Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

97年2月28日

B.A.S.S.がホームページをリニューアル
トーナメントのデータベースがさらに充実したぞ

 インターネットのホームページを小まめにチェックしておられる方なら、すでにご存じかもしれないが、アメリカ最大のバストーナメント団体であるB.A.S.S.のホームページが大幅にリニューアルされた。と言っても、B.A.S.S.のホームページにアクセスして最初に出てくる画面は、イメージ的にそれほど大きな違いはない。大きくかわったのは、トーナメントを中心とするデータベースの部分だ。

 B.A.S.S.のトーナメントは、1日1日が終わる度に、全選手の成績をインターネットで知ることができた。また、トーナメント終了後には、試合展開や湖の状況などに関するレポートも見ることができた。さらには、インビテーショナルトーナメントやトップ100のシリーズの現時点の総合順位の知ることもできた。つまり、B.A.S.S.のホームページはアメリカのトーナメントに関心のあるアングラーにとってはすばらしいデータベースだったわけだ。

 ただし、これまでは詳しい成績や試合経過を知ることができるのは、最新のトーナメントに限られていた。今回のリニューアルで、その点が改善されて、トーナメントの成績と経過が、今シーズンの試合が終わったものについてはすべて見ることができるようになった。

 実際にアクセスしてみると、こんな具合だ。2月20日から22日にかけて、テキサス州サムレイバンリザーバーでセントラルインビテーショナルトーナメントが開かれた。ホームページでは、このトーナメントが始まる前に、フィールドの紹介や試合展開の予想を見ることができる。さらに加えて、過去にサムレイバンで開かれたトーナメントの成績もずらりと紹介されている。

 今回注目されていたのは、マイク・マックレランドがセントラルインビテーショナルシリーズで3連勝できるかどうかだった。そのことは試合が始まる前にホームページで知らされていた。そして、彼の今シーズンの成績が知りたければ、10月と12月に開かれたセントラルインビテーショナルトーナメントの成績をチェックすれば、キャッチしたウエイトから試合展開まで、すべて知ることができる。このあたりがデータベースとしてのインターネットの威力だ。

 バスフィッシングを中心とするホームページは日本にもたくさんあるが、一般の人が見て面白いと思うような内容をどんどん紹介しているページは少ない。ましてや、次々と新しい内容を送り出し続けているホームページは、本当に数えるほどしかない。釣りの世界に限って言えば、世間で騒がれているほどにはインターネットは威力を発揮していないのが現状である。

 B.B.C.がバスフィッシング専門のホームページであるBassingかわら版をスタートしたのは96年の7月だから、すでに半年以上が経過している。その間、JBトーナメントやフィッシングショーを速報したり、週刊ルアーニュースの提供を受けて関東以西の100カ所にも及ぶフィールド情報を毎週発信するなど、様々な試みを行ってきた。また、目次にあたるページの内容が乱雑になってきたので、つい最近になって新しく小改良を施したばかりである。

 Bassingかわら版は個人で運営しているホームページなので、技術的にも時間的にもできることに限界があるのは事実だ。そのあたりについては、この先どのように発展させるかを考えながら、様々な内容を取り込み、小改良を加え続けて現在に至っている。

 このような現状でB.A.S.S.のホームページを見たとき、その内容は本当にすばらしいと言わざるを得ない。トーナメント団体が運営するホームページなので、トーナメントが開かれる湖に関する情報やトーナメントの成績が中心であり、日本の一般レベルのアングラーが見て興味を引かれるような内容が多いとは言えないのは事実だが、それにしても情報の豊富さには感心させられる。

 現在のインターネットのホームページは、新しい技術を使ったデザイン面に力を注ぐあまり、見た目に内容が追い付いてないページがあまりにも多い。その点、B.A.S.S.のホームページはこけおどしのデザインには凝らず、内容を重視する姿勢に好感が持てる。遠く太平洋を越えていつでもアクセスすることができ、最新のトーナメントの成績やシリーズの順位はおろか、過去のトーナメントの成績や試合展開などまで、日本に居ながらにして知ることができるというあたりに、インターネットの本当の威力を感じる。

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