Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

02/04/10

加藤誠司プロ大忙し
バギーはバニーに名称変更

 ジャッカルの加藤誠司プロが仕事をさぼってニヤニヤと1人笑いしてるときは危険です。きっとまた何かよからぬことを企んでるに違いありません。ルアー業界の暴れん坊と称される人物ですからね。もし彼が反体制の側にいたら、きっとビン・ラディーンやサダム・フセインに匹敵するテロリストになってたんじゃないでしょうか(今や飛ぶ鳥を落とす勢いであらせられるイスラエルのシャロン首相も加えた方がいいかな?)。

 というような冗談は置いといて、加藤プロ、トーナメントは始まるわ、ルアーはいっぱい作らないといけないわ、風邪はひくわでたいへんなことになっちゃってます。今のようなときに仕事が忙しいのはいいことなんですけど、いろんな仕事が立て込んでくるとトーナメンター兼ルアービルダー兼C.E.O.(Chief Executive Officer/最高経営責任者)というのは本当にたいへんです。

 このところ、ジャッカルは動きがとても激しいので、1週間も空くとお伝えしないといけないことがたくさん出てきます。まず最初に、4月4日のB.B.C.ホット情報で完成間近とお伝えしたニューコンセプトプラグのバギーなんですけど、名前がバニーに変更になりました。小さい方も同じく、ベイビーバニーに変更です。詳しくはわからないんですけど、商標に関して何か問題があったようです。発売予定は5月のままでかわりなく、開発も順調に進んでいます。

 加藤プロがたいへんなのは、バニーだけでなく、ほかにたくさんのルアーの開発を同時に進めてるからです。現在、市販に向かって金型を作ったり最終調整に入ってるモデルだけでもバニー54、ベイビーバニーに加えて、マスク、餌美2寸、02メタル40g、HMKLのK-Oミノー、K-I 65(K-Iの小型モデル)、ダイワのTDプロズバイブサイレントがあります。それと、新素材を使ったワームもハイペースで開発が進んでいます。さらに金型までいってないプロトモデルとしてチェリーシリーズとは別ラインのクランクベイトもあります。3月に発売された小型クランクベイトのチャビー、4月に発売されたばかりの小型ミノー、タイニーフライに続いて、これだけのプラグが次々とリリースされる予定なわけですから、ジャッカルのオフィスはそりゃもう戦場のような忙しさです。

 こんなにたくさんのルアーの開発を一度に手掛けてたら、そりゃたいへんですよね。加藤プロが風邪をひいても仕事を休めないわけです(もちろん、トーナメントは何を置いても出ないといけませんしね)。これって、普通だったら何人かで手分けしてかかる仕事ですよね。それを1人でこなすのは、加藤プロだから可能なんですけど、おそらくほかのメーカーだったら、こんなにがんばって仕事する必要なんかないし、したいと思ってもさせてくれないと思います。と言うか、こんなにたくさんのルアーを今なお開発してて、それを発売するだけの勢いのあるメーカーって、ジャッカル以外にあるんでしょうか。

 まだまだほかにもあります。いつになったら発売されるのかとファンをやきもきさせ続けた幻のロッド、ポワゾンの発売がいよいよ間近になってきました(本当か? ← 念のため by B.B.C.)。小野俊郎プロが開発してるバルサボディのクランクベイトもあります。ほかにハード系以外のルアーの企画も上がってて、こっちの方も前向きに進んでるようです。

 たくさんの製品が開発されてスタッフの負担が増えてオーバーロード気味になっているため、そのあおりをくらってる企画もあります。ゴールデンウィークに予定してたイベントは、計画通りできるかどうかわからなくなってきました。加藤プロは「何かはやるよ」と言ってますが、どうなるか微妙な情勢になってきてます。このあたりは日程がタイトなので、リニューアルオープンしたジャッカルのサイトをごらんになった方がいいと思いますよ。

■P.S. 追加情報なんですけど、4月15日夜8時からNHKで放送される「地球・ふしぎ大自然」にジャッカルが登場します。ルアーメーカーのジャッカルじゃなくて、タンザニアのセレンゲティー国立公園に住んでるジャッカルの親子を密着取材した番組が放送されるんですけど、予告編を見た限りでは「ジャッカルって、ただの犬か!?」って感じでした。確かに、ジャッカルって犬に近い獣なんですけどね。テレビに映ってたのは、加藤家のチェリーとあんまり違ってなかったような気がするんですけど……。本物のジャッカルをごらんになりたい方は、月曜夜のNHKをお見逃しなく。

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