Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

04/03/10

そろそろ春の準備
たけなわの池原ダム

 3月6、7日の週末は奈良県池原ダムもひどい天候だったようです。冷え込みと強風、吹雪に積雪で、釣りに来るバスアングラーも期待したほどではありませんでした。池原ダム近くの国道169号は、雪で立ち往生してる車があちこちに止まっていたり、中には急ブレーキでスリップしてトレーラーのフレームを歪めてしまったバスアングラーの車もあったそうです。

 それでも池原ダムまでたどり着けば、数は少ないけどバスは釣れてます。NBCチャプターの優勝は50cmクラス2尾を含む3尾で5kgオーバー、3分の1以上のアングラーがキーパーをキャッチしてました。6日にトボトスロープから釣りに出たアングラーは45cm、7日は50cmや47cmを釣ってます。強風が吹き荒れた6日よりは、いくらかでも穏やかになった7日の方が成績はよかったようです。大荒れになる前の4日にはスイムベイトで53cmが釣れたりしてますから、やっぱり春が近いのは間違いないのかもしれません。

 水位は下がり続けてます。雪は降ったけど、そんなに大した積雪になったわけではありませんから、減水のペースがちょっとましになったかなという程度です。現在の水位の下がり方は、一昨年の同時期とほぼ同じペースだそうです。この調子で4月前半まで雨が少ないまま水位が下がり続けると、平成の森から見える島が陸続きになるかならないかぐらいの減水になるかもしれません。それぐらいが池原ダムが普通に減水したときの最低線なんですね。

 そこまで減水したまま本格的なスポーニングシーズンを迎えた年は、スロースタートになる傾向が強いようです。水位が低過ぎると、いい地形の所がほとんど干上がってしまい、ポイントがごく少なくなってしまいます。そこまで減水するかどうかは、ドカンとまとまった雨が降るかどうかにかかってます。普通にザーッと雨が降ったぐらいでは、池原ダムの減水を止めるパワーはありません。これからの時期、なかなか大雨って降らないんですけど、そういう雨が降ってくれるかどうかでスポーニングシーズンの釣りが強く影響されそうです。

 昨年は春分の日の連休から一気にアングラーが多くなったんですけど、今年はどうでしょうか。レンタルボートの予約状況などを見てると、どうやら同じようなことになりそうです。すでにそのための準備は始まっていて、バッシングポイント池原には、今年からレンタルに使う新艇が入ってきてます。トボトスロープには新しくトレーラーを止めるためのテラスが完成しました。暖冬で春がやって来るのが早く、サクラの開花も早いという予想が出てるんですけど、それだったらバスのスポーニングも早いのか、あるいは減水の影響で遅れ気味になるのか、ちょっと微妙なことになってきました。

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