琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2015/04)

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15/04/30

■滋賀・瀬田川で「セタシジミ祭」 復活願い放流、シジミ取り体験も(産経ニュース)
 瀬田の唐橋(大津市)周辺の瀬田川で29日、「セタシジミ祭」が開かれた。かつて瀬田川一帯で収穫できた琵琶湖の固有種「セタシジミ」について理解を深めてもらおうと、毎年行われている取り組み。今年も訪れた人たちはシジミ漁を体験したり、振る舞われたシジミ汁を堪能するなどした。
 セタシジミは、殻が厚く、身は肉厚でうまみが多いのが特徴。浅瀬から水深15メートルにかけて生息しており、昭和40年代までは漁獲量も多く、瀬田川一帯は主要な漁場だった。
 しかし、昭和47年から平成9年にかけて行われた琵琶湖総合開発事業などの影響で水質が悪化。セタシジミの漁獲量は昭和32年の6072トンをピークに減少し、昭和61年には300トンを割り込んだ。
 このため、瀬田町漁業協同組合などは対策を模索。語呂合わせで4月23日を「シジミの日」と定め、セタシジミについて知ってもらうイベントを、この日に近い日曜・祝日に「セタシジミ祭」として行っている。
 今回のセタシジミ祭には、家族連れなど約250人が参加。セタシジミの復活を願って稚貝を瀬田川に放流したほか、漁船で沖合まで出て、サオを使ったシジミ取りを体験。セタシジミを使ったシジミ汁も振る舞われた。
 セタシジミ祭は今回が30回目。一方で、セタシジミの漁獲量は減り続け、平成25年は68トンになった。瀬田川一帯の漁獲量も、10年前の年間約10トンから、今では年間約1トンにまで落ち込んでいる。
 セタシジミ祭実行委員長で、瀬田町漁業協同組合の吉田守組合長(69)は「瀬田川の水質に改善のきざしが見えないので、セタシジミの漁獲量は減り続けている。この祭を通じて、訪れてくれた人々に『川に住むシジミのためにも、川に物を捨ててはいけないんだ』ということを訴えていきたい」と話していた。

■セタシジミ、再生願い 瀬田川で稚貝80キロ放流(asahi.com滋賀)
 琵琶湖・瀬田川の固有種セタシジミの再生と瀬田川の環境保全を願う「セタシジミ祭」が29日、大津市の瀬田川一帯であり、約150人が参加した。
 瀬田町漁業協同組合などで作る実行委員会が1986年から毎年開催している。
 参加者は漁船に乗り、セタシジミの稚貝約80キロを瀬田川に放流したり、伝統漁法のシジミかき体験をしたり、シジミ汁を味わったりした。

15/04/29

■シバザクラのじゅうたん、琵琶湖岸で見頃(産経ニュース)
 大津市におの浜の「大津湖岸なぎさ公園」で、シバザクラが見頃を迎えた。琵琶湖岸にピンク色のじゅうたんが敷き詰められたような光景が広がり、訪れた家族連れやカップルを楽しませている。
 同公園では、広さ1250平方メートルの花壇のスペースいっぱいにシバザクラが植えられ、濃いピンク色の小さな花が無数に咲き誇っている。公園を管理する市公園緑地協会によると、今月中旬に開花し、暖かい日が多かったため例年より早めにピークを迎えた。「ゴールデンウイーク中は見頃が続きそう」とPRしている。
 友人と訪れていた女性(27)は「鮮やかな色だけでなく、湖側から吹く風に乗ってくる甘い香りも楽しめました」と話していた。

■琵琶湖のプランクトンをスケッチ 成安造形大生(ChunichiWeb滋賀)
 成安造形大(大津市)の学生六十二人が、同大と連携協定を結ぶ草津市の琵琶湖博物館を訪れ、琵琶湖のプランクトン(微生物)の観察実習をした。博物館に来夏オープン予定の学生企画展示の参考にする。
 学生らは網目の細かい特殊なネットを琵琶湖に投げて微生物を採取し、顕微鏡で観察。二枚貝のような殻を持つミジンコの仲間や、光合成をする藻類を体内に共生させて栄養をとる微生物などが動き回る様子をスケッチした。
 初めて同博物館を訪れたという三年の谷玲実さん(21)は「プランクトンの形ってこんなに神秘的なんだ」と驚いていた。
 同博物館は来年七月、琵琶湖の微生物をテーマにした展示室「マイクロアクアリウム」を新設予定。ミジンコの仲間で最大の「ノロミジンコ」の全長二・五メートルのオブジェや、さまざまな微生物をかたどった椅子などを同大の学生にデザインしてもらい、常設展示にするという。(原田晋也)

15/04/28

■GW渋滞、2日午前9時がピーク 名神高速上り(asahi.com滋賀)
 県警は、大型連休期間の高速道路などの渋滞予想をまとめた。行楽などが集中し最も渋滞するとみているのは、2日午前9時の名神高速上り線の瀬田東ジャンクション(JCT)―茨木インターチェンジ(IC)間で、35キロに達するとみている。交通規制課の担当者は「渋滞情報をこまめにチェックし、ゆとりある運転で事故防止に努めてほしい」と注意を呼びかけている。
 最新の交通情報は、日本道路交通情報センター(050・3369・6666)。大津センター(050・3369・6625)でも県内の詳細情報を確認できる。

15/04/27

■「滋賀」の県名どうする? 変更の必要性を世論調査へ(京都新聞電子版)
 滋賀県の三日月大造知事は27日の定例会見で、6月に県民を対象に実施する県政世論調査の中で、県名の変更の必要性について聞く質問項目を盛り込む考えを明らかにした。
 今年2月の県議会一般質問で、県議から県の「ブランド力」を高めるために県名を変えてはどうかとの提案があり、三日月知事が議論を進める意向を示していた。
 会見で三日月知事は「県名について議論するのは、自分たちの住む県を考えるいい機会」と述べ、県政世論調査の中で「そのままでいいか、変えるべきかどうか、変えるとしたらどんな名前がいいか問いかけていきたい」とした。
 県政世論調査は、無作為抽出した県民3千人に調査票を送る。県政の主な課題について意見を聞く趣旨で、県名変更の項目に関する回答結果をどう生かすかは今後検討するという。

■暑い、滋賀・東近江で28・8度 今年の最高気温(京都新聞電子版)
 滋賀県内では、今年の最高気温を全観測地点で更新した。東近江市では7月上旬並みの28・8度、大津市内も6月下旬並みの27・3度まで上がり、2日続けての夏日となった。
 大津市内は午前中から温度がぐんぐん上がり、県庁前では、上着を片手に提げて汗を拭く県職員や、日傘を差し足早に歩く女性の姿がみられた。同市打出浜の琵琶湖岸でも、水辺で楽しげに遊ぶ家族連れや、のんびりと糸を落とす釣り客が多く見られた。
 彦根地方気象台によると、朝から快晴が続いて風が弱かったことから温度が上がったという。週末に掛けてもおおむね晴れ、暖かい日が続く見込み。

■十四回「琵琶湖外来魚駆除の日」(EICネット)
こんにちは、いつもお世話になっております。琵琶湖を戻す会です。
4月19日の本年度最初の外来魚駆除大会は生憎の雨天での開催となりいました。水温が下がった影響か非常に少ない駆除結果となってしまいましたが52名(新規参加:34名)もの参加者にご参加いただきました。
駆除結果は1.3kg(ブルーギル25尾,オオクチバス2尾)でした。
ご参加、ご協力して下さった皆様、ありがとうございました。
続きまして第十四回「琵琶湖外来魚駆除の日」 のご案内をさせて頂きます。
第十四回「琵琶湖外来魚駆除の日」
http://homepage2.nifty.com/mugituku/anniversary/2015/anniversary15a.html
琵琶湖の現状や外来魚問題を一人でも多くの方々に知っていただきたいとの願いから、毎年5月最終日曜日を「琵琶湖外来魚駆除の日」として琵琶湖や外来魚に関する様々なイベントを実施しています。今年も多くの方々にご参加していただけるよう色々なイベントを準備しました。ご自身に合ったイベントを見つけて、どうぞお気軽にご参加下さい。
開催日:2015年5月31日(日)・・・雨天決行(荒天中止)
時間:10:00〜16:00駐車場の開門は8:30
※随時参加・随時解散といたします
会場:草津市烏丸半島多目的広場(琵琶湖博物館駐車場奥にある芝生の広場)
交通:
車の場合
瀬田方面からの場合は南湖東岸の湖岸道路を北上し琵琶湖博物館の看板にしたがってお越し下さい。
公共交通機関の場合
JR琵琶湖線草津駅西口から琵琶湖博物館行きバスで22分、終点「琵琶湖博物館前」停留所からすぐ。
駐車場:琵琶湖博物館駐車場料金:550円/1日
※博物館の入場券があれば無料
参加費:大人200円,子供100円(保険料等の実費)
※子供(小学生以下のお子さま)は保護者の方と一緒にご参加下さい。
※なお団体でご参加いただける場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
プログラム:
◆プログラムは現時点での予定で、予告無く変更する場合があります◆
★外来魚を釣ろう!:10:00〜16:00(天候によっては短縮します)
外来魚駆除釣り大会釣りを楽しみながらも外来魚しか釣れない琵琶湖の現状を知ってください。
数に限りはありますが、貸し竿やエサ・仕掛けを無料で準備しています。
★琵琶湖の魚を味わおう!:11:30〜12:30なくなり次第終了
琵琶湖の幸の試食会「外来魚が食い荒らしている琵琶湖の幸はこんなに美味しいものだ」ということを実感してください。もちろん無料です!毎年あっという間に無くなってしまいますのでお早めに!
協力:滋賀県漁業協同組合連合青年会
★みんなで地引き網を引こう!:13:00〜14:00
地引き網体験外来魚駆除のため皆さんの手で地引き網を引いてください。網を引くために皆さんの協力が必要です!
協力:滋賀県漁業協同組合連合青年会
★魚の解剖に挑戦してみよう!:14:00〜15:00受付は13:30で締め切ります
外来魚解剖教室皆さん自身の手で釣った外来魚を解剖して、外来魚が何を食べているかなどを観察してもらっています。毎年子どもたちに大好評のイベントです。
※お子様が参加される場合は保護者同伴でお願いいたします。
協力:滋賀県水産試験場・大津漁業協同組合
★魚を見比べてみよう!:10:00〜15:30
淡水魚比較展示琵琶湖に生息する生きた外来魚と在来魚を比較展示します。
生まれたばかりのブラックバスの稚魚の大群も展示します。
協力:琵琶湖博物館うおの会
主催:琵琶湖を戻す会
後援:滋賀県
協力
(順不同):滋賀県水産試験場
滋賀県水産課
滋賀県漁業協同組合連合青年会
大津漁業協同組合
山田漁業協同組合
琵琶湖博物館うおの会
滋賀県立琵琶湖博物館
協賛:草津ライオンズクラブ
全国ブラックバス防除市民ネットワーク
当イベントは、参加資格や事前申し込みの必要など一切ありません。個人での参加や飛び入り参加も大歓迎いたします。会場は足場もよくトイレもありますので、ご家族・ご友人をお誘い合わせの上、大勢でのご参加をお待ちしております。
このイベントでは「BYスタンプラリー」のスタンプを受け付けています。
http://www.byq.or.jp/by-stamp/
今回のイベントに関するお問い合わせがあればお気軽にどうぞ!
琵琶湖を戻す会広報 ZXA00545@nifty.ne.jp 迄
琵琶湖を戻す会は外来生物法の主務官庁(環境省/農林水産省)から特定外来生物防除認定を受けています。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/prevention/prevention.html

■嘉田前知事次男・修平さんトップ当選 大津市議選(京都新聞電子版)
 昨夏の滋賀県知事選で三日月大造知事の当選を支えた政治団体「チームしが」の推薦を受けた無所属の嘉田修平さん(35)=逢坂2丁目=が26日、最多得票で大津市議に初当選した。市内の事務所で「実力未知数な私にこれだけ多くの人が期待を寄せてくれた」と集まった支持者に礼を述べた。
 嘉田由紀子前知事の次男。選挙戦では母親と二人三脚の選挙活動を展開した。「今のままの大津、もったいない」をスローガンに、自然を生かした子どもの遊び場づくりや中心市街地の活性化を訴えた。嘉田さんは「子どもたちが一生住みたいと思える大津にしたい」と力を込めた。

■自・民・公維持、維新が初議席 大津市議選、世代交代進む(京都新聞電子版)
 大津市議選(定数38)は26日、投開票が行われ、現職29人、新人9人が当選した。
 30〜40代が新人4人を合わせ10人に増え、世代交代が進んだ。
 党派別では自民党5人、民主党3人、維新の党1人、公明党5人、共産党5人。維新は初議席を獲得、自民、民主、公明はいずれも現有議席を維持した。共産は1減。無所属は19人だった。

15/04/26

■琵琶湖 世界に発信(YomiuriOnLine滋賀)
◇日本遺産認定 信仰、生活伝える21件
 文化庁が新設した「日本遺産」で、県内からは「琵琶湖とその水辺景観―祈りと暮らしの水遺産」が選ばれた。近江八幡市の八幡堀や高島市の白鬚神社など、琵琶湖の豊かな水に関わる景観や寺社で構成され、水と信仰や生活という観点からまとめた。各地の関係者は、国内外の観光客誘致を活発化させたい考えだ。(小野圭二郎)
 日本遺産は東京五輪・パラリンピックを念頭に、地域の魅力の発信強化を目指す新事業。建造物や遺跡、景観など複数の要素を一つにつなぐ「ストーリー」を重視したのが特徴。初回の認定には全国から83件の応募があったが、県と大津、彦根、近江八幡、高島、東近江、米原6市が「水遺産」として提案。各地に伝わる文化財や伝統行事21件で構成し、水と人の営みが調和した文化的景観の魅力を伝える申請内容にまとめた。
 信仰に関わるものでは、▽湖中に大鳥居が立つ白鬚神社(高島市)▽瑠璃光如来とも称される薬師如来を本尊とし「薬師如来の池」ともたとえられる琵琶湖を望む延暦寺(大津市)――など。生活に関わるものでは、▽八幡堀で知られる重要文化的景観「近江八幡の水郷」(近江八幡市)▽湧き水を利用した「川端(かばた)」がある重要文化的景観「針江・霜降の水辺景観」(高島市)――など。
 文化財の他にも、人が暮らす国内唯一の淡水湖の離島・沖島(近江八幡市)、やな漁など琵琶湖の伝統漁法やふなずしなどの食文化を加えている。
 県教委文化財保護課は「日本遺産となれば世界への発信力が強まる。京都とは違う観光スタイルを売り出すチャンス」と期待する。認定を受け、三日月知事は「いにしえより脈々と育まれてきた貴重な資源を引き継ぎ、国内外に積極的に発信したい」とのコメントを発表した。

■今季の営業始まる 伊吹山ドライブウェイ(asahi.com滋賀)
 県内最高峰の伊吹山(標高1377メートル)で、ふもとの岐阜県関ケ原町から山頂駐車場のある米原市までを結ぶ有料道路「伊吹山ドライブウェイ」(全長17キロ)が25日、今季の営業を始めた。当初は今月18日の開業を目指していたが、例年以上の積雪で1週間遅れた。
 この日、先着10台目までには通行順位の認定証を発行。先頭の福井県小浜市の男性(77)は「イヌワシを撮影するため、3日前の昼ごろに来た」と話した。
 26日までの開業イベントとして、全車種とも通行料金が半額になる。また山頂駐車場内の「スカイテラス伊吹山」では、午前10時半から限定150食で「伊吹鍋」が無料で提供される。

15/04/25

■悪質運転ヘリで監視 GWの高速(YomiuriOnLine滋賀)
◇県警、作戦出動式
 ゴールデンウィーク中の交通の円滑化を図ろうと、県警は24日、ヘリコプターと地上部隊が連携して交通違反を取り締まる「イーグル・アイ作戦」の出動式を行った。
 作戦は、県警のヘリ「いぶき」が交通渋滞の発生しやすい高速道路を重点的に見回り、路肩走行や割り込み運転など悪質な違反を取り締まるもので、20年ぶりに実施。上空の「鳥の目」で発見すれば地上の高速隊などに連絡し、インターチェンジやサービスエリアなどで該当車を取り締まる。作戦は5月6日まで。
 県警本部で行われた出動式では、高速隊や交通機動隊員ら約30人を前に西岡邦彦・交通部長が「空陸一体となって取り締まってもらいたい」と激励。地上部隊となる白バイやパトカー計12台が見回りに出動した。
 県警交通企画課によると、昨年4月29日〜5月6日に県内で発生した人身事故は92件、負傷者は130人、死者はいなかった。

■一足早く夏日到来 東近江と彦根(ChunichiWeb滋賀)
 県内は二十四日、高気圧に広く覆われ、東近江市と彦根市で最高気温が二五度を超え、今年初めての夏日となった。
 県内九カ所の観測地点のうち八カ所で五月下旬〜六月中旬の暑さとなり、今年の最高気温を更新した。彦根地方気象台によると、東近江市桜川東町で二六・一度、彦根市城町で二五・三度を記録。続いて大津市萱野浦二四・九度、長浜市唐国町二四・六度、米原市朝日二四・二度だった。
 二十五日も引き続き全域で高気圧に覆われ、汗ばむ陽気となりそう。(河辺嘉奈子)

■海外に魅力発信へ 日本遺産に「琵琶湖とその水辺景観」(ChunichiWeb滋賀)
 二十四日に文化庁が発表した日本遺産十八件のうちの一件に、県が提案した「琵琶湖とその水辺景観−祈りと暮らしの水遺産」が選ばれた。県内六市二十一カ所を関連づけて結んだ。県は外国人観光客向けの情報発信と、受け入れ態勢強化を進める。
 祈りと暮らしを二本柱に、琵琶湖の水と深く関わってきた県の文化を包括。祈りは、琵琶湖を「天台薬師の池」に見立てて建立した延暦寺(大津市)や、琵琶湖に鳥居が浮かぶ白鬚神社(高島市)といった寺社を指定。暮らしは、八幡堀を中心に情緒豊かな風景が残る近江八幡の水郷風景や、湧き水を生活水や飲料水として使う「カバタ」を含めた水辺景観などを選んだ。
 三日月大造知事は「本県ではいにしえより琵琶湖を中心として水の文化が脈々と育まれてきた。貴重な資源を次世代にしっかり引き継ぎ、魅力を国内外に発信したい」と談話を発表した。
 県教委文化財保護課の担当者は「最初の認定で選ばれた価値は大きい。今後も追加認定を目指したい」と意気込み、県観光交流局担当者も「多言語での情報発信に力を入れ、受け入れ態勢の整備も進めていきたい」と話した。
 八幡堀を守る会(近江八幡市)の苗村喜正会長(74)は「市民運動から守られてきた八幡堀や、街並み、自然景観を含めた一帯の景色をより多くの人に見てもらえたら」と期待を寄せた。(井本拓志)

■琵琶湖「水の文化」のストーリー、日本遺産に認定(asahi.com滋賀)
 文化庁が24日発表した「日本遺産」18件に、県内から県と大津、彦根など6市が申請した「琵琶湖とその水辺景観―祈りと暮らしの水遺産」が選ばれた。文化財や名勝地そのものではなく、地域の歴史や伝承をつなぐストーリーが審査された。県などは物語の魅力を発信し、観光資源として生かしたい考えだ。
 地域の歴史的な特色をストーリー化し、外国人観光客誘致などに活用しようと国が創設。全国の自治体から83件の申請があった。
 県と6市は、山に降った雨が琵琶湖に流れ、水を敬い、おそれ、水の浄土に救いと安らぎを求めた「水の文化」を軸に次のような物語をつくった。

15/04/24

■湖畔染めるカーペット 高島(YomiuriOnLine滋賀)
 高島市新旭町の湖周道路わきの湖畔が、〈黄色いカーペット>で覆われている。湿地に生える多年草のノウルシで、茎に密生する葉の一部が、まるで花びらのように黄色く色づいている。
 環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されており、茎から出る白い液に触れると、かぶれることから、この名がついた。今年は例年より早い4月中旬から、新旭浜園地から南へ約2キロにわたって湖畔を染め、空や湖面の青色と共に湖西の春を演出している。
 びわ湖高島観光協会(0740・33・7101)によると、鮮やかさを楽しめるのはあと数日で、初夏の訪れと共にヨシや雑草に覆われていくという。

■GW、2〜6日に大規模渋滞か 県警予測(ChunichiWeb滋賀)
 県警は二十三日、ゴールデンウイーク(GW)期間中の県内の高速道路や主要道の渋滞予測を発表した。例年通り大規模な渋滞が発生すると予測している。
 名神高速では五月二日午前九時ごろ、上り線の瀬田東ジャンクション(JCT)−茨木インターチェンジ(IC)間で約三十五キロの渋滞が発生するのを最長に、二〜六日は上下線で十キロ以上の渋滞が発生する見込み。四月二十六、二十九日には下りで、五月一日には上りでそれぞれ十キロ程度の渋滞が発生するとみている。
 新名神高速は五月五日昼〜深夜、六日昼〜深夜に上り線で、京滋バイパスは五日夕〜深夜に下り線で、北陸自動車道は五日夕〜夜に上り線で、それぞれ約十キロの渋滞が発生するとしている。
 高速道路の渋滞予測は西日本高速道路(NEXCO西日本)のホームページでも確認できる。最新情報は日本道路交通情報センター大津センター=050(3369)6625=で。(原田晋也)

15/04/23

■赤紫のじゅうたん鮮やか 琵琶湖岸、シバザクラ満開(京都新聞電子版)
 琵琶湖岸のなぎさ公園(大津市におの浜4丁目)のシバザクラが満開になり、じゅうたんのように広がる赤紫色の植え込みが、市民や観光客の目を楽しませている。
 シバザクラの花は直径2〜3センチで濃いピンク色。北米原産でハナシノブ科の多年草。サクラに似ていることが名前の由来という。
 湖岸に設けられた約300メートルの散策路「なぎさのプロムナード」にある1250平方メートル余りの花壇に、5万株余りが植えられている。初夏を思わせる陽気の中、訪れた人が湖岸沿いを鮮やかに染めあげる様子をカメラに収めたり、ゆっくりと散策を楽しんでいる。
 5月2日には、なぎさ公園で「シバザクラまつり」が開催され、花苗の無料配布や大道芸のステージがある。シバザクラは5月連休初めまで見られるという。
 問い合わせは市公園緑地協会TEL077(527)1555。

■琵琶湖の定置網に男性遺体 大津北署が身元確認急ぐ(産経ニュースWEST)
 22日午前9時半ごろ、大津市今堅田の琵琶湖沖約150メートルで、定置網の「えり」に引っかかっている男性の遺体を、ボートの釣り客が見つけ、110番通報した。滋賀県警大津北署が身元の確認を進めるとともに、死因を調べている。
 同署によると、遺体は身長約180センチの中肉。黒い短髪で、紺のコートに黒いカーディガン、白い長袖シャツ、茶色のブーツを着用していた。肩にはオレンジ色のリュックサックを掛けていた。所持品の中に診察券があり、男性との関連を調べている。

■ゴルフ用品狙い23台被害 県南部で車上荒らし相次ぐ(ChunichiWeb滋賀)
 ゴルフ用品を狙った車上荒らしが三月下旬以降、草津署管内を中心に県南部で相次いでいる。この一カ月間の被害は未遂を含め二十三台で、額は三百万円近くに上る。県警は車内にゴルフバッグを積んだままにしないよう注意を呼び掛けている。
 被害に遭ったのは、ゴルフクラブを中心に約四百三十点。場所は草津市内で九台、栗東市内で十一台、守山市内で三台で、いずれも乗用車だった。うち二台が未遂に終わっている。
 十九日夜〜二十二日午前にかけては、栗東、守山両市内で六台が狙われた。草津署によると、栗東市綣三の月決め駐車場と苅原のマンション駐車場に止めていた計三台から、ゴルフ用品四十点(二十六万円相当)が盗まれた。うち一台は車付近にゴルフバッグが捨てられていたが、中に入っていたクラブはなくなっていたという。
 守山署管内では、守山市勝部一と伊勢町のアパート駐車場の三台が荒らされ、同様に約三十点(二十六万円相当)が盗まれた。二台はゴルフバッグごと盗まれ、一台は未遂。
 被害が集中する草津署によると、一軒家の駐車場では被害がなく、大通りに面していない月決めやマンションの駐車場での被害が大半を占める。また運転席の三角窓や後部のガラスが、何らかの工具で割られている被害がほとんどという。
 草津市内では昨年十月末にも、JR草津駅周辺でゴルフ用品を積んだ六台が被害に遭っている。一連の事件は手口が似ているといい、県警は同一犯の可能性があるとして連続窃盗事件として調べている。(倉形友理、原田晋也)

15/04/22

■ガソリン価格、4週連続値下がり(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が22日発表した20日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週(13日)と比べ20銭安い138円80銭で、4週連続の値下がりとなった。
 米国産シェールオイルの増産に鈍化の兆しが見え始めているとの見方が広がっていることなどから、昨年後半から急落していた原油価格は回復基調にあり、元売り各社も卸価格を引き上げているが、過去の引き下げ分が店頭価格に反映される動きが続いた。
 都道府県別では、33都府県で値下がり。値下がり幅は岡山の80銭が最大で、長野の70銭、宮城の60銭が続いた。8府県が横ばいで、6道県で値上がりした。
 調査を行う石油情報センターは「来週は値上がりする」とみている。

■レギュラーガソリン138.8円、4週連続の値下がり(Responce)
資源エネルギー庁が4月22日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、4月20日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.2円値下がりし、1リットル当たり138.8円となった。
レギュラーガソリンの値下がりは4週連続。
地域別では、関東と中国で0.3円、東北と九州・沖縄で0.2円、中部と四国で0.1円値下がり、北海道では0.1円値上がり、近畿は前週と同価格だった。
ハイオクガソリンは149.6円、軽油は118.5円、いずれも前週より0.2円値を下げた。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、4月22日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は129.8円/リットル(前週比+1.1円)、ハイオクは141.3円/リットル(同+1.4円)、軽油は104.7円/リットル(同−0.2円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■ビワパールが復活の兆し 母貝イケチョウガイ生育順調 養殖環境が改善 滋賀・西の湖(産経ニュースWEST)
 滋賀県で養殖され、海外でも人気を呼んだ淡水真珠「ビワパール」。1980年代に激減していたが近年、一部で養殖環境が改善し、復活の機運が高まっている。
 「本格的な出荷は十数年ぶり」と話すのは琵琶湖の内湖「西の湖」で養殖に約50年携わってきた滋賀県真珠養殖漁業協同組合長の斎木勲さん(74)。6年前に育て始めた真珠の母貝「イケチョウガイ」が良好に成長し、年末までに出荷できる見通しが立った。「期待に応えて何とかものにしたい」と意気込む。
 琵琶湖産真珠の特徴は、1粒ずつ異なる形と、母貝の色素などを反映した紫色や玉虫色など多様な色彩だ。ビワパールを販売する貴金属卸売会社「三枝」(甲府市)の三枝弘和社長(47)は「天然真珠に近い仕上がりが魅力。日本の宝だ」と評価する。
 滋賀県の真珠養殖は30年に始まったとされ、国内外で売れ始めたことから、50年代後半に養殖業者が急増して一時は93軒に。県によると、ビワパールの生産額はピークの80年で約40億円に上った。その後はイケチョウガイが成長不良に陥り、2013年に業者は10軒に減少、6・2トン(71年)あった生産量も近年十数キロで推移している。
 斎木さんによると、成長不良の原因は水草の異常繁茂による酸欠状態と餌不足や、湖底をつついて母貝の成長に適した環境をつくるモロコなどの在来種が外来魚の影響で減少したことという。西の湖では県や漁協が外来魚駆除や水草の刈り取りを実施し「以前の豊かな湖が戻ってきた」と実感できるまでになった。

■県議会 木沢氏ら無所属3県議(滋賀報知新聞ネット版)
=新会派「良知会」結成=
◇全県
 県議会で無所属の議員三人は二十日、新会派「良知会」を結成した。参加するのは、蔦田恵子県議(大津市選挙区)=4期=と木沢成人県議(東近江市日野町愛荘町選挙区)=3期=、海東英和県議(高島市選挙区)=1期=。
 会派名は、江戸時代の近江高島の儒学者、中江藤樹の教えにちなんだもので、「個人の素直な心、すなわち良知に従い、県民代表として、より多くの県民の付託に応える」ことを目指して名付けた。
 政治スタンスについて、蔦田県議は「是々非々の会派。政党色のない存在を高める」、木沢県議は「本来の二元代表制の意義を追求する」、海東県議は「滋賀は独自の価値で未来を描くことが大事」と述べ、既成政党とは異なった視点で、県民利益を重視する姿勢をアピールした。
 なお、県議会(定数44)の構成は、自民党県議団二十一人、民主と旧対話からなるチームしが県議団十五人、共産党三人、良知会三人、公明党二人となる。

■伊吹山ドライブウェイ、25日に再開 除雪難航、1週間遅れ(京都新聞電子版)
 積雪で冬季休業していた伊吹山の有料道路「伊吹山ドライブウェイ」(全長17キロ)が25日、営業を再開する。25、26両日は通行料を半額にし、豚肉や野菜の入った「伊吹鍋」を振る舞う。
 岐阜県関ケ原町の入り口料金所から滋賀県米原市の山頂駐車場までがルート。今冬は雪が多かったため除雪作業が難航し、営業再開は予定より1週間遅れた。
 開通は25日午前8時で、先着10台に認定証を発行する。26日まで全車種で通常料金を半額にし、普通車は1550円となる。
 山頂駐車場の「スカイテラス伊吹山」では、伊吹鍋150食分を両日とも午前10時半ごろから振る舞う。山菜や野菜を販売する青空市もある。

■シバザクラ満開、湖岸を染める 大津(ChunichiWeb滋賀)
 大津市におの浜のなぎさ公園で五万株ものシバザクラが満開となり、湖岸を鮮やかなピンクに染めている。
 二十一日は多くの人が陽気に誘われ、弁当を広げたり、かがんで写真を撮ったり。近隣から散歩に訪れた今道勉さん(67)、和子さん(67)夫妻は「きれいな花を見ながら歩くのは気持ちがいい」と久しぶりの好天に声を弾ませた。
 シバザクラは十五年ほど前から緑地帯に植えられており、地域のボランティアが除草や整備に努めている。見頃は五月上旬までという。(中村千春)

■JAのファーマーズマーケットで琵琶湖産の魚介類を定期販売(産経ニュース)
 セタシジミやホンモロコなど琵琶湖産の魚介類をPRしようと、滋賀県漁業協同組合連合会は、守山市洲本町のJAおうみ冨士ファーマーズマーケット「おうみんち」で、定期販売を始めた。店頭には取れたての新鮮な“湖の幸”が並び、訪れた大勢の人たちが買い求めていた。
 おうみんちでは今年度、県漁連が毎月第3土・日曜に琵琶湖産魚介類を販売する計画。県漁連が定期販売を手がけるのは初めての試みで、漁獲量が減り存在感が薄らいでいる湖魚を身近な食材としてアピールしようと企画した。
 販売初日の4月18日には、おうみんち交流施設にセタシジミやホンモロコ、アユなど今が旬の5種類の琵琶湖産魚介類が並べられた。商品は、ほとんどがその日朝に取れたもので、漁業者たちが「この時期のセタシジミは脂が乗っておいしいよ」「アユは天ぷらにどうですか」などと、買い物客に威勢よく売り込んでいた。
 セタシジミを買った主婦は「とても大きくて、アサリかと思った」と驚いた様子。会場ではセタシジミのみそ汁もふるまわれ、訪れた人たちが味わっていた。
 県漁連では「漁獲量の減少に伴い、湖魚を取り扱う店も減っている。今回の定期販売が、湖魚に親しんでもらえるきっかけにしたい」と期待している。

15/04/21

■西・東日本で日照不足 農作物など影響も(NHK NEWS WEB)
今月は前線などの影響で、西日本や東日本を中心に雨や曇りの日が多く、西日本と東日本では日照時間が平年の半分余りとなっています。この影響で、農作物などへの影響が出始めています。
気象庁によりますと、今月は西日本や東日本を中心に雨や曇りの日が多く、今月1日から20日までの日照時間は、東日本で平年の53%、西日本で55%と平年を大きく下回りました。
特に今月上旬は、東日本で平年の37%、西日本で35%と記録的な日照不足となり、地域別でも▽四国で平年の24%、▽東海で27%、▽近畿で31%、▽関東甲信で39%、▽中国地方と九州南部・奄美地方で43%などと、いずれも4月上旬としては昭和36年に統計を取り始めて以来最も少なくなりました。
また、今月に入って20日までの降水量も、▽北日本で平年の1.92倍、▽西日本で1.83倍、▽東日本で1.63倍、▽沖縄・奄美地方で1.18倍などと各地で平年を上回りました。
気象庁によりますと、今月上旬は日本の南の高気圧の勢力が例年より強かったため、前線が日本の北にある冷たい高気圧との間に挟まれて日本付近に停滞しやすい状態が続いたほか、偏西風が日本の西側で南に蛇行したため温かく湿った空気が西日本や東日本に流れ込み、雲が広がりやすい状態が続いていたということです。
気象庁によりますと、22日からの1週間は広く高気圧に覆われ、全国的に晴れる日が多くなる見込みだということです。
各地の特産品などに影響
日照不足の影響で、大阪・泉佐野市では特産の水なすの生育が遅れ、出荷量が例年に比べて半分程度に落ち込んでいます。
大阪・泉佐野市は全国有数の水なすの産地で、184戸の農家が21.7ヘクタールで栽培していて、毎年この時期、出荷のピークを迎えます。
しかし地元のJAによりますと、今月に入って日照不足の影響で出荷量が例年の半分程度に減っているということです。
水なす農家の石垣忠司さんの農業用ハウスでも生育が遅れていて、つぼみの状態で枯れてしまうものも多いということです。
このため、石垣さんは伸びた茎や枝などを取り除くことで日当たりや風通しをよくするなどの対策を取っています。
石垣さんは「いつもならたくさん収穫できるのに、ことしは収穫が減って困っています。一番おいしい時期なのに、とても残念です」と話していました。
豊川市など愛知県の東三河地方は大葉の生産が盛んで、全国の60%以上を出荷していますが、地元のJAによりますと長雨が続いたため出荷量が減っています。
豊川市八幡町の大葉農家、鈴木裕己さんの農業用ハウスでも、今月に入って例年よりも生育が遅れ、収獲が減っているということです。
大葉は湿度が高いと病気にかかりやすいということで、鈴木さんはエアコンなどでハウス内の除湿に気を遣っているほか、肥料や水の管理にも注意しているということです。
鈴木さんは「日照不足で例年の4月に比べ、30%くらい収穫が減っている。需要が増える5月の連休までに天候が回復してほしい」と話しています。
JAなどによりますと、このほか東三河地方では長雨のため、一部で夏野菜の植え付け作業や梨などの果樹の受粉作業に影響が出ているということです。
滋賀県のびわ湖ではこの時期、「えり」と呼ばれる定置網を仕掛ける漁が盛んに行われますが、滋賀県守山市の漁業協同組合によりますと、例年に比べて漁獲量が大幅に落ち込んでいるということです。
原因について漁協や県は、日照不足や雨が多い影響でびわ湖の水温が上がらず、魚の動きが活発にならないため定置網にかからないとみています。
漁協の組合長を務める遠藤満夫さん(68)によりますと、例年この時期には多いときで1度におよそ100キロのアユやモロコなどが定置網にかかるということですが、20日は1キロほどしかとれませんでした。
漁協では毎年4月の中旬から、びわ湖でとれた魚を販売する催しを週1回開いていますが、ことしは不漁のため開催の見通しが立っていないということです。
遠藤さんは「漁師をして40年近くになりますが、これほどまで漁獲量が落ち込むのは初めてのことです。自然が相手なのでどうしようもありません」と話していました。
三重県では今月に入り日照時間が平年の半分ほどにとどまっていて、木曽岬町にあるメガソーラーと呼ばれる大規模な太陽光発電施設では、発電量が見込みより少なく、影響が出ています。
去年12月に営業運転を始めた三重県木曽岬町のメガソーラーの運営会社によりますと、日照不足の影響で、今月の発電量は見込みより30%ほど少ないおよそ280万キロワットアワーにとどまっています。
このため、電力会社に売電して得られる収入の見込みは、今月はこれまで計画を30%程度下回る状況が続いています。
メガソーラーを運営している会社の大西英一部長代理は「天候のことだけは私たちにはどうにもできない。梅雨に入るまでの間にできるだけ晴れてほしい」と話していました。
野菜の卸値にも影響
農林水産省によりますと、全国各地から出荷された野菜を取り扱う東京都中央卸売市場では、今月中旬から卸売価格に雨や日照不足の影響が出始めたということです。
今月18日時点では、主な野菜14品目のうち12品目で卸売価格が平年を上回っているということです。
このうち雨による収穫の遅れの影響で、「はくさい」の卸売価格は平年の2倍を超えているほか、「レタス」は68%、平年を上回っているということです。
また、日照不足による生育不良で、「きゅうり」の卸売価格は平年の2倍を超えているほか、「なす」は55%上回っているということです。
今後の見通しについて農林水産省は、「産地からの出荷量が回復するには一定の時間がかかり、今月下旬までは卸売価格が平年より高い水準が続くのではないか」と話しています。

■人口確保へ総合戦略 10月末までに県推進本部(ChunichiWeb滋賀)
 県の「人口減少を見据えた豊かな滋賀づくり推進本部」の本年度第一回会議が二十日、県庁であり、豊かな自然を滋賀の魅力として発信することなどに主眼を置いた総合戦略を十月末までに作る方針を確認した。
 戦略には二〇四〇〜六〇年の人口見通しと、人口確保のために今後五年間、具体的に取り組む施策を盛る。若い世代の出産希望をかなえたり、人口急増期には難しかった自然と共生や広い居住空間の実現を唱えたりして、滋賀の求心力を高める。
 作成過程では経済団体や学生、主婦らと意見交換を重ね、七月にシンポジウムを予定する。三日月大造知事は「かつて滋賀は琵琶湖を埋め立てて食糧生産につなげた。失った内湖をどうするか」と問題提起。今後も人口が増える地域との対策の使い分けや外国人との共生の推進にも目を向けるべきだと指摘するとともに、“団塊ジュニア”の子どもが結婚・出産の適齢期を迎える二〇〜二五年ごろに焦点を絞るべきだと主張した。(井上靖史)

15/04/20

■滋賀県、人口減に備え戦略 県庁で幹部職員ら意見交換(京都新聞電子版)
 将来の人口減に備えた総合戦略の策定を進めている滋賀県は20日、「人口減少を見据えた豊かな滋賀づくり推進本部」の会合を大津市の県庁で開き、幹部職員らが戦略の方向性について意見を交わした。出生数の増加などで人口減の緩和を目指す一方、人口減による肯定的な側面にも目を向け、基本目標に環境負荷の低減策などを盛り込む方針を確認した。
 総合戦略は、国の5カ年計画「まち・ひと・しごと創生総合戦略」と連動する形で、各自治体が策定を進めている。滋賀県は昨年10月の人口推計値が48年ぶりにマイナスに転じ、本年度から5年間を対象とした総合戦略を練って対応する。
 会合で、事務局が基本目標の一つに「(過去50年の)人口急増時代に失ったものを取り戻す」との項目を加える考えを示した。三日月大造知事も「人口急増時代には琵琶湖を埋め立てた。内湖を含め、これをどう考えるかも、失ったものを取り戻すという視点になる」と述べた。
 戦略は10月末の策定を目指しており、今後、学生や女性団体などを対象にしたシンポジウムを開いて市民の意見をくみ取る。

■15統一地方選:市議選 立候補者(毎日jp滋賀)
◇まちの未来、誰に託す 26日に投開票
(届け出順)
◇大津(定数38−50)
草野聖地 46 自新 会社員[歴]長等小PTA会長
武田平吾 67 自現 (4)農業▽党仰木支部長[歴]議長
岸本典子 50 共現 (2)党地区委員[歴]和邇小PTA副会長
竹内基二 65 無現 (2)自転車店経営[歴]膳所商店街理事長
山本克也 51 無新 [元]会社員▽日吉中PTA会長
鷲見達夫 66 無現 (2)副議長[歴]呉服店経営
改田勝彦 51 公新 党大津副支部長▽会社員
杉山泰子 63 民現 (1)党支部役員[歴]学区自治連副会長
竹内照夫 58 自現 (5)会社役員[歴]議長
青山三四郎 71 無現 (3)学習塾経営▽南郷スポ少団長
北村正二 61 無現 (3)[元]志賀町長[歴]志賀町議長
船本力 46 無現 (2)関西電力社員▽消防分団員
中野治郎 68 自現 (2)農業▽社会福祉法人評議委員
谷祐治 41 無現 (2)1級建築士[歴]青年会議所理事長
伴孝昭 64 無現 (1)内装工事業▽消防分団長
仲野弘子 57 自現 (3)市テニス協会長[歴]副議長
佐藤弘 59 公現 (2)党県役員[歴]建設会社員
笠谷洋佑 31 無新 [元]製造会社員
浜奥修利 57 公現 (2)漆芸家▽党県役員
河井昭成 41 民現 (1)東レ社員[歴]労組役員
八田憲児 56 自現 (1)介護会社会長▽ケアマネジャー
山本哲平 35 無現 (2)税理士▽社会保険労務士
近藤真弘 59 無現 (1)スポ少理事[歴]大津商高PTA会長
川口正徳 58 無新 保育園長▽保護司
奥村功 54 民現 (3)会社員▽県ボート協会長
藤井哲也 36 無現 (1)会社社長▽大津青年会議所理事
礒田武彦 54 無新 絹製品販売業[歴]学区自治連副会長
塩野博之 52 無新 [元]市保育幼稚園課長
立道秀彦 58 共新 党地区市政対策委員長[歴]会社員
桐田真人 38 無現 (1)スポーツ団体理事[歴]参院議員秘書
草川肇 55 無現 (2)[元]小学校教諭▽教育団体役員
高橋公世 42 共新 党地区医療介護対策委員
林まり 55 共新 党地区市福祉教育対策委員
杉浦智子 54 共現 (4)党県委員[歴]粟津中PTA会長
幸光正嗣 39 無新 美術工芸品卸業▽消防分団副班長
嘉田修平 35 無新 研究員▽対話の会事務局次長
津田新三 65 無現 (2)家具仏壇販売業[歴]副議長
西村和典 65 無新 臨床工学技士[歴]病院職員
高橋健二 63 公現 (5)党県幹事長[歴]議長
河村浩史 33 維新 学習塾校長▽大津青年会議所理事
伊藤茂 60 無現 (1)呉服店経営▽保護司
古尾谷雅博 39 無現 (1)[元]衆院議員秘書[歴]会社員
石黒賀津子 52 共現 (2)党県委員[歴]石山高PTA役員
浜上末男 60 無新 社会福祉士[歴]病院看護師
倉橋直士 40 無新 [元]団体職員[歴]平野小PTA会長
松尾悦朗 50 無新 [元]会社員[歴]北大路中PTA会長
出町明美 57 無新 [元]市教委生涯学習専門員
清水ひとみ 55 公現 (1)党県役員[歴]中学校教諭
前田治 60 無新 学習塾講師[歴]中学校教諭
丹羽千尋 70 無新 派遣社員[歴]無線機製造会社員
◇彦根(定数24−32)
西川正義 70 無現 (2)[元]国立印刷局員[歴]地区連自治会長
小川喜三郎 68 民現 (2)市監査委員[歴]市職員
小菅雅至 47 無新 野田山自治会会計[歴]住宅会社員
山内善男 61 共現 (1)農業▽党県委員▽土地改良区総代
谷口典隆 47 無現 (4)広告代理業[歴]彦根JC理事長
八木嘉之 51 無現 (3)電力会社員[歴]彦根中PTA会長
獅山向洋 74 無元 (2)弁護士[歴]市議▽市長
安居正倫 71 無現 (1)[元]聖泉大理事[歴]県立大事務局長
夏川嘉一郎 77 無元 (1)農業▽市遺族会副会長[歴]体振顧問
上杉正敏 59 公現 (1)党副支部長▽城陽学区青少協会長
藤野信秀 50 無新 解放同盟支部長▽スポ少指導者
辻真理子 64 民現 (2)NPO理事[歴]ピアノ講師
長崎任男 48 自新 党彦根亀山支部青年部長[歴]会社員
安藤博 49 無現 (3)電機会社員[歴]市PTA連絡協会長
矢吹安子 68 無現 (4)子ども教室副代表[歴]私塾経営
成宮恵津子 70 無新 福祉施設長[歴]NTT社員
安澤勝 51 無現 (1)印刷業[歴]彦根中央商店街理事長
馬場和子 56 無現 (3)市子連会長[歴]彦根西高後援会長
和田一繁 47 無新 旅館経営[歴]商工会議所青年部会長
奥野嘉己 56 無新 彦富町自治会評議員▽繊維商社員
山田多津子 59 共現 (3)党県委員▽党湖北地区常任委員
赤井康彦 42 無現 (3)体振会長[歴]衆院議員秘書▽副議長
野村博雄 45 無新 幼稚園役員[歴]彦根青年会議所監事
伊藤善規 67 無元 (2)警備会社員[歴]大阪府警警察官
伊藤容子 52 無新 [元]会社員[歴]京都御池中運営協委員
中野正剛 57 公新 党副支部長[歴]繊維会社員
杉原祥浩 53 無新 会社社長[歴]瓦工協組理事長
田中滋康 72 無現 (4)繊維生地卸業[歴]土地改良区監事
北村收 75 無現 (5)広域行政組合議長[歴]会社役員
森田久也 57 無新 [元]教師▽若葉学区防犯自治会長
北川元気 31 無現 (1)IT関連会社顧問[歴]飲食店経営
有馬裕次 66 無現 (2)介護福祉士[歴]中藪町西部自治会長
◇近江八幡(定数24−28)
辻正隆 55 無新 農業▽県農業共済組合総代
川崎益弘 72 共現 (1)党湖東地区委員[歴]湖東民商副会長
岡田彦士 61 無新 食料品店社長▽安土町商工会理事
片岡信博 64 無現 (1)食品販売業▽武佐商工振興会長
北川誠次 65 無現 (1)農業[歴]市協働政策部長
橋博 76 無現 (1)農業[歴]安土町議▽八幡高同窓会長
平井〓治 67 無現 (1)[元]桐原学区連合自治会長
奥田孝司 56 無新 [元]流通会社員▽消防団八幡分団長
井狩光男 73 無現 (1)農業▽市農政推進協議会副会長
保知七郎 69 無元 保険代理店役員[歴]安土町議
竹尾耕児 32 無新 [元]小学講師▽八幡地域青年会代表
大林宏 75 無現 (1)[元]安土町長[歴]文化事業団事務局長
中田幸雄 63 無現 (1)工務店経営▽市消防団副団長
井上佐由利 50 共現 (1)党県委員[歴]介護福祉士
福本幸夫 64 諸新 政治団体代表▽運送会社員
山本英夫 62 無現 (1)寝具店経営[歴]八幡中PTA会長
岡山かよ子 55 無新 NPO代表▽市行政改革推進委員
西居勉 76 無現 (1)[元]関電社員[歴]八幡高PTA会長
田中好 67 無現 (1)議長▽市体育協会監事
重田剛 51 無新 工務店経営[歴]市教育委員長
植山泰子 44 無新 進学塾代表[歴]浜学園講師
加藤昌宏 73 共現 (1)党県委員・湖東地区常任委員
小西励 55 無現 (1)[元]会社役員[歴]武佐小PTA会長
井上芳夫 54 無新 鶏肉卸会社社長[歴]市国際協会長
寺田美紀 64 無元 政治団体代表[歴]化粧品会社員
池上知世 67 公現 (1)党近江八幡支部長
西津善樹 42 無現 (1)[元]水道会社員
園田新一 66 無現 (1)副議長▽スポーツ少年団本部長
◇栗東(定数18−19)
野々村照美 58 公新 党副支部長
北川健二 67 無現 (2)[元]自治会長[歴]少年野球指導者
三浦悟 55 無現 (1)[元]県立国際情報高PTA会長
林好男 59 無現 (3)県学童保育連絡協顧問[歴]PTA長
藤田啓仁 64 無現 (2)会社社長▽市消防団員
中村昌司 67 無現 (2)[元]京都女子大学財務部次長
小竹庸介 65 公現 (1)党副支部長[歴]大津市職員
大西時子 60 共現 (2)党地区委員[歴]滋賀自治労連書記
桜井浩司 58 無現 (1)[元]栗東ニューハイツ自治会長
武村賞 62 無新 会社社長[歴]市環境経済部長
上田忠博 46 無現 (1)会社役員[歴]安養寺東自治会長
三木敏嗣 46 無新 市少年補導委員[歴]金勝小PTA長
谷口茂之 59 無新 [元]県職員▽上砥山副自治会長
寺田範雄 70 無現 (1)建設会社社長[歴]上鈎自治会長
伊吹みちえ 63 共現 (1)[元]看護師▽党地区委員
片岡勝哉 36 自現 (1)農業▽県クレー射撃協会長
田中英樹 50 無新 機械設計会社社長[歴]PTA会長
田村隆光 57 無現 (3)全国競馬労組書記長
国松篤 67 無現 (4)湖南広域組合副議長[歴]自治会長
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◇市議選名鑑の見方
 氏名▽年齢▽党派▽現職、元職、新人の別▽丸囲み数字は当選回数▽職業・肩書▽[歴]以下は主な経歴

■論戦幕開け 滋賀の大津・彦根・近江八幡・栗東4市議選(京都新聞電子版)
 統一地方選後半戦の幕が開いた19日、滋賀県でも大津、彦根、近江八幡、栗東の4市議選が告示された。あいにくの雨のスタートとなったが、各候補者はさっそく商店街や住宅地などに繰り出し、政策を訴え、支持を求めた。
 大津市議選では、現職候補が市内の神社前で「地域に山積している河川や道路整備などの課題に取り組む」と第一声。集まった支援者と「がんばろう」を三唱し、選挙カーから大きく手を振り市街地へ出発した。大型商業施設前では新人候補が「政治は市民のそばにあり、われわれの力で変えられる」と呼び掛けた。候補者を公認したり推薦した政党の国会議員や県議も応援で市内各地に入った。
 彦根市議選では、多くの候補者が、どのようなまちづくりを目指すかを訴えながら、地盤の学区を中心に駆け回った。ある新人候補は商店街で「インフラ整備など国体開催までの10年がチャンス。住んで良かったといわれる街にしたい」と訴えた。現職候補は車から「災害に強いまちづくりを」と声をからした。また、別の新人候補は「福祉の充実を図る」と訴え、支援を呼び掛けた。
 近江八幡市議選では、届け出を済ませた各候補が選挙事務所で出発式を行い、街頭に飛び出した。ある新人候補は雨がっぱ姿で自転車に乗り込み、数人の後援会メンバーと住宅街を走った。市役所周辺で現職候補は「市中心部をにぎわいのある街に」と訴えた。9人が立候補し激戦となっている旧安土町の候補は支持拡大のため、地元にとどまらず市内全域を積極的に回り、声を張り上げた。
 無投票が続いていた栗東市議選では、立候補した19人のうち14人が初めての選挙戦となり、ある現職候補は「演説を多くして丁寧に支持を訴える」と意気込んだ。前々回の新幹線新駅問題のような大きな争点はないが、健全化が一定進んだ市財政運営について多くの候補が「健全化が絵に描いた餅になってはならない」「子育て環境を充実し、健全化を実感してもらう」などと考えを披露した。

■4市議選告示、129人立つ(asahi.com滋賀)
 統一地方選後半にある大津、彦根、近江八幡、栗東の4市議選が19日、告示された。4市議選を合わせた定数104に対し、計129人が立候補を届け出た。21日に告示される豊郷町長選、同町議補選、日野町議選とともに、26日に投開票される。市域を選挙区とする選挙で前回市議選から無投票が続いていた栗東市では、久々に一票を投じる機会になる。期日前投票は各市とも20日から25日まで。彦根市の一部の期日前投票所を除き午前8時半から午後8時まで。各市役所や支所などである。
大津 50人立候補
 大津市議選(定数38)には、現職30人、新顔20人の計50人が立候補した。党派別の内訳は自民6人、民主3人、維新1人、公明5人、共産6人、無所属29人。
 県都・大津の人口は34万2千人で県人口の4分の1を占める。京阪神圏のベッドタウンとして人口増加を続けているが、2020年の約34万6千人をピークに減少が始まると市は推計する。市議選では、増え続ける若い世代への子育て支援や、高齢者の医療・介護施策の充実、将来の人口減少に備えた公共施設の統廃合のあり方、JR大津駅周辺など空洞化の進む中心市街地の活性化などの課題について論戦が繰り広げられる。
 昨年秋、県は県全体の人口が減少局面に入ったとみられると発表した。出陣式に臨んだある現職は「大津も子どもが増えている地域がある一方、北部では65歳以上の高齢者が大半を占める地域もある。この難しい局面でのまちづくりを皆さんと一緒に考えていきたい」などと訴えた。
 市選挙管理委員会によると、18日現在の選挙人名簿登録者数は27万3213人。
栗東は19人が論戦
 栗東市議選(定数18)には、現職14人、新顔5人の計19人が立候補を届け出た。党派別の内訳は、自民1人、公明2人、共産2人、無所属14人。
 市域を選挙区とする選挙は、2010年10月の市長選が選挙戦になった後、県議選や市長選で無投票が続いており、11年4月の前回市議選も無投票。今回の市議選は、有権者にとっては久しぶりの審判の機会になった。厳しい状況が続く市財政の再建策や、今後も人口増が見込まれるまちの将来像、新幹線新駅跡地の活用などを含むまちづくりのあり方などが論戦のテーマになりそうだ。
 各候補は事務所前などでの第一声の後、選挙カーに乗り込み、市内を回った。ある現職の候補は出陣式で「市の財政はまだまだ厳しい状況が続くが、新駅跡地をいかしながら、税収を伸ばして、まちを発展させていきたい」などと訴え、集まった支援者らと握手を交わした。
 市選挙管理委員会によると、18日現在の選挙人名簿登録者数は5万701人。

15/04/19

■滋賀は4市議選告示 統一選後半戦(京都新聞電子版)
 第18回統一地方選の後半戦は19日、市区長選と市区議選が告示された。89市長選では、県庁所在地の津と長崎をはじめ27市で無投票当選が決まり、前回2011年の15市から大幅に増えた。自民、民主両党が別々の候補を推す事実上の「自・民対決型」は大分市長選など一部にとどまった。滋賀では大津、彦根、近江八幡、栗東の4市議選が始まった。京都では向日、京田辺、木津川の3市長選と、福知山、宇治、城陽、八幡、京田辺、木津川の6市議選が告示された。いずれも26日に投開票される。京田辺と木津川の両市議選は無投票となった。
 滋賀県の4市議選は定数計104に対して129人が立候補を届け出た。
 大津市議選(定数38)は新人20人を含む50人、彦根市議選(同24)は元職3人や新人11人を含む32人と、ともに定数を大幅に上回る候補者が立ち、激戦に突入した。
 近江八幡市議選(同24)は定数より4人多い28人が名乗りを上げた。栗東市議選(同18)は定数を1人上回る19人が立候補し、少数激戦に。同市では10年10月の市長選を最後に、市を選挙区とする選挙で無投票が7回続いたが、今回久々の選挙戦となった。

■江津湖に外来魚回収いけす、箱設置 熊本市(くまにちコム)
 熊本市は、江津湖一帯で釣り人が釣ったオオクチバス(ブラックバス)などの外来魚を回収するいけすと箱を設置した。1日施行した、江津湖での外来魚の再放流(キャッチ・アンド・リリース)を禁止する条例による。
 条例は、希少種など江津湖の豊かな生態系の保全が狙い。悪影響を与える恐れがあるオオクチバス、ブルーギル、カダヤシ、ナイルテラピア、ジルテラピア、カムルチーの6種を指定外来魚とし、再放流を禁じる。違反した場合は指導、何度も繰り返すなど悪質なケースは住所や名前を公表することもある。
 回収いけすは縦横90センチ。釣り人が多い場所など湖畔計10カ所に置いた。回収箱(縦横約80センチ、高さ約1メートル)は下江津湖の広木地区に1カ所設置。上部のふたを開けて入れる。どちらも、先進地の滋賀県・琵琶湖の例を参考にした。入れられた外来魚は週2、3度回収。業者に引き取ってもらい、肥料として加工される。
 当面、巡視員が毎日巡回。釣り人に条例を周知するリーフレットを配り理解を求める。市環境共生課は「通常の駆除に加えて釣り人の協力も得て、外来魚を減らしたい」としている。(小松雄太)

■原発政策、主導権の行方は  県議会改選、自民過半数割れ(ChunichiWeb滋賀)
 改選後の県議会の多数派形成の動きに注目が集まっている。定数四四になっても最大会派は変わらず自民だが半数を下回る。案件によって他会派の協力を得て採決を主導する可能性が高いが、原子力関連政策をめぐっては主導権を握れるか不透明。公明が慎重な姿勢を見せている上に、自民会派内にも反原発派がいるためだ。
 改選前までの自民系は自民県議団二十一人、自民颯新(さっしん)の会五人の計二十六人。定数四七の過半数を占めていた。
 改選前に「数の力」を見せつけたのが今年の二月定例会議だ。原発三十キロ圏の自治体同意なしに高浜原発を再稼働しないよう意見書提出を求める請願は、自民の中で反原発を主張する大野和三郎議員の賛成もあって総務・企業委員会で採択。だが本会議では委員会採決がひっくり返り、不採択となった。
 こうした状態は今回の改選で一変。議会事務局に提出された会派届けによると、颯新の会はなくなり、自民県議団二十一人では半数に届かず。このほかチームしが十五人、共産三人、公明二人、無所属三人という構図になった。
 自民二十一人から採決に加わらない議長を出すと、原子力関連では大野議員の反対もあって、やや原発に肯定的な無所属男性議員を加えても二十人前後にとどまる可能性が濃厚だ。
 一方、原発に反対、慎重な立場に目を向けると、チームしが、共産に加え、公明と無所属女性議員も、これまでの姿勢から慎重を貫く可能性が高い。さらに今回初当選した無所属男性は本紙の取材に「卒原発では甘い」と、より強い「脱原発」の姿勢を示している。
 昨夏に三日月大造知事が誕生して以降、自民にも配慮することで目立った対立がなかった県議会だが、原発は陰に隠れた対立軸。三日月知事は「卒原発」を掲げて当選し、自民は政権与党として推進を掲げ、乗り越え難い溝がある。
 十九日でちょうど九カ月を迎えた三日月県政。これまで衝突をうまく避けながら巧みに県政運営してきたが、原発問題でも知事ペースで主導できる可能性も見えてきた。議会事務局のある職員は「知事にとって、どんどん良い方向に進んでいる」。こうつぶやいた。(井上靖史)

15/04/18

■’15統一地方選:4市議選あす告示 104議席に129人が予定 栗東、8年ぶり選挙戦か(毎日jp滋賀)
 統一地方選後半の大津、彦根、近江八幡、栗東の4市議選が19日に告示される。計104議席に対し、129人が立候補を予定。前回は無投票だった栗東では8年ぶりの市議選となる見込みだ。人口減少社会を迎え、少子高齢化対策や地場産業の成長支援、観光振興などを巡って論戦が繰り広げられそうだ。投開票は26日。【竹下理子、西村浩一、金子裕次郎、村瀬優子】
 大津市では定数38に対し、50人が事前審査を済ませた。内訳は現職30、新人20。公認候補の党派別では自民6▽民主3▽維新1▽公明5▽共産6で、無所属は29。候補者数は前回選の45人を上回る見込み。
 彦根市では定数24に対し、32人が事前審査を済ませた。内訳は現職18、元職3、新人11。公認候補の党派別では、自民1▽民主2▽公明2▽共産2で、無所属は25。候補者数は25人だった前回を大幅に上回る可能性が高い。
 近江八幡市では定数24に対し、28人が事前審査を済ませた。内訳は現職17、元職2、新人9。公認候補の党派別では公明1▽共産3▽諸派1で、無所属は23。旧安土町との合併後初の市議選となった前回は29人が出馬した。
 栗東市では定数18に対し、19人が事前審査を済ませた。内訳は現職14、新人5。公認候補の党派別では自民1▽公明2▽共産2で、無所属は14。前回は現職11人と新人7人が無投票当選している。

■県議会:無所属3人、新会派結成へ 颯新「解散」で自民一つに(毎日jp滋賀)
12日に投開票された県議選(定数44)を受け、新議員の会派構成が17日、ほぼ固まった。自民党県議団(21人)▽チームしが県議団(15人)▽共産党県議団(3人)▽公明党県議団(2人)−−が会派...

15/04/17

■灯油3500リットル、琵琶湖に迫る! 中学校のボイラー配管から漏れる(産経ニュースWEST)
 16日午前6時50分ごろ、滋賀県竜王町橋本の町立竜王中学校で、校舎横にあるボイラーの配管付近から灯油が漏れ出しているのがみつかり、学校が同町などに届けた。町の調査では、漏れた灯油は約3500リットル。付近の排水路などを経て約10キロにわたって流れ、琵琶湖付近に当たる近江八幡市野村町の日野川下流に達していた。
 町などでは、河川にオイルフェンスを設置するなどして、流出した灯油の拡散防止に当たった。今のところ、生物などの被害は確認されていない。
 同町によると、灯油が漏れたのは、学校敷地の地下に設置されたタンクから、暖房用のボイラーに灯油を供給する鉄製配管(直径5センチ)。バルブ付近から灯油が噴き出していたといい、同町などで原因を調べている。

■滋賀4市議選、19日告示 大津・彦根・近江八幡・栗東(京都新聞電子版)
 統一地方選の後半戦で、滋賀県では19日、大津、彦根、近江八幡、栗東の4市議選がある。また21日には、豊郷町長選と同町議補選、日野町議選が告示される。投開票はいずれも26日。
 前回から定数2減の大津市議選(定数38)は現職30人、新人20人の計50人が、彦根市議選(同24)は現職18人、元職3人、新人11人の計32人が立候補予定で、ともに激戦が予想される。近江八幡市議選(同24)は現職17人、元職2人、新人9人の計28人が名乗りを上げている。前回は無投票の栗東市議選(同18)は現職14人、新人5人の計19人が立候補を準備し、8年ぶりに選挙戦となる見通し。
 京都府では向日、京田辺、木津川の3市長選と、福知山、宇治、城陽、八幡、京田辺、木津川の6市議選が告示される。21日には久御山、和束の2町議選も告示される。

■GW:前半はおおむね晴れ ウェザーニューズ(毎日jp滋賀)
気象情報会社「ウェザーニューズ」(本社・千葉市)はゴールデンウイーク(25日〜5月6日)の天気傾向を発表した。「全国的にお出かけ日和が続き、特に前半がお勧め」としている。 同社によると、今年は高気圧と低気圧が交互に通過することで西日本は数日周期...

■滋賀でトンボ3種絶滅か 琵琶博など調査「環境の悪化影響」(京都新聞電子版)
 琵琶湖博物館(草津市)などの研究グループが2012年度から3年間、滋賀県内のトンボ分布を探った調査で、県レッドリストの絶滅危惧種に分類されている3種を発見できず、絶滅した恐れがあることが分かった。1990年代の調査では確認されており、研究者は「生息の可能性も残っているが、生息環境の悪化とトンボ類の衰退が明らかになりつつある」としている。
 90年代にも研究グループが、県全域のトンボ分布を調査。県単位では例のない詳細な記録で、滋賀は国内の半数の種が生息する「トンボの宝庫」と明らかになった。20年ほど経過し、分布状況を比較するため、全国的に減少傾向が指摘されている34種ほどを重点的に調べた。
 県の絶滅危惧種7種のうち、コバネアオイトトンボ、ベッコウトンボ、オオキトンボが見つからなかった。特にベッコウトンボは、環境省のレッドリストでも「絶滅の危険性が極めて高い」絶滅危惧TA類に分類され、深刻な状況にある。
 ほかの危惧種4種や、絶滅危機増大種4種は生息を確認。絶滅危惧種のマダラナニワトンボは高島市で8年ぶりに見つかった。県内100種類目となる「スナアカネ」も大津市で初めて発見された。
 全国的にアカトンボの減少が問題となっているが、県内ではアキアカネの大群が飛ぶ姿も観察された。研究代表者で「みなくち子どもの森自然館」(甲賀市)の学芸員河瀬直幹さんは「滋賀県が先進的に農薬の抑制などを進めてきた結果では」とみる。一方で減少が懸念される種もあり、「水田の減少など、トンボの生息環境が悪化したことが影響した可能性がある」として分析を進める。
 滋賀県は南北両系統の種が混じり、産卵や幼虫が生息する水流が豊富なことから、トンボの多様性は全国トップクラスという。河瀬さんは「水中で幼虫期を過ごすトンボは自然の変化を受けやすく、環境の指標でもある」と、トンボ観察の重要性を訴える。
 琵琶湖博物館の共同研究として、トンボ研究会の会員ら22人が調査した。結果を分析して報告書をまとめる予定。調査結果は15年度の県レッドリスト改定の基礎資料となる。

■伊吹山ドライブウェイの開業1週間延期 25日に(ChunichiWeb滋賀)
 有料道路「伊吹山ドライブウェイ」を運営する日本自動車道(関ケ原町)は、ドライブウェイ(全長十七キロ)の本年度開業を当初予定より一週間遅らせ、二十五日午前八時とする。例年以上に積雪が多いため。営業時間は午後八時まで(七月十七日までの春季)。
 二十五日は開業に先立って西脇康世関ケ原町長を招いてセレモニーをする。十六日には垂井町の南宮大社で安全祈願祭を行った。
 料金は自動二輪車(一二五cc以下は不可)二千百六十円、軽・普通自動車三千九十円、マイクロバス七千七百十円、大型貨物・バス一万二千三百四十円。
 開業イベントとして二十五、二十六の両日、(1)全車種の通行料金半額(2)午前十時半から伊吹鍋各百五十食の振る舞い(3)揖斐川町春日地区特産の野菜や山菜、果物の青空市−がある。さらに、二十五日のみ先着十台に記念認定証、先着二十台に記念品を配布する。
 (問)伊吹山ドライブウェイ=0584(43)1155(川崎宏三)

15/04/16

■自民、過半数割れの不振「民主・しが」後退と共産の躍進(滋賀報知新聞ネット版)
=県議選振り返る記者座談会=
◇全県
 定数が三減となった県議選(定数44)は十二日投開票され、自民が推薦を含め二十一人の当選にとどまり、四年ぶりに過半数を割る一方、民主と嘉田由紀子前知事が代表の「チームしが」は二減の十五議席になんとか踏みとどまった。逆に共産は三議席を確保し議席ゼロから大躍進、公明が二議席で現状維持、政党の支持を受けない無所属は三人(改選前二人)が当選した。記者座談会で、統一地方選の前半戦の県議選を振り返ってみた。【石川政実、松村好浩、高山周治】
 ―自民は十道県知事すべてで支援候補が勝ち、四十一道府県議選の多くが堅調だったのに、滋賀県では公認・推薦を合わせて二十八人を擁立したものの、七人を落とし、過半数を割る不振は不可解だね。
 A 自民県議団(改選前二十六人)が会派運営をめぐって、自民県議団(二十一人)と颯新(さっしん)の会(五人)に分裂し、議長選で対立したシコリが大きかった。
 目片信悟氏だけは当選したものの、落選した議長の赤堀義次氏、副議長の山田和広氏、元県連幹事長の石田祐介氏はいずれも颯新の会だ。高島市の石田氏には、ある自民関係者が裏で足を引っ張り続けたとの指摘もあり、これが事実なら、その人物こそ党紀委員会にかけるべきだ。
 ―昨夏に三日月大造知事を誕生させた「チームしが」の立役者の社民党県副代表の沢田亨子氏、民主の江畑弥八郎氏の落選は、「チームしが」と民主の後退局面として象徴的だったね。
 B 五日に志位和夫共産委員長が大津市内で演説し「三日月知事は、当選後はノーサイド(試合が終了すれば敵味方の区別がなくなる)と言って自民党にすり寄り、県政はオール与党化して県民の声が届かなくなっている」と指摘したが、確かに三日月氏がノーサイド宣言した時点で、「チームしが」は方向性を明確にすべきだった。それと自民県連が昨年末の衆院選で嘉田氏が学長を務める大学に政治活動の自粛を要請したのもきいており、嘉田氏は身動きがとれなかった。「チームしが」は、今後、どこに向かうのか、もう一度見つめ直すべきだ。
 C 自民が過半数を割ったことで、三日月知事は、民主を含む「チームしが」と自民を取り込んでオール与党化する公算が高いだけに、チェック機能を果たせる政党として共産の存在意義は大きい。
 ―投票率が前回を三・一五ポイント下回る四六・五四%と過去最低となったのはなぜだろう。
 A 深刻な政治離れもあるが、民主と「チームしが」が現職の議席を守る消極策から過半数以上の候補者を出さず、たったの十八人の擁立では盛り上がらないよ。争点は、医療・福祉、地方創生、原発再稼働など目白押しだったが、それ以前の段階でしぼんでしまった。
 ―今後の県政は。
 B 自民の場合は、温厚な佐野高典同党県連幹事長と、彦根市でトップ当選を果たした大野和三郎氏が硬軟織り交ぜて県政を主導していくだろう。
 A トップ当選と言えば、大津市で自民の佐藤健司氏にも驚いた。来年一月予定の大津市長選の有力候補者の切符を握った格好だね。越直美市長も安閑とはできないよ。

15/04/15

■熊野灘にジョーズ現る 三重県鵜殿港にホホジロザメ(紀伊民報AGARA)
 熊野川を挟んで和歌山県新宮市の北隣にある、三重県紀宝町の鵜殿港に、全長6メートルほどあるホホジロザメが水揚げされた。トドかオットセイとみられる生き物をくわえた迫力ある姿に、地元住民からは「映画の『ジョーズ』みたい」と驚きの声が上がった。
 このホホジロザメは7日早朝、三重県御浜町阿田和の阿田和大敷漁業生産組合(古川正和組合長)が阿田和沖約4キロメートルに設置した定置網に掛かっているのを、組合員が見つけた。
 推定で、重さは2〜3トン。くわえている生き物は水揚げ時に吐き戻したとみられる。
 古川組合長(71)は「サメは時々掛かることがあるが、これほど大きなものは初めて」と話している。
 写真を撮影した、鵜殿港の近くに住む自営業男性(42)は「知人から連絡を受けて駆け付けてみたら、映画の『ジョーズ』そのものだった」と驚いていた。

■琵琶湖上の神事厳かに 山王祭・船渡御(京都新聞電子版)
 湖国三大祭りの一つ、日吉大社(大津市坂本5丁目)の山王祭は14日、例祭と船渡御(ふなとぎょ)があった。大社と縁深い延暦寺の高僧が参拝し、琵琶湖上では厳かに神事が営まれ、祭りはフィナーレを迎えた。
 長浜曳山(ひきやま)まつりは14日、出番山4基が街中を巡行して長浜八幡宮(同市宮前町)に集結する「登り山」が行われた。あいにくの雨で各山にはシートが掛けられたものの、多くの観光客が見守る中、堂々と巡行した。
 この日午前、各山組町で子ども歌舞伎が演じられた後、歌舞伎の奉納順が4番目となった壽山(ことぶきざん)(大手町組)がまず午後0時半に自町を出発し、他の山も続いた。
 雨で路面がぬれていたため引き手は慎重に山を動かしつつ、若衆が「ヨイサ、ヨイサ」と威勢良く声を掛け合って巡行し、同八幡宮に集まった。夜には子ども役者らが「夕渡り」に臨み、商店街などを練り歩いた。
 15日はまつりの本日(ほんび)で、午前9時55分から猩々丸(しょうじょうまる)(舟町組)、高砂山(たかさござん)(宮町組)、鳳凰山(ほうおうざん)(祝町組)、壽山の順で子ども歌舞伎を同八幡宮に奉納し、同日午後は市街地で演じる。

■河口湖のバス釣り、音声でポイント案内 GPS利用の端末開発(産経ニュース)
 広い湖沼で魚のバスが釣れるポイントを、バス釣りのプロが音声で案内する専用端末「フィッシング音声ガイド」を、国内で初めて日本バスクラブ(本部・富士河口湖町、NBC)と通信事業を展開するフォネット(甲府市下石田)が共同開発した。モバイル端末のGPS(衛星利用測位システム)機能を利用して、バス釣りのメッカ、河口湖を舞台にサービスを開始した。湖底はバスが居付く地形か、どんなルアー(用具)を使うと効果的か−など、各ポイントでプロの解説を聞くことができる。
 NBCの説明では、バスフィッシング人口は年々減少している。“釣れた感動”を味わうと夢中になり、釣りの世界に引き込まれるのだが、感動が味わえずにいると諦め、さおをしまい釣りを止めてしまう。
 このためバスフィッシング人口が減っているという。「フィッシング音声ガイド」はそんな感動を多くの人に味わってほしいとの思いから開発した。
 フォネットの開発担当者によると、約1年前から研究に着手した。河口湖のバスが釣れるポイントに詳しい山木一人(かずと)プロが湖全域から選んだ約30カ所のポイントをGPSを利用して地図上に記録し、山本プロによるポイントの特徴、攻略法などの音声ガイドを端末内に収録した。
 今月から河口湖畔のボート店で端末レンタルを始めた。釣り客は端末を防水ケースに入れ、付属のイヤホンを耳に当て、ボート店で渡されたポイントを記した湖の地図を見ながらお気に入りのポイントへボートを進める。ポイントに近づくと自動的に音声が流れる。「水中に溶岩の尾根があり、通年バスをストックしている」「小魚が多く、いいポイント」など、ポイントの特徴とともに、ルアー選択、攻略法を教えてくれる。逆にプレッシャーの高いポイントでは魚が見えていても早めに見切るようにとアドバイスする。
 レンタル料金は1台1日2500円。バスプロによる現地ガイド料金は1日数万円になる。釣り仲間で割り勘で借りると格安。フォネットでは各シーズンでポイントの状況が変化することから、シーズンごとにデータを更新する計画だ。
 NBCの山下茂会長は「『フィッシング音声ガイド』を使って感動を味わい、釣りに夢中になるきっかけを作ってほしい」と、特に釣りを始めたばかりのビギナーに活用を呼びかけている。また「今後はバスフィッシングだけでなく、全国の釣り場に普及させたい」と、他の魚種にも対応したフィッシング音声ガイドの開発を進めるとしている。

■<統一選>県議会 多数派形成が焦点(YomiuriOnLine滋賀)
◇30日から 二大勢力の議席減で
 県議選(12日投開票)の当選証書が14日、新議員44人に県庁で渡された。自民系と民主党・チームしが系の二大勢力が議席を減らし、30日から新たな任期が始まる県議会の今後の焦点は、多数派形成の動きに移る。
 自民系は今回、現有5減の21議席。最大会派は維持したが、過半数を割り込んだ。党県連幹事長の佐野高典県議は「目立った争点がなく転入者の多い地域では特に関心が高まらなかった」と過去最低の投票率(46・54%)に触れ、「定数が減る中、痛み分けだ」と振り返った。党県議団(21人)は引退の3人を除く現職18人全員が当選したが、会派運営を巡る対立などから分裂した党颯新の会(5人)は引退の1人を除く4人中3人が落選。共倒れも多く、候補者調整が進まなかったことも響いた。
 三日月県政推進を掲げて統一会派「チームしが県議団」を組む民主党・チームしが系も、2減の15議席と不振。共倒れ回避のため候補者を18人に絞ったが、上積みはならなかった。公認・推薦14人中2人が落選した民主党県連代表の林久美子参院議員は「区域が広がり定数が減った選挙区で勝ちきれず、喜べる結果ではない」と語り、「今の政治がおかしいという勢力の協力は機能した」と説明。公認の3人全員が当選したチームしが代表の嘉田由紀子前知事も「県議会での勢力は維持できた。無所属議員とも連携して県政に協力する」としている。
 公明党は、現有2議席を死守。党県本部の梅村正代表は「福祉の党としての訴えが理解を得られた」と受け止める。国政同様、自公連携を基本とし、「地域課題については公明らしい提案をし、是々非々で臨む」と話している。
 共産は前回失った3議席を挽回した。県委員会の奥谷和美委員長は「原発再稼働など安倍政権への不安や批判の受け皿になれた」と分析。「今の県議会はオール与党状態で緊張感がない。しっかり問題提起し、一石を投じたい」とした。
 一方、民主党衆院議員から転身した三日月知事は就任後、各会派と協調路線をとってきた。14日の記者会見では、「どこが過半数かでやりやすい、やりにくいということはない。等距離を心がける」と述べた。(小野圭二郎)

15/04/14

■高額潜水ロボット:湖から海へ 技術伝承、第二の人生(毎日jp)
 2001年から琵琶湖最深部(104メートル)などを調査してきた滋賀県の自律型潜水ロボット(AUV)「淡探(たんたん)」が9日、国立研究開発法人・海上技術安全研究所(東京都三鷹市)に譲渡された。老朽化に加え運用費がかさむため、3年前から費用の安い新型ロボットが使われており、淡探は処分される方向だった。しかし、海洋資源調査の技術者養成に活用されることになり、新しい職場で第二の人生を歩む。
 淡探は県と国が約2億6000万円かけて製作。全長約2.1メートル、重さ180キロ、水深150メートルまで潜航でき、事前に組んだプログラムに従って湖底を進む。ガスや泥が噴き出しているのを発見し、酸素濃度低下による魚の大量死の撮影にも成功した。
 しかし、年3回(約15日間)潜水を実施した場合、約1000万円の費用がかかるため、財政再建に取り組む県は07年度で調査を終了。その後は国費で運用していたが、12年3月からは湖上で操作する小型のケーブル付き遠隔操作水中ロボット(ROV)による調査が中心になっていた。
 譲渡される海上技術安全研究所は14年度から、海洋資源調査技術を確立する国家プロジェクトに取り組む。18年度までに海洋資源調査産業を生み出すことを目指し、深海用AUVの開発を進める。
 田村兼吉・研究統括主幹(水中工学)は「淡探はAUV初期型に当たり、成果も出した『おじいちゃん』のような存在。建造方法などを学び、深海用AUV開発に生かしたい」と話す。AUVの歴史を紹介する展示も予定しており、予算が許せば淡探を稼働させることも検討するという。
 県琵琶湖環境科学研究センターの元上席総括研究員で、淡探を活用してきた熊谷道夫・立命館大教授は「若手技術者が技術を学ぶために役立ててほしい。改修してまた動くようになればうれしい」と話している。【石川勝義】

■選挙:県議選 選挙戦を振り返って(毎日jp滋賀)
 県議選に公認候補を擁立した政党・政治団体の代表らに、選挙戦を振り返ってもらった。
 ◇上野賢一郎・自民党県連会長
 単独過半数を失う厳しい結果だ。候補を一本化できず、まとめきれなかった選挙区もあった。一方、他党候補と競り合う地域に支援を集中し成果も残せた。自公で過半数なので、連携し、安定した県政運営に寄与したい。
 ◇林久美子・民主党県連代表
 公認候補の落選は我々の力不足だ。謙虚に受け止める。ただ、与党で臨んだ前回選と比べても、踏みとどまることはできた。また、自民を過半数割れに追い込めたのは大きい。非自民の強い連携を目指したい。
 ◇梅村正・公明党県本部代表
 厳しい選挙戦だったが、何とか2議席を確保できた。知事と議会の関係は今後も変わらず、是々非々で臨む。人口減少時代を迎えるに当たり、議会は一丸となる必要がある。現場主義で議会改革を進めたい。
 ◇奥谷和美・共産党県委員長
 目標の5議席には届かず悔やまれるが、県議会の空白を克服できたのは大きな躍進だ。原発再稼働反対などで他党とも連携したい。何より、他党にできない論戦を期待されているので、その役割を果たしたい。
 ◇嘉田由紀子・チームしが代表
 公認3人は全員当選し、チームしがは非自民勢力の受け皿として認識された。福井の原発に近い湖北で原発が争点になり、自民が減った。共産に票が流れたのは「再稼働反対」の旗印を明確にしてほしいとの意思表示だ。

■県議選 共産、躍進3議席 公明、現有議席堅守(滋賀報知新聞ネット版)
=自民、過半数割れ チームしが、議席減らし後退=
◇全県
 任期満了に伴う県議選(定数四十四)は十二日、選挙戦となった八選挙区で投票=表参照=が行われ、即日開票された。投票率は四六・五四%(前回四九・六九%)。
 当選者(無投票の五選挙区含む)を党派別にみると、自民は地方創生による活性化を掲げ、昨年末の衆院選における高い支持率をつなげようとしたが、当選は公認・推薦の二十一人と、過半数には届かなかった。しかし、最大会派は維持した。
 民主と「チームしが」は、昨年夏の知事選で三日月大造知事を誕生させた経緯から、知事与党として支持を訴える守りの選挙を展開したが、選挙前の十七議席から十五議席(公認・推薦)へと減らし後退した。
 公明は選挙前と同じ二議席維持へ候補を絞り、堅守した。議席を失っていた共産は保守批判票を取り込み、三議席へと躍進を果たした。推薦を受けない完全無所属は、元市長ら三人が当選した。
(自=自民、民=民主、公=公明、共=共産、社=社民、無=無所属、チ=チームしが。無所属以外は、原則公認。ただし,推=推薦、左の数字は年齢、右は期数)

15/04/13

■新県議44人決まる(YomiuriOnLine滋賀)
◇自民系過半数割れ
 定数、選挙区とも3削減して行われた県議選(定数44、選挙区13)は12日投開票され、無投票の5選挙区(12人)を含め、44議席が確定した。内訳は現職33、新人10、元議員1。自民党は推薦を含め28人を立てたが、当選は21人と、現有26議席から減り、前回選で回復した過半数を再び割り込む結果となった。知事与党を自任し、統一会派を組む民主党とチームしがは、共倒れを防ぐために擁立を18人に絞ったが、15人の当選にとどまった。公明党は現有2議席を維持。前回、全議席を失った共産党は3議席を奪還した。勢力図の変化を受け、各会派の今後の動向が注目される。投票率は46・54%で、過去最低だった前回の49・69%を下回った。

■自民、過半数届かず 民主は議席伸ばせず 県議選(asahi.com滋賀)
 県議選(定数44)は12日投開票された。無投票の選挙区を含めて公認、推薦計28人が立った自民が過半数の23に届かなかった。定数が3削減され、選挙区の区割りが変更された選挙。自民系候補が複数立候補した選挙区で支持票が割れる一方、民主も票を伸ばせなかった。共産は4年ぶりに議席を回復。チームしがは1人区で議席を獲得し、存在感を示した。

■滋賀県会、自民過半数割れ しが後退、共産は議席回復(京都新聞電子版)
 第18回統一地方選前半の滋賀県議選は12日投開票され、全ての議席が確定した。定数が3減となった県議選(定数44)は、自民党が推薦を含めて21人の当選にとどまり、改選前から5議席減らして4年ぶりに過半数を割り込んだ。民主党を含む「チームしが」は2減の15議席に後退した。共産党が3人当選で4年ぶりに議席を回復し、公明党は2議席を維持した。政党などの推薦を受けない無所属は3人当選した。自民は第1党を守ったものの、昨年の衆院選で県内議席を独占した流れを生かせなかった。投票率は過去最低の46・54%だった。
 2会派で現有26議席の自民は公認・推薦で28人を擁立したが、当選は公認18人、推薦3人だった。保守地盤の高島市で2人が共倒れして議席を失い、草津市で現職副議長が落選して1議席減。米原市では候補者調整がつかず無所属で出た現職議長が敗退した。他の選挙区でも新人が苦戦し、長浜市でも現有議席を落とし、過半数に届かなかった。東近江市・日野町・愛荘町と彦根市・犬上郡で各3議席、大津市で4議席を維持した。
 民主と対話でつなごう滋賀の会の県議で結成したチームしがは公認・推薦で18人を立て、昨夏の知事選で勝利した枠組みで臨んだが、現有17議席を守れなかった。民主は11人を公認したが、彦根市・犬上郡の現職が落選し、東近江市・日野町・愛荘町では新人へ議席が継承できず9人にとどまった。チームしがは米原市の新人が現職を破ったが、推薦した大津市のベテラン現職が落選した。
 前回40年ぶりに県議会の議席を失った共産は、大津市と草津市で計2議席を取り戻し、長浜市では初議席を獲得した。公明は大津市でベテランから新人へ議席を継承させ現有を守った。政党などの推薦を受けない候補は大津市と高島市、東近江市・日野町・愛荘町で計3人が当選した。
 当選した現職は34人、元職1人、新人9人。女性は8人が当選した。

15/04/11

■湯浅御坊道路4車線化で川辺第一トンネル年内着工へ(紀州新聞ネット版)
 近畿自動車道紀勢線有田〜南紀田辺間46キロの4車線化事業のうち、湯浅御坊道路(有田〜御坊間19・4キロ)は沿線の全18地区で設計協議確認書の調印が終わり、順次用地買収に入っており、今年夏に同区間で初めてとなる「川辺第一トンネル工事」を発注し、早ければ年内に着工する。用地買収の終わっている御坊〜南紀田辺間(26・9キロ)も着々と工事が進んでおり、県、沿線市町、ネクスコ西日本(西日本高速道路(株))が連携して平成30年完成目標へ全力を挙げている。
 湯浅御坊道路は総事業費約732億円で、今の2車線道路とほぼ並行して新しい2車線を建設。あわせて川辺ICのフルインター化も実施する。沿線18地区の設計協議確認書調印は昨年11月で全て終わり、最も早く用地交渉に入った御坊市野口地区(延長約1キロ)では、すでに8割強で契約が完了。他の地区は今年2月から地元説明を行うなど順次用地交渉に入っており、ネクスコ西日本和歌山工事事務所は「27年度のできるだけ早い時期に用地交渉を終えられるように努力したい」としている。
 用地買収の終えた個所から順次着工する方針で、ネクスコ西日本が今月1日に公表した「27年度工事発注見通し」によると、日高川町と広川町をまたぐ「川辺第一トンネル工事」が7〜9月に発注することが決まった。工事区間は約2・5キロで、工期は約50カ月。今の同トンネルのすぐ隣(和歌山方面向いて左側)にある避難坑を拡幅する形で掘削し、完成後は上り車線として利用する。入札後、準備期間に3カ月程度かかるが、早ければ年内にも着工できる見通し。
 このほか、広川町の鳥松山トンネル工事は来年1〜3月に発注予定。工事区間は約3・5キロ。工期は約50カ月。切盛土量約4万立方メートル。トンネル延長約2キロ。橋台・橋脚約15基。
 一方、御坊〜南紀田辺間は交通安全対策、渋滞緩和対策として印南やみなべ、御坊南など各インターチェンジ分合流部などに付加車線(2車線)を設置。まず印南町の印南トンネル前後の2・4キロで工事着手しており、今年10〜12月には「印南インターチェンジ工事」を発注予定。工事区間は約1キロ。工期は約30カ月。切盛土量約3万立方メートル。橋台・橋脚約5基。
 全線の4車線化完成目標は平成33年12月末だが、二階俊博自民党総務会長をはじめ地元関係者が工程短縮を強く求めており、県、沿線市町、ネクスコ西日本(西日本高速道路(株))が連携して平成30年完成を目指している。

15/04/10

■海上保安庁:スマホ向けの沿岸情報サイトを運用開始(毎日jp)
 海上保安庁は10日、スマートフォン(スマホ)向けに沿岸域情報提供システム(MICS)を利用した気象などの安全情報を提供するウェブサイトの試験運用を開始した。
 MICSは全国の海上保安部や灯台などで得られた気象データなどを、インターネットを通じてマリンレジャーや漁船向けに提供するもので、これまではパソコン向けに提供し、月平均で約49万人が利用していた。しかし、海ではパソコンよりスマホの方が扱いやすいことから、スマホ向けのサイトを運用することにした。スマホ向けサイトでは、全地球測位システム(GPS)と連動して現在地周辺の緊急情報や気象情報、浅瀬や定置網などの位置など事故を未然に防ぐための情報がスマホの小さな画面でもわかりやすく表示される。
 昨年、事故に関連した船舶2158隻のうち、最も多いプレジャーボート(932隻)の事故のほとんどがスマホの通信可能エリアが多い沿岸から5カイリ(9.2キロ)で発生していることから、海保ではスマホサイトによる事故防止効果も期待している。問題がなければ7月から本格運用に移行することにしている。
 MICSを担当する海保交通部計画運用課は「スマホを海上における非常時の連絡手段だけでなく、安全情報を積極的に得られる手段としてスマホ向けサイトの運用を開始した。船だけでなく潮干狩りや釣りなど陸上でも活用してほしい」と利用を呼びかけている。【米田堅持】

■海の安全情報スマホで提供=小型船向けサイト開設−海保(jiji.com)
 海上保安庁は10日、プレジャーボートなどの小型船向けに、気象情報や事故の多い海域といった情報を提供するスマートフォン用サイトを試験的に開設した。問題がなければ7月から正式に運用する予定だ。
 昨年事故を起こした船2158隻のうち、プレジャーボートは約4割の932隻。器材を積みにくい小型船はレーダーや無線で気象情報などを得るのが難しい。ただ、事故のほとんどは携帯電話の通じる沿岸で起きており、海保はスマホを使った情報提供で事故の減少を目指す。
 新たなサイトは、パソコン用のサイト「MICS」を改良したもので、スマホの全地球測位システム(GPS)を使って周囲の地図を表示し、風の強さといった気象状況などを記号で示す。
 海難の多い場所や定置網の場所なども新たに加え、座礁しないよう注意喚起。燃料切れや整備不良が原因の遭難も多いため、出航前の船の点検に役立つチェックリストも表示される。
 サイトのアドレスはhttp://www6.kaiho.mlit.go.jp/sp/index.html。

■海の安全情報、スマホで確認 海保が船舶向け新サービス(47NEWS)
 海上保安庁はプレジャーボートなど小型船舶向けに海の安全情報を提供するスマートフォン用サイトをつくった。10日午前10時に試験運用を始める。衛星利用測位システム(GPS)と連動、周辺の風向や風速、海中の障害物などを地図上に表示。手軽なツールとして利用者を増やし、事故防止につなげるのが狙い。
 全国の情報を集約し、パソコン用に提供してきた「沿岸域情報提供システム(MICS)」をスマホ版に改修した。スマホ版は画面をタッチして地図の縮尺を自在に変えられ、拡大すると自動的に詳しい情報が表示されるなど利便性が高い。

■琵琶湖の水温 検出ミス3年(YomiuriOnLine滋賀)
◇県水産試験場 
◇センサー故障 最大2.7度
 県水産試験場(彦根市)は9日、琵琶湖岸で計測している水温について、2012年4月〜15年1月の3年近くにわたり、旬ごとにまとめた平均値に誤りがあったと発表した。水温センサーが故障していて実際より高めになり、最大2.7度、高くなっていた。
 発表によると、同試験場は湖北部の5か所で水温を計測しているが、参考データの一つとして1955年から施設前の湖岸でも水温を計っている。
 今年2月、湖岸と調査地点の水温の開きが大きいことに気づき、湖岸のセンサーを調べたところ、波などの影響で壊れていたことがわかった。
 県統計課は同日、ホームページに掲載している12、13年度の県統計書で、同試験場のデータを使っていた箇所を欠測値に訂正した。(岡本久美子)

15/04/09

■411`クロマグロ水揚げ 勝浦漁港市場で過去最大(熊野新聞オンライン)
 生鮮マグロのはえ縄漁で日本有数の水揚げ量を誇る那智勝浦町の勝浦漁港市場に9日朝、重さ411`、全長267aのクロマグロが水揚げされた=写真。勝浦漁業協同組合によると、1949(昭和24)年の市場開設以来最大。先月23日に過去最大の386`のクロマグロが水揚げされたばかりで、早くも記録を更新した。
 水揚げしたのは沖縄県那覇市の第1弘奈丸(12d、乗組員5人)。潮岬沖約700`bの海域で6日午後4時ごろ、約1時間の格闘の末に釣り上げた。市場で「紀州勝浦産生まぐろ」と書いたシールが貼られたクロマグロは、仲買業者が1`当たり6110円、1本271万2107円(税込み)で競り落とし、東京・築地へ送った。
 山城弘也船長(25)は「(マグロを見て)300`後半はいくと思っていたけど、400`を超えるとは思いませんでした。漁師になり5年ですが、今までで最大です」と喜んでいた。
 勝浦漁協の丸山一郎参事は「400`を超えるクロマグロが揚がるのは何十年に一度あるかないか。マグロのシーズンは5月中旬まで続くので、まだまだ大物を期待しています」と話した。
 巨大なマグロを一目見ようと市場には朝早くから大勢の観光客らが集まった。初めて大きなマグロを見た男の子(5)は「かっこいい」と話していた。

■最高重量また更新 クロマグロ411キロ 勝浦漁港(紀南新聞ONLINE)
 はえ縄漁による生鮮マグロの水揚げ高で日本有数を誇る、那智勝浦町の勝浦漁港で9日、過去最高重量となる411キロ(体長約267センチ)のクロマグロが水揚げされた。
 潮岬沖約700キロ(北緯30度40分、東経136度45分)の近海で操業していた沖縄県の第1弘奈丸が、午前8時ごろ水揚げし、あまりの大きさに関係者らの人だかりができた。船長の山城弘也さん(25)は、「これまで獲ったマグロで一番大きい。5人の船員もおどろき、喜んでいた」とコメント。船主でもある父の弘之さんに報告すると、「よかった」と一言ねぎらわれたという。
 マグロは仲買業者が271万2107円(税込み)で競り落とした。1キロ当たりの価格は6110円だった。
 同市場では今期クロマグロは236本水揚げされており(8日現在)、300キロ超えは今回で7匹目となった。漁協関係者は、「つい先日過去最大のクロマグロが水揚げされたばかり。しかも大幅に上回る記録に驚いている」と話した。
 同漁港には先月23日、386キロのクロマグロが水揚げされ、記録が残る昭和60年以降で最高重量を更新したばかりだった。
 クロマグロは5月末までがシーズンで、漁協は今後の豊漁に期待を寄せている。

■411キロのクロマグロ 勝浦漁港、最大記録を更新(紀伊民報AGARA)
 和歌山県那智勝浦町の勝浦漁港市場に9日朝、重さ411キロ、全長2・65メートルのクロマグロが水揚げされた。3月23日に水揚げされ、記録がある1985年以降で最高重量だった386キロを超える大きさで、漁師たちは驚いている。
 串本町潮岬沖約700キロの海域で操業していた那覇市のマグロはえ縄漁船「第1弘奈丸」が水揚げした。
 同市場では今期、300キロを超える大物マグロの水揚げが続いているが、400キロ超は全国でも珍しいという。
 市場で仲買業者が271万2107円(税込み)で競り落とした。1キロ当たりの価格は6110円で、3月の386キロより約3割安。関東に出荷するという。
 漁港市場は大物の水揚げ続きで活気づいている。クロマグロの漁獲シーズンは5月まで。

■湖岸水温3年間、数値誤り 滋賀県、測定機器不具合で削除(京都新聞電子版)
 滋賀県は9日、彦根市八坂町の県水産試験場横で定点観測している琵琶湖の湖面温度「湖岸水温」が、自動測定機器の不具合で公表数値に誤りがあったと発表した。2012年4月から誤測定が続いていたとみられ、県は今年1月までの約3年分を「欠測」として公表数値を削除した。
 同試験場によると、今年1月中旬の平均値を算出した際、湖中の水温が平年値を下回っているのに対し、湖岸水温は平年値を上回る状態が続いていることに担当者が気付いた。近くの浄水場の観測値と照合したところ、少なくとも12年4月上旬から水温が実際より高めに測定されていたことが分かったという。
 誤測定のあった機器は10年3月末に導入。水温センサーのコード接合部分から水が入ったのが要因とみられるといい、県は2月上旬から測定機器を3台に増設したほか、削除した3年分のデータは浄水場の観測値から参考値を算出し、同試験場のホームページで公開した。

■琵琶湖の島に島外新入生 児童2人、船で通学(京都新聞電子版)
 琵琶湖の有人島、沖島(滋賀県近江八幡市沖島町)の沖島小で8日、入学式が行われ、島外から2人が入学した。島内の児童の入学は昨年が最後で今後は予定がなく、学校存続を願う島民にとって希望の星を迎えた格好だ。
 同小は最盛期の1959年度には129人の児童が通ったが、本年度は新入生2人を含めて10人まで減っている。特例として市内全域から通学できるため、うち7人が島外から通う。
 蒲生光莱さん(6)と小山花菜さん(6)は家族とともに船で登校し、上級生に手を引かれて入学式の会場に入った。
 式では森本眞左子校長が「沖島は自然があふれ、優しい上級生がいます。どうか沖島小を大好きになってください」と歓迎。上級生も「一緒に楽しい学校をつくりましょう」と呼び掛け、沖島太鼓の演奏を披露した。
 蒲生さんは「学校では算数の勉強がしたい。船で通うのは楽しみ」と話していた。

15/04/08

■琵琶湖と桜、絶妙コントラスト 滋賀・高島の海津大崎(京都新聞電子版)
 滋賀県高島市マキノ町の海津大崎の桜がほぼ満開となり、琵琶湖岸が薄桃色の花の帯で彩られた。
 湖岸沿いの県道約4キロに約800本のソメイヨシノが植えられている。湖水、岩礁(しょう)、山とのコントラストが素晴らしく、日本のさくら名所百選にも選ばれている。8日の今津の最高気温は平年より5・6度低い9・5度。3月上旬の寒さとなったが、マフラーにコート姿の観光客が湖面に大きくせり出した桜を眺めたり、桜をバックに記念撮影を楽しみながら散策していた。湖上には花見船が次々と繰り出していた。
 びわ湖高島観光協会によると、9日にも「満開」になり、来週半ばまでが見頃という。週末の11、12日両日は県道が東向きの一方通行になるなど一帯で交通規制が敷かれる。JR湖西線マキノ駅前から臨時のシャトルバス(有料)が運行される。

■初ガツオ少なめ 串本漁港「ピーク時に寂しい」(紀伊民報AGARA)
 和歌山県串本町串本の串本漁港で初ガツオが水揚げされている。このシーズンの水揚げ量としてはかつてない不漁だった昨年と比べると多めだが、平年と比べると少なく、関係者は「初ガツオは今がピークの時季なのに寂しい」と話している。
 黒潮に乗って北上する初ガツオのシーズンは3〜4月。昨年の不漁は、北上シーズンの海水温の低下や、黒潮の源流域といわれるフィリピン沖などの海域での巻き網漁による大量捕獲が影響しているのではないかと推測されている。
 和歌山東漁協串本支所によると、昨シーズンの串本漁港での水揚げ量は3月が5・1トン、4月が14トン。今シーズンの水揚げ量は3月が23・7トンで4月に入ってからは5日に2トン、6日に3・3トン、7日に2・4トンなど同日まで計11トン。昨年は年間を通しても146トンと極端に少なく、2000年に1300トンあった水揚げ量は年々減少傾向にあるという。
 先週までの浜値は1キロ当たり1700〜3700円。初ガツオは関東方面で喜ばれ、3月は値段が良いという。現在は、1・4〜4・5キロの小〜中のサイズが半分以上を占める。町内の漁船を中心に約100隻が串本沖で漁をしている。
 漁法は、串本町が発祥とされる「ケンケン漁」がほとんど。船を走らせながら疑似餌で一本釣りをする。串本では、捕れた2〜4・5キロのカツオをその場で生け締めにし、氷温保存するなどした中から、仲買人が選別し認証シールを貼って「しょらさん鰹(かつお)」として売り出している。
 同支所は「今年は、昨年のように極端なことはないと思うが、依然少ない。多い時は今の時季、1日で20〜30トン揚がることもあったので、3月と4月を合わせて400〜500トンは揚がってほしいというのが本音」と話している。

■ガソリン2週連続値下がり 3月中旬までの原油安反映(47NEWS)
 経済産業省資源エネルギー庁が8日発表した6日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、3月30日の前回調査より50銭安い139円40銭だった。値下がりは2週連続。
 3月中旬までの原油価格の下落が、ガソリンの小売価格に反映された。調査した石油情報センターは「来週は横ばいか、小幅な値動きになるだろう」と予測している。
 地域別では38都道府県で値下がりした。下落幅が最も大きいのは徳島、佐賀の1円90銭で、北海道と栃木の1円80銭、埼玉の1円60銭が続いた。
 千葉、山梨、岐阜の3県は横ばいだった。

■ガソリン価格、2週連続値下がり 139円40銭(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が8日発表した6日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週(3月30日)と比べ50銭安い139円40銭で、2週連続の値下がりとなった。原油安による元売り各社の卸価格の引き下げが店頭価格に反映された。
 都道府県別では、38都道府県で値下がり。値下がり幅は徳島と佐賀の1円90銭が最大で、北海道と栃木の1円80銭、埼玉の1円60銭が続いた。3県が横ばいで、6県で値上がりした。
 調査を行う石油情報センターは「来週は横ばいか、小幅な値動きとなる」とみている。

■レギュラーガソリン、2週連続の値下がり…前週比0.5円安の139.4円(Responce)
資源エネルギー庁が4月8日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、4月6日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.5円値下がりし、1リットル当たり139.4円となった。
レギュラーガソリンの値下がりは2週連続。
地域別では、北海道で1.8円、関東と東北で0.7円、中部と近畿、中国、四国で0.4円、九州・沖縄で0.3円、全エリアで値下がりした。
ハイオクガソリンは前週比0.6円安の150.2円、軽油は0.5円安の119.0円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、4月8日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は130.1円/リットル(前週比−0.2円)、ハイオクは140.8円/リットル(同−0.4円)、軽油は105.1円/リットル(同−0.2円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■琵琶湖潜水ロボ:「淡探」第二の人生 技術者養成に活用(毎日jp)
 2000年に完成し、琵琶湖最深部(104メートル)などを調査してきた滋賀県の自律型潜水ロボット(AUV)「淡探(たんたん)」が9日、国立研究開発法人・海上技術安全研究所(東京都三鷹市)に譲渡される。老朽化に加え運用費がかさむため、3年前から費用の安い新型ロボットが使われており、淡探は処分される方向だった。しかし、海洋資源調査の技術者養成に活用されることになり、新しい職場で第二の人生を歩む。
 淡探は県と国が約2億6000万円かけて製作。全長約2.1メートル、重さ180キロ、水深150メートルまで潜航でき、事前に組んだプログラムに従って湖底を進む。ガスや泥が噴き出しているのを発見し、酸素濃度低下による魚の大量死の撮影にも成功した。
 しかし、年3回(約15日間)潜水を実施した場合、約1000万円の費用がかかるため、財政再建に取り組む県は07年度で調査を終了。その後は国費で運用していたが、12年3月からは湖上で操作する小型のケーブル付き遠隔操作水中ロボット(ROV)による調査が中心になっていた。
 譲渡される海上技術安全研究所は14年度から、海洋資源調査技術を確立する国家プロジェクトに取り組む。18年度までに海洋資源調査産業を生み出すことを目指し、深海用AUVの開発を進める。
 田村兼吉・研究統括主幹(水中工学)は「淡探はAUV初期型に当たり、成果も出した『おじいちゃん』のような存在。建造方法などを学び、深海用AUV開発に生かしたい」と話す。AUVの歴史を紹介する展示も予定しており、予算が許せば淡探を稼働させることも検討するという。
 県琵琶湖環境科学研究センターの元上席総括研究員で、淡探を活用してきた熊谷道夫・立命館大教授は「若手技術者がロボット技術を学ぶために役立ててほしい。改修してまた動くようになればうれしい」と話している。【石川勝義】

■桜色の湖岸 高島(YomiuriOnLine滋賀)
 「日本さくら名所100選」の一つで、奥琵琶湖の春を彩る「海津大崎の桜」(高島市マキノ町)がほぼ満開となり、訪れる人の目を楽しませている。
 600本を超えるソメイヨシノの成木が、湖岸沿いの道を約4キロにわたって染め上げる。80年ほど前、湖岸を走る道路が開通したのを祝って地元の有志が植え始め、その後も「美しいマキノ・桜守の会」(中川達也会長)が守り育ててきた。
 恋人と初めてやって来たという京都市の男性会社員(32)は「古木と幼木が織りなすピンクの濃淡や、湖面の色との対比が美しい」と感激していた。
 11、12両日には通行規制が行われ、桜並木が続く県道の海津東口―二本松間が東への一方通行になり、国道161号の海津交差点から桜並木への進入も禁止される。

15/04/06

■【関西の議論】「近江県」「琵琶湖県」? 大マジメに県名変更考える「滋賀県」の悩み…「佐賀」「千葉」と聞き間違えられる辛さ(産経ニュースWEST)
 滋賀県の名前を変更すべきかどうか−。「佐賀」や「千葉」と聞き間違えられたり、どこにあるか正確に答えてもらえなかったりと、県名の知名度の低さに悩む滋賀でそんな議論が巻き起こっている。候補に挙がっているのは「近江県」や「琵琶湖県」。県議会本会議で「近江牛などのブランド人気にあやかって『近江県』に」と提案されたかと思えば、知事も県名変更に関する世論調査を真剣に検討。“改名”といえば、“しゃれ”で「うどん県」を名乗り知名度がアップした香川県の例などがあるが、滋賀の場合はあくまで大マジメだ。(江森梓)
県名変更で地方創生?
 「県庁職員が思っている以上に、『近江』は知名度がある」
 今年2月25日の滋賀県議会本会議。質問に立った議員が地方創生の一つの手段として、「近江県」への県名変更を提案した。
 背景にあるのは、滋賀の知名度の低さだ。日経リサーチ社の「地域ブランド戦略サーベイ2013」によると、「その都道府県がどの辺りにあるか知っている」と回答した人の割合で示す「認知度」で、滋賀県は37位と岩手県や秋田県、千葉県、栃木県などと並んで同率最下位の不名誉な結果に。
 一方、旧国名の認知度で「近江」は、88カ国中29位にランクイン。近江牛や近江米などの“近江ブランド”がある程度浸透していたとみられる。ならば、いっそのこと近江県を名乗ったほうが認知度も上がるのではないか−というのが、提案の趣旨だ。
 これに対し、三日月大造知事は「長い間愛着を持たれてきた『滋賀』という県名は非常に重い」としつつも、「さまざまな視点から県名の議論を深めるのは、県民のアイデンティティーを見つめ直すきっかけになり、対外的な発信にもつながる」と理解も示した。
歴史ある「改名論争」
 実は、滋賀の県名変更の議論は降ってわいた話ではない。
 嘉田由紀子前知事時代の平成21年にも、県議会で別の議員から、近江県に変更するよう提案があった。これに対し嘉田氏は「さまざまな観点から県名の議論を高めることは、郷土意識を高め、県民のアイデンティティーを見つめ直す良いきっかけになる」と、三日月氏と同じような答弁をしている。
 さらにさかのぼって平成2年には、別の議員から「本県のイメージはなんと言っても『琵琶湖』。思い切って『琵琶湖県』にしてはどうか」との提案もあった。
 しかし、当時の稲葉稔知事は「古い由来を持ち、大変味わい深く、誇りと愛着を持つ『滋賀』という県名が、環境先進県の代名詞として誰からも認められるようにしたい」と、変更の考えがないという姿勢を示した。
滋賀も近江も“語源”は同じ?
 そもそも、なぜ「滋賀県」なのか。
 滋賀県は、廃藩置県後の明治5年に「大津県」から改称し、さらに「犬上県」(現在の滋賀県北部)と合併して今の形となった。
 漢文学者・白川静氏の著作「字通」によると、「滋」の文字は、糸たばを並べた形で構成されており、転じて「水に浸すこと」、「水を含んで量が増えること」を指し、さらに「うるおう・しげる・うまい」「やしなう」という意味を持った。「賀」は、生産力を刺激するための儀礼と呪器とされており、それが転じて「いわう・よろこぶ」の意味になった。
 県企画調整課の担当職員は「琵琶湖から、水をイメージする『滋賀』という名前がついたのではないか」と推測する。
 一方、「近江」も語源は琵琶湖とされており、万葉集では、琵琶湖のことを「淡海乃海(あふみのうみ)」や「近江之海」と表記されている。
改名へ高いハードル
 消えては現れる改名論争だが、いざ名前を変えるとなると、かなり高いハードルを越えなければならない。
 まず、県などの要望を受けて国会議員が県名変更の法案を国会へ提出する必要がある。衆参両院で過半数の賛成を得た後、さらに県民を対象にした住民投票で過半数の賛成を得なければならない。
 また、実際に変更した場合、県で定めている条文の名称変更をはじめ看板の掛け替えなど、ソフト、ハード両面で膨大な作業が必要となり、「かなりのコストがかかる」(県企画調整課)。
やっぱり滋賀がいい?
 もちろん、一番重要なのは県民がどう考えているかだ。
 22年に県が県民を対象におこなったアンケートでは、72・6%が「現在の県名(滋賀県)に愛着を感じている」と答え、78・4%が県名について「今のままがよい」とし、現状維持が圧倒的に優勢だった。
 その理由として、「県名変更に伴う多大なコストを考えると賛成できない」「県の知名度が低いのは県名のせいではない。どういった名前にしようが中身が変わらなければ一緒」などの意見が寄せられた。
 一方、「滋賀は『佐賀』『千葉』などと聞き間違えやすい」「全国へのアピールとしての県名変更はアリ」など、「近江県」「琵琶湖県」などへの変更を望む声も上がった。
 三日月知事は2月の県議会で「(県名変更に関しては)県民の幅広い意見を聞きながら議論していきたい」と述べ、27年度には県民を対象に県名変更に関する世論調査も行いたいとしている。調査で変更を望む声が多ければ、県も県名変更を本格的に検討する可能性がある。
全国で流行する“県名変更”
 知名度アップのために、県名に愛称を設けたところもある。
 23年に香川県が「うどん県」、25年に鳥取県が「蟹(かに)取県」に“改名”すると発表。うどんや蟹という全国ブランドの特産品を結び付けることで、県全体のイメージを底上げする狙いで、結果として知名度がアップ。香川県は25年、他府県からの観光客が平成になって初めて900万人台に。鳥取県も「蟹を買いに来た」という観光客が増え、確かな手応えを感じている。
 だが、両県とも正式名称を変更する考えはないようだ。鳥取県観光戦略課の担当者は「きちんと変えようとすると、賛否両論出てくるでしょう。県名変更はあくまで『しゃれ』です」と話す。
 これに対し、滋賀県はあくまでも大マジメに変更を考えている。県企画調整課の担当者は「愛称だと瞬間的に風は吹くが、飽きられたらそれで終わり。きちんと県民の意識を把握しながら、県名変更議論を通じて滋賀の何が魅力なのかを県全体で考えていきたい」と話す。議論の行方に注目だ。

■食べたらおいしかった!琵琶湖の「ライギョのフライ&カレー」(ガジェット通信)
4月2日放送の「モーニングバード!」(テレビ朝日系、毎週月〜金曜午前8時)で「琵琶湖食べたら美味しい未利用魚ライギョとは?」と題して、リポーターの玉川徹さんが、「俺のカレー食堂“輪”」(滋賀県野洲市)を訪れた。
 同店は、琵琶湖でとれるライギョを食材として仕入れているカレー食堂。滋賀県産にこだわりをもつ。滋賀県には海がないので海の魚ではなく、琵琶湖で年間1トンもの漁獲量がある「ライギョ」を使った「ライギョのフライ」、「フィッシュフライカレー」などを提供している。
 玉川リポーターは「ライギョのフライ」をカリッといい音を立てて食べた。「うん、おいしいです。淡白は淡白だけど、身に味はありクセはない。海の魚と変わらないですね」とコメントした。続いて、そのフライがのったカレーを食した玉川リポーターは「うまいね! 淡白だから何にでも合う。冷凍のタラのフライと比べると、鮮度がいいからちゃんと歯ごたえがある」と称賛した。
※当記事は本放送当時の情報に基づき作成しております。本文中のメニュー名や価格等は変更されている場合がございますのでご了承ください。

■琵琶湖汽船が南湖航路で(滋賀報知新聞ネット版)
=ダイヤ改正と便数大幅増に=
◇大津
 琵琶湖汽船(株)(本社・大津市、川戸良幸社長)は一日から、びわ湖南湖で運航するミシガンクルーズのダイヤ変更と高速船クルーズの新たな定期運航を開始している。
 これまで同社は、大津港を起点に南湖を周遊する外輪船ミシガンクルーズを一日四便〜六便運航してきたが、一便あたりのクルーズ所要時間が周遊六十分〜百五十分となるため、先発便が出た後の次便までの待ち時間が長く、大津での滞在時間が限られた旅行客や手軽にショートクルーズを楽しみたい外国人観光客のニーズに応えることができなかった。
 このため新ダイヤでは、午前〜夕方にかけて運航するミシガンクルーズの八十分と九十分のコースを全て八十分のコースに統一。
 また、ミシガンクルーズの各便の間に高速船(「メグミ」、「ランシング」)を就航させてミシガンと高速船を交互に運航することで、次便までの待ち時間を平均一時間程度まで短縮した。
 この他にも、各便が寄港する三港(大津港、におの浜観光港、柳が崎湖畔公園港)間の区間乗船料を新たに設定し、二港間を気軽に乗船できるようになった。
 詳しくは、同社船舶営業部(TEL077―522―4115)へ。

15/04/04

■琵琶湖・烏丸半島の魅力、官民で発信 国内有数ハス群生地(京都新聞電子版)
 滋賀県草津市の烏丸半島の魅力を官民が連携して発信する「琵琶湖・烏丸半島魅力向上活性化協議会」がこのほど発足した。来年以降の県立琵琶湖博物館のリニューアルオープンを見据え、今夏からイベントの開催や広報活動などで協力する。
 琵琶湖に突き出た烏丸半島には観光施設が並び、国内有数のハスの群生地として知られる。野外音楽フェスティバル「イナズマロックフェス」の会場でもある。ただ中心市街地から遠く、施設同士の連携も不十分だったため、烏丸半島全体として発信力を高めようと協議会を立ち上げた。
 烏丸半島にある琵琶湖博物館、水生植物公園みずの森、道の駅草津・グリーンプラザからすまのほか、近江鉄道バスと琵琶湖汽船の交通機関、草津市などが参加。会長には、南英三・市観光物産協会長が選ばれた。
 県は今夏、案内マップ作成や探検ツアー、レンタサイクルなどの事業を展開する予定で、協議会も協力する。同時期に琵琶湖博物館で「滋賀の日本一」をテーマにした企画展も計画している。
 交通利便性の向上や、広報のあり方などについても話し合う。事務局を担う琵琶湖博物館は「烏丸半島は潜在力に比べ、認知度と集客力が低い。各施設が知恵を出し合って、地域の魅力を最大限に引き出したい」としている。

15/04/03

■ニゴロブナ漁:今月中旬まで 近江八幡(毎日jp滋賀)
西の湖と琵琶湖を結ぶ近江八幡市の水郷一帯で、ふなずしの材料・ニゴロブナの漁が始まった。漁期は今月中旬まで。 同市円山町では1日、東近江市合戸町の西田利夫さん(65)が、水路に架かる橋の上から投網を打っていた。「今の時期のニゴロブナは、腹...

■滋賀県議選、戦後最少の59人立候補 統一地方選スタート(京都新聞電子版)
 統一地方選前半の滋賀県議選が3日、告示された。正午現在、県議選(定数44)は59人が立候補を届け出ている。人口減少や東京一極集中が加速し、自治体の存続を脅かすとも指摘される中、地域の未来を具体的にどう描くかが鋭く問われる選挙となる。地方自治の担い手となる議員の資質にも厳しい目が向けられる。昨年12月の衆院選後初めての全国規模の選挙で、安倍晋三政権が主導する「地方創生」のほか、安全保障政策、原発再稼働の行方も争点となる。候補者は12日の投開票に向け、激しい競り合いを繰り広げる。立候補の届け出は3日午後5時で締め切られる。
 県議選は13選挙区に59人が立候補した。候補者は前回より14人減り、戦後最少となっている。現職38人、元職1人、新人20人。党派別の公認は自民党21人、民主党11人、チームしが3人、公明党2人、共産党6人。無所属は自民推薦7人とチームしが推薦4人を含む16人。
 近江八幡市・竜王町、守山市、栗東市、甲賀市、湖南市の5選挙区では立候補者が定数と同じで、無投票となる見通し。
 今回から定数が3減となった。2会派で現有26議席ある自民は、昨年の衆院選で県内議席を独占した流れを生かし、前回選挙に続き過半数を目指す。
 昨夏の知事選で三日月大造知事を支援した政治団体「チームしが」は公認3人を立て、民主候補も推薦する枠組みで勢力維持を図る。
 公明は現有2議席の確保、共産は前回失った議席の回復を狙う。

15/04/02

■県議選 あす3日告示 現新60人、定数44に挑む(滋賀報知新聞ネット版)
=5選挙区で無投票の公算大=
◇全県
 統一地方選の前半戦である県議会議員選挙(十二日投開票)があす三日告示される。有権者数は、三月二日現在で百十二万四百六十七人。
 焦点としては、昨年七月の知事選で三日月大造知事を誕生させた政治団体「チームしが」の神通力が通用するのか、それとも昨年十二月の衆院選の自民圧勝、共産躍進の流れが続くのか注目される。
 定数は、今回から三減の四十四となり、これに伴って選挙区割も十六から十三へ変更された。このうち無投票の公算が大きいのは、守山市、栗東市、甲賀市、湖南市、近江八幡市竜王町の五選挙区。
 立候補の準備を進めているのは、現職三十八人、新人二十一人、元職一人の計六十人。党派別(推薦含む)でみると、自民二十八人、民主及びチームしが十八人、共産六人、公明二人、無所属六人―となっている。
 ◆表の見方=順不同。自=自民、民=民主、公=公明、共=共産、社=社民、無=無所属、チ=チームしが。無所属以外は、原則公認。ただし、推=推薦、左の数字は投開票日現在の年齢、右は期数。(敬称略)

■県議選60人出馬へ あす告示(YomiuriOnLine滋賀)
◇5区で無投票か
 統一地方選の前半戦となる県議選は3日、告示される。選挙区が16から13、定数が47から44に削減される今回は、60人が立候補の意向を表明している。自民、民主、公明、共産の各党に加え、昨年7月の三日月県政誕生の原動力となった「チームしが」も公認候補を擁立し、議席の行方が注目される。投開票は12日。(小野圭二郎)
 県選管の事前審査を受けたのは現職38、元議員1、新人20。他に新人1人が出馬表明している。党派別では自民21、民主11、公明2、共産6、チームしが3、無所属17。前回選の73人から減り、過去最少となる見通しで、近江八幡市・竜王町、守山市、栗東市、甲賀市、湖南市の5選挙区が無投票になる公算が大きい。
 自民は8年前に過半数割れしたが、前回選で回復。現在は「自民党県議団」(21人)と「自民党颯新の会」(5人)で計26議席を持つ。今回は推薦候補を含む計28人を擁立、勢力拡大を図る。
 ただ、昨夏の知事選では推薦候補が敗れ、今回も会派分裂の影響で公認・推薦候補を出せない見通しの選挙区もある。
 民主は政権与党だった前回、党の支持低迷で現職3人が落選。今回は現有12議席に対し、推薦3人を含め計14人の擁立にとどまる。
 公明は大津市に現職と新人の2人を立て、2議席の死守を目指す。
 前回、全3議席を失った共産は1971年以来初めて議席ゼロの状態。5選挙区で獲得を目指す。
 知事選で三日月知事の選挙母体となったチームしが(代表=嘉田由紀子・前知事)は、構成する民主や「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)の現職らを公認・推薦し、計18人(14人は民主と重複)で挑む。昨年10月に民主と対話の会で統一会派「チームしが県議団」(17人)を結成した流れで候補者調整を徹底し、前回、複数選挙区で生じた競合を防いだ。
 ただ、共倒れの回避を優先した結果、複数候補を出すのは4選挙区にとどまり、擁立段階で単独過半数獲得は不可能となっている。対話の会は前回8人を公認したが、今回は単独の公認・推薦はせず、チームしがを前面に出す。

15/04/01

■ガソリン7週ぶり値下がり 139円90銭、原油下落で(47NEWS)
 経済産業省資源エネルギー庁が1日発表した3月30日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、23日の前回調査より50銭安い139円90銭だった。値下がりは7週ぶり。
 3月後半の原油価格下落がガソリンの小売価格に反映された。調査した石油情報センターは「来週も横ばいか小幅な値下がりになるだろう」と予測した。
 地域別でも34都道府県で値下がりした。下落幅が最も大きいのは群馬の1円50銭で、宮城と鳥取の1円40銭、北海道と新潟の1円10銭が続いた。値上がりは京都、和歌山、長崎の3府県で、上昇幅はそれぞれ10銭にとどまった。

■レギュラーガソリン、6週間ぶりに値下がり…前週比0.5円安の139.9円(Responce)
資源エネルギー庁が4月1日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、3月30日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.5円値下がりし、1リットル当たり139.9円となった。
レギュラーガソリンの値下がりは6週間ぶり。
地域別では、北海道で1.1円、中部で0.7円、関東と東北で0.6円、中国で0.5円、九州・沖縄で0.3円値下がり。近畿と四国は前週と同額だった。
ハイオクガソリンは前週比0.5円安の150.8円、軽油は0.4円安の119.5円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、4月1日のレギュラーガソリンの全国平均価格は130.3円/リットル(前週比−1.5円)、ハイオクは141.2円/リットル(同−0.9円)、軽油は105.3円/リットル(同−1.1円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■10年の活動をパンフに(滋賀報知新聞ネット版)
=伊庭内湖の自然を守る会=
10年の歩みを紹介したパンフレット
◇東近江
 平成十七年から東近江市の伊庭内湖で環境保全活動に取り組んでいる伊庭内湖の自然を守る会(長谷川美雄会長、会員四十人)は、活動十周年を記念してその活動を紹介したパンフレット「伊庭内湖の自然を守る会 10年の歩み」(カラー三つ折りA4判)を発行した。
 ゴミが大量に浮かぶなど荒れ放題だった伊庭内湖を訪れた野鳥愛好家から「もっと大切に」と指摘され、長谷川会長と野鳥の会の石井秀憲さんが発起人となって会を立ち上げた。
 清掃活動、ヨシ原の保全活動、外来の魚や植物の駆除などに、地域住民や漁業関係者を巻き込んで取り組んだ結果、ヨシ原はホンモロコなど在来湖魚の産卵場所として復活、生息数も増加している。
 石井さんは「もともときれいだった伊庭内湖を次の世代に受け継いでいくために」と活動の目的を語り、伊庭内湖のすばらしさを見直す地域の取り組みの輪の広がりに手ごたえをつかんでいる。
 パンフレットは、活動の歩みを写真や年表で紹介。一千部を作成して会員に配布したほか、市役所本庁・支所や各まちづくり協議会事務所などに配置した。また、希望者は石井さん(TEL0748―42―0259)へ。

■【関西の議論】琵琶湖を「外敵」から守れ 外来植物を根絶した驚異の“人力パワー”…石けん運動に続く新環境モデルに(産経ニュースWEST)
 汚染廃水やブラックバス…。琵琶湖(滋賀県)の環境や生態系の保全はこうした“外敵”との戦いだった。近年問題になっているのは外来水生植物の大量繁殖だ。繁殖力が強くて固有生物の生息域を奪い、漁業被害ももたらす水草だが、8年前に見つかった「ミズヒマワリ」については湖岸一帯からほぼ根絶されたことが、滋賀県琵琶湖環境科学研究センターの調査で分かった。研究者や住民らが中心となり手作業で地道に除去を続けた結果で、繁殖を防ぐノウハウも培った。古くは「石けん運動」、最近では外来魚の駆除事業で示した環境保全の「琵琶湖モデル」。今回の成果も「外来植物駆除の新たなモデルになる」と期待されている。(江森梓)
8年前に見つかったミズヒマワリ
 ミズヒマワリは中南米原産の多年草の植物で、葉がヒマワリに似ていることからその名が付いた。環境省による「特定外来生物」に指定され、飼育や栽培、保管、運搬をはじめ、輸入や野外放出などが原則禁止されている。
 日本へは戦後に熱帯魚の輸入に伴い入ってきたとされ、平成7年に愛知県で初めて野生での繁殖を確認。現在は広い地域で分布が見られる。生命力が強く、短期間で水面一帯を覆うため、他の動植物の生息地を奪うだけでなく、船が出せなくなり漁業被害にもつながっている。
22年以降はほぼゼロに
 滋賀県では19年、草津市周辺の琵琶湖岸や周辺の河川などで生育しているのが見つかった。
 「やるなら、繁殖が大規模に広がる前の今しかない」
 それまでも外来水生植物の繁殖に悩まされてきた琵琶湖での対応は早かった。研究者やボランティアの住民らでつくる環境保全団体「近江ウェットランド研究会」(代表、野間直彦・滋賀県立大准教授)が同年、県職員らとともに一斉駆除活動に乗り出した。
 ミズヒマワリは発見の初期段階では水中で小規模に点在しているため、機械を投入して除去するのは難しい。そこでメンバーらは水中に入るなどして手作業で引き抜き、1日に3〜8時間かけて1〜2トンを除去。沖合に葉が漂流しているのを見つけた場合は、ボートを出して取り除いた。
 ミズヒマワリは強力な繁殖力を持ち、葉の切れ端からでも増殖し、繁殖域をさらに広げてしまう恐れがある。このため、除去した葉を流さないよう注意している。
 また通常、水草を除去したときは湖岸に広げて干し、水分を抜いてから運搬するが、ミズヒマワリは乾燥させている間に根を張り、そこで繁殖する恐れがあるため、地面と接触を避けるようにして乾かしたという。
 このように作業には細心の注意がはらわれた。駆除活動はこれまで30回以上行い、新たな繁殖場所がないかどうか、定期的に監視活動も続けた。
 その結果、事実上根絶することに成功。県琵琶湖環境科学研究センターによると、琵琶湖や周辺の河川で見つかったミズヒマワリの繁殖面積は、19年は草津市のみで1246平方メートルで、その後、大津市まで広がりを見せたが、21年には396平方メートルに減少。翌22年以降は「ほぼゼロと言っていい状態」が続いている。
他の植物駆除にも生かせるノウハウ
 しかし琵琶湖では、ミズヒマワリと同じく繁殖力が強い「オオバナミズキンバイ」や「ナガエツルノゲイトウ」など外来植物が何種類もはびこり、湖を管理する県や地元の住民らが対策に追われ、同団体も駆除活動を続けている。これらはすでに繁殖が広範囲にわたり、機械を投入して大がかりな駆除にかからなければ手に負えない現状だ。
 それでも、野間さんは「ミズヒマワリの駆除で培ったノウハウは、これらの駆除にも生かせる」と自信を見せる。繁殖地域での素早い対応や、葉や根の処理法など、人の手できめ細かい対応をしていくことが大切だと感じている。
 「根気強く除去作業を続ければ根絶できる、という結果は示せた。最初から簡単にあきらめるのではなく、絶対に繁殖を食い止めるという固い決意が必要だ」。野間さんはそう話す。
石けん運動、ブラックバス駆除
 滋賀県では琵琶湖で淡水赤潮が発生した昭和50年代以降、発生の一因とされたリンを含む合成洗剤の使用を止め、粉石けんを使おうという運動が主婦層を中心に起こった。これが「石けん運動」と呼ばれ、県の「琵琶湖の富栄養化防止条例」制定につながった。石けん運動のノウハウはベトナムの世界遺産・ハロン湾の水質改善事業にも役立てられている。
 また、湖の生態系を乱すブルーギルやブラックバスなどの外来魚を減らそうと県は平成15年度、釣り上げた外来魚の再放流を禁止する条例を施行。湖岸周辺の公園や漁港に回収ボックスを設けて釣り人たちに駆除への協力を求め、漁協などには外来魚の回収・処理事業に補助金を出すなどし駆除を促進している。
 さらに今回のミズヒマワリ駆除について、県は「『発見したら即座に伐採』という、地域住民の地道な努力の継続で繁殖を防いだのは大きな意義がある。他の外来植物に対する取り組みのモデルケースとしたい」としている。

■滋賀でも桜の開花宣言 昨年より2日早く(京都新聞電子版)
 滋賀県の彦根地方気象台は31日、気象台敷地内のソメイヨシノの標本木が開花した、と発表した。昨年より2日早いが平年並みの開花宣言となった。
 この日の県内は高気圧に覆われ4月中旬〜5月下旬並みの陽気に。日中の最高気温は大津で22・5度、彦根で18・5度に達した。長浜(22・2度)と米原(21・3度)は、3月としては観測史上最高を記録した。
 大津市本丸町の膳所城跡公園では、約100本のソメイヨシノの約半数が花をつけた。
 うららかな日差しに誘われ、親子連れやお年寄りたちが、桜の木の下で弁当を食べたり、公園内の散策を楽しんだ。大津市に住む妹や子どもたちと訪れた岐阜市の公務員後藤美幸さん(45)は「今日はいいお花見日和。きれいな桜の中でゆっくりできてよかった」と話していた。膳所観光協会によると、30、31日の陽気で桜が一気に開花。今週末にも見ごろを迎えるという。
 近江八幡市の旧市街地を流れる八幡堀の桜並木はつぼみも多いものの、所々で花を咲かせていた。陽気に誘われた観光客が桜を見上げながら堀端を散策したり、屋形船から花見を楽しんでいた。

■ポカポカ陽気、サクラサク 彦根気象台が発表(産経ニュース)
 彦根地方気象台は31日、サクラ(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。平年、昨年と比べ、いずれも2日早い「開花宣言」。県内の花見スポットのひとつ、彦根市の国宝・彦根城一帯でもソメイヨシノがちらほら咲き始め、管理事務所は「今週末頃に満開を迎えそう」と話している。
 同気象台によると、県内はこの日、高気圧に覆われてよく晴れ、各地で朝から気温が上昇。彦根市で22・9度(平年13・4度)まであがったほか、各地の最高気温が、東近江市=24・2度▽大津市=23・0度▽長浜市=22・7度−を記録するなど、軒並み5月下旬の暖かさとなった。
 この陽気に誘われ、彦根市の気象台敷地内にあるソメイヨシノの「標本木」が開花。5〜6輪以上のつぼみが花開いているのを、職員が確認し、基準に達していたため「開花」を発表した。
 約1200本のサクラがある彦根城では、1日から「彦根城桜まつり」が一帯で開かれる。20日までの期間中、夜桜見物が楽しめるよう午後6〜9時にライトやぼんぼりなどが点灯されるほか、天守のライトアップが通常より1時間長く午後10時までとなる。

■ソメイヨシノ開花 1日から彦根城桜まつり開催(ChunichiWeb滋賀)
 彦根地方気象台は三十一日、敷地内のソメイヨシノ(標本木)が開花したと発表した。平年並みで、昨年より二日早く、約一週間後に満開となる見込みだ。
 昨日に続き温かな陽気に包まれた県内。気象台によると、この日も高気圧に覆われてよく晴れ、彦根(二二・九度)や大津(二三・〇度)をはじめ県内九観測地点全てで今年の最高気温を記録。四月下旬〜五月下旬並みの陽気で、長浜(二二・七度)と米原(二二・二度)は三月の観測史上最高となった。
 彦根市の彦根城内では、ソメイヨシノを中心とした約千二百本の桜が徐々に咲き始め、来訪者の目を楽しませている。彦根観光協会は、城内の桜は六〜七日ごろに満開になるとみている。
 一日からは彦根城桜まつりも始まる。午後六時〜九時、玄宮園前や表門橋、京橋一帯など城内約一キロにわたり桜をライトアップ。交通規制がかかるため、付近を歩きながらゆったりと幻想的な風景を楽しめる。金亀児童公園や桜場駐車場一帯では、シートを広げて花見もできる。
 まつりは二十日まで。(問)同協会=0749(23)0001(曽田晋太郎)

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