Vol.60 夏の琵琶湖をヘビテキ&ハネラバで攻略

August 31, 2007

 梅雨明け直後から連日のように猛暑が続いた琵琶湖。特に盆休み直前からは最高気温が毎日35度を越え、外での仕事に慣れているはずの私もこの暑さにはちょっと・・・そんな暑さの中お越しいただいているゲストの方々には感謝、感謝でございます。

 船頭としてはそんな暑さが少しでも吹き飛ぶようにゲストの方にビッグバスをキャッチしてもらうべく1ozタングステンシンカーをセットしたヘビテキ&好調を維持しているハネラバをメインに一発を狙っています。

 今夏は梅雨が長引いた影響かサマーシーズンのビッグバスが好んで付くカナダモの成長が遅く、ヘビテキが最も威力を発揮する状態になる水面近くまでなかなか生えてこなかったのですが(カナダモの低い時期が長かった分ハネラバが調子よかったのですが・・・)。8月に入ってからは猛暑の影響で一気に水面近くまで生えてきました。ただしカナダモが水面近くまで生えている場所ならどこでもいいかと言えばそうでもなく、水通しがよい、適度な水深、あまり茂り過ぎていない、などなど条件をそれなりに備えている場所はそれほど多くはなく、またヘビテキそのものに関しても最近は使用するアングラーが増えてきた影響か明らかにスレが生じています。

 ヘビテキを本格的に導入した3年前は、それこそカナダモの中に入れるだけで50アップが連発なんてことも多々ありました。しかし、今年は晴天、ベタ凪ぎ、コンディション的には明らかにヘビテキという状況でもなかなかどうして難しいものがあります。そこで考えなければならないのがまずはエリアの選択。これまで南湖の真中、ボディウオーターに面し水面近くまでカナダモが群生しているエリアが定番エリアでしたが、誰でもわかりやすいこれらのエリアは明らかにプレッシャーが高いためにどうも反応がイマイチ。そこでボディウオーターからは外れますが比較的ロープレッシャーなあまり人目には付かないシャローエリアにある小規模なカナダモ群生エリアを狙っています。

 ルアーに関してもやはり一工夫しています。私のガイドではこれまで多用してきたZBC・ブラッシュホッグなどの大型ホッグ系の他、今夏からは少しシルエットの小さいZBC・スーパーホッグやストレート系のデプス・キンクー7インチなどをローテーションさせています。エリア、ルアーをいろいろと考えた末、ゲストの方にヘビテキでグッドサイズをキャッチしていただいたときは感無量ですね。今夏、私のガイドではゲストの方は最大58cm、私自身も59cmまではヘビテキでキャッチしています。

 カナダモが大きく揺れる影響か、ヘビテキの反応がイマイチとなる強風時のバックアップパターンはハネラバ。前回のレポートでもお伝えしましたが、やはりシルエットが小さいラバージグ&トレーラーが効果的です。水深3.5〜4mライン。ウイードエッジに近いエリアでベイトの反応が濃い場所を狙っています。

 間もなく8月も終わり、水温が徐々に下がりだすとバス達の動きもかなり活発になるはず。ビッグバスパターン、ヘビテキ&ハネラバパターンがどのように変化していくのかしっかり追いかけていきますよ!

■使用タックル
ヘビテキ
ロッド がまかつ・ラグゼサーミス677&ラグゼチェイズ70-MH
リール シマノ・ニューメタニウムXT
ライン サンヨーナイロン・沖釣伝説4号
フック がまかつ・ワーム316#3/0
シンカー タングステン1oz
ルアー ZBC・ブラッシュホッグ、スーパーホッグ、デプス・キンクー7in
ハネラバ
ロッド がまかつ・ラグゼサーミス677
リール シマノ・メタニウムMg7
ライン サンヨーナイロン・沖釣伝説5号
ルアー デプス・ハイパーフットボールジグ&ヘッドロックジグ3/8oz
トレーラー ZBC・ベビーブラッシュホッグ、ウルトラバイブスピードクロー
偏光グラス タレックス・イーズグリーン、グレーO.A.(zealフレーム)

関根健太(せきね・けんた)

琵琶湖では青の王子様号を駆るバスフィッシングガイド。嵐山フィッシングエリアではトラウトゲームの伝道師。海へ行ったら青物、シーバス、根魚、アジ、サバ、イカからタイやヒラメの舞い踊り、グチ、ホウボウのカラオケ大会まで何でもこなすオールラウンドプレーヤー。テレビ、雑誌、新聞でマルチアングラーとして活躍するその正体は、子供の頃からの釣り好きがとことん煮詰まった筋金入りのプロアングラー。1971年生まれ。滋賀県大津市在住。スポンサーとガイドのお客さん募集中。


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