琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2017/05)

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17/05/31

■ガソリン価格、6週連続値下がり - 来週は小幅な値上がり予想(マイナビニュース)http://news.mynavi.jp/news/2017/05/31/245/
御木本千春
経済産業省 資源エネルギー庁が5月31日に発表した石油価格調査(5月29日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.5円安い131.7円となり、6週連続で値下がりした。
石油情報センターは、「先々週までの石油元売り各社の卸価格の値下げが、小売店に反映されるまでタイムラグが生じた。またOPEC総会の直後に原油価格が下落したため、一部ガソリンスタンドが先安を見込んで値下げに動いた」と分析。来週の価格動向については「原油価格がやや上昇しており、小幅な値上がりを予想している」と話している。
都道府県別にみると、3県で値上がり、1県で横ばい、43都道府県で値下がり。最も高かったのは長崎県の140.3円(前週139.8円)、最も安かったのは岡山県の125.9円(同126.6円)だった。
ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.6円安い142.4円と、6週連続の値下がり。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格は同0.4円安い110.8円と、同じく6週連続で値下がりした。
灯油18リットル当たりの店頭価格は前週より3円安い1,385円と、9週連続で値下がりした。

■レギュラーガソリン、6週連続の値下がり…前週比0.5円安の131.7円(Responce)https://response.jp/article/2017/05/31/295505.html
資源エネルギー庁が5月31日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、5月29日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は、前週の調査から0.5円値下がりし131.7円となった。レギュラーガソリンの値下がりは6週連続。
地域別では中部と中国で0.7円、東北で0.6円、北海道と近畿、九州・沖縄で0.5円、関東で0.4円、四国で0.2円、全エリアで値下がりした。
ハイオクガソリンは前週比0.6円安の142.4円、軽油は0.4円安の110.8円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、5月31日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は122.8円/リットル(前週比±0円)、ハイオクは133.4円/リットル(+1.1円)、軽油は98.7円/リットル(−0.7円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■なるほドリ 周航の歌の歌碑、彦根港にあるの?(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170531/ddl/k25/070/503000c
 なるほドリ 誕生してから来月で100年になる「琵琶湖周航の歌」と似た歌の話が先週載ってたけど、周航の歌の歌碑が彦根港にあるんだね? 竹生島や今津のように地名が出てこないのになんでなの?
 記者 「周航の歌」は、「われは湖の子」で始まる1番、「松は緑に」で始まる2番、「波のまにまに」の3番、「瑠璃の花園」の4番までがよく歌われているけれど、実は5、6番もあるんだ。その5番が彦根のことだとされているんだ。
 Q どんな歌詞なの。
 A 「矢の根は深く 埋(うず)もれて 夏草茂き 堀のあと 古城にひとり 佇(たたず)めば 比良も伊吹も 夢のごと」という内容で、堀と古城があって比良も伊吹も見える場所となると、歌が示す場所は彦根に違いないということなんだ。ただし、「矢」が象徴する戦場にはなっていないけれど。
 Q 歌碑はいつ作られたの。
 A 彦根市役所に残る資料によると、完成したのは2005年10月。歌はもともと、1917年6月、当時第三高等学校(現在の京都大)の学生で水上部(ボート部)員だった小口太郎さんが作詞し、同部で歌い継がれてきたんだ。歌碑は、1番の大津市浜大津の三保ケ崎▽2番、大津市南小松の雄松崎▽3番、高島市の今津港▽4番、長浜市の竹生島▽6番、近江八幡市の長命寺−−と5カ所にあったのだけど、5番だけがなかったので、ボート部のOBたちが中心となって99年、彦根の歌碑建立委員会を設立したんだ。しかし建設費がいるし、建立場所を彦根港湾の中に設定したので許認可の問題もあった。苦労を重ね、完成まで6年以上かかったんだ。今年はさらに、長浜市の豊公園に琵琶湖周辺では7番目の歌碑が建てられるよ。
 Q 彦根の歌碑を見に行こうかなあ。
 A 6月25、26日には、京大ボート部のOBたちがかつて小口さんたちが周航したコースをたどる「なぞり周航」の受け入れイベントが開かれるんだ。模擬店も出るよ。歌碑には5番の歌詞が大きく彫られ、6番までの全歌詞もある。湖に向かって、大きな声で歌ってみるのもいいかもしれないね。<回答・西村浩一(彦根通信部)>
 あなたの質問をお寄せください。〒520−0806(大津市打出浜3の16)毎日新聞大津支局「質問なるほドリ」係(ootu@mainichi.co.jp)

■ファイル 熱中症で5人搬送(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170531/ddl/k25/040/500000c
 県内でも30日は気温が上昇し、各消防本部への午後6時までの取材では10〜90代の男女計5人が熱中症とみられる症状で救急搬送された。うち4人は軽症見込みで1人は不明。大津市では正午ごろ10代の女性が運動中に吐き気を催した。甲賀市では午後3時半ごろに歩いていた70代の男性が気分が悪くなった。彦根地方気象台によると、大津市など3観測地点で最高気温が30度を超える真夏日だった。

■アユ友釣り10日から 滋賀県内15漁協、昨季より遅れも(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20170531000030
 滋賀県河川漁業協同組合連合会(大津市)は30日、県内河川での今季のアユ友釣り解禁日を発表した。現時点では遡上時期が例年より遅くアユも小さめといい、解禁日を遅らせる漁協もある。琵琶湖産アユの不漁の一因になった成育遅れの影響とみられるが、同連合会は「昨季より多いアユの放流を進めており、川の水量が増えれば例年通りの釣果が期待できる」としている。
 県内15漁協で最も早く解禁するのは愛知川漁協の6月10日。昨季は同漁協と並んで野洲川、広瀬の両漁協が最も早かったが遡上するアユがまだ小ぶりなため、野洲川は昨季より6日、広瀬は13日解禁を遅らせる。
 今季は琵琶湖のアユの成育遅れで遡上への影響も懸念されたことから、同連合会は湖産稚アユの確保に努め、15漁協で昨季より200キロ多い計約9トンを5月から順次放流している。同連合会は「少雨で河川の水量も少ないが、今も天然遡上を確認している。今後の雨に期待したい」としている。
 解禁日の変更や遊漁料、釣果情報などは同連合会のホームページに掲載する。(西川邦臣)
 各漁協の友釣り解禁日は次の通り(かっこ内は河川名。○は予定)。
 【6月】10日=愛知川(愛知川中流)▽17日=野洲川(野洲川中流)、土山(野洲川上流)、朽木(安曇川中流)▽24日=広瀬(安曇川下流)
 【7月】1日=大戸川、愛知川上流、葛川(安曇川上流)▽2日=○丹生川(高時川上流)、三谷(石田、寒風両川上流)▽8日=大滝(犬上川上流)、○姉川上流▽9日=○高時川(高時川中流)▽16日=○杉野川、高島鴨川(鴨川)

■環境学習船「うみのこ」で訓練 滋賀・琵琶湖に児童落水を想定(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/170531/rgn1705310044-n1.html
 県内の小学生が乗船して琵琶湖の環境などを学ぶ県の環境学習船「うみのこ」で、児童が湖上に落ちた場合に備えた訓練が大津市の大津港沖合で行われた。
 彦根市内の3つの小学校が参加した学習航海に合わせて実施。児童、教員のほか、運航を担当する琵琶湖汽船の船員らが参加した。
 訓練は、大津市の堅田沖から大津港にかけて航行中に3階の甲板から児童が落水したとの想定で開始。落水者に見立てたブイが湖上に投げ込まれると、教員たちが救急浮輪を湖面に投げ入れた。その後、うみのこから高速艇を降ろして教員らが乗り込み、ブイに向かった。警察、消防への通報訓練も行い、他機関との連携も確認した。
 高速艇に同乗した彦根市立城南小の小谷昭則教諭は「今回のような訓練は初めて。貴重な経験を持ち帰ろうと思う」と話していた。

■琵琶湖清掃で監査請求 大津市民「補助金使途に違法性」(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170531/CK2017053102000018.html
 大津市や市自治連合会などでつくる「琵琶湖を美しくする運動実践本部」が毎年実施している琵琶湖市民清掃を巡り、二〇一五、一六年度の清掃で市の補助金が違法に使われるなどしたとして、市民十四人が住民監査請求した。三十日に請求人の意見陳述があった。
 市民清掃は、ボランティアで参加する住民が市の学区ごとに琵琶湖岸や公園などを清掃し、ごみを回収する。請求書によると、一五、一六年度に補助金計千三十三万円が市から実践本部に支出され、さらに補助金から各学区の自治会へ活動助成金が支払われた。
 一五年度は、一部の学区が廃棄物収集運搬業の許可を持たない業者にごみ収集を依頼し、謝礼や車両借り上げ費を支出。助成金を使途基準に反して弁当代に充てたり、「ごみ袋等」に八万六千円も支出したりした学区があった。
 一六年度は、随意契約の要件を満たさないのに、市が入札をせずに五事業者と計二千三十五万円でごみ回収などを契約した。
 住民側は計二百四十六万円を実践本部に返還させることと、違法な随意契約を決裁した市幹部に計二千二百二十二万円を損害賠償請求するよう、市に求めている。
 意見陳述で、請求人代理の折田泰宏弁護士は「ごみ回収は車両を保有する業者ならどこでもできる。一般競争入札すべきだった」などと指摘した。
 請求人代表で「しが自治会オンブズパーソン」元代表の加藤英子さん(83)=同市比叡平二=は取材に「市民は無料で奉仕しているのに、税金の無駄遣いはおかしい」と述べた。
 市監査委員事務局によると、監査結果は六月二十七日までに通知される。(野瀬井寛)

17/05/30

■無許可で遊漁船運航の疑い、男逮捕(河北新報ONLINE NEWS)http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170530_13039.html
 石巻海上保安署は28日、遊漁船業適正化法違反の疑いで、石巻市桃浦、漁業土屋近夫容疑者(68)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は28日午前4時20分ごろ、石巻市の桃浦漁港付近で、知事に届け出をせずに所有する小型船舶に釣り客1人を乗せ、釣りをさせて代金を受け取った疑い。匿名の情報提供を受け、海保が監視していた。

■湖国伝統漁 歴史伝える(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170529-OYTNT50448.html?from=ycont_top_txt
◇大津に轆轤館 地引き網漁具や歌紹介
 昭和20年代頃まで琵琶湖の地引き網漁で、網を巻いて引き揚げるために使われた漁具「ろくろ」と、その作業時に歌われた「ろくろ節」を紹介する「轆轤館」が、大津市北小松に誕生した。アユの稚魚「氷魚」やモロコなど湖国の味覚を食卓に届けながら、漁獲量の減少で今では見られなくなった伝統漁法の歴史を伝える。(岡本久美子)
◇足がそろたか ろくろが軽いよ 後に戻すな 後引きよ
 ろくろは、六角形の木枠に長さ約4メートル、直径約10センチの棒が3本、差し込まれた形。中央に鉄のくいを刺して地面に固定し、棒1本に回し役数人が付き、綱で棒を引っ張る1人と一緒に木枠を回すと、網が引き揚げられていく仕組みだ。
 ろくろ節は、回し役のスピードを合わせるため、作業時に漁業者らが歌っていた。「足がそろたか ろくろが軽いよ 後に戻すな 後引きよ」など20種類以上の歌詞が残り、現在は北小松地唄保存会が歌い継ぐ。中には「東の山から 出やしゃる月はよ シャンシャン車の 輪のようにな」と、夜中にかけて網を引いた漁の様子がわかるものもある。
 資料を展示する轆轤館は、アユ料理店「松水」に開設。祖父が網元だった社長の松井芳之さん(53)と専務の勇雄さん(49)兄弟が、親戚の蔵で保存されていたろくろを2月に譲り受けたことをきっかけに、琵琶湖で行われた漁の歴史を伝える資料を集め、展示していくことにした。
 館内では、ろくろやろくろ節の歌詞のほか、「えべっさん」と呼ばれた大漁を祈願して投げ込まれた木製のブイ、網を編む竹針など数十点が並ぶ。今後も地域で使われた漁具の収集を続け、展示数を増やす考えだ。
 会社では毎年、地引き網体験を行っており、2人の父で会長の俊治さん(85)は「来店したお客さんだけでなく、漁に興味を持った子どもたちにも、昔はこんな道具を使って人力で漁をしていたということを知ってほしい」と願う。
 ろくろを使った漁をしていた近くの白井元治郎さん(88)も「もっと各家に眠っている道具をそろえ、当時の漁の様子を伝えていってほしい」と懐かしそうに見入っていた。
 見学無料。開館は午前10時〜午後4時。水曜休館。問い合わせは松水(077・596・0122)へ。

■親アユ放流 18トンに増量 県、不漁対策(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170529-OYTNT50457.html
 深刻な不漁が続いている琵琶湖のアユ漁について、県は29日、来季の漁への影響を最小限にするため、産卵用に放流する親アユの量を当初予定していた8トンから、18トンに増やすと発表した。産卵用アユの増量は、県漁連が資源維持に向けた対策の一つとして、10日に三日月知事に要望していた。
 県水産課では、今季の不漁の要因として、生育の遅れも指摘されていることから、漁解禁の12月に間に合うよう、8月下旬〜9月初旬に親アユを放流し、川で孵化させるという。そのためには、5月中に必要量を確保しなければならず、当初の事業予算3000万円から追加放流分のアユの購入費を優先的に支出する。
 今後の養殖作業に伴う人件費や、電気代などの必要経費は、6月議会に提案予定の補正予算案に盛り込む方針。
 同課は「漁の解禁当初から十分な大きさの成魚に育つよう、できることは全部取り組みたい」としている。

■県、アユの10トン追加放流を決定 不漁問題(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASK5Y41MXK5YPTJB00D.html
岡本洋太郎
 琵琶湖産アユの異常不漁問題で、県は29日、産卵用親アユの追加放流を決めたと発表した。当初予定の稚アユ8トンとは別に10トンを確保して電照飼育で成熟を促し、6月に計18トンを安曇川人工河川(高島市安曇川町)へ放流。9月中に産卵させ、孵化(ふか)したアユが琵琶湖に流れ込むようにする。
 県によると、琵琶湖産アユの漁獲量は4月末以降に回復に転じ、過去5年の同時期の平均漁獲量の約5割になったが、小さい魚が多い。県漁業協同組合連合会は、原因究明やアユ資源維持などを県に要望している。県は対策費を補正予算案に盛り込んで県議会6月定例会に提案するが、電照飼育に取り組むために追加の稚アユを5月末には確保する必要があり、追加放流を先行して決めた。
 産卵用親アユの追加放流は2005年に16トン、12年に7トン、15年に10トンで実施された。

17/05/29

■琵琶湖アユ不漁で放流2倍に 滋賀県、8月にも(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170529000134
 琵琶湖のアユの記録的な不漁を受け、滋賀県は29日、来季以降の資源量を確保するため、人工河川に放流する親魚の量を例年の2倍にあたる18トンに増強すると発表した。
 県は毎年、産卵しやすい環境を整えた高島市安曇川町の人工河川で、稚魚から産卵前まで育てた親アユ8トンを放流している。8トン以上の放流は、同様に不漁だった2013年度(23トン)以来、4年ぶり。
 すでに8トン分は確保しており、引き続き残り10トン分の確保に向け購入を進める。今季は産卵のピークが10月に遅れたことが不漁の一因になったとみており、8月下旬にも放流を始める方針。
 漁業者からは追加放流とともに、不漁の原因究明や緊急融資の要請もある。三日月大造知事は29日の会見で「アユは漁業者だけでなく、養殖、加工、飲食業など裾野が広く、県内外に与えた影響は大きい。不漁を次のシーズンに引きずらないよう、取り組みを進めたい」と述べ、6月議会で緊急対応策を提案するとした。

■水難事故 ヨットが転覆 69歳男性不明 高島・琵琶湖(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170529/ddl/k25/040/300000c
 27日午後5時半ごろ、高島市今津町浜分沖の琵琶湖で、京都府八幡市の会社員、藤原博さん(69)が乗るヨットが転覆したと妻から110番があった。警察や消防が捜索し、沖合約1・5キロでひっくり返った状態のヨットが見つかったが、藤原さんは行方不明となっている。
 高島署によると、藤原さんは妻と高島市今津町の別荘に滞在し、27日午後3時ごろから救命胴衣を着けずに1人でヨットに乗っていた。午後4時ごろ、妻に携帯電話で「転覆した」と連絡してきたという。

17/05/28

■未経験のアユ不漁、琵琶湖に重大生態系異変?(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170528000110
 琵琶湖のアユ漁に変調が見られている。今季はベテラン漁師も経験したことがない不漁に見舞われた。漁獲量は回復の兆しをみせているものの、不漁の原因は分からず、再び漁獲が止まる懸念もくすぶっている。滋賀県の漁業を支え続けてきたアユが消える。そんな事態が現実味を帯びた今年、漁業関係者の間では、琵琶湖の生態系に重大な異変が起こっているのではないかという不安が静かに広がっている。
回復兆しも漁業者・県戸惑い
 「やっぱり細かい(小さい)な」。15日の早朝。大津市和邇今宿沖のエリで、網をたぐり寄せた漁師の三田村進さん(64)はつぶやいた。この日の漁獲は25キロ。100キロを超える日もあった去年と比べると格段に少ない。ただ、その表情には笑顔ものぞいた。今季の不漁では、200グラムしか捕れない日もあった。「まだまだ満足できないが、全体的に戻ってきた」。三田村さんの願いは少しでも長く漁獲が続くことだ。
 県漁業協同組合連合会によると、今年1月から4月27日までの活アユの漁獲量(エリ)は、琵琶湖全体でわずか2トン。平年並みだった前年の14分の1にとどまっていた。ところが、28日から南湖を中心に漁獲量が急回復。県内で1日に1トンを超える日も増え、年初からの累計(15日現在)は前年の3分の1程度にまで差が縮まってきた。
 ただ、「いつまで続くか、楽観はできない」(県漁連)との懸念は根強い。昨年5月下旬には漁獲が急に途絶えた例もある。「不漁になった原因も、回復してきた原因も分からない」(志賀町漁協)という現状がさらに漁業者の不安を募らせている。
 滋賀県は、昨年秋の産卵のピークが例年よりずれ込んだためにアユの成長が遅れ、沖合からエリがある沿岸に移動する時期も遅れたと推測している。ただ、4月の魚群調査では、魚影が3月の252群から102群に減っていたほか、アユの体長も例年4月は5〜6センチのところ、4センチ程度と小ぶりだったことなど説明しきれない疑問は多い。県は原因究明に力を注ぐが、職員は「これまでの常識と違っている」と戸惑いを隠せないでいる。
 一方、漁業関係者の中には、琵琶湖の生態系がいよいよ狂い始めたと感じる人も多い。琵琶湖総合開発による水位調整や護岸整備による砂浜やヨシの減少、外来魚の増加などで環境が徐々に変化し、これまで多くの在来種が数を減らしてきた。それでもアユだけは、人工河川に親魚を放流する増殖事業まで行ってきた。「アユだけは大丈夫とたかをくくっていた面もあった」(ある漁業関係者)だけに、不漁のショックは大きかった。
 琵琶湖の漁獲量の半分を占めるアユの不漁は、漁師だけでなく、卸や加工、養殖業者など影響する範囲も広い。全国へ出荷してきた放流用アユのシェアが他産地に奪われる恐れもある。「来年も同じ状態なら、琵琶湖の漁業は壊滅的な打撃を受ける」。県漁連の鳥塚五十三会長はそう危機感をにじませ、原因の究明と放流量の増強を県に求めた。

■ひと交差点 外来魚、根絶を目指す 工藤智さん(毎日jp北海道)https://mainichi.jp/articles/20170528/ddl/k01/070/052000c
 道立総合研究機構さけます・内水面水産試験場(恵庭市北柏木町3)の専門研究員、工藤智さん(61)は、生態系に影響を与えるブラックバスなどの外来魚の駆除に尽力したとして、先月、「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰を受けた。
 ブラックバスの駆除で、北海道は2004年に国内で初めて「電気ショッカーボート」を導入した。フナなど在来魚も死んでしまう刺し網などと違い、水中に電気を流して一時的にまひした魚から駆除対象だけを効率的に捕獲する。
 当時からずっと捕獲調査の現場責任者を務め、皇居外苑の捕獲調査でも技術指導した。07年には都道府県で初めてブラックバス一掃を宣言した。「残るはブルーギル。少なくなってきたが終わったわけではない」と気を引き締める。
 活動で一番大事なのは「地元」という。「市民ボランティアの力は非常に大きい。その力を借り、外来魚を根絶したい」【阿部義正】

■橋板 南比良に4基 「再生する会」がお披露目 大津(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170528/ddl/k25/040/321000c
 湖水を暮らしに利用する水くみ・洗い場の橋板(はしいた)が大津市北部の湖岸に14基許可されたことを受け、住民団体「橋板文化を再生する会」(安孫子平次代表)は27日、同市南比良に設置した橋板の前でお披露目式を開いた。約90人が参加した。付近では4基の橋板が見え、今後、北比良と和邇の湖岸にも順次設置されて計14基が姿を現す。【塚原和俊】
 住民らは、上水道整備と反比例するように姿を消した橋板文化を次世代につなごうと再生活動を始め、約2年がかりで許可にこぎ着けた。橋板は杉材で長さ約3メートル、幅約35センチ。
 式は神事の後、三日月大造知事と越直美市長からの祝いのメッセージが読み上げられた。住民を後押しした前知事の嘉田由紀子・水と文化研究会代表は「湖岸に住むという長年の夢が実現したうえ、橋板も使えるようになった」と話した。地元の市立木戸小学校の我谷(がや)江美子校長も「大人も子供も橋板のことをほとんど知らない。児童の見学を検討したい」とあいさつした。
 会員らは嘉田代表の司会で橋板談議を繰り広げて橋板をめぐる湖国の風土について語り合った。また、同市八屋戸在住のシンガー・ソングライター、関島秀樹さん(62)はこの日のために作詞・作曲した「橋板のねがい」を披露。「暮らしと琵琶湖をつなぐ命の板」と歌い上げた。

■外来魚“大漁”48キロ 滋賀・琵琶湖で駆除釣り大会(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170528000032
 市民らで外来魚を駆除する催し「もりやま・びわ湖・ブルーギル撲滅釣り大会」が27日、滋賀県守山市今浜町周辺の琵琶湖岸であり、参加した親子連れら約100人が外来魚48キロを釣り上げた。
 釣りを楽しみながら琵琶湖の生態系を保全する意識を高めてもらおうと、市内の14事業所でつくる守山湖岸振興会が毎年開催し、今年で18回目。参加者らは真剣な表情で釣り糸を垂らし、ブルーギルやブラックバスを釣った。最後に同振興会が回収し、釣った量などに応じて、商品券などとして利用できる「ギル券」を渡した。
 家族6人で参加した木村実さん(46)=守山市古高町=は「ほぼ毎年参加するが、年々釣れなくなっており駆除の効果は出ていると思う。琵琶湖を大切にする気持ちを子どもたちに伝えたい」と話した。

■琵琶湖で外来魚釣り大会 楽しみながら「駆除」(カンテレNEWS)https://www.ktv.jp/news/date/20170528.html#0566762
琵琶湖の生態系を脅かすブルーギルなどの外来魚を駆除するための釣り大会が、滋賀県大津市で行われています。
真剣な表情で釣り糸の先を見つめる子ども達、実は環境保全活動の真っ最中です。
琵琶湖には固有の魚を食べるなど、生態系を脅かす外来魚のブルーギルやブラックバスが約1240トン生息しているとされます。
そのため大津市では、楽しみながら外来魚を駆除してもらおうと、この釣り大会を行っています。
【参加した子ども】
Q釣り楽しい?
「楽しい」
Q何匹目?
「10匹目ですね」
釣り上げられた外来魚は加工して、肥料として利用されるということです。

■渋滞解消で活性化期待 大津、湖西道路4車線化の起工式(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170528/CK2017052802000008.html
 国道161号湖西道路の坂本北インターチェンジ(IC)−真野IC間(六・六キロ)の四車線化工事の起工式が二十七日、大津市仰木の里東の湖西道路沿いで開かれた。国土交通省は完工の時期は未定としながらも「早期の完成を目指す」と説明している。
 滋賀国道事務所によると、四車線化の総事業費は八十九億円で、国が三分の二、県が三分の一を負担する。同区間は渋滞が慢性化しているが、車の流れが円滑になれば市北部から市南部への所要時間が、別の一般道を利用した場合と比べて七分短縮されると見込む。
 起工式は国交省主催で、国会議員や沿線自治体の首長、住民ら二百五十人が出席。池田豊人近畿地方整備局長は「渋滞解消で観光面などで地域活性化につなげたい」と式辞。三日月大造知事は「安全でスムーズな交通は、地域の力を伸ばす」と期待を込めた。
 続いて出席者十人が工事の無事を祈る「くわ入れ」をした。地域の仰木星の子保育園の園児も合唱を披露し、着工を祝った。
 湖西道路(坂本北IC−志賀IC、一五・八キロ)は一九八六〜八八年度に有料道路として順次開通。二〇〇五年八月に無料開放された。(角雄記)

■外来魚 釣り「名人」続々(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170527-OYTNT50143.html
◇昨年度3.7トン駆除 「目標持てる」好評
◇県、琵琶湖で段位認定事業
 琵琶湖のブラックバスとブルーギルの駆除に向けて、釣った量に応じて釣り人に段位を認定する県の「外来魚釣り上げ名人」事業で、県は事業を開始した2016年度の8か月間で、目標の4倍近い計3・7トンが釣り上げられたと発表した。17年度からは通年化し、「初段」の条件を緩和するなどしてより幅広い参加を呼びかけている。(生田ちひろ)
 事業は、希望者が県に登録して、釣った外来魚を計測して県に報告すると共に、県内約100か所に設けた回収用ボックスやいけすに入れる仕組み。期間中に釣った外来魚の重量で段位が決まり、認定証が交付される。「初段」から最高位の「名人」まで10階級あり、「名人」を3年連続獲得すると「殿堂入り」となる。
 初めて実施した16年5〜12月は、個人と複数人以上の団体で受け付け、個人56人と12団体が参加。期間中に釣り上げられた外来魚の総重量は3・7トンと、目標の1トンを大幅に上回った。また、22人と3団体が段位を認定され、うち5人は「名人」になった。
 県は条例で外来魚の再放流を禁止するとともに、設置した回収用ボックスなどへの投入に協力を呼びかけてきた。事業開始前の15年度の総回収量は14・4トンだったが、16年度は3割増の18・6トンとなった。
 参加者へのアンケートを行ったところ、「釣りに目標が持てる」などとおおむね好評だった。一方、各階級が個人は30キロ、団体は50キロ刻みで設定され、団体から「個人のようにこまめに釣りに通えない」などと難易度が高いことへの不満も示された。その指摘を踏まえ、17年度は個人と団体の区分を廃止した。
 また、参加者の大半が40歳以上だったため、初段認定の基準を「30キロ以上」から「10キロ以上」に引き下げ、子どもや若い初心者も気軽に参加できるようにした。
 事業を行う県琵琶湖政策課の担当者は「3・7トンも集まると思っていなかった」と驚き、「これを弾みに更に参加者を募り、外来魚への関心を一層高め、駆除を進めたい」としている。
 問い合わせは同課(077・528・3485)へ。

■坂本北―真野 4車線化へ(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170527-OYTNT50159.html
◇「湖西道路」起工式 渋滞緩和に期待
 大津市北中部を走る国道161号バイパス「湖西道路」坂本北インターチェンジ(IC)―真野IC間(6・6キロ)を2車線から4車線にする工事の起工式が27日行われ、関係者と地域住民ら約250人が工事の安全と、地域活性化につながるよう祈願した。
 4車線化により同区間の所要時間が7分間短縮され、慢性的な渋滞が緩和されることが見込まれるという。また、片側2車線となることに伴い、現行の対面通行から中央分離帯(幅3メートル)が設置され、対向車との衝突事故の減少も期待される。事業費89億円を見込み、6月にも着工するが、供用開始の時期は未定という。
 この日、同市仰木の里東1の仰木雄琴IC近くで式典があり、三日月知事や越直美・大津市長らも出席。三日月知事は「ようやくこの日を迎えることができた。1日も早い完成により、安全でスムーズな交通の確保に取り組みたい」とあいさつし、くわ入れをして工事の安全と早期完成を祈った。

17/05/27

■ヨット転覆、男性不明 琵琶湖(産経ニュースWEST)http://www.sankei.com/west/news/170527/wst1705270071-n1.html
 27日午後5時半ごろ、滋賀県高島市今津町浜分沖の琵琶湖で、京都府八幡市の会社員、藤原博さん(69)が乗るヨットが転覆したと妻から110番があった。警察や消防が捜索し、沖合約1・5キロでひっくり返った状態のヨットが見つかったが、藤原さんは行方不明となっている。
 高島署によると、藤原さんは妻と高島市今津町の別荘に滞在し、27日午後3時ごろから救命胴衣を着けずに1人でヨットに乗っていた。午後4時ごろ、妻に携帯電話で「転覆した」と連絡してきたという。

■琵琶湖でヨット転覆、京都の男性不明(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170527000142
 27日午後4時ごろ、高島市今津町浜分沖合の琵琶湖でヨットが転覆し、乗っていた八幡市下奈良今里、会社員の男性(69)が行方不明になった。高島署や高島市消防本部などが捜索したが、午後8時ごろに打ち切った。28日午前7時に再開する。

■びわ湖でブルーギルなど外来魚駆除の釣り大会(NHK WEB NEWS)http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170527/k10010996981000.html
びわ湖にいるブルーギルやブラックバスなどを駆除するため、滋賀県守山市で外来魚の釣り大会が開かれました。
びわ湖では、在来の魚を食べてしまったり成育環境を乱したりする外来魚のブラックバスやブルーギルが、合わせて900トン余り生息しているとされています。
このため、湖に面した滋賀県守山市では、外来魚を駆除していこうと毎年釣り大会を開いていて、27日は朝から家族連れなどおよそ100人が集まりました。
参加した人たちは、釣り針にミミズなどの餌を付けて糸を垂らし、体長10センチから20センチほどのブルーギルを次々と釣り上げていました。
子どもと一緒に参加した守山市の40代の女性は「びわ湖の外来魚が増えているので、駆除できたらと思い参加しました。子どもとの時間も過ごせてよかったです」と話していました。
釣れた魚は市が回収して魚粉にしたあと、堆肥として利用されるということです。

■外来魚駆除で1日だけの釣り大会 群馬 邑楽町の沼(NHK WEB NEWS)http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170527/k10010996861000.htmlOYTNT50143.html
群馬県邑楽町の沼で、貴重な生態系を守るため、外来魚を釣る大会が開かれました。
群馬県邑楽町にある中野沼は、貴重な動植物が生息し、町の天然記念物にも指定されていますが、ブルーギルやブラックバスなどの外来魚が繁殖し、生態系への影響が心配されています。
この沼はふだんは釣りが禁止されていますが、町では4年前から外来魚を駆除するための釣り大会を毎年1回開いています。
釣り大会には親子連れなどおよそ220人が参加し、岸辺から釣り糸を垂らして魚の引きを楽しみ、10センチから20センチほどのブルーギルなどを釣り上げては歓声を上げていました。
ことしからは、子どもたちに命の大切さを知ってもらおうと、釣り上げた外来魚の一部を、国の許可を得て飼育し展示する予定だということです。
小学2年生の男の子は「1匹釣れました。釣り上げるとき、魚に引っ張られるのが楽しかったです」と話していました。
邑楽町教育委員会の網倉雄二郎主事は「釣りを通して環境について学んでもらいたい」と話していました。

■すギョい!マグロやブラックバスの皮で革小物(神戸新聞NEXT)https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201705/0010229153.shtml
 兵庫県姫路市の皮革メーカー「コードバン」が、魚の皮を使った革小物の開発に成功し、販売を始めた。近畿大(大阪府東大阪市)が世界で初めて完全養殖に成功したクロマグロ「近大マグロ」と、琵琶湖で駆除されたブラックバスの皮を有効活用。いずれも製品化は初めてで、うろこ模様の独特な質感と希少性が話題を呼んでいる。(山崎 竜)
 同社によると、革の素材は牛や馬など哺乳類が大半だが、爬虫(はちゅう)類のワニやヘビ、鳥類のダチョウなどの皮は「エキゾチックレザー」として重宝されているという。魚類ではサメやエイが知られている。
 そうした中、釣り好きの新田芳希社長(46)が目を付けたのがマグロとブラックバス。「捨てるのはもったいないし、何より珍しい。模様も面白く、強さも十分にある」と、昨年末に開発を始めた。
 マグロは、同大で卵から成魚まで育てられ、飲食店などで提供の際に廃棄される皮を再利用。ブラックバスは、琵琶湖で駆除を進める沖島漁協(滋賀県近江八幡市)から仕入れた。いずれも原料の確保が安定しているのが利点という。
 最も苦労したのは、魚特有の臭いをなくす対策だった。臭いの元になる脂分を除去する作業の時間と回数を増やし、柔軟性を維持する「なめし加工」に使う薬品にも工夫を凝らした。
 ブランド名は英語で魚を意味する「PISCINE(ピサイン)」。馬革と組み合わせた名刺入れ(2万5920円)と小銭入れ(同)、キーケース(2万8080円)、財布(3万240円)の4種類を売り出した。大阪・梅田のファッションビル「イーマ」にある同社店舗「ウォームスクラフツマニュファクチャー」に並び、注文を受けて生産するという。
 新田社長は「他の製品にはない質感が出せた。魚を食べるだけでなく、手にして楽しんでほしい」と話す。同社TEL079・284・8560

■琵琶湖岸に「橋板」文化復活へ 大津北部に14基(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170527000085
 琵琶湖岸で住民の水場として親しまれた小さな簡易桟橋「橋板」が、県の許可を得て大津市北部に14基設置されることになり、27日に同市南比良で復活を祝う記念式典が開かれる。同地区では上水道の整備に伴ってほとんど姿を消した橋板が、湖と人の営みによってつくり上げた景観として再び脚光を浴びる。
 橋板は、かつては琵琶湖岸周辺の家ごとに一つはあり、生活用水をくんだり、野菜の洗い場などに使われていた。昭和30〜40年代に上水道が普及し、役目を終えた。
 大津市南比良の農業浜口喜三良さん(84)によると、自宅近くの湖岸には25基ほど並んでいたといい、「てんびんで水をくんで庭の水がめにためて生活用水にした。使った水はトイレに流して農業の肥料に使う。琵琶湖の水を汚さないように心掛けていた」と話す。
 2015年8月、水と文化研究会の会合で、湖の自然と人とを強く結びつけた橋板を復活させようとの意見が出た。すぐさま同会の下部組織として「大津市北部の橋板文化を再生する会」が発足。河川法に基づく県の許可が必要なため、同会はすぐ申請へ動きだし、今春、設置許可が下りた。
 設置期間は今年4月から3年間で更新することもできる。橋板は会のメンバーらが近くの山から杉を切り出して作った。長さ3メートル、幅35センチ、厚さ6センチで、南比良に6基、和邇と北比良に4基ずつ設置する。今後は環境学習にも役立てる。
 式典は午後0時50分から、南比良の湖岸に橋板を設置して安全祈願を行う。橋板をテーマに大津市のシンガー・ソングライター関島秀樹さんが作った曲の披露や、昔の暮らしを振り返る橋板談議もある。受け付けは南比良公民館。問い合わせは事務局の小坂さん携帯電話090(1241)7160へ。

■琵琶湖の赤潮、8年間発生ゼロ 水質改善対策が効果?(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170527000022
 富栄養化が原因とされる琵琶湖の赤潮が、8年間発生していない。1977年5月27日、赤潮の大発生が初確認されて27日で40年。水質改善対策が成果を挙げているとみられるが、滋賀県は「天候や気温にも大きく左右される。気を抜けない状況であることは変わりない」とみている。
 県によると、琵琶湖の赤潮発生が最も多かったのは79年度の17日間。78、79年度は2年続けて発生水域が20カ所を超え、96年度まではほぼ毎年赤潮が発生していた。97年度からは発生の頻度が減少し、2009年5月12日に大津市沖など5カ所で発生して以降は確認されていない。
 琵琶湖の赤潮は、植物プランクトン「ウログレナ・アメリカーナ」の大量発生が原因で、水が赤褐色になり、湖水が生臭くなるなどの影響が出る。
 湖国では78年に結成された「『びわ湖を守る粉石けん使用推進県民運動』県連絡会議」を中心に、住民たちが原因プランクトンの栄養源となる窒素やリンの削減に向けた「石けん運動」を展開。県も窒素やリンを規制する「琵琶湖富栄養化防止条例」を制定し、下水道網の整備を急ぐなど水質保全対策を進めてきた。琵琶湖に流入する窒素量は85年度は1日18トンだったが、15年度は14トンに減少。リンも1日1・2トンから0・6トンへ半減した。
 一方、赤潮と同様に植物プラントンの増殖が原因のアオコは16年度に44日間確認されており、昨夏には別の植物プランクトンが原因とみられる水道水のカビ臭も湖東地域で発生した。県琵琶湖政策課は「汚濁負荷は着実に改善しているが、地球規模の気候変動など大きな視点も含めて調査と研究、対策を進めていく」としている。

17/05/26

■琵琶湖のナマズから水銀、規制値の2倍 食物連鎖で濃縮(asahi.com)http://www.asahi.com/articles/ASK5V4472K5VPLBJ001.html
 琵琶湖の水生生物で食物連鎖の上位にいるナマズから、厚生労働省が定める暫定規制値を超える水銀が測定されたことが、福岡工業大や滋賀県立大などの研究でわかった。周辺の環境に存在する微量の水銀が食物連鎖で濃縮されていることが裏付けられた。
 千葉市で今月開かれた地球惑星科学連合大会で発表した。水銀のリスクはよく知られ、厚労省は魚介類中の暫定規制値を1キロあたり0・4ミリグラムとしている。規制値は湖の淡水魚も対象だ。チームは2011〜16年に琵琶湖を調査。湖水や周辺の大気中の水銀濃度はほかの地域と同レベルだった。中国から大気中を運ばれてきた水銀も含まれる可能性があるという。
 一方、魚の身ではアユで平均0・03ミリグラム、ホンモロコ同0・05ミリグラムなどと低かったが、小魚も餌にするニホンナマズやイワトコナマズは同0・42ミリグラムで規制値を超えた。体長1メートルを超えることもある琵琶湖の固有種ビワコオオナマズは同0・86ミリグラムとアユの30倍近く、規制値の2倍超の濃度だった。
 ビワコオオナマズは味がよくなくあまり食べられていないが、イワトコナマズなどはおいしいとされる。チームの永淵修・福岡工大客員教授は「生物濃縮によって肉食魚に高濃度の水銀が蓄積していることが改めてわかった。食べる機会は海水魚ほどないかもしれないが注意が必要だ」と話している。(竹野内崇宏)

■橋板文化 湖畔の原風景(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170525-OYTNT50269.html?from=ycont_top_txt
◇大津北部の住民ら 14基設置へ
 かつて琵琶湖の湖面に桟橋のように突き出して設置され、湖辺の生活に根付いていた「橋板」を再生する取り組みが、大津市北部で進められている。北比良、南比良、和邇地域の住民らでつくる「大津市北部 橋板文化を再生する会」(安孫子平次代表)が、許可を受けた14基を順次設置。27日には現地でイベントを開き、〈琵琶湖畔の原風景〉の継承を誓う。(川本修司)
 橋板は、沿岸数メートルの湖底に「また木」と呼ばれる支柱を固定し、木製板を渡して湖岸に突き出す形で設置。湖に面する各家庭がそれぞれ所有し、湖水をくみ上げたり、野菜などを洗ったりする際に利用してきた。高島市新旭町針江の「カバタ」と並ぶ湖国ならではの生活文化として知られる。
 一方、40年ほど前から上水道が普及していくにつれ、国の重要文化的景観に選ばれている同市マキノ町の湖岸沿いなどを除いて設置箇所が減少。現状に危機感を抱いた「水と文化研究会」(代表=嘉田由紀子・前知事)が、かつて数多くの橋板が設けられていた大津市北部の住民に呼びかけ、再生を目指すことになった。
 2015年8月に「再生する会」が発足し、16年3月、市を通じて県に河川法の占用許可を申請。何度も協議を重ねて今年3月、北比良4基、南比良6基、和邇4基の許可が下りた。
 許可された橋板は、長さ2メートルと3メートルの2種類。幅は35センチで、湖面から15センチ前後の高さに設計されている。材料の杉は近くの山林で伐採・加工し、住民らが手作りで順次、設置している。
 自宅前で許可を得た南比良の浜口喜三良さん(84)は「家の数だけ、橋板が湖にずらりと並んでいた頃の風景を思い出す」と感慨深い表情。「現代には、あってもなくてもいい代物かもしれないが、『湖辺の生活の文化として橋板を残さないと』という皆さんの気持ちがうれしかった」と喜んだ。
 「再生する会」は今後、周辺の幼稚園や小学校などの子どもたちに橋板の文化を伝える機会も設けていく。
 27日のイベントは午後1時から南比良の湖岸で開き、橋板伝承の思いを込めたオリジナル曲「橋板のひとり言(仮題)」を披露。嘉田前知事と安孫子代表、住民らを交えた「橋板談議」がある。一般参加も可能で、近くの南比良公民館で受け付ける。問い合わせは事務局の小坂育子さん(090・1241・7160)へ。

17/05/25

■びわ湖大津館 春のローズフェスタ(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0023789
=6月11日まで=
◇大津
 「びわ湖大津館 春のローズフェスタ」が6月11日まで、柳が崎湖畔公園びわ湖大津館(大津市)で開催されている。
 同館のローズガーデンは、今春、オールドローズを中心に150品種1000株を追加植栽し、園全体で300品種3000株のバラが咲く県内最大級のバラ園となった。
 期間中は、人気のミニバラやバラ鉢、季節の花苗などの販売、園芸スタッフが園内を案内するガーデンツアー(土日の午後1時、無料)、ミニハープの演奏会(27日、28日の午前11時・午後1時、無料)、プリザーブドフラワー教室(6月3日午前10時、3000円、要予約)、「父の日」企画の押し花のタンブラーづくり(6月10日午前10時〜午後4時の随時、800円)、お土産のミニバラ付きのバラ入門セミナー(6月11日午前11時、1000円、要予約)を開く。
 問い合わせはびわ湖大津館(TEL077―511―4187)まで。

■リフレッシュ工事、渋滞注意 東名阪・亀山IC−名二環・名古屋IC(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20170525/CK2017052502000015.html
 県警高速隊は、二十九日から始まる高速道路のリフレッシュ工事に伴う交通規制で渋滞が増えるとみて、渋滞最後尾に追突する事故への警戒を強めている。四日市市の東名阪自動車道下り線の御在所サービスエリア(SA)では二十四日、高速隊員らがドライバーに注意を呼び掛けた。
 工事は六月十日まで、名古屋第二環状自動車道の名古屋インターチェンジ(IC)−東名阪自動車道の亀山IC間の八十一キロで実施する。中日本高速道路(ネクスコ中日本)が路面のひび割れ補修や、標識の落下防止工事を行う。
 ネクスコ中日本によると、一部区間で車線を減らす交通規制があり、東名阪自動車道の名古屋西ジャンクション(JCT)−亀山IC間で最大十キロの渋滞が発生する見通し。最大所要時間は二時間以上を見込む。
 高速隊によると、二〇〇七年の高速道路で起きた人身事故は三百九件で、昨年は二百五十九件で減少傾向にあるが、追突事故の割合は64・4%から72・2%に上昇している。
 今年は二十三日までに人身事故は前年同期比十六件減の九十八件発生。八割超の八十二件が追突で、青木美清隊長は「ハザードランプで後続車に合図を出して」と話す。
 二十四日の啓発活動には、高速隊やネクスコ中日本の関係者ら約二十人が参加。休憩所に立ち寄ったドライバーに「急な進路変更をしない」と書かれたチラシを啓発品として手渡した。高速隊員らが折り紙で作ったお守りも配った。(大島宏一郎)

■ニゴロブナ 大きく育って(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170524-OYTNT50366.html
◇彦根・稲枝北小5年生が放流
 彦根市立稲枝北小の5年生12人が24日、地元の水田に、孵化して間もないニゴロブナの仔魚3万匹を放流した。琵琶湖岸の水田が、フナやコイなどの在来魚にとって貴重な生息場所であることを学ぶ環境学習の一環で、県湖東農業農村振興事務所や地元の愛西土地改良区などが協力した。
 かつて琵琶湖と湖岸の水田は水路でつながり、フナなどが産卵のために田んぼに遡上していた。しかし、ほ場整備が進み、湖と水田の水位に差ができるなどして、自由に行き来することが難しくなったという。
 児童たちは約1000平方メートルの水田に、21日に孵化した体長3〜5ミリの仔魚を「ニゴロブナ、大きくなってね」のかけ声に合わせて放流した。約1か月後には、2センチ前後に育った稚魚を捕まえ、今度は琵琶湖につながる水路に放すことにしている。また、放流後は地域で取り組んでいる魚道を整備した「魚のゆりかご水田」を見学した。
 滝優真君は「魚が自分で遡上してくるのがすごいと思った。放流したフナが大きくなるのが楽しみ」と話していた。

■「うみのこ」後継船建造開始 来春就航へ名称募集(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASK5M4W6NK5MPTJB00H.html
岡本洋太郎
 県の学習船「うみのこ」の後継新船の建造が始まった。新船は水中カメラなどの最新機器を新たに備え、船内でできる学習内容の充実も目指している。県教育委員会は、新船の名称を募集している。
 うみのこは1983年の就航。琵琶湖を舞台にした体験学習に県内の小学5年生が利用し、約52万人が乗船した。船体の老朽化が進んだことから、県教委は12月の進水、来年5月の学習航海開始を目指して、新船の建造を進めている。
 広島県江田島市の造船会社で昨年12月、船のブロックの製造が始まった。ブロックは順次、大津市の杢兵衛造船所のドックに運ばれており、5月の連休明けから船体が組み立てられているという。
 新船は、長さ65メートル、幅...

■3000株のバラ、見ごろ(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASK5S36JPK5SPTJB002.html
石川友恵
 大津市柳が崎のびわ湖大津館にあるイングリッシュガーデンで、3千株のバラが満開となっている。
 約5900平方メートルの敷地内には、約300種のバラが赤や黄、白、紫色など色鮮やかに咲き、ほのかな優しい香りを放っている。一緒に訪れた小泉瑞香さん(73)と森本逸美さん(77)=ともに大津市=は「様々なバラがあって、とてもきれい。香りに癒やされる」と話していた。
 ガーデンでは「春のローズフェスタ」を6月11日まで開催中。5月末ごろまで、咲き誇ったバラを楽しめるという。入園料は高校生以上320円など。問い合わせはびわ湖大津館(077・511・4187)へ。(石川友恵)

17/05/24

■ガソリン価格 5週連続↓ 来週以降は→で推移か(テレ朝NEWS)http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000101481.html
 レギュラーガソリンの全国平均価格が5週連続で値下がりしました。
 資源エネルギー庁が発表した22日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は1リットルあたり132円20銭で、前の週に比べて50銭、値下がりしました。石油元売り各社が卸売価格を下げ、それが小売価格にも波及した形です。石油情報センターは来週以降のガソリン価格について、原油価格は上昇しているものの、卸売価格の値下げが小売価格に十分に反映されていないため、横ばい圏で推移するとみています。

■レギュラーガソリン、5週連続の値下がり…前週比0.5円安の132.2円(Responce)https://response.jp/article/2017/05/24/295169.html
資源エネルギー庁が5月24日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、5月22日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は、前週の調査から0.5円値下がりし132.2円となった。レギュラーガソリンの値下がりは5週連続。
地域別では中国で1.1円、中部と東北で0.6円、関東と九州・沖縄で0.5円、近畿と四国で0.3円値下がり。北海道は前週と同価格だった。
ハイオクガソリンは前週比0.5円安の143.0円、軽油は0.3円安の111.2円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、5月24日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は122.8円/リットル(前週比−1.3円)、ハイオクは132.3円/リットル(−2.3円)、軽油は99.4円/リットル(+0.1円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■琵琶湖浜大津港で「うまいものフェスタ」近江牛・湖魚など(びわ湖大津経済新聞)https://biwako-otsu.keizai.biz/headline/1221/
浜大津港エリアで5月27日、キリンビール主催の「滋賀づくり うまいものフェスタ」が開催される。
滋賀づくりうまいものフェスタ詳細
滋賀県民にもっと地元を知り、誇りに思ってもらうことを目的とし、滋賀県産麦芽を使用した「キリン一番搾り滋賀づくり」と、滋賀県の地産地消の特産品が味わえる。
会場には近江牛コロッケ、鮎の塩焼き、湖魚の唐揚げ、ビワマスの燻製などの屋台が軒を連ねる。
特設ステージではe-radioのパーソナリティ井上麻子さんと滋賀に住みます芸人ファミリーレストランによる公開生放送や、滋賀県出身アーチストSwimyのライブを展開。
開催時間は11時〜17時。入場無料。雨天開催。

■GW 船舶事故、突風発生で10件増 山岳遭難は前年並み 県警まとめ(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170524/ddl/k25/040/433000c
 県警はゴールデンウイーク中(4月29日〜5月7日の9日間)に県内で起きた船舶事故と山岳遭難の発生件数をまとめた。船舶事故は4月29日に琵琶湖で突風が発生したこともあって14件31人に上り、前年(4月29日〜5月8日の10日間)より10件25人増えた。山岳遭難は2件3人で前年の2件4人とほぼ同じだった。
 県警によると、船舶事故14件のうち9件は突風が起きた4月29日の午後1〜2時に集中。大津市南小松では午後1時20分には3・8メートルだった瞬間最大風速が20分後に18・3メートルに達したという。彦根地方気象台によると、当日朝の時点で注意報は発令されておらず、「注意報が出ていない時も、気象庁のホームページに出ている気象情報をこまめに確認してほしい」と呼び掛けている。
 山岳遭難は昨年、1年間で70件110人と記録がある1967年以降最多だった。今年は5月18日現在で24件29人(昨年同期比5件6人増)と増加傾向にあり、登山届を提出していたのは2件(同1減)だけだった。県警地域課の担当者は「体力、実力に応じた登山計画を立て、遭難を念頭に事前準備を念入りに行い、登山届も必ず出してほしい」と話している。【小西雄介】

■外来魚釣り上げ名人、今年度から通年化 滋賀県、条件緩和 参加幅広く(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/170524/rgn1705240035-n1.html
 琵琶湖の生態系に悪影響をもたらす外来魚を駆除するため、県は釣った外来魚の量に応じて段位を認定する「外来魚釣り上げ名人事業」を今年度から通年化する。期間限定で試験実施した昨年度に目標の3倍以上の成果を上げたことを受け、本格実施を決定。参加者の意見を踏まえ、今年度は初段の条件を緩和するなどしてより幅広い人に参加してもらう考えだ。
 事業では、登録者が琵琶湖で釣り上げた外来魚の種類や重さを報告書に記入し、毎月県へ提出。年度内に釣った外来魚の重さで段位が認定され、認定証が交付される。
 昨年度は5〜12月に実施し、56人12団体が参加。釣り上げた外来魚の総重量は約3・7トンで、目標の1トンを大きく上回った。参加者へのアンケートでは「漠然とした釣りに目標ができるのが良い」などとおおむね好評だった一方で、「個人と団体で認定基準がちがうのは不公平」などの指摘も上がった。
 今年度はこうした意見を踏まえ、個人と団体の認定基準を統一。また、初心者や子供たちなど幅広い人に参加してもらおうと、初段認定の基準を30キロ以上から10キロ以上に引き下げた。一方、460キロを超えたら名人に認定。3年連続で名人になると殿堂入りし、知事から感謝状が贈られる。
 琵琶湖をめぐっては、近年ブラックバスやブルーギルなどの外来魚が繁殖。ホンモロコなどの固有種を脅かしていたことから、県が平成15年度に湖岸に釣った外来魚を入れる回収ボックスや回収いけすを設置している。
 県琵琶湖政策課によると、設置翌年の16年度には計40・4トンの外来魚が回収されたが、近年は外来魚の生息数の減少などに伴い、回収量も減少傾向にある。ただ、事業を実施した昨年度は18・6トンで、27年度から4トン以上増加した。
 同課は「事業をきっかけに外来魚の問題に関心を持った人も多いと思う。継続することで多くの外来魚を釣り上げていただき、さらなる駆除を進めていきたい」としている。
 事業への登録方法は、郵送や電話、メールなどで受け付ける。問い合わせは、同課(電)077・528・3485。

■琵琶湖「外来魚釣り名人」認定を通年化(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170524/CK2017052402000013.html
 琵琶湖の外来魚駆除を目指し、釣り上げた総重量に応じて段位を認定する「外来魚釣り上げ名人事業」について、県は本年度から通年化した。昨年度、八カ月間実施して話題を呼び、釣り人が差し出す回収量が増えた。期間延長により、県は事業のさらなる充実を図る考えだ。
 名人事業は、釣り上げたブラックバスやブルーギルなどの重さを毎月県に自己申告してもらい、総重量に応じて初段から名人までの十階級に分けて認定証を授与する仕組み。
 二〇一六年度は昨年五〜十二月末の期間、個人、団体の二部門に計百四十人が参加し、外来魚計三・七トンを釣り上げた。合計三百キロ以上の釣果で認定される名人は五人誕生し、最高記録は五百七十キロだったという。
 県によると、一六年度の事業目標に掲げた一トンを達成しただけでなく、琵琶湖岸にある外来魚専用の回収ボックスの回収量は一般の釣り人も含め一八・六トンとなり、一五年度の一四・四トンから三割近く増加した。
 本年度は通年化に合わせ、個人と団体の区分をなくした。名人の基準を四百六十キロ以上に引き上げ、三年連続で名人になれば「殿堂入り」とする制度も設けた。初段の基準を三十キロ以上から十キロ以上に下げ、初心者も参加しやすいようにした。
 県琵琶湖政策課の担当者は「制度を見直し、たくさんの人に参加してもらい、駆除が増えるようにした。ぜひ名人を目指してほしい」と呼び掛けている。参加は無料だが、登録が必要。(問)同課=077(528)3485(成田嵩憲)

17/05/23

■ニゴロブナ 田んぼで大きくな〜れ 彦根・城陽小が放流(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170523/ddl/k25/040/511000c
 彦根市甘呂町の田んぼで、近くの市立城陽小学校の5年生45人が、琵琶湖の固有種でふなずしの材料になるニゴロブナの仔魚(しぎょ)6万5000匹を放流した。
 「田んぼでニゴロブナを育てよう」という環境教育の一環。ニゴロブナはかつて琵琶湖と田んぼが行き来しやすかった時代、水温が高くプランクトンも多い田んぼを産卵場所としていた。田んぼが稲作だけでなく在...

■解剖したけど…胃は空っぽ 捕獲のアリゲーターガー(ChunichiWeb愛知)http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20170523/CK2017052302000052.html
 名古屋城の外堀で捕獲された北米原産の大型肉食魚「アリゲーターガー」は二十二日、生態調査のために名城大天白キャンパス(名古屋市天白区)で解剖された。
 この日、保管先のなごや生物多様性センター(同区)から名城大理工学部に引き渡され、谷口義則准教授(魚類生態学)が解剖した。
 谷口准教授によると、アリゲーターガーは体長一三八・六センチ、体重一九・三キロの雄。胃の中は空で、捕獲されるまでの二十四時間ほどは何も食べていなかった。目撃情報や体長、精巣の状態から五〜十歳ぐらいで、まだ繁殖できるまでには成長していなかったとみられる。
 今後、ウロコを使って正確な年齢を調べる。また、展示に向けて県内の水族館と協議を進めているという。
 谷口准教授は「アリゲーターガーは数週間から数カ月食べなくても生きていける。堀の中ではブルーギルなどを食べて、悪くない環境で生息していたのではないか」と話した。(中山梓)

■湖国は江戸期から観光地 彦根で絵図や古文書展示(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170523/CK2017052302000010.html
 江戸時代の琵琶湖と湖岸沿いの生活を描いた絵図や古文書を展示する「江戸時代、近江の湖辺(うみべ)の暮らし」が、彦根市馬場の滋賀大経済学部付属史料館で開かれている。現在の彦根、米原、長浜市にあった港の特徴や、観光資源として多くの人が訪れた琵琶湖の歴史に触れることができる。6月9日まで。
 琵琶湖は江戸時代、日本海側と京都、大坂を結ぶ物流の要衝だった。幕府は大津周辺の船持ちを「大津百艘船(ひゃくそうぶね)」と名付けて特権を与え、湖上の水運を独占させていた。一方で、彦根藩は例外として扱われ、松原(彦根市)、米原、長浜に「彦根三湊(さんそう)」と呼ばれる港を藩独自で整備、周辺の水運を担った。
 会場には、当時は琵琶湖の内湖に面していた松原、米原の古地図や、漁民と藩の間で起きたトラブルを記した資料など十九点が並ぶ。
 当時の観光マップと考えられる資料もある。江戸末期の一八五六年に刊行された「湖水浦廻(めぐ)り名所・寺社便覧図蹟(ずせき)」(横九十一センチ、縦約百四十四センチ)では、絵図の中心に琵琶湖を配し、近江国の宿場町や街道、史跡を詳細に描いている。彦根城や膳所城、多賀大社などが記され、江戸時代から既に観光地として確立していたことをうかがわせる。
 史料館の青柳周一館長は「江戸時代は余暇が生まれた時代。近江は多くの人に遊興目的で向かう場所として、興味、関心を持たれていたことが分かる」と解説する。
 二十六日と六月一、八、九日の午後零時半からは、青柳館長によるギャラリートークがある。土、日曜休館。(山村俊輔)

■プレミアムフライデー、水陸両用観光バス半額に(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASK5B451DK5BPTJB008.html
田中昭宏
 琵琶湖と長浜市内の観光地で水陸両用観光バスを運行する旅行会社「ティアンドティ・コーポレーション」(長浜市)は26日から、毎月最終金曜日のプレミアムフライデーに料金を半額にする。地元や近隣からも観光に訪れてもらうことを狙う。
 水陸両用観光バスは同市南呉服町の「お旅所駐車場」発着。市内をめぐった後、長浜港から琵琶湖に入る。ガイドも乗り込む約45分の周遊ツアーだ。3〜11月、毎日午前9時〜午後5時発の7便が運行されている。
 通常、中学生以上2800円、3歳から小学生1800円、幼児500円(いずれも税込み)だが、プレミアムフライデーには市民は全便、市外の人は午後2時半から午後5時までに出発する3便が半額になる。問い合わせは同社観光事業部(0749・53・2255)へ。
 プレミアムフライデーは政府と経済界が毎月末の金曜日に午後3時に仕事を終えるよう提唱している。(田中昭宏)

17/05/22

■名古屋のワニ魚、胃は空 外堀で捕獲、推定5〜10歳(産経ニュース)http://www.sankei.com/photo/daily/news/170522/dly1705220031-n1.html
 名古屋市中区の名古屋城の外堀で捕獲された北米原産の外来肉食魚「アリゲーターガー」を解剖した結果、胃の中は空だったことが22日、分かった。解剖した谷口義則名城大准教授(生態学)は「何を食べたか明らかにならなかったのは残念だが、外来魚のデータの蓄積になる」と意義を強調した。
 アリゲーターガーは、体長約1.4メートル、体重19.3キロの雄。精巣の大きさなどから5〜10歳と推定される。
 ガーのような大型魚は代謝が低く、数週間〜1カ月程度は餌を食べないこともあるという。精巣の状態から外堀で繁殖した可能性は低いとみられるが、谷口准教授は「捕獲が遅れれば、リスクは高まった」としている。堀ではもう1匹が生息しているとみられている。

■琵琶湖から魚のゆりかごへ魚道 滋賀で設置(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170522000174
 滋賀県の「魚のゆりかご水田」プロジェクトを進める長浜市早崎町で22日、地元住民が水田にフナやコイなどが入りやすくする手作りの魚道を設置した。
 田んぼが琵琶湖の魚の産卵場所になっていたかつての姿を取り戻そうと、ゆりかご水田は昨年3月末までに県内27地域、約127ヘクタールに広がった。県は国連食糧農業機関(FAO)が推進する「世界農業遺産」の認定を目指している。
 この日は湖岸から約300メートルで住民8人が4基を取り付け、すでに設置した5基と合わせ、計2・3ヘクタールの水田で導入した。魚道は長さ約90センチ、幅と深さ約15センチの木製で、田の排水管に接続するタイプ。角度が調節でき、排水路の水位が低くても田まで段差なしでつながり、魚が上がりやすいよう工夫したという。
 考案した農業中村?彦さん(75)は「湖魚が少しでも多く上がってきてくれたら」と期待している。

■丸干し材料、対策急げ 熊野灘のサンマ、今季漁獲ゼロ(ChunichiWeb三重)http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20170522/CK2017052202000005.html
 今月末までとなっている熊野灘のサンマ漁が、今季は漁獲ゼロのまま幕を閉じようとしている。特産品として全国的に有名な丸干しの材料に他県産を使う業者も現れる中、地元産にこだわって今季の生産を取りやめた業者もおり、熊野産サンマの行く末に不安の声が上がっている。
 市中心商店街で今年一月にあった「熊野きのもとさんま祭り」。遠方からの観光バスが連なるなど続々と客が訪れたが、振る舞われた丸干しは宮城産だった。二〇一二年に始まった同イベントで他県産が用いられるのは初めてだった。
 「開催そのものをどうしようかという声もあった」(主催団体の熊野商工会議所の職員)が、年々注目が高まり去年は六千人も来たとあって、催事は工夫をしながら決行された。ただ「次も不漁ならどうなるか」と、この職員は不安を漏らす。
 熊野漁協によると、サンマの水揚げは減少傾向。二〇〇二〜〇八年度までの七年間は、〇四年度を除き千トンを超える水揚げがあったが、〇九年度以降は千トンを切っている。一三〜一五年度は激減し、二百〜三百トンで推移した。
 熊野灘のサンマは、太平洋を北海道沖から南下する中で程よく脂が抜け、身が引き締まっているのが特徴だ。夜明け前の空腹状態の群れを取り、塩漬けして洗ってから干す。絶妙な塩加減とほろ苦さが人気の秘密のようで、地元だけでなく全国から引き合いがある。
 それだけに地元の関連業者は頭を抱える。通信販売のほか、県外の百貨店などに販売する浜峰商店(遊木町)はきっぱりと今季を諦めた。「熊野産以外のサンマは一匹たりとも絶対に使わない」というのが浜口克茂社長(65)の強い思いだ。
 数千万円の売り上げ減となったが、「お客さんたちは熊野産サンマの味を知っとる。楽しみに待っとる。他県産を送ったところで『おいしないな』と言われるだけ」と“熊野ブランド”の自負心をのぞかせる。予約客らにはわび状を送った。
 一方で別の手立てを考える業者もいる。はじ丸水産(二木島町)は四年前から千葉、長崎の両県産を代用にしてきた。西川武志社長(32)は、その理由を「うちは卸が中心。取引先から丸干しを年中確保できないかと言われたので」と説明する。
 西川社長自身、熊野産サンマを「脂の抜け具合がベスト。千葉産だとやや脂が入る」と評価する。それでも「柔軟に考えないと丸干しという食文化そのものが熊野から消えてしまう。県産にこだわりすぎてもいけないのでは」と懸念を示す。
 熊野商議所水産部会長も務める川口商店(磯崎町)の川口竜哉社長(49)は「またサンマが来ると楽観している人もいるが、次の冬に来なかったらどうなるか」と危機感を口にし、何らかの対策が急務だとしている。(福永保典)

■釣り人は鳥にも優しく!山梨県で恒例ボランティア テグスなど拾う(SponichiAnnex)http://www.sponichi.co.jp/society/yomimono/fishing_news/kiji/20170522s000933D2196000c.html
 【釣りバッカ天国】釣り人としての罪滅ぼし?…バードウイーク(愛鳥週間)にちなんだ恒例「テグス拾いの会」に今年も参加した。NPO法人バーブレスフック普及協会が日本鳥類保護連盟と連携した「協働事業」の一環で、清掃場所は山梨県小菅村の小菅トラウトガーデン。釣りバッカ野郎たちの汗と涙のボランティアぶりをリポート。 (スポニチAPC 若林茂)
 天気に合わせたような進行だった。釣り場の定休日(木曜)ということで設定した18日の予報は「大気が不安定、午後は各地で雷雨」と厳しかった。午前9時、小菅トラウトガーデンに集合したのはバーブレスフック普及協会の有志ら11人。分担エリアを決め、まずは正午までの予定で清掃を開始した。
 管理釣り場を対象としたのは今回が初めて。池の南側、木の枝から垂れ下がったフライ付きのテグスは小鳥が誤飲すれば大惨事。同普及協会の吉田俊彦代表理事は高枝バサミを手に、それこそ“ウの目、タカの目”だ。潮干狩り用のクマデを使う会員の「取り放題や!」は悪い冗談。万年副代表の筆者は取材を理由に「見て見ぬふり」も、会場選定の責任もあって終始ヒヤヒヤだった。
 今回は釣具メーカー・サイドからの初参加もあった。(株)モーリスの岡田祐一郎・営業企画部員で、なんと虫メガネでバリバス製品を発見したのか「よく売れるはずです」は悲しくも素直な感想。
 正午前、収集した多くのテグスやフライ、ルアー、連結具などを鳥類保護連盟に報告するために分類し集計。このときを待っていたように降りだした雨の中、今年の“戦利品”を前にして記念撮影してイベントを終了した。
 クラブハウスでのランチタイム中はザーザー、ゴロゴロの大雷雨も、1時間でぴたりとやんで、見る見る満天の青空に。
 魚影の濃さは日本一と定評のポンドで、ご褒美のフリー・フィッシングに興じる釣りバッカの面々。どの顔も「行いがイイから…」と輝いていた。
 ▼釣況 小菅トラウトガーデン=(電)0428(78)0188。1日券4300円、半日券3300円。木曜定休

17/05/21

■琵琶湖岸に「周航の歌」歌碑 誕生100周年記念(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170521000061
 「琵琶湖周航の歌」が今年で誕生100周年を迎えるのを記念し、滋賀県長浜市の団体や住民有志でつくる実行委員会が豊公園(同市公園町)の湖岸に設置を進めている歌碑の除幕式が6月25日に現地である。式には、歌を広めた歌手の加藤登紀子さんを招く。
 設置は、同歌の歌詞に登場する「長浜」の地名がある長浜港周辺に歌碑がない−として、「ながはま琵琶湖周航の歌100周年記念事業実行委員会」が企画した。
 ガラス製で、高さと奥行きが各40センチ、幅2・4メートル、重さ700キロ。座って湖面を眺めるベンチ型モニュメントで、琵琶湖の波をイメージした形。中央部側面に「長浜」の地名が出てくる3番の歌詞が刻まれる。
 当日はこのほか、長浜港一帯で、歌を題材にした朗読劇が披露されるステージイベントや、船内でジャズ演奏を楽しむクルーズ(有料)がある。問い合わせは実行委の松本さん携帯電話090(1898)1919。

■ファイル 今年初の光化学スモッグ注意報(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170521/ddl/k25/040/305000c
 県は20日、守山、野洲、大津、草津、栗東の5市全域に光化学スモッグ注意報を発令した。同注意報の発令は今年初。

■真夏日 暑っ 今年初30度超え 大津・東近江(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170521/ddl/k25/040/300000c
 県内は20日、高気圧に覆われて気温が上昇し、大津市と東近江市では県内で今年初めて30度を超える真夏日となった。7月中旬の暑さという。この暑さは週明けまで続きそう。
 彦根地方気象台によると、大津30.7度▽東近江30.4度▽土山(甲賀市)29.7度▽長浜29.3度▽今津(高島市)29.1度など全9観測地点で、今年の最高気温を更新した。
 東近江市の中心部では、クラブ活動を終えた女子高生らが、アイスクリームを口にしたり、タオルを日傘代わりにしたりして下校。県立八日市高ソフトテニス部2年の恩地輝さん(16)は「練習中は、汗があふれ出て止まらなかった。あすも暑いそうなので体調管理には気を付けたい」と話していた。【小西雄介、金子裕次郎】

■オーナーが田植え体験=栗見出在家魚のゆりかご水田協議会=(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0023764
◇東近江
 栗見出在家魚のゆりかご水田協議会が実施する水田オーナーの田植え体験が14日、東近江市栗見出在家町の水田で行われた。
企業・学生・親子110人
10年で募集区画も増加
 琵琶湖から田んぼに魚が遡上する魚道を設置するなど、魚の住むことができる安心・安全な田んぼで作った米「魚のゆりかご水田米」に取り組んでいる同協議会が、体験を通じて自然環境を知ってもらおうと毎年開催している。
 今年は協議会が立ち上がって10周年で、魚道の魚を観察する生き物学習や、小学校への環境教育出前講座など、積極的な環境保全活動の成果もあり、募集区画の規模も増えつつある。
 この日は、企業や民間団体、学生、ファミリーなどのオーナーをはじめ、地元の子どもたちも合わせた約110人が参加。絶好の天気に恵まれ、琵琶湖からの風を感じながら、田植えに汗を流した。作業終了後は釜焚きのご飯と琵琶湖産シジミの味噌汁が振る舞われ、大自然の味を存分に堪能した。
 オーナーで環境保全活動にも取り組んでいる積水化学工業株式会社栗東工場では、魚道の部材を提供するなどしてプロジェクトに協働しており、新人研修の一環としてこの体験を取り入れている。社員の數見俊樹さん(22)は「とっても疲れた。田植えの現場は初めてで、参加しないと分からないことがたくさんあって勉強になりました。ご飯も美味しい」と清々しい笑顔を見せた。

■バラ色の真夏日(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170520-OYTNT50162.html
◇大津30・7度
 高気圧に覆われ、全国的に気温が上昇した20日、県内でも大津市で30.7度、東近江市で30.4度を記録し、今年初の真夏日となった。彦根地方気象台によると、各地で7月上旬から下旬並みの暑さとなり、県内9か所全ての観測地点で今年の最高気温を記録した。21日も暑さが続くといい、熱中症に注意するよう呼び掛けている。
 300種3000株のバラが植えられた大津市柳が崎のびわ湖大津館イングリッシュガーデンでは、「春のローズフェスタ」(6月11日まで)が開かれており、汗ばむ陽気の中、多くの人が赤、白、黄など色とりどりのバラを楽しんだ=写真=。
 昨春より150種1000株増やしたという園内は「皇室」「音楽家」「俳優・女優」など七つのゾーンに分けられており、それぞれにちなんだ花が観賞できる。家族5人で訪れた甲賀市の団体職員・前野綾那さん(25)は「甘い香りが漂っていて、花もきれい。ただ、今日はちょっと暑いですね」と話していた。
 期間中はミニハープとフルートの演奏会(27、28日)や押し花のタンブラー作り(6月10日)、バラの育て方の入門セミナー(同11日)などが開かれる。
 午前9時〜午後6時。高校生以上320円、小中学生と65歳以上160円。問い合わせは同館(077・511・4187)へ。

17/05/20

■滋賀も熱気、琵琶湖岸で涼 県内2地点で30度超える(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170520000133
 好天に恵まれた滋賀県は20日、大津など県内2地点で今年初の真夏日となった。照り付ける日差しの下、琵琶湖岸では多くの人が釣りを楽しんだ。
 この日、大津市では午後4時25分に30・7度、東近江市では同3時に30・4度と、7月中旬並みの暑さを記録した。彦根地方気象台によると四国沖の高気圧に本州が覆われたためで、22日ごろまで夏の暑さが続きそうという。
 大津市打出浜からにおの浜一帯の湖岸では木陰で涼んだり、コアユを狙ったりして週末のレジャーを楽しむ人たちが見られた。水着姿で、子ども2人と釣りに訪れた京都市山科区の自営業児島太朗さん(39)は「家族サービスも日焼けもできて最高です」と笑顔を浮かべた。

■稚魚まで食べるブラックバスの駆除も“リバウンド現象”で稚魚が急増 新たな対応を模索 琵琶湖(産経ニュースWEST)http://www.sankei.com/west/news/180520/wst1805200001-n1.html
 強い繁殖力から琵琶湖の生態系を脅かす外来魚のブラックバスの成魚を一部水域で駆除したところ、ブラックバスの稚魚が急増したことが、滋賀県水産試験場の調査で分かった。他の魚だけでなく、ブラックバスの稚魚まで食べてしまう成魚という“天敵”の減少が稚魚の繁殖を招いているとみられる。県はこれまで成魚を中心に駆除を進めてきたが、繁殖を防ぐには稚魚ごと駆除する必要があるとして対策を研究している。
 同試験場は、琵琶湖の外来魚駆除のモデル水域としている内湖の曽根沼(同県彦根市)で、平成20年から大規模な駆除作戦を実施した。電気ショッカーボートという装置で水中に電流を流して一時的に魚をしびれさせ、捕獲する仕組みで、モデル水域内では成魚の生息数が減少。1時間あたりの捕獲数は23年度に6・75匹だったのが、25年度には3・06匹とほぼ半減。27年度には0・52匹とほとんどいなくなった。
 ところが、同時期に小型定置網で捕獲される稚魚の数は急増。1日あたりの捕獲数でみると、23年度に1・39匹だったのに対し、25年度には26・72匹と約19倍になった。
 原因について調べるため、別の飼育池でブラックバスが好む琵琶湖固有種のホンモロコなどを入れず、ブラックバスの成魚と稚魚を入れて飼育実験したところ、成魚が稚魚を食べていたことが判明。成魚が減ることによって稚魚が増える“皮肉な現象”が起きている可能性があることが分かった。
 ブラックバスはその強い生命力からホンモロコなどの在来種を好んで捕食する。県は生態系を守るため、モデル水域以外でも電気ショッカーボートなどを使って駆除を行っているが、電気ショックは成魚に一定の効果のあるものの、体の小さい稚魚には効きにくい。また並行して進める網での捕獲では、稚魚が網の目をすり抜けてしまうことが多く、決定打になっていないのが実情だ。
 県は今春から対策の研究を本格化しており、湖内にブラックバスのための産卵場をつくり、産み付けられた卵を取り除いてしまうことで稚魚になる前に駆除する試みも検討している。県の担当者は「リバウンド現象が起きた」と指摘した上で、「放置していては外来魚は増える一方で、在来魚を守るために駆除は不可欠。稚魚ごと駆除できる方法を模索している」と話している。

■ファイル 28日に大津で琵琶湖の講演会(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170520/ddl/k25/040/618000c
 28日午後2時〜4時半、大津市浜大津4、市ふれあいプラザ大会議室で「第6回市民文化講座」が開かれる。藤岡康弘・元県水産試験場長が「琵琶湖の価値と生物多様性」について語る。資料代300円。問い合わせは主催の滋賀文化懇話会の中江さん(090・2389・3634)。

■琵琶湖周航の歌 誕生100年 来月25日に歌碑除幕式 ゲストに加藤登紀子さん 長浜(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170520/ddl/k25/040/609000c
 「ながはま琵琶湖周航の歌100周年記念事業実行委員会」(岸本一郎会長)は19日、長浜市の豊公園に建立する歌碑の除幕式と記念イベントについて発表した。いずれも6月25日に実施する。
 歌碑は高さ40センチ、長さ2・4メートルのガラス製で、園内の「太閤井戸」近くの浜辺に設置。歌詞に出てくる「長浜」に歌碑がないことから、市民有志が昨年から設置に向けた募金活動を続け、今年1月に地元の経済団体などで構成する実行委が活動を引き継いだ。除幕式は午後5時20分から、歌手の加藤登紀子さんが特別ゲストとして参加する。
音楽船も運航
 記念イベントは「琵琶湖周航の歌」にちなみ、長浜港から出航する音楽船(全4便、定員各100人)でライブを繰り広げる。第1便「ポップス・ライブ号」(午前9時半〜11時15分)は、県内で活躍する音楽ユニット「ゆみ&匠龍門」と「谷口周作&佐々木宏」が出演し、参加費1500円(琵琶湖周航の歌オリジナルCD付き)▽第2便「ジャズ・ライブ号」(午前11時35分〜午後0時50分)は長浜市在住のジャズ歌手、木原鮎子さん出演で参加費2000円▽第3便「もえりーぬのびわこ・うみのこ・レッツラ号」(午後1時20分〜2時20分)は、親子対象のショーでアイドルタレント、もえりーぬさんが出演し参加費1000円▽第4便「ドレミファGO!ゴー!号」(午後2時40分〜3時55分)は長浜市内のハンドベルやコーラス団体が出演し、参加費1000円。
 当日は長浜港近くのセミナー&カルチャーセンター「臨湖」でも朗読劇や剣舞、音楽イベントがある。
 実行委によると、歌碑制作と記念イベントにかかる費用は計約830万円で、5月11日現在の募金額は約415万円。実行委は今後、企業などに募金を呼びかけるほか、クラウドファンディングで資金を調達したいとしている。問い合わせは長浜観光協会(0749・65・6521)。【若本和夫】

■大きくなってね!=園児がホンモロコ24万尾を放流=(滋賀報知新聞ネット版)http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0023753
◇東近江
 琵琶湖固有種のホンモロコが再びたくさん生息できるようにと、八宮保育園(東近江市小川町)の4、5歳児約50人が15日、卵からふ化したばかりのホンモロコのふ化仔魚24万尾を、近くの水田に放流した。
 同町の農家の薗博さん、山川徹さん、長谷川茂男さん、小嶋増美さんの4人と小川営農組合が、水田を活用した種苗生産の一環と、地域の環境保全や河川の環境浄化を子どもたちに知ってもらおうと2012年から始め、今回で4回目。
 今までニゴロブナのふ化仔魚を放流してきたが、2000年前後に漁獲量が急減したホンモロコを増やそうと、琵琶湖栽培漁業センターと県水産試験場の協力のもと今回はじめてホンモロコの放流を実施した。
 2〜4ミリメートルのふ化仔魚を見て「ちっちゃい」「大きくなるの?」のと見入る園児らに薗さんは、地域の環境とふ化仔魚の説明をしながら、同園卒園児が過去に放流し、大きく成長した約25センチメートルのニゴロブナを見せ、園児たちもびっくり。
 バケツに入ったたくさんの仔魚を「大きくなってくださいね!」と成長を願って声を掛け、水田に放流した。
 水田の水抜きが行われる6月中下旬には大きく育ったホンモロコを、伊庭内湖や琵琶湖に通じる大同川に再び放流する。
 また、県内水面漁場管理委員会は、伊庭町を流れる瓜生川の目崎橋下流端から大橋上流端までの伊庭内湖周辺を、5月31日まで禁漁としている。

■船上コンサートの「音楽便」4便運航 6月の長浜歌碑除幕(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170520/CK2017052002000027.html
 琵琶湖周航の歌の誕生百周年に合わせ、長浜市の豊公園に歌碑の建立を目指す実行委員会は十九日、公園内で六月二十五日に開く除幕式と記念行事の概要を発表した。琵琶湖の船上でコンサートを開く「音楽船」は計四便あり、今月二十日からチケットを販売する。
 琵琶湖汽船の「megumi」を借り切って開く音楽船は午前九時半から午後二時四十分にかけ、長浜港から各一時間〜一時間半ほどクルーズ。船上コンサートでは、同市余呉町のジャズ歌手木原鮎子さんやポップスのライブなど、市内外のプロとアマが出演する。
 豊公園にある太閤井戸そばに置く歌碑の除幕式は午後五時二十分からあり、歌手加藤登紀子さんも参加する。長浜港にあるセミナー&カルチャーセンター臨湖では、琵琶湖周航の歌にちなんで創作した恋愛ものの朗読劇「うみのうた」などの舞台行事を開催。物販や飲食など約二十店のマルシェも用意する。
 ガラス製の歌碑建立と記念行事の事業費は八百三十万円で、当初の見込みより膨らんだ。賄うための協賛金は半額ほどにとどまっており、実行委は今月二十四日から、インターネットで寄付を募るクラウドファンディングを始める。
 岸本一郎実行委員長(長浜観光協会長)は「長浜らしい記念碑を作って盛り上げるために、残りの期間で企業などにも寄付をお願いして回りたい」と話している。
 音楽船の定員は各百人。参加費は千〜二千円で、いずれもマルシェで使える三百円分のクーポンが付く。臨湖とつるやパン本店、イケダ光音堂で扱う。(問)実行委の松本さん=090(1898)1919(鈴木智重)

■稚アユ不漁にやきもき…値段高騰、成長遅れも(YomiuriOnLine岐阜)http://www.yomiuri.co.jp/local/gifu/news/20170522-OYTNT50016.html
供給元・琵琶湖で
 本格的なアユ釣りシーズンを前に、県内河川で稚アユの放流が盛んだが、稚アユの半分近くを頼る琵琶湖(滋賀県)のアユが今年、記録的な不漁に陥っている。稚アユの成長も遅れており、友釣り解禁までに例年並みの大きさに育つかどうか、漁協関係者は気をもんでいる。(伊藤幸典)
 「利き鮎会」でおいしさ日本一に輝いたこともあるアユ釣りの名所、下呂市の馬瀬川上流では来月1〜8日、7月1日の友釣り解禁に向け、稚アユ約5トンを放流する。馬瀬川上流漁協によると7割が琵琶湖産、3割が美濃市の県魚苗センター産。琵琶湖産は県産に比べ割高だが、縄張り意識が強い。おとりアユへの体当たりが激しいため仕掛けにかかりやすく、釣り人に人気が高いという。
 不漁の影響で稚アユの調達が心配されたものの、昨年並みの量を養殖業者に予約することができたという。ただ、今年はサイズが小さい。同漁協によると、昨年は1匹約12グラムあったのが、今年は8〜10グラムになりそうだ。同漁協の上田利章参事は「例年は解禁日には体長16〜17センチに成長するが、今季は15センチぐらいにとどまる恐れがある」と心配する。
 琵琶湖産の稚アユは今季、不漁の影響で1キロ当たり3000〜4000円程度と、150円値上がりし、同漁協の稚アユ購入費は50万円以上増える。上田参事は「規模の小さな漁協にとって痛い。琵琶湖の不漁が続き、値上がりが続くようだと、県産への切り替え、遊漁料の値上げを検討しなければならない」と話す。
 県水産振興室によると、県内では年間約120トンの稚アユが放流される。このうち約60トンが県魚苗センター産で、残りのほとんどが琵琶湖産だ。琵琶湖の不漁を受け、同室が稚アユ放流計画について県内各漁協を調べたところ、今月8日時点で確保済みの稚アユが115トン、未確保は11トンだった。11トンは「琵琶湖待ち」の漁協という。同室で琵琶湖以外の県内外の養殖場を調べたところ、15トンは調達できることが分かり、「最終的には例年並みの放流量を維持できるだろう」と予想している。

■ボート・カヌー教室の参加者募集 琵琶湖漕艇場(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASK5K3QZ3K5KPTJB005.html
仲大道
 県立琵琶湖漕艇(そうてい)場(大津市玉野浦)は、ボート・カヌー教室の参加者を募集している。
 小学4〜6年生が対象のジュニア教室は定員30人。5月31日から7月5日までの毎週水曜日、午後4時半から同6時まで計6回開かれる。
 18歳以上の女性が対象のレディース教室はボートのみで定員12人。6月16日から7月14日までの毎週金曜日、午前10時から同11時半まで計5回行われる。
 両教室とも受講料は7千円で、申し込みは24日まで。定員になり次第、締め切る。問い合わせは漕艇場(077・545・2165)。(仲大道)

17/05/19

■外来魚釣って在来種守ろう 6月、琵琶湖で大会(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20170519000101
 滋賀県長浜市湖北町今西の湖北野鳥センターは、琵琶湖の在来魚を保護するためブルーギルやブラックバスなどの外来魚を駆除する釣り大会を6月18日に開く。
 当日は午前9時に同センターに集合。モロコやタナゴ類など在来魚の生態に影響を及ぼす外来魚について学んだ後、センター周辺で釣りをする。
 往復はがきに参加者の氏名、年齢、住所、電話番号、釣り道具の貸し出し希望数を明記して申し込む。28日必着。荒天時は釣りをせず、琵琶湖の生態系についての学習会を行う。高校生以上200円、小中学生100円。同センターTEL0749(79)1289。

■滋賀県の省エネ事業、全て不採択 国の地方創生交付金応募(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170519000067
 滋賀県が、再生可能エネルギーや省エネを広げる4事業を、国の「地方創生推進交付金」に応募したところ、すべて不採択となったことが18日までに分かった。総額で約4800万円の事業費が半減することになるが、担当するエネルギー政策課は「民間団体と連携するなど、知恵を出して再生可能エネルギーの活用推進に取り組みたい」としている。
 県は「原発に依存しない新しいエネルギー社会」を目指し、昨年3月に「しがエネルギービジョン」を策定した。同課は2017年度、▽間伐材などの木質バイオマスや水草などの未利用資源を活用したモデル地域づくり支援▽SNS(会員制交流サイト)などを活用したエネルギー先進事例の情報発信▽専門家による事業所の省エネ診断支援▽再生可能エネルギー活用を進める市町や団体支援−の各事業を予算化し、同交付金への採択を目指して応募。事業費の半分をまかなう予定だった。
 同課によると、不採択の理由は不明だが、滋賀県だけでなく、全国的にエネルギー分野の事業はほとんど採用されていないという。
 県の各事業では専門家の派遣回数が減るほか、SNSによる動画発信などに影響が出そうという。担当者は「県広報も活用し、できるだけ事業が縮小しないように工夫したい。再生可能エネルギー活用は非常に重要で、めげずに取り組みを進める」と話す。

■琵琶湖の沖島、食事や土産物でPR 八幡堀沿いにカフェ(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170519000060
 特産品を通して琵琶湖に浮かぶ沖島(滋賀県近江八幡市)をPRしようと、島おこしに取り組む任意団体「おきしま倶楽部(くらぶ)」が、観光名所である同市多賀町の八幡堀沿いに、食事や土産物を提供する「ほりかふぇ」を開店した。
 献立は、沖島の漁師から仕入れたスジエビのかき揚げうどんやワカサギのフライ、沖島で育ったサツマイモチップスなど。土産物コーナーでは沖島のサツマイモで造った焼酎やエビせんべい、コアユのつくだ煮をそろえ、国内の湖で唯一の有人島である沖島を紹介する資料も並べている。
 店はかつての八幡瓦工場に入り、八幡堀を巡る舟の発着場に接している。小出洋之店長(37)は「観光客の方に沖島の魅力を発信していきたい」と話す。
 午前10時〜午後5時、水曜休み。同店TEL0748(26)3375。

■豊公園、湖岸美しく 滋賀・長浜、地元有志が清掃活動6年(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170519000058
 「日本の歴史公園100選」に選定されている琵琶湖岸の豊公園(滋賀県長浜市公園町)で、市内の有志グループが6年半にわたって清掃活動を続けている。メンバーは「多くの人たちに美しい景色を楽しんでもらえるよう頑張りたい」と話す。
 地域貢献活動を目的にした「北近江絆乃(きずなの)会」(17人)が2010年12月の結成時から、雨天を除く毎朝2時間半行っている。
 同会顧問の近藤松二さん(72)=同市小堀町=によると、当初、公園付近の湖岸は流木や投棄ごみが目立ち、景観が損なわれていたという。近藤さんは「当初は毎朝、容量45リットルのごみ袋10個分を回収していた。遠方からの観光客に申し訳ない気持ちだった」と振り返る。
 活動の成果もあってか、ごみの散乱は以前ほど目立たなくなったという。市の推計によると、公園の年間入り込み客数は10年が55万2800人だったのに対し、14年は83万200人に増えた。
 近藤さんは「会員ではない人も清掃を手伝ってくれている。清掃を通じて長浜や琵琶湖の素晴らしさをアピールできれば」と話す。

■守山で初の全国大会 ウェイクサーフィン(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170519/CK2017051902000041.html
 前を進むボートがつくる波に乗ってサーフィンをするマリンスポーツ「ウェイクサーフィン」の全国大会が二十一日、守山市水保町のヤンマーマリーナで開かれる。同競技の全国大会開催は初めて。
 ウェイクサーフィンは一九九〇年代に米国で始まったとされる。選手の前を進む競技専用ボートがつくる波に乗りながら技の出来を競う。ウェイクボードとは違い、ボートと競技者をつなぐロープはない。
 世界ランキングに反映される「ブロンズ」と、入門者から参加可能な「デベロップメント」の二クラスに分かれ、五十七人が参加するブロンズには韓国やロシアの選手も参加予定という。
 愛好者はカナダや米国に多く、日本での競技人口は推定二百人とまだ少ない。今年四月には守山市に本部を置く「日本ウェイクサーフィン協会」が設立され、競技人口の拡大を狙う。協会担当者は「大会を通じて、来場者が一度やってみたいと思われるようになれば」と観戦を呼び掛けている。
 当日はボード上で行うヨガ「サップヨガ」の体験やグルメコーナーなども設ける。大会の様子は会場の大型スクリーンで見ることができ、競技解説もある。(鈴木啓紀)

17/05/18

■琵琶湖バラバラ殺人「一つでも情報を」 滋賀県警(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170518000030
 滋賀県近江八幡市などの琵琶湖岸で2008年5〜6月、切断された男性の遺体が見つかった「琵琶湖バラバラ殺人事件」は17日、認知から9年を迎えた。いまだ被害者の身元特定には至っておらず、滋賀県警の捜査員が県内4カ所の駅前で情報提供を呼び掛けた。
 県警捜査本部(近江八幡署)によると、男性は30〜50歳で血液型はO型。左の目尻にできものがあり、生前に上の前歯が4本なく、鼻を骨折した痕があった。県警は当初、身長170センチ以上とみていたが、現在は170センチ以下の可能性も視野に入れ、全国約10万人の行方不明者との照合を再び進めている。
 JR近江八幡駅では署員ら10人が、被害者の似顔絵や特徴を記したチラシ入りティッシュを通勤客らに手渡した。大橋忍署長は「一つでも多くの情報を寄せていただいて、何とか被害者の身元を割り出したい」と話していた。
 事件解決に結びつく通報には最高300万円を提供する制度が適用されている。これまでに714件の情報が寄せられた。捜査本部フリーダイヤル(0120)320027。

■新環境学習船に 名前を(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170517-OYTNT50273.html?from=ycont_top_txt
◇来年5月就航 県教委が公募
 県教委は、2018年5月に就航予定の新しい環境学習船を県民に愛される船にしようと、名前の公募を始めた。一方、1983年の就航以来、多くの子どもたちが乗船した現行の学習船「うみのこ」に愛着がある人も多く、現船名での応募も可能とした。県教委は「親子2代で乗った人も増えている。名前を引き継ぐかどうかも考えながら、応募してもらえれば」と呼び掛けており、選考の行方が注目される。(生田ちひろ)
 「うみのこ」は、県内の小学5年生を対象に実施する宿泊型の体験学習「びわ湖フローティングスクール」の拠点として活用され、湖水の透明度調査や湖底の泥採取、生態調査などを通じて琵琶湖の環境について学ぶ。これまでに約52万人が乗船している。
 しかし、就航から30年以上が経過して老朽化したため、現在、新船の建造を進めている。新船は全長65メートル、幅12メートル、1210総トンで、最大搭載人員223人(うち児童180人)。二酸化炭素などの排出量が少ない動力やLED照明、太陽光発電を採用して環境に配慮し、実験室を備えるなど設備も充実させる。
 新船の名前は、県が設置する選考会で3点程度に候補を絞り込んだ上、7月上旬までに三日月知事が決定する。採用者には新船のペア体験乗船と近江米「みずかがみ」10キロが贈られる。同一船名の応募者が複数の場合は抽選となる。
 応募方法は、しがネット受付サービスのホームページ、または、はがきに船名(ふりがな付き)とその説明、住所や氏名など必要事項を明記し、県教委教育総務課に郵送する。締め切りは6月9日(消印有効)。
 問い合わせは、同課(077・528・4512)へ。

■琵琶湖岸切断遺体 情報提供呼びかけ(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170517-OYTNT50279.html
◇近江八幡署
 2008年、琵琶湖岸で切断された男性の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、近江八幡署の捜査本部は17日、JR近江八幡、比叡山坂本、草津、能登川の各駅前で情報提供を呼び掛けた。
 遺体は東近江市から大津市にかけて頭部や脚部などが相次いで見つかった。事件の解決につながる有力情報には、最高300万円を出す捜査特別報奨金制度が適用されており、17日現在、714件の情報が寄せられているが、身元の特定には至っていない。
 近江八幡駅前では、午前7時半から同署員10人が、男性の似顔絵や推定年齢(30〜50歳)、血液型(O型)などを載せたチラシ入りポケットティッシュ計2000個を配り、協力を求めた。大橋忍署長は「身元の割り出しが第一。どんな小さなことでもいいので情報を寄せてほしい」と話していた。

■江戸時代の琵琶湖を描く 滋賀大史料館(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASK5H5HBVK5HPTJB011.html
大野宏
 江戸時代の琵琶湖の姿と人々の暮らしを伝える絵図や古文書を展示する「江戸時代、近江の湖辺(うみべ)の暮らし」が彦根市の滋賀大経済学部付属史料館で開かれている。6月9日まで。
 江戸時代の琵琶湖は京都や大坂と東国、北国を結ぶ水運が盛んで「大津百艘船(ひゃくそうぶね)」と呼ばれる大津の船持ちが幕府に特権を与えられていたが、彦根藩は例外とされ、領内で独自に船奉行を置き、松原(彦根市)、米原、長浜に「彦根三湊(さんそう)」と呼ばれる港を整備していた。琵琶湖の内湖に設けた松原湊の古地図や、米原から大津まで一晩で運航していた外輪船「車早船」の絵図などを展示している。
 また、1856年に堅田(大津市)の満月寺(浮御堂)が刊行した絵図は、横91センチ、縦144・1センチに、青く彩色された琵琶湖を中心に近江国の全体像が描かれ、名所や旧跡が事細かに描き込まれている。堅田から各地への距離なども書かれており、観光ガイドとして使われることを想定したとみられる。

■名古屋城外堀のアリゲーターガー1匹捕獲(ChunichiWeb)http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017051790213450.html
 名古屋城外堀で目撃が相次いでいた北米原産の大型肉食魚「アリゲーターガー」1匹が17日午後5時半ごろ、外堀北東側のわなにかかり捕獲された。2009年から外堀で目撃され、最近は2匹確認されていたが、捕獲は初めて。
 捕まったのは体長1・4メートルほど、重さは少なくとも30キロ超で、なごや生物多様性センター(名古屋市天白区)に運んだ。この日は、もう1匹も他のわなにかかった感触があったが逃げられたとみられ、今後も捕獲作業を続ける。
 数年前からボランティアらが捕獲を試みてきたが失敗。センターによると、今回は15日から20カ所にわなを仕掛け、17日午後4時ごろ、わなの上に付けた浮きが激しく動いているのをボランティアの男性らが発見。ゴムボートで現場に駆けつけ、刺し網にアリゲーターガーを絡め、男性4人がかりで約1時間かけ引き上げた。
 センター生物多様性専門員の野呂達哉さん(49)は「網を引っ張る力が強く、なかなか引き上げられなかった。本当に運が良かった」と振り返った。
 外堀で観察してきた同市中村区の酒井正二郎さん(63)は「もう生態系を壊すような外来生物を捨てないでほしい」と話した。
 アリゲーターガーはワニのような細長い口や、とがった歯が特徴。ペット用で飼育されていたものが捨てられたとみられ、在来種の魚を捕食するため各地で問題化。環境省は来年に特定外来生物に指定し、輸入や飼育の規制を始める。

■アリゲーターガーを捕獲=1.4メートル、名古屋城外堀で(jiji.com)http://www.jiji.com/jc/article?k=2017051701175&g=soc
 名古屋市は17日、名古屋城の外堀に生息していた北米原産の大型肉食魚「アリゲーターガー」1匹を捕獲したと発表した。全長約140センチ、体重は30キロ以上あるとみられる。肉食で寿命が長く、堀の生態系への悪影響が懸念されたため、捕獲活動が繰り返し行われていた。
 なごや生物多様性センター(同市天白区)によると、同日午後4時半ごろ、捕獲に当たっていたボランティアが、アジを餌にしたわなに1匹が掛かっているのを発見。網で包囲し、4人がかりで約1時間かけて引き上げた。
 肉食魚のアリゲーターガーは硬いうろこと鋭い牙を持ち、コイなど他の魚を食い荒らす性質がある。環境省は特定外来生物に追加を予定している。
 2009年以降、2匹の個体が名古屋城の外堀でたびたび目撃されるようになった。観賞用に飼育していた飼い主が、成長して育てられなくなり放ったとみられる。市は残る1匹の捕獲活動を続ける。

17/05/17

■台風の強さ、予測法改善=5日先予報に反映へ−気象研(jiji.com)http://www.jiji.com/jc/article?k=2017051700862&g=soc
 気象庁気象研究所は17日、台風の強さをスーパーコンピューターで予測する際、精度を改善する手法を開発したと発表した。台風予報は現在、進路については5日先まで発表しているが、強さを示す中心気圧や最大風速などは3日先までの発表にとどまっており、同庁は5日先までの延長を目指している。
 台風の強さの予測は気温や海面水温、水蒸気量、垂直方向の風の状況などの観測データや過去の統計に基づき、スパコンで計算して行う。気象研は米ハリケーンセンターが開発し、北大西洋のハリケーン予測に使っている手法などを組み合わせると、精度が改善することを確認した。

■展示 江戸期、湖辺の暮らし紹介 絵図・史料19点 来月9日まで、彦根・滋賀大(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170517/ddl/k25/040/499000c
 かつて琵琶湖で盛んだった水運や漁業の様子を絵図や史料で紹介する「江戸時代、近江の湖辺(うみべ)の暮らし」展が15日、彦根市馬場1の滋賀大経済学部付属史料館で始まった。無料。6月9日まで。
 琵琶湖の水運を巡っては、戦国時代以前は堅田(大津市)が京都の下鴨神社の権威をバックに湖上で船を自由に通行することができる特権を持っていたが、戦国時代になると豊臣秀吉が水運を再編し大津を京都、大阪と結ぶ重要な湊(みなと)にした歴史がある。江戸時代になって、徳川家康も大津の特権を残しつつも、譜代大名だった...

■なるほドリ 滋賀県って、近畿北部?中部?(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170517/ddl/k25/070/519000c
 なるほドリ 梅雨入りも近くなってきたね。近畿地方の天気予報では、近畿北部、中部、南部の表現で予報が出ているよね。滋賀県の天気は、北部と中部のどちらを参考にしたらよいのかな?
 記者 気象庁の区分では、滋賀県は近畿中部に入ります。ただし、これは暖候期と呼ばれる今の季節から秋までの期間。11月から3月末までの寒候期は県北部が近畿北部に、県南部は近畿中部になります。このように、季節によって区分が変わるのは、全国でも滋賀県だけです。
 Q へえー。どうして季節によって変わるのかな...

■ガソリン1リットル132円70銭 原油↓が小売りに反映(テレ朝news)
 レギュラーガソリンの小売価格は、4週連続で値下がりしました。
 資源エネルギー庁が発表した15日時点のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットルあたり132円70銭と前の週に比べて40銭、値下がりしました。原油価格の下落を受けて元売り各社が卸売価格を下げ、小売価格にも反映されたため、今週も値下がりしました。石油情報センターは、来週も小幅な値下がりが続くとみています。

■レギュラーガソリン、4週連続の値下がり…前週比0.4円安の132.7円(Responce)https://response.jp/article/2017/05/17/294810.html
資源エネルギー庁が5月17日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、5月15日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は、前週の調査から0.4円値下がりし132.7円となった。レギュラーガソリンの値下がりは4週連続。
地域別では中国で0.9円、中部で0.7円、近畿で0.5円、関東で0.4円、四国と九州・沖縄で0.3円、東北で0.2円値下がり。北海道では0.3円値上がりした。
ハイオクガソリンは前週比0.4円安の143.5円、軽油は0.2円安の111.5円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、5月17日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は124.1円/リットル(前週比+0.5円)、ハイオクは134.6円/リットル(+0.2円)、軽油は99.3円/リットル(-0.8円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■全国の波乗り、琵琶湖に集え! 21日にウェイクサーフィン大会(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170517000027
 琵琶湖上で全国のサーファーが技を競う「全日本ウェイクサーフィン大会」が21日、滋賀県守山市水保町のヤンマーマリーナで開かれる。1996年に米国で生まれたマリンスポーツで、日本初の全国大会となる。
 ウェイクサーフィンは、選手の前を走る競技専用ボートの航跡の引き波を利用してスピンやジャンプなどの技を競う。ロープを設置せず、選手は自然の波に乗る通常のサーフィンと同様にボードに足を固定せず、引き波を追って自由に乗りこなすのが特徴。
 4月に設立された日本ウェイクサーフィン協会(同市水保町)が選手の層を厚くし、より多くの人に知ってもらおうと開催する。日本では春先から秋までがシーズンとされ、波が穏やかな琵琶湖はとくに愛好者が増えているという。
 大会は、湖岸から約800メートル〜約1キロの湖上で競技を行い、直線を往復する90秒間で技を競う。定員100人で、経験者を対象に全国のマリンスポーツ店やSNSを通じて参加を募っている。
 会場の大型スクリーンで競技を観戦できる。同協会代表理事の川崎吉浩さん(57)は「2020年の東京五輪からサーフィンが正式種目になる。自然を相手に技を披露する選手を見てほしい」と話す。問い合わせは同協会のホームページhttp://japan−wakesurfing.com

■釣り専門タブロイド紙「釣りズバッと関西」6・2発売(SANSPO.COM)http://www.sanspo.com/etc/news/20170517/fis17051705000001-n1.html
 釣りことなら、「釣りズバ」で! サンケイスポーツは釣り専門のタブロイド紙「釣りズバッと関西」を6月2日に発売します。
 老若男女を問わず手軽に始められるレジャーであり、生涯楽しめる趣味として、改めて注目が高まっている釣り。「釣りズバッと関西」は釣りの初心者が、ワクワクするような本格的な釣りの世界へと最初の一歩を踏み出す手助けをします。
 第1号は魚の王様「マダイ特集」。いま人気沸騰中の“和製ルアー”タイラバによるマダイ釣りを、トップメーカーのテスターや開発者らが多角的に解説して、セッティングのコツから釣り方まで伝授。初めての人はもちろん、ベテラン釣り師もルアーマンも必見です。
 日本海や加太、鳴門、明石など、有名マダイポイントからの実釣リポートも、豊富な写真とともにたっぷりと。
 また、関西テレビ・村西利恵アナウンサーによる釣行記と有名店直伝の絶品マダイ料理、サンスポおすすめ渡船店と名物船長ガイド、最新タイラバ製品の紹介なども充実しています。
 釣りのタブロイド紙では初のオールカラーで32ページ、1部400円で年4回発行予定。京阪神のコンビニエンスストア、駅売店、産経新聞販売店などでお求めになれます。

17/05/16

■名物にうまい物あり「滋賀宝」の琵琶湖のえび煎餅 滋賀県栗東市(毎日jp)https://mainichi.jp/articles/20170516/ddf/012/070/013000c
 琵琶湖産の小エビを、近江米で作るおこし生地に練り込んだ。その名も「琵琶湖のえび煎餅」。豊かな風味とサクサクとした食感で、人気を呼んでいる逸品だ。
 滋賀の産品による菓子を作ろうと考案し、2005年に販売を開始した。琵琶湖北部の深い湖底に生息する数センチの「スジエビ」を手作業で選別。惜しみなくふんだんに練り込み、袋を開け...

■ホンモロコ 大きくなって 環境学習で地元園児ら、仔魚26万匹田んぼに放流 東近江(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170516/ddl/k25/040/448000c
 東近江市小川町の水田で15日、ホンモロコの仔魚(しぎょ)約26万匹が放流された。前日にふ化したばかりの仔魚は、体長約4ミリと目に見えないほどの大きさだが、1カ月後には2センチ程度にまで成長するという。この日は、八宮保育園(同町)の園児56人も参加し、バケツで仔魚が泳ぐ水を田んぼに注いでは「大きくなってね!」と声をそろえていた。
 2012年から、地域の4農家などによる有志の会が、子供たちと一緒に環境保護を学ぼうと続けている。こ...

■記録的不漁の琵琶湖、アユ漁獲量回復の兆し(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170516000047
 記録的な不漁が続いていた琵琶湖のアユ漁に回復の兆しが見え始めている。滋賀県内の活アユの漁獲量は昨年の10分の1以下に激減していたが、4月末から琵琶湖南部を中心に平年並みの水揚げを記録する日が増えてきた。漁業者からは「今季はあきらめるしかない」との声も出ていたが、漁港や釣り人の間に明るいムードが漂い始めた。
 今シーズンの活アユは、昨年12月の解禁から漁獲が低迷。滋賀県漁業協同組合連合会によると、県内のエリ漁の漁獲は、年初から4月27日までの累計が前年同期の28・7トンに対し、2・1トンと激減していた。
 ところが、4月28日に1日で727キロを記録したのを皮切りに、1トンを超える日もみられるなど好調が続いている。15日までの累計は16・6トンと前年の3分の1にまで持ち直した。
 1・6トンの漁獲があった15日は、大津市和邇地区のエリでも、網をたぐってアユを次々と漁船の水槽に移す姿が見られた。志賀町漁協は「例年に比べると水揚げは3分の1程度で小ぶりだが、かなり回復してきた。このまま続いてほしい」と話していた。
 同日は、大津市におの浜4丁目の相模川でも、釣果を上げる釣り人が見られ、週に1回は訪れるという京都市下京区の浅井稔さん(75)は「今は1日に400匹ほど釣れる。今年はもうアユ釣りは無理かと思っていたので、よかった」と話していた。
 県漁連によると、急回復の原因は不明。沖合の魚影が少ないとみられることや、ヤナ漁や追いさで漁の漁獲はまだ少ないなど不安材料もあるといい、「まだ楽観はできない」と動向を注視している。

■ハレの日は「琵琶湖八珍」 県主導、各地で食堂展開(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/170516/rgn1705160051-n1.html
 琵琶湖を代表する魚介類を集めた「琵琶湖八珍」の売り込みを強化しようと、県は今年度から県内各所で「琵琶湖八珍食堂」を始める。レイクビューのレストランなど琵琶湖に近い特別な場所で食堂を開くことで、消費者に八珍を「ハレの食材」として浸透させる狙いがある。県水産課は「取り組みをきっかけに、県内外での八珍の知名度アップを目指したい」と意気込む。
 八珍のPRに向け、県は27年度からブランド化事業を立ち上げ、八珍を食材として取り扱う飲食店のマイスター登録制度を実施。現在約80店が登録し、「徐々に浸透してきている」(同課)という。
 一方で、一般の消費者に対する認知度の向上が課題に浮上。そこで県が主導して八珍を使った食堂を各地で展開することで、新たな消費者層の開拓を図ることにした。
 食堂は、レイクビューのレストランや船上、琵琶湖にのぞむテラスなど琵琶湖に近い「特別な空間」を想定。今夏以降に事業者を選び、県内4カ所程度で数日間の期間限定で開設する。
 食堂では、風景とともに琵琶湖の恵みを感じられる新たなオリジナルメニューを提供。また、オープンキッチンを使ったライブショーを開き、料理人が客の目の前で調理したり、食材の魅力を語ったりする。
 あわせて、既存のマイスター登録店舗を「サテライト食堂」と位置づけ、新たな八珍のメニューを提供する「チャレンジフェスタ」も開催する予定。県は関連事業費として、今年度当初予算に740万円を計上している。
 同課の担当者は「湖魚は近江牛など他の食材の影に隠れがちだが、メーンの食材としても十分楽しめる。ハレの食材として売り込んでいきたい」と話している。
 琵琶湖八珍 ビワマス▽ニゴロブナ▽ホンモロコ▽イサザ▽ビワヨシノボリ(ゴリ)−の琵琶湖固有種5種と、在来種のスジエビ、琵琶湖淀川水系などに分布するハス、琵琶湖にすむ小柄なアユの「コアユ」の計8種で構成。県立安土城考古博物館(近江八幡市)が平成25年に実施した湖魚料理の人気アンケートなどをもとに選ばれた。

17/05/15

■うつ伏せで池に浮いていた釣り客の男性死亡 愛知・犬山市 入鹿池(東海テレビNEWS)http://tokai-tv.com/tokainews/?date=20170515#21022
 15日午後、愛知県犬山市の入鹿池で男性が浮いているのが見つかりました。男性は搬送先の病院で死亡しました。
 15日午後1時ごろ、犬山市の入鹿池で男性がうつ伏せの状態で浮いているのが見つかりました。男性は釣り客らに救助されましたが、搬送先の病院で死亡しました。死亡したのは50代から60代の男性で、池で釣りをしていたとみられ、15日朝に男性が借りたライフジャケットや釣竿はボートに残されていたということです。
 調べによりますと男性が見つかったのは入鹿池のほとりから500メートル、水深は10メートルほどで、当時、周囲には釣り客らがいましたが、いずれも助けを求める男性の声などは聞いていないということです。
 警察は男性が誤って転落したか自殺を図ったとみて、身元の確認を進めるとともに当時の状況を調べています。

■胃の中は… 揖保川の、あのアリゲーターガー解剖(神戸新聞NEXT)https://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/201705/0010190146.shtml
 兵庫県たつの市を流れる揖保川下流域で釣り上げられた大型肉食魚「アリゲーターガー」が15日、姫路市立水族館(同市西延末)で解剖された。アユやウナギの漁業被害が懸念されたが、胃の内容物は見当たらず、捕食行動の解明にはつながらなかった。
 今月2日、姫路市内の男性会社員が釣り上げた。ガーの体長は109センチで、揖保川漁協(宍粟市)が同館に持ち込み、職員3人が解剖に当たった。同館では播磨地域で捕獲された4匹を飼育しているが、解剖は初めてという。
 頑丈なうろこはメスでは歯が立たず、ハサミを使って表皮を切り開いた。白身から現れた胃には何も入っておらず、見守った漁協関係者からため息が漏れた。
 同館によると、水温の低い冬場は動かなくなるガーが、ちょうど活動を再開した直後だったとみられる。生態があまり知られていないガーの活動を知る手掛かりにはなったという。
 同漁協の森本実勇総代会会長(54)は「中身がなかったのは残念だが、動き出す時期が分かっただけでも捕獲作戦のプラスになる」と語った。解剖されたガーは同館で剥製にされ、外来種を捨てないよう啓発するため展示するという。(山崎 竜)

■長浜ツーデーマーチ終了 のべ3186人参加(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASK5G4672K5GPTJB00B.html
田中昭宏 石川友恵 藤牧幸一
 第25回記念びわ湖長浜ツーデーマーチ(長浜市、日本ウオーキング協会、朝日新聞社など主催)は2日目の14日、1584人が10〜40キロの4コースを歩き、終了した。参加者は2日間でのべ3186人となった。
 気象庁によると、この日の長浜の最高気温は26・2度で6月中旬並みの暑さ。雨が降った1日目から一転して、晴れ渡る空の下、参加者が思い思いのペースで新緑のある風景などを楽しみながら進んだ。
 この日あった記念セレモニーでは、長年、大会運営に多くのボランティアを派遣している長浜信用金庫と、コース上の掲示板の設置などで協力している大阪シーリング印刷の2社に感謝状が贈られた。(田中昭宏)
新人2記者、大会コース歩く
 記者は、「びわこ北」コース(10キロ)を歩いた。
 スタート前に、岐阜市の河合良子さん(97)と会った。河合さんは今大会の参加者の中で最高齢。「足腰は痛いけど、たくさんの人に出会いながら歩くのが楽しみ」と話し、3キロほどの行程をともにした。
 71歳の時にウォーキング大会に初参加。それ以来様々な大会に参加し、長浜ツーデーマーチには15回目の参加だ。
 「今では歩くことが生きがい」だという河合さん。強い日差しのなか、私が汗だくで歩いているのに、大会のスタッフらにもきさくに声をかけて笑顔を見せて歩いていた。ただ、この日は少し胸に苦しさを感じたため、大事をとって5キロ付近で歩き終えた。目標は「100歳を超えても歩き続けること」。目標を持ち続ける意志の強さと行動力に感服した。
 市内を通り、最後数キロになって琵琶湖沿いに出た。日差しできらきらする湖面に、疲れた体と心が癒やされたようだった。入社して1カ月ちょっと。慣れない仕事が続くなかで、ちょっぴりリフレッシュした気分になった。(石川友恵)
     ◇
 記者は「姉川国友」コース(20キロ)に途中から参加し、十数キロを歩いた。
 姉川沿いで、大きな笑い声を上げながら歩く女性と出会った。長浜市の前田恒子さん(68)だ。長浜ツーデーマーチには10年前から毎年参加しているという。
 前田さんは学生時代から農業を営んでいた両親を手伝い、高校卒業後は保育士として43年間勤めた。「小さい頃に遊べなかった分、こうしてスポーツやイベントに参加して、いろんな人とふれあえるのが楽しい」と話す。「応援してますよ」と声をかけられ、心が軽やかになった。
 10キロ以上歩く経験はこれまでなかった。先が見えなくてしんどかったときもあったが、その言葉を思い出して歩を進めた。取材しながら5時間弱。何とかゴールにたどりついた。
 取材した人はこの2日間で20人以上。多くの人がきさくに応じてくれたのは、一緒に汗をかく「連帯感」からかもしれない。多くの人がウォーキングの魅力として「人とのふれあい」を挙げていた。その言葉の意味を実感できる体験になった。(藤牧幸一)

17/05/14

■名神高速道路 栗東ICの出入り口閉鎖 15〜19日の夜間 集中工事で(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170514/ddl/k25/040/352000c
 15〜27日の名神高速道路の集中工事で、瀬田東インターチェンジ(IC)−吹田IC間が夜間通行止めとなり、栗東ICの出入り口が15日夜から20日朝にかけ夜間閉鎖となる。栗東は県内で出入りが最多のICで、例年の集中工事より影響が大きいと予想され、西日本高速道路関西支社滋賀高速道路事務所が協力を呼びかけている。
 瀬田東IC−吹田IC間の通行止めは15〜19日と22〜26日の午後8時〜翌日午前6時。瀬田東ジャン...

17/05/13

■水陸両用バス、プレ金は半額 滋賀・長浜(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170513000104
 琵琶湖や滋賀県長浜市の市街地を巡る水陸両用観光バスを運行する旅行会社「ティアンドティ・コーポレーション」(同市)は、5月から11月までの毎月最終金曜の「プレミアムフライデー」に乗車料金半額ツアーを実施する。
 バスは全長約12メートルで、37人乗り。ツアーは、長浜市南呉服町の長浜八幡宮御旅所を出発し、同市港町の長浜港から琵琶湖に入った後、再び市街地を走る。所要時間は約45分。2014年から運行し、年間平均約2万2千人が利用している。
 対象日に中学生以上2800円の通常料金が半額になるのは、市民が全7便、観光客は午後2時半以降の3便。市民は住所が確認できる運転免許証などの提示が必要。
 同社は「琵琶湖や長浜の素晴らしさを体感してもらえれば」としている。同社TEL0749(53)2255。

■新学習船 来年5月運航、名前募集 採用者には体験乗船も 太陽光発電で環境に優しく 県教委(毎日jp滋賀)
 県教委は来年5月運航開始を目指す新しい学習船「うみのこ」の船名を募集している。応募は来月9日まで。3点ほどに候補を絞り知事が最終決定する。
 現在の「うみのこ」は1983年に周航し、約52万人の児童が乗船した。しかし、老朽化のため新船建造を進めている。新船は長さ65メートル、幅12メートル、総トン数1210トン。最大乗船者は223人。安全性を...

■陽気 汗ばむ 東近江26.6度(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170513/ddl/k25/040/587000c
 12日の県内各地は11日に引き続き気温が上がり、東近江26・6度、甲賀市土山26・0度、大津25・1度、彦根25・0度など、5月下旬から6月下旬の汗ばむ陽気になった。彦根地方気象台によると、太平洋高気圧に広く覆われているために、最低気温が例年ほど下がらず、それに伴い最高気温も引き上げられたという。
 東近江市の中心地では地表付近の空気が熱...

■湖岸の風にカンパ〜イ 大津で「びわガーデン」始まる(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170513/CK2017051302000008.html
 大津市の琵琶湖岸で公有緑地を活用したビアガーデン「びわガーデン」が十二日、今季の営業を始めた。二回目の今年は開業を二カ月前倒しし、十月までに計一万人の来場を目指す。
 同市打出浜の「なぎさのテラス」前の芝生に最大四百席を設置。テラスの四つの飲食店が提供する酒類や料理を、琵琶湖を望む屋外で楽しめる。
 テラスは市が管理する公園の一部で、市や町づくり会社などでつくる大津公共空間活用協議会が許可を得て運営する。初回の昨年は六千八百人が訪れた。将来的には湖岸の他の施設と連携して「日本一長いビアガーデン」を目指したいという。
 十一日にあった記念式典では、越直美市長が「今は暑くも寒くもなく、さわやかなビアガーデン日和。好評だった昨年に続き、今年の成功を願います」とあいさつ。関係者五十人がビールを手に乾杯した。
 期間は十月十五日までで、月、火曜日と雨天時は休業する。平日は午後五時半から、土曜、休日は午前十一時半から、いずれも午後九時半まで。メニューや料金は店舗により異なる。(問)まちづくり大津=077(523)5010(野瀬井寛)

17/05/12

■びわ湖大花火大会、8月8日に(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170512000163
 びわ湖大花火大会実行委員会は、今夏の「びわ湖大花火大会」を8月8日に開くと決めた。例年と同じ大津市浜大津港沖一帯で、スターマインなど約1万発を打ち上げる。
 当日は午後7時半から午後8時半まで。荒天時は11日に延期する。今回は「日本遺産 滋賀・びわ湖 水の文化ぐるっと博」をテーマに10月から開催するぐるっと博のPRも兼ね、観客数35万人を見込む。
 有料観覧席を大津港管理用道路や周辺の緑地に約1万7千席設け、7月3日から販売を開始する。前売り3900円、当日4400円。大会詳細や前売り券の購入法などは、6月中旬に、大会ホームページに掲載する。

■アリゲーターガー捕獲 サンマで釣る(MBS NEWS)http://www.mbs.jp/news/kansai/20170512/00000078.shtml
 捕獲された外来魚のアリゲーターガーは体長1メートルを超え、重さは10キロ近くあります。
 去年6月以降、兵庫県たつの市の揖保川で目撃され、在来種のウナギやアユに被害が出る恐れがあったことから地元漁協が捕獲作戦を行っていましたが、今月2日に釣り歴25年の男性(32)が釣り上げていました。
 「(アリゲーターガーを)釣りに行ったのは今回が初めて。正直、本当にまさか釣れるとは思わなかったです。エサは(スーパーの)特売で売っていたサンマを。(釣り上げた)達成感はありますけど、正直ぼくの気持ちとしては、持って帰って食べたかったな」(釣り上げた姫路市内に住む男性・32歳)
 今後、水族館で解剖し胃の内容物などを調べます。

■「偽ダイワ」を駆逐 釣り具グローブライド、中国で増収(asahi.com)http://www.asahi.com/articles/ASK5D5WY5K5DULFA036.html
 釣り具ブランド「ダイワ」で知られるグローブライドは、中国での売り上げが好調だった。現地に密着した営業に加え、模倣品「偽ダイワ」の駆逐作戦が成果をあげている。
 経済成長に伴い、中国では釣り人口が増加。ダイワブランドと見た目がそっくりな釣りざおやクーラーボックスが出回っていたという。純正品と偽物を見分けるホログラムを導入。さらに商標の無断使用の差し止めを求める訴訟を重ねてきた。こうした積み重ねもあり、2017年3月期の中国での釣り具事業は、前年比36%の増収だった。
 ただ、営業利益は前年より0・1%減の34億円。岸明彦社長は「訴訟費用がかさんでいます」と苦笑い。

■迷惑虫「ビワコムシ」が大量発生、壁や車にびっしり…「メチャきしょい」が、実は環境守る“いい虫”(産経ニュースWEST)http://www.sankei.com/west/news/170512/wst1705120002-n1.html
 滋賀県のシンボル琵琶湖。気候が和らぐこの季節、安らぎを求めて湖辺は多くの人でにぎわう。ただ、気候に誘われるのは人だけではない。この時期、大量に現れる少し茶色の体長約1センチの虫。通称「ビワコムシ」だ。大量の蚊柱をつくり、ときには住宅の壁などにびっしりと張り付くさまは“春のホラー”だ。今年はとりわけ大量発生しているといい、自治体には住民から「気持ち悪い」との苦情も。だが、その実態に迫ると、実は環境保全に役立つ“いい虫”であることが分かった。(杉森尚貴)
「めっちゃ、きしょい…」
 ある日の夕方。大津市南部の湖岸を散歩していると、記者(大阪出身)は、これまで見たことのない大量の蚊柱が発生していることに気付いた。「ビワコムシが多いな」。通行人の話し声が聞こえる。
 湖岸を1歳の息子と散歩していた大津市の主婦、田中理沙さん(29)は「めっちゃ、きしょい…」と避けながら歩いていた。田中さんは琵琶湖から約1キロ離れたマンションに住んでいるが、「ビワコムシは4階の室内まで入ってくる。駐車場にもわんさかいて車に大量につくので、夫が業務用殺虫剤を使って撃退している」という。
 3年前に京都から引っ越してきた田中さん。「滋賀はのどかで住みやすいんですが、虫はちょっと…。自然の別の面に裏切られた感じがありますね」と顔をしかめた。
 湖岸沿いのテラス席が売りのもののレストラン「なぎさWARMS」(同市打出浜)も困った様子だ。ある女性スタッフは「(ビワコムシは)季節の風物詩で、ある程度は仕方ないのですが、今年は特に多いしサイズも大きい気がする。朝はテラス席の掃除を徹底しています」。
 松鹿博文店長(42)も「自然食が売りの店なので殺虫剤は使いたくない。インバウンド(訪日外国人)のお客さまも増えているが、せっかく来た琵琶湖で虫を見ながらの観光は嫌でしょう。店内に入らないように従業員全員で細心の注意を払っています」と話す。
 大津市衛生課には、「駆除はするのか」「気持ち悪い。防御策は?」などと苦情や問い合わせが3月から数件寄せられているという。ただ「たまたま今年は多いだけで人に危害を加えるわけでなく、県や市による大々的な駆除の予定はない」とする。
正体に迫る
 ビワコムシとは何者か。水底に暮らす生物(底生動物)を研究する滋賀県琵琶湖環境科学研究センターの井上栄壮主任研究員(44)によると、「オオユスリカという、ユスリカに属する昆虫の一種」だという。
 蚊に似ているが、人を刺すことはない。人体に具体的な害を与えないが、外見や動きが心理的に気分を害するという「迷惑害虫」に分類される。調査結果はないので具体的な発生数は不明だが、感覚的に今年は例年より多いという。
 ビワコムシの幼虫は湖底の泥の中で植物プランクトンなどの有機物を食べて成長する。深い水底には住めず、水深が比較的浅い琵琶湖南部での発生が目立つという。
 大量発生の原因は何か。井上氏は「鍵は餌となる植物プランクトンの増加にある」と分析する。琵琶湖では水草が多いと植物プランクトンが減る。昨年は原因不明だが水草が少なく、植物プランクトンが増えた。
 外来種の植物プランクトン「ミクラステリアス ハーディ」の増加も、ビワコムシにとって好環境になっているという。ちなみに「ミクラステリアス ハーディ」の増加はアユの餌となる動物プランクトンの減少につながり、アユの不漁を招いている。
 また、ビワコムシは年に二度卵を産むといい、10月ごろにもう一度大量発生する可能性もある。
経済発展の落とし子?各地で生息
 琵琶湖の研究者らによると、ビワコムシと呼ばれるようになったのは、1970年代の高度経済成長期のころからだという。滋賀は京阪神のベッドタウンとして住民が増加。それに伴い、湖に流入する生活排水などで有機物が増え、ユスリカが多くなった。他県から来た人が、これを琵琶湖特有の現象だと考えて呼び始めたという説がある。
 オオユスリカは、霞ケ浦(茨城県)や諏訪湖(長野県)など栄養の多い湖ではまれに大量発生するという。ちなみに諏訪湖周辺では「スワコムシ」とも呼ばれる。ただ、近年は全国的に湖の水質改善が進んだことで発生数は減少傾向にある。
殺虫剤関連商品の販売1・5倍
 無害とはいえ、うっとうしく思う人が多いビワコムシ。何か対策があればいいが、井上氏は「光に集まる習性なので、夜間に家の光を外に漏らさないようにすることぐらいしかない。基本的にはどうしようもないですね」と話す。
 しかし、家にびっしり張り付くビワコムシを見ると、何もせずにはいられない。
 大津市内の湖岸に面したホームセンター「アヤハディオ大津店」では、ビワコムシの大量発生を知らせるチラシを殺虫剤のコーナーに掲げている。店によると、今春は殺虫剤に関する問い合わせが多く、関連商品は昨年の1・5倍ほどの売れ行き。県内のグループ店では琵琶湖南部に立地する店のみ殺虫剤の発注が増加しているといい、南部での発生が多いことを裏付けているようだ。
 ところで、殺虫剤には室内などに据え置くタイプやスプレータイプなどいろいろあるが、どれが効くのか。同店の森岡穣次長(38)は「『室内に据え置くタイプで倒せるか』という問い合わせが多いですが、ビワコムシは大きくて効きにくい。ハエや蚊を退治するスプレータイプの殺虫剤で直接撃退してもらうしかない」と話す。
実はいい虫?
 嫌われ者のビワコムシだが、水生昆虫の研究者によると、「湖底の泥の中の有機物を食べて育つので、湖底の浄化に役立っている」という。湖に流れ込む生活排水による有機物も食べているとみられる。
 また井上氏によると、ビワコムシの成虫は鳥やクモの餌になり、琵琶湖周辺の生態系の維持にも一役買っている。琵琶湖の釣り人が釣り餌とする「アカムシ」は、ビワコムシなどの幼虫だ。
 人畜無害で環境保全にも役立っているビワコムシ。一方的に嫌がらずに、“共生”を図っていくことが求められているのかも。

■「うみのこ」名称どうなる? 環境学習船、来年度から新船 滋賀県教委、名前を募集(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/170512/rgn1705120019-n1.html
 県内の子供たちが宿泊型体験学習を行う県の環境学習船「うみのこ」が、来年度から生まれ変わる。現在の船が老朽化し、新しい船に乗り換えることになったのだが、浮上するのが船の名称の問題だ。同じ所有者が同時期に同じ名称の船を複数持つことは原則認められておらず、現在の船を県が所有している以上は、新しい船が「うみのこ」以外の新たな名称に変更しなければいけない可能性もある。県教委は「うみのこ」の継続使用も含め新船の名前を募集しているが、長年県民に親しまれてきた名称だけに議論を呼びそうだ。
 うみのこは、子供たちに環境に対する理解を深めてもらおうと、昭和58年に就航。主に県内の小学5年を対象に、1泊2日で琵琶湖の水の透明度を調べたり、プランクトンを観察したり、他校の児童たちと交流したりするなどの宿泊型の体験学習を実施。これまでに約52万人の子供たちが利用してきた。
 しかし、就航から34年たち老朽化したため、クラウドファンディングなどで資金を募って新船を建造し、30年5月から乗り換える予定だ。現在の船は、新船の就航後、民間への譲渡や陸地に係留してレストランとして使用するなどの活用策も浮上しており、方針が定まっていない。
 船舶法の規定では、一定の規模以上の船は国へ届け出る必要があり、管轄する近畿運輸局は「船名は船舶を特定する要素の一つになるので、同じ所有者が同時期に同じ名前の船を持つことは望ましくない」として、原則同じ船名をつけることは避けるよう指導している。
 県教委は新船の名称を6月9日まで募集しているが、うみのこは長年県民に親しまれてきただけに、名称を変更することに対する抵抗も予想される。仮にうみのこの継続使用を望む声が多数あった場合は、「うみのこ」の名前を残す方策も検討するという。
 応募は、インターネット上の「しがネット受付サービス」か郵送で受け付ける。応募した船名の中から、県が設置する選考会で3点程度の候補に絞り込み、最終的に三日月大造知事が船名を決める。採用された船名の応募者1人に、新船のペア体験乗船と近江米「みずかがみ」10キロをプレゼントする(同一船名への応募が複数人いる場合は抽選となる)。
 三日月知事は「今の船名である『うみのこ』は、多くの方が親しみを持って呼んでいることは知っている。それが今回の船名募集でどう表れるのかも含め、改めて多くの方々とともに新船の名前を考えたい」と話している。問い合わせは、県教委教育総務課(電)077・528・4512。

■湖風に酔う一杯 びわガーデン(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170511-OYTNT50290.html
 大津市の琵琶湖岸で飲食を楽しめる「びわガーデン」が12日、同市打出浜の「なぎさのテラス」で始まる。11日には越直美市長ら約50人が魅力をアピールしようと、夕方に湖風を感じながらビールを楽しんだ。
 昨年7〜10月に初めて行い、6814人が来場。今回は2か月早め、約400席を用意した。なぎさのテラスの4店からバーベキューやビュッフェ料理、ドリンクを注文できる。
 10月15日まで、水〜金曜の午後5時半から、土日祝日の午前11時半から、午後9時半まで実施。荒天中止。予約は各店で受け付ける。
 イベントの問い合わせは平日に、まちづくり大津(077・523・5010)へ。

■びわ湖大花火 8月8日(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170511-OYTNT50295.html
 湖国の夏を彩る「びわ湖大花火大会」の日程が、8月8日午後7時半〜8時半に決まった。大津市浜大津の大津港一帯で約1万発が打ち上げられ、約35万人の人出が見込まれる。
 テーマは「日本遺産 滋賀・びわ湖 水の文化ぐるっと博」。10月から県などが始める同名の観光キャンペーンのPRを兼ね、日本遺産「琵琶湖とその水辺景観―祈りと暮らしの水遺産」に関連した演出を行う。
 8日は火曜だが、荒天時は祝日「山の日」の8月11日に延期する。
 有料観覧席は7月3日から前売り券を3900円(当日は4400円)で販売。払い戻しは8月8、11両日とも中止になった場合のみ受け付ける。
 問い合わせは実行委事務局(077・511・1530)へ。

■大津の琵琶湖岸で「びわガーデン」(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASK5C42W9K5CPTJB006.html
仲大道
 大津市打出浜の琵琶湖岸で12日から、「びわガーデン in なぎさのテラス」が始まる。10月15日まで、「なぎさのテラス」4店舗(コロニー、アンチョビ、ショコラ、なぎさウォームズ)前の野外広場に400席が設けられ、各店の特別メニューも楽しめる。
 市や地元の自治連合会などでつくる大津公共空間活用協議会が主催し、昨年から始まった。協議会では4月末にあった音楽イベント「ラ・フォル・ジュルネびわ湖」に合わせた「ビアガーデン」も開いている。
 協議会が各店に協力を呼びかけ、普段のメニューに加え、ビアガーデン用のバーベキューや飲み放題プランを用意した...

17/05/11

■アリゲーターガー捕獲も 漁協は“終結宣言”せず(神戸新聞NEXT)https://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/201705/0010178308.shtml
 揖保川下流域(兵庫県たつの市)のウナギ保護区で、地元漁協が捕獲作戦を続けていた巨大外来魚「アリゲーターガー」がついに釣り上げられた。アリゲーター(ワニ)の名の通り、鋭い歯を持つどう猛な肉食魚。漁協はひとまず胸をなで下ろしつつ、「複数個体の目撃情報もある。まだ安心できない」と“終結宣言”には慎重姿勢だ。(木村信行)
 釣り上げたのは姫路市白国の男性会社員(32)。釣り歴25年。休日にブラックバスなどをよく釣りに行くという。
 きっかけは、揖保川漁協(宍粟市)とガーのバトルを取り上げた今月1日の本紙夕刊だった。「地元漁協が困っているなら」とインターネットで生態を調べ、翌2日夜、揖保川支流の中川へ。釣り禁止区域も調べ、ウナギ保護区の外でサンマの切り身を付けた仕掛けを投げた。
 約40分後、小さな当たり。しばらく待ち、一気に釣りざおを立てた。長いあごを振って激しく抵抗するガー。格闘の末、10分ほどで護岸に引き寄せ、最後は川へ入って抱き上げた。
 「まさか本当に釣れるとは。僕が一番驚いています」と興奮気味に話した。
     ◆
 同漁協が保管しているガーは近く、姫路市立水族館が解剖する予定だ。胃の内容物にアユやウナギが含まれていないかを調べる。
 漁協が昨年11月、水中に電気を流す捕獲作戦をした際、ガーが餌にしそうな20センチ前後の魚は全く取れず、漁業被害が危ぐされた。
 同水族館の三木徹課長補佐は「肉食魚は消化が早いが、2日以内に食べたものなら分かる可能性がある」と話す。
 同水族館では18年にわたりガーを飼育してきたが、いまだに雌雄の見分け方や繁殖方法が分からず、生態は不明な点が多いという。「生態系を壊す外来生物について考える機会にしてほしい」としている。

■ついに釣り上げた 揖保川でアリゲーターガー捕獲(神戸新聞NEXT)https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201705/0010178127.shtml
 昨夏以降、巨大肉食魚「アリゲーターガー」の目撃が相次ぐ兵庫県たつの市の揖保川下流域で今月2日、体長約1メートルのガーが釣り上げられていたことが分かった。同県姫路市内の釣り愛好家の男性(32)が、ウナギ保護区の下流で捕獲。大規模な駆除作戦を実施してきた地元漁協は、ひとまず胸をなで下ろしている。
 男性によると、体長1メートル9センチで、重さ9・6キロ。2日午後10時ごろに釣った。ガーの習性を調べ、タチウオ用のワイヤとチヌ用の針を使い、餌はサンマの切り身だったという。「強烈な引きで、釣り上げるのに10分以上かかった」と振り返った。
 捕獲された場所は、揖保川漁協(同県宍粟市)が水産庁の補助で設定するウナギ保護区の下流。揖保川はアユ釣りの全国有数の名所でもあり、ガーの生息が確認された昨年6月以降、6度にわたり捕獲を試みてきた。
 同漁協は近く、冷凍したガーを姫路市立水族館に送り、胃の内容物で何を食べていたかなどを調べてもらう。複数の個体がいたとの情報もあり、今後も捕獲作戦を継続する方針。
 南山金光組合長(63)は「来春からガーの飼育は届け出が必要になるが、放流は絶対にやめてほしい」と訴えている。(山崎 竜)

■アリゲーターガー、8カ月ぶりに顔出す 名古屋城の外堀(asahi.com)http://www.asahi.com/articles/ASK5C56QQK5COIPE013.html
 名古屋城(名古屋市中区)の外堀で、体長1メートルを超す外来肉食魚「アリゲーターガー」が見つかった。昨夏も目撃されたが、秋からは姿を見せなくなっていた。8カ月ぶりの出現を受け、市は今年も駆除のため網を仕掛けたが、今のところ捕まえられていない。
 ガーの姿は4月、市内に住む酒井正二郎さん(63)が撮影した。酒井さんは昨年も撮影に成功。冬場も外堀で魚影を探していたが、寒い時期は見かけることはなかったという。「寒いから水底でじっとしていたんじゃないか」と話す。
 今年初の目撃は4月8日。水面近くを泳いでいたという。昨夏より20センチほど成長し、1・5メートルはあるように見えたという。
 外堀のガーは2009年に初めて確認され、現在は2匹いるとみられている。昨年8月に目撃された後は行方をくらませ、関係者の間では「夜中にこっそりと釣られたのでは」との臆測が広がっていた。
 市は目撃情報を受け、4月に2回、刺し網を設置したが、捕獲できなかった。今後の対策は決まっていないという。
 ガーは北米原産。在来種を大量に食べるなど生態系への影響が懸念されており、環境省は特定外来生物に指定する方針だ。(佐藤英彬)

■アユ元気はつらつ 滋賀・高島で解禁向け放流(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170511000047
 滋賀県高島市朽木市場の安曇川で10日、県内トップを切って稚アユの放流が行われた。友釣り解禁に向け、漁協関係者らが13センチほどのアユを放ち、成長を願った。
 朽木漁協の役員ら10人が川にホースを伸ばし、琵琶湖で取れた氷魚(ヒウオ)を育てた約1トンを勢いよく放った。アユは水中を元気に泳ぎ、時折ジャンプすることも。同漁協で友釣りが解禁となる6月17日には16センチほどに育つという。
 昨年は3トン放流したが、今年は琵琶湖のアユが不漁で放流量は半分以下となる見込みという。だが川村長太郎代表理事組合長(70)は「今年は数が少ない分、大きく育ってくれるはず」と話した。

■琵琶湖学習船、名称変えるの? 組み立て作業と募集開始(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170511000046
 滋賀県教育委員会が建造を進める琵琶湖の新学習船の基礎部分が10日までに、大津市今堅田1丁目の杢兵衛造船所に搬入され、来年5月の運航に向けて本格的な組み立て作業が始まった。現船の名称は「うみのこ」だが、県教委は同日、新船の名称募集も開始。県民が慣れ親しんだ「うみのこ」から変えることに異論も出ると思われるが、「名称を変えることがありきでない」として、県民を中心に幅広く意見を聞きたいとしている。
 新船は広島県の「中谷造船」が建造しており、船底部分などを分割して同県江田島市からトラックで杢兵衛造船所に運び込んでいる。現在は陸上での作業だが、間もなくドッグに据え付けて作業を始める。
 県教委や近畿運輸局によると、総トン数20トン以上の船は船舶法に基づいて運輸局に登録する必要があるが、識別の混乱を避けるため、同じ名称を避けることが望ましいという。来春役目を終える現在の「うみのこ」の扱いについては未定のため、県教委は船籍登録上の手続きも考え、新名称の募集を始めた。担当者は「現名称への愛着も含め、率直な意見を聞きたい」と話し、「うみのこ」の名称も排除しないという。
 募集期間は6月9日まで。県のホームページからアクセスできる「しがネット受付サービス」か郵送で、誰でも応募できる。3点程度に候補を絞り込み、最終的に知事が決定する。
 名称の採用者1人には、新学習船のペア体験乗船と近江米10キロを贈る。問い合わせは県教委教育総務課TEL077(528)4512。

■京都の観光客を呼び込め 琵琶湖汽船(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170511/CK2017051102000015.html
 外輪船「ミシガン」などの遊覧船を運航する琵琶湖汽船(大津市)は、京都の観光客を県内に呼び込む取り組みを強化する。四月末の大型連休の始まりに合わせ、京都・山科で乗船券の購入者に、電車の乗車券を無料でサービスする試みを始めた。川戸良幸社長は「観光客を県内各地に誘導する玄関口としての役割を担いたい」と語る。
 「琵琶湖の船旅はいかがですか。ここから電車で港に行けます」
 大型連休まっただ中の五月四日、琵琶湖汽船の社員二人が、京阪山科駅(京都市山科区)の改札前にブースを設け、駅利用者に呼び掛けた。
 販売するのは「ミシガン八十分コース」の乗船券(二千七百八十円)。無料サービスとして、乗船場がある大津港までの足となる京阪大津線の一日乗車券(六百円)を付ける。五月末まで、週四回程度の予定で試験販売を続けるという。
 JR山科駅と隣り合う同駅は京都市街の入り口の一つで、観光客の利用も多い。港に近い浜大津駅までの乗車時間はわずか十三分のため、PRの場に選んだ。一日乗車券なら遊覧を楽しんだ後に、大津市内の他の観光地にも立ち寄ってもらえると期待する。
 川戸社長は「滋賀の玄関を、大津駅から京都市内に移すくらいの考え。積極的に売り込み、京都、大津、湖南地域を一体のエリアにする」と力を込める。
 今春から琵琶湖疏水で、京都から大津へと船で向かう「上り便」の試験運航が、官民協同で始まった。来年度には定期運航を目指しており、琵琶湖汽船は運航で協力している。
 「県南部では、繁忙期に京都に泊まりきれないなどした観光客の『おこぼれ』にあずかってきた」と川戸社長の現状への見方は厳しい。「今後は歴史や文化、自然など滋賀の魅力をもっとアピールし、観光客に訪れたいと思ってもらえることが重要になる」と話す。(野瀬井寛)

■アユ不漁で放流増加を 県漁連が県に要望(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170511/CK2017051102000016.html
 琵琶湖でアユが極端な不漁となっている問題で、県漁業協同組合連合会(大津市)は十日、県公館で三日月大造知事と面会し、不漁の原因究明や対策を求める要望書を手渡した。三日月知事は対応を急ぐ考えを示した。
 要望書では不漁の原因究明と対策のほか、来季を見据えた対策として、例年以上に産卵親魚を確保し、県内の人工河川に放流する稚魚を増やすよう求めた。漁業者らへの救済措置の実施も盛った。
 この日、県漁連の鳥塚五十三(いそみ)会長ら四人が訪れ、鳥塚会長が不漁状況を示し「卸業や加工業など水産関係全般で経済的に大きな打撃を受けている」と説明。原因がいまだ不明なため「いろんな方面から調査を」と求めた。
 三日月知事は「早急に原因を究明し、対策を講じたい」と強調。成育していないアユも多く、自然産卵が十分できるか不透明との指摘もあることに、「(対策する)責任は大きい」と語った。
 今季のアユ不漁を巡っては、昨年十二月の漁獲量は平年の四分の一以下。一〜四月も漁獲量の低迷が続き、平年の十分の一程度。ただ、四月末から琵琶湖北湖の南部では漁獲量が増えている漁協もある。(成田嵩憲)

■アユ不漁 知事に支援要望 県漁連(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170510-OYTNT50321.html
 琵琶湖でアユの不漁が続いている問題で、県漁連は10日、三日月知事に対策と漁業者への支援を要望した。三日月知事は「短期、長期に分けた支援を検討したい」などと述べ、前向きな姿勢を示した。
 県漁連によると、今シーズンの漁獲量は19・3トン(8日現在)で前年の4分の1程度。4月末以降、上向いてきているというが、最近10年で最低という状況が依然として続いている。
 この日は鳥塚五十三会長らが県公館を訪れ、不漁の原因究明▽来シーズンに向け、通常以上のアユ放流▽漁業者救済の特別融資実施の3項目を要望。「(漁業に関わる)全ての業種が打撃を受けている」と窮状を訴えた。

■琵琶湖産アユ異常不漁、県漁連が知事に要望書(asahi.com滋賀)http://www.asahi.com/articles/ASK5B5694K5BPTJB00L.html
岡本洋太郎
 琵琶湖産アユの異常な不漁が続いている問題で、県漁業協同組合連合会は10日、早急な原因究明や関係業者への支援などを求める緊急要望を県に提出した。
 要望では、次年度の漁獲を支える産卵親魚の確保に向けた稚魚の「通常放流を大幅に上回る放流」や、漁業者の経費負担軽減などの強力な支援、販売不振に対する救済措置としての利子補給などの特別融資対策を求めている。
 県公館を訪れた県漁連の鳥塚五十三(いそみ)会長(69)は「漁業資源が枯渇している。生態系に不備があると考えざるを得ない。養殖、加工、小売業者も経済的な打撃があり、配慮をお願いしたい」と三日月大造知事に訴え、知事は「早急に原因を究明し、対策は短期と長期に分けて取り組む。緊張感を持って対応したい」などと応じた...

17/05/10

■突然点滅の信号機、不具合解消 大津(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170510000152
 大津市島の関の「島の関西交差点」で3月以降、信号機が突然、赤や黄の点滅状態に切り替わる不具合が続いていた問題で、滋賀県警は10日、不良部品を交換するなどして不具合を解消したと発表した。
 交通規制課によると、この信号機は近くを通る京阪石山坂本線と連動していて、異常を感知すると点滅に切り替わる仕組み。しかし、信号機の制御機器に搭載されたソフトウエアと、電車接近の信号を受信する部品の不良で、実際は異常がないのに点滅状態に切り替わっていたという。
 県警は4月21日までにソフトウエアのプログラミングを修正し、不良部品を交換。その後は正常に作動しているという。不具合の発覚後、監視のため警備員を交差点に配置していたが、10日で配置を終える。
 同交差点は、JR大津駅前から琵琶湖に向かう市道と湖岸沿いの県道が交差する地点。

■ガソリン、値下がり=原油安で3週連続(jiji.com)http://www.jiji.com/jc/article?k=2017051000915&g=eco
 資源エネルギー庁が10日発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの店頭価格(8日時点)は全国平均で133.1円となり、前週に比べ0.4円下がった。原油価格の低下を受け、石油元売り各社が卸売価格を引き下げたためで、3週連続で値下がりした。
 価格が下がったのは31都道府県。下げ幅は岡山(2.1円)、北海道(1.4円)、福岡(1.3円)が大きかった。値上がりしたのは長崎(0.6円)、神奈川(0.5円)、島根と和歌山、石川(各0.3円)など10府県だった。
 調査を担当する石油情報センターは、原油安を踏まえ「来週の店頭価格も小幅に値下がりする」と予想している。

■レギュラーガソリン、3週連続の値下がり…前週比0.4円安の133.1円(Responce)https://response.jp/article/2017/05/10/294491.html
資源エネルギー庁が5月10日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、5月8日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格は、前週の調査から0.4円値下がりし133.1円となった。レギュラーガソリンの値下がりは3週連続。
地域別では北海道で1.4円、中国で0.6円、東北で0.5円、九州・沖縄で0.4円、関東で0.3円、近畿と四国で0.2円、中部で0.1円、全エリアで値下がりした。
ハイオクガソリンは前週比0.4円安の143.9円、軽油は0.3円安の111.7円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、5月10日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は123.6円/リットル、ハイオクは134.4円/リットル、軽油は100.1円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができます。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■琵琶湖の水草堆肥が好評 県配布にリピーター増(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170510/CK2017051002000014.html
 県が琵琶湖で刈った水草で作った堆肥が好評だ。五年前から毎年、県内各地で無料配布したところ、リピーターが増え、アンケートに「また利用したい」と回答した人が九割を超えたことも。水草は近年、琵琶湖で大量繁茂し、悪臭や航行障害の原因になっているだけに、県は新規の配布希望者を増やすとともに堆肥の品質改良を模索する考えだ。
 水草の堆肥化と配布は、県が公益財団法人「淡海環境保全財団」(草津市)に委託して実施。二〜三年かけて堆肥を作り、二〇一二年度から年間二百三十七〜九百十三立方メートルを配布している。
 財団が一六年度にアンケートしたところ、配布日時の連絡をもらっているモニター全二千二百人のうち四百八十三人が答え、「ぜひ利用したい」「機会があれば利用したい」とする回答が計98・9%を占めた。
 回答者の大半が畑に用い、多くが果実や野菜類を栽培。「使用に問題はあったか」の質問には、「全くなかった」が72%で、「少しあった」「ものすごくあった」も計28%だった。
 自由記述では、「土が軟らかくなる」「作物が丈夫に育つようになった」などと好意的な意見が大半を占めたが、「釣り糸や貝殻といった腐らないものが入っていて困った」と指摘する人もいた。
 このほか、水草の刈り取り量が増え続けていることから、県はモニターを一九年度までに二千九百人に増やす目標を設定。利用しやすいように釣り糸や貝殻などを除去する有効策も模索する。
 本年度は大津、草津、近江八幡、長浜、米原、高島の六市で堆肥を配る予定。県は今後、開催日を広報やホームページで周知する。県琵琶湖政策課の担当者は「利用者の輪を広げたい」と話した。
◆水草対策の技術開発支援
 県は、琵琶湖で繁茂する外来植物を含む水草について、堆肥をはじめとした有効活用策や新たな除去技術、繁茂抑制策などの技術開発を支援している。
 対象は企業、大学、NPO法人などの法人格を有する団体で、開発費用の2分の1以下(上限500万円)を補助する。応募期間は6月2日まで。
 県琵琶湖政策課の担当者は「増殖し続けている水草を、民間の力を借りて効果的な対策に結び付けたい」と話す。(問)同課=077(528)3463(成田嵩憲)

17/05/09

■釣り中けんか?男性海に転落し死亡 知人の男ら逮捕(テレ朝news)http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000100342.html
 釣りをしていた男性が海に転落して死亡し、警察は知人の男2人を逮捕しました。
 警察によりますと、8日午後6時すぎ、長崎県佐世保市の岸壁で、無職の岩永俊夫さんが海に転落しているのが見つかり、約40分後に救出しましたが、すでに死亡していました。警察は岩永さんの顔などを殴ってけがをさせた疑いで、一緒にいた佐世保市の無職・久保田敏明容疑者(66)と谷上勇容疑者(66)を逮捕しました。2人は「暴行を加えたことについては間違いない」と容疑を認めています。警察はもめ事が起きた原因や岩永さんが転落した当時の状況などを詳しく調べています。

17/05/07

■琵琶湖漕艇場、新築?改修? 湖上スポーツ拠点の未来は(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170507000082
 建設から46年が経過して老朽化が著しい滋賀県立琵琶湖漕艇場(大津市玉野浦)の管理棟や艇庫について、改修するか新築するかで湖国が揺れている。2006年に策定された同市の景観計画規制で、現在の敷地では新たな建築物を建てることが事実上、不可能となったことが背景にある。県は24年の国体などに向け、規制に触れないよう改修方針を県議会に説明したが、議員や競技関係者は「滋賀の目玉競技施設なのに」と、新築を主張。湖岸の景観規制と湖上スポーツの拠点整備の両立という、日本一の湖を持つ県ならではの難題が立ちはだかる。
 同漕艇場は琵琶湖と湖岸道路に挟まれた幅15メートルほどの狭い敷地に、鉄筋コンクリート造2階建ての管理棟が建ち、南隣に艇庫がある。艇庫も駐車スペースも少なく、全国規模の大会では不都合も多い。同市まちづくり計画課によると、景観計画に合わない「既存不適格」の建物になる。規制前に建てられたため、現状通りの外観なら問題ないが、建て替えるには鉄筋コンクリート造は許可されず、圧迫感を与えないよう「琵琶湖から10メートル後退し、湖岸道路からも2メートル後退させる」という規制が適用される。
 現在でさえ狭い同じ場所で規制通りにするには、数メートル幅の細長い敷地に木造や鉄骨造で建てざるを得ず、新築は無理。市景観計画の変更には審議会にはかり、議会の承認も必要で、同課は「1年でできるかどうか」とする。そのため県は、湖上スポーツの重要性を認識しつつも、「現在の建物を利用するしかない」として、大規模改修の方針を打ち出した。バリアフリー化やトレーニング室の設置などを検討していくという。
 一方、議員からは「既存不適格のままの施設を県が改修していいのか」「新築した方が投資効果がある」などの意見が出ている。県ボート協会の奥村功会長も「21年にはワールドマスターズゲームズ(WMG)もある。今の場所で選手を受け入れることができるのか」と疑問を呈し、「(国際規格の)2千メートルコースをとれる最適な場所を探し、新しくつくる方向で考えてほしい」と要望する。
 県スポーツ局は「ホストタウンになっている東京五輪やWMGを考えると(新しい場所につくるのは)スケジュール的に厳しい」とする。一方で、「周辺土地の活用は十分検討できていない部分もあるので、この機会に合わせて検討していきたい」と、含みも持たせる。

■外来魚釣って減らして 28日に天竜川で大会(長野日報ネット版)http://www.nagano-np.co.jp/articles/16641
天竜川漁協(伊那市)は28日、コクチバスなどの外来魚釣り大会「BASS MEETING(バス・ミーティング)」を上伊那郡内の天竜川で開く。釣った外来魚の総重量が最も多かった参加者には優勝賞金2万円を贈呈。最大全長の個体を釣り上げた人には「大型賞」として1万円を贈る。今年は「最多数量(匹数)賞」を新設。大勢の参加を呼び掛けている。
釣り人の協力も得て外来魚を減らし、アユやイワナ、アマゴなどを保護する狙いで開いており6回目。昨年は約90人が参加し、コクチバスを中心に345匹(112キロ)の釣果があった。
辰野町禁漁区下流−南箕輪北殿天竜橋の天竜川で午前7時〜午後3時に行う。受付はみのわ天竜公園(箕輪町)対岸の十沢橋下流・左岸河川敷で午前6時から。外来魚を生きたまま持ち出すことはできないため、必ず絞めてから受付会場に持ち込み、午後3時から検量を、同4時から表彰式をする。
コクチバスは特定外来生物に指定され、県内ではごく一部の水域を除いて釣った個体の再放流も禁じている。小野文成組合長は「天竜川のバスは増えていると感じている」と影響を懸念し、「大会でも、通常の釣りでも再放流禁止が徹底されるよう周知したい」としている。
参加費は高校生以上1100円、中学生300円(年券所有者無料)。子ども釣り体験もある。小雨決行だが荒天や増水の場合は中止する。問い合わせは漁協(電話0265・72・2445)へ。

17/05/06

■琵琶湖で水難事故相次ぐ 学生や会社員のボート転覆(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170506000134
 大型連休中の6日、滋賀県の琵琶湖でボート転覆など水難事故が相次いだ。
 午後4時半ごろ、滋賀県彦根市松原町の松原水泳場沖で、19〜22歳の男女5人が乗ったプレジャーボートが転覆した。5人は別のボートに救助され、けがはなかった。
 彦根署によると、滋賀大と滋賀県立大、京都大が参加するウインドサーフィン部の部員やOBら。練習していた他の部員への水分補給など支援に当たっていた。バランスを崩したのが転覆原因とみられるという。
 午前11時半には守山市水保町沖で、ブラックバス釣りをしていた奈良市の会社員男性(39)ら2人乗りのボートが水没した。2人は通りかかったボートに救助され無事だった。守山署によると、ボートに入った水をかき出そうと片側に寄った際にバランスを崩したという。

■落ちた釣りざおを泳いで…70代男性溺れ死亡 茨城(テレ朝news)http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000100150.html 茨城県かすみがうら市で6日午前10時ごろ、湖に落ちた釣りざおを泳いで取りにいった70代の男性が遺体で見つかりました。男性は岸から約40メートルほど先で溺れたとみられています。警察などが約40人態勢で捜索し、午後4時ごろに遺体を発見しました。

■ため池で釣りの男性2人溺れ意識不明 大分(NHK NEWS WEB)http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170506/k10010972131000.html
6日昼前、大分市にあるため池で釣りをしていた若い男性が転落し、助けようと池に入った仲間の男性も溺れました。2人は駆けつけた警察や消防に救助されましたが、いずれも意識がないということです。
6日午前11時すぎ、大分市横尾にあるため池で釣りをしていた男性から「仲間2人が池でおぼれた」と警察に通報がありました。
警察と消防が捜索したところ、2人は昼すぎに池の中で見つかって引き上げられ、病院に搬送されましたが、消防によりますと、いずれも意識がないということです。
2人は県外から訪れていた18歳と23歳の会社員と見られ、警察が確認を進めています。
警察によりますと、2人は通報した男性とともに午前9時ごろからため池でブラックバスを釣っていましたが、1人が足を滑らせて池に落ち、それを見たもう1人の男性が助けようとして池に入って2人とも溺れたということです。警察が詳しい状況を調べています。

■ため池で2人心肺停止 釣りの男性ら溺れる(YomiuriOnLine九州発)http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20170506-OYS1T50032.html
 6日午前11時15分頃、大分市横尾のため池「大原大池」で、釣りをしていた10歳代と20歳代の男性2人が池に落ち、行方不明になったと110番があった。約1時間半後、消防隊員が池の中で沈んでいる2人を見つけた。いずれも心肺停止状態だという。
 大分県警大分東署によると、10歳代の男性が足を滑らせて池に落ち、助けようと飛び込んだ20歳代の男性も一緒に溺れたという。2人と釣りに来ていた別の男性が警察に通報した。
 現場は大分銀行ドームの東約700メートルで、周辺には住宅もある。

■湖西道路、渋滞緩和へ4車線化 真野−坂本北間(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170506000012
 大津市の琵琶湖西岸を走る国道161号湖西道路真野インターチェンジ(IC)−坂本北IC間6・6キロの4車線化工事が5月末から始まる。渋滞緩和に期待が集まるが、真野ICで接続する琵琶湖大橋取り付け道路の4車線化は用地買収や道路改良などに時間がかかる見通しで、両道路の拡幅完成時期はずれると見込まれている。
 湖西道路の4車線化は、国土交通省滋賀国道事務所が総事業費89億円をかけ実施する。真野ICから大津赤十字病院(大津市長等1丁目)までの救急車所要時間が7分短縮される見込みだ。完成時期は示していないが「すでに拡幅部分の用地買収は完了している。一日も早い完成を目指す」(同事務所)としている。
 琵琶湖大橋取り付け道路では、真野IC−水保町中野交差点(守山市)間のうち、大津市側の1・9キロと守山市側の1・1キロで県道路公社が実施設計を進めている。しかし、用地買収が未完了で、大津市側では真野川の河川改修を伴うなど大きな工事が必要となるため、完成時期は2028年度末となる見込み。「湖西道路が先に完成することになる」(同公社)という。
 滋賀国道事務所の15年度の調査によると、湖西道路真野IC以南の交通量は1日約2万1千台。真野以北の和邇−志賀IC間は1日約1万7千台で、多くの車が真野で乗り降りしているとみられている。湖西道路だけが4車線化供用を始めれば、取り付け道路の混雑が予想される。
 現時点で滋賀国道事務所と県道路公社で完成時期の調整はしていないが、滋賀国道事務所は「スムーズな交通を確保することは重要と認識している。工事は着実に進めつつ、公社とも供用時期などの調整を検討したい」としている。

17/05/03

■真野川 一時濁水に 馬育成施設下流、県と市に改善要求 大津・土地改良区(毎日jp滋賀)https://mainichi.jp/articles/20170503/ddl/k25/040/305000c
 大津市北部の真野北部土地改良区(同市真野普門1)は、1級河川の真野川などが先月18日ごろ、琵琶湖に注ぐ下流まで黄色や茶色の濁水になったと明らかにし、報道陣に写真も提供した。約4キロ上流で民間会社が計画する競走馬育成施設「チャンピオンヒルズ」の造成工事が原因として土地改良区は2日、県と市に改善を図るよう申し入れた。
 土地改良区の谷茂夫理事長らによると17〜18日ごろに上流で1時間に12ミリの雨が降って以後、同市伊...

■彦根港−竹生島の観光船 こどもの日、小学生は無料だよ 滋賀(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/170503/rgn1705030026-n1.html
 近江トラベル(彦根市)は、こどもの日の5日、「びわ湖観光赤備え船『直政』」などが運航されている彦根港−竹生島で、小学生の乗船料(1500円)を無料にする。「こども応援プロジェクト」の一環として実施。彦根港から西国三十番札所の宝厳寺や竹生島神社がある竹生島を往復する。
 赤備え船はNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の主人公、井伊直虎が育てたという初代彦根藩主の井伊直政を船名にし、外観デザインを井伊軍団の甲冑「赤備え」にちなんで赤色で統一。井伊家の家紋などもあしらっている。長さ22メートル、幅5・4メートル、重量62トン。定員160人。
 竹生島までの観光船は彦根港から午前9時半、11時、午後0時半、2時の4回出航する。乗船する小学生は保護者同伴に限る。
 問い合わせはオーミマリン彦根港(電)0749・22・0619。

■ハマダイコン 初夏感じ 高島(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20170502-OYTNT50339.html
 浜辺に初夏の訪れを告げるハマダイコンの花が、高島市今津町の琵琶湖畔で咲き誇っている。
 菜の花の仲間で、30〜60センチの茎の先端に薄紫や白の小さい花を咲かせる。大根が野生化したとも、大陸から渡来した野生種の末裔とも言われる。
 密生する桂浜園地周辺では、自然歩道を歩くハイカーや写真愛好家らが足を止め、青く輝く湖面との鮮やかな対比を楽しんでいた。
 びわ湖高島観光協会によると、7日までの連休中は十分楽しめるという。

17/05/02

■群馬・神流湖 本当だった60cmヘラブナ(nikkansports.com)http://www.nikkansports.com/leisure/fishing/news/1816798.html
 今年3月28日、群馬・神流湖の岸からの釣りで60センチのヘラブナが釣れたことがSNSなどで話題となり、真偽のほどがウワサされた。このほど、釣った吉野知幸さん(43=深谷市)が神流湖「山水」を訪れ、当時の心境を語ってくれた。
 釣ったのは法久沢で時間は午後4時ごろ。この日はほとんどアタリもなく「何もない1日だった」とあきらめて、21尺を振りながらハリスを細くすれば掛かると思い道糸1・5号、ハリス0・8号に替えた直後にガツン、ときた。
 吉野さん はっきりとは分からないけど20〜30分ぐらい格闘した。腕はパンパン。用意したタモに当然入らなくて、両手で抱えるようにして取り込みました。
 5年前に野ベラ釣りを得意とするヘラ師、ザビエル石井さんと話して「神流湖が面白い」と聞いて、通い続けている。神流湖の岸釣りの魅力を聞いた。
 吉野さん 水位も毎回違う。入る場所によって違う釣り場に来たみたいで新鮮。簡単に釣れないので1匹でも釣れるとすごくうれしい湖です。
 いますよ、神流湖に夢の60センチ。

■競走馬施設造成で琵琶湖に濁水 開発業者に対策要求(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170502000158
 大津市伊香立で民間業者が開発している競走馬の育成施設に関し、地元住民らでつくる真野北部土地改良区が2日、土地造成の影響で真野川や琵琶湖に濁水が流れ込んだとして、事業を認可した市に対し、業者に対策を取らせるよう申し入れた。滋賀県に対しても濁水の放流を規制するよう求めた。
 同改良区の谷茂夫理事長によると、4月17〜18日に雨が降った際、造成地の下流にある真野川や支流が茶色く変色し、琵琶湖に流入する様子を撮影した。昨年11月にも雨の後に真野川などが濁るのを確認した、という。谷理事長は「農業や琵琶湖の魚への悪影響が出る恐れがある」と訴えている。
 大津市市街地整備課によると、業者は造成で出た濁水をためて土砂を沈殿させる沈砂池を設置しているが、雨が降ると処理容量を超え、川に流れ出てしまう可能性があるという。同課は「影響が出ているなら、業者に改善を求めたい」としている。
 施設事業に携わるネットエンジニアリング(大阪市)は「行政の指導を順守した形でやっている」とコメントした。

■生物進化の解明へ協定 琵琶湖博と韓国の生物資源館(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170502000137
 滋賀県立琵琶湖博物館(草津市下物町)は2日、韓国の国立洛東江生物資源館と協力協定を結んだと発表した。同博物館は「琵琶湖を含む東アジアの生物の進化を明らかにしていきたい」としている。
 洛東江生物資源館は2015年に設立。韓国最長の河川である洛東江(延長525キロ)を中心に、淡水生物の多様性の解明や保全、研究に取り組む。また、併設する博物館で展示や学習プログラムを行っている。
 琵琶湖博物館が海外の研究施設と協定を結ぶのは6カ所目。4月21日に同博物館の篠原徹館長が同資源館の安永熙(アンヨンヒ)館長と調印式に臨んだ。今後は研究や学芸員の人材交流などで相互協力していくといい、同博物館は「将来的には展示などでも連携できれば」としている。

■「琵琶湖周航の歌」100年の記念絵はがき 資料館で販売(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170502000068
 「琵琶湖周航の歌」の誕生100周年を記念した絵はがきが、発祥の地・今津にある琵琶湖周航の歌資料館(滋賀県高島市今津町中沼)で販売されている。地元の写真愛好家が歌の風景や歌碑にちなむ写真を題材にした手作り品で、売上金は記念事業などに役立てたいという。
 製作者は、高島市今津町名小路の澤田浩さん(75)で、旧今津町観光協会などに勤め、誕生90周年事業にも携わってきた。歌への思い入れは強く、100周年の節目になる今年は大ファンとして盛り上げたいという。
 退職後も澤田さんは歌の風景や歌碑などの写真を撮影してきた。絵はがきは同資料館の依頼を受けて3月末に10種を完成し、4月から公式記念絵はがきとして販売を始めた。有名な冒頭「われは湖(うみ)の子さすらいの」で始まる1番から、「西国十番長命寺」の6番までの歌碑を扱った6枚組みシリーズと、冬と夏の今津港の風景など計4枚を製作した。
 澤田さんは「50代になってから、この歌の良さを痛感した。絵はがきにメッセージを書き、全国の知人友人に向けて、歌の世界観や琵琶湖の風景を伝えてほしい」と話す。歌碑めぐりは600円、ほかは1枚100円(共に税込み)。問い合わせは同館TEL0740(22)2108。月曜休み。

17/05/01

■巨大魚アリゲーターガーVS漁協 揖保川で第7戦へ(神戸新聞NEXT)https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201705/0010147126.shtml
 ワニのような鋭い歯を持つ巨大外来魚「アリゲーターガー」。昨年6月、兵庫県たつの市の揖保川下流域で生息が確認された。周辺はウナギの保護区で、地元漁協は大規模な捕獲を試みたが難航。冬場は目撃情報も途絶えた。いるのか、いないのか−。水ぬるむ季節、漁協は新たな秘策で7度目の捕獲作戦に挑む。(木村信行、山崎 竜)
 「あれ、何や?」
 昨年6月中旬。揖保川支流の中川で、揖保川漁協(宍粟市)の会員が奇妙な魚影を見つけた。体長約80センチ。北米原産の肉食魚アリゲーターガーだった。
 発見場所は水産庁の補助で事業を進めるウナギの保護区。揖保川はアユ釣りの全国有数の名所で、周辺はアユの産卵場でもあった。
 危機感を抱いた漁協は捕獲を決定。だが、釣りや「はえ縄」は鋭い歯に阻まれ、断念。同漁協総代会会長の森本実勇(じつゆう)さん(54)は、ガーが好む水草などの浮遊物に釣り針を隠した「ごみトラップ」を考案し、勇んで試みたが捕れたのはライギョばかり。
 万策尽きたかに思われた昨年11月、全国内水面漁協組合連合会(東京)から「電気ショッカーボート」を借りた。日本の固有種を食い荒らし、生態系を破壊するブラックバスなどを駆除する秘密兵器だ。
 同月上旬。ウナギ保護区の周辺400メートルを仕切り、水中に電気を流した。3日間の成果はライギョやブラックバスなど43匹。ガーの姿はなかった。
 しかも、深刻な被害の兆候が判明した。電気で気絶した外来魚は幼魚か体長50センチ以上の大型ばかりで、ガーの餌に適した20センチ前後の魚は全くいなかった。アユも昨秋の産卵期はほとんど姿が見えなかった。
 ガーの活動が低調になる冬場は、目撃情報も途絶え、漁協は“休戦”を宣言。黄金週間明けにも活動を再開するという。
 水面で呼吸するガーの姿が確認できれば、これまでの経験を生かした特製の仕掛けで釣り上げる作戦だ。周辺は釣り禁止区域だが、兵庫県の許可を取り「釣り大会」をする案もある。
 森本さんは「漁協の意地にかけても、このままで終われない」と話す。
 【アリゲーターガー】成魚は1〜3メートルになる世界最大級の淡水魚。ガー科の7種の中で、ワニのような長い口と鋭い歯を持つことから命名された。寿命はオスが25年、メスが50年とされる。魚食性だが水鳥を補食することもある。
観賞用が野生化か、加古川や神戸にも
 アリゲーターガーは1997年ごろから琵琶湖(滋賀県)などで目撃されるようになった。名古屋城(名古屋市)の外堀では2009年以降、2匹が見つかり、市が何度も捕獲に挑んでいるが、成功していない。
 近年は東日本以西の広範囲で発見が相次ぐ。兵庫県内では加古川、三木、神戸市のため池で、水を抜いた際に捕獲されている。
 環境省によると、20年ほど前に東南アジアで養殖が可能になり、日本でも観賞用で安く取引されるようになったという。だが、思った以上に巨大化し、飼育に困って放流された個体が野生化したとみている。
 今のところ漁業被害の報告はないが、同省は18年春にも、アリゲーターガーを含むガー科を「特定外来生物」に指定し、輸入を原則禁止する方針。現在、飼育している個体は許可を取る必要がある。
 同省外来生物対策室は「幼魚の目撃情報はなく、まだ日本で繁殖はしていないようだ。ただ寿命が長く、1匹でも在来種への影響が大きいため、早めの対策が必要と判断した」とする。

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