琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2012/04)

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12/04/29

■GW:初日、汗ばむ 信楽で28.6度、4月観測最高(毎日jp滋賀)
 大型連休初日の28日、高気圧に覆われた近畿地方は晴天に恵まれ、県内では甲賀市信楽町で、最高気温が28・6度と、4月の観測史上最高(7月中旬並み)を記録した。また、東近江市は29・2度と7月上旬並みの暑さになるなど、各地で今年の最高気温となり、汗ばむ陽気となった。【前本麻有】

■琵琶湖西岸で風力発電 環境省調査(ChunichiWeb)
 大規模な風力発電所の設置を目指す環境省の調査モデル地区に、滋賀県高島市の琵琶湖西岸の山地が選ばれた。環境省が1000万円をかけて1年間、住民への健康や生態系への影響が出ないかを調べる。委託を受けた民間企業の調査で環境省が設置にふさわしいと判断すれば、数年後に県内で初めて大規模風力発電施設ができる可能性が高まる。
 調査地域は、高島市今津町の福井県境にある標高700〜900メートルの山々が連なる尾根。調査地のふもとを走るJR湖西線では琵琶湖に吹き下ろす強風で運転を見合わせるのは年間10日余りあり、強風地域として知られる。
 調査するのは、環境コンサルタント会社「環境総合テクノス」(大阪市)と風力発電開発業者「エコ・パワー」(東京都品川区)。両社は大規模風力発電施設の建設を今津町で想定しており、総出力は最大で2万〜3万キロワット。大型の風車10基余りに相当する。
 環境影響評価法の改正で2013年4月から、風力発電所の設置には環境への影響評価が義務づけられる。環境省は影響評価の調査手法を確立するため今年2〜3月に、総出力1万キロワット以上の発電所を造ることができる候補地の環境調査計画を民間から募った。全国で6件の応募があり、選ばれたのは高島市のほかに北海道のオホーツク海臨海の平地と北海道せたな町の丘陵地、岩手県葛巻町の山地の3カ所。
 高島市の調査予定地には貴重な自然が多く、クマタカなどが生息する可能性もある。環境省の担当者は「生態系や周囲に住む人に影響が及ばない開発が可能かどうか見極め、国として環境評価の手法、手続きを整えたい。その上で、各事業者が立地可能性が高いと判断し、各地で風力発電の事業化が進めば、再生可能エネルギーの普及につながる」と話している。

■ブラックバス駆除:伊豆沼、人工産卵床を設置(毎日jp宮城)
 栗原、登米両市にまたがる伊豆沼の外来食害魚ブラックバスを駆除するため、県伊豆沼・内沼環境保全財団と市民ボランティア「バス・バスターズ(退治人)」のメンバー計約30人が28日、親バスを産卵におびき寄せる人工産卵床150個を沼の南岸に沈設した。
 沼の象徴だったコイ科の希少魚「ゼニタナゴ」の復活を目指す駆除作戦は今年で9回目。産卵床は親バスの産卵に適した砂利を敷き詰めた四角いプラスチック製のかごで、水深約80センチの沼底に設置した。駆除は7月下旬まで続ける。付近に刺し網を張り、親バスも捕まえる。
 同財団の進東健太郎研究員によると、卵が産みつけられた産卵床数が最多だったのは05年の252個で、その後駆除が進み昨年は45個に減少。親バスの捕獲数も05年の56匹がピークで、昨年はゼロだった。在来魚の子ナマズやメダカ、スジエビが復活しつつあるが、ゼニタナゴは未確認のまま。進東さんは「もう数年駆除作戦を続ける必要がある」と話す。【小原博人】

■東名阪、渋滞ピーク30キロ(ChunichiWeb三重)
 大型連休初日の二十八日、県内の高速道路は行楽地に出掛けたり、帰省したりする人たちで混雑した。東名阪自動車道下り線では、御在所サービスエリア(SA)で休もうとする車の列ができた。
 県警高速隊によると、東名阪道下り線は四日市インターチェンジ(IC)−四日市東IC間で午前四時すぎから渋滞ができ始めた。
 ピークとなった午前七時半〜九時半には、亀山ジャンクション−桑名東IC間で最長三十キロの渋滞ができたが、午後七時ごろまでには解消した。合流する伊勢湾岸自動車道でも一時混雑した。 (角雄記)

12/04/28

■近畿・中国地方で今年初の真夏日 4月の観測史上最高も(asahi.com)
 大型連休初日の28日、近畿や中四国地方は高気圧に覆われ全域で晴れ渡った。大阪、京都、兵庫、広島、岡山、島根の各府県で最高気温が30度以上を記録し、今年初の真夏日となった。
 大阪管区気象台によると、京都府では南丹市園部町で31.1度、京田辺市で30.6度と、いずれも4月の観測史上最高となった。このほか、兵庫県朝来市和田山町で31度、大阪府枚方市で30.7度、京都市と岡山県高梁市で30.5度を記録。広島県安芸太田町加計で30.3度、島根県津和野町でも30度となり、各地で7月上旬〜8月上旬並みの暑さとなった。

■GW:渋滞予想(毎日jp滋賀)
 県警交通規制課はゴールデンウイーク期間中の主要幹線道路の交通渋滞予想を発表した。【村瀬優子】
 主な渋滞予想は次の通り。
◇名神高速
 【上り(東京方面)】28日午前8時=茨木IC−大津IC(20キロ)▽30日午後5時=八日市IC−米原JCT(10キロ)▽3日午前8時=茨木IC−大津IC(30キロ)▽同午後5時=八日市IC−米原JCT(25キロ)▽4日午前8時=茨木IC−大津IC(20キロ)▽同午後7時=八日市IC−米原JCT(25キロ)▽5日午前9時=京都南IC−大津IC(10キロ)▽同午後6時=八日市IC−米原JCT(25キロ)

■バーベキュー広場:大津市、なぎさ公園を開放−−きょうから(毎日jp滋賀)
 琵琶湖を眺めながら焼き肉を楽しんでと、大津市は28日〜5月6日の期間限定で、大津湖岸なぎさ公園サンシャインビーチ(同市由美浜)をバーベキュー広場として開放する。
 大型連休中、市が4年前から実施しており、利用状況などの調査が行われる。開放時間は午前10時〜午後4時。利用無料(駐車場は有料)。【千葉紀和】

12/04/27

■GW天気:前半は良好、中盤以降は西から崩れ(毎日jp)
 気象庁は27日、ゴールデンウイーク中の週間天気予報(28日〜5月4日)を発表した。前半は高気圧に覆われて晴れるところが多いが、中盤以降は西から天候が崩れる見込み。
 東日本と西日本は5月3〜4日に雲が広がりやすく、雨の降るところがあるとみられる。北日本はおおむね晴れるが、2〜4日に雲が広がりやすくなるという。沖縄・奄美は曇りや雨の日が多い。気温は全国的に平年より高くなるとみられる。気象庁は雪解けに伴う雪崩や土砂災害に注意を呼びかけている。
 民間気象会社「ウェザーニューズ」によると、5、6日は「曇り時々晴れ」の地域が多く、5日は北日本で雨の降るところもあるという。同社の予報はホームページ(http://weathernews.jp/gw/)へ。【池田知広】

■「ミシガン」29日、就航丸30年 滋賀(msn産経ニュース)
昭和57年生まれは無料に 生年月日同じ人には年間パス
 琵琶湖をめぐる観光船「ミシガン」が29日で就航丸30年を迎えることを記念し、琵琶湖汽船(大津市浜大津)は同日、「ミシガン30thアニバーサリー」として、昭和57年生まれの乗客を対象にミシガンの料金を無料にするサービスを行う。就航日と同じ57年4月29日生まれの乗客には、ミシガンの料金が1年間無料となるパスポートと、特製のスパークリングワイン1本がプレゼントされる。
 ミシガンは昭和57年4月29日に就航し、この日“30歳”を迎える。大津市浜大津の大津港から出港。季節によって運航回数や時間が変更されるが、4月は1日に4〜6便運行している。
 29日に無料になるミシガンは全6便で、「ミシガンモーニング」(午前10時発)▽1時間半かけて琵琶湖をめぐる「ミシガン90」2便(午前11時45分発、午後1時40分発)▽1時間周遊する「ミシガン60」2便(午後3時半発、同4時45分発)▽夜間のクルージングが楽しめる「ミシガンナイト」(午後6時半発)。
 昭和57年生まれの乗客は県内外を問わず全便無料。また、県内在住の小学生以下の子供も無料。生年月日が確認できるよう免許証や健康保険証などの身分証明書が必要。小学生以下の子供は県内在住を証明できる書類を持参する。
 琵琶湖汽船の担当者は「琵琶湖の代表的な観光船として人気を集めているミシガンの誕生日を、多くの人に祝ってもらえれば」と話している。
 出発時間までに大津港に行き、手続きをする。問い合わせは琵琶湖汽船予約センター((電)077・524・5000)。

■第十一回「琵琶湖外来魚駆除の日」(EICネット)
こんにちは、いつもお世話になっております。琵琶湖を戻す会です。
4/22の本年度最初の外来魚駆除大会は生憎、西日本地方は接近した低気圧の影響により強い風雨の中の開催となりましたが25名もの参加者がありました。風雨が強まり危険と判断して12時30分で大会を中止しましたが駆除重量 は15.2kgでした。御参加、御協力して下さった皆様、ありがとうございました。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/2012-04-22/2012-04-22b.html
さて第十一回「琵琶湖外来魚駆除の日」のお知らせです。
琵琶湖の現状や外来魚問題を一人でも多くの方々に知っていただきたいとの願いから、毎年5月最終日曜日を「琵琶湖外来魚駆除の日」として琵琶湖や外来魚に関する様々なイベントを実施しています。今年も多くの方々にご参加していただけるよう色々なイベントを準備しました。ご自身に合ったイベントを見つけて、どうぞお気軽にご参加下さい。
開催日:2012年5月27日(日)...雨天決行(荒天中止)
時間 :10:00〜16:00 駐車場の開門は8:30 ※随時参加・随時解散といたします
会場:滋賀県草津市烏丸半島多目的広場 (琵琶湖博物館駐車場奥にある芝生の広場)
http://homepage2.nifty.com/mugituku/map/karasuma/karasuma.gif
交通:■車の場合
瀬田方面からの場合は南湖東岸の湖岸道路を北上し琵琶湖博物館の看板にしたがってお越し下さい。
■公共交通機関の場合
JR琵琶湖線草津駅西口から琵琶湖博物館行きバスで22分、
終点「琵琶湖博物館前」停留所からすぐ。
駐車場:琵琶湖博物館駐車場 料金:550円/1日 ※博物館の入場券があれば無料
参加費:大人200円,子供100円(保険料等の実費)
※子供(小学生以下のお子さま)は保護者の方と一緒にご参加下さい。
★特典:先着300名に記念品を進呈します。
主催:琵琶湖を戻す会
後援:滋賀県
協力
 (順不同):守山湖岸振興会(予定)
滋賀県水産試験場(予定)
滋賀県水産課(予定)
滋賀県漁業協同組合連合青年会(予定)
守山漁業協同組合(予定)
滋賀県立琵琶湖博物館(予定)
琵琶湖博物館「うおの会」(予定)
豊かな湖づくり推進委員会(予定)
協賛:全国ブラックバス防除市民ネットワーク(予定)
プログラム : ◆プログラムは現時点での予定で、予告無く変更する場合があります。 ◆
★外来魚を釣ろう!:10:00〜16:00(天候によっては短縮します)
外来魚駆除釣り大会 釣りを楽しみながらも外来魚しか釣れない琵琶湖の現状を知ってください。
貸し竿も準備しておりますし、エサや仕掛けは無料で準備しています。
※詳細はこちら → 外来魚駆除大会
http://homepage2.nifty.com/mugituku/2012-05-27/2012-05-27a.html
★琵琶湖の魚を味わおう!:11:30〜12:30  なくなり次第終了
琵琶湖の幸の試食会 「外来魚が食い荒らしている琵琶湖の幸はこんなに美味しいものだ」
ということを実感してください。もちろん無料です!
毎年あっという間に無くなってしまいますのでお早めに!
協力:守山湖岸振興会
★外来魚を食べてみよう!:11:30〜12:30  なくなり次第終了
外来魚の試食会 琵琶湖の魚を食いあらす外来魚はどんな味か食べてみませんか。
こちらも無料です!こちらも無くなり次第終了しますのでお早めに!
協力:滋賀県漁業協同組合連合青年会
★みんなで地引き網を引こう!:13:00〜14:00
地引き網体験 外来魚駆除のため皆さんの手で地引き網を引いてください。
網を引くために皆さんの協力が必要です!
協力:滋賀県漁業協同組合連合青年会
★魚の解剖に挑戦してみよう!:14:00〜15:00 受付は13:30で締め切ります
外来魚解剖教室 皆さん自身の手で釣った外来魚を解剖して、外来魚が何を食べているか
などを観察してもらっています。毎年子どもたちに大好評のイベントです。
※お子様が参加される場合は保護者同伴でお願いいたします。
協力:滋賀県水産試験場・守山漁業協同組合
★魚を見比べてみよう!:10:00〜15:30
淡水魚比較展示 琵琶湖に生息する生きた外来魚と在来魚を比較展示します。
生まれたばかりのブラックバスの稚魚の大群も展示します。
特典:★先着200名に参加記念品をお配りします。
当イベントは、参加資格や事前申し込みの必要など一切ありません。個人での参加や飛び入り参加も大歓迎いたします。会場は足場もよくトイレもありますので、ご家族・ご友人をお誘い合わせの上、大勢でのご参加をお待ちしております。
※なお団体でご参加いただける場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
このイベントでは「BYスタンプラリー」のスタンプを受け付けています。
http://www.byq.or.jp/by-stamp/index.asp
琵琶湖を戻す会は農林水産省及び環境省から特定外来生物防除認定を受けています。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/prevention/prevention.html
お問い合わせ先 琵琶湖を戻す会 広報
ZXA00545@nifty.ne.jp

■救命胴衣の着用 海保が呼びかけ(asahi.com兵庫)
 28日から5月6日までのゴールデンウイーク(GW)中の海での事故を防ごうと、第5管区海上保安本部(神戸市)はGW期間中の安全指導や警戒を強化する。特にGWは海への転落事故が増え始めるころで、釣り客らにライフジャケットの着用を呼びかけていくという。
 同本部によると、昨年船舶から海に転落した人は20人。うち16人がライフジャケットを身につけておらず、11人が死亡または行方不明となっている。釣り客も転落した25人中22人が未着用で、うち11人が死亡または行方不明となっているという。
 同本部は「ライフジャケットを着用していれば生き残る可能性は高い」といい、GW期間中は海上保安官が釣具店や磯場などを訪れ、釣り客らにライフジャケットの着用を直接呼びかけていく。
 また、プレジャーボートの海難事故も多発しており、「燃料不足やバッテリー上がりなど出港前の点検で防げることは多い」(同本部)として、マリーナなどで事前点検を促していくという。

12/04/26

■福井と石川の業者、漁場利用で協定 県境越え全国初(福井新聞ONLINE)
 三国町沖約二十五キロの好漁場「松出し瀬」の利用で福井地区漁場利用協議会(盛屋充保会長)と石川県プレジャーボート連絡協議会(荒井善盛会長)が二十六日、制限を設けた上で遊魚を認める自主協定を締結した。双方が歩み寄る形で共存策を模索し、漁業者と遊漁者が県境を越えて協定を結ぶ全国で初のケースとなった。
 調印は福井市の県水産会館で行われた。三年にわたり協議を続けてきた福井・石川広域海面利用協議会の立ち会いの下、両会長が協定書に調印。出港船舶名簿を交換し、両県の遊漁船に掲げる標旗が手渡された。
 協定は、松出し瀬海域の一部にA、Bの二海域を設け、A海域は五月一日から八月十五日、B海域は六月一日から七月三十一日のともに午前五時から午後四時までを遊漁期間とした。遊漁隻数は一日当たりA海域が各県四十隻ずつ、B海域が二十隻ずつ。まき餌(え)釣り、いかり止め釣りは禁止した。
 マダイ、メバルなどの漁場となる松出し瀬海域については、県内では漁業20+ 件者と遊漁者が協定を結び一九九〇年以降、遊漁を自粛。しかし、石川県南部などのプレジャーボートが入り込み、本県漁業20+ 件者とトラブルが発生していた。漁業者が漁場の一部を遊漁に開放し、石川県側は約百三十人の個人遊漁者をまとめ、制限を受け入れることで合意にこぎつけた。盛屋会長は「資源が枯渇している中で漁場を譲ることに不満も残っているが、時代の流れとして漁業者が譲る代わりに遊漁者もルールを守ってもらう。それぞれが自覚を持てば守っていける」と話している。
 また、自主協定には罰則規定はなく、県は漁業取締船で指導に当たり、協定順守の実績を重ねた上で、県漁業20+ 件海区調整委員会の承認制による規制措置なども検討していくとしている。

■ガソリン下落、でも155円台 GWはマイカー控え目?(asahi.com)
 資源エネルギー庁が25日発表した全国のレギュラーガソリンの小売価格(23日時点)は1リットルあたり155.5円で、前週より1.7円下がった。3週連続の値下がりとなる。年明けからのガソリン高でマイカー使用を控える動きが広がっており、ゴールデンウイークを前に給油所間の価格競争が激しくなっている。
 価格調査の委託を受けているみずほ総合研究所の研究員は、国際的な原油取引価格が安定しているのに加え、「全国的なガソリンの需要の低迷」を値下がりの理由にあげた。週末に悪天候の日が多かったことや、ガソリン高でほかの交通機関と比べて割高感があり、車で遠出する人が減っているとの見方だ。
 値下がりで「稼ぎ時」のゴールデンウイークには、マイカー客が戻ってくるのか。「ガソリンが高い」というイメージを取り払うのは簡単ではない。

■琵琶湖水位「あまり下げないで」(asahi.com滋賀)
【国松前知事ら申し入れ】
 昨年発足した架空の国「びわ湖夢王国」で国王を名乗る前知事の国松善次さん(74)ら一行が25日、大津市黒津4丁目の国土交通省琵琶湖河川事務所を訪れ、瀬田川洗堰(あらい・ぜき)による琵琶湖の水位操作が魚の産卵などに影響を与えているとして、水位を余り下げないよう申し入れた。
 夢王国は琵琶湖の生き物を守り、県内の福祉を推進することを目的に活動しており、申し入れには国王の国松さんや総理の蔭山孝夫・県中小企業家同友会代表理事(71)ら主要メンバーが参加。女王の大ナマズに扮した湖南市の望月彩香さん(19)が、北野正朗副所長に申入書を手渡した。
 申入書では、1992年施行の操作規則によって、水位が大幅に低下し、ボテジャコやスジエビなどが産卵、生育して越冬する「ヨシ帯」が干上がる事態が起きていると指摘。北野副所長は「環境には配慮するが、環境だけという訳にはいかない」と話し、治水や利水を踏まえた現行の操作を続ける立場を示した。
 国松さんは「知事だったこととは関係なく、琵琶湖の魚たちのために行動を起こした」と話した。

■琵琶湖:「水位下げすぎ」湖魚悲鳴 「夢王国」が改善要請−−大津(毎日jp滋賀)
 琵琶湖の水位操作を巡り、固有種の産卵や生育に悪影響が出ているとして、国松善次前知事ら「びわ湖夢王国」のメンバーが25日、瀬田川洗堰(ぜき)(大津市)で操作を行う国土交通省の琵琶湖河川事務所長に、水位を下げすぎないよう要請した。ビワコオオナマズに扮(ふん)した女性らが「治水・利水だけでなく、水環境の重視を」と湖魚の悲鳴を伝えた。
 国交省は淀川水系の洪水防止などを目的に、瀬田川の流量を調節している。季節ごとに計画水位が決まっており、現行の操作規則の開始から今年でまる20年を迎えた。
 要請したのは、彦根市のNPO法人が、琵琶湖を守るために昨春設立した団体。「湖上の架空王国」と称するユーモアにあふれた団体だが、今回は「国王」の国松前知事ら7人が大まじめにアピール。
 メンバーで湖南市の望月彩香さん(19)が「女王」オオナマズ役。4〜7月はニゴロブナやホンモロコ、11〜2月はスジエビの産卵期だが「水位操作でアシ帯が干上がって産卵できない」などと指摘。3点の改善項目を申し入れた。

■最高気温:県内8観測所で今年最高を記録 前日に続き黄砂も−−彦根地方気象台(毎日jp滋賀)
 日本列島の南海上にある高気圧の影響で県内は25日も気温が上がり、彦根地方気象台によると県内9観測所のうち8観測所で気温が今年最高を記録した。主な気温は▽彦根26・2度▽東近江26度▽信楽(甲賀)25・1度など。また24日に今年初めて観測された黄砂は25日も県内各地で観測され、大津市内の琵琶湖岸でも対岸の景色がかすんでいた。
 同気象台によると、26日は県内全域で雨が予想され黄砂は収まる見通し。最高気温も下がり、彦根で18度にとどまると予想している。【村山豪】

■春陽から一気に夏日(YomiuriOnLine滋賀)
彦根26.2度、東近江26.0度など
 県内は25日、高気圧に覆われて気温が上がり、彦根で26・2度、東近江で26・0度、信楽(甲賀市)で25・1度を記録、今年初の夏日となった。
 彦根地方気象台によると、観測全9地点で平年より6・9〜3・4度高くなり、土山(同)を除く8地点で今年最高を更新、5月下旬から6月下旬並みとなった。26日は雨で、平年並みの気温に戻るという。

12/04/25

■ガソリン価格:3週連続で値下がり 下げ幅も大幅に拡大(毎日jp)
 経済産業省資源エネルギー庁が25日発表したレギュラーガソリンの23日現在の全国平均小売価格は、1リットル当たり前週(16日)比1円70銭安の155円50銭と、3週連続で値下がりした。下げ幅は90銭安だった前週より大幅に拡大した。
 国際的な原油価格の下落が主な要因。調査に当たったみずほ総合研究所は小売価格の行方について「弱含みの傾向が続く」とみている。
 地域別では、45都道府県で下落した。値下がり幅が最も大きかったのは青森の3円20銭で、岩手と秋田がともに2円60銭で続いた。長崎は横ばい、沖縄は上昇した。(共同)

■市場の朝市:湖魚、目からウロコ 月イチ朝市、半年で2万人 公設市場、開放で誘客−−大津(毎日jp滋賀)
 大津市が公設地方卸売市場(同市瀬田大江町)を毎月末に一般開放する「市場の朝市」への誘客が順調だ。新鮮な地場野菜や各地の生鮮食料品に加え、ふなずしやセタシジミといった琵琶湖特産の水産品が人気で、昨秋から3月末までの6回で2万人以上が来場。市内のホテルにも協力を呼びかけ、観光客の取り込みに力を入れている。【千葉紀和】
 同市場は県内4カ所ある公設卸売市場の一つで、取扱高は全体の6割と県内最大規模という。通常は小売店などを対象に販売しているが、市場の魅力や役割を広く知ってもらうため、市場関係者が実行委員会を作り、昨年10月から一般開放を始めた。
 朝市には青果や水産物など市場内の約40店舗が参加。特にアユやホンモロコなど豊富な湖魚を扱うのが自慢で、対面販売のため調理法も直接聞けるのが人気という。また、立命館大生による似顔絵教室やポニーとのふれ合い動物園など、毎回イベントを企画し、昨年末には最多の5000人が訪れた。
 これまでの来場者は近隣市町や京阪神からが主だが、遠方の観光客も呼び込もうと、ホテルや観光協会にもPRを要請している。

12/04/24

■東海地方の各地で初の夏日記録(ChunichiWeb)
 東海地方は24日、四国の南海上に中心を持つ高気圧に覆われて強い日差しが照りつけ、各地で午前から気温が上昇した。名古屋では午後1時半に25・9度となり、今年初めて夏日を記録した。
 名古屋地方気象台によると、夏日は昨年より14日早い。
 津市も午後零時9分に25・1度、岐阜市は午後零時5分に25・1度で、いずれも初の夏日となった。
 25日以降は西から気圧の谷が近づき、山間部を中心に午後から雲が広がる。早い所では26日から天気が崩れる見込み。
 東海地方では24日、黄砂も今年初めて観測した。見通しがきく距離「視程」は、名古屋市内で一時5キロとなった。黄砂は25日まで続くとみられる。

12/04/23

■すさみ町中心部にIC 近畿自動車道紀勢線(紀伊民報AGARA)
 国土交通省は20日、和歌山県の田辺市―すさみ町で建設中の近畿自動車道紀勢線(38キロ)にインターチェンジ(IC)を一つ追加すると発表した。すさみ町周参見に「すさみ西IC」(仮称)を設ける。町の中心部に近く、町や県は「利便性が一層高まる」と期待している。
 これまでの計画では、上富田町朝来、白浜町十九渕、同町大古、すさみ町江住にそれぞれICを置く予定だった。IC間の距離は、大古―江住が約15キロと最長だった。
 すさみ町は以前から「中心部にICを」と要望していた。町の意見を踏まえ、県が計画を作って4日に国交省へ申請。国交省は構造に問題がないかどうか、そこにICを置くことが妥当かどうかなどを調べた上で、20日に追加を決めた。
 計画によると、IC追加の事業費は約11億4千万円。このうち約4億6千万円を県が負担する。県の担当者は「地元が喜ぶ形になった。決定はありがたい」と話している。
 内閣府の有識者会議が3月末に公表した南海トラフ沿いの巨大地震による被害想定では、すさみ町を襲う津波は最大18・3メートル。防災面でも、追加が決まったICの価値は高まりそうだ。
 紀伊民報の取材に対し、岩田勉町長は「住民の願いがかなってうれしい。ICが完成すれば観光を含む経済面だけでなく、地域住民の日常生活で便利になる。道路を生かしたまちづくりを頑張りたい」と話した。
 田辺―すさみ間の用地契約率は9割以上。各地で建設が進んでいる。2015年度内に暫定2車線(片側1車線)で供用が始まる予定。

■ミシガン30歳、同じ誕生日の人を無料クルーズに招待(京都新聞電子版)
 琵琶湖汽船(大津市)は29日で就航から「30歳」の節目を迎える遊覧船「ミシガン」の誕生日を記念し、同日、ミシガンと同じ1982年4月29日が誕生日の人を無料クルーズに招待し、1年間の無料乗船パス(ペア)を贈呈する。
 また誕生日が違ってもミシガンと同じ1982年生まれの全国の人と、滋賀県内在住の小学生以下の子ども(保護者同伴が必要)も乗船無料になる。船内スタンプラリーや、大津港での音楽演奏会など30周年を祝う催しも開かれる。
 ミシガン(1038トン、定員787人)は全長59メートル、幅11・7メートルの4階構造。内外装は米国をイメージし、水深の浅い南湖でも運航できるよう外輪を採用した。名前は滋賀県と姉妹州提携を結んだミシガン州に由来する。
 無料乗船には、生年月日や居住地が確認できるものが必要。問い合わせは琵琶湖汽船予約センターTEL077(524)5000。

■琵琶湖の生物画像公開  県環境科学研究センター(ChunichiWeb滋賀)
 県は、琵琶湖の水生生物の特徴や写真、湖内での分布などを紹介する「生物多様性画像データベース」を、県琵琶湖環境科学研究センターのホームページ(HP)上で公開した。
 ホンモロコやビワコオオナマズなどの在来魚やカゲロウ、カワゲラなどの水生昆虫、コケムシ動物など計五百二十種以上を掲示。各紹介ページには画像のほか分類群や和名、特徴、湖内での分布情報などを載せた。
 名前や分類別グループ検索のほか、写真や図から検索できるよう工夫し、知識がなくても目当ての生きものを探せる。
 琵琶湖には千七百種以上の生物が報告されているが、魚や水草など大型の動植物をのぞくと、大部分は体長一センチ以下で、なじみのない生きものも多い。琵琶湖に息づく多様な生物を知ってもらうことで、保全意識向上に役立てる狙いがある。
 センターの担当者は「世代に関係になく誰にでも使ってもらえるように努力した。いろいろな生物が琵琶湖にいることをまず知ってもらえれば」と説明した。画像データベースに随時追加し、公開数を増やしていくという。(梅田歳晴)

12/04/22

■県警水上警察隊:警備艇「おうみ」2代目、防災桟橋で出航式 水上安全指導員委嘱も(毎日jp滋賀)
 県警水上警察隊の警備艇「おうみ」の2代目が完成し、18日に大津市浜大津5の防災桟橋で出航式があった。琵琶湖上のパトロールや水難救助、災害時の湖上輸送に利用される。
 宮川孝昭・県公安委員長や福本茂伸・県警本部長らがテープカット。山本貴志隊長が「決意を新たにし、湖上の安全を守るため全力で任務を遂行していく」と出動申告した。
 同隊は大津、彦根、高島の各分駐所で2艇ずつ警備艇を運用。「おうみ」は90〜11年に湖東・湖北地方で活躍した旧艇の老朽化に伴い製造された。全長約18メートル、全幅約4メートル、総トン数約9トン。最高速度は時速約56キロで、連続航行可能距離は約430キロ。初代より小ぶりで機動力に優れるという。
 この日は琵琶湖上の安全指導や啓発活動を担う「水上安全指導員」28人の委嘱式もあった。任期は14年3月末まで。【村山豪】

■米原の駅で「にじますバーガー」発売(ChunichiWeb滋賀)
 米原市醒井の醒井水の宿駅が二十一日、オープン十周年を記念して「にじますバーガー」(三百八十円)を発売した。
 地元で養殖されたニジマスのフライに特産の赤かぶらをピクルスにして添え、ほのかな酸味のソースを絡ませた。
 料理長の北川朝子さん(64)は「地元の食材にこだわりました。ニジマスは淡泊な味で、どなたにも楽しんでいただけます」とPRしていた。
 記念イベントは二十二日午後三時まで。二十二日は地元産野菜や山菜天ぷらの販売や、来館百五十万人を祝うセレモニーもある。(森若奈)

■近畿で激しい雨に注意 暴風や高波も(ChunichiWeb)
 気象庁は22日、前線を伴った低気圧の影響で、22日は西日本の太平洋側で大雨が降り、海上や沿岸部で非常に強い風が吹くと注意を呼び掛けた。近畿地方では同日夜から23日明け方にかけて、1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るとして、土砂災害や河川の増水に警戒が必要としている。
 気象庁によると、前線を伴った低気圧が22日夜、四国沖に進み、23日朝にかけて紀伊半島付近に達する見込み。黄海にある別の低気圧も日本海を北上するという。
 23日朝までの24時間に予想される雨量は、四国の多い所で250ミリ、近畿で150ミリ、九州北部で100ミリ。(共同)

■居眠り防ぐ小さな段差 ドライバーへ振動(YomiuriOnLine滋賀)
県警高速隊など 新名神の路面に「溝」
 新名神高速道路で夜間に死亡事故が多発しているとして、県警高速隊は西日本高速道路(NEXCO西日本)と協力して、路面に小さな段差を作ってドライバーの居眠り・脇見運転を防止する「ランブルストリップス」を甲南―甲賀土山インターチェンジ(IC)間の路肩に整備した。草津ジャンクション(JCT)―甲南IC間にも今年度中に導入する方針で、同隊では「悲惨な事故を1件でも減らしたい」としている。(西井遼)
 ランブルストリップスは、道路に深さ1・2センチの溝を1・5センチ間隔で掘って小さな段差をいくつも作り、タイヤが通ると音や振動を生じさせる仕組みで、ドライバーに注意を促す効果があるとされる。
 同隊によると、新名神高速道路では昨年、人身事故が前年比13件増の40件発生し、死者は同4人増の5人と大幅に増えた。死亡事故はいずれも夜間に発生、路肩でパンクの修理中にはねられたり、事故で走行車線に停車していて後続の大型トラックに追突されたりした。
 同隊やNEXCO西日本は事故多発の要因として、道路幅が広くて速度が上がりやすいうえ、夜間はドライバーの注意力が低下して居眠り運転などにつながると判断。特に、車が停車する可能性の高い路肩での事故を防ぐため、甲南―甲賀土山IC間で路肩にランブルストリップスを施した。
 今年度は草津JCTまで延長し、県内の大半の区間で路肩にランブルストリップスを整備する方針。
 また、事故の多い時間帯でパトカーによる巡回活動を強化するなどして事故防止に努めるといい、同隊は「ハード、ソフト両面で、交通安全対策を充実させていきたい」としている。

■西日本、大荒れの見込み 九州南部と四国、豪雨に注意(asahi.com)
 気象庁は21日、西日本の太平洋側を中心に22〜23日に非常に激しい雨が降る可能性があると発表した。低地の浸水や河川の増水、強風や落雷のほか、昨年の台風12号豪雨で被害を受けた奈良、和歌山両県では新たな土砂災害に注意するよう呼びかけている。
 気象庁によると、四国と九州南部では1時間に50ミリを超える激しい雨が降り、22日午後6時までの24時間降水量は多い所で300ミリになる見込み。近畿地方は南部で150ミリ、中部で70ミリ。風も強く、22日にかけて陸上で予想される最大風速は四国と山陰で20メートル、近畿で17メートル。

12/04/21

■低気圧:西日本で22日にかけて激しい雨や風(毎日jp)
 前線を伴う低気圧の影響で西日本を中心に22日にかけて非常に激しい雨や風で大荒れの天候が予想されるとして、気象庁は21日、土砂災害や河川の増水、暴風などへの警戒を呼び掛けた。
 気象庁によると、東シナ海の低気圧が北東に進み、22日にかけて四国沖に向かう見通しで、別の低気圧も発達しながら日本海側に進んでいる。
 21日夜には九州で1時間に50ミリを超える非常に激しい雨となる地点も予想され、22日には西日本の太平洋側を中心に大雨となるとしている。(共同)

■西日本中心に大荒れか 九州南部で400ミリも 気象庁(asahi.com)
 気象庁は21日、西日本を中心に同日夜〜22日にかけて非常に激しい雨が降る可能性があると発表した。高波や低地への浸水、土砂災害などに注意するよう呼びかけている。
 気象庁によると、特に激しい雨が予想されるのは九州南部。1時間に50ミリを超え、22日午前6時までの24時間降水量は多い所で400ミリになる見込み。九州北部や四国でも150ミリに達するとみられる。22日にかけて予想される最大風速は四国で25メートル、九州北部、山陰、近畿で20メートル。

■21日夜から西日本で大雨、海上は強風と高波(YomiuriOnLine)
 気象庁は21日朝、同日夜から22日かけて西日本太平洋側を中心に大雨となり、四国地方の海上は大しけとなる予報を発表した。
 発表によると、低気圧の接近に伴い、九州南部では21日午後6〜9時頃から1時間に50ミリを超える非常に激しい雨が降り、22日には西日本太平洋側を中心に大雨となる見込み。
 22日午前6時までの24時間に予想される雨量は多い所で、九州南部400ミリ、九州北部、四国地方150ミリ。
 西日本の海上は、低気圧の接近に伴い、21日昼過ぎから22日にかけ、非常に強い風が吹き、四国地方では最大風速25メートル、波の高さ6メートルが予想されている。九州北部や近畿地方でも最大風速20メートル、波の高さ5メートルの見込み。
 気象庁は土砂災害や暴風、高波への注意を呼びかけている。

12/04/20

■GW中の渋滞予想発表 和歌山県警(わかやま新報ネット版)
 県警本部交通規制課がまとめたゴールデンウイーク (28〜5月6日) 中の交通渋滞予想によると、 県内のピークは3日の阪和道鳥松山トンネルからの南進車線と、 5日の同川辺第一トンネルからの北進車線で最大20`となっている。 昨年の渋滞のピークは2日の同長峰トンネルからの北進車線で30`だった。 同トンネルは2車線となったため、 渋滞は解消すると見込まれているという。
 同課は 「トンネル内では十分に車間距離を取り、 速度を安定させて安全運転してほしい」 としている。
 交通情報の問い合わせは日本道路交通情報センター (рO50・3369・6630) か交通情報電話 (рO73・476・1620)。
 主な予想は次の通り。(5`以上)
【紀南方面】
 阪和自動車道鳥松山トンネル=4月28日15`▽29日10`▽5月3日20`▽4日15`▽5日10`
 同みなべIC=4月28日10`▽29日10`▽5月3日10`▽4日10`▽5日10`
 県道南紀白浜空港線他白浜町櫛ヶ峯交差点=4月28日7`▽29日7`▽5月3日7`▽4日10`
【紀北方面】
 阪和自動車道高倉山トンネル=5月3日10`▽4日15`▽5日15`▽6日5` 
 同川辺第一トンネル=4月29日5`▽30日5`▽5月3日10`▽4日15`▽5日20`▽6日10`
 県道南紀白浜空港線田辺市田鶴交差点=4月29日5`▽30日5`▽5月3日5`▽4日5`▽5日5`▽6日5`

■米原の味をパクッ/にじますバーガー(asahi.com滋賀)
【醒井水の宿駅/10周年を記念/あす販売】
 米原市の観光施設「醒井(さめ・がい)水の宿駅(えき)」が開業10年を記念して、地元の食材を使った「にじますバーガー」(1個380円)を21日から販売する。スタッフは「米原の特産物を多くの人に味わってほしい」と話す。
 メーンの食材は、市内にある県醒井養鱒場(よう・そん・じょう)で養殖されたニジマス。身をサクッと揚げて、キャベツや特産の赤カブの酢漬けと一緒にバンズで挟んだ。
 施設内にあるレストランの北川朝子料理長(64)が、他のスタッフの意見も採り入れながら、約2カ月かけて考案した。「お年寄りにも食べやすいように味付けを工夫した。ニジマスは食べごたえ十分」という。
 2002年4月にJR醒ケ井駅前にオープンした醒井水の宿駅は、湧き水を生かした手作りの料理や、新鮮な野菜の販売などが人気で、今月にも利用客が150万人を突破する見込みという。
 開業10年にあわせて、よもぎ餅の販売(21日午前10時)や、餅まき(22日午前11時)などの催しがある。問い合わせは醒井水の宿駅(0749・54・8222)へ。

■復活のタチスズシロソウ、看板でPR 野洲の琵琶湖岸(京都新聞電子版)
 ビーチバレーボール場の整地がきっかけで絶滅危惧植物「タチスズシロソウ」の国内最大群落となった滋賀県野洲市のビワコマイアミランドの琵琶湖岸で、間もなく花が見ごろとなる。大群落ができた経緯や保全上の注意を紹介した看板を同ランドと京都大生態学研究センター(大津市)が立て、「奇跡の復活劇」の周知を図る。
 現地では約20年前にタチスズシロソウの小群落が研究者によって確認されていたが、人知れず姿を消した。8年前、ビーチバレー場をつくるために砂浜を耕したところ、埋もれていた種が掘り起こされるのと同時に、外来種など競合植物が一掃される偶然が重なって復活。4月末〜5月上旬の大型連休(GW)ごろに白い花が咲くようになった。
 復活当初、同ランドは「雑草の一種」と気にとめなかったが、京大研究者が6年前に偶然発見。最大2万〜3万株を確認し、全国の推定生息数(約1万株)を1カ所で上回る大群落と分かった。
 生息状況を調査し、花芽を出す3月から種を落とす6月まで踏まないようにするとともに、種の状態で埋まっている夏に砂浜を耕して、競合植物を取り除くと育ちやすくなることが分かった。同センターの工藤洋教授は「砂浜を放っておくと競合植物だらけになるが、夏にビーチバレーなどで耕すことで保全できる。砂浜利用と保全が対立せず、共存できる珍しい例」と話す。
 保全にめどが立ったため、同ランドは今年から市民に公開し、環境学習に活用してもらう。5月13日には地元市民グループが見学会を開く予定もある。同ランドの井狩正生専務(70)は「幻の花としてレジャー客にも紹介したい。大型連休を彩る湖国の風物詩になれば」と期待している。問い合わせは同ランドTEL077(589)5725へ。

12/04/19

■花粉飛散、東海は月内に収束(ChunichiWeb)
 環境省は19日、今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は非常に多かった昨年に比べて全国的に少なく、予測では中四国以西で4月中、近畿より東の地域でも5月上旬には終息すると発表した。終息の時期はほぼ例年並みの見込み。
 スギ花粉の飛散は、九州と中国の一部で既に終息。近畿から関東南部にかけては4月中に、北陸、関東北部、東北、北海道南部でも5月上旬には収まる見通し。
 ヒノキ花粉は、近畿、東海、甲信、関東で4月中旬が飛散のピークとなるが、九州、中四国では4月中、近畿から東北にかけては5月上旬には終わるという。(共同)

■光の贈り物/同日に二つ(asahi.com滋賀)
【太陽柱と蜃気楼撮影、大津・西山さん】
 琵琶湖上で太陽の光が柱のように伸びて見える「太陽柱」と、琵琶湖大橋がゆがんで見える「上位蜃気楼(しん・き・ろう)」の二つの現象を12日、全日本写真連盟会員で大津市皇子が丘2丁目の医師西山順三さん(73)が相次いでカメラに収めた。
 彦根地方気象台によると、太陽柱は、日の出か日没時に空気中の細かい氷の結晶に太陽光が反射して起きる珍しい現象。一方、上位蜃気楼は水面近くと上空の温度差が大きくなると、光が屈折して実像の上に幻の像が現れる。琵琶湖では、春から初夏にかけて、年に十数回見ることができるという。
 西山さんはこの日午前5時40分ごろ、大津市茶が崎の湖畔から、野洲市の三上山上空に現れた太陽柱を撮影。さらに午後3時半ごろに蜃気楼を写したという。西山さんは「太陽柱を見たのは初めて。珍しい現象を一日に二つも見られるなんて驚いた」と話した。

12/04/18

■ガソリン価格、2週連続で値下がり(Impress Car Watch)
 経済産業省 資源エネルギー庁は4月18日、石油製品小売価格の週次調査(4月16日調査)の結果を発表した。
 これによると、ガソリン価格の全国平均はハイオク168.0円、レギュラー157.2円、軽油136.2円となり、前週と比べハイオクとレギュラーが0.9円、軽油が0.7円値下がった。ガソリン価格は4月9日の調査で9週間振りに値下がったが、これで2週連続の下落となる。
 地域別に見ると、沖縄の軽油のみ0.5円値上がりしたものの、そのほかの全地域で各油種が値下がりしており、とくに北海道、東北、関東では1円以上下落した。

■GW予想、2、3日おきに晴れと雨(ChunichiWeb)
 気象情報会社ウェザーニューズ(東京)は18日、大型連休中の天気の予想を発表した。全国的に2、3日おきに変化し、晴れと雨を繰り返す見通し。
 同社によると、晴れた日は気温が上がってすがすがしい陽気になるが、上空に寒気が流れ込んで強い雨や雷雨になる日もある。
 北日本は期間の後半に高気圧に覆われて暖かくなり花見日和に。東日本は、前半は上空に寒気が流れ込み、山沿いで強い雨の可能性がある。後半は晴れれば長袖シャツ1枚で快適な陽気になる。
 西日本は、晴天の昼間は半袖でちょうどいいという日もあり、紫外線対策が必要。後半は低気圧や前線の通過で雨の可能性がある。(共同)

■今世紀末予測:台風が凶暴化 最強級10〜20年ごとに(毎日jp)
 現在の気候条件では70〜100年に1回程度しか本州沿岸に接近しない最大風速54メートル超の最強クラスの台風が、今世紀末には10〜20年に1回程度接近する可能性があることが、気象庁気象研究所と海洋研究開発機構の共同研究チームによるシミュレーションで分かった。地球温暖化の影響で、中心気圧が850ヘクトパスカルを下回る史上最強の台風が発生する恐れもあるという。
 気象庁は最大風速33メートル以上を「強い」、44メートル以上を「非常に強い」、54メートル以上を「猛烈な」台風と分類。研究チームはスーパーコンピューター「地球シミュレータ」で、2075〜99年の台風の発生状況などを予測した。
 その結果、平均気温は日本付近で2〜3度上昇。上層の大気も暖かくなり対流が弱まることで、台風の発生個数は現在より2割程度少ない年間20個弱となった。しかし、強度は増す傾向が表れ、最強クラスの台風が10〜20年に1回程度、九州から関東にかけての太平洋沿岸に接近。中心気圧850ヘクトパスカル以下という、かつて経験したことのない強さの台風が発生する可能性も示された。

■湖上の花見、安全に 高島市が小型船へ注意(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖上から花見ができる名所として知られる高島市マキノ町海津の海津大崎沖で、近年カヌーやモーターボートが増えている。中には危険な動きを見せる舟もあり、高島市は、小型船の利用者に「湖岸の近くを航行し、桟橋にも近寄らないでほしい」と注意を呼び掛けている。
 市によると、海津大崎は建物が近くにないため「自然の風景を楽しめる」と評判。昨年の花見には、愛知、岐阜県などから計六万五千人が訪れた。「お花見船」でにぎわいが予想される二十一、二十二日には五万人を見込む。
 小型船が目立つようになったのは十年ほど前。一〜二人乗りのカヌーやカヤックは船舶免許がなくても動かせるため愛好家が増え、花見にも繰り出すようなったという。
 県警によると、これまでに大きな事故は報告されていないが、長浜港や今津港からお花見船を運航する業者は小型船に細心の注意を払う。琵琶湖汽船(大津市)は「カヌーなどの小型船より陸側を運航してはいけない」と船長に口頭で注意。小型船と距離をとって運航する。
 地元で八〜十三人乗りの湖上タクシーを運行する会社は、近くのカヌーを貸す業者に運航ルートを伝え、支障にならないよう客に要請している。
 県警は二十一、二十二日に水上警備艇を派遣し、マイクで衝突注意を促すほか、危険運転を取り締まる。高島署は「湖上に出る人は、安全な航行を心掛けて」と訴えている。(山内晴信)

12/04/17

■琵琶湖管理の技術をビジネス化へ 滋賀県(京都新聞電子版)
 滋賀県は、県内の行政や大学、企業の水関連技術をビジネス化する取り組みを本年度から始める。産官学の連携組織「しが水環境ビジネス推進フォーラム」(仮称)を立ち上げ、個別の技術や経験などを蓄積するデータバンクを構築するとともに具体的なプロジェクト案件を発掘する。
 滋賀県が琵琶湖で実践している先進的な統合的流域管理システムをビジネス化し、海外に売り込む。行政の上下水道管理による排水・浄化処理や省水などの幅広い技術をはじめ、企業が持つ高度な技術やサービス、製品を発展途上国のインフラ整備などに役立て、ビジネスモデルを作り出す。
 フォーラムは、産官学の担当者によるネットワークで、事務局は県商工観光労働部に設置する予定。県内の水環境ビジネスについての情報を収集・発信するほか、セミナーなどを開催する。参画する行政機関や大学、企業などの技術や製品をデータ化したうえで、海外向けのプロジェクトを立案する。
 産官学の専門家らでつくる「しが水環境ビジネス研究会」は17日、嘉田由紀子知事に水環境ビジネスの研究調査報告書を提出し、水環境保全に関する規制や技術、経験などの整理、海外の需要調査、企業や行政機関での海外研修生受け入れなどを提言した。
 座長の清水芳久京都大大学院教授は「ビジネスに結びつけるまでには時間がかかるかもしれないが、世界的に見ても成功している滋賀県の統合的流域管理を海外に向けて発信してほしい」と述べた。

■高速道路、紀伊半島一周へ前進 すさみ―太地などで調査(紀伊民報AGARA)
 国土交通省は本年度、和歌山県のすさみ町―太地町、新宮市―三重県熊野市に高速道路を造るために必要な調査を始める。これによって、県などが求めてきた高速道路の紀伊半島一周へ向けた事業が大きく前進する。
 高速道路を造る際は、予算を付ける前の計画段階で、必要かどうかを判断することになっている。大学教授ら専門家でつくる委員会が、県から意見を聞き需要や費用、ルートなどを検討する。東日本大震災以降は、防災面も重視するようにした。委員会が「建設は妥当」と決めると、都市計画や環境影響評価を経て、事業化される。
 調査対象のすさみ町―太地町と、新宮市―三重県熊野市の区間は、都市計画の前段階に当たる基本計画しかなかった。調査開始を受け、仁坂吉伸知事は「県民の悲願である紀伊半島一周の実現に向けて極めて大きな前進であり、喜ばしい限り」とコメントしている。
 紀伊半島の南部を通る高速道路の現状は、那智勝浦町と新宮市を結ぶ区間の一部(8・9キロ)が2008年3月に開通。残りの6・3キロは10年度に着工し、15年度内の供用開始を目指している。
 田辺―すさみ間(38キロ)でも計画が進んでいる。2月末の時点で用地契約率は96%。各地で工事が始まっており、今後はトンネル工事も多くなってくる。12年度の当初予算には231億8700万円を計上している。
 三重県内を通る紀勢自動車道では、部分的に供用が始まっている。残っている部分も熊野―新宮間を除いてすでに建設が始まっていたり、予算が付いたりしている。
 紀南河川国道事務所は、今回調査を始める両区間の事業化への具体的なスケジュールはまだ決まっていないが、紀伊半島を一周する高速道路ができることによって、災害時の経路確保につながることや、観光・産業の面でも期待できると話している。

12/04/16

■八幡堀で和船からサクラ愛でる(ChunichiWeb滋賀)
 春たけなわとなった十五日、近江八幡市の八幡堀一帯では、ソメイヨシノの薄いピンクの花が今真っ盛り。観光客らは屋根付きの和船に乗り、楽しそうに花を愛(め)でていた。
 近江八幡観光物産協会によると、見頃は平年よりも一週間ほど遅め。橋の上を散策していた近江八幡市安土町の家族連れたちは、サクラの花を背景に記念撮影していた。
 一帯では日牟礼八幡宮の例祭「八幡まつり」の本祭りがあり、観光客らは勇ましい太鼓の響きにも酔いしれていた。(桑野隆)

■湖国の春満喫(YomiuriOnLine滋賀)
桜に誘われ疏水を散策
 県内は15日、朝から穏やかな陽気となり、各地の観光スポットは花見客でにぎわった。比叡山延暦寺の近くの庭園「ガーデンミュージアム比叡」(京都市左京区)は冬季の休園を終えて営業を再開。大津市の長等神社では90年ぶりに、ヤマザクラの花びらや枝を使った「花鎮祭(はなしずめのまつり)」が営まれた。
 大津市の琵琶湖疏水(そすい)周辺ではソメイヨシノが見頃を迎え、多くの花見客や観光客らでにぎわった。
 疏水沿いでは、花見客らの車が京阪三井寺駅付近から列を作り、家族連れや若いカップルらがゆっくりと散策したり、満開の花にカメラ付き携帯を向けて撮影したりしていた。
 毎年この時期に家族で訪れるという同市和邇南浜、会社員詫間聡さん(36)は「子どもと桜の成長を比べるのが楽しみで、同じ場所で写真を撮ることにしている。今年は見頃に来られて良かった」と笑顔で話した。
 彦根地方気象台によると、16日も午前は晴天の穏やかな天気だが、午後から雲が広がり始め、17日には雨になるという。
◇比叡の庭園 彩りを競う
 京都市左京区の「ガーデンミュージアム比叡」では開業初日から、県内外の観光客が大勢訪れ、色鮮やかに咲いた春の花を楽しんでいた。3月に気温の低い日が続くなどしたため、例年より開花が約1週間遅れているという。1万7000平方メートルの庭園では開園期間中、季節ごとに計1500種10万株の花が楽しめる。営業は12月2日まで。
 この日はマーガレットやアネモネ、スイセンなど春の花が見頃を迎え、来場客らは花の前で写真を撮ったり、琵琶湖や京都市内の眺望を楽しんだりしていた。
 守山市千代町、主婦渋谷みち子さん(50)は「全体に開花が遅いな、と感じた。大型連休の頃にまた、春を感じに訪れたい」と話した。
 営業時間は午前10時〜午後5時半(夏季の土日曜・祝日は午後9時)。期間中無休。入園料は大人1000円、小学生〜4歳500円。問い合わせはガーデンミュージアム比叡(077・707・7733)。
◇90年ぶり復活 花鎮祭 大津・長等神社 悪霊退散願う
 大津市三井寺町の長等神社では、悪霊ばらいの儀式「花鎮祭」が90年ぶりに復活。新宮勝宮司(50)がヤマザクラの枝を神前にささげ、花びらをまいて悪霊をはらった。
 古来、桜が咲く季節は悪霊が鎮まるとされ、花鎮祭は花が散った後の平穏も祈り、各地で行われていたとされる。長等神社では1922年(大正11年)の記録を最後に途絶えていた。社務所が火災に遭って資料が焼失したため、中止の経緯は定かでないという。
 約10年前、学生が花鎮祭の研究で訪れたのをきっかけに、新宮宮司が同神社に伝わる文献を整理し、祭の復活を思い立った。境内のヤマザクラは見頃を迎え、新宮宮司は「昔は派手なソメイヨシノでなく、地味だが優しいヤマザクラが愛された。祭の復活を機に、心のあり方を考えてもらえればと思う」と話した。

12/04/15

■桜:日本さくら名所100選の海津大崎で開花、見ごろ カヌーで湖上観桜も−−高島(毎日jp滋賀)
◇春、桜に祭り 県内各地で催し
 「日本さくら名所100選」の海津大崎の桜並木(高島市マキノ町)が開花し、14日、大勢の花見客が繰り出した。奥琵琶湖の湖岸沿いに約4キロ続き、湖上観桜も魅力。開花宣言は13日で十数年ぶりの遅さだが、並木の一部は三分咲きで、まもなく桜のトンネルが楽しめる。
 海津大崎入り口の公園付近は開花が進み、ピンクの並木が湖水に映える。県外ナンバーの車や観光バスも目立ち、花見客は湖岸のプロムナードをそぞろ歩きしていた。観桜船が運航され、カヌーで湖上からの眺めを楽しむグループもあった。
 同並木は「美しいマキノ・桜守の会」が保全活動を続ける。戦前に植えられたソメイヨシノが老木化したため植樹を進め、現在は計817本に上る。
 21、22日は並木の県道が国道161号海津交差点から長浜市境付近まで東方向の一方通行となる。JRマキノ駅前に500台の無料駐車場が開かれ、駅前からシャトルバス(片道200円)を運行。問い合わせはびわ湖高島観光協会マキノ支所(0740・28・1188)。【塚原和俊】

12/04/14

■琵琶湖疏水沿い、桜満開(ChunichiWeb滋賀)
 開花が遅れていた大津市の琵琶湖疏水(そすい)沿いの桜が見頃を迎え、にぎわっている。
 ソメイヨシノとヤマザクラ計200本が疏水を覆い、一帯を淡いピンク色に染める。寒さのため例年に比べ10日ほど遅く満開となった。訪れた人は記念撮影をしたり、静かに眺めたりと心待ちにした春の景色を楽しんでいた。びわ湖大津観光協会などは15日までだったライトアップを19日まで延長した。
 東京都大田区から訪れた倉橋静さん(66)は「落ち着きのある風情があって、見とれてしまいます」と話していた。(中森麻未)

■ふなずし漬け方、動画サイトで紹介(ChunichiWeb滋賀)
 県漁業協同組合連合会(大津市におの浜)は、インターネットの動画投稿サイト「You Tube」でふなずしの漬け方を公開している。
 ふなずしは滋賀を代表する伝統料理で、県の無形民俗文化財にも選ばれている。毎年、県漁連などが稚魚を放流し、ニゴロブナの漁獲量が安定したため、ふなずしをより身近なものにしようと「You Tube」を活用することにした。
 サイトでは、ウロコと内臓を取り除き塩漬けにされたフナを洗うところから、ご飯に漬けるところまでを十二分余りで説明している。虫を防ぎながら熟成させるため、発酵したフナをビニール袋で覆う新しい方法を紹介。におい漏れが少なく、ふなずし自体のにおいも抑えられる。真ちゅう製のたわしを使うとウロコが取りやすいなどのこつも伝えている。
 県漁連の林英志専務理事(63)は「昔はどこの家庭でも漬けていた滋賀を代表する食文化。各家庭で漬けてほしい」と話している。県漁連のホームページからアクセスできる。(堀尾法道)

■琵琶湖岸、液状化に警鐘(ChunichiWeb滋賀)
 県文化財保護協会は、過去に県内を襲った大規模な地震で、琵琶湖岸で液状化現象が起きたとみられる遺跡の検証結果をまとめ、県内の文化財を紹介する冊子「おうみ文化財通信」に掲載した。協会の担当者は「琵琶湖周辺地域の危険性を示し、現代でも液状化被害は起こる可能性がある」と警告している。
 取り上げたのは、長浜市の塩津港と高島市の針江浜、草津市の烏丸崎、野洲市の湯ノ部の四遺跡。
 いずれも過去の発掘調査で、地中の砂が液状になって地上に吹き上がる「噴砂(ふんさ)」の跡が見つかっており、液状化現象が起きたことを示している。
 烏丸崎遺跡では、住居跡と住居跡の間を切り裂くように、長さ十メートル、幅一メートルにわたる大規模な噴砂跡がみられた。
 塩津港、針江浜、烏丸崎の三遺跡は琵琶湖の湖底遺跡で、もともとは集落だった場所が、地震で液状化し、地盤が不安定になり湖中に水没したとみられる。
 針江浜遺跡では、現在の湖岸から二百メートル沖合にあるが、住居や耕作地跡とともに、地震で倒壊したとみられる樹木二十数本が見つかったことがそれを裏付けている。
 協会は、塩津港遺跡が平安末期の一一八五年に大津市の堅田断層を震源に起きたマグニチュード(M)7超の地震と推定。ほかの三遺跡は、二千年前の弥生時代に琵琶湖西岸を震源にしたM7・5前後の地震で液状化したとみている。住居跡の様式や史料などから判断した。
 協会の浜修副主幹は「液状化の被害は東日本大震災の際、関東で起きた住宅被害が記憶に新しいが、琵琶湖周辺でもたびたび起きていたことを遺跡が教えてくれている。大地震に襲われた場合、現代でも大きな被害あると考えておかなければならない」と警鐘を鳴らしている。(中尾吟)

■「食通じ琵琶湖守ろう」(asahi.com滋賀)
【湖国の農業、新展開進む/安全・環境配慮・アグリツーリズム】
 東京電力福島第一原発事故の影響で、食の安全に対する関心が高まるなか、県はこの1年、近江米や近江牛を対象にした放射性物質の検査態勢をいち早く整えるなど、安心・安全な農畜産物づくりに取り組んできた。消費者に食のふるさとである生産現場を観光してもらう「アグリツーリズム」という新たな構想もあり、滋賀の農業は新たな展開を見せつつある。
 3月下旬、守山市洲本町の農産物直売所「おうみんち」を訪れると青々としたホウレンソウや水菜、小松菜などが並んでいた。ほとんどが守山市や野洲市で採れた野菜で、松本晋治副店長(39)は「農薬の投与回数や濃度が基準を上回っていないかなど、トレーサビリティー(生産履歴管理)はしっかりしている」と強調する。
 中でも目をひくのが「環境こだわり農産物」のロゴマーク入り商品だ。農地周辺の環境に配慮し、農薬の使用を通常の半分以下に抑えるなどの基準をクリアしてはじめて県から認証が受けられる。「食べることで琵琶湖を守ろう」と消費者にもアピールする。
 県農業経営課などによると、認証制度が始まった2001年度の栽培面積は約394ヘクタールだったが、制度の浸透に伴い、昨年度は約1万4455ヘクタールに広がった。特に水稲では栽培面積の3割以上を占め、県は5年後の5割以上を目標に掲げる。担当者は「滋賀の標準的な農業のスタイルにしたい」と意気込む。また、滋賀の農業の魅力などを紹介するDVDを制作し、4月から県内すべての公立小学校に配布を始めた。
   □  □
 「滋賀の農業の売りはやはり環境への配慮。安心・安全な食への関心は国内外を問わない」と話すのは食のブランド推進課の担当者。県特産の食材をPRするため発足した組織で、特に県外には「近江牛」「近江米」「湖魚」「近江茶」の4大ブランドを軸に販路拡大を目指す。昨年度は県外217の飲食店で滋賀の食材を扱ってもらうことに成功した。
 売り込みの際、決め手となるのはやはり安全性という。原発事故で飛散した放射性物質に汚染された稲わらを食べた「セシウム牛」が問題となり、県は消費者の不安解消のため、昨年11月に近江牛の全頭検査に踏み切った。近江米の新米も検査し、全19市町で「問題なし」だった。
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 販路開拓は国内にとどまらない。昨年11月には嘉田由紀子知事が富裕層の多いシンガポールを訪問し、近江牛のトップセールスをした。現地バイヤー向けの商談会も開かれ、数件の業者との取引が始まった。今年は牛肉だけでなく、米、茶、湖魚をセットに輸出拡大を目指すプロモーションを香港で開く予定だ。
 嘉田知事はトップセールスから帰国後、「アグリツーリズム」または「フードツーリズム」という新たな観光の形を打ちだそうとしている。農業(アグリカルチャー)や食べ物(フード)に、旅行(ツーリズム)をかけ合わせた言葉で、ただ味わうだけでなく、その食材のふるさとである生産現場の環境や過程を見に来てもらおうという試みだ。
 例えばシンガポールでは、食料のほぼ100%を輸入に頼るため、生産現場を知らずに子どもたちは育つといい、そうした国から観光客を呼び込むことも狙う。嘉田知事は「これは大都市の大阪や京都ではできないこと。滋賀ならではの取り組みになる」と自信を見せた。(三輪千尋)

12/04/13

■中国起源の外来種? ニホンヤモリやクサガメ 人博の調査(神戸新聞NEWS)
 日本の在来種とされてきたニホンヤモリとクサガメが外来種20 件である可能性が高いことが、兵庫県立人と自然の博物館(三田市)の太田英利主任研究員(52)らの調査で明らかになった。太田研究員は「中国南東部から持ち込まれ、分布を広げていったのでは」とみている。(篠原佳也)
 ニホンヤモリは一般の民家でよく見かけるトカゲ目の爬虫(はちゅう)類。江戸時代にシーボルトが帰国する際に欧州へ持ち帰り、その後、フランスの研究者により学名が付けられたとされる。
 太田研究員らが全国各地の個体の遺伝子を解析したところ、違いはほとんど見られず、中国大陸のものと類似していることが判明した。歌集や文献を調べると平安以前の時代では登場しておらず、遅くとも平安時代以降に大陸から持ち込まれた可能性がある。
 ニホンヤモリの指は平たくて柔らかく、自力で冬眠用の穴を地面に掘れないことから、民家に暖房のなかった時代には冬を越せなかったとみられる。日本に根付いた理由について「現在でも、寒い地方では市街地だけに生息している。冬でもある程度暖かな民家の増加とともに分布を拡大したのでは」と分析する。
 一方、クサガメは全国の川や池に生息し、これまでイシガメと並ぶ在来種とされてきた。太田研究員が京都大のグループと調べたところ、DNA配列が中国産と類似し、18世紀初めまでの文献には記載がなかった。太田研究員は「いずれも今では日本人に親しまれた生物だが、交易などに伴い日本に運ばれた可能性が高い」と話す。

■公園の池に肉食外来魚 周南(中國新聞ネット版)
 周南市大内町の周南西緑地公園内の池で12日、鋭い歯がある肉食魚のスポッテッドガーパイクとみられる外来魚が見つかった。かまれると大けがをする危険があり、市は「存在が確認され次第、捕獲を検討する」としている。
 12日午後2時ごろ、散歩をしていた近くの親子が見つけた。体長60センチほどとみられ、水面近くをゆっくり泳いでいた。体全体が黄色っぽく、全身に黒い斑点がある。何者かが池に放流したとみられ、複数匹が生息している可能性がある。
 海響館(下関市)によると、スポッテッドガーパイクは北米東部原産で体長約1メートルになる肉食魚。観賞魚として輸入されているが、国内には野生種はいない。強力な顎と鋭い歯で主に魚を食べ、鳥を襲うこともある。
 海響館は「手を出すとかまれ、けがをする危険がある。注意してほしい」と呼び掛けている。

■水郷めぐり:両手に桜と菜の花−−近江八幡(毎日jp滋賀)
 12日は久しぶりに青空が広がり、近江八幡市の水郷地帯では手こぎ舟に乗ってのどかな水郷の花をめでる「水郷めぐり」が終日にぎわった。
 同市内では4業者が手こぎ舟やソーラー和船、エンジン船などで水郷めぐりを運行している。最近の寒さで足踏みしていた水路沿いの桜も一斉に咲き始めた。対岸の菜の花も同時に眺められる観光客らは「まさに両手に花。ラッキー」と大喜び。
 近江八幡和船観光協同組合によると、菜の花はしばらく咲き続けるが、桜は5分咲きでピークは週末という。この日は60〜70隻を運行、八幡まつりも開かれる週末は100隻近くの予約があり、ほぼ満杯という。
 同市の水郷地帯は全国初の重要文化的景観に選ばれた地域。舟の行き交う水路沿いには京都、大阪などからアマチュアカメラマンが詰めかけ、盛んにシャッターを切っていた。【斎藤和夫】

■サクラ満開(asahi.com滋賀)
【彦根/平年より3日遅く】
 彦根地方気象台は12日、気象台の桜の標本木(ソメイヨシノ)が満開になったと発表した。平年より3日遅く、昨年より1日遅い。
 彦根市の気温はこの日、今年最高の19.7度まで上昇。今年の桜は8日に開花したばかりだが、満開まで通常1週間ほどかかるところを、ポカポカ陽気で一気に花開いた。
 1200本の桜がある彦根城では、20日までの予定でライトアップをしており、夜桜が人気を集めている。彦根観光協会の担当者は「城内では6割ほどが満開になった。週末が見ごろになる」と期待する。
 大津市でも各地で色鮮やかに咲きそろい始めた。三井寺の境内には1千本の桜があり、ライトアップもしていることから、週末は花見客でにぎわいそうだ。

■広域連合の試金石に(asahi.com滋賀)
【琵琶湖水位の行方/操作規則20年/下/丹生ダム】
 長浜市余呉町の高時川に計画された丹生ダムの建設予定地は、うっそうとした木々に覆われていた。2010年8月29日、琵琶湖の上流に位置するこの地に、滋賀、京都、大阪、兵庫の4府県の知事がそろって視察に訪れた。
 丹生ダムは1972年に旧建設省が計画。貯水量1億5千万トンの巨大ダムで、水没予定地の4集落40戸はすでに移転しているが、ダムそのものは未着工のままだ。
 当初は治水と利水目的だったが、水需要の減少を理由に淀川水系の下流に位置する大阪府、京都府などが利水事業から撤退。このため、2009年3月の淀川水系河川整備計画で同ダムは「調査・検討を行う」とし、具体的な計画は示されないままだ。視察後の共同会見で、京都府の山田啓二知事は「国が計画を示さないなら、(治水などの)役割や権限を我々に渡してもらわなければ」と語気を強めた。
  ◇  ◇  ◇
 丹生ダムは現在、琵琶湖の水位のあり方と裏腹の関係にある。国土交通省はダム建設の目的として、付近を流れる高時川や姉川の治水に加え、琵琶湖の水位が大幅に低下し、異常渇水に見舞われた際の貯水機能をうたう。
 1992年に瀬田川洗堰(あらい・ぜき)の操作規則が施行されて以降、琵琶湖の水位は目に見えて低下。94年の大渇水では観測史上最低のマイナス123センチを記録し、県内で10%、下流府県では20%の取水制限が実施された。
 対策として国交省は丹生ダムを利用することを提案するが、ためた水を流したとしても水位は6センチほどしか上昇しない。
 地元の嘉田由紀子知事は「洪水対策で水位を低下させておいて、丹生ダムを作って補充するという発想は一般に理解されるかどうか」と問題提起する。再選された2010年7月の知事選では、丹生ダムの「凍結見直しを提案する」とマニフェストに盛り込んだ。
 下流府県の知事たちも丹生ダム建設には厳しい目を向ける。財政難の折に、何年かに1度あるかどうかもわからない渇水対策のために、巨額の建設費を負担することは有権者に理解されにくいという考えからだ。
 丹生ダム予定地の視察から約3カ月後、4府県も加わる関西広域連合が発足。国に対し、出先機関改革の一環で、水位操作を担う国交省近畿地方整備局のまるごと移管を求めている。
    ◇  ◇  ◇
 渇水対策はどうするのか。嘉田知事は洪水期の水位を今よりも上げることを提案する。「結果的に魚の産卵などの環境に配慮した水位操作にもつながる」とみる。
 もし洪水となっても、下流と異なり琵琶湖の水位はじわじわと上がるため、人的被害は出にくいと言われるが、湖周辺の農地などでは冠水のリスクは高まる。嘉田知事は「農業補償など必要な手立てについて、農業者などから意見を聞き、流域府県の役割も議論することが求められる」と話す。
 ダム問題に詳しい今本博健・京大名誉教授(河川工学)は「かつて琵琶湖の水位操作で対立した上下流の府県が、丹生ダム問題では同じ側に立っている」とみる。淀川水系の府県が琵琶湖の生態系を手を携えて守り、それによって生ずるリスクを負担し合う。「関西広域連合の試金石とも言えるテーマだ」(この連載は飯竹恒一が担当しました)

12/04/12

■「流し過ぎ」憂う節水家(asahi.com滋賀)
【「時代遅れ」の需要想定/琵琶湖水位の行方 操作規則20年・中】
 国土交通省近畿地方整備局の諮問機関「淀川水系流域委員会」で委員長を務めた宮本博司さん(59)は現在、家業の包装資材販売会社で社長をしている。京都市の高瀬川沿いにある自宅2階のベランダには5年前から節水のため200リットル入りの雨水タンクを置く。
 屋根の雨どいを伝って落ちる雨水をタンクにため、プランターで栽培するトマトやナスなどの水やりに使う。収穫して食べきれない分は近所やお客さんに配るといい、「高瀬川野菜と名づけました」と笑う。
 宮本さんは河川行政の元技官で、近畿地方整備局の河川部長も務めた。当時、「人間のためだけの水ですか?」と題した節水キャンペーンにも取り組んだ。
 節水の原点は1999年に就任した同省淀川河川事務所長時代にさかのぼる。ある日、当時の流域委の委員に琵琶湖を案内してもらい、瀬田川洗堰(あらい・ぜき)の水位操作で湖岸の魚の卵が干上る事態が起きていると説明された。「琵琶湖があってこそ下流で水が飲める。蛇口をひねれば水が出るのを当たり前と思ってはいけない」。水位操作のあり方に疑問を感じた瞬間だった。
 2006年に退官後、琵琶湖を含む淀川水系全体の治水政策に住民の立場から意見を言おうと流域委の委員に手を挙げ、07年8月から委員長を務めた。流域委は08年4月、大津市の大戸川ダムなど四つのダム計画についてそれぞれ「不適切」とする意見書を出した。だが、整備局はこれを無視し、四つのダムが必要とする計画をまとめた。
  ◇  ◇  ◇
 琵琶湖の水位は、1992年施行の操作規則で洪水期(6月16日〜10月15日)にはマイナス20〜30センチに維持される。一方で秋から冬にかけて洪水の恐れのない期間はプラス30センチまで水位上昇を認めているが、近年の少雨傾向の影響で、実際にはマイナス40センチにも満たない日が目立つ。魚の繁殖の場となるヨシ帯が干上がる事態に、県漁業協同組合連合会は国に改善を申し入れたが、近畿地方整備局は「雨が降らなければ水位を増やしようがない」とつれない。
 それは、琵琶湖総合開発事業で下流府県の団体に毎秒40トンの水利権を与え、水位がマイナス150センチになるまで取水を認めているためで、マイナス40センチになっても「想定内」というのが、国の考えだ。
  ◇  ◇  ◇
 ただ、毎秒40トンの枠のうち、実際に取水されているのは6割余にとどまる。景気低迷で工業用水の利用が減ったほか、節水機器の普及などが背景にあるという。水利権を持つ大阪広域水道企業団の担当者は「かつては需要が右肩上がりだったが今は逆で、今後も下がりそうだ」とする。近畿地方整備局は「需要に見合った量しか下流に流していない」と説明するが、県は過度な水位低下を招かないよう、きめ細かな調整を申し入れている。
 かつて古巣と対峙(たい・じ)した宮本さんは言う。「琵琶湖の水を一滴でも無駄にしないためにも、そもそも水利権の設定が現状のままでいいのか、総ざらいで見直すべきだ」

12/04/11

■ガソリン、9週ぶり下落 158円台(ChunichiWeb)
 経済産業省資源エネルギー庁が11日発表したレギュラーガソリンの9日現在の全国平均小売価格は、1リットル当たり前週(2日)比20銭安の158円10銭となり、9週間ぶりに下落した。調査に当たったみずほ総合研究所によると、国際的な原油価格の低下が影響した。
 みずほ総研は「原油価格は4月に入って下げ基調になったが、これ以上の値下がり材料はなく、ガソリン価格はしばらく現在の水準が続くだろう」とみている。
 地域別では13県で上昇。5府県は横ばいで、29都道府県で下落した。値下がり幅が最も大きかったのは神奈川と高知の1円20銭だった。(共同)

■ガソリン価格、9週ぶりに値下がり(Impress Car Watch)
2012年4月11日発表
 経済産業省 資源エネルギー庁は4月11日、石油製品小売価格の週次調査(4月9日調査)の結果を発表した。
 これによると、ガソリン価格の全国平均はハイオク168.9円、レギュラー158.1円、軽油136.9円となり、前週と比べていずれの油種も0.2円値下がった。
 中国、九州、沖縄をのぞくすべての地域で値下がっており、ガソリン価格の下落は2月6日調査以来、9週間ぶりのことになる。

■なるほドリ:故障中のくさつ夢風車はどうなるの?(毎日jp滋賀)
◇維持管理費を計上、再稼働へ 高まる関心と不安定な自然エネルギー
 なるほドリ 草津市の風力発電施設「くさつ夢風車」が故障で停止しているみたいだけど、どうなるの?
 記者 昨秋、発電した電気を変換するコンデンサーが故障して、今も停止したままです。修理にはドイツ製の特注部品が必要で、1000万円以上かかるため、すぐに修理して再稼働できる状態ではありません。しかし、市は今年度予算に修繕を含む維持管理費として約1900万円を計上しました。
 Q じゃあ、夢風車は継続するんだね? 

■水位激変/産卵に影響(asahi.com滋賀)
【琵琶湖水位の行方/操作規則20年/上/固有魚種】
 西日本を襲った台風12号に伴う豪雨により、琵琶湖の水位がプラス23センチまで上昇した昨年9月5日朝、大津市の瀬田川沿いにある国土交通省琵琶湖河川事務所では、瀬田川洗堰(あらい・ぜき)にある10の水門をすべて開ける「全開」の措置を決め、可能な限り水を流して水位を下げることにした。
 川にかかる橋周辺などに計14人の職員を派遣。釣り人がいれば、注意を呼びかける態勢を取った。水門の操作室では5分おきにボタンが押され、午前11時から4時間かけ、流量を毎秒約300立方メートルから約750立方メートルに増やした。1秒間に大型観光バス7・5台分の水が一気に流れる計算で、全開は水位がマイナス9センチまで落ちた12日まで続けられた。
 瀬田川洗堰の水位操作規則では、梅雨時の6月16日から始まる洪水期のうち、8月31日までの前半はマイナス20センチ、9月1日から10月15日までの後半はマイナス30センチを基準に水位が抑えられる。台風が近づく前の9月1日の水位はマイナス30センチで、規則に沿った数字だった。
 「事前に水位を抑えてあったからこそ、その後の操作もスムーズだった」。河川事務所の北野正朗副所長は規則の意義を強調する。
  ◇  ◇  ◇
 一方で、規則が施行された1992年より前には予想されなかった事態も起きている。洪水期が始まる6月16日に向け、水位を急激に下げる操作が、ホンモロコやニゴロブナなど琵琶湖の固有種の産卵に深刻な影響を及ぼし、漁獲量が激減する一因になっている。
 ホンモロコの産卵状況を調査する県水産試験場の亀甲武志さん(37)は昨年6月9日、琵琶湖の水際にある柳の根っこに見つけた卵の行く末に気をもんでいた。この日の水位はマイナス4センチだったが、翌10日にはさらに8センチも下がった。「案の定でした」。卵の多くは干あがってしまった。
 国交省も手を打たなかった訳ではない。洪水期に入る前に、大規模な産卵があった場合には原則として水位を下げない操作を2003年から始めた。一定の成果は見られ、河川事務所の担当者は「生態系に配慮した手法はほぼ確立した」と胸を張るが、依然として犠牲になる卵が少なくないことも認める。
  ◇  ◇  ◇
 ただ、問題は6月16日以降にも及ぶ。県琵琶湖環境科学研究センターによると、コイやフナは一般に3月から8月にかけて産卵するが、規則施行後は、6月以降の産卵がほとんど見られなくなったという。センターの前総合解析部門長で、湖魚の研究で知られる西野麻知子・びわこ成蹊スポーツ大学教授はこの時期に産卵する魚群がいなくなった可能性を指摘し、「せめて6月末までプラス10センチに」と主張する。
 これに対し、国交省は洪水期前の水位操作には柔軟な姿勢を見せるものの、「洪水期に水位を上げれば、琵琶湖沿岸のリスクは高まる」と、頑として応じない。そもそも6月16日を基点としたのは、明治以来の洪水がこの日以降にほぼおさまるためだが、梅雨の時期が早まり、冬場でも台風が襲来する昨今はもはや、この日付に絶対的な意味はないとの指摘もある。
   × × ×
 琵琶湖の水位を人為的に上げ下げする操作規則が1日で施行20年を迎えた。課題や関西広域連合もにらんだ動きを踏まえながら、琵琶湖の水位の行方を探る。

12/04/10

■寄付:琵琶湖美化に伊藤園が 県に1010万円(毎日jp滋賀)
 08年から関西2府4県で「お茶で琵琶湖を美しく。」キャンペーンを続けている飲料製品会社「伊藤園」は6日、県に4年目の寄付金1010万円を贈った。琵琶湖のヨシ生育や維持管理に活用されるという。
 寄付金は2府4県で昨年11月〜今年1月に販売した茶飲料「お〜いお茶」の売り上げの一部。同社の波岡修取締役や、相沢博元・関西・四国地域営業本部副本部長らが県庁を訪れ、嘉田由紀子知事に目録を手渡した。
 嘉田知事は「大いに活用したい。141万県民に代わってお礼申し上げます」と感謝状を贈った。キャンペーンの寄付金は今回を含め、4年間で約4200万円。【姜弘修】

■湖西線、濃霧で遅れ JR(京都新聞電子版)
 10日午前6時ごろから、大津市などのJR湖西線比良−近江今津間で濃霧が発生し、同区間は午前9時ごろまで徐行運転となった。JR西日本によると、上下計2本が部分運休し、計14本が最大28分遅れ、約7500人に影響が出た。

■ミシガンで船渡御見物 14日に山王祭特別クルーズ(京都新聞電子版)
 湖国三大祭りの一つ、日吉大社(大津市坂本)の山王祭で、琵琶湖上を7基の神輿(みこし)が進む「船渡御(ふなとぎょ)」(14日)を間近で見てもらおうと、大型客船「ミシガン」による特別クルーズが今年初めて催される。これまで神職ら関係者しか見られなかった唐崎沖での神事「粟津(あわづ)の御供(ごく)」など、湖上での壮麗な祭りに迫る好機となりそうだ。
 船渡御は、日吉大社の7基の神輿を船に乗せ、下阪本の湖岸「七本柳の浜」から唐崎神社(同市唐崎)沖までの約1キロを進む。午後4時半ごろからは、粟飯などを神にささげる「粟津の御供」が同神社沖である。
 「粟津の御供」は、奈良から迎えられた日吉の神が琵琶湖を渡って坂本に向かった際、膳所辺りの漁師から粟飯を献上され、大変喜んだとの故事にちなむ。現在は「膳所五社」と呼ばれる膳所地区の5神社(石坐(いわい)神社、和田神社、膳所神社、篠津神社、若宮八幡神社)が毎年交代で粟飯やタケノコ、塩ダイなどのお供えを用意する。
 沖合約300メートルで営まれるため、従来、関係者以外の見物や写真撮影は難しかったが、今回、日吉大社側と「ミシガン」を運航する琵琶湖汽船(大津市)が話し合い、特別クルーズの運航を決めた。
 浜大津の大津港を発着点に毎日午後3時半から南湖を60分周遊している定期クルーズ「ミシガン60」を、14日は午後3時半〜5時半の120分周遊に延長し、「粟津の御供」を含めた船渡御を近くで見られるようにする。料金は通常通り大人2200円に据え置く。
 琵琶湖汽船は「ちょうど琵琶湖疏水辺りの桜も見ごろになるはず。春らんまんの中、絢爛(けんらん)な祭りを楽しんで」と呼び掛けている。定員787人。予約も受け付けている。問い合わせは同社TEL077(524)5000へ。

■寒気が影響、桜の開花に遅れ(ChunichiWeb滋賀)
 彦根地方気象台は八日、ソメイヨシノの開花を発表した。平年より六日遅く、過去十年間で最も遅かった。県内の名所でも見ごろが一週間ほど遅れており、花見客らに影響を与えている。
 百本以上のソメイヨシノとヤマザクラが並ぶ大津市の琵琶湖疏水。毎年四月上旬に満開になり、花見客でにぎわう。今年は一部にほころんだ木もあるものの、ほとんどがつぼみのまま。九日も多くの観光客が散策に訪れたが、足早に帰る人がみられ、大津市雄琴の川上宏さん(73)は「そろそろかと思ったが残念」と寂しそう。びわ湖大津観光協会は見ごろがずれ込む可能性が高いため、十五日まで予定していたライトアップの延長も検討している。
 気象台によると、今年は県内に寒気が流れ込みやすい状況が続き、開花が遅れた。気象台は今後、平年より少し高めの気温で推移すると予報し、今週末から来週に各地で満開になるとみている。
 一日から「彦根城桜まつり」が開かれている彦根城では九日から、千二百本の桜が咲き始めた。彦根観光協会は見ごろを十四〜十五日と平年より一週間ほど遅れるとみており、二十日までのライトアップを延ばすことを考えている。
 海津大崎(高島市)や豊公園(長浜市)、永源寺ダム(東近江市)はつぼみの状態で、関係者は、いずれも満開は例年より一週間遅く、来週にずれ込むとみている。
 近江八幡市の八幡堀の桜は、九日に平年より一週間遅れで咲き始めた。近江八幡観光物産協会は「桜が見ごろになる週末には、たいまつを燃やしたり、太鼓を打ち鳴らしたりして五穀豊穣(ほうじょう)を祈る伝統の八幡まつりが開かれる。例年、桜は散っているが、今年はまつりと同時に桜も楽しめる機会になる」と期待している。

■彦根で桜開花 平年より6日遅く(京都新聞電子版)
 彦根地方気象台は8日、彦根市内の桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。平年よりも6日遅く、昨年よりも7日遅い開花だという。
 同気象台の敷地内にある標準木で、一部の花が咲いているのを職員が確認した。

■春 晴れ晴れ(YomiuriOnLine滋賀)
 彦根地方気象台は8日、桜の開花を宣言した。9日の県内は最高気温が東近江で21・7度、大津21・2度、信楽(甲賀市)20・1度など、観測9地点中7地点で今年最高を記録。5月上旬〜4月中旬並みの陽気となり、多くの公立学校で入学式が行われるなど、春は本番を迎えている。
 彦根地方気象台によると、開花宣言は今冬の低温の影響で平年より6日、昨年より1週間遅かった。1週間程度で満開になる見込みという。ソメイヨシノなど約1200本がある彦根城では観光客ら約5000人が、咲き始めた花を見上げながら散策を楽しんだ。
 大津市京町の天孫神社では境内のソメイヨシノ約35本が満開状態に。近くの住民だけでなく、市中心部で働く会社員らも昼休みなどに訪れ、“花見”を楽しんでいる。11日頃までが見頃という。
 滋賀明加寿(あきかず)宮司によると、8日に一気に開花したといい、「陽気を待って花を咲かせた分、すぐに散りそう」と話す。長男(1)と訪れた同市中央の主婦(31)は「昨年は出産で花見ができず、今年は楽しみにしていた。市街地でも静かに桜を眺められてうれしい」と笑顔を見せた。

12/04/09

■ビワマス365日美味(asahi.com滋賀)
【醒井養鱒場/養殖に新技術三倍体/卵持たず肉質劣化なし】
 琵琶湖の固有種でサケ科の中では最もおいしいといわれるビワマスの新しい養殖技術の確立に、県醒井(さめがい)養鱒場(よう・そん・じょう)(米原市)が成功した。改良されたビワマスは卵を持たないため、1年を通じて旬の味が保てるという。今後、水産庁の確認を得られれば全国に流通させることができ、普及への期待が高まっている。
 新たに開発されたのは「全雌(ぜん・めす)三倍体ビワマス」で、通常のビワマスが親の卵と精子に由来する染色体を2組持つ二倍体なのに対し、1組多い三倍体にしたもの。雌の稚魚にホルモンを与えて性転換させた雄の精子を、別の雌の卵に受精させる。その受精卵を15分後に27度の温水に20分間浸すことで作り出す。
 この卵から孵化(ふ・か)して成長しても、卵巣が発達しないため卵を持てず、10〜11月の産卵期になっても身の赤色や脂が卵に移らないため、年中良い肉質を保てる特性がある。また、外部に流出しても繁殖できないため、周辺の生態系も維持できるという。
 醒井養鱒場では1975年ごろにビワマスの養殖を開始。天然ビワマスでは成長するまで30〜45カ月かかっていたところを、成長の早い個体同士を掛け合わせる方法で16〜20カ月で体長40センチ、体重1キロ以上になる高成長ビワマスを作り出した。
 しかし、高成長ビワマスも成熟して卵を持つと肉質が劣化し、産卵後は衰弱して死ぬため、1年を通じて味が落ちないようにする技術の開発が課題だった。
 醒井養鱒場では2009年から3年かけて、三倍体の魚を生み出す生産技術の確立を進めた。成魚になっても卵を持たないことを確認し、今年3月15日に水産庁へ確認申請をした。養殖利用が認められれば、市場に卵を流通させ、民間の養殖場で生産拡大できるという。
 現在、天然ビワマスの出荷量は年間20〜30トン。一方、養殖の高成長ビワマスは業者が経営する飲食店で提供される程度で、ほとんどが県内で消費される。
 3月27日の会見で全雌三倍体ビワマスを紹介した嘉田由紀子知事は「今後は一層、県内のホテルや旅館で観光とセットにして売り出すとともに、近畿圏のホテルやレストランで使ってもらえるようにしたい」と県外への普及に期待を寄せた。(千種辰弥)

12/04/08

■中多良−入江が開通 米原バイパス(ChunichiWeb滋賀)
 国道8号の長浜市加田町と彦根市佐和山町をつなぐ米原バイパス(一〇・三キロ)のうち、米原市中多良から同市入江までの二・五キロが七日、二車線道路で開通した。国道8号と21号が交わる米原市の西円寺交差点の混雑を緩和することが期待される。
 国土交通省近畿地方整備局によると、長浜市加田町〜米原市中多良(五・六キロ)は、二〇〇四年三月までに順次、開通しており、今回、バイパス全区間の八割が完成した。積雪に備え、道路脇に雪をためるスペースを一・五メートル確保した。
 米原バイパスは、一九六六(昭和四十一)年に、交通混雑の解消に事業化。米原市市街地の西側を迂回(うかい)する四車線のルートで工事が進められている。総事業費は七百億円。今後、国は米原市顔戸〜同市入江の二車線道路を四車線化。米原市入江〜彦根市佐和山町の残り二・二キロの完成を目指す。
 開通式では、嘉田由紀子知事や泉峰一米原市長らがテープカットとくす玉割りをして祝った。(辻井勇太)

12/04/07

■近畿自動車道「田辺―すさみ」に231億円 国土交通省の関連予算(紀伊民報AGARA)
 国土交通省は6日、2012年度当初予算が成立したことを受けて関係する予算配分を公表した。和歌山県紀南地方に関連するものでは、近畿自動車道紀勢線田辺―すさみ間(38キロ)の建設事業に231億8700万円を計上。昨年の台風12号被害からの復旧事業にも予算を付けている。
 田辺―すさみ間の事業への概算要求額は168億〜247億円だった。11年度当初予算での計上額は121億7500万円だったので、2倍近く増えたことになる。この区間は、15年度中に暫定2車線で供用が始まる。
 田辺市の芳養町と稲成町を結ぶ田辺西バイパス(3・8キロ)には10億円を計上。県道芳養清川線を境に、稲成町からの1・6キロは13年度に、芳養町までの1・6キロは16年度以降に開通する予定だ。
 白浜町方面から南紀田辺インターチェンジ方面に向かう田鶴交差点(田辺市新庄町)周辺の国道42号約400メートルで車線を増やす工事には、8400万円を計上した。県も交差点から約220メートルの県道南紀白浜空港線を拡幅する予定。13年度中の完成を目指す。
 台風12号の関連では、被害が大きかった田辺市熊野(いや)や同市本宮町三越、那智勝浦町市野々で直轄工事をする。計上額は合わせて18億4300万円。土を取り除いたり、堤防を造ったりする。
 深層崩壊とみられる山崩れが起きた田辺市伏菟野で県が実施する復旧工事には、3億円を補助する。
 熊野(くまの)川には36億7400万円を計上した。洪水が起きても水が堤防を越えないよう、河床の470万立方メートルを掘削するなどの工事をする。16年度までの5年間で、総事業費は200億円に上る。

■小中の湖:調査本を刊行 琵琶湖で最初に干拓、ありし日の内湖の姿収録−−彦根(毎日jp滋賀)
◇県立大卒業生がまとめ
 琵琶湖の内湖で最初に干拓が行われた「小中(しょうなか)の湖」(近江八幡、東近江両市)について調査した県立大(彦根市)卒業生が、同大学環境ブックレットシリーズの6冊目「昔ここは内湖やったんよ」(A5判、60ページ)を刊行した。古老の証言などをもとにありし日の内湖の姿を収録している。
 著者は08年に県立大大学院を修了した松尾(現・脇坂)さかえさん(28)=彦根市在住。同大学4年時から3年間、「小中の湖」があった地域で、80〜90歳代の約25人から干拓前後の生活や地域の変化などを聞き取り、資料を集めた。
 本は▽干拓前の小中の湖はこんな湖だった▽小中の湖で行われていた生業▽人々の暮らしと内湖▽いま、内湖の存在そのものが再評価されている−−など6章からなる。

■ヒシクイ:ラムサール登録の大崎・化女沼で越冬数漸減 研究者調査「ボート、釣り人要因」(毎日jp宮城)
◇評価に痛手「ルール作りを」
 大崎市古川の農業用ダム湖沼の化女(けじょ)沼(約30ヘクタール)をねぐらとして越冬するガン類「ヒシクイ」の数が減少していることが、同市三本木の池内俊雄さん(51)らガン類研究者の調査で分かった。ヒシクイの多数越冬が化女沼のラムサール条約登録の決め手になっただけに、その減少は沼の評価にとって痛手。池内さんは、「ねぐらをおびやかす人為的かく乱が要因」と問題提起している。
 化女沼のヒシクイは98年度6617羽、02年度6792羽を記録した。ロシア・カムチャツカから日本に渡るヒシクイのほぼすべてが沼で越冬。環境省は県、大崎市と連携し、「希少な渡り鳥に選ばれた地」として08年10月、ラムサール条約締約国会議で沼を条約湿地に登録した。

■「爆弾低気圧」、原因は珍しい「暖気核」?(YomiuriOnLine)
 今月3〜4日に日本海上を駆け抜けた低気圧が、台風並みの強風をもたらしたのは、大陸からの寒気が南側の暖気の一部を取り囲んでできた塊「暖気核」が原因の一つであることがわかった。
 気象研究所が6日、分析結果を発表した。日本海の上空で急発達する低気圧に暖気核ができるのは珍しい現象という。
 低気圧の中心気圧は、2日午後9時からの24時間で42ヘクト・パスカルも低下。24ヘクト・パスカル以上低下する「爆弾低気圧」となった。気象研は、低気圧が上空の気圧の谷と重なったのと同時に、水蒸気を含む暖気が流入、低気圧を発達させるエネルギーが供給されたためとみている。
 さらに、地表付近の風を強めたのが暖気の塊「暖気核」だ。気圧の谷とともに南下してきた寒気が、暖気の一部を取り囲み、低気圧の下層に暖気核が形成された。暖気核は日本海の東側で発生し、低気圧の中心付近と、その周囲で温度差が大きくなって、特に東北地方では風が強まる要因となったという。

■爆弾低気圧、大気の「くぼみ」で発達 気象庁が分析(asahi.com)
 気象庁は6日、列島各地で2〜4日に大きな被害をもたらした「爆弾低気圧」の原因を発表した。寒気とぶつかって上昇した湿った暖気に、大気上層の「くぼみ」が西から接近。このくぼみに沿って下から上へ流れる大気が暖気の上昇の流れをさらに強める「相乗効果」を生み、勢力が台風のような低気圧になったという。
 気象庁の気象研究所によると、今回はまず、大気の下層で湿った暖気と寒気がぶつかり、軽い暖気のほうが上昇。低気圧が発達していった。一方、上層では大気が流れている「対流圏」と、その上の成層圏との境界が寒気の流入に伴って大きくくぼんだ。通常、境界は高度9千〜1万2千メートルにあるが、当時は5500メートルまでくぼんでいたという。
 このくぼみが上昇してきた暖気に接近。くぼみに沿って下から上へ流れる大気が、暖気の上昇を強めてさらに低気圧を発達させた。2日午後9時からの24時間で中心気圧が42ヘクトパスカルも下がった。

12/04/06

■春の嵐「エリ漁」も被害 守山の琵琶湖 昨年に続き網破損(京都新聞電子版)
 滋賀県の守山市沿岸の琵琶湖に仕掛けていた、琵琶湖の代表的漁法「エリ漁」の網が3〜4日にかけての暴風雨で被害を受けていることが分かった。その後も風の強い日が続き確認できなかったが、6日に守山漁協の組合員らが調べたところ、破損したり、網を固定するくいに引っ掛かったりしていた。
 両日に、強い南風や高い波にあおられたとみられる。琵琶湖大橋の南側に設置していた5カ所のうち、3カ所で網の一部が破損しており、本来は水中の深い所にあるはずの網が湖面近くで漂っている場所もあった。
 エリ漁の網は、昨年5月末の台風でも破れるなどの被害を受けた。4月に入りこれから本番を迎える稚アユ漁を前に、破損したりした網を点検、洗浄するために陸に揚げる必要があり、作業には早くても1週間から10日ほどかかるという。
 同漁協の遠藤満夫さん(65)は「(昨年の被害もあり)泣きっ面に蜂。暴風雨でここまで影響があるとは思わなかった」と無念そうに話していた。

■4車線化着工へ 湯浅御坊道路「有田―御坊」(紀伊民報AGARA)
 和歌山県の湯浅御坊道路(有田―御坊間、約19キロ)を4車線化する工事が本年度中に始まる。前田武志国土交通相が6日、記者会見で発表した。
 湯浅御坊道路の4車線化に必要な都市計画は、2010年11月に決定。県などが早期の事業化を国に求めていた。
 4車線化の事業主体は西日本高速道路(ネクスコ)で、費用は約750億円。国は妥当かどうか調べた上で、4月中旬にもネクスコに事業許可を出す方針だ。7、8年程度で完成する見込み。
 阪和自動車道御坊―南紀田辺間の4車線化は、自公政権時に計画があったが、政権交代後に凍結された。今回も「湯浅御坊道路を優先する」として見送られた。建設が進む田辺―すさみ間は4車線分の用地を買収しており、国は15年度中に暫定2車線での供用開始を目指している。
 湯浅御坊道路の4車線化について、仁坂吉伸知事は6日午前、「渋滞解消や地域の発展、事故防止などを図る上で、極めて重要な事業化。今後は、御坊―南紀田辺間の早期4車線化も働き掛けていきたい」とコメントした。
 近畿自動車道紀勢線のすさみ―太地間についても、着工前に必要な調査が始まる。

■東海北陸道など4車線化、月内にも着手(ChunichiWeb)
 前田武志国土交通相は6日の閣議後記者会見で、高速道路で暫定的に2車線(片側1車線)で開通している東海北陸道など6区間の4車線化事業を再開すると発表した。総事業費は3420億円。今月中旬にも工事を始める。
 4車線化するのは、岐阜県内の東海北陸道(白鳥―飛騨清見、41キロ)、長野県と新潟県の上信越道(信濃町―上越、38キロ)、千葉県内の館山道(木更津南―富津竹岡、21キロ)などの計179キロ。
 政権交代を果たした民主党が2009年に「コンクリートから人へ」を掲げて大型公共事業を抑制する方針を打ち出し、工事を凍結していたが、渋滞解消や対面通行による事故防止のため再開することにした。
 各高速道路会社が料金収入で事業費を負担し、国費は使わない。高速道路は着手から完成まで10年程度かかるが、対象区間はすでに用地買収が終わっているため、7〜8年程度に早まる見込み。前田氏は「渋滞が発生し経済的損失が大きい。東日本大震災の教訓もある」と説明した。
 高速道路の在り方を検討していた国交省の有識者委員会が昨年12月に公表した中間とりまとめでは、大震災で物資輸送など高速道路の重要性が認識されたとし、国内道路網の整備を優先課題としていた。

12/04/04

■滋賀県、暴風雨被害を発表 台風12号を超える(京都新聞電子版)
 滋賀県は、急速に発達した低気圧の影響による3日の暴風雨とひょうの農業・水産業被害(速報値)を4日発表した。強風の影響が大きく、湖東や湖南、湖北のビニールハウスなど253棟が全半壊・一部破損し、昨年9月の台風12号を超える被害となった。
 農作物関係の被害は、守山市と草津市の麦畑計210ヘクタールを中心に330ヘクタールに及んだ。茎折れが目立ち、中には根元から吹き飛んだ麦もあるという。栗東市のタマネギや東近江市のインゲン豆なども損傷を受けた。
 施設関係では、ビニールハウスをはじめ、農機具倉庫や牛舎などが被害を受けた。東近江市ではビニールハウス4棟が全壊、10棟が半壊、56棟が一部破損した。野菜や稲の苗などを栽培中のビニールハウスもあり、作物の被害額も調べている。
 このほか高島市の琵琶湖で河川から土砂が流れ込み、漁具の「やな」が使用不能の状態になる被害も出た。
 昨年の台風12号による被害(確定値)は農作物関係が2766ヘクタール、施設関係が232棟で、現時点ではビニールハウスへの影響は今回の強風の方が大きくなっている。

■ガソリン7週連続値上がり(ChunichiWeb)
 経済産業省資源エネルギー庁が4日発表したレギュラーガソリンの2日現在の全国平均小売価格は、1リットル当たり前週(3月26日)比70銭高の158円30銭となり、7週連続で上昇した。依然として高値水準だが、上げ幅は2円の値上がりだった前週より縮小した。
 国際的な原油価格の高止まりが影響。調査に当たったみずほ総合研究所は「値上がり傾向に一服感は見られるが、イラン情勢などにはなお注意が必要だ」と話している。
 地域別では38道府県で上昇。値上がり幅が最も大きかったのは滋賀の2円40銭で、福島と山口の2円30銭と続いた。(共同)

■東近江で瞬間最大風速25・9メートル(ChunichiWeb滋賀)
 急速に発達した低気圧の影響を受けた県内は三日、強風や雨の被害が相次いだ。県の午後六時半のまとめでは、強風にあおられるなどして計七人がけがを負った。午後二時半ごろには、最大瞬間風速が東近江市桜川東町で二五・九メートルを観測するなど県内五カ所で四月の記録を更新した。彦根地方気象台は四日も強風に警戒を呼び掛けている。
 県内では、午後二時半すぎ、近江八幡、大津、彦根の三市で停電が起き、約千四百四十世帯に影響が出た。
 近江八幡市では、約千二百世帯が停電。強風に伴う電柱の倒壊が原因で、午後七時現在で、残る十四世帯を残し、ほぼ復旧した。
 大津市松原町で工事現場の足場が倒壊。配電線が断線し、約四十世帯に影響が出た。彦根市清崎町でも停電したが、約五十分後の午後三時三十七分に復旧した。

■ひょうや突風10人けが(asahi.com滋賀)
【女子生徒飛ばされる】
 発達した低気圧の影響で、県内は3日午後、台風並みの暴風雨に見舞われた。ひょうで車のガラスが割れたほか、突風で女子生徒がテントと一緒に飛ばされるなど、県内で約10人がけがをした。
(工事現場の足場倒壊)
 彦根地方気象台によると、大津市で午後2時半に最大瞬間風速25.4メートルを記録。彦根市でも同2時44分に同24.1メートルを記録した。各地でひょうが降り、
彦根市では直径2センチが観測された。守山市では停車中の車のガラスにひょうが当たり、運転席の男性が割れたガラスで顔を切るけがをした。
 守山市の県立守山北高校グラウンドでは、サッカーの練習試合を観戦していた大阪府高槻市の高校3年の女子生徒(17)が、突風で舞い上がったテントに巻き込まれた。生徒は救急車で病院に運ばれ、足などに軽いけが。守山署によると、生徒は別の高校のサッカー部のマネジャーで、約2メートルの高さから地面に落ちたという。
 大津市のJR石山駅前では、工事中のビルの足場が強風にあおられて崩れ、電線に倒れかかった。同市内のショッピングセンターでは、従業員が強風で足を滑らせて転び、けがをした。
 近江八幡市では、工事現場の2階建てプレハブ事務所が突風で倒れ、2階にいた会社員の男性(32)が左腕を骨折。同市小田町の市道では、トラックが強風で約1メートル下の排水路に転落し、運転していた男性(21)が軽いけが。同市牧町の湖岸道路でもトラックが横転した。
(伝統建築も被害)
 県北部でも被害が相次いだ。彦根市岡町で自転車の女性(35)が風にあおられて車と接触し、軽傷を負った。彦根城そばにある米国出身の建築家ヴォーリズが設計した滋賀大学旧外国人教師宿舎も損傷。同市教委によると、大正13(1924)年建築の建物2棟のうち北棟の屋根が強風でめくれあがって地面に落ちたという。
 豊郷町安食西の阿自岐(あ・じ・き)神社では、石でできた鳥居の最上部の先端部分が崩れ、約8メートル下の県道に落ちた。けが人はいなかった。
 列車のダイヤも乱れた。JR琵琶湖線では午後2時半ごろ、野洲市の野洲川に架かる橋の風速計が規制値に達し、安土―草津駅間で約30分間運転を見合わせた。また、JR湖西線では午後8時ごろから近江今津―近江塩津駅間で運転を見合わせた。関西電力によると、県内で電柱約15本が倒れるなど、彦根、近江八幡、大津3市で約1440世帯が停電した。

■東近江で風速25.9メートル(YomiuriOnLine滋賀)
 急速に発達した低気圧の接近に伴い、県内でも3日午後、大雨と強風で天候が荒れ、湖岸沿いでトラックが横転したり、部活動中の女子高生が飛ばされたりして負傷者が続出。交通機関には乱れが生じ、停電も相次いだ。彦根地方気象台によると、最大瞬間風速は東近江市で25・9メートル、大津市でも25・4メートルと4月の観測史上最大を記録し、彦根市でも24・1メートル。1時間雨量は大津市で4月の観測史上最高となる35ミリ(午後3時31分)を記録、近江八幡市でも23・5ミリ(同3時40分)の豪雨となった。
負傷者
 県立守山北高グラウンドでは午後2時30分頃、試合で来ていた大阪府立高サッカー部のマネジャーの3年女子生徒(17)が突風で飛ばされ、約2メートルの高さから落下、左脚に軽い打撲傷を負った。女子生徒はテント(幅3メートル、奥行き2・4メートル、高さ2・2メートル)の下で観戦しており、試合が中止となった直後にテントと一緒に飛ばされたという。
 近江八幡市小田町の市道では同2時40分頃、走行中のトラックが強風にあおられて道路脇の排水路に落ち、男性運転手(21)が顔などに軽い切り傷。同じ頃、北東約300メートルの同市牧町の県道で、別のトラックが横転、男性(33)が胸や肩などに軽い打撲傷を負った。
 同市島町の工事現場では同3時頃、プレハブの事務所(2階建て)が横倒しになり、男性作業員(32)が左腕骨折の重傷を負った。
建物被害
 彦根市では同4時20分頃、米国人建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計した旧彦根高等商業学校(現・滋賀大経済学部)の外国人教師宿舎(2棟)の1棟の屋根が全て、風で吹き飛ばされて落ちた。建物は現在、利用されておらず、けが人はなかった。
 同2時35分頃には豊郷町安食西の阿自岐(あじき)神社で、鳥居(石製、高さ約8メートル)最上部の横組みの石(直径0・5メートル、長さ2メートル)が、そばの県道上に落下し、砕けているのが見つかった。けが人はなかった。
その他
 JR東海道線で同2時30分頃、野洲川の鉄橋の風速計が規制値に達し、安土―草津駅間で運転を一時見合わせるなどした。湖西線でもダイヤが乱れた。
 大津市晴嵐(せいらん)で同2時45分頃、5階建てビルの工事用足場(高さ約15メートル)が突風で倒れて電線に接触し、約40戸が一時停電。電柱倒壊や高圧配電線の断線などで近江八幡、彦根両市でも計約1400戸が停電した。

12/04/03

■低気圧:列島大荒れ 風速28メートル、局地的大雨も(毎日jp)
 気象庁は3日、低気圧が日本海で急速に発達し、3日から4日にかけて全国的に強い風が吹き、海上が大しけになる、と発表した。暴風や高波への警戒を呼びかけている。
 4日にかけて予想される最大風速は、西日本の陸上=23メートル、海上=25メートル▽東日本の陸上=28メートル、海上=30メートル▽北日本の陸上=25メートル、海上=30メートル。また、予想される波の高さは、西日本の日本海側=7メートル、太平洋側=6メートル▽東日本の日本海側(北陸地方)=10メートル、太平洋側=7メートル▽北日本の日本海側=10メートル、太平洋側=8メートル。
 また、3日は低気圧や前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定で、西日本から北日本の太平洋側を中心に雷を伴った激しい雨が降り、局地的には非常に激しく降るおそれがあるという。

12/04/02

■「台風」並み暴風に厳戒を=3〜4日、最大風速25メートル−気象庁(jiji.com)
 気象庁は2日、低気圧が日本海で急速に発達するため、西日本から北日本(北海道・東北)では3日から4日にかけ、台風並みの暴風や大しけ、大雨になるとして、厳重な警戒を呼び掛けた。竜巻や落雷の恐れもあり、同庁は交通機関への影響にも注意するよう呼び掛けている。
 低気圧は寒気と暖気が混じり合って急速に発達するが、日本海では極めて珍しい現象という。
 気象庁によると、低気圧が3日、朝鮮半島を北東に進む一方、寒冷前線は西日本や北日本を通過する。低気圧は4日には北日本を通過するため、強い冬型の気圧配置に覆われる。
 西日本から北日本で3日に予想される最大風速は、陸上で18〜25メートル、海上で20〜28メートルで、波の高さは6〜8メートルの見込み。4日は、日本海側では波の高さが9メートル超の猛烈なしけとなるほか、北日本では暴風雪となる地域もある。
 関東地方では3日、帰宅時間帯の夕方から夜にかけ暴風はピークになり、東京23区でも最大風速が25メートルになる見通し。気象庁は「歩行者は転倒の恐れがあり、不要の外出は控えてほしい」としている。

■3日、関東で最大風速25mか…広い範囲で暴風(YomiuriOnLine)
 気象庁によると、3日は低気圧が日本海で急速に発達するため、西日本から北日本にかけて広い範囲で非常に強い風が吹き、海上は大しけとなるという。
 波の高さは6〜8メートルの見込み。同庁は暴風や高波への警戒を呼びかけている。
 西日本から北日本で予想される最大風速は、陸上で18〜25メートル、海上で20〜28メートル。関東地方の陸上でも25メートルが予想されている。

■春の嵐:3日の天気は大荒れ、20メートルの暴風も(毎日jp)
 気象庁によると3日は、急速に発達する低気圧の影響で、西日本から北日本にかけて沿岸と海上を中心に非常に強い風と、雷を伴った激しい雨が予想される。ところによっては風速20メートルを超えるといい、同庁は警戒を呼びかけている。
 3日は低気圧が日本海で急速に発達し、寒冷前線が西日本から北日本を通過する見込み。4日は、この低気圧が北日本を通過し、強い冬型の気圧配置となるという。
 このため西日本から北日本にかけての広い範囲で風が強まり、陸上では20メートルを超える非常に強い風が吹く見込み。海上では波の高さが6メートルを超える大しけとなるという。
 また低気圧や前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定となる。このため、西日本から北日本の太平洋側を中心に雷を伴った激しい雨が降り、局地的には非常に激しく降る所があるという【毎日jp編集部】

12/04/01

■新名神高速2区間、凍結解除へ(ChunichiWeb滋)
 前田武志国土交通相は1日、新名神高速道路大津(滋賀県)―城陽(京都府)、八幡(同)―高槻(大阪府)の建設凍結を解除する方針を表明した。月内にも整備計画の変更など着工手続きに入る。京都府京田辺市の会合で3府県知事に伝えた。
 これにより新名神は、三重県四日市市と神戸市を結ぶ全ルートが開通か事業中となる。2区間は計35・8キロで事業費が計約6800億円。日本道路公団から業務を引き継いだ西日本高速道路会社がすべて負担し、税金は投入しない。
 2区間は、無駄な道路は造らないことを前提とした道路公団民営化に伴って凍結された。(共同)

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