琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2017/06)

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17/06/30

■ハマゴウ 琵琶湖の海浜性植物を保全 自治会員ら草むしり 近江八幡(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170630/ddl/k25/040/551000c
 国内の淡水湖では琵琶湖にのみ自生する海浜性植物「ハマゴウ」の保全活動が24日、近江八幡市佐波江町の琵琶湖岸であった。同町自治会員に、浜を管理する水資源機構の職員と研究する京都大大学院生らが合流し、総勢約30人でハマゴウの周りに茂る雑草を取り除くなどの作業をした。7月下旬には清楚な青い花が見られるという。
 現在、琵琶湖でのハマゴウは、同地区の他に彦根市の新海浜と、野洲市菖蒲からマイアミ浜にかけての計3カ...

■最も良好な水質 県内3水浴場(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0024065
=宮ヶ浜など=
◇全県
 2017年度の県内の水浴場水質調査結果が28日、発表された。これは県と大津市が、4月17日から5月16日まで、主な8水浴場について調査・分析したもので、水質が最も良好な宮ヶ浜(近江八幡市)、二本松(長浜市)、マキノサニービーチ(高島市)の3浴場をはじめ、いずれも「適」(水質AA〜A)、「可」(水質B〜C)で、「不適」の水浴場はなかった。
 調査項目はふん便性大腸菌群数、油膜、CОD、透明度、ph、腸管出血性大腸菌O―157など。
 結果は、「適」の水浴場のうち「水質AA」が3水浴場、「水質A」が2水浴場、「可」の水浴場のうち「水質B」が3水浴場だった。
 なお、水質判定状況は次の通り。
 ▽松の浦(大津市)B、▽近江舞子(同)B、▽宮ヶ浜(近江八幡市)AA、▽新海浜(彦根市)B、▽松原(同)A、▽南浜(長浜市)A、▽二本松(同)AA、▽マキノサニービーチ(高島市)AA。

■<琵琶湖周航の歌 100年>(5) 歌にまつわる思い出(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170630/CK2017063002000038.html
 誕生100年を迎えた琵琶湖周航の歌は、湖国の人々と共に歴史を重ねてきた。中日新聞は昨年末、歌にまつわる思い出をインターネットの「中日ボイス」で募った。連載の締めくくりに、それぞれの物語を紹介する。
<彦根市西沼波町、会社員藤本広美さん(53)>
 20代後半の時、長野県へ一人旅しました。おばあさんが一人でやっている食堂に入って「滋賀から来ました」と話したら、諏訪湖のほとりに琵琶湖周航の歌のオブジェがあると教えてくれました。そこで初めて、作詞者が長野の方だと知りました。時間がなくて行けませんでしたが、店で注文した山菜うどんがおうちで作るように素朴で、とっても温かい気持ちになったのを覚えています。
<長浜市神照町、塾講師山口小百合さん(56)>
 4年ほど前の大正琴の発表会で、母(77)と2人で披露しました。母も私も大好きな歌。母は体調が良くないのですが、半年間くらい頑張って練習しました。周りは演歌が多い中、「その歌を選ぶか」って感じの好反応でいい記念になりました。東京で会社員をしている息子2人は、接待の場で「滋賀出身」と言うと、必ず歌をリクエストされるみたい。おかげで歌詞を覚えてしまったようです。
<東近江市垣見町、市議戸嶋幸司さん(39)>
 15年ほど前、国際協力機構の事業を手伝ったことがあり、マレーシアからやって来た地方行政官ら20人と1週間くらい行動を共にしました。日程の最後にお別れパーティーがあり、ホストファミリーも交えて全員で肩を組んで歌った思い出があります。外国人には、かな付きの歌詞カードを配りました。歌は滋賀ならではのもの。ゆったりとした曲調がパーティーの空気にぴったりでした。
<彦根市川瀬馬場町、無職今井清さん(81)>
 県職員時代に全国の会議で余興で歌ったけど、座が白けて恥ずかしい思いをしたことがあります。それが、加藤登紀子さんのカバー後はポピュラーになって、手拍子が出るくらいになりました。銀座のキャバレーで生演奏で歌った時は、気持ちよかったなあ。県職員として琵琶湖条例の原案づくりに関わりました。だから、琵琶湖の自然の恵みへの感謝の気持ちは、退職した今も人一倍強いです。
<長浜市木之本町、無職田中真一さん(71)>
 20代のときに参加していた市民コーラスで歌っていました。歌詞に地名が出るので親しみが湧くし、歌いやすかったです。会社の社員旅行の宴会の締めも大抵、琵琶湖周航の歌。みんな知っているから幹事が気を利かせて、いつも大合唱になりました。今でも歌を聴くと、現役時代を思い出します。最近は歌うことはないですが、長浜に歌碑を建てる活動には知人に誘われて参加しました。
<大津市栄町、会社員草名勇樹さん(42)>
 びわ湖放送や観光案内所で流れているPR映像などでよく耳にします。ウキウキルンルンという曲ではないですが、郷愁のあるメロディーで、瀬田の唐橋とか近江八景が頭に浮かびます。2年前に、仕事の都合で甲賀から大津に引っ越してきました。昨年の夏に、琵琶湖漕艇場の辺りの湖岸を自転車で走っていたら、遠くのクルーズ船から大音量で響いていたのが印象に残っています。(渡辺大地)

■くさつ夢風車、撤去含め検討 草津市環境審議会(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASK6V35JXK6VPTJB002.html
八百板一平
 運転を停止している草津市下物町の風力発電施設「くさつ夢風車」のあり方について、市環境審議会(会長=小林圭介・県立大名誉教授)で議論が始まった。琵琶湖畔のランドマークとして親しまれている一方で、発電事業では赤字が続く。撤去か、活用か、審議会は9月ごろに橋川渉市長への答申をまとめる方針だ。
 くさつ夢風車は、再生可能エネルギーの普及啓発などを目的に、市が「新エネルギー・産業技術総合開発機構」の補助を受け、約3億円をかけて設置し、2001年7月に運転を始めた。高さ約95メートルの風車がある風景が親しまれ、環境学習などにも利用されてきた。足元にある「市立水生植物公園みずの森」に電力を供給し、余った分を売る計画で、16年度末に約1億1千万円の黒字を見込んだ。
 だが、風速が見込みを下回ったり、故障が相次いだりしたことから、発電量が低迷。羽根が損傷し、14年4月以降は運転を停止している。稼働後6年目からは、維持管理にかかる費用が、発電量を金額に換算した額を上回る赤字の状態が続き、建設費を含む赤字は16年度末で約2億4600万円となっている。
 市長の諮問を受けて、26日に...

17/06/29

■琵琶湖の水泳場、水質問題なし 3カ所で「AA」(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170629000034
 本格的な夏のレジャーシーズンを前に、滋賀県は28日、利用客が多い琵琶湖の主要水泳場8カ所の水質調査結果をまとめた。いずれも水浴に適した「適」か「可」で、宮ケ浜(近江八幡市)と二本松(長浜市)、マキノサニービーチ(高島市)の3水泳場は特に水質が良好な「AA」判定だった。
 「A」判定は松原(彦根市)と南浜(長浜市)、「可」に相当する「B」判定は松の浦と近江舞子(ともに大津市)、新海浜(彦根市)だった。B判定の3水泳場も、化学的酸素要求量(COD)などの値がわずかにAに届かなかったが、ほぼ1メートルの透明度があった。
 水質調査は4〜5月に実施し、CODなど4項目を調べた。県によると昨年はプランクトンが多く、CODが高かったが「今年はほぼ平年の値に戻っており、快適に水のレジャーを楽しんでもらえる」としている。

■「琵琶湖周航の歌」誕生100年(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0024061
=京大ボート部OB、歌詞6番長命寺に=
◇近江八幡
 「琵琶湖周航の歌」の誕生100年を祝い、旧制第三高等学校(現・京都大学)ボート部の往時の航路をたどる「なぞり周航」の最終日の27日、京都大学ボート部OBらの一行は、歌詞6番に登場する長命寺(近江八幡市)の歌碑を訪れ、地元住民による温かい歓迎を受けた。
 「琵琶湖周航の歌」は100年前の6月28日、旧制三高ボート部の小口太郎が周航の宿泊地、今津町で琵琶湖の情景を歌った歌詞をクルーに披露し、それを仲間が当時流行していた「ひつじぐさ」(吉田千秋作曲)にのせて歌ったのが始まりで、同校の伝統行事「琵琶湖周航」で歌われるようになった。
 当時の航路を巡る京大ボート部OB一行は24日に発着地である大津を出航し、ゆかりのある今津、竹生島、長浜などを巡り、最終日であるこの日、彦根を早朝出発した。
 長命寺沖合に姿を見せた一行のボート3艇は、港で待ち受けた地元住民の勇壮な太鼓演奏の歓迎を受けながら、波静かな湖面をすべるようにして近くの艇庫へ着岸。
 長命寺港の歌碑前では、地元住民や市民サークルのメンバーら約200人の拍手に迎えられ、肩を組んで琵琶湖周航の歌を熱唱した。とくに長命寺が登場する歌詞6番のさわりの「語れ我が友 熱き心」を繰り返し歌い、琵琶湖に親しんだ学生時代を懐かしんだ。
 神奈川県から参加した四方(よも)恒生さん(82)は学生時代を含めて5回目の周航。「琵琶湖は一時期、赤潮でダメになりかけていたが、石けん運動で見事によみがえった。人間はやる気になれば何でもやれる。いつまでも美しい琵琶湖を受け継いでほしい」と湖面に目を細めた。

■プランクトンを観察する自然観察会(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0024059
=7月30日 湖岸緑地南三ツ谷公園=
◇彦根
 近江鉄道ゆうグループの湖岸緑地管理事務所(草津市)は、小学生以上を対象に、琵琶湖に生息するプランクトンを顕微鏡で観察する自然観察会を湖岸緑地南三ツ谷公園(彦根市)で開く。小学3年生以下は保護者同伴。7月30日午前9時半から同11時半まで。50人。200円。申し込みは同事務所(TEL077―584―5330)へ。

■せっけん運動、7月に大津で記念集会(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170629/CK2017062902000041.html
 琵琶湖で赤潮が発生したのをきっかけにリンを含む洗剤の使用を控える「せっけん運動」が始まって今年で四十年。運動を通してつながる県内六つの団体が七月二十九日、大津市のピアザ淡海で「未来のセンタク」をテーマに記念集会を開く。
 主催するのはNPO法人「碧いびわ湖」を核に六団体でつくる「琵琶湖のせっけん運動40周年記念集会実行委員会」(ぐるぐるびわ湖プロジェクト)。年間通して自然とのつながりを実感する「循環型社会」に向けた暮らしを提案している。
 集会ではパネルディスカッションがあり、三日月大造知事、菜の花プロジェクトネットワークの藤井絢子代表ら四人が登壇。碧いびわ湖の村上悟代表(40)が進行役を務め、草の根のせっけん運動を未来にどう引き継ぐかについて意見を交わす。
 主催する六団体が今月二十七日、県庁で会見。村上代表がテーマの「未来のセンタク」には「洗濯」と「選択」を掛けたと紹介し「県内では合成洗剤の使用が増えているみたい。あらためて洗濯から循環型社会を目指そう」と呼び掛けた。
 記念集会は午後一時から。せっけん運動を支えた人たちに感謝状を贈った後、パネルディスカッションを開催する。近くの湖岸では、せっけん運動をPRする「ぐるぐるびわ湖フェス」もある。(問)碧いびわ湖=0748(46)4551(成田嵩憲)

■<琵琶湖周航の歌 100年>(4) 歌に魅せられて(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170629/CK2017062902000055.html
 「われは波の子、さすらいの」。カセットテープからは朗々とした歌声が流れる。小口太郎の詩を、吉田千秋作曲の「ひつじぐさ」にのせて歌ったクルーの肉声だ。「波」は記憶違いだが、「の」が半音高い原曲の名残もある貴重な歌声。「あと五年早く始めていれば、もっと証言を得られたはず」と、飯田忠義さん(78)=京都府長岡京市=は悔やむ。
 NHKアナウンサーの仕事の傍ら、琵琶湖周航の歌の研究を続けてきた。大津放送局に赴任したのは一九七四(昭和四十九)年。最初の朝、旅館の窓を開けると目の前に「われは湖の子」の歌碑があった。「今から思えば、これは運命だったのかもしれません」
 歌の成立時期も分からなかった当時、図書館にも資料はなかった。旧制第三高校(現京都大)での太郎の同窓生に手紙を送り、少しずつ情報が集まり始めた。何より、彼が二十八歳の若さで自殺したらしいことが飯田さんの胸を打った。
 美男子で、学生の間に特許をとったほどの秀才。文学や歴史の教養も豊かだ。それなのに、歌には偉そうな感じがない。戦前の学生文化への憧れも相まって、歌の魅力に引き込まれていったという。
 太郎と千秋の故郷には何度も足を運び、ゆかりの人々を探した。当初は番組の取材で、大津を離れた後は趣味で研究を続けた。研究をきっかけに、同窓生が数十年ぶりに再会する感動の場面にも立ち会い、老いてもなお衰えない彼らの学問への情熱に圧倒された。
 太郎の自殺の原因は、研究の疲れとも失恋ともいわれる。彼が愛した女性を信州に訪ねた時のことが忘れられない。「歌、って良いものですね。何年たっても今いる人の心を打つんですから」。女性の上品な語り口に、太郎と同じく飯田さんもほれ込むような思いだったという。「取材対象を本当に好きになったから、あのインタビューは成功したのかもしれない」と思う。
 高校時代、受験情報誌に載っていた楽譜で知った琵琶湖周航の歌。思えば心に残ったのは「はかない恋に泣くとかや」の情感あふれる歌詞だった。女学生の間で流行した歌。軍国主義の時代にも三高で陽気に歌い継がれた歌。切ない恋の思い出がよみがえり、そして何より、誰もが青春時代に帰ることができる歌だ。
 飯田さんにとっても、研究を通じてたくさんの人と出会い、多くの学びがあった。「歌のおかげで、人生を楽しませてもらったと思う。いつか天国で、太郎・千秋と三人で歌うのが夢です」
 今もなお、歌を巡る謎は尽きない。太郎と一緒にボートに乗ったのは誰か、泊まった宿はどこか。誕生から百年、この歌を愛する人がいる限り、太郎と千秋の青春を訪ねる旅は、これからもずっと続く。(野瀬井寛)

17/06/28

■ガソリン3週連続の値下がり 全国平均130円60銭(jiji.com)https://this.kiji.is/252700238059603453?c=39546741839462401
 経済産業省資源エネルギー庁が28日発表した26日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は19日時点の前回調査に比べ40銭安い130円60銭で、3週連続の値下がりとなった。
 調査した石油情報センターは、石油輸出国機構(OPEC)などによる協調減産が続くものの、米国のシェールオイル増産による供給過剰への懸念が上回り原油価格が下落していると分析。ガソリン価格は来週分も値下がりし「下げ幅が拡大する」と予想している。
 地域別に見ると、値下がりは42都道府県。下げ幅が最も大きかったのは神奈川の1円60銭で、滋賀と長崎が1円40銭で続いた。

■レギュラーガソリン、前週比0.4円安の130.6円…3週連続の値下がり(Responce)https://response.jp/article/2017/06/28/296723.html
資源エネルギー庁が6月28日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、6月26日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は、前週比0.4円安の130.6円だった。
レギュラーガソリンの全国平均価格は4月24日の調査から6週連続の値下がり、横ばい1回を挟み、再び3週連続で値を下げている。
地域別では関東で0.7円、近畿で0.6円、
東北と中部、四国で0.4円、北海道と中国で0.3円、九州・沖縄で0.1円、全エリアで値下がりした。またハイオクガソリンは前週比0.4円安の141.4円、軽油は0.3円安の109.9円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、6月28日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は121.1円/リットル(前週比−0.2円)、ハイオクは131.2円/リットル(−1.5円)、軽油は97.8円/リットル(+0.2円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■生き物観察 ヌマエビやフナ、児童21人 長浜・早崎内湖ビオトープ(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170628/ddl/k25/040/428000c
 長浜市の「早崎内湖ビオトープ」でこのほど、地元の市立びわ北小学校の4年生21人が水中の生き物を観察した。
 同ビオトープは2001年に県が約17ヘクタールの干拓地に水を張り、水生生物の復元状況などを調査している。
 児童たちは地元の住民グループ「早崎ビオトープネットワーキング」(倉橋義広会長)のメンバー...

■琵琶湖周航の歌 誕生100年 なぞり周航 4日間の旅終え帰着 ボート部OBら「名残惜しい」(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170628/ddl/k25/040/412000c
 28日の「琵琶湖周航の歌」誕生100周年を前に、旧制第三高等学校水上部時代から歌と歩んだ京都大ボート部のOB・OG約120人が実施した「なぞり周航」は27日夕、周航艇3艇が出発地の京都大艇庫(大津市蛍谷)に帰着した。当時のルートをたどる3泊4日の航程を無事に終えたクルーらを、大勢の現役ボート部員らが拍手でたたえた。【塚原和俊】
 なぞり周航は24日朝に同艇庫を出発。三高艇庫(同市観音寺)を経て時計回りに雄松(同市南小...

■アユ、猛ジャンプ 滋賀で「やな漁」本格化(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170628000020
 伝統的な「やな漁」が行われている滋賀県内の川で、アユが活発に遡上(そじょう)している。高島市安曇川町北船木の安曇川では、黒い背と銀色の腹を光らせたアユが、しぶきの中から次々にジャンプしている。
 やな漁は、扇形の簀(す)を川に設置して水をせき止め、湖から上ってくるアユを岸に誘導して捕る。例年は3〜7月ごろがシーズンといわれ、今年は渇水の影響で川の水量が少なく不漁が続いていたが、先週の雨で遡上するようになった。
 安曇川北流では22日から、竹の簀に向かって勢いよく飛びはねるアユの姿が見られるようになり、26日には1トン近くがかかった。漁獲量はまだ例年の3割程度というが、やなを運営する地元の北船木漁協は「今後雨が降って水かさが増せば、遅くまで漁ができるはず」と期待をかけている。

■【琵琶湖周航の歌百年】地元浸透、みんなを一つに(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/170628/rgn1706280037-n1.html
京大ボート部OB「なぞり周航」無事ゴール
 4日間にわたって琵琶湖を一周した旅は27日夕、無事終わった。「琵琶湖周航の歌」誕生から28日に百年を迎えるのを記念し、京都大ボート部OBら約120人が交代で行ってきた「なぞり周航」の一行は、大津市の艇庫に帰還し、ついにゴールを迎えた。
 午後4時半過ぎ、メンバーの1人、芳賀隆弘さん(75)が上陸すると、同じ卓球サークルの仲間2人が花束を手渡した。
 出発する数日前まで、腹膜炎で入院していたという芳賀さん。充実感に満ちた表情で「竹生島から長浜までは波が高く、浸水もして大変だった。間に合うか不安だったが、熱が下がり参加できて本当によかった」と話していた。
 福岡県福津市から駆けつけた会社員、山本裕子さん(24)は「4年ぶりに漕いだが、改めてボートの良さを実感できた。1回生の時に、周航の歌を全部覚えさせられたのも良い思い出です」と話していた。
 神奈川県藤沢市の大杉耕一さん(82)は「現役時代の周航では竹生島に上陸できなかったが、今回は初めて上陸できた。62年越しで周航を達成した」と感慨深げ。「周航の歌には、人生の喜怒哀楽すべてが詰まっている。しっかりと残していかねばならない」と誓っていた。
 メンバーは、成功を互いに喜び合い、肩を組んで「琵琶湖周航の歌」を合唱し、旅を締めくくった。
 OB会「濃青会」の吉田保会長(72)は「行く先々で地元の方が歓迎してくれた。これほどまで喜んでもらえるとは思わず、地元に浸透していると痛感した」と話す。
 高島市今津町では、25日に地元住民らがおもてなし。今回のために「琵琶湖周航の歌100周年を祝う高島市民の会」を立ち上げ、太鼓の演奏で迎えたり、地元の保育園の園児らが作ったメダルをプレゼントしたりした。
 同会の山内敬さん(69)は「子供の頃から自然と歌っていた。東京で就職してからも同窓会で歌ったりした。まさに『ふるさとの歌』。みんなを一つにしてくれる歌です」と話していた。

17/06/27

■「周航の歌」100年、航路たどる旅終着 滋賀・琵琶湖(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170627000161
 「琵琶湖周航の歌」100周年を記念し、往時の航路をたどる「なぞり周航」をしていた京都大ボート部OBらの一行が27日、大津市螢谷の同部艇庫に帰着した。出迎えた人たちと輪になって合唱し、今後も歌い継ぐことを誓った。(12面に関連記事)
 なぞり周航は、歌を残した先人に感謝を表すために企画。24日にボートで同艇庫を出発し、100年前の行程をたどり、4日がかりで時計回りに琵琶湖を一周した。
 この日は午後5時前、一行の乗ったボート3艇が瀬田の唐橋をくぐる姿が見え、出迎えた住民ら約50人から大きな拍手がわいた。
 上陸後に行われた式典では、同部OB会の吉田保会長(72)=横浜市=が「老いも若きも周航を楽しめ、理想的な4日間だった。地域の方に喜んでいただき、やってよかったと思っている」とあいさつ。最後には住民らとともに大きな輪を作って肩を組み、体を揺らしながら「琵琶湖周航の歌」を熱唱した。
 最後の行程でボートをこいだ神奈川県藤沢市の大杉耕一さん(82)は「好天に恵まれ、いい周航ができた。この歌を残さないといけないという思いを強くした」と話していた。

■琵琶湖周航の歌 誕生100年 竹生島でも合唱 周航隊、4番歌詞の碑前で(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170627/ddl/k25/040/533000c
 「琵琶湖周航の歌」誕生100周年を記念した京都大ボート部OBらの「なぞり周航」は3日目の26日、竹生島(長浜市)に立ち寄り、4番の歌詞の「瑠璃(るり)の花園 珊瑚(さんご)の宮」と刻まれた歌碑前で合唱した。
 この日も天候に恵まれ、周航隊は朝、今津(高島市)を出発。7人乗りの周航専用艇3艇は本部艇のヨットと支援の漁船団とともに湖を北上し、海津大崎...

■ボートの一行、彦根入り 琵琶湖周航の歌100年記念(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170627/CK2017062702000003.html
 「琵琶湖周航の歌」の誕生百周年を記念して、当時の行程を再現する「なぞり就航」を行う京都大OBらが二十六日、彦根市内に到着した。
 一行はボート部OB・OGでつくる濃青会で、二十四日に大津市を出発。琵琶湖を一周し、二十七日のゴールを目指している。
 二十六日は午前五時すぎ、高島市の今津港を出港。三艇に四十三人が交代で乗り継ぎ、長浜市の竹生島や長浜豊公園の歌碑の前で、琵琶湖周航の歌を斉唱した。彦根市の松原水泳場では、滋賀大ボート部の現役部員や市民ら約百人の歓迎を受け、来場者らと一緒に歌った。
 一九六九(昭和四十四)年卒で濃青会の副理事長、葉山怜さん(71)=横浜市=は「長浜から彦根に向かうまで風が強く、大変だった」と振り返り、「歌はボート部のものだと思い込んでいたが、各地で歓迎を受けた。地元の人に愛されていることを知り、感激した」と話していた。(木造康博)

■「夢風車」運用方針3案(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170626-OYTNT50516.html
◇撤去や修繕 草津市、審議会に諮問
 草津市が2001年7月に烏丸半島に設置し、設備の破損で14年から稼働停止している風力発電装置「くさつ夢風車」(高さ95メートル)について、市は26日、来夏以降の運用方針を決めるため、市環境審議会(会長=小林圭介・県立大名誉教授、20人)に諮問した。審議会は撤去を含む3案を検討し、9月にも橋川渉市長に答申する。
 再生可能エネルギーの普及啓発と市立水生植物公園みずの森への電力供給を目的に、市が約3億円で設置。稼働後5年間は黒字だったが、故障が相次ぐなどして修繕費もかさみ、16年度末で約2億4600万円の赤字となっている。
 市は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から建設費の45%の補助を受けているが、補助期間は来年6月で終了。14年に羽根部分の剥離が見つかり稼働停止していることなどから、今後の扱いを審議会に諮問した。
 この日、市は委員に▽赤字を増やさないよう撤去(費用約2億400万円)▽設備を修繕し、21年の耐用年限まで稼働後、撤去(同約3億100万円)▽施設の一部を残す形で、10年間、環境啓発に活用(同約2億1500万円)――の3案を示した。風車を視察した委員からは「本来の目的であった環境負荷の低減効果、環境教育への評価を市民に示すべきだ」といった声も上がった。

17/06/26

■「夢風車」撤去意見が多数 滋賀、故障に赤字続き(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170626000132
 2014年4月から停止している琵琶湖岸の風力発電機「くさつ夢風車」(滋賀県草津市下物町)の今後の在り方について考える市環境審議会が26日、開かれた。事務局の市環境課から撤去、再稼働、新たなシンボルとしての活用の3案が示され、委員の意見は「撤去すべき」が多数を占めた。
 夢風車は01年に約3億円をかけて設置。ブレード(羽根)の損傷により3年以上動いておらず、建設費を含む赤字は昨年度末で2億4600万円に膨らんだ。市は耐用年数を迎える来年6月を前に、学識経験者ら20人でつくる同審議会に諮問した。
 現地視察の後、3案の概算費用が初めて示され、撤去には2億400万円かかるとした。再稼働した場合には修理や維持管理、将来的な撤去費用を合わせると3年間で計3億100万円と試算。利活用案ではポールの一部を残して太陽光パネルを取り付けた環境施設を想定し、10年間で2億1500万円を見積もった。
 委員からは「赤字続きの中で無理に回す必要があるのか」などと撤去が妥当とする意見がほとんどだった。他には「ブレード(長さ35メートル)をどこかに展示できないか」「なぜもっと早い時期に議論できなかったのか」「市民にきちんと説明するべき」という声もあった。審議会は8月下旬に再び開かれ、答申をまとめる。市は年内に最終方針を決める。

■小山の渡良瀬遊水地を外来魚から守れ 親子ら200人が捕獲大作戦(TOKYO Web栃木)http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201706/CK2017062602000181.html
 湿地を保全するラムサール条約に登録された小山市の渡良瀬遊水地で二十五日、地引き網を使ってオオクチバスなどの外来魚を捕獲、駆除する「おさかなワイワイ大作戦」(市など主催)があった。市内外から親子ら約二百人が参加し、貴重な生態系を守るために一汗かいた。(小川直人)
 県下都賀漁協の協力で、遊水地の第二調節池環境学習フィールドの池に長さ約百六十メートルの地引き網を設置。参加者は水辺で網の両端に分かれ、「よいしょ」の掛け声に合わせてゆっくりと網を引いた。水際で跳びはねる魚を見つけた子どもたちは「いたいた、何かいたよ」と声を上げた。
 網を引き上げると、子どもたちはコイやフナ、オイカワなどの在来魚と外来魚を手で捕まえてバケツに移した。ボランティアらが種類ごとに分け、在来魚は大きさを測ってから池に戻した。
 捕まえた在来魚は、コイが最大六五センチで三匹、フナは同四七センチで三十六匹。外来魚はオオクチバスが同四九センチで十匹、ブルーギルは同一四センチで八匹、このほかアメリカナマズやライギョも。小さな魚は数え切れないほどだった。
 市内から家族四人で参加した小学校五年の藤沢裕翔君は「魚はぬるぬるして重たかった。初めてで楽しかった」と笑顔を見せた。
 市によると、外来魚の増加は二年前の関東・東北豪雨で流れ込んでしまったことが大きな要因という。わたらせ未来基金代表世話人の青木章彦さん(59)は「外来魚が増え、水生昆虫が減った。いるはずのトンボもいない」と指摘。一方「外来魚が憎いわけではない。状況を知り、どうするか考えることが大事。調査を続けて作戦の効果を見極めたい」と参加者に話した。

■加藤登紀子さん、高島訪ねる 「琵琶湖周航の歌」発祥の地(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170626/CK2017062602000004.html
 旧制第三高校(現・京都大)の学生・小口太郎がボートの旅の途中に作った「琵琶湖周航の歌」が二十八日で誕生百年となるのを前に、歌を全国に広めた歌手の加藤登紀子さんが二十五日、発祥の地の高島市を訪れた。
 加藤さんは、当時と同じ形の「フィックス艇」に乗船。高島高の生徒やOBとともに歌いながら、琵琶湖上を約八百メートルにわたってゆっくりとこぎ進めた。
 学生時代にボート部に所属し、今も自宅にトレーニング用の機械があるという加藤さん。「オールは重かったが、古い船の魅力も感じた」と満足そうだった。
 フィックス艇は、席が固定された古い形のボートで、現在のボートより体力が必要。一九九八年に有志が建造し、高島市が二艇を保有している。(野瀬井寛)

■長浜に念願の歌碑 琵琶湖周航の歌(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170626/CK2017062602000005.html
 「何で、ないんかな」−。長浜市の豊公園で二十五日、琵琶湖周航の歌の三番の歌詞の一節を刻んだ歌碑が除幕された。建立のきっかけとなったのは、今は亡き男性がつぶやいたひと言だった。
 元中学教員の栗原重和さん=長浜市高月町。昨年十一月、病で亡くなった。七十一歳だった。
 栗原さんは一昨年秋、通院先で琵琶湖周航の歌の歌碑を巡るテレビ番組を見た。初めて歌碑の存在を知った栗原さんは、中学時代から六十年来の親友の大杉英夫さん(72)=同市木之本町=を誘い出し、歌碑を見て回った。
 今津から反時計回りに、ほぼ一日がかり。だが、長浜に歌碑がないことを初めて知り、栗原さんは「何で、長浜には歌碑がないんかな」とつぶやいた。大杉さんは「この一言が頭から離れなかった」と言う。
 大学時代、大津市内の八畳二間で一緒に下宿していた二人にとって、琵琶湖周航の歌には思い出が詰まる。いつも連れだったガード下の飲み屋。酒宴が終わりに近づくと、赤ら顔の二人はカウンター席で手をたたいて熱唱した。
 昨年六月、大杉さんが呼び掛け、栗原さんも含む有志八人で「長浜歌碑でつなぐ会」を結成。その後、長浜観光協会や市が協力してくれることになり、「実行委員会」に組織替えして建立資金を募ってきた。
写真
 「戸別訪問して資金を募ろう」。昨年十一月中旬には、やる気満々で大杉さんと話し合っていた栗原さんだったが、その一週間後、突然亡くなった。
 二十五日に華々しく除幕された長浜の歌碑。大杉さんは、この場にいるはずだった亡き友に思いをはせる。
 「ロマンチストで、寡黙な男やった。今ごろ、天国でにやけてるんとちゃいますか」 (渡辺大地)

■なぞり周航 発祥の地に(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170625-OYTNT50101.html?from=ycont_top_txt
 「琵琶湖周航の歌」誕生100年を記念して、歌い継いできた京大ボート部の元部員らが行っている「なぞり周航」は25日、出発から2日目を迎え、発祥の地・高島市今津町に寄港した。同町では歌にちなんだ合唱コンクールも開かれた。また、長浜市では記念の歌碑の除幕が行われた。
 24日に大津市を出発した元部員らは25日午前、高島市の今津港脇の岸辺に到着し、市民らの歓迎を受けた。このうち、一部は沖合で、県立高島高ボート部員や歌手の加藤登紀子さんが乗る出迎えのフィックス艇と合流し、一緒に“入港”した。
 同艇は歌が誕生した頃に周航で使われていた固定座席型の木造艇。復元した2艇が旧今津町に寄贈された。近くの艇庫から乗船し、自らもボートをこいだ加藤さんは「オールは重かったが、木造艇の魅力を満喫した」と笑顔を見せ、ボート部OB会の代表は「こんなに歓迎してもらえるとは思わなかった」と喜んでいた。
 この後、加藤さんと元部員らは、高島市民会館で開催された合唱コンクールに飛び入りし、「琵琶湖周航の歌」を熱唱した。同コンクールは今年で21回目で、県内外から25組計685人が参加。最高の金賞には、名古屋市の女声合唱団「エシュコル」が輝いた。
◇豊公園に歌碑
 長浜市では、官民でつくる「ながはま琵琶湖周航の歌100周年記念事業実行委」による歌碑の除幕式があった。同市は「今日は今津か 長浜か」と歌われながら、ゆかりの地で唯一歌碑がなく、同実行委で設置の募金活動を行ってきた。
 豊公園に立つ歌碑(高さ40センチ、奥行き40センチ、長さ240センチ)はガラス製で、形は歌詞にある「波枕」がモチーフ。湖を眺めるベンチとしても利用できる。設置を呼びかけた1人、大杉英夫さん(72)は「若い人たちに寄り添う優しい歌碑になってほしい」と語った。

17/06/25

■「周航の歌」歌碑、加藤登紀子さんら完成祝う 滋賀・長浜(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170625000122
 「琵琶湖周航の歌」が100周年を迎えることを記念して、滋賀県長浜市公園町の豊公園に25日、歌碑が設置された。除幕式には、歌を広めた歌手加藤登紀子さんらも出席し、市民と一緒に祝った。
 歌碑は、同市内の団体や市民などでつくる「ながはま琵琶湖周航の歌100周年記念事業実行委員会」が企画。歌詞に登場する「長浜」にも歌碑を建てようと募金活動を行ってきた。
 歌碑はガラス製で、湖畔を眺めるベンチ型。高さと奥行きは各40センチ、幅2・4メートル、重さ700キロで琵琶湖の波をイメージして作られた。長浜が登場する3番の歌詞が、中央部分に刻まれている。
 除幕式では、加藤さんが琵琶湖からカヌーに乗って登場し、「この歌に出会った一人一人が自分の歌として歌い継いでほしい」と笑顔で話した。集まった市民約500人と一緒に「琵琶湖周航の歌」を歌いながら風船約100個を空に向けて飛ばした。

■琵琶湖周航の歌 誕生100年 高島で記念式典 湖の子、歌で一つに 長野、新潟、滋賀 ゆかりの地から600人(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170625/ddl/k25/040/337000c
 「琵琶湖周航の歌」誕生100周年記念式典(県、高島市など主催)が24日、歌が生まれた高島市今津町の同市民会館で開かれ、県内外から約600人が参加した。作詞した小口太郎の出身地、長野県岡谷市と、原曲「ひつじぐさ」を作曲した吉田千秋の出身地、新潟市秋葉区などから計約60人も駆け付けた。式典後、今津港から記念クルーズがあり、夜はホテルで交流会が開かれ、長野、新潟、滋賀の3地域が歌を通して一つになった。
 長野県岡谷市からは「小口太郎顕彰碑等保存会」の小口久一会長(70)ら約30人が出席。新潟市からは...

■ひこね湖の子フェスティバル きょうとあす、港で 彦根(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170625/ddl/k25/040/346000c
 「琵琶湖周航の歌」100周年記念の「なぞり周航」が彦根に到着するのに合わせ、25、26の両日、彦根市松原町の彦根港一帯で「ひこね湖(うみ)の子フェスティバル」が開かれる。フリーマーケットや飲食の模擬店が並び、外来魚の釣り大会もある。
 25日は午前8時〜午後5時で、模擬店の他、釣り上げたブラックバスとブルーギルの総重量を競う親子釣り大会や、ひこにゃんも登場するコンサートなどがある。また、26日はなぞり周航受け入れイベントとして、彦根藩にちなんだ「赤備え船」で湖上でボートを迎えるクルーズ(午後0時半〜3時、中学生以上3000円、小学生1500円)があり、午後6時からは歌碑前で合唱式典が開かれる。【西村浩一】

■100周年記念式典、思い新たに 琵琶湖周航の歌(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170625000059
 国民的な愛唱歌であり滋賀県のご当地ソングとして親しまれる琵琶湖周航の歌の100周年記念式典(同県など主催)が24日、高島市今津町中沼の市民会館で開かれた。県内外から約600人が出席し、合唱や講演などを通して名歌への思いを新たにしていた。
 周航の歌は1917年6月28日、旧制第三高の水上部員が周航の途上、今津の宿で当時の流行歌「ひつじぐさ」のメロディーに乗せて歌ったのが始まりとされる。作詞者の小口太郎と原曲者の吉田千秋は20代の若さで亡くなったが、その後も歌い継がれてきた。
 第1部では、小合合唱の会(新潟県)が原曲「ひつじぐさ」を披露し、澄み切った歌声を響かせた。
 元NHKアナウンサーの飯田忠義さん(78)は「『ひつじぐさ』は賛美歌。実はこのメロディーに小口は不満を抱き、文部省唱歌『奈良の都』がいいと思っていた」と秘話を明かした上で、「小口さんの仏教的な歌詞と吉田さんの賛美歌が運命的に出会う。まさに宗教曲となる。歌い終わった後に癒やされる」と歌い継がれた理由について語った。最後にびわ湖ホール声楽アンサンブルと湖西合唱協会のメンバーらが舞台に上がり、会場の全員で合唱した。
 第2部では会場を琵琶湖汽船ビアンカに移し、ミニコンサートなどが行われた。25日は午前10時から市民会館で「琵琶湖周航の歌」音楽祭合唱コンクールが行われる。

■琵琶湖の漁網、急に汚れ改善 理由分らず「気持ち悪い」(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170625000033
 例年にない漁網の汚れが問題になっていた琵琶湖で、5月以降、急に網の汚れがなくなる現象が各地でみられている。汚れは付着する藻類が原因で、夏に向けて悪化すると見込まれていただけに「きれいになるのはいいが、理由が分からず気持ちが悪い」と漁業者が首をかしげている。
 網の汚れは、えりが「付着ケイ藻」の増殖、刺し網が糸状の「緑藻」の付着が原因で起こるとされる。今年は「田んぼにつけたようにドロドロになる」と言われるほどのひどさが問題となっていた。
 ところが19日の漁業関係の会議では「先月から、入れる前よりきれいじゃないかと思うほど網が汚れなくなった」(高島市・百瀬漁協)との報告が相次いだ。刺し網の汚れも改善した漁協もあり、「きれいすぎて、気持ちが悪い。何か起こるんじゃないかと不安になる」(大津市・堅田漁協)との声も出た。
 滋賀県水産試験場は「汚れについての相談はまだある。場所や地形によって状況は違うのではないか」と指摘。ケイ藻は水温が上がると増殖しにくくなるが、急速に改善するのは考えにくいという。不漁だったアユの漁獲が回復に転じた時期とも重なり、アユが網の汚れを食べている可能性も考えられるが「原因はよく分からない」としている。

■京大ボート部OBら「なぞり周航」 先輩、後輩、夫婦一緒に…初めて漕ぐ(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/170625/rgn1706250047-n1.html
 琵琶湖周航の歌誕生から今年で百年を迎えるのを記念し、京大ボート部OBらが4日間の行程で行う「なぞり周航」。初日の24日は、大津市瀬田の同部漕艇場を出発し、1番の舞台とされる三保ケ崎(大津市)を経由して2番の舞台となった雄松崎(同)に到着。各地でセレモニーが行われ、多くの関係者が駆けつけた。
 この日午前5時ごろ、同部漕艇場で出発式を開催。琵琶湖周航の歌100周年記念事業実行委員会の嘉田由紀子会長が「歌への感謝の気持ちは県民全体にある。われわれの思いも乗せて、周航をがんばってください」とエールを送った。
 出発する先輩らを見送った現役ボート部2回生の小湊彩佳さん(19)は「昨年歌を必死に覚えて周航した。歌詞を思い出すような感極まる景色が湖に広がったのは一生の思い出。先輩方も同じ思いで集まっているのを知り、感激した」と話した。
 約1時間半後には、三保ケ崎に到着し、メンバーがこの地に立つ歌碑の前でアカペラでフルコーラス。感極まって涙ぐむ人もいた。学生時代に5回周航を行ったという旧制第三高(現京大)OBの常田壽彦さん(88)も駆けつけ、「歌の百年に巡り合えて本当に幸せ。元気で事故のないよう行ってらっしゃい」と参加者らを送り出した。
 参加者の中には、今回初めて一緒にボートを漕ぐ夫婦も。京都市の田中勇吾さん(31)と志緒さん(29)は、かつて同部で先輩と後輩の関係。在学中に交際を始め、昨年11月に結婚した。一緒のボートを漕ぐのは今日が初めてといい、2人は「合唱したときは懐かしい思いで胸がいっぱいになった。思い出の歌をこれからも胸に、夫婦で楽しく歩んでいきたい」と話した。

■いざ巡るゆかりの地 大津で「なぞり周航」出発式(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170625/CK2017062502000008.html
 「琵琶湖周航の歌」のゆかりの地を、歌が生まれた100年前と同じルートでめぐる「なぞり周航」が24日、始まった。京都大ボート部OBのほか、県内の水上スポーツ関係者や沿岸の住民も伴走やもてなしで行事に加わり、盛り上がりを見せた。
 一行は夜が明け始めた午前五時、七人乗りの専用のボート三艇で大津市螢谷の艇庫を出発。現役のボート部員に見送られ、久しぶりのオールの感触を確かめながらこぎ出した。
 最初の寄港地の三保ケ崎(同市観音寺)で出発式があった。五十人以上の参加者が歌碑の前で肩を組み、リズムに合わせて体を左右に揺らしながら琵琶湖周航の歌を六番までゆっくり斉唱した。
 三保ケ崎は百年前、作詞者の小口太郎らが出航した場所で、当時の艇庫が残る。管理する京大神陵会の大谷浩さん(77)は「ここにはかつてたくさんの艇庫が建ち並び、若者が水上スポーツを広めていった。歌とともに未来に継がれてほしい」とあいさつした。
 クルーは、このほか三カ所に上陸して交代。地元のボート、カヌーの競技者や、びわこ成蹊スポーツ大の学生たちも自分たちの船で一行に加わった。宿泊地の雄松崎(同市南小松)には午後一時ごろ、総勢四十艇で到着。地元の自治会がすしやおにぎりを用意して歓迎した。
 競技用のボートに乗って周航艇に“伴走”した大津市下阪本の会社員岡西正明さん(40)は長野県出身。「小口太郎は高校の大先輩にあたり、故郷でも知っていた。でも、ここで歌う琵琶湖周航の歌は特別ですね」と話していた。
◆最後の卒業生・常田さん 旧三高の旗で見送り
 三保ケ崎から出発する周航クルーを、京都大の前身・旧制第三高校の水上部(ボート部)に所属した最後の卒業生、常田寿彦(かずひこ)さん(88)が見送った。
 常田さんは、サクラに「三」の字が入る三高の校章をあしらった法被姿で参加。赤い校旗を振り下ろし、出発の合図を送った。
 学生時代と卒業後を通じ、琵琶湖周航を五回経験。激しい波に苦しんだ時もあったが、オールから水が滴り落ちる音が聞こえるほど静かで、「自然と一体になった」と感じたことが忘れられないという。
 クルーを見送りながら、「事故がないように、元気で周航に行ってくれという穏やかな思いです」と語った。(野瀬井寛)

■人形使い心肺蘇生訓練 琵琶湖で彦根署(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170625/CK2017062502000011.html
 水辺のレジャーが本格化する季節を前に、彦根署は二十四日、彦根市松原町の彦根港一帯で水難救助訓練をした。署員やレジャー会社などでつくる彦根地方水上安全協会、市消防本部など八団体五十人が参加した。
 琵琶湖上で観光船がモーターボートと衝突し、けが人が出たとの想定。けが人を岸まで運んだ後、救命胴衣を着けず水没した子どもに見立てた人形を救助し、心肺蘇生をした。
 熊谷浩一署長は「実際に起こりうる状況を想定し、関係機関の連携を確認できた」と講評。安全協会の伊藤孝樹会長(47)は「事故を未然に防げるよう、警察とともに水上ルールを徹底させていく」と述べた。
 県内では昨年一年間で六十二件の水難事故があり、十四人が亡くなっている。(大橋貴史)

■「周航の歌」未来へ高らか(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170624-OYTNT50077.html?from=ycont_top_txt
◇誕生100年 各地で行事
 「琵琶湖周航の歌」が28日で誕生100年を迎えるのを前に、県内各地で24日、関連の行事が開かれた。県内外の人たちが湖畔に集い、高らかに調べを響かせた。
 歌が生まれた高島市今津町の市民会館では、記念式典が開かれ、作詞者の小口太郎や原曲を作った吉田千秋の故郷・長野や新潟をはじめ、県内外から集まった約600人が大合唱。歌を次世代に伝え続ける誓いを新たにした。
 式典では、篠原徹・県立琵琶湖博物館長が琵琶湖を詠んだ歌や俳句を引用しながら、自然と文化を解説。
 歌の成立事情を研究してきた飯田忠義・元NHKアナウンサーは、今津の宿で誕生した時の歌詞が今とは異なり、小口は別のメロディーを想定していたとのエピソードを紹介した上で、「小口の仏教的な歌詞が、吉田が作曲した賛美歌と出会い、人の心をいやす宗教曲になった」と語った。
 最後に、びわ湖ホール声楽アンサンブルや湖西合唱協会のメンバーらが舞台に上がり、参加者と大合唱。100年間歌い継がれた歌がホールに響き渡った。
 式典後は、市民ら250人が琵琶湖汽船のビアンカに無料招待され、船上でミニコンサートを楽しんだ。
 地元の「針江よし笛の会」の17人はJR近江今津駅で歌を演奏し、観光客らが足を止めて聞き入っていた。(宮明敬)

17/06/24

■琵琶湖周航の歌 「なぞり周航」スケジュール きょう〜27日(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170624/ddl/k25/040/610000c
 「なぞり周航」1日目の24日は午前5時ごろ、大津市蛍谷の京都大ボート部艇庫前の瀬田川から出航。同6時20分ごろから同市の三保ケ崎でも出発式を行う。クルー交代などで坂本などに立ち寄り、午後1時50分ごろに雄松崎に到着する予定だ。太鼓の演奏など歓迎行事がある。
 2日目以降の主な接岸の日程は以下の通り。▽25日=午前11時45分ごろに高島市今津町の中浜▽26日=午前10時45分ごろに長浜市の豊公園。午後1時10分ごろに彦根市の松原湖岸。同5時ごろから彦根港でイベント▽27日=午前10時ごろに近江八幡市の長命寺。午後0時15分ごろに守山市のラフォーレ前、同2時半ごろに草津市の湖岸緑地。午後5時前に艇庫に戻る予定。いずれも天候などで大きく前後する可能性がある。【大原一城】

■琵琶湖の外来水草、駆除・活用へ学生決起(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170624/CK2017062402000015.html
 琵琶湖で大量繁茂している特定外来生物の水草「オオバナミズキンバイ」の拡大を食い止めようと、長浜バイオ大(長浜市)の学生有志が立ち上がった。南湖が中心だった生息域は近年、北湖にも広がり、学生たちは「駆除」と「活用」を柱に取り組んでいく。
 アニマルバイオサイエンス学科二年の佐藤美菜さん(19)が呼び掛け、今月六日、一、二年の有志十七人で部をつくった。佐藤さんはもともと、NPO法人国際ボランティア学生協会(東京)の一員として個人的に駆除に協力しており、「大学の特色を生かし、社会問題にアプローチできないか」と考えた。部は国際ボランティア部と名付け、駆除などをメインに活動する。
 オオバナミズキンバイは、県内では二〇〇九年に守山市で初めて見つかった。一五年には米原、高島市など北湖でも確認。昨年度は一時、過去最大の三十万平方メートルまで広がり、佐藤さんは「地元の長浜でいつ見つかっても不思議じゃない」と危機感を募らせる。
 駆除は同協会と行動を共にし、年内は三回予定する活動に参加する。
 部のもう一つの目的が、駆除後の有効活用の研究だ。オオバナミズキンバイの大量繁茂の阻止に取り組む県は昨年度、駆除や焼却処分、監視などに三億三千万円を支出した。
 佐藤さんらは、進んでいない活用に着目。処分前のオオバナミズキンバイから、自動車燃料などにも使われる生物由来のバイオエタノールを抽出できないか研究を進める。
 バイオ大では過去に、琵琶湖の別の水草からバイオエタノールを精製できた研究事例があるといい、教授陣の知恵を借りながら取り組む。バイオエタノールを抽出した後に残る搾りかすを、肥料として転用できないかも調べる。
 「本年度内には一定の成果を出したい」と佐藤さん。「将来の事業化を目指し、まずは学内に研究の基盤をつくりたい」と話している。(渡辺大地)

■<琵琶湖周航の歌 100年>(3) ライバル4団、声一つに(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170624/CK2017062402000013.html
 高島市今津町中沼の今津東コミュニティセンター。合唱コンクールの歴代入賞団体の名前がパネルに記されている。「うちの団も、以前は何度も上位に食い込んだんですよ」。混声合唱団コーロ・いまづの奈良龍一団長(64)は苦笑いする。
 今年で二十一回目を数える「琵琶湖周航の歌」音楽祭合唱コンクール。全国から合唱団が集まり、課題曲の琵琶湖周航の歌と、自由曲一〜二曲を歌い、金賞を目指す。初回から連続出場の同団の名は、今回のプログラムにはない。市内の四合唱団による合同ステージが実現したからだ。
 今回は定数を超える三十一団体が申し込み、六団体が出場を取りやめざるを得ない状況だった。実行委員は頭を抱えた。
 「せっかく県外からも多くの団体が応募してくれた。来年も出られる地元の四団は辞退して枠を空けよう」。こう提案したのは「朽木ささゆりエコー&今津ブルーコーラス」だった。高齢者が多い同団では「演奏会までは元気でいよう」が合言葉だけに、その本気に各団の幹部は驚いた。
 せめてステージには立ちたいと、審査対象外の「特別演奏」として四団が合同で出演することが決まった。名付けて「オール高島 周航の郷(さと)合唱団」。ブルーコーラス指導者の臼坂登世美さん(68)は「誕生の地のプライドにかけて堂々と歌おう」と呼び掛けた。
 一番はブルーコーラス、二番を今津少年少女合唱団、三番を女声合唱団の「L・V・E」、四番をコーロ・いまづが歌い、五、六番は全体で。団ごとに楽譜は異なるが、転調のための間奏を入れて、種類の違う演奏を楽しめる構成だ。
 もちろん、金賞を目指してきた各団には戸惑いもあった。だが合同練習を経験する中で「百周年の記念としてふさわしいステージでは」と前向きな声が勝るようになった。L・V・E団長で、少年少女合唱団を指導する早川すみ子さんは「全国から出場してもらえるのはありがたいこと。感謝を込めて歌いたいですね」と話す。
 歌は子どもたちの心も打つ。今津少年少女合唱団の太田和君(今津東小五年)は「琵琶湖周航の歌は元気づく曲だけど、心が安らぎ楽にもなる。滑らかに歌いたい」と言う。練習では、次々に入団する小学生の団員が懸命に楽譜を追い掛ける。
 ある合唱団の団員は「普段から琵琶湖とともに暮らしてきたわれわれだからこそ歌える歌がある。共通するのは美しい琵琶湖を再び、という思いです」と全員の思いを代弁する。そして「来年こそは、必ず金賞を獲る」と添えるのも忘れなかった。(野瀬井寛)

■「周航の歌」100年 絆の歌碑(YomiuriOnLine滋賀)www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170623-OYTNT50275.html?from=ycont_top_txt
◇あす、長浜に設置
◇大杉さん 亡き友と約束 実現に奔走
 旧制三高水上部(現・京都大ボート部)が歌い始め、県民に愛唱されてきた「琵琶湖周航の歌」が、28日に誕生から100周年を迎える。各地で次の100年に歌い継ぐための取り組みが進められ、記念行事も予定されている。(三浦孝仁)
 琵琶湖に面した長浜市中心部の豊公園。25日、穏やかに揺れる湖面を望むその一角に、「周航の歌」誕生100周年を記念して歌碑が建つ。設置に奔走した同市の大杉英夫さん(72)は、特別な思いで当日を迎える一人だ。
 2015年秋。大杉さんは、友人の栗原重和さん(故人)の誘いを受け、歌碑のある高島、大津、近江八幡、彦根市を反時計回りにたどった。2人は「栗やん」「英やん」と呼び合う中学時代からの旧友。大学時代は一緒に大津市の一軒家の離れを借りて下宿した。行きつけの居酒屋で幾度も口ずさんだのが「周航の歌」だった。
 「われは湖の子」「志賀の都よ いざさらば」――。卒業後、故郷を離れて働くときも、背中を押してくれた。
 最後に訪れた豊公園で、栗原さんがつぶやいた。「何で『長浜』にだけ歌碑がないんかな」
 長浜市では歌詞の4番に登場する竹生島にあるが、合併前の旧びわ町で設置されたもの。「長浜」が登場する3番の歌碑はなかった。誕生100周年が近づく中、その一言が歌碑設置のきっかけになった。
 誕生99周年の昨年6月28日、かねて仲間に声をかけていた大杉さんは、栗原さんら有志8人で「長濱歌碑でつなぐ会」を結成。「100年後も歌い継がれるように歌碑を建てよう」と思いを共有した。8月には3番の歌詞を刻んだ歌碑の原案を発表し、協賛金の募集を始めた。
 活動を始めて半年になろうとしていた11月。病気を抱えていた栗原さんが大杉さん宅を訪れ、こう告げた。「検査入院する。まあ、すぐに帰るから心配するな」。大杉さんも冗談めかして「酒でも持って行くわ」と応じた。だが、これが栗原さんとの最後の会話になった。
 「必ず夢はかなえるからな」。大杉さんは地道に活動を続けた。1日数百円しか集まらない日もあったが、次第に輪は広がり、今年1月には賛同した官民の実行委員会も設けられた。
 「琵琶湖に育まれた県民の郷愁を誘い、仲間や家族との絆を強めるのが周航の歌。栗やんが願った『長浜』の字をようやく刻める」。除幕式では栗原さんの思いを乗せ、仲間と一緒に高らかに歌い上げるつもりだ。
◇湖岸各市でイベント
 歌にゆかりがある大津、高島、長浜、彦根など各市では、「1世紀という節目にふさわしい盛り上がりを」と、様々な催しが企画されている。
 24〜27日には京都大ボート部OBらが、誕生当時の周航を再現する「なぞり周航」を実施。大津市から出航し、県内のスポーツ、漁業関係者らも船を繰り出す。県内8か所の歌碑前では歌の合唱もあり、一般参加を呼びかけている。
 彦根市の彦根港一帯では25日、「ひこね湖の子フェスティバル」を開催。模擬店などが出るほか、ステージイベントもある。午後4時半からの合唱練習ではプロが指導し、なぞり周航のボートが入港する26日午後6時から歌碑前で披露する。

17/06/23

■「うみのこ」=親子体験航海=(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0024007
◇大津
 県は、7月22日、8月26日実施の学習船「うみのこ」親子体験航海の参加者を募集している。対象は、小学3、4、5年生と保護者の各回30組(児童1人、保護者1人)。出帰港は大津港。午前10時10分に出航し、沖島水道を経由して、午後3時10分に帰港する。船上では琵琶湖の食文化、環境について学ぶ。1人500円。
 応募は県ホームページしがネット受付サービスから、7月の航海は6月24日まで、8月の航海は7月8日〜同月29日に応募する。

■外来魚釣り体験参加者募集=近江鉄道ゆうグループ=(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0024006
◇守山
 近江鉄道ゆうグループは、7月29日に守山市赤野井の県営都市公園湖岸緑地で開催する外来魚釣り体験の参加者を募集している。4歳以上が対象で、小学3年生以下は保護者同伴。200円。50人。申し込みは7月1日から同グループ湖岸緑地管理事務所(TEL077―584―5330)へ。

■びわ湖の日、機運上昇 滋賀(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/170623/rgn1706230073-n1.html
「環境保護」の思いポスターに 成安造形大生デザイン
 琵琶湖の環境について考える「びわ湖の日」(7月1日)をPRするポスターを、県が制作した。当日までに1千枚を県内のコンビニエンスストアの店舗や公共施設などに掲示する。
 今年のポスターデザインを手がけたのは、成安造形大総合領域・デザインプロデュースコース2年の岩佐南実さん(19)=大津市。同大学の授業の一環で、学生らが制作した26作品の中から採用された。
 岩佐さんの作品は、人々が四方から琵琶湖を支えているデザイン。琵琶湖と森林とのつながりに着目し、琵琶湖を木でかたどった「琵琶湖パズル」を制作し、樹脂で作った人形を周囲に配置して撮影した。
 また、船に乗った人形も作り、今年で誕生から百年を迎えるご当地ソング「琵琶湖周航の歌」も表現した。岩佐さんは「みんなで琵琶湖の環境を守っていくということを伝えたかった」と話している。
 びわ湖の日に合わせ、県では、地元住民や民間企業の協力を得て外来魚や外来水生植物の駆除、一斉清掃などに取り組む予定。
     ◇
ご当地食材、弁当にギュ セブンで限定販売
 「びわ湖の日」をアピールしようと、コンビニエンスストア大手「セブン−イレブン・ジャパン」は滋賀のご当地グルメや県産食材などを使った弁当や総菜など4商品を県内店舗で発売する。いずれも期間、数量限定販売で、売り切れ次第販売終了となる。
 発売されるのは、近江牛や野洲市産の甘長とうがらしを具に入れた「大きなおむすび 近江牛焼肉と甘長とうがらし」(税込み230円)▽高島市のご当地グルメを弁当に仕立てた「高島とんちゃん焼弁当」(同498円)▽滋賀産の牛乳を練り込んだ「でかいホイップメロンパン」(同168円)▽滋賀になじみの深い甘辛いみそダレをからめた「みそチキ」(同198円)−の4商品。
 みそチキは7月18日から、残る3商品は6月27日から発売。いずれも滋賀県のワンポイントマークを添付し、びわ湖の日をアピールする。
 同社は、観光の振興や地産地消の促進などを目的に平成20年9月、県と包括的連携協定を締結。25年度以降、毎年びわ湖の日に合わせ地元限定の商品を発売したり、琵琶湖の清掃活動に参加したりしている。
 さらに、今年度は県とレジ袋削減協定も締結。客に対しレジ袋が必要かどうかその都度たずねたり、商品サイズに合った袋の使用を徹底したりするという。同社は「琵琶湖の環境保全への取り組みを強化していきたい」としている。

■<琵琶湖周航の歌 100年>(2) 歌に魅せられて(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170623/CK2017062302000018.html
 「琵琶湖を守るために、何か活動を立ち上げてくれないか」。一九九六年、こう持ち掛けられた元教諭の松見茂さん(90)=高島市今津町日置前=は、「ヒツジグサを育ててみてはどうだろう」と直感したという。
 「琵琶湖周航の歌」の原曲が、新潟市出身の青年吉田千秋が作曲した「ひつじぐさ」だと分かったのはその三年前。水質がきれいな水辺でしか育たない希少なヒツジグサは、美しい琵琶湖を守る活動の象徴にふさわしいものだった。
 最初の苗は、同市にある陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場内の湿原で許可を得て採取。近くの小学校に赴任したころ、たびたび足を運んで植物を観察した場所だ。水に浮かぶヒツジグサの白くかれんな花に、ぐっと心を引かれた。
 栽培を始めたものの手引書などない。採取した数少ない苗を自宅の庭で試行錯誤しながら大切に育てた。発芽した後、茎と葉の向きを取り違えないようにすること。水を絶やさないこと、田んぼの土を使うとちょうどいいことなど。三年ほどかけてノウハウをパンフレットにまとめ、町民に配った。
 琵琶湖周航の歌の発祥地・今津をたくさんのヒツジグサで飾ろう−。運動は、松見さんが長年会長を務めた「環境を守るいまづの会」の活動の柱になった。会報の題も「ひつじぐさ」。苗を分けてほしいという申し込みも次第に増えた。
 運動は次第に拡大した。JR近江今津駅前には昨秋、ヒツジグサの水槽が完成。琵琶湖周航の歌資料館までの通りにも多くの植木鉢が並び、毎年六〜十月ごろには白い花が代わる代わる水に浮かぶ。会員の沢田清さん(87)らを中心に、世話は毎日怠らない。
 二〇〇一年に千秋の生家に近い新津市(現新潟市)小合(こあい)中学校に、〇三年には作詞者小口(おぐち)太郎の故郷・長野県岡谷市にも株分けした。歌の三つのふるさとが、ヒツジグサでつながった。
 「音痴だから、自分ではよう歌いませんわ」と苦笑いする松見さん。しかし花に触れることで、千秋と太郎の青春に触れることができる。「私はヒツジグサの美しさにほれ込んだ。感動がある限り、人は若返ることができるのです」(野瀬井寛)

17/06/22

■海岸に大量のごみ漂着 大雨のすさみ町(紀伊民報AGARA)http://www.agara.co.jp/news/daily/?i=335488&p=more
 梅雨前線上の低気圧通過に伴って降った21日の大雨は、各地に大きな「爪痕」を残した。和歌山県すさみ町の海岸部では大量のごみが漂着し、新宮市では国道168号が土砂崩れによって通行止めになるなど生活に影響が出ている。
 すさみ町周参見の海では、船の所有者らが、川から流れてきた流木などの漂着物の撤去作業に追われた。
 すさみ海水浴場近くの岸壁では22日早朝から、重機も使った流木などの撤去作業が続いた。釣り客を乗せる遊漁船や瀬渡し船などが基地にしている場所だが、漂着物のせいで船のエンジンを掛けられないため、別の場所にいた大きな船とロープをつないで場所を移してからの作業になった。
 クルーザーを停泊させていた町観光協会長の朝本紀夫さん(74)は「これだけの量が漂着するのは珍しい。小さい物でも船に影響が出るので、しばらくは動かせないかもしれない」と話した。
 漁師歴が約60年になるという男性(76)は「漁へ出ても魚は取れないし、こんな(漂着物の)撤去作業は年寄りにはきつい」と嘆いた。

■土砂崩れで国道168号通行止め 新宮市(紀伊民報AGARA)http://www.agara.co.jp/news/daily/?i=335530&p=more
 豪雨による土砂崩れで全面通行止めとなった和歌山県新宮市内の国道168号は、22日正午現在も規制が続いている。田辺市本宮町と新宮市を結ぶ幹線道路だけに通勤や通学、観光などに影響が出ている。
 県東牟婁振興局新宮建設部によると、21日未明、新宮市相賀の国道168号沿いの斜面で土砂崩れが発生。延長約30メートル、高さ約10メートルにわたって崩れ、約300立方メートルの土砂や岩が路面の半分余りをふさいだ。このため、県は同日午前9時7分から、相賀―新宮市熊野川町田長の国道168号(延長約8キロ)を全面通行止めにした。
 県は迂回(うかい)路として、北山村と熊野川町を結ぶ国道169号や三重県内の国道311号などを経由するルートを紹介している。
 田辺市本宮町で働いている新宮市の男性(47)は22日朝、三重県回りで出勤。「いつもは家から職場まで50分ほどだが、1時間20分ほどかかった。早く通れるようにしてほしい」と話した。
 新宮市と本宮町を結ぶ路線バスを運行している熊野交通(新宮市)は、通行止め区間の前後で折り返し運転をしている。公共交通が寸断された状態となっており、同社は「外国人の観光客が困っておられたようだったし、通学で利用されている方も多く、問い合わせを多数いただいている。一日でも早く復旧してほしい」と話す。

■国道168号で土砂崩れ 新宮市相賀 全面通行止めに 新宮市で351ミリ(紀南新聞オンライン)http://www.kinan-newspaper.jp/?p=10172
 梅雨前線を伴う低気圧が日本列島の太平洋側を進んだ影響で、西日本各地で21日未明から昼前にかけて激しい雨が降った。この影響で新宮市相賀の国道168号で土砂崩れが発生し、相賀〜熊野川町田長間で全面通行止めとなっている(21日正午現在)
 気象庁のアメダスによると、新宮市で21日午前0時から正午までの12時間で351ミリを観測。午前9時までの1時間には55・5ミリの非常に激しい雨が降った。
 県東牟婁振興局新宮建設部によると、同日午前8時25分ごろ、新宮署を通じて土砂崩れの連絡が入り、同9時から全面通行止めとした。現場は幅約30メートルにわたって崩れ、約300立方メートルの土砂が流出している。復旧の見通しに関して同建設部は「雨が上がり、まずは現場の安全を確保してからでないと復旧工事に取り掛かれないため未定」としている。
 新宮市は同日午前10時50分、避難準備・高齢者等避難開始(土砂災害)を発令、同時刻に災害対策本部を設置した。市防災対策課によると、国道42号や市内各所の県道・市道などで道路冠水を確認し、一時通行止めとした箇所もあった。同市三輪崎、光洋中学校近くの佐野川が氾濫し、付近の民家の敷地近くまで水があふれていた。市には床下浸水被害の連絡も入っているという。
 那智勝浦町では、同日午前8時ごろ、那智勝浦道路内で発生した追突事故のため、市屋バイパスの新宮方面行きが一時閉鎖された。同町湯川の国道42号では、車のタイヤが完全に浸かるほど冠水し、串本から新宮方面へ向かう車は対向車線に出て通行し、渋滞が発生していた。同町宇久井の国道42号では、道路冠水のため町消防団が出て片側交互通行させた。
 熊野市は同日午前9時10分、市内全域に避難勧告を発令。紀宝町と御浜町によると、それぞれ町内の道路冠水は見られたが、被害の報告は入っていない。
 JR紀勢線は、大阪方面の始発・特急くろしお10号と普通列車2本の計3本は発車したが、以降はくろしお(白浜〜新宮間)と普通列車(紀伊田辺〜新宮間)を運転見合わせた(同日正午現在)。名古屋方面に向かう特急ワイドビュー南紀も上下線で午前中の便が運休となった。紀伊勝浦駅のロビーで待機していた東京在住の夫婦は「観光で那智勝浦町を訪れ、今朝(21日)帰る予定にしていましたが、この雨では列車が止まっても仕方ないですね。今日中に東京につければいいです」と話した。

■6月観測史上最大の雨量 土砂崩れで168号通行止め(熊野新聞オンライン)http://kumanoshimbun.com/press/cgi-bin/userinterface/searchpage.cgi?target=201706221101
 熊野地方は21日、梅雨前線を伴う低気圧の影響で未明から大雨となった。気象庁によると古座川町西川の降り始めから同日正午までの雨量は6月の24時間の観測史上最大の429_、新宮で366_を記録した。全域に大雨洪水波浪警報が発令され、午前9時5分には新宮市、那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町に土砂災害警戒情報が出された。
 新宮市高田の相賀交差点先の国道168号で同日午前9時すぎに土砂崩れがあり、大きな岩が道路をふさいだ。新宮建設部によると国道を全面通行止めとし、復旧の見込みはたっていない。
 同市は土砂災害警戒情報に伴い、同日午前10時50分に避難準備・高齢者避難開始を発令し、市内21カ所に避難所を開設。災害本部を立ち上げた。市内では井の沢地区や橋本のイオン新宮店前、三輪崎の国道42号などで道路が冠水した。
 那智勝浦町では太田川が氾濫危険水位を超えたため、太田地区全域に避難勧告が出された。太田小学校へは5人が避難。同町消防団婦人部の杉浦満紀さん(44)は「紀伊半島大水害以来、ここまでの水は初めて。収穫前のナスやトウモロコシが台無し」と話していた。市野々小学校には14人が避難した。
 交通網にも乱れが出た。JRきのくに線は午前10時35分現在、新宮駅から白浜駅間の運転を見合わせている。
 議会にも影響が出た。新宮市と古座川町では6月定例町議会の一般質問が開かれていたが、警報の発令により、日程を翌日に延期した。

■琵琶湖周航の歌 歌碑に思いつなぐ 市民ら、豊公園に建立 昨年急逝の発案者に「報告したい」(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170622/ddl/k25/040/509000c
 「琵琶湖周航の歌」の3番で「今日は今津か長浜か」と歌われている長浜市で25日、歌の誕生100周年を目指して市民有志が始めた活動が実を結び、同市公園町の豊公園の琵琶湖畔に歌碑が建立される。歌碑建立を発案した同市高月町馬上の元教師、栗原重和さんは昨年11月、歌碑を目にすることなく、71歳でこの世を去った。共に歌碑建立への活動を続けてきた仲間たちは「誰よりも栗原さんに報告したい」と除幕の瞬間を待っている。【若本和夫】
 栗原さんは大学卒業後、県内の中学で数学を教え、小学校の教頭も務めた。教え子の一人で歌碑建立活動にも

■7月1日「びわ湖の日」官民で連携アピール(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0024000
=成安造形大・岩佐さんポスター制作 セブン―イレブンの記念商品=
◇県
 「びわ湖の日」(7月1日)を前に三日月大造知事は19日、今年度の取り組み概要を発表した。
 今年度の「びわ湖を美しくする運動」は、7月1日の前後1週間にわたり、琵琶湖や河川、道路の美化活動を実施する。昨年度は約12万人が参加した。
 このほか、今年で誕生100年の「琵琶湖周航の歌」にちなんだ「びわ湖の日」ポスターや琵琶湖周航の歌資料館(高島市)の展示、外来水生植物オオバナミズキンバエの駆除・調査などと連携した取り組みを実施するとした。
 今年度の「びわ湖の日」ポスターは、成安造形大学2年の岩佐南実(みなみ)さんが、「びわ湖をつくる」をコンセプトに、人々が琵琶湖に集まり、四方から支えているデザインで制作した。
 具体的には、琵琶湖と森林とのつながりにも目を向け、琵琶湖を市の境界で分割した木製パズルを制作し、その周囲に舟に乗っている人を配置して「琵琶湖周航の歌」を表現した。
 岩佐さんは「私たちの暮らしに、琵琶湖の森林が欠かせない存在であることを感じてもらいたい」と話していた。
 また、コンビニエンスストアの「セブン―イレブン」は27日から、「びわ湖の日」にあわせて、地元食材を使った記念商品を発売する。同社兵庫・京滋ゾーンマネジャーの井口真一氏は「県内231店をプラットホームにしてびわ湖の日をアピールしたい」と抱負を語った。
 「大きなおむすび 近江牛焼肉と甘長とうがらし」(税込230円)は、野洲産の甘長とうがらしと、甘辛なタレの近江牛焼肉の旨味を味わえる。「でっかいホイップメロンパン」(同168円)は、県産牛乳を練り込んだ大きなメロンパン。さらに「琵琶湖周航の歌」誕生地である高島市のご当地グルメ「とんちゃん焼弁当」(同498円)など計4品を発売する。

■【関西の議論】「安易に川に放すな!」外来肉食魚アリゲーターガーVS漁協 捕獲作戦の電気ショックで浮かんだ危惧(産経ニュースWEST)http://www.sankei.com/west/news/170622/wst1706220002-n1.html
 兵庫県西部のたつの市を流れる揖保川の水面に黒い影。「ワニではないか」と地元で噂が広がった。ワニのわりには一回り小さい。捕らえてみれば見た目は獰猛(どうもう)なワニだが、外来肉食魚の「アリゲーターガー」だった−。見た目だけでなく、在来魚を食いまくる凶暴さを持ち合わせるモンスター≠ェ目撃されたのは昨年6月。アユやウナギを食い荒らされ、怒り心頭で捕獲作戦に乗り出したのが地元漁協だ。6度に及んだバトルは苦戦の連続だった。最初の目撃情報から1年を経て、1人の救世主≠ェ登場した。「アリゲーターガーを食べてみたい」と訪れた釣り人が先月、1匹を釣り上げたのだ。だが、漁協は「複数いるようだ」と警戒を怠っていない。アリゲーターガーVS漁業の全容とは。(坂田弘幸)
ついに御用
 「やっぱりいた」
 大型連休明けの5月8日、兵庫県姫路市の釣具店から揖保川漁協(同県宍粟市)に、揖保川で捕獲されたアリゲーターガーを冷凍庫に保管しているとの連絡が入った。その知らせに組合員は沸き立った。
 体長1・09メートル、重さ9・6キロの丸々とした全身。引き取りに行った組合員はその姿に目を丸くし、「俺たちはこんなのを捕ろうとしていたのか」と顔を見合わせた。
 釣り上げた姫路市の会社員の男性(32)が取材に応じてくれた。男性は釣り歴25年。揖保川でアリゲーターガーが問題になっていると知り、5月2日夜、下流域に1人で出掛けた。普段はブラックバスやコイなどを釣っていて、アリゲーターガーに挑戦するのはこの日が初めてだった。
 午後9時ごろ、川にさおを垂らした。タチウオ用のワイヤとチヌ用の針に、餌はスーパーで購入したサンマの切り身。当たりがあったのは午後9時40分ごろ。引きが異様に強い。10分ほどかかって、激しく抵抗するアリゲーターガーを釣り上げ、最後は川に入って抱き上げた。
 「すごく重量感があった。運良く釣り上げることができた」と振り返る。
 当初、アリゲーターガーを食べようと思っていた。米国では肉がスーパーの店頭に並ぶ。硬いうろこに包まれ、身に脂がほとんどなく、パサパサした鶏肉のような白身の肉だ。「寄生虫が怖いのでしっかり油で揚げてフライにする」という予定だったが、あまりの大きさに断念した。
 対応に困り、引き取ってもらおうと地元漁協に連絡したところ、大型連休中のため不通。そこで預けた場所が姫路市内の釣具店だった。
「なんでこんな魚がいるのか」
 アリゲーターガーは北米原産でミシシッピ川流域などに生息する外来魚。ほかの魚類や甲殻類を食べる肉食性で、大きいものでは体長3メートルほどにまで成長するという。水鳥を補食することもある。ワニのような鋭い歯と長い口が特徴だ。
 環境省は平成30年4月に外来特定生物に指定する予定で、輸入を原則禁止する方針。現在、飼育している個体も許可を取る必要がある。
 同省によると、約20年前からペットとして国内に輸入されるようになった。幼魚は10センチほどの大きさで独特の姿が愛好家の間で人気になったが、1年で1メートル以上に成長するため、飼育に困った人が川や池に捨てたとみられる。全国でも目撃され、固有の在来種を食い荒らすとして、各地で被害が懸念されている。
 そんなアリゲーターガーが揖保川で初めて確認されたのは昨年6月14日。
 「見たことがない魚がいる」。ウナギの生息調査に訪れた揖保川漁協の組合員2人が川を泳ぐ姿を目撃し、写真の撮影にも成功した。その日は晴天で風もなく、10分間同じ場所に浮いていた。その後、水中に沈んでいったという。
 同漁協の横田辰夫理事(65)は「なんでこんな魚がいるのかと驚いた」と語る。
 揖保川は、北部の宍粟市からたつの市を経て瀬戸内海に流れる川。アユ釣りの全国有数の名所で現場周辺はアユの産卵場だった。数年前からはニホンウナギを保護する活動も行う。同漁協はこうした在来種が食害で減るのを懸念し、捕獲作戦の実施を決めたのだ。
捕獲作戦を決行したものの…
 捕獲作戦は昨年8〜11月に行われた。
 まず釣りやはえ縄で捕まえようとしたが空振り。水草を模したオリジナルの仕掛け針も使ってみたところ、捕れたのは外来魚のライギョばかりだった。
 11月には全国内水面漁協組合連合会(東京)から水中に電気を流す「電気ショッカーボート」を借りて臨んだ。電気ショックで魚を気絶させようと、水中に電気を流した。しかし、水面に浮かんできたのは外来魚のライギョやブラックバスばかりで、アリゲーターガーの姿はなかった。
 動きが鈍くなる冬になったので作戦は中止に。今年の春になり、捕獲作戦の再開を検討していた矢先、先の釣り人が1匹釣り上げた。ただ、同漁協は警戒を緩めない。「複数いた」という目撃情報もあり、再び確認されれば作戦を再開するという。
 昨年の電気ショッカーボート作戦では、実は在来魚の姿も確認できなかった。アリゲーターガーに食われたのではないかと漁業被害が危惧されているのだ。
 同漁協は釣り上げられたアリゲーターガーを姫路市立水族館に持ち込み、解剖してもらった。何を食べているのかなど、生態系への影響を調べることが目的だったが、胃の中には何も入っていなかった。
 同館では過去に県内のため池などから発見されて持ち込まれた4匹を飼育している。動きは鈍く、水槽でじっとしていることが多い。掃除などで職員が水槽に入っても、かまれたことはない。
 今回、解剖したアリゲーターガーを剥製にして館内に展示し、外来魚が生態系を壊す危険性を訴える予定だ。
「国や自治体が啓発すべきだ」
 ペットとして飼育された後に放流されたとみられるアリゲーターガーは、全国各地で目撃・捕獲情報が相次いでいる。
 名古屋市では5月17日、名古屋城の外堀で捕獲された。市によると、体長約1・4メートル。推定年齢10歳の成熟した雄で、繁殖可能な状態だった。平成21年に生息が確認されたたため、ボランティアらが何度も捕獲に取り組んでいた。
 さらに滋賀県の琵琶湖で存在が確認されているほか、兵庫県内でも、神戸市や加古川市などのため池で水を抜いた際に捕獲された例がある。
 環境省外来生物対策室は「今のところ、漁業被害の実態は不明だが、幼魚の捕獲はなく、まだ日本で繁殖はしていないのでは」としている。
 名城大理工学部の谷口義則准教授(魚類生態学)は「アリゲーターガーの寿命は50年以上ともいわれ、長期にわたる影響が考えられる。川などに一度放されると捕獲は難しい」と指摘。「小さくてかわいいからと飼育する人も多い。大きくなると飼えないことになるということを国や自治体がしっかりと啓発すべきだ」と話した。

■守山鮒寿司をブランドに 漁業者や米農家が団体設立(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170622/CK2017062202000009.html
 守山市内で作られるふなずしを「守山鮒寿司(ふなずし)」と名付け県内外に発信しようと、地元漁業者や米農家らでつくる団体「守山鮒寿司の会」が二十一日、発足した。同日に市役所で会議があり、来年二月に試食会を開催することなどを確認した。
 市内では、伝統的な作法でふなずしを切って神前に供える「すし切りまつり」(国選択無形民俗文化財)が開かれるなど、ふなずしは生活の中に深く溶け込んでいる。
 市内の農水産物の地産地消を進めるために、コメと魚を使うふなずしは適当として会発足の機運が高まった。会議では守山鮒寿司を「守山でとれた魚とコメを使って作るふなずし」と定義した。
 会は、ふなずし作りの伝統を継承することや、ふなずしを通じたまちづくりの推進を目的にする。具体的な事業としては、守山鮒寿司の品評会開催や販売促進、製造指導、人的交流などを想定している。会員は市内の農業、漁業者とするが、後々は一般市民にも拡大する方針。
 産・官・学で構成する「もりやま食のまちづくりプロジェクト」の地産地消・食育推進チームリーダーで、準備会議の司会を務めた中塚宗浩さん(62)が会長に就任した。
 中塚さんは「近年は、ふなずしを食べる人も減りつつあり、若い人への伝承が課題だ。次世代へつなぐために会を立ち上げ、『守山ブランド』として発信していきたい」と話した。(鈴木啓紀)

■<琵琶湖周航の歌 100年>(1) 湖の子再び、いざ漕がん(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170622/CK2017062202000008.html
 「本番はこの倍の距離。しっかりやろう」「当日、風があまり強くないと良いな」
 六月中旬の日曜日。大津市の瀬田川では、さまざまな年代の「湖(うみ)の子」たちが笑顔を見せた。京都大ボート部の卒業生でつくる「濃青会(のうせいかい)」の面々。月日が流れても、体力の衰えは少しも感じさせない。
 琵琶湖周航の歌が生まれた場面を今に再現する「なぞり周航」。全国に散らばった二十代から八十代のOBが再び結集し、オールを握る。「何十年ぶりの人もいる。それでも、ボートを漕(こ)ぐことは体に染み付いている」と、濃青会会長の吉田保さん(72)=横浜市中区=は言う。
 琵琶湖周航は、今も京都大ボート部に残る伝統行事。吉田さんは現役時代にも経験した。「当時は、こんなしんどいこと二度とやるかと思ったもの」と笑う。
 青春のすべてをボートにささげ、必死に毎日を過ごした。練習を見に来て小言を言う気楽なOBを恨めしくも思った。しかし今はボートが楽しいという気持ちが、彼らを突き動かしている。
 横浜市の鶴見川漕艇場で今も定期的に練習する吉田さんら関東のOBたち。第二の青春を過ごす彼らにとっても、琵琶湖への恋しさは募るばかりだ。「見渡せば比良山と伊吹山。これほどきれいな場所はない」。言葉は自然に、琵琶湖周航の歌の詩をなぞっていく。
 月明かりの下で歌いながらボートを漕いだ、ロマンチックな経験も思い出す。仲間同士で酒を飲めば、今も琵琶湖周航の歌を歌う。いつも、青春と、そのふるさと琵琶湖の思い出につながる。
 恨めしかったOBの立場になり、思いはよみがえる。しかし厳しい練習に励む現役部員に「老人は老人で頑張っている」と伝えたい。琵琶湖一周は決して楽ではない。楽しみとともに、何とか完遂したいと緊張もある。
 周航には、地元のボート、カヌーなどの競技者も参加する。とりわけ驚いたのは、救助艇として伴走する漁船の存在だ。「昔、漁師さんからは『邪魔だぞ』とよく怒られたものです」。学生の歌から、故郷の歌になった琵琶湖周航の歌。「大事にしていかなければ」。吉田さんの表情が引き締まった。(野瀬井寛)
     ◇
 二十八日で誕生から百年を迎える「琵琶湖周航の歌」。その長い歴史の各ページは、歌を愛し、歌い継いできた人々の思いで彩られている。節目に合わせ、歌とともに歩んできた人々の青春を訪ねた。

■もう驚く“シカ”ない! 大津市中心部に出没(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170622/CK2017062202000007.html
 二十一日朝、大津市中心部で野生の雄シカが現れた。シカは民家の窓を突き破ったり、車と衝突したりした後、近くの山へ“逃走”。民家や商店、官公庁などが集まる市街地での出没に、住民らは「こんな経験初めて」と驚いた様子だった。
 大津署や住民らによると午前七時五十分ごろ、同市京町一の民家南側の庭に体高一メートルほどのシカが座っているのを、この家の住人が発見し、一一〇番。署員が駆け付けたところ、シカは猛スピードで走りだし、南側の窓を突き破って家の中を縦断し、北側の窓も破って出て行った。
 その後、近くの国道161号交差点で、左折してきた市内の看護助手女性(54)が運転する軽乗用車と衝突。そのまま、西の山の方へ逃げていったという。
 窓を破られた家の女性(72)は「まさか窓を突き破ってくるとは」と振り返りつつ、家族はとっさに突進を避けて大きなけががなかったことに「不幸中の幸いというシカない」と苦笑いしていた。
 現場はJR大津駅から北西に五百メートルほどの市街地。(井本拓志)

17/06/21

■国道168号で土砂崩れ 新宮市相賀 全面通行止めに 新宮市で351ミリ(紀南新聞ONLINE)http://www.kinan-newspaper.jp/?p=10172
 梅雨前線を伴う低気圧が日本列島の太平洋側を進んだ影響で、西日本各地で21日未明から昼前にかけて激しい雨が降った。この影響で新宮市相賀の国道168号で土砂崩れが発生し、相賀〜熊野川町田長間で全面通行止めとなっている(21日正午現在)
 気象庁のアメダスによると、新宮市で21日午前0時から正午までの12時間で351ミリを観測。午前9時までの1時間には55・5ミリの非常に激しい雨が降った。
 県東牟婁振興局新宮建設部によると、同日午前8時25分ごろ、新宮署を通じて土砂崩れの連絡が入り、同9時から全面通行止めとした。現場は幅約30メートルにわたって崩れ、約300立方メートルの土砂が流出している。復旧の見通しに関して同建設部は「雨が上がり、まずは現場の安全を確保してからでないと復旧工事に取り掛かれないため未定」としている。
 新宮市は同日午前10時50分、避難準備・高齢者等避難開始(土砂災害)を発令、同時刻に災害対策本部を設置した。市防災対策課によると、国道42号や市内各所の県道・市道などで道路冠水を確認し、一時通行止めとした箇所もあった。同市三輪崎、光洋中学校近くの佐野川が氾濫し、付近の民家の敷地近くまで水があふれていた。市には床下浸水被害の連絡も入っているという。
 那智勝浦町では、同日午前8時ごろ、那智勝浦道路内で発生した追突事故のため、市屋バイパスの新宮方面行きが一時閉鎖された。同町湯川の国道42号では、車のタイヤが完全に浸かるほど冠水し、串本から新宮方面へ向かう車は対向車線に出て通行し、渋滞が発生していた。同町宇久井の国道42号では、道路冠水のため町消防団が出て片側交互通行させた。
 熊野市は同日午前9時10分、市内全域に避難勧告を発令。紀宝町と御浜町によると、それぞれ町内の道路冠水は見られたが、被害の報告は入っていない。
 JR紀勢線は、大阪方面の始発・特急くろしお10号と普通列車2本の計3本は発車したが、以降はくろしお(白浜〜新宮間)と普通列車(紀伊田辺〜新宮間)を運転見合わせた(同日正午現在)。名古屋方面に向かう特急ワイドビュー南紀も上下線で午前中の便が運休となった。紀伊勝浦駅のロビーで待機していた東京在住の夫婦は「観光で那智勝浦町を訪れ、今朝(21日)帰る予定にしていましたが、この雨では列車が止まっても仕方ないですね。今日中に東京につければいいです」と話した。

■和歌山県南部で猛烈な雨 日置川で時間89.5ミリ(紀伊民報AGARA)http://www.agara.co.jp/news/daily/?i=335470&p=more
 梅雨前線上の低気圧が近畿地方を通過した影響で、和歌山県南部で20日深夜から21日にかけて大雨が降った。和歌山地方気象台によると、日置川(白浜町)で21日午前10時5分までの1時間に89・5ミリという猛烈な雨を観測、同地点の観測史上最大となった。積算雨量は西川(古座川町)で402・5ミリとなった(21日午前11時現在)。山間部では土砂崩れが発生し、交通網にも影響が出ている。
 降り始めの20日午後10時から21日午前11時までの県南部の積算雨量は、西川に次いで新宮359・5ミリ、色川(那智勝浦町)337・5ミリ、日置川(白浜町)303・5ミリとなり、西川も含め、24時間雨量としては6月の観測史上最大を記録した。この他の地点でも100ミリを超えた所が多く、本宮(田辺市)184ミリ、龍神(同)153・5ミリ、栗栖川(同)151・5ミリ、南紀白浜123・5ミリ、潮岬(串本町)119・5ミリ、護摩壇山(田辺市)105ミリ。
 時間雨量(21日午前11時現在)は、日置川に次いで西川が84・5ミリとなり、同地点の観測史上最大を記録した。30ミリを超えたのは色川64・5ミリ、新宮60・5ミリ、栗栖川48・5ミリ、本宮36・5ミリ、南紀白浜33ミリ、龍神30・5ミリだった。
 21日は風も強く南紀白浜で最大瞬間風速26・7メートルを観測。海上の波もうねりを伴って最大6メートルとなった。
 22日は湿った空気や梅雨前線の影響で曇り、午後から高気圧に覆われて晴れると予想。25、26日には梅雨前線が北上して曇り一時雨になるとみられている。

■滋賀でも100ミリ超す大雨 道路冠水で車立ち往生も(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170621000172
 梅雨前線を伴った低気圧の影響で滋賀県内では21日、大津市北部で24時間雨量が100ミリを超えるなど、気象庁が7日に梅雨入りを発表して以来、初めてのまとまった雨となった。風も強く、甲賀市土山で最大風速14・5メートルと6月の観測史上最大を記録した。
 県内各地の24時間雨量は大津市北小松で106・0ミリ、近江八幡市で74・0ミリ、高島市今津で61・0ミリとなった。
 大津市伊香立下龍華町では市道が最大約1メートルの深さで冠水し、軽乗用車1台が立ち往生した。車はレッカー車で引き上げられ、乗っていた50代女性にけがはなかった。同市大江町4丁目では工事現場の足場のシートが倒壊し、隣接する国道1号の車線の一部と歩道を一時ふさいだ。

■滋賀の郷土料理・モロコ味わう 氷見の学校給食(webmin北日本新聞)http://webun.jp/item/7377479
 全国の郷土料理を提供する氷見市学校給食センターの「日本味めぐり献立」が21日、市内10小中学校で行われ、児童生徒ら約2千人が滋賀県で食卓に並ぶ淡水魚・モロコの南蛮漬けを味わった。十二町小学校の5年生9人は、校区の川でモロコを採集し、生態や食文化を学んだ。
 十二町小の5年生は、総合的な学習で校区に生息する国指定天然記念物の淡水魚・イタセンパラを学んでいる。この日は市教育委員会の西尾正輝主任学芸員と「NPO法人Bioクラブ」の川上僚介代表理事が同校を訪れ、地元の万尾、中谷内川で児童と一緒に体長約3センチのモロコの稚魚などを採集した。
 教室に戻って西尾主任学芸員が解説。滋賀県の琵琶湖では環境省の絶滅危惧種になっているホンモロコ、スゴモロコのほか、タモロコの3種類が取れ、いずれも塩焼きや佃(つくだ)煮で食されていると説明。十二町地区にはタモロコが生息していることや、淡水魚のコイやギンブナを食べる習慣があることなどを紹介した。
 給食には滋賀県産のスゴモロコが使われ、十二町小はランチルームで全児童53人が味わった。田中祐磨君(5年)は「歯ごたえがあっておいしい」と笑顔を見せた。
 この日は市内17小中学校のうち、学校給食センターの利用校で提供され、十二町小以外でもモロコの解説が行われた。

■われは湖の子さすらいの♪ 滋賀のご当地ソング100年(asahi.com)http://www.asahi.com/articles/ASK6P2FG6K6PPTIL002.html
 旧制第三高校(現京都大学)水上部(現ボート部)で生まれ、滋賀県民らから愛される「琵琶湖周航の歌」ができてから、28日で100年となる。「未来にも歌い継がれてほしい」と県内では、ゆかりの人らがコンサートや記念周航などのイベントを開く。
部員が歌ったのが始まり
 周航の歌は、1917年6月28日、三高水上部が琵琶湖をボートで回って鍛錬する「周航」の途中に寄った旧今津町(現滋賀県高島市)の宿で生まれた。小口太郎部員が歌詞を披露したところ、当時学生の間で歌われていた吉田千秋作曲「ひつじぐさ」のメロディーに合わせて別の部員が歌ったのが始まりとされる。
 ボート部の100年史などによると、琵琶湖周航は、1893年から三高水上部が始めた。戦中戦後の中断もあったが、現在の部員も周航に挑んでいる。
 歌は、その後三高の寮歌として親しまれ、71年には歌手の加藤登紀子さんがカバーし、ヒット。滋賀県内でも広く歌われるようになり、ご当地ソングの代表的存在となっている。
 歌の誕生地、高島市では25日、琵琶湖周航の歌を課題曲とする合唱コンクールが開かれ、80〜90代の旧制三高の卒業生が立つ予定だ。昨春、約100人が集まった三高の同窓会でコンクール出場が提案され、今春34人が応じた。
 その中の一人、田沢仁(まさし)さん(87)=は水上部OBで、三高の校章が入った応援旗とはちまき持参で出場する予定だ。自身も琵琶湖周航を体験しており、「きつかった思い出しかない」と笑うが「歌詞にある比良の山々や雄松の松原を見たとき、きれいな景色で感激した」と振り返る。「仲間と結びつきが強くなる歌。青春時代を思い出しながら元気よく歌いたい」と話す。

■ガソリン全国平均131円、2週連続下落(SankeiBiz)http://www.sankeibiz.jp/macro/news/170622/mca1706220500008-n1.htm
 経済産業省資源エネルギー庁が21日発表した19日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、12日時点の前回調査と比べ60銭安い131円ちょうどで、2週連続の値下がりとなった。
 調査した石油情報センターによると、原油価格の下落と為替の円高を受け、大手石油元売り全社が卸価格を引き下げたことが要因。来週分については、原油価格の下落傾向が続く一方で、為替が円安に動いたため、小売価格は小幅な値下がりになると予想している。

■レギュラーガソリン、前週比0.6円安の131.0円…4月下旬より値下がり続く(Responce)https://response.jp/article/2017/06/21/296419.html
資源エネルギー庁が6月21日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、6月19日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は、前週比0.6円安の131.0円だった。
レギュラーガソリンの全国平均価格は横ばいを挟みつつ、4月24日より値下がりが続いている。
地域別では東北で0.9円、中部で0.8円、近畿で0.7円、北海道と四国で0.6円、九州・沖縄で0.4円、中国では0.2円、全エリアで値下がりした。またハイオクガソリンは前週比0.6円安の141.8円、軽油は0.4円安の110.2円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、6月21日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は121.3円/リットル(前週比−0.9円)、ハイオクは132.7円/リットル(−0.3円)、軽油は97.6円/リットル(−0.8円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■琵琶湖周航の歌 100周年記念事業を紹介(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0023990
=県がイベントガイド発行=
◇県
 県は、「琵琶湖周航の歌」の誕生100年記念イベントが県内各地で開催されるのを受け、主なイベントを紹介するパンフレットを発行した。
 パンフレットはA3版二つ折りで、カラー、4ページ。県内の公共ホールや図書館、市町の観光協会で配布している。
 主な掲載イベントは次の通り。
 ▽琵琶湖周航の歌 100周年記念特別展示=30日まで、琵琶湖周航の歌資料館(高島市今津町中沼)。作詞者小口太郎の大学時代の自筆ノートなど、普段は見ることのできない資料を展示する。無料。同資料館(TEL0740―22―2108)。
 ▽琵琶湖周航の歌 誕生100周年記念「琵琶湖周航の歌」音楽祭合唱コンクール=25日午前10時から、高島市民会館(高島市今津町中沼)。全国からエントリーした25組の合唱団が歌声を響かせる。500円。申し込みは24日までに同会館(TEL0740―22―1764)へ。
 ▽琵琶湖周航の歌 発祥のまち散策=来年3月までの第1、第3土曜日午前10時10分〜正午、JR今津駅発着。旧制三高ボート部が立ち寄ったまちを散策する。無料。申し込み不要。びわ湖高島観光協会(TEL0740―33―7101)。
 ▽琵琶湖周航の歌 誕生の地を巡る今津まち歩きツアー=9月28日、10月26日、11月23日、今津東コミュニティセンターなど。古いまち並みが残る今津の地で、歌に詠まれた景色を歩く。カフェで地産地消の食材をつかったランチ付き。1500円。開催5日前までに今津東コミュニティセンター(TEL0740―22―3222)へ。
 ▽琵琶湖周航の歌 誕生100周年記念 未来へコンサート=7月16日午後2時半、ガリバーホール(高島市勝野)。若手演奏家とびわ湖ホール声楽アンサンブル、地元少年少女合唱団が出演。整理券が必要。申し込みはガリバーホール(TEL0740―36―0219)またはびわ湖芸術文化財団(TEL077―523―7146)。
 ▽フルートオーケストラ湖笛の会 35周年演奏会=7月23日午後3時、びわ湖ホール(大津市打出浜)。幻想的なフルートオーケストラのための琵琶湖周航の歌で幕を開け、全国の民謡巡りから湖国の魅力を発見する。3000円。同ホールのほか、県内の各ホール、楽器店で販売。申し込みと問い合わせは、同会(TEL0748―74―0406)へ。

■「琵琶湖周航の歌」28日に誕生100周年 イベント続々(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170621/CK2017062102000019.html
 第二の県歌ともいわれる「琵琶湖周航の歌」が、二十八日で誕生百周年を迎える。当時を再現する「なぞり周航」など、関連イベントが続々控え、パンフレットも完成するなど、節目を盛り上げる気運がますます高まっている。
 琵琶湖周航の歌は、旧制第三高校(現京都大)の学生が、ボートの旅の途上に作った。百年前の足取りを再現する「なぞり周航」は二十四日から三泊四日の日程。京都大ボート部のOB百十七人が交代しながらオールを握り、県内七カ所にある歌碑を巡る。
 100周年記念事業実行委員会の嘉田由紀子代表は二十日、県庁で会見。「百年歌い継がれたこの歌を、次の百年に伝えたい」と意気込みを語った。周航にはカヌーやドラゴンボートなども“伴走”し、救助艇として漁船も参加する住民参加型。「皆さんも浜に周航艇を見に来てほしい」と話す。
 三十日には、歌手の加藤登紀子さんが来県し、びわ湖ホールで「第一回びわ湖音楽祭」を開く。チケットはすでに完売。有名歌手と、県内の合唱団、軽音楽部などが集う。
 長浜市の豊公園には新たな歌碑が完成し、二十五日に除幕する。毎年恒例の高島市の「『琵琶湖周航の歌』音楽祭合唱コンクール」も同じ日にある。
 記念パンフレットはB5判カラー七十二ページ。なぞり周航の紹介は百年前を思わせる縦書き、びわ湖音楽祭は現代的な横書きで構成する。歌い継ぎ、研究してきた功労者や、漁業、スポーツ関係者による琵琶湖を愛するメッセージを一冊にまとめた。申し込みは実行委(午前十時〜午後五時のみ)=090(1241)7160=へ。(野瀬井寛)

■懐かしい昭和の琵琶湖 写真60枚、来月展覧会(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASK6H51R7K6HPTJB00Z.html
石川友恵
 琵琶湖や瀬田川の昔の写真を集めて、県内で展覧会を開いている人がいる。大津市大石龍門2丁目の北村美香さん(42)。子どもらが川や湖に興味を持つきっかけになれば、と願う。
 北村さんは京都市出身。学芸員を目指していた大学院時代、琵琶湖博物館(草津市下物町)に通い、身近に湖や川がある環境にみせられ、大津に移り住んだ。2015年までの5年間、県平和祈念館で勤務。戦争当時の写真を展示する企画展を数回担当した。昔の写真が、当時のことをもっと知りたいと思うきっかけになった。「純粋に、昔はどんな日常の風景があったのか知りたくなった」
 知人の紹介で同年6月から、国土交通省琵琶湖河川事務所(大津市)の「琵琶湖河川レンジャー」として、川や湖の風景が写る写真を集め始めた。住民に琵琶湖や瀬田川に関心を持ってもらうために、過去の暮らしの近くに湖や川があったことを知らせる写真が有効だと思ったからだ。
 近所の住民らに紹介してもらい...

17/06/20

■熱中症、5月は53人搬送 滋賀、前年比12人増(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170620000143
 滋賀県は20日、県内で5月に熱中症で救急搬送された人が前年同期比12人増の53人に上っていると発表した。半数は高齢者で、住居内での発症が最も多かった。県などは注意を呼び掛けている。
 年齢別では高齢者が28人、成人が15人で小中高生が10人。3週間以上の入院が必要な重症者も2人おり、いずれも高齢者だった。発生場所は住居内が16人で、駅や競技場など不特定多数の人がいる屋外が10人で続いた。県は気温が高まる夏に向け、小まめな水分補給や暑さを避けるよう呼び掛けている。

■アユ不漁 県「今季もう再発ない」 累積漁獲が7割に回復(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170620/ddl/k25/010/474000c
 琵琶湖で今季のアユが不漁になっている問題で、県は19日、漁獲量が一定程度回復しているとして「今季に極端な低迷が再度起きる可能性は低い」との見方を示した。漁業者らを交え大津市で開いた対策会議で伝えたが、来季以降の見通しやはっきりとした原因を示すことはできず、漁業者からは不安の声も上がった。
 今季のアユは春先まで漁獲量が2割程度に低迷したが、県漁連が示したこの日までの累積漁獲量は昨季の約7割に戻った。
 県側はアユの成長が約2カ月分遅れる形で例年より体長が小さいと説明。一方で身の太さを示す「肥満度」は...

■【寄稿】滋賀県議会議員 ありむら 国俊 =県政NOW「干拓施設の保全の推進」を明記=(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0023962
 植物プランクトンのウログレナ・アメリカーナが大量発生して、琵琶湖の水面を赤褐色に染め悪臭を放った日から40年が経ちました。この淡水赤潮の発生をきっかけにリンを含まない石けんに切りかえる県民運動が始まり、2年後の昭和55年に「滋賀県琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例」が制定・施行されました。当時の私は高校1年生でメディアが大々的に報じていた記憶があります。滋賀県の環境行政と琵琶湖保全再生の歩みとして画期的な出来事でした。
 本年3月、滋賀県は「琵琶湖保全再生施策に関する計画」を策定しました。この計画は琵琶湖が持つ生態系や生物多様性を守り琵琶湖と共にある人々が豊かな暮らしを営み、良き伝統・文化を育むことによって琵琶湖と人間のより良い共生関係を目指すものです。
 計画の重点事項として、水草・外来動植物対策など「琵琶湖を『守る』取組」、林業成長産業化や環境関連産業の振興など「琵琶湖を『活かす』取組」、調査研究や環境人材の育成など「琵琶湖を『支える』取組」による好循環の創出を掲げています。
 この計画を着実に推進することは、我が国および世界の湖沼保全・再生の先駆けとなり得るものです。そのため本県だけでなく日本、さらには世界の湖沼の未来に向けて全力で取り組むべき課題と考えています。
 計画の策定にあたり私は県議会に「琵琶湖保全再生対策特別委員会」の立ち上げを申し入れ、実現した本委員会において数々の提案を行いました。
 その一つに「干拓施設」があります。干拓地の現状と苦労を懇々と説き県庁関係部局の協力を得て、当初の計画案になかった「干拓施設の保全の推進」という文言を明記することができました。
 滋賀県は「環境こだわり農業」が盛んに行なわれています。「環境こだわり農業」は琵琶湖を「守り」・「活かす」上で非常に重要な活動です。これを支える干拓施設の保全は急務であり「琵琶湖保全再生施策に関する計画」において「干拓施設の保全の推進」が一層図れるよう今後も取り組んでまいります。

■琵琶湖の伝統漁「やな」ピンチ 空梅雨で川干上がり、アユ上らず(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170620000024
 川をせき止め、琵琶湖から上ってきたアユを生け捕りにする滋賀県の伝統漁法「やな」が記録的な不漁となっている。今年は遡上(そじょう)が遅れた上、ピークとなる5月以降に雨が少なく、アユが上るほどの水量が川にないからだ。近畿地方は空梅雨が続き、漁業者は「早く雨が降ってほしい」と願っている。
 高島市の安曇川に設置されたやなは、水をせき止める「す」が外され、稼働していない状態が続く。やながある河口付近は川が干上がり、白く乾いた川底の石が広がっている。
 やなを運営する北船木漁協の木村常男組合長(69)は、「例年ならこの時期までに20トンくらい取れるが、まだ2〜3トン。私が知る限り、過去にこんなことはなかった」とあきれたように話す。
 県水産課によると、県内では安曇川のほか石田川、知内川(以上高島市)、姉川、田川(以上長浜市)、天野川(米原市)の5河川にやなが設置されているが、どこも渇水で不漁という。
 アユは川の水が雨で増えると活発に上がってくる。だが県内は5月から雨が少なく、同月の降水量は平年の約半分にとどまった。6月も同様で、7日に近畿の梅雨入りが発表されて以降もほとんど雨が降っておらず、川はやせ細っている。
 アユは成長した群れから接岸し、3〜4月から川を上り始める。今年はアユの成育が遅く、春の遡上が少なかったことも不漁の一因という。
 県水産課は「雨が降って川の水が増えればアユは上ってくると思うが、まだ小さい魚が多いと聞くので、例年並みに取れるかどうかは分からない」と話す。
 彦根地方気象台によると、県内は21日にまとまった雨が降る見込みで、以降は梅雨らしい天気になるという。

■大きさ1・5倍の近江牛おにぎり、滋賀限定販売 セブンイレブン(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170620000033
 コンビニエンスストア大手のセブン−イレブン・ジャパン(東京都)は、滋賀県産食材を使ったおにぎりやパンなど4品を27日から順次販売する。7月1日の「びわ湖の日」に合わせた県との連携企画の第5弾で、商品ラベルに「マザーレイク」のロゴをあしらった。
 県内231店舗での限定販売で、具材に甘辛く煮た近江牛と野洲市産の「甘長とうがらし」を入れたおにぎり(税込み230円)、県産牛乳を練り込んだメロンパン(同168円)、高島市のご当地グルメ・とんちゃん焼きの弁当(同498円)の3種は27日から販売。甘辛いみそだれの鳥から揚げ「みそチキ」(同198円)は7月18日から売り出す。
 面積日本一の琵琶湖にちなみ、おにぎりとパンは同社従来品の1・5倍の大きさという。同社は「地域に密着した取り組みを琵琶湖のように大きくしたい」としている。

■セブン−イレブンが限定おにぎり 7月1日「びわ湖の日」(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170620/CK2017062002000011.html
 琵琶湖の環境保全について理解を深める7月1日の「びわ湖の日」に合わせ、「セブン−イレブン・ジャパン」は、滋賀にちなんだ4つの商品を期間限定で販売する。包装に琵琶湖をかたどった県のシンボルマーク「Mother Lake」を付けて発信する。
 商品は、おにぎりの「近江牛焼肉と甘長とうがらし」(税込み二百三十円)、鶏肉をみそだれで炒めた「高島とんちゃん焼弁当」(四百九十八円)、滋賀の牛乳を使った「でかいホイップメロンパン」(百六十八円)、甘辛のみそだれを絡めた唐揚げの「みそチキ」(百九十八円)。みそチキ以外の三品は二十七日から、みそチキは七月十八日から、それぞれ県内全二百三十一店舗で販売する。
 同社は県と地域活性化包括連携協定を結んでおり、びわ湖の日に合わせた商品販売は五回目。十九日に県公館で記者発表した同社の兵庫・京滋ゾーンの井口真一・ゾーンマネジャーは「おにぎりが大ヒット商品になる」と自信を見せた。
 びわ湖の日は、県の琵琶湖の富栄養化防止条例の施行一周年を記念して、一九八一年七月一日に定められた。(成田嵩憲)

17/06/19

■風船にハングル表記の電池、タイマー 大津(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170619000153
 大津北署は19日、大津市真野普門2丁目の国道477号で、ハングル文字の記載された乾電池や、タイマーのようなものが装着されたバルーンが見つかったと発表した。
 同署によると、バルーンは全長約7メートル、直径約2・5メートルの筒状。単3乾電池2本が入ったタイマーのような箱などが装着されていた。過去に韓国が北朝鮮に向けて飛ばしたとみられるバルーンが県外で見つかっていて、形状が似ているという。
 巡回中の県道路公社職員が同日、街路樹の枝に引っかかっているのを発見し、同署に届けた。

■真夏並みの暑さ、7地点で今年最高観測 滋賀(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170619000129
 滋賀県内は19日、強い日差しが降り注ぎ、大津市で最高気温32・5度を記録するなど7月上旬〜8月上旬並みの暑さになった。同市内では和菓子用に植えられた梅の収穫が始まり、みずみずしい緑の実がもぎ取られている。
 彦根地方気象台によると県内は高気圧に覆われ、大津市をはじめ、甲賀市土山町で30・4度となるなど県内7地点で今年最高気温を観測した。
 大津市大石龍門4丁目の叶匠寿庵「寿長生(すない)の郷(さと)」では、約千本の梅林で来場者が梅狩りを楽しんでいる。今年は雨が少なくまだ小ぶりだが、大粒になる6月末からは、従業員が和菓子用に収穫するという。梅狩りは有料。

■琵琶湖の不漁で風評被害? アユ友釣り客激減(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170619000151
 琵琶湖のアユ不漁を受けた「アユ資源緊急対策会議」が19日開かれ、滋賀県はアユの成長に遅れがあるものの、今季の漁獲が再び減少する可能性は低いとの見通しを報告した。一方、河川ではアユの放流量を昨年より増やしたにも関わらず、友釣り客が減る影響が出ているとし、県河川漁業協同組合連合会が「放流量を早くから確保した。釣りに来てもらっても大丈夫だ」と訴えた。
 県は5月以降、活アユの漁獲量は回復傾向にあるが、えりで捕獲されるアユの平均体長(4・8センチ)は過去平均から2カ月遅れているとした。一方で、網にかからない稚アユがまだ相当数いると推測し、天然アユの産卵は遅れる懸念があるものの、今季再び不漁になる可能性は低いとした。
 県漁連は、体長が小さく、やな漁による漁獲も少ないことから、漁業環境は依然厳しい状況にあると指摘。来季の資源量確保のため、小ぶりのアユは逃がすよう各漁協に協力を要請したことを報告した。
 県河川漁連の神田泰男会長は、シーズンを迎えた友釣りの客が昨年の10分の1に激減する漁協があるなど、琵琶湖の不漁で風評被害を受けていると説明。早期から放流用アユの確保を進め、県内15河川漁協で昨年より300キロ増の約9トンを順調に放流しているといい、「試し釣りでは1時間2人で45匹釣れた。滋賀の湖産アユは『追い』がよいと人気が出ている」と訴えた。

■外来魚学習会 現状知って 家族連れら、ブラックバス解剖・生態学ぶ 琵琶湖の環境向上へ県開く 守山(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170619/ddl/k25/040/304000c
 琵琶湖の外来魚の現状を子どもたちに知ってもらおうと県水産課は18日、守山市赤野井町の玉津小津漁業協同組合事務所で「外来魚学習会」を開いた。子ども連れの家族など19組51人がブラックバスを解剖するなどして外来魚の生態を学んだ。
 水産課職員が外来魚の繁殖が原因で琵琶湖の在来種が減っていると説明。その後、はさみとピン...

■鉄人470人、琵琶湖岸で熱戦 滋賀、トライアスロン大会(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/sports/article/20170619000061
 滋賀県近江八幡市の琵琶湖岸を舞台にした「びわ湖トライアスロンin近江八幡」が18日、近江八幡市沖島町一帯で開かれた。県内外から集まった選手約470人が、晴天の下で熱戦を繰り広げた。
 同市のはちまん青年経営者会などで作る実行委員会が主催で、今年で3回目。選手たちはスイム1・5キロ、バイク40キロ、ラン10キロ(中、高生のジュニアは4分の1)のコースに挑んだ。
 水しぶきをあげながら琵琶湖を泳いだ選手たちは、来場者の声援を受けながら湖岸を疾走した。エイジ部門で優勝した非常勤講師前田隼矢さん(28)=神戸市北区=は「厳しいレースだったが、応援の声をエネルギーにして最後まで走り切れた」と話した。
 各部門の優勝者は次の通り(敬称略)
 【エイジ】男子 前田隼矢(兵庫県)▽女子 植松美晴(大阪府)▽パラ男子 宇田秀生(甲賀市)▽リレー たかしーーー(和歌山県)
 【ジュニア】中学男子 林田悠希(京都市)▽同女子 清水葵(兵庫県)▽高校男子 菊池歩(大阪府)▽同女子 近馬亜実(福井県)

■琵琶湖のブラックバス解剖 守山で外来魚学習会(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170619/CK2017061902000004.html
 琵琶湖の外来魚について理解を深める学習会が十八日、守山市赤野井町の玉津小津漁業協同組合などであった。親子連れら五十人が参加し、船に乗って湖の生息水域を見学した後、ブラックバスの解剖に取り組んだ。
 県水産試験場の田口貴史さん(29)から「ブラックバスは爆発的に増えて在来魚を食い尽くし、今は外来魚同士で食べ合っている」と説明を受けた後、解剖が始まった。
 参加者はそれぞれ、はさみやピンセットを使って体長二〇〜四〇センチのブラックバスを解体していった。すると、胃の中からアメリカザリガニやブルーギルがごろごろ出てきた。子どもたちは「何か出てきた!」「心臓はどれ?」と声を上げ、生態に興味津々の様子だった。
 外来魚の影響や生態に理解を深めてもらおうと、県水産課が初めて企画し、同漁協の協力を得て実施した。漁協組合員がコイやフナ、アユを天ぷらや煮付けに調理し、試食する時間もあった。
 父親と参加した大津市和邇小学校五年中田水音君(10)は「魚を解剖するのは初めて。心臓が人さし指の先くらいで、思ったより硬かった」と興奮した様子で話していた。(高田みのり)

■閉店セール 50%の割引 大津パルコ 第1弾(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170618-OYTNT50113.html
 8月末での閉店が決まっている大津市の商業施設「大津パルコ」で、閉店セールが始まった。期間限定の特設店舗や50%の割引などが企画され、閉店を惜しむ買い物客でにぎわっている。
 今回を7月20日までの第1弾とし、閉店まで順次、第2、第3弾と続ける。
 特設店舗は、アニメ「おそ松さん」のグッズ販売コーナーや全国鉄道忘れ物即売会などを開設。シンボルの三角広場では、ハワイアンレモネードやベルギーポテトなど移動式店舗の飲食イベントも実施している。
 同市の会社員・宮部博之さん(55)は「県内ではパルコにしかない店もあって家族でよく訪れていた。セールが始まり、ついに閉店かと寂しく感じます」と話していた。

■パルコ大津店、閉店セール始まる(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASK6J3HYZK6JPTJB00B.html
 8月31日に閉店するパルコ大津店(大津市打出浜)で閉店セールが始まった。7月20日までを第1弾とし、7月21日から第2弾、8月18日から第3弾と連続してセールを実施する予定。現在は多くの店舗が最大50%引きで販売しているが、今後さらに値下げしていくという。
 セール初日の16日、店内の衣料品を扱う店舗が混雑し、3階の子ども服を扱う店舗では、赤ちゃんを連れた女性らが洋服や雑貨をまとめ買いしていた。
 パルコ大津店は、買い物客らにツイッターなどに笑顔を投稿してもらう「5千人のスマイルプロジェクト」を実施。笑顔が集まれば8月11日にパルコ前の三角広場でイルミネーションを点灯して「最後の光をともしたい」としている。
 同店広報担当の那須陽友さん(26)は「20年間地域に愛されてやってきた。残り少ないがたくさんの人に訪れてほしい」と話した。(石川友恵)

17/06/18

■福島のダム湖に放射性物質蓄積 大津、国立環境研シンポ(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20170618000118
 国立環境研究所(茨城県つくば市)の公開シンポジウムが16日、大津市のびわ湖ホールで開かれ、気候変動や生態系など、研究員の最新の研究成果が市民に披露された。
 政府機関の地方移転の一環で、今年4月に同研究所の琵琶湖分室が滋賀県琵琶湖環境科学研究センター(大津市柳が崎)に開設されたことを記念し、初めて湖国で開かれた。約250人が参加し、安心・安全な環境づくりをテーマに6本の講演と20のポスター発表があった。
 福島第1原発事故による水中の放射性物質を調査している林誠二・福島支所研究グループ長は、放射性セシウムが流れ込んだ福島県東部の川の現状を報告。森林からの放射性物質の流出率は年間0・1%と小さいが、大部分はダム湖の湖底に蓄積しているといい、イワナやヤマメなどの体内で数千倍に濃縮され、出荷規制値を上回る可能性が生じていると指摘した。「川の放射性物質濃度は飲料水の基準値を大幅に下回っているものの、生物の体内で濃縮されるため、モニタリングの下限を下げることが必要だ」と話した。
 ポスター発表では、琵琶湖分室が県センターの研究員らと共同で取り組む、水質と生態系研究の概要などが紹介され、多くの市民が熱心に質問していた。

■琵琶湖で遊泳中に男性会社員が溺死(ChunichiWeb)http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017061890211951.html
 18日午後0時35分ごろ、大津市南小松の琵琶湖にある近江舞子南浜水泳場で、遊泳中の大阪市平野区、会社員平川和輝さん(23)の姿が見えなくなった。平川さんは約1時間10分後、沖合約30メートル、水深約7メートルの湖底で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。死因は溺死。
 大津北署によると、泳いでいた平川さんが溺れているように見えたため、友人が近づき声を掛けたところ、平川さんから「大丈夫」と返事があった。しかし友人が岸に戻る途中で姿が見えなくなったという。平川さんは会社の同僚や友人らと訪れていた。

■琵琶湖で男性会社員おぼれ死亡(産経ニュースWEST)http://www.sankei.com/west/news/170618/wst1706180036-n1.html
 18日午後0時45分ごろ、大津市南小松の琵琶湖岸の近江舞子南浜水泳場で、大阪市平野区、男性会社員(23)の行方が分からなくなったと119番があり、大津市消防局や滋賀県警大津北署などが捜索を開始した。約1時間後、湖岸から約30メートル沖の湖底(深さ約7メートル)で男性が見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。死因は溺死。
 同署によると、男性は家族や友人ら約20人と琵琶湖を訪れていた。約20メートル沖で遊泳中に行方が分からなくなり、近くにいた水上バイクのレンタル業者が119番した。

■琵琶湖で遊泳、大阪の男性会社員死亡(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170618000087
 18日午後0時35分ごろ、大津市南小松の近江舞子南浜水泳場で、大阪市平野区長吉六反3丁目、会社員平川和輝さん(23)が琵琶湖で遊泳中に行方不明になった。大津市消防局の隊員が約1時間後に湖底に沈んでいる平川さんを見つけて病院に搬送したが、死亡が確認された。
 大津北署によると死因は溺死で、発見場所は沖合約30メートル、水深約7メートルだった。平川さんは会社の同僚や友人ら約20人とバーベキューをしており、当時は1人で泳いでいたという。

■地引き網漁で「琵琶湖の魚」学ぶ(カンテレNEWS)https://www.ktv.jp/news/index.html#0568589
【地引き網を引っ張る子どもたち】
「よいしょ、よいしょ」
「重い」
子どもたちが全身を使って網を引きます。
滋賀県高島市では、子どもたちに琵琶湖にいる魚を知ってもらおうと、地引き網漁の体験学習が行なわれました。
網が引きあげられると、中にはたくさんのエビやアユなどの魚が。
大きなナマズもかかっていました。
この後、網にかかった魚は琵琶湖へと返されました。

■紫外線照射 ビタミンD摂取、日光浴何分? 国立環境研、適度な時間公開 大津など10地点(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170618/ddl/k25/100/302000c
 適切な日光照射を受けることを奨励するため、国立環境研究所(茨城県つくば市)は滋賀県琵琶湖環境科学研究センター(大津市柳が崎)の協力を得て、紫外線照射の適正時間がほぼリアルタイムで分かる大津地区のデータの公開を始めた。紫外線を過度に浴びると皮膚が赤くなり、皮膚がんやしみなどのリスクが高まる半面、紫外線はビタミンDを体内で作る重要な役割も果たしている。公開地点は全国で10カ所あるが、関西では大津だけだ。
 一般成人のビタミンD必要摂取量は1日約15マイクログラムで、通常の食物だけで摂取すると約10マイクログラム不足するが、適度に日光を浴びれば紫外線が体内で作るビタミンDによって補われる。しかし、紫外線を防ぐオゾン層の破壊が問題となって以降、紫外線を避け、ビタミンD不足になる人が増えたという。ビタミンDが不足すると血中のカルシウム濃度が下がり、骨の変形や成長障害などを引き起こし、くる病や骨粗しょう症、骨軟化症などになりやすくなる。免疫力の低下も招くとされる。
 地上に降り注ぐ紫外線量は季節や天候、時間などに左右され、個人で「適切な日光照射量」を知ることは難しい。このため、国立環境研究所は2013年から、全国5カ所で観測する紫外線データから、ビタミンDを10マイクログラム生成させるのに必要な照射時間と皮膚を赤くさせる照射時間を計算し、観測とほぼ同時にインターネット(http://db.cger.nies.go.jp/dataset/uv_vitaminD/ja/index.html)で折れ線グラフなどにして公開。この取り組みが世界的にも評価され、今春から大津市など5地点を公開箇所に加えた。
 グラフは、紫外線を受ける面積を顔と両手の甲に相当する600平方センチと、腕や脚を出した場合の面積を加えた1200平方センチに分けて表示。ビタミンDを10マイクログラム生成する時間と皮膚が赤くなって紅斑が生じる時間が読み取れるため、日光を浴びすぎることも防げる。
 国立環境研究所地球環境研究センターの中島英彰主任研究員は、「夏場の正午ごろなら数分間で十分なビタミンDが生まれることが分かってもらえる。個人差はあるが、グラフを参考に日光を適度に浴びるよう心掛けてほしい」と話している。【北出昭】

■アユの友釣り 解禁 雨恋しいスタート 高島・安曇川など(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170618/ddl/k25/040/308000c
 高島市朽木地域の安曇川で17日、アユの友釣りが解禁され、朽木中心部では大勢の釣り人が長いサオを流れに向けていた。この日は野洲川の中流(湖南市)と上流(甲賀市)でも解禁され県内計4地域に拡大。しかし、入梅してもまとまった雨が降らず川の水量が少なく、どこも雨が恋しい状況だ。
 朽木漁協の川村長太郎組合長は「まだ水温がやや低めだが17〜18センチと型はまずまず。20センチを超す大物も上がっている」と話した...

■アユ解禁 待ってた(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170618-OYTNT50000.html
◇安曇川など
 県内の安曇川や野洲川で17日、アユの友釣りが解禁され、待ちわびた多くの愛好家たちが日の出とともに川に繰り出し、さおをしならせた。
 流れが澄んで、稚魚の放流量が最も多いという高島市朽木地域には、県外からも大勢の釣り人が訪れた。朽木漁協が管理する安曇川中流域と支流の麻生川、北川、針畑川では、ずらりと並んだ太公望たちが体長15〜19センチに育ったアユを次々と釣り上げていた。同漁協は「今季は形がよく、釣果も上々」としている。
 漁期は9月30日まで。入漁料は1日3000円。問い合わせは同漁協(0740・38・2541)へ。

17/06/17

■太公望お待ちかね、アユ友釣り解禁 滋賀・高島の安曇川(京都新聞電子版)http://kyoto-np.co.jp/top/article/20170617000103
 滋賀県高島市朽木の安曇川などで17日、アユの友釣りが解禁になり、湖国は本格的な釣りシーズンを迎えた。釣り人たちが早朝から糸を垂らし、大きく育ったアユを釣り上げていった。
 友釣りは、釣り糸につけたおとりのアユを泳がせ、追い払おうとする天然アユを捕る漁法。この日は朽木、野洲川、土山の3漁協で解禁日を迎えた。
 安曇川沿いでは、日の出とともに釣り人たちが川岸に姿を現し、長いさおを操って魚を釣り上げた。大阪市から訪れた薮誠三さん(75)は20匹近くを釣り上げたといい、「魚が大きいのでうれしい」と話していた。
 朽木漁協によると、今年は琵琶湖でのアユの不漁で放流量が減った上、川の水量も少ないため昨年よりも数は少なめだが、体長は16〜18センチと大ぶりな魚が釣れているという。各河川で遊漁料が必要。

■「夢風車」活用か撤去か 琵琶湖岸、14年から停止(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170617000056
 滋賀県草津市は、2014年4月から停止している琵琶湖岸の風力発電機「くさつ夢風車」(同市下物町)の今後の在り方について検討を始める。再稼働か撤去か、シンボルとしての新たな活用か−。今月末に開かれる市環境審議会に諮問し、年内に方針を決める。
 くさつ夢風車は2001年に烏丸半島に設置され、発電した電力は隣接する水生植物公園みずの森に供給してきた。13年、全国で相次いだ風力発電機の事故を受けて経済産業省が一斉点検するよう通知し、夢風車もいったん停止。点検でブレード(羽根)の破損が見つかり、14年4月からは1度も動いていない。
 ネックはコスト面。ブレードはドイツ製で修繕が難しいことに加え、本年度から義務化された定期点検にかかる費用が見通せなかったため修繕や維持管理費は最小限にとどめてきた。風力不足も課題で、売電事業には毎秒6メートル以上の風が必要とされる中、夢風車はおおむね3〜4メートル。当初、年間発電量は175万キロワット時を想定していたが、80万キロワット時(05年度)が最多だった。建設費を含む赤字は15年度末で2億3600万円まで膨らんでいる。
 18年6月に耐用年数を迎えるため、有識者や市民らで構成する市環境審議会(委員長・小林圭介滋賀県立大名誉教授)に今後の在り方について諮問する。議会への説明や庁内協議も進めながら、9月末に同審議会から答申を受け、パブリックコメント(意見公募)を経て年内に方針を決める。
 夢風車は撮影スポットとしても人気となった市のランドマークで、これまでに207団体が視察に訪れるなど「環境啓発やシンボル効果もあった」(市環境課)。このほど開かれた市の部長会議では、今後の方向性として再稼働や撤去のほか、環境学習につながるアート作品やワイヤを使って空中を滑走するジップラインとしての活用案なども一例として挙がった。同課は「審議会を含め、多くの声に耳を傾けながら良い方向に進めていきたい」としている。

■外来種、過去最大の繁茂 昨年度、琵琶湖の水草生育面積(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170617/CK2017061702000013.html
 琵琶湖で大量繁茂している外来水生植物「オオバナミズキンバイ」の昨年度の生育面積が、約三十万平方メートルで過去最大となったことが、県のまとめで分かった。また、琵琶湖下流域の京都府の一部でも初めて生息を確認した。
 県や関係市町、市民団体などでつくる琵琶湖外来水生植物対策協議会の十五日の総会で、県の担当者が説明した。昨年度の琵琶湖でのオオバナミズキンバイの生育面積は、最大だった夏場が南湖二十九万一千六百平方メートル、北湖千五百平方メートル、瀬田川五千六百平方メートルだった。
 その後、協議会が民間に委託し十八万四千平方メートルを駆除。今年三月には十三万八百平方メートルまで減らした。
 ただ、繁殖力が強く、刈り取っても茎が数センチ残れば再生するため、駆除後も定期的な巡回・監視を続けている。
 一方、京都府の一部で生息が確認されたのは今月七日。瀬田川や琵琶湖疏水を経由して広がったとみられ、県は国土交通省琵琶湖河川事務所に報告し、近く京都府や京都市にも情報提供する。
 また、同じ外来水生植物のナガエツルノゲイトウも、昨年度の最大生育面積が過去最大の四万九千百平方メートルになり、今年三月には二万五千平方メートルまで駆除した。(成田嵩憲)

17/06/16

■オオバナミズキンバイ 外来植物、生息面積過去最大 16年度琵琶湖(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170616/ddl/k25/040/519000c
 琵琶湖で急増し特定外来生物に指定されている水生植物「オオバナミズキンバイ」の生息面積が2016年度、最大で29万8700平方メートルあったとみられることが県のまとめで分かった。過去最大だった。県は駆除により年度末には13万800平方メートルに減ったと見込むが、多年草で再生・復活を繰り返して増えるため、今年も駆除に力を入れる。
 市町などと作る対策協議会で15日、県自然環境保全課が報告した。大半の29万1600平方メートルが南湖で、北湖に1500平方メートル、瀬田川に5600平方メートルがあった。内陸側の内湖・川・水路などにも侵入していた。
 オオバナミズキンバイはアカバナ科で南米などが原産。09年に県内で初めて確認され、高い繁殖力で年々生息面積を広げている。県は対策協議会を通じて業者に駆除を委託。昨年度は計約18・4万平方メートルを駆除した。再生の動向を見定めるため、駆除後の定期的な巡回・監視もしている。
 県によると16年度当初には20万平方メートルがあったとみられ、今年度末には駆除により最終的には減少したことになる。
 同じく特定外来生物の「ナガエツルノゲイトウ」も昨年度最大で4万9100平方メートルがあり、過去最大だった。駆除で年度末には2万5000平方メートルに減った。琵琶湖からほぼ無くなったとされていた「ミズヒマワリ」も瀬田川を中心に1600平方メートルが確認された。
京都でも確認
 また、県自然環境保全課は同日、琵琶湖から下流の京都府内の宇治川と鴨川でオオバナミズキンバイの群落を初めて確認したと明らかにした。県職員らが6月7日、川沿いに車で移動しながら調査し、目視で確認したという。
 宇治川は琵琶湖から流れ出す瀬田川の下流。宇治市内の発電所排水路にもなっている川の水底に小規模な個体が成育していた。
 一方、琵琶湖疎水が合流する鴨川では、京都市伏見区のくいな橋付近に群生するとの情報が県にあったといい、ピンポイントで調査に出向いて、岸付近で小規模な群生を複数発見した。
 同課の担当者は「大規模ではなく深刻ではないが、更に広がる可能性がないとは言えず、予断を許さない」として京都府などにも情報を提供する。【大原一城】

■【滋賀】二次募集「体験施設等の水草除去支援事業補助金」(資金調達手帳Web)http://sogyotecho.jp/funding/20170615sigasuisou/
滋賀県は、「体験施設等の水草除去支援事業補助金」の二次募集を発表しました。
琵琶湖に桟橋、斜路、揚降装置のいずれかを有している体験施設、マリーナ、ホテル等の集客施設を営む方を対象として、琵琶湖の沖合から大量に漂流する水草や繁茂する水草による腐敗臭、船舶の航行障害などを防止するために水草の除去および水草の有効利用または処分を行う場合に、必要となる費用の1/2・30万円を上限として補助します。
詳細は、滋賀県琵琶湖環境部琵琶湖政策課へ問い合わせる必要があります。
※資金調達の各種制度は、期間・対象者・条件などが予告なく変更されることがあります。 また、会社の状況によって受けられる額も変わります。まずは、専門家に相談してみましょう。 類似した制度や、その他の資金調達方法を提案できる専門家を、無料で紹介することができます。

■残し、歌い継ぎたい 官民、周知へ情報発信(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/170616/rgn1706160033-n1.html
 琵琶湖を舞台にした滋賀のご当地ソング「琵琶湖周航の歌」が誕生して28日で百年を迎えるのを前に、記念行事をまとめたイベントガイドが完成するなど官民で歌の周知に向けた動きが活発化している。関係者は「歌がこれからも歌い継がれるよう、情報発信していきたい」と意気込む。
◆関連行事1冊に
 県文化振興課は、「琵琶湖周航の歌」誕生百周年を記念し、今年県内外で開かれる関連行事をまとめたイベントガイドを作成した。
 周航の歌は、旧制第三高等学校(現・京大)ボート部の小口太郎氏が、琵琶湖周航中の大正6年6月28日に詩を発表し、クルー仲間が当時学生の間で流行していた「ひつじぐさ」(吉田千秋氏作曲)のメロディーにのせて歌ったのが始まり。
 今年は24日に高島市民会館(同市今津町)で開かれる記念式典のほか、コンサートや散策ツアー、記念展示など官民でさまざまな関連イベントが計画されている。記念促進協議会事務局の同課がそれらを1冊のガイドに集約することにした。
 ガイドはA3判二つ折りでカラー刷り。1万部発行。県内外で開かれる14の関連イベントのほかに、歌の歴史や1番から6番までの歌詞を掲載。県内の図書館や公共ホール、各市町の観光協会などで配布している。
 同課の担当者は「周航の歌を知ることは琵琶湖の魅力に触れるきっかけにもなる。これから歌い継がれていくためにも、広く知っていただきたい」と話している。
◆オリジナル切手でPR
 日本郵便は16日から「琵琶湖周航の歌」百周年を記念して制作したオリジナルフレーム切手を県内の郵便局などで販売する。
 82円切手の10枚つづりで、図柄は雄松崎(大津市)や竹生島(長浜市)、長命寺(近江八幡市)など歌の舞台となった場所のほか、作詞者の小口太郎氏が所属していた京大ボート部の周航風景など。さらに台紙には、1〜6番の歌詞が掲載されている。
 日本郵便が平成28年に県と締結した包括的連携協定に基づき、切手を考案。県庁前郵便局(大津市京町)の福森七七美局長は「記念切手を通じて、手紙文化の普及とともに滋賀県のPRにもなってほしい」と話している。
 一部1300円で3050枚作成。県内郵便局やインターネット上で販売されているほか、24日に高島市民会館で開かれる記念式典でも購入できる。

■琵琶湖の難敵 京都に拡大(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170615-OYTNT50328.html?from=ycont_top_txt
◇外来水草・オオバナミズキンバイ
◇瀬田川や疏水経由 漂着か
 琵琶湖で猛威を振るっている特定外来生物「オオバナミズキンバイ」が、琵琶湖より下流域の京都府内に生育しているのを、県が初めて確認した。瀬田川や琵琶湖疏水を経由して広がったとみられ、少なくとも2か所で発見。現状の範囲は小規模だが、繁殖力が強く生態系に影響を与える恐れがあるため、県は関係機関との連携を強める方針だ。(川本修司)
 中南米原産のアカバナ科の水草で、琵琶湖では2009年に赤野井湾(守山市)で初確認された。水辺と陸の両方で、在来植物の生育や船の航行を妨げるなどの影響が出ているが、13年度の7・5万平方メートルから16年度は30万平方メートルに拡大し、除去が追いついていない。
 今回は、7日に県職員と県琵琶湖環境科学研究センターの研究者ら3人が、下流域を巡回して調査。
 これまで報告がなかった瀬田川洗堰下流では、洗堰間近の右岸(大津市南郷)や瀬田川と大石川の合流点(同市大石淀)に加え、府県境を越えた宇治川沿いの関西電力宇治発電所排水路(京都府宇治市)でも確認した。漂着した個体などで現段階では大規模な群落になる可能性は高くないとみているが、まだ繁茂のピークを迎えていない時期のため、今後の推移を注視する。
 この流域以外にも広がっており、琵琶湖から直線で約10キロ離れた鴨川のくいな橋付近(京都市伏見区)でも発見。京都市に水を供給する琵琶湖疏水を経由して漂着したとみられる。まだ小規模にとどまっているものの、くいな橋に至るまでの観光地に近い場所などでの増殖も懸念される。
 県は瀬田川を管理する国土交通省琵琶湖河川事務所などに報告。近く京都府や京都市にも注意を促し、情報を共有しながら対策を検討する。
 県自然環境保全課は「多くの個体が湖で繁殖しているため、下流域に広がっているとみられる。条件がそろえば生育地がさらに拡大する恐れもあり、予断を許さない状況だ」と警戒している。

17/06/15

■琵琶湖の“ビワッシー”巡るご当地映画「マザーレイク」が全国公開(映画ナタリー)http://natalie.mu/eiga/news/236865
滋賀・琵琶湖を舞台とした映画「マザーレイク」が6月17日より全国で順次公開される。
2016年に滋賀県と京都府で公開された本作は、琵琶湖に生息する伝説の生き物“ビワッシー”を巡る家族の物語。20年前の夏、主人公の少年・亮介は親友とビワッシー探しに奔走していた。ついにその姿を見かけた亮介たちだったが、周りの大人は信じようとしない。彼らは自分たちが傷付かないようにビワッシーに関する思い出を封印し、大人になっていく。
メガホンを取ったのは、「カラアゲ☆USA」「果てぬ村のミナ」などのご当地映画を手がけた瀬木直貴。内田朝陽、鶴田真由、高橋メアリージュン、別所哲也、津田寛治、斉木しげる、大和田伸也、福家悠らがキャストに名を連ね、「神さまの轍 -checkpoint of the life-」の監督・作道雄が脚本を執筆した。
「マザーレイク」は、6月17日より愛知・名演小劇場ほか全国で順次ロードショー。

■びわ湖タワーの大観覧車、ベトナムのレジャー施設で現役稼働(びわ湖大津経済新聞)https://biwako-otsu.keizai.biz/headline/1228/
 2001年に閉園したレジャー施設「びわ湖タワー」(大津市今堅田)の大観覧車「イーゴス108」が、ベトナムで現役アトラクションとして稼働している。
 大観覧車は1992年、びわ湖タワーのシンボル的な存在として営業をスタート。高さ108メートルは当時世界一で、「すごーい」の言葉を逆さから読んだ「イーゴス」の愛称で親しまれた。閉園後はさびが目立っていたが、定期点検を行っていたため2013年に海外輸出していた。
 現在は、ベトナムでホーチミン、ハノイに次ぐ第3の都市としてリゾート開発が進む海辺のまち・ダナンにあるレジャー施設「アジアパーク」内で名を「サンホイール」に変え、再稼働している。現地で日本人向けのガイドをするベトナム人のホン・タムさんは「サンホイールは3年ほど前にできて話題になった。若者や家族連れに人気で、夜はカラフルなライトアップで遠くからでも存在感を放っている」と話す。
 近年、国内の小規模レジャー施設の閉園が相次ぐ中、日本の安全基準で製造された遊具は信頼性が高く、閉園後に遊具がアジア圏へ輸出されるケースはこの他にも見られる。
 琵琶湖岸で長く愛された大観覧車は遠い異国の地で第2のスタートを切り、多くの人々を楽しませている。

■琵琶湖のアユ、漁獲量は回復傾向 「活魚」平年の6割超(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170615/CK2017061502000037.html
 極端な不漁だった今季の琵琶湖産アユについて、県は十四日、漁獲量が回復傾向にあり、生きた状態の「活魚」が平年の六割超、処理した「鮮魚」が平年の四分の一程度となったと発表した。五月下旬から琵琶湖北部でも増えてきたという。
 県や県漁連などによると、アユ漁が解禁された昨年十二月の漁獲量は平年の四分の一以下。年が明けた一〜四月も不漁が続き、平年の十分の一程度だった。ただ、四月末から琵琶湖中部を中心に漁獲量が伸びていた。
 県によると、今季漁獲されたアユのサイズは例年より一回り小さいのが特徴。五月の漁獲アユの平均体長は四九ミリで、平年より一〇ミリ小さかった。県は成長に遅れがあるとみて、今年の産卵の遅れを懸念している。
 来季に向け、県は例年の二倍超の親魚十八トンを高島市の安曇川人工河川に放流する方針。昨年より十日ほど早い九月初旬までに産卵させ、同月内にふ化させて同川から琵琶湖へ流下させる計画を示している。(成田嵩憲)

17/06/14

■琵琶湖のアユ、5月はさらに減少 滋賀県、放流量増を強調(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170614000190
 滋賀県は14日、不漁に見舞われた琵琶湖のアユ漁について、5月の魚群が4月より減少しているとの調査結果を県議会委員会に報告した。県は資源量自体が減少している可能性があるとし、来季の産卵数を確保するため放流量増強の必要性を強調した。
 県によると、琵琶湖全体を対象にした魚群探知機による調査で、3月は252群だった魚影が4月に102群、5月に77群と減少し続けていると説明した。昨年5月の同じ調査では500群が確認されていた。
 一方で、定置網「えり」で捕獲されたアユの平均体長は今年5月が4・9センチと、過去10年平均の5・9センチより小さく、産卵の遅れが懸念されると指摘。今夏に高島市の人工河川に放流する産卵前の親アユの量を、例年の2倍にあたる18トンに増やすことが今年12月から始まる来季のアユ漁に欠かせないとした。
 今季の活アユの漁獲量は6月11日現在で過去5年平均の6割にあたる57トンにとどまり、アユ鮮魚は漁業者の聞き取りで例年の4分の1程度になっているという。

■ガソリン、0.1円安=2週ぶり値下がり(jiji.com)http://www.jiji.com/jc/article?k=2017061401037&g=eco
 資源エネルギー庁が14日発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの店頭価格(12日時点)は全国平均で131.6円となり、前週から0.1円下がった。原油価格の低下や円高を背景に石油元売りの一部が卸価格を引き下げたことなどを反映し、2週ぶりに値下がりした。
 都道府県別では27府県が下落。下げ幅は滋賀が3.6円、徳島が0.9円と大きい。上昇は19都道府県で、上げ幅は岡山が0.7円、沖縄と東京、山形が0.6円と目立った。鹿児島は横ばいだった。

■レギュラーガソリン、再び値下がり…前週比0.1円安の131.6円(Responce)https://response.jp/article/2017/06/14/296097.html
資源エネルギー庁が6月14日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、6月12日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は、前週比0.1円安の131.6円だった。
レギュラーガソリンの全国平均価格は6週値下がりが続いていたあと、前週は横ばいとなっていた。
地域別では近畿で0.6円、四国で0.4円、中部で0.2円、東北と九州・沖縄で0.1円値下がり。中国では0.3円、北海道では0.2円値上がり。関東は前週と同価格だった。またハイオクガソリンは前週比0.1円安の142.4円、軽油は0.2円安の110.6円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、6月14日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は122.2円/リットル(前週比−0.6円)、ハイオクは133.0円/リットル(−0.7円)、軽油は98.4円/リットル(−0.4円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■県 補正予算案 アユ対策7900万円 漁業者らに融資制度(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170614/ddl/k25/010/539000c
 県は13日、総額17億5998万円の今年度一般会計補正予算案を発表した。アユの深刻な不漁を受けた対策費として約7900万円を計上。「アユ特別対策資金」として漁業者らを対象に2億円規模を想定した融資制度を創設する。また来季に向け、人工河川へのアユの放流を10トン増やす。補正予算案は20日開会の県議会6月定例会議に提出する。【大原一城】
 県水産課によると、アユの活魚の漁獲量は昨年12月から今年4月中旬ごろまで例年の4分の1程度。特に年...

■オリジナル切手16日から販売 琵琶湖周航の歌100年(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170614/CK2017061402000032.html
 「琵琶湖周航の歌」百周年を記念したオリジナル切手が、十六日から県内の郵便局で販売される。発売を前に日本郵便の矢崎敏幸近畿支社長が十三日、県庁を訪れ、三日月大造知事に切手シートを贈呈した。
 歌詞に登場する長命寺や竹生島、雄松崎(近江舞子)の写真のほか、旧制第三高(現京都大)のボート部だった作詞者の小口太郎がボートに乗る写真など十枚を使用。八十二円切手十枚分(一シート)で千三百円。三千五十シートの限定販売で、一部はインターネットでも扱う。二十四日に高島市である百周年記念式典でも、出張所を設けて販売する予定。
 贈呈式で三日月知事は「これから県内各地で始まるイベントを呼び掛ける際やお土産に大変いい」と称賛。矢崎支社長は「琵琶湖の魅力を発信するすてきな切手ができた」と胸を張った。
 切手は、同社と県が二〇一六年五月に締結した連携協定に基づき考案。昨年十月に発売したJR北陸線と湖西線の直流化十周年を記念した切手に続く第二弾となる。(堀尾法道)

■琵琶湖周航の歌100年記念のフレーム切手・・・16日から販売(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170613-OYTNT50312.html
 日本郵便(東京都)は13日、「琵琶湖周航の歌」の誕生100周年を記念して作ったオリジナルフレーム切手を県に寄贈した。
 両者は昨年5月に包括的連携協定を結んでおり、湖国PRの一環で作成。
 近江舞子(大津市)、竹生島(長浜市)、彦根城(彦根市)などがデザインされた82円切手の10枚セットで、16日から県内約230局で販売する。1300円(税込み)。
 県庁で三日月知事に手渡した矢崎敏幸・近畿支社長は「滋賀や琵琶湖の魅力を発信する手助けができれば」と話していた。

17/06/13

■琵琶湖岸のハナショウブ満開 例年より遅く(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170613000169
 滋賀県野洲市吉川の琵琶湖岸で、ハナショウブが咲き誇っている。濃い紫や白の花が一斉に開き、来訪者を楽しませている。
 マイアミ浜オートキャンプ場に隣接する2400平方メートルのアイリスパークで、アヤメ科の80品種7千株が植えられている。今年の咲き始めは例年より3週間ほど遅れたが、先週末からの陽気で一気に満開となった。
 紫や白、青などの大ぶりの花が美しいグラデーションをつくり、訪れた人たちが「きれい」と話しながら笑顔を交わしていた。見頃は今週末までという。無料。

■長浜・北びわ湖大花火大会 迫力の1万発、有料席で チケット発売(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170613/ddl/k25/040/592000c
 湖北の夏の風物詩「長浜・北びわ湖大花火大会」の有料観覧席券の販売が12日に始まった。
 8月4日午後7時半〜8時半、長浜市港町の長浜港湾一帯で開かれる。突堤や湖上の台船からスターマインを中心に約1万発が打ち上げられる。小雨決行、荒天中止。
 有料観覧席は長浜港湾の突堤などに設置され、花火を正面に見るこ...

■琵琶湖、漁網の汚れ深刻 ケイ藻増殖か(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170613000018
 琵琶湖のアユ漁などで使われる漁網の汚れに、漁業者が頭を悩ませている。10年ほど前から目立ち始めたが、今年は特に汚れがひどく、魚の入りが悪くなるほか、揚げ降ろしなどの負担増が問題になっている。植物プランクトンの増殖などが原因とみられるが、今年のひどさの原因は分からず、滋賀県も事態を問題視して原因究明に着手した。
 滋賀県によると、網が汚れる原因は定置網「えり」と刺し網で異なるという。えりでは「付着ケイ藻」が網で増殖することで茶色に、刺し網では湖に浮遊する糸状の緑藻が大量に付着して緑色になるという。
 漁業者らによると、例年夏ごろから目立つ汚れが、2月ごろからひどくなったといい、「田んぼに網を浸したようにえりがドロドロになる」「底のヘドロの層も厚い」などの声が各地で聞かれている。網が汚れると水が循環しないため魚が入りにくくなるほか、ブイが沈み込むほど網が重くなり、水揚げ作業の負担も増加。網の洗浄や交換の回数も増えるため手間や費用を嫌い、漁に出るのを見送る漁師もいたという。
 漁業者の危機感を受け、県も今年4月に環境や水産部局、研究機関の職員による連絡会議を立ち上げた。えりの汚れは、琵琶湖の透明度上昇でケイ藻の光合成が促進されたことや、ケイ藻を餌とする魚が減っていることが一因と推測。一方、刺し網での緑藻の増加は、昨年秋の外来プランクトンの急増とは関係が薄いとみられ、いずれも原因は絞り切れていないという。
 県環境政策課は「えりでは5月以降、汚れが改善しつつあるとの情報もあるが、網に限らずアユの不漁やアオコの増加など一連の環境の変化の中で起こっている可能性もある。必要な調査なども検討しながら琵琶湖の状況を見ていきたい」としている。

17/06/12

■名古屋の“ワニ魚”、実は成熟した雄だった 専門家「もう1匹は雌とは限らない。繁殖可能性低い」(産経ニュースWEST)http://www.sankei.com/west/news/170612/wst1706120037-n1.html
 名古屋市は12日、名古屋城(同市中区)の外堀で5月に捕獲したワニに似た北米原産の外来肉食魚「アリゲーターガー」が、推定年齢10歳の成熟した雄で、繁殖可能な状態だったとの調査結果を明らかにした。
 堀にはもう1匹生息しているとみられ、繁殖していれば、堀につながる川に稚魚が出て行く可能性がある。ただ、調査した名城大の谷口義則准教授(生態学)は「もう1匹が雌とは限らない上、目撃された大きさから成熟しておらず、繁殖した可能性は低い」としている。
 5月の捕獲後に行った解剖時の所見では、精巣が小さかったことから「未成熟」と判断したが、顕微鏡で詳しく調べたところ、精管内に精子が充満していたことが分かったという。
 谷口准教授は「外来種のガーが日本の気候でも成熟することが分かった。今後、目撃情報があれば早期に捕獲する必要がある」と話している。
 アリゲーターガーは5月17日に市が捕獲、冷凍保存していた。今月1日、愛知県碧南市の碧南海浜水族館に展示用として譲渡された。

■瀬田川 外来種の水草駆除(ABC NEWS)https://www.asahi.co.jp/webnews/abc_2_004_20170611008.html
滋賀県大津市の瀬田川で、地元の漁協と県が外来種の水草の駆除をしました。
琵琶湖や瀬田川では、オオバナミズキンバイなどの外来種の水草が繁殖し、船の航行や漁業に影響を与えることが問題になっています。例年、地元の漁協が船の上から刈り取っていましたが、根が残り、2週間ほどで再生してしまう事態が繰り返されてきました。11日、県は初めて駆除作業に参加し、水中ポンプで川底の土砂を飛ばし、水草を根こそぎ駆除する方法を試しました。この駆除作業は24日にも試され、県は成果を今後の水草対策に生かしていきたいとしています。

17/06/11

■コクチバス食べて減らそう 川魚店が料理開発(信毎Web)http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170611/KT170610SJI090005000.php
 アユの漁獲量が急減している千曲川で、原因の一つとみられるコクチバスの駆除に役立てようと、上田市の川魚料理店「鯉西(こいにし)」が今月、コクチバスを使った料理の開発を始めた。おいしく食べられることをアピールし、釣り人に持ち帰ってもらう狙い。10日は鯉西と上小漁業協同組合(上田市)の組合員有志の計5人が千曲川でコクチバスを捕獲し、塩焼きや唐揚げにして試食した。
 コクチバスはブラックバスの一種。肉食で、アユなどの川魚を捕食する。千曲川で30年近く漁をしている鯉西社長の西沢徳雄さん(51)によると、10年ほど前からコクチバスが増えてきた。昨年のアユの友釣り期間にコクチバスを釣り上げる客が多く、遊漁券を販売する鯉西にも多くの苦情が寄せられた。西沢さんは「あれほどコクチバスが釣れることは、それまでなかった」と話す。
 コクチバスは特定外来生物に指定され、県内では野尻湖以外での再放流は禁じられているが、「釣ったバスを再放流してしまう釣り人も多いと思う」と西沢さん。上小漁協は昨秋から週1回、組合員がコクチバスを釣って駆除に努めている。
 状況を打開するため、西沢さんは捕らえたコクチバスを食べる「キャッチ&クッキング」の意識を広げようと考えた。コクチバスを使った3種類のメニューを考案し、来年1月ごろ自身の店で売り出す予定。今秋には、コクチバスの釣り大会兼料理教室を開き、簡単な調理方法を参加者に教える。取り組みには、県中小企業振興センター(長野市)から補助金を得た。
 10日は場所を変えながら3時間ほど投網を打ち、約30匹、計7キロほどのコクチバスを捕獲。鯉西で調理した。コクチバスを初めて食べたという漁協組合員の金子正幸さん(60)は「想像以上においしい。臭みはなく、ニジマスを食べているよう」と驚いていた。
 西沢さんは「(コクチバスの駆除で)友釣りややな漁といった千曲川の伝統を、漁協も含め地域全体で守る意識を高めていきたい」と意気込んでいる。

■親子連れら200人 外来魚釣り上げ(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170610-OYTNT50088.html
◇大津港で大会
 大津市の大津港で10日、外来魚駆除のための釣り大会が開かれ、親子連れら約200人が参加した。
 この日は「びわこルールキッズ釣り大会」と銘打って実施。子どもらがエビを餌に釣り糸を垂らし、ブルーギルなどを釣り上げて湖岸の回収ボックスに入れていた。
 7月23日午前9時〜午後1時にも同港で実施。ブラックバスを使った「沖島よそものコロッケ」の販売ブースを設けるほか、外来魚の堆肥で育てたスイカの試食もある。釣りざおは無料で貸し出す。参加費は餌代を含め200円。小学生以下は保護者の同伴が必要。
 問い合わせは県琵琶湖政策課(077・528・3485)へ。

17/06/10

■ライフジャケット大切 水の事故対策、プロに聞く(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170610000102
 暑い日が続き、水遊びが楽しい季節が近づいてきた。琵琶湖をはじめ身近に水遊びの場所が多い滋賀県では、毎年のように子どもが関係する水の事故が発生している。県警によると、中学生以下の子どもでは2015年は2人、昨年は1人が水の事故で亡くなった。救助のプロである大津市消防局警防課の木村光宏さんと山村一弘さんに、水の事故への対策を聞いた。
事故を防ぐには
 まず、危険な場所に近づかない。子どもだけで遊ばない。加えて、2人が口をそろえるのはライフジャケットの着用だ。特に、水泳場などの管理された場所以外で遊ぶときは必ず着用するよう呼び掛けている。
 人間の体は水に浮くので、あおむけの姿勢なら未着用でも顔を水から出せるが、非常時に落ち着いて行動するのは難しい。助けを求めて体を動かしたり、波や流れに抵抗しようとしたりして体力を消耗してしまう。ライフジャケットを着用していれば浮くことに体力を使う必要はなく、生存の可能性は大きく高まるという。子ども用のサイズもあり、体に合ったものを着用することが重要だ。
 一見安全な場所にも危険は潜む。「上流が豪雨なら、下流は晴天でも急に増水する。最近はゲリラ豪雨もあり、周辺の気象情報には十分注意を」と山村さん。2015年8月6日、湖南市の野洲川が増水し、中州に取り残されたと119番があった。山村さんも救助に携わり、中学生以下の子ども7人を含む計12人は無事だった。上流で豪雨があり、現場付近の水位計では午前11時から1時間で53センチ上昇していた。
 川は場所により深さや流れが大きく変わる。同じ速さの流れでも、深くなれば体が受ける力は大きくなる。「深みでは浮力が付き、足で踏ん張れずに流されやすい。身長が低い子どもは特に注意が必要」と木村さん。
事故に遭遇したら
 事故に遭遇した子どもが冷静に対処するのは難しい。では、周囲の大人に何ができるのか。
 山村さんは「子どもの水難事故で多いのが助けに行った人の二次災害。まずは119番通報し、陸からできることを考えて」と話す。陸から木の枝などを差し出す、ロープを投げる、空のペットボトルのように水に浮く物を投げてつかませるなどの方法がある。子どもがもしライフジャケットを着用していれば、少なくとも沈むことはない。落ち着いて、身の回りにあるもので陸からの救助を考えることが第一だ。
 「私たちでも水に入るのは最後の手段」と木村さん。「溺れた人を泳いで救助するには高度な技術が必要。被救助者につかまれると想像以上に泳ぎにくい。気持ちは分かるが、泳ぎが得意でも安易に助けられると考えない方がいい」。もし救助に向かうときも、ライフジャケットの着用は必須だ。

■感謝状 琵琶湖上でボート転覆 危険顧みず5人救助 小栗さん、山本さんに 彦根(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170610/ddl/k25/040/558000c
 5月6日に彦根市松原町の1キロ沖の琵琶湖でボートが転覆した事故で、彦根署は2日、大学生5人を救助した同市松原2の漁具生産販売会社「小栗鉄工所マリンプロショップオグリ」経営、小栗克也さん(36)と従業員の山本幸孝(よしたか)さん(40)に感謝状を贈った。
 同社は湖に面しており、小栗さんは県公安委員会から委嘱された「水上安全指導員」として湖上での事故防止の啓発や事故発生時の救助などをしている。
 事故は滋賀大など3大学で作るウインドサーフィン部のボート1台がバランスを崩して転覆した。乗っていた5人全員が湖上に投げ出され、陸上にいた部員が110番。警察の要請で小栗さんらが5分後に出動し、約30分後に全員を救助した。
 熊谷浩一署長は「危険を顧みず迅速に5人の水難者を救助した」とたたえた。小栗さんは「救命胴着を着用して航行ルールなどを守り、水上スポーツを楽しんでほしい。夏のシーズンに向けて今後も啓発活動に努めたい」と話した。【小西雄介】

■鮒ずし 漬け込み体験=参加者募集=(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0023911
◇竜王
 竜王町観光協会は「鮒ずし漬け込み体験」の参加者を募っている。
 日時は7月2、9日の両日、いずれも午前10時から約1時間。募集人数は各日20人。申し込み締め切りは23日まで。
 参加費用は、【ゲンゴロウ鮒】5キロ(約13〜15匹)3万円、10キロ(約25〜30匹)6万円【天然二ゴロ鮒】5キロ(約25〜30匹)4万円、10キロ(約40〜50匹)8万円。
 当日はエプロン、三角巾、髪の毛が隠れる帽子、タオルなどを持参する。参加申し込みと問い合わせは、町観光協会(TEL0748―58―3715)へ。

■紙地図、売り上げ20分の1に スマホ猛威、取次も倒産(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASK587DH9K58UOOB012.html?ref=yahoo
 国土地理院が発行する紙地図の販売数が低迷している。販売を受託している日本地図センターによると、2016年度の売り上げは約47万枚で、記録のある1946年度以降で最少。最盛期だった81年度の約910万枚と比べると約20分の1だ。紙地図は生き残ることができるのか。
 5月の連休中、長野県の北アルプスは大勢の登山者でにぎわっていた。しかし、上高地から涸沢(からさわ)まで約7時間をかけて歩いても、紙地図を見ていた登山者は民間の登山用地図「山と高原地図」を使っていた2人だけ。北穂高岳(3106メートル)に登っても、やはり地図を広げている登山者は一人もいなかった。
 かつて、地理院の紙地図は登山者にとって必携だった。しかし、大学の山岳部やワンダーフォーゲル部など組織化された登山者は減っており、複数で紙地図を見る場面は珍しくなっている。さらに、スマートフォンの普及が紙地図の減少に追い打ちをかける。世界中の地図が見られ、GPS(全地球測位システム)機能で現在地も分かるためだ。
 紙地図の売り上げは、世相も反映してきた。バブル経済のころは不動産需要からか、埼玉県の「浦和」や東京都の「八王子」など首都圏が上位を独占。阪神淡路大震災が起きた後の95年度は「神戸首部」がトップとなった。ただ、やはり山岳関連の人気が高く、北アルプスの「穂高岳」が1位の年が多い。昨年度もそうだったが、販売数は1921枚で、前年度の3353枚から4割減った。
 流通面の問題も深刻だ。今年2月には、地図の大手取次業者だった日本地図共販が倒産。これを機に紙地図の扱いをやめる書店も出ている。地理院の主な紙地図は、縦46センチ横58センチの大判のため、広いスペースを必要とすることも、書店が敬遠する要因の一つという。
 道路地図や市街地図など民間の...

17/06/09

■ブラックバス 食べて駆除 滋賀短大付属高生が調理法習得 空揚げ、ムニエル「鯛に近い味」 大津(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170609/ddl/k25/040/577000c
 琵琶湖の外来魚ブラックバスを有効に活用しようと、大津市朝日が丘1の滋賀短大付属高校で8日、ブラックバスや郷土料理について研究する人間総合科の3年生8人がムニエルや空揚げの調理法を習う授業があった。講師として招いた県水産課職員と漁業組合員と共に完成した料理を囲み、ブルーギルも含めた外来魚の現状について意見を交わした。
 調理前のブラックバスのイメージを「臭い」「おいしくなさそう」と話した生徒たちだが、県水産課の副主幹三枝(さえぐさ)仁さん(45)が三枚おろしを実演すると、「(切り身が)きれい!」「言われなければブラックバスって気づかない」などの声が上がった。生徒は最大で体長70センチほどのブラックバス4匹を手際よくさばき、ムニエルと空揚げを作り上げた。
 加藤詩菜さん(17)は「ブラックバスはおいしいと分かった。今度は味付けにもこだわって、また調理してみたい」と笑顔で語った。生徒に包丁の使い方などをアドバイスした県漁業協同組合連合青年会の会長、中村清作(せいさく)さん(31)が「ブラックバスの味は鯛(たい)に近い」と話した通り、柔らかく、ふわふわとした食感の料理を楽しんだ。
 県水産課によると、琵琶湖ではブラックバスが初確認された1974年当時、1年間の在来種の漁獲量は約6000トンだったが、ブルーギルも含めた外来魚の増加に伴い在来種が減少し、2015年時点は約5分の1の1141トンまで落ち込んだ。漁師らが外来魚の駆除活動をしているが、15年時点で約1240トンの外来魚がいると推計される。中村さんは「みんなが食べてくれるとブラックバスが減っていくかもしれない。食べる文化が根付いてほしい」と話した。【小西雄介】

■琵琶湖周航の歌 100年祝う(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170609-OYTNT50034.html
◇25日、長浜 歌碑除幕や朗読劇
 「琵琶湖周航の歌」が誕生100周年を迎えるのに合わせ、長浜市で25日、記念イベントが開かれる。湖岸の豊公園に設置する歌碑の除幕式には、歌を披露してきた歌手の加藤登紀子さんも出席予定。実行委員会は「多くの人と節目を祝いたい」と参加を呼びかけている。
 歌は1917年6月、旧制第三高水上部(現・京都大ボート部)の部員が今津(同・高島市)で披露したのが始まりとされる。歌詞には琵琶湖周辺の風光明媚な地域が登場し、「長浜」の地名は3番に見える。
 歌碑は今津や長命寺(近江八幡市)などゆかりの地にあるが、長浜市内は竹生島以外になく、有志らが設置を準備。ガラス製(高さ、奥行き各40センチ、幅2・4メートル、重さ700キロ)で、琵琶湖の波をイメージしたベンチの形をし、側面に3番の歌詞が刻まれる。午後5時20分頃から除幕式を開く。
 長浜港近くのセミナー&カルチャーセンター「臨湖」多目的ホールでも午前11時半からイベントがあり、歌にちなむ朗読劇の上演、地元の小学生が夢を語る発表会などが行われる。
 クルーズ船でのジャズライブやコンサートも実施。運航は計4便(午前9時半、同11時35分、午後1時20分、同2時40分)で臨湖に集合する。参加費1000〜2000円。各便定員100人(先着順)。
 問い合わせは長浜観光協会(0749・65・6521)へ。

17/06/08

■コクチバス一斉駆除、九頭竜ダム 網や釣りで次々捕獲(福井新聞ONLINE)http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/203022
 福井県大野市の九頭竜ダムで7日、外来魚コクチバスの一斉駆除が始まった。奥越漁協や県、環境保全に取り組む市民団体などが刺し網を使って魚を回収。産卵床の確認も行い繁殖予防に努めた。8日も作業を行う。
 九頭竜ダムは九頭竜川の最上部に当たる。コイやカマツカなど在来の稚魚を食べるコクチバスの下流への流出を防ごうと毎年、一斉駆除日を設けている。
 初日は15団体約40人が5班に分かれ、作業に当たった。同市長野の九頭竜ダム管理支所近くでは、産卵床や成魚が確認された場所に縦1メートル、横30メートルの刺し網を設置。ルアーを使った釣りも行い、体長約40センチのコクチバスを次々と回収した。
 駆除は漁協単独でも行われており、回収する魚は近年、減少傾向にある。昨年度は一斉駆除での66匹を含む111匹が捕獲された。
 コクチバスは、5月下旬〜6月上旬に1匹当たり1万5千〜2万個の卵を産むとされている。

■アジサイほんのり色づく 梅雨入りの滋賀(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170608000041
 近畿地方が梅雨入りしたとみられる7日、滋賀県内では傘を差して歩く人の姿が多く見られた。大津市内ではアジサイもほのかに色づき始め、季節の変わり目を感じさせた。
 彦根地方気象台によると、梅雨入りは昨年より3日遅かった。雨の影響で気温も上がらず、県内は4月下旬から5月上旬並みの涼しさだった。
 大津市浜大津5丁目の大津港近くでは、ほんのり青くなり始めたアジサイの花の横を、傘を差した人たちが通り過ぎていった。
 雨は8日午前まで降ると予想しており、9、10両日は7月上旬並みの陽気になると見込んでいる。

■びわこルールキッズ釣り大会=10日、大津港で=(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0023889
◇大津
 びわこルールキッズ釣り大会が10日午前9時から午後1時まで、大津港(浜大津アーカス前)で開催される。
 参加費200円(えさ代、保険代含む)。当日受付。釣り竿は無償で貸し出す。小学生以下は保護者同伴。
 問い合わせは県琵琶湖政策課(TEL077―528―3485)へ。

■アジサイも傘も咲く 近畿で梅雨入り(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/170608/rgn1706080071-n1.html
 近畿地方の梅雨入りが発表された7日、県内も全域で雨模様の一日となった。
 守山市杉江町のもりやま芦刈園では、クロヒメや柏葉といったアジサイ約1万株が青や紫、黄色の花をつけ始めており、傘を差して訪れる人がみられた。
 大津市坂本の主婦、加藤美恵子さん(69)は「雨が降った日のアジサイを見たいと思って来た。花が雨のしずくを受けてきれい」と話していた。もりやま芦刈園によると、来週半ばが見頃になるという。7月2日まで無休で開園する。
 彦根地方気象台によると、県内は8日午前まで雨が残る見込み。9、10日は晴れ間が出るものの、その後は曇りや雨の日が続くという。

■水草がボート大会阻む 琵琶湖漕艇場に大量漂着(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/170608/rgn1706080070-n1.html
競技に支障…県、除去に本腰
 関西を代表するボート・カヌーの専用コース「県立琵琶湖漕艇(そうてい)場」(大津市玉野浦)周辺で、水草が大量に漂着し、競技に支障をきたしている。昨年度は競技中に水草がコースに流れてボートのオールにひっかかるなどし、一時中断に追い込まれる大会もあったという。県は今年度から、漕艇場周辺の水草の刈り取りに本腰を入れる。
 県琵琶湖政策課によると、近年水草は南湖を中心に繁茂が拡大。県は除去作業に追われ、平成21年度に3480トンだった除去量が29年度は7683トンまで増える見込みだが、除去が繁茂のスピードに追いつかないのが実情だ。
 琵琶湖と瀬田川の境界に位置する同漕艇場も例外ではない。同漕艇場によると、一帯では25年ごろからコカナダモやオオカナダモなどの外来水草が漂着。同漕艇場は地元の漁協などに除去を委託していた。
 だが、除去しても上流から次から次へと水草の葉などが流れ着き、競技に支障をきたしている。昨年8月の「関西学生カヌー選手権大会」では、コースに水草が流れてきたため再三レースが中断され、全日程を消化できなかった。また、同9月に行われた「中日旗争奪びわ湖レガッタ」では12回にわたり、最大30分間中断し、選手の集中力への悪影響が懸念される事態になったという。
 同漕艇場では、今年度も県ジュニア選手権(8月26〜27日)などの大会の開催を予定しており、県は漕艇場の水草対策費用として、今年度予算に120万円計上。繁茂が著しい夏から秋にかけて、3回程度水草を引き抜くといい、県スポーツ局の担当者は「大会がスムーズに運営されるようにするのはもちろん、水草が日々漕艇場で練習している選手たちの妨げにならないようにしたい」と話す。
 一方、同漕艇場の担当者は「除去は必要だが、前もって除去しても大会中など急に流れついた場合には競技を中断せざるをえなくなる。根本的な解決が必要だ」と話している。

■梅雨入り平年並み 昨年より3日遅れ(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170608/CK2017060802000016.html
 大阪管区気象台は七日、近畿地方で梅雨入りしたとみられると発表した。昨年より三日遅く、平年並み。
 この日、県内も全域で雨が降り、傘を差す人が多く見られた。
 彦根地方気象台によると、湿った空気の影響で今後一週間は曇りや雨が続き、土砂災害などの注意を呼び掛けている。

17/06/07

■ガソリン価格、横ばい=7週ぶり下げ止まり(jiji.com)http://www.jiji.com/jc/article?k=2017060700922&g=eco
 資源エネルギー庁が7日発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの店頭価格(5日時点)は全国平均で131.7円だった。前週に比べ横ばいで、7週ぶりに値下がりが止まった。原油価格は上昇したが、石油元売り各社によるこれまでの卸売価格引き下げの影響も残り、各地で値動きはまちまちだった。
 47都道府県中、22都道府県が下落。下げ幅は京都と長野が0.8円、大分が0.7円と大きい。上昇は18府県で、上げ幅は神奈川が1.7円、沖縄が1.6円、愛知が0.7円と目立った。横ばいは7県だった。
 サウジアラビアなどがカタールと断交したことを受け、原油市場には先行き不透明感が出ている。調査を担当する石油情報センターは「来週の店頭価格は横ばいとなる」と予想している。

■レギュラーガソリン、値下がりは6週連続でストップ…前週と同じ131.7円(Responce)https://response.jp/article/2017/06/07/295825.html
資源エネルギー庁が6月7日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、6月5日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は、前週調査と同じ131.7円だった。レギュラーガソリンは6週値下がりが続いていた。
地域別では中部で0.3円、関東で0.1円値上がり。北海道と近畿、四国で0.1円値下がり。東北と中国、九州・沖縄は前週と同価格だった。またハイオクガソリンは前週比0.1円高の142.5円、軽油は前週と同じ110.8円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、6月7日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は122.8円/リットル(前週比±0円)、ハイオクは133.7円/リットル(+0.3円)、軽油は98.8円/リットル(+0.1円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■なるほドリ びわ湖大花火大会の“売り”は?(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170607/ddl/k25/070/511000c
 なるほドリ 「びわ湖大花火大会」のチケットが来月発売になるんだね。どんな花火大会だっけ?
 記者 大津市・大津港沖の琵琶湖で、船上から毎年8月、約1万発を打ち上げる夏の風物詩です。
 1984年に1回目があり、34回目の今年は8月8日に開催されます。主催する実行委は、事務局のあるびわこビジターズビューローをはじめ、県や市、商工会議所などで構成します。メディアからはびわ湖放送と京都新聞も加わっています。花火を取り扱うのは長浜市をルーツに持つ老舗企業「國友鉄砲火薬店」(京都市)です。
 午後7時半〜8時半の予定です。テーマは「日本遺産 滋賀・びわ湖 水の文化ぐるっと博」です。強風など

■びわ湖固有「セタシジミ」の復活事業(NHK NEWS WEB)http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170607/k10011008771000.html
絶滅のおそれがあるびわ湖固有のシジミ「セタシジミ」を増やし、びわ湖の豊かな生態系を取り戻そうと、環境省と滋賀県が、来月からセタシジミの復活事業に乗り出すことになりました。
この事業は、びわ湖の生態系を改善するため、おととし施行された「琵琶湖再生法」に基づいて初めて行われるもので、環境省が滋賀県に委託する形で進められます。
びわ湖の固有種「セタシジミ」は、ピーク時の昭和32年には6000トン余りの漁獲量がありましたが、おととしは1%にも満たない36トンに激減しています。
夏場に水草が大量に繁殖するなど生息環境が悪化したことが原因と考えられていて、セタシジミは、17年前から環境省のレッドリストで絶滅のおそれがある「絶滅危惧種」にも指定されています。
今回の事業では、大津市のびわ湖沿岸をモデル地区に指定し、地元の漁協と協力して水草を取り除いたり、湖底を耕してセタシジミが育ちやすい砂地を作ったりするということで、ボランティアの参加も呼びかけます。
滋賀県琵琶湖環境科学研究センターの井上栄壮主任研究員は「ほかの湖でも活用できるよう、生態系を取り戻すためのマニュアルづくりにもつなげたい」と話しています。

■7月1日「びわ湖の日」休日化に賛成、反対? 滋賀県が世論調査(産経ニュースWEST)http://www.sankei.com/west/news/170607/wst1706070027-n1.html
 7月1日の「びわ湖の日」の休日化を検討している滋賀県が、休日化の是非を問う質問を盛り込んだ県政世論調査を行っている。調査結果をふまえ、今後の議論の進め方に反映する方針。
 調査は無作為に抽出された県内在住の18歳以上の3千人が対象で、先月末から今月中旬にかけて郵送などで実施。
 調査では、びわ湖の日について知っているかどうか質問。その上で、びわ湖の日の休日化について「賛成である」▽「どちらかといえば賛成である」▽「どちらかといえば反対である」▽「反対である」▽「わからない」−のいずれかを選び、その理由を答えてもらう。集計結果は、7月下旬に速報値がホームページ上などで公表される。
 びわ湖の日の休日化は今年1月、三日月大造知事が琵琶湖をよりよく知ってもらうための取り組みとして構想を提唱。実際の休日化には、議会などの同意を得た上で総務相と協議することが必要となる。
 今回の結果が直接休日化に結びつくわけではないが、三日月知事は「まずは県民のみなさんがどういう考えなのか知ることが第一歩。どきどきしながら結果を待っている」と話している。

■「びわ湖の日」休日化の賛否問う 県民に調査票(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170607/CK2017060702000005.html
 七月一日の「びわ湖の日」の県民の休日化を目指す県の取り組みについて、三日月大造知事は六日の定例会見で、本年度の県政世論調査で県民に休日化の賛否を聞くことを明らかにした。無作為に抽出した県内在住の十八歳以上の三千人へ既に調査票を郵送した。
 県政世論調査は、無記名で選択・記述併用方式。全部で二十五問あり、「びわ湖の日」について五問を割いている。
 「びわ湖の日を休日とすることにどう思うか」の問いには、(1)賛成(2)どちらかといえば賛成(3)どちらかといえば反対(4)反対(5)分からない−からの選択と、その理由の記述を求める。行政機関、学校、民間企業のそれぞれについて、休日化への賛否や環境保全活動への参加意欲なども聞く。
 休日化に意欲を示している三日月知事は「県民意識を探る一歩になる。ドキドキしながら結果を待ちたい」と述べた。一方で、休日化の取り組みは賛成や反対の割合に関わらず続けるとし、結果はあくまで参考の位置付けとした。
 県政世論調査は、県政に対する満足度を調べたり、その時々の県政課題に県民の意向を反映させたりする狙いで、県が毎年続けている。継続的に聞く質問と、年ごとに異なる質問の組み合わせで、二〇一五年度は県名変更の賛否、一六年度は原発の安全対策などの質問項目を設けた。(角雄記)

17/06/06

■電気ショックで駆除 県、特殊なボート使い 鳥取・多鯰ケ池(毎日jp鳥取)https://mainichi.jp/articles/20170606/ddl/k31/040/583000c
 県は5日、鳥取市福部町湯山の多鯰ケ池で電流を流せる特殊な船「電気ショッカーボート」を使い、外来魚を駆除した。6日と合わせ、約1000匹を捕獲するという。
 県緑豊かな自然課によると、多鯰ケ池では1980年ごろからブラックバスやブルーギルなどが繁殖。同じ頃から、環境省のレッドリストで絶滅危惧1A類に指定されているコイ科の「ミナミアカヒレタビラ」などが見かけられなくなった。そのため在来種が住みやすい環境を取り戻そうと、2010年から電気ショッカーボートを使った駆除を始めた。
 この日、県の委託を受けた民間会社の社員らが、船の前後に取り付けた電極から水中に電流を流すと、一時的に体がマヒした魚が次々と水面に浮かび上がった。社員らはこのうち、外来魚だけを選別して網で捕まえていた。
 県緑豊かな自然課は「外来魚を根絶させるためには、一匹も池に存在させてはいけない。放流なども絶対にやめてほしい」と話している。【園部仁史】

■外来魚一掃へ 電気ショックで捕獲 鳥取・多鯰ケ池(日本海新聞NetNihonkai)http://www.nnn.co.jp/news/170606/20170606002.html
 生態系に悪影響をもたらす外来魚の一掃を目指し、鳥取市の多鯰(たね)ケ池で5日、水中で魚を感電させる「電気ショッカーボート」による駆除実験があった。鳥取県が生息状況を把握するために実施した。実験結果を踏まえて捕獲計画を立てる...

■図柄入り自動車ナンバー 滋賀県知事、導入に前向き(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170606000173
 国土交通省が地域振興の一環として来秋からの交付を目指す図柄入りの自動車ナンバープレートについて、滋賀県の三日月大造知事は6日の定例会見で、滋賀ナンバーにも導入を検討していく意向を示した。
 三日月知事は、県議会や経済界などから滋賀や琵琶湖の知名度アップを目指す観点から「琵琶湖」ナンバーの導入を求める意見があることを踏まえ、「滋賀を模した図柄のナンバーで走ってもらうことは(知名度向上に)有効だ」と強調した。
 導入に向けては、今年8月末までに導入意向を国交省に伝える必要がある。滋賀ナンバーの場合、エリア内にある全19市町の合意が求められており、図柄案は12月初旬までに同省へ提出しなければならない。県企画調整課は「期限まで時間が短いが、どのように市町の合意形成をとるか検討していく」としている。
 図柄入りナンバーと併せて、国交省は「ご当地ナンバー」の導入希望も募っている。現行制度上、滋賀ナンバーをまるごと「琵琶湖」など別名のナンバーに変更することは難しいが、国交省は今回、基準を一部緩和し、複数の市町村にまたがり、登録自動車台数が5万台を超えていればご当地ナンバーを設けることは可能とした。
 県によると、現時点で県内市町からご当地ナンバーの希望はないが「図柄入りナンバーの意向確認と合わせてご当地ナンバーの制度も紹介したい」(企画調整課)としている。

■野洲市琵琶湖岸で「満月マルシェ」 石窯ピザや近江牛スジカレーなど(びわ湖大津経済新聞)https://biwako-otsu.keizai.biz/headline/1225/
 滋賀県野洲市マイアミ浜オートキャンプ場で6月9日、「満月マルシェ」が開催される。
 イラストレーターのちゃたさん主催。「月に一度の満月の日にみんなの笑顔が集まる手作り市を開きたい」との思いから、2013年から開いている。
 9日の「満月マルシェ」には、天然酵母のパンや近江牛スジカレー、石窯ピザ、自然栽培野菜、自家焙煎(ばいせん)のコーヒー、手作り雑貨などを販売するほか、移動写真館やタイ式マッサージ、似顔絵など86軒が出店する。
ちゃたさんは「人間も自然の一部。満月に合わせて市場に集い、人と人がつながりあう場所になってほしい。誰もが気軽に帰って来られる場所として満月マルシェを続けていきたい」と話す。
マルシェの開催時間は11時〜17時。入場無料。雨天開催。

17/06/05

■シートゥーサミット 県内初開催 晴天の下260人満喫 琵琶湖岸から鈴鹿山脈まで、自然の循環を体感 東近江(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170605/ddl/k25/040/278000c
 カヌーなどの手こぎボートに自転車と登山も加え、水辺から山までの自然を丸ごと楽しむスポーツイベント「シートゥーサミット びわ湖東近江」が4日、東近江市の琵琶湖岸から鈴鹿山脈にかけて開かれた。参加者たちは、晴天の下で「楽しい!」の声を響かせていた。
 スポーツ用品を扱う「モンベル」(大阪市西区)が、自然の循環を体感しようと呼び掛けて始まった催し。これまでに北海道や愛媛県な...

■彦根城築城410年祭 青空に白線自在 ブルーインパルス(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170605/ddl/k25/040/276000c
 4日、彦根市金亀町の金亀公園で開かれた「国宝・彦根城築城410年祭」のイベントに、航空自衛隊の「ブルーインパルス」が飛来した。約5万人(主催者発表)の観光客らが県内初の航空ショーを楽しんだ。
 ブルーインパルスは午後1時ごろ、6機編隊で彦根城北方から訪れ、一筆書きをするように青空に飛行機雲の白線を描...

■オクター、遊漁券購入アプリの提供開始 漁協と連携し河川環境保全に貢献(SankeiBiz)
 オクター(福井県坂井市)は川釣りを楽しむ人向けに、スマートフォンやタブレット端末で遊漁券を購入できるアプリ「フィッシュパス」の提供を開始した。
 官公庁の調べによると、川釣り人口171万人に対して遊漁券の売り上げは年間48億円。同社が福井県内の4漁業協同組合関係者63人にヒアリングしたところ、約3割の釣り人が「朝早くから売っている場所がない」「買う場所がわからない」などの理由から遊漁券を購入せず釣りをしている実態が明らかになった。この結果から遊漁券の未購入による損失額は、福井県だけでも年間数千万円になるという。
 「フィッシュパス」は衛星利用測位システム(GPS)により、遊漁券購入者の位置を確認できるので、巡回中に未購入者を発見しやすいだけでなく、急な増水時の安否確認など防災システムとしても活用できる。また、魚育成区間など釣り禁止ゾーンへの立ち入りを防ぎ、河川の環境保全にも役立つと地元漁協は期待している。
 今後は、提携漁協を増やしながら、地元のレストランやホテルなどの地域広告や釣り具メーカーとの提携による収入も視野に入れ、5年で100万ユーザーを獲得し、売り上げは12億円、最終利益は2億円を目指すという。

■彦根城上空で観客魅了 ブルーインパルス(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170605/CK2017060502000016.html
 彦根市の彦根城一帯で三〜十二月に開催中の「国宝・彦根城築城四百十年祭」を記念し、航空自衛隊の飛行チーム「ブルーインパルス」が四日、城周辺の上空を飛行した。城に隣接する金亀公園では「彦根眺城(ちょうじょう)フェス」も併せて開かれた。
 ブルーインパルスの飛行は県内で初めて。主催した四百十年祭推進委員会によると、五万人(主催者発表)が来場した。
 六機は琵琶湖側から飛来し、城の半径十キロ圏の上空で二十分間ほど飛行した。ゴーというエンジン音を響かせながら、青空に白煙でハートや円を描いたり、急上昇したりして、観客を魅了した。
 湖南市菩提寺北小学校五年の沢田樹輝(いつき)君(10)は「急上昇する姿がかっこよかった」と満足そうだった。
 フェスでは、飲食店十三店舗が自慢の丼で腕を競う「井伊椀(いいわん)グランプリ」があり、訪れた人が好みの店の前で列をつくった。ステージも設けられ、地元の近江高校の吹奏楽部や陸上自衛隊第三音楽隊の演奏のほか、ブルーインパルスの稲留仁隊長らのトークショーがあった。(木造康博)

17/06/04

■ブルーインパルス、彦根城上空に桜描く 滋賀(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170604000100
 国宝彦根城の築城410年を記念した「彦根眺城(ちょうじょう)フェス」が4日、滋賀県彦根市金亀町の彦根城周辺で行われた。航空自衛隊の曲技飛行チーム「ブルーインパルス」の展示飛行も実施され、約5万人(主催者発表)の人出でにぎわった。(18面に関連記事)
 展示飛行では、6機が真っ青な空に白煙を引いて直径500メートルの円を六つ連ねて桜の花を描いたり、編隊を組んで彦根城の北側上空を飛行したりして、約20分間にわたって地上のファンを楽しませた。
 彦根市長曽根南町から父と2人で訪れた中坊勇翔君(12)は「すごく迫力があった。めったに見られないから、彦根に飛んで来てくれてうれしい」と満面の笑み。中学の同級生と来た前山しずくさん(14)=同市河原町=は「めっちゃかっこよかった。飛行機があんなに接近して飛べるなんて」と驚いていた。

■「粉湖1GP」琵琶湖畔で粉もん競う スプリングフェスタ(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170604000031
 琵琶湖の近くで飲食ブースやステージ発表などを楽しむ「スプリングフェスタin矢橋帰帆島公園」が3日、滋賀県草津市矢橋町の矢橋帰帆島公園で開かれた。
 地元住民らでつくる同イベント実行委員会が毎年開催している。
 小麦粉を使った料理を食べ比べる「粉湖(ここ)1グランプリ」を初めて企画。滋賀や京都などから12店が集まり、白みそを使ったたこ焼きや、ホルモン入り焼きそばなどを求めて長い行列ができた。
 特設ステージでは、龍谷大吹奏楽部の演奏や立命館大のサークルのダンスが披露され、会場を盛り上げていた。貯金箱製作やペットボトルじょうろ作りコーナーもあり、親子連れでにぎわっていた。

■びわ湖プレミアムクルージング=7月1日「びわ湖の日」に=(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0023860
 琵琶湖周航の歌誕生100周年を記念し、長浜市と高島市の3つの観光協会が、両市や琵琶湖汽船と連携して、7月1日「びわ湖の日」に“びわ湖プレミアムクルージング”を行う。
 内容的には、午前9時半にJR長浜駅から黒壁スクエアなどを歩き、11時40分から琵琶湖汽船の大型客船「ビアンカ」に乗船し、竹生島の宝厳寺・都久夫須麻神社を参拝。船内では琵琶湖周航の歌の演奏会や県文化財保護協会の大沼芳幸氏による日本遺産・滋賀の紹介も。さらに沖の白石を船上から見学する。
 午後4時に高島市の今津港に到着し、琵琶湖周航の歌発祥の地、今津のまち歩きを楽しむ。
 参加費は一人3000円(乗船料、昼食弁当代、保険代他)、小学生は2000円。クルージングの対象は、県民で、小学生以上。定員は150人(先着順・要予約)。
 20日までに氏名、年齢、性別、住所、電話番号、長浜市と高島市まち歩き参加の有無などを明記し、びわ湖高島観光協会にFAX(0740―33―7105)か、電話(TEL0740―33―7101)で申し込む。

■琵琶湖清掃の補助金使途で=市民らが大津市に監査請求=(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0023862
◇大津
 大津市が2015、16年度に実施した琵琶湖の市民清掃を巡り、市が市自治連合会などでつくる「琵琶湖を美しくする運動実践本部」に支出した補助金や、市がごみ収集業者と行った随意契約は違法として、市民11人が3日までに住民監査請求した。監査結果は27日までに通知される見通しだ。
 この事業は、市の学区ごとにボランティアで参加の住民らが琵琶湖岸や公園などを清掃し、ごみを回収するもので、1972年6月から毎年実施されてきた。
 請求書によると、市は同実践本部に対し補助金として15年度に505万円、16年度に527万円を支出し、この補助金の中から実践本部より各学区の自治会へ活動助成金が支払われた。
 15年度は一部の学区が、活動助成金の中から一般廃棄物収集運搬業の許可のない業者にごみの収集を依頼し、謝礼や車両借り上げ費170万円などを不適切に支出。16年度では、市がごみ収集を担うことに切り替わり、市が5事業業者と要件を満たさないのに随意契約し2035万円を支出した。
 このため住民側は市に対し、違法な補助金支出をした実践本部に計246万円を返還させるとともに、違法な随意契約を決裁した市幹部に計2220万円(27年度の随意契約186万円を含む)のうち相当額の損害賠償請求をするよう求めた。
 請求人代表でしが自治会オンブズパーソン元代表の加藤英子さんは「市民がボランテイアで奉仕しているにもかかわらず、このような税金の無駄遣いは断じて許せない」と憤っていた。(石川政実)

■ブルーインパルス 彦根城と競演(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170604-OYTNT50000.html
◇築城410年祭 きょう飛行
 彦根市の彦根城上空で3日、航空自衛隊のアクロバット飛行専門チーム「ブルーインパルス」が妙技を披露した。
 一帯で開催中の「築城410年祭」で、4日午後1時から行われる「展示飛行」のテスト飛行。青と白色の機体をした6機が編隊飛行で登場し、青空にスモークで線を描いた。
 当日は金亀公園で午前9時半〜午後3時、パイロットによるサイン会、トークショーなどが開かれる。

17/06/03

■カヤック 風にも負けず、全員完漕 湖上40キロ 高島・マキノ東小(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170603/ddl/k25/100/672000c
 カヤックで湖上往復約40キロの旅に1泊2日で挑戦した高島市立マキノ東小学校の5、6年生26人は2日夕、学校前の小川に無事帰着した。
 この日、北上するカヤックは向かい風に苦しみ、予定を約1時間半オーバー。校門前の艇庫に上陸した児童は疲れた様子で、5年、上松楓(ふう)さんは「波をかぶり、カヤックから水をかき出した」と話した。同級の池田日向(ひゅうが)さんは「学校前で大勢の人が出迎えてくれて泣きそうになった」と感激していた。
 桂田浅義校長は「帰りは天候に恵まれなかったが、全員が完漕(かんそう)でき、やり遂げることができた」と児童をたたえた。【塚原和俊】

17/06/02

■カヤック 往復40キロ、湖上の旅へ出発 マキノ東小26人(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170602/ddl/k25/100/552000c
 高島市立マキノ東小学校5、6年の児童計26人が1日、学校前の同市マキノ町海津の湖岸から1泊2日・往復約40キロのカヤックの旅に出発した。約2キロごとに湖岸に着けて休憩しながら、夕方、約20キロ南の安曇川北流河口部に着いた。2日は同じルートを北上して戻る。
 同小は2人乗りカヤック約20艇を持ち、校門...

■あすから開催!びわ湖 東近江 SEA TO SUMMIT 2017(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0023854
=3日環境シンポ、4日アクティビティ 全国から250人が参加=
◇東近江
 1年を通して全国12か所で開かれる環境スポーツイベント「びわ湖 東近江 SEA TO SUMMIT(シートゥーサミット) 2017」(東近江市SEA TO SUMMIT実行委員会主催、市共催)があす、あさってと、東近江市一帯で開催される。
 アウトドアスポーツを楽しみながら、心と体で自然の尊さを感じる同イベント。県内初開催となる今大会では、海ステージ(カヤック11キロメートル)、里ステージ(自転車38キロメートル)、山ステージ(登山6キロメートル)の3つのステージで、総距離は約55キロメートル。豊かな自然を有し、琵琶湖から鈴鹿まで東近江を遊びつくすコースに全国各地から約250人が参加する。
 選手らは、3日の環境シンポジウムに参加し、4日のアクティビティに挑戦。伊庭内湖にある能登川水車とカヌーランド(伊庭町)をカヤックなどで出発し、琵琶湖に面する伊崎寺を折り返して、カヌーランドで自転車に乗り換える。琵琶湖と鈴鹿山脈をつなげる愛知川沿いを上り、道の駅奥永源寺渓流の里から登山でフィニッシュの銚子ヶ口頂上(1076メートル)を目指す。
 また、実行委員会は沿道での応援を市民に呼びかけており、応援ポイントとして、スタートとなる能登川水車とカヌーランド(午前7時〜8時半)、中小路町と鯰江町を結ぶ東近江大橋付近(午前7時45分〜8時45分)、愛東外町付近(午前8時〜10時)、永源寺高野町付近(午前8時10分〜10時10分)、道の駅奥永源寺渓流の里(午前9時〜)を推薦している。

17/06/01

■ハス群生地「再生は事実上不可能」 草津市の琵琶湖 消滅受け研究者が調査(産経ニュースWEST)http://www.sankei.com/west/news/170601/wst1706010069-n1.html
 全国有数のハスの群生地だった滋賀県草津市の琵琶湖で昨年、原因不明のままハスが「消滅」した問題で、市の依頼を受けて調査した研究者が「人間の力で、短期間のうちに群生地を復活させるのは事実上不可能」との見解を示していることが分かった。
 熱気球の「観光フライト」や、モーターボートの「ハスクルージング」などで多くの観光客を集め、観光産業として期待されていたが、調査結果をまとめた報告書は自然の力を主として「長期間にわたる対応」を求めており、打撃は避けられなさそうだ。
 ハスが群生していたのは同市の烏丸半島の周辺一帯(広さ約13ヘクタール)。昨年ハスが急に姿を消し、市などが調査に乗り出していた。同市はさらに再生の可能性を探ろうと、最初の調査には加わっていなかった「滋賀自然環境研究会」代表の小林圭介・滋賀県立大名誉教授らに調査を依頼した。
粘土質が砂地に
 小林名誉教授らは、約20年前の調査結果などとも比較し、消滅理由として、湖底の泥の中のメタンガスが増えた▽湖底の土壌が、ハスの生育に適した粘土質から砂地に変化した−ことなどを新たに指摘。要因が複合的に関連していることもあって「(ハスが生育できる)諸条件をかつての状態に戻すことは不可能」などとする報告書をまとめた。
 小林名誉教授は、産経新聞の取材に「100%ないとはいえないが、短期間のうちに群生地が再生される可能性は低い。人間が力を加えるのは必要最小限に抑え、長いスパンで、できることを模索していくべきだ」と話している。一方、報告を受けた草津市環境課は「関係機関と調整しながら、ハスの再生を検討していきたい」としている。

■ハス 再生「困難」 専門家が報告書 観光業者ら落胆 草津(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170601/ddl/k25/040/459000c
 「元の生育環境を人間が回復することは不可能」−−。草津市の烏丸半島付近、琵琶湖の赤野井湾にある国内有数のハスの群生地が昨年、ほぼ消滅した異変で、専門家から再生に対して厳しい意見が出た。市が原因調査を委託した滋賀自然環境研究会(代表・小林圭介県立大名誉教授)が「単純に解決できる問題ではない」などとする報告書をまとめた。観光業者らからは「残念」など落胆の声が聞かれた。【衛藤達生、大原一城】
 研究会は3月7日、4月4〜6、20日に、群生地付近の計11地点で水質や湖底の泥の状況などを調査。約...

■琵琶湖ハス消滅「復元不可能」 専門家報告書、粘土層が消失(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170601000026
 滋賀県草津市は31日、昨夏に烏丸半島で消滅したハスに関する調査結果を発表した。姿を消した主な原因として、土質の変化による粘土層の消失やメタンガス濃度の上昇などが挙げられた。
 調査は、ハスの再生を目指す市が大学教員らでつくる「滋賀自然環境研究会」(代表・小林圭介滋賀県立大名誉教授)に580万円で委託した。調査日は3〜4月の5日間。ハスの群生地周辺の11地点で水質や底質、植生などを調べた。
 報告書では、19年前の県の調査結果と比較し、ハスの生育に適した粘土層が波などの浸食の影響を受けて15〜39センチ消失していた。また、地中のメタンガス濃度は5〜8倍まで上昇しており、地下茎の成長を阻害した可能性を示した。消滅には複合的な要因があり「かつての状態に戻すことは不可能である」とした上で、生育環境のモニタリング調査など試験的な対策の必要性を指摘した。
 市が県などと昨年実施した現地調査では、土壌の酸素不足が原因と結論づけていた。今回の調査でより詳細なデータを得た市は「ハス再生に向け、関係機関と対策を検討していきたい」としている。

■ガス増、泥質も変化 草津の群生ハス消滅調査(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170601/CK2017060102000015.html
 琵琶湖畔の烏丸半島(草津市)から群生ハスが姿を消した問題で、県立大の小林圭介名誉教授のグループは、ハスの群生地だった場所の湖底にたまった泥に含まれるメタンガスが、この二十年間で大幅に増えたり、泥の質がハスに不向きな状態になっていたりしたなどとする調査報告書をまとめた。
 調査は、ハス再生へ向けた取り組みを模索するため、市の委託で三、四月に実施された。報告書によると、一九九七〜九八年の県の調査と今回の調査を比べた結果、ハスの成長を妨げるメタンガスが五〜八倍に増加。泥質は成長に適した粘土状から、砂状に変わっていたことも分かった。
 報告書では、人の手を加えることは自然の生態に悪影響を及ぼす可能性があることから、試験的対策は必要最小限に抑えるべきだと提言している。市は報告を受け、県や守山市とともに対応を検討していく方針。
 烏丸半島の琵琶湖畔にある十三ヘクタールのハス群生地では、例年七〜八月にかけて湖面いっぱいにピンク色のハスの花が咲き誇っていたが、昨年はほとんど見られなくなっていた。県と市は昨年十月、四十年以上積み重なったハスの葉や茎が土中の酸欠状態を引き起こした可能性が高いとする調査結果を発表していた。(鈴木啓紀)

■ハス群落再生は困難(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170531-OYTNT50303.html
◇草津市調査 砂地増加が原因
 草津市下物町の烏丸半島周辺の琵琶湖で、昨夏からハス群落が見られなくなった問題で、市は31日、群落再生の可能性に関する調査結果を明らかにした。報告書によると、ハスが好む湖底の泥の層が減って砂地が増加し、底泥のメタンガス濃度が高まったことなどが原因と指摘。一方で、従前の生育環境を再生することは不可能としている。
 調査は、市の委託を受けた県立大の小林圭介名誉教授が代表を務める「滋賀自然環境研究会」が担当。今年3、4月の計5日間現地を調査し、データなどを分析してきた。
 報告書の提出を受けた市がこの日、記者会見して結果を説明した。底泥のメタンガス濃度が1998年の調査データの5〜8倍に増加し、底泥が腐敗、地下茎の成長を阻害したと分析。また、ハスが好む軟らかい泥の層は波などによって流されるなどしたとみている。その上で、再生に向けた対策は「自然生態系に新たなかく乱を生じないよう、大がかりな現状改変は避けるべきだ」としている。
 市環境課は「調査結果を検討し、県や守山市などと対応を調整したい」としている。

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