琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2009/04)

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09/04/30

■大型連休スタート 大津SAにぎわう(asahi.com滋賀)
 大型連休が始まった29日、名神高速道路大津サービスエリア(SA)では、旅行や帰省の利用客でにぎわった。通行料金の大幅値下げによって利用者が増えたが、大きな渋滞は見られず、スムーズな連休スタートになった。
 自動料金収受システム(ETC)の搭載車は土日祝日、東京、大阪近郊の都市部を除いて料金が千円になった。大津SAは渋滞のピークを5月2日と予想し、下り線で子供用の携帯トイレを千個用意するという。
 大津SAは正午前、下り線の駐車場が一時満車になった。広島県大竹市から新潟県妙高市に家族3人で帰省中の会社員堀川圭一さん(42)は「最近ETCを購入した。これまでは電車で往復5万円以上かかっていた。今回は安くなってうれしいです」と話した。

■高速御坊田辺間4車線化決定(南紀州新聞ネット版)
 27日に開いた第4回国土開発幹線自動車道建設会議(国幹審)で、近畿自動車道紀勢線御坊〜南紀田辺間(27・3キロ)4車線化が決定し、事業費750億円が採択された。4車線化に伴う用地買収はすでに終えており、国会で審議中の今年度補正予算案が成立すれば年内に着工し、早ければ3〜5年程度で供用開始できる見通し。湯浅〜御坊間約19キロの早期4車線化にも弾みがつくとみられ、地元関係者は「朗報だ」と一様に喜んでいる。二階俊博経産相から連絡があった。
 国が追加経済対策で高速道路などインフラ整備に2・6兆円を投入する方針を示したのを受け、仁坂吉伸知事や沿線の地元町長らが今月8日と9日に上京し、二階経産相ら県選出国会議員をはじめ、与党や国土交通省幹部らに事業化を要望。同区間は交通量が多く、1日平均1万800台が通行し、渋滞や事故が多発。企業立地や物流支援、生活環境改善、医療アクセス向上なども期待されることから国幹審で4車線化する整備計画の変更を決定した。
 御坊田辺間は暫定2車線で暫定供用し、用地は4車線分を買収済み。4車線化に必要な追加事業費750億円は審議中の今年度補正予算案に全額、盛り込まれており、成立すれば即事業化できる。二階経産相は「県民悲願の高速道路紀南延長の一環として4車線化は地元として久しく期待していただけに大きな一歩だ。これから具体的に予算化して実行に移していきたい」と話した。県などは3年程度での完成を求めているが、施工の技術的な問題もあり、早くても5年程度かかりそう。
 日高地方にとっては湯浅〜御坊間の早期4車線化も重点課題。現在、県が4車線化に伴う都市計画決定の手続き中であることや用地買収が未着手などから今回の追加経済対策では用地買収を終えている御坊〜田辺間を優先した。湯浅〜御坊間は海南〜吉備間9・8キロの4車線化(24年度完成見込み)に続いて着工される見通しで、スケジュール的には22年度に都市計画決定し、23年度で地元説明、路線測量、予備設計、設計協議、幅杭、詳細設計。24年度で用地測量、用地買収を進め、25年度中の着工をめざしている。

09/04/29

■ブラックバス退治は卵を狙え 県内初、人工産卵床で駆除(Chunichi Web愛知)
 豊田市自然観察の森(同市京ケ峰)は名城大と協力して、ため池に人工産卵床を設置し、在来種を捕食して生態系に大きな影響を及ぼすブラックバス(オオクチバス)など特定外来生物の駆除に取り組んでいる。県内初の試みとして、バスが小石などに卵を産む習性を利用し、卵の段階で駆除することで増殖を防ぐ。
 バスの駆除法は、刺し網や投網などで捕獲したり、池の水を抜いて駆除する方法などがある。しかし、川とため池が用水路でつながっている場合は、水を抜いて駆除しても、川からバスが流入する可能性があり、人工産卵床による駆除が有用で、宮城県の伊豆沼などでも実施されている。
 産卵床は縦30センチ、横45センチ、深さ8センチのかごに小石などが敷き詰められている。森に5つあるため池のうち、矢作川と用水路でつながっている3ヘクタールのため池に40個を産卵期に当たる4月から設置。名城大の学生が週2回、産卵床を点検。21日には4カ所で計4万7000個の卵を確認、駆除した。
 森では昨年から産卵床を設置しているが、産卵を確認できたのは今回が初めて。産卵床は6月下旬まで設置、産卵が確認できれば、駆除するという。
 森の大畑孝二所長は「手法が県内のほかのため池にも広がってくれれば」と期待する。
 名城大の谷口義則准教授は「1つの方法だけでは完全な駆除はできず、何種類かの駆除法を組み合わせる必要がある。長い期間で、在来種を復元していくべきだ」と指摘する。(杉山直之)

■県内行楽地「平年並み」 県警の連休人出渋滞予想(Chunichi Web滋賀)
 県警地域課と交通規制課はゴールデンウイーク期間中の人出と交通渋滞予想を発表した。
 期間中の人出状況は、ほぼ平年並みと予想。県内行楽地における人出は約50万人で、多いのは▽黒壁スクエア(長浜市)▽彦根城周辺(彦根市)▽ブルーメの丘(日野町)としている。
 交通渋滞は、名神高速上り線・大津−茨木インターチェンジ(IC)間で5月2日午前9時に25キロ、3日午前10時に20キロと予想。京滋バイパス上り線・瀬田東−久御山IC間でも2日午前9時に20キロと予想している。
 交通渋滞の情報は日本道路交通情報センター・大津センター=電077(522)1141=で提供している。(曽布川剛)

09/04/28

■第八回「琵琶湖外来魚駆除の日」(EICネット)
こんにちは、いつもお世話になっております。琵琶湖を戻す会です。
4月26日の琵琶湖駆除大会はは荒天の為、琵琶湖を戻す会活動開始10年目にして初の開催中止という結果になってしまいました。悪天候の中、会場まで足をお運びいただいた皆さんには大変申し訳ないことをいたしました。
さて気を取り直して第八回琵琶湖外来魚駆除の日のご案内です。
琵琶湖の現状や外来魚問題を一人でも多くの方々に知っていただきたいとの願いから、毎年5月最終日曜日を「琵琶湖外来魚駆除の日」として琵琶湖や外来魚に関する様々なイベントを実施しています。今年も多くの方々にご参加していただけるよう色々なイベントを準備しました。ご自身に合ったイベントを見つけて、どうぞお気軽にご参加下さい。
開催日:2009年5月31日(日) ・・・ 雨天決行
時間:10:00〜16:00   駐車場の開門は8:30
※随時参加・随時解散といたします
会場:草津市烏丸半島多目的広場 (琵琶湖博物館駐車場奥にある芝生の広場)
交通:JR草津駅西口より近江鉄道バス「烏丸半島」行きで「琵琶湖博物館前」下車
駐車場 : 琵琶湖博物館駐車場 料金:550円/1日 ※博物館の入場券があれば無料
参加費:大人200円,子供100円(保険料等の実費)
主催:琵琶湖を戻す会
協賛:未定
プログラム:◆ プログラムは現時点での予定で、予告無く変更する場合があります。 ◆
★魚釣りを楽しもう! : 10:00〜16:00
外来魚駆除釣り大会 琵琶湖岸で実際に釣りをして琵琶湖の現状を知っていただきます。
貸し竿も準備しておりますし、エサや仕掛けは無料で提供いたします。
★琵琶湖の魚を味わおう! : 11:30〜12:30
琵琶湖の幸の試食会 「外来魚が食い荒らしている琵琶湖の幸はこんなに美味しいものだ」
ということを実感していただきます。もちろん無料です!
毎年あっという間に無くなってしまいますのでお早めに!
協力:守山湖岸振興会(予定)
★みんで地引き網を引こう! : 12:30〜13:30
地引き網体験 皆さんの手で地引き網を引いていただきます。
網を引くために皆さんの協力が必要です!
協力:滋賀県漁業協同組合連合青年会(予定)
★魚の解剖に挑戦してみよう! : 13:30〜14:30   受付は13:30で締め切ります
外来魚生態観察 皆さん自身の手で釣った外来魚を解剖していただき、外来魚が何を食べているかなどを観察していただける毎年大好評のイベントです。
※保護者同伴であればお子様の参加も可能です。
協力:滋賀県水産試験場(予定)
★魚を見比べてみよう! : 10:00〜15:30
淡水魚比較展示 琵琶湖に生息する生きた外来魚と在来魚を比較展示します。
生まれたばかりのブラックバスの稚魚の大群も展示します。
特典 : ★先着200名に参加記念品をお配りします。
当イベントは、参加資格や事前申し込みの必要など一切ありません。個人での参加や飛び入り参加も大歓迎いたします。会場は足場もよくトイレもありますので、ご家族・ご友人をお誘い合わせの上、大勢でのご参加をお待ちしております。
※なお団体でご参加いただける場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/anniversary/2009/anniversary09a.html
琵琶湖を戻す会は農林水産省及び環境省より特定外来生物防除認定を受けています。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/prevention/prevention.html

■漂流:海洋観測用ブイ 県が注意促す(毎日jp静岡)
 県水産振興室は27日、天竜川河口沖28キロに設置された海洋観測用ブイ「しずおかマリンロボ・2号ブイ」が漂流していると発表した。26日午後10時ごろ、流出を感知したブイが自ら緊急信号を出したため漂流したと分かった。重りとつなぐワイヤが高波で切れたとみられる。県は海上保安庁や漁協に連絡し、注意を促している。
 ブイは直径8メートルで、海上に7メートル突き出している。漂流した当時の風速は秒速約19メートルと強く、うねりも高かったという。【竹地広憲】

■45トンのブイ、遠州灘を漂流中(Yomiuri On Line)
 静岡県水産振興室は27日、遠州灘の天竜川沖28キロに県が敷設した多機能ブイ「しずおかマリンロボ・2号ブイ」が漂流し始めたと発表した。
 何らかの原因で係留部分が破損したためとみられ、27日正午現在、敷設位置から約4キロ南南西の海上を漂っている。27日は海が荒れて回収のための県の調査船などが出動できず、県は付近を航行する船舶に注意を呼びかけている。
 ブイは直径8メートル、海面からの高さ7メートルの円形で、重量は45トン。発光による集魚機能と水温などの海洋観測機能を併せ持っており、県沖に4基設置されているうちの一つ。2000年3月に2億4000万円の費用で設置された。
 ブイは海底のおもりと、ワイヤケーブルとチェーンによる係留部によってつながれていた。ブイは全地球測位システム(GPS)機能を備え、現在の位置を確認できるようになっているほか、灯火やレーダー反射板もあり、夜間でも肉眼で確認できるという。

■GWの高速道PA、男性トイレを女性用に 西日本高速(asahi.com)
 西日本高速道路は27日、ゴールデンウイーク後半にパーキングエリア(PA)などでトイレが混雑すると予想されることを受け、男性用のトイレを女性用に転用するなどの対策を発表した。車内で使える携帯トイレも配る。5月2日から実施するという。
 例年トイレの混雑が激しい草津、龍野西など上下線計10カ所のPAなどで、状況にあわせて男性トイレの入り口に間仕切りを設け、半分を臨時の女性トイレとして使う。初の試みで、たとえば草津PAでは52ある女性トイレの個室が58に増やせるという。
 今年、とくに混雑しそうなのは5月2日。同社管内では中国自動車道や名神高速下り線で、渋滞が予測されている。子どもなどがトイレを我慢できなくなる可能性があるため、大津サービスエリア、草津PA、桂川PAの3カ所で携帯トイレを約1千個ずつ配る。
 仮設トイレは昨年の2.5倍にあたる190基を設ける予定で、すでに設置が始まっている。

09/04/26

■高波受けてボート沈没、バス釣りの3人救助…琵琶湖(Yomiuri On Line)
 26日午前9時20分頃、滋賀県近江八幡市沖島町(沖島)の沖約350メートルの琵琶湖で、徳島県東みよし町の会社員男性(27)ら3人が乗ったバス釣り用ボートが強風による高波を受けて浸水し、沈み始めた。
 目撃していた島の住民が地元の消防団に連絡。約30分後、団の消防艇が、ボートのへさきにつかまっていた3人を助け上げた。
 県警近江八幡署の発表では、3人は、同日午前5時半頃、大津市内の貸船会社でボートを借りて釣りに出た。琵琶湖では、25日早朝から強風注意報を発令中で、同署は3人に厳重注意した。

■GW:高速道路渋滞予測 2日の名神、上りで34キロ(毎日jp滋賀)
◇ETC割引、県内では影響少なそう
 中日本、西日本高速道路会社はゴールデンウイーク期間中(5月6日まで)の県内の高速道路の渋滞予測をまとめた。名神高速道路上り(東京方面行き)では、5月2日に最長34キロに、京滋バイパス上り(滋賀方面行き)でも同日、最長27キロに達する見込み。
 3月28日から始まったETC利用で土日祝日の一般区間での普通車の利用料が上限1000円となる割引の影響で、全国的には渋滞個所や長さが増える見込みだが、県内では比較的影響は小さいとの予測をしている。ただ、例年と比べ渋滞個所が変わる可能性もあるという。両社はホームページに渋滞予測カレンダーを掲載しており、ドライブ前の事前チェックを勧めている。【後藤由耶】
◆渋滞予測は次の通り
◇名神高速
【上り】2日=大津インターチェンジ(IC)−茨木IC・34キロ(午前5時〜午後5時)▽3日=大津IC−茨木IC・27キロ(午前6時〜午後3時)▽5日=瀬田東IC−京都南IC・14キロ(午後2時〜9時)
【下り】3日=京都東IC−栗東IC・14キロ(午前8時〜午後3時)▽3日=大津IC−栗東IC・14キロ(午後5時〜8時)▽4日=京都東IC−栗東IC・14キロ(午前9時〜午後2時)▽5日=栗東IC−八日市IC・14キロ(午後2時〜午前1時)▽5日=八日市IC−米原ジャンクション(JCT)・15キロ(午後3時〜9時)
◇北陸自動車道
【上り】5日=米原JCT−木之本IC・10キロ(午後6時〜9時)
◇京滋バイパス
【上り】2日=瀬田東IC−大山崎JCT・27キロ(午前6時〜午後3時)▽3日=瀬田東IC−宇治東IC・14キロ(午前6時〜午後2時)▽4日=瀬田東IC−宇治東IC・14キロ(午前8時〜午後1時)

■GW:県内行楽地の人出予想 平年並みの51万人(毎日jp滋賀)
 県警地域課はこのほど、今年のゴールデンウイーク(25日〜5月6日)の県内の主な行楽地への人出について、平年並みの約51万人に上るとの予想を発表した。特に混雑が予想されるのは、黒壁スクエア(長浜市)13万人▽彦根城周辺(彦根市)8・5万人▽ブルーメの丘(日野町)5・3万人−−などとなっている。
◇祭りなど22万人
 また、県内の祭りなどへの人出は約22万人と予想。「草津宿場まつり」に7万人、「日野祭」に3万5000人の家族連れなどが集中するという。【後藤直義】

■外来魚駆除で産卵床設置 武雄高科学部など(佐賀新聞ひびのニュース)
 近年、オオクチバスやブルーギルといった外来魚が流入する武雄市の武雄温泉保養村にある池の内湖で25日、駆除を目的とした産卵床が設置された。外来魚増加を卵の段階で食い止め、生態系の保全につなげる。
 産卵床設置は、武雄温泉保養村の環境を考える会と武雄高科学部の生徒たちが昨年から行っている。砂利を敷き詰めた育苗箱の三方をプラスチック製のカバーで囲み、外来魚に産卵させた後、引き上げて卵を廃棄する。1万個ほどの卵が確認された産卵床もあったという。
 この日は、同会メンバーや生徒ら約20人が参加。今回は従来方式の産卵床に加え、四方をカバーで囲んだものと、砂利の代わりに砂を敷き詰めた3種類、合わせて54個を準備。部員らはボートに乗り、水深1メートルほどの場所に設置していた。
 産卵床は2カ月ほど設置。1週間に2度ほど引き上げながら、産卵状況や水温との関連などについて調べる。同部の岸川将太部長(3年)は「しっかりと分析し、生態系保全と在来種保護につなげたい」と話した。

09/04/25

■25、26日は広範囲で大荒れに 気象庁が注意呼びかけ(asahi.com)
 ゴールデンウイーク初日の25日は西日本、東日本の太平洋側を中心に激しい雨が降り、荒れ模様の天気になっている。気象庁は、26日にはさらに雨の範囲が広がり海上は大しけになるとして、注意を呼びかけている。
 気象庁は、25日午前11時半現在、東京23区に強風波浪注意報、千葉県、神奈川県などに大雨注意報を出している。
 気象庁によると、低気圧が九州の西から東に進んでおり、25日夜に関東地方沿岸部を通って26日朝には三陸沖に達する見込み。26日は西日本から北日本の広い範囲で強風が吹く可能性があり、警戒を呼びかけている。

09/04/24

■県、銃器駆除を再開(asahi.com滋賀)
【カワウ最多の7万4千羽に倍増/伊崎半島や竹生島3万羽計画】
 県は、昨年度中止した琵琶湖のアユを食い荒らすカワウの銃器駆除を、今年度から再開した。昨秋、生息数が調査開始以来、最多の7万4千羽に上ったためだ。23日には2大営巣地の一つ、近江八幡市の伊崎半島で散弾銃による駆除を始めた。もう一つの営巣地、長浜市の竹生島でも駆除が進む。
 午前6時ごろから、県猟友会所属の猟師ら12人が伊崎半島の国有林に入った。カワウのフンで枝や草が真っ白な林の中で、猟師らは散弾銃を放つ。轟音(ごうおん)に驚き飛び立つカワウが近づいて来るところを狙い、撃ち落とした。3時間余りで約300羽を駆除した。
 県によると、銃器駆除は県内最大の営巣地、竹生島を中心に04〜07年度に集中的に実施し、年間1万2千〜1万7千羽を駆除した。しかし、この間の生息数が大きく変わらず「効果が薄い」として、財政難だったこともあり昨年度、いったん中止していた。
 ところが、駆除をやめたとたん、カワウは大繁殖した。昨春の3万7千羽から、秋には7万4千羽に倍増。漁業被害は、昨春の生息数から推計して年間21億円。秋に倍増していることから、さらに膨らんでいるとみられる。
 県自然環境保全課によると、昨年は台風が来なかったことや餌のアユが豊富だったこと、駆除が中止されて立ち入る人が減ったことなどが、急増の原因とみている。
 琵琶湖をカワウの「楽園」にしないため、県は7月半ばまでに過去最多の3万羽を駆除する計画だ。将来的には4千羽まで減らすことを目指す。

■週末の天気、大荒れの恐れ 大雨、強風に警戒を(Chunichi Web滋賀)
 気象庁は24日、西・東日本の太平洋側を中心に25日は非常に激しい雨の降る所があり、26日は全国的に風が非常に強く吹く恐れがあるとして警戒を呼び掛けた。
 西日本では25日未明から、東日本では25日昼前から太平洋側を中心に雨が強まり、雷を伴って1時間に50ミリ前後の非常に激しい雨が降る恐れがある。25日夕方までの24時間予想雨量はいずれも多い所で、九州南部250ミリ、四国太平洋側、近畿南部、東海200ミリ、九州北部、関東甲信120ミリ。
 西・東日本では、太平洋側を中心に25日昼ごろから風が強まる。26日までに予想される最大風速は、北海道・東北陸上18−20メートル、海上20−25メートル、東日本陸上15−18メートル、海上18−20メートル、西日本陸上15−18メートル、海上18−23メートル。(共同)

■交流研究会:ヨシを有効活用へ−−27日に大津・記恩寺で(毎日jp滋賀)
 琵琶湖の生態系をはぐくむヨシを有効に活用しようと、淡海環境保全財団は27日、大津市中庄1の記恩寺で「ヨシ産業交流研究会」を開く。ヨシを使った製品の可能性などについて意見交換をし、琵琶湖のヨシ産業を盛り上げるのが狙い。
 ヨシ原は冬に刈り取ることで守られる。以前は、刈り取ったヨシを使ったすだれなどのヨシ製品の生産が県内で盛んだったが、昨今は、安い輸入ヨシに押されて低迷している。このため、商業目的の刈り取りが減り、ボランティアらが各地でヨシ刈りを行ってきた。研究会はヨシ産業を再興させることで広範囲での刈り取りを実現し、琵琶湖のヨシ群落を維持することを目指している。
 午後2時から。有識者の助言や参加者間での意見交換会がある。問い合わせは同財団(077・524・7168)。【後藤由耶】

■カワウ:魚や樹木に被害、県が3万羽捕獲作戦 駆除中止で昨年7万5000羽(毎日jp滋賀)
◇委託の県猟友会が2カ所で
 生息数が増え樹木を枯らせたり水産資源に被害を出している琵琶湖の水鳥・カワウを減らそうと、県は23日からカワウの営巣地の一つ、近江八幡市の伊崎半島で銃器による捕獲作戦を始めた。既に県内最大の営巣地、長浜市の竹生島でも13日に始めたが、県は2カ所の営巣地で今年度に3万羽を捕獲する作戦を立てている。【斎藤和夫】
 伊崎半島には、県が昨年秋に行った生息調査で1万6000羽以上のカワウが生息していることが分かっている。この日は、県から委託された県猟友会のメンバー12人が午前6時からカワウの営巣地に入り、散弾銃を使って駆除に乗り出した。カワウは今が繁殖期で、生息地の木の上には至るところに巣を作り、ひなを育てている。
 猟友会メンバーが、ひなを育てている巣や巣に戻ろうとする親鳥目がけて銃を発射すると、何羽かには命中するが、大半は一斉に巣を離れて射程圏外に逃げ、上空を旋回していた。銃声が続いている間は上空に滞留し、途絶えると、舞い戻るという繰り返しだったが、ハンター10人で約300羽を射止めた。
 県は、同半島で7月16日までに11日間、捕獲作戦を行い、約1万5000羽を駆除する計画だ。しかし、23日に参加した猟友会メンバーらは「カワウは賢く、銃を持って山に入ると逃げ、射撃を止めると戻り、まるでバカにされているよう」と困っていた。
 県内のカワウの生息数はここ数年、3万5000〜4万羽だったが、銃器駆除をやめた昨年は約7万5000羽に倍増した。県は、銃器駆除をやめたのとえさになるアユが豊富だったのが原因とみている。
 これらのカワウは琵琶湖での年間漁獲高を上回る魚を捕食するほか、営巣で枝を折ったりフンで立木を枯らせるなどの被害を出すため、県は今年こそ生息数を激減させようとしているが、十分な成果が出るかどうかは微妙な気配だ。

■セタ423(シジミ)復活願い祭り(asahi.com滋賀)
「423(しじみ)」の語呂合わせで、「シジミの日」とされる23日、瀬田川一帯で琵琶湖特産セタシジミの復活を願う「セタシジミ祭」があった。地元の漁師らがシジミかきを実演したり、市民が船からセタシジミを放流したりした=写真。セタシジミはヤマトシジミより厚みがあり、美味とされる。しかし、ダム建設で琵琶湖に流入する河川からの良質な砂が減ったことなどで、水揚げが激減している。

■シジミの稚貝放流「大きく育て」 瀬田川などで多彩にイベント(京都新聞電子版)
 瀬田川・琵琶湖のシジミをPRする「第24回セタシジミ祭」が23日、大津市の瀬田川などであった。約70人がシジミを放流したり、料理を味わって、郷土の恵みに触れた。
 絶滅の危機にあったセタシジミ復活の機運を盛り上げようと1986年に4月23日を「シジミの日」と定め、瀬田町、湖南、勢多川の3漁業協同組合などでつくる実行委が毎年行っている。
 瀬田唐橋東詰から船に乗って出航した参加者は琵琶湖漕艇場沖でシジミを採る様子を見学し、稚貝約60キロを船のデッキから川へと放流した。
 参加した同市大江2丁目の萩原さなえさん(85)は「シジミが大きく育ってほしい」と話していた。
 このあと、参加者は船で瀬田川を下り、同市のウォーターステーション琵琶などでシジミ料理講習や環境についての講演を楽しんだ。

■アユモドキの保護と増殖へ保全協 亀岡市や府、住民グループが設立(京都新聞電子版)
 国の天然記念物・アユモドキの保護や増殖策を検討する「亀岡市保津地域アユモドキ保全協議会」の設立総会が23日、亀岡市役所であった。市民に参加を呼び掛けて外来魚駆除大会を催すなど、国の財政支援を受けて野生生物と共存できる環境づくりを進めることを決めた。
 希少種保護活動などに事業費の一部を支援している環境省は4月、同市のアユモドキ生息環境保全事業を本年度の支援対象に選んだ。協議会は、府や市、農漁業団体、住民グループなど13団体と有識者3人で構成。支援金を活用してアユモドキを含む地域固有の動植物がすみやすい自然環境整備を目指す。
 設立総会では、会長に保津町の古谷弘志自治会長を選んだ後、密漁パトロールの強化や外来魚駆除大会の開催、アユモドキの生息地・岡山市の保護団体との情報交換などを盛り込んだ本年度の事業計画などを承認した。
 駆除大会は、生息域の上流にあるため池などで市民に外来魚を釣り上げてもらう予定で、7−8月に2回の開催を計画している。

09/04/23

■ニゴロブナは水田で早く成長 琵琶湖博物館など研究発表(京都新聞電子版)
 滋賀県立琵琶湖博物館と県内の魚類研究者が23日、水田で育てたニゴロブナが、琵琶湖のヨシ帯などで育ったときより成長が早い、との研究成果を発表した。研究者は「ニゴロブナの生育環境としての水田の重要性が科学的に裏付けされた」と話している。
 同博物館の研究プロジェクトの一環で、多賀町立博物館の金尾滋史学芸員(魚類生態学)らが、彦根市と守山市の水田で2003年と06年に研究。水田で産卵させたり、生後すぐの稚魚を放して体長を測定した。
 研究結果では、ヨシ帯や人工飼育で育った稚魚と比べ体長が生後20日目で5−10ミリ程度大きくなった。また、生後30−40日で田の水をいったん抜く「中干し」の際、稚魚の生存率が90%と高い水田もあった。
 一方で、生後30日を過ぎても水田にいたままだと成長が鈍化するほか、一定面積で稚魚の数を増やすと生存率が下がる傾向も現れたという。
 水田での成長が早い理由について金尾学芸員は、えさとなるプランクトンがヨシ帯に比べて多く発生することを挙げている。金尾学芸員は「最適な稚魚の数や中干しの時期などを計算すれば、ニゴロブナを増やす環境として水田を有効利用できるのでは」と話す。
 滋賀県は01年度から、琵琶湖岸の水田で在来魚が琵琶湖からさかのぼれる環境を再生する「魚のゆりかご水田プロジェクト」を進めている。

■渚滑川は「釣ったら放す」 滝上町、全国初の条例施行(北海道新聞ネット版)
【滝上】網走管内滝上町は本年度から、全国で初めてとなる「魚族保護のためのキャッチアンドリリース条例」を施行した。罰則規定はないが、釣りシーズンとなる六月上旬から同町内を流れる渚滑川の流域約三十キロに専門の監視員一人を置き、「釣ったら放す」というルールとマナーの徹底を図る。
 同町は一九九五年、渚滑川の中流域八キロを全国初のキャッチ・アンド・リリース区間に設定。九七年には区間を延長して全長二十四キロとした。全国的に注目を集め、ニジマスを放流するとともに生育環境の保護に努めてきた。
 しかし一部の釣り人が大量に魚を持ち帰るなどマナー違反も見られ、資源保護の観点から、町の姿勢をより明確に示すために条例化に踏み切った。
 対象区間は同町内の開明橋から滝西堰堤(せきてい)までの渚滑川流域約三十キロ。キャッチ・アンド・リリースの協力を呼びかけるほか、釣りの期間を五−十一月末と設定、シングルフック(釣り針)の使用などを明記した。いずれも罰則規定はなく、協力のお願いだが、監視員は違反行為の中止を勧告できる。
 条例は三月の町議会定例会で可決され、四月一日に施行。道内外から三千−五千人の釣り客が訪れる釣りシーズンの幕開けを待って、本格実施となる。長屋栄一町長は「全国初の取り組みで、自治体を挙げて釣りに力を入れていることがアピールできる」と話す。

■釣り大会:外来魚駆除、イタセンパラを救え!−−来月10日、大阪・旭区(毎日jp大阪)
 環境省が絶滅危惧(きぐ)種に指定した淡水魚、イタセンパラの主な生息地である淀川左岸河川敷・城北わんど群付近(大阪市旭区)で5月10日、外来魚駆除を目的にした釣り大会が開かれる。
 イタセンパラは外来魚による捕食などが原因で急減し、淀川では昨年まで3年連続で稚魚が未確認という。主催する民間団体「琵琶湖を戻す会」(高田昌彦代表)は「待ったなしの緊急事態。1匹でも多く外来魚を駆除しなければ復活はあり得ない」と協力を呼びかけている。
 大会は毎年、外来魚の産卵前の5月ごろに開いており、今回が4回目。午前10時〜午後3時で、旭区・菅原城北大橋下で参加を受け付ける。参加無料、釣り道具は原則各自で持参のこと。釣った外来魚は胃の内容物や個体の大きさなどのデータ採取のため、府水生生物センター(寝屋川市)が引き取る。問い合わせは高田代表(090・8527・3752)。【武井澄人】

■航海学習スタート 「うみのこ」出航式(京都新聞電子版)
 琵琶湖の学習船「うみのこ」の本年度初めての出航式が22日、大津市の琵琶湖大橋港であった。同市の和邇小と木戸小の児童165人を乗せて出航し、航海学習が始まった。
 式ではびわ湖フローティングスクールの寺村義伸所長(55)が「琵琶湖は人間だけでなくさまざまな生物を支えてくれていることを感じてもらえれば」とあいさつ。木戸小の町田雪乃さん(10)が「琵琶湖の上から琵琶湖がどんなふうに見えるか楽しみ」と児童代表の言葉を述べた。
 式後、船上の児童らは手にした黄色やピンクのスカーフを振りながら、見送る保護者や教育関係者らに「行ってきます」と元気よくあいさつし、出発した。
 本年度は253校、約1万5100人が乗船する予定という。

■事故防げ 湖上パトロール(Yomiuri On Line滋賀)
 本格的な観光シーズンに入る大型連休を前に、富士吉田署は22日、山中湖と河口湖で、警備艇を使って水難事故防止の湖上パトロールを始めた。
 山中湖では、署員と水上安全指導員ら約20人が参加し、警備艇「はまなし」で湖を巡回した。今後、定期的にパトロールを実施するとともに、観光客や釣り客に水上事故防止を呼びかけるチラシを配っていくという。
 同署によると、富士五湖では昨年、遊泳中などに水難事故が2件発生し、1人が死亡している。

09/04/22

■コアユの群れ、一網打尽 高島で「おいさで漁」(京都新聞電子版)
 岸に寄ってきたコアユを鳥の羽根のついたさおで網に追い込む「おいさで漁」が、滋賀県高島市マキノ町海津の湖岸で始まった。熟練の漁師たちが息の合ったさおさばきで群れを一網打尽にしている。
 カワウから逃げるコアユの習性を利用した伝統漁法。4メートルほどの竹ざおの先にカラスの羽根を束ねてつるした「追い棒」を使い、群れをさで網に追い込む。かつて北湖一円で行われていたが、漁業者の高齢化などから姿を消しつつある。
 高島市の海津漁業協同組合では今月中旬から漁を始めた。コアユの群れを見つけると2人の漁師が追い棒を巧みに操り、魚を追うカワウの動きを再現。下手で待ち受けていた漁師がタイミングよく網を上げ、10センチほどのコアユを次々と水揚げしていた。漁は5月いっぱい続くという。

09/04/21

■阪和道で最大35キロ 県警GW渋滞予想(紀伊民報AGARA)
 県警交通規制課は、ゴールデンウイーク(25日〜5月6日)の交通渋滞予想を発表した。北進では、阪和自動車道長峰トンネルで3〜5日に35〜25キロを、南進では阪和道下津トンネルで2、3日に30〜20キロを見込んでいる。
 今年は連休が多く高速道路料金の引き下げもあり、規制課は「交通量も増加しているので、渋滞が起きる日は確実に増えるだろう」と話している。
 そのほかの主な渋滞予想(最大)は次の通り。場所は先頭。
【南進】4月25、26日と5月4、5日、阪和道下津トンネルで20〜7キロ▽5月2〜4日、白浜町の大浦交差点で3キロ▽5月2〜5日、海南市の長保寺入口交差点で6キロ
【北進】4月25、26、29日と5月1、2、6日、阪和道長峰トンネルで20〜5キロ▽4月26日と5月2〜6日、田辺市の田鶴交差点で4キロ▽4月26日と5月2〜6日、有田川町の有田インターチェンジ料金所で4キロ▽4月26日と5月2〜6日、海南市の冷水交差点で6キロ
 道路交通情報センター(073・475・1141)でも交通情報を確認できる。

■「野池」雑魚も楽しめる!! 桜並木をバックに北沼のバス釣り(Sponichi Annex)
【こだわりの管理釣り場】田園風景の中で一日のんびりと釣りを楽しみたい。そんな方にお薦めなのが群馬県太田市郊外の「八重笠沼」だ。ターゲットはバスとコイ、そして雑魚釣りもOKという野趣あふれる管理釣り場である。
 南北に並んだ3つの沼からなる八重笠沼。久しぶりに訪ねるとバス釣り場の北沼周囲には白いフェンスが。外来生物法施行で管理が厳しくなったためで、その内側には昔通りの枯れアシが沼を囲んでいた。コイ釣り場の中沼は農道沿いの釣り座に常連さんを中心にパラソルの花がチラホラ。以前はバス釣り場だった南沼は「雑魚釣り場」になったが、放流されているヘラブナがただ今乗っ込み中であった。
 田んぼの中の遊水池(終末排水場)を改良し、コイなどの釣り堀となったのが40年以上前。鮎川湖を管理する海老沼養魚株式会社が経営を引き継いで20年になる。
 中沼で会った地元のベテラン小林賢一さん(60=農業)はこの釣り場に通って40年近くになるという。
 「畑仕事の合間に良く来る。年に200回来た年も。鯉の自己最大記録は120センチ、17キロ」はすごい。鯉は毎日追加放流されており、この日釣れていたのは40〜50センチが多かった。
 北沼は3月に放流した新バス500キロの食いが下火になり、居つきの大型が動きだす時期。水深が50センチから1メートルと浅いのでノーシンカーワームやトップウオーターで狙いたい。いい人で1日10匹前後が最近の平均的な釣果。4月末には新バス300キロの放流が予定されているから楽しみだ。
 野池そのものの南沼は雑魚釣りファンにはお薦めの穴場である。

■なぎさのテラス23日オープン 琵琶湖岸のオープンカフェ(Chunichi Web滋賀)
 大津市の中心市街地を活性化させようと、琵琶湖岸の同市打出浜、なぎさ公園「打出の森」に料理などを楽しめるオープンカフェ「なぎさのテラス」が23日にオープンする。第3セクター「まちづくり大津」と市が事業を進めてきた。
 なぎさのテラスには、イタリア料理や有機野菜料理、軽食喫茶などのテナント4店が入居。それぞれ木造平屋で、屋外席もある。湖岸の景色を眺めながら、のんびり過ごせる所として人気を集めそうだ。
 既にイタリア料理店など2店が営業を始めている。休日や昼食時間帯には満席となり、出足は順調のようだ。
 客たちは琵琶湖に浮かぶヨットを見ながら「春の風が気持ちいい」と開放的な雰囲気を楽しんでいた。残り2店も22日に営業を始める予定。(増村光俊)

09/04/20

■ニジマス論争:「富士宮市の魚に」×「悪影響ある外来種」(毎日jp静岡)
 ニジマスを巡り静岡県富士宮市と日本生態系協会(東京都豊島区)が論争となっている。「市の魚」に制定したい市に、協会が20日、「外来種であり、生態系に悪影響を与える可能性がある」との意見書を出し、かみついた。養殖の盛んなニジマスを観光PRに役立てたい思惑のある市は、思わぬ反発に「市民には親しまれているのに」と困惑しきりだ。
 ニジマスは、北米太平洋岸の河川が原産。富士宮市では約60年前から養殖が本格化し、年間生産量は全国一。出荷量も全国の約6分の1にあたる約1300トンを誇る。これまでもイベントの釣り大会などに限定して放流することがあり、市は3月から「市の魚」制定をにらみ、市民の意見募集を始めていた。
 一方、国などにも環境保護政策を提言している日本生態系協会の主張はこうだ。「ニジマスはサケ科の魚類の産卵床を掘り起こすなどの可能性があり、環境省が要注意外来生物に指定している」「教育現場でもニジマスなど外来種の放流はやめて駆除していこうと教えており、混乱を引き起こす」
 市秘書広報課によると、20日までに約150件の意見が寄せられたが、制定反対は4、5件。担当者は「積極的に放流はしないと話し、理解を働きかけたいのだが……」と頭を抱えている。【松久英子】

■外来魚回収最多17.4トン 昨年度 琵琶湖周辺ボックス・いけす(Yomiuri On Line滋賀)
 県が琵琶湖周辺に設置している外来魚回収用のボックス・いけすに、2008年度は計17・4トンが持ち込まれ、過去最高だった07年度を2・3トン上回った。県琵琶湖レジャー対策室は「外来魚釣り大会の定期的な実施や、回収施設の増設などが増量につながったのでは」としている。
 ボックスといけすは、03年度に施行した外来魚の再放流を禁じた条例に合わせて設置。現在、湖岸沿いの公園や漁港に計78か所ある。08年度の回収量の内訳は、ボックスが15・1トン(前年度比1・7トン増)、いけすが2・3トン(同0・6トン増)だった。
 同室では今年度、夏休み中に外来魚の再放流禁止に協力してもらう「びわこルールキッズ」の対象を、これまでの小学生から中学生に広げ、募集エリアを京都・大阪両府内に拡大。賛同企業や団体を「外来魚駆除協力隊」に登録する制度も始める。
 また、外国人観光客にも周知しようと、5か国語(日本語、英語、中国語、韓国語、ポルトガル語)で啓発用パンフレットを作り、旅館や道の駅などで配布するという。

09/04/19

■水草から新エネルギー バイオエタノール(Yomiuri On Line滋賀)
京大教授ら技術開発 琵琶湖浄化と“一石二鳥”
 京大や県内の企業、研究機関が、化石燃料の代わりとして注目される「バイオエタノール」を水草から抽出する技術を開発した。琵琶湖では水草の大量発生が問題化しており、水質改善に加え、環境に優しいエネルギーを生み出すことができる“一石二鳥”の取り組みと注目を集めている。
 開発したのは、京大産官学連携センターの牧野圭祐特任教授(63)と、同大エネルギー理工学研究所の渡辺誠也助教(34)。今後のエネルギー需要を見込み、琵琶湖で問題になっている水草からエネルギーを抽出することを思いつき、約7年前から研究を始めた。
 バイオエタノールは、植物から抽出(糖化)した糖分に酵母を混ぜて発酵、蒸留して生成するエタノール。イネなどの穀物は容易に発酵するが、水草や木の糖分はほとんど反応せず、生成は困難だったという。
 しかし、研究を進めるうちに、渡辺助教が遺伝子操作をした清酒用の酵母を、すりつぶした水草から採った糖分に入れると、発酵が進むことを発見。同時期に、水草の糖化を研究していた県東北部工業技術センター(長浜市)と、水草の刈り取り・回収装置を開発した三東工業社(栗東市)がタッグを結成した。
 今月1日からは、経済産業省のモデル事業として実証試験を開始。京大宇治キャンパス(京都府宇治市)に実験装置を設け、来年3月までに140キロの水草から約300ミリ・リットルのエタノール生成を目指している。木にも応用できるため、間伐材の活用につながることも期待されるという。
 渡辺助教は「琵琶湖の水草でつくったエネルギーで公用車やバスを走らせるような、地元に還元できる技術にしたい」と話している。

09/04/18

■イチモンジタナゴ復活の兆し 滋賀・湖北町(msn産経ニュース)
 滋賀県湖北町の内湖・野田沼(8・6ヘクタール)で、外来魚による捕食で壊滅したとみられていた在来種で絶滅危惧種のイチモンジタナゴが3匹確認されていたことが18日、分かった。野田沼では、環境省近畿地方環境事務所が平成18年から堰(せき)に網を仕掛ける手法で外来魚の駆除に取り組んできたが、生息が確認されたのは初めて。同事務所は「外来魚を駆除すれば、在来種がよみがえるという因果関係が裏付けられた」としている。
 野田沼は小さな複数の水路で琵琶湖とつながる内湖。同事務所によると、17年の調査ではイチモンジタナゴや、同じタナゴの仲間、カネヒラの生息は確認できなかった。
 ブラックバスやブルーギルなどの肉食外来魚は野田沼で産卵し、水路で琵琶湖に遡上(そじょう)する。速い水流に弱い外来魚の性質を利用し、水路に人工的なもぐり堰を設け、近くに網を仕掛ける手法で18年度から3年間、駆除を続けた。
 この結果、17年秋の調査では416匹かかった外来魚は20年秋には155匹にまで減少。一方、イチモンジタナゴは3匹、カネヒラも19匹確認された。
 イチモンジタナゴは中部から関西にかけて生息し、国のレッドデータブックに絶滅危惧種として記載されている。約20年前までは琵琶湖や瀬田川などで普通にみられたが、卵を産みつける二枚貝が、護岸整備などで減少。さらに外来魚の増加で餌となり、現在では琵琶湖の数カ所にしか生息しておらず、滋賀県は捕獲を禁止している。

■オープンカフェ4店本格開業へ(asahi.com滋賀)
【街の活性化期待 観光客らの回遊ねらう/大津湖岸なぎさ公園・打出の森】
 大津市の大津湖岸なぎさ公園・打出の森で建設が進められていたオープンカフェ「なぎさのテラス」が23日、本格開業する。環境、健康、観光の三つの「K」にこだわったカフェで、全4店のうち2店がすでに開店。琵琶湖畔の好立地とあって連日にぎわうが、果たして大津のまちなか活性化の起爆剤となるのか。(日比野容子)
 出店するのは「天使のカフェ」(無農薬野菜を使ったレストラン)、「アンチョビ」(パスタ、ピザなどイタリアン)、「コーヒーハウス『ショコラ』」(手作りスイーツなど)、「ウォームズ」(エコ農園で生産する野菜・地鶏料理)の4店。それぞれ京都、大津、近江八幡、彦根に本店がある人気店だ。
 大津市の中心市街地活性化に取り組む第三セクター「まちづくり大津」が店舗を建設。内装はそれぞれのカフェが担当し、周辺のデッキやイベント広場などの基盤整備は大津市が担った。中心市街地活性化法に基づく国の認定を得られたため、店舗の建設費約7千万円の3分の2は国から補助を受けた。
 県内で初めて認定された中心市街地活性化基本計画は、JR大津駅〜浜大津〜琵琶湖畔〜びわ湖ホール〜膳所へと観光客らを回遊させるのが目標だ。関係者は「カフェは人を呼び込むいいきっかけになる」と期待する。
【街とホール一体に/井上建夫・びわ湖ホール館長】
 ホールを訪れる人から、音楽やオペラの後にひと息つける場所が周りに少ないとよく嘆かれた。催しが終わるとすぐに京都に向かう人が多く、残念に思っていた。オープンカフェの開業で観客の選択肢は増えるし、ホールとカフェの相乗効果も狙える。
 大津の街に少しでも長く滞在してほしいと、昨年は大津祭の日にオペラ「サロメ」の上演をぶつけた。「こんな素晴らしい祭りがあるなんて」と県外の方に喜んでもらった。ホールとして街に多少の恩返しができたかなと思う。
 秋には第1回の「びわ湖 秋の音楽祭(仮称)」も計画している。ホールという閉鎖空間に安住するのではなく、音楽家が自ら外に出て、町全体で盛り上がるチャンス。カフェのテラス席でダンスなどのパフォーマンスやジャズ演奏を披露できたら、と思案中だ。
【大津さしさどこに/市民活動ネットワーク滋賀の阿部圭宏代表】
 まちづくり会社が発足して行う最初の事業が、なぜオープンカフェなのか。そんな疑問の声をよく耳にする。琵琶湖畔のカフェなら県内どこでもできる。どこに「大津らしさ」があると言えるのか。
 カフェがにぎわったとして、次は何を目指し、どうやって「点」を「面」につなげるのだろう。そもそも大津のまちづくりについて、どんなグランドデザインを描いているのか、市民はあまり知らされていない。
 大津市では、官と民が協働する仕組みづくりが遅れている。「市」一つとっても、民主導の「浜大津こだわり朝市」と官主導の「大津百町市」があり、官民一体に程遠い。大津市が力を入れる町家の保存・活用も同じ。行政主導で失敗した浜大津再開発の轍(てつ)を踏まないよう、市民の力を引き出す形を考えてほしい。

09/04/17

■花粉飛散量、スギ昨年の10倍 ヒノキも5倍(紀伊民報AGARA)
 和歌山県田辺市内のスギ花粉飛散量が今シーズン、少なかった昨年の約10倍、例年の3倍ほどだったことが分かった。ヒノキ花粉の飛散量も多く、4月中旬までで昨年の約5倍、例年の約3倍となっている。
 日本気象協会は、紀南地方では1990年から田辺市あけぼの、2003年から新宮市緑ケ丘の両耳鼻科医院で、飛散量を定点観測している。
 同協会関西支社によると、紀南地方の両観測地で今シーズン、スギ花粉の飛散量が観測史上最も多くなっている。田辺市の観測地では2月1日から4月13日までのスギ花粉飛散量は1平方センチ当たり計1万206個、新宮市では計8530個。ピークは、2月下旬から3月初旬だった。ヒノキ花粉は13日まででは過去最多だった06年を上回っていないが、今後の飛散量によって最も多くなる可能性がある。
 飛散量が多い理由は、花芽の形成に影響する昨年7、8月の気温が高く、降水量が少なかったため、花粉が多くついたとみている。今年2〜4月の降水量が少ないことも、花粉が飛びやすい条件になったという。
 田辺市の観測地となっている耳鼻科医院では、花粉の飛散量が多いため、患者も例年より多めだった。スギとヒノキともに飛散のピークが過ぎており、ヒノキ花粉の飛散も4月下旬には落ち着くとみている。今後はイネやウバメガシ、シイなどの花粉症患者が増える。
 田辺市内のドラッグストアによると、花粉対策商品の売れ行きは昨年の約2倍という。2月中旬から3月中旬までがピークで、立体型のマスクなどが人気を集めた。
 国内500カ所に設置した花粉計測機で飛散量を観測している民間気象会社「ウェザーニューズ」(東京都)は今シーズン、県内全体でのスギとヒノキの花粉飛散量は昨年の約2・5倍、昨年比では全国一になるとみている。

■5月6日から10日ごろまでの予定で地球深部探査船 「ちきゅう」が新宮港へ入港熊野灘での本格的掘削開始に先立って 二階事務所から連絡(紀南新聞ネット版)
 御坊市の二階俊博経済産業大臣(代議士)事務所から15日、本紙に入った連絡によると、地球深部探査船「ちきゅう」(独立行政法人海洋研究開発機構所属)が5月6日から10日ごろまで新宮港に入港・停泊する予定だという。
 文部科学省幹部から同大臣へ届いた情報が元になっており、「ちきゅう」は現在、駿河湾および熊野灘で掘削訓練を行っている。熊野灘における本格的掘削の開始に先立って、新宮港へ入港するという。【本紙記事要約】

09/04/16

■シバザクラが満開 湖岸染める(京都新聞電子版)
 大津市におの浜4丁目のなぎさ公園でシバザクラが満開となり、薄紫色のかれんな花が湖岸を鮮やかに染めている。
 シバザクラは北米原産でハナシノブ科の多年草。直径2−3センチの花はサクラに似て、名の由来となっている。
 市公園緑地協会が15年ほど前に公園内の遊歩道「なぎさのプロムナード」沿いの約300メートルに9万株を植え、毎年手入れをして琵琶湖岸の春を彩っている。
 散歩の途中で見入ったり、撮影する人たちの姿も見られ、観光で訪れた女性は「桜が散り、2度春を迎えられたようで、感動しました」と話していた。見ごろは今月末まで。

■ブラックバスの群れ 新宮市の浮島の森で 観光客驚き、関係者は困惑(南紀州新聞ネット版)
 新宮市の観光名所、国指定天然記念物「浮島の森」の水面で大量のブラックバスが悠々と泳いでおり、観光客たちを驚かせている。森を管理する市教委は生態系に大きな影響を与える可能性は低いものの、「天然記念物にそぐわない」と今後、網で捕獲するなどの対策を立てる方針だ。
 森の管理員によると、ブラックバスらしき魚が目撃されるようになったのは一昨年前。見たことのない魚が泳いでいることに気付いていたが、水質改善のため設置している熊野川からの導水管を通ってボラが入ってきたと思っていたという。昨年7月に藺沢浮島植物群落調査委員会がルアーで釣り上げブラックバスであることを確認した。
 大きさは20〜30a。いくつかの群れになって泳いでおり、100匹以上はいる模様。オタマジャクシやザリガニ、メダカの仲間のカダヤシを餌にしているようで、管理員は「今ごろの時期によく見えていたオタマジャクシやメダカの姿が全く見えない。食べ尽くしたのでは」と話している。
 ここ数年、熊野川でブラックバスの数が増えていることは国交省の調べで分かっている。導水管を通って入ってきた可能性が高いとし、市教委は昨年夏、新たに侵入しないよう導水管出口にネットを設置。これまでのところ、ネットの中から出てきた生物はエビやボラでブラックバスは確認されていないという。
 森の沼ではかつてフナ、ウナギ、ナマズ、ドジョウなどの生物がたくさんいたというが、現在、住み着いているのはほとんど外来種。熊野自然保護連絡協議会の瀧野秀二副会長は「ブラックバスは餌がなくなり自然消滅していく可能性もあるが、網で捕まえるなどの対策を検討しています」。
 観光ガイドの一人は「『あの魚は何ですか?』と質問してきたり、『こんなところにブラックバスを放したのは誰?』と怒る観光客もいました」と話していた。
 浮島の森は寒暖両性の植物群落があるなど非常に珍しいことから1927(昭和2)年、国の天然記念物に指定された。島はほぼ四角形で大きさは東西に約85b、南北に約60b、総面積は約5000平方b。

■漁船が転覆、男性の遺体を発見(nikkansports.com)
 16日午前7時半ごろ、三重県紀宝町の沖約200メートルの海上で、漁船(1・2トン)が転覆して男性が浮かんでいるのを、近くの船の釣り人らが発見、紀宝署に通報した。所持品から男性は和歌山県新宮市熊野地、会社員東康生さん(63)と判明。釣り人らに救助されたが搬送先の病院で死亡が確認された。
 同署によると、東さんは現場近くの熊野川河口の護岸工事関係者で、同日午前6時ごろ自宅を出た。漁船は東さんの所有で、以前から「海から現場を見る必要がある」と話していたという。
 同署などが原因を調べている。(共同)

■3本のカジキがヒット JGFA後援でトーナメント(八重山毎日新聞オンライン)
【与那国】カジキ漁の盛んな久部良漁港沖合いで11、12の2日間、「第2回タグ&リリーストーナメント IN YONAGUNI」(与那国町漁業協同組合壮青年部主催)が行われた。地球環境の保全活動を展開するJGFA(ジャパンゲームフィッシュアソシエーション)が後援。
ヒットしたカジキにタグを打ってリリース、タグのポイント数で順位を決める競技で、大会には県外から17人が参加。2人1組で9チームを編成、チャーター船で海原へくり出し、カジキを追った。
 初日の午前7時、参加者が乗り込んだ9隻の船が一斉に港をスタート。2時間後に亀井武さん(神奈川県)らの竿(さお)に120キロ(推定)のカジキがヒット。船べりでタグを打ち、リリースしたのを始め、チームフリーバードの松浪忠さん(大阪)らに猛烈な当たり。150キロ(同)を手繰り寄せ、タグを打ちこんだ。
 最終日は港を出て20分後、早くもチームインザミラー・植手聡さん(愛知県)らの竿がしなった。手繰り寄せた80キロ(同)にタグを付けて放流した。
 2日間の釣果はクロカワカジキ3本のみと低調だったが、期間中は水温が低く、カジキが浮上しなかったことに同漁協の上地常夫組合長は「天候は良かったが、当初の目的は果たせた」と話し、自然保護のアピールにもつながったようだ。
 JGFAは、スポーツフィッシングの普及を通して魚の生態を把握、タグを打ちリリースすることで魚族資源を保護、標識放流調査などを行っている。大会参加者はほとんどがその会員。同漁協では来年も開催するとしている。
 なお大会成績は次の通り。
 優勝=ソルトウォータハウスFC、2位=インザミラー、3位=フリーバード、キャプテン賞=第六正副丸

■ワラサ:連日大漁−−尾鷲魚市(毎日jp三重)
 尾鷲市梶賀町の梶賀大敷(浜中邦夫社長)が熊野灘に仕掛けた定置網で連日、ワラサが大漁となり、水揚げされる尾鷲魚市場が活気に満ちている。
 ワラサは重さ4〜5キロで、6キロ以上に成長するとブリになる。市水産振興課によると、3月の漁獲量は昨年同期の半分だったが、4月に入って、大漁が続いている。県水産研究所の久野正博主任研究員は「ワラサは15〜16度の水温を好み、現在の海水温はその状態なのだろう。ワラサがこの地域を回遊している5月ごろまで捕れる」と話す。
 浜中社長によると、「ワラサは今が旬、脂がのって刺し身が一番うまい」という。【七見憲一】

■本マグロ:大物272キロ水揚げ−−勝浦漁港(毎日jp和歌山)
 全国有数の生マグロ漁業基地、勝浦漁港(那智勝浦町)に15日、重さ272キロの大物クロマグロ(本マグロ)が水揚げされた。10日には306キロが揚がっており、勝浦漁協魚市場は最盛期を迎えて活気づいている。
 同町沖の熊野灘で操業していた高知、宮崎県などのマグロはえ縄漁船9隻が未明から早朝にかけて次々と入港。午前7時から魚市場で競りがあった。
 漁協によると、この日揚がったクロマグロは9本(103〜272キロ)で、高知県の益丸が揚げた272キロは、201万円で競り落とされた。キハダ、メバチマグロなどを含めた総水揚げ量は約47トン、水揚げ高は約2900万円。京阪神、関東方面に出荷された。【神門稔】

■熊野川河口でボート転覆、63歳会社役員死亡(Yomiuri On Line滋賀)
 16日午前7時30分頃、三重県紀宝町と和歌山県新宮市境を流れる熊野川の河口で、プレジャーボートが転覆しているのをサーファーが見つけ、三重県警紀宝署に通報した。
 漁業関係者が近くで浮いていた男性を救助し、病院に収容したが、間もなく死亡した。
 同署の発表によると、男性は和歌山県新宮市熊野地、会社役員東康生さん(63)。一人でボートに乗っていたとみられる。転覆現場は、突堤から約200メートル付近の河口で、川の流れと潮流がぶつかり大きな波ができるという。

■小西和人さん死去:26日、大阪で偲ぶ会 気軽に来て釣り談議を(毎日jp大阪)
◇新大阪ワシントンホテルプラザ
 釣り専門誌「週刊釣りサンデー」元会長の小西和人さんが亡くなって3カ月。26日に大阪市内で「偲(しの)ぶ会」が開かれることになり、呼びかけ人らは「小西さんと面識のなかった人でも、気軽に来て釣り談議を交わしてほしい」と、多くの釣りファンに参加を求めている。
 小西さんは、毎日新聞記者を経て76年に週刊釣りサンデーを創刊。釣り情報の紹介だけでなく、大阪湾を中心に環境問題にも取り組んだ。偲ぶ会では、小西さんが生前出演したテレビ番組などの映像を流し、参加者で自由に歓談する。呼びかけ人代表の漫才師、オール阪神さんも駆けつける予定。
 26日正午〜午後2時、大阪市淀川区西中島5の5の15、新大阪ワシントンホテルプラザで。香典、供花などは辞退し、申し込みも不要。問い合わせは吉田正則さん(06・6329・7346)。【嶋谷泰典】

09/04/15

■なぎさ公園、オープンカフェの愛称が「なぎさのテラス」に−23日オープンへ(びわ湖大津経済新聞)
 まちづくり大津(大津市浜大津1、TEL 077-523-5010)が取り組む大津市の「中心市街地活性化基本計画」の先導的な事業の一環で、「なぎさ公園オープンカフェ」の愛称が「なぎさのテラス」に決まった。
 一般公募で決まった愛称の「なぎさのテラス」は、「外国人が休日をゆっくり公園で過ごすように、滋賀の人々もゆっくりとした時間を快適な空間へ」(提案者)という思いが込められているという。
 同施設には、「なぎさ公園を含むびわ湖岸を魅力ある場所とし集客を図る」ことを目的にイタリアンレストランやカフェなど4店舗が入居。既に一部店舗ではプレオープンの営業が始まり、他の店舗も順次営業を始め、今月23日にグランドオープンを迎える。

■なるほドリ:カワウの被害のほどは?(毎日jp滋賀)
<NEWS NAVIGATOR>
◆カワウの被害のほどは?
◇樹木が枯れ水産資源に影響 皮肉にも水質向上で生息数激増
なるほドリ 琵琶湖で水鳥のカワウが増えて被害が出ていると聞きました。
記者 昨秋、県が調べた生息状況では、主な繁殖地の竹生島(ちくぶしま)(長浜市)で5万8547羽、伊崎半島(近江八幡市)で1万6141羽、合計約7万5000羽が確認され、前年の約2倍と激増しています。これは調査開始以来最多の記録です。カワウの繁殖地では、営巣に木の枝が折られるなどして広範囲で木が枯れたり、魚が大量に食べられて漁業に影響が出ているそうです。
Q カワウってどんな鳥?
A 羽が黒っぽく体長80〜90センチの魚食性の鳥で、アジアやヨーロッパ、オーストラリアなどに広く生息しています。魚を捕るために水深10メートル近く、1分以上も潜るといわれています。
 琵琶湖では4月ごろから営巣し、9〜10月に県外に移動して減少します。竹生島のカワウに標識を付けての分散調査では、昨年9月に584キロ離れた熊本県にまで長距離移動していることが確認され、琵琶湖から広範囲に移動していることが分かっています。
Q どんな被害があるの?
A カワウは1日に300〜500グラムの魚を食べるといわれ、3〜8月は、アユが狙われることが多いと考えられています。県の試算では、昨春の生息数約3万5000羽が214日間(県内での滞在日数)、1日に350グラムの魚を食べると、年間の捕食量が2622トンになります。これは琵琶湖での年間の漁獲高を大きく超える量で、水産資源への影響が心配されています。
 また、営巣時に木の枝を折って使うため、大量繁殖地では、広範囲にわたって樹木が枯れるケースが多発しています。竹生島では、樹木の大量枯死ではげ山状態の場所も出現し、土砂崩れも引き起こしています。また、大量のふんによる悪臭なども問題視されています。同様の被害は伊崎半島でも進んでいるそうです。
Q 対策は?
A これまで花火や人による追い払いなどもしてきましたが、卵にせっけん液をかけて呼吸できないようにして卵からかえるひなを少なくしたり、木にネットをかけてカワウが近付かないようにしてきました。
 04年度からは、散弾銃を使って駆除もしています。09年度は合計3万羽を駆除する予定で、それ以降は生息数に応じて駆除数を決めていくようです。県水産課などは今後6年間でカワウ被害が顕在化する以前の4000羽程度まで減らすことを目標にしています。
Q どうして増えたの?
A 昨秋以降の大繁殖にはいくつかの要因が考えられています。県によると、04年からの銃器駆除でもカワウが減少せず、財政難も重なって、08年度に駆除を休止したところ、急増してしまったそうです。08年は台風の直撃がなかったことも一因ではとの見方もあります。
 カワウは70年代に絶滅が心配されるほど激減しました。水質汚染などの環境悪化が原因とも言われました。その後、下水道整備や開発規制などで水質が向上するにつれて生息数が増え、被害が出始めました。カワウの増殖と人の生活とは深い関係がありそうです。<回答・後藤由耶(大津支局)>

■県労委:「淡海マリーナ」に復職、賃金補償を命令 労組加入で解雇「不合理」(毎日jp滋賀)
 県労働委員会はこのほど、労働組合に加入したことを理由に従業員の20歳代男性を不当に解雇し、団体交渉にも応じなかったとして、大津市大萱1の「淡海マリーナ」(松本麻里社長)に対し、男性の復職や賃金補償、不当労働行為の是正を命令した。男性が加入する滋賀青年ユニオンが申し立て、主張が認められた。
 命令書によると、男性は07年7月に入社し、有給休暇を取らせてもらえなかったことから08年7月に労組に加入。労組が交渉を申し入れたところ、男性は解雇された。
 労働委は命令で、男性の無断欠勤も解雇原因とする同社主張を「法に基づく有給休暇取得を拒否し、無断欠勤扱いとして懲戒解雇処分を課すのはきわめて不合理」と退けた。また、同社は「社内組合以外との交渉拒否は正当」と主張したが、労働委は「会社の求人票には『労働組合なし』と明記されている。仮に(社内組合が)実在しても、別組合への加入禁止は公序良俗に反する」とした。
 同社は「担当者と連絡がつかない」としている。【稲生陽】

■遊漁船事故で遺族が提訴へ 船長と新潟県に「安全管理怠る」(Chunichi Web)
 新潟沖の日本海で昨年9月、遊漁船が沈没した事故で、死亡した釣り客2人の遺族らが「安全管理を怠った」などとして、死亡した船長=当時(64)=の親族と県に、計約6000万円の損害賠償を求める訴えを新潟地裁に起こすことが15日、分かった。遺族と弁護士が明らかにした。
 死亡したのは、新潟市の佐藤圭一さん=当時(48)=と義父の大倉昭三さん=当時(69)。船長が船の管理を怠って事故を招き、損害賠償保険を更新していなかったため、賠償金が支払われなかったと指摘。県は無保険の船に対する監督責任があったと主張している。
 県水産課は「訴状を見てから対応を検討したい」としている。
 事故は昨年9月21日、遊漁船「第7浩洋丸」が船底から浸水、沈没し、乗っていた10人のうち3人が死亡した。(共同)

09/04/14

■クロマグロ3年後はゼロに? WWF、東大西洋・地中海で調査(Chunichi Web)
 最高級のトロ目当ての乱獲が深刻な大西洋クロマグロのうち東大西洋と地中海で漁獲されるマグロは、過去5年ほどの間に産卵能力のある親魚が急減、2012年にはほとんどいなくなり、漁業が立ちゆかなくなるとの調査結果を世界自然保護基金(WWF)が14日、発表した。
 WWFは「今年の漁期は15日から始まるが、現在の資源管理対策では減少傾向は止まらない」として、この海域での全面禁漁を提言。ワシントン条約の対象にして国際取引を禁止することも検討すべきだとした。
 大部分は蓄養施設を経て日本に出荷されるため「日本の消費者は深刻な状況を受け止め、この海域のクロマグロの消費を避けてほしい」としている。
 資源管理機関の「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)」の科学委員会のデータなどから推定した。クロマグロの親魚の量は1995年から2000年の間は20万トン程度で推移していたが、02年ごろから急減、07年には約7万5000トンになった。12年にはほとんどいなくなると予測された。
 スペインの漁船が西部地中海で捕ったクロマグロの成魚の重さは、1993、94年の平均が159キロだったのに対し、2008年は77キロと半減。ほかの海域でも同様に小型化しており、多くの卵を産む大型のクロマグロが少なくなっていることを示した。(共同)

■初ガツオ水揚げが本格化 長島港で連日活況(Chunichi Web)
 春から初夏にかけ、「初ガツオ」として旬を迎える上りガツオが連日、紀北町紀伊長島区の長島港にも水揚げされており、活況を呈している。
 13日は、18人が乗り込んだ長島町漁協の一本釣り漁船、新宝丸(96トン)が5トンを水揚げした。浜値は、高値で例年より高めという1キロ803円。
 同船は今回、沖ノ鳥島付近で操業した。同港への今季の水揚げは5回目で、漁労長の東覚さん(45)は「今が一番の書き入れ時」と意気込んでいた。同船は間髪を入れずに硫黄島付近へと出発する。
 同港ではカツオの水揚げが本格化しており、10日に23トン、12日に6トンが揚がった。(相馬敬)

■小西和人さん死去:最後の釣り談義を 大阪で26日「偲ぶ会」(毎日jp和歌山)
◇オール阪神さんも参加「気軽に集まって」
 26日に大阪市内で開かれる釣り専門誌「週刊釣りサンデー」元会長の小西和人さん=1月死去=を「偲(しの)ぶ会」について、呼びかけ人らは「小西さんと面識のなかった人でも、気軽に来て釣り談義を交わしてほしい」と、多くの釣り好きに参加を求めている。
 小西さんは、毎日新聞記者を経て76年に週刊釣りサンデーを創刊。釣り情報だけでなく、大阪湾を中心に環境問題にも取り組んだ。偲ぶ会では、小西さんが生前出演したテレビ番組などの映像を流し、参加者で自由に歓談する。呼びかけ人代表である漫才師、オール阪神さんも駆けつける予定。
 偲ぶ会は26日正午〜午後2時、大阪市淀川区西中島5の5の15、新大阪ワシントンホテルプラザで。香典、供花などは辞退し、申し込みも不要。問い合わせは吉田正則さん(06・6329・7346)。【嶋谷泰典】

09/04/13

■繁殖のオオクチバスを調査/秦野(神奈川新聞カナロコ)
 秦野市今泉の今泉名水桜公園内にある「今泉遊水池」に、特定外来生物のオオクチバス(ブラックバス)が繁殖している問題で、十三日、県水産技術センター内水面試験場、市環境保全課などが生息状況などを調査した。刺し網で魚を捕獲し、生息状況を確認、今後、繁殖させないための対策に役立てたいとしている。
 同池の広さは約三千平方メートルで、湧水量は日量約二千五百トンと、秦野盆地湧水群の中でも最大級の湧水量を誇る。養魚場になったこともあるが、二〇〇五年に市制施行五十年を記念して公園に整備された。池中央に広さ約四十平方メートルの中島があり、深いところで水深は約一・五メートル、浅瀬近くにはビオトープなどもある。
 同市などは、これまで複数のオオクチバスが確認されていたことから調査を行った。池に刺し網(長さ四十メートル、高さ一・五メートル)を八列並べ、体長四十五センチの大物を含む計十五匹を捕獲した。産卵の時期を控えているだけに雌は卵でお腹が大きく膨らんでいた。
 これまで同池にはコイ、フナ、ヨシノボリなど在来魚が生息していることが確認されていたが、〇七年に在来魚を補食するオオクチバスの調査が行われた際、二十匹が確認された。同市などは、生態系を守るため、バスを定期的に調査し、捕獲が必要としている。

09/04/12

■カジキ漁には「台湾つばくろ」 与那国漁民に絶大な人気(八重山毎日新聞オンライン)
【与那国】カジキを仕留めるなら「台湾つばくろ」―。カジキ漁を行う久部良の漁民の間で、台湾製の金属製品「台湾つばくろ」を先端に取り付けた「もり」に人気があり、カジキを仕留めるのに使われている。日本製よりも一回り大きく、抜けにくいことから人気のある「台湾つばくろ」。与那国のカジキ漁は戦前、台湾から持ち込まれて定着したと言われており、その漁具にまで“台湾”の痕跡を見ることができる。
「つばくろ」は矢印形をしており、もりに取り付けて突くと、先端がカジキの肉を割き、左右に伸びた鋭角の「返し」がひっかかって、容易には抜けなくなる。その形がツバメを思わせることから、「つばくろ」と呼ばれているようだ。
 町漁協の上地常夫組合長によると、有村産業のフェリーが台湾との間を航行していたころは、島出身の乗組員が漁民の代わりにまとめ買いしていた。
 最近では、漁民は、姉妹都市の花蓮を訪問する町民に依頼するなどして手に入れている。先月運航した与那国花蓮間のチャーター便でも、久部良在住の町民が長さ10センチ、返しの幅が4センチほどの「台湾つばくろ」を持ち帰っている。
泳いでいるカジキにもりを放って直接仕留めるための漁船「突き船」を持っていた大朝得三さん(80)は「台湾から戻る漁民に譲ってもらって手に入れていた。なくなると、石垣の鍛冶屋に頼んで作ってもらったこともある」と話す。つばくろを取り付けるさおの部分も台湾の漁船からもらったことがあるという。
 漁民の川田一正さん(67)は「日本製のつばくろは返しが短く、抜けやすい」と台湾つばくろの良さを説明する。日本では手に入らず、復帰前は、沖で出会った台湾の漁民に譲ってもらったり、時折久部良に姿を現した台湾の漁民とせっけんで交換したりしていたという。
 息子で後継者の智志(さとし)さん(29)は「父から『台湾つばくろが良い』と言われて使っている」と話す。胴体にもりを打つと商品価値が落ちるため、頭部に狙いを定め、肉が傷付かないようにするのが肝心だという。
 台湾では、日本の植民地時代にカジキ漁が発達。与那国から111キロしか離れていない宜蘭県蘇澳鎮の漁港、南方澳でも盛んに行われるようになり、その技術が与那国にも及んだといわれている。

■夏日:東近江、大津で記録 各地で今年最高気温(毎日jp滋賀)
 県内は11日、高気圧に覆われて気温が上がり、各地で今年最高をマーク。6月中旬〜7月上旬並みの陽気となった。琵琶湖岸では水遊びをしたり、半袖で芝生に寝転がるなど、市民らが思い思いに週末を過ごしていた。
 彦根地方気象台によると、夏日(最高気温25度以上)となったのは東近江市26・2度▽高島市25・9度▽大津市25・6度▽甲賀市25・5度−−など。12日は寒気が入って雲が広がりやすいため、11日より気温が1〜2度下がる見込みという。【中本泰代】

■名神道:渋滞7割減 一宮−草津JCT間、新名神効果で(毎日jp滋賀)
◇輸送時間短縮、信楽などは来客増
 名神高速道路、東名阪自動車道の代替道として08年2月に開通した新名神高速道路の効果で、名神の渋滞が大幅に緩和されたことが、西日本高速道路がまとめた交通調査で分かった。高速バスの利用も増え、アンケートでは運送業者などから「輸送時間が短縮した」との声が上がっている。【安部拓輝】
 新名神は08年2月、三重県亀山市の亀山ジャンクション(JCT)−大津市の草津田上(たなかみ)インターチェンジ(IC)までの49・7キロ区間で開通。関東と関西圏を結ぶ交通の動脈として、混雑が常態化している名神・東名の両高速道路の交通量緩和を目的としている。
 今年2月までの調査で渋滞が緩和されたのは名神の一宮JCT(愛知県一宮市)−草津JCT(草津市)の区間で、年間の渋滞回数は662回から202回に約7割の大幅減となった。これに伴い、高速バスが一日当たり161便が名神から新名神にルートを変更、さらに4路線30便が新設された。利用者からは「京都と伊勢を結んだお宮巡りの直行便ができてうれしい。移動も楽になった」との声もあるという。
 沿線にある博物館や牧場、信楽など年間1万人以上が訪れる11施設にも聞き取り調査を実施したところ、来客数が6%増えていた。輸送業者約640件から回答を得たアンケートでは「輸送時間の短縮」を評価する声が半分を占め、「運転手の疲労軽減」も約3割に上った。
 一方で、名神と新名神が合流する草津JCT−吹田JCT間では絶対量が増え、渋滞回数は1・2倍増加した。西日本高速道路広報室は「さらに新名神を延長させ利便性を向上させたい」としている。

■琵琶湖の生態系へ配慮も 淀川水系河川整備計画(京都新聞電子版)
 国土交通省近畿地方整備局は、今後30年の具体的な川づくりの内容を示す淀川水系河川整備計画を先月末、策定した。大戸(だいど)川ダム(大津市)の扱いが注目を集めているが、県内ではほかにもさまざまな事業が位置づけられた。「環境保全」や「住民参加」を盛り込んだ新河川法を反映し、琵琶湖の生態系への配慮や住民力を生かす取り組みも目立つ。治水・防災面も含め、主な事業を紹介する。
◆環境 水位操作を弾力的に
 琵琶湖での主な取り組みとして、水位操作の改善▽陸域と水域の連続性確保▽南湖再生プロジェクト−が挙げられる。諮問機関・淀川水系流域委員会からの意見を受けてすでに実施されている事業が大半で、引き続き事業を進めながら効果を検証するという。
 水位操作は、自然のリズムと異なる水位変動が在来魚の産卵や成育に悪影響を及ぼしていることなどから、弾力的な操作方法の確立を目指す。水辺の連続性確保では、水路や内湖が湖岸堤で分断されている状況を改善し、湖辺で繁殖する魚を保護する。南湖再生は湖底の穴の埋め戻しなどを進め、セタシジミの回復を目指す。
 ほかに、野洲川で砂れき河原とヨシ帯を再生▽瀬田川に流れ込む川の段差の解消▽琵琶湖の水位低下の緩和−などを盛り込んだ。
 琵琶湖環境科学研究センターの西野麻知子総合解析部門長は「個々の取り組みは評価できる」とするが、「どのような琵琶湖を目指すのかという目標が不明確だ。事業効果を検証し、次の取り組みに生かすためにも、総合的な視野からの目標設定が欠かせない」と指摘する。
◆治水・防災 洗堰の全閉解消目指す
 整備計画で最大の論点となったのが治水・防災の施策だ。
 治水計画の根幹の1つ大戸川ダム(大津市)について、整備局の尾澤卓思河川部長は10日の県議会特別委員会で、「この計画では本体工事はできない。行う時は計画を変更する」と断言し、あらためて「凍結」を強調した。
 丹生(にう)ダム(余呉町)は、天井川の姉川・高時川の浸水被害の軽減に有効とした。ただ、建設目的の一つである異常渇水時の下流への水供給については、(1)通常のダムとして建設し、ダムに水をためる方法(2)穴あきダムとして整備し、琵琶湖の水位を上げることで渇水に備える方法−の2つがあることから、「最適案を調査・検討する」とした。
 県が悲願とする瀬田川洗堰の全閉解消は、「見直しを検討する」とした。だが整備局は前提条件として大戸川ダム整備や宇治川・瀬田川の改修が必要としていることから、整備計画期間内での実現は不可能とみられている。ただ、計画に位置づけられた瀬田川の河道掘削や天ケ瀬ダム再開発(宇治市)が行われれば、全閉されたとしてもその時間は現状より短縮される。
 県河港課の中谷惠剛課長は「大戸川の治水はダムが『凍結』とされたことから、河道改修を県事業として優先的に進めていく。天ケ瀬ダム再開発などで瀬田川洗堰の全閉解消が近づくことは県としてありがたい」としている。
◆住民参加 河川レンジャー充実
 貴重な自然や地域の風土、文化をはぐくむ川を守り育てるため、「人と川のつながりの再構築」を掲げた。
 具体的には、「住民参加推進プログラム」の作成▽行政と住民をつなぎ、住民の川への関心を高める「河川レンジャー」の充実▽住民団体との連携−などを挙げている。
 県内では瀬田川のあり方を検討する「瀬田川水辺協議会」がすでに活動しており、散策路整備に意見を述べている。高島市などで魚の生息調査などに取り組む「お魚ふやし隊」への支援も計画に盛り込んだ。計画をよりよいものにするためにも、住民の積極的な参加が求められている。

09/04/11

■ワラサ豊漁 尾鷲に活気 尾鷲港に水揚げされたワラサ(Yomiuri On Line三重)
 尾鷲市沖で、「春の訪れを知らせる魚」といわれるワラサの豊漁が続いている。同市梶賀町の漁業会社「梶賀大敷」が操業する定置網には3日連続で約5000匹が入り、10日は約13トンを水揚げした。
 この日の尾鷲魚市場の水揚げ量は、カツオやアジ、バチマグロなどを合わせて37トンに上り、競りでは仲買人らの威勢のよい声が響いた。ワラサは例年並みの1キロ当たり350〜401円で競り落とされ、同社は「今がワラサの旬。刺し身で食べるのが一番おいしい。もうしばらく大漁が続けば」と期待している。

■301キロ(今期最大)のクロマグロ 勝浦漁協市場に水揚げ 204万円(紀南新聞ネット版)
 生鮮まぐろ水揚げ高で日本屈指を誇る勝浦漁業協同組合(片谷匡組合長)市場で10日、今シーズン最重量となる301キログラムのクロマグロが水揚げされ、204万9810円で取引された。
 このマグロを水揚げしたのは三重県の第5裕幸丸(屯型19トン)。同船は北緯30度〜、東経138度〜の海域で11回(13日間)操業し、301キログラムと228キログラムのクロマグロ2本を釣り上げ。

■300`超の大物 クロマグロのシーズン到来 勝浦漁協魚市場(南紀州新聞ネット版)
 生鮮マグロの水揚げ日本一、那智勝浦町の勝浦漁業協同組合(片谷匡組合長)魚市場に10日、今季最大の310`のクロマグロが水揚げされた。連日、10隻近い入港船があり、シーズン本番を迎えて活気付いている。
 310`のクロマグロは三重県の裕幸丸が近海で捕獲。1`当たり6810円で落札した。1匹約211万円。「紀州勝浦産生まぐろ」のブランドを示すシールが張られ、中部方面へ送られた。
 同漁協の丸山一郎参事は「大物が混じりだした。質、値段ともによくなっている。今シーズンは期待できそうだ」と話していた。

■菜の花サクラと美競う/高島の湖周道路沿い(asahi.com滋賀)
 高島市新旭町の湖周道路沿いに続く桜並木と、その西側に広がる菜の花畑がそろって見ごろを迎えている=写真。鮮やかな美の競演に、一帯は10日、車を止めて見入る人や記念写真を撮り合う人らでにぎわった。
 桜はソメイヨシノで、約6キロの道路沿いに約660本が咲き誇る。昨秋、害虫や夏場の猛暑で立ち枯れ寸前となった。地元住民らが病気の枝を切り、肥料を施し、春にはほとんどの木が元気を取り戻し、みごと花を咲かせた。
 菜の花は、一帯の約8ヘクタールの水田で栽培。地元の農協の呼びかけで、麦や大豆に代わる転作作物として広まり、6月の菜種油の収穫を目指す。

■琵琶湖の外来魚、本格駆除へ 稚魚を底引き網で「一網打尽」(msn産経ニュース)
 琵琶湖の外来魚対策に頭を悩ませる滋賀県は今年度から、岸辺近くの水草に隠れる稚魚を底引き網で一網打尽にする本格駆除に着手する。これまで取り組んできた沖合での成魚の捕獲だけでは外来魚優勢は覆せないと判断、稚魚のコロニー(集落)を重点的に狙い、繁殖を抑制していく。
 駆除するのは、12センチ以下のブラックバスと7センチ以下のブルーギル。これらの稚魚は、異常繁殖が問題になっているオオカナダモなど岸辺近くの水草を隠れ家にしている。
 使用するのは、長さ約8〜10メートルの小型ビームトロール網と呼ばれる海用底びき網。編み目は2〜4ミリで幅約3メートルの開口部に横棒(ビーム)を取り付けているため、水草の多い南湖でも網がねじれることなく、草陰に潜む稚魚の捕獲が可能という。
 県によると、底びき網はフナやホンモロコなど在来種を混獲してしまうことなどから、南湖では使用を禁じてきた。しかし、すでに外来魚の占める割合が極めて高くなっており、在来種への影響は少ないとみて解禁する。県漁連に委託して成魚が産卵を終える夏ごろから実施する予定。今年は稚魚で約10トンの駆除を目指すという。
 琵琶湖ではこれまで沖合を中心に外来魚の成魚を駆除しており、昨年春の推定生息量は約1500トン。しかし肉食の成魚が減ると、捕食されにくくなって稚魚が増えるというジレンマがあり、昨春の調査では1ヘクタールあたりのブルーギルの稚魚が前年の倍になっていた。
 稚魚は2〜3年で成魚となってさらに増える恐れがあり、県では「稚魚10トンが成長すれば、成魚30トンになるという試算もある。繁殖抑制という点で効果が見込めるのではないか」としている。

09/04/10

■大津で今年初の夏日 最高気温25・9度(京都新聞電子版)
 高気圧に広く覆われた滋賀県内では10日、朝から気温が上がり、大津市で最高気温25・9度を記録、今年初の夏日となった。
 彦根地方気象台によると、平年より9度以上高く、6月中旬並みの陽気という。彦根市でも22・2度まで上がった。
 大津市内では雲1つない青空の下、上着を脱いで歩く会社員の姿も見られた。気象台によると、11日も晴れて気温が上がる見込みで、13日ごろまでおおむね好天が続きそうだという。

■お花見:青空に映える桜、家族連れら満喫 県内、5月下旬並みの温かさ(毎日jp滋賀)
 9日は県内全域に青空が広がり、春の日差しのなか、桜などが咲き誇り、絶好の花見日和となった。彦根地方気象台の標準木のソメイヨシノは平年より2日早い8日に満開を迎え、9日も、今が盛りと咲く桜を楽しむ親子連れなどの姿が県内各地で見られた。
 9日、県内は高気圧に覆われ、全域で晴天に恵まれた。東近江市では、平年より8・3度高い24・1度、大津市でも平年より7・2度高い23・4度を記録し、いずれも5月下旬並みの温かさとなった。
 大津市馬場1の馬場児童公園には、多くの親子連れが訪れ、満開の桜の木の下にシートを広げて座り、弁当やお菓子を楽しみながら話にも花を咲かせていた。同市竜が丘の布川恵美子さん(39)は「青空に桜が映えてきれい」と桜を見上げ、目を細めた。
 一方、近江八幡市の水郷地帯では、舟に乗って水郷ののどかな花景色を楽しむ「水郷めぐり」がにぎわっている。同市の水郷地帯は全国で初めて国の重要文化的景観に選ばれた美観地域。水路沿いに9日、大阪や名古屋などからアマチュアカメラマンも詰めかけ、盛んにシャッターを切っていた。
 同市内には4業者が手こぎ舟やソーラー和船、エンジン船などで水郷めぐりを運航。ここ数日の陽気で水路沿いの桜や菜の花が満開となり、どこの船も予約客でいっぱいだという。
 同気象台の標準木の今年の開花は先月28日で、開花から満開までかかった日数が、観測を始めた1953年以来2番目に長い11日間となった。今月5日ごろまで気温が平年を下回る傾向が続いたため、花の持ちがよかったと見られる。同気象台は「週明けまで花見を楽しめるのでは」としている。【後藤由耶、斎藤和夫】

■海津大崎 サクラ満開(asahi.com滋賀)
【11・12日シャトルバス運行】
 高島市マキノ町の「海津大崎」のソメイヨシノ約600本が9日、ほぼ満開になった。「日本さくら名所百選」にも選ばれ、毎年、各地から大勢の観光客が訪れる。湖岸の広場には飲食の屋台も出て、家族連れや若いカップルが散策を楽しんでいた。
 週末の11、12日、沿道は日中、一方通行などの交通規制が実施され、JRマキノ駅―海津大崎並木口間で臨時シャトルバスが運行される。問い合わせは、びわ湖高島観光協会(0740・22・6111)。

■外来魚駆除釣り大会in淀川2009(EICネット)
こんにちは、いつもお世話になっております。琵琶湖を戻す会です。
外来魚駆除釣り大会in淀川2009のご案内です。
淀川では3年連続でイタセンパラが未確認となってしまい、淀川からのイタセンパラ絶滅が非常に危惧されています。ここに至った理由はいくつも挙げられていますが、外来魚の存在がその一つであることは間違いなく、イタセンパラをはじめ淀川から姿
を消した多くの在来魚の復活には外来魚の排除は欠かすことが出来ません。
3年連続イタセンパラ未発見という待ったなしの緊急事態を受けて、本来ならイタセンパラの稚魚浮上時期でありますが、外来魚の繁殖時期でもある5月に外来魚駆除釣り大会を開催いたします。より駆除効率を高めるには一人でも多くの皆さんに、1匹でも多くの外来魚を駆除していただく必要がありますので、皆さんのご参加をお待ちしております。ご協力をよろしくお願い致します。
目的 : 釣りを通して淀川で起きているブラックバス・ブルーギルなどの外来魚問題の啓発を行う。
開催日:2009年5月10日(日) ・・・ 雨天決行
時間:10:00〜15:00
※随時参加・随時解散といたします
会場:淀川左岸河川敷・城北ワンド一帯
参加費:無料 (※事前申し込み不要)
受付:大阪市旭区菅原城北大橋下
http://homepage2.nifty.com/mugituku/map/yodogawa/yodogawa.gif
※但し、淀川河川事務所が行う実験に伴う水位変化次第では受付場所を変更する場合あり
交通 : 周辺の駐車場の収容台数は多くありませんので、出来る限り公共交通機関をご利用下さい。
◆大阪市営バス「城北公園前」停留所下車すぐ
・JR大阪駅から34系統で約20分
・京阪天満橋駅から110系統で約20分
・地下鉄谷町線太子橋今市駅から34・110系統で約5分駆除方法:エサ釣り
持ち物:釣り道具(特に釣り竿・魚を入れる容器)は各自でご持参下さい。
希望者には餌・仕掛けのみ無料でお分けいたします。
また若干数ではありますが、無料レンタル竿も用意しております。
仕掛けを準備出来る方はサンプル図を参考にして下さい。
昼食は各自ご持参下さい。
お願い:ゴミは各自でお持ち帰り下さい。
共催:琵琶湖を戻す会
城北水辺クラブ
環境省近畿地方環境事務所
後援
(申請中):国土交通省淀川河川事務所
協賛
(一部申請中):(財)河川環境管理財団
大阪府環境農林水産総合研究所「水生生物センター」
大阪市立自然史博物館
伊丹市昆虫館
あくあぴあ芥川
水道記念館
淀川水系イタセンパラ研究会
大阪工業大学工学部淀川環境教育センター
淀川愛好会
淡水魚の窓
全国ブラックバス防除市民ネットワーク
有限責任中間法人 水生生物保全研究会
当イベントは、参加資格や事前申し込みの必要など一切ありません。
個人での参加や飛び入り参加も大歓迎いたします。
会場は足場もよくトイレもありますので、
ご家族・ご友人をお誘い合わせの上、大勢でのご参加をお待ちしております。
※なお団体でご参加いただける場合は事前にご一報いただきますようお願い致します。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/2009-05-10/2009-05-10a.html
http://homepage2.nifty.com/mugituku/2009-05-10/photo/yodo-river2009.jpg
琵琶湖を戻す会は農林水産省及び環境省より特定外来生物防除認定を受けています。
http://homepage2.nifty.com/mugituku/prevention/prevention.html

09/04/09

■外来魚:皇居のお堀に「ガー」 生態系乱す恐れ(毎日jp)
 皇居のお堀(東京都千代田区)で、北米などに生息する外来魚「ガー」(体長約80センチ)が初めて捕獲された。肉食性でお堀に生息するジュズカケハゼなど在来種を食べて生態系を乱す恐れがあるという。お堀を管理する環境省皇居外苑管理事務所は通常、捕獲した外来魚を殺処分しているが、生きたまま保存し対策などに活用する。
 捕獲作業は今月6日、13あるお堀の一つの日比谷濠(ぼり)で実施した。岩のすき間や裏にいる魚まで捕獲できるよう、感電させる手法を使った。
 ガーは種によっては体長約3メートルにまで大きくなる。ペットとして輸入され、琵琶湖(滋賀県)など西日本を中心に生息が確認、水産資源への影響が心配されている。今回捕獲されたのはフロリダガーと推定されるが、同事務所の飛島雄史次長は「誰かが放流しないと存在しない種」と話す。
 お堀には、ブルーギルなど5種類の外来種の生息が確認されている。【関東晋慈】

■名神の渋滞回数7割減少 新名神開通効果(Chunichi Web滋賀)
 昨年2月、亀山ジャンクション(JCT)−草津田上インターチェンジ(IC)間で開通した新名神高速道路の効果で、名神高速の渋滞回数が開通前に比べ7割減少したことが分かった。西日本高速道路などが開通後1年間の調査結果として公表した。
 同社によると、新名神高速道路の1年間の平均交通量は1日当たり2万9000台。名神から新名神へ交通量が移ったことにより、名神高速八日市IC−竜王IC間で1日当たりの交通量が1万4000台、関ケ原IC−米原JCT間で1万5000台それぞれ減少した。
 この結果、一宮JCTから草津JCTまでの渋滞回数が開通前1年間は662回だったのに対し、開通後1年間は202回までに減った。渋滞時間と距離の実質量の目安となる渋滞量も、7249キロ時間から1738キロ時間まで8割減少した。
 一方、名神草津JCT−瀬田東JCT間では、1日当たりの交通量が9000台増加。草津以西の名神では渋滞回数が1・2倍、東名阪自動車道の四日市JCT−亀山JCT間では渋滞回数が2・7倍に増加している。
 開通による効果で、京都−伊勢間など、新名神を利用する高速バスが新設されたほか、新名神を利用する高速バスの便数は名神を上回った。西日本高速道路は「新名神は観光、物流の両面での大動脈。開通効果が如実に表れている」と分析している。(小西数紀)

09/04/08

■春らんまん 海津大崎 琵琶湖岸、ソメイヨシノ咲き誇る(京都新聞電子版)
 滋賀県高島市マキノ町の海津大崎の桜が8日、ほぼ満開となり琵琶湖岸が薄桃色の花の帯で彩られた。
 海津大崎は、日本のさくら名所百選にも選ばれており、湖岸の県道沿い約4キロに約600本のソメイヨシノが咲き誇っている。湖水、岩礁(しょう)、山とのコントラストが素晴らしく、花見客が散策や飲食を楽しみ、湖上には花見船が次々と繰り出した。週末の11、12日は交通規制で県道が東向きの一方通行になる。
 一方、彦根地方気象台は同日、標本木のソメイヨシノが満開になったと発表した。開花から満開まで11日かかり、統計を取り始めた1953年以降では2番目に長かった。

■琵琶湖沖に男性の遺体 大津 釣り人が通報(京都新聞電子版)
 8日午前9時15分ごろ、大津市由美浜町の琵琶湖沖約600メートルで、男性の遺体が浮いているのを、釣りをしていた市内の会社員男性(41)が見つけ110番通報した。
 大津署によると、男性は年齢60歳ぐらい。身長167センチの中肉で、ベージュ色のジャンパーに紺色ジーパン、運動靴を身に付けていた。目立った外傷はなく、死後10日ほどという。同署が身元を調べている。

■なぎさ公園に防災対応「おくどさんベンチ」−災害時は「かまど」として利用(びわ湖大津経済新聞)
 なぎさ公園おまつり広場(大津市島の関)に都市公園防災機能強化の一環として災害時に「炊き出し」のできるベンチ「おくどさんベンチ」が設置されて1カ月半が過ぎた。
 この同取り組みは、避難場所として指定されている公園に、災害時に安全場所を確保すことに加えて防災機能の充実を狙ったもので、2月20日に完成した。ベンチを設置した大津市公園緑地協会の山中さんは「設置から1カ月半が過ぎたが、かまどとして利用実績が無いことが幸い」と話し、「設置して公園で実際に触れ合うことで市民の防災意識向上のきっかけになれば」と期待する。
 ベンチの大きさは、縦=72.5センチ、横=1メートル83センチ、高さ=60.5センチ。コンクリートブロックの土台部分を木製カバーで覆った構造で、災害時にカバーを外すことでかまどとして利用できるもの。「おくどさん」は「かまど」の意味。
 「各自治会から『いつ作ってくれる?』との待ち望む声が多くある」と山中さん。今後、広域避難場所5カ所、避難場所21カ所に順次設置する予定。「今後も使用しないことを祈るが、緊急事態にも備えなくては」と防災活動拠点の必要性も訴える。

■大型肉食魚は絶滅しやすい=化石調査で乱獲に警鐘−米大学(jiji.com)
 地球に巨大な隕石(いんせき)が衝突したのが原因と考えられ、恐竜が滅びたことで知られる約6500万年前の生物大量絶滅の際に、現在のカジキやマグロに相当する大型肉食魚類が受けた打撃が特に大きかったことが、化石の調査で分かった。米シカゴ大の研究チームが7日までに米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
 カジキやマグロはこれら絶滅種の子孫ではないが、体が大きく、頑丈なあごで他の魚を素早く捕らえ、海の食物連鎖のほぼ頂点に位置する点は共通している。研究チームは、成長が遅く、繁殖に時間がかかるため、今度は乱獲によって同様の運命をたどりかねないと指摘している。

■ハマちゃんスーさん見納め 映画「釣りバカ日誌」終了へ(Chunichi Web滋賀)
 松竹は7日、日本映画を代表するコメディー「釣りバカ日誌」シリーズを次回作で終了すると発表した。同社の深沢宏プロデューサーは「映画としてやり尽くした。興行的には好調だが、どこかでけじめをつけようと思っていた」と説明している。
 同シリーズは、1988年に「男はつらいよ」と同時上映でスタート。建設会社社員のハマちゃんこと浜崎伝助を演じる西田敏行さん(61)と、スーさんこと経営者鈴木一之助役の三国連太郎さん(86)の名コンビにより、型破りなキャラクターや世相を反映した風刺で人気を集めた。
 作品ごとに各地で撮影し、これまでにスペシャル版を含め21本を製作。松竹によると、近年は1作で50万人から70万人、シリーズ累計で約2300万人を動員したという。
 シリーズを締めくくる「釣りバカ日誌20 ファイナル」は松坂慶子さんらをゲストに迎え、前6作に続いて朝原雄三監督がメガホンを取る。
 北海道で5月から7月に撮影し、12月26日から正月映画として全国公開予定。(共同)

■6〜15日 春の全国交通安全運動 新宮署 タレント招いて街頭啓発(紀南新聞ネット版)
 春の全国交通安全運動が6日、15日までの10日間の日程で始まった。期間中、紀南地方の各地でも街頭啓発や交通安全教室などを展開する。今回は、子どもと高齢者の交通事故防止▽すべての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底▽自転車の安全利用の推進▽飲酒運転の根絶―の4点が重点。
 初日、新宮警察署(羽山潤一郎署長)は早朝、那智勝浦町内と北山村内で街頭啓発を実施したあと午前9時から、タレントの田淵岩夫さんを招いて広角交番前広場で出陣式、同交番前国道42号でドライバーに対する街頭啓発を行った。
 新宮署管内の5日現在の交通事故発生件数は70件で、死者1人、傷者87人。
 出陣式には、関係団体約100人が参加。新宮市交通事故をなくする市民運動推進協議会会長の佐藤春陽市長は「行楽シーズンを迎え人・車の往来が増える時期。みなさんの力を借りて道行く人・車に対しシートベルトの着用、交通安全ルールの徹底を呼び掛けたい」とあいさつ。
 県交通事故をなくする県民運動東牟婁地区推進協議会長の西上邦雄東牟婁振興局長は「県においてもみなさんと協力し県民総ぐるみの交通安全を推進している。今後もより一層の協力を」と話した。
 羽山署長は「管内の交通事故発生件数は平成14年の429件を頂に連続6年減少。要因は道路の新設や改良もあるが、みなさんの熱心な啓発活動が市民まで浸透し交通安全意識の高揚につながったと思う」と交通安全運動の効果を上げた。
 その一方で、「減少傾向とはいえ、今年は1人が亡くなり、助かっても日常生活に支障をきたしているのも現実。遺族、被害者、予想もしなかった加害者の心中を察する。みなさんのリーダーシップで交通安全の機運を盛り上げ、交通事故のない新宮市に協力を」と語った。
 ゲストのタレント・田淵さんは運転中の携帯電話やメール、飲酒運転、明るい服装の着用などを話題に「交通事故は意識を持てば防げる。交通事故のない和歌山県に」と参加者に言葉を掛けた。
 出陣式のあと、参加者は国道42号沿いで横断幕やのぼり、「携帯電話 運転中 禁止」「夕暮時 ライトは早めに」などとカードに書いた“見せる啓発”はじめ、啓発物品をドライバーに手渡し、安全運転を訴えた。

09/04/07

■琵琶湖眺めランチ楽しむ なぎさ公園にオープンカフェ(京都新聞電子版)
 大津市の中心市街地活性化基本計画の核事業の一つ「なぎさ公園オープンカフェ」(同市打出浜)がほぼ完成し、一部の店舗でプレオープンの営業が始まった。他の店も順次営業を始め、23日にグランドオープンを迎える。
 一足早く開店したイタリア料理店は、6日に開業。ランチタイムは満席となる盛況ぶりで、大きな窓の向こうに琵琶湖が広がる開放的な雰囲気のなかで、食事を楽しんでいる。
 利用者らは「景色が最高」「公園に来る楽しみが増えた」と満足そう。オーナーシェフの鳥嶋一義さん(57)は「湖の眺めが何よりの付加価値。上質な料理とサービスを提供したい」と意気込む。
 カフェは、官民出資のまちづくり会社「まちづくり大津」が、びわ湖ホール西隣の約5500平方メートルに木造平屋建ての店舗4棟を建設。湖岸への誘客を担う。

■1トン超巨大マンボウ 熊野で水揚げ、見学の園児もびっくり(Chunichi Web三重)
 熊野市の木本漁港で6日、重さ1トンを超える巨大なマンボウが揚がった。
 マンボウは体長約2・5メートルで、熊野灘近海の定置網にかかった。仕入れた水谷水産(同市有馬町)の水谷修専務(47)は「通常は60キロ程度。こんなに大きいのは初めて見た」とびっくり。
 見学した有馬保育所の園児たちも、軽トラックからはみ出る巨体に驚き、興味深そうに眺めたり、触ったりしていた。(鈴村隆一)

■体長2・5mのマンボウ水揚げ、保育園児びっくり(Yomiuri On Line)
 体長約2・5メートルの巨大なマンボウが6日朝、三重県熊野市木本(きのもと)町の木本漁港に水揚げされ、漁業関係者らを驚かせた。
 体重は1トンを超えるとみられる。
 買い取った同市有馬町の水産卸業「水谷水産」が、解体・販売する前に子供たちにもひと目見せようと、同社近くの有馬保育所へ運んだ。園児たちは初めて見る巨大な魚に、「何だこれ?」。
 マンボウを飼育、展示する同県志摩市の水族館・志摩マリンランドの担当者は、「マンボウの成魚は3メートルぐらいになるが、このサイズで捕獲されるのは珍しい」と話している。

■交通事故減へ一丸 啓発出発式で知事ら“げき”(Chunichi Web滋賀)
 春の全国交通安全運動が6日始まり、県内各地で出動式や啓発活動があった。15日までの期間中、警察や関係団体が街頭啓発や講習会、交通安全教室を行い、シートベルト・チャイルドシートの着用徹底、飲酒運転の根絶を呼び掛け、交通事故削減を目指す。
◆県庁で園児が安全宣言
 県庁正面玄関前広場ではオープニング式があり、大津署員や県交通安全協会、県安全運転管理者協会、県老人クラブ連合会などから100人が参加した。
 嘉田由紀子知事が「昨年の県内交通事故死亡者は約80人に抑えられた。これからの10日間、それぞれの立場から安全運転啓発につとめてください」とあいさつ。名和振平県警本部長は「6月の道交法改正で75歳以上のドライバーに課せられる認知機能検査の周知をはかってほしい」と呼び掛けた。
 ひかり保育園(大津市大萱)の園児26人が太鼓や鉄琴で合奏した後、「交通ルールを守って安全運転してください」とドライバーに向けて安全宣言。最後は参加者全員で白バイやパトカー、啓発車の出発を見送った。 (曽布川剛)
◆買い物客にグッズ、彦根市のビバシティ
 彦根市の大型量販店「ビバシティ彦根」では、宮川孝昭県公安委員や北村猛彦根署長ら50人が、買い物客ら1000人に啓発品を手渡し、交通事故の防止を呼び掛けた。
 黄色の蛍光ジャンパーを着て交通安全と書かれたたすきを掛けた交通安全協会員らが、南側の出入り口など3カ所で「交通安全にご協力をお願いします」と呼び掛けた。反射材付きのキーホルダーや、自転車運転時にヘルメット着用を勧めるチラシなど5点を、買い物客らに手渡した。
 運動期間中、彦根署は無事に帰ってくるようにとの思いを込めて、老人ホームなど管内の8事業所にカエルの信楽焼の置物を配ったり、高齢者ドライバーを対象に運転講習会などを実施する。 (古根村進然)
◆ドライバーに「確認じゃー」忍者姿の姉妹一役
 甲賀地域のオープニング啓発は、湖南市の国道1号沿いのドライブインであり、双子の姉妹が交通安全に一役買った。
 甲賀市の小学4年辻彩花さんと萌花さん。甲賀忍者の地元らしく忍者装束姿で、交通安全協会員や甲賀署員ら90人とともに啓発した。
 署員が誘導した車に、協会員がプラカードを掲げ、そこに書かれた「交通安全確認じゃー(忍者)」を大声で唱える中、かわいい双子がお願いすると、ドライバーも運動の重点が「子どもと高齢者の事故防止」であることをあらためて認識していた。 (宮川弘)
◆歩行者の事故撲滅「近江商人」訴える
 近江八幡地区交通安全協会はJR近江八幡駅で反射材250個を配り、薄暮から夜間にかけての歩行者事故撲滅を呼び掛けた。
 協会員と近江八幡署員30人のうち、協会員6人は「近江商人」に扮(ふん)して啓発。てんびん棒やそろばんを手に、買い物を終え家路を急ぐ主婦らに「夜間の事故に気を付けて」と声を掛け、反射材や啓発チラシを手渡した。県トラック協会湖東支部の11人も協力した。 (松瀬晴行)

■春の全国交通安全運動:シートベルト着用を訴え 各地で運動展開(毎日jp滋賀)
◇県内、死亡事故の半数は夜間
 春の全国交通安全運動が始まった6日、県内の警察署の大半で、計約800人のスタッフが参加して、交通安全を訴えるパレードやシートベルト着用の呼びかけ、反射材の配布などを行った。
 県庁前では同日午前、運動のオープニング式典が行われ、嘉田由紀子知事や名和振平・県警本部長らが出席。式典後、白バイ隊などが啓発のため町に繰り出した。
 また、高島市では同日、安全の輪を広める写真パネルリレーの出発式が同市今津町の高島署前で行われ、高島安全運転管理者協会会員ら約30人が事故撲滅を願った。協会(約220事業所)は、同市内で起きた重大事故の写真を同署の協力でパネルにし、加盟事業所でリレー回覧し、従業員らに交通安全を呼びかける取り組みを長年続けている。岸田定・同協会会長からバトンを手渡された市内6地区の代表はそれぞれパネルを持ち帰りリレーがスタート。3カ月ほどで全事業所を巡り、ゴールするという。
 県警交通企画課によると、今年の交通事故死者数は5日現在、18人(前年同日比3人減)。年間死者数は06年=102人▽07年=93人▽08年=79人と毎年減少傾向で、08年には、半世紀ぶりに80人を割った。
 しかし、死者に締める高齢者(65歳以上)の割合は高く、06年以降平均40%以上を占めており、高齢者の事故防止が引き続き課題となっている。また、死亡事故の約半数が夜間に起きているという。
 県警は15日まで、各警察署を中心に関連イベントを開く。【後藤直義、塚原和俊】

09/04/06

■海産物の直売盛況 三輪崎漁港で朝市 新宮市(南紀州新聞ネット版)
 三輪崎漁業協同組合(海野益生組合長)は5日、新宮市三輪崎の三輪崎漁港内・市場で海産物の直売(朝市)を開催し、大勢の人でにぎわった。
 地元で獲れたカツオ、ブリ、アジ、トンボシビなどの鮮魚が格安で販売されるとあって、会場には開店の午前10時前から大勢の人が並んだ。開店と同時にウニごはん、ヒロメずしなどの人気商品はすぐに売り切れてしまった。近くにある足湯施設も満員になった。
 海野組合長は「予想を超えるお客が来てくれてよかった。月2回開いて欲しいという声もあるので検討していきたい」と話していた。
 朝市は毎月第1日曜日に開かれる。次回は5月3日(日)午前10時からで、サザエなどの貝類も出品される予定。

■皇居外苑濠:お堀、大変なんです 環境省が調査と保全に乗り出した(毎日jp)
 国内外から年間300万人の観光客が訪れる皇居。その周囲を、桜の名所である千鳥ケ淵や桜田濠など13の外苑濠が囲む。しかし、閉鎖水域のために水はよどみ、不用意に持ち込まれたブラックバスなど外来種が在来種の存続を危うくしている。環境省は最新機器を使い、お堀の環境保全作戦に乗り出した。【関東晋慈】
◇ヘドロで水深も浅く
 お堀の水面は東京ドーム8個分に匹敵する約37万平方メートル、水量はドーム3分の1個分の約45万立方メートルに相当する。水質を示す指標のBOD(生物化学的酸素要求量)は1リットル当たり最高で6・7ミリグラムと環境基準を上回る。悪臭が漂うこともある。
 昨年10月には全裸の外国人がお堀に飛び込み泳いだり歩いたりした。底に堆積(たいせき)したヘドロのために歩くことができるほど水深が浅くなっていた。治安上大きな問題で、早急な清掃が必要になった。
 環境省は今年2月、水質改善を理由に、水抜きが可能な牛ケ淵で、6年ぶりに水を抜き大掃除を行った。今後、凱旋(がいせん)濠など他の堀でも実施する。
◇外来魚は5種を確認
 同月、清水濠を1そうのボートがゆっくり回っていた。水中にくま手状の装置が入る。30分で2匹の魚が浮かんだ。50〜700ボルトの電流で魚をまひさせる「電気ショッカーボート」だ。網で捕ることができない岩のすき間や裏にいる魚まで完全に捕獲できる。北海道立水産孵化(ふか)場の工藤智・河川湖沼科長(53)が米国で利用されていた漁具をヒントに開発した。
 捕獲作業は08年度に計4週間実施した。その結果、絶滅の恐れのあるジュズカケハゼが桜田濠など七つの濠で最も多い種を占め、貴重な生息地になっていることが分かった。魚類17種(在来魚12種、外来魚5種)と甲殻類4種の生息が確認され、個体数は計3万6282匹に達した。
 問題も浮上した。牛ケ淵で6年前に生息していたブルーギルとオオクチバスはかい掘りで除去され一匹も残っていなかったが、環境省が01年から駆除に取り組む外来種ブルーギルは凱旋濠では生息する魚の中で最も多い種だった。全体でも個体数の4%を超えた。外来種は計5種だった。こうした外来魚は水生生物の存続を危うくするとして、国の許可なく放ったりすることを禁じた外来生物法の対象種に指定されている。
◇全国湖沼のモデルに
 水質汚濁や外来種問題は、全国の湖沼などの閉鎖水域に共通する問題だ。
 渡り鳥の飛来地として知られる伊豆沼(宮城県栗原市など)では90年代に密放流されたバスが繁殖。00年にモツゴなど在来の小魚がほぼ姿を消し、水鳥の生息にも悪影響が出た。琵琶湖(滋賀県)を含め、全国6カ所が環境省のブラックバス駆除モデル事業になり、自治体などが水質改善や外来種除去に取り組む。
 工藤さんは05年から3年間、電気ショッカーボートで五稜郭(北海道函館市)の堀で外来種オオクチバスの駆除に成功し、環境省もこの方法で11年度までに確認された全5種の外来種駆除を目指す。
 この取り組みを、閉鎖水域の環境保全に役立てることも視野に入れ、昨年、管理方針検討会(座長、須藤隆一・NPO環境生態工学研究所代表)を設置した。今年度中に生態系や水質、景観の保全方法を盛り込んだ指針を策定する計画だ。須藤座長は「お堀での対策を全国の閉鎖水域を守るためのモデルにしたい」と話す。
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◇お堀に生息する生物
(1)日比谷濠 モツゴ693(42)ブルーギル472(29)ジュズカケハゼ251(15)
(2)凱旋濠  ブルーギル231(82)オオクチバス34(12)ヌマチチブ6(2)
(3)桜田濠  ジュズカケハゼ252(38)ワカサギ220(33)ウキゴリ43(7)
(4)半蔵濠  ジュズカケハゼ2524(87)モツゴ276(10)ウキゴリ62(2)
(5)千鳥ケ淵 ウキゴリ980(57)モツゴ488(28)ジュズカケハゼ233(14)
(6)牛ケ淵  ジュズカケハゼ102(49)ウキゴリ57(27)モツゴ38(18)
(7)清水濠  ジュズカケハゼ888(58)モツゴ477(31)ブルーギル94(6)
(8)大手濠  ジュズカケハゼ700(44)モツゴ560(35)ブルーギル220(14)
(9)桔梗濠  モツゴ817(49)ジュズカケハゼ612(36)ブルーギル193(11)
(10)蛤濠   ジュズカケハゼ1115(84)モツゴ169(13)ウキゴリ14(1)
(11)和田倉濠 モツゴ603(61)ジュズカケハゼ161(16)ブルーギル154(16)
(12)馬場先濠 モツゴ2068(78)ジュズカケハゼ411(15)ブルーギル119(4)
(13)二重橋濠 ジュズカケハゼ255(69)ワカサギ78(21)ウキゴリ15(4)
(環境省08年度調査。上位3種。単位は匹、カッコ内は%)

■ワラサ大漁で尾鷲に活気(Chunichi Web三重)
 尾鷲市の尾鷲魚市場で5日、季節外れのワラサが約2500匹も水揚げされ、漁業の街は活気づいた。
 ワラサは成長するとブリになる。掛かったのは同市南部の賀田(かた)湾に張られた大型定置網「梶賀(かじか)大敷」。色鮮やかな大漁旗をなびかせた運搬船「18拓隆丸」(14トン)が尾鷲湾に入港。4−7キロのワラサを次々と魚市場に並べた。「大漁」の知らせに、大勢の仲買人が集まり、熱のこもった入札を繰り広げた。

漁業者は「たくさん捕れてうれしいね。このまま大漁が続いてほしい」と笑顔。魚市場関係者は「ワラサは刺し身や照り焼き、しゃぶしゃぶで食べるとたまらない」と声を弾ませていた。
 仲買人に売り渡す浜値は、高値で1キロ当たり451円で旬の冬場より安め。地元で消費されるほか、仲買業者を通じて都市部に送られる。(福田大展)

09/04/05

■新鮮な湖魚 次々注文 守山漁協 恒例の土曜朝市幕開け(京都新聞電子版)
 滋賀県の守山漁業協同組合が開く恒例の土曜朝市が4日、同市の木浜漁港で始まった。琵琶湖でとれた新鮮なコアユやホンモロコなどを待ちわびた市民が買い求めた。
 新鮮な湖魚を安く提供しようと、10年近く行っている。沖合のえりや刺し網でとれたニゴロブナやハス、小エビなど計約120キロを並べた。開始時間にはすでに約50人の市民が集まり、「コアユのあめ炊きをする」「豆と一緒に炊く」などと言ってキロ単位で次々と注文した。
 朝市は6月末まで、毎土曜日の午前9時半から開く。整理券の配布は同6時から。永尾一夫組合長(73)は「子どもたちにも是非食べてもらえたら」と話していた。

09/04/04

■日本100選 海津大崎の桜開花(Yomiuri On Line滋賀)
 びわ湖高島観光協会は3日、高島市マキノ町の「海津大崎の桜」が開花したと発表した。日本さくらの会選定の「日本さくら名所100選」の一つで、同協会は花見期間中、約12万人の観光客を見込んでいる。
 同協会マキノ支所によると、この日朝、標準木で7輪の開花が確認された=写真=。昨年より3日早い開花で、見頃は10日頃という。
 交通渋滞緩和のため、11、12日には午前9時30分から午後5時まで交通規制が行われ、海津東口―西浅井町二本松間が一方通行になる。両日とも、JRマキノ駅から現地までを往復するシャトルバスが運行される。
 また、4〜10日と13〜19日にはJRマキノ駅を出発し、大崎寺や道の駅「マキノ追坂峠」などを経由して同駅に戻る「お花見循環バス」が運行される。問い合わせは同支所(0740・28・1188)。

■桜:海津大崎で開花宣言 600本“トンネル”楽しみ−−高島(毎日jp滋賀)
 「日本のさくら名所百選」に選ばれ、船での湖上からの花見も人気が高い高島市マキノ町の海津大崎の桜が3日、開花した。同日、同市今津町の最高気温は平年より1・7度高い14・8度。びわ湖高島観光協会が気象台にならって開花標本木にしている木をもとに開花を宣言した。
 海津大崎の桜は湖岸沿いの県道約4キロにわたってソメイヨシノ約600本の並木が続き、咲き誇ると桜のトンネルになる。並木はさらに隣の西浅井町大浦地区まで計約8キロに及ぶ。花見船も出て、湖水に映える壮大な桜並木をめでる湖上観桜も人気だ。
 同観光協会マキノ支所によると、人出は例年約11万人。今年の開花は少し早めで、9〜10日ごろ満開を迎えそうだという。週末の11、12日には、JRマキノ駅付近から桜並木入り口まで臨時のシャトルバス(200円)が運行される。問い合わせは同支所(0740・28・1188)。【塚原和俊】

■琵琶湖の「悪者」をバイオ燃料に 水草から精製、成功(asahi.com)
 驚くばかりの繁殖力で夏には琵琶湖の湖面を覆い、航行の障害や悪臭の原因となるウオーターレタスから、バイオエタノールをつくる技術を滋賀県東北部工業技術センターや京都大学などの研究グループが編み出した。これまで駆除に手間ばかりかかっていた「厄介者」が、ガソリンの代替燃料として実用化される日は近い。
 正式名ボタンウキクサ。繁殖力がきわめて強い外来種で、毎年夏から秋にかけて琵琶湖南部の入り江を埋め尽くす。生態系への影響も懸念されているため、県は07年度、約7千万円を費やし、ほかの水草と合わせて約2800トンを除去した。
 「エネルギーに転用できないか」と考えたのは、同工業技術センターの松本正主任専門員。07年度から研究に取りかかり、翌年度からは京大産官学研究センターの牧野圭祐特任教授(生化学)と京大エネルギー理工学研究所の渡辺誠也助教(分子生物学)らも加わった。
 成功の決め手は渡辺助教が開発した酵母だった。水草にはトウモロコシなどの穀物にはない糖類が含まれ、エタノールへの変換を邪魔していた。この糖類を発酵させる酵母を遺伝子操作でつくり出し、高濃度のエタノールが精製できるようになった。
 商業ベースにのせるため、3年後をめどに琵琶湖岸に実証プラントを建設する予定だ。
 牧野特任教授は「琵琶湖の水草を貴重な資源として利用することで、エネルギーを地産地消するモデルを作りたい」と話す。(安田琢典)

09/04/03

■南紀田辺は15%増 高速道路の値下げ効果(紀伊民報AGARA)
 西日本高速道路は2日、地方圏路線で乗用車と二輪車の休日通行料が上限1000円となった3月28、29日に、観光地最寄りのインターチェンジ(IC)で軒並み交通量が増加したとする調査結果を発表した。田辺市稲成町の南紀田辺ICは15%の増加だった。
 阪和自動車道の南紀田辺ICで28、29日の平均交通量は1万7100台。前年同時期の週末に比べて2200台増えた。
 渋滞状況を見ると、阪和自動車道の上り線は29日午後5時ごろ、海南市の藤白トンネル付近で27・8キロ渋滞し、西日本で最長だった。
 阪和自動車道のサービスエリア・パーキングエリアの混雑は、通常の土日曜を若干上回る程度だった。大型バスが停車した時に女子トイレに列ができることもあったが、大きな混雑や事故などはなかったという。
 西日本の主要観光地の最寄りIC交通量で、増加率が最も高かったのは道後温泉に近い松山道松山ICの36%増。ほかに、天橋立などがある舞鶴若狭道舞鶴西(京都)の35%増、米子道蒜山(ひるぜん=岡山)と高松道善通寺(香川)の33%増が高率だった。
 同社は37カ所の高速道路休憩施設で2日間、割引についてアンケートをした。1285人の回答者のうち「高速道路の利用機会が増える」「旅行範囲が広がる」と答えた人は9割に上った。高速料金が安くなった分を「食事代」(37%)や「土産代」(16%)に使うと答えた人が多かった。
 西日本高速道路は「交通量は、大都市部よりも割引効果の高い地方部の伸びが高かった。白浜温泉に近い南紀田辺ICでも増加台数は多く、大幅値下げの効果に加え天候に恵まれたこともあり、観光・レジャー交通の利用が多かった」と話している。

■船舶からの救難信号、9割は誤報 海保捜索活動に支障(Chunichi Web)
 船舶から発信される救難信号の9割以上が誤発信であることが3日、海上保安庁のまとめで分かった。船員による発信器の誤操作や整備不良が主な原因だが、誤りとはすぐに分からず1000キロ以上先までの海域を捜索したことも。海保は「本当の海難が別にあった場合は救助活動に支障が出るため、発信器の扱いに注意してほしい」と船舶関係者に呼び掛けている。
 救難信号発信器はEPIRB(イパーブ)と呼ばれ、船橋に装着されている。船が海中に沈むとイパーブだけが切り離されて海面に浮上し、衛星経由で信号を発信する。
 誤発信は海保が2007年に受信した信号424件のうち399件(94%)、08年は385件のうち367件(95%)に上った。1999−07年の誤発信を調べたところ、42%が船員の誤操作、38%が機器の故障や整備不良だったという。
 電池が入ったままイパーブが投棄され、突然信号を発信するケースもある。05年には北海道函館市の山中、06年は沖縄県嘉手納基地の産廃集積場、07年は東京都江東区のごみ収集車、08年は岡山市の産廃処理場から救難信号が発信され、それぞれ投棄されたイパーブが見つかった。(共同)

■ETC助成40万台追加 高速道路料金値下げで枠拡大(Chunichi Web)
 金子一義国土交通相は3日午前の記者会見で、高速道路の自動料金収受システム(ETC)車載器の購入費の助成枠について、「40万台規模で支援を追加する」と述べ、当初予定していた100万台から140万台に増やすことを明らかにした。
 助成は、ETC利用者限定の高速道路料金の大幅値下げに対応して3月12日から実施。3日午前までの助成台数は4輪車と2輪車を合わせ約84万台に達し、助成申し込みは1日約3万件のペースで増えている。4月中に100万台を突破する見通しのため枠を拡大する。
 具体的には、助成を実際に行っている高速道路交流推進財団が4輪車の助成枠を20万台増やす。また新たに高速道路各社が独自の普及促進策として計20万台分を助成する。4輪車、2輪車の内訳は検討中という。
 助成額は、4輪車が5250円、2輪車が1万5750円。
 高速道路交流推進財団は当初、4輪車95万台、2輪車5万台に達した段階で助成を打ち切る計画だったが、助成希望者が多く、車載器の生産も間に合わない状態となっている。(共同)

■バードウオッチング:烏丸半島周辺で、54種類の野鳥確認−−草津(毎日jp滋賀)
 琵琶湖畔の野鳥を観察する「草津烏丸半島下物探鳥会」(日本野鳥の会滋賀支部主催)がこのほど、草津市下物町の烏丸半島周辺であった。同支部のメンバーら23人が参加し、望遠鏡などを使って熱心にバードウオッチングしていた。
 参加者らは、野鳥図鑑などを手に湖畔の約3キロを歩き、チュウヒやハイタカなどの猛きん類や、ヨシにとまるカワラヒワなど54種の野鳥を確認。茶色から黒色へと夏の毛色に変わりかけたオオジュリンを見つけると、声を掛け合って観察するなど盛り上がっていた。一方、観察中に湖岸近くを行き交うモーターボートの音で野鳥が飛び去ると、残念な表情をしたメンバーらが次のポイントに移動する光景も見られた。
 昨年12月から探鳥会に参加し始めたという守山市伊勢町の定光哲男さん(60)は「自然の中で生きているほんまもんのキジを初めて見られて感激。野鳥を通して季節の細かな移ろいが感じられて楽しい」と話していた。【後藤由耶】

09/04/02

■ホンモロコのふ化1・4% 瀬田川洗堰水位操作が直撃(京都新聞電子版)
 琵琶湖の固有種ホンモロコの卵のうち、瀬田川洗堰を操作して水位を下げる5−6月の間に産み付けられたものは、ふ化したとみられる割合がわずか1%にとどまることが県水産試験場の調査で分かった。地域的に産卵量が多いのは湖北地域で、この期間にピークを迎えていることも判明した。大産卵を水位操作が直撃している形となった。
 調査は同試験場が昨年4−7月に実施。湖周辺の12カ所で卵数を調べた結果、湖北町では64万粒を確認し、大津市の19万粒、近江八幡市の12万粒などに比べて群を抜いて多かった。
 産卵時期は地域ごとに偏りがあることも判明。洪水に備え湖の水位を下げる期間(5月28日−6月12日)を中期とし、その前後を前期、後期とすると、湖北町は中期にピークを迎えていた。
 しかし、卵と水面の位置関係を確認し、ふ化したとみられる割合を時期ごとに調べると、前期50・6%、後期24・5%だったのに対し、水位が急激に下がる中期は卵が干からびるためわずか1・4%にとどまった。
 洗堰を管理する国土交通省琵琶湖河川事務所は、フナやコイの大産卵に伴い水位を維持する操作を試行しているが、「ホンモロコはどんな条件で活発に産卵するのか分からず、水位維持の対象にしていない」と話す。
 ホンモロコの漁獲は1980年代は300トンあったが、2006年度は6トンに激減している。水際のヤナギの根などに散乱するため、以前から水位操作の影響が指摘されてきた。同試験場の藤岡康弘場長は「漁獲の激減は外来魚の食害とともに水位操作の影響が大きいことを改めて示す調査結果だ」と話している。

■ニゴロブナ:外来魚に負けるな! 普門新池に300匹の稚魚放流−−大津(毎日jp滋賀)
 大津市真野普門3のため池「普門新池」の改修を記念し、地元の住民らが3月29日、同池にニゴロブナの稚魚約300匹を放流した。
 同池の水は農業用水として使われてきたが、ポンプが老朽化したため、昨年11月に改修した。これに合わせて、琵琶湖から泳いできて年々増えていた外来魚のブルーギルを駆除し、代わりにニゴロブナを放流することとした。
 この日は、住民ら約10人が、バケツに入れた体長5〜10センチの稚魚を勢いよく池に放していった。参加した真野北部土地改良区の谷茂夫理事長(75)は「昔はたくさんのニゴロブナがいたが、外来魚の影響で少なくなってしまった。元気に大きく育ってほしい」と話していた。【南文枝】

■長浜・竹生島でカワウ駆除 目標数の約4割(Chunichi Web滋賀)
 樹木の枯死被害などが深刻な竹生島のカワウ対策で、長浜市は1日、3月に実施したエアライフルによる駆除の実証実験の結果をまとめた。当初2000羽程度の駆除を目指したが、16日間で捕殺したのは計792羽、発射弾数に占める捕殺率は平均30・5%だった。
 地元猟友会に所属する12人に委託し、交代で1日4人が、日の出から午前9時ごろまでと、午後4時すぎから日没にかけて駆除した。シルバー人材センターの会員が調査員として同行し、発射弾数や命中数、命中後のカワウの状況などを調べた。
 その結果、発射弾数は計2595発で、命中数は1312発。1日の捕殺数は最高100羽程度だった。期間中の捕殺率は13・7−52・4%。
 捕殺数や捕殺率は、強風や雨天など天候の影響を受け、日によってばらつきが出た。一方、散弾銃に比べてエアライフルは発射音が小さいことから、いったん飛び去ったカワウが早く戻ってくる効果が確認できたという。
 市農林水産課は「捕殺率は大体予想通り。結果を踏まえ、駆除に当たる人数や編成など今後の対策の参考にしたい」としている。(近藤歩)

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