Satoshi Okumura's
ぶちょうウィークリー
Vol.2

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April 02, 2008 ライフジャケットは何のため?

 ちょっと恐い話です。あなたはボートに乗るときにライフジャケットは着用されていますか? ライフジャケットは、車のシートベルトと同じで、貴方の命を守る道具です。だから、シートベルトと同じで「着けろ!」と言われなくても、貴方のために、さらにはご家族のために着用するのが“あたりまえ”です。ところが、シートベルトと同じで、ライフジャケットは着用がとっても面倒です。暑い夏になったらなおさらです。ってことで「着るのやめーた!」という判断をしてしまうと・・・。

 まずは水上警察から2回注意されると20万円以下の罰金です。1回はチャンスをくれるのでまだ警察は優しいですね。ところが、もしあなたの船が転覆、もしくは沈没し、あなたが不運にも行方不明になってしまったら・・・。当然、残された家族は悲しみます、そして、あなたが一家の大黒柱なら家族は経済的に困窮します。「生命保険に入っているから大丈夫♪」、実はそういうわけにはいきません。行方不明者は“失踪者”になるので、すぐには保険金は下りません。最長で7年かかります。ですので、家族のために、すぐに発見されるように、そして経済的に苦しまないように、ライフジャケットを着用してください。

 上記のようなことは、琵琶湖のガイドなら頭に叩き込まれています。ゲストの命を預かるのも、ゲストのご家族を安心させるのも、ガイドの仕事です。ですので、ガイドにお越しいただいたゲストさんには、必ずライフジャケットを着用していただいています。「面倒やから嫌や!」なんてゲストさんには、例え3億円もらっても即刻下船していただきますので、ご覚悟を〜!

 ん〜、でも、3億円なら・・・・・・アカン、アカン!

おくむら・さとし

1971年生まれ。滋賀県大津市在沖。CS釣りビジョンの番組「進め!西日本バスクラブ」で部長役を務めたことにより、愛称が「ぶちょう」になりました。どこかの会社の部長ではありませんのであしからず。琵琶湖とは、オカッパリアングラー時代やトーナメンター時代を経て、現在はフルタイムガイドとしてお付き合いさせていただいています。お付き合いは、三つの時代を合わせて、かれこれ30年になりますが、まだまだ琵琶湖の「イロハ」をすべて把握するには至っておらず、試行錯誤の日々が続いています。そんな試行錯誤から生まれた琵琶湖に関する「よもやま話」や、ガイドでの様々な「出会い」、さらには開発に携わるルアー達の「内緒話」などなどを綴っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします(ぺこり)


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