Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

02/05/24

池原ダムへ通じる国道169号が
通行止めのときの迂回路

 上の写真は奈良県池原ダムの坂本筋の上流にある坂本ダムです。ブラウントラウトやサツキマスが釣れることで有名なダム湖なんですけど、釣りに行って写真を撮ったわけではありません。なぜ坂本ダムの写真がB.B.C.ホット情報のトップに載ったかというと……。

 5月23日午後に池原ダムへ通じる国道169号が上北山村の深瀬と古代の間で土砂崩れを起こして通行止めになってしまいました。翌24日の朝になっても、まだ崩れるのが完全に止まらないらしくて不通のままでした。下北山村のペンションながいにいたB.B.C.服部は、この日の夕方までに大阪へ帰らないといけなかったので、どのルートを通って帰ろうかと大いに迷いました。

 昨日のB.B.C.ホット情報では、国道425号で十津川へ抜けて、国道168号を通って帰るつもりだと書いたんですけど、もう一つ抜け道があることがわかりました。国道425号を逆に尾鷲の方へ走って、途中から坂本ダムを越えてザンギリ林道へ入り、ザンギリ峠を越えて上北山村の川合で国道169号に出るルートです。地元の人の話では、「川合まで1時間以上かかるよ」とのことだったんですけど、それでも十津川ルートよりも早いかもしれないし、まだ一度も通ったことのない道を通ってみたかったので、ギャンブルすることにしました。

 結果は……池原から坂本ダムまでが約25分、坂本ダムからザンギリ峠のてっぺんのザンギリトンネルまでが約20分、ザンギリトンネルから上北山村の川合までが約15分の合計約1時間で池原から川合まで抜けることができました。普通に国道169号を走れば30分もかかりませんから、40分ほど余分にかかったことになります。大阪までは3時間弱で着くのが3時間半ほどかかりました。

 ザンギリ林道は路面こそちゃんと舗装されていますが、そこら中に拳大から一抱えほどもある石が転がってるし、道路を横断してる溝に蓋がない所があちこちにあるという難路です。ガードレールがない所も多くて、一つ間違えたら谷底へ、と言うと恐そうな感じがするかもしれませんが、国道とかじゃなくて林道ですから仕方ないですよね。まあ、注意して走る分には何の問題もなく通れるし、ワインディング好きにはけっこう楽しい道です。国道169号が普通になってた24日はさすがに車が多くて、坂本ダムから川合まで抜ける間に7、8台の対向車に出合いました。追い越したのは3台ぐらいです。

 国道169号が通行止めになったので、池原ダムはアングラーが減るかなと思ってレンタルボート店のスタッフに聞いたら、「だいたいみんな来てるよ」という話でした。中にはトレーラーを引いてザンギリ峠を越えたアングラーもあったそうです。バスアングラーは根性ありますねえ。

 午前9時過ぎに池原を出たB.B.C.服部が大阪に着いたのは午後0時30分頃。それからしばらくたってから池原へ電話をかけて、通行止めがどうなったか聞いたら、「午後2時30分に片側通行で通れるようになったよ」とのことでした。この週末に釣行を計画してた人は、なんとか国道169号を通って池原ダムへ釣りに行けるみたいです。よかったですね。

 がんばって抜け道を通って大阪へ帰ったのは、24日の夕方にアメリカから帰ってくる下野正希プロを空港まで迎えに行く予定だったからなんですけど、下野プロ、飛行機に乗り遅れたとかで、帰国は1日遅れになっちゃいました。がんばって帰ってきたのに、ほんまにもー、どうしてくれるんやー、って感じですね。

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