March 8-9, 2006 Vol.2 琵琶湖プラクティススタート


 3月8日(水)、愛艇、白馬の王子号のメンテナンスが終了し、午後からようやく琵琶湖へ今シーズン初出撃。天候は晴れ、風もなく暖かい。これで花粉がなければ最高なのですが……(かなりの花粉症です)。でもひさびさの琵琶湖。やっぱり楽しみで仕方ありません。


 さてさて、夕方までの半日と限られた時間。まずはこの時期ガイドエリアとして外すことのできない南湖西岸の各ワンドエリアを中心にチェック開始。まずはワンドの沖から魚探を掛け始め、ウィードの生え具合、水温、水の色などをチェック。フムフム。まず感じたのが、昨シーズンとくらべて明らかにウィードの量が少ない。これだけウィードが枯れた冬もひさしぶりのような気がします。

 ここと思う場所ではエレキを降ろし、実際にルアーをキャスト。キャストするルアーはバイブレーションとスピナーベイトなどの巻き物系がメイン。これは釣るためだけではなく、あくまでもウィードへのコンタクトとスピディーさを優先してのルアーセレクト。現在の南湖においては、ポイントセレクトを行う際にかなりのウエイトを締めるのがウィードの種類、生える位置、生え方などなど。これらを確認するためにはある程度までは魚探、肉眼で調べることは可能ですが、やはり最終的にはキャストしたルアーに引っ掛かるウィードを自分で確認しないことには確信を持って判断することはできません。

 ルアーをキャスト。リトリーブ中のルアーにウィードが引っ掛かる。ウィードをルアーから外しながらチェック。これを延々繰り返しながら西岸各ワンドをチェックすると、なんとく春を意識したバスが入ってきそうな気になる場所を何カ所か発見することができました。しかしスピードの速いルアーではバイトはなし。ルアーセレクトが悪いのかタイミングの問題なのか、う〜ん、考えることしばし……。まあ、あわてても仕方がない。気分転換でもするかと、巷で話題の南エリアの様子を見に行くことに。


 到着すると平日にも関わらず10隻近いボートが浮いている。魚探を見るとベイトというよりいかにもバスっぽい反応まで出ている。試しにジグヘッドリグをキャストすると数投目で30cmクラスがヒット! とりあえず今シーズン初バスをキャッチ。続けてこの時期にしてはちょっと細いながらも40アップをキャッチ! まわりでもかわいいサイズが多いがポツポツと上がっている。

 バスがいるのがわかったらもう用はない。早々に見切り、他のエリアのチェックと言いたい所ですが、バスの反応があるのでついつい長居してしまい、かわいいサイズでしたが3本追加。それにしても3月上旬でこれだけバスが濃いエリアは貴重ですね。週末ともなれば大船団になるようです。釣りたい気持ちは皆同じ、譲り合いの精神とくれぐれも陸っぱりアングラーの方々のことも考えてあげてくださいね。


 迎えた夕まずめ。西岸エリアに戻り、さきほどの気になるポイントに入りなおし、今度は少し本気モードで狙ってみることに。バイブレーションをしっかりと生えているウィードのツラギリギリにトレース。2バイトあるものの乗らない。ジグヘッドにチェンジ。やはりウィードのツラをトレースする。バイト! スイープに合わせを入れるとフッキングに成功。春らしいブリブリの45アップでした。


 翌9日も午後から出艇。西岸エリアを前日よりさらに細かくチェック。巻き物系のルアーではキャッチできませんでしたが、ジグヘッドリグで43cmを1本キャッチ。これも春を意識したバスが入ってきそうな場所でのヒットでした。

 3月11日(土)から、いよいよ今シーズンのガイドスタートです。天気予報ではポカポカ陽気になりそうな感じ。気持ちいい気候の元、ゲストの方にグッドコンディションのバスをキャッチしてもらえるよう頑張ります。では、また。

使用タックル
ジグヘッドリグ
ロッド がまかつ・ラグゼサーミス444S
リール スピニングリール
ライン サンヨーナイロン・アプロードGT-R FC 5lb
ジグヘッド がまかつ・ラウンド25 1.8g #2
ワーム 4inワーム
偏光グラス タレックス・イーズグリーン

関根健太(せきね・けんた)

琵琶湖では白馬の王子様号を駆るバスフィッシングガイド。嵐山フィッシングエリアではトラウトゲームの伝道師。海へ行ったら青物、シーバス、根魚、アジ、サバ、イカからタイやヒラメの舞い踊り、グチ、ホウボウのカラオケ大会まで何でもこなすオールラウンドプレーヤー。テレビ、雑誌、新聞でマルチアングラーとして活躍するのその正体は、子供の頃からの釣り好きがとことん煮詰まった筋金入りのプロアングラー。1971年生まれ。滋賀県大津市在住。スポンサーとガイドのお客さん募集中。


関根健太オフィシャルホームページ

お知らせ
06/03/10
3月19日(日)に嵐山フィッシングエリアで開催されるフィッシングエイト&エサ一番グループ主催のエリアフィッシングフェスティバルin嵐山のゲストとしてお手伝いさせていただきます。詳細は上記各店舗にて。
06/03/07
3月11日から琵琶湖のバスフィッシングガイドを再開します。ただいま5月中旬までの予約受け付け中

トラックバック
06/03/09
B.B.C.ホット情報
3月に入って関根健太プロの新連載「ケンタのブログのようなもの」がスタートしました。関根プロについては、盟友の杉戸繁伸プロが詳しく紹介してくれてますから、ここで言葉を足す必要はないと思います。タイトルの「ブログのようなもの」というのは、ブログみたいだけどブログではないという意味です。(全部読む)
06/03/09
杉戸繁伸の琵琶湖ガイド情報
かわら版に新入部員が入ってきました。もうすでにごらんになられたとは思いますが、関根の健ちゃんのページができました。彼もかなりやり込んでおり、夢話を話せる友人の1人。彼は、純粋に釣りだけで飯を食っており、かつ完全に自立している数少ない貴重なプロアングラーです。(全部読む)

最近の記事
06/03/08
はじめまして、関根健太です

バックナンバー