Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

96年7月19日

トーナメンターからゴムボートまで出動
梅雨明け直後の琵琶湖は早くも大賑わい

 「7月中旬前半に近畿地方の梅雨が明けたもよう」という気象庁からの発表があったのは7月15日のことだ。7月13日から14日にかけての週末、滋賀県琵琶湖は、それまでの梅雨空から一転して真夏のような好天になった。

 7月後半から8月にかけての真夏の琵琶湖は、岸釣り、ボート釣りを問わず1年間でもっとも大勢のバスアングラーがやってくる季節だ。梅雨明けを待ちかねたかのように、14日の日曜日はたくさんのゴムボートが釣りに出ていた。特に琵琶湖大橋東詰め近くのポイントは、ゴムボート、レンタルローボート、エンジン付きレンタルボート、バスボートなどが入りまじって思い々々にゲームを楽しんでいた。

 14日に琵琶湖大橋より南の南湖で開かれたチャプター湖南トーナメントにはシニア、ジュニア合わせて217人が参加。うち約半分の118人がバスをキャッチした。1週間前に同じ南湖で開かれたJB(日本バスプロ協会)ウエスタンプロトーナメントでもバスをキャッチした選手は約半分だったから、全体の成績はほぼかわらない。現在の南湖ではこれぐらいが平均的な成績ということだろうか。好天に恵まれたためか、グッドサイズは沖寄りのポイントで多く出ていたようだ。また、2kg前後のビッグフィッシュが全体で4、5尾出ていたのが目立った。

■成績は次の通り
シニアの部(30cm以上のバス5尾の重量)
1位5680g大薮秀樹/2位5500g米田巳智泰/3位5200g土屋啓嗣/4位4650g瀬戸山修/5位4410g末永総一
ジュニアの部(25cm以上のバス3尾の重量)
1位1680g山根英輔/2位1540g高田篤志/3位1440g茶木隆弘/4位1380g多田淳史/5位1250g辻崇史

 シニアの部優勝の大薮選手は、沖寄りのブレイクと漁礁の中から濁りの薄いポイントだけを狙い3尾の45cmオーバーをキャッチした。ルアーはスピナーベイトと6inトーナメントワームのテキサスリグ、スライダーワームをセットした1/16ozジグヘッドリグを使い分けている

 2位の米田選手は赤野井の真珠ダナと鐘化沖のエリ跡で40cmオーバーをそろえた。ルアーは赤野井ではベビーシャッド、鐘化沖ではラバージグを使用。

 3位の土屋選手はディープホールの南西角付近のウィードエリアを1/16ozジグヘッドリグで攻略した。

 シニアの部全体では、4kg台で6位、3kg台で15位、2kg台で28位、1kg台で65位という成績。ビッグフィッシュは山岸直樹選手の2110gだった。

 ローボートで争われるジュニアの部は、唐崎マリーナでミニチューブのジグヘッドリグを使用し40cmオーバーをキャッチした山根選手が優勝。前日のプラクティスでは、同じマリーナの内側で40cmクラスが何尾も釣れたのが、本番にはポイントが外側に移っていたそうだ。2位の高田選手は自衛隊の杭を3inスラッグゴーの常吉リグで攻略。3位の茶木選手は唐崎マリーナ沖のウィードエリアでスライダーワームのジグヘッドリグを使用。

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