琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2017/11)

←Before          スクラップブックバックナンバー          Next→

17/11/30

■流れ逆らいスイスイ、オイカワ観察して 琵琶湖博物館(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20171130000111
 滋賀県立琵琶湖博物館(草津市下物町)で唯一、水流を起こせる水槽で、オイカワ約40匹が展示されている。群れで泳ぐ、この時期ならではの様子がつぶさに観察できる。
 コイ科のオイカワは県内では「ハエ」などと呼ばれる銀白色の魚。なれずしにも使われ、味が良くなる冬は「寒バエ」として知られる。産卵のピークは6〜7月で、エメラルドグリーンやピンクの婚姻色が出る。
 水槽「下流域の魚たち」(長さ6メートル、奥行き1・5メートル)では、体長10センチほどのオイカワが流れに逆らうように泳ぎ回っている。金尾滋史主任学芸員(37)は「ポピュラーで地味な魚だが、生活文化に根付いていて面白い。展示を通して光が当たれば」と話す。
 琵琶湖から遡上(そじょう)する魚を四季に合わせて紹介しており、オイカワは1月中旬ごろまで。その後はワカサギを展示する予定。

■二ツ池で釣り体験40人の親子が参加(タウンニュース)http://www.townnews.co.jp/0116/2017/11/30/409200.html
 駒岡池と獅子ヶ谷池からなる二ツ池公園の生き物に触れ合うための「釣り体験と生き物観察会」が11月19日、同公園で初めて開かれた。公園の管理を行う二ツ池公園愛護会(小山和雄会長/二ツ池愛好会ほか所属)が主催。
 2015年、同公園が整備されたときに「気軽に釣りができる場所に」と声があったことがきっかけ。特定外来種のブルーギルを駆除することも目的の一つ。
 当日は約40組の親子が参加。駒岡池では愛護会のメンバーから教わりながら、釣竿を使って実際に体験。8匹のブルーギルが釣れた。獅子ヶ谷池ではザリガニやクサガメの観察会があった。
 二ツ池ではヘラブナやテナガエビ、ギンブナなど様々な魚が釣れ、整備前釣りは禁止されていたが、現在は可能となっている。
 愛好会代表の池田文夫さんは「池で釣りができることを知らない人が多い。もっと自由に来てほしい。次は魚が多く釣れる暖かい時季に開催したい」と話した。

■えり 大被害 来月5日に氷魚解禁延期 台風ダメ押し 懸命の修復(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20171130/ddl/k25/040/486000c
 琵琶湖の伝統漁法の定置網「えり」の多くが10月の台風21号による風で大被害を受けていることが分かった。修復に時間がかかり、県漁連は12月1日の氷魚(ひうお)(アユの子魚)漁解禁を5日に延期したが、操業可能な登録えりは68統中46統と3分の2程度の見通しだ。望月幸三・県漁連会長は「壊滅的だ。約50年の漁師人生で初めてだ。さらに今年は天然アユの産卵状況も悪かった」と述べ、昨年の大不漁に続き、今季の氷魚漁にも懸念を示した。
 えりは湖岸近くから沖合にかけて設置した大掛かりな定置網で、魚の習性を利用して誘い込んで取る。望月会長の話では、湖底から伸びる強化プラスチック製のえりの支柱が折れたり曲がったり傾いたりして「ぐちゃぐちゃになった」。堅田漁協の今井政治副組合長のえりも湖底から杭(くい)が抜けて修復中で、ダイバーを2回入れたといい、「これだけの被害は経験がない」と話した。
 県漁連の西岡信夫顧問は「伊吹山からの風で大きなうねりができ、湖底のえりの根元から傾いた初めてのケースだ」と話す。県漁連によると、もともと昨年暮れに湖上が荒れてえりに被害が出ており、修復が追いついていない状態だったが、秋の台風21号によりダメを押された形だ。68統中、被害なしは6統だけで、高齢の漁師の中には廃業を考える人もいるという。
天然アユの産卵量激減
 一方でアユの資源量についても懸念が広がる。県水産試験場の調査では、今秋の天然アユの産卵量は2・7億粒で平年値120億粒のわずか2・2%。河川そ上が少なかったうえ、魚体もやや小さめだった。また、網を入れて行った氷魚調査では、10月中旬が1網当たり50尾(過去10年平均111尾)、11月中旬は同6尾(同89尾)だった。
 今年のアユ漁不振を受け、県は安曇川人工河川(高島市)への親アユ放流を例年の8トンから18トンと大幅に増やした。姉川人工河川(長浜市)分と合わせ計38・5億尾がふ化して琵琶湖に流入したと推計する。望月会長らは「今季も漁は厳しそうだ。人工河川生まれのアユだけが頼りだ」と期待をつないでいる。【塚原和俊】

■ガソリン、11週連続値上がり141円10銭(SankeiBiz)http://www.sankeibiz.jp/macro/news/171130/mca1711300500010-n1.htm
 経済産業省資源エネルギー庁が29日発表した27日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、20日時点の前回調査より1円ちょうど高い141円10銭だった。11週連続で値上がりし、2015年8月3日以来、約2年4カ月ぶりの水準となった。
 調査した石油情報センターによると、この週は原油価格が下落しガソリンの卸売価格も下がった。ただ、ガソリンスタンドなどではこれまでの値上がり分を十分に価格転嫁できておらず、値上げが続いた。担当者は「来週は横ばい圏」と小幅な値動きを予想した。

17/11/29

■レギュラーガソリン、前週比1.0円高の141.1円…10週連続値上がり(Responce)https://response.jp/article/2017/11/29/303089.html
資源エネルギー庁が11月29日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、11月27日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は、前週比1.0円高の141.1円だった。
レギュラーガソリンの値上がりは10週連続。3週連続で1円以上の大幅な値上がりが続いており、わずか2か月で約9円の上昇となっている。
地域別では四国で1.8円、北海道と近畿で1.3円、中部で1.1円、九州・沖縄で1.0円、中国で0.8円、東北で0.7円、関東で0.6円、全地域で大幅な値上がりとなった。またハイオクガソリンは1.0円高の151.9円、軽油は0.9円高の119.0円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、11月29日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は133.9円/リットル(前週比+0.6円)、ハイオクは145.0円/リットル(+0.9円)、軽油は107.8円/リットル(+1.0円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■ホンモロコの出荷が終盤 東近江の養殖池(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20171129/CK2017112902000008.html
 琵琶湖の固有種ホンモロコの水揚げが、東近江市百済寺本町の養殖池で終盤を迎えている。近くの山本哲夫さん(68)が10年前に休耕田を池に転用して、育てている。
 二十八日は午前八時半から作業。前日から水を抜き、干潟のようになった池に長靴姿で入り、トンボを使って水路を掘った。ピチピチと跳ねる生きの良いホンモロコを水路に落とすと、端まで追い込み、さっと網を手に取る。まさに一網打尽。みるみるバケツはいっぱいになった。
 今年は、十月に続いた台風が影響。水揚げは、千五百キロほど取れた過去と比べ、五百キロほどにとどまる見込みだが、山本さんは「質は申し分なし。大きさがそろっていて甘露煮には最高」と話す。
 甘露煮になったホンモロコは市内の道の駅「あいとうマーガレットステーション」で販売している。六十五グラム入り五百円(税込み)。希望者には生魚も販売する。(問)山本さん=090(3659)4844(小原健太)

17/11/28

■琵琶湖・沖島の特産品ずっしり 宅配便を受け付け(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20171128000099
 琵琶湖に浮かぶ沖島(滋賀県近江八幡市沖島町)の島民でつくる沖島町離島振興推進協議会は、湖魚のつくだ煮や野菜など島の特産品が詰まった宅配便「もんてくーる」の注文を受け付けている。
 昆布巻きとエビ豆やアユ、ゴリのつくだ煮、かきもち、湖魚の酢漬け、野菜の詰め合わせが楽しめるAセット(送料と消費税込みで4千円)と、昆布巻きの代わりにふなずしが入るBセット(同5500円)の2種類がある。限定各25セットで、沖島ファンクラブ「もんて」会員は各500円引き。
 申し込みは12月1日までに同協議会電話兼ファクス0748(33)9779。入金確認後、11日ごろに発送する。

17/11/27

■おばあちゃんおかえり 長浜・山本山にオオワシ(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20171127/CK2017112702000005.html
 国の天然記念物のオオワシが二十六日、長浜市の山本山に今季初めて飛来した。湖北野鳥センター(同市)によると、一九九八年から毎年確認されている個体で、飛来の時期は例年並み。
 午前六時二十分ごろ、野鳥撮影が趣味の岐阜県の太田和義さんが木に止まっているのを見つけ、センター職員が確認。えさを取る際の行動パターンなどから、同じ個体と判断した。
 高齢の雌とみられ、毎年飛来を心待ちにしている野鳥愛好者の間では「山本山のおばあちゃん」の愛称で親しまれる。琵琶湖のブラックバスが好物で、近くの山本山をねぐらに翌年二月下旬ごろまで越冬する。
 オオワシは羽を広げた大きさが二・四メートルで、国内の猛きん類では最大。定期的な飛来地は本州では数カ所しかない。(渡辺大地)

■滋賀らしいナンバープレート、最終案決定(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASKCS466SKCSPTJB00F.html
真田嶺
 県は24日、滋賀らしいデザインをあしらった自動車の「ご当地」ナンバープレートの最終案を公表した。琵琶湖と湖に浮かぶ島をイメージさせるデザイン。近く国土交通省に提案し、最終決定される。来年10月ごろから交付が始まる予定だ。
 このナンバープレートは、国交省が地方振興のために各地で導入を進める「地方版図柄入りナンバープレート」制度にのっとったもの。県職員がデザインした四つの図柄について先月上旬から約1カ月間、県のホームページでアンケートするなど検討してきた。
 最終案の図柄は「琵琶湖と島」をイメージしたデザイン。最低1千円の寄付金を支払うカラーと、寄付金なしのモノトーンの2種類が用意される。
 県によると、県民1887人が...

17/11/26

■オオワシ飛来、20年連続か 滋賀・長浜の山本山(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171126000084
 国の天然記念物オオワシ1羽が26日、長浜市湖北町の湖北野鳥センター近くにある山本山に初飛来した。同センターによると例年、この時期に姿を現す雌とみられ、同じ個体ならば、20年連続の飛来という。
 午前6時20分ごろ、岐阜県羽島市から野鳥の写真撮影に訪れたアマチュア写真家太田和義さん(52)が撮影し、センター職員が確認した。オオワシは体長約1メートル、翼を広げると約2・4メートルの大きさになり、地元では「山本山のおばあちゃん」の愛称で親しまれているという。
 オオワシはカムチャツカ半島で繁殖し、日本などに越冬のため飛来する。山本山付近は定期飛来地の南限とされる。
 同センターは「来年2月下旬ごろまで観察できる」としている。

■ビワマスの産卵見られますよ=琵琶湖博物館で展示中=(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0025113
 【草津】 県立琵琶湖博物館の水族展示室の「下流域の魚たち」の水槽では、産卵期を迎えて川に遡上(そじょう)してきたビワマスの展示を行っている。
 この季節、琵琶湖北湖に流れ込む川には、琵琶湖固有のビワマスが産卵のため遡上している。その光景を再現しようと、水槽で展示するもの。現在、婚姻色の出たビワマスが水槽の中を泳いでおり、時折、産卵に向けた行動(そこの砂を掘り、産卵床を作る活動)も確認されている。
 なおビワマスの展示は、12月上旬まで予定されている。

17/11/25

■カワウ ピーク時の2割に 集団営巣地が分散化 県環境審答申案「広域的な対策が必要」(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20171125/ddl/k25/040/505000c
 フン害やアユなどの魚の補食被害が問題となっているカワウの県内生息数がピーク時の5分の1に激減したことが県の調べで分かった。一方、コロニー(集団営巣地)は分散化しており、県環境審議会は「コロニーの分散化で漁業被害の悪化を感じている漁協もある」と指摘。県の第3次カワウ管理計画に「コロニーが河川や内陸部にも作られており、早い段階での管理、対策が必要だ」とする答申案をまとめた。【北出昭】
 カワウは日本の在来種。県によると、1970年代には全国で約3000羽になり絶滅の危機に瀕したが、環境の改善などから増え始めた。県内でも一時、生息が確認されないまでに減ったが、1980年代に竹生島(長浜市)と伊崎半島(近江八幡市)を2大コロニーにして大繁殖、ピーク時の2004年から09年までの間は3万〜4万羽で推移。騒音やフンの悪臭、営巣のための樹木の枝折りなどによる枯死、漁業被害など大きな社会問題になった。
 その後、高性能空気銃による営巣期を狙った駆除が効果を発揮。11年以降は2万羽を割り込み、今年5月の調査では7767羽にまで減少した。一方、10年まで、生息はほぼ2大コロニーだけだったが、現在は11カ所(ねぐらを含む)に分散、2大コロニーの占める割合も34%にまで減った。新しく確認された安曇川や野洲川は内陸部だが、伊崎半島より多く生息している。
 県は被害が顕在化していなかったころの4000羽程度を望ましい生息数としている。一方、琵琶湖のカワウが約600キロ離れた熊本県相良村で確認され、逆に長浜市で約300キロ離れた東京都港区のカワウが観察されるなど、移動距離の長い個体もいることから、答申では駆除や安定的な維持管理には広域対策が必要と指摘する。

■滋賀ナンバーの図柄「琵琶湖+島」に(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20171125/CK2017112502000031.html
 国土交通省が来年十月から導入する「地方版図柄入りナンバープレート制度」で、滋賀ナンバー向けの図柄デザイン案が、琵琶湖と島の風景デザインに決まった。県が二十四日、発表した。県から国交省に提案し、来年夏ごろに正式に決まる。
 県は先月、ビワコオオナマズや琵琶湖大橋などがあしらわれた四案を提示。今月上旬までの一カ月間、県のホームページでアンケートを実施した。千八百八十七件の回答があり、湖と島のデザインが四割超の八百十九票を得た。
 プレートはモノトーンとカラーの二種類。カラーの図柄入りナンバーの交付を受けるには、千円以上の寄付が必要。県の試算では、年間六百二十万円の寄付が見込めるという。
 寄付金を観光振興や地域交通の施策に役立てられる見通しで、県は導入初年度の寄付額が確定する一九年三月末以降に具体的な使途を決める。(高田みのり)

■淡水真珠、県が振興計画策定へ 生産量の回復目指す(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20171125/CK2017112502000030.html
 生産量が落ち込んでいる県内の淡水真珠産業を再興させようと、県は「(仮称)県淡水真珠振興計画」の策定に乗り出す。二十四日の県議会環境・農水常任委員会で素案を示した。生産量を現在の倍近い年間五十キロまで回復することを目指す。
 県水産課によると、琵琶湖の淡水真珠生産は一九三〇年に開始。七一年には生産量が六千二百四十一キロにまで達したが、八〇年代以降は水草増加など水質環境の悪化で、母貝となるイケチョウガイが育たなくなった。
 価格が安い中国産の市場参入も追い打ちをかけ、二〇一二年の生産量は十一キロまで落ち込んだ。一三年の漁業センサスによると、最盛期に百社近くあった養殖業者数も十社に減少。ただ、近年は水草の刈り取りなどが功を奏し、生産量は回復傾向にあるという。
 計画期間は一八〜二〇年度までの三年間。具体的には真珠養殖と母貝養殖、販売の各業者を組織化し、ニーズに合った生産ができるよう支援する。新規就業者確保に向けた取り組みも推進。昨年の生産実績は二十八キロだったが、二〇年度に五十キロまで回復させる数値目標を掲げる。
 国では昨年、真珠生産から流通、販売、宝飾文化の振興を目的とした「真珠振興法」が成立。国が策定した基本方針に基づき、県も計画を定めることにした。来年一月にパブリックコメント(意見公募)を実施。三月末の策定を目指す。
 琵琶湖産真珠の直売店「神保真珠商店」(大津市)の杉山知子店長(43)は「計画策定を機に、真珠が育つ水質環境が整えられたらいい」と期待した。(鈴木啓紀)

17/11/24

■母なる琵琶湖に浮かぶ島 滋賀県の図柄入りナンバー決定(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171124000174
 滋賀県内で来秋に導入される図柄入り自動車ナンバープレートのデザインが決まり、県が24日公表した。琵琶湖に浮かぶ島を描いたシンプルな図柄となっており、右肩に「マザーレイク」のロゴが入る。県は月内にも図柄を国に提案する。国が見やすさなどを確認した上で、来年10月ごろに交付開始する予定という。
 図柄は県職員が作成した4案について県民アンケートを実施し、最も支持が多かった案を選んだ。千円以上の寄付金を必要とするカラー版は、水色の琵琶湖に緑色の島が浮かび、寄付金なしのモノトーン版は図柄全体が水色になる。
 県が先月上旬から約1カ月間、ホームページを通じて実施したアンケートには約1900人が回答。図柄入りナンバープレートの導入に8割が賛同し、6割超が「ぜひ取り付けたい」「取り付けたい」との意向を示した。選ばれた図柄案への支持は4割を超えた。
 県によると、2016年度の県内の新車登録台数は約6万9千台で、カラー版の希望者に募る寄付金は年間600万円を見込む。アンケートでは寄付金の使途として「交通サービスの改善」を求める声が最も多く、県は今後、使途を検討する協議会を設置する。
 図柄入りナンバープレートは県民の郷土愛や一体感を高め、県外に滋賀をPRするため県が全市町の合意を得て導入を決めた。自家用車のほか、タクシーやトラックにも装着を働きかける。近隣では京都府や奈良県も導入を進めている。

■特定外来生物「タイワンザル」、和歌山で根絶宣言へ(asahi.com)http://www.asahi.com/articles/ASKC955TJKC9PLBJ00C.html
 国が特定外来生物に指定している「タイワンザル」の根絶宣言が、近く和歌山県で出る見通しになった。同県を含む紀伊半島はニホンザルの最も重要な生息地の一つで、交雑に歯止めをかけるのが緊急の課題だった。長年の地道な捕獲作戦が奏功し、環境省は「和歌山でのタイワンザル根絶が確認できれば、全国での根絶につながる成果」と評価している。
 タイワンザルは台湾原産で、国内では1940〜70年代に動物園から逃げ出すなどして野生化した。環境省は2005年に特定外来生物に指定し、輸入や飼育は原則禁止されている。
 和歌山県では、50年代に閉園した同県北部の動物園で飼育されていた十数匹が野生化し、03年には約300匹に増えた。ミカンやタケノコなどの農業被害も目立つようになった。
 和歌山県は駆除計画を策定し、03年から日本霊長類学会などの専門家と全頭捕獲に乗り出した。大型のおりなどを設置し、最初の約1年間で189匹を駆除した。
 08年に公表された遺伝子検査では、調査したタイワンザルの約9割がニホンザルとの交雑種と判明。ニホンザルの種の保全の観点から深刻な状況が浮き彫りになった。発信器による追跡や自動撮影カメラなどを活用してさらに捕獲を続け、12年4月までに、タイワンザルとその交雑種計366匹を駆除した。
 15年にわたる捕獲作戦に投じられた費用は約5千万円。最近5年余り、目撃例がなくなった。このため、和歌山県は「根絶できた可能性が高い」として、来月の検討会で専門家と協議し、根絶宣言の判断を行う。
 国内のタイワンザルをめぐっては、今後、伊豆大島での駆除をどう進めるかが焦点となる。同島では約80年前に動物園から20匹が逃げて繁殖。毎年数百匹の駆除を進めているが、なお約4千匹が生息する。
 また、ニホンザルの種の保全という観点からは、同じく特定外来生物の「アカゲザル」の駆除も課題となっている。千葉県ではこれまでに2千匹以上を駆除したが、地元のニホンザルの群れの中に交雑個体が見つかっている。
 国内各地で外来種のサルの調査に取り組む野生動物保護管理事務所(東京都町田市)の白井啓・獣医師は「和歌山では行政と市民、研究者が協力し、地道に調査と捕獲を進めた。交雑の危機からニホンザルを守る取り組みとして、モデルケースになる」と話す。(石倉徹也)

17/11/23

■初霜・初氷 冬本番 県内で観測(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20171123/ddl/k25/040/519000c
 彦根地方気象台は22日、彦根で初霜と初氷を観測したと発表した。初霜は平年より2日遅く、昨年より3日早い。初氷は平年より11日、昨年より18日早かった。
 この日の朝の最低気温は大津0・7度▽信楽マイナス3・9度▽米原マイナス0・7度−−と県内9カ所の全観測地点で今季最低となり、12月中旬〜1月下旬並みの寒さだった。
 守山市今浜の第1なぎさ公園では枯れ草に霜が降り、対岸に見える雪化粧の比良山と共に冬景色を演出していた。【金子裕次郎】

■琵琶湖「夢風車」撤去、市民は無関心? パブコメわずか1件(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171123000023
 2014年4月から停止している滋賀県草津市下物町の風力発電施設「くさつ夢風車」について、撤去する方針を示した市の素案に対するパブリックコメント(市民意見公募)が低調だ。募集開始から20日を過ぎ、寄せられた意見はわずか1件。琵琶湖岸に立つシンボルは行方が注目されただけに、担当課は「関心は高いはずだが思った以上に少ない」と気をもんでいる。
 夢風車は市が01年に建設した。相次ぐ故障や風力不足により建設費を含む赤字は昨年度末で2億4600万円に膨らみ、市の諮問を受けた環境審議会が橋川渉市長に「撤去(廃止)すべき」と答申していた。
 素案は「廃止する」とした上で、環境教育に役立った面も評価し「記念となるものをこの地に残す」と盛り込んだ。支柱の一部を活用した記念碑などを検討しており、市環境課は「具体的な意見が寄せられれば、安全性や費用を踏まえ参考にする」としている。
 今月1日から始めたパブリックコメントでは、方針案の是非も含めて意見を募っている。電話で数件の問い合わせはあったというが、22日までに提出された意見書は1件のみ。同課は「広く意見を聞きたい」と応募を呼び掛けている。
 市はパブリックコメント制度そのものの見直しも視野に入れる。昨年度は市空き家等対策計画など13の素案で意見を募るも、七つが0件だった。市まちづくり協働課によると、希望者には市職員が説明に出向いたり、関係団体に意見提出の徹底を求めたりする改善策を考えているという。
 夢風車のパブリックコメントは30日まで。詳しくは市環境課077(561)2341。

■見直し迫られる簡易処理放流 県の湖南中部浄化センター(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0025090
=3億9千万円投入し揚水ポンプ1基増設へ=
 【全県】 2013年の台風18号の時のように、大量の雨水が県の下水道処理施設・湖南中部浄化センター(草津市)に流れ込む事態に備えて、県は下水を地上に汲み上げるポンプ1基を増設し、通常の超高度処理をしないで沈殿処理と塩素消毒のみの簡易処理水(未浄化水)を琵琶湖に放流する設備工事を18年度から行う。同浄化センターで下水処理をしている市では「簡易処理放流は当面やむを得ないとしても、公衆衛生や琵琶湖の汚濁負荷軽減の観点から今後どうあるべきか議論すべき」との声が出ている。(石川政実)
 13年の台風18号豪雨では、県中南部11市2町の下水を処理している同センターに1日当たりの処理能力(26万8500トン)の6倍近い約150万トンが流入し、草津市新浜町などのマンホールから汚水が噴出した。同センターの下水道管は雨水が混じらない分流方式だが、個人の家と下水道管とのつなぎ目やマンホールなどに雨水が入り込んだのが原因とみられている。
 下流の京都や大阪などにきれいな水を供給するため、窒素、リン、CODを大幅に削減する超高度処理が自慢だった同センターも慌てて、超高度処理をしない簡易処理水26万トンを約1日半放流したという。
 実は超大型の台風21号が接近した先月23日未明も、近江八幡市の安土駅下豊浦、東近江市の旧蒲生町上南で下水があふれ出している。
 このため県は同浄化センターの下水処理区の市町に対し、同月23日午前零時〜24日午前5時41分まで下水の使用自粛要請を依頼した。
 県下水道課では「このような被害を軽減するために、当浄化センターに揚水ポンプ1基を増設して簡易処理放流することは避けられない。各市町には雨水が下水管に混じる不具合箇所の補修工事を実施してもらっているものの、発生源対策に相当の時間と費用を要するからだ。13年の台風18号では10時間汚水があふれたが、このポンプ増設でこれらの溢水(いっすい)が8時間に短縮される見込みだ。総事業費は3億9千万円で、来年度に工事を発注し、再来年度に完成予定」と話していた。
 下水処理を同浄化センターで行っている市担当者は「最近ではゲリラ豪雨と呼ばれる、短期間にまとまった雨が降ることが多くなっており、ますます簡易処理水として放出する回数が増えることが予想される。三日月知事が琵琶湖新時代を提唱するなら、県内市町や下流府県と膝を突き合わせて簡易処理放流問題を協議すべき時期に来ている」と指摘する。

■台風被害に34億5600万円 滋賀県補正予算提案へ(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171122000172
 滋賀県は22日、台風21号、22号の災害復旧に必要な県の予算が34億5600万円になると発表した。29日開会の県議会11月定例会議で、復旧費など28億8千万円を追加する本年度一般会計補正予算案を提案する。
 復旧費は、護岸欠損やのり面崩壊が132カ所で発生した河川で15億5100万円、路肩欠損や倒木、土砂流入が108カ所であった道路で5億3千万円が必要になるとした。農地関連では、土砂の流入や水路、ため池の破損があった226カ所に対し6億6900万円、強風による倒木被害が38ヘクタールであった林野では林道被害を含め2億9400万円がかかるとした。
 ビニールハウスの倒壊、破損が1803件あった農業施設関連では9500万円、ガラスの破損や看板の落下があった県立学校42校では6100万円が復旧に必要とした。県は、事前に確保していた復旧費8億6800万円に加え、補正予算案に次の災害に備えた2億9300万円を含む計28億8千万円を計上して対応するという。
 11月定例会議では、補正予算案のほか、来年4月から国民健康保険の運営主体が県に移ることに伴う条例案など19議案を提案する。台風被害分の予算は開会日に採決する予定。会期は12月21日までの23日間。代表質問は4日。

17/11/22

■琵琶湖に中年男性の遺体 大津(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171122000184
 22日午前10時40分ごろ、大津市今堅田3丁目の琵琶湖に男性の遺体が浮いているのを通行人が見つけた。大津北署が身元や死因を調べている。同署によると、中年で、身長約165センチ。黒色ジャンパー、あずき色セーター、紺色ジーンズ姿だった。

■日本の釣り愛好家が魚を釣った後の行動に衝撃を覚えた=中国メディア(Searchina)http://news.searchina.net/id/1648424?page=1
 中国メディア・今日頭条は17日、「日本の釣り愛好者は、釣った魚をどうやって扱っているのか」とする記事を掲載した。記事の作者は、釣った魚の扱い方が中国とは異なることに少なからぬ驚きを覚えたようだ。
 記事は、滋賀県の琵琶湖で釣りに興じる愛好家たちの様子を紹介。「琵琶湖は日本最大の淡水湖で、富士山同様日本のシンボルとみなされている。早朝に湖畔を歩いてみると、桟橋で多くの人が魚釣りをしている。電動車いすの愛好者の姿まで見かけた」としている。
 そのうえで、大きな魚がかかった釣り人が大声を出して手助けを求め、釣り仲間が網で魚を掬い上げたこと、釣れた魚はスズキの仲間のようで、釣り人は鉗子を使って注意深く魚の針を抜き、それから魚を地面に置いてその長さを測定したことを紹介した。
 そして「最後の行動は、中国人をきっと驚かせることだろう。釣り人はニコニコしながら釣った魚を湖に戻したのだ。彼はあくまで単純に楽しむために釣りをしているのである。水質が悪化しやすい川や湖で生活する淡水魚は食用が難しいということもある。中国国内の川や湖で釣り糸を垂れる人たちに、こういった意識は無いのではないか。他人が放生した魚すら逃さず捕まえてしまう状況をからは、国民のモラルや安全、健康に対する意識向上の道のりが遠く険しいものであることがうかがえる」と論じている。
 中国ではしばしば、掃除のために水を抜いた池に市民が群がり魚を奪い合う、放生イベントで川や湖に戻された魚を市民がすぐに捕まえて持ち帰ってしまうという光景が発生する。魚の命を顧みずとりあえず持ち帰り、食べられなければ捨てるという行為に対して作者は「日本の釣り愛好者の姿勢を見習え」と伝えているようだ。
 キャッチ・アンド・リリースは、釣った魚の命をムダにしないという点では推奨されるべき行為だが、必ずしもそれが正しいとは限らない。例えば、在来種の生態系破壊をもたらす外来種の魚を釣った時にリリースすべきか、という問題がある。また、釣り針を使えば魚は必ず傷つくことになり、愛好のために魚を釣ってリリースすることに対する疑問の声も一部にはあるようだ。そこで釣り人に求められるのは、魚に対して敬意と感謝を抱き、可能な限り魚を優しく扱おうとする姿勢だ。
 記事は「中国の釣り愛好者や、魚を捕まえようとする人たちの一部には、その心がけが根本的に欠けている」と言いたいのだろう。(編集担当:今関忠馬)

■ガソリン価格上昇、140円台 2年3カ月ぶり高値(47NEWS)https://this.kiji.is/305982331318748257?c=39546741839462401
 経済産業省資源エネルギー庁が22日発表した20日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、13日時点の前回調査より1円80銭高い140円10銭だった。10週連続上昇し、2015年8月以来、約2年3カ月ぶりに140円台の高値をつけた。47都道府県全てで値上がりした。
 調査した石油情報センターによると、石油輸出国機構(OPEC)が今月末の総会で協調減産を延長するとの観測が広がったことに加え、サウジアラビアをはじめとした中東の政情不安で原油価格が上昇したことが要因。来週は小幅な値下がりが見込まれるという。

■レギュラーガソリン、2年3か月ぶりに140円を突破(Responce)https://response.jp/article/2017/11/22/302837.html
資源エネルギー庁が11月22日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、11月20日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は、前週比1.8円高の140.1円だった。
レギュラーガソリンの値上がりは9週連続。140円台をつけるのは、2015年8月10日以来、2年3か月ぶり。
地域別では北海道で2.7円、関東と中部、中国で2.1円、東北で1.9円、近畿と九州・沖縄で1.6円、四国で0.8円、全地域で大幅な値上がりとなった。またハイオクガソリンは1.9円高の150.9円、軽油は1.8円高の118.1円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、11月22日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は133.3円/リットル(前週比+1.9円)、ハイオクは144.1円/リットル(+1.8円)、軽油は106.8円/リットル(+2.4円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■アユが産卵しやすい川底 上流の岸掘り起こし整備へ 滋賀(NHK NEWS WEB)http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171122/k10011231451000.html
稚アユの記録的な不漁が問題となっているびわ湖につながる川の1つで、アユが産卵しやすい川底をつくろうと、上流の川岸を掘り起こして川に流れこむ砂や小石を増やそうという、全国でも珍しい河川整備を滋賀県が始めることになりました。
河川整備が行われるのはびわ湖のアユが産卵のため遡上(そじょう)する川の1つ、滋賀県東部の愛知川です。
びわ湖では去年から稚アユの記録的な不漁が問題となっていますが、県が2年前に行った調査では、愛知川の河口からおよそ10キロ付近の川底でアユの産卵に望ましいとされる砂や小石の量がおよそ10年前に比べて20%以上少なくなっていたということです。
このため県では、川の上流で川岸をおよそ2万平方メートルにわたって深さ30センチまで掘り起こし、雨が降った際に川に流れこむ砂や小石が増えるよう整備を行うことを決めたということです。
工事は来月にも始まり、県はアユの産卵が増えたかどうかなど効果も検証していくということです。
国土交通省によりますと、こうした方法で川底の環境を回復させようとする取り組みは全国でも珍しいとしています。
滋賀県琵琶湖環境科学研究センターの水野敏明主任研究員は「川底がどう変化するかはわかっていないことも多いので、細かな分析をし、効果が確認できれば、ほかの川でも応用したい」と話しています。

17/11/21

■外来魚駆除も減額検討 滋賀県の来年度予算(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171121000170
 今後、毎年度百億円以上の財源不足を見込む滋賀県は21日、来年度予算で実施する財源確保策の検討状況を明らかにした。県有地の売却などで歳入を増やす一方、既存事業の廃止なども進めて新たに約15億円を捻出するとした。外来魚駆除の事業費削減も盛り込まれ、県議からはこれまでの駆除効果が損なわれることを懸念する声も出た。
 来年度予算は164億円の財源不足が見込まれ、県有資産の売却や競艇事業からの繰入金増額などで歳入を6億3900万円増やすとした。歳出では補助金の見直しや、公共施設の老朽化対策の実施時期調整などで8億6400万円の削減を目指すとした。足りない分は基金の取り崩しや県債の発行などでまかなうことになる。
 事業の見直し対象には、商工会・商工会議所への活動強化費や県立学校の修繕費、市町への貸付事業費、県立大への交付金の減額などを盛り込んだ。ホンモロコの資源回復や外来魚駆除への補助金減額も含まれ、21日の県議会委員会では県議から「これで外来魚が増えたらどうするんだ。モロコの漁獲も今後伸びるのか」と継続した投資の必要性を訴える指摘が出た。県は財政運営の目標値などを示す次期行政経営方針の策定を12月に諮問し、来年度中にまとめる方針も示した。
 県は財政収支見通しとして、財源対策を講じなければ、2026年度に累積不足額が1145億円に上るとの試算を今年6月に公表している。

■琵琶湖のレジャー利用、有料化検討 滋賀県知事が表明(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171121000169
 滋賀県の三日月大造知事は21日、県庁で記者会見し、琵琶湖の活用促進に向けて、外来魚釣りやバーベキューなどレジャー利用の有料化を検討していく考えを明らかにした。地域資源の利用に対する経費負担について県は本年度、他府県の事例調査を進めており、三日月知事は「何か協力してもらえる仕組みがつくれないか。結果を受けて検討したい」と述べ、幅広く実現の可能性を探る方針だ。
 県は琵琶湖保全再生法に基づく計画の策定を受けて7月、琵琶湖の活用推進を議論する有識者会議を設置し、琵琶湖との関わりや経費負担の仕組みづくりについて検討を始めた。滋賀大に国内外の地域資源の活用や有料化の事例を調査依頼しており、県は年度内に方向性をまとめる方針だ。
 県によると、山梨県の河口湖では富士河口湖町が釣り人から遊漁税を徴収。岐阜県は乗鞍高原の環境保全のため車利用者に課税している。山梨県と静岡県などは富士山の登山者から安全対策を図るため協力金(入山料)を任意で徴収するなど、さまざまな負担の形があるという。
 有識者会議では他府県の事例を踏まえ、湖上スポーツやエコツーリズムなど琵琶湖に親しむ具体的な機会づくりを検討する一方、利用による環境負荷を抑える工夫として外来魚釣りやバーベキュー、プレジャーボート、28カ所の湖岸公園の利用などについて経費負担の在り方を検討する。
 県は過去に2度、プレジャーボートを対象にした「湖面利用税」と「琵琶湖レジャー利用税」の導入を検討したが、納税者の特定の困難さや膨大な徴収コストを理由に断念している。
 県は「琵琶湖の活用を進めるには適正な負担を求めることも必要だ。活用の在り方を全体的に見直す機会にしたい」としている。

■台風21号、激甚災害に指定 滋賀 被害負担軽減へ(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171121000143
 滋賀県内に大きな農業被害をもたらした10月下旬の台風21号が21日、激甚災害に指定された。市町が手掛ける農地や林道、農業用施設の災害復旧事業への国庫補助率が、過去5年間の平均値(82%)を上回る95%にかさ上げされることになり、一部を負担する農家の負担軽減につながる。
 市町やJAが管理、所有する倉庫や加工施設、獣害柵などの共同利用施設の修復事業では、一般災害で20%の国庫補助率が最高90%まで引き上げられる。
 県によると、県内の農業被害は約17億円に上り、このうち田畑や農道など耕地関係が約8億2千万円、共同利用施設を含む農業施設は約6億2千万円という。

■アリゲーターガー飼えなくなります 特定外来生物指定へ(asahi.com)http://www.asahi.com/articles/ASKCP4G19KCPULBJ002.html
 政府は21日、北米原産の肉食魚「アリゲーターガー」を、特定外来生物法に基づく特定外来生物に指定することを閣議決定した。ガー科の全種とその交雑種は来年4月から国の許可を得ずに輸入や販売、飼育ができなくなる。
 アリゲーターガーは米国やメキシコが原産。稚魚は15センチほどだが、最大約3メートルまで成長する。ペットとして飼えなくなり捨てられたとみられる個体が、東京、大阪、兵庫の川や名古屋城外堀など各地で見つかり、在来種を食べるなど、生態系に影響を及ぼすおそれがあると懸念されていた。
 マキシムスマルバネクワガタなど大型のマルバネクワガタ属10種や、幼虫がサクラなどの木の内部を食べるクビアカツヤカミキリ、鳥類ではシリアカヒヨドリとヒゲガビチョウなど計14種も特定外来生物に指定され、来年1月15日から飼うことなどが原則できなくなる。(戸田政考)

■アリゲーターガーを特定外来生物に指定=北米原産肉食魚、名古屋城などで発見(jiji.com)https://www.jiji.com/jc/article?k=2017112100580
 政府は21日の閣議で、名古屋城の外堀をはじめ各地で相次ぎ見つかっている北米原産の肉食魚「アリゲーターガー」を来年4月1日付で特定外来生物に指定することを決定した。許可を得ずに飼育や輸入することが禁止される。
 アリゲーターガーの寿命は数十年で、体長は最大3メートル程度になる。飼育が困難になって遺棄される例が多いとみられる。越冬も可能で、在来種を食べて生態系に影響を及ぼす恐れがあることから、特定外来生物の指定を決めた。
 アリゲーターガーを含むガー科とその交雑種の魚類計2種類が指定対象。このほか、マルバネクワガタ属の昆虫など14種も来年1月15日付で特定外来生物に指定されることが決まった。

■琵琶湖岸のバーベキューに罰則 滋賀県、トラブル相次ぎ(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171121000012
 琵琶湖岸のバーベキュー禁止区域について、滋賀県が来春に罰則付きの規制を始める。注意をしても湖東湖北を中心にバーベキュー客が減らず、ごみの放置や火の不始末の問題が起きていた。11月県議会に提案する条例改正案で5万円以下の過料の徴収対象に加えて「禁止エリアの実効性を高めたい」としている。
 県の都市公園の湖岸緑地では、民家などが近くにある38区域でバーベキューを禁止している。許可区域は南湖に多い一方、彦根や東近江、長浜市では少ない。
 県によると、禁止区域の彦根市松原町で夏場に数百組がバーベキューをしているとみられる。周辺の民家から煙や騒音への苦情が寄せられ、ごみを持ち帰らない客も多い。火の付いた炭を捨ててぼやにつながったケースもあった。
 従来、県は看板設置やパトロールでバーベキューをしないよう注意してきたが、県都市公園条例の禁止行為に明記しておらず、根拠が弱かった。そのため、今回の条例改正案で「指定場所以外での火気の使用」を加えることにした。
 同条例違反で実際に過料を徴収したケースはない。県都市公園課は「可能な限り指導で対応するが、罰則規定があれば抑止力になる。バーベキューは許可区域でお願いしたい」と呼び掛けている。来年4月の適用を予定し、条例での禁止を明示する看板を新設する。
 条例改正案ではリードにつながない犬の散歩やゴルフの練習を「危険な行為で公園利用に支障がある」として禁止する。中止の要請に従わない場合などに、5万円以下の過料を徴収できるようにする。

17/11/20

■伊庭内湖をみんなで守ろう!ボランティア募集(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0025064
=12月2日 おにぎりや豚汁も=
 【東近江】 伊庭の里湖づくり協議会は、12月2日に東近江市能登川地区伊庭内湖(伊庭町地先)で開く「ヨシ刈り」のボランティアを募集している。
 かつて冬から春にかけて湖辺地域の風物詩であった「ヨシ刈り」は、生活様式の変化やヨシの需要の低下などで長年行われなかった。
 ヨシ刈りやヨシ焼きは水質の浄化やヨシの新芽の成長を促進する働きがあり、2007年、魚や鳥が住みやすい自然環境の保全を目指し、地元伊庭町自治会・伊庭内湖の自然を守る会などが中心に、市が提唱する「伊庭の里湖(さとうみ)づくり」の一環として再開した。2009年度から同協議会の事業として地元関係団体などが参加している。
 今年も約300人規模を予定しており、参加者には、伊庭町自治会が準備するぶた汁や地元のお米で作ったおにぎりが振る舞われる。
 時間は午前9時から正午まで(小雨決行)。集合場所は、伊庭町金刀比羅神社から約400メートル彦根方面の広場。長靴、雨具、軍手、飲み物など(鎌の貸出あり)を持参し、暖かい服装で。
 申し込みと問い合わせは、市市民環境部生活環境課(TEL0748―24―1241)まで。当日の開催有無は、午前6時半からのテレフォンサービス(TEL0748―24―1241)へ。

■滋賀・比良山系、うっすら初冠雪 昨年より9日遅く(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171120000021
 彦根地方気象台は19日、滋賀県内の比良山系で初冠雪を観測したと発表した。山頂付近がうっすらと雪化粧している様子が麓から望めた。
 同山系の初冠雪は昨年より9日遅く、平年並みだった。18日から冬型の気圧配置となり、上空に寒気が流れ込んだためという。県内のこの日朝の最低気温は信楽の2・5度だった。
 向こう1週間、近畿北部は低気圧や寒気の影響で雲が広がり、雨や雪の降る日が多くなりそうだという。

17/11/19

■琵琶湖のブイ、謎の破損多発 プレジャーボート規制目印(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171119000043
 滋賀県が琵琶湖のプレジャーボートの航行規制水域の目印として設置したブイが今春以降、相次いで破損している。湖面に浮かぶポールが根元から折れたり、規制水域を示す標識板が割れたりし、県はこれまでに16本の破損を確認した。原因が船舶による接触か、人為的ないたずらかは分かっておらず、県は「波風で壊れる可能性もゼロではないが、どうして今年だけ多いのか」と困惑している。
 県は、プレジャーボートによる住民への騒音被害を防ぐため琵琶湖レジャー利用適正化条例で湖岸26カ所に規制水域を設け、高速航行や蛇行を禁止している。
 規制水域を示すブイは高さ2・3メートル、重さ28キロのアルミ合金製。規制水域の沖合350メートル地点に計132基がいかりで固定し浮かべられている。湖面に突き出た約1・5メートルのポールには、夜間に光る赤色灯や標識板も設置されている。
 破損は5月から今月にかけて、彦根市の松原沖や大津市の近江舞子沖、松ノ浦沖など6カ所の規制水域で計16本見つかった。
 県はプレジャーボートの監視と合わせてブイの点検を実施しており、担当者は「ポール折れは多くて年間2、3本。15年間壊れていないブイもある」と話す。
 彦根市の松原沖では、7月上旬にポールが根元から折れていたため新品へと付け替えたが、8月中旬にも同じポールが折れているのが見つかり、県は住民らに目撃情報を求めている。
 修復には約2百万円かかると見込まれ、県は「ブイはプレジャーボートの監視に欠かせない。厳しい財政状況で修復費も痛い。故意かどうかは分からないが、事故に気をつけて航行してほしい」と話している。

■宮本守山市長「ダム整備で防げる」三日月知事「ダムだけで回避できぬ」(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0025059
=洗堰全閉=
 【近江八幡】 知事と県内市町長が意見交換する「第10回首長会議」が14日、近江八幡市内で行われた。会議では、先月の台風21号の豪雨に伴って、瀬田川洗堰(あらいぜき)(大津市)が全閉されたことで琵琶湖水位が上昇したため、河川下流域や湖岸地域で被害拡大の可能性が懸念されたのを受けて、洗堰付近で合流する大戸川で計画されている治水ダムを必要とする意見が出た。
 台風21号が県に接近した先月23日午前1時52分〜3時30分、国交省琵琶湖河川事務所(大津市)は瀬田川洗堰を全閉し、通水を止めた。
 これは、記録的な大雨になった場合、上流の滋賀県を犠牲にして、住宅密集地である宇治市などの下流を守るために、国が瀬田川洗堰を完全に閉めるもので、琵琶湖水位上昇の原因となっている。
 東近江地域の沿岸部では、西の湖に囲まれた住宅地「江の島」(近江八幡市)で、湖水流入の危険性が高まり、宅地内に流入する湖水を強制排水する常設ポンプとは別に、さらに3基を緊急追加した。
 また、東近江市や近江八幡市の愛知川・日野川の下流域では堤防の破堤、また湖岸の干拓地では溢水被害に神経を尖らせた。
 首長会議では、冨士谷英正・近江八幡市長が「大雨で怖いのは下流だ。琵琶湖の水位が上がると河川が流れなくなる。さらに上流のダム放流で水圧が高まり、堤防が破堤するのが怖い。原因は洗堰の全閉操作」と指摘した。
 宮本和宏・守山市長は「洗堰の全閉操作は、大戸川の出水によるものなので、大戸川ダムの整備で防げる。ダム整備について国は必要性を言っている。県としても、ぜひ前向きな処置をお願いしたい」と求めた。
 これに対して三日月大造知事は「ダム整備だけで全閉が回避できるのでなく、大戸川の流量を一定カットすることで全閉を遅らせることはできる」と一定の効果は認めつつも、「当面の肝は天ヶ瀬(宇治市)の再開発、淀川中下流(京都・大阪府)の改修だ」と認識の違いを示した。

17/11/18

■ハス再生へ移植の実験 草津市が関連予算案(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20171118/CK2017111802000009.html
 草津市の烏丸半島岸の琵琶湖から群生ハスが消えた問題で、市は移植による再生を目指す実証実験に乗り出す。二十四日からの市議会定例会に関連予算案を提出する。生態系を守りつつ育てる必要があるため、慎重な検証が必要になりそうだ。
 烏丸半島の赤野井湾は、かつて十三ヘクタールにわたって淡いピンク色のハスの花が咲き誇り、国内最大級の自生地として知られた。しかし昨年、群生の大部分が消滅し、現在は湾内二カ所にわずかな数を残すのみだ。
 実験は来年二〜三月、残ったハスから地下茎(レンコン)を採取し、湾内四区画に移植。うち一区画では周辺から土を移植し、夏まで生育を比較する。
 狙いは、今年三、四月に市が実施した調査の結果を検証し、生育に適した条件を探ることだ。市が小林圭介・県立大名誉教授らに委託した調査では、ハスの枯れ葉などが長年にわたって積もり、土中のメタンガスが増加するなど生育に適さない環境になった可能性を指摘している。実験で順調に花が咲けば、調査の裏付けになり、本格的な再生に見通しが立つ。
 しかし赤野井湾はヨシ群落保全のため、県の条例で土壌の大規模な改変を制限している。市環境課の担当者は「堆積物を除くだけで済めば良いが、もし土壌の入れ替えが必要なら問題」と言う。実験では、できるだけ生態系を崩さないよう湾に流入する河川から土を使うことも考える。
 また、ハスは地下茎から新しい芽を出すため、もし今残るハスが枯れれば再生は途端に難しくなる。種子から育てた場合、花の色、形が以前と変わることもあり得るという。
 調査では、ハス群落が三十〜四十年で枯死する例が多いことも指摘している。隣接する水生植物公園みずの森でハスの栽培に関わる上田雅也さん(45)=市公園緑地課=は「ハスの消滅が生態系全体の中でどういう意味を持つかはまだ分からない。生育に適した環境が戻るまで、継続的に見ていく必要があるのでは」と話している。(野瀬井寛)

17/11/17

■琵琶湖でも「危険運転」急増 10年ぶり停止命令も(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171116000191
 滋賀県が今夏、琵琶湖で実施したプレジャーボート利用の監視で、航行規制水域内での水上オートバイの高速航行や蛇行などの違反行為に対して4件の停止命令を出していたことが、このほど開かれた県審議会で明らかになった。琵琶湖レジャー利用適正化条例に基づく停止命令は2007年度以来10年ぶり。
 県監査委員が悪質な航行への監視、取り締まりを強化するよう求めていたことを受け、県は今年5月から監視船や人員を増やしたり重点取締日を設けたりして監視体制を強めていた。
 10月末までに計29日間の監視活動を実施し、騒音をもたらす違反行為に対して前年度の1・5倍となる76件の口頭による指導警告を行った。現場でその警告に従わず、文書による停止命令に至ったケースは大津市と彦根市で4件あった。
 夏季の1日当たりの水上オートバイ利用は近年、ピーク時(2002年)の3分の1以下の4百隻程度にとどまる。ただ悪質な違反行為は後を絶たず、審議会では「罰則の適用も含め指導を強化するべきだ」との意見が相次いだ。

■伊吹山で初冠雪 スキー場、期待大きく(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20171117/CK2017111702000009.html
 彦根地方気象台は十六日、滋賀、岐阜県境の伊吹山(一、三七七メートル)で初冠雪を記録したと発表した。昨年より二十二日早く、平年並み。米原市甲津原の奥伊吹スキー場では、ゲレンデ一帯が雪化粧となった。
 スキー場を運営する奥伊吹観光の草野穣治専務(36)は「過去に記憶のない積雪量。いい状態でシーズンを迎えられそうです」と期待を寄せる。
 草野専務によると、平年の初雪はうっすらと積もる程度。今年は午前七時ごろ、従業員が標高七〇〇メートル付近のゲレンデ一帯で二センチの積雪を確認。一〇〇〇メートル地点では、リフトに十センチの雪が積もるなど、初雪としては、過去十年で最大の積雪量となった。
 昨年のシーズン初めは雪不足で、予定の開業日を二日遅らせる苦しいスタートだっただけに、草野専務は「今年は、人工降雪機を使わず、新雪で楽しんでいただけるのでは」と話す。今シーズンの開業は、十二月十六日を予定している。
 彦根地方気象台によると、十六日は、上空に強い寒気が流れ込んだ影響で、県内各地で冷え込んだ。気象台職員が午後四時ごろ、雲間から、山頂付近に雪があるのを彦根市内から目視で確認した。山間部では、十九日にも再び積雪となる可能性が高いという。(大橋貴史)

17/11/16

■消滅のハス、再生へ実証実験 滋賀・草津市が補正予算案(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171116000182
 滋賀県草津市は16日、昨夏に烏丸半島で消滅したハスの再生に向けた再生実証実験費230万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案2500万円など17議案を、24日開会の市議会定例会に提案すると発表した。
 ハス復活への取り組みは初めて。消滅の原因について市や県などが昨年実施した現地調査や、3〜4月の市の独自調査を踏まえる。現地調査では、主な原因はハスの枯れ葉などが堆積して土壌が酸素不足になり、長年の群生により生育が過密になり成長力が弱まったとしていた。
 実験は、堆積物を除去したハスの群生地周辺に2平方メートルと4平方メートルの計4カ所の区画を設けて、赤野井湾(守山市)に残存するハスの地下茎を1〜3月に移植し、来夏までのハスの生育状態を調べる。
 市環境課は「ハスの消滅に土壌がどう影響しているか考える実験のひとつ。今後も原因調査を続ける」としている。
 補正予算案はこのほか、2024年の国体・全国障害者スポーツ大会の水泳競技会場となるプールの基本計画策定費などを計上した。定例会の会期は12月15日まで。一般質問は5〜7日。

■滋賀・伊吹山で初冠雪 昨年より22日早く(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171116000169
 彦根地方気象台は16日、京滋最高峰の伊吹山(米原市、1377メートル)の初冠雪を観測したと発表した。平年並みで、昨年より22日早い。
 同気象台によると、冬型の気圧配置となったことで寒気が流れ込み、県北部の降水が山地で雪になったという。午後に同気象台から目視で、山頂付近が雪に覆われていることを確認したという。
 伊吹山の北側にある奥伊吹スキー場(米原市甲津原)では、同日早朝に標高700メートル以上で冠雪。千メートル以上の地点では、積雪10センチだったという。

17/11/15

■ガソリン、138円30銭 2年3カ月ぶり高値(47NEWS)https://this.kiji.is/303427254889219169?c=39546741839462401
 経済産業省資源エネルギー庁が15日発表した13日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、6日時点の前回調査より1円80銭高い138円30銭だった。9週連続上昇し、2015年8月以来、約2年3カ月ぶりの高値。灯油は18リットル(一般的なタンク1個分)で28円高い1456円と約2年2カ月ぶりの高値となった。
 調査した石油情報センターは「石油輸出国機構(OPEC)が今月末の総会で協調減産の延長を決めるとの思惑が広がり、原油価格の上昇が続いている」とし、ガソリン価格も高くなっていると分析した。来週も1円以上の上昇を見込む。

■レギュラーガソリン急騰、前週比1.8円高の138.3円…2年3か月ぶりの高値(Responce)https://response.jp/article/2017/11/15/302531.html
資源エネルギー庁が11月15日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、11月13日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は、前週比1.8円高の138.3円だった。
レギュラーガソリンの値上がりは8週連続。138円台をつけるのは、2015年8月17日以来、2年3か月ぶり。
地域別では東北で2.1円、四国で2.0円、北海道と近畿、中部で1.9円、中国で1.7円、関東と九州・沖縄で1.4円、全地域で1円以上の値上がりとなった。またハイオクガソリンは1.7円高の149.0円、軽油は1.6円高の116.3円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、11月15日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は131.4円/リットル(前週比+2.4円)、ハイオクは142.3円/リットル(+2.9円)、軽油は104.4円/リットル(+1.2円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■くさつ夢風車 「記念」残し廃止 草津市が方針案、意見を募集(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20171115/ddl/k25/040/542000c
 老朽化し故障したままの草津市下物町の風力発電施設「くさつ夢風車」について、同市は、記念となるものを残して廃止する方針案を公表し、パブリックコメントの募集をしている。期間は今月末まで。
 くさつ夢風車は再生可能エネルギーの普及啓発と市立水生植物公園みずの森への電力供給を目的に2001年7月から稼働を開始。昨年度までに207団体3715人の視察があった一方、ブレードの破損で稼働が止まった14年4月までの通算発電量を金額に換算した額が維持管理費を約...

■琵琶湖 外来魚釣りの有料化検討 知事、導入を調査(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20171115/ddl/k25/040/541000c
 琵琶湖でのブルーギルやブラックバスなどの外来魚釣りについて、三日月大造知事は14日、有料化を検討する意向を示した。今年度に他県などの先進事例を調べ、琵琶湖での導入可能性を探っているという。ただ、外来魚駆除に釣りが一役買っている面もあり、釣り客や関係業界などの反発も予想される。
 この日の県首長会議で宮本和宏守山市長が「釣り客はゴミも出すなど琵琶湖に負荷をかけており料金を取るべきだ」と提案し、三日月知事が答えた。
 県琵琶湖保全再生課によると、今年度は調査費として300万円の予算を計上し、レジャー客ら利用者に負担を求める事例を調査。山梨県の河口湖では地元の富士河口湖町が「遊漁税」としてコンビニなどを通じて徴収しているという。釣り人に限らず環境への利用税を徴収する自治体もあり、同課は「難しい面も多く、実現を目指すなら時間をかけて検討していく」としている。年度末には調査の成果をまとめる。
 県内でもアユ釣りなどで漁協などが料金を徴収する例はあるが、琵琶湖では行政が直接徴収する例はない。県は約10年前に「湖面利用税」を検討して頓挫。琵琶湖で釣った外来魚を放す「リリース」を条例で禁止し、釣り客には県設置の「回収ボックス」に入れて駆除に協力するよう求めている。【大原一城】

17/11/14

■琵琶湖疏水で観光船就航…2018年春(YomiuriOnLine関西発)http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20171114-OYO1T50016.html
 桜や紅葉の名所として知られる「琵琶湖疏水」で、2018年春から観光船が運航されることになった。京都、大津両市が4年前から計画し、船の確保などのめどが立った。同疏水に定期船が往来するのは67年ぶりで、新たな観光資源として注目を集めそうだ。
 観光船の運航は、越直美・大津市長が13年に門川大作・京都市長に提案。両市などでつくる協議会が15年度から、船が通行できる第一疏水(幅約5メートル、約7・8キロ)で試験運航を実施し、実現に向け、準備を進めてきた。

17/11/13

■カルビーが「ポテトチップス鮒ずし味」を発売へ(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0025007
=滋賀ならではの味再現 13日から近畿2府4県で=
 【全県】 カルビー(株)(東京都千代田区、伊藤秀二代表取締役社長兼CEO)は13日から、滋賀の郷土料理「鮒ずし」の味わいを再現した「ポテトチップス鮒ずし味」を数量、期間限定で近畿2府4県において発売する。
 この商品は、同社が展開している47都道府県の地元ならではの味を開発する取り組み「ラブジャパン」の企画で生まれたもの。地域自治体などと協力して商品を開発しており、滋賀らしい味わいを探るために県庁職員も加わり、ワークショップや試食会を重ねた上で県を代表する郷土料理の「鮒ずし」のポテトチップスが選ばれた。鮒ずし好きな人にはもちろんのこと、苦手な人にも食べたことのない人にも親しまれるようにと、酸味の効いた味わい深いおいしさに仕上げた。パッケージには県民にお馴染みの風物を盛り込んである。
 鮒ずし味に決定されるまでは、牛のじゅんじゅんやえび豆、鮎のアメ煮のアイデアも出されたが、多くの試作を経て最終的に県内外で有名な鮒ずし味に決定された。
 パッケージは、鮒ずしの卵をイメージさせるオレンジ色と琵琶湖の青色を背景に、信楽焼のタヌキや県のキャラクター「キャッフィー」、琵琶湖の学習船「うみのこ」などのイラストが描かれている。
 13日からはコンビニエンスストア、27日からはコンビニ以外の店舗で順次発売されるが、商品がなくなり次第販売は終了となる。

17/11/11

■グローバル世界透視術 「反対の者は挙手!」習主席がつくる重い沈黙と新時代(毎日jp)https://mainichi.jp/premier/business/articles/20171110/biz/00m/010/014000c
金子秀敏 / 毎日新聞客員編集委員
 中国の国営テレビが習近平・共産党総書記(国家主席)のことを「領袖(りょうしゅう)」と呼び始めた。日本では昔、自民党に「派閥の領袖」などという政治家がいたが、中国の「領袖」はもっと格が高い。これまでは建国の元勲、毛沢東にだけ使われた。北朝鮮の国営放送が最高指導者を「首領様(スリョンニム)」と呼ぶのに似たニュアンスだ。
 かつて文革中、赤い「紅衛兵」の腕章を巻いた若者たちが「偉大な領袖、毛主席、万歳」と叫び、男も女もこぶしを天に向かって突き上げる「忠義踊り」に熱狂したことを知る古い世代には、「領袖」という言葉に苦い個人崇拝の思いがあるはずだ。
党宣伝部も認めた習主席への「個人崇拝」
 少年時代に文革を体験したはずなのに、習主席は逆に「自分も領袖と呼ばれたい」と望んだのか、それとも側近がそんたくしたのか、真相は分からないが、トウ小平時代に禁じたはずの個人崇拝が、いとも簡単に復活した。
 国営テレビによると、共産党の宣伝部門が「習総書記は全党員の支持を受け、全人民に敬愛されているのだから、『領袖』の肩書はおかしくない」と、個人崇拝を認めている。
 個人崇拝の発端は10月24日、共産党大会で党規約改正案が採択され、党規約に「習近平」という個人名が書き込まれたことだ。その時は、党の指導思想として「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」という文言が入ったという発表しかなかったが、数日後、新党規約が公表されて、「習近平」の名前は計11入ったことが判明した。
 「毛沢東」の13、「トウ小平」の12より少ないが、「江沢民」「胡錦濤」両元総書記の名はともに1回だけだから、習氏の地位が江沢民氏、胡錦濤氏を超えたことは党規約が立証している。
「習近平思想をまじめに学ぶ」が党員の義務
 新規約では、習近平思想を「まじめに学ぶ」ことが党員の義務とされた。そのために各地の大学に「習近平思想研究所」が続々設置されているという。党員は学習したうえで、党の原則に違反する他人の言行を知ったら勇敢に告発してたださなくてはならない。これも義務だ。習氏の思想や指導方針に対する不満や批判は絶対に許されない。これではまるで不敬罪だ。
 「習近平同志を核心とする党中央の権威と集中統一領導をしっかりと守る」という新規定もある。党員が守るのは党中央だが、結局は「習近平同志」という人間だ。「党幹部は必ず率先して『習近平思想』を貫徹実現しなければならない」という規約もできた。
共産党大会が開催された中国・北京の人民大会堂
 新規約を採択した時の大会議長は習氏自身だった。「改正案に賛成の者は挙手!」と言うと、習氏の左右に座った江沢民、胡錦濤両氏を含め全員が挙手した。普通は「賛成多数、よって可決」だろう。だが習氏は議長席から会場を見回し、「反対の者は挙手」と言った。10秒以上、沈黙が続いた。会場から「なし!」の声が上がり、「反対なし、可決!」と言った。何とも重苦しい新時代だ。

■近畿限定ポテトチップス 「鮒ずし味」で勝負 13日発売(毎日jp滋賀) https://mainichi.jp/articles/20171111/ddl/k25/020/528000c
 カルビーが鮒(ふな)ずし味のポテトチップス(想定価格120円前後)を13日から近畿2府4県の地域限定で販売する。鮒ずしは独特の発酵臭で県民の間でも好悪が分かれる郷土料理だが、同社は県庁職員らと検討を重ね、「いろんな意味で有名な鮒ずし味で勝負したい」とチャレンジ精神で販売に踏み切る。販売期間も限定で今年末ごろまでの予定。
 同社は今年から、地域の食文化発展に貢献するプロジェクトをスタート。各都道府県の「地元ならではの味」を紹介するポテトチップスを開発し、エリアを限定して販売している。鮒ずし味は京都の「ちりめん山椒(さんしょう)味」や大阪の「たこ焼き味」など17種に次ぐ第2弾19種の一つ。
 滋賀の味としては他に、牛のじゅんじゅん味▽えび豆味▽鮎(あゆ)の飴(あめ)煮味−−が候補になった。えび豆味が有力視されたが、好き嫌いはあるが知名度の高さやポテトチップスの味になる意外性などから、企画者らは鮒ずしを「勝負味」として満場一致で決定した。商品化するまでに通常の2〜3倍にあたる約60回も試作品を作り、酸味、味、独特の発酵臭を調整したという。
 パッケージには、信楽焼のたぬきや県のイメージキャラクター「キャッフィー」などが登場。また、「イナズマフォント」と呼ばれる車のナンバープレートの「滋」の字を使うなど県民向けの隠し味も満載となっている。【北出昭】

■琵琶湖 水草を空から把握 衛星画像で分布推定(毎日jp)https://mainichi.jp/articles/20171111/ddf/041/040/017000c
 京都大と滋賀県琵琶湖環境科学研究センターが、同県の琵琶湖の水草について人工衛星の画像分析で分布や量を推定することに初めて成功したと発表した。湖上からの調査では分からなかった繁茂の全体像を把握でき、湖の環境改善に役立つ成果という。
 藻類など水中で育つ水草は稚魚の成育の場として重要である一方、過剰に茂ると船の航行に支障が出たり、取水口を塞いだりする。これまで県などは船からの音波測定やダイバーによる潜水で調査してきたが、広大な湖で全容をつかむのは難しかった。
 今回、京大大学院の山敷庸亮教授らは人工衛星による琵琶湖付近の観測データを活用し、光の波長などから水の透明度を分析。水草の分布や生え方の濃密、繁茂の量を推定する手法を開発した。
 2013〜16年に毎秋、衛星データを基に琵琶湖南部(南湖)で分析し、13年は東岸、14年は中央部など年ごとに植生場所が変化していることが判明。水草の総量も13年の推定3390トンが16年には同4550トンになるなど増加傾向にあることも分かった。
 また、検証のため14年の湖上からの実測値と比べ、衛星での推定値が9%程度多いだけで誤差が少ないことも確認した。研究チームは今後、宇宙航空研究開発機構(JAXA)とも共同研究を進め、世界の湖の解析も進める予定だ。
 県琵琶湖環境科学研究センターの石川可奈子専門研究員は「これまで点でしか把握できなかったが、衛星で全体像が分かる。県が行う水草の刈り取り事業などにも役立てたい」と話している。【野口由紀】

■琵琶湖の水草、衛星で監視(YomiuriOnLine関西発)http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20171111-OYO1T50024.html
 琵琶湖(滋賀県)で異常繁殖している水草の繁茂場所や量を、人工衛星の画像で効率良く把握する技術を京都大などのチームが開発した。水草は船舶の航行の妨げや不漁の原因になっており、除去などに役立てていく。今後、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と連携し、来月打ち上げ予定の観測衛星「しきさい」などを使って、琵琶湖など国内外600か所の湖での水草監視を始める計画だ。
 琵琶湖南側の「南湖」では近年、水深2メートル前後の湖底に根を張る外来種のオオカナダモなどの水草が大量に繁茂している。漁船のスクリューに絡まって航行不能となるケースが相次ぎ、魚などの生態系への悪影響も指摘されている。
 滋賀県などが除去しているが、どの範囲にどのぐらいの量が繁茂しているかを知るには、ダイバーが潜って調べるしかなかった。
 チームは、米国の観測衛星「ランドサット8号」が2013〜16年に撮影した南湖の画像を解析し、植物特有の光の波長などから、濁った水中でも水草の場所や量を特定できる技術を開発。大量の画像からコンピューターが水草の特徴を学ぶ「深層学習」の手法も応用した。

■琵琶湖の水草除去、補助事業好調 滋賀、マリーナ向け(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171111000029
 琵琶湖での異常繁茂が問題となる水草への対策で、滋賀県が本年度からマリーナや体験施設向けに始めた補助事業が好調だ。観光拠点となる施設に水草を刈り取ってもらうことで来県者のイメージアップを図る狙いがあり、22施設が活用した。一方、自己負担も含めて200万円近くを水草対策に投じた施設もあり、さらなる制度の拡充を求める声も出ている。
 補助制度は、県が広域の水草除去に追われる中、船の出入りの障害や、悪臭の原因となる施設周辺の水草を自力で除去してもらうために創設した。桟橋やボートの揚降設備があるマリーナ、体験施設、ホテルを対象とし、除去にかかる費用の半額を上限30万円まで補助する。
 県によると、本年度は9月末までに確保した予算枠600万円をほぼ全額交付したという。刈り取りにかかる人件費や重機のレンタルなどに使われ、上限の30万円を交付したのは14施設。中には自己負担分だけで160万円をかけたマリーナもあった。
 制度を利用した大津市内のマリーナは「今年は例年より水草は少なかったが、業者に依頼して200万円近くかかった。水草を取る面積が広いマリーナには条件を緩和するなど改善をしてほしい」と話した。
 県は「以前から補助を求める声があった。来年度はより使いやすいように制度の改善を検討したい」としている。

17/11/10

■フナパスタにゴリのタコス 琵琶湖の食材アレンジのレシピ本出版(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171110000035
 滋賀県の伝統的な食材を使った料理のレシピ本「クックしが−地産食材かんたん新レシピ」を、県内の料理研究グループが出版した。セタシジミのパエリア風ごはんや、かんぴょうを使った牛肉サンドなど、今風にアレンジした料理約170種類を紹介。作る手間の少なさや、彩りのよさにもこだわり、若い人が地元食材に触れるきっかけになるように工夫を凝らした。
 県内の食文化の研究や普及に取り組む「滋賀の食事文化研究会」の食事バランス部会が作った。5、6年ほど前から若い人にも親しみやすい料理を約250種類考案し、その一部を掲載した。
 ふなずしで知られるフナはスパゲティ、ゴリ(ヨシノボリ)はタコス、モロコは油で揚げてチーズやトマトと合わせるピンチョスにするなど洋風、エスニック風など多彩なアレンジを紹介。伝統野菜では、近江八幡市の北之庄菜(きたのしょうな)を使ったカルパッチョや、米原市の伊吹大根を使ったギョーザなどを提案している。
 味や作りやすさだけでなく、赤や黄色など色合いにも気を配り、研究会は「作ってみようかな、と思ってもらえるよう見た目も大切にした。伝統食材を食べる機会を増やしてもらえれば」と話す。
 A5判、140ページ。1944円。書店でも販売中。サンライズ出版0749(22)0627。

■琵琶湖の水草、人工衛星で監視 京大などが新手法(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20171110000185
 異常繁殖で生態系や漁業への影響が問題となっている琵琶湖の水草の量や種類を人工衛星の画像データから推定する手法を、京都大や滋賀県の研究グループが開発し10日、発表した。水草の繁殖調査の大幅な費用削減や、刈り取りなどのきめ細かな対策につながることが期待される。
 グループは、京都大の山敷庸亮総合生存学館教授やシュウェタ・ヤタブ防災研究所研究員、滋賀県琵琶湖環境科学研究センターの石川可奈子専門研究員らで、手法はこのほど国際科学誌に掲載された。
 琵琶湖の水草は近年、外来種を中心に異常繁殖しており、固有種の魚の回遊を阻害したり、湖底の低酸素化を引き起こして貝の死滅を招いたりしている。繁殖調査は、滋賀県がダイバーや魚群探知機を使って実施しているが人手や費用の面から限られた地点しかできず、全容を把握するのは難しかった。
 新開発の手法は、水草が湖面や水中にあることによって太陽光線の反射光に現れる特徴を分析して量や種類を推定する仕組み。地球観測衛星「ランドサット」が可視光線と赤外線の波長領域で撮影した琵琶湖の画像データを用いる。量については、2014年の17地点の実測値とデータによる推計値との誤差は約9%しかなく、実用化が可能なレベルにあるという。
 種類については、外来種のオオカナダモなど4種を見分ける手法はほぼ完成しているが、現在得られる衛星データでは精度が足りない。今年12月に打ち上げ予定の気候変動観測衛星「しきさい」の高精度データがあれば識別が期待できるという。
 山敷教授は「今回の手法は琵琶湖だけでなく、世界中の湖沼に適用できる」と話している。水草の除去作業にも携わっている滋賀県の石川専門研究員は「繁殖状況を継続的に監視できるため、除去作業の計画や評価にも活用できる」としている。

17/11/09

■洗堰全閉で大戸川ダム急浮上(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0024992
=近畿地方整備局に知事が遺憾表明=
 【全県】超大型の台風21号が県に接近した先月23日午前1時52分〜3時30分まで、国土交通省近畿地方整備局琵琶湖河川事務所(大津市)は瀬田川洗堰(あらいぜき)を全閉し通水を止めた。河川事務所では、下流の天ケ瀬ダム(宇治市)でダムの最大放水量毎秒840トンを上回る流入量になった場合は全閉するよう定められている洗堰操作規則に基づくものと説明。このため、自民党県議の間では「大戸川ダムがあれば全閉操作は防げたはず」との声が強まっている。(石川政実)
 全閉操作は、記録的な大雨になった場合、上流の滋賀県を犠牲にして、住宅などが密集する宇治などの下流を守るために、国が瀬田川洗堰を完全に閉めるもの。1905(明治38)年、瀬田川に南郷洗堰(瀬田川洗堰の前身)が完成して全閉操作の運用が始まったが、県には屈辱の歴史でもあった。
●全閉公表されず
 県流域政策局によれば、先月22日午後10時ごろに河川事務所から県へ「洗堰の放流量を絞る」というFAXが送られてきた。全閉操作もあることを示唆したものだ。同日午後11時前に、県担当者は全閉操作の回避を要請する知事名の文書を河川事務所所長に手渡す。翌23日午前1時ごろ、河川事務所から県に「午前1時半から全閉に向け操作する」とFAXが送信されてくる。洗堰は午前1時30分から全閉操作が開始され、午前1時52分から全閉された。
 県は午前3時過ぎ、早期放流再開を要請する文書を河川事務所に再度手渡した。ようやく午前3時30分から洗堰より放流が開始された。約1時間半にわたり、全閉されたのだ。これにより琵琶湖の水位は0・4ミリ程度上昇したと推算されている。全閉操作は13年以来、4年ぶりだった。
 しかし県民に負担を強いる全閉操作は公表されなかった。30日の決算特別委員会での富田博明県議の質問でようやく明らかとなり、31日の常任委員会で取り上げられた。
 三日月大造知事は今月1日の定例会見で記者の質問に答えて「全閉の回避を要請していた中で実施されたことは遺憾だ。全閉操作をしなくてもいいよう瀬田川の改修、天ケ瀬ダムの再開発、宇治川改修を急いでもらいたい」と国に注文をつけた。しかし治水効果が高いとされる大戸川ダムには触れなかった。
 このダムは、洗堰付近で瀬田川(淀川)に合流する大戸川に建設計画が進められている治水ダムのことである。大戸川ダムについて国が1968年に予備計画調査に着手。だが2008年に整備局の諮問機関“淀川水系流域委員会”が「効果が限定的」として建設見直しを求めた。これに追い打ちをかけ嘉田由紀子・県知事(当時)や橋下徹・大阪府知事(同)らが建設凍結を求める共同見解を発表し、国交省は9年に事業凍結を決めた。
 加藤誠一県議は「今回の全閉操作も大戸川ダムがあれば回避できたはずだ。国交省近畿地方整備局も『大戸川ダム建設がそれ以外の治水対策より有効』という検証評価をしている。嘉田氏の後継者の三日月知事も、大戸川ダム再評価へ舵を切るべき」と指摘する。

17/11/08

■ガソリン小売り価格 2年3か月ぶりの高値水準に(NHK NEWS WEB)http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171108/k10011215781000.html
今週のレギュラーガソリンの小売り価格は、8週連続で値上がりして、2年3か月ぶりの高値の水準となり、今後も中東最大の産油国、サウジアラビアの政情不安の影響などから値上がりが続く見通しです。
資源エネルギー庁から調査を委託されている石油情報センターによりますと、6日時点のレギュラーガソリンの小売り価格は、1リットル当たりの全国平均で136.5円と、先週に比べて0.7円値上がりしました。
レギュラーガソリンの値上がりは8週連続で、2年3か月ぶりの水準の高値となっています。
これはOPEC=石油輸出国機構の加盟国と加盟していない産油国が協調して減産を続けるという見方が広がっているほか、クルド自治政府が実効支配してきた油田地帯を、イラク政府が制圧するなど地域情勢への懸念が高まり、原油価格が上昇しているためです。
また中東最大の産油国、サウジアラビアでは、政府が、王子や現職の閣僚を汚職の疑いで一斉に逮捕し、政情不安で原油の供給に影響が出ることが懸念されています。
石油情報センターは、「原油価格は、今週にかけてさらに上昇していて、来週以降もガソリンの値上がりは当面続く見通しだ」と話しています。

■レギュラーガソリン、2年2か月ぶりに136円を突破…8週連続値上がり(Responce)https://response.jp/article/2017/11/08/302224.html
資源エネルギー庁が11月8日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、11月6日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は、前週比0.7円高の136.5円だった。
レギュラーガソリンの値上がりは8週連続。136円台をつけるのは、2015年8月24日以来、2年2か月ぶり。
地域別では関東で1.3円、近畿で1.1円、中部で0.7円、九州・沖縄で0.6円、東北で0.5円、中国で0.4円、四国で0.3円、北海道で0.2円、全地域で値上がりした。またハイオクガソリンは0.8円高の147.3円、軽油は0.7円高の114.7円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、11月8日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は129.0円/リットル(前週比+1.2円)、ハイオクは139.4円/リットル(+1.2円)、軽油は103.2円/リットル(+0.9円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■野鳥とともに/8 琵琶湖(滋賀県) 人と共存しつつ自然回復(毎日jp)https://mainichi.jp/articles/20171108/ddm/013/040/014000c
 琵琶湖は、滋賀県にある日本最大の湖です。面積は670平方キロあり、近畿地方の約1400万人が利用している貴重な水がめです。もともとは約400万年前の地殻変動で三重県北西部にできた陥没が、長い間に大きさや場所を変えながら北に移動し、現在の位置になったのは約40万年前のことです。
 広大な湖と湖岸、流入する河川の河口や、内湖(湖につながる小さく浅い沼)には多様な環境があり、多くの動物や植物が生息しています。これまでに約1100種類の動植物が確認され、固有種はビワコオオナマズなど61種にもなります。野鳥の重要な生息地でもあり、特に冬には10万羽を超える水鳥がこの湖で過ごします。1993年には国際的に重要な湿地として、ラムサール条約に登録されました。中でも多いのはキンクロハジロやホシハジロなどのカモ類です。琵琶湖とその周辺を、繁殖や採餌などに利用する鳥は、最近40年間で約180種を数え、絶滅のおそれのあるサンカノゴイのほか、ヨシゴイ、オオヨシキリなどの夏鳥、黒い冠羽が特徴のカンムリカイツブリが周囲のヨシ原で繁殖しています。
 一方で、湖の周囲には多くの人が居住し、生活していることから、60年代以降、農薬や生活排水などにより水質が悪化。赤潮が発生するなど社会問題にもなりました。そこで、赤潮の原因となる合成洗剤の使用をやめ、粉せっけんを使おうという取り組み「石けん運動」や、公共下水道などの社会基盤の整備が進められ、水質は回復しつつあります。近年は、オオクチバスなどの外来魚や湖岸に生い茂る外来植物が琵琶湖固有の生態系への脅威となり、その対策が取られています。
 官民の連携による水質改善や外来種の駆除、ヨシ原の復元など、琵琶湖本来の自然を取り戻すための活動が今も進められています。野鳥と人が共存する豊かな湖を将来につないでいきたいものです。(日本野鳥の会・山本裕)=次回は12月6日掲載
 ※国際的な基準で選定された「重要野鳥生息地(IBA)」を紹介します。国内に167カ所あります。
主に見られる鳥
カンムリカイツブリ
ホシハジロ
キンクロハジロ
ヨシガモ
オオヒシクイ

■旅客船会社に「爆弾仕掛けた」と爆破予告の男逮捕 スマホ一致…同種の数十件と関連捜査 京都府警(産経ニュースWEST)http://www.sankei.com/west/news/171108/wst1711080036-n1.html
 京都府の旅客船運航会社に爆破を予告する電話をかけたとして、京都府警は8日、威力業務妨害の疑いで京都府向日市上植野町上川原、無職、田上慶祐(けいすけ)容疑者(38)を逮捕した。「むしゃくしゃしてやった」などと容疑を認めており、府警は5日に西日本各地で相次いだ数十件の爆破予告との関連を調べている。
 逮捕容疑は5日午前8時40分ごろ、同府宮津市の天橋立をめぐる定期観光船を運航する丹後海陸交通(同府与謝野町)の営業所に「爆弾をしかけた」などとスマートフォンから電話をかけ、業務を妨害したとしている。府警によると、安全確認のため6便が欠航し、観光客ら約300人に影響した。不審物は見つからなかった。
 5日は各地で同様の電話があった。府警によると、発信元を調べる過程で浮上。駅や商業施設などにかけられた番号と容疑者の番号が一致しているという。
 京阪電鉄三条駅(京都市東山区)では約1時間にわたり駅が封鎖。全電車を通過させたため約8千人に影響した。松坂屋高槻店(大阪府高槻市)では客を一時避難させる騒ぎになった。

■「むしゃくしゃしてやった」 京都、爆破予告容疑の男逮捕(京都新聞電子版)http://kyoto-np.co.jp/politics/article/20171108000071
 京都府与謝野町の運輸会社に爆破予告の虚偽電話をかけたとして、京都府警捜査1課と向日町署は8日、威力業務妨害の疑いで、向日市上植野町上川原、無職の男(38)を逮捕した。府警によると、男は「むしゃくしゃしてやった」と容疑を認めている。近畿や中国地方では5日、鉄道会社や官公庁などに同様のいたずら電話が相次ぎ、駅が封鎖されるなど大きな影響が出ていた。声の特徴などから男が関与した疑いがあるとみて、府警などが関連を捜査する。
 逮捕容疑は5日午前8時40分ごろ、丹後海陸交通の営業所に「爆弾を仕掛けた。爆発するぞ」と電話し、天橋立発着の定期船6便を運休させるなど、同社の業務を妨害した疑い。
 府警によると、営業所との通話に男のスマートフォンが使用されていたことから、5日以降、任意で事情を聴いていた。
 近畿や中国地方などでは同日未明から昼にかけて、同様の虚偽電話が数十件あった。京都、滋賀では、京阪本社お客さまセンター(大阪市)に同日午前11時すぎ、「三条駅のロッカーを爆破する」との電話があり、京阪三条駅が一時封鎖された。府警本部(京都市)や琵琶湖汽船(大津市)などにも同様の電話があり、それぞれ対応に追われた。

■水の文化ぐるっと博 びわ湖の魅力ぎゅっと 5連ポスター全国に ビジターズビューロー(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20171108/ddl/k25/040/493000c
 びわこビジターズビューローは、「日本遺産 滋賀・びわ湖 水の文化ぐるっと博」の認知度向上と誘客促進のため滋賀の魅力を10枚の写真に集約した「5連ポスター」を作り、いずれもびわこビジターズビューロー提供、今月から全国の主なJR主要駅や県内の道の駅など約1000カ所に掲示している。
 ぐるっと博は来年3月までの半年間、県全体を博覧会会場に見立て、日本遺産を中心に町歩き、体験プログラム、特別公開の文化財などを楽しんでもらうイベントを各地で連続的に催す。
 ポスターはB1サイズで、近江八幡市の沖島や東近江市の五個荘金堂、大津市の比叡山延暦寺など日本遺産の構成文化財や風景などからなる。【北出昭】

17/11/07

■台風21号、滋賀県被害40億円 堤防決壊や田畑冠水(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20171107000181
 滋賀県の三日月大造知事は7日、県内全域に甚大な被害をもたらした先月下旬の台風21号による被害総額が、少なくとも約40億円に上る見通しを明らかにした。三日月知事は早期復旧に向けて8日、関係省庁に国の財政支援を要望する。
 県のまとめでは、主な公共土木施設の被害額は、新川(竜王町)の堤防決壊や野洲川(湖南市)の護岸欠損など24河川34カ所で被害が出たほか、国道367号ののり面崩落や琵琶湖岸の緑地欠損などを含め計16億9千万円に上った。
 山地災害は25カ所(10市町)で3億7千万円、林道災害は149カ所(10市町)で2億6千万円。
 農業被害は、暴風によるビニールハウスの倒壊や田畑の冠水など1722カ所で6億2千万円、ため池の決壊や農道の崩壊など43カ所で8億円に達した。
 教育施設では、大津市の志賀中で体育館の屋根が破損するなど6校で計1億7千万円、文化財でも彦根城の外壁はく落など3カ所で約5千万円の被害が出た。
 多賀町や日野町では水道管の破損や配水池の地盤の崩落も起きた。
 三日月知事は記者会見で「県民生活が大きな打撃を受けた。復旧に向けた予算確保を国に求め、補正予算を組みたい」と述べた。その上で、国が瀬田川洗堰を全閉した際の情報発信を課題に挙げ「全閉による被害の可能性を誰にどう伝えるか。国や市町と連携することが重要」と述べた。

■北口熊本市議の働きかけ 監査結果の多くが『不適正』(TKUテレビ熊本)https://www.tku.co.jp/news/%E5%8C%97%E5%8F%A3%E7%86%8A%E6%9C%AC%E5%B8%82%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%83%8D%E3%81%8D%E3%81%8B%E3%81%91%E3%80%80%E7%9B%A3%E6%9F%BB%E7%B5%90%E6%9E%9C%E3%81%AE%E5%A4%9A%E3%81%8F%E3%81%8C%E3%80%8E%E4%B8%8D/
これまでに3度の辞職勧告を受けている北口和皇熊本市議について7日、新たに監査の結果が出ました。この日、監査人を務めた竹中潮弁護士が市長や議長宛てに「法令の適用を誤ったものと認められ『不適正』である」との報告書を提出しました。監査の対象となったのは北口市議が代表を務める熊本市漁協が、熊本市と結んだ江津湖で外来魚を捕獲する業務委託など計6件、総額約612万円の事業です。会見で竹中監査人は「(北口市議と市職員の)屈服関係というか、あらがえない雰囲気、反対できないような雰囲気の中で事業がされ、不適正な点が発生した。北口市議の働きかけがなければそもそもこの業務自体が行われなかった可能性が大きい」と述べ、6件のうち5件を『不適正』としました。また報告書には「北口市議からの働きかけに市職員が迎合し、事業を決定する審査や確認が不十分となった」「北口市議の働きかけは議員の立場・権限を逸脱した乱用で、本来あってはならない」などの『意見』もつけられています。

■北口市議「不適正な支出あった」(日テレNEWS24)http://www.news24.jp/nnn/news8688070.html
熊本市などへの不当要求行為が問題になっている熊本市議会の北口和皇議員に対する外部監査の結果が報告され、北口議員が代表理事を務める漁協への補助金支出などに「不適正な部分があった」と指摘した。北口和皇議員をめぐっては市の職員に罵声を浴びせて業務を妨害したなどとして市議会の特別委員会が調査、検証を進めている。このうち、北口議員が代表理事を務めていた熊本市漁協への業務委託や補助金の支出について外部監査の結果が報告された。その結果、業務が行われた確認をせずに委託料が支払われていたケースや、補助金の支出に法的根拠がないケースなど6件の事業のうち5件に「不適正な部分があった」と指摘した。また、こうした背景には市の担当者による北口議員への迎合があったとして、再発防止のための措置を求める意見も付け加えられた。

■吉野川にワニガメ 徳島市で釣り人が捕獲(徳島新聞Web)http://www.topics.or.jp/localNews/news/2017/11/2017_15100168240601.html
 徳島市で釣り人が捕獲 徳島市不動東町4の吉野川で、ワニガメが見つかった。凶暴でかみつかれると大けがをする恐れがあり、徳島西署が保管している。
 見つかったのは、甲羅の長さ25センチ、幅20センチで、体長は約60センチ。同署によると、5日午後1時半すぎ、第1樋門(ひもん)の近くで会社員の男性が釣り上げて110番した。
 ワニガメは北米原産で、動物愛護管理法で人に危害を及ぼす恐れがある特定動物に指定され、飼育する際には県に届け出る必要がある。県によると、最近ペットのワニガメが逃げ出したという連絡はなく、飼われていた個体かどうかは分かっていない。今後、岡山県のNPO法人「ワニガメ生態研究所」が引き取り、吉野川にいた経緯などを調べる。
 国土交通省徳島河川国道事務所は「吉野川ではこれまでの調査でワニガメが見つかったことはない。人に危害を加える可能性があるので、現場に看板を立てるなどして注意を促したい」としている。

17/11/06

■大物が生息!?禁止にもかかわらず…大阪城お堀で釣り横行(MBS VOICE)http://www.mbs.jp/voice/special/archive/20171106/
「大阪城」のお堀では、転落する危険やゴミの放置問題、釣り竿を振り回すことで他の公園利用者へ迷惑になることなどから、釣りが全面禁止です。大阪市の公園条例ではそれに違反すると過料5万円が課されます。禁止を伝える立て看板や巡回監視で注意を促していますが、釣り人は一向に減る気配はありません。なぜ禁止地域で釣りを続けるのか?なぜ釣り人が増え続けるのか?取材班が釣り人を直撃しました。返ってきた答えとは…?
禁止のはずなのに…
9月29日金曜日午前4時、取材初日。場所は大阪城の内堀の東側です。取材を始めて1時間。
「朝の5時すぎです。内堀に釣り竿を持った男性2人がやってきました。橋の上ではさらにもう2人、釣りをしている男性がいます」(記者)
やってきたのは20代から30代と思われる男性4人組。慣れた様子で釣り竿を振っています。さらに見ていると…
「男性が柵の内側に入って釣りをしています。とても危ないです」(記者)
取材班、釣りをしている男性に話を聞いてみることにしました。
Q.釣れます?ここって
「きょう、ぼちぼち釣れますよ」(釣り人)
Q.何がいるんですか?
「ブラックバスです」
柵を越えて釣りをしていることに罪悪感はないのか?聞いてみると…
Q.柵の中危なくないですか?
「いけますよ」(釣り人)
Q.落ちたりしないですか?
「この前、誰か落ちてましたけどね」
Q.注意はされます?
「めっちゃされます」
Q.注意されたらどうするんですか?
「帰ります」
大阪市公園条例では公園内の動物を無断で捕まえると最大で5万円の過料が課せられます。大阪城周辺の公園を管理している前田久和さんはこう話します。
「(注意したのは)前年度で1900人くらい。今年は4月〜7月で550人くらい。やったらその後、そのままほったらかしで、他の方に迷惑をかける」(大阪城パークセンター 前田久和さん)
堀に落ちる危険があるのはもちろんのこと、釣り糸を投げ入れる時などに公園を利用しているほかの人にけがをさせる恐れがあるため釣りは禁止されています。
「危ないよ。(釣り竿を)振り回すから」(利用者)
「ハトとかてんぐす(釣り糸)に引っかかって、(木から)ぶらさがったりしてるの多いよ」
Q.釣り人は柵を越えている?
「そうそう。落ちんのちゃうかなと思うけどね」
「好きな人は何度注意されてもやりますのでね」
SNSで釣り情報拡散
禁止されていても釣り人が後を絶たないのにはワケがありました。
2017年5月の映像で確認できた魚はブルーギル、それ以外にブラックバスやライギョもいるそうで、予想以上の魚が生息していました。さらにもう一つ釣り人が集まる理由が…
「釣りをしている人が(SNSに)アップして、『ここでは釣れる』とか、それでいろいろ広まって」(前田久和さん)
近年では、釣った魚の写真をSNSにアップする人も現れ、それを見て更に釣り人も増えるのだといいます。
釣り行為が増えた影響はこんな所にも出ていました。
「木の枝に釣り糸が引っかかっています。先には約5センチほどの釣り針がついています」
取材班が確認したところ、外堀の半周約1.4キロの間に8か所で木に釣り糸が引っかかったままになっていました。さらに釣り用のエサとなる「きびなご」や釣り具のゴミが散乱していました。
少年2人に直撃
大阪城パークセンターでは昼夜を問わず警備員が巡回して警戒しています。
「9月30日土曜日、朝の5時50分です。釣り竿を持った少年2人がやって来ました」(記者)
監視の隙をかいくぐって、中学生と思われる少年2人が現れました。
「柵を乗り越えて内側に入ろうとしています」(記者)
危険を顧みず柵を越える2人、何食わぬ顔で釣りを始めました。初めて来たようには到底見えません。少しずつ立ち位置を変えながら竿の先に集中しています。
「通行人も増えてきました」(記者)
そんなことも気に掛けず釣りを続ける2人。どうやら、一人が魚を釣ったようです。すぐに大きさを測りますが、納得がいかなかったのか再び堀にかえしました。果たして彼らは釣りが禁止されている行為だと知っているのでしょうか。取材班、少年たちを直撃しました。
Q.釣りしてました?
「はい」(少年)
Q.釣りが禁止なのは知っている?
「はい」
Q.なぜ釣りを?
「釣れるからです」
Q.何を釣ってた?
「ブラックバスです」
Q.禁止と知りながらなぜ釣りを?
「情報で広まって。ネットとかでみんな」
Q.ダメだと思わない?
「ダメやけど、まぁ…て感じ。もういいっすか」
Q.この後は?
「淀川かどっか行きます」
少年たちは自転車で走り去っていきました。
開き直る釣り人
この日の夕方、取材班が訪れたのは西外堀。内堀より石垣が高くより危険な場所です。取材を始めて10分で釣り人が現れました。
「男性が柵の内側で釣りをしています。堀はかなりの高さがあります」(記者)
水面まで約6メートル。それでも平然と釣りをする男性。隣ではなんと、午前中に話しかけた少年2人も懲りずに釣りをしていました。柵の中を歩く男性、警察官に声をかけられますが悪びれる様子はありません。
Q.釣りしてました?
「はい」(男性)
Q.禁止されているのは知っている?
「知ってます知ってます」
Q.どうして禁止の釣りを?
「どうして?ガキの頃からやってますからね。20年くらい」
さらに話を聞いていくと、市の条例は全く歯止めになっていないようです。
Q.最大5万円の過料だが?
「知ってますもちろん。(今まで支払ったことがなく)どうなったら5万円かかるのかよくわからないですし、(警備員に)しゃべりかけられるのもうっとうしいし、注意されるのもうっとうしいし」
最後に男性はこう開き直りました。
「釣りする以上はある意味、リスクを負って趣味を楽しんでるから。溺れて死ぬんやったらそれは自業自得やからしゃあない。何で大阪城やねんって言われたら、近いし子どものときからやってたから。そこに魚がいるからと言うしか言いようがないです」
釣り人に反省の色が見られないことに、前田さんも頭を抱えています。
「根気比べじゃないですけど、こちらも注意喚起、プラス発見したら言っていく。結局また他から回って入ってくるとか実態としてはあるんですけど、それは繰り返し言うしかないのかなと」(大阪城パークセンター 前田久和さん)

■琵琶湖の魚、楽しく広がれ 学食提供、養殖も(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171106000082
 琵琶湖の特徴的な魚介8種を取り上げた「琵琶湖八珍」。滋賀県が普及に旗を振る中、県内では八珍にまつわるさまざまな取り組みが進んでいる。
子ども・若者へ
 琵琶湖八珍をはじめとする湖魚は滋賀県内の子どもたちや学生にも人気だ。
 県漁業協同組合連合会は2016年度から県内の学校給食に湖魚を出している。県水産課によると、16年度は12万食分が使われた。本年度も計10万食分を見込む。
 メニューはビワマスの塩焼きやコアユのつくだ煮などで、特にイサザなど小さな魚の唐揚げが児童から好まれたという。同課の三枝仁副主幹は「県内の子どもたちに琵琶湖の魚のおいしさを感じてもらいたい」と話す。
 大学の食堂でも導入が進む。龍谷大の瀬田キャンパス(大津市瀬田大江町)のレストランでは、今年1月と6月にそれぞれ5日間、湖魚を使ったメニューを提供した。ヒウオ(アユの稚魚)のかき揚げうどんやハスの南蛮漬けと天ぷらが並んだ。
 企画を進めた同大学の龍谷エクステンションセンターの担当者は「『琵琶湖の魚は食べられるの?』と聞く学生もいたが、ほぼ毎日完売で好評だった」と振り返る。
本格出荷目指す
 長浜バイオ大(長浜市田村町)は、市内の業者と共同開発した、身の脂乗りを良くする餌を使ったビワマスの養殖に取り組んでいる。育てた魚は「ビワトロマス」のブランド名で来春の本格出荷を目指す。
 2010年からビワマス養殖を研究する河内浩行准教授(50)は、魚の体内で脂肪の蓄積を促す役割をするタンパク質を活性化させる成分が、ビワマスやウグイなどの湖魚、ビール麦の搾りかすなどに含まれていることに着目。今年3月から養殖業者「びわ鮎(あゆ)センター」(同市南浜町)の養殖池で、これらを混ぜた餌を与えた。その結果、魚粉で作った既製品の餌よりも脂乗りが良く、成長が約2カ月早く養殖できた、という。
 河内准教授は「肉質をさらに向上させ、マグロのトロにも負けないような、おいしいビワマスを食卓に届けられれば」と力を込める。

■琵琶湖八珍、おいしさ無限大 ブランド化へ提供店広がる(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171106000063
 国内最大の湖、琵琶湖はさまざまな魚介に恵まれている。魚介の多くは古くから郷土の味として食卓を彩ってきた。そんな湖の幸のうち、「琵琶湖の宝石」と形容されるビワマスや、地元を代表する珍味、ふなずしの材料となるニゴロブナなど特色ある8種を「琵琶湖八珍」として滋賀県が売り出している。取り組みの一端を紹介する。
 10月のある日の昼、甲賀市からお年寄り20人がバスに揺られて琵琶湖沿いにある宿泊施設「休暇村近江八幡」(近江八幡市沖島町)のレストランにやって来た。窓越しに広がる青い湖面や、滋賀の漁業を支えている沖島も見える景観に歓声が上がる。
 同施設では「琵琶湖八珍と近江牛ランチ」(3300円)のメニューが人気だ。原則として季節を問わず八珍を味わえるのが特徴で、定番のエビ豆やふなずしのほか、イサザのつくだ煮、ウロリ(ビワヨシノボリ)の卵焼き、コアユの天ぷら、ハスの甘酢漬け、ビワマスの刺し身、モロコの南蛮漬けが膳に並ぶ。
 魚の名前や調理法をスタッフから教わると、来客の箸が次々に動く。藤井武夫さん(76)は「山に囲まれた地域で育ち、8種類もの湖の魚を一度に堪能するのは初めて。どの魚もうまい。量も一口ずつでちょうど良い」と笑顔を浮かべた。
 メニューは2015年4月に売り出して以降、インターネット上でも評判が広がり、昨年度の利用客は約5100人と1年間でほぼ倍増、今年も順調に推移している。鈴木知敏副支配人(43)は「分かりやすいネーミングで湖魚の魅力を県外の人にも伝えられている」と話す。
 琵琶湖八珍は、13年の選定以降は一部の宿泊施設などがメニューを提供していたが、15年度からは県が本格的なブランド化に乗りだした。消費者や関係業者にアピールするため、八珍の姿が描かれた8枚の皿を「八」の字形に並べたロゴマークを作成し、料理や加工品を提供する店舗などを対象にした「八珍マイスター」の登録募集も始めた。登録は3年目の今年で100店を超え、本年度中に150店を目指すという。
 今後、県は消費者への浸透をさらに図る考えで、湖岸などのロケーションで八珍を味わってもらう短期開設型の食堂を来年1月から県内で展開する。
 県水産課の関慎介主査は「観光客らに滋賀県を訪れてもらい、滋賀でしか味わえない八珍を楽しんでもらいたい。今後さらにPRに力を入れたい」と話す。
琵琶湖八珍
 ビワマス、ニゴロブナ、ホンモロコ、イサザ、ビワヨシノボリ(ゴリ、ウロリ)の琵琶湖固有種と、コアユ、スジエビ、ハスの8種。琵琶湖特有の食文化を広めようと、安土城考古博物館(近江八幡市)が発表した湖魚料理の人気投票結果を基に、2013年、識者や観光関係者らでつくる県ミュージアム活性化推進委員会の選定委員が選んだ。

■「家棟川ビオトープ水鳥観察会」(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0024962
=19日 野洲市野田地先のビオトープで=
 【野洲】 「家棟川ビオトープ水鳥観察会」が19日午前9時〜正午まで、野洲市野田地先の家棟川ビオトープで行われる。主催は県、野洲市、滋賀自然環境研究会、NPO法人家棟川流域観光船など。
 野田地先にある家棟川ビオトープは、生物の多様性が見られる琵琶湖と陸地とが接する地帯の再生を目的に作られたもので、同観察会では周辺の湖岸での水鳥の観察やネイチャーゲームとクラフトづくり、野草の天ぷらの試食が予定されている。
 参加希望者は10日までに県土木交通部河川環境係へ郵送(〒520―8577 大津市京町4・1・1)、電話(077・528・4154)、ファックス(077・528・4904)、メール(ha04@pref.shiga.lg.jp)のいずれかで申し込む。先着順で30人。小雨決行。参加費は300円(3歳以上)小学生以下は保護者同伴で。

■遊覧船に爆破予告 琵琶湖汽船、運航を一時中止(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20171106/CK2017110602000015.html
 五日正午ごろ、大津市浜大津五の琵琶湖汽船の事務所に「ミシガンに爆発物を仕掛けた。一時間後に爆発する」と男の声で脅迫電話があった。同社は琵琶湖の遊覧船「ミシガン」の運航を一時中止。大津署員が船内を捜索したが、不審物はなく、午後一時四十分ごろに安全を確認した。
 当時「ミシガン」は、大津港から、におの浜観光港(におの浜四)に入港する直前で、乗客二百六十人は同港で下船。同社は「南湖遊覧ボート」を含め、大津港発着の計四便を運休した。署は威力業務妨害事件として調べている。

17/11/05

■琵琶湖遊覧船「ミシガン」にも 乗員・乗客290人が船外に避難 爆破予告各地で次々(産経ニュースWEST)http://www.sankei.com/west/news/171105/wst1711050044-n1.html
 5日正午ごろ、琵琶湖の遊覧船運航などを行っている琵琶湖汽船(大津市浜大津)の予約センターに男の声で「ミシガン(遊覧船)に爆発物を仕掛けた。1時間後に爆発する」との内容の電話がかかってきた。滋賀県警大津署によると、船内から爆発物などの不審物は見つからず、けが人はなかった。威力業務妨害容疑で調べている。トランプ大統領の来日で厳戒体勢がとられるなか、京阪電鉄の駅や広島の宮島行きフェリーなど各地で爆破予告が相次いでいる。
 同署などによるとミシガンは当時、乗客、乗員計約290人を乗せて運航し同市におの浜の港に寄港直前で寄港後、全員が船外に避難した。
 琵琶湖汽船によると、ミシガンは音楽ショーや食事を楽しみながら湖上からの風景を楽しめる人気の遊覧船。この時期は、同市浜大津の大津港を出て湖の南部を周遊するコースを1日4便運航している。広報担当者は「爆破予告があったのは初めてではないか。何事もなくてよかった。ただ、せっかく楽しみにして来てくださった方々に申し訳なく思う」と話した。

■淡水真珠、養殖実験打ちきりへ 滋賀、復活目指すも(asahi.com滋賀)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171105000016
 淡水真珠の復活に取り組んできた滋賀県草津市と地元志那町の住民たちが、養殖実験を2019年度で打ち切る。2千粒以上の真珠を採取するなど一定の成果を上げたものの、採算がとれる見込みがないのが大きな理由という。同町は日本の淡水真珠養殖の発祥地とされ、「技術や文化を伝えたい」と継承の道を探っている。
 同町の平湖と柳平湖では戦後に真珠養殖が発展し、1970年代に最盛期を迎えた。数十軒が養殖を手がけていたが、水質の悪化によるイケチョウガイの成育不良や安価な海外産の流通に押されて衰退。現在は1軒のみが操業している。
 復興を目指し、市の委託を受けた志那町内会が2012年から養殖実験に乗り出した。西の湖(近江八幡市)で養殖された母貝をのべ約1700個購入し、真珠の核となる細胞片を埋め込んで育ててきた。これまでに取り出した約2200粒(約800グラム)は紫やオレンジ色に輝く。駒井克行会長(68)は「大きな真珠が取れて驚いた。水質が改善された証拠」と喜ぶ。
 だが、産業として成り立たせるには課題が山積みだった。かつては貝1個から30〜40粒が取れたのに対し、現在は貝の品種が変わった影響もあり8粒程度にとどまる。母貝は価格が上がり、以前より入手が困難に。約15年間、両親と養殖業を営んだ駒井会長は「貝の購入費だけを考えても、とても商売はできない。採算をとるには稚貝づくりから販路開拓まで全てを見直す必要がある」と指摘する。
 実験が終わる19年度までに全ての貝を引き上げ、取れた真珠の使い道や継承策に知恵を絞る。「近くの水生植物公園みずの森などで養殖を続けてもらえないものか」と思いを巡らす駒井会長は「事業をやろうという人がいれば、発祥地の技術を伝えたい」と話している。

17/11/04

■ヨシ苗 あやめ浜で1000株植え付け ダイハツ販売社員ら 野洲(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20171104/ddl/k25/040/320000c
3連続で好プレーをして笑顔でベンチに引き上げる近江の住谷湧也左翼手=大阪市此花区の大阪シティ信金スタジアムで、小西雄介撮影
 野洲市のあやめ浜周辺の琵琶湖岸で3日、滋賀ダイハツ販売(栗東市)の社員やその家族ら約400人がヨシ苗の植え付けや清掃のボランティア活動をした。
 同社が取り組んでいるCSR(企業の社会的責任)活動の一環で、ヨシ植えは今年で4回目。湖岸約1キロにわたって、先月の台風21号で打ち上げられた空き缶や空きビ

17/11/03

■スーパーに新鮮な魚が並ばなくなる? 元凶は明治時代からほぼ改正なしの漁業法だった(日刊SPA!)https://nikkan-spa.jp/1414055
 近年、乱獲や生態系の変化による個体数の減少が問題となっている魚。広大な海だけでなく、より身近なスーパーの魚売り場でも魚は姿を消していた! 見慣れたはずの陳列棚が変化、消滅の危機に瀕している理由をさまざまな角度から探った。
単に大きな漁港を造るのではなく、今後はIT化などにも注目するべきかもしれない(※写真はイメージです)
ズレたインフラ整備に問題だらけの漁業法
 新鮮な魚が店頭に多く並ぶには、漁港などインフラ面の整備も欠かせない。水産庁は長期計画に基づいて漁場や漁港、防波堤の整備などを進めており、全国漁業協同組合連合会(全漁連)の担当者も次のように話す。
「漁業所得10%増を目標に全国の浜が独自に活性化を進めている『浜の活力再生プラン』では、7割の浜で目標を達成しています。それぞれの地域の課題を把握し、業務の効率化や販路の拡大などを進めていくというプランです」
 ただ、こうした水産庁や全漁連の取り組みに対し、東京財団上席研究員の小松正之氏は「ほとんど意味がない」と手厳しい。
「数十億円かけてハコモノのような港を造ったり整備するより、漁業者ごとの個別漁獲割り当てと一体で自動化やIT化などの効率化を進め、冷凍設備を持った漁船を導入するほうがよほど意味があります。導入時こそコストがかかりますが、長期的に見れば人件費もカットできますし、世界標準にも近づく」
 だが、旧態の法制度が原因で、今の漁業法ではできないという。
「漁業法は明治初期に制定されて以来ほとんど改正されてこなかった。江戸時代以来の浜ごとの漁業権の調整が目的の法律で、『ウチの沖で勝手に漁をするな』といったいざこざを防ぐための側面が強いんです。そのため、資源保護など水産管理はあまり考慮していない。漁業法の規制はどのぐらい獲っていいかという『量』ではなく、どこで獲っていいかという『場所』の話なんです。乱獲を許して日本の水産業の衰退を招いた原因を突き詰めると、漁業法に突き当たります」
 また、そもそも漁師の人材難も深刻だ。
「戦後直後の漁業就業者は70万人ほどでしたが、昨年度は約16万人まで落ち込んだ。うち37%が65歳以上で高齢化も深刻です」(水産庁)
 こうした実態に、水産庁や全漁連は新規就業者を確保する対策を進めている。
「就業者確保育成センターを設立し、就業支援フェアを開催して若年層の就業サポートをしています。若年層の就業人口はほぼ横ばいの現状維持で、成果が出ていると言っていいでしょう」(全漁連)
 また、安心して働くには漁師の生活支援も重要。しかし、小松氏は単にカネ・補助金を投入するだけの事業には否定的だ。
「今まで水産行政がやってきたのは、赤字の補てんだけ。それでは問題は先送りで漁業所得向上に向けたイノベーションなど起こるわけがありません。そんな職場に若い人が魅力を感じて入ってくると思いますか?」
 水産庁によれば、地元漁師が自信を持って勧める魚を「プライドフィッシュ」に選定、ブランド価値を上げ、生産者が加工から流通販売までを行う六次産業化に成功している地域もあるという。果たして若い漁師たちを惹きつけるキッカケとなるだろうか?

■肉食外来魚 再び生息(山梨日日新聞社電子版)https://www.sannichi.co.jp/article/2017/11/03/00231956
本栖湖、西湖でコクチバス確認
 今年に入って本栖湖と西湖で特定外来生物に指定されているコクチバスの生息が相次いで確認され、山梨県水産技術センターは来春、両湖で生態調査を実施する。肉食性で生態系に悪影響を及ぼす可能性があるとされる淡水魚で、7年前を最後に県内では生息の報告がなかった。関係者は西湖で約70年ぶりに生息が確認されたクニマスへの影響を懸念し、河川でアユなどの漁場を荒らす可能性を指摘する声もある。同センターは個体数が増殖しないうちに全容を把握し、駆除する考え...

17/11/02

■コハクチョウ 11羽、優雅に飛来 高島(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20171102/ddl/k25/040/514000c
 琵琶湖にコハクチョウが渡って来るシーズンを迎えているが、湖西の高島市でも先月31日、成鳥11羽の飛来を湖北野鳥センター(長浜市)が確認した。高島市新旭町の水田にいるのが目撃された。
 この日朝には、ここから安曇川を越えて約3キロ南の同市安曇川町の松ノ木内湖で11羽がゆっくりと泳ぎ回った後、水面を蹴っ...

■滋賀の図柄入りナンバープレート導入 県が県民アンケート実施中(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0024944
=6日までインターネットで図柄案選ぶ=
 【県】 県は、11月6日午後5時まで、自動車ナンバープレート「滋賀ナンバー」の図柄案について県民の意見を聞くアンケートを行っている。これは、国土交通省が導入した「地方版図柄入りナンバープレート制度」が来年10月ごろから交付開始が予定されていることに向けた準備の一環。
 今回のアンケートは、郷土への愛着や県民の一体感を育むとともに、滋賀をPRする有効な手段として図柄入りナンバープレートの導入を進めるにあたり、多くの人の意向を把握するためのもの。
 同制度は、新しくナンバープレートの交付を受ける際に図柄入りを選択できるだけでなく、使用中のものも交換できるようになる。(ともに有料)。軽自動車については、図柄入りを選択した場合、現行の黄色から普通自動車と同じ色になる。
図案1のデザインは、琵琶湖とそれを囲む山々をイメージしたもので、図案2は、ビワコオオナマズや県の鳥カイツブリなどをあしらったもの、図案3は、琵琶湖に浮かぶ島、図案4は、湖面の水の動きを表現した。
 また、それぞれの図柄は寄付金つきのフルカラーのデザインと、寄付金なしの単色とがある。寄付金は、国交省が指定するナンバープレート交付代行者である県自動車整備振興会が指定する財団に納められ、地域交通のサービス改善や観光振興などに使用される予定。
 アンケートへの参加は、インターネットのサイト「しがネット受付サービス」の検索メニューから「図柄入りナンバープレート導入」で検索する。

■滋賀の図柄入りナンバープレート4種の中から一つ 県がネットで意向調査(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/171102/rgn1711020043-n1.html
 ナンバープレートに地域独自の図柄を入れる新制度開始にあたり、県はインターネット上で意向調査を行っている。図柄案には琵琶湖や県の花、鳥などをデザインした4種類があり、県は調査結果をもとに最終案を決めるとしている。
 国交省は来年10月をめどに、各地の図柄入りナンバープレート導入を予定。同時に地域の交通改善や観光振興のための寄付も募り、寄付する場合はカラー、しない場合はモノトーンのナンバープレートが交付される。
 滋賀ナンバーでも独自デザインを導入予定で、琵琶湖をイメージした図柄のほか、カイツブリやモミジ、ビワコオオナマズなど県ゆかりの動植物を描いたデザインなど4種類を用意。
 6日午後5時まで県ホームページの「しがネット受付サービス」で、図柄についての意見や、寄付金の活用方法についてのアンケートを行っている。
 県企画調整課は「寄せられた意見を参考にして国に図柄案を提案したい」としている。

17/11/01

■琵琶湖で蜃気楼、建物浮く 今季一番の冷え込み(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20171101000157
 厳しい寒さになった1日朝、琵琶湖では対岸の建物などが浮いて見える蜃気楼(しんきろう)が発生した。大津市の湖岸からは、釣り人の乗るボートも湖上で浮かんでいるように見えた。
 彦根地方気象台によると、この日はよく晴れて放射冷却の影響で、大津市で4・9度、甲賀市信楽町で0・5度など県内全9地点で今季最低気温を記録した。暖かい水と冷たい空気との温度差によって光が屈折することで、蜃気楼が出現した。
 大津市におの浜からは、遠くの対岸にある建物の下に反転した幻の像が映り、釣り人たちも宙に浮いたように見えていた。

■ガソリン、135円80銭 2年2カ月ぶり高値(TOKYO Web)http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017110101001575.html
 経済産業省資源エネルギー庁が1日発表した10月30日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、23日時点の前回調査より20銭高い135円80銭だった。2015年8月下旬以来、約2年2カ月ぶりの高値となった。値上がりは7週連続。灯油は18リットル(一般的なタンク1個分)で5円高い1414円となり、約2年1カ月ぶりの高値だった。
 石油情報センターによると、中東の地政学的リスクの高まりを背景に原油価格が上昇し、石油元売りがガソリンの卸価格を引き上げたのが要因。原油価格の上昇傾向が続いており「来週は50銭以上値上がりしそうだ」と説明した。(共同)

■レギュラーガソリン135.8円、7週連続値上がりで2年2か月ぶりの高値(Responce)https://response.jp/article/2017/11/01/301944.html
資源エネルギー庁が11月1日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、10月30日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は、前週比0.2円高の135.8円だった。
レギュラーガソリンの値上がりは7週連続。2015年8月24日以来、2年2か月ぶりの高値となっている。
地域別では中部と九州・沖縄で0.3円、関東と近畿、四国で0.2円、北海道で0.1円値上がり。中国と東北は前週と同価格だった。またハイオクガソリンは146.5円、軽油は114.0円、ともに前週から0.2円値上がりした。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、11月1日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は127.8円/リットル(前週比+0.1円)、ハイオクは138.2円/リットル(+0.5円)、軽油は102.3円/リットル(+0.1円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■草津の風車、廃止の方針案 記念碑設置も盛り込む(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASKB02R1GKB0PTJB001.html
 草津市は31日、運転停止中の風力発電施設「くさつ夢風車」(同市下物町)を廃止する方針案を明らかにした。風車のモニュメントをつくることも盛り込まれており、1日から30日までの間に市民からパブリックコメントを募る。市は年内にも最終方針を決める。
 風車は2001年7月に運転を始めたが、風速の見込み違いや故障のため、発電量が低迷。羽根が損傷し、14年4月以降は運転を停止していた。建設費を含む累積赤字は16年度末で約2億4600万円となり、市環境審議会は今年9月、橋川渉市長に「廃止すべきだ」と答申していた。
 市環境課の担当者は、方針案について「審議会での議論を踏まえ、風車の歩みを記念するものの設置を盛り込んだ」としている。モニュメントの詳細は、寄せられた意見や費用などを考慮して決める。パブリックコメントについての問い合わせは同課(077・561・2341)へ。(八百板一平)

←Before          スクラップブックバックナンバー          Next→