Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

03/08/10

台風10号通過後の琵琶湖は
夏とは思えない釣れっぷり

 杉戸繁伸プロ、8月9日の台風通過直後の下見に続いて、10日のガイド本番もまた釣ってきました。2人のゲストと合わせて42〜49cmを4尾とその他40尾ぐらいだそうです。ほかにゲストが50cmを軽く越えるグッドサイズを掛けたものの、ロッドを引き倒されてバラしたのもありました。その他のうちわけは、30〜35cmが多かったそうです。20cm台のマメではなく、30cmオーバーから40cm前後までが釣ろうと思えばどんどん釣れる状況だったと言いますから、これっていい釣りですよね。

 だけど杉戸プロはイマイチ満足してません。ほかのアングラーが50cmオーバーをよく釣ってたからです。中には50cmオーバーを何尾も釣ってるアングラーもいたそうですから、台風の影響で元気になったのは30〜40cm台だけじゃなくて、大きなバスもごきげんだったんですね。

 ただし、全部のアングラーがよく釣ってたわけではありません。エリアによって釣れる釣れないが極端なのと、急な増水による湖流が激しくなっていて、特に南湖の南端寄りのエリアは激流と言ってもよい状態だったそうですから、それをどう釣りこなしたかで結果が分かれたようです。


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 水位の上昇は9日夜にプラス10cm前後になったところで落ち着きました。台風の雨が降る前の8日朝の水位はマイナス20cmですから、まる2日間で約30cmの増水です。その増水を押さえ込もうと思い切り放水してるために湖流が激しくなってるんですね。そのため濁りの状態も時間を追って激変してます。9日は茶色の濁りが広がっていた真野浜沖は、10日にはかなり透明感が戻ってきました。南湖は一帯に濁ってるんですけど、バスが釣れないほどひどい濁りではありません。

 急激に下がった水温は10日には回復傾向になって、24度台だったのが26〜27度まで戻ってるそうです。ただし、水温が上昇したと言ってもごく表層だけでしょうから、同じ26〜27度でも真夏の高水温とは違うと思います。この高水温の層がどれぐらい下層まで広がっていくかで、真夏のバスのパターンが決まるんですけど、この夏は本当の夏のパターンになり切らずに終わってしまう確率が高くなりました。

 台風がまともに来た9日はさすがにバスアングラーは少なかったんですけど、天気がよくなった10日は夏休みらしいにぎわいになりました。人気ポイントはボートがたくさん集まってたようです。琵琶湖大橋から見える範囲では、美崎町沖に20隻ぐらいのボートが集まってました。普段、こんなに集まってることはないので、ひょっとしたら爆釣ポイントができてるのかもしれません。この好調が、せめてお盆休みが終わる今週末までぐらいは続いてほしいですね。

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