネルギー庁が6日発表した4日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、11月27日時点の前回調査より30銭高い141円40銭だった。12週連続で値上がりし、2015年7月27日以来、約2年4カ月ぶりの水準となった。
 灯油も18リットル(一般的なタンク1個分)で7円上昇して1509円となった。
 調査した石油情報センターによると、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国との協調減産の延長が決定したことや、サウジアラビアの政情不安など地政学的なリスクにより原油価格が上昇したことが要因。トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことによる影響は、現時点では限定的だという。来週は横ばいを見込んでいる。
 地域別では、32都道府県で値上がりした。上げ幅は長崎の1円80銭が最も大きく、新潟の1円10銭、青森の90銭が続いた。

■県内冷え込む 長浜市・柳ケ瀬で16センチの降雪(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASKD64VJDKD6PTJB00S.html
 大陸から流れ込んだ強い寒気の影響で県内は6日、未明から朝にかけて冷え込み、各地でこの冬一番の寒さとなった。最低気温は甲賀市土山町で零下1・9度、彦根市で1・7度を記録。長浜市北部ではまとまった雪が降った。彦根地方気象台によると、この寒さは9日まで続く見込み。
 県内でも有数の豪雪地帯で知られる長浜市余呉町の柳ケ瀬地区では、この日未明から雪が降り始め、午後5時までの24時間降雪量は16センチに達した。国道では朝から除雪車が出動。歩道や施設の出入り口などでも小型の除雪車が作業した。
 同気象台によると、この日の最低気温は甲賀市信楽町で零下2・8度、東近江市で零下0・3度、大津市で1・3度といずれも12月下旬並みの寒さとなった。日中もそれほど気温は上がらず、最高気温は軒並み10度を下回った。(田中昭宏)

17/12/06

■レギュラーガソリン、前週比0.3円高の141.4円…11週連続値上がり(Responce)https://response.jp/article/2017/12/06/303391.html
資源エネルギー庁が12月6日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、12月4日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は、前週比0.3円高の141.4円だった。レギュラーガソリンの値上がりは11週連続。
地域別では北海道0.7円、九州・沖縄で0.5円、関東と近畿で0.3円、中国で0.2円、四国と中部、東北で0.1円、全地域で値上がりとなった。またハイオクガソリンは0.2円高の152.1円、軽油は0.3円高の119.3円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、12月6日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は133.3円/リットル(前週比−0.6円)、ハイオクは144.0円/リットル(−1.0円)、軽油は108.4円/リットル(+0.6円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■「ボートと琵琶湖でアピールを…」来年開催、第2回びわ湖音楽祭の構想明かす(産経ニュースWEST)http://www.sankei.com/west/news/171206/wst1712060027-n1.html
 「琵琶湖周航の歌」の誕生100年を記念し、6月に開催された「びわ湖音楽祭」について、琵琶湖周航の歌100周年記念事業実行委員会(代表・嘉田由紀子元滋賀県知事)は5日、県庁で記者会見し、来年開催予定の第2回音楽祭を、琵琶湖の文化やスポーツを交えたイベントにするとの構想を明らかにした。
 嘉田代表は「琵琶湖周航の歌は、もともとアスリートがボートをこぎながら歌ったもの」と指摘。次回の音楽祭は単なる音楽イベントにとどまらず、「琵琶湖の持っているスポーツ的な価値と文化的な価値を一体化したい」との構想を示した。
 今年の音楽祭は大津市のびわ湖ホールで開催されたが、来年以降は周航の歌に登場する地域でも開催したいとしており、近江舞子などが候補に上がっている。複数会場での同時開催も検討しているという。
 嘉田代表は「全体を回ることでどれだけ多様な琵琶湖が見えてくるのかを多くの人に知ってもらいたい。特に若い人たちにつないでいきたい」と意欲を見せた。
 一方、実行委は今年開催した「第1回びわ湖音楽祭」とボートで琵琶湖をめぐる「なぞり周航」についての報告書をまとめた。成果や課題のほか、関係者の座談会なども掲載されている。
 報告書の希望者は「琵琶湖周航の歌100周年記念事業実行委員会事務局」(〒520−0531 大津市水明1の7の2)まで、印刷協力費(1冊500円)と返送用の切手を送付して申し込む。

■琵琶湖の活アユ漁解禁…初日の漁獲量昨年の2倍に(産経ニュースWEST)http://www.sankei.com/west/news/171206/wst1712060025-n1.html
 放流や養殖用に取引される活アユ漁が5日、琵琶湖で解禁となり、初日の漁獲量は平年を大きく下回る2・4トンあまりだったものの、記録的不漁だった昨年の約2・1倍に回復した。
 滋賀県水産課によると、この日は強風で一部で休漁した影響もあり、漁獲量は平年の4割程度にとどまった。一方、サイズは全体的に大きめで、特に琵琶湖北部で好調という。
 昨年から漁獲量が増加した要因として、特に人工河川から琵琶湖に下ったアユの量が多かったことが大きく影響したと考えられるという。

■琵琶湖 氷魚今年も不漁 初日「例年の4分の1」 漁解禁(毎日jp)https://mainichi.jp/articles/20171206/k00/00e/040/220000c
 琵琶湖に冬の訪れを告げる氷魚漁が5日、解禁された。滋賀県漁連のまとめでは初日の水揚げは計2.42トン。「極端な不漁」だった昨年初日の1.16トンは上回ったものの近年の6〜10トンからは遠く、「例年の4分の1の不漁」という。この朝は強風で出漁できなかったり、場所により好不調の差が出たりするなど、アユ資源と今後の漁に期待と不安が入り交じった。
 10月の台風21号で定置網の「えり」が大被害を受け、修復のため1日の解禁を延期していた。
 大津市の堅田漁協では強風でえり6統のうち3統にしか出漁できず、水揚げは136キロと昨年初日の267キロの半分。一昨年の1.8トンには遠く及ばず、今井政治・副組合長(68)は「少ない。今後に期待するしか……」と言葉少なだった。
 高島市の百瀬漁協は昨年初日の4.5キロから355キロに大きく増えた。えり4統全部が台風の被害に遭ったが、懸命の修復で間に合わせた。平山次夫組合長(67)は「今年の初日は落胆せずに済んだが、例年よりやや多い程度だ。今後も取れ続けるかどうか分からず不安だ」と話し、慎重な見方だった。
 近江八幡市の沖島漁協は強風のため出漁をすべて休んだ。奥村繁組合長(70)は「昨年は琵琶湖中で氷魚が取れなかったが、今年は取れるところもあり、アユはおるんやなと一安心できた」と期待をつないでいた。
 県漁連によると、台風21号で、氷魚漁の登録えり68統のうち62統が被害を受けた。解禁日までに52統が修復できたが、強風による休漁も目立った。氷魚漁は食用の鮮魚に先立ち、まず養殖向けの活魚を確保する。昨年は22トンの注文に対し8トンしか供給できなかったが、ほぼ同じ注文量の今年は今月下旬までに全量をまかなえそうだとしている。【塚原和俊】

■昨季の倍、でも平年の4割止まり 琵琶湖のアユ初水揚げ(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20171206/CK2017120602000008.html
 琵琶湖のアユ漁が五日、解禁された。初日の水揚げ量は二・四二トンで、歴史的不漁となった昨季(一・一六トン)の二倍を超える数字だが、平年比では約四割にとどまる。県漁業協同組合連合会(県漁連)は「決して良い数字ではないが、昨季を上回ったなら良しとしないと」と複雑な思いで受け止めた。
 例年の解禁日は十二月一日だが、十月の台風21号により、定置網「えり」の支柱が折れるなどの被害が各地で出たため延期していた。県水産課によると、初日の水揚げ量は不漁の昨季こそ一トン台にとどまったが、ここ数年は六〜九トンを記録する年もあった。
 この時季のアユは「氷魚(ひうお)」と呼ばれる稚魚で、養殖業者に一キロ四千円前後の高値で取引される。今季は一キロ四千六百円で、業者からは昨季より二トン多い二二・二トンの注文があった。
 県漁連は「不漁を経て、希少価値が出ているのかもしれない」と分析し、「二十日くらいまでには注文量をまかないたい」と展望した。「味、香り、姿形のいずれも良い」と品質には太鼓判を押す。
 琵琶湖のアユ漁は昨季、水揚げ量が平年の三分の一程度まで落ち込んだ。これを受けて県は八、九月、例年の二倍超にあたる十八トンの産卵用親アユを人工河川に放流。九月中に三十四億尾が琵琶湖に流れ出たといい、「早期アユ漁に必要な資源は確保できる見込み」としていた。
 県水産課は水揚げ量について、「台風被害や強風により休漁したえりがあることを踏まえれば、悪くない数字だ」と話した。県は、昨季に不漁となった原因の調査結果を年内に取りまとめる。(鈴木啓紀、成田嵩憲)

■アユ稚魚漁 やっと解禁 琵琶湖(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20171205-OYTNT50279.html
 昨シーズンは記録的な不漁に見舞われた琵琶湖のアユの稚魚(ヒウオ)漁が5日、解禁された。初日の水揚げは、過去最低だった昨年(約1・2トン)の倍となる約2・4トンだったが、例年(約5・7トン)の4割程度にとどまり、関係者はこのまま漁獲が続くかどうか慎重な見方を崩していない。
 県漁連によると、北半分の北湖を中心にした15漁協が、沖合に仕掛けた定置網「えり」39統から水揚げした。水揚げ量は2424キロで、湖西や湖北の漁協が比較的多かったという。
 今年は天候不順でえりの破損が目立ち、解禁を5日遅らせる措置を取った。稚魚は養殖や放流向けに県外からの注文が多く、今年は22・2トンが目標という。
 大津市の堅田漁協では早朝、漁師らが漁船を岸壁に着け、体長3センチ前後の稚魚をかごですくい、136キロの漁獲があった。副組合長の今井政治さん(68)は「サイズはいいが、思っていたより少ない」と不安げに話した。

■琵琶湖アユ漁解禁(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASKD46F00KD4PTJB00Z.html
石川友恵、藤牧幸一
 琵琶湖のアユ漁が5日、解禁された。昨期は記録的な不漁で漁師らを落胆させた。今期への期待は高まっているが、初日の漁獲量は平年の約4割だった。
 この日早朝、堅田漁港(大津市)にアユ漁を終えた漁船が戻ってくると、漁師がタンクいっぱいに入ったアユの稚魚「ヒウオ(氷魚)」を次々と水揚げした。養殖業者が銀色に輝いたアユを受け取った。
 堅田漁協副組合長の今井政治さん(68)の漁獲量は56キロ。昨年の解禁日(60キロ)よりも少なかった。多い時は1日に400キロとれた年もあったという。大きさも3センチほどで昨年と変わらなかったという。
 今井さんの表情はさえない。「...

17/12/05

■アユ「思った以上に少ない」 琵琶湖の漁、不安な船出(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171205000155
 琵琶湖のアユ漁が5日、解禁された。水揚げは計2・4トンで、平年(5・7トン)の約4割にとどまった。歴史的不漁だった昨季(1・1トン)の約2倍は取れたものの、漁師からは「今季も厳しいのか」との声が聞かれ、不安な船出となった。
 早朝、堅田漁業協同組合の船3隻が大津市本堅田2丁目の堅田漁港に戻ってきた。沖合の定置網えりで取った体長4センチ弱のアユの稚魚・氷魚(ひうお)を水揚げしたが、表情はさえない。副組合長今井政治さん(68)の船は昨季並みにとどまり「思っていたよりも少ない。初日にもっと取れないといけない」とつぶやいた。
 県漁業協同組合連合会によると、この日出漁したのは15漁協で、高島市や長浜市で昨季を大きく上回った漁協もあったが、県南部で振るわなかった。県漁連は「今季は平年並みの漁獲量の確保は難しいかもしれない」とみる。取れた氷魚は体長が均一で養殖に適しているなど好材料もあった。
 県によると、台風21号被害やこの日の強風で、漁に使用したえりの数は例年の約6割だった。氷魚は養殖業者に引き取られ、全国の河川へ釣り用に放流されるほか、食用として出荷される。

■琵琶湖アユ漁解禁、漁獲量例年の4分の1「今年も厳しい」(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171205000100
 琵琶湖のアユ漁が5日、解禁された。初日の漁獲量は滋賀県全体で計2・4トンとなり、例年(8〜9トン)の4分の1にとどまった。歴史的不漁だった昨季(1・1トン)は上回ったが、漁師からは「今季も厳しいだろう」との声が聞かれ、不安な船出となった。

■琵琶湖のアユ不漁続くか 不安の漁師、台風で道具も被害(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASKCG4VXXKCGPTJB00N.html?iref=comtop_list_nat_n04
石川友恵
 12月5日に解禁される琵琶湖のアユ漁を前に、漁師たちの表情がさえない。今年8月までだった前の漁期が記録的な不漁で、まだ原因がはっきりしないせいだ。小ぶりのアユは佃煮(つくだに)や甘露煮に重宝され、各地で養殖や放流用の需要も大きい。滋賀県などが不漁の原因解明に乗り出している。
 「60年ぐらいアユ漁をやっていて、こんな不漁は記憶にない」。琵琶湖の西側、同県高島市の今津漁業協同組合長の岡本和夫さん(77)は力なく話す。
 解禁後1カ月で例年500キロ、多ければ1トンとれるが、昨年12月は約100キロにとどまった。出漁も3日に1回ほどに減らした。「今年も期待より不安の方が大きい」と岡本さん。
 県によると、昨年は平年の約2...

17/12/04

■ヨシ刈り 「丸立て」冬の訪れ告げる 高島・針江浜(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20171204/ddl/k25/040/324000c
 琵琶湖の三大ヨシ原の一つ、高島市新旭町の針江浜で3日、群落の再生を促すヨシ刈りがあった。刈ったヨシを丸太のように束ねて互いに立てかける「丸立て」が約2ヘクタールのヨシ原のあちこちに立ち、冬の訪れを告げた。
 一帯は、湧き水を生活に使う昔ながらの水場「カバタ」のある針江集落と共に、国の重要文化的景観に...

■外来水生植物 繁殖防げ 拡大懸念、ボランティアら駆除 高島(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20171204/ddl/k25/040/321000c
 有害な外来水生植物、オオバナミズキンバイとナガエツルノゲイトウの駆除活動が3日、高島市新旭町の湖岸近くの水路であった。高島市に事務局を置く「美しい湖国をつくる会高島支部」が主催し、県、琵琶湖外来水生植物対策協議会などが協力。ボランティアら15人が参加した。
 指導した県生物多様性戦略推進室の中井克樹主幹によると、南湖で大繁殖したオオバナミズキンバイが北湖に広がり出している。北湖での群落は湖東の米原、彦根、東近江市の内湖3カ所にとどまるが、湖西では高島市新旭町の湖岸約2キロの間の水路河口部などで見つかっており、琵琶湖への流出による繁茂拡大が懸念される。ナガエツルノゲイトウは各地の湖岸などに相当広がっているという。
 両方ともちぎれた茎や葉から増える強い繁殖力のため「侵略的外来水生植物」と呼ばれる。中井主幹は「7月に除去したが、また群落ができている。駆除を重ねて拡大をここで食い止めよう」と訴えた。参加者は胴長を着て水路に入り、水面に広がる葉だけでなく水中の茎や底に張る根まで丹念にむしり取っていた。【塚原和俊】

17/12/03

■「幻の魚」ホンモロコ直売 滋賀・草津(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171203000041
 滋賀県内で2日、琵琶湖の魚介などに関わる催しがあった。市民らは参加を通じて環境への理解を深めるなどした。
 草津市下物町の道の駅草津では、休耕田で育てた琵琶湖固有種ホンモロコの直売会が開かれた。かつて煮物などで親しまれた「幻の魚」を買い求める客でにぎわった。
 ホンモロコは1996年ごろに収穫量が激減。同市内では2007年から生産者6人が「草津ホンモロコ生産組合」を結成して養殖に取り組んでいる。出荷前に1週間ほど地下水で飼っており、臭みを消して食べやすくしているという。
 この日は、生きたホンモロコを水槽に入れて運び込み、1袋500グラムで袋詰めして販売。午前9時から約1時間半で計27キロが売れた。天ぷらの試食もあり、買い物客らは「おいしい」「昔よく食べた」などと言葉を交わして味わった。2袋買った同市西渋川1丁目の川那辺操さん(84)は「今日中に料理したい」と話した。
 9、16両日にも同所で販売する。

■早朝の琵琶湖 空中散歩(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20171202-OYTNT50120.html?from=ycont_top_txt
◇高島で横断大会
 初冬の風物詩となっている第41回熱気球琵琶湖横断大会が2日、高島市安曇川町の近江白浜を起点に実施され、色とりどりの34基が早朝の琵琶湖上を彩った。
 関西の大学の同好会などを中心に結成された実行委員会の主催で、全国から集まった愛好者グループが参加。午前7時過ぎから次々に離陸し、穏やかな北西の季節風に乗って、対岸の東近江市まで約1時間の空中散歩を楽しんだ。
 出発地点の湖畔には、大勢の写真愛好家らが詰めかけ、気球を追いかけて盛んにシャッターを切っていた。
 3日も行われる予定だが、実行委によると、近江白浜近郊での自由飛行になる可能性が高いという。

■琵琶湖へシジミ放流 子どもらと地域住民一緒に(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASKD23QHZKD2PTJB006.html
真田嶺
 大津市の下阪本学区の子どもらが2日、地域住民と琵琶湖へシジミを放流した。今年で3年目の活動。周辺ではシジミの生息も確認され始めている。
 「昔は下阪本の浜でシジミもよく取れて、それが食卓に並んでいたと聞いた。また昔のような環境づくりは出来ないか」。同学区の市立日吉中の生徒から上がったそんな声に地域住民が応え、2015年から放流をしている。これまで20年以上続けてきた地域の清掃活動「下阪本クリーン作戦」と併せて実施し、環境改善に努めてきたという。
 この日朝、同市下阪本6丁目の新唐崎公園に、学区の小中学生や住民ら約200人が集まった。湖岸付近に落ちている枯れ葉やゴミを拾い湖岸を掃除した後、子どもらは「大きく育てよー」などと声をかけながら、湖北でとれたシジミ計約50キロを湖へ投げ入れた。この日は別の会場と合わせ計約350人で約100キロのシジミを放流。日吉中3年の新井啓人さん(15)は「僕たちが放流したシジミが育って、将来またここで収穫できるようになれば」。同中2年で生徒会副会長の刀根佳奈美さん(14)も「年配の方から小さな子まで力を合わせて取り組めて楽しい」と笑顔を見せた。
 地域の人たちも今夏、放流した...

17/12/02

■「アユは本当におるんか」 琵琶湖で5日解禁控え漁師不安(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171202000059
 昨季、不漁に見舞われた琵琶湖のアユ漁解禁を5日に控え、漁師が不安を募らせている。今年確認できた天然アユの産卵数は例年のわずか2%にとどまる上、10月の台風21号で定置網のえりが甚大な被害を受けた。漁師からは「何もかも流れが悪い。今季も不漁になったら本当に困る」との嘆きが聞かれる。
 県は昨季のアユ漁獲量は平年の3分の1程度とみている。8〜11月に琵琶湖で5回行った産卵数調査で確認できたのは2・7億粒だった。平年値は122億粒で、2・2%の量しかなかった。
 県は産卵用の親アユの放流量を2倍超に増やして、「早期のアユ漁に必要な分は確保できた」とするが、春以降の天然アユの漁獲に不安が残るという。
 追い打ちをかけたのが、台風によるえり被害だ。県漁業協同組合連合会によると、強風と大雨の影響で、えりの支柱が根元から傾いたり、網が流れたりした。県内のえり68カ所のうち、9割超で被害があった。
 漁師が自ら直し始めたが、水位が高く、強風の日は漁船を出せず作業ができない日も多かった。現時点で操業が可能なのは45カ所ほどで、本来の3分の2しかない。アユ漁解禁は例年、12月1日だが、えり被害の影響で5日に延期した。それでも修復が間に合わず、解禁日に漁に出ない漁協もあるという。
 12月は、アユが「氷魚(ひうお)」と呼ばれる幼魚の時期で、養殖業者に1キロ4千円前後の高値で取引される重要な時期だ。県漁連は「解禁が遅れても、量が取れれば影響はない。今年はアユの魚体が大きいという報告もあり、やってみないと分からない」と期待をつなぐ。
 県漁連の望月幸三会長は「多くの漁師から『アユは本当におるんか』という声を聞く。死活問題だが、今は不安の方が大きい」と話している。

■滋賀の図柄入りナンバーのデザイン決定 琵琶湖に浮かぶ島 認知度向上など期待(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/171202/rgn1712020067-n1.html
 来年秋に全国各地で導入される「地方版図柄入りナンバープレート制度」について、滋賀ナンバーのデザインが、琵琶湖に浮かぶ島をイメージした図柄に決定した。県が行った県民アンケートで、4割以上の支持を集めた。
 新たに決定したナンバーは、琵琶湖の湖面に浮かぶ島を淡い色調で描いたシンプルなデザイン。他に3つの図柄案があったが、県が10〜11月に行った県民アンケートでは、43・4%が最も良いと回答した。また、アンケートでは、図柄入り滋賀ナンバーの導入に80・9%が賛成し、導入された場合、62・6%が「取り付けたい」と回答するなど、高い関心を集めている。
 同制度では、地域の交通改善や観光振興のための寄付も募り、寄付する場合はカラー、しない場合はモノトーンのナンバープレートが交付される。
 今後、ナンバープレートの視認性などについてチェックが行われ、問題がなければ来年10月以降に交付が始まる見込み。
 県企画調整課は「図柄入りナンバー導入で、地域への愛着や滋賀県の認知度の向上などが期待できる」としている。

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