琵琶湖の湖底に流れ着いたバスフィッシング関係のいろんな情報をお届けします。中にはヘド
ロの底からすくい上げた情報もあります。このコーナーの情報はすべて信頼の置けるニュース
ソースから発信されたものですが、真偽の程は未確認であることをご承知置きください。  

琵琶湖の湖底から
(2013/11)

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13/11/30

■晩秋の湖西の空を彩る 高島で「熱気球琵琶湖横断」(京都新聞電子版)
 晩秋の湖西路の空を気球が舞う「熱気球琵琶湖横断」(同実行委員会主催)が30日、高島市安曇川町で始まった。この日は風が弱く横断に替えて町内飛行が行われ、田園上空を優雅に漂う熱気球の姿を出場者の友人家族や市民、写真愛好家らが楽しんだ。
 日本気球連盟が公認する関西唯一の熱気球大会で、37回目。12月1日までの2日間実施され、全国から社会人や大学生の37チームが参加している。町内飛行レースでは、安曇川町の藤樹神社付近の田に設けられた目印に砂袋を上空から落とし、目印から落下地点までの距離の近さを競った。
 各チームは、風向きなどを考え思い思いの場所を選び午前7時半ごろから離陸を開始。午前8時過ぎには目標地点に続々と飛来し、目印に向けて砂袋を投下していった。
 間近で見たいと目標地点周辺で待っていた市民らは、その大きさにあらためて驚きの声を上げ、頭上にふわりと浮かんだ色とりどりの熱気球の群れを夢中で写真に収めていた。同町内の青柳小では体験搭乗会も開かれ、約150人が楽しんだ。

■晩秋の湖西の空を彩る 高島で「熱気球琵琶湖横断」(京都新聞電子版)
 晩秋の湖西路の空を気球が舞う「熱気球琵琶湖横断」(同実行委員会主催)が30日、高島市安曇川町で始まった。この日は風が弱く横断に替えて町内飛行が行われ、田園上空を優雅に漂う熱気球の姿を出場者の友人家族や市民、写真愛好家らが楽しんだ。
 日本気球連盟が公認する関西唯一の熱気球大会で、37回目。12月1日までの2日間実施され、全国から社会人や大学生の37チームが参加している。町内飛行レースでは、安曇川町の藤樹神社付近の田に設けられた目印に砂袋を上空から落とし、目印から落下地点までの距離の近さを競った。
 各チームは、風向きなどを考え思い思いの場所を選び午前7時半ごろから離陸を開始。午前8時過ぎには目標地点に続々と飛来し、目印に向けて砂袋を投下していった。
 間近で見たいと目標地点周辺で待っていた市民らは、その大きさにあらためて驚きの声を上げ、頭上にふわりと浮かんだ色とりどりの熱気球の群れを夢中で写真に収めていた。同町内の青柳小では体験搭乗会も開かれ、約150人が楽しんだ。

■人と人をつなぐ里湖守る“ヨシ刈り”ボランティア(滋賀報知新聞ネット版)
◇東近江
 伊庭の里湖(さとうみ)づくり協議会と東近江市は、十二月七日に東近江市伊庭町名古地先の伊庭内湖畔で実施する「ヨシ刈り」のボランティア参加者を募集している。
 伊庭内湖と周辺のヨシ原は、琵琶湖固有の魚や鳥たちを守り育てる“ゆりかご”の役割を担っている。日本の生態系また原風景を残していくには、人の手による定期的な管理が必要不可欠で、新芽の成長を促す働きがあるヨシ刈りも地域住民によって続けられている。
 昨年の参加者数は約二百人。当日は、ボランティアが一メートル間隔に並び、かまを使って背丈以上に伸びたヨシを人海戦術で刈り取っていく。開催時間は、午前九時から正午まで。
 また、参加者には、地元自治会や各関係団体の協力により温かい豚汁とおにぎりが振る舞われる。
 このヨシ刈りは、個人・家族・団体・グループでと、誰でも気軽に参加できる。申し込み締め切りは十二月四日。申し込み方法など詳しくは、東近江市生活環境課(TEL0748―24―5633)へ。

13/11/29

■土日祝高速料金、半額が3割引に 来年4月、平日昼間は廃止(47NEWS)
 来年4月からの高速道路料金の割引制度見直しで、東日本、中日本、西日本の高速道路3社の案が28日、判明した。現在平日の昼間と夜間・早朝に実施している3割引きは廃止、平日深夜と土日祝日の5割引きは3割引きに縮小する。
 政府は、割引縮小と消費税増税の時期が重なるため、利用者の負担を和らげる必要があると判断。来月中旬にまとめる2013年度補正予算案で数百億円程度を確保して、縮小幅を縮める方向で調整している。
 案によると、生活支援で平日の通勤時間帯の5割引きは継続。ただ対象を1カ月に複数回利用に限定。

13/11/28

■マザーレイク滋賀応援寄付:GS経営の藤野商事、5年で総額190万円(毎日jp滋賀)
 県の環境保全活動を支援しようと、東近江市の藤野商事(藤野滋社長)が26日、16万2345円を寄付した。同社は、琵琶湖の水草除去などを支援する「マザーレイク滋賀応援寄付」に5年連続協力し、寄付総額は190万7600円。
 藤野社長は県庁で、北川正雄総合政策部長に目録を手渡した。同社は県内8カ所でガソリンスタンドを経営。店舗利用者の来店数などに応じた一定額を寄付している。藤野社長は「琵琶湖を守る活動をさらに広げたい」と述べた。北川部長は「継続的に応援していただき、心強い」と応じた。【加藤明子】

■速度違反取り締まりでミス 滋賀県警、切符交付64人に是正措置(京都新聞電子版)
 滋賀県警は28日、9月に長浜市内で行った速度取り締まりで、長浜署員がレーダー速度測定器の操作を誤り、不正確な測定結果を基に計64人に交通切符(赤切符)と反則切符(青切符)を交付したと発表した。県警は違反処分の取り消しなどの是正措置を行う。
 県警によると、取り締まりは「秋の全国交通安全運動」期間中の9月21日から23日まで長浜市祇園町の県道で実施。同署交通課の40代の男性巡査がレーダーの照射幅に対応するスイッチの切り替えを誤った。県警は9月27日にミスに気付いた。最大6%の速度の誤差が生じるという。
 同署は3日間で滋賀県や福井県などの10人に速度超過の交通切符、54人に反則切符を交付した。
 県警は64人の違反点数を引かず、反則切符の54人は違反を取り消す。すでに反則金を納めた51人には還付の手続きを行う。刑事処分となる交通切符の10人への罰金に関する対応は「大津地検と協議中」という。
 県警交通指導課の田中孝明課長は、ミス発覚から2カ月後の発表について「速度誤差の確認などに時間がかかった」と説明した。

■1位うな丼…ふなずし6位 「琵琶湖八珍」の料理調査(ChunichiWeb滋賀)
 琵琶湖を代表する魚介類を「琵琶湖八珍(はっちん)」として提案しようと、県立安土城考古博物館(近江八幡市)が、来場者らにお気に入りの湖魚料理八つを選んでもらったアンケート結果を発表した。上位三つは「うな丼」「アユの塩焼き」「シジミのみそ汁」。なじみのある食材が強みを見せたが、同館の藤崎高志副主幹(45)は「ウナギもシジミも県外産や輸入物が多く、八珍には難しい」と話している。
 二位だったアユの塩焼きは、県民回答者に限ると一位の人気で、四位のコアユの天ぷらとともに高評価。県の代表的な料理ふなずしは六位で三十歳以上の県民に人気が高かった。ビワマスのにぎりは十位。十九位だったビワマスの造りも県内順位では九位と、人気が高いことを示した。
 同館は観光施設や飲食店、宿泊施設などとともに「琵琶湖八珍選定委員会」を組織し、アンケート結果を参考に「八珍」を選定中。「琵琶湖で安定して捕れる魚介類で八珍を選びたい。滋賀に行けば食べられるという名物に」(藤崎副主幹)と期待する。
 アンケートは七月から九月にかけて実施。県内から千五百九十五、県外千七百三十一の応募があった。琵琶湖周辺で食べることが可能な湖魚や魚介類百八十五種類の料理から選んでもらった。結果は同館のホームページで見られる。
 島根県の宍道湖で捕れる七種類の魚介類を「宍道湖七珍(しっちん)」として売り出している取り組みを参考に、琵琶湖の新たな食のブランドを提案する目的で実施した。(堀尾法道)

13/11/27

■レギュラーガソリン価格、4か月ぶりの安値水準(YomiuriOnLine)
 資源エネルギー庁が27日発表した全国のレギュラーガソリンの平均価格(25日時点、1リットルあたり)は、前週比1・0円安い156・9円と、5週連続で値下がりした。約4か月ぶりの安値水準となった。
 国内の需要が伸び悩み、元売り各社が卸価格を引き下げたことなどが影響した。ただ、年末に向けた需要増を見込んで原油価格は上昇しており、来週以降は小幅に値上がりする可能性がある。
 ハイオクは1・1円安い167・6円、軽油は0・5円安い137・2円だった。灯油(18リットルあたり、店頭)は3円安い1829円だった。

■ガソリン価格、レギュラー156.9円…前週比1.0円安、5週連続の下落(Responce)
資源エネルギー庁が11月27日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、11月25日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は、1リットル当たり156.9円となり、前週から1.0円下落した。レギュラーガソリンの価格下落は5週連続。
地域別では、北海道で2.0円、関東と東北で1.2円、中部で1.1円、九州・沖縄で0.9円、近畿で0.8円、中国と四国で0.6円と、全地域で下落した。
ハイオクガソリンは1.1円下がって167.6円、軽油は0.5円下がって137.2円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、11月27日のレギュラーガソリンの全国平均価格は147.6円/リットル、ハイオクは157.6円/リットル、軽油は126.4円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。 e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■なるほドリ:大津、草津の琵琶湖景観保護って何?(毎日jp滋賀)
 ◇対岸の両市民が協力し保全・創造 価値の高い景観を後世に残す
 なるほドリ 琵琶湖を眺めていると、対岸の建物までよく見えるよね。でも、僕が住んでいる自治体からは対岸の街の景観に口出しはできない。琵琶湖沿岸のきれいな景色を守るには、どうしたらいいのかな?
 記者 実は、琵琶湖沿岸の景観を守ろうと、大津市と草津市が一緒に景観保護を進める取り組みを始めているんだ。琵琶湖をまたいで異なる自治体同士が一緒に景観対策に取り組むのは、初めてなんだって。11月2日に両市でつくる「びわこ大津草津景観推進協議会」の初会合が開かれ、越直美・大津市長と、橋川渉・草津市長が、両市民が協力しながら価値の高い景観を保全・創造し後世に残すという宣言に調印したんだ。
 Q 両市が景観を意識するようになったのはなんで?
 A 大津市は2003年、政治や文化の中心として栄えた歴史上重要な市町村である古都として国から指定され、景観対策に本腰を入れ始めたんだ。大津市は山間部と琵琶湖に挟まれているから、湖沿岸の平野部に高層建築物が集中する恐れがあったんだ。だから、中核市以降に伴う09年の屋外広告条例施行や、建築物を規制する「近江新八景ルール」策定で、沿岸部の商業施設やマンションの高さを制限し、屋外広告の乱立を規制したんだ。草津市も10年に独自の景観計画策定に取り組む「景観行政団体」に指定されたことを受け、後世に残したい風景や町並みを選定する「くさつ景観百選」を実施するなどしていたんだ。
 Q 両市が手を組んだのはどうして?
 A 昨年9月に開かれた「大津・草津湖上サミット」で、越市長と橋川市長が船上から、両市の沿岸部を視察・意見交換する中で、両市で共通の考えに基づいた景観保全をしようという結論になったんだ。元々、大津市と草津市は旧東海道で結ばれていたし、近江八景では「三井晩鐘」(大津市)や「矢橋帰帆」(草津市)などが描かれるなど景観の結びつきが強い地域だったんだ。
 Qこれからどんな取り組みが始まるの。
 A 時期は未定だけど、学識経験者や、観光商業、農業団体やNPO関係者の意見を踏まえながら、「景観基本計画」を策定し、景観の保全などについて共通の考えを両市の施策に反映させたい考えだよ。例えば、関門海峡の景観対策に取り組む北九州市と山口県下関市は1998年、全国で初めて県域を越えた景観対策の協定を結び、両市は全く同じ条例を01年10月に施行したんだ。この条例では、海沿いの建物の外観色を規制するなどして、海峡を挟んだ両市一体の街づくりができるんだ。大津市と草津市もこうした先行事例を参考にして、琵琶湖の景観を守っていきたい考えだよ。<回答・村松洋(大津支局)>

■琵琶湖の魚料理「うな丼」1位 安土城考古博が人気投票(京都新聞電子版)
 琵琶湖の魚を使った料理でおいしかった、または食べてみたい料理の1位は「うな丼」、2位は「アユの塩焼き」。安土城考古博物館(滋賀県近江八幡市安土町下豊浦)がこのほど、7月から9月にかけて行った人気投票「琵琶湖八珍」の結果を発表した。
 同館の今夏の特別展「華麗なる漁と美味なる食」に合わせて実施。185種の料理が掲載されたパンフレットから8種を選んで投票する形式で、県内外の3350人が参加した。
 県水産課によると、1位のウナギは琵琶湖での漁獲は例年5トン前後と少なく、大半が京都や大阪、東京に出荷され、天然ものとして1キロあたり5000円程度の値段がつく「超高級魚」。2位のアユは、塩焼きにする大きさのものは、ほぼ養殖もの。同館の大沼芳幸副館長は「一般的に県内産に限らず食べる機会が多いことが反映されている」とみる。
 3位以下は「シジミ味噌汁」「小アユ天ぷら」「シジミ御飯」「ふなずし」と続く。
 年代や地域別に見ると、ふなずしは県内の30歳以上、特に男性の人気が高かった。一方、ホンモロコ(網焼きが37位)やハス(フライが36位)は比較的流通しているが順位は低かった。大沼副館長は「ふなずしは県内ではお酒の場で食べる機会が多く、地域の行事食として親しまれている。ホンモロコやハスは滋賀でしか食べられない固有種で、これも琵琶湖ブランド。関心を持って食べてほしい」としている。

■放射性チップ 最高濃度 国基準値下回る(YomiuriOnLine滋賀)
◆県が再調査 「影響ただちに生じず」
 高島市の鴨川河川敷に放射性セシウムが付着した木材チップが放置されている問題で、県は26日、一部から「放射能濃度の測定方法がいい加減だ」などとする指摘が出ていたことを踏まえ、実施した2度目の検査結果を公表した。最高濃度は1キロ・グラム当たり3900ベクレルで、9月に行った最初の調査と比べて900ベクレル高い結果となったが、国が厳重な条件での処分を求める指定廃棄物の濃度(8000ベクレル)は下回った。県は、3900ベクレルでも、健康への影響がただちに生じるレベルではないとしている。(久米浩之)
 放置されているチップは計577立方メートル。500立方メートル分が河川敷に敷かれ、これとは別に1袋当たり1立方メートルのチップを詰めた土のう袋が近くに77袋置かれている。いずれも今はブルーシートで覆っている。
 9月の検査ではセシウムの濃度について、1キロ・グラム当たり180〜3000ベクレルの値を検出したが、今月22日にサンプルを取った調査では180〜3900ベクレルだったという。
 最も高い3900ベクレルは土のう袋の中から採取したチップで検出され、県の担当者は「セシウムは均一に付着しているわけではない。数値にばらつきがあるのは致し方なく、3900ベクレルは前回検査との比較で想定の範囲内」と述べた。
 この問題を巡り、あるNPOが検査した数値が国の基準の8000ベクレルを大幅に超えていた、と一部、報道機関が報じた。こうした情報に加え、地元住民の間では、かねて不安があり、「もう一度、検査してほしい」との声があったため、県は再調査に臨んだ。
 環境省廃棄物対策課は、読売新聞の取材に「これまで2回行われた滋賀県の測定方法に特段の問題はない」としている。

13/11/26

■セシウム、国基準下回る 県が高島汚染チップ再検査(京都新聞電子版)
 滋賀県高島市の鴨川河川敷に放射性セシウムに汚染された木材チップが無断放置されている問題で、滋賀県は26日、チップを再検査した結果、セシウムの濃度は1キロあたり最大3900ベクレルだったと発表した。9月の検査時の3千ベクレルに続き、国が処理する指定廃棄物の基準値8千ベクレルを下回った。
 京都市のNPO法人が10月末にチップを採取し、乾燥させて検査したところ最大1万2千ベクレルを検出したのを受け、再検査した。
 今回は11月22日、通路上に敷かれた区間と大型土のう袋の中から計9検体を採取し、県衛生科学センターで調べた。土のう袋内の濃度が高く2700〜3900ベクレルあり、通路上は180〜2600ベクレルだった。チップに含まれる水分の割合は9月の初回の検査時と同じ60〜70%台だった。
 1万2千ベクレルとの差について、県循環社会推進課は「乾燥させた状態との違いが大きい。水を含んだままの状態で測定してよいと環境省に確認しており、県の方法に問題はない」としている。

■冬明かり、水面きらり 大津・湖上イルミネーション(京都新聞電子版)
 冬の琵琶湖岸を光で彩る「BIWAKO大津 湖上イルミネーション アクアスター・クリスマス」が、大津市島の関のなぎさ公園一帯で行われている。湖上に浮かぶツリー形のイルミネーションや光のトンネルなどが、ロマンチックな雰囲気を盛り上げている。
 9月から同市の中心市街地活性化を目的に実施している「大津まちなか食と灯(あか)りの祭」の冬季イベント。
 湖上に台船を浮かべ、円すい形の「アクアツリー」を20基設置した。湖岸にはクリスマスの菓子「ブッシュ・ド・ノエル」をイメージした長さ20メートル、幅7メートル、高さ3・5メートルの光のトンネルや、50センチの立方体をピラミッドの形に積み上げたキューブタワーなどを飾り、全体で約7万個の電球を使った豪華なイルミネーションになっている。
 漆黒の湖面にアクアツリーの光が映る幻想的な情景に、訪れた市民らが見とれていた。
 12月25日まで連日、日没から午後10時まで。

■木の岡ビオトープ自然観察会ー幽霊ビル跡地に生物天国40年(びわ湖大津経済新聞)
 倒産して廃虚となったホテル跡に40年かけて自然化した「木の岡ビオトープ」(大津市木の岡)で12月8日、水鳥などの自然観察会が開かれる。
 主催は「おにぐるみの学校」。同グループは地元自治会・専門家・近隣企業・県が協働し、2005年10月に設立された。1973(昭和48)年に廃虚となったホテルは「幽霊ビル」と呼ばれ放置されてきたが、2000年に撤去され、「幽霊ビル跡地委員会」が発足。保全活動や自然観察会を展開してきた。
 行政と地域住民と企業2社、地元有志や専門家研究会仲間、地元の学校による運営委員会、イオン西大津店子どもの環境保全活動グループがゴミ拾いや道の整備、下阪本小学校2年生約100人がネーチャーゲームや観察会を行うなど保全活動が根付き、地元木の岡の住民も意欲的に取り組む。
 2003年の調べでは、植物約340種、付着藻類約70分類群、哺乳類6種、鳥類約60種、両生類・爬虫類11種、昆虫類約410種、魚類12種、底生動物約60種もの生物が確認されている。ホテル廃虚後、人が寄り付かなくなり自然のままになっていたことがビオトープの形成に功を奏した。湾になっている湿地帯は鳥類などの産卵場所となっており、サギが柳の木の上に巣を作っているのも認められた。めったに人前に姿を見せないモグラも目撃されている。
 同グループ代表・滋賀県立大学名誉教授の小林圭介さんによると「オニグルミがあれだけ残っている環境はない。滋賀県では長浜市の高時川の上流にのみ確認された植物だったが、湾になることでせき止め、びわ湖に流れ出ることなく打ち上げられ芽吹いた」と考えられる。「自然にできたとはいえ、ビオトープを守るという目的で協働できたこと自体も奇跡」と話す。
 開催時間は9時〜12時30分。小雨決行。参加費100円。当日は豚汁も振る舞われる。定員は先着50人(小学生は保護者同伴)。申し込み締め切りは12月4日(必着)。申し込み方法は県のホームページで確認できる。

■高島・放射性木材片、搬入業者が撤去意向(YomiuriOnLine滋賀)
 高島市の鴨川河川敷に放射性セシウムが付着した木材チップが放置されている問題で、県の堺井拡・琵琶湖環境部長が25日、高島市役所を訪れ、福井正明市長に対し、搬入に関わった関係者が撤去する意向を県側に示してきているとの情報を伝えた。福井市長は「ようやく前進した」と述べ、県の説明に対し、一定の評価を下した。
 この問題では、1キロ当たり180〜3000ベクレルとみられる濃度の放射性セシウムが付着した大量の木材チップが今春以降、河川敷に放置されており、高島市は河川の管理者である県に対し、年内に全量撤去するよう求めてきた。
 この日、堺井部長は知事名の回答書を福井市長に提出。そこには「関係者が撤去を行う意向を示している。引き続き関係者と折衝を重ね、年内に廃棄物として適正に撤去するよう強く求める」と記されていた。
 ただし撤去先や具体的なスケジュールについて、県側の説明は「調整中」との表現にとどまり、依然、不透明な部分も残る。関与した人物や業者に関する情報も、県は明かしていない。
 一方、現地で県が行った放射能濃度の測定に関して、環境団体などから「不適切な測り方」と指摘が出ている点に、県は回答書の中で「環境省のガイドラインに基づき妥当」と反論。ただ、住民の不安を考慮し、濃度測定を再度、進めていることにも言及した。

13/11/25

■県、汚染チップ「年内撤去へ最善」 関係者が実施意向(京都新聞電子版)
 滋賀県高島市の鴨川河川敷に放射性セシウムを含む木材チップが放置されている問題で、滋賀県琵琶湖環境部の堺井拡部長が25日、同市役所を訪れ、福井正明市長が県に対して行った早期撤去などの要請に回答した。堺井部長は「(チップを放置した)関係者が撤去を行う意向を示した」とし、「年内に撤去できるよう最善を尽くす」と述べた。
 堺井部長は、現在、放置した関係者と折衝を重ねており「年内に廃棄物として適正に撤去するよう強く求めている」と説明。ただ、その具体的な工程は今精査中とし、「早急に計画を示せるよう折衝を進める」と答えるにとどまった。
 また、複数の業者が放置に関わったとみられる中、「関係者」がどの業者かについても明言を避けた。
 回答を受け福井市長は「受け入れ先がないなど厳しい状況の中で一定踏み込んだ答えをいただいた」と評価。その上で、撤去の詳細な工程を地元住民にも早期に説明するよう、あらためて要請した。
 さらに会談後、記者の質問に答える形で、「(撤去後も)放射線のモニタリングを一定期間行うなど、県には責任を持って最後まで見届けてもらう必要がある」とくぎを刺した。
 福井市長は問題発覚後3度目となるチップ早期撤去の要請を13日、県に対して行い回答期限を25日としていた。

■平年より寒い冬、日本海側は雪多く 気象庁3カ月予報(asahi.com)
 気象庁は25日、12月から来年2月までの3カ月予報を発表した。平年と比べて「西高東低」の冬型の気圧配置が強まり、全国的に寒くなりそうだ。日本海側では降水量、降雪量が平年並みか多い見込みだという。
 発表によると、気温は北日本と東日本で平年並みか低く、西日本では低い。日本海側は年明け以降、特に雨や雪の日が多くなる。太平洋側では逆に冬晴れの日が多くなりそうだ。沖縄・奄美は気温も降水量もほぼ平年並みの見込みだ。
 冬型の気圧配置が強まるのは、西太平洋の海面水温が高く積乱雲の発生が活発化する影響で、中国付近で偏西風が北寄りに吹くためだ。偏西風は日本付近では南寄りに蛇行。北からの寒気が入り込みやすくなるという。

■ビワマス遡上 復活願う 米原でシンポ、さかなクン講演など(京都新聞電子版)
 琵琶湖固有魚のビワマスを通して環境やまちづくりを考える「ビワマスシンポジウム」がこのほど、滋賀県米原市下多良の県立文化産業交流会館であり、魚博士で知られるさかなクンの講演や公開討論、料理試食会が催された。
 米原市などが2年前から市内の天野川で進めるビワマスの遡上(そじょう)復活プロジェクトを広めるため催した。東京海洋大客員准教授も務めるさかなクンは、詰めかけた親子向けに得意のイラストやクイズを交えてビワマスやアユの特徴や生態を楽しく解説。琵琶湖博物館学芸員や市民団体メンバーと公開討論した。
 ビワマスの減少をめぐり河川改修や乱獲、在外種の脅威などの現状が話し合われた。市ビワマス倶楽部の中村幸雄さんは天野川への魚道設置で今秋に途中まで遡上が進んだ成果を報告。現地見学会や絵本製作で市民運動を盛り上げたいとし、さかなクンが「イラストで協力したい」と申し出る一幕もあった。
 会場では、地元の醒井養鱒場の養殖ビワマスで市内飲食店が創作したメニューの試食会もあり、丼、すしなど多彩な味わいを来場者が堪能した。シンポに合わせ、繁殖協力者を募って家庭の冷蔵庫内でふ化させる実験の卵贈呈式もあり、計千人以上が参加する滋賀銀行、長浜北星高など3団体に卵が託された。

■水陸両用バス 琵琶湖巡る 長浜の会社 来夏導入へ(YomiuriOnLine滋賀)
◆初の定期 便湖上から街、伊吹山一望
 琵琶湖の眺めを陸と水上から、乗り換えなしに一気に楽しもう――。滋賀中央観光バス(喜田全恵社長、従業員54人、長浜市醍醐町)は来夏から、長浜市など湖北を舞台に、水陸両用バスでの観光ツアーを始める。主に観光を狙いにした水陸両用のバスは各地で少しずつ浸透を広げているが、琵琶湖での定期便は初めてになる。同社は「長浜を代表する新たなアトラクションにしたい」と意気込む。(小野圭二郎)
 水陸両用バスはそもそも軍事用に開発された歴史があるが、“乗り換えなし”の便利さが受け、観光にも活用されるように。今では国内で複数の業者が導入して人気を広げつつある。
 大阪市では、大阪城や御堂筋、桜之宮公園を陸路で回り、大川を旅するツアーが人気。神戸市でも、メリケンパークなど神戸港周辺を巡って海に入り、北野異人館街にも足を伸ばすツアーがある。東京の水陸両用は、東京スカイツリー(墨田区)の周辺を走り、旧中川に出る。
 山梨県では、陸上と山中湖の水上から富士山を見上げるツアーが催されている。長野県でも高島城などを車窓見学した後、諏訪湖の島を一巡りするツアーがあるなど、湖でも水陸両用の活用が盛ん。車輪とスクリューが付いているもの、車体の下半分が船形のデザインのものなど、バスのタイプも様々だ。
 一方、琵琶湖では約10年前に一度、試乗体験が長浜市で行われたのみ。2025年度に北陸新幹線が福井県敦賀市まで延伸することが決まり、観光客を呼び込もうと、同社が導入を決断した。
 マルタ共和国の製造会社「アルティメットテクノロジー」に、1台46万ユーロ(約6000万円)で発注した。水陸両用には露天式の車両が多いが、ガラス張りで冷暖房も完備し、天候や季節に左右されず快適に楽しめるのが特徴だ。日本の規格に適合するよう製造され、納車は来春になる見通しだ。
 計画中のツアーは、長浜港近くのホテル発着で、長浜市内を30分走り、その後、同港のスロープから琵琶湖に大胆に“ダイブ”。そして湖上を30分間、遊覧するというものだ。
 陸路は市中心部の観光名所・黒壁スクエアなどを巡り、湖上では沖まで出て、さざ波越しに湖北の町並みや伊吹山を眺める。
 途中下車はせず、専属ガイドが付いて車窓からの見学を楽しむ。48人乗りで、1日5便を運行する予定。バスがしぶきを上げて水中に入る時には、遊園地のアトラクションのような爽快感も味わえるようにする。
 ネッシーをモチーフにしたツアーのイメージキャラクターも制作中。学校の遠足などへの活用も検討しており、災害時には輸送手段として提供する準備も進める。
 同社の喜田朋子・水陸両用バスセンター長(36)は「走る場所によって変わる景色を見れば、琵琶湖のスケールの大きさを体感できるはず。長浜の観光振興に一役買いたい」としている。
 問い合わせは同社(075・681・6188)。

13/11/24

■「子どもの水辺」交流会:近畿の25団体、琵琶湖上で活動発表(毎日jp滋賀)
 水に関係する環境活動をしている近畿圏の児童らが交流する「第7回近畿『子どもの水辺』交流会」が23日、琵琶湖上で開かれ、小中学生ら約360人が参加した。県の学習船「うみのこ」や客船「ビアンカ」に乗って南湖を移動しながら、船内で日ごろの活動を発表し合った。
 近畿の環境団体や、国交省近畿地方整備局などでつくる実行委が主催。滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良の5府県から25団体が参加した。交流会は毎年、各府県で開かれ、滋賀での開催は2回目。
 神戸市立玉津第一小学校の児童らでつくる「玉一アクアリウム」は、校区内の明石川でブルーギルなどの外来魚を捕獲し、空揚げにしておいしく食べている活動を紹介。発表後は、他のグループから「ただ駆除するだけではなく、外来魚の命を大切に食べることも大事だと思った」などという感想が上がった。
 交流会の終わりには、全員で「琵琶湖を守るために一番大事なこと」を話し合った。「地域の人と協力してごみを拾う」「琵琶湖を愛する気持ち」などさまざまな意見が出た。ゲスト参加した嘉田由紀子知事は「すべて大事な意見。そのためにはどうしたらいいか考えて、次の交流会までの1年間、活発に活動してほしい」と激励した。奈良県橿原市立畝傍(うねび)中2年、辻祐輔さん(14)は「いろんな考え方を共有できて良かった。これからも近くの川の清掃活動や水質調査を頑張っていきたい」と話した。【村瀬優子】

■大津で「子どもの水辺」交流会 微生物観察など 体験学習 滋賀(msn産経ニュース)
「琵琶湖きれい」
 環境学習に取り組む近畿の小中学生たちが集う「近畿『子どもの水辺』交流会」が23日、大津市の琵琶湖で行われた。水辺の調査にあたるNPOや科学部などに所属する児童・生徒が集まり、県の学習船「うみのこ」と大型客船「ビアンカ」上で、琵琶湖の微生物の観察や、日頃の活動の発表を行った。
 近畿地方整備局や近畿各府県でつくる実行委員会が毎年主催。会場は各府県の回り持ちで、県内での開催は2回目となった。
 今回は25団体、約350人の児童・生徒が参加。船上で、琵琶湖からみる比良山系などの風景を楽しんだほか、プラスチックケースに入れた北湖と南湖の水の透明度を見比べたり、水中のプランクトンを顕微鏡で観察したりした。また、ホタルを増やすための川の清掃や、学校内でのビオトープづくり、田んぼや池での生物調査など、団体ごとに日頃の活動の成果を発表。児童らは真剣に聞き入り、環境についての理解を深めていた。
 参加した京都府宇治市立広野中学科学部の鷲谷葵さん(13)は「琵琶湖には初めて来たけど、すごくきれいだった」と感激した様子。交流会を見学した嘉田由紀子知事は「いろんな人との出会いを楽しんで、琵琶湖に思いをはせるきっかけにしてほしい」と話していた。

■ビワマス保護 方策探る 米原でシンポ(YomiuriOnLine滋賀)
◆さかなクン講演、PR約束
 ビワマスの冷蔵庫ふ化実験など、ビワマスを核にしたまちづくりに取り組む米原市は23日、同市の県立文化産業交流会館で、「米原市ビワマスシンポジウム」を開き、今後、新たな実験に参加する滋賀銀行などの団体にビワマスの実験卵を模したオブジェを贈呈するなどした。
 同市は2年前から、市職員や市内の児童らがビワマスの卵を冷蔵庫でふ化させ、天野川に稚魚を放流している。さらに、県内の団体などに呼びかけ、滋賀銀行の行員や高校生など1018人が自宅冷蔵庫などでふ化させて稚魚を来春に天野川に放流する予定。シンポの冒頭、西田弘・副市長が、滋賀銀行、市民団体「フィールドワークやす」の2団体にオブジェを贈り、シンポには都合があって参加できなかった県立長浜北星高校についても紹介した。
 シンポではタレントで東京海洋大客員准教授の「さかなクン」が「お魚教室」と題して講演。得意のイラストを示しながらタコやサメの生態などを説明したあと、「琵琶湖固有種ビワマスの現状と今後の可能性」をテーマにパネル討論が行われた。
 パネル討論には、さかなクンや平尾道雄市長、琵琶湖博物館の桑原雅之学芸員ら計5人が参加し、ビワマスの歴史や米原市の取り組みなどを説明。ビワマスについて、乱獲や密漁などで数が減っていることなども紹介された。さかなクンは今後、各地で行っている講演会などでビワマスを紹介するとPRへの協力を申し出、平尾市長は「ビワマスは生態系がまだ完全には解明されていないが、琵琶湖固有種の魚を守っていくために、もっと大切にしていかなければ」と決意を語った。

■BIWAKO大津 湖上イルミネーション点灯式―びわ湖もライトアップ(びわ湖大津経済新聞)
 「BIWAKO大津 湖上イルミネーション、冬物語 アクアスター・クリスマス」の点灯式が、11月23日、びわ湖のほとりのなぎさ公園おまつり広場(大津港周辺)で今年も行われた。
 「食と灯りの祭2013」のフィナーレを飾る同イルミ。点灯式では、実行委員長の福井美知子さんが「クリスマスのかけがえのないびわ湖の美しさ、大津の良さを知ってもらいたい」とあいさつ。実行委員会のメンバーらが点灯ボタンを押すと、場内のイルミネーションが一斉に点灯し歓声が上がった。
 点灯後、ミュージシャン「〜Lefu〜」による「琵琶湖周航の歌」などのライブが行われ、ホットワインや焼きそばなどの屋台もにぎわった。
 大津倶楽部によるオリジナルのイルミネーションの数々に参加者は「きれい」と声を上げ、写真を撮るなどして楽しんだ。カメラ教室の授業の一環で来た京都府の山本美希さんは「初めて来た。京都にはないびわ湖のイルミネーションがとてもきれい」、東近江市の猪田恭子さんは「県内でも離れているので来たことがなかった。見ているのが楽しい」と目を輝かせ、持参した動物のマスコットとイルミネーションのコラボ写真などを撮っていた。
 開催時間は日没〜22時。12月25日まで。

■地引き網で外来魚を駆除 篠山城跡南堀(神戸新聞NEXT)
 兵庫県の篠山城跡南堀に生息している外来種の魚や亀を地引き網で駆除する取り組みが24日あり、ブルーギルやミシシッピアカミミガメなど約千匹を捕獲した。
 南堀は現在、水質を浄化させるため一時的に水を抜いている。外来種の駆除は昔ながらの生態系を取り戻すために市が2010年に始め、4回目。篠山産業高校丹南校や県立人と自然の博物館などが協力し、約20人が参加した。
 地引き網は長さ約30メートルで、参加者は堀の両側から引いて魚などを集め、種類や数を調査した。その結果、体長41センチのブラックバスや同18センチのブルーギル、甲羅の大きさ21センチのミシシッピアカミミガメなどがいることが分かり駆除した。フナなどの在来種は堀へ戻した。
 同校生物部長の新田拓哉君(18)は「思ったより多くの外来種がいた」と驚いた様子。市は今後も駆除活動を続ける。(井原尚基)

13/11/23

■琵琶湖八珍:うな丼1位 特産湖魚料理、苦戦 ふなずし6位、県内若者ら敬遠−−近江八幡(毎日jp滋賀)
 琵琶湖周辺で食べられる湖魚料理で一番人気は「うな丼」、伝統の「ふなずし」は苦戦−−。湖魚料理185種類を対象に、県立安土城考古博物館(近江八幡市)が行っていた「琵琶湖八珍」の人気投票で、こんな結果が出た。同館は今後、投票を参考にして「琵琶湖八珍」を選び、関係団体や飲食店などと協力してツアーなども企画する。【斎藤和夫】
◇安土城考古博・大沼副館長「食文化普及に努力」
 同館では今夏、特別展「華麗なる漁と美味なる食」を実施。併せて入館者に湖魚料理の人気投票を実施したところ、県内1595人、県外1731人の応募があった。
 この結果、1位には「うな丼」(783票)が輝き、2位は「アユの塩焼き」(770票)、3位は「シジミみそ汁」(623票)だった。以下、(4)コアユの天ぷら(5)シジミご飯(6)ふなずし=写真上=(7)エビ豆=同中=(8)コイの造り(9)うな重(10)ビワマスの握り−−と続いた。
 「うな丼」や「アユの塩焼き」が県内外で人気を集める一方、他の琵琶湖ならではの魚は、ヒウオの造り(20位)▽ハスのフライ(36位)▽ホンモロコの網焼き=同下=(37位)−−など苦戦。ベスト10入りした「ふなずし」と「エビ豆」も県内では上位だったが、県外の得票が伸びなかった。特に「ふなずし」は、県外からの人気が少ない上、県内の若者にも敬遠されている実態が分かった。
 今回の結果について、大沼芳幸副館長は「琵琶湖以外でも食べられるウナギやアユでなく、ホンモロコ、ヒウオ、ウロリなど地元特産の湖魚が、もう少し上位に入ってほしかった。湖魚料理は滋賀県の文化であり、普及に努めたい」と話していた。

13/11/22

■コハクチョウ:湖西飛来 松ノ木内湖をねぐらに−−高島(毎日jp滋賀)
 湖西唯一のコハクチョウの大規模飛来地となっている高島市安曇川町の松ノ木内湖(約19ヘクタール)に、今季も十数羽が飛来し、ねぐらにしている。昨年3月には映画撮影クルーに爆竹で脅されて、コハクチョウが逃げ去る騒ぎがあっただけに、湖面を泳ぐ姿に近くの住民らが一安心している。
 松ノ木内湖は集落や湖周道路に囲まれているが、ヨシなどに覆われた岸辺も残り、水鳥には格好のすみか。湖北野鳥センターの植田潤さんは「昨年居着いたのが11月末。中旬の今年は珍しいくらい早い」と話していた。
 コハクチョウはシベリアから湖北に飛来し、一部が湖西に渡る。湖北への飛来数は、1月の最盛期になると数百羽に達するという。【塚原和俊】

■瀬田川洗堰、広域連合で操作手引 連合長が提案(京都新聞電子版)
 琵琶湖・淀川流域の下流部の水害防止策とされる瀬田川洗堰(大津市)の全閉操作について、関西広域連合の井戸敏三連合長(兵庫県知事)は21日に大阪市内で開かれた広域連合臨時議会で、「地域間の利害を広域連合で調整し、相互理解の上で洗堰の操作マニュアルを策定し、非常時に対応したい」との考えを明らかにした。
 今年9月の台風18号で、洗堰を管理する国土交通省は41年ぶりに全閉操作を実施した。井戸連合長の発言は、水位上昇の影響を含む琵琶湖岸の浸水被害を踏まえ、上流部の滋賀県の負担軽減を図るのが狙いとみられる。
 井戸連合長は、臨時議会で滋賀県議の質問に答え、「下流で被害を防いでも、全閉操作によって上流で被害が出るのなら、何らかの調整システムがいる」と提案。「一番影響の少ない操作マニュアルを定める必要がある」との考えを示した。
 さらに「国任せにするのではなく、広域連合として利害を調整し、上流と下流が助け合う流域調整を目指したい」と語った。
 瀬田川洗堰は、国交省琵琶湖河川事務所が操作を担っている。台風18号の豪雨では、下流の宇治川や淀川の洪水を防ぐため、洗堰のゲートを約12時間にわたって全て閉じた。
 臨時議会に先立って開かれた広域連合知事・首長会議で、滋賀県の嘉田由紀子知事は、洗堰の全閉操作を含めた淀川流域の治水のあり方について「広域連合で議論する必要がある」と提案。井戸連合長も「治水管理の枠組みを十分検討したい」と述べた。

13/11/21

■イセエビが高騰 食材の虚偽表示問題受け(紀伊民報AGARA)
 相次ぐ食材の虚偽表示問題を受け、イセエビが値上がりしている。和歌山県紀南地方の漁業関係者は歓迎しているが、イセエビ料理を扱う宿泊施設などは、需要が高まる年末年始にかけてさらに値段が上がるのではないかと懸念している。
 串本町の和歌山東漁協によると、エビをめぐる虚偽表示の問題が起こり、本物の需要が高まったことを受けてイセエビの浜値が2割ほど上がった。仲買業者に対して取引先から産地証明が欲しいという声も出ている。
 同漁協の下田原支所や須江支所のインターネット通販では1キロ6500円〜7千円で販売しており、例年よりも千円ほど高い。22日に予定されている入札ではさらに値が上がりそうだという。
 白浜町の和歌山南漁協白浜支所によると、イセエビの水揚げは台風の影響で昨年よりも2〜3割少ない上、産地の虚偽表示問題の影響で年末にかけて浜値が上がりそうだという。同支所では歳暮用にイセエビを直売しており、現在の価格は据え置き。周辺の売店などでは軒並み値上げしているため、今後は値上げも検討している。
 すさみ町観光協会は今月から来年2月末まで「イセエビ味覚まつり」を催し、町内7カ所の民宿やホテルがイセエビのコース料理を提供している。
 同町周参見、ホテルヴェルベデーレでは、いまのところ従来の価格でイセエビを仕入れているが、担当者は「これから仕入れ値が上がっていけば、限定数での提供も考えないといけない」と困惑している。

■おばあちゃんオオワシ:今季初飛来 16年連続、元気な姿−−長浜(毎日jp滋賀)
 国の天然記念物で、絶滅危惧種に指定されているオオワシ1羽が、長浜市湖北町の山本山(標高324メートル)に今季初飛来した。湖北野鳥センター(同町今西)は20日、羽の白黒模様の特徴から、湖北に16年連続で飛来した雌と確認した。「元気なおばあちゃん」という愛称で呼ばれているオオワシで、愛鳥家らは「今年もよく帰ってきてくれた」と喜んでいる。
 オオワシは毎夏、ロシア・カムチャツカ半島の海岸沿いなどで繁殖。子育てを終えてから冬季に南下し、日本や朝鮮半島、中国に渡る。日本では湖北地域が渡りの南限地とされ、毎年2月下旬ごろ、カムチャツカに帰る。
 「おばあちゃん」は体長約70センチ、体重約5キロ、羽を広げた長さは約2・4メートルで、推定年齢30〜40歳。湖北には1998年に初飛来し、当初は別の場所にいたが、山本山に定着していたオオワシが2003年に死んでから、「2代目」として居着くようになった。時速95〜100キロの高速で飛び、一瞬で琵琶湖の魚を捕まえる姿は、アマチュアカメラマンの列ができるほど人気がある。
 今年は19日午後、山本山の上空を飛んでいるのをセンター職員が見つけた。長旅を終え、高い木の枝で羽を休めたり、大きな羽を広げて空を舞ったりしている。同センター職員、植田潤(じゅん)さん(44)は「ここまでみんなに愛されているオオワシはいないでしょう。それなりの年だと思うので心配していたが、帰って来てくれてホッとしました」と話した。【桑田潔】

■洗堰全閉、あり方議論を 広域連合で嘉田知事が提案(京都新聞電子版)
 滋賀県の嘉田由紀子知事は21日午前、大阪市内で開かれた関西広域連合知事・首長会議で、国が9月の台風18号の際に行った瀬田川洗堰(大津市)全閉操作を含めた淀川流域の治水のあり方について「広域連合で議論する必要がある」と述べた。
 国土交通省近畿地方整備局が、台風18号豪雨について、全閉操作がなかった場合「(京都市伏見区の)桂川が決壊し、約1万世帯が浸水し、死者も出た」と報告。嘉田知事は「滋賀県はある程度の貢献をした。県民に説明する必要がある」と述べ、広域連合全体で問題意識を共有すべきと提案した。広域連合長の井戸敏三兵庫県知事は「全体としての治水管理の枠組みを十分検討したい」と応じた。
 台風18号豪雨では、同省琵琶湖河川事務所が9月16日、洗堰の全閉操作を41年ぶりに実施。河川からの雨水流入などで琵琶湖の水位が2日間で1メートル2センチ上昇し、草津市、守山市の琵琶湖岸や近江八幡市の西の湖岸で農地が浸水した。
 全閉操作は1953年以降、計8回行われているが、全閉により滋賀県が浸水の危険にさらされる問題は積年の課題になっている。

■水銀、食物連鎖で濃縮 ビワコオオナマズにアユの32倍(asahi.com)
 【田中啓介】琵琶湖の水生生物で食物連鎖の頂点に立つビワコオオナマズの水銀濃度は、アユの30倍を超すことが滋賀県立大の永淵修教授(環境科学)らの調査でわかった。琵琶湖は水銀に汚染されていない。周辺環境に存在するごく微量の水銀が食物連鎖を介して濃縮される実態が浮かび上がった。
 永淵教授らの研究チームは2008年から、琵琶湖で捕れる魚20〜30種の身の部分の総水銀濃度を調べた。総水銀のほとんどは水俣病の原因物質メチル水銀が占める。
 調査の結果、アユが0・03ppm、ビワマスは0・08ppmと食べても安全なレベルだった。一方、アユやビワマスなどを捕食するビワコオオナマズは1・01ppmとアユの約32倍に達した。魚の総水銀に関する国の暫定基準値0・4ppmを上回る。ただ、味が悪く食卓には上らないので健康被害の心配はない。

■津風呂湖 冬はワカサギ釣り…生育確認(YomiuriOnLine奈良)
 吉野町の津風呂湖観光協会は20日、同湖に放流したワカサギの稚魚の生育状態を確かめる試し釣りを行った。心配された外来魚の被害も少なく、生育は順調で、関係者は「冬場のワカサギ釣りのスポットとして楽しんで」と話している。
 ダム湖の同湖には、フナやコイが生息。県内外から毎年、約6万人の釣り客が訪れるが、シーズンオフの冬は極端に少ない。このため、人気のワカサギ釣りに着目。今春、神奈川・芦ノ湖産のワカサギの卵を孵(ふ)化(か)させ、浅瀬から放流して生育を見守っていた。
 試し釣りには、漁協関係者ら45人が参加した。ワカサギは、凍った湖面に穴を空けた「穴釣り」が有名だが、凍らない同湖では桟橋やボートの上から釣る。この日、多い人で100匹近く釣り上げ、体長も10センチ前後とまずまずだった。
 同協会の辻本茂顧問(53)は「魚影も濃く、釣り人に満足してもらえる状態だ。関西のワカサギ釣りの名所にしたい」と期待している。
 問い合わせは、津風呂湖漁協事務局(0746・32・4093)。

13/11/20

■ガソリン価格、レギュラー157.9円…前週比0.7円安、4週連続の下落(Responce)
資源エネルギー庁が11月20日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、11月18日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は、1リットル当たり157.9円となり、前週から0.7円下落した。レギュラーガソリンの価格下落は4週連続。
地域別では、北海道で0.9円、九州・沖縄で0.8円、中部と中国、四国で0.7円、関東と東北で0.6円、近畿で0.5円と、全地域で下落した。
ハイオクガソリンは0.6円下がって168.7円、軽油は0.3円下がって137.7円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、11月20日のレギュラーガソリンの全国平均価格は148.3円/リットル、ハイオクは159.6円/リットル、軽油は127.2円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■オオワシ 今年も飛来 天然記念物(YomiuriOnLine滋賀) 
◆長浜・山本山周辺に 長浜市が運営する湖北野鳥センター(長浜市湖北町)は19日、センター近くの琵琶湖岸で、大型猛禽(もうきん)類で国天然記念物のオオワシ1羽の飛来を確認したと発表した。1992年以降、毎年この時期に1羽のみ飛来しており、今回もこの個体とみられる。
 オオワシはタカ科で体長約1メートル。環境省のレッドリストで絶滅危惧2類に分類されている。ロシア・カムチャツカ半島などに生息しており、一部は冬に入るこの時期、オホーツク海沿岸から日本に渡って来る。
 この日午後0時30分頃、同センター職員が、同市の琵琶湖岸にある山本山周辺にいるのを確認した。
 例年、オオワシは同山をねぐらにして約3か月、琵琶湖のブラックバスや小さな水鳥を食べて過ごすという。

13/11/19

■“冬の使者”オオワシ、今年も雄姿 長浜・山本山(京都新聞電子版)
 国の天然記念物に指定されているオオワシ1羽が19日、滋賀県長浜市湖北町の山本山に飛来した。一帯には20年ほど前から飛来している。
 19日午後0時半ごろ、湖北野鳥センターの職員が山本山の中腹にある木に止まる姿を確認した。1998年から昨年までは毎年同じ雌が飛来している。今年の鳥が同じ雌かどうか現時点では不明という。
 オオワシはオホーツク海沿岸やカムチャツカ半島で繁殖し、日本では主に北海道などへ越冬のため飛来する。国内最大の猛禽(もうきん)類で、体長約1メートル、翼を広げると2・5メートル近くになる。

■ホンモロコのおにぎりいかが 大津の龍大生有志、商品化目指す(京都新聞電子版)
 琵琶湖固有種「ホンモロコ」のおいしさを伝えようと、龍谷大(大津市)の学生有志4人が、ホンモロコを具材にしたおにぎりの商品化に取り組んでいる。甘辛いあめ煮を使った試作品は学生らに好評で「将来的にはコンビニでの販売につなげたい」と話している。
 ホンモロコは、京都や滋賀の料亭などで親しまれてきたが、近年は出荷量が減少し、養殖業の担い手不足などが課題になっている。
 論文執筆のため、水田のホンモロコ養殖を調査していた国際文化学部2年の米田直樹さん(20)がこの現状を知り、市場の活性化で生産者を盛り上げようと、コンビニで多く消費され、具材の応用性が高いおにぎりづくりを発案。8月に友人3人とともに「おにぎり開発委員会」を発足させ、ホンモロコを養殖する草津市の生産組合と協力しながら開発を進めてきた。
 試作品の具材は、ホンモロコをしょうゆやみりん、水あめなどで甘辛く煮たあめ煮。メンバーはすべて男性ながら、調理担当の理工学部3年川阜[司さん(21)を中心に食感の悪い尻尾を取り除いたり、煮汁を減らして風味を保つなど改良を重ねた。大津市の瀬田キャンパスで行った学生向けの試食会では好評を博した。国際文化学部2年の今井志保さん(20)は「初めて食べたけど、臭みも全然なくておいしかった」と話した。
 2014年度には地域のフリーマーケットなどで販売し、データを取りながら15年度以降、企業に売り込み、コラボ商品としてコンビニでの販売を目指すという。米田さんは「若い人が食べる魚は海の魚がほとんど。こんなにおいしい淡水魚があることを知ってほしい」と話している。

■来年は1月9日 ミシガン船上 第29回びわ湖新年互礼会(滋賀報知新聞ネット版)
=新春の琵琶湖に要人集う 年頭に希望と発展を誓う=
 平成二十六年の新春を琵琶湖上で迎え、新年の新たな誓いや希望を立てる「第二十九回びわ湖新年互礼会」(滋賀報知新聞社主催)が来年一月九日、観光外輪船ミシガンの船上で行われる。
 県や市町の首長、国・県・市町の議員、東近江地域の政治、経済、文化のリーダーらが参加し、新春の陽光に輝く琵琶湖上で平成二十六年の年明けを祝い、よりよい年であることを祈願する。
 船内では東近江市の市神神社による隆昌祈願祭が営まれたあと、出席者が一年の抱負を込めた年賀のあいさつを披露し、互いの賀詞を交換する。
 参加費一万五千円(乗船代、昼食、飲み物、バス送迎付)。当日は午前八時半に旧八日市南小学校跡地に集合。発着港の浜大津港集合は午前九時半。申し込みは、十二月十四日までに滋賀報知新聞社(TEL0748―23―1111)へ。
ミシガン船上を無料開放
琵琶湖上で迎える新年 一般市民の参加者募集
 滋賀報知新聞社は、読者への新年のお年玉として「新春ミシガンクルーズ」を開催する。「第二十九回びわ湖新年互礼会」で運行するミシガンの三階のベッキーズスクエアを無料開放し、一般市民にも母なる琵琶湖上で輝く新年を迎えてもらう。浜大津港午前九時半集合。
 希望者は往復ハガキの往信裏面に、郵便番号、住所、氏名、同乗者氏名(一人まで)、電話番号、「新年の抱負や願い」を一言、返信表面に返信先の住所、氏名を書いて、〒527―0015東近江市中野町1005 滋賀報知新聞社編集局「新春ミシガンクルーズ」係へ。締め切りは、十二月十四日到着分まで。抽選で六十人様ご招待。

■外来魚釣り上げ隊が人気 県、釣りざお無償貸与(ChunichiWeb滋賀)
 県が、登録した企業や団体に無償で釣りざおを貸し出し、釣り大会を催してもらう「外来魚釣り上げ隊」が人気だ。九月末の登録者数は二千九百七十三人で、この一年間で七百七十人も増加。外来魚駆除に一役買っている。
 釣り上げ隊は、二〇〇九年三月にブルーギルやブラックバスなどの駆除と、娯楽として釣り大会を開催してもらう目的で県が始めた。企業などは釣り大会を開催する代わりに、県から釣りざおを貸してもらい、県に参加人数や駆除量を書いた報告書を提出する。
 一年目は九百人が参加し、外来魚百三十キロを、一〇年度は参加者が四百五十人増えて三百五十キロを釣り上げ駆除した。一一年度はほぼ横ばいだったが、一二年度は千二百四十人増え、五百四十キロの駆除に成功。本年度も順調で、上半期だけで年間通じて過去最高の六百七十キロを釣り上げてもらった。
 県レジャー対策室の担当者は「ホームページ(HP)で小さく募集しているだけで、特別な広報活動はしていない。ここまで登録者が増えるとは」と喜ぶ。
 同室によると、小学校や大学なども登録しているが、ほとんどは企業。昨年度は、釣り上げ隊のイベントとして三十四回釣りざおを貸し出したが、二十八回が企業だった。担当者は「釣りはお金もかからないし、簡単にできるスポーツ。企業の福利厚生として、釣り大会は開きやすいのでは」と推測する。
 同室では、八百本の釣りざおを用意しており、希望者には貸し出しの際に外来魚の再放流禁止を漫画で説明した冊子などを渡す。担当者は「外来魚の回収量も増えてありがたい。貸せる状況ならどんどん貸し出すので協力を」と呼び掛ける。
 外来魚釣り上げ隊の申し込みは県琵琶湖レジャー対策室=電077(528)3485=へ。(堀尾法道)

■大津の観覧車、ベトナムへ 遊園地元社長前田さん別れ惜しむ(ChunichiWeb滋賀)
 二〇〇一年に閉園した大津市今堅田の遊園地「びわ湖タワー」のランドマークとして親しまれてきた観覧車「イーゴス108」がベトナムに移転されることになり、解体作業が進んでいる。遊園地の元社長前田茂さん(89)は自宅から見える作業を毎日見守り、写真に撮り続けている。移転に「寂しい気持ちはあるが、向こうでも頑張ってほしい」と複雑な胸中を明かす。作業は今月末に完了予定。
 イーゴスは当時としては世界最高の百八メートルを誇ったことから「すごい」を逆さ読みして命名された。一九九二年に営業を始め、最盛期には一日一万三千五百人が乗った。前田さんは「六人乗りのゴンドラに最低五人は乗せないとお客さんをさばけなかった。お願いして相席してもらった」と懐かしがる。
 遊園地はバブル崩壊のあおりを受けて閉園。不動産会社が買い上げたが、前田さんの懇願もあってイーゴスだけは残していた。会社の許可をもらって一〜二カ月に一度、モーターで点検運転をしてきた。
 電線盗を受けて航空照明が消えたり、いたずらで窓ガラスが割れたりしたこともあるが、その度に修理をしてきた。「わが子を見守るようなもんやった」。手入れのおかげで今でも目立ったきずはなく、問題なく動く。
 「もう一度この場所で営業再開したい」と願っていたが、不景気のあおりもあり、再開発が進むベトナムへの売却が決まった。「時代の流れもあり仕方がない。場所が変わっても人を乗せられるならありがたい」
 現在は観覧車の土台部分を残すのみになった。現地で再度組み立てられ、来年秋には十三年ぶりに人を乗せて復活する。
 前田さんは姿が見えなくなったのに寂しさを覚えつつ、新しい目標も持った。「向こうで動いている姿をできることなら行って見てみたい」。子どものように目を輝かせた。(山内晴信)

13/11/18

■琵琶湖の2割で基準超す放射性物質予測…滋賀県(YomiuriOnLine)
 滋賀県は18日、福井県内の関西電力美浜、大飯の両原子力発電所のいずれかで、東京電力福島第一原発事故と同規模の事故が起こった場合、琵琶湖(約670平方キロ・メートル)の約2割で、国の飲料制限の基準を超える放射性物質が検出されるとの予測結果を公表した。
 ヨウ素(国の基準値1キロ・グラム当たり300ベクレル)の場合、基準を超えるのは、最大で琵琶湖の面積の21・7%、セシウム(同200ベクレル)も18・0%に上ると試算。ただし、事故から10日程度で、下流に移動したり、湖底に沈んだりして、全域が基準値以下に戻るとみられ、「ただちに人体に影響を及ぼすレベルにはならない」としている。

■琵琶湖面の2割汚染 滋賀県、福井で原発事故想定(京都新聞電子版)
 滋賀県は、福井県で原発事故が起きた際の琵琶湖への放射性物質の影響を初めて詳細に予測し、18日発表した。気象条件が最悪の場合、湖面の2割が飲料水基準を超える濃度で約10日間汚染されることが分かった。水道原水の基準はないが、琵琶湖は滋賀、京都、大阪、兵庫の4府県約1450万人の水源で、水道水に影響を与える恐れがある。放射性物質は浄水場で一定除去できるが、県は今後、実際の除去率の調査や対策を検討していく。
 県地域防災計画の見直しで県琵琶湖環境科学研究センターが予測した。大飯原発か美浜原発で福島第1原発と同規模の事故が起きたと想定。2010〜12年度の風向きと雨で四季ごとに琵琶湖に最も影響が大きい日を選び、放射性物質のセシウム137とヨウ素131が、そのまま落ちたり、雨などと降下する量(沈着量)を計算した。
 最悪のケースは北西の風で雨が降った12年12月10日の気象条件で大飯原発が事故を起こした場合。高島市南部や琵琶湖の一部などで事故1日後のセシウム累積沈着量は1平方メートル当たり3千〜5千キロベクレルと推定した。
 湖岸の各浄水場の取水口が多い表層(水深0〜5メートル)で最も濃度が高くなるのは事故6時間後だった。セシウム濃度が国の緊急時の飲料水摂取制限基準(1リットル当たり200ベクレル)を超える面積が湖面の18%に達する。ヨウ素も同基準(1リットル当たり300ベクレル、乳児100ベクレル)を超える面積が20%になった。セシウムは10日後、ヨウ素は8日後に多くが沈み、面積は1%以下になる。
 飲料水基準は水道原水ではなく、浄水後の数値となっている。セシウムやヨウ素は浄水場で一定除去できるが、福島第1原発事故では、国が全国の水道事業者に降雨後の取水を一時停止したり抑制するよう通知。福島県や東京都で基準を超えるヨウ素が検出され、乳児の摂取制限が一時行われた。県内には琵琶湖を水源とする浄水場21カ所と琵琶湖疏水があり、県内14市町計約100万人と京都市145万人に水道水を供給している。
嘉田知事「大変重たい」
 予測結果について滋賀県の嘉田由紀子知事は「最悪の事態での予測だが、大変重たい影響。浄水場で放射性物質がどの程度除去できるかを検討するよう県企業庁に指示した。関西広域連合とも情報を共有し、一番の関心事である水道水の浄化をどうするか考える」と述べた。

■琵琶湖の汚染予想値公表 原発事故想定し滋賀県(ChunichiWeb)
 滋賀県は18日、隣接する福井県の関西電力大飯原発や美浜原発で東京電力福島第1原発並みの事故が発生した場合の琵琶湖の汚染予測値を公表した。琵琶湖は京都や大阪などの飲料水源だが、場所によっては半月ほど飲料基準を上回る放射性物質が検出される結果となり、取水制限につながる可能性がある。同日午後、原発防災対策を協議する有識者会議で報告する。
 取水源となっている水深5メートルまでで予測したところ、事故の発生直後には最大で約20%の範囲で、1リットル当たり200ベクレル以上の放射性セシウムや同300ベクレル以上のヨウ素が検出されると試算。原子力災害時の緊急措置として国が設けている暫定規制値を上回る結果となった。同様の状態が10〜15日間、続く場所もある。
 セシウムの濃度はその後、徐々に下がるが、大津市などに面する「南湖」で約80日、滋賀県彦根、長浜市などに接する「北湖」でも60日近くにわたって、通常時の飲料水の基準値にあたる1リットル当たり10ベクレルを超過。影響が長期に及ぶ可能性を示している。
 汚染予測は県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)が算出。福島原発事故で放射性物質の排出量が最も多かった2011年3月15日と同じ量が排出されたと仮定し、大飯、美浜から排出された物質が、30〜60キロ離れた琵琶湖面に24時間で最も多く飛来する8つの気象パターンで求めた。

13/11/15

■初冠雪:比良山系で平年より5日早く−−彦根地方気象台(毎日jp滋賀)
 彦根地方気象台は14日、比良山系で初冠雪を観測したと発表した。平年より5日、昨年より1日早いという。
 同気象台は目視で積雪が初めて確認できた場合に、「初冠雪」としている。比良山系の「びわ湖バレイスキー場」では、12日に山頂で積雪があったが、曇天のため気象台からは見えなかったという。
 気象台によると、週末までは平年並みか平年より高い気温が続く見通し。18日から再び寒くなりそうという。【石川勝義】

■琵琶湖のアユ生き延びた 台風18号豪雨に耐え(ChunichiWeb滋賀)
 台風18号の豪雨で卵が流された可能性があるとして来年以降の個体数減が懸念されていた琵琶湖のアユは、県水産試験場(彦根市)が今月初旬に実施した調査などで豪雨の影響は少ない見込みであることが判明した。試験場の担当者は「被害が無いとは言えないが、大きくはない。人工河川への放流もあり、個体数増加を期待している」と話す。
 試験場は五、六の両日、アユの稚魚ヒウオの捕獲数調査をした。調査は毎年三回実施し、捕獲数は翌年のアユ個体数の目安になる。九カ所で平均二十八匹を捕獲。平年の四割程度だが、不漁だった前年同期は上回った。十月初旬の一度目の調査では平年の二倍以上になる百八十九匹を捕獲している。
 試験場によると、ヒウオは成長して泳ぎがうまくなると調査の網には捕まらなくなるといい、担当者は「前回調査時にいたヒウオが大量死したという情報はない。多くの個体は生き延びているはずだ」と話す。
 影響が少ないとみられる背景に、親アユの産卵とふ化の時期が例年より早かったことが挙げられる。県水産課によると、八月下旬にまとまった雨が降ったことで河川の水温や水量が産卵に適した状態になった。同課の担当者は「台風が直撃する前に大半の稚魚は琵琶湖に流れ着いて無事だったようだ」と分析。
 県は今年のアユの個体数が少なかったのを受け、高島市の安曇川人工河川に二十三トンの養殖親アユを放流。約三十八億匹がふ化して琵琶湖に流れ着いたという。担当者は「冬の寒さなどに注意は必要だが、来年は今年の個体数を大幅に上回るはずだ」と自信を見せた。(山内晴信)

■近江大橋来月から無料 通行50%増 4万8000台(YomiuriOnLine滋賀)
◆県が試算
 大津市と草津市を琵琶湖上で結び、12月26日から通行料が無料化される見込みの近江大橋(約1・3キロ)について、県は、無料化後には1日当たりの交通量がこれまでの約1・5倍の4万8000台になるとの見通しを発表した。ただし、同大橋の南約3キロにある瀬田唐橋(せたのからはし)(220メートル)については渋滞緩和が期待でき、県は「総合的にみれば、道路事情は悪化しない」との立場だ。(久米浩之)
 近江大橋は県道路公社が管理し、現行では普通車には150円の通行料がかかる。しかし、建設費などの償還が12月下旬に完了することから、道路整備特措法に基づき、償還後は無料となる見込みだ。
 交通量の予測は、県、大津市、草津市などで行った。それによると、近江大橋の通行量が増えることに加え、橋の東側の草津市新浜町交差点が4万9000台(44%増)、西側の大津市におの浜の西武大津店周辺も5万8000台(21%増)と増える結果が出た。
 その一方で、従来の交通量の一部が近江大橋に流れる影響で、瀬田川に架かる瀬田唐橋は、1万9000台(14%減)となる見込みだ。
 さらに、渋滞が慢性化している国道1号でも、近江大橋の南で瀬田川に架かる場所では2割程度交通量が減る可能性が高いという。
 県は無料化に合わせ、近江大橋周辺の混雑場所を分かりやすく伝える掲示板を設置したり、道幅の狭い道路に一層の安全運転を呼び掛ける看板を立てたりする方針だ。
 県道路課の担当者は「近江大橋およびその両側は基本的に4車線道路で、ある程度、交通量が増えたとしても深刻な渋滞は引き起こさないとみられる。無料化されても県民生活に大きな悪影響を与えるということはないと思われる」としている。

13/11/14

■琵琶湖水位 マイナス30センチ以上低下の検討を(滋賀報知新聞ネット版)
=県市長会が県の治水に大胆提言=
 県市長会(会長=冨士谷英正・近江八幡市長)は十二日、県に対し「県の治水政策の課題」について提言を行った。同提言は▽国が行っている丹生(長浜市)、大戸川(大津市)の両ダム建設事業検証の早期完了に向け、県は方針を明確に出すべき▽台風18号で瀬田川洗堰(あらいぜき)が全閉されたが、大戸川ダムは全閉解消の選択肢になる▽洗堰操作の見直しによる治水安全度の向上―など四点。県の「県流域治水条例案」の限界を見据えた提言であり、下流府県からも注目を集めそうだ。【石川政実】
もし丹生ダムが中止になった場合 下流府県市の利水撤退責任も
ダム検証で県が役割を
 提言では、丹生ダム建設事業(注1)の遅れにより、高時川や姉川の河川整備など治水対策が大幅に遅延し、地元では不安を募らせている。
 国はダム検証を行っているが、「検証の早期完了に向け、検証に至った経緯から、県が方針を示すべき」としている。
 検証の結果、ダムの代替として河川改修案になった場合は「姉川・高時川の治水対策の主体が現行制度上は県となる。それに伴い県の財政負担が増加し、県内の他の河川整備を一層遅らせることが懸念される。利水から撤退する下流府県市の責任も明確にする必要がある」と指摘。
全閉解消に大戸川ダム
 九月の台風18号の豪雨で、瀬田川洗堰が四十一年ぶりに全閉された。台風18号時の琵琶湖基準水位(注2)がマイナス三十センチだったのが、洗堰全閉操作の影響もあって、水位がプラス七十七センチと約一メートルまで上昇した。全閉の影響は数センチ(半日)の水位上昇とされているが、「仮に大戸川ダムがあればこれを抑制できたのでは」と大戸川ダムの有効性を示唆している。
 また洗堰操作については、「九〜十月の洪水期の水位が基準水位マイナス三十センチとなっているが、これは下流の水需要を前提に設定されたものだ。大戸川ダム、丹生ダムに関して下流府県からは、利水需要はないとの見解が出されており、今後、琵琶湖からの利水も含め再精査して、漁業などに配慮しながら琵琶湖水位を下げ、治水安全度を高める検討も必要」とした。
 県市長会経済部会長の山仲善彰・野洲市長は「県の流域治水条例案は、琵琶湖から上流しか視野に入っていない。しかし治水は、琵琶湖の上下流を視野に、ダム問題も含めて考えなければならない」と話している。
(注1)丹生ダム=長浜市の高時川上流で昭和六十三年から建設に着手されたが、嘉田知事の登場などで現在は凍結し、国がダム検証を行っているところだ
(注2)琵琶湖基準水位=大阪湾平均干潮位基準で、プラス八十五・六一四メートルの高さが琵琶湖基準水(B・S・L・)=ゼロメートル= と定めている

■初冠雪:雪と紅葉のコラボ−−伊吹山(毎日jp滋賀)
 彦根地方気象台は13日、滋賀、岐阜両県にまたがる伊吹山(標高1377メートル)で初冠雪を観測したと発表した。平年より3日、昨年より1日早いという。
 伊吹山ドライブウェイの管理会社によると、山頂付近は同日午前7時ごろにマイナス3度を記録し、山頂付近では1〜2センチの積雪があった。地上から800メートル地点までは紅葉が見ごろを迎えており、途中の上平寺越駐車場(標高900メートル)からは、山頂部の雪化粧と、真っ赤に染まった裾野の風景が両方楽しめるという。
 ドライブウェイは25日の冬季閉鎖まで、路面の安全が確認できれば通行可能。【村松洋】

■湖上彩る二重アーチ 琵琶湖で蜃気楼(京都新聞電子版)
 大津市の琵琶湖で13日、琵琶湖大橋が実物の橋の下に逆向きに映って見える蜃気楼(しんきろう)が確認された。
 写真を撮影した大津市中央1丁目、前田慎一さん(72)によると、同日午前、同市打出浜の湖岸から蜃気楼が見えたといい、「鮮明な姿に感動した」と話す。
 彦根地方気象台によると、同日の大津市の最低気温は6・3度で平年より1・3度低く、同気象台は「水面に接した大気との温度差で蜃気楼が起きたのかもしれない」としている。

■交通量1・5倍以上に 近江大橋無料化後の予測(ChunichiWeb滋賀)
 大津市と草津市を結ぶ近江大橋が十二月二十六日から無料化されるのを前に、県は十三日、無料化後の交通量予測を公表した。一日の通行車両が現在の一・五倍以上になるとみられる一方、琵琶湖の東西を往来する他の橋の通行量は全て減少する見込み。
 近江大橋は現在、一日三万一千台が通行。無料化で四万八千台まで増えるとし、混雑度も高くなり渋滞に巻き込まれやすくなるという。東側の草津市新浜町交差点付近でも通過台数が三千〜一万五千台増え、混雑が予想される。県道路課の担当者は「無料化後の状態を見て、対策を考える必要がある」と話した。
 一方、近隣の瀬田川大橋は八千台、名神高速道路は四千台、瀬田唐橋は三千台の通行量減と予測。県の担当者は「無料化で新たに近江大橋を使う人も多い」と分析する。ただ、瀬田川大橋西側の国道1号は無料化後も二万六千台が通行し、担当者は「交通量は劇的には減らない」とした。(山内晴信)

■汚染チップ「年内には解決を」 高島市長、知事に3回目の要請(ChunichiWeb滋賀)
 高島市安曇川町の鴨川河川敷に放射性物質に汚染された木材チップが放置されている問題で、高島市の福井正明市長は十三日、県庁を訪れ、早期撤去を求める要請書を嘉田由紀子知事に提出した。この問題で高島市が県に要請するのは今回で三回目。
 要請書では、撤去までの具体的な工程を二十五日までに文書で示した上で十二月末までの全量撤去を求めた。福井市長は「このまま放置を認めるわけにはいかない。遅くとも年内には解決していただきたい」と嘉田知事に訴えた。
◆知事、厳しい状況説明
 高島市の福井正明市長による再三の要請に、嘉田知事は「行政代執行をしたとしても持っていく場所がない。出口が見えない」と厳しい状況を説明。木材チップの扱いをめぐる苦衷を「東京電力に持っていく」などという表現で言葉にした。
 福井市長に対し嘉田知事は「環境問題は排出者責任」と指摘した上で「東京電力の事故がセシウムをばらまいた。クリスマスプレゼントでトラックに積んで東京電力の前に持っていきませんか」と提案。「この怒りをどこに持っていけばいいか」と苦しい胸の内を明かした。「原発事故は初めての経験。社会問題として対応しないといけない」と涙ぐみながら力を込めた。
 福井市長は要請後に報道陣に「今日に至って出口がないという発言は言葉も出ない状況。東京電力へ持ち込むというのは公共団体がとして、法律に照らしてそういう行為ができるのかもう少し冷静に判断していただきたい」と苦言を呈した。(安永陽祐)

■伊吹山初冠雪(YomiuriOnLine滋賀)
 冬型の気圧配置となった13日朝、県内は12日に続いて寒気の影響で冷え込み、彦根地方気象台の観測では、今津(高島市)で最低気温が平年より2.7度低い4.0度、彦根市でも2.0度低い6.2度となり、今季最低を記録した。このほか信楽(甲賀市)で2.6度、米原3.5度など全9観測地点で平年を下回った。
 今季初冠雪を記録した滋賀、岐阜県境の伊吹山(標高1377メートル)は中腹まで紅葉の盛りで、紅白の対比を描いた。伊吹山ドライブウェイによると、山頂駐車場付近(標高1260メートル)では数センチの積雪があり、午前8時から終日通行止めになった。

■滋賀・伊吹山が初冠雪 高島の山々も雪化粧(asahi.com滋賀)
 真冬並みの寒気に包まれた13日、県内最高峰の伊吹山(1377メートル)が初冠雪した。米原市池下の三島池からは頂上から8合目付近まで雪化粧した姿が見えた。昨年よりも1日早く、平年と比べて3日早いという。伊吹山ドライブウェイ(全長17キロ)は、山頂付近の路面が凍結したため、終日通行止めになった。
 高島市マキノ町の中央分水嶺(ぶんすいれい)の山々もうっすらと雪化粧した。NPO高島トレイルクラブの前川正彦代表(56)によると、昨年より10日ほど早い初冠雪という。ふもとのマキノ高原では時折、肌を刺すような風も吹く中、尾根を目指す登山者の姿も見られた。

13/11/13

■ガソリン3週連続下落 元売り卸売価格引き下げ(47NEWS)
 経済産業省資源エネルギー庁が13日発表した11日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は1リットル当たり158円60銭で、前週(5日)から50銭値下がりした。値下がりは3週連続。
 調査した石油情報センターによると、石油元売り各社が、米国景気の先行き懸念から原油価格の下落が続くとみて、卸売価格を引き下げたことが影響した。来週以降については「しばらくは値下がり傾向が続くとみられる」と予測している。
 都道府県別では、44都道府県で値下がりした。下げ幅は福井の1円70銭が最大。

■ガソリン価格、レギュラー158.6円…前週比0.5円安、3週連続の下落(Responce)
資源エネルギー庁が11月13日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、11月11日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は、1リットル当たり158.6円となり、前週から0.5円下落した。
レギュラーガソリンの価格下落は、3週連続。
地域別では、中部で0.8円、近畿と関東で0.7円、東北で0.6円、北海道と九州・沖縄で0.5円、四国で0.4円、中国と四国で0.3円、全地域で下落した。
ハイオクガソリンは0.6円下がって169.3円、軽油は0.3円下がって138.0円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、11月13日のレギュラーガソリンの全国平均価格は149.2円/リットル、ハイオクは159.9円/リットル、軽油は127.6円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。
e燃費 URL http://e-nenpi.com/

■「近江牛」で虚偽表示 京滋の高速PA、牛まん、しぐれ煮など(京都新聞電子版)
 西日本高速道路は13日、名神高速道路の滋賀県や京都市の下り線パーキングエリア(PA)で「近江牛100%」と表示していた「近江牛まん」「近江牛しぐれ煮」「近江牛みそ」の3商品に、近江牛以外の牛肉も含まれていた、と発表した。
 3商品は西日本高速道路のグループ会社が4月以降に販売。牛まん(380円)は草津PAで、しぐれ煮(1575円)は黒丸、草津、桂川の各PAで、みそ(735円)は黒丸、草津の両PAで売っていた。返金するかどうかは未定で、販売は中止した。
 いずれも三重県伊勢市のメーカー2社が納入していた。2社に卸していた滋賀県日野町の岡崎精肉店は「商品の人気が出て近江牛が不足し、9月ごろから15〜35%程度、北海道や栃木県などの赤身肉を入れた」と認めた。その上で「近江牛は脂が多いので、赤身を入れた面もある。だますつもりはなかったが、申し訳ない」とした。
 近江鉄道(彦根市)も13日、新名神高速道路の土山サービスエリアで、のぼりに「近江牛100%使用」と表示した「近江牛まん」(380円)に近江牛以外の牛肉が混ざっていた、と発表した。また、「むぎ茶」(800円)に、認定を受けずに「有機栽培・無農薬」と表示していたという。

■汚染木材チップ、年内撤去を 高島市長、知事に工程回答を要望(京都新聞電子版)
 高島市の鴨川河川敷に放射性セシウムを含む木材チップが放置されている問題で、同市の福井正明市長は13日、滋賀県庁を訪れ、年内の全量撤去と、具体的な撤去の工程を文書で25日までに回答するよう嘉田由紀子知事に要望した。
 福井市長は、これまでの県の説明では具体的な対応策が示されていないと抗議し、「遅くとも年内に解決を」と強く求めた。
 嘉田知事は「不安や怒りは共有している」と強調した上で、「河川法や廃棄物処理法で出口を探っているが、見つかっていない。行政代執行しても(チップを)持って行く場所がない」と説明。25日までの回答は約束した。
 嘉田知事はさらに、セシウム放出は福島原発事故で引き起こされたとして、東京電力の排出者責任に触れ、「東電に責任を取ってほしい」と述べ、「チップをトラックに積み込んでクリスマスプレゼントとして東電に持って行きたい」と怒りをあらわにした。
 会談終了後、福井市長は報道関係者に「時間をかけすぎている」と県の対応を批判した。

■放置の汚染チップ「東電へ運搬を」 滋賀・嘉田知事(asahi.com)
 琵琶湖に流れ込む滋賀県高島市の鴨川の河口付近に放射性セシウムに汚染された木材チップが放置された問題で、嘉田由紀子知事は13日、現状では受け入れ先がないとして「排出者責任を問い、トラックにチップを積んで原発事故でセシウムをばらまいた東京電力に持ち込んではどうか」と述べた。年内撤去を求める福井正明・高島市長と県庁内で会談した場で語った。
 嘉田知事はチップが東電福島第一原発事故で汚染されたことは明らかとし、「前例のない事態で処分場の受け入れ先もなく、国も出口を示してくれない。排出者責任という原則に戻るしかない」と指摘。東電側とは「今後協議をしたい」とした。

■比良山系で積雪 びわ湖バレイ、銀世界に一変(京都新聞電子版)
 今季一番の冷え込みとなった12日朝、大津市の比良山系で降雪と積雪が見られた。標高1千メートルを超える同市木戸の「びわ湖バレイ」では、スキー場のゲレンデや展望台が銀世界に様変わり。観光客は新雪の感触を確かめ、一足早い冬を感じていた。
 彦根地方気象台によると、強い寒気の影響で、この日の最低気温は米原市で2.6度、大津市で6.0度といずれも平年を下回り、県内9カ所の観測地点のうち6カ所で今季最低を記録した。冷え込みは13日朝まで続くがその後、気温は上がるという。
 びわ湖バレイでは、11日午後6時ごろから雪が降り始めた。初雪は昨年より4日早いという。

■びわ湖バレイ 初積雪 県内6カ所で今季最低気温記録 滋賀(msn産経ニュース)
 県内は12日、上空に非常に強い寒気が流れ込み、各地で軒並み今シーズン一番の冷え込みとなった。大津市木戸のスキー場「びわ湖バレイ」では今季の初積雪を観測し、紅葉狩りに訪れた観光客らは予想外の雪景色に驚いていた。
 同施設によると、この日の積雪は昨季より3日早く、場内の打見山頂(標高1108メートル)付近で5センチ。雪は11日午後6時ごろから降り始め、12日午前7時には気温が氷点下1・3度まで下がった。和歌山県有田市から家族で紅葉を見に訪れていた主婦の谷口成子さん(70)は「こんなに積もっているとは」と驚いた様子だった。スキー場開きは来月14日の予定。
 彦根気象台によると、県内9カ所ある気温の観測地点のうち、米原市で2・6度(平年5・7度)まで下がるなど、6カ所で今シーズンの最低気温を記録。この寒さは今週末ごろまで続くという。

13/11/12

■湖と人、歴史や文化から探る 伊の世界湖沼会議で議論へ(京都新聞電子版)
 来年9月1〜5日にイタリアのペルージャで開かれる「第15回世界湖沼会議」の分科会で議論するテーマについて、国際湖沼環境委員会(ILEC、草津市)は12日までに、歴史や文化から見た湖沼と人との関わりや、複数の国にまたがる湖沼と河川の管理をめぐる課題や解決策などとする方針を決めた。
 同会議は1984年に第1回を大津市で開催したのを振り出しに世界各地で開かれている。30周年となる来年は、イタリアの学者らでつくる「ウンブリア科学ミーティング協会」とILECが催す。全体テーマは、生態系と人間の暮らしとの調和を目指す「湖沼は地球の鏡」とすることがすでに決まっている。
 分科会で取り上げる予定のテーマは67項目。湖沼に侵入する外来生物や水質の問題を挙げているほか、文化や宗教などを通じて湖沼と周辺部に住む人々とのつながりに注目し、湖沼の適正管理の在り方を考える。複数の国に位置する湖沼や河川の管理では、上流域からの濁水流出など、世界各地で起きている問題の解決策を議論したいという。
 来年2〜3月にそれぞれのテーマに関する論文を各国の研究者らから募集した上で、分科会の内容を決める。分科会では論文を寄せた研究者らが発言するという。
 2011年の米国テキサス州オースティンでの開催から3年ぶりとなる会議の成功に向け、ILECは「日本の研究者や市民、企業にも参加を呼び掛けたい」としている。

■県原発事故訓練:市外避難、湖上輸送も 機器操作でミス−−UPZ圏、長浜・高島(毎日jp滋賀)
 福井県の原発事故を想定した県原子力防災訓練が10日あり、福井県の敦賀原発から最大43キロの県版「緊急防護措置区域」(UPZ)に含まれる長浜、高島両市の住民がバスや船で区域外に避難した。また、避難者の湖上輸送▽市外への広域避難▽UPZ境界付近のスクリーニングポイント設置−−などが初めて実施された。【加藤明子、塚原和俊、桑田潔】
 訓練には医療機関や陸上自衛隊など24機関574人が参加した。同日午前7時、福井県・若狭湾沖で地震が発生し、日本原子力発電敦賀原発2号機で過酷事故が起きたとの想定。長浜、高島両市内で国の基準を超える空間放射線量を観測し、事故直後に出していた住民に対する屋内待避指示を避難指示に切り替えたうえで、飲料水や域内野菜、湖魚などの食品摂取を制限した−−との内容で、大津、東近江両市は広域避難の受け入れ手順を確認した。
 訓練では、県庁と長浜、高島両市役所、敦賀オフサイトセンターなどをテレビ会議システムでつないだが、機器の操作ミスで事故報告の音声が聞き取れなかったり、放射性物質の単位を言い間違えたりする初歩的ミスも。立ち会った原子力規制庁の吉田敏雄対策官は「実際の事故では情報があふれる。必要な内容を的確な相手に伝えるため、穴が一つでもあってはならない」と厳しい表情で話した。
 県原子力防災室は「シナリオのある少人数の訓練でもスムーズに人を動かすのに手間取った。広域避難などの情報伝達が間違いなくできるよう訓練を重ねたい」とした。
 一方、嘉田由紀子知事は来年度、UPZ圏内にある小中高校や幼稚園、保育所で、実際に子どもたちを避難誘導する訓練を実施する考えを示した。

■現場から記者リポート:志賀バイパスと湖西道路 相次ぐ自転車進入 通行禁止知らず、事前にルート確認を(毎日jp滋賀)
 大津市北部の志賀バイパスと湖西道路(共に国道161号)に、通行が禁じられている自転車が進入しするケースが相次いでいる。琵琶湖を自転車で1周する「ビワイチ」人気などを背景に、通行禁止と知らずに迷い込む人が多いためとみられる。重大事故の発生にもつながりかねず、県警が注意を呼び掛けている。【竹下理子】
 自動車専用の湖西道路と、接続する志賀バイパスは、共に自転車や歩行者、125cc以下のバイクなどの通行が禁止されている。
 大津北署によると、両道路を自転車が走っているという内容の110番件数は、今年1〜9月で60件で、昨年同期の18件から3倍近くに増えた。
 特に急増しているのは、昨年開通した志賀バイパスの北小松にある出入り口から南向きに進入する自転車だ。出入り口に標識はあるが、自転車も通行できる一般道との分岐に気付かず、誤って進入する人もいるという。近くに住む男性(60)は「道路には関西と北陸を往復する大型トラックも多く、自転車が通っているとひやひやする」と話す。県警はバイパスを管理する国に対し、自転車が通行していい方向を知らせる矢印を路面に表示するなどの対策を要望している。
 一方、ビワイチの自転車に認定証を発行している「輪の国びわ湖推進協議会」の副会長、藤本芳一(よしかず)さん(48)は、地図や現在地を表示する「ナビゲーション」の影響を指摘する。自転車用のナビの多くは高速道路や自動車専用道路をルート表示しないが、ナビに入っている地図が古いまま更新されていないと、昨年完成したばかりの志賀バイパスに誘導する可能性もある。北小松付近から自転車で南に向かうには、湖岸に整備されたサイクリングコースが安全で便利といい、藤本さんは「ナビに頼りすぎず、事前にガイド本などでルートを確認してほしい」と注意を促す。
 両道路で今年、自転車が絡む大きな事故は起きていないが、道路脇の溝にタイヤが挟まって転倒するなどの軽微な事故が9月末までに4件あった。いずれも志賀バイパスを走っていた自転車という。同署は「両道路は自転車が走ることを想定しておらず、専用道や歩道もない。一つ間違えば死亡事故にもつながりかねないので、ルールを守りながら、サイクリングを楽しんでほしい」と話している。

■はや銀世界 比良山系で初雪(京都新聞電子版)
 京滋で今季一番の冷え込みとなった12日朝、大津市の比良山系で降雪と積雪が見られ、雪化粧した山並みが冬の気配を感じさせた。
 彦根地方気象台によると、冬型の気圧配置となり、北からの寒気の影響で最低気温は米原市で2・6度、大津市で6・0度といずれも平年を下回った。
 標高1千メートルを超える大津市木戸の「びわ湖バレイ」では、11日午後6時ごろからみぞれが雪に変わった。初雪は昨年より4日早いという。雪がちらつく12日朝、打見山から蓬莱山にまたがるスキー場のゲレンデは5〜6センチほどの雪で覆われ、一面、銀世界となった。

13/11/10

■コハクチョウ:冬の使者、次々と飛来 3月に左目負傷オオハクチョウ、帰湖待ちわび(毎日jp滋賀)
 シベリアから3000〜4000キロの海を越えて来た冬の使者「コハクチョウ」が湖北の琵琶湖岸に次々と飛来している。寒波が襲来すれば飛来数は一気に増えそうで、深まる秋の湖がまぶしい白に染まる日も近い。
 湖北野鳥センター(長浜市湖北町)は9日現在で、昨年同時期より42羽少ない38羽を確認した。今月中旬には100羽を超えるだろうという。
 一方、センター職員らは1羽のオオハクチョウの飛来を待ちわびている。今年3月、左目を負傷した雌1羽が北帰行の群れから取り残され、翌月、湖から姿を消した。職員らは「仲間の群れに追いついていれば、帰ってくる可能性がある。目のけがが長距離飛行の妨げになっていないことを祈っています」という。
 湖北では例年、オオハクチョウの飛来はコハクチョウの約1%、今年はまだ1羽も確認されていない。職員や愛鳥家らは連日、「消えた1羽」の帰りを願いながら、双眼鏡や望遠カメラでコハクチョウの群れを観察している。【桑田潔】

13/11/08

■情報公開請求の処理遅れ 市民団体、県を批判(ChunichiWeb滋賀)
 高島市安曇川町の鴨川河川敷に放射性物質に汚染された木材チップが放置されている問題で、市民団体「見張り番滋賀」は七日、高島市役所で会見し、県に対する情報公開請求が法令に基づいて処理されていないことを明らかにした。
 県の情報公開条例では、請求があれば十五日以内に文書で決定を通知しなければならならず、できない場合は文書通知した上で、さらに十五日間延長できるとしている。
 同団体は十月上旬、木材チップが放置された経緯や経過、作業に関与した業者名などの四件について情報公開請求。その後、十五日間を経ても県から通知はなく、今月七日になってようやく三件について一部を公開する決定を通知し、残る一件を決裁中とした。
 沢忠起代表は「法令を守るのは行政の基本。県民の不信感は募るばかりだ」と話し、県の対応を批判した。(安永陽祐)

13/11/07

■滋賀県、情報公開請求を放置 高島の汚染木片問題(京都新聞電子版)
 滋賀県高島市の鴨川河川敷に放射性セシウムを含む木質チップが無断放置されている問題で、県が情報公開請求を受けた8件中7件の処理を怠り、条例で定める公開、非公開の決定期限を過ぎても対応を判断していなかったことが7日、明らかになった。
 県河川・港湾室によると、請求は9、10月にあり、放置の経緯やチップの数量などに関する文書の公開を求めていた。県情報公開条例は受理から15日以内に公開か非公開を決めると定めているが、7件はいずれも期限後も対応していなかった。決定までの最長は受理から37日後の11月7日だった。
 記者会見した野武M宏室長は理由について「チップ事案の処理で手間を取られ、情報公開への対応が後手に回った」と説明し、「深く反省し、おわびする」と謝罪した。7件中5件は一部公開、1件は非公開とし7日までに請求者に報告した。1件は近く結果を伝える。
 請求者の1団体、「見張り番滋賀」の澤忠起代表(74)は「県民の信頼を損なう行為であり、無断放置の問題に対する県の危機意識のなさの表れ。通知しなかった理由について県から直接説明がなく、今後、公開質問状を出すことも検討する」と話した。

■ガソリン価格、レギュラー159.1円…前週比0.7円安、2週連続の下落(Responce)
資源エネルギー庁が11月7日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、11月5日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は、1リットル当たり159.1円となり、前週から0.7円下落した。
レギュラーガソリンの価格下落は、2週連続。
地域別では、北海道で1.8円、近畿で0.8円、関東と中国、四国、中部で0.7円、東北で0.5円、四国で0.4円、九州・沖縄で0.2円、全地域で下落した。
ハイオクガソリンは0.7円下がって169.9円、軽油は0.3円下がって138.3円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、11月7日のレギュラーガソリンの全国平均価格は150.3円/リットル、ハイオクは160.6円/リットル、軽油は127.6円/リットルだった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどを「e燃費」で確認することができる。 e燃費 URL http://e-nenpi.com/

13/11/04

■解決へ遠い道のり 高島・汚染木材チップ放置問題(ChunichiWeb滋賀)
 高島市安曇川町の鴨川河川敷に放射性物質に汚染された木材チップが無断で放置されている問題。地元高島市は早期撤去を求めているが、県から具体的な道筋は示されないまま時間が経過し、住民はいら立ちを募らせている。現実的な解決への手段となるのは行政代執行だが、実際に動きだすまでの道のりは長いのが現状だ。
 「県の対応は信用できない。撤去までのスケジュールをこの場で示せ」。十月にあった県の地元住民への説明会は怒号に包まれた。「一日でも早く撤去に向けて取り組む」と回答するにとどまる県職員に対して、「具体性がない」と住民の不満が爆発した。
 県の初動の遅さも不信感を生んだ。県は四月の時点で、木材チップが河口に放置されていることを把握。住民から放射性物質に汚染されている可能性を指摘されていたが、現場の空間線量を測るだけで「異常値ではない」と判断していた。
 八月に木材チップを敷設したとされる東京のコンサルティング会社経営の男性に対して、原状回復を求める書面を郵便で送付。九月に入り関係者から放射性物質の汚染を疑わせる情報が得られたことで、半年近く経過してやっと、木材チップ自体を検査するに至った。採取したチップを県衛生科学センターで検査すると、最大で一キロ当たり三千ベクレルの放射性セシウムを検出した。木材チップ利用の一つ、堆肥として使うには国が四百ベクレルとの基準を定めているが、測定値ははるかに超えていた。
 撤去するには行政代執行があるが、実施までには幾つかの手続きを踏まなければならない。まず河川法に基づいて敷設者に原状回復指示書や警告書を出す。期限までに履行されない場合、弁明の機会を与えた上で、河川の原状回復を求める監督処分となる。さらに履行されない場合は、行政代執行法に基づいて、文書で代執行の通知戒告を出す。その上でなおも履行されななければ、代執行令書による通知がされ、いよいよ着手となる。
 ただ、行政代執行で撤去しても、木材チップの行き先の問題が残る。福島県では、放射能に汚染された木材の樹皮の処理が進まず、製材業者などが大量の山積みを抱えている。東京電力福島第一原発事故以前は、樹皮は堆肥の原料として業者に買い取ってもらっていたが、事故後は買い取り手がなく処理が進んでいない。今回の木材チップを撤去するとなっても処理する行き先がない可能性もある。放射性セシウムに汚染された木材チップが放置されて半年以上経つが、解決までの道のりはまだまだ遠い。(安永陽祐)

13/11/04

■生態系への外来種の影響は 芦屋で学習会(神戸新聞NEXT)
 池に繁殖した外来種の捕獲と、生息する生物について学ぶ環境学習会が3日、兵庫県芦屋市岩園町の仲ノ池で開かれた。親子連れら約80人が参加し、外来魚が生態系に及ぼす害などについて理解を深めた。
 仲ノ池は1994年、水辺環境を知る「自然生態観察公園」として芦屋市が整備。最近は外来種のブラックバスやアカミミガメなどが繁殖し、ゲンゴロウブナなどの在来種が減少しているという。仲ノ池の漏水対策工事実施にあたり、池の水を抜くことから、市公園緑地課が駆除と学習会を企画した。
 参加した子どもらは、網で捕らえられた外来種を観察。北中米に生息する世界最大級の淡水魚「アリゲーターガー」も捕獲され、約140センチの体長に驚きの声が上がった。魚類調査の専門家らが、ペットの放流などで増えた外来種が在来種を捕食することなどを説明し、注意を促した。
 参加した岩園小4年の男児(10)は「無責任にペットや釣った外来種を放しちゃいけないと分かった」と話していた。
 捕獲した在来種は一時保護し、工事終了後、放流するという。(黒田耕司)

■高速有料、2065年まで延長も…改修費確保で(YomiuriOnLine)
 政府は、老朽化した高速道路の改修費用などをまかなうため、全国の高速道路料金の有料期間を最大で15年間延長する。
 高速道路の建設に伴う約40兆円の借金を、利用者から料金をとって2050年9月までに完済し、その後は無料にする計画だったが、最長で65年9月まで有料を続ける。
 政府は、道路整備特別措置法など関連法の改正案を来年の通常国会に提出する方針だ。料金水準については、利用者の負担が大きくなることを避けるため、現状のまま据え置くことを検討している。
 高速道路は、開通から30年以上過ぎた区間が、首都高速と阪神高速で約5割、東日本、中日本、西日本の高速道路3社で約4割を占めており、計約70万件の補修が必要とされている。

13/11/03

■メガソーラー:矢橋帰帆島で設置 事業者を県が募集(毎日jp滋賀) ?
 県は矢橋帰帆島(草津市矢橋町)の県有地でメガソーラーを設置運営する事業主を募集する。6日に現地説明会を開く。企画提案書の受け付けは18〜25日、今月下旬に事業主を決定する。
 県は再生可能エネルギーを推進し、地域経済の活性化につなげようと、民有地の貸し借りを仲介してきたが、県有地の貸し出しは初めて。
 誘致先は、県立パークゴルフ場跡地の10ヘクタール。発電量は推定5〜6メガワットで、県内最大規模となる見込み。下水道の水質管理などを行う淡海環境プラザとの連携事業の提案を受け付け、材料調達や施工を県内企業に発注する事業主を優先する。
 問い合わせは県下水道課(077・528・4210)。【加藤明子】

■県有地にメガソーラーを 有効活用へ草津で計画(ChunichiWeb滋賀)
 県内最大の太陽光発電施設(メガソーラー)が、草津市の矢橋帰帆島の県有地に設置される計画が進んでいる。県内では現在、民間を中心に13カ所のメガソーラーがあるが、県有地を利用するのは初めて。県担当者は「有効な土地利用の選択肢になる可能性がある」と話す。
 施設はパークゴルフ場の跡地を使い、広さ十万平方メートル。年間で一般家庭二千世帯分の電力消費量に当たる五〜六メガワットを発電できる。
 土地は貸し出しの形をとり、国の電力買い取り制度の適用期間にあたる二十年と前後の準備、撤収を合わせた期間が対象。業者はこれから決まるが早ければ来年末にも稼働できる。
 業者はパネルを独自に設置し、自由に売電する。土地使用料となる納付金は一平方メートル当たり年間百五円以上。県有地を私的に利用するため草津市に固定資産税も支払う必要があるが、県によると、県内や東京都の数社が興味を示している。
 県内では矢橋帰帆島以外に八カ所でメガソーラー設置に向けた準備が進む。今年六月のまとめでは建設予定のものも含めて県内の全ての太陽光パネルが稼働した場合、二百十メガワットの発電が期待できるという。
 こうした事業はこれまで民間中心に進められていた。県有地は利用目的がなければ売却する原則があったからだ。ただ、県は余剰スペースの貸し出しで得られる効果に期待し、利用策を模索。まずは県立高二校の屋根を太陽光発電用に貸し出すことに決め、募集を始めた。
 下水処理施設の敷地を利用する矢橋帰帆島の事業でも再生エネルギーの活用促進や県有地の維持管理費軽減のほか、地域経済活性化が期待される。太陽光パネルの主要メーカーが野洲、東近江の両市に工場を持っており、土木建築業者と合わせて「地元の雇用創出にもつなげたい」(県地域エネルギー振興室担当者)考えだ。
 県は募集要件に災害時に下水処理施設の補助をすることや、可能な限り県内に工場がある企業にパネル施工を依頼することなどを盛り込んだ。
 県の担当者は「矢橋帰帆島に匹敵する規模の土地が余る予定はなく、当面は民間の仲介や屋根貸しが中心」とする。ただ「大規模な土地が出てくれば、太陽光発電に使う意義を強調したい」と期待を込めた。(山内晴信)

■琵琶湖挟んで景観協議 大津、草津市(YomiuriOnLine滋賀)
◆基本計画策定へ
 琵琶湖を挟み、対岸に位置する大津市と草津市が、両市の景観作りの方針などを連携して検討する「びわこ大津草津景観推進協議会」の設立式が2日、大津市柳が崎のびわ湖大津館で開かれた。景観に関して自治体同士で連携する組織の発足は県内で初めて。
 湖岸周辺の一部の地域で建物の高さを規制するなど、両市ではそれぞれ景観保全の施策を展開。琵琶湖越しに互いの対岸の町並みが見え、旧東海道の宿場町としてのつながりもあることから、2010年からは足並みをそろえようと両市で意見交換し、両市長が船上から両市の景観を視察する「大津・草津湖上サミット」なども実施してきた。
 同協議会は、両市長と景観を担当する部局の職員で構成。〈1〉両市の対岸の景観、〈2〉旧東海道の歴史的な景観、〈3〉看板などの屋外広告物――について、指導や規制の内容をそろえるなどの連携を図る。数年がかりで、観光協会や経済団体、住民なども交えた景観協議会に発展させ、両市共通の景観基本計画を作る方針だ。
 設立式では越直美・大津市長を同協議会の会長に決定。続く調印式で、越市長は「両市の景観の理解を深め、よりよいものにして行ければ」とあいさつ。「市民が互いに協力し、価値の高い景観の保全と創造に取り組む」などとする宣言文に、橋川渉・草津市長とともに署名した。

13/11/02

■湖岸景観、市域越え保全 大津、草津市が初の協議会(京都新聞電子版)
 琵琶湖をはさんで向かい合う大津市と草津市は2日、景観保全などに一体的に取り組む「びわこ大津草津景観推進協議会」を設立した。県内の自治体同士が景観の協議会を設立するのは初めて。越直美大津市長と橋川渉草津市長が「びわこ大津草津景観宣言」に調印した。今後、同協議会で両市を対象にした景観基本計画も策定する。
 大津市では近年、湖岸沿いに大型マンションなどが増えている。一方、対岸の草津市は昨年、景観計画を策定し、湖岸や田園地域で高さ規制を定めた。
 両市は、景観のあり方について2010年から担当者レベルでの協議を7回開催。昨年9月には大津・草津湖上サミットを開き、両市長が湖上からの景観について意見交換し、景観対策に連携して取り組むため、両市職員らでつくる協議会の設立を決めた。
 2日、大津市柳が崎のびわ湖大津館で開かれた協議会の第1回会合では、琵琶湖の対岸景観や旧東海道の歴史的景観の保全、屋外広告物の規制や指導に共同で取り組んでいくことを確認。両市民が協力して価値の高い景観の保全などに取り組むことを内容とする景観宣言の文書に両市長が署名した。
 越市長は「両市の間の景観について市民にも理解していただき、景観をより良いものにしていきたい」と述べた。橋川市長は「近江八景など、歴史的にも大津と草津市は景観で結びついている。宣言を機に両市が発展し、よりよい景観づくりにつなげたい」と語った。

■ブラックバス駆除、小田原城址公園で捕獲調査(mbs NEWS)
 神奈川県小田原市にある小田原城址公園のお堀で、「特定外来生物」に指定されているブラックバスを駆除するための捕獲調査が行われました。
 ブラックバスは、国内の生態系に悪影響を及ぼすおそれがあるとして「特定外来生物」に指定されています。
 調査は午前5時から、小田原城址公園のお堀でブラックバスを釣り上げる形で行われました。小田原城址公園のお堀では2000年ごろからブラックバスが確認され、市では今では1000匹ほどが生息しているとみています。
 今回捕獲されたのは89匹で、昨年の同じ時期に捕獲された30匹に比べて大幅に増えたということです。市では他の魚などへの影響を考え、定期的に捕獲調査を行うことにしています。

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