Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

99年8月21日

再びすさみ沖のカジキに挑戦
本命不発、メーター級シイラ大漁

 8月9、10日に続き、10日後の19、20日に再び和歌山県すさみ沖のカジキ釣りに挑戦しました。

 7月のグアムでは3日間で4回のストライクがあったものの、すべてフックが外れてバラシ。前回のすさみは2日目にストライクがありましたが、ファーストランの途中でラインブレイクして、これもバレてしまいました。6月のグアムから通算すると、6連続のバラシということになります。

 6回のバラシのうち3回は、大きなカジキがジャンプするのが見えた途端、フックが外れてしまいました。ルアーで釣っていると、5回ストライクがあって1回取れたら上々と言われるカジキ釣りですが、こういうのはやはりショックです。頭にきます。

 こうなったら、もう意地です。釣れるまで通う、と言っても、すさみのカジキのシーズンは例年8月末までなんですけど、チャンスがある限りは狙ってみようと、10日に大阪へ帰ってすぐに次の予約をしました。船は前回と同じ智丸(TEL0739-55-3774)です。

 ラインを巻きかえて、ルアーのフックを研いで、準備万端で迎えた8月19日は、あいにく朝のうち強い雨が降っていました。それでも波は大したことないので、船を出すことはできそうです。夜が明けるのを待って、天候を確認してから出発しました。

 この日は宝塚の金岡信康さんと一緒です。金岡さんは、すさみ沖で150kgのカジキを上げていて、智丸の常連さんです。実は金岡さんが先に予約を入れていて、B.B.C.服部が後からお願いして同船させていただきました。

 金岡さんのタックルは、なんとスピニングです。150kgを釣ったのはトローリングタックルだったんですけど、今年、かなりデカイのをスピニングタックルで掛けて、ランディング寸前まで寄せてラインブレイクでバラしています。なんとかスピニングでカジキを上げたいということで、金岡さんがスピニングタックルを2組、B.B.C.服部がトローリングタックルを3組みの計5組のタックルをセットしました。

 ルアーを引き始めて間もなく、最初のストライクがありましたが、ラインが突っ走りません。タックルをロッドホルダーにセットしたままリールを巻いて寄せてくると、1m近いシイラです。カジキ用のルアーのダブルフックの内の1本が、がっちりとハリ掛かりしています。

 その後、ストップフィッシングまでに釣れたシイラが5尾以上。途中でフックが外れたりとかで、ストライクは10回近くありました。トローリングタックルにきたらまだいいんですけど、金岡さんのスピニングタックルにきたらたいへんです。釣れるたびにふーふー言いながら巻き上げないといけません。

 最後には、ショートラインの80lbのタックルのラインをけっこうなスピードで引き出して、軽く1mを越えるシイラが釣れてきました。始めからシイラ釣りなら、けっこうな成績なんですけどね。大きなシイラを釣りたいアングラーには、これからしばらく、すさみ沖が狙い目かもしれません。ルアーのまわりでピョンピョンと、いっぱい跳ねてたぐらいですから、シイラはかなりたくさんいるみたいです。

 翌20日も、やっぱりシイラ釣りに終始しました。釣り終わってから、智丸の朝本智夫船長とお茶を飲んでいるところへ、沖で釣りをしているアングラーから電話がかかってきました。カジキがヒットしたらしいんですけど、マイボートの年輩の夫婦2人しか乗ってないので、ランディングできないから手伝いに来てほしいという電話です。

 朝本船長は、以前にこの夫婦を手伝って、100kg以上のカジキを取り込んだことがあるそうです。それ以来、大きなカジキが掛かったときは電話がくるようになりました。さっそく国際救助隊の出動です。場所はすさみ漁港の西沖約2マイル。最初のうちは、なかなか船が見付かりませんでしたが、しばらく走っていくと、それらしい船が浮かんでいるのが見えてきました。

 その船影目指して走って行くところへ、再び電話がかかってきました。「えーっ。なんやいな。そーですか」と朝本船長が言って、電話を切ると同時に船のスピードを落とし、舵を切ってUターンさせます。老夫婦2人で、なんとかかんとか寄せてきた魚は、これまた大きなシイラだったそうです。

■B.B.C.ホット情報データベースへ
■B.B.C.ホット情報のテーマ別インデックスへ