Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

99年3月4日

常吉リグはJapanese "Tunekiti Rig"
英語訳はEverytime Lucky Rig

 昨年4月にアメリカ・ニューメキシコ州エレファントブットリザーバーで開催されたB.A.S.S.ニューメキシコインビテーショナルで、加藤誠司プロと宮崎友輔プロの2人の日本選手が入賞したことはBassingかわら版でもお伝えしました。そのときのもようが、2月中旬にアメリカでテレビ放送されアメリカと日本で話題となっています。

 このトーナメントで優勝したデニス・ホイは、2日目に加藤プロのパートナーになりました。デニスのパターンはミノーのジャーキングだったのですが、この日、加藤プロはポインター78(日本名ビーフリーズ78)と常吉リグを使って、5尾対4尾で釣り勝ってしまいました。

 その後、デニス・ホイがビーフリーズと常吉リグを使ったのは、言うまでもありません。そして、これら日本生まれのルアーとリグが、デニスの優勝の大きな力となったのです。

 この番組は「ザ・バスマスター」のタイトルで毎週放送されていて、日本でも知っている方は少なくないと思います。トーナメントの様子を伝える内容のときは、バスマスターズクラシックなどの大きな試合を除けば、約1年後の同じシーズン放送されるのが普通です。昨年4月のトーナメントを取材した番組が今年2月に放送されたのは、少しでも見ている人の釣りに役立つように、との配慮からです。

 番組の最後にプロが最新のテクニックを解説するパートがあって、今回はデニス・ホイが常吉リグの解説をしていました。常吉リグは、英語ではドロッパーリグとなってたんですけど、解説の中ではっきりと「Japanese "Tunekiti Rig"」という名前が出てきたました。これには非常に驚くと同時に感心しました。それと、常吉リグの名前を番組の中で「Everytime Lucky Rig」と訳していたのは、加藤プロがデニスにこう言ったのを番組でも使ったのだそうです。

 日本製のルアーとリグがB.A.S.S.トーナメントを制したということで、番組の放送後、アメリカでかなり話題になっているそうです。

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