冬型の気圧配置が急激に発達したことによる冷え込みと強風は、9日になっても衰えず、滋賀県琵琶湖は大荒れになりました。さすがにアングラーの姿もまばらで、岸釣りのポイントはガラガラ、ボートは影も形も見えません。
ところがです。なんと、琵琶湖プラクティスレポートのみたらー、こと御手洗雄一プロは、こんな天候をついて琵琶湖へやってきたのです。愛知県豊田市からやって来る途中の名神高速は関ヶ原周辺が吹雪で、通行止め寸前だったといいます。当然、9日の琵琶湖は大荒れで、ボートを出すこともできません。
朝早く、リブレの桟橋へ行ったら、ほかのアングラーは誰も来ていなかったそうです。さすが、98年度Bassingかわら版釣りバカオブザイヤーを獲得しただけのことはあります。御手洗さん、あんたは偉い!! 日本屈指の悪路、国道425号を走破して池原ダムへやって来たのに次ぐ快挙です(詳しくは御手洗雄一の琵琶湖レポート98/12/29をごらんください)。
ところが御手洗さん、これぐらいでめげてはいません。お昼近くになって、「これから兵庫県の猪名川へニジマス釣りに行くよ」と誘ったら、「一緒にいきます」と反射食いで乗ってきました。
というわけで、一路猪名川へ。途中、西大津バイパスから見た浜大津周辺の南湖は、東寄りの広いエリアが赤茶色に濁っていました。「やっぱりすごいわ」と御手洗さん、妙に納得していました。
ニジマス釣り場では、バス釣りができないうっぷんを晴らすかのごとくルアーを投げまくり、ニジマスとイワナをゲットしました。一番大きなニジマスは60cm、2kgを軽く超えていました。最後にはミノーのスプリットショットで3尾立て続けに釣り、溜飲を下げていました。さすがバスプロ。管理釣り場のニジマス相手でも、情け容赦がありません。
猪名川からの帰り、名神高速は雪のため栗東-竜王間が通行止めになっていました。この原稿を書いている9日夜現在、御手洗さんは「明日、家へ帰れるんだろうか」と心配しています。今はそんなこと言ってても、明日、琵琶湖の波がやんだら、きっとボートを出してることでしょう。どうなったかは、御手洗さんの琵琶湖レポート(今回はニジマスレポートかも)をごらんください。
同じ1月9日、下野正希プロは仕事の間隙をついて、奈良県の分川池へヘラブナ釣りに行っていました。15日に開かれるトーナメント(もちろんヘラブナ釣り)のプリプラクティスなんだそうです。下野プロも負けてませんね。
なるたく、こと成尾拓史君は、この日、関空からアメリカへ向けて出発しました。彼のために言っときますが、遊びではなく仕事です。有名な大手のタックルショップを辞めて、自力で日本とアメリカを行ったり来たりしながら、なんとかご飯を食べてるんですから、成尾君もやるものです。98年度Bassingかわら版釣りバカオブザイヤー第2位に燦然と輝いただけのことはあります。
というようなことで、大荒れの週末は過ぎようとしています。御手洗さんは無事に家へ帰ることができるか。下野プロのトーナメントの成果はいかに。成尾君はアメリカのどこをほっつき歩くのか。今後のBassingかわら版に乞うご期待。