Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

02/04/05

琵琶湖南湖は春まっ盛り
超ビッグバスのチャンス!?

 琵琶湖大橋米プラザのサクラ、満開です。真野川のサクラ並木も満開です。3月末からの冷え込みで、ちょっと足踏みしたんですけど、琵琶湖南部周辺のサクラは例年より約1週間早く満開になりました。

 サクラが満開になるということは、いよいよバスのスポーニング本番ということですね。4月5日現在、南湖の水温が広い範囲で15度を越えていて、シャローエリアでは18度前後になっている所もあります。スポーニングを意識したバスの姿が浅い所で見え始めてもおかしくない時期なんですけど、その前に下の写真をごらんください。

 左はリブレフィッシングガイドの川畑文哉プロが3月28日にキャッチした80cmのコイ、右はジャッカルの加藤誠司プロが3月31日にキャッチした47cmのヘラブナです。河畑プロのコイについては3月30日のB.B.C.ホット情報でもご紹介しました。どちらも見事な大物なんですけど、特に50cm近いヘラブナというのはヘラブナの大物を専門に狙っていてもなかなか釣れない一生ものと言ってもいいサイズです。バスフィッシングのルアーにこういう外道がヒットしてくるのも春の琵琶湖の特徴なんですよね。

 4月5日は南湖でJBマスターズ琵琶湖戦が開催されて、多くのビッグバスがキャッチされています。30cm以上5尾のリミットをそろえたのは参加約400人中7人、ノーフィッシュが約半分という難しいトーナメント初日だったんですけど、大きなバスに限ると45〜55cmクラスはぜんぜんめずらしくない状況です。その中には、たった1尾で3800g台というスコアを記録した選手が2人もいます。

 このサイズの大物は、琵琶湖ガイド情報の杉戸繁伸プロがすでに3月30日に60cm、4160gをキャッチしています。これについては4月1日のB.B.C.ホット情報で速報しましたし、杉戸プロ自身も3月30日の琵琶湖ガイド情報でレポートしてくれてるんですけど、そんなビッグバスがトーナメントで何尾もキャッチされるというのはすごいことです。

 それと、上位陣にサイトフィッシングが得意な選手が多いのも特徴的です。これって、浅い所へスポーニングに来てる超ビッグバスを狙うなら今がチャンスだということかもしれません。と言っても、JBのトッププロだから釣れるということもあるんでしょうけどね。まさにそういうベストタイミングで今週、来週の2週連続で開催されるJBプロトーナメントだけに、現在の琵琶湖のバスフィッシングがどれぐらいのポテンシャルを持っているかを観察するにはよい機会なんじゃないでしょうか。

 この日は北風が強くて、JBトーナメントが開催された南湖はまだよかったんですけど、北湖は大荒れの状態でした。トーナメント初日を終えて北湖のマリーナへ帰るバスボートが、琵琶湖大橋をくぐって真野川尻の岬を越えたとたん、大波でバッコンバッコンしながら走ってました。中にはスロー走行でマリーナへ帰ったボートもあったみたいです。南湖はバスのスポーニング真っ盛りとは言っても、まだ4月に入ったばかりですから、北寄りの高気圧の勢力が強いときは北風が強くなります。例年なら、琵琶湖がしょちゅう大荒れになってもおかしくない危険な時期ですから、特にボートで釣りに出られる方は油断しないように、天候にはくれぐれもご注意ください。

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