Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

07/07/18

琵琶湖は台風4号で
コンディション激変

 「1日ハネラバやり通して40UP4尾だけ。渋いですわー」7月17日に滋賀県琵琶湖へフィッシングガイドに出てた関根健太プロの感想です。「あきませんわー」と言うのは大仲正樹プロ。森田哲広プロはビッグベイトで40UP2尾。普段の釣果にくらべたら、とても厳しい結果ですね。

 琵琶湖の水位は台風4号の前にくらべて30cmを越える急上昇になってます。台風前はマイナス10cm台だったのが、17日朝の水位はプラス20cm。18日朝はちょっとさがってプラス18cmになりました。琵琶湖周辺は台風前から強い雨が降ってたところへ、さらに台風の雨が降りました。その間、瀬田川洗堰では全開放水が続いてます。在来魚の産卵を助けるための水位コントロールどころではありません。

 河川からの濁りやゴミもひどくて、広範囲に濁りが入ってます。「表層はきれいに見えるから、魚が釣れそうに思ってやってみても反応がない。下の方は濁ってるのではないか」「それよりも水温低下がきついのでは?」原因はいろいろ考えられるけど、魚が右往左往してパターンが定まりません。ガイドで釣れてるバスも、どこという特定のスポットはなくて、実績場を探ってるうちにどこかで当たってくるとのことでした。トップウオーターが得意な関根プロ、ビッグベイトが得意な森田プロとも、トップへのバスの反応がすこぶる悪いと言ってます。

 岸釣りも釣れてることは釣れてるけど、台風前とは明らかに釣れ方がかわってます。バスフィてんちょのレポートを見ると、トップウオーターで素直に釣れてたパターンはどっか行っちゃったようです。こういうときはスローにていねいに探れるソフトベイトのライトリグが強いですね。雄琴ランカーズ倶楽部の例会結果高橋義博会長の釣果を見てるとよくわかります。岸釣りはキャストが届く範囲で釣るしかないし、濁りが入ったときにバスが浅い所に集まるのはバスフィッシングのセオリーの一つです。がんばって探せばどこかで当たる確率はボート釣りより高いけど、釣れ方が台風前と大幅にかわってるのはボート釣りとかわりません。

 普通の釣れ方に戻るには週末ぐらいまでかかるんじゃないかというのが大方の意見です。その普通の釣れ方というのが台風前の状態に戻るのか、季節が進むのか、逆戻りするのかは、状況が落ち着いてみないとわかりません。もしかしたら昨シーズンの再現で夏になり切らない可能性だってあります。台風直後の釣れ方を見てると、波風やウィードの飛び方、濁り方がひどくない割にバスのコンディションのかわり方がきついんですよね。これはちょっと油断しない方がいいかもしれません。影響が一時的なものなのか、長く続くのかがとりあえず問題ですね。

■P.S. 今回、Bassingかわら版に初登場した森田哲広プロは奥村哲史プロ、関根健太プロ、大仲正樹プロが所属する山ノ下湾ガイドグループの一員で、ビッグベイトを得意とするアングラーとして有名。近くTeck Perfoemerに登場予定。

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