Vol.64 日に日に深まる秋パターン

Ocfober 15, 2007

 10月に入ってからめっきり涼しさを感じるようになった琵琶湖。毎日のようにロッドを振っていると日に日に秋が深まっていくのを肌で感じる今日この頃です。もちろんかわるのは季節だけでなく、バスフィッシングのパターンもかわってきています。

 南湖での一発パターンは夏の代表パターン、ボディウオーターラインでのヘビテキパターンが徐々に爆発力がなくなってきており、明らかに秋のパターンであるシャローでのトップパターンと水深3m前後のフラットウィードでのバズベイト、スピナーベイト、マキマキパターンが調子よくなってきています。多くのバスが横の動きに反応する典型的な秋パターンです。

 中でも私のガイドでは今秋調子がいいのがバズベイト。例年にくらべとにかく水の状態がよくなく、しかもアオミドロたっぷりが付いた少し枯れ始めのウィードの中からバスを引きずり出すには、バズベイトのサウンド&ペラ回転によって生じる引き波が効果的のようです。爆音とともにバズベイトに飛び出すバスの姿は何度見ても興奮します。

 バズベイトへの反応が悪いときはスピナーベイトやマキマキの出番。これから水温が徐々に下がってくると、さすがにバズベイトは厳しくなってきますがこれらのルアーはまだまだこれからが本番。ウィードが薄くなってくるとバイブレーション、クランクなどの出番も多くなってくるはずです。

 秋の琵琶湖で忘れてならないのが、北湖での数釣りパターン。比較的イージーにバスをキャッチすることができるため、私のガイドでは癒しパターンと呼んでいます。小型トップ&ミノーやジグヘッド、ダウンショットリグ、ネコリグなどの各種ライトリグで狙いますが、正直ビッグバスは難しいですが、いわゆるサンパチクラス、30cm台後半のバスが混じることも多く、このクラスになると北湖バス特有の走り(!)の引きを見せてくれなかなか楽しませてくれます。南湖での一発狙いも決して楽ではないこの時期。このパターンはこのパターンでありかと……。景色がよい北湖は本当にロッド振るだけでも気持ちのいいものです。

 北へ、南へ、秋パターン真最中の琵琶湖に明日も出撃します。では、また。

■使用タックル
バズベイト&大型スピナーベイト
ロッド がまかつ・ラグゼサーミス677
リール シマノ・メタニウムMg7
ライン サンヨーナイロン・ナノダックス16lb
ルアー ハンクル・ダイナモバズ、ティムコ・デュアルソニック、ジャッカル・バラック 、シマノ・プロディジーデリートマスター3/4oz、デプス・Bカスタム5/8oz、3/4ozほか
小型スピナーベイト、バイブレーションプラグ&マキマキ
ロッド がまかつ・ラグゼサーミス676
リール シマノ・ニューメタニウムXT
ライン サンヨーナイロン・ナノダックス14lb
ルアー がまかつ・スピナーベイト1/2oz、OSP・ハイピッチャー3/8oz、ダイワ・TDバイブ、ZBC・ビッグデッドリンガー7gテキサスリグほか
北湖トップウオーター&ミノー
ロッド がまかつ・ラグゼサーミス666-H
リール シマノ・ニューメタニウムXT
ライン サンヨーナイロン・ナノダックス14lb
ルアー ティムコ・レッドペッパー、ラパラ・X-RAP、OSP・阿修羅ほか
北湖ライトリグ
ロッド がまかつ・ラグゼサーミス444S
リール ダイワ・セルテート2500
ライン サンヨーナイロン・アプロードGT-R FC5lb
ルアー いろんなライトリグ!
偏光グラス タレックス・イーズグリーン トゥルービュースポーツ(zealフレーム)

関根健太(せきね・けんた)

琵琶湖では青の王子様号を駆るバスフィッシングガイド。嵐山フィッシングエリアではトラウトゲームの伝道師。海へ行ったら青物、シーバス、根魚、アジ、サバ、イカからタイやヒラメの舞い踊り、グチ、ホウボウのカラオケ大会まで何でもこなすオールラウンドプレーヤー。テレビ、雑誌、新聞でマルチアングラーとして活躍するその正体は、子供の頃からの釣り好きがとことん煮詰まった筋金入りのプロアングラー。1971年生まれ。滋賀県大津市在住。スポンサーとガイドのお客さん募集中。


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07/02/07
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