Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

07/03/10

国道169号の迂回路を
走ってみました

 事の起こりは、つまり、こういうことです。ワイルドキャット2日間カツオ釣りに出てボーズをくらった後、強い風が吹いて大荒れになったと思ったら、黒潮がまた遠くへ離れちゃいました。カツオも風とともに去りぬ。プレジャーボートの航行範囲から外れるどころか、漁船が50マイル(約92.6km)以上沖まで行っても2日がかりで小さいのを10尾も釣れなかったとか。これではどうしようもないので、今年の初ガツオはまた先のことにして、とりあえずてんちょからお預かりしたオンブオバケを返しに行くことにしました。風邪ひかせないように毛布でくるんで、できるだけ元気なままで、丁重にのし付けて、ピンクのリボンまで掛けてね。

 こういうときはツキをかえないといけません。1月末の土砂崩れから約2カ月ぶりに迂回路が通れるようになった国道169号を走って琵琶湖まで行くことにしました。そろそろ奈良県池原、七色ダムのバスフィッシングシーズンも近いことですし、迂回路がどんな道なのか、誰かが通ってみないと様子がわかりませんからね。犠牲的精神で実験台になろうって言うわけです。えっ!? 野次馬根性だって。そうとも言います。まあ、キャプテン服部の愛車あるぽん号は1万6000kmも走ったノーマルツルツルFFのスプリンターカリブ1600ccですから、これで走れたら少々のもんでも走れます。実験台にはもってこいです。もし壊れても損害が小さいしなあってか。ほっといてくれ!!

 国道169号の迂回路は上北山村河合から小橡谷沿いの林道辻堂山線を走って県道大台ケ原公園線の途中に出て新伯母峯トンネルの川上村側出口付近で169号に出る約25km。そのうち林道の途中から大台ケ原公園道路に出るまでの約13km区間が時間制限の片側交互通行になっています。通れるのは各方向に約2時間置きに1日5回ずつ。夜間は通行止め。2トン積み以下の普通車しか通れません。それがいったいどんな道なのか、普通に169号を走るのにくらべて時間がどれぐらい余分にかかるのか、助手席にデジカメとメモ帳、ボールペンを置き要所々々で時計をチェックしながら走ってみることにしました。

 走ったのは3月8日。その数日前からカツオがどっか行っちゃうぐらいの強い風が吹いて寒くなって、当日は迂回路の標高の高い部分が凍結で午前中通行止め。午後0時10分の上北山村発ー川上村行きからやっと通れるようになりました。ちょうどこの時間を目標に走って来たあるぽん号は超ラッキーです。片側通行のゲートに到着したら、20台ほどが時間待ちしてました。10分ほど待って時間ピッタリに通行開始。黄色い回転灯を光らせた先導車に続いて、車間距離を空け気味に取った乗用車や小型トラックの長い列が曲がりくねった林道を慎重に走り抜けて行きます。スピードは30〜40kmは出てますから、そんなに遅くありません。遅そうなトレックや軽四輪は出発時に道を譲ってくれました。センターラインのないクネクネ道で、おまけに先導車がいるから追い越そうったって追い越せないんですけど、それでもまあまあ快適です。

 林道を5kmほど走ったあたりから次第に上り勾配がきつくなり、林道は川沿いを離れて山腹を上がって行くようになります。グングン上がって行くにつれて谷側の木立が途切れて視界がよくなり、左手はるか向こうには大峰山脈の雄大な眺望が開け、行く手遠くに見上げる尾根筋には、これから走って行こうとする林道のガードレールが、その手前には深い山襞に見え隠れしながら先行車があえぎあえぎ急坂を上って行く姿があります。文学調に書くとこういうことになるんでしょうけど、今どきの車は少々の坂でもあえいだりしません。道は狭くても片側交互通行で対向車がありませんから、出会い頭に止まったりスピードを落とすこともなく、車列はいたって快調にスムーズに進み続け、20分ちょっとで大台ケ原公園線に出ました。眺めのいい道をスイスイ走ることができて、へたくそな対向車に出合うことのない分、かえって気持ちよかったぐらいです。

 大台ケ原公園線に出てからは先導車なしのフリー走行。ここからが腕の見せどころ……と思ったら大間違い。しばらく行ったら路面が凍結防止剤だらけになって、もうちょっと行ったら日陰の部分が凍ってるではありませんか。これは喜んで走ってる場合ではありません。景色を楽しむ余裕もなく慎重に走って、国道169号との出会いまで25分足らずで到着。河合で169号から外れてからの実走時間は約50分。普通に169号を走れたら30分かかりませんから、走り方にもよるけど、その差は25分前後。思ったよりもたいへんな道ではありませんでした。

 国道が通行止めで時間制限の迂回路を通らないといけないとなると、その前後の交通量は当然少ないわけです。その差もあって、和歌山県新宮市から滋賀県大津市までの実走時間は15分ほど長くかかっただけでした。これだったらなんてことありません。あとは交互通行のゲートにどれだけタイミングよく到着できるかですね。昼間の決まった時間しか通れないということで、釣りにはあまり役に立ちそうにないんですけど、帰りなら時間次第で迂回路経由も悪くないかもしれません。ゲートの交通整理をしてたおっちゃんに聞いたら、4日の日曜日は通る車がけっこう多かったそうですから、そのあたりのことも計算に入れた上でご検討いただければいいんじゃないかと思う次第です。

 そんな感じで苦労することもなく山岳ドライブを楽しみながら滋賀に到着した翌9日は、琵琶湖で釣りをしてるてんちょのところへオンブオバケをしっかり返しに行かせていただきました。その結果は、てんちょのレポートにある通りです。これでばっちり返せたと思うんですけどね。誰が何と言っても絶対に返したからね!!

国道169号迂回路の情報

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