Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

06/05/13

池原ダムで数年ぶりの
ビッグバスラッシュ

 5月13日の奈良県池原ダムは予報通り朝から雨。一時はけっこう強く降ったんですけど、それでも大勢のバスアングラーが釣りに来てます。釣りに出てるボートは全体で100隻近いんじゃないでしょうか。ゴールデンウィークの谷間や終盤より多いぐらいです。なんせ連休以降、大きなバスがよく釣れてますからね。連休中に去年1年分ぐらいの60cmオーバーが釣れて、それがややスローダウンしながらもまだ続いてます。

 トボトスロープでは5月1日、2日に続いて7日に60cm4000g、8日に61cm、3800gが出ました。それ以外に50cm台後半が何尾も出てます。ほかの昇降業者やレンタルボート店でも大きなバスがよく釣れてて、60cmオーバーが池原ダム全体で10尾ぐらい釣れたんじゃないかという日もありました。大きなバスを見なれたボート業者のスタッフが、こんなに釣れるのは何年ぶりかと驚くぐらいですから、本当によく釣れてるんですね。

 連休後は雨続きで、池原ダムの水位はゆっくりと上昇。7日に雨が降る前にくらべて約2m増水しました。水質は、本流の上流部が一部泥濁りになってるけど、それ以外は悪くありません。雨は降ってるけど、ドカッとまとまって降らずに適度の水位上昇が続いてるのがいいんでしょうね。連休の好天で水温が上昇したところへ理想的な水の増え方で、スポーニングバスが一気に動き始めたんじゃないでしょうか。つまり、遅れてたシーズンが急に進んだ分、まとまって釣れてるわけです。

 現在の好調さについては、いろんな意見があります。コンディションが絶好であることは間違いないとして、昨シーズンの減水でバスがいじめられなかったのがよかったんじゃないかと考えてるアングラーやボート店のスタッフは少なくありません。これが池原ダムの実力で去年まで何年かパッとしなかったのはコンディションがよくなかったからじゃないか、禁漁区を設けたりバスアングラーが減ったりしてことで大きなバスがまた増えてきてるんじゃないかなど、楽観的な見方をしてるアングラーもいます。それとは反対に、コンディションがいいからバタバタッと釣れてるだけで、すぐに終わってしまうよと言うアングラーもいます。まあ、いろんな要素が複合してるんでしょうけど、この後しばらくの間の釣れ方を見れば、本当のことがある程度わかるでしょうね。

 七色ダムも好調です。大きなバスも出てるし、1日に10尾以上、20〜30尾も釣ってくるボートがあるぐらいなんですけど、絶好調の池原ダムの爆発力にはちょっとかないません。ここへ来て池原ダムの人気が盛り返してきた感じで、さてこれからのバスアングラーの動きがどうなるかが興味深いですね。

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