琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2016/07)

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16/07/31

■琵琶湖で男性不明 モーターボート「えり」に衝突(京都新聞電子版)http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20160731000131
 31日午後5時50分ごろ、大津市今堅田3丁目の琵琶湖の沖合約200メートルで、2人乗りのモーターボートが小型定置網「えり」に衝突し、操縦していた同市桜野町2丁目、会社役員赤坂国孝さん(51)が湖に放り出された。一緒に乗っていた20代女性の知人が110番通報し、滋賀県警などの捜索で女性は救助されたが、赤坂さんは行方不明となっている。女性にけがはなかった。県警などは午後9時に捜索を打ち切り、1日午前7時半から再開する予定。
 大津北署によると、2人は救命胴衣を着用していなかったという。

■釣ったぞ大物 湖西でスポーツフィッシングフェスタ(静岡新聞@S)http://www.at-s.com/news/article/local/west/265872.html
 海釣りの祭典「浜名湖スポーツフィッシングフェスタ2016」(NPO法人シーネット浜松主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が30日、湖西市新居町の浜名港で始まった。
 初日はカジキ釣り大会が行われ、県内外41チームがプレジャーボートで遠州灘に向かい、大物を狙った。31日までの2日間で釣った総重量を競う。
 98・2キロのカジキを検量したチーム「ドラゴン5」の歯科医春藤幸伸さん(45)=湖西市南台=は「3人がかりで30分ほどかけて釣り上げた。最高にうれしい気分」と喜んだ。この日は参加者が持ち寄った品物で慈善オークションも開いた。
 31日は遊漁船での投げ釣り大会や、親子釣り体験教室、カジキ解体ショーなどを行う。

16/07/30

■漂流物から魅力発見! 大津で「びわこみっけ教室」(産経ニュース)http://www.sankei.com/region/news/160730/rgn1607300039-n1.html
 琵琶湖畔で自然と触れ合い標本を作る「びわこみっけ教室」が29日、大津市柳が崎のびわ湖大津館で開かれた。夏休み中の小学生と保護者ら20人が参加し、琵琶湖周辺で生き物探しをしたり、琵琶湖岸の漂流物でオリジナルの標本を作ったりして楽しんだ。
 午前中は、滋賀県シェアリングネイチャー協会の辻田良雄理事長(64)の指導の下、近くの湖岸で気に入った自然の風景に紙製のフレームを当てはめて絵画に見立てたり、琵琶湖畔で虫眼鏡やルーペを使って生き物探しをした。
 午後は琵琶湖岸で集めた流木や貝殻、水草のほか、ブイやルアーなどを使ったオリジナルの標本作りにチャレンジ。前京都精華大講師の岸本麦さん(33)が講師を務め、子供たちは漂流物を選び、色鉛筆などでデザインした箱に漂流物を並べたり、貼り付けたりしていた。
 大津市の小学3年、山崎結愛(ゆうあ)さん(8)は「流れてきたもので作るのが楽しかった。今度は流木で何かを作ってみたい」と話していた。

■彦根の夏の風物詩 1日に花火大会(ChunichiWeb滋賀)http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20160730/CK2016073002000016.html
 彦根大花火大会(中日新聞社後援)は八月一日、彦根市の松原水泳場一帯である。
 彦根観光協会などでつくる大会実行委員会が主催。午後七時半から一時間の間、スターマインや全国の花火師が趣向を凝らした芸術花火など計六千発が、城下町の琵琶湖畔を彩る。荒天時は翌二日に順延。
 地元のFM局「エフエムひこねコミュニティ放送」は午後五時半から、会場の雰囲気を生中継し、大会を盛り上げる。自宅からでも楽しめるよう、花火情報を夏の音楽とともに届けるという。(河辺嘉奈子)

■鳥人間、今年もテイクオフ…琵琶湖(YomiuriOnLine関西発)http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160730-OYO1T50006.html
 琵琶湖上空を自作の人力飛行機で飛び、飛行距離や時間を競う「Iwataniスペシャル 鳥人間コンテスト2016」(読売テレビ主催)が30日、滋賀県彦根市の松原水泳場で始まった。31日まで。
 3部門に15都道府県から36チームがエントリー。沖合500メートルを往復して時間を競う「人力プロペラ機タイムトライアル部門」でスタートし、高さ10メートルのプラットホームから各機が次々に飛び立った。「筑波大学つくば鳥人間の会」のパイロット(20)は「緊張してイメージ通りではなかったが、気持ち良く飛べた」と話していた。
 大会の模様は8月31日午後7時から日本テレビ系列で放送される予定。

■水草の廃液でクロレラ メタン発酵時排出、再利用(YomiuriOnLine滋賀)http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20160729-OYTNT50114.html
◇県立大など 琵琶湖保全、事業化同時に
 琵琶湖の水草を利用して、エネルギーとなるメタンガスを生産すると共に、栄養食品にもなるクロレラを培養する研究が、彦根市の県立大湖沼環境実験施設で進められている。プロジェクト責任者の同大環境科学部の伴修平教授は「水草の資源としての利用価値が高まれば、琵琶湖の環境保全が進むと同時に新たな産業として成り立つ可能性もある」と話している。(森川明義)
 環境省の助成で2014年から開始し、今年が最終年度。県などが除去した水草の利活用と並行して、水草が水質浄化や小動物の繁殖などに必要なことから、環境を保つための収穫量(除去量)の基準を定めることもテーマとなっている。同大を始め、琵琶湖環境科学研究センターなど4大学・研究所が共同で研究を進めている。
 県立大では27日に実験内容が公開された。200リットルのメタン発酵槽に、刈り取った水草を入れて発酵させることで、メタンガスと廃液を取り出し、廃液からクロレラを培養するという実験で、今年5月から始まった。装置は順調に稼働しているという。
 この装置では、1日当たり1・5キロの水草を処理できる。水草とほぼ同重量の廃液が排出され、液体と固体に分離し、液体を10倍に薄めて10リットルの藻類培養槽3台でクロレラを培養している。研究で、廃液にある種の微少金属を加えると培養の効率が上がることも突き止めた。クロレラは10リットル当たり1日約8グラムが取れているという。
 同大は今後、1日当たり5トンの水草を処理するプラントで、企業と共同で実証実験を行う予定。伴教授は「クロレラの培養には広い面積が必要となるのが課題だが、1日当たり30トン処理できれば、事業として採算が取れる。水畜産用のサプリメントなどに使える」と指摘。
 また、一般的なメタン発酵では廃液の処理コストがかさむことが課題になっていたが、伴教授は「廃液からクロレラが作れればメタン発酵の普及にもつながる」と期待している。
 今回の研究の成果は来年5月頃、報告書として発表される予定。

16/07/29

■鳥羽BFT開幕初日、体重42キロの「釣りガール」115キロのカジキ釣り上げる(伊勢志摩経済新聞)http://iseshima.keizai.biz/headline/2624/
 「鳥羽ビルフィッシュトーナメント国際大会」開幕初日の7月28日、初参加の女性が、自分の体重の約3倍に当たるクロカワカジキ(別名ブルーマーリン)の大物を釣り上げた。
 初ファイトで体長2メートル39.5センチ、重さ115.4キロの「超大物」を釣り上げた同女性は、7月23日に22歳になったばかりという富永唯さん。体重42キロ、身長153センチの小柄な女性で、昨年から釣りにはまり、現在「釣りガール修行中」という。
 富永さんによると、昨年沖縄・久米島で釣った約10キロのキハダマグロがこれまでの最高記録だったという。この日は、2012年16回大会で準優勝の実績を持つ大阪府堺市の「Tai(キャプテン=石川三紘さん)」チームのメンバーとして初参加した。
 富永さんは最も難易度が高い24キロ50ポンドのラインクラス(ポイント1.5倍)を使用。「釣り上げるまでに約1時間半かかった。めっちゃすごい引きに興奮した。海からの誕生日プレゼントがファーストマーリンでとてもうれしい」と笑顔を見せる。
 今年で20回を数える同大会には、45チームがエントリーし当日43チーム約200人が参加。JGFA(ジャパンゲームフィッシング協会)会員3人以上のチームで参加することが条件。10キロ以上の魚(サメ・エイを除く)を対象に、ライン(釣り糸の太さ)クラスハンディなどを考慮しながらカジキを狙う。初日は20本のストライク、5本がランディングされた。
 釣り上げたカジキの重さにハンディなどのポイントを考慮し、タグアンドリリース(釣った魚に標識を打ち放流)にするか、ランディングにするかを計算しながら7月28日・29日の2日間の合計ポイントで優勝を競い合う。優勝チームには30万円相当の商品券が贈呈される。

16/07/28

■暮れなずむ湖上、息災願い炎舞う 大津・唐崎神社、みたらし祭(京都新聞電子版)
 疲れや悩みを癒やし今後の無病息災を願う「みたらし祭」が28日、大津市唐崎1丁目の唐崎神社であった。参拝者らは、茅の輪くぐりや湯立神楽神事などを通じて、夏を健康に過ごせるように祈願した。
 平安期に琵琶湖から宇治川にかけてあった「七瀬(しちせ)の祓(はらえ)」の1カ所とされる同神社では、旧暦の6月末のこの時期を「夏越(なごし)の祓(はらえ)」とし、縁日の28日と29日に行っている。
 同神社の本宮である日吉大社の神職らは、祭典や茅の輪くぐりを行った。「湖上焚き上げ神事」では、岸から約50メートルに設けられたやぐらに病気平癒などを祈る「願い串」が積まれ、宮司がたいまつで火をともし、暮れなずむ湖上に炎が上がった。湖上では手筒花火神事もあり、祭りを一層盛り上げた。

■「消えたハス」調査 滋賀県と草津市、6地点でサンプル採取(産経ニュース)
 国内最大級のハス群生地として知られる草津市・烏丸半島の琵琶湖岸で、例年は湖面を埋め尽くすハスの葉が全く見られない状況となっていることを受け、県と草津市は27日、原因を探るため水中調査を行った。採取したハスの地下茎などを分析し、原因解明を進める。県職員らは6つの地点で水中にもぐり、ハスの葉や地下茎のサンプルを採取。地下茎はほとんどが腐食していたという。
 担当者は、さまざまな可能性や複合的な原因が考えられるため、原因の解明には時間がかかるとする一方「食害や病気の可能性は低いのでは」と推測。「絶滅したのではなく、生えていない状態。生えない原因が分かれば回復すると思うが、湖上一面にハスが咲く状態に戻るには時間がかかるのでは」とした。
 また、同市の県立琵琶湖博物館の芦谷美奈子主任学芸員(水生植物生態学)は「食害とは言いづらい。土中の環境が悪化したのが原因として考えられ、今後は土の中も調査する必要があるのでは」と話した。
 烏丸半島周辺のハス群生地は約13ヘクタール。例年6月下旬には一面が葉に覆われ、ピンクの花が咲くが、今年はほとんど葉が見られない状態となっている。

■ハス消滅、深まる謎 草津市が県と合同で潜水調査(ChunichiWeb滋賀)
 国内最大級の群生地として知られる草津市下物町の烏丸半島のハスが湖面からほとんど姿を消した問題で、県と市が二十七日、合同で原因を調査した。水中へ潜るなどして根や茎を採取したが、明確な原因はつかめなかった。引き続き調査するとともに外部機関に分析の依頼も検討する。
 県と市の職員計八人で湖上と湖岸計七カ所を調査した。半島東側の水中に潜った県職員は「思っていたより浅く、水深一メートルないくらい。泥の層が厚く、根の部分まで手が届かなかった」と話した。周辺で今年生えた根はあまり見つからず、あっても腐って傷みが激しいものが目立ったという。
 カメなどによる食害の可能性について「原因の一つとしては考えられるが、主要因ではなさそう」と分析。「いっそう謎が深まった」と話した。今後も県と市で調査し、土壌分析や、外部機関にハスを送ることを検討する。
 烏丸半島は十三ヘクタールのハスの群生地として知られ、夏の観光シーズンには多くの観光客が訪れていた。最盛期に運航する予定だった「ハスクルージング」の予約が当面取りやめになるなど、市の観光業にも影響が出ている。(鈴木啓紀)

■ハス異変 地下茎など調査(YomiuriOnLine滋賀)
◇県と草津市 原因特定至らず
 草津市下物町の烏丸半島周辺の琵琶湖で、国内最大級とされる群生ハスが現れない異変が起きている問題で、県と市が27日、初の合同調査を行った。水中からハスの地下茎などを採取して調べたところ、今年は目撃が多いアカミミガメなどによる食害とは考えにくく、原因特定に至らなかった。
 約13ヘクタールで自生する群生地で、今年は7月に入っても、ハスの葉が湖岸のごく一部にしか湖上に現れていない。ボートに乗って観察するイベントの予約客約1000人がほとんどキャンセルするなど影響が出ている。
 この日は、県自然環境保全課や市公園緑地課などの職員らが、例年なら葉が覆い尽くす場所などで腰までつかり、厚い泥の下にあるハスの地下茎などを引き上げたが、枯れたり腐ったりして、元気よく成長していないことが確認された。
 観察した中井克樹・県自然環境保全課主幹は「何かに食べられた跡が見当たらず、特定の株から複数の葉が出ている状況を見ると、食害が主因とは考えにくい。なぜ、これほど急速に衰退してしまったのか?謎が深まった」と話し、県立琵琶湖博物館の芦谷美奈子・主任学芸員も「地下茎が弱っているのは土中環境の悪化のためか」と首をかしげた。
 県と市は、採取したサンプルをハスに詳しい専門機関に送るなどして、原因調査を続ける。(藤井浩)

16/07/27

■厄介者の水草で発電、廃液からクロレラ 滋賀県立大(京都新聞電子版)
 滋賀県立大などの研究グループは27日、琵琶湖に繁茂する水草から発電などに使えるメタンガスをつくるとともに、その処理廃液で栄養価の高い飼料となる微細藻類を培養する技術を確立した、と発表した。異常繁茂する水草は現在、多額の費用を投じて堆肥にされているが、同グループは「厄介者の水草を資源として見直し、新産業の創出も期待できる」としている。
 水草などの有機物を発酵させてメタンガスをつくる技術はこれまでにもあった。だが、発酵処理後の廃液には窒素やリンなど富栄養化につながる成分が多く含まれており、再処理する必要があった。
 研究グループは、この廃液に着目。クロレラやユーグレナ藻などの単細胞微細藻類は、培養の過程で水中の窒素やリンを90%以上取り込むことができる。さらに、クロレラなどは栄養補助食品や家畜の機能性肥料として需要が見込めることから、廃液で効果的な培養が可能か実験した。
 彦根市の同大学湖沼環境実験施設に1日1・5キロの水草を処理する200リットルメタンガス発酵槽を設置。ここで排出される廃液と二酸化炭素をパネル型の10リットル容器3基に送り、クロレラを培養した。一定量が培養されるとそれ以上の培養が止まる課題があったが、技術検証を重ね、1日当たり乾燥重量で約30グラムのクロレラ生産に成功したという。
 収益性を高めるためには広い培養地を確保する必要があり、研究グループは今後、1日5トンの水草が処理できるプラントでの実験を進める予定。県立大環境科学部の伴修平教授は「水草の利用価値を高めることが琵琶湖の保全につながる。現代版の里と湖の循環社会構築につなげたい」としている。
 琵琶湖の水草はかつて、農地の肥料として需要があったが、安価な化学肥料が登場してからは需要が激減。公的機関が税金を投入し、刈り取りや堆肥化を進めている。今回の研究は、琵琶湖の生態系保全に向けた新たな資源循環の仕組みの開発を目的に、県立大と琵琶湖環境科学研究センター、創価大、国立環境研究所が環境省の助成を受けて2014年から進めていた。

■ハス消滅、謎深まる 滋賀県など調査も原因不明(京都新聞電子版)
 滋賀県草津市の烏丸半島で名物のハスが姿を消した問題で、滋賀県と市が27日、原因究明のため合同調査を行った。水中の茎や根を採取したが、明確な食害の痕跡などは確認できず、担当者は「さらに謎が深まった」と頭を抱えている。一方で、民間業者の遊覧船が予約を打ち切るなど、観光面での影響が出ている。
 ハスの群生地は約13ヘクタール以上で国内最大規模。例年なら7、8月にピンクの花が一面に咲くが、今年は湖面の葉がほとんど見られない事態となっている。
 水深1メートル近くの半島周辺で、4時間かけて茎や根を採取した。潜水した県職員らによると、水中は泥が厚く堆積していた。ハスの株が少なく、枯れている根も多いという。
 生育不良の原因として、カメやザリガニなどの食害、過剰な繁茂による成長障害の可能性などが取り沙汰されてきた。今回の調査で、食害の跡ははっきり見られなかった。県や市の職員は採取したハスを湖岸に並べて、「これほど朽ちているのは、食害以外の要因では」「土中の環境が悪化している可能性もある」などと話し合った。
 県と市は採取した茎や根を分析し、県外の専門家にも協力を求めながら、調査を続ける方針。市公園緑地課は「これほどの被害が出ていると、原因を改善したとしても、来年すぐ全面的に再生するとは考えにくい」としている。
 市商工観光労政課によると、例年7、8月に約3万8千人の見物客がハス群生地を訪れる。だが今年は県内の花の名所を巡るバスツアーのコースから現地を外す観光業者もおり、減少は避けられない見通し。ボートで遊覧する民間業者の「ハスクルージング」は16日から1カ月間行われる予定だったが、15日に予約受け付けを中止した。予約客には事情を説明し、約950人がキャンセルしたという。運営する畑源さん(49)は「本当に困っている。原因を調べて、再び復活させてほしい」と願っている。

■びわ湖でハス育たず 滋賀県が葉や茎採取し調査(NHK NEWS WEB)
全国有数のハスの群生地として知られる滋賀県草津市のびわ湖で、ことし、ほとんどハスが育っていない原因を探るため、滋賀県などは葉や茎を採取するなどして調査を進めています。
びわ湖南部の草津市の烏丸半島の周辺一帯は、例年6月下旬ごろからおよそ13ヘクタールの広さにわたって、ハスが育つことで知られる全国有数の群生地ですが、ことしはほとんど育っていません。
27日は、その原因を探るため、滋賀県と草津市の職員たちが船でびわ湖に出て、調査を行いました。調査では職員たちが水中に入り、ハスの葉や地下茎を採取して調べましたが、動物に食べられたような痕は見当たらなかったということです。
調査に加わった、水生植物の専門家で滋賀県立琵琶湖博物館の芦谷美奈子主任学芸員は「葉と地下茎の両方があまり育っていないので、採取した芽を別の環境で育てるなどして、ハスそのものとびわ湖の水質などの環境のどちらに問題があるか、調べていく必要がある」と話していました。

■カワウ、ピーク時の6分の1に 滋賀、捕獲奏功し8年連続減少(京都新聞電子版)
 滋賀県内に生息するカワウは5月時点で前年同月より約1割少ない6538羽になったことが関西広域連合の実施した調査で分かった。計画的な捕獲によって8年連続で減少し、3万7865羽生息していた2008年5月のピーク時から約6分の1になった。
 漁業関係者や狩猟者団体、学識経験者らでつくる「県カワウ総合対策協議会」が26日に大津市内で開かれ、今年5月1日から28日にかけての調査結果を県が報告した。
 調査結果によると、二大繁殖地の竹生島(長浜市)と伊崎半島(近江八幡市)で生息数が大幅に減少。竹生島では879羽減の2834羽、伊崎半島では337羽減の133羽だった。
 一方で、安曇川(高島市)では544羽増の1108羽、大津市北部のゴルフ場でも235羽増の581羽だった。新たに野洲市の永原御殿跡でも267羽が確認された。
 同対策協議会はこの調査結果を受け、本年度のカワウ捕獲目標を5900羽と決めた。県鳥獣対策室は「繁殖数が多い場所では捕獲の効果がでている。生息地が分極化する傾向がある。生息の変化に合わせて対応をしたい」としている。

■琵琶湖レジャーは「人力」で サップやカヌーが人気(京都新聞電子版)
 夏のレジャーシーズンを迎えた琵琶湖。一昔前にはスピードを楽しむ水上バイクがひしめいたが、近年は環境に配慮し、人力でこぐ楽しさを味わうスポーツや遊びが台頭してきている。
 急速に人気が出ているのが、ササの葉形のボードに人が立ち、長いパドル(櫂(かい))をこいで進む「スタンドアップパドルボード」。頭文字を取ってSUP(サップ)とも呼ばれる。海に比べて波が少ない琵琶湖はサップに向いており、教室やイベントが増えている。
 2010年に開店した専門店「ビワコエコスポーツ プカプカ」の代表白井和男さん(48)=滋賀県東近江市栗見出在家町=は「レースをしたり、のんびりこいだり多彩な使い方ができ、老若男女が手軽に始められる。ここ3、4年で利用者が急増した」と話す。行者が琵琶湖に飛び込む近江八幡市白王町の伝統行事「伊崎の棹飛び」の見学や、こぎながら沿岸の景色を楽しむ花見や紅葉狩りの企画も人気という。
エンジン規制で転換
 カヌーなど定番のウオータースポーツも、環境学習と合わせた活用が広がっている。レジャー施設「オーパル」=大津市雄琴5丁目=では15年前から子ども向けの教室に力を入れる。カヌーやドラゴンボートをこぎながら、近くのヨシ帯に住む魚や鳥を観察し、理科や環境学習に役立てるプログラムが人気で、県内外から修学旅行などで年間約1万4千万人が訪れる。
 「人力レジャー」隆盛の背景には、2002年に県条例で水上バイクを含むエンジン付きプレジャーボートへの規制が強化されたことがある。騒音防止のため沿岸部に規制水域が定められたほか、環境負荷が大きい旧型エンジンのプレジャーボートが航行できなくなり、県外の海などに拠点を移す人が増えた。
 エコツーリズム関連の法整備も自然環境に優しい観光振興を後押しする。2007年にはエコツーリズム推進法が制定されたほか、15年9月に施行された琵琶湖保全再生法もエコツーリズム推進を掲げる。県も同法に基づく計画を16年度内に作る予定だ。
 ただ、計画策定を担当する琵琶湖保全再生課の奥田一臣主幹は「滋賀のエコツーリズムはまだまだ盛り上がっているという訳ではない。市町と連携して、地域の魅力ある場所にお客さんに入ってもらうようにしたい」と話す。

■「生物多様性」盛り込む 県が議会に素案(毎日jp滋賀)
琵琶湖の保全と再生のため国が財政支援をする「琵琶湖保全再生法」で策定が決められている保全再生計画について、県は26日、県議会の琵琶湖保全再生対策特別委員会に素案を示した。国が4月にまとめた基本方針に沿う内容で、県は今後、県内関係者...

■ガソリン価格、4週連続で値下がり 50銭安の122.2円(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が27日発表した25日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、19日の前回調査より50銭安い122円20銭となった。原油価格の下落傾向を反映した価格転嫁が進み4週連続の値下がりとなった。
 地域別では、秋田、京都など39都道府県が値下がりした。値下がり幅は鳥取の1円50銭が最も大きかった。値上がりは長崎、新潟、大阪など6府県。大分、滋賀の2県は横ばいだった。
 ここのところ為替が円安基調にあることから、原油の調達コストの上昇が見込まれ、調査した石油情報センターの担当者は「来週のガソリン価格は小幅に値上がりするだろう」と予想している。
 ハイオクは、40銭安い133円ちょうど。軽油は30銭安い102円40銭、灯油は20銭安い63円90銭だった。

■レギュラーガソリン、前週比0.5円安の122.2円…4週連続の値下がり(Responce)
資源エネルギー庁が7月27日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、7月25日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.5円値下がりし、1リットル当たり122.2円となった。
レギュラーガソリンの値下がりは4週連続。
地域別では、東北で0.8円、中国で0.7円、北海道で0.6円、関東と近畿で0.4円、中部で0.3円、九州・沖縄で0.2円、四国で0.1円、全エリアで値下がりした。
ハイオクガソリンは0.4円安の133.0円、軽油は0.3円安の102.4円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、7月27日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は113.2円/リットル(前週比+0.5円)、ハイオクは123.4円/リットル(同−0.6円)、軽油は88.9円/リットル(同−0.9円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■びわ湖花火大会、無料エリア大幅に入場制限(asahi.com滋賀)
佐藤常敬
 8月8日に大津港周辺で開催される「びわ湖大花火大会」で、県は26日、例年は入場無料だった大津市民会館北側の湖岸エリアの一部に、有料席3千席を新たに設置すると発表した。混雑緩和を目指し、JR大津駅からの見物客を別のエリアに誘導するためとしている。市民会館前の無料エリアに入場できる客は2万人から8千人に減るという。
 主催する県の外郭団体「びわこビジターズビューロー」によると、琵琶湖文化館前から市民会館前までの湖岸エリア(約1万3千平方メートル)は観賞スポットの一つとして知られ、JR大津駅からの見物客で例年混み合う。
 県は県警とも相談し、見物客の進路を文化館東側のエリアなどに分散させることを検討。湖岸エリアのうち7700平方メートルに有料席(前売り3900円)を設けることにした。担当者は「増収分は警備費用にあてたい。安全に見てもらうため、ご理解いただきたい」と話す。

■ポケモンGO、県教委が注意喚起 市町教委に通知(asahi.com滋賀)
佐藤常敬、仲大道
 スマートフォン用ゲーム「Pokemon GO」(ポケモンGO、eは鋭アクセント付き)の国内配信後、交通事故が発生していることなどを受け、県教育委員会は25日、19市町の教委やPTA団体などに通知書を出し、注意喚起した。これまでに児童や生徒が事故や事件に遭った事例の報告はないという。
 通知では、自転車に乗りながらや歩きながらのスマホ操作、ため池や河川など危険な場所への立ち入り、熱中症になりやすい炎天下での操作など、危険な行為を指摘して注意を呼びかけた。県教委によると、25日までに湖南、高島、野洲、東近江、彦根の5市教委が市内の小中学校にポケモンGOの使用について注意喚起した。登校日などに児童や生徒に指導するという。
 県PTA連絡協議会の昨年度の調査では、県内のスマホの所持率は小学生21%、中学生53%、高校生95%。県教委幼小中教育課の西嶋良年課長は「夏休みで開放的な気分になる子どももおり、事故を未然に防ぎたい」と話した。
 大津市浜町で25日午前、3台が絡む玉突き事故があり、最初に追突した車を運転していた大津市内の会社員の男(21)は県警に対し「ポケモンGOに夢中になってしまった」と話している。県警は「携帯電話を見ながらの運転が違反。事故につながる行為なので、やめてほしい」と呼びかけている。(佐藤常敬、仲大道)

16/07/26

■今年初、志那漁港で確認 県が発表(毎日jp滋賀)
 県は25日、琵琶湖の志那漁港(草津市志那町)で今年初のアオコの発生を確認したと発表した。アオコは夏場に発生しやすく、昨年は8月12日に第1例の発生を確認してい...アオコは大量の植物プランクトンが発生し、水面が緑色になる現象。志那漁港で約21平方メートルにわたり水面をうっすらと覆う状態で広がっていた。琵琶湖では1983年に初めて確認されて以来、84年と2014年を除いて毎年発生が確認されている。【北出昭】.

■【寄稿】滋賀県議会議員 ありむら 国俊(滋賀報知新聞ネット版)
=県政NOW 西の湖の浄化対策について=
 西の湖は、面積2.8平方キロメートル、平均水深1.5メートルの浅い湖です。戦前の干拓によって弁天内湖と伊庭内湖が、戦後の干拓によって大中の湖が干拓され、戦前の干拓前に比べると内湖群の総面積は約1/8になりました。
 魚や渡り鳥ヨシキリの繁殖場所でもあり晩秋から冬にかけて水鳥がやって来ることから、平成18年に西の湖一帯が鳥獣保護区に指定されました。ヨシ原を主体とする湿地には動植物が多く確認され、平成20年に琵琶湖のラムサール条約湿地登録エリアの拡大により西の湖が登録されました。ヨシ群落は近畿地方で最大級の109ヘクタールの規模で、ほぼ東京ディズニーランドとディズニーシーを合わせた面積で、東京ドーム23個分の広さがあります。毎年9月には、安土町の皆様が中心となり「西の湖ヨシ灯り展」を開催され、私も深いご縁をいただいて出席しています。滋賀県庁へ「知事賞」などのお願いをして、ヨシ材料を使用した優秀造形作品の出展者へ賞状授与もさせていただきました。今年は9/24、25に開催されますので、この機会にお出かけいただければ幸いです。(よしきりの池・安土B&G海洋センター一帯)
 ところで、滋賀県では、西の湖の湖底に溜まった底泥から湖水中に溶け出す窒素やリンなどの汚濁負荷の削減を図るため、底泥の堆積が著しい安土町下豊浦地先の湾奥部において、平成12年度から計画的に浚渫を行っています。地元の漁業、真珠養殖業、和船観光業等の関係者から「水草が除去されて美しくなった」、「悪臭がしなくなった」などの声が寄せられています。
 西の湖の浄化対策として今年度は、昨年度に約1.6ヘクタールを浚渫し約1年間天日乾燥している浚渫土の処分を実施します。湾奥部の未浚渫区域の約1.6ヘクタールは、平成29年度に浚渫を行い平成30年度に土砂を搬出し処分する予定です。
 西の湖は最大の内湖であり重要文化的景観にも選定され、昨年4月には日本遺産の一部に認定されました。
 加えて、念願の「琵琶湖の保全及び再生に関する法律」が昨年9月に公布施行され「内湖の自然環境の保全、再生に努めること」とされているところが大きなポイントになります。
 内湖の重要性を鑑みた場合、西の湖で環境改善の成果を上げることが琵琶湖の保全に繋がると考えています。
 このため、湾奥部以外の底泥の堆積状況も調査し浚渫する必要があります。
 西の湖の水辺から夕焼けを眺め、織田信長公が活躍した安土で悠久のロマンを感じ楽しむことができる、皆様に愛される西の湖へ、これからも有効な手立てを講じ取り組んで参ります。

■3メートル超カジキマグロ大き〜い! 松阪の市野さんゲット(ChunichiWeb三重)
 松阪市大口町の会社員市野斎(ひとし)さん(57)が二十四日、志摩市大王町波切の大王崎沖約二十三キロで、体長約三メートル十センチのカジキマグロを釣った。
 市野さんは漁師だった父の影響を受け、小さなころから趣味でサワラ釣りをしてきた。友人の勧めで約二十年前にカツオも釣り始め、八年ほど前からはカジキマグロも釣っている。
 「今までに釣った二尾より、体長は小さいが、中身は詰まっていそうだ」と話しつつ「切り身にして冷蔵庫で一週間ぐらい寝かし、刺し身やフライにして食べたい」と、大物を仕留めて満面の笑みだった。(古住健太郎)

■夏休み熱過ぎで冒険ヒヤリ ポケモンGO(ChunichiWeb滋賀)
 国内でも先週末に配信されたスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」に熱中するあまり、ひったくり被害や交通事故などのトラブルが全国で相次いでいる問題を受け、県教委は二十五日、記者会見を開き、各市町教委や県立学校、PTA団体に対し、トラブルを未然防止するための注意喚起を求める通知をしたと発表した。
◆県教委が注意喚起求め通知
 県教委によると、ゲームを巡り、こうした注意喚起を通知するのは初めて。これまでに県内の小中高校生で目立ったトラブルはないが「国内外で大きな社会問題になっていることを踏まえた」という。
 特に強調したのは、自転車に乗りながらや歩きながらによる事故の防止▽熱中しすぎて気付かぬうちに危険な場所や他人の所有地に入るトラブルの未然防止▽炎天下での長時間操作による熱中症の防止−の三点。
 県教委の西嶋良年・幼小中教育課長は「夏休み中で子どもが自分たちだけで行動したり深夜に出歩いたりすることもある。熱中症は命にかかわることもあり、保護者の方々へも注意喚起をお願いします」と述べた。
 県教委によると、二〇一五年度のPTA県連絡協議会の抽出調査結果から、県内のスマホの所有率は小学生21%、中学生53%、高校生95%。市町教委でも彦根や東近江、湖南など五市教委が既に単独で同様の注意喚起を行っており、都道府県レベルでは、岡山や埼玉も同様の対応をしている。(井上靖史)

16/07/25

■<近江と人と>伝統食の世界 広がる(YomiuriOnLine滋賀)
◇ふなずし製造・販売店主 井上裕子さん53
 甘酸っぱく、鼻腔にとどまる香り。かむたびに口中に広がる旨み――。「ふなずし」には、湖国の魅力が詰まっている。
 琵琶湖の固有種・ニゴロブナを使った伝統的なふなずしや湖魚のつくだ煮を製造・販売する店を切り盛りしながら、若い世代にも親しんでもらえる新商品の開発にも意欲的に取り組んでいる。
 ふなずしとの出合いは27歳のとき。川魚屋に嫁いだのが縁だった。それまで見たことも食べたこともなく、あの香りも知らなかった。出されるがまま口に運んだ。「その顔なら大丈夫やな」と言った義母の言葉を覚えている。
 日常が大きく変わったのは、2002年7月。店や家族を支えていた夫の誠さんが、45歳の若さで急死したのだ。
 「店は、私と義母でやっていきます」。葬式でそう言い切った。「2人の小学校低学年の息子を育てていかないと」という思いでいっぱいだった。四十九日が過ぎた頃から、食事も取れず、体重は10キロ以上減った。それでも以前と同じ普通の生活を取り戻そうと、店は開け続けた。
 自分の手でふなずしを漬け、販売していると、改めてその奥深さに気付いた。
 「おまえは、分かってないなぁ」。ホタルの保全やセタシジミの復活など、引き継がれてきたものを守ろうと走り回っていた誠さんが、よく口にした言葉を思い出した。
 その意味が何となく分かったような気がした。フナや米、気候といった滋賀の恵みで成り立つふなずし。この食文化を残し、子どもたちにつないでいかなければならない。そんな思いが強くなった。
 そして、考案したのが「ふなずしパイ」だ。サクサクのパイにチーズの風味。独特の香りは押さえつつも、旨みは残した商品に、それまでふなずしを口にしなかった息子たちも手を伸ばした。03年頃に販売を開始。じわじわと支持を得てきた。
 最近始めたおかきやクッキー、チーズケーキなど固定観念にとらわれない新商品の開発も、ふなずしのおいしさをもっと知ってほしいという思いからだ。
 さらに、今年はふなずしをより多く仕込む資金を調達するため、一般の賛同者にインターネットで出資してもらう「クラウドファンディング」も活用した。集まった資金で、これまでの4倍ほどとなる800キロ弱のフナを仕込んだ。
 息子たちも20歳を過ぎ、店を背負ってくれるまでになった。夫にもやっと色々報告できる気がする。だけど、まだまだこれから。ふなずしの世界はどんどん広がっているのだから。(池内亜希)
 ◇京都市生まれ。結婚後、県内で暮らし始め、ふなずしや湖魚のつくだ煮を扱う「至誠庵」を大津市の石山寺前で営業している。ニゴロブナを使ったふなずしは1匹約4000〜5000円(税別)。ふなずしパイ(税別500円)は、同店近くで長男が店長を務める「湖舟」で扱っている。

■ペーロン 行け進め 高島(YomiuriOnLine滋賀)
 ドラを打ち鳴らして湖上を駆ける「第25回びわ湖高島ペーロン大会」が24日、高島市今津町の南浜沖で開かれ、職場や地域の仲間で結成された県内外の42チームが熱戦を繰り広げた。
 全長10・8メートルのペーロンに指揮者、舵取り、ドラ打ちを含めて最大18人が乗り込み、往復600メートルの折り返しコースでタイムを競う。
 平均年齢68歳のベテラン勢や女性だけのクルーなど、チームは個性豊か。レースでは、力自慢がそろっても転覆したり、こぎ手の息が合わずに迷走するなど、岸辺で見守る家族や同僚らをハラハラさせていた。
 同市役所入庁1年目の同期生チームで出場した篠原愛さん(23)と平田かえでさん(22)は「同期の思い出作りでしたが、ゴールできなかったので、来年必ずリベンジします」と話していた。

16/07/24

■ゴムボート操り子どもら笑顔 大津で少年少女大会(京都新聞電子版)
 ボートレーサーとともに琵琶湖上でゴムボートを操る「びわこ少年少女ゴムボート大会」が24日、大津市茶が崎のびわこボートレース場で開かれた。真夏の日差しが照りつける中、600人を越す来場者がボートを走らせ、夏休み最初の週末を楽しんだ。
 湖に親しんでもらうことなどを目的に、ボートレースの審判や検査員でつくる日本モーターボート競走会琵琶湖支部が1963年から続けている。参加者はエンジン付きの救助用ゴムボートにボートレーサーと一緒に乗り、普段のコースを時速20キロ以下のゆっくりした速度で進んだ。
 この日の大津市内は午後2時半すぎに最高気温が30・8度に達した。長い列をつくって乗船を待った子どもたちも、ボート上では湖面を抜ける風を浴び、笑顔で操船を楽しんでいた。平野小2年の三宅爽生(そら)君(8)は「うまく操作でき、楽しかった。もっとスピードの速いボートにも乗ってみたい」と話していた。

■粟野川を外来魚から守れ 下関・豊北で初のバス釣り大会(山口新聞ネット版)
外来魚の駆除を目的に、「第1回粟野川ブラックバス釣り大会」が23日、下関市豊北町粟野の粟野川で開かれ、小、中、高校生を含む約20人が参加した。粟野川漁協(岩本憲慈組合長、約140人)の主催。
午前8時半に釣りをスタート。参加者はブラックバスがいそうなポイントを狙って移動し、釣り糸を垂らした。同町田耕の自営業の男性(61)が体長30センチ、260グラムのブラックバス1匹を釣り上げたほかは、釣果はなかった。
岩本組合長(72)は「暑かったので魚も茂みに隠れたのか1匹しか釣れなかったが、子どもも参加し、粟野川の生態系について理解を深めてくれたと思う」と話した。

■琵琶湖を空から 草津で熱気球体験(ChunichiWeb滋賀)
 上空から琵琶湖や山々を一望できる熱気球フライト体験が、草津市下物町の烏丸半島で行われている。利用者は普段味わえない景色と爽快感を楽しめる。
 熱気球は八人乗りで、一回五分程度。地上のアンカーにつないで高さ約二十五メートルまで上がる。琵琶湖はもちろん、対岸の比良山などの山々も楽しめる。熱気球がゆっくりと上昇すると、利用者から「景色がきれい」などと声が上がった。
 めい二人と訪れた同市の会社員村松知香江さん(42)は「炎をたく時の音が印象的だった。眺めも良かった」と話した。
 フライトは八月八日までの金〜月曜日の午前六〜九時に開催。草津市観光物産協会のホームページから事前予約する。中学生以上二千円、四歳以上千円。現地で当日受け付けの場合は、それぞれ五百円増。雨天や強風の場合は中止する。(問)観光物産協会=077(566)3219

16/07/22

■29、30日に大津で初の「マザレ祭り」 江州盆ダンス踊ろう(京都新聞電子版)
 江州音頭を若者向けにアレンジした「江州盆ダンス」など、新たな音楽文化の発信を目指す「びわ湖大津マザレ祭り」が29、30の両日、大津市の大津港特設会場で開かれる。大津商工会議所青年部などでつくる実行委員会の主催で、「老若男女が楽しめる内容」と来場を呼び掛けている。
江州音頭をデジタルで
 マザレ祭りは、これまで実施していた江州音頭がメインの「びわ湖大津夏まつり」と、ジャズ演奏やグルメコーナーなどが中心の「浜大津サマーフェスタ」を合わせたイベント。参加者が固定化するなど課題があったため、今年から新たな祭りに改めた。
 「江州盆ダンス」は、江州音頭をイメージしたデジタルミュージックを、音声合成ソフトのボーカロイドが歌う。江州音頭の「ドッコイサノセー」などの合いの手が歌詞に取り込まれており、曲に合わせ参加者が踊る。3曲用意し、滋賀出身のミュージシャンkradnessさんらが出演する。ダンス教室も開くほか、従来の盆踊り教室や江州盆踊りもある。
 盆ダンスなど江州音頭のイベントは29日午後4時から。30日は午前10時からジャズイベントを開き滋賀出身のジャズバンドJABBERLOOPなどが出演する。両日、近江グルメの屋台が出店する。
 同実行委は「江戸時代、滋賀から江州音頭が全国に広がったように、時代に合わせた江州音頭を大津から広げていきたい」としている。詳細や盆ダンスの動画を同祭り公式ホームページで紹介している。

■琵琶湖のセシウム値を公表 環境保護団体、4カ所で調査(ChunichiWeb滋賀)
 環境保護団体「グリーンピース・ジャパン」(東京)は二十一日、県庁で会見し、琵琶湖や東京電力福島第一原発周辺の堆積土砂の放射能調査結果を発表した。琵琶湖はごく低い値を示したが、福島では原発から五十キロ以上離れても高濃度を示す場所があり、同団体は「放射性物質は距離に関係なく堆積する。福井県の原発で過酷事故が起こった場合、風向きや地形などから、琵琶湖には福島を上回る汚染が及ぶ可能性がある」と指摘する。
 琵琶湖での調査は、福井県の原発で過酷事故が起き、放射性物質が放出、蓄積された場合の比較材料にしようと実施。三月下旬に、高島市、長浜市北部、同南部、草津市の四カ所で沿岸の土砂を採取し、セシウム濃度を分析した。長浜市南部の土砂は一キロ当たり十三ベクレル、同北部は七・一ベクレルとごく低い値を検出。高島市と草津市からは、検出されなかった。
 福島県では周辺の海底や河川の土手など計四十四カ所を調査。福島県南相馬市の新田川土手では、琵琶湖の二千倍となる二万九千八百ベクレルを計測。福島第一原発から七十五キロ離れた宮城県亘理町の阿武隈川土手でも六千五百ベクレルと高い値を示した。
 団体は「広範囲に放出された放射性物質は生態系内に長くとどまって循環し、森林や淡水系は放射能の供給源となり続ける。一度の除染では解決しない」と指摘。「琵琶湖が汚染源となることは防がなくてはならない」と、電力事業者に対し自然エネルギーへの転換を求めた。(井本拓志)

16/07/21

■ガソリン3週連続値下がり 全国平均122円70銭(47NEWS)
 経済産業省資源エネルギー庁が21日発表した19日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、11日の前回調査より80銭安い122円70銭となった。原油価格の下落傾向を反映し、3週連続の値下がりとなった。
 英国の欧州連合(EU)離脱問題の影響などで世界経済が減速してエネルギー需要が落ち込むとの見方が根強く、原油価格への影響が継続した。一方で、為替が円安基調に傾きつつあることから、調査した石油情報センターは来週のガソリン価格について小幅な値上がりを予想している。
 地域別では42都道府県で値下がりし、下げ幅は栃木が2円10銭と最も大きかった。

■レギュラーガソリン、前週比0.8円安の122.7円…3週連続の値下がり(Responce)
資源エネルギー庁が7月21日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、7月19日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.8円値下がりし、1リットル当たり122.7円となった。
レギュラーガソリンの値下がりは3週連続。
地域別では、東北で1.1円、関東と中部、中国で1.0円、北海道で0.7円、九州・沖縄で0.6円、近畿で0.5円、全エリアで値下がりした。
ハイオクガソリンは0.9円安の133.4円、軽油は0.6円安の102.7円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、7月21日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は112.7円/リットル(前週比−1.8円)、ハイオクは124.0円/リットル(同−1.0円)、軽油は89.8円/リットル(同+0.2円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
◆全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■琵琶湖のハスが消えた 国内最大級の群生地 ミドリガメ被害、生育力低下か(産経ニュースWEST)
 国内最大級のハス群生地として知られる滋賀県草津市・烏丸(からすま)半島の琵琶湖岸で、例年なら湖面を埋め尽くしているハスの葉が全く見られない異常事態が起きている。原因は不明で、観光客を集めていた「ハスクルージング」もキャンセル客が続発。業者は人気の高まりを見越して船を増やしただけに、ハスの葉がない“ハスロス”に、頭を抱えている。
 烏丸半島周辺のハス群生地は、甲子園球場のグラウンド面積の10倍、約13ヘクタールの広さを誇る。本来なら6月下旬には一面緑色に覆われて、ピンクの花が咲き始めるが、今年は水面にほとんど葉が見られず、草津市が「生育、開花の兆しが見込めない」と“ギブアップ宣言”するほど。同市公園緑地課の担当者も「20年以上も観察し続けているが、経験したことがない」と嘆く。
 烏丸半島にあり、琵琶湖の生態系などを研究している滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)の芦谷美奈子・主任学芸員(水生植物生態学)も「主な原因は分からない」と話し、現時点では原因不明のままだ。
 異常事態の直撃を受けたのは、約15年前から続けられ、観光客に人気の「ハスクルージング」。ハスの葉で埋め尽くされた湖面に船で入っていくユニークな取り組みで、県内外から年間千人を超す観光客が訪れていた。
 しかし今年はハスが見られないことからキャンセルが相次ぎ、観光客は100人にも満たない見通しだ。クルーズを運航する任意団体「ノース・ウィンド・ジェネレイト・クラブ」(草津市)代表の畑源さん(49)は「バスツアー客などの増加を見込んで、今年は約300万円を投資して12人乗りの船4隻を新たに用意したのに…」と嘆く。
 ハスに詳しい九州大大学院農学研究院の尾崎行生准教授(園芸学)は、「烏丸半島の状況を調べないと断定できない」と前置きした上で「ミドリガメが葉を食べる食害」説を挙げる。尾崎准教授によると、福岡城(福岡市)の堀でも数年前からハスが減少。ミドリガメの侵入防止柵を設ける実験をしたところ、防止柵の内側だけでハスが生えたという。
 一方、芦谷主任学芸員は、より深刻な「ハスの成長力低下」説の可能性も挙げる。ハス群生地はこれまで手入れがほとんどされておらず、湖底の泥の中に腐った葉が堆積したり、地下茎が繁殖し過ぎたりすることによってハスの生育状況が悪くなった可能性が考えられるという。十数年前に、周辺のヨシの生育状況が悪くなったときは、同じ原因だったことが確認されたという。
 何とか原因を探ろうと、草津市は滋賀県と連携して今月中に水や湖底の泥などのサンプル調査を実施する予定だという。畑さんは「今年はもうハスは見られないだろうが、来年以降、何とか再生してほしい」と話している。

■国交省、丹生ダム中止決定(YomiuriOnLine滋賀)
◇長浜市長「無念に尽きる」
 長浜市北部の高時川上流に計画された丹生ダムについて、国土交通省は20日、建設中止を正式に発表した。今後は国や県などが、代替の治水事業として河川整備や地域振興策などを進めていく。
 丹生ダムは、旧建設省が1968年に多目的ダムとして予備調査に着手。96年までに水没予定地の40戸が立ち退いた。ダム本体は未着手だったが、今年3月末現在で575億円を投じて用地取得や付け替え工事を進めていた。
 ところが、京阪神地域での水需要が低下し、国交省近畿地方整備局などは2014年に建設を中止する方針を決定。今年3月に同整備局などが、検証手続きの中で「中止が妥当」とする報告書原案を作成し、今月8日には、国交相の諮問機関「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」が、「ダム建設を含む案は有利ではない」と理解を示したため、国交相が最終決定した。
 中止決定を受け、長浜市の藤井勇治市長は「地元の市長として非常にやるせない思いと、無念であるという思いに尽きる」とし、「国は、長年心労をかけた地元住民に対し、誠心誠意、万策の対応をするように強く求める」との談話を出した。

16/07/20

■長浜の丹生ダム中止決定 国交省、住民移転後で初(ChunichiWeb滋賀)
 滋賀県長浜市に建設が予定されていた丹生(にう)ダムに関して、国土交通省は20日、事業を中止する方針を正式決定した。2009年以降、国が検証を進めてきた83のダム事業のうち、水没予定地の住民移転完了後に中止となった水資源機構のダム計画は初めて。
 丹生ダムを巡っては、14年1月に国交省近畿地方整備局が開いた検証会議で、ダムの目的だった治水は河川改修の方が費用が抑えられることなどから「ダム建設を含む案は有利ではない」と判断。今年6月には「事業中止が妥当」とする対応方針案を国交省に報告していた。
 国交省で今月8日に開かれた有識者会議で、同整備局の方針案が認められた。国交省は「中止後の地域振興は、これまでのダム事業の経緯を踏まえ、関係機関とともに実施する」としている。
 丹生ダムは琵琶湖に注ぐ姉川支流の高時川上流で1968(昭和43)年に予備調査が始まった。事業主体は水資源機構。水没予定地にあった40戸は、96年までに移転を済ませていた。

16/07/19

■本当に国内最古のスシなのか?書籍「再考 ふなずしの歴史」(滋賀報知新聞ネット版)
=琵琶湖博物館研究者らが新説=
 日本最古のスシと言われているふなずし。でも本当にそうなのか――。そんなふなずしの歴史を見直す書籍「再考 ふなずしの歴史」(サンライズ出版)を、県立琵琶湖博物館(草津市)の研究者たちがこのほど出版した。
 執筆したのは、同館の篠原徹館長、橋本道範専門学芸員、渡部圭一学芸技師ら十二人。本書では、ナレズシの最も古い形態とされてきた通説を大きく見直し、新説として「滋賀県のふなずしは琵琶湖域で江戸時代に独自に発達した文化である」と提起するとともに、ふなずしをめぐって県内各地で伝承されている文化を紹介している。
 執筆にあたっては、中世、近世に関する文献をつぶさに調べるとともに、アジアのナレズシ文化圏の論考から、現在のふなずしの漬け方のアンケート結果、成分分析まで収録するなど、ふなずし愛好者にはたまらない一冊だ。
 本体価格は二千七百円(税別)。県内の書店で発売中。

16/07/18

■パラグライダー墜落し負傷 近江八幡の琵琶湖(ChunichiWeb)
 18日午前11時45分ごろ、滋賀県近江八幡市長命寺町の琵琶湖・長命寺港から約900メートル沖にモーターパラグライダーが墜落し、操縦していた京都府木津川市の会社員土山賢伸さん(65)が肋骨(ろっこつ)を折るけがをした。
 県警近江八幡署によると、土山さんは墜落現場から約5キロ南にある同県野洲市のパラグライダー発着場を約20分前に離陸、同県彦根市を目指して北上していた。発着場にいた男性は「旋回しながら落ちるのが見えた」と話しており、同署が事故原因を調べている。
 モーターパラグライダーはエンジンでプロペラを回して進む。琵琶湖では5月にも同県長浜市沖に男性が墜落、死亡する事故があった。(共同)

■パラグライダー墜落 65歳男性大けが びわ湖の沖合(NHK NEWS WEB)
18日午前11時45分ごろ、滋賀県近江八幡市のびわ湖の沖合900メートルで、パラグライダーが墜落したと、現場付近でボートに乗っていた人から消防に通報がありました。
操縦していたのは京都府木津川市の会社員、土山賢伸さん(65)で、近くのボートに救助されましたが、あばら骨を折る大けがをしました。
警察によりますと、墜落したのはプロペラを回すエンジンを背負って飛行するモーターパラグライダーで、事故の前、空中でバランスを崩して、きりもみ状態になっているのを目撃されているということです。
土山さんは18日午前、野洲市の川の河川敷にある発着場から1人で飛び立ち、びわ湖の上空を飛行して彦根市に向かう途中だったということで、警察で事故の状況を詳しく調べています。
びわ湖ではモーターパラグライダーの墜落事故が相次いでいて、ことし5月には、操縦していた74歳の男性が死亡しています。

■漂着物で琵琶湖の魅力見つけて 28日から小中生に教室(京都新聞電子版)
 琵琶湖岸を観察し流れ着いたものを使って標本アートを作る「びわこみっけ教室」が28〜30日、大津市柳が崎のびわ湖大津館で開かれる。対象は小中学生で講師は「琵琶湖の新たな魅力を見つけて」と参加を募っている。
 同館の主催。各日とも午前中は、五感で自然とふれ合う活動を続ける滋賀県シェアリングネイチャー協会の辻田良雄理事長(64)=同市=が担当。近くの湖岸に出て興味深い場所にフレームを当てはめ絵画に見立てたり、虫眼鏡を使いアリの視点で観察したりする。
 午後は辻田さんの長女で前京都精華大講師の岸本麦さん(33)=同=の指導を受け、流木やごみなどさまざまな湖岸の漂着物を集め、オリジナルの標本を作る。作品は31日から8月6日まで同館イングリッシュガーデンの画廊「ギャルリーオー」で展示する。
 岸本さんは「夏休みの課題研究にもなる。楽しみながら、琵琶湖のことを考えるきっかけになれば」と話す。
 各日午前9時〜午後2時45分で定員20人。参加費1500円。申し込みは25日までに同館TEL077(511)4187。

■夏休みびわこルールキッズ(滋賀報知新聞ネット版)
=ノーリリースに協力=
 県は、夏休み期間中に外来魚のノーリリース(釣り上げた魚の再放流禁止)に協力してもらえる「びわこルールキッズ」を募集している。キッズは、二十一日〜八月三十一日、琵琶湖で外来魚を釣り上げ、湖岸に設置している回収ボックスやいけすに入れる。
 なお、二十三日には登録会を兼ねた外来魚駆除釣り大会を大津港(浜大津アーカス前)で開く。参加百円。釣り竿レンタルは無料。申し込みは県琵琶湖政策(077−528−3485)へ。

16/07/17

■「みずの森」20周年、観光名所に定着 滋賀・草津(京都新聞電子版)
 滋賀県草津市下物町の市立水生植物公園みずの森が、開館20周年を迎えた。ハスなどの水生植物をテーマにした施設は当時珍しく、市の観光名所として定着した。歴史写真展を開催中で、7月末に記念のシンポジウムを開く。
 みずの森は1996年7月13日、琵琶湖に面する烏丸半島で開館した。総事業費は約50億円。周辺がハスの群生地として知られることから、水生植物を中心に展示している。当初は市が直営し、2013年度から近江鉄道ゆうグループが指定管理者となった。
 敷地面積は約3・7ヘクタール。温室やレストランが入ったロータス館、庭園、芝生広場などがある。園内の植物は約1500種で、特にスイレンが約140種、ハスが約60種と充実。世界最大のスイレン「ギガンテア」など、国内で初めて開花に成功させた植物もある。
 昨年度の来園者は約11万人。特にスイレンなどが見ごろを迎える夏は大勢の来客でにぎわう。開館から関わってきた市公園緑地課の上田雅也副参事(44)は「来園者のニーズに応えながら、潤いを与える公園であり続けたい」と力を込める。今年は烏丸半島のハスが成長しておらず、「公園内の植物を楽しんでほしい」と呼びかけている。
 20周年に合わせて、ロータス館では歴史写真展を22日まで開き、建設時の様子や園内の花々を撮影した26枚を展示している。31日には、はす祭りの一環で記念講演とシンポジウムが開かれる(参加受け付け終了)。みずの森TEL077(568)2332。

■滋賀・沖島の特産品 詰め合わせ販売(京都新聞電子版)
 日本で唯一の淡水湖にある有人島、沖島(滋賀県近江八幡市)の活性化に取り組む島民でつくる沖島町離島振興協議会は、野菜や湖魚のつくだ煮など島の幸を詰め合わせた宅配便「もんてくーる」を販売している。
 4千円(送料、消費税込み)のAセットと5500円(同)のBセットの2種類がある。アユ、ゴリ、エビのつくだ煮や島でとれた野菜などが入るほか、Bセットにはふなずしが付く。沖島ファンクラブ「もんて」会員はそれぞれ500円引き。
 8月上旬に発送予定で、冷蔵で2週間ほど保存可能。20日締め切り。申し込みは同協議会TEL0748(33)9779(ファクス兼用)か電子メールokishima−jichikai@za.ztv.ne.jp

■リニューアルオープンの琵琶湖博物館で(滋賀報知新聞ネット版)
=魚が聞いている音のライブ放送=
◇草津
 十四日にリニューアルオープンした県立琵琶湖博物館(草津市)では、立命館大学理工学部無線信号処理研究所の学生や久保博嗣教授との共同研究により、館内のトンネル水槽で魚たちが聞いている音をライブで水槽外から聞ける水中音放送を開始し、入館者からは「聴覚でも楽しめる」と好評だ。
 この音は水中にあるマイクから取得した音だが、実際はポンプなどの人工雑音が混入している。
 そこでマイクで取得した音をパソコンのプログラムで処理することによって、雑音成分を除去した。
 また実際にマイクで取得した音に対し、スピーカーから放送される音は、〇・二秒以下の遅延で抑えられている。それゆえライブ感覚のある水中音を放送することが可能になった。この水中音放送装置は同研究所から博物館が提供を受けたもの。
 水中音装置を開発した久保教授は「もっと音をよくしていきたい。ほかの水族館でこのような水中音放送をしているところがあまりないので、ぜひとも広げたいと考えている」と話していた。
 博物館では「今回立命館大学と共同で開発した水中音放送装置によって、魚が聞いている水中音をトンネル水槽の外でも聞くことができるようになり、展示水槽を視覚に加え、聴覚でも体感できるようになった。今回の共同研究によって、子どもから大人まで楽しめる『驚きと感動』『学びと発見』の機会に満ちた発信力の高い展示施設を目指す」としている。

16/07/16

■草津市立笠縫東小学校 琵琶湖のヨシ学ぶ(毎日jp滋賀)
環境教育に取り組む草津市立笠縫東小で今月初旬、琵琶湖のヨシについて学ぶ授業が開かれた。県内企業などでつくる「ヨシで琵琶湖を守るネットワーク」事務局長の太田俊浩さん=コクヨ工業滋賀(愛荘町)技術グループ所属=が講師を務め、5年生の児童 ...

■近畿の清流ナンバー1(滋賀報知新聞ネット版)
=和歌山・熊野川など3川=
 近畿地方整備局はこのほど、平成二十七年の近畿管内の一級河川十水系十七河川の水質現況を発表した。
 最も良好な水質だったのは、熊野川(和歌山県)の熊野大橋、由良川(京都府)の以久田橋、北川(福井県)の上中橋の三地点で、いずれもBОD(生物化学的酸素要求量)の数値は一リットル当たり○・五ミリグラムだった。
 県内河川では、瀬田川の洗堰下が一リットル当り一・○ミリグラム、野洲川の石部○・八ミリグラム、服部○・八グラムだった。
 このほか、ダイオキシン類、内分泌かく乱物質の実態調査では、近畿地方のいずれの地点も基準をクリアーしていた。

16/07/15

■淡水の世界を広く深く 琵琶湖博物館リニューアル(産経ニュース)
 草津市下物町の県立琵琶湖博物館が14日、リニューアルオープンした。淡水魚を観賞できる水族展示室や、ジオラマなどで太古からの琵琶湖と人の関わりを見てもらう展示室が目玉で、親子連れらが楽しんだ。
 同博物館の設立20年に合わせ、最新の研究成果や資料を追加し、リニューアルした。水族展示室には、淡水に生息する魚や動物など25種類が新たに仲間入りした。目玉は、ロシアのバイカル湖に生息する「バイカルアザラシ」。淡水に生息する世界唯一のアザラシとして知られ、可愛いらしい大きな目が特徴だ。
 バイカル湖と琵琶湖はともに10万年以上の歴史があり、多くの固有種が生息するという共通点がある。大津市唐崎の会社員、白崎達也さん(21)は「アザラシが湖にいることに驚いた。バイカルアザラシがきて、滋賀県の自慢が増えた」と話していた。
 ほかにも、プランクトンなど肉眼ではほとんど見えない微小生物を、顕微鏡で観察できるコーナーも常設。今後、夏から秋に観察できる「ビワクンショウモ」など、琵琶湖固有種の微小生物も登場するという。
 一方「湖のいまと私たち」をテーマにした展示室では、琵琶湖に流入する河川から田んぼ、森林などにさかのぼりながら、人と生物や自然との関わりを解説している。また、琵琶湖周辺のヨシ原を取り上げたコーナーでは、刈り取ったヨシを乾燥させるためにつくる高さ約3・5メートルの「丸立て」を展示した。
 ほかにも、カエルの目線で田んぼの水中をみることができるジオラマや、薪を積んだ背負子(しょいこ)を実際に背負う体験コーナーなど、自然と人との関わりを体感しながら学ぶことができるようにしたという。
 同博物館の渡部圭一学芸技師は「生物の臭いを嗅ぐコーナーなど、見るだけでなく五感で楽しめる体験参加型の展示が多く加わった。子供から大人まで世代を問わず楽しめる内容だと思うので、夏休みに家族で来てほしい」と話していた。
 館内の改装は平成32年度まで続き、すべての展示コーナーを刷新するという。

■スイレン涼しげ、午前中が狙い目 草津「みずの森」(ChunichiWeb滋賀)
 草津市の市立水生植物公園みずの森でスイレンが見頃となり、ピンクや黄、白色の花が水面を涼しげに彩っている。九月いっぱいまで楽しめる。
 園内には屋外に耐寒性と温室内の熱帯性合わせて百四十種二百株以上を栽培。温室では一年中見られる。
 日中青空が広がった十四日は、朝から多くの観光客などが訪れ、地面に這いつくばって写真を撮ったり、顔を近づけて眺めたりしていた。栗東市から母親と訪れた立命館大一年八木杏里彩さん(18)は「暑いけど、水に浮いている花を見ていたら優雅な気持ちになれました」と笑みを浮かべた。
 花は午後になると閉じてしまうため、午前中の観賞がお勧め。(中村千春)

■180万年前 ワニの歯化石(YomiuriOnLine滋賀)
◇多賀 「ヨウスコウ」と類似点
 1993年に約180万年前の古代ゾウ、アケボノゾウの全身骨格化石が出土した多賀町四手の同年代の地層から、ワニの歯の化石が見つかったと、14日、同町立博物館が発表した。これまで県内の古琵琶湖層群(450万年〜50万年前)からは8例が見つかっており、今回が9例目。年代が特定できるワニ化石の中では最も新しい時代の層からの発見となった。
 町が第二のアケボノゾウを見つけようと、2013年から進める「古代ゾウ発掘プロジェクト」の第4次発掘(4月23日〜5月1日)で、アケボノゾウの出土場所から北西に約80メートル離れた約400平方メートルを調査した。
 見つかった歯は、短くてずんぐりとした円すい形(長さ10・3ミリ、長径6・6ミリ、短径5・8ミリ=基部)。これまで県内で見つかった歯はすべて、細長い形をしたクロコダイル科のマチカネワニの仲間だったが、今回は国内では出土例の少ないアリゲーター科のヨウスコウワニとの類似点もあるといい、ヨウスコウワニならば、アジアにおけるワニの分布を調べる上で貴重な資料になるという。
 同博物館は「形の違いは異なる種類のワニなのか、マチカネワニでも部位や成長過程の違いなのかは現時点では不明」とし、確定するにはアゴなど他の部位の発見が必要で、今後、第二のアケボノゾウとともにワニ化石の発掘調査も進める。
 県立琵琶湖博物館の高橋啓一副館長は「周囲から種類が特定できる部位が発見されれば、アジアに生息しているワニ類の分布の変遷をさぐる上で、重要な発掘地点になる可能性もある」と指摘する。

16/07/14

■淡水世界をより深く 琵琶湖博物館、リニューアル開館(京都新聞電子版)
 琵琶湖と人間の関わりを探究する滋賀県立琵琶湖博物館(草津市下物町)が展示内容を改装し、14日にリニューアルオープンした。湖周辺の環境を紹介するC展示室と、約140種の淡水生物を飼育する水族展示室が一新され、初日から大勢の来館者が詰めかけた。
 1996年10月の開館以来、初の大規模リニューアル。今回は第1期改装で、事業費約14億9千万円。2020年度にかけてA、B展示室や交流空間も順次刷新する。
 C展示室はジオラマや標本で視覚的に表現し、琵琶湖や河川、ヨシ原、森林の環境を解説する。水族展示室は県内の固有種や微生物、海外の淡水魚を公開。バイカルアザラシは関西初の展示となる。閲覧用ディスプレーが各所に置かれ、学芸員や市民グループの調査データが更新される。
 オープン式典では、篠原徹館長が「市民参加型、研究重視の博物館として、これからも進化し続けたい」とあいさつし、テープカットが行われた。子ども連れで訪れた関根さつきさん(39)=大津市=は、「剥製の展示など子どもたちにも分かりやすく、見応えがある」と楽しんでいた。観覧料は一般750円、高校・大学生400円、中学生以下無料。

16/07/13

■ガソリン2週連続で値下がり レギュラー全国平均123.5円(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が13日発表した11日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、4日の前回調査より30銭安い123円50銭となった。原油価格の下落傾向を反映し、2週連続の値下がりとなった。調査した石油情報センターの担当者は「今後も下落が続く」と話している。
 原油は英国の欧州連合(EU)離脱問題で世界経済が減速してエネルギー需要が減るとの見方や、カナダの森林火災などに伴う減産の影響から回復し、供給過剰になるとの思惑から下落した。円高基調で、原油の円建て価格が下がったことも引き続き影響した。
 地域別では37道府県が値下がりした。下げ幅は沖縄が2円30銭と最も大きく、神奈川の1円60銭が続いた。7都県が値上がりし、横ばいは3県だった。
 ハイオクは30銭安い134円30銭、軽油は20銭値下がりし103円30銭。灯油は18リットル(一般的なタンク1個分)当たり横ばいの1156円だった。

■レギュラーガソリン、前週比0.3円安の123.5円…2週連続の値下がり(Responce)
資源エネルギー庁が7月13日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、7月11日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.3円値下がりし、1リットル当たり123.5円となった。
レギュラーガソリンの値下がりは2週連続。
地域別では、中国で0.7円、北海道と九州・沖縄で0.5円、関東と中部で0.4円、近畿と東北で0.3円値下がり。四国では0.1円値上がりした。
ハイオクガソリンは0.3円安の134.3円、軽油は0.2円安の103.3円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、7月13日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は114.5円/リットル(前週比−0.6円)、ハイオクは125.0円/リットル(同−1.2円)、軽油は89.6円/リットル(同−1.0円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■漁船タクシーで楽々「ビワイチ」守山・近江八幡⇔高島の2コース運航 滋賀(産経ニュース)
 滋賀県守山市は、琵琶湖を自転車で1周する「ビワイチ」の挑戦者を漁船で運ぶ「漁船タクシー」を、7〜11月に実施すると発表した。「ビワイチ」を気軽に楽しめるようにと昨年度試験的に実施したところ好評だったため、今年も行う。同市は「多くの人に参加してもらい、事業化につなげたい」としている。
 1周約200キロのビワイチは、上級者は1日で走破するが、通常は2日以上かかることが多いとされる。
 漁船タクシーは、初心者や時間がない人にもビワイチを楽しんでもらおうと、漁船で湖上を移動しコースを短縮する試み。同市内の木浜漁港を拠点に近江八幡(長命寺港)、彦根(彦根港)、高島(大溝港)、大津(大津港)の4市を結ぶ航路で、昨年11月から今年3月まで計8日間行った。利用者70人からは「琵琶湖を1周する自信はないが、これなら手軽に挑戦できる」などと好評だったという。
 今年は11月末までの計20日間程度実施。昨年度の利用が多かった、守山、近江八幡の2市から高島市に渡る2コースで運航する。
 個人利用は、期間中の毎月第1土曜日に運航。前週の金曜日午後5時までに予約する。1人3千円。1隻を貸し切るグループでの利用は、希望日の2週間前の金曜日午後5時までに予約。1隻1万5千円。予約、問い合わせは同市地域振興・交通政策課(電)077・582・1165。

■見て、触れて、楽しんで 琵琶湖博物館が14日新装オープン(ChunichiWeb滋賀)
 県立琵琶湖博物館(草津市下物町)の一期目の改装工事が終わり、十二日、報道関係者や地元向けの内覧会があった。触れたり、においをかいだりする展示もあり、子どもから大人まで楽しめる内容となっている。十四日にリニューアルオープンする。
 今回改装されたのは、琵琶湖と人々の暮らしを関連づけた「C展示室」と、約百四十種類の淡水生物を集めた「水族展示室」。昨年九月から工事に着手していた。開館二十周年を迎えた同館では二〇二〇年度まで三期に分割し改装を計画している。
 C展示室ではヨシ原や田んぼを再現し、そこにすむ生物などを紹介。タッチパネル式のディスプレーで植林を体験するゲームは完成度も高い。学芸員の特色ある研究を紹介し、質問を投げ掛けられるコーナーもある。
 水族展示室では水槽に梁(やな)を再現し、魚が飛び跳ねる姿を見ることができる。また、古代湖であるロシア・バイカル湖の固有種を日本で唯一展示。大きな目と丸い体が特徴のバイカルアザラシ三匹も加わり、人気を呼びそうだ。
 十四日午前九時十分からオープニングセレモニーがある。入館料は一般七百五十円、高校・大学生四百円、中学生以下は無料。(問)博物館=077(568)4811
◆大学生の研究成果を反映
 今回の改装には、大学生の研究成果や作品も生かされている。水族展示室内のトンネル水槽では、立命館大理工学部の無線信号処理研究室(久保博嗣教授)が、ポンプなどの雑音を除去して水中音を聞くことができる装置を提供した。
 従来の装置は水槽内のポンプや壁の反響音も取り込んでしまっていた。新型装置ではポンプ音などの周波数帯をパソコンのプログラムで除去することに成功。難しいとされる水中内での通信も、音声データを0・01秒単位に区切ることで、ほぼリアルタイムでできるようになった。
 また、微小な生き物の生態を紹介する「マイクロアクアリウム」では、成安造形大生による全長2.5メートルのノロミジンコのオブジェを展示している。(鈴木啓紀)

■琵琶湖の神秘実感 草津の博物館、あす新装(YomiuriOnLine滋賀)
◇ヨシや剥製など 人と命の関わり紹介
 草津市の県立琵琶湖博物館が14日、新装オープンする。新たにバイカルアザラシの水槽や、琵琶湖の生物の多様性維持に必要なヨシに関するコーナーなどが設けられ、環境学習や情報発信の拠点として期待が高まる。(池内亜希)
 同館は1996年10月に開館し、今年が20周年。2020年度までをめどに、展望台の設置や大規模な展示替えなどを計画している。
 今回完成したのは、第1期の「C展示室」と「水族展示エリア」の約6500平方メートル。12日には内覧会が開かれ、展示に協力した関係者らが一足先に館内を巡った。
 C展示室では、琵琶湖や周辺の生物、人と生物の関わりなどを紹介する。琵琶湖の自然と文化を育んできたヨシに関する展示を強化。ヨシがトンネルのように生えている様子を再現し、ヨシ原にいる感覚を味わえる。県内の祭りで使うヨシのたいまつも間近で見学できる。
 開館後収集してきた昆虫やカイツブリ、ツキノワグマなど1500点以上の剥製や標本も展示。県内に生息する大半の生物を網羅している。
 水族展示エリアでは、ロシアの古代湖・バイカル湖に生息するバイカルアザラシ2頭を公開。オームリやバイカルヨコエビなど、同湖の生物も集めた。
 プランクトンなど極小生物を紹介する「マイクロアクアリウム」も開設。内覧会では、薄暗い照明の中、琵琶湖の水から採取したプランクトンなどを顕微鏡で観察できる「マイクロバー」も子どもたちの興味を誘っていた。
 湖魚を販売する魚屋も再現。湖国特産のふなずしの香りなどが体験できる。
 同館の担当者は「見所が増え、子どもも大人もより楽しめるようになった。ぜひ足を運んでほしい」と呼びかけている。
 観覧料は高校・大学生400円、大人750円。月曜休館。14日は午前9時30分から開館する。

16/07/12

■湖の価値五感で感じて 14日に琵琶湖博物館リニューアル開館(京都新聞電子版)
 14日にリニューアルオープンする滋賀県草津市下物町の県立琵琶湖博物館で、関係者や報道向けの内覧会が12日に開かれた。C展示室と水族展示室が生まれ変わり、多彩な資料で琵琶湖周辺の環境や生物を紹介する。
 開館20周年に合わせて、最新の研究や資料の蓄積を基に改装した。リニューアルは3期に分かれ、2018年に交流空間、20年にA、B展示室を一新する。
 C展示室は「暮らしとつながる自然」をテーマに、7コーナー設けた。琵琶湖から上流部の森林までさかのぼりながら、人との関わりを解説。ヨシや田んぼのジオラマのほか、生物の標本も数多く並ぶ。
 水族展示室は9コーナーあり、琵琶湖水系の淡水魚などを飼育している。新設された「古代湖の世界」では、バイカル湖(ロシア)の生物を公開。ほかにもプランクトンや漁業、食文化まで幅広く展示する。
 内覧会を担当した金尾滋史学芸員は「五感で体感する展示を通して、さまざまな琵琶湖の価値を知ってほしい」と呼びかける。

■琵琶湖博物館がリニューアル 淡水にすむバイカルアザラシを関西初展示(びわ湖大津経済新聞)
 琵琶湖博物館(草津市下物町、TEL 077-568-48111)が7月14日、リニューアルオープンする。
 開館20周年を迎え、2025年度までに3期にわたるリニューアル事業を行っている同館。
今回リニューアルしたのは、「湖のいまとわたしたち〜暮らしとつながる自然〜」がテーマのC展示室と水族展示エリア。
 C展示室では、琵琶湖とその流域の多様な生き物や固有種、人との関わりを紹介。ヨシ原の中の世界や田んぼの中の生き物の暮らしを紹介。中でも、滋賀に住む生き物の実物標本や?製は1500点以上に及ぶ。多様な生き物を比較して見る事ができるエリアとなっている。
 水族展示の「川の生き物とその環境」のブースには水槽内に河床を再現。季節ごとの変化に合わせて展示も変えていく。タイミングが合えば実際に魚が水面に飛び出しジャンプする様子も間近で見ることができる。
 「古代湖の世界」のブースには、関西初となるバイカルアザラシが展示。リニューアルオープン後は、13時30分からのエサやりを行う。アザラシのほかに展示されているバイカル湖に住む固有種は日本初展示という。
 ロシアのバイカル博物館の協力のもと、バイカル湖のリアルタイム映像も放映する。
 主任学芸員の金尾滋史さんは「今回のリニューアルは研究を展示に活かしている所が見どころ。初めて琵琶湖博物館を訪れる人には、まず当博物館を通して琵琶湖の価値や面白さを感じてほしい。季節の変化に合わせて展示エリアの内容も変化する予定。研究員こだわりの細かすぎる展示もあるので、何度足を運んでいただいても新たな発見があると思う。館内には学芸員や展示交流員がいるので、気になることは気軽に話しかけて聞いてほしい。研究員への質問をメールで送るブースもある」と話す。
 開館時間は、9時30分〜17時 (入館は16時30分まで)。月曜休館。観覧料は、大人7=50円、高校生・大学生=400円、未就学児童・小学生・中学生無料(『みずの森』は小中学生有料)、障がい者・県内に居住の65歳以上無料。

16/07/10

■桜川で食害外来魚釣り大会 市民ら69人が58`駆除 つくば(常陽新聞スマートフォン版)
 桜川漁業協同組合(鈴木清次代表理事組合長)は10日、桜川流域で特定外来魚釣り大会を開催。市民69人が合わせて約58キロの外来魚を駆除した。
 特定外来魚(アメリカナマズ、ブルーギル、ブラックバス)の食害が大きいことから、2006年から開催している。
 桜川中流の右岸側にある栗原交流センター(同市栗原)で受け付けを済ませた参加者は午前11時30分まで、各々の狙うポイントで釣りを行い、最大4時間の中で総重量や釣った魚の大きさを競った。
 同センターで検量の結果、総重量の部ではつくばみらい市の宮本美沙さん(22)が優勝。「アメリカナマズを釣るのは初めて。すごく重かった」と笑顔を弾ませた。宮本さんは8匹で計14・5キロを釣り上げ、中には78センチの大物もいるという。
 この日一番大きな魚を釣った大物賞は桜井祐太さんだった。
 参加者は前回の約30人程度から倍増。鈴木さんは「特定外来魚の駆除には市民の協力が必要。口コミで広がってきている」と手応えを話した。一方で参加者数の割に総重量は少なく、「全部で100キロはいくかと思っていた。しかし、水の具合でも釣果は変わる」などと話していた。(山本一暁)

■マル秘のレシピに予約殺到 近江八幡で「ふなずし」作り体験(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖汽船(大津市)が企画する近江八幡市の沖島での「鮒(ふな)ずし作り体験クルーズ」が、注目を集めている。
 島への観光誘致や郷土料理「ふなずし」の普及を目的に、二〇〇九年に始まった七月限定の人気クルーズ。今年はすでに完売し、見学乗船のみ受け付けている。
 一回のクルーズには夫婦や男性一人客など五十人ほどが参加。レシピは県水産課が推進するもので、手間がかからず臭いも抑えた作り方を島の漁師たちが指導する。
 参加者たちは、慣れない手つきで懸命に作業。塩漬けしたニゴロブナを洗って乾燥し、たるにご飯と魚を交互に詰め込んで密閉する。各自たるを持ち帰ることができ、秋にはオリジナルのふなずしが出来上がる。
 千葉市の会社員土井和子さん(40)は昨年、県内で初めて食べてとりこに。「みんなでおしゃべりをしながら作るのが楽しい。完成したらお茶漬けや日本酒のつまみなど、いろいろと味わいたい」と笑顔で手を動かしていた。
 今週末以降のクルーズは十一、十四、十九、二十一、二十四日に開催。見学乗船は要予約で、乗船料は大人(中学生以上)三千九十円、子ども(小学生)千五百五十円。(問)予約センター=077(524)5000(中村千春)

16/07/09

■7月1日は「びわ湖の日」能登川漁港周辺を清掃(滋賀報知新聞ネット版)
=東近江市 市民や団体など350人=
◇東近江
 東近江市と東近江市さわやか環境づくり協議会、美しい湖国をつくる会東近江支部主催の、琵琶湖周辺の一斉清掃が一日、伊庭内湖周辺と琵琶湖に面する能登川漁業協同組合漁港周辺で開催された。
 環境保全活動への参加意欲を高めてもらおうと、七月一日の「びわ湖の日」に合わせて毎年実施しており、この日は、漁業者や地域住民、企業、ボランティア団体など約三百五十人が参加し、午前九時から約二時間、清掃活動に汗を流した。
 参加者はゴミ袋を片手に、湖岸の道筋や草が生い茂る岸辺まで踏入り、ポイ捨てや川から流れ着いたゴミなどを拾い集めた。その結果、二トンダンプ三台と軽トラック二台分のゴミを回収した。
 ゴミは、ペットボトルや缶など、飲料水の空き容器が多かったほか、家電製品やタイヤなどの不法投棄も目立っていた。

16/07/08

■「山の日」お盆渋滞に拍車か…最高45キロ予測(YomiuriOnLine)
 高速道路各社は8日、今年のお盆前後(8月6日〜16日)の渋滞予測を発表した。
 10キロ以上の渋滞は前年より13回多い446回。下り線は8月13日、上り線は同14日に最も集中すると見込んでいる。前年より回数が増えたのは、今年から8月11日が「山の日」として祝日になったためとみられる。
 東日本高速道路管内の激しい渋滞は、下り線が同13日午前8時頃に関越道・花園インターチェンジ(埼玉県)付近を先頭に45キロ、上り線では同14日午後5時頃に東北道・上河内サービスエリア(栃木県)付近から45キロなどと予測している。

■漁師と湖魚料理から琵琶湖を知る 草津・渋川小(asahi.com滋賀)
八百板一平
 琵琶湖の魚を使った伝統的な料理を通じて、琵琶湖や湖国の食文化について学ぶ授業が7日、草津市立渋川小学校であった。
 5年生の児童ら約100人が参加。守山市在住で漁師の戸田直弘さんが、漁師の仕事や、琵琶湖の伝統的な漁法などを紹介し、「琵琶湖の漁師として、命をつないで生きてきた琵琶湖の魚を大切に守っていきたい」と語った。
 児童らは、戸田さんがこの日の朝に琵琶湖でとったアユやスジエビなどと県産のしょうゆなどを使ったつくだ煮と、「アメノイオご飯」(ビワマスの入った炊き込みご飯)の調理も見学し、できたてを味わった。

16/07/06

■危険なため池/近づかせない対策も急務(河北新報ONLINE NEWS)
 一度に3人の命が失われるのは何としてもいたわしい。宮城県大衡村のため池で今月1日、大崎市の男性とその子供2人が亡くなった。
 釣りのさなか、誤って落ちたとみられるが、岸辺に近づかせないための対策は十分だったのだろうか。
 今回のようなため池は宮城県内に6千カ所もある。その全てに対策を行き届かせるのは難しいとしても、幹線道路沿いで近づきやすく釣り人の姿が目立つような所については、それぞれの市町村が点検し直して安全対策に乗り出すことが迫られている。
 夏休みが近づき、水難事故への警戒が求められる時期。特に子供たちを危険にさらさないよう注意が求められる。
 事故があったのは広さ約4千平方メートルの農業用ため池。地元で安沼と呼ばれているが、正式には八志沼1号ため池という名で、村が所有し地元の水利組合が管理している。昔からあった池を1980年に造りかえた。
 大衡村によると「村道のすぐ近くだが、ガードレールがあって、それをまたがないと岸辺へ行けないようになっている」という。立ち入り禁止の看板などはなかった。
 安沼の周囲の一部はコンクリートで固められている。この部分では釣りをしやすいが、水面の下までコンクリートの傾斜になっており、いったん落ちると岸辺へ上るのは容易でないという。
 「近くにつかまることができる木の枝でもない限り、はい上がるのは難しくなるのではないか」と村の担当者が話すように危険性は高い。事故に遭った3人はコンクリートで固められた岸辺付近にいたとみられる。
 事故を重大視して大衡村は近く、村道からため池への進入ルートに立ち入り禁止の看板を設置する。
 さらに他のため池についても事故防止策を講じる予定だが、村内には200以上もある。全てで一気に進めるのは難しいため、道路に近い所や村外の釣り人が訪れるような所をまず重点的に調べて、必要な対策に乗り出す。
 事故を防ぐには一般の人の良識も求められている。宮城県内には、勝手にブラックバスを放して釣りをしているため池もあるという。
 危険性が分かっている地元の人でなく、遠くから来て釣りを楽しむケースも珍しくない。安沼にもブラックバスが生息しており、その釣りを目的に訪れる人が多い。
 岸から釣るだけでなく、フローターという浮輪を使ってため池の中で釣る人もいるという。いずれにしてもいざという時の安全のためには、ライフジャケットの着用が求められる。
 宮城県によると、県内では2012年時点で5991カ所の農業用ため池が確認されている。県は事故を受け「フェンスの破損の有無などを確認し、補修するよう市町村に要請する」という。
 海や川もそうだが、ため池も溺れかかった人を救い上げるのは相当難しい。家族で釣りに訪れるようなため池を急いで把握し、危険性をしっかり訴えるとともに安易に近寄れないようにすべきだ。

■「日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会」閉幕 釣果7本、最重量は200キロ(石垣経済新聞)
 与那国町久部良漁港で7月1日〜3日、「日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会」が開催された。
 与那国島と近海の美しさを発信し、PRするために町が主催し毎年開催されている同大会は、今年で27回目。メインイベントは黒潮が運ぶ大型回遊魚のトローリングで、地域外の人も参加。磯釣りや親子釣り部門のほか、海底遺跡巡りや闘牛、与那国馬の乗馬体験など陸地でのアトラクションも豊富に用意し、釣り愛好家だけでなく一般の観光客も楽しんでいた。
 ちびっこのど自慢に参加した与那国小3年の北ノ薗季桜(きたのその りお)さんは、「緊張したけど、みんなの前で歌えて楽しかった」と満足した表情だった。
 カジキ釣り大会の釣果は7本。最重量のカジキは200キログラムに迫り、会場は大いに盛り上がった。磯釣りの参加者は増加傾向だが、トローリングの参加者が横ばいのため、町では参加者を求めている。同大会スタッフの松田啓太さんは「海底遺跡体験が人気で待ち時間が発生するのが課題。参加者数を増やせるように広報をしっかりやっていきたい」と来年に向けた意気込みを話す。

■ガソリン価格、17週ぶり値下がり レギュラー123.8円 円高が寄与(産経ニュース)
 経済産業省資源エネルギー庁が6日発表した4日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、6月27日の前回調査と比べ20銭安い123円80銭だった。値下がりは17週ぶり。円高進行で原油の調達コストが下がったことが小売価格にも反映された。
 地域別はまちまちだった。値下がりは群馬、青森など25都道府県。長崎、岩手など17府県は値上がりし、鹿児島、佐賀など5県は横ばいだった。
 またハイオクは20銭安の134円60銭。灯油は店頭、配達とも横ばいだった。
 調査した石油情報センターの担当者は「石油元売りは特約店向け卸価格を1円程度引き下げている。来週は小幅な値下がりだろう」と予想している。

■レギュラーガソリン、4か月ぶりの値下がり…前週比0.2円安の123.8円(Responce)
資源エネルギー庁が7月6日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、7月4日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から0.2円値下がりし、1リットル当たり123.8円となった。
レギュラーガソリンの値下がりは、3月7日の調査以来、4か月ぶり。
地域別では、北海道で0.4円、関東で0.3円、近畿と中国、九州・沖縄で0.2円、東北で0.1円値下がり。四国と中部では0.1円値上がりした。
ハイオクガソリンは0.2円安の134.6円、軽油は0.1円安の103.5円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、7月6日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は115.1円/リットル(前週比−0.4円)、ハイオクは126.2円/リットル(同−0.2円)、軽油は90.6円/リットル(同+0.2円)だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

16/07/04

■猛暑の中、「鉄人レース」に約300人…琵琶湖(YomiuriOnLine滋賀)
 びわこトライアスロンが3日、日本遺産の水辺景観を誇る滋賀県高島市勝野周辺で行われ、北海道から長崎まで全国から集まった約300人が、猛暑の中で鉄人レースに挑んだ。
 競技の普及だけでなく、湖西の美しい自然を通して参加者との交流も深めようと開催されており、今年で28回目。声援を送る家族の手をとってゴールする選手もおり、会場はなごやかなムードに包まれた。
 高校・一般の部は、五輪競技の半分に相当するスイム750メートル、バイク20キロ、ラン5キロで行われ、16〜68歳の男女189人が出場。大阪府島本町の会社員・岡本治樹さん(37)が1時間8分19秒のタイムで連覇を果たし、高校生では、早稲田摂陵高(大阪府茨木市)2年の西垣怜奈さん(17)が全体の15位に入った。
 小学生約120人も短いコースに挑戦した。
 ゴールで3歳の長女と1歳の長男に迎えられた野洲市出身の岡本さんは「優勝は何度しても、うれしいものです」と話していた。(宮明敬)

■京大ヨット部員ら琵琶湖清掃 「他の大学巻き込み恒例行事に」(産経ニュース)
 琵琶湖の環境について考える「びわ湖の日」(7月1日)にちなみ、琵琶湖でマリンスポーツに励む京都大のカヌー、ヨット部の部員ら約100人が、大津市の柳が崎湖畔公園や滋賀県ヨットハーバー、同県立琵琶湖漕艇場などで清掃活動を行った。
 びわ湖の日に、同県漁業協同組合連合会や地元の人々が毎年行っている「琵琶湖一斉清掃」のことを聞いた部員らが、「自分たちもやりたい」と部活動の一環として、琵琶湖汽船などの支援も得て3日、初めて開催した。
 学生らは、缶やペットボトルをはじめ、靴や釣り具、中にはタイヤなどまで収集。清掃活動後には、三日月大造知事も訪れ、学生らを激励した。参加した各部のメンバーらは「今後も、ほかの大学も巻き込んで恒例の行事にしていきたい」と話していた。
 清掃活動に取り組んだヨット部の小松賢司さん(21)=3回生=は「結構ゴミがあって驚いた。藻が繁殖したりゴミが浮いているとレースができなかったり、部品に絡まってヨットが転覆する恐れもある。琵琶湖に感謝して、これからもこういう活動を続けていきたい」と話した。

16/07/03

■「巨大風車」どんぶらこ、時速6キロで福島へ(YomiuriOnLine)
 兵庫県洲本市沖の大阪湾で進められていた浮体式風力発電塔(出力5000キロ・ワット)組み立て作業が完了し、2日、約950キロ離れた設置先、福島県沖に向けて出発した。
 塔の高さが約90メートル、長さ約60メートルの羽根が3枚ある巨大な風車が船に引かれ、紀伊水道を南下した。8日に同県沖に到着する予定。
 風車の台座になっている浮体が前後計4隻の船とロープで固定され、午前11時30分頃に出発。海上を時速約6キロで進み、午後1時30分頃には紀淡海峡を通過した。
 風車は、経済産業省が行う浮体式洋上風力発電の実証実験用。浮体は堺市の工場で作られ、5月から洲本市沖で塔と3枚羽根を取り付ける工事が行われていた。

■水際、傾斜きつくて滑りやすい…3人死亡の沼(YomiuriOnLine)
 宮城県大衡村大衡の八志沼に父子3人が落ち、死亡した事故。
 関係者によると、3人は岸から約10メートル沖でまとまって見つかっており、大和署は釣りをしている際に誰かが誤って落ち、助けようとして3人とも溺れたとみて、詳しい原因を調べる。
 この事故で、大崎市古川江合本町、大友克志さん(36)と、長男の小学3年陽斗君(9)、次男の陽向ちゃん(5)が死亡した。救命胴衣などは着ていなかったという。
 周辺住民らによると、沼は南北に長い農業用のため池で、長さ約150メートル、深さ約5メートル。ブラックバスなどの釣り場になっているが、周囲に柵はない。水際のコンクリートは傾斜がきつく、滑りやすいという。
 事故現場近くに住む80代男性は「一度落ちると滑って岸に戻れない。以前も同様の事故が起きており、水際にいる人を見る度に危ないと思っていた」と話した。
 大和署は2日、現場で実況見分を行った。3日以降、3人の司法解剖を行い、詳しい死因を調べる。
 陽斗君と親友だという小学2年の男児(8)は「ついこの間、自転車で一緒にカエルを捕りに行ったばかりなのに」と肩を落とした。近所の女性(61)は「よく3人で自転車で出かける仲のいい親子だった。あまりにもかわいそう」と声を詰まらせた。

■水難事故に備え救助訓練 長浜港(ChunichiWeb滋賀)
 夏のレジャーシーズンに合わせ、長浜市港町の長浜港で二日、水難救助訓練があった。港関係者でつくる「長浜港水面利用マナーアップ協議会」や消防、警察の関係者ら約四十人が参加し、連携を確認した。
 釣りボートが転覆し、男性一人が投げ出された想定。湖北地域消防本部の救助隊員を乗せた県警警備艇が、沖約百メートルの現場へ急行し、水深四メートルの湖底から要救助者に見立てた人形を引き揚げた。着岸後は、長浜署員が心肺蘇生を実演した。
 署地域課の川橋裕之課長は「レジャーを楽しむ人にはルールだけでなく、マナーも守ってもらい、事故を防いでほしい」と話した。
 長浜署によると、管内では今年に入ってから一日までに水難事故は一件も起きていない。
 一方で四、五月には、モーターパラグライダーが琵琶湖に墜落する事故が相次いで二件発生している。(渡辺大地)

■「湖の子」に夏到来 高島で遠泳(YomiuriOnLine滋賀)
 高島市立本庄小の4〜6年生54人が2日、夏本番を迎えた琵琶湖で遠泳に挑み、「われは湖の子」をアピールした。
 約20年前から続く伝統行事。6月にプールで練習を積み、100、250、500、1000メートルの4コースから、各自が「何とか泳げる」と思った距離を選んで挑戦する。
 「エンヤコーラ」「頑張れ!」と、低学年の児童や父母らが湖畔で声援を送る中、参加者はそれぞれの目標距離を何とか完泳し、達成感をかみしめていた。
 最長の1000メートルに挑戦した19人の一人、6年生の北村仁香さん(11)は「波が高くて大変だったけど、最後まで泳ぎ切れた。小学生時代のいい思い出になると思います」と話していた。

■昨年度の北湖COD3年連続低下(びわ湖大津経済新聞)
=県がHPに「今日の琵琶湖」開設=
◇県
 県はこのほど、昨年度(平成二十七年度)の琵琶湖水質調査結果と今年度の水草繁茂状況などを発表した。これは昭和五十四年度から、国土交通省、独立行政法人水資源機構、県が共同で実施しているもの。
 それによると、北湖のCOD(化学的酸素要求量、有機汚濁の指標)は、降雨による希釈効果とプランクトンの大増殖が見られなかったことから、三・○ミリグラム/リットル(前年度二・四同)と三年連続で低かった。
 アオコは例年並みに昨年八月、十月に確認されたが、秋季の気温が影響して十一月にも二回発生したことを確認した。十一月の発生は過去最遅である。これは、十月からの降雨量が平年に対してかなり少なく、水が滞留したこと、十一月の気温が平年よりかなり高くなったことから、プランクトンが活発に増殖し、十一月中旬のアオコ発生となったもの。
 一方、今年度の琵琶湖水質の特徴および繁茂状況(速報)は、プランクトンでは、春先にウログレナ(植物プランクトン)が増殖し、透明度などの水質が悪化した。五月中旬から下旬にかけてウログレナの増殖は終息し、水質はやや落ち着いた。
 今年度の水草の繁茂量は、五月下旬の調査では昨年度より少なかった。
 一方、琵琶湖の総合的な保全の取り組みを広く知ってもらおうと、先月二十八日から県のホームページに「今日の琵琶湖」を開設している。

16/07/02

■80チーム大物狙う カジキ釣り大会(紀伊民報AGARA)
 和歌山県すさみ町近海で2日、カジキ釣り大会「第21回すさみビルフィッシュトーナメント」が始まった。大物を狙って80チームが出場、午前11時までに7匹が釣り上げられた。大会は2、3日の総重量で競う。
 町や漁協、商工会、観光協会などでつくる「すさみビルフィッシュトーナメント実行委員会」主催。
 2日午前6時に競技開始、クルーザーが一斉にすさみ港を出港した。6時50分、本部に「ヒット」を伝える無線が入り、7時20分に重さ70キロのカジキが釣り上げられた。その後も次々と釣り上げたという連絡が本部に入った。
 大阪府泉佐野市のチーム「VIPER64」は10時すぎに帰港し、重さ99キロのクロカワカジキ=写真=を検量した。釣り上げた神田健二さん(44)は「大会で釣れてうれしい。自己記録は180キロなので、200キロを目指したい」と再出港した。

■暑い、滋賀初の猛暑日 東近江市で35・9度(京都新聞電子版)
 滋賀県内は2日、高気圧に覆われて朝から気温が上がり、東近江市で最高気温35・9度を観測、今年初めての猛暑日となった。
 彦根地方気象台によると彦根市でも35・0度を記録。大津市33・6度、高島市今津33・7度など各地で30度を超えて今季最高となった。
 大津市内では、強い直射日光を受けた路面が水を張ったように見える「逃げ水」現象が起こった。市民は日傘を差したり、日陰を歩いたりして厳しい暑さをしのいでいた。
 同気象台によると3日は雲が広がるが、最高気温は30度を超えると予測している。

■「琵琶湖のこともっと知って」大津の大学3年、長谷川さん PRポスターをデザイン(産経ニュースWEST)
 琵琶湖の環境について考える「びわ湖の日」(1日)をPRするポスターを滋賀県が制作した。約1千枚を県内のコンビニエンスストアの店舗や公共施設などに掲示し、PRした。
 ポスターデザインを手がけたのは、成安造形大3年の長谷川瑠夏さん(20)=大津市。学生らが制作した15作品の中から採用された。
 長谷川さんのデザインのテーマは「びわ湖を楽しむ」。びわ湖大花火大会の花火や水道の水、ビワコオオナマズなど琵琶湖に関連するものが盛り込まれている。パソコンのタブレットを使って、クレヨン風の優しいタッチに仕上げた。長谷川さんは「ポスターをきっかけに琵琶湖のことを知ってもらいたい」と話している。

■沼に転落 釣りの父子3人死亡(河北新報ONLINE NEWS)
 1日午後7時40分ごろ、宮城県大衡村大衡天姓院の八志沼で、釣りをしていた夫と子ども2人の姿が見えなくなったことに妻が気付き、110番した。
 通報を受けた黒川地域行政事務組合消防本部は午後9時までに、沼から3人を救出したが、いずれも搬送先の病院で死亡が確認された。
 宮城県警によると、死亡したのは大崎市古川江合本町3丁目、職業不詳大友克志さん(36)、小学生の陽斗(はると)君(9)、幼稚園児の陽向(ひなた)ちゃん(5)。
 一家4人は午後5時半ごろに車で現場を訪れていたという。県警などは、3人が沼に転落した可能性があるとみて調べている。
 現場は陸上自衛隊大和駐屯地北側の田園地帯。沼は農業用水のため池として使われていた。ブラックバス釣りに訪れる人が多いという。

■姿消えたハス、謎深まる 滋賀・草津、県内別の場所でも(京都新聞電子版)
 国内最大級の群生地である滋賀県草津市の烏丸半島のハスに、過去にない異変が起きている。例年なら湖面を埋め尽くすハスの葉が、ほとんど見られない。食害、老化、病気などの可能性が取り沙汰されているが、今のところ原因は不明。草津市は調査を進めるとともに、観光業者らに状況を連絡するなど、対応に追われている。
 「一体何が起きたんやろう、と。こんなことは初めて」。草津市の写真家木村尚達さん(75)は、5月末に烏丸半島を訪れた時の驚きを振りかえる。京都写真家協会会長の木村さんは、15年にわたりハスの写真を撮影してきた。「このまま全滅すれば、観光資源として大きな損失だ」
 入り江状の地形がハスの成長に適し、約13ヘクタール以上で群生していた。例年なら7〜8月にピンク色の花が一面に咲くが、草津市は6月30日、「開花が見込めない」と異例の発表をした。市公園緑地課は「県や関係機関と連携して原因を調べ、公表したい」という。
 どのような理由が考えられるか。群生地近くにある県立琵琶湖博物館の芦谷美奈子学芸員は、想定される原因の一つとして食害を挙げる。ミシシッピアカミミガメやアメリカザリガニが成長初期の浮葉を荒らす事例は、他地域でも起きている。
 長年群生しているため地下茎が混み合い、成長力が弱まっている可能性もある。昨年は開花がまばらだった影響なども考えられ、「複数の原因が組み合わさっているのかもしれない」と指摘する。
 昨冬に大量に飛来した渡り鳥、オオバンの食害を疑う声も出ている。湖北野鳥センター(長浜市)の植田潤さんが29日、現地を観察した。「オオバンは雑食だが、壊滅的なほど新芽を食べ尽くすとは思えない」とみる。植田さんによると、長浜市の早崎内湖でも3年前からハスが見られなくなり、「ウイルス性の病気もありえるのでは」と語る。
 市商工観光労政課によると、開花時季に合わせた熱気球フライトやクルージング、ハス祭りは予定通り開催する。例年バスツアーも組まれており、市は観光業者に今年の状況を連絡しているという。同課は「県外からも大勢に来てもらっている。何とか回復してほしい」としている。

■琵琶湖に夏が来た! 滋賀、近江舞子の水泳場で浜開き(京都新聞電子版)
 夏本番を前に大津市南小松の近江舞子中浜水泳場で1日、浜開きが行われた。久しぶりに太陽が照りつける中、浜辺に集まった関係者らがこの夏の安全を祈願した。
 大津市の旧志賀町にある水泳場10カ所が合同で行った。安全祈願祭があり、志賀観光協会の下尾和男会長(82)が「昨年は水難事故などがあった。今年は事故の無いよう祈りたい」とあいさつをした。水難事故を想定した救助訓練もあった。
 志賀北幼稚園(同市荒川)の園児28人が砂浜に埋められた折り鶴を探したり、浅瀬で水遊びをしたりして楽しんだ。
     ◇
 滋賀県によると、琵琶湖の主な水泳場8カ所の水質結果はいずれも「適」か「可」。宮ケ浜(近江八幡市)、松原(彦根市)、二本松(長浜市)の3水泳場は、特に水質が良好な「AA」だった。
 4月下旬〜5月上旬には植物プランクトンのウログレナの増殖がみられたが「現在は収まり、透明度も十分」(琵琶湖政策課)としている。

■大津の11水泳場で浜開き(ChunichiWeb滋賀)
 夏のレジャーシーズンに向けて、大津市北部の水泳場十一カ所の合同浜開きが一日、同市南小松の近江舞子中浜水泳場であった。多くの浜で同日から遊泳が可能になる。
 式典には観光協会や地元企業の関係者ら十三人が出席して、浜の安全を祈願し、琵琶湖を背にしてテープカット。続いて、近くの市立志賀北幼稚園の園児三十人が勢いよく湖に入った。水をかけあったり、浜辺で貝殻を探したりして歓声を上げた。
 同園の小島千夏ちゃん(5つ)は「ちょっと涼しかった。きれいな貝殻を拾ったから、家に飾りたい」と満足げだった。
 浜での水難事故に備え、大津北署と市消防局による救助訓練もあった。水上バイクとボートが衝突、出火したと想定し、警備艇で水難者を引き上げたり、消防艇で放水するなど、万が一の場合の対応を確認した。(野瀬井寛)

■再生法後初 びわ湖の日(YomiuriOnLine滋賀)
 琵琶湖を国民的資産と位置づけた「琵琶湖再生法」が昨秋に施行されてから初めて「びわ湖の日」(県制定)を迎えた1日、各地で湖水浴の浜開きや清掃活動が行われた。
◇大津で浜開き 園児28人歓声
 大津市南小松の近江舞子中浜水泳場では浜開きが行われた。
 この日の県内の最高気温は、東近江市が33・5度、長浜市31・4度、甲賀市31・3度と、各地で今年最高を記録。
 大津市も32・7度に達し、同水泳場では安全祈願の後、志賀北幼稚園の園児28人が水をかけ合ったり水しぶきを上げながら浜辺を走ったりして歓声を上げていた。加藤ゆあちゃん(4)は「とても冷たくて気持ち良い」と笑顔を見せた。(松久高広)
◇県職員外来種刈り取り 草津
 草津市では県職員約30人が環境美化に向けて清掃活動。日差しが照りつける中、湖岸沿いに生い茂った外来種のオオバナミズキンバイを1時間にわたって刈り取った。(猪股和也)

■浜開きで園児らはしゃぐ(asahi.com滋賀)
菅沢百恵
 大津市内の琵琶湖に臨む水泳場で1日、浜開きがあった。同市南小松の近江舞子中浜水泳場では、志賀観光協会が安全祈願祭を開いて期間中の安全を願った後、近くの市立志賀北幼稚園の園児ら約30人が湖水に入り、水をかけ合ってはしゃぎながら歓声を上げた。三上奏葉花(そよか)ちゃん(4)は「ちょっと冷たかった」とにっこり。大津北署は同水泳場で救助訓練をして、夏本番に備えた。
 彦根地方気象台によると、1日、県内では東近江で33・5度を記録するなど、長浜、米原、彦根、大津、信楽、土山で最高気温が30度を超えた。(菅沢百恵)


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