琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2012/11)

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12/11/30

■発信箱:風を読む力=青野由利(毎日jp)
 嘉田由紀子・滋賀県知事の新党結成に、二つの風を感じた。ひとつは行き詰まり感のあった政界に吹き込む風。背景はいろいろだとしても、「選びたい政党がない」という気分をくんで「卒原発」を旗印に結党したセンスはなかなかのもの。風の行方を読もうと右往左往する政治模様も興味深い。
 もうひとつは、嘉田さんの地元・琵琶湖に吹く本物の風。マキタ、キタ、マニシ、ニシビアラシ。「ここの漁師さんは昔から風に名前を付けている」。大飯原発の再稼働が論争になった5月、環境社会学者でもある嘉田さんから聞いた話だ。
 琵琶湖の北西、福井県・若狭湾には原発14基が建ち並ぶ。ここで事故が起きれば、風に乗って琵琶湖に被害が及ぶ。福島の事故を思えば、放射性物質の飛散に備えないわけにいかない。ところが国は拡散予測のために必要な情報を出してくれない。嘉田さんは業を煮やし、県独自で計算したという。これも身近な風に注目してきたからこそだろうか。
 事故に備える防災重点地域は拡大が決まり、今、原子力規制委員会が広範囲の拡散予測地図を公表している。データを出してくれなかったころよりましだが、問題は、ミスが続き、修正が繰り返されていること。ヨウ素剤を飲むタイミングなどの参考情報も公表するというが、「国の計算は信じられない」となれば、地域の防災計画作りには役立たない。
 考えてみれば、原発事故が再び起きた時、住民に寄り添えるのは国より地元。住民を守る真剣さも自治体が勝るような気がする。とすれば、風を読む力は地元にこそ。国には徹底して基本情報を公開してもらい、自治体が活用できるようにするのも一つの手かもしれない。(論説室)

■1月2、3日が渋滞のピーク 年末年始の高速道路(47NEWS)
 高速道路各社は30日、年末年始(12月26日〜来年1月6日)に全国の高速道路で発生する渋滞予想を発表した。Uターンが集中する来年1月2、3日の上りが混雑のピークとなる見込みで、高速各社は、できるだけピークを避けるよう利用者に呼び掛けている。
 予想では、10キロ以上の渋滞は161回で前年実績より51回減り、30キロ以上は5回で前年(11回)の約半数。4月の新東名高速道路の開通や、12月中旬に東名阪自動車道の四日市インターチェンジ(三重県)付近を3車線に増やす措置で、例年より車の流れが良くなるとみている。

12/11/29

■花粉の飛散開始、西日本から東日本は2月上旬に(YomiuriOnLine滋賀)
 気象情報会社「ウェザーニューズ」は29日、来春のスギやヒノキなどの花粉の飛散開始時期について、西日本から東日本の太平洋側では2月上旬になるとの予想を発表した。
 発表によると、今春よりも3〜4日早く、飛散エリアはその後、北上する。スギ花粉の飛散ピークは、西日本から東日本では3月上旬〜中旬、北日本では4月上旬〜中旬になるという。飛散量については今春と比べ、北日本から東日本は2倍前後、西日本は1・3倍程度になりそう。

■琵琶湖にアフリカ原産魚 観賞用を放流か(YomiuriOnLine滋賀)
 県水産試験場(彦根市)は、アフリカ原産で、小魚や昆虫などを捕食する外来魚「ポリプテルス」(体長36.7センチ、重さ402グラム)が琵琶湖で初めて見つかったと発表した。観賞用のものが放流されたとみられ、「生態系に悪影響を与える危険があり、絶対にやめてほしい」としている。
 試験場によると、彦根市の琵琶湖で22日、ブラックバスやブルーギルの駆除作業中に見つかった。本来、アフリカの沼などに生息し、大型のものは体長1メートル近くになるが、「適水温が25度前後と高いため、琵琶湖で繁殖する可能性は低い」という。
 琵琶湖では、無許可放流が県漁業調整規則で禁じられ、6月以下の懲役もしくは10万円以下の罰金などが科される。琵琶湖で確認された外来魚は、生息が定着したブルーギルやブラックバスなどを除き、39種目。

12/11/28

■何としても琵琶湖守る…嘉田氏、主要施策示さず(YomiuriOnLine)
 国民に日本の未来の選択肢を提示したい――。
 滋賀県の嘉田知事が27日、大津市内で記者会見を開き、新党「日本未来の党」を設立する方針を発表した。「卒原発」や「脱増税」など6項目の政策軸を掲げる。嘉田知事は「(新党への参集を)すべての党や個人に呼びかけていきたい」と意気込んだが、まだ具体策を示せていない政策も多数残り、課題を抱えての出発となった。
 「琵琶湖をバックにして会見させていただきたい」。冒頭、嘉田知事はこう切り出した。会見でたびたび口にしたのが「琵琶湖」という言葉。会見場所も、あえて青い湖岸が一望できる場所を選び、琵琶湖へのこだわりの強さをにじませた。
 新党設立のきっかけとして、嘉田知事は東日本大震災に伴う福島第一原発事故を挙げ、「琵琶湖は原発の中心地から30キロ圏内に入るが、依然、関西電力と安全協定すら結べていない状況だ」と述べ、現状への不満をあらわにした。その上で、「知事として琵琶湖を本当に守るのであれば、国政にメッセージを出す必要があると思った」と強調した。「近畿圏1450万人の命の水源である琵琶湖を何としても守らねば」とも述べた。
 一方、知事と新党の代表という二足のわらじをはく格好となることを好意的に思わない県民も少なくない。再選を果たした2010年の知事選では42万票を獲得したことにも言及し、「選挙で信任をうけた責任は必ず果たす」として、知事としての公務をないがしろにしないことを重ねて誓った。
 ただ、環太平洋経済連携協定(TPP)や経済対策など、国の方向性を示す主要施策で具体策が示されなかったことについては、「今日のところはメッセージだけ。今少し時間をいただきたい」「マニフェストは改めて出します」と繰り返すにとどまった。(田畑清二)

12/11/27

■アフリカ原産の外来魚 琵琶湖で捕獲 滋賀・彦根(asahi.com滋賀)
 彦根市の彦根旧港湾で、22日にアフリカ原産の外来魚「ポリプテルス」1匹が漁協の駆除網にかかったと県農政水産部が26日、発表した。琵琶湖での同種の捕獲は初めてで、これで県内で確認された外来魚は39種(オオクチバス、ブルーギル除く)になった。捕獲されたポリプテルスは全長37センチ、体重400グラム。

12/11/26

■嘉田知事、新党は「検討中」…27日に最終判断(YomiuriOnLine)
 原子力発電所の再稼働に慎重姿勢をとってきた滋賀県の嘉田由紀子知事(62)は26日、次期衆院選に向け、「脱原発」を掲げた新党結成について、「皆さんと意見交換をしているところだ」と述べ、検討中であることを明らかにした。27日に記者会見し、最終的な判断を示すという。
 大津市内で記者団に語った。「知事を辞職する考えはない」とも述べた。

■冷え込み:彦根で初氷初霜 各地で今季一番(毎日jp滋賀)
 彦根地方気象台は25日、彦根市で初氷と初霜を観測したと発表した。いずれも同気象台の観測施設で早朝、薄く張った氷や霜を確認した。初氷は昨年より15日、平年より8日、いずれも早い。初霜も昨年より15日早いが、平年よりは5日遅い。彦根市のこの朝の最低気温は1・8度(平年5・7度)だった。また、甲賀市信楽町で氷点下3・2度(平年0・5度)、米原市では同2・3度(平年2・9度)と、今季一番の冷え込みとなった。【松井圀夫】

■県内、今季一番の冷え込み 彦根で初霜と初氷(ChunichiWeb滋賀)
 県内は二十五日朝、今季一番の冷え込みとなり、彦根市で初霜と初氷を観測した。
 彦根地方気象台によると、平年に比べて初霜は五日遅く、初氷は八日早かった。昨年よりいずれも十五日早い。夜間晴れたことで地表の熱が奪われる放射冷却現象が起こったことが原因とみている。
 同日朝、県内九カ所の観測地点全てで今季の最低気温を記録。甲賀市信楽町で氷点下三・二度、米原市で氷点下二・三度、長浜市で氷点下一・四度など、五カ所で氷点下となった。彦根市は一・八度、大津市は二・〇度で、いずれも十二月下旬並みだった。
 二十六日は気温は平年並みに戻るが、二十七日には寒気が入り込み、再び冷え込みが厳しくなるという。(辻井勇太)

12/11/25

■うっすら冬の足跡 湖国に初霜(京都新聞電子版)
 滋賀県内は25日朝、今冬一番の冷え込みとなり、彦根地方気象台が初霜を観測した。気象台によると、平年より5日遅く、昨年より15日早いという。
 夜間に雲がなく地上の熱が奪われたためで、甲賀市信楽町では午前6時13分に今季最低のマイナス3・2度を記録。平年に比べ3・7度低く、1月上旬並みの寒さとなった。このほか同市土山町、米原、長浜、東近江の各市でも氷点下となった。
 彦根市金亀町の江戸初期の大名庭園「玄宮園」では、池に架かる木橋にうっすらと霜が降り、紅葉を見に訪れた人たちの足跡が残っていた。

12/11/24

■旧吉野川と今切川、バス釣り規制の動き 北島町議会(徳島新聞Web)
 県北部の旧吉野川と今切川で人気のブラックバス釣りに、逆風が吹き始めた。両河川は国内最高峰のプロ大会が毎年開かれるなど全国屈指の釣り場。周辺整備が進んだこともあり、訪れる人が年々増えている。こうした状況に水質や生態系への悪影響を懸念する声が上がり、北島町議会では条例制定による規制を模索する動きも出ている。
 愛好者でつくる日本バスクラブ徳島支部によると、両河川では上流部の第十樋門から各河口堰(ぜき)までブラックバスが生息。体長50センチを超える大物が多く、年間を通して県内外の愛好家が釣りを楽しんでいる。国内のプロ上位60人による大会「JBトップ50プロシリーズ」が5年連続で開かれたほか、専門誌でも頻繁に取り上げられる。
 人気に拍車を掛けたのが、北島町高房の親水公園・北島水辺交流プラザが整備されたこと。2010年7月に護岸が完成してボートスロープが広がり、駐車スペースも確保されたためボートを持ち込む愛好家が急増。休日には50台以上の車が並ぶことも多い。
 ブラックバスは引きが強いことからファンが多い一方、繁殖力が強く、小魚などを食べるなど生態系や環境に悪影響を与えると指摘される。
 このため危機感を抱いたのが、旧吉野川を上水道の水源とする北島町の一部町議。生態系の保全と水質悪化防止を図る条例案を作成中で、釣り上げたブラックバスの再放流(キャッチ・アンド・リリース)禁止とボートのエンジン制限などを盛り込む考えだ。
 日本バスクラブ徳島支部は、水質悪化防止については協力する姿勢だが、再放流禁止には難色を示す。滋賀県の琵琶湖で03年度に再放流を禁止する条例が施行され、トッププロの大会が開かれなくなった経緯があり、関係者は「同様の事態になれば旧吉野川、今切川から出て行かざるを得ない」と話す。
 ただ、町議会の中でも意見が統一されているわけではない。条例が制定されるかどうかは未知数。人気のレジャースポットとしてブラックバス釣りを歓迎するか、環境保護を最優先して規制に乗り出すべきなのか。条例の是非をめぐって論争が起こりそうだ。

12/11/22

■オオワシ:今年も無事「おかえり」 おばあちゃんワシ、湖北に15年連続飛来−−長浜(毎日jp滋賀)
◇4000キロ長旅、お疲れさま
 国の天然記念物で絶滅危惧種(2類)に指定されているオオワシ1羽が21日、長浜市湖北町の山本山(標高324メートル)に今季初飛来した。約4000キロ離れたカムチャツカ半島から飛んで来た推定20〜30歳の雌ワシで、15年連続の飛来。待ちわびた湖北野鳥センター(同町今西)の職員らは「おばあちゃんがまた帰って来てくれた。お疲れさま」と、山の中腹で羽を休める美しい“雌姿(めし)”を見守っている。
 オオワシは夏にカムチャツカ半島の海岸沿いなどで繁殖。子育てを終えた冬季、日本や朝鮮半島に向けて南下する。体長約70センチ、羽を広げた長さは約2・4メートル。日本では湖北地域が渡りの南限とされ、琵琶湖の魚などを食べて越冬し、翌2月下旬ごろ、カムチャツカ半島に向け旅立つ。
 21日早朝、同センター近くの上空を飛ぶ姿を職員が見つけ、羽の模様の特徴から毎冬飛来している「おばあちゃんワシ」と確認した。
 山腹の木の枝に止まったオオワシをアマチュアカメラマンらが撮影。同センターの植田潤さん(43)は「元気なおばあちゃんワシで、湖北の豊かな自然を愛しているから帰って来るのでしょう」と話している。【桑田潔】

■東・西日本、寒い冬=日本海側の雪多め−気象庁(jiji.com)
 気象庁は22日、冬(12月〜来年2月)の3カ月予報を発表した。北日本(北海道と東北)では12月はやや暖かく、来年1、2月は平年並み。東・西日本と沖縄・奄美では12月と1月は平年より寒く、2月もやや寒い。日本海側の降雪量は北日本は平年並みだが、東・西日本は多めの見込み。
 エルニーニョ現象が秋に終わったほか、偏西風が南側に蛇行して日本に寒気が入りやすくなり、アリューシャン低気圧が平年より強くなるという。

12/11/20

■生態系維持の「切り札」 琵琶湖の内湖再生に本格着手 滋賀県(msn産経ニュースwest)
 琵琶湖固有種のニゴロブナやホンモロコをブラックバスなどの外来魚から守るため、滋賀県が琵琶湖沿岸にあり水路でつながる内湖(ないこ)33カ所の再生に本格的に乗り出すことが20日、分かった。内湖は水の流れが穏やかで固有種の産卵と稚魚の生育に最適で、内湖に入った外来魚を駆逐しようと水路の仕切り設置などを検討する。今年度中に再生ビジョンを策定、生態系維持の切り札にしたいという。
 琵琶湖では平成に入り、ブラックバスやブルーギルなど、外来魚が大量に繁殖。県は釣り客らに、リリース(再放流)を禁止するとともに回収も呼びかけているが、外来魚の生息数は昨年度で推定1330トンにも及ぶ。一方、かつてニゴロブナは500トン、ホンモロコは200〜400トンの漁獲量があったが外来魚に食べられるなどし、それぞれ41トン(平成21年)、10トン(同)まで激減している。
 内湖は琵琶湖と水路で結ばれ、水の流れが穏やかなほか、外来魚から身を守れるヨシが群生することが多く、固有種の産卵場所に適している。だが、現在の内湖は農業用ため池か、水辺の公園となるなどしている。外来魚も入り込み、固有種の成育場所として十分機能していない。
 このため、滋賀県は、内湖の機能を復活させて固有種の成育場所とするため、有識者による検討委員会を設置。今年度中に策定する再生ビジョンとして、内湖の外来魚を水中に電気を流して気絶させる「電気ショッカーボート」による駆除や、内湖と琵琶湖とを結ぶ水路に堰(せき)を設け、外来魚の侵入を防ぐことなどを検討する。県はビジョンを踏まえ来年度から、内湖それぞれの広さや水質環境を考慮したうえで具体的な方法を決める。
 県琵琶湖政策課の担当者は「管理面では地元の協力が不可欠となる。地域住民と連携しながら内湖再生を進めていきたい」と話している。
内湖
 もともと湖の一部だった水域が、河川からの土砂や風で運ばれた砂などの堆積で、湖と隔てられた水域だが、湖とは細い水路で結ばれている。国内にはほとんど例がなく、海外では主にカスピ海など規模の大きな湖にある。琵琶湖では、昭和初期には約40カ所あったが、戦後の食糧難で農業用地として干拓され、現在は33カ所に。面積は昭和15年の計2901ヘクタールから現在は計535ヘクタールまで減った。

12/11/18

■烏丸半島37ヘクタール保有不要 会計検査院指摘(京都新聞電子版)
 水資源機構が保有する烏丸半島(滋賀県草津市)の土地約37ヘクタールが、会計検査院の昨年度決算検査報告で「保有する必要がない」と指摘されていたことが17日までに分かった。同機構琵琶湖開発総合管理所(大津市)は、土地を無償で貸している県と草津市に報告。今後、土地売却などをめぐり協議していくという。
 検査院によると、烏丸半島は琵琶湖総合開発のしゅんせつ土処理場として保有されているが、滋賀県立琵琶湖博物館や草津市立水生植物公園などが建てられ、水の安定供給という機構の目的から外れた土地利用となっていると指摘。必要性を見直し、売却などを検討するよう求めた。
 土地の簿価は約45億円、護岸などの構築物は15億円。このうち、県は約5・5ヘクタール、草津市は約3・7ヘクタールを借り受けている。
 検査報告ではこのほか、機構が全額負担した湖岸堤道路の橋22カ所の落橋防止対策工事(計約5億8600万円)についても、橋が県道として使用されているとして、県に応分の負担を求めるよう要求している。
 琵琶湖開発総合管理所は「指摘を受け止めたうえで、県、草津市と協議したい」としている。ただ、土地の売却となれば、購入に多額の資金が必要となる県や市は「これまでの琵琶湖総合開発の経緯を踏まえてほしい」と慎重な構えをみせている。

■ホンモロコいかが? 草津の道の駅で販売(ChunichiWeb滋賀)
 近年ではほとんど捕れなくなったため“幻の魚”と言われているホンモロコの養殖魚の販売が十七日、草津市下物町の道の駅草津グリーンプラザからすまで始まった。
 この日は草津ホンモロコ生産組合が草津市内の水田を活用した池で養殖している「草津ホンモロコ」約二十キロを販売。魚の胴の大きさが七ミリ以上の大きいサイズは五百グラム二千円、それ以下は五百グラム千五百円で売られ、雨の降る中、正午すぎには売り切れた。
 琵琶湖固有種のホンモロコは日本産コイ科の魚類の中で最もおいしいとも言われている。その味を知ってもらおうと、販売のほかにホンモロコのフライの試食も行われた。
 生産組合の下村修一代表(72)は「昔は琵琶湖でもたくさんホンモロコが捕れた。味を知らない若い人に食べてもらいたい」と話していた。
 次回以降の販売日は二十三日、二十四日、十二月一日でいずれも午前九時から開始し、売り切れ次第終了する。(安永陽祐)

12/11/16

■最低気温:米原で1.9度 比良山系で初冠雪(毎日jp滋賀)
 冬型の気圧配置の影響で県内は15日も気温が下がり、9観測所のうち5カ所で今季最低気温を記録した。彦根地方気象台によると、午後8時現在の最低気温は、米原1・9度▽長浜2・3度▽信楽(甲賀市)3・1度。
 また前日の伊吹山の初冠雪に続き、大津市西部の比良山系でも初冠雪が確認された。午後1時ごろ、雲の晴れ間からうっすらと白くなった山々が見えるのを同気象台が確認した。平年より4日、昨年より7日早いという。
 寒さは16日午前中まで続く見通し。【村山豪】

■長浜、彦根などで強い冷え込み(ChunichiWeb滋賀)
 冬型の気圧配置で上空に強い寒気が入り込んだ十五日、長浜市や彦根市など県内五カ所で今季一番の冷え込みとなった。長浜市北部の山間部がうっすらと雪化粧し、十四日に初冠雪を観測した米原市の伊吹山では積雪がみられた。
 彦根地方気象台によると、この日の最低気温は長浜市で二・三度、高島市今津で三・七度、彦根市で四・〇度、大津市南小松で五・一度、同市萱野浦で六・五度で今季の最低気温を観測した。
 長浜市余呉町中之郷では、地面と木々が白く染まった。幻想的な景色の中、寒そうに前かがみで歩く人の姿がみられた。
 同市余呉町の体験型宿泊施設ウッディパル余呉の大宮陽子さん(42)は「今年は雪が降るのが早くてびっくり。いよいよ冬の始まりですね」と窓の外を眺めていた。
 米原市の朝の最低気温は一・九度で今季二番目の冷え込み。同市甲津原の奥伊吹スキー場ゲレンデでは、十四日夜から十五日午前までに二〇センチの積雪があった。同スキー場では、十二月五日に冬山開きの安全祈願祭をした後、四〇〜五〇センチの積雪状況になり次第オープンする予定。

12/11/15

■近江大橋:「有料で維持を」 外部検討会、法改正求め提言(毎日jp滋賀)
 来年12月、大津−草津両市を結ぶ近江大橋が無料化される見通しとなったことを受け、県の外部検討会は14日、有料道路(橋梁(きょうりょう))の建設費償還後、利用者からの料金徴収で維持管理できるよう、国に法改正を求めるべきだとの提言をまとめた。
 近江大橋は建設費償還が終わる今年9月に無料化予定だったが、県は補強工事費を賄うため、来年12月まで有料期間を延長。道路整備特措法の特例適用を打診したが、国が要件を満たさないと判断し再延長できなくなった。
 提言は県財政が厳しく、本来は特例適用による有料化が有効だとしつつ、計画的修繕で長寿命化するよう要請。また、道路特定財源廃止などで維持管理の財源が乏しくなっているとし、有料化を交通量調整の手法の一つととらえ、現行法の枠にとどまらない新たな仕組みが必要だとした。
 また、周辺道路への影響などを調べる無料化社会実験は費用に見合う効果が得られないとした。【加藤明子】

■びわ湖温泉紅葉:閉館で全員解雇へ 会長、跡地利用策を明示せず−−大津(毎日jp滋賀)
 来年1月末で閉館を決めた大津市茶が崎の老舗旅館「びわ湖温泉紅葉」の経営会社「びわ湖紅葉」の山下武会長が14日、同旅館で記者会見し、従業員287人の全員解雇を明らかにした。跡地利用策は明示しなかった。
 先月17日の閉館方針報道後初めて会見した山下会長は、閉館を正式に認め、建物の老朽化で多額投資が必要になることを理由に挙げた。建物は取り壊すが土地は売却せず、「時代に合ったことをしたい。考えはあるが今は言えない」と語った。
 びわ湖紅葉は不動産賃貸部門もあり、会社自体は残す。旅館部門の赤字額などは明かさなかった。再雇用が決まった従業員は2人といい、「閉館は苦渋の決断。従業員の退職金支払いと再雇用の案内に全力を尽くす」と強調した。【千葉紀和】

■初冠雪:伊吹山うっすら 昨年よ8日早く−−彦根地方気象台(毎日jp滋賀)
 強い寒気が日本列島を覆った14日朝、彦根地方気象台は滋賀・岐阜県境の伊吹山(標高1377メートル)の初冠雪を確認したと発表した。平年より2日、昨年より8日早いという。
 同気象台によると、午前11時ごろ、山頂付近が雪で白くなっているのを確認した。この日午前の主な最低気温は信楽(甲賀市)5度▽今津(高島市)5・7度▽米原、土山(甲賀市)5・9度−−など。【村山豪】

12/11/14

■伊吹山が初冠雪 昨年より8日早く(京都新聞電子版)
 京滋最高峰の伊吹山(1377メートル)で14日、平年より2日、昨年より8日早く初冠雪が観測され、米原市の山頂付近が白く雪化粧した光景が見られた。
 彦根地方気象台によると、平地の最低気温は平年並みかやや高めだったが、上空に強い寒気が流れ込んで山地は冷え込んだ。山頂に近い伊吹山ドライブウェイ駐車場では朝方にうっすら雪が積もり、温度計は午後も氷点下のままだったという。
 頂上に向かう登山道付近では雪混じりの強風が吹き、草木に付いた雪で山肌が一面、白くなった。愛知県知多市から訪れた池園江さん(64)は「寒いけど雪とふもとの紅葉が同時にみられて貴重」と話した。
 奥伊吹スキー場(米原市甲津原)でも1〜2センチ積雪したという。

■アユの産卵数、平年の6.3% 県調査(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖から県内の各河川へ遡上(そじょう)するアユの産卵数が、例年に比べて激減している問題で、県の調査で、最終的な産卵数が、平年の一割に満たない可能性が高まった。琵琶湖のアユ漁業などへの影響は避けられず、県漁業協同組合連合会は近く、今後の対応を協議する。
 県水産試験場(彦根市)は、琵琶湖にすむアユの主要な産卵場となっている姉川や野洲川、安曇川など十一河川で、八月下旬〜十一月上旬に六回の調査を実施。この結果、平年値の一一二・七億個の6・3%に当たる、七・一億個の卵しか産み付けられていないことが分かった。
 当初は川の水温が高温だったために産卵が遅れているという意見もあったが、十月中旬の四次調査で四・八億個を確認して以降減少しており、十一月上旬の六次調査ではほとんど見つからなかった。試験場は、平年なら六回で終える調査を継続し、今月下旬にも異例の七回目調査を実施するが、産卵数が増える望みは薄い。
 アユは一年で一生を終える魚のため、産卵数の減少は翌年の生息数の減少に直結する。
 県漁連は、全国の漁協などに提供している放流用の稚アユの生産は、人工の河川に放流したアユが産んだ卵からふ化した稚魚を育てるなどしてカバーできるという見通しを立てているが、自然河川で捕らえる稚アユも必要なため、食用のアユの漁獲を抑える必要も出てくるとみている。
 担当者は「十二月にはアユ漁が始まるが、今年は特に、どんな漁にしていくかやいつごろ始めるべきかを練る必要がある」と話す。(中尾吟)

■ワカサギ、なぜ捕れない? 榛名湖で釣り解禁見送り続く(TOKYO Web)
 榛名湖で昨年八月下旬以降、放射性物質を調べる検体として必要なワカサギがほとんど採取できず、釣りの解禁が見送られたままだ。群馬県などは原因究明を続け、現在までのところ確かなことは分からず地元漁協でも首をかしげる。
 「今月あと二回検体採取をやって駄目なら、(解禁は)冬場に期待するしかない」
 榛名湖漁業協同組合組合長の野口正博さんは残念がる。解禁は昨秋と今年初めに続き、秋も見送られている。
 湖上で散見されるボートは、オオクチバス狙いの人が多いという。野口さんは「バスは昔からいたし不漁の理由とは思えない。原因は分からない」とする。
 県などは昨年半ばから、餌のプランクトンが十分にあったかどうか調べ始めた。ワカサギはふ化後三日以内に最初の餌を食べなければならず、手ごろの大きさのワムシが十分にあったかがカギという。湖の中ではプランクトンの相が変化している。
 ワカサギは稚魚の段階でいなくなっているという。県は、オオクチバスによる捕食を念頭に、バスの胃の内容物を調べDNA鑑定を行っている。ただし、同じようにワカサギとバス、ニジマスなどが捕食関係にある神流湖、梅田湖は今年はワカサギが豊漁といい、なぜ榛名湖だけとれないのか疑問は残る。
 ふ化の状況も調べている。卵は空気にさらされると死ぬといい、通常、プラスチックケースに入れ水面下五十センチほどのところに設置。県水産試験場に持ち込んだものは、うまくふ化している。
 県の担当者は、榛名湖は十五年ぐらい前にも不漁があり、五年ほど前は豊漁だったとする。「プランクトン、バス、ふ化の状況が相互に作用した可能性もある」としつつ、ほかの可能性も探る。
 ふ化用のプラスチックケースが山積みになった榛名湖漁協の事務所で、野口組合長は「来年に向け準備している」と、一日も早い原因解明を待ちわびる。(池田一成/東京新聞)

12/11/13

■虚子の句碑 倒壊3か月 修復進まず(YomiuriOnLine滋賀)
 近江八景の一つに数えられる寺院・浮御堂(大津市本堅田)近くの琵琶湖上にあった俳人・高浜虚子の句碑に水上バイクが衝突し、句碑が倒れた事故から3か月余りが過ぎた。句碑の管理に責任を持つべき主体が明確でないため、句碑が欠損したまま放置される事態となっており、寺の関係者や大津市の担当者らは「どのような方法を模索すべきか……」と頭を悩ませている。(佐々木伶)
◇水上バイク衝突 管理責任不明確、大津市など困惑
 句碑(20センチ角、高さ1・5メートル)には、1947年に大津市を訪れた虚子が、渡り鳥が秋に群れをなして琵琶湖上を行き交う様子を詠んだ「湖も 此辺にして 鳥渡る」が刻まれていた。52年、地元の句会「堅田ホトトギス会」が建てた。
台座では鳥が羽を休める姿も見られる
 湖上に浮かぶ句碑は全国的にも珍しく、近江八景の浮御堂に彩りを添える名所となり、碑に向かって吟行する俳句愛好家も多かった。
 事故は、7月30日に起きた。無免許の男性が運転する水上バイクが句碑に衝突。句碑は根元から折れ、男性と、同乗の女性が軽傷を負った。
 一方、事故を起こした関係者が修復に関する意思を明確にしておらず、現場では今も、句碑を支えていた円形の台座(直径約8メートル)のみが残る。水位が上がると沈んで完全に見えなくなるが、周囲にブイなどの目印はなく、台座に乗り上げたり衝突したりする恐れがある。
 大津市は、水深が2メートルほどしかなく、普通の船舶なら近づけないとしているが、浮御堂の関係者は「現に水上バイクの事故が起きた。行政が安全対策だけでも手をつけてくれると、ありがたいのだが」と話す。
 県土木事務所によると、句碑は管理責任者が明確でなかったため、事故関係者に強制的に修理させる法的根拠がなく、句碑を修理しようと思えば、所在地である大津市が句碑を引き取って管理者となり、県に再建の許可申請を行う必要があるという。
 一方、市では老朽化した民間の文化施設を引き取って修理するといった前例がなく、担当の市生涯学習課は「市が修復に乗り出すかどうかは現時点で全く白紙の状態」としている。

■シンポジウム:「水辺の自然再生」 大崎・NPOが発足10年間の活動報告、ため池増設で希少魚復活(毎日jp宮城)
 大崎市鹿島台の自然保護NPO法人「シナイモツゴ郷の会」は、仙台市青葉区でシンポジウム「水辺の自然再生−よみがえる魚たち」を開き、古里の希少魚シナイモツゴとゼニタナゴを守り増やした発足後10年間の活動を報告した。増殖技術の開発や外来食害魚ブラックバスの退治を通し、希少2魚が生息する同地区のため池を会発足時の2カ所から7カ所に増やし、ため池から流れ出る小川でも2魚の姿を見ることができるようになった、との内容で、努力と成果に全国からの参加者から拍手が寄せられた。【小原博人】
 シナイモツゴは、鹿島台にあった旧品井沼にちなむコイ科の小魚。1930年代に絶滅とされたが、93年以後に2カ所のため池で再発見された。同会は、うち1カ所のため池でブラックバス密放流を確認したのを機に希少魚保護に向け行政、水産研究者、住民ら約30人で02年に設立した。
 シナイモツゴが普通のプラスチック製植木鉢に最もよく産卵することを突き止め、人工繁殖技術を開発した。また、ため池で大がかりな「池干し」を行いバス退治。そこに若いシナイモツゴを放流する試みを重ねた。同じコイ科のゼニタナゴも、子供が育つ場として必要な二枚貝(タガイ)のため池への移植・放流実験に取り組み増殖に成功した。こうして2魚の生息ため池は7カ所に増えた。
 大崎市立鹿島台小学校などでシナイモツゴを卵から育てる里親制度が定着したり、2魚のいるため池の水で育てた環境保全米の栽培組織ができたりと、保護活動は拡大。今後の目標は残る3カ所のため池を両魚のすみかにすることだという。
 同会の二宮景喜会長は「古里の水辺の自然再生に手ごたえをつかんだ」と話した。

12/11/09

■外来魚回収が過去最高 琵琶湖の「釣り上げ隊」(京都新聞電子版)
 琵琶湖の外来魚対策で、県内外の企業や住民グループによる「外来魚釣り上げ隊」の本年度上半期(4〜9月)の回収量が477キロにのぼり、同期比で過去最高だったことが滋賀県のまとめで分かった。釣り大会を開いた団体と参加者の数も最多だった。
 釣り上げ隊の制度は2009年度にスタート。県に登録した企業などが、ブルーギルやブラックバスの釣り大会を自主的に開く際、県から無料で釣りざおを借りられる。
 県によると、計100基の外来魚回収箱やいけすを琵琶湖周辺に設置。一般の釣り客や釣り上げ隊などにより、本年度上半期は前年同期比で1・2トン増の計13トンを捕らえた。
 このうち釣り上げ隊の大会は、25団体が大津市や草津市などで一度すつ開催。回収量は前年同期の約2・5倍、参加者は約2・4倍の2199人に達した。主催者は11団体増えた。
 県琵琶湖レジャー対策室は「登録団体は年々増えている。問い合わせも多く、関心が高まっている」といい、本年度末までの回収目標を計20トンとしている。

12/11/08

■琵琶湖の外来魚、13トン回収 上半期、前年比微増(ChunichiWeb滋賀)
 県は六日、琵琶湖周辺の公園や漁港にある回収ボックスやいけすからの外来魚回収量が、四〜九月の上半期で十三トンとなり、昨年同期の一一・八トンを一・二トン上回ったとする集計結果をまとめた。
 彦根や米原、守山市などに外来魚回収ボックス五基を新たに設置したことや、ブルーギルに比べて体長の大きいブラックバスが増えたことなどが要因とみられる。
 十月以降の下半期には、釣りざおの貸し出しなど外来魚の釣り上げを促したり、外来魚駆除釣り大会を二回実施したりする取り組みを通し、年間二十トンを目標に駆除を進める。
 県は、琵琶湖の生態系保全のため、釣り上げた外来魚の再放流を条例で禁じており、琵琶湖周辺に回収ボックス計七十一基、いけす計二十九基を設置。釣り人に利用を呼びかけている。
 釣り人に回収ボックスやいけすの認知が広がっている一方で、外来魚ではなくバーベキューなどで出たごみが入っていることもあり、県琵琶湖レジャー対策室の担当者は「外来魚を入れていただくのはありがたいが、ごみを入れるのはやめて」と話している。(梅田歳晴)

12/11/06

■昨年度7割で目標達成/県基本構想(asahi.com滋賀)
【進歩状況を公表】
 県は、基本構想(計画期間2011〜14年度)の実施状況を公表した。構想で掲げる八つの未来戦略プロジェクトに沿った施策について、初年度の11年度は132項目のうち、約71%に当たる94項目で目標を達成したという。14年度までの4年間の目標については31の成果指標のうち、11の指標で達成率50%以上を果たしたとしている。
 プロジェクトごとに立てた目標に対する達成数を見ると、子育て・子育ち応援(21→16)▽働く場への橋架け(18→13)▽地域を支える医療福祉・在宅看取(み・と)り(11→9)▽低炭素社会実現(10→7)▽琵琶湖の再生(19→12)▽滋賀の未来成長産業(13→9)▽地域の魅力まるごと産業化(17→10)▽みんなで命と暮らしを守る安全・安心(23→18)だった。
 具体的には、女性の就労支援を行うマザーズジョブステーションを通じた就職件数で、目標の100件に対し、109件だった。住宅への太陽光発電システム導入支援は、目標の新規250件に対して、1086件に上った。
 一方、目標を達成できなかったものとして、放課後児童クラブの整備・運営支援があり、利用児童数が目標の9200人に対し、8451人にとどまった。電気自動車の充電設備の整備では、目標の160基に対し、8基だった。
 また、14年度までの4年間の目標に対する達成度については、平日の昼間に保育を利用できる児童数を、2万9千人としていた目標に対し、実績は3万730人とすでに達成。しかし、交通事故による死亡者数は目標の60人を大幅に上回る85人だった。
 基本構想の進行管理をしている企画調整課は11年度の目標の達成状況について、「未来戦略プロジェクトの目指す方向に向け、おおむね成果が上がっている」と評価。14年度までの目標に対しても、「順調に進んでいるといえる」とした。

■漁協、農閑期に外来魚駆除(中國新聞ネット版)
 山口市の椹野川漁協(徳永義光組合長)が5日、水を抜いた市内の農業用ため池でブラックバスなどの外来魚を駆除した。外来魚のの供給源を断つために管轄権のないため池の駆除をしているのは、山口県内では椹野川漁協だけという。
 この日、取り組んだのは山口市が取水口の老朽化に伴う改修工事をする同市朝田の郷之尾ため池。6492平方メートルのため池の水をほとんど抜いたのに合わせて8人が作業した。
 県水産研究センター内海研究部と連携し、センターが所有する電気ショッカーの電極棒を水につけて放電。感電して気絶し、水面に浮き上がった魚を網ですくった。
 約1時間の作業でブラックバス420匹、ブルーギル123匹が捕まった。在来魚はフナ20匹、ヨシノボリ2匹、ドンコ2匹と紅白模様のコイ5匹だけだった。ブラックバスとブルーギルは焼却処分し、在来魚は椹野川へ放流、コイは希望者に譲渡した。
 椹野川漁協は10年ほど前から河川のエビや放流したアユの稚魚などを食べる被害を抑えるため、年1、2回、管内のため池の水利権者と協議し、農閑期に外来魚を駆除する活動に取り組んでいる。

12/11/04

■カワウ捕獲、モデル地域 広域連合が管理計画案(京都新聞電子版)
 関西広域連合は、滋賀県内や京都府内でアユを食い荒らすカワウの広域保護管理計画案をまとめた。モデル地域を設け、総合的な捕獲対策などの効果を検証することなどを盛り込んだ。野生生物を広域的に管理する国内初の計画といい、本年度内の策定を目指す。
来年度から2ヵ所設定 効果的削減へ
 計画案は、府県境を超えて移動するカワウの効率的削減を目指し、学者らの意見も踏まえてまとめた。
 滋賀県や京都府、兵庫県などの計6府県で、「カワウが生態系の一員として生息できる」状態を取り戻すことを長期目標に掲げ、2013〜15年度を第1段階とした。
 広域的管理に向け、捕獲や追い出し対策のモデル地域を13年度から2カ所ほど設定。2年かけて抜本的な取り組みを行い、効果を検証する。各地の被害状況を初めて集約するほか、これまで各地で行ってきた対策の事例集もまとめ、失敗したケースも含めて情報を共有していくという。
 広域連合によると、今年7、8月には6府県で計約1万9千羽のカワウが生息しており、うち6割が滋賀県に生息している。
 滋賀県は2009年度から、エアライフルや散弾銃を使った捕獲を行い、カワウの大幅減につなげている。
 広域連合は、計画案に対する意見公募(パブリックコメント)を、今月22日必着で郵送やファクス、メールで受け付ける。計画案は広域連合のホームページでも公開している。問い合わせは滋賀県自然環境保全課TEL077(522)5668。

12/11/03

■ビワマスの遡上と産卵確認(ChunichiWeb滋賀)
 米原市の天野川で琵琶湖の固有種ビワマスの遡上(そじょう)復活に取り組むボランティアの同市ビワマス倶楽部(くらぶ)と市職員が、ビワマスの遡上と産卵を確認した。関係者は「協力して魚道整備などをした成果」と喜んでいる。四日に産卵場所で観察会を開くほか、十八日には「ビワマスシンポジウム」を開く。
 遡上が見られたのは河口から二キロ地点の同市岩脇の天野川に整備した魚道。十月十八日、二十九日に高さ六十五センチのせきに造った魚道(幅二メートル、長さ三メートル)を五匹がさかのぼっているのを同倶楽部メンバーらが確認。河口から二・五キロ地点では産卵後とみられる卵の付いたビワマスの死骸五匹も確認した。
 市環境保全課の鹿取顕崇(あきたか)さん(31)は「ビワマスが魚道を遡上するのか不安だったが、さかのぼってくれてほっとした。これからもビワマス復活に向けた取り組みを見守ってほしい」と話す。
 市などは今後、五年以内に河口から七キロの天野川と丹生川の合流地点まで遡上させることを目標に、県長浜土木事務所などと協力して遡上を妨げる五カ所のせきに魚道を造るなど繁殖環境整備を継続する。
 遡上確認の報告を兼ねて、倶楽部メンバーと市職員を対象に四日午後一時から、魚道周辺で産卵した場所や、産卵時に川底の石や砂を掘ってできる産卵床の観察会を開く。
 市職員らでつくる天野川ビワマス遡上プロジェクト会議は十八日午前十時から、同市上丹生の醒井養鱒場で「ビワマスシンポジウム」を開く。ビワマス遡上の今後の展望などについてパネル討論がある。来場した市民にはふ化実験用のビワマスの卵計五千個を配り、ふ化した稚魚を天野川に放流してもらう。(曽田晋太郎)

12/1/01

■初冠雪、紅葉に彩り 西日本、今季一番の冷え込み(asahi.com)
 西日本は2日朝、この秋一番の冷え込みとなった。兵庫・鳥取の両県境にある氷ノ山(ひょうのせん、標高1510メートル)では初冠雪を記録。山頂から約200メートル付近まで雪化粧し、見ごろの紅葉と美しいコントラストを見せた。やぶ市観光協会氷ノ山鉢伏支部(兵庫県養父市)によると、昨年より19日早い。
 大阪管区気象台によると、午前8時時点の最低気温は、大阪市9.7度、奈良市6度、大津市8.2度、神戸市10.1度など各地で今季最低となった。今週末まで寒気が残り、平年より低めの気温が続きそうだという。

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