Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

03/03/25

大にぎわい!!
春の3連休の池原、七色ダム

 春分の日がらみの3月21〜23日の3連休の奈良県池原、七色ダムは大にぎわいになりました。3月2日に池原ダムへ約100隻のボートが出たのが今年最初のにぎわいだったんですけど、この3連休はそれ以上で池原ダムは連日150〜200隻、七色ダムも100隻前後のボートが出ていました。

 ボートは主にカートッパーとトレーラーによる持ち込みで、レンタルボートはまだ半分も動いてません。池原ダムへ通い慣れたマイボートアングラーが連休にトーナメントなどが重なったこともあって一気に動き始めたという感じです。3連休中日の22日は雨だったんですけど、それでも大勢のバスアングラーががんばってました。揚降業者の駐車場はほぼ満車状態の所が多くて、ボートを降ろすのも揚げるのも待ち時間ができてました。

 池原ダムのバスの釣れ具合は、寒さとトーナメントのプレッシャーのためかややスローダウンしてます。60cmオーバーは出てるけど、ノーフィッシュのアングラーが多く、手堅く釣れるパターンがないという状況です。サスペンド状態のバスをツネキチリグかロングビルシャッドやミノーのドラッギングで狙うアングラーが多いんですけど、釣れるタナが連休の間に2mぐらい深くなりました。その変化についていけたアングラーだけが、なんとか釣り続けることができたという感じです。

 安定感では七色ダムの方が上です。杉戸プロのレポートにある通りバックウオーター近くのシャローウオーターまわりでスポーニングの一歩手前っぽい釣れ方をしてます。本当にサイトフィッシングが始まるのは、まだしばらく先のことなんでしょうけど、50cmオーバーの見えバスがあちこちにいて、それを狙ってじっと動かずに釣ってるアングラーもいます。

 池原ダムの水位はまたハイペースで下がり始めました。雨が降っても降ってもどんどん水を落としてます。その分、水の動きが激しくなってて、本流の上流部は濁りがきつくなってます。七色ダムも水位の上下が激しくなってます。

 池原ダム下のスポーツ公園では、サクラがちらほらと咲き始めました。去年のちょうど今頃は満開になってましたから、今年はかなり遅れ気味です。バスも同じように遅れるとしたら、本格的に大きいのが釣れ始めるのは4月中旬になってからでしょうか。だけど、この3連休に大きなバスが釣れたという情報が流れたら、一気にアングラーが動きだすかもしれません。100人かかろうが、200人かかろうが、60cmオーバーが1尾でも釣れたら、それで釣れたということになりますからね。

 事実、3連休中に何尾か60cmオーバーが釣れてるのは確かですから、それにつられてバスアングラーが動き始める可能性があります。それでバスアングラーが増えて、その結果、大きなバスが何尾かでも釣れたら、よく釣れてるという情報が流れることになります。今シーズンの池原、七色ダムは、そういう状況の変化を割り引いて釣れ具合を評価する必要があるんじゃないでしょうか。

 池原ダムへ行く途中、川上村の大滝ダムの横を通ったら、試験湛水がさらに進んでダム湖らしくなってきました。3月4日に見たときは、平野部のちょっとした川とかわらないぐらいの湖面だったのが、今はボートで走り回っても不足がないぐらいの湖面になってます。水位にして半分ぐらいは溜まったでしょうか。さらに水が溜まったら、さぞ立派なダム湖になるんでしょうね。満水になるのが楽しみです。

■B.B.C.ホット情報データベースへ
■B.B.C.ホット情報のテーマ別インデックスへ