Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

99年2月13日

かつてない厳しさが続く
琵琶湖のウインターゲーム

 低気圧が太平洋岸をなめるように通過した2月11日、滋賀県琵琶湖周辺は南部で雪まじりの雨、北部は雪が降り続くあいにくの天候になりました。釣りをしているバスアングラーの数もとても少なくて、真冬のオフシーズンの谷底にさしかかった感じです。

 心配された雪は、12日まではそれほどでもなく、南部の大津市周辺は少し積もったのがすぐに解けてしまった所が多かったようです。ところが、12日午後から気温が下がり始め、夕方には雨が雪にかわりました。写真は13日朝に大津市今堅田で撮影したものですが、4日に続いて見事な雪景色になりました。

 バスフィッシングは、とても厳しい状態が続いています。どれぐらい厳しいかと言うと、リブレのガイドスタッフでさえ、バスを釣ってくるのに苦労しているほどです。ガイドのお客さんも、なれた人ならいいんですけど、いきなり琵琶湖へ来た人なんかだと、1日持ちこたえられずに途中でギブアップしてしまうことが少なくありません。

 下野正希プロは12日のビデオ取材で15尾以上のバスを釣ってきましたが、こんなのは例外中の例外です。普通は釣れても1尾か2尾。ボートで釣りをしているアングラーの平均の成績はゼロ・コンマ数尾で、おそらく限りなくゼロに近いはずです。ちなみに、下野プロはビデオの取材中にフナも釣ってました。

 例年なら真冬の定番といわれるポイントでも、この冬はほとんど釣れない厳しい状態です。釣れても交通事故的な感じで、きれいなパターンがなかなか成立しません。岸釣りも、1月中頃までは多少は釣れてるポイントが何カ所かあったんですけど、それがどんどんなくなっていってる状態です。

 バスを釣るのがとても難しいことに加えて、この冬は強風が吹き荒れる日が異常なほど多く、さらに2月に入ってからは雨や雪が降るようになりました。そのため、バスを釣る以前に、釣りをしているだけでもたいへんです。こういう状況がいつまで続くのかは、前例のない厳しさだけに簡単に予想できませんが、とりあえずまだしばらくはがまんの釣りが続きそうです。

 釣りの出かけるのなら、南湖よりも北湖の思い切って北寄りのポイントを選んだ方がいいかもしれません。その方が、雪はあるかもしれませんが、バスフィッシングのパターン的には荒天の影響を受けにくく、いくらかでもまともな釣りになると思います。狙うのなら大溝以北の湖西、湖北エリアの港まわりということになるでしょうか。

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