Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

98年10月29日

コンピュータショップチェーンの雄COMP USAへ行ってきました

 アメリカへ来ると、いつもお世話になっていた知人が急に亡くなり、お葬式に出席するためにアメリカへ来ています。

 お葬式は予定通り終了し、夕方近くから少し時間があったので、一度行きたいと思っていたアメリカのコンピュータショップへ行ってきました。

 COMP USAと言う名前は皆さんも聞いたことがあるかもしれません。アメリカでも最大級のコンピュータショップのチェーンで、いつも泊まってるコスタメサ市のモーテルの近くにも何軒かあります。一番近い店は、モーテルから車で10分ほどの所にあって、前から行こう行こうと思っていたんですけど、いつもは釣りの予定がけっこういっぱいいっぱいなのでなかなか行けませんでした。今回は釣りに行かないので、その分、時間に余裕があります。ちょうどいい機会なので、行ってみることにしました。場所はイエローページで調べれば、ストリートの名前からだいたいの場所の見当が付きます。こういうときにアメリカでは、イエローページがとても便利です。

 COMP USAの店内は、残念ながら写真を撮ることができませんでした。こちらはスーパーなんかでも、「写真撮影はご遠慮ください」と言うお店が多いんです。というわけで、レポートは文章だけになります。それと、はっきり言ってウインドウズ機のことはさっぱりわかりませんので、具体的な話はマッキントッシュのことだけに限らせていただくことにします。

 日本のちょっとしたスーパーほどもあるCOMP USAの広い店内は、ハードもソフトも90%以上がウインドウズ関係の品物です。品物の内容についてはよくわかりませんが、とにかくハードもソフトも思い切りたくさんあります。それと、ウインドウズ機用のゲームがすごく多いことにはびっくりしました。釣りのゲームもいろいろあって、バスからフライ、ソルトウオーターまで一通りそろっています。日本でも話題になったトロフィーバスというゲームは20ドル台で売ってました。また、内容はよくわかりませんが、B.A.S.S.のタイトルが付いたバスフィッシングのゲームも売ってました。

 Macはスペースこそしっかりしているものの、広い店内の片隅を占めているだけで、日本よりもアメリカの方がMacのシェアが小さいという現状をよく反映しています。これは、大きなスーパーのコンピュータ売り場へ行くともっとはっきりしていて、Macは影も形もありません。

 ところが、スペースの狭さとは裏腹に、Macの機種はよくそろっています。話題のi-Macがゴロゴロあって、PowerMacG-3やPowerBookG-3も一通りはそろっています。こちらでは、i-Macを手に入れにくかったのは、発売直後だけだったようです。日本でも超品薄のPowerMacG-3の333MHz版とPowerBookG-3の300MHz版がお店にないのは、こちらでも同じです。ただし、それ以外の機種はたいていあります。それと、日本では見かけなくなった604e機のPowerMac8600/200がまだありました。

 値段は、ドルを日本円に換算すると、まあよく似たものです。現在のレートが120円ちょっとですから、それで計算すれば、いくらか安いかなという程度です。Mac本体よりも、英語版のアプリケーションが安いのと、ZipやJazzなどの外付けのドライブの安さが際立っています。ウインドウズ機用のZipドライブなんか、99ドルで売ってました。ただし、ディスクの値段は日本と同じようなものです。日本でよく使われているMOは、ドライブもディスクも見付けることができませんでした。

 今回、COMP USAへ行った一番の目的は、PowerBookのCPUのアップグレードが、こちらで安くできるかどうかを調べることでした。ところが、日本のMac専門店ならけっこう置いてるPowerPC G-3のアップグレードカードが、ほとんどありません。聞いてみたら、「デスクトップ用のが1種類だけあるけど、PowerBookのCPUアップグレードは置いてないし、扱ったこともない」という返事でした。普通のアメリカ人は、CPUのアップグレードなんて、あまり考えないんでしょうか。

 アメリカだけでなく、琵琶湖を離れて仕事をしているときは、PowerBook1400CS/117を使ってるんですけど、発売から3年もたつと、PowerPC603/117MHzのCPUはとても遅く感じてしまいます。そこで、CPUをG-3にかえたら、快適に仕事ができるはず、なんて考えてるんですけど、CPUだけ早くしてもハードディスクやビデオ回路の性能はそのままなので、値段に見合った効果があるかどうかが気がかりです。安ければ、すぐにアップグレードしちゃうんですけどね。アメリカのショップなら、その境界線を超える値段になってないかと思ってCOMP USAに来たんですけど、残念ながら結果は不発でした。

 明日もけっこう時間があります。新しいジャンボジェットのビジネスクラスのシートには、ラップトップ用の電源があることを以前にBassingかわら版で紹介しましたが、そのアダプターを発売している会社が、モーテルからそんなに遠くない所にあります。イエローページでは場所がはっきりわからないので、電話で聞かないといけないんですけど、もしPowerBook用のアダプターが出ているようなら、明日の午前中に買いに行ってみようかと思っています。もしアダプターが手に入ったら、すぐに報告します。報告がなければ、PowerBook用のアダプターがなかったか、英語が通じなくて場所がわからなかったかのどちらかだと思ってください。

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