Presented by B.B.C./Biwako Bass Communications

06/01/12

雪が解けた琵琶湖は
冬のどん底

 滋賀県琵琶湖の人気岸釣りポイントにおの浜。1月12日朝の水温3度。温排水の川尻から見える範囲で釣りをしていたバスアングラーは4人。釣れたバスはゼロ。コイのスレアタリが数回。バスフィてんちょがフナを1尾掛けたのが、もしかしたら唯一の魚だったかもしれません。コイは飛んだり跳ねたりしてたから、たくさんいるみたいですけどね。バスはいるのかどうか、気配がありません。

 この冬のにおの浜は例年に増して厳しいみたいですね。水温は普通、低いときでも4度ぐらいはあるんだそうです。それが12月の大雪からこっち、3度台から4度台を行ったり来たりしてます。例年より1カ月以上早く年間の最低水温に達してからというもの、ずっと厳しい状況が続きっぱなしです。なんせ生きたフナのエサ釣りでも簡単には釣れないって言うんですからね。半端な厳しさではありません。

 厳しさは岸釣りだけでなくて、ボート釣りも難しいのはかわりありません。フィッシングガイドが本気で釣りをしても釣れるか釣れないか。ノーフィッシュがめずらしくありません。それでもボートを出してるアングラーはけっこういます。根性ありますねえ。リリース禁止でも、2ストローク禁止でも琵琶湖に残ったアングラーですから、それはそうかも。におの浜でフルキャストを続けてた岸釣りアングラー達は、遠投筋とシャクリ筋を今から鍛えてるんだと言いながら釣り続けてました。

 12日までは寒い天気が続きましたが、予報によると13日と14日は雨になって気温が上昇するそうです。これをチャンスと狙ってるアングラーは少なくないかもしれません。2月は暖かくなるという長期予報も出てるので、もしかしたら春っぽくなるのは意外と早いかもしれません。琵琶湖のバスは真冬の最低水温からちょっとでも上向いたら敏感に動き始めます。この冬は異例の季節の進み方をしてるので、それを捉えるタイミングが難しいかもしれませんね。そのためにも、釣り場で体を鍛えながらチャンスを待ち続けるのは悪くないんじゃないでしょうか。まだ先がちょっと長そうだけど……。

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